JP3505332B2 - 改良されたリング部材を有するバインダー部材 - Google Patents

改良されたリング部材を有するバインダー部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルースリーフなど
を綴じるためのファイル用バインダーに関し、詳しくは
バインダー部材のリング状部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】リング状の綴爪を使用する従来のバイン
ダーは、図4に示すように、一般に、例えば金属バネで
ある鞘状の弾性部材10により、中間の衝合部分12の
長手方向に沿って弾発的に上下動自在に支持された、例
えばプラスチック製の2つの長手方向部材14を有し、
各長手方向部材14の上面16には、この長手方向部材
の長手方向に間隔を置いて複数の半リング部材18、1
8が相対して配設され、各半リング部材18、18の先
端が合致して一続きのリングを構成するようになってい
る。一方の半リング部材の先端部には突起20を設け、
相対する他方の半リング部材の先端部には前記突起20
を受ける孔22が形成され、各半リング部材が合致した
状態で各先端部がその横断方向にずれて開かないように
している。また、前記半リング部材の各先端部は、相互
に衝合した時に隙間を生じないような平面となってお
り、このため、側方から見た場合に周縁部が角部24及
び26を有する形状とされている。
【0003】しかしながら、バインダー製造工程で使用
する成形金型の精度誤差或はバインダー使用中に綴じ込
んだルースリーフの重み等の原因によって、合致した各
半リング部材の各先端部間には横断方向における若干の
ずれが生じることがある。半リング部材が合致した状態
で各先端部がそのようにずれると、図5に示すように各
半リング部材18、18の合致部分28には若干の段差
が生じ、綴じ込んだルースリーフ30をめくる場合に、
その綴穴32がそうした段差、特には内側に生じた段差
に図示の如く引っ掛かることがしばしばある。そして、
そのように段差に引っ掛ったルースリーフ30は、これ
を無理にめくろうとするとその位置で破れてしまうこと
もある。
【0004】つまり、図6に示すように、めくられるル
ースリーフ30は、図で右側の半リング部材18の先端
部に綴穴32の下部34の位置で引っ掛かると、引き続
くめくりの動作により、前記綴穴32の下部34を中心
として全体的に矢印aで示すように右下方向に回転しつ
つ引っ張られる。次いで綴穴32の上部36が右側の半
リング部材18の外側部分と接触すると、ルースリーフ
30は今度は前記綴穴の上部36を支点として回転する
ようになり、下端部38が矢印bで示すように回転して
図で左側の半リング部材18を押し上げるようになる。
これによりルースリーフの綴穴32の下部34は右側の
半リング部材18の先端部に更に深く引っ掛かるように
なり、やがて引っ掛かった綴穴32の部分に破れを生じ
ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の問題を解決する
バインダー部材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、一対の
長手方向部材5の上面9に長手方向に間隔を置いて複数
の半リング部材11、11が配設され、各半リング部材
11、11が、長手方向部材5の運動に応じて相互に閉
鎖及び開放し得る一続きのリングを構成するようになっ
ており、一方の半リング部材の先端部15には突起17
を設け、他方の半リング部材の先端部19には前記突起
17を受ける孔21を形成してなるバインダー部材1に
於て、前記各先端部15及び19の夫々の内側部分23
及び25を面取りしたことを特徴とするバインダー部材
が提供される。本願発明の好ましい実施例に於ては、先
端部15及び19の内側部分23及び25の面取りは曲
面状(丸み付け)に於て実施される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1から図3には本発明に従うバ
インダー部材1が示される。先ず図1を参照して説明す
るに、バインダー部材1は、全体的には図2に示す従来
のバインダー部材と同様の構造を有し、例えば金属バネ
である弾性部材3が、2つの、例えばプラスチック製の
長手方向部材5をその中間の衝合部分7の長手方向に沿
って弾発的に上下動自在に支持し、各長手方向部材5の
上面9には、これらの各長手方向部材の長手方向に沿っ
て間隔を置いて複数の半リング部材11、11が相対し
て配設されそれにより、各半リング部材11、11は、
長手方向部材5の上下動に応じて相互に閉鎖及び開放し
得る一続きのリング形状を構成し、このリング内にルー
スリーフ13(図3参照)を綴じ込むようになってい
る。
【0008】次ぎに図2を参照して説明するに、本発明
に於ては、従来品と同様に一方の半リング部材の先端部
15には突起17を設け、相対する他方の半リング部材
の先端部19には、前記突起17を受ける孔21を形成
するが、各半リング部材11、11の各先端部15及び
19の各内側部分23、25からは従来製品のような角
部が排除される。前記角部の排除は、各半リング部材の
各先端部15及び19の各内側部分23、25を、図2
に示すように曲面状に面取りすることにより除去され
る。このように面取りすることで、各半リング部材1
1、11の各内側部分23、25の間部分には、側方か
ら見て図示の如き概略扇形状の断面を有する溝27が創
出される。
【0009】各半リング部材11、11の各先端部15
及び19が合致する状態に於て、製造工程で使用する成
形金型の精度誤差或は綴じ込んだルースリーフの重み等
を原因として各先端部が横断方向に多少ずれた場合、本
願発明のバインダーに於ても、各半リング部材の内側部
分及び外側部分には従来技術に於けるような“段差”が
生じ得るが、各先端部15及び19の内側部分23、2
5からは前述のように角部が除去されていることから、
これら内側部分での段差は円滑なものとなり、ルースリ
ーフの破損を引き起こすような引っ掛かりを生ずるよう
なものではなくなる。即ち、バインダーに綴じ込んだル
ースリーフ13は、めくられる際には各半リング部材1
1、11の外側方向に引っ張られつつ、一方の半リング
部材から他方の半リング部材へと移動され、その綴穴2
9が各半リング部材の合致する先端部分の内側部分2
3、25に沿って移動する。この時、例えば、内側部分
23から内側部分25へと移行する際にこの内側部分2
5に対して生じ得る引っ掛かりは、前述の如く段差を円
滑としたことによって、ルースリーフを更に引っ張る力
で簡単に外れる程度のものとなり、ルースリーフにはな
んらの破損を生じることがない。
【0010】上の例では、鞘状の弾性部材3により拘束
した長手方向部材5、5を、半リング部材11、11を
上下動させることにより開閉する場合について説明した
が、この場合に限らず、各長手方向部材を相互にスライ
ドさせることにより半リング部材を開閉する場合、或
は、一端で枢着した2本の長手方向部材を左右に枢動す
ることにより半リング部材を開閉する場合に対しても本
願発明を同様に適用し得ることは勿論である。
【0011】
【発明の効果】前述の如き従来技術の問題を解決するバ
インダー部材が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】1態様に於ける本発明のバインダー部材の側面
図である。
【図2】本発明のバインダー部材の先端部の合致状況を
例示する部分拡大側面図である。
【図3】本発明のバインダー部材の先端部の合致状況で
の、ルースリーフをめくる状況を例示する部分拡大側面
図である。
【図4】従来のバインダー部材の図1と同等の側面図で
ある。
【図5】従来のバインダー部材の図3と同等の部分拡大
側面図である。
【図6】従来のバインダー部材に於けるルースリーフの
引っ掛かりの状況を例示する図5と同等の部分拡大側面
図である。
【符号の説明】
1 バインダー部材 5 長手方向部材 7 衝合部分 9 上面 11 半リング部材 13 ルースリーフ 15、19 先端部 17 突起 21 孔 23、25 内側部分 27 溝 29 綴穴 30 ルースリーフ 32 綴穴 34 綴穴下部 36 綴穴上部 38 下端部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の長手方向部材(5)の上面(9)
    に長手方向に間隔を置いて複数の半リング部材(11)
    が配設され、各半リング部材(11)が、長手方向部材
    (5)の運動に応じて相互に閉鎖及び開放し得る一続き
    のリングを構成するようになっており、一方の半リング
    部材の先端部(15)には突起(17)を設け、他方の
    半リング部材の先端部(19)には前記突起(17)を
    受ける孔(21)を形成してなるバインダー部材(1)
    に於て、 前記各先端部(15)及び(19)の夫々の内側部分
    (23)及び(25)を面取りしたことを特徴とするバ
    インダー部材。
  2. 【請求項2】 先端部(15)及び(19)の内側部分
    (23)及び(25)を曲面状に面取りした請求項1の
    バインダー部材。
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