JP3504269B2 - 電気駆動式作用剤投与デバイス - Google Patents

電気駆動式作用剤投与デバイス

Info

Publication number
JP3504269B2
JP3504269B2 JP50101695A JP50101695A JP3504269B2 JP 3504269 B2 JP3504269 B2 JP 3504269B2 JP 50101695 A JP50101695 A JP 50101695A JP 50101695 A JP50101695 A JP 50101695A JP 3504269 B2 JP3504269 B2 JP 3504269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
components
electrically driven
component
driven device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP50101695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09500292A (ja
Inventor
ラッティン,ゲイリー・エイ
ディクソン,デール・エイ
グレイス,マイケル・ジェイ
Original Assignee
アルザ・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルザ・コーポレーション filed Critical アルザ・コーポレーション
Publication of JPH09500292A publication Critical patent/JPH09500292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3504269B2 publication Critical patent/JP3504269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/04Electrodes
    • A61N1/0404Electrodes for external use
    • A61N1/0408Use-related aspects
    • A61N1/0428Specially adapted for iontophoresis, e.g. AC, DC or including drug reservoirs
    • A61N1/0448Drug reservoir
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/04Electrodes
    • A61N1/0404Electrodes for external use
    • A61N1/0408Use-related aspects
    • A61N1/0428Specially adapted for iontophoresis, e.g. AC, DC or including drug reservoirs
    • A61N1/0432Anode and cathode
    • A61N1/0436Material of the electrode

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電気駆動式(electrotransport)作用剤投与
デバイスに関し、さらに詳しくは、再使用可能な部分と
使い捨て部分とを有する、このようなデバイスに関す
る。
背景技術 “電気駆動(electrotransport)”は一般に、例えば
皮膚、粘膜又は爪のような、基体(substrate)を通し
ての電位の供給によって誘導される、物質の通過を意味
する。例えば、有効な治療剤を電気駆動によって人体に
導入することができる。電気駆動の1種である電気浸透
h(electroosmosis)は、電界の影響下で合成若しくは
生物学的膜から又は合成若しくは生物学的膜を通しての
液体の移動を含む。さらに広範に用いられる電気駆動式
プロセスであるイオン導入法は、荷電イオンの電気的に
誘導される駆動を含む。しかし、任意の一定の電気駆動
プロセスでは、これらのプロセスの2つ以上がある程度
まで同時に生ずる可能性がある。
したがって、本明細書で用いるかぎり、“電気駆動”
とは荷電、無荷電又はこれらの混合物である少なくとも
1種の作用剤の電気的に誘導される又は強化される駆動
を、作用剤が実際に駆動される特定の1種以上の機構に
拘わらず、含むように、その最も広範囲に可能な解釈を
与えるべきである。
電気駆動式デバイスは一般に、皮膚、爪、粘膜又は身
体の他の表面の一部と電気的に接触する少なくとも2個
の電極を用いる。一般に“ドナー”又は“アクティブ”
電極と呼ばれる、1つの電極は、それから作用剤が身体
中に投与される電極である。典型的に、“カウンター”
又は“リターン”電極と呼ばれる、他方の電極は、身体
を通して電気回路を閉じるために役立つ。例えば、投与
されるべき作用剤は正に荷電し、すなわち、カチオンで
あり、この場合に、アノードはアクティブ又はドナー電
極であり、カソードは回路を,完成するために役立つ。
或いは、作用剤が負に荷電する,すなわち、アニオンで
ある場合には、カソードがドナー電極になる。さらに、
アニオン作用剤イオンとカチオン作用剤イオンの両方を
投与すべき場合には、アノードとカソードの両方をドナ
ー電極と見なすことができる。
さらに、電気駆動式投与デバイスは一般に、身体に投
与すべき作用剤の少なくとも1個の溜め若しくは供給源
を必要とする。このようなドナー溜めの例には、Jacobs
enの米国特許第4,250,878号に述べられているようなポ
ウチ若しくはキャビティ、Jacobsen等の米国特許第4,14
1,359号に開示されているような多孔質スポンジ若しく
はパッド、又はWebsterの米国特許第4,382,529号に述べ
られているような予成形ゲル体がある。このようなドナ
ー溜めはアノード若しくはカソードと体表とに電気的に
結合して、これらの間に配置されて、1種以上の作用剤
又は薬物の固定した若しくは再生可能な供給源を形成す
る。さらに、電気駆動式投与デバイスは電源を有し、一
部のデバイスは薬物投与速度を調節するように設計され
た電気的制御器を有する。その他の任意の要素には、速
度制御膜、絶縁膜及び保護バッキング要素がある。
電気駆動式デバイス中の個々の要素は異なる寿命サイ
クル(life cycle)を有することができるので、電気駆
動式デバイスは2つの一般的な構成部分(component)
に分配するように設計することができ、1つは使い捨て
構成部分であり、他方は再使用可能な構成部分である。
例えば、ドナー溜めに含まれる薬物又は他の有効剤が、
例えば電源又は電気的制御装置のような、デバイスに用
いられるある種のハードウェアの有効寿命の完了のかな
り前に、枯渇することがある。この場合に、使い捨て構
成部分は作用剤溜めを含み、再使用可能な構成部分は電
気的制御器要素及び/又は電源を含むことができる。他
の例では、電源は限定された寿命サイクルを有するバッ
テリーであり、電気的制御器は長時間持続性(long−la
sting)ソリッドステート回路(circuitry)を含む。こ
の場合に、バッテリーを使い捨て構成部分中に配置し、
電気的制御器を再使用可能な構成部分に配置する。使い
捨て構成部分と再使用可能な構成部分の各々に想定する
ことができる、多くの要素の組合せが存在するが、本明
細書で用いるかぎり、“再使用可能な構成部分”なる用
語は、その有効寿命が、本明細書で“使い捨て構成部
分”と呼ばれる第2構成部分の有効寿命を越える、電気
駆動式デバイスの1構成部分を意味し、再使用可能な構
成部分が後に再使用されることができ、使い捨て構成部
分が廃棄され、新たな使い捨て構成部分と置換されるよ
うに、両構成部分は分離されることができる。一般に、
再使用可能な構成部分と使い捨て構成部分とは、完全な
電気駆動式デバイスを形成するために、機械的及び/又
は電気的結合手段によって、相互に結合する、この場合
に、このデバイスは患者の体表(例えば、皮膚又は粘
膜)と作用剤伝達関係に配置されるために適する。再使
用可能な構成部分と使い捨て構成部分とを有する電気駆
動式投与デバイスの具体例は、米国特許第4,865,582
号、第4,950,229号(第8欄、第38行〜第40行を参照)
及び第5,037,381号に開示される。
米国特許第4,865,582号(Sibalis)は再使用可能な電
源と使い捨て薬物溜めとを有する電気駆動式経皮薬物投
与装置(electrically powered transdermal drug appl
icator)を開示する。1実施態様(図2A参照)では、薬
物溜めはデバイス組み立て前にそれに固定された剥離ラ
イナー(ライナー48と類似)を恐らく有する接着面13を
含む。デバイスを組み立てるために、末端使用者は剥離
ライナーを剥離し、次に、使い捨て薬物溜めの接着面を
再使用可能な電源/制御器54に貼付する。剥離ライナー
はデバイス組み立て前にデバイスを遮蔽又は保護するよ
うに意図され、再使用可能な構成部分と使い捨て構成部
分とを配列する前に除去される。残念ながら、2つの構
成部分の結合中に、制御器54を使い捨て構成部分と正確
に配列することが時には困難である。この問題は、使い
捨て構成部分と再使用可能な構成部分とを誤った配列形
状に結合させる可能性がある接着剤13によって悪化す
る。このため、このデバイス組み立てによって、構成部
分の誤った配列と早期結合とが生ずる可能性がある。早
期接着後の再配列は末端使用者を少なくともいらいらさ
せ、接着剤又は薬物溜めに損傷を与える可能性もある。
接着結合するように設計された2つの構成部分を有す
る電気駆動式デバイスを他のコネクターによって又は他
のコネクターなしに組み立てるために、使用者は再使用
可能な構成部分を使い捨て構成部分に配列させ、任意に
適当な機械的及び/又は電気的結合を形成しなければな
らない。今までの電気駆動分野のデバイスは再使用可能
な構成部分と使い捨て構成部分との誤った配列を生じが
ちである。この誤った配列を訂正することは、特に誤っ
て配列された構成部分がひと度接着結合したならば、不
可能ではないとしても、困難である。構成部分のこの誤
った配列は組み立てた電気駆動式デバイスの作動に不利
な影響を与えうる。
発明の開示 したがって、接着結合させるのに適した再使用可能な
構成部分と使い捨て構成部分とを含み、これらの構成部
分を相互に接触させた後にこれらの構成部分の配列を容
易に調節することができる電気駆動式デバイスを提供す
ることが、本発明の目的である。
電気駆動式デバイスの再使用可能な構成部分と使い捨
て構成部分との配列の正確さと精度とを改良すること
が、本発明の他の目的である。
構成部分を相互に接着結合させる前に電気駆動式デバ
イスの再使用可能な構成部分と使い捨て構成部分とを配
列させることが、本発明の他の目的である。
本発明の他の目的は、構成部分を相互に接触させる前
に電気駆動式デバイスの再使用可能な構成部分と使い捨
て構成部分とを機械的及び/又は電気的に結合させるこ
とである。
本発明のさらに他の目的は、構成部分の配列中に電気
駆動式デバイスの2構成部分の早期接着の防止方法を提
供することである。
これらの目的を達成する、本発明の電気駆動式デバイ
スは、作用剤投与の開始前に相互に配列及び結合させな
ければならない2構成部分を含む。1構成部分は、好ま
しくは電源と関連制御回路とを含む再使用可能な構成部
分である。他方の構成部分は、好ましくは投与すべき有
効剤を含む使い捨て構成部分である。使い捨て構成部分
と再使用可能な構成部分とは多重の結合配向(この配向
の少なくとも1つが所望の結合配向である)で相互と結
合し、相互と接着するのに適した面を有する。構成部分
の少なくとも1つが接着性を有する結合面を有する。使
い捨て構成部分が接着結合面を有することが好ましい。
再使用可能な構成部分と使い捨て構成部分とを所望の結
合配向で配列させるための手段を備える。接着性剥離ラ
イナーを接着結合面に配置する。このライナーは結合面
が構成部分の配列中に相互に接着するのを防止する。構
成部分が所望の結合配向で配列したときに、ライナーが
結合面の間に介在する。構成部分の所望の結合配向での
接着結合を可能にするために、ライナーはこの挿入位置
から手動で容易に除去される。好ましくは、構成部分を
機械的に結合させるために1つ以上の機械的コネクター
を両方に備える。機械的結合が構成部分を電気的に結合
させるためにも役立つことが最も好ましい。したがっ
て、本発明は電気駆動式薬物投与デバイスの2構成部分
を相互に正確にかつ精密に配列させ、確実に結合させる
手段を提供する。
本発明の上記目的と、本発明に付随する多くの利点は
添付図面を参照した本発明の下記説明から容易に明らか
になると思われる。
図面の簡単な説明 添付図面に関連して、本発明をさらに詳細に説明す
る。
図1は、再使用可能な構成部分と使い捨て構成部分と
を結合させた後の、除去可能なライナーを除去する前の
電気駆動式デバイスの1実施態様の透視図である。
図2は、図1のデバイスの分解組み立て図である。
図3は、広げた状態の図1の除去可能なライナーの平
面図である。
図4は、広げた状態の本発明の除去可能なライナーの
他の実施態様の平面図である。
図5は、折り畳んだ状態の図4の除去可能なライナー
の透視図である。
図6は、再使用可能な構成部分と使い捨て構成部分と
が除去可能なライナー上の掴み手段の暴露を可能にする
対応くぼみを有する、本発明の電気駆動式デバイスの1
実施態様の分解組み立て透視図である。
図7は、本発明の使い捨て構成部分の1実施態様の横
断面図である。
図8Aは、広げた状態の2ピース除去可能なライナー実
施態様の1実施態様の平面図である。
図8Bは、折り畳んだ状態の図8A要素の平面図である。
図9Aは、広げた状態の2ピース除去可能なライナー実
施態様の第2要素の平面図である。
図9Bは、折り畳んだ状態の図9A要素の平面図である。
図10は、図7B及び図8Bライナーを含む組み立てた2ピ
ース除去可能なライナーアセンブリの平面図である。
図11は、図10の2ピース除去可能なライナーを含む電
気駆動式デバイスの1実施態様の分解組み立て透視図で
ある。
発明の実施態様 次に図面を参照すると、図1と2は本発明の電気駆動
式デバイス1の1実施態様を示す。デバイス1は再使用
可能な構成部分2と、使い捨て構成部分4と、これらの
間に配置された除去可能なライナー8とを含む。再使用
可能な構成部分2は好ましくは電源と関連制御回路とを
含み、使い捨て構成部分4は、図6にさらに明確に示す
ように、好ましくはドナー電極及びカウンター電極と、
溜めとを含む。構成部分の1つ(好ましくは、使い捨て
構成部分)の結合面は接着性であるので、両構成部分
を、以下で詳述するように、ライナーの除去後に剥離可
能に(releaseably)共に結合させることができる。さ
らに、接着面はライナー8を構成部分の輸送及びデバイ
スの組み立て中に使い捨て構成部分上に剥離可能に固定
することを可能にする。
図1と2の両方に見ることができるように、構成部分
2の周縁のサイズと形状とは構成部分4の周縁のサイズ
と形状と大体同じである。構成部分2と4は、図1に最
も良く示すように、配列時にそれらの各周縁によって相
互に接着結合するように設計される。したがって、図1
は構成部分1と2をそれらの所望の結合配向状態で示
す。デバイス1は構成部分2と4を所望の結合配向状態
で配列させるための手段を備える。図2に最も良く示す
ように、構成部分2と4を配列させるための手段は、デ
バイス1において、スナップコネクターである。しか
し、当業者は、慣習的な形式の配列手段がスナップコネ
クター6の代わりに使用可能であることを理解するであ
ろう。
構成部分2の下側上の雌型スナップコネクター(図示
せず)に構成部分4上の雄型スナップコネクター6を合
併させることによって、再使用可能な構成部分2と使い
捨て構成部分4(これにはライナー8が剥離可能に結合
する)とを結合させて、デバイスを組み立てる。アクセ
ス手段7(図3参照)をライナー8に備えて、(a)構
成部分2と4との間にライナー8を挿入して、雄型スナ
ップコネクター6をそれらの雌型対応物中に嵌合させる
ことを可能にし;(b)スナップコネクター6を妨害せ
ずにライナー8を除去することを可能にする。好ましく
は、この配列手段は構成部分2と4との間の初期の機械
的結合及び電気的結合をも与える。スナップ結合6は構
成部分2と4とを少なくとも機械的に結合させるという
付加的機能を提供し、スナップコネクター6が導電性物
質から成る(例えば、金属スナップコネクター又は金属
被覆スナップコネクター)場合には、これらは両方の付
加的機能を与える。
ライナー8は構成部分4の接着性結合面11に剥離可能
に接着した第1シート部分8aと、構成部分2に隣接した
第2シート部分8bとを形成するように折り軸8cにおいて
それ自体の上に折り重ねたシート状物質を含む。折り軸
8cの反対側のライナー8の端部の1つ上の掴み手段10に
よって、図2の矢印方向に引っ張るときにシートを容易
に滑動させるように、このシートは比較的低い摩擦係数
を有するべきである。この実施態様のアクセス手段はラ
イナー8中の本質的に平行なスロットであり、これらの
スロットは折り軸8cを横切り、ライナー8がスナップコ
ネクター6の作用を妨げないように、スナップコネクタ
ー6と配列する。掴み手段10を有するシート部分8bが接
着性結合面(すなわち、表面11)を有する構成部分と接
触しないことが好ましい。このようにして、接着性結合
面に沿って滑動することによって実質的に大きい抵抗に
直面するのとは全く異なり、シート部分8bは非接着性結
合面に沿って滑動する。したがって、掴み手段10が接着
性面11に隣接しないようなライナー8の配向は、構成部
分2と4の配列及び初期結合後のライナー8の取り出し
に要する力を最小にする。このような配向は組み立ての
困難さを軽減することによって患者又は装置の組み立て
者に有利である。
スナップコネクター6は、図1に示すように、デバイ
スの構成部分2と4をそれらの望ましい結合配向で配列
させ、機械的に結合させる。この初期の機械的結合が得
られた後に、掴み手段10を矢印方向に引っ張ることによ
って、ライナー8を除去する。これは、最初と、折り目
が構成部分4の表面11を横切るときの両方において、折
り軸8cにおいて表面11に本質的に垂直に作用する引張り
力によって、構成部分4の接着性結合面11から第1面8a
を開放又は剥離する。したがって、ライナー8を除去す
るために必要な力は、ライナー8が単一シートの形状で
あって、矢印方向に引っ張られた場合に接触面全体にわ
たって構成部分4にライナーを結合させるボンド(bon
d)を克服するために必要な、接着性面11に平行に作用
する剪断力よりも有意に低い。ライナー8を図2の矢印
方向に引っ張るときに、ライナー8中の折り軸8cが構成
部分2と4の表面を横切って容易に横断することから、
スナップコネクター6との相互作用によって妨げられな
いように、スロット7を配置する。
構成部分2と4を配列させる手段が機械的結合、電気
的結合又は両方をも与える場合には、機械的コネクター
及び/又は電気的コネクターが除去可能なライナーを通
って伸びることが通常必要である。このために、コネク
ターがライナーの折り重ねた状態を貫通するように、ラ
イナーを形成することが好ましい。多くの設計が当業者
によって考えられるが、図2〜5は本発明による好まし
い2実施態様を説明する。図3と4の両方は広げた状態
の除去可能なライナーの平面図を示し、図2と5は2つ
の同じライナーの対応する折り重ねた状態をそれぞれ示
す。
図2と3は、除去可能なライナーがそれを貫通する2
個の細長いスロット7を有する実施態様を示す。これら
の細長いスロット7は、電気駆動式デバイスを組み立て
るときに(組み立てに関しては、図1を参照)、使い捨
て構成部分4から再使用可能な構成部分2までに及ぶ機
械的/電気的コネクター6のために用意される。これら
の設計は、構成部分2と4を配列させた後に結合したス
ナップコネクター6を越えてライナーを引っ張ることを
可能にする。
或いは、図4と5は、除去可能なライナー38がそれを
貫通する4つの円形孔を有する、他の実施態様を示す。
孔は折り軸5によって分離されて、相互に直接向かい合
い、それらの間に伸びる穿孔3を有する。本明細書で用
いるかぎり、“穿孔”なる用語は(1)ライナーを通る
連続的なカット(cut)と、(2)ライナーを通る、交
互のカットと非カット、の両方を意味する。穿孔3は電
気駆動式デバイスの配列した再使用可能な構成部分と使
い捨て構成部分との間に挿入された状態からライナー38
の取り出し中のライナー38の引き裂けの防止に役立つ。
図2と3の細長いスロット設計による、この実施態様の
利点は、構成部分2と4の配列後にスナップコネクター
6を越えてライナー38を容易に引っ張ることができるこ
とである。
スナップコネクター6の雄型部分がそれらの雌型対応
物とひと度結合し、それによって構成部分2と4がそれ
らの所望の結合配向で配列したならば、構成部分2と4
を効果的に結合させるためにライナー8を除去すること
ができる。除去可能なライナー8は、ライナー穿孔又は
カットの反対側の、使い捨て構成部分と再使用可能な構
成部分との縁を越えて伸びるライナー部分を手動で掴ん
で、引っ張ることによって除去することができる。この
伸長(extended)ライナー部分を本明細書では、図2に
示すように、掴み手段10と名付ける。掴み手段10は、使
用者の指による掴みが容易に達せられるように、構成部
分2と4の両方を越えて充分な距離伸びることが好まし
い。掴み手段10は、配列した構成部分2と4の周縁を越
えて約6mm〜約76mm伸びることが好ましい。タブ10が構
成部分2と4を越えて約10mm〜約25mm伸びることがさら
に好ましい。ライナー8を除去すると、好ましくは使い
捨て構成部分4上のみの、接着剤コーティングが構成部
分を相互に機械的に固定する他の手段を与える。
図6に示すような、他の実施態様では、再使用可能な
構成部分2と使い捨て構成部分4の両方が、それぞれ、
くぼみ42と44を、折り軸8cとは反対側であるライナー8
の縁と位置合わせされるそれらの周縁において有する。
これらのくぼみは、デバイスを組み立てたときに、実質
的に位置合わせされるように、配置される。これらのく
ぼみはライナー8の露出部分、すなわち他の形式の掴み
手段10への手動アクセスを可能にする。くぼみのこの位
置合わせ(alignment)は、使用者がライナーを除去す
るために容易に掴むことを可能にする。しかし、構成部
分2又は4の一方のみがライナー8の一部を露出させる
くぼみを有するように、電気駆動式デバイスを設計する
ことも可能である。この実施態様の顕著な特徴は、ライ
ナー8が、除去するためにライナーの掴みを可能にする
ように露出させた充分な部分を有することである。
図7は、使い捨て構成部分4の実施態様の横断面図で
ある。この実施態様では、スナップコネクター6は導電
性材料から構成されるので、コネクター6は使い捨て構
成部分4を所望の結合配向で配列させる手段としてのみ
でなく、(i)最初に(すなわち、結合の直前に)使い
捨て構成部分4を再使用可能な構成部分2に機械的に結
合させ、(ii)再使用可能な構成部分2における電極1
2、14及び溜め16、18を電力源(例えば、1個以上の電
池)に電気的に結合させる。スナップコネクター6の雄
型部分は電源(図示せず)から電流をドナー及びカウン
ター電極12と14にそれぞれ導く。ドナー及びカウンター
電極12、14はドナー及びカウンター溜め16、18にそれぞ
れ電気的に連結する。ドナー電極12とドナー溜め16は、
カウンター電極14とカウンター溜め18から、それらの間
に配置された絶縁体20によって絶縁される。電極と溜め
はさらに周辺絶縁体21によって周囲から絶縁される。例
えば米国特許第5,080,646号に開示されるような、速度
制御膜30、32を任意に用いて、溜め16と18からのドナー
作用剤及びカウンター作用剤の流れ(flux)を制御する
ことができる。接着性面26は、図2に示すように、使い
捨て構成部分4を再使用可能な構成部分2に剥離可能に
固定するために設けられる。本発明の除去可能なライナ
ー8を接着性面26に配置して、それによって接着性面26
の実質的に全てを被覆する。構成部分4の皮膚接触側上
の周辺接着剤コーティング28は使い捨て構成部分を体表
に固定する手段を与える。適当な自己接着性物質には、
限定する訳ではなく、ポリ(スチレンブタジエン)とポ
リ(スチレン−イソプレン−スチレン)ブロックコポリ
マー、及びポリイソブチレンコポリマーがある。他の適
当な自己接着性マトリックス物質は、例えば米国特許第
4,391,278号、第4,474,570号及び第4,702,732号に開示
されるように、当該技術分野において知られている。使
い捨て構成部分4の輸送及び取り扱い中に接着剤コーテ
ィング28を単離するために、第2剥離ライナー15を接着
面28に隣接して配置することが好ましい。
図8〜10は、2つの折り重ねた除去可能なライナーが
除去可能なライナーアセンブリ70を形成する、本発明の
他の実施態様を説明する。折り重ねないライナー50と60
は図8Aと図9Aにそれぞれ示す。使用前に、図8Bと図9Bに
示すように、ライナー50と60を折り軸54と64において折
り重ねる。折り重ねたライナーを、図10に示すように、
組み立てて、除去可能なライナーアセンブリ70にする、
これはアクセス開口72が形成されるような形状であり、
配列手段と、使い捨て構成部分及び/又は再使用可能な
構成部分上の任意の機械的及び/又は電気的コネクター
がこのアクセス開口72を通過する。図10に示すように、
組み立てた2ピース除去可能なライナー70において掴み
手段52と62が相互に反対側に配置されることが好まし
い。
図11は、図10の2ピース除去可能なライナーアセンブ
リを有する、本発明の電気駆動式デバイスの実施態様の
分解組み立て透視図である。再使用可能な構成部分2の
下側の結合する配列及び結合手段(図示せず)に固定す
るために使い捨て構成部分4上のスナップコネクター6
の雄型部分を通過させるためにアクセス開口72が充分な
スペースを与えるように、除去可能なライナー50と60を
最初に配列させることによってデバイスを組み立てる。
配列及び結合手段が構成部分の配列と初期機械的結合を
確立したならば、掴み手段52を上方矢印方向に引張り、
次に掴み手段62を下方矢印方向に引張ることによって、
2つの除去可能なライナー50と60を取り出すことができ
る。好ましくは、使い捨て構成部分4に接着性結合面11
を与え、それに除去可能なライナー50と60を固定する。
使い捨て構成部分4の皮膚接触面に皮膚接触接着剤をも
供給し、この接着剤を好ましくは除去可能なライナー
(図11には図示せず)によって保護する。
除去可能なライナーの少なくとも片面に、剥離コーテ
ィングを塗布することが好ましく、この剥離コーティン
グはライナーと接着剤コーティングとの間のごく弱い接
着を可能にする。限定する訳ではなく、ポリマーコーテ
ィング、ワックス及びシリコーンを含めた、広範囲な剥
離コーティングが使用可能である。剥離コーティング組
成物と、感圧接着剤と共に有用である剥離コーティング
の塗布方法とは、Handbook of Pressure−Sensitive
Adhesive Technology,D.Satas,370〜403頁(Van No
strand Reinhold Co.,1982)に開示されている。ライ
ナーにフルオロカーボンジアクリレート又はポリマーの
有機ケイ素物質(より一般的にはシリコーンと呼ばれ
る)を塗布することが好ましい。シリコーンは一般に用
いられ、比較的安価であり、大抵の用途において安定で
あるので、シリコーンが好ましい。
1つ以上の除去可能なライナーの両面を剥離コーティ
ングを塗布することができるが、これは本発明の必要条
件ではない。しかし、除去可能なライナーが片面のみに
剥離コーティングを有する場合には、剥離コーティング
面が外側に面するように、すなわち再使用可能な構成部
分及び使い捨て構成部分の方向に面するようにライナー
を折り重ねることが好ましい。ライナーが外面のみに被
覆される場合には、図10におけるライナーアセンブリの
好ましい除去方法は、最初に掴み手段52を引っ張ってラ
イナー50を除去することを含む。次に、タブ62を引っ張
って、ライナー60を除去することができる。このライナ
ー除去の順序は非被覆ライナー面が除去プロセス中に接
着剤に粘着する可能性を最小にする。
ライナーと接着性コーティングとの間の接着力の測定
法の1つは、ライナー/接着剤サンプルストリップを最
初に約2cm幅、少なくとも10cm(4インチ)長さに切断
することを含む。次に、ライナーと接着剤をサンプルの
一端において手動で分離する。ライナーの分離した縁を
例えばInstron Corp.(マサチュセッツ州、カントン)
から入手可能な、モデル1122引張り試験器のような、引
張り試験装置の固定ジョーに取り付ける。接着剤の分離
縁を引張り試験装置の対立する可動なジョーに入れる。
可動なジョーをほぼ一定の速度(例えば、1000mm/分)
で固定ジョーとは反対方向に引っ張ることによって、可
動なジョーに力を加える。接着力を、ライナーを接着剤
から分離させるために必要な力として典型的に測定し
て、gで記録して、サンプル幅によって除して標準化す
る。ライナーと接着剤物質との間の接着力は約5〜約10
0g/cm(ライナー幅)の範囲であることができる。より
好ましくは、ライナーと接着剤との間の接着力は約5〜
約50g/cm(ライナー幅)の範囲である。ライナーに対す
る最も好ましい範囲は約5〜約10g/cm(ライナー幅)で
ある。
本発明の使い捨て構成部分4に再使用可能な構成部分
2を固定するために適した接着剤には、限定する訳では
なく、例えばポリアクリレート、ポリビニルエーテル、
シリコーン、天然ゴム、スチレン−ブタジエンコポリマ
ー、スチレン−イソプレンコポリマー、ポリイソプレン
をブレンドしたブチルゴム、ブタジエン−アクリロニト
リルゴム、ポリクロロプレンラテックス、ポリウレタ
ン、ポリ(ビニルピロリドン)、ビニルピロリドンコポ
リマー、エチレン−酢酸ビニル、及びこれらの混合物の
ような感圧接着剤がある。感圧接着剤のさらに完全な考
察は、、Handbook of Pressure−Sensitive Adhesiv
e Technology,D.Satas(Van Nostrand Reinhold C
o.,1982)に開示されている。中程度の接着強度の他
に、生体適合性(biocompatibility)が望ましい接着剤
特性である。電気駆動式デバイスの構成部分を相互に固
定するためのさらに好ましい接着剤群は、シリコーン、
ポリアクリレート及びポリイソブチレンを含む。
再使用可能な構成部分を使い捨て構成部分に固定する
接着剤コーティングの厚さは、接着剤組成、接着剤が接
触する面の組成、所望の接着力、及び両方の構成部分が
接着剤コーティングを有するのか否かを含めた、多くの
要素に依存する。一般に、接着剤コーティング厚さは約
0.025mm〜約0.1mmの範囲である。より好ましくは、接着
剤コーティング厚さは約0.4mm〜約0.65mmである。
本発明の除去可能なライナーは多様な物質から構成す
ることができる。ライナーが使い捨て構成部分及び/又
は再使用可能な構成部分のいずれの接着面にも強く接着
しないことが好ましい。ライナーと接着剤との間の強い
接着力は患者又は使用者がライナーを手動で除去する場
合に困難さを経験させることになる。他方では、ライナ
ーと使い捨て構成部分又は再使用可能な構成部分のいず
れかとの間の若干の接着力は、製造、包装、輸送中及び
デバイス組み立てプロセスの初期配列工程中にライナー
を適所に維持するために必要である。
適当なライナー材料には、限定する訳ではなく、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、紙、
クロス又は布帛等又はこれらの組合せである。例えば、
ポリエチレンのような、一部のポリマー物質は強度を加
えるためにメッシュ又はスクリムの添加が有利である。
ポリエステルは好ましいライナー材料であり、最も好ま
しいポリエステルはポリ(エチレンテレフタレート)で
ある。ポリ(エチレンテレフタレート)は3M Corporat
ion(ミネソタ州、ミネアポリス)から商業的に入手可
能である。
さらに、取り出し時の引き裂けを防止するために充分
な強度を維持しながら、ライナーの厚さを最小にすべき
である。したがって、必要なライナー厚さはライナー材
料の強度と、ライナーと、使い捨て構成部分及び/又は
使い捨て構成部分上の接着剤との間の接着力とに依存す
る。ライナー厚さは好ましくは約0.01mm〜約0.25mmの範
囲である。ライナー厚さはより好ましくは約0.025mm〜
約0.1mmの範囲である。ライナー厚さは最も好ましくは
約0.06mm〜約0.09mmの範囲である。
除去可能なライナーの形状とサイズは、他方の構成部
分に向かい合う面上に接着剤コーティングを有する構成
部分(又は構成部分の大きいほう)の形状とサイズの関
数である。構成部分2と4とが同じ全体サイズ及び形状
を有することが好ましい。さらに、除去可能なライナー
が、上述したような掴み手段を除いて、使い捨て構成部
分及び再使用可能な構成部分の形状とサイズに一般的に
従うような大きさであることが好ましい。しかし、除去
可能なライナーは、有意な問題を惹起することなく、構
成部分の縁を越えて伸びることができる。除去可能なラ
イナーが再使用可能な構成部分及び使い捨て構成部分の
サイズと形状に正確に従う必要はないが、早期接着を防
止するために、ライナーが構成部分の接着剤コーティン
グの実質的に全てを覆うことが好ましい。
本発明の電極は例えば金属のような導電性物質から構
成される。例えば、金属ホイル、金属スクリーン、適当
なバッキング(backing)上に付着若しくは塗布された
金属から、カレンダーリング、フィルム蒸発(film eva
poration)、又は結合剤マトリックス中の金属粉末の埋
封によって形成することができる。適当な金属の例に
は、銀、亜鉛、塩化銀、アルミニウム、白金、ステンレ
ス鋼、金及びチタンがある。例えば、アノード電極を銀
から構成し、カソード電極を塩化銀から構成することが
できる。
或いは、電極を例えば金属粉末、粉状黒鉛、炭素繊維
又は他の導電性フィラー(filler)物質を含むポリマー
マトリックスから形成することができる。ポリマーベー
ス(polymer−based)電極は、溜め中に存在する水との
相互作用を最小にするために、ポリマーマトリックス
(好ましくは疎水性ポリマーマトリックス)中に導電性
フィラーを混入することによって製造することができ
る。
本発明の好ましい実施態様では、再使用可能な構成部
分は電源と制御回路との両方を含む。制御回路は電極に
供給される電流の手動又は自動的なフィードバック調節
を可能にする。それにも拘わらず、本発明は、再使用可
能な構成部分が電源を含み、制御要素を有さないような
電気駆動式系を考慮する。この系では、組み立てたデバ
イスの作用剤伝達面が体表とひと度接触したならば、作
用剤の投与が開始される。或いは、再使用可能な構成部
分が制御回路のみを含み、電源が使い捨て構成部分に配
置されることもできる。この例は、完全に電池対物質
(galvanic couple)によって電力を与えられる(power
ed)電気駆動式系であり、この場合に2つの異なる電極
によって電力(power)が発生する。
カウンター電極とドナー電極とが異なる金属であり、
異なる半電池反応(half−cell reaction)を示す場合
には、電極自体が有効剤の投与に用いられる電力の少な
くとも一部を発生することができる。電池対物質を用い
る場合には、ドナー電極とカウンター電極とが電力発生
プロセスの一体部分である。このような電池対物質によ
る電力発生系(galvanic couple powered system)は、
制御手段なしに、体組織及び/又は体液(body fluid)
が系と接触すると自動的に始動する。本発明に有用と考
えられる電池対物質の他の多くの例が存在する。標準電
気化学反応とそれぞれの還元電位は当該技術分野におい
て周知である。例えば、CRC Handbook of Chemistry
and Physics,D133〜D138,第62版(1981〜1982)を参
照のこと。
本発明の電気駆動式デバイスは、電池対物質を形成す
る電極によって発生される電力を別として、分離電源を
用いることが好ましい。このような電源は典型的に、電
池又は直列若しくは並列に連結した複数の電池であり、
カウンター電極とドナー電極との間に、ドナー電極が電
源の1極に接続し、カウンター電極が反対の極に接続す
るように、電気的に配置される。電気駆動式デバイスに
電力を与えるためには、典型的に、例えばPANASONIC
(登録商標)モデルCR2025のような、1個以上の3volt
ボタン電池(button cell buttery)が適する。
上述したように、再使用可能な構成部分は電気駆動式
デバイスの作動を制御するための電子回路を含むことが
できる。したがって、例えば要求時投薬法(on−demand
medication regime)のように、患者が手動でオンとオ
フの切り替えをできるように、又は例えば身体の自然の
若しくは約24時間間隔のパターンに適合するように所望
の周期で、系がオンとオフの切り替えをできるように設
計した回路を、電源が含むことができる。比較的簡単な
制御器(controller)又はマイクロプロセッサーが、時
間の関数として電流を制御することができる、又は例え
ばパルス若しくは正弦波(sinusoidal wave)のよう
な、複雑な電流波形を発生することができる。制御回路
は、バイオシグナルを監視し、治療法を評価し、それに
応じて薬物投与を調節する、バイオセンサー及びある種
のフィードバック系をも含むことができる。典型的な例
はインシュリンの制御投与のための血糖レベルの監視で
ある。
ドナー溜め(donor reservoir)と任意のカウンター
溜め(counter reservoir)とは、イオン導入法による
作用剤のそれを通しての移動を可能にするために、溜め
中に充分な液体を吸収して、保持するのに適した任意の
物質でありうる。例えば、綿又は他の吸収性布帛(天然
と合成の両方)から成る、ガーゼ、パッド又はスポンジ
を用いることができる。さらに好ましくは、溜めのマト
リックスを少なくとも部分的に親水性ポリマー物質から
構成する。水は好ましいイオン輸送媒質であるので、親
水性ポリマーが典型的に好ましい、親水性ポリマーは比
較的高い平衡水含量を有する。最も好ましくは、溜めの
マトリックスは少なくとも一部が不溶性親水性ポリマー
から成る固体ポリマーマトリックスである。不溶性の親
水性ポリマーマトリックスは時には、構造的理由から、
溶解性親水性ポリマーよりも好ましい。しかし、イオン
輸送を可能にするほど充分な微孔質構造を有する疎水性
ポリマーが作用剤溜めに使用可能であることに注目すべ
きである。
例えばシラスティックマトリックスのように、マトリ
ックスを作用剤成分によって適所で架橋させることがで
きる、又はセルロース、織物の繊維パッド及びスポンジ
の場合のように、ポリマーを予め製造して、溶液からの
成分を吸着させることができる。或いは、作用剤溜めは
ポリマーマトリックス構造と同様に形成された、ゲルマ
トリックス構造であることができ、この場合にゲルは水
中で膨潤又は溶解することができる親水性ポリマーから
形成される。このようなポリマーは任意の比で成分とブ
レンドすることができるが、好ましくは溜めの数%から
約50重量%までを表す。ポリマーは線状であることも、
架橋することもできる。適当な親水性ポリマーは、例え
ばHYTEL(DuPont De Nemours & Co.,デラウェア
州,ウィルミントン)のようなコポリエステル、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、例えばPOLYOX
(Union Carbide Corp.)のようなポリエチレンオキ
シド、CARBOPOL(BF Goodrich,オハイオ州,アクロ
ン)、例えばCARBOPOLをブレンドしたPOLYOXのような、
ポリアクリル酸によるポリオキシエチレン又はポリエチ
レングリコールのブレンド、ポリアクリルアミド、KLUC
EL、例えばSEPHDEX(Pharmacia Fine Chemicals,AB,
スウェーデン,アップセラ)のような架橋デキストラ
ン、澱粉−グラフト−ポリ(アクシス酸ナトリウム−コ
−アクリルアミド)ポリマーであるWATER LOCK(Grain
Processing Corp.,アイオワ州,ムスカチン)、例え
ばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース
及び例えばAc−Di−Sol(FMC Corp.ペンシルバニヤ
州,フィラデルフィア)のような架橋したNa−カルボキ
シメチルセルロースのようなセルロース誘導体、例えば
ポリヒドロキシエチルメタクリレート(National Pate
nt Development Corp.)のようなヒドロゲル、天然ガ
ム、キトサン、ペクチン、澱粉、グアーガム、イナゴマ
メガム等を、それらのブレンドと共に含む。これらの中
で、ポリビニルピロリドンが好ましい。このリストは本
発明への使用に適した物質の単なる例示である。他の適
当な親水性ポリマーはJ.R.ScottとW.J.Roff、Handbook
of Common Polymers(CRC Press,1971)に見いだ
すことができる、この文献は本明細書にに援用される。
任意に、溜め16と18のマトリックスは構造剛性を強化
するために疎水性ポリマーを含むことができる。例えば
絶縁体又は速度制御膜のような、要素を調節するように
溜めの積層を改良するために、疎水性ポリマーは熱融合
性であることが好ましい。溜めマトリックスに用いるた
めに適した疎水性ポリマーには、限定する訳ではなく、
ポリイソブチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リイソプレンとポリアルケン、ゴム、例えばKRATONのよ
うなコポリマー、ポリビニルアセテート、エチレン−酢
酸ビニルコポリマー、例えばナイロンのようなポリアミ
ド、ポリウレタン、ポリビニルクロリド、例えばn−ブ
タノール、1−メチルペンタノール、2−メチルペンタ
ノール、3−メチルペンタノール、2−エチルブタノー
ル、イソオクタノール、n−デカノールのようなアルコ
ールと、アクリル酸又はメタクリル酸のエステルの単独
のポリマー又は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−アルコキシメチ
ルアクリルアミド、N−アルコキシメチルアクリルアミ
ド、N−アルコキシメチルアクリルアミド、N−tert−
ブチルアクリルアミド、イタコン酸、アルキル基が炭素
数10〜24であるN−分枝アルキル−マレインアミド酸、
グリコールジアクリレートのようなエチレン系不飽和モ
ノマーと共重合したポリマーのようなアクリル酸樹脂又
はメタクリル酸樹脂、並びにこれらのブレンドがある。
上記疎水性ポリマーは熱融合性である。これらの中で、
ポリイソブチレンが好ましい。
溜めマトリックスは所望の作用剤、薬物、電解質又は
他の成分に不活性ポリマーを、例えば溶融ブレンディン
グ、溶液流延又は押出成形のようなプロセスによってブ
レンドすることによって形成されたポリマーマトリック
ス構造体であることができる。典型的に、ドナー溜めは
投与すべき作用剤を含み、カウンター溜めは例えば水溶
性の生体適合性塩(例えば、塩化ナトリウム)のよう
な、電解質を含む。作用剤と電解質の他に、溜めは例え
ば染料、顔料、不活性フィラー等のような、他の通常の
物質を含むこともできる。
本発明は、皮膚、粘膜及び爪を含めた、体表を通して
投与可能である、広範囲な種類内の作用剤の投与に関連
して、有用性を有する。“薬物”及び“作用剤”なる表
現は本明細書において相互交換可能に用いられ、生体に
投与されて、所望の(通常は有益な)効果を生じる任意
の物質として、それらの最も広い解釈を有するように意
図される。一般に、これはあらゆる主要治療分野におけ
る治療剤を含む、このような治療剤を限定する訳ではな
く下記に挙げる: 抗生物質と抗ウイルス剤のような抗感染薬、フェンタ
ニル、スフェンタニル、ブプレノルフィンを含めた鎮痛
薬と鎮痛複合薬、麻酔薬、食欲減退薬、抗関節炎薬、例
えばテルブタリンのような抗喘息薬、抗痙攣薬、抗うつ
薬、抗糖尿病薬、下痢止め、抗ヒスタミン薬、抗炎症
薬、抗偏頭痛薬、例えばスポコラミン及びオンダンセト
ロンのような乗り物酔い治療薬、抗おう吐薬、抗新生物
薬、抗パーキンソン病薬、かゆみ止め、抗精神病薬、解
熱薬、胃腸及び尿路を含む鎮痙薬、抗コリン作動薬、例
えばラニチジンのような抗潰瘍薬、交感神経興奮剤、キ
サンチン誘導体、例えばニフェジペンのようなカルシウ
ムチャンネル遮断薬を含む心血管系製剤、ベータ遮断
薬、例えばドブタミン及びリトドリンのようなベータ作
用薬、抗不整脈薬、例えばアテノロールのような抗高血
圧薬、例えばエナラプリルのようなACE阻害剤、例えば
フマルゼニルのようなベンゾジアゼピン拮抗薬、利尿
薬、全身、冠状、末梢及び脳血管を含む血管拡張薬、中
枢神経系刺激薬、咳き薬及び風邪薬、うっ血除去薬、診
断薬、例えば上皮小体ホルモンのようなホルモン、催眠
薬、免疫抑制薬、筋弛緩薬、副交感神経遮断薬、副交感
神経作用薬、プロスタグランジン、タンパク質、ペプチ
ド、精神刺激薬、鎮静薬及びトランキライザー。
本発明はまた、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質
及び他の高分子(macromolecule)の制御投与に有用で
ある。これらの高分子物質は典型的に少なくとも約300
ダルトン、さらに典型的には約300〜40,000ダルトンの
範囲内の分子量を有する。ペプチドと、このサイズ範囲
内のタンパク質と高分子の特別の例には、限定する訳で
はなく、LHRH、例えばブセレリン、ゴナドレリン、ナフ
ァレリン及びロイプロリドのようなLHRH類似体、GHRH、
GHRF、インシュリン、インスロトロピン、ヘパリン、カ
ルシトニン、オクトレオチド、エンドルフィン、TRH、N
T−36(化学名:N=[[(s)−4−オキソ−2−アゼ
チジニル]カルボニル]−L−ヒスチジル−L−プロリ
ナミド)、リプレシン、下垂体ホルモン(例えば、HGH,
HMG,HCG,酢酸デスモプレッシン等)、卵胞ルテオイド、
αANF、例えば成長因子放出因子(GFRF)のような成長
因子、βMSH、ソマトスタチン、心房性ナトリウム利尿
ペプチド、ブラディキニン、ソマトトロピン、血小板誘
導成長因子、アスパラギナーゼ、硫酸ブレオマイシン、
キモパパイン、コレシストキニン、絨毛性性腺刺激ホル
モン、コルチコトロピン(ACTH)、上皮成長因子、エリ
スロポイエチン、エポプロステノール(血小板凝固阻害
因子)、卵胞刺激ホルモン、グルカゴン、ヒルログ(hi
rulog)、ヒアルロニダーゼ、インターフェロン、イン
シュリン様成長因子、インターロイキン−2、メノトロ
ピン(ウロフォリトロピン(FSH)とLH)、オキソシト
シン、ストレプトキナーゼ、組織プラスミノーゲン活性
因子、ウロキナーゼ、バソプレシン、デスモプレッシ
ン、ACTH類似体、ANP、ANPクリアランス阻害因子、アン
ギオテンシンIIアンタゴニスト、抗利尿ホルモンアゴニ
スト、抗利尿ホルモンアンタゴニスト、ブラディキニン
アンタゴニスト、CD4、セレダーゼ、CSF類、エンケファ
リン、FABフラグメント、IgEペプチド抑制因子、IGF−
1、ノイロペプチドY、神経栄養因子、オリゴデオキシ
ヌクレオチドと例えばアンチセンスRNA、アンチセンスD
NA及びアンチ−ゲン核酸(anti−gene nucleic acid)
のような、それらの類似体、オピエートペプチド(opia
te peptide)、コロニー刺激因子、上皮小体ホルモンと
アゴニスト、上皮小体ホルモンアンタゴニスト、プロス
タグランジンアンタゴニスト、ペンチゲチド(pentiget
ide)、プロテインC、プロテインS、ラモプラニン、
レニン阻害因子、チモシンα−1、血栓溶解薬、TNF、
ワクチン、バソプレッシンアンタゴニスト類似体、α−
1抗トリプシン(組換え体)及びTGF−βがある。
特に、本発明は、その投与速度が患者の身体的な活動
(physical activity)に依存する薬物の投与に特別な
有用性を有する。このような薬物と対応する患者の運動
又は活動の特別な例を下記に挙げる:無呼吸の治療のた
めのテオフィリン又はエピネフリンの投与;咳きの治療
のための例えばデキストロメトルファン(dextromethor
phan)のような鎮咳薬の投与;てんかん発作の治療のた
めの鎮痙薬の投与;患者の活動レベルに基づくインシュ
リンの投与(患者の活発な活動レベルに対しては低いイ
ンシュリン投与速度);患者の震えに応じた抗パーキン
ソン病薬の投与;筋肉痙攣の治療のためには例えばジア
ゼパムのような鎮痙薬の投与;及び乗り物酔いの治療の
ための動揺(motion)に応じた、例えばスポコラミン又
はメシジンのような制吐薬の投与。
本発明を一般的に説明し、そのある一定の好ましい実
施態様を詳述したが、本発明の種々な改良が、以下の請
求の範囲によって限定される、本発明の範囲から逸脱せ
ずに、実施されうることは当業者に容易に明らかであろ
う。
本発明の実施態様は、次の通りである。
1.デバイス(1)によって供給される電流を発生及び/
又は制御するための電気回路の少なくとも一部を含み、
結合面を有する再使用可能な構成部分(2)と;投与す
べき作用剤を含み、前記再使用可能な構成部分の結合面
に結合するために適した結合面を有する使い捨て構成部
分(4)とを含み、これらの結合面が複数の結合配向に
おいて相互に接着可能であり、少なくとも1つの結合配
向が所望の結合配向である、電気駆動による作用剤投与
デバイス(1)であって、 前記構成部分(2、4)を前記所望の結合配向において
配列させるための配列手段(6)と、 構成部分配列中に前記構成部分の結合面の間に挿入され
て、前記結合面が構成部分の配列中に相互に接着するの
を防止し、構成部分の配列後に容易に除去可能である、
少なくとも1つの除去可能なライナー(8)と を特徴とする前記デバイス。
2.前記配列手段(6)が前記構成部分(2、4)の機械
的結合、前記構成部分(2、4)の電気的結合、又は両
方をも与える上記1記載の電気駆動式デバイス。
3.前記配列手段(6)が結合する導電性スナップコネク
ターを含む上記1又は2に記載の電気駆動式デバイス。
4.前記使い捨て構成部分結合面が接着性であり、そして
前記除去可能なライナー(8)が剥離可能にそれに接着
する上記1〜3のいずれかに記載のデバイス。
5.前記除去可能なライナー(8)と前記接着性結合面と
の間の接着力が約5〜約50g/cm(前記除去可能なライナ
ー)である上記4記載の電気駆動式デバイス。
6.前記除去可能なライナーと前記接着性結合面との間の
接着力が約5〜約10g/cm(前記除去可能なライナー)で
ある上記4記載の電気駆動式デバイス。
7.前記除去可能なライナー(8)が折り軸(8c)を形成
するように、それ自体の上に折り重ねた可撓性シート物
質を含み、前記折り重ねた可撓性シートが接着性結合面
(11)に隣接する第1シート部分(8a)と前記他方の結
合面に隣接する第2シート部分(8b)とを有する上記1
〜6のいずれかに記載の電気駆動式デバイス。
8.前記ライナー(8)が掴み手段(10)を含む上記1〜
7のいずれかに記載の電気駆動式デバイス。
9.前記掴み手段(10)が、前記構成部分を配列させると
きに、前記構成部分(2、4)の周縁を越えて伸びるタ
ブを含む上記8記載の電気駆動式デバイス。
10.前記ライナー(8)がアクセス手段(7)を含み、
前記構成部分(2、4)を配列させるときに、前記配列
手段(6)がそれを通って伸びる上記1〜9のいずれか
に記載の電気駆動式デバイス。
11.前記アクセス手段(7)が前記ライナー(8)を貫
通する少なくとも1つの孔を含む上記10記載の電気駆動
式デバイス。
12.前記アクセス手段(7)が前記ライナー(8)を貫
通する4つの孔(9)を含み、前記ライナー(8)が折
り軸(5)の両側の前記孔(9)の間に伸びる、2本の
実質的に平行な穿孔線(3)を有し、折り軸(5)の両
側の前記孔(9)が折り軸(5)から本質的に等距離で
あり、前記配列手段(6)が前記孔(9)を貫通して伸
びる上記10又は11に記載の電気駆動式デバイス。
13.前記アクセス手段(7)が前記ライナー(8)を貫
通する2つの細長い開口を含み、前記細長い開口の各々
が折り軸(8c)に実質的に垂直である軸を有し、折り軸
の各側の、前記細長い開口部分がサイズ及び形状におい
て実質的に同じであり、前記配列手段(6)が前記開口
を通って伸びる上記10又は11に記載の電気駆動式デバイ
ス。
14.前記除去可能なライナー(70)が第1除去可能なラ
イナー(50)と、第2除去可能なライナー(60)とを有
し;前記第1ライナー(50)がそれ自体の上に折り重ね
た可撓性シート物質を含み、前記第1ライナー(50)を
手動で除去するための第1掴み手段(52)を有し;前記
第2ライナー(60)がそれ自体の上に折り重ねた可撓性
シート物質を含み、前記第2ライナー(60)を手動で除
去するための第2掴み手段(62)を有し;前記ライナー
(50、60)が前記構成部分(2、4)の間に配置される
ときに、前記配列手段(6)が貫通して伸びるためのア
クセスが形成されるように、前記ライナー(50、60)が
造形され、配置される上記1〜4のいずれかに記載の電
気駆動式デバイス。
15.前記除去可能なライナー(8)が剥離コーティング
を有する上記1〜14のいずれかに記載の電気駆動式デバ
イス。
16.前記剥離コーティングが構成部分結合面と接触する
上記15記載の電気駆動式デバイス。
17.前記再使用可能な構成部分(2)が(i)電源と、
前記電源と電気的に接触する(ii)電気制御回路とを含
み;前記使い捨て構成部分(4)が前記作用剤を含むド
ナー溜め(16)と電気的に接触した(i)ドナー電極
(12)を含み、ドナー電極(12)とドナー溜め(16)と
が絶縁手段(20)によって、カウンター溜め(18)と電
気的に接触する(ii)カウンター電極から分離され、前
記使い捨て構成部分がさらに、剥離可能に固定された前
記除去可能なライナー(8)を有する接着性結合面(2
6)を含み、前記配列手段(6)が結合する金属スナッ
プコネクターであり、前記スナップコネクターが前記構
成部分(2、4)の電気的かつ機械的結合を形成する上
記1〜16のいずれかに記載の電気駆動式デバイス。
18.複数の結合配向(少なくとも1つが所望の結合配向
である)において相互に接着可能である結合面をそれぞ
れ有する、再使用可能な構成部分(2)と使い捨て構成
部分(4)の少なくとも1つの接着性結合面に除去可能
なライナー(8)を配置することを含む、再使用可能な
構成部分(2)を使い捨て構成部分(4)に結合させ
て、電気駆動式デバイス(1)を形成する方法であっ
て、 (a)前記結合面の間に前記ライナー(8)を挿入し
て、前記構成部分(2、4)を前記所望の結合配向で配
列させる工程と; (b)前記構成部分(2、4)が前記所望の結合配向し
たときに、前記除去可能なライナー(8)を除去し、そ
れによって前記構成部分(2、4)を相互に接着結合さ
せる工程と を特徴とする前記方法。
19.前記除去可能なライナー(8)を除去する前に、前
記構成部分(2、4)を機械的に結合させる工程をさら
に含む上記18記載の方法。
20.前記構成部分(2、4)を機械的に結合させる前記
工程が前記構成部分(2、4)の電気的結合をも与える
上記19記載の方法。
21.前記配列が前記構成部分(2,4)の機械的結合、前記
構成部分(2、4)の電気的結合又は両方をも与える上
記28記載の方法。
22.シート状ライナー物質をそれ自体の上に折り重ね
て、それによって前記除去可能なライナー(8)を形成
する工程をさらに含む上記18〜21のいずれかに記載の方
法。
23.配列手段(6)がアクセス手段(7)を通ることが
できるように、アクセス手段(7)を含む前記除去可能
なライナー(8)を用意する工程をさらに含む上記18〜
21のいずれかに記載の方法。
フロントページの続き (72)発明者 グレイス,マイケル・ジェイ アメリカ合衆国ミネソタ州55433,クー ン・ラピッズ,ノース・ウエスト,ナイ ンティナインス・アベニュー 750,ナ ンバー 204 (56)参考文献 国際公開92/04938(WO,A1) 欧州特許出願公開293893(EP,A 1) 欧州特許出願公開498353(EP,A 1) 欧州特許出願公開513879(EP,A 1) 欧州特許出願公開543241(EP,A 1) 米国特許5037381(US,A) 米国特許4865582(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61N 1/30

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバイスによって供給される電流を発生及
    び/又は制御するための電気回路の少なくとも一部を含
    み、結合面を有する再使用可能な構成部分と;投与すべ
    き作用剤を含み、前記再使用可能な構成部分の結合面に
    結合するために適した結合面を有する使い捨て構成部分
    とを含み、これらの結合面が複数の結合配向において相
    互に接着可能であり、少なくとも1つの結合配向が所望
    の結合配向である、電気駆動による作用剤投与デバイス
    であって、 前記構成部分を前記所望の結合配向において配列させる
    ための配列手段と、 構成部分配列中に前記構成部分の結合面の間に挿入され
    て、前記結合面が構成部分の配列中に相互に接着するの
    を防止し、構成部分の配列後に容易に除去可能である、
    少なくとも1つの除去可能なライナーと を特徴とする前記デバイス。
  2. 【請求項2】前記配列手段が前記構成部分の機械的結
    合、前記構成部分の電気的結合、又は両方をも与える請
    求項1記載の電気駆動式デバイス。
  3. 【請求項3】前記配列手段が結合する導電性スナップコ
    ネクターを含む請求項1又は2に記載の電気駆動式デバ
    イス。
  4. 【請求項4】前記使い捨て構成部分結合面が接着性であ
    り、そして前記除去可能なライナーが剥離可能にその結
    合面に接着されている請求項1〜3のいずれかに記載の
    デバイス。
  5. 【請求項5】前記除去可能なライナーと前記接着性結合
    面との間の接着力が、前記除去可能なライナーの約5〜
    約50g/cmである請求項4記載の電気駆動式デバイス。
  6. 【請求項6】前記除去可能なライナーと前記接着性結合
    面との間の接着力が、前記除去可能なライナーの約5〜
    約10g/cmである請求項4記載の電気駆動式デバイス。
  7. 【請求項7】前記除去可能なライナーがそれ自体の上に
    折り重ねた可撓性シート物質を含み、それによって折り
    軸を形成し、前記折り重ねた可撓性シートが接着性結合
    面に隣接する第1シート部分と前記他方の結合面に隣接
    する第2シート部分とを有する請求項1〜6のいずれか
    に記載の電気駆動式デバイス。
  8. 【請求項8】前記ライナーが掴み手段を含む請求項1〜
    7のいずれかに記載の電気駆動式デバイス。
  9. 【請求項9】前記掴み手段が、前記構成部分を配列させ
    るときに、前記構成部分の周縁を越えて伸びるタブを含
    む請求項8記載の電気駆動式デバイス。
  10. 【請求項10】前記ライナーがアクセス手段を含み、前
    記構成部分を配列させるときに、前記配列手段がそれを
    通って伸びる請求項1〜9のいずれかに記載の電気駆動
    式デバイス。
  11. 【請求項11】前記アクセス手段が前記ライナーを貫通
    する少なくとも1つの孔を含む請求項10記載の電気駆動
    式デバイス。
  12. 【請求項12】前記アクセス手段が前記ライナーを貫通
    する4つの孔を含み、前記ライナーが折り軸の両側の前
    記孔の間に伸びる、2本の実質的に平行な穿孔線を有
    し、折り軸の両側の前記孔が折り軸から本質的に等距離
    であり、前記配列手段が前記孔を貫通して伸びる請求項
    10又は11に記載の電気駆動式デバイス。
  13. 【請求項13】前記アクセス手段が前記ライナーを貫通
    する2つの細長い開口を含み、前記細長い開口の各々が
    折り軸に実質的に垂直である軸を有し、折り軸の各側
    の、前記細長い開口部分がサイズ及び形状において実質
    的に同じであり、前記配列手段が前記開口を通って伸び
    る請求項10又は11に記載の電気駆動式デバイス。
  14. 【請求項14】前記除去可能なライナーが第1除去可能
    なライナーと、第2除去可能なライナーとを有し;前記
    第1ライナーがそれ自体の上に折り重ねた可撓性シート
    物質を含み、前記第1ライナーを手動で除去するための
    第1掴み手段を有し;前記第2ライナーがそれ自体の上
    に折り重ねた可撓性シート物質を含み、前記第2ライナ
    ーを手動で除去するための第2掴み手段を有し;前記ラ
    イナーが前記構成部分の間に配置されるときに、前記配
    列手段が貫通して伸びるためのアクセスが形成されるよ
    うに、前記ライナーが造形され、配置される請求項1〜
    4のいずれかに記載の電気駆動式デバイス。
  15. 【請求項15】前記除去可能なライナーが剥離コーティ
    ングを有する請求項1〜14のいずれかに記載の電気駆動
    式デバイス。
  16. 【請求項16】前記剥離コーティングが構成部分結合面
    と接触する請求項15記載の電気駆動式デバイス。
  17. 【請求項17】前記再使用可能な構成部分が(i)電源
    と、(ii)前記電源と電気的に接触する電気制御回路と
    を含み;前記使い捨て構成部分が前記作用剤を含むドナ
    ー溜めと電気的に接触した(i)ドナー電極を含み、ド
    ナー電極とドナー溜めとが絶縁手段によって、カウンタ
    ー溜めと電気的に接触する(ii)カウンター電極から分
    離され、前記使い捨て構成部分がさらに、剥離可能に固
    定された前記除去可能なライナーを有する接着性結合面
    を含み、前記配列手段が結合する金属スナップコネクタ
    ーであり、前記スナップコネクターが前記構成部分の電
    気的かつ機械的結合を形成する請求項1〜16のいずれか
    に記載の電気駆動式デバイス。
  18. 【請求項18】複数の結合配向(少なくとも1つが所望
    の結合配向である)において相互に接着可能である結合
    面をそれぞれ有する、再使用可能な構成部分と使い捨て
    構成部分の少なくとも1つの接着性結合面に除去可能な
    ライナーを配置することを含む、再使用可能な構成部分
    を使い捨て構成部分に結合させて、電気駆動式デバイス
    を形成する方法であって、 (a)前記結合面の間に前記ライナーを挿入して、前記
    構成部分を前記所望の結合配向で配列させる工程と; (b)前記構成部分が前記所望の結合配向したときに、
    前記除去可能なライナーを除去し、それによって前記構
    成部分を相互に接着結合させる工程と を特徴とする前記方法。
  19. 【請求項19】前記除去可能なライナーを除去する前
    に、前記構成部分を機械的に結合させる工程をさらに含
    む請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】前記構成部分を機械的に結合させる前記
    工程が前記構成部分の電気的結合をも与える請求項19記
    載の方法。
  21. 【請求項21】前記配列が前記構成部分の機械的結合、
    前記構成部分の電気的結合又は両方をも与える請求項18
    記載の方法。
  22. 【請求項22】シート状ライナー物質をそれ自体の上に
    折り重ねて、それによって前記除去可能なライナーを形
    成する工程をさらに含む請求項18〜21のいずれかに記載
    の方法。
  23. 【請求項23】配列手段がアクセス手段を通ることがで
    きるように、アクセス手段を含む前記除去可能なライナ
    ーを用意する工程をさらに含む請求項18〜21のいずれか
    に記載の方法。
JP50101695A 1993-05-28 1994-05-27 電気駆動式作用剤投与デバイス Expired - Fee Related JP3504269B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/069,270 US5445609A (en) 1993-05-28 1993-05-28 Electrotransport agent delivery device having a disposable component and a removable liner
US069,270 1993-05-28
PCT/US1994/006070 WO1994027671A1 (en) 1993-05-28 1994-05-27 Electrotransport agent delivery device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09500292A JPH09500292A (ja) 1997-01-14
JP3504269B2 true JP3504269B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=22087843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50101695A Expired - Fee Related JP3504269B2 (ja) 1993-05-28 1994-05-27 電気駆動式作用剤投与デバイス

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5445609A (ja)
EP (1) EP0700309B1 (ja)
JP (1) JP3504269B2 (ja)
AT (1) ATE149363T1 (ja)
AU (1) AU7048494A (ja)
DE (1) DE69401938T2 (ja)
WO (1) WO1994027671A1 (ja)

Families Citing this family (86)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5749847A (en) * 1988-01-21 1998-05-12 Massachusetts Institute Of Technology Delivery of nucleotides into organisms by electroporation
FR2709670B1 (fr) * 1993-09-10 1995-10-20 Asulab Sa Dispositif en trois modules pour l'administration transdermique de médicaments par électrophorèse ou iontophorèse.
HUT74669A (en) * 1994-02-15 1997-01-28 Lepetit Spa Central venous catheters loaded with antibiotics of the ramoplanin group preventing development of catheter related infections
JPH11505158A (ja) * 1995-05-15 1999-05-18 アルザ・コーポレーション 再使用可能なコントローラを有する電気輸送装置
US5983131A (en) * 1995-08-11 1999-11-09 Massachusetts Institute Of Technology Apparatus and method for electroporation of tissue
US7167748B2 (en) 1996-01-08 2007-01-23 Impulse Dynamics Nv Electrical muscle controller
JP4175662B2 (ja) 1996-01-08 2008-11-05 インパルス ダイナミクス エヌ.ヴイ. 電気的筋肉制御装置
US8825152B2 (en) 1996-01-08 2014-09-02 Impulse Dynamics, N.V. Modulation of intracellular calcium concentration using non-excitatory electrical signals applied to the tissue
US9289618B1 (en) 1996-01-08 2016-03-22 Impulse Dynamics Nv Electrical muscle controller
US8321013B2 (en) 1996-01-08 2012-11-27 Impulse Dynamics, N.V. Electrical muscle controller and pacing with hemodynamic enhancement
US9713723B2 (en) 1996-01-11 2017-07-25 Impulse Dynamics Nv Signal delivery through the right ventricular septum
USD384745S (en) * 1996-01-23 1997-10-07 Alza Corporation Electrotransport drug delivery system
US5961483A (en) * 1996-06-19 1999-10-05 Sage; Burton H. Iontophoretic delivery of cell adhesion inhibitors
US5941843A (en) * 1996-07-12 1999-08-24 Empi, Inc. Iontophoresis electrode
US5871461A (en) * 1996-07-12 1999-02-16 Empi, Inc. Method of making an iontophoresis electrode
US5857993A (en) * 1996-07-12 1999-01-12 Empi, Inc. Process of making an iontophoresis electrode
US5911223A (en) * 1996-08-09 1999-06-15 Massachusetts Institute Of Technology Introduction of modifying agents into skin by electroporation
US7840264B1 (en) 1996-08-19 2010-11-23 Mr3 Medical, Llc System and method for breaking reentry circuits by cooling cardiac tissue
US7908003B1 (en) 1996-08-19 2011-03-15 Mr3 Medical Llc System and method for treating ischemia by improving cardiac efficiency
US5797867A (en) * 1996-09-27 1998-08-25 Becton Dickinson And Company Iontophoretic drug delivery system, including method for activating same for attachment to patient
US5738647A (en) * 1996-09-27 1998-04-14 Becton Dickinson And Company User activated iontophoretic device and method for activating same
US5947920A (en) * 1997-03-20 1999-09-07 Dermion, Inc. Self-contained hydrating system and iontophoresis bioelectrode
US6085115A (en) * 1997-05-22 2000-07-04 Massachusetts Institite Of Technology Biopotential measurement including electroporation of tissue surface
IL133902A0 (en) * 1997-07-16 2001-04-30 Impulse Dynamics Ltd Smooth muscle controller
US6949081B1 (en) * 1998-08-26 2005-09-27 Non-Invasive Technology, Inc. Sensing and interactive drug delivery
US6708060B1 (en) 1998-11-09 2004-03-16 Transpharma Ltd. Handheld apparatus and method for transdermal drug delivery and analyte extraction
US6611706B2 (en) 1998-11-09 2003-08-26 Transpharma Ltd. Monopolar and bipolar current application for transdermal drug delivery and analyte extraction
US6148232A (en) 1998-11-09 2000-11-14 Elecsys Ltd. Transdermal drug delivery and analyte extraction
US6597946B2 (en) 1998-11-09 2003-07-22 Transpharma Ltd. Electronic card for transdermal drug delivery and analyte extraction
US9101765B2 (en) 1999-03-05 2015-08-11 Metacure Limited Non-immediate effects of therapy
US8666495B2 (en) 1999-03-05 2014-03-04 Metacure Limited Gastrointestinal methods and apparatus for use in treating disorders and controlling blood sugar
US8700161B2 (en) 1999-03-05 2014-04-15 Metacure Limited Blood glucose level control
US7171263B2 (en) * 1999-06-04 2007-01-30 Impulse Dynamics Nv Drug delivery device
US7190997B1 (en) * 1999-06-04 2007-03-13 Impulse Dynamics Nv Drug delivery device
US7092753B2 (en) * 1999-06-04 2006-08-15 Impulse Dynamics Nv Drug delivery device
US7030097B1 (en) * 1999-07-14 2006-04-18 Cornell Research Foundation, Inc. Controlled nucleic acid delivery systems
WO2003039620A2 (en) * 2001-05-17 2003-05-15 Transpharma Medical Ltd. Integrated transdermal drug delivery system
US9918665B2 (en) 2002-03-11 2018-03-20 Nitto Denko Corporation Transdermal porator and patch system and method for using same
US8116860B2 (en) 2002-03-11 2012-02-14 Altea Therapeutics Corporation Transdermal porator and patch system and method for using same
WO2003101507A2 (en) 2002-03-11 2003-12-11 Altea Therapeutics Corporation Transdermal drug delivery device, method and use
EP1499255B1 (en) * 2002-04-19 2015-07-22 Syneron Medical Ltd. Handheld transdermal drug delivery and analyte extraction
US8133505B2 (en) * 2002-10-31 2012-03-13 Transpharma Medical Ltd. Transdermal delivery system for dried particulate or lyophilized medications
US7383084B2 (en) * 2002-10-31 2008-06-03 Transpharma Medical Ltd. Transdermal delivery system for dried particulate or lyophilized medications
IL152573A (en) * 2002-10-31 2009-11-18 Transpharma Medical Ltd A system for the transmission through the skin of a medical preparation against vomiting and nausea
US7662404B2 (en) * 2002-10-31 2010-02-16 Transpharma Medical Ltd. Transdermal delivery system for dried particulate or lyophilized peptides and polypeptides
IL152574A (en) * 2002-10-31 2009-09-22 Transpharma Medical Ltd A system for passing through the skin of dry items or dried medicines
IL152575A (en) * 2002-10-31 2008-12-29 Transpharma Medical Ltd A skin-to-skin transmission system of water-insoluble drugs
US6745071B1 (en) * 2003-02-21 2004-06-01 Birch Point Medical, Inc. Iontophoretic drug delivery system
US11439815B2 (en) 2003-03-10 2022-09-13 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
EP1606011B1 (en) 2003-03-10 2015-08-19 Impulse Dynamics N.V. Apparatus for delivering electrical signals to modify gene expression in cardiac tissue
US9931503B2 (en) 2003-03-10 2018-04-03 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
US8792985B2 (en) 2003-07-21 2014-07-29 Metacure Limited Gastrointestinal methods and apparatus for use in treating disorders and controlling blood sugar
US8016811B2 (en) 2003-10-24 2011-09-13 Altea Therapeutics Corporation Method for transdermal delivery of permeant substances
US8352031B2 (en) 2004-03-10 2013-01-08 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
US11779768B2 (en) 2004-03-10 2023-10-10 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
US8548583B2 (en) 2004-03-10 2013-10-01 Impulse Dynamics Nv Protein activity modification
EP3329960A1 (en) * 2004-06-10 2018-06-06 3M Innovative Properties Company Patch application device and kit
JP5254616B2 (ja) 2004-09-13 2013-08-07 クロノ セラピューティクス、インコーポレイテッド 生物学的同調性(biosynchronous)経皮的薬物送達
US8252321B2 (en) 2004-09-13 2012-08-28 Chrono Therapeutics, Inc. Biosynchronous transdermal drug delivery for longevity, anti-aging, fatigue management, obesity, weight loss, weight management, delivery of nutraceuticals, and the treatment of hyperglycemia, alzheimer's disease, sleep disorders, parkinson's disease, aids, epilepsy, attention deficit disorder, nicotine addiction, cancer, headache and pain control, asthma, angina, hypertension, depression, cold, flu and the like
WO2006097934A2 (en) 2005-03-18 2006-09-21 Metacure Limited Pancreas lead
CA2610757A1 (en) * 2005-06-10 2006-12-14 Transpharma Medical, Ltd. Patch for transdermal drug delivery
WO2008006219A1 (en) * 2006-07-13 2008-01-17 Cardiac Bio-Systems Inc. Bio-electrode possessing a hydrophilic skin-contacting layer and an electrolyte substance
EP2674188B1 (en) * 2007-01-22 2017-03-01 Nitto Denko Corporation Transdermal permeant delivery system
US20080234627A1 (en) * 2007-03-22 2008-09-25 Wanda Dent Pivotally engaged multiple part electrotransport drug delivery device
US8197844B2 (en) 2007-06-08 2012-06-12 Activatek, Inc. Active electrode for transdermal medicament administration
ES2454974T3 (es) 2007-06-27 2014-04-14 The General Hospital Corporation Aparato para la inhibición óptica de la terapia fotodinámica
US20090043244A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Inan Omer T Electrotransport Drug Delivery Device Adaptable to Skin Resistance Change
CA2704740C (en) * 2007-10-09 2016-05-17 Transpharma Ltd. Magnetic patch coupling
WO2009050718A2 (en) * 2007-10-17 2009-04-23 Transpharma Medical Ltd. Dissolution rate verification
US20100293807A1 (en) * 2007-10-29 2010-11-25 Transpharma Medical, Ltd. Vertical patch drying
WO2009072108A2 (en) 2007-12-05 2009-06-11 Syneron Medical Ltd. A disposable electromagnetic energy applicator and method of using it
US8862223B2 (en) 2008-01-18 2014-10-14 Activatek, Inc. Active transdermal medicament patch and circuit board for same
US20090312689A1 (en) * 2008-06-05 2009-12-17 Alza Corporation Adjustable Current Electrotransport Fentanyl Delivery Device
US8606366B2 (en) 2009-02-18 2013-12-10 Syneron Medical Ltd. Skin treatment apparatus for personal use and method for using same
US8934975B2 (en) 2010-02-01 2015-01-13 Metacure Limited Gastrointestinal electrical therapy
JP2013543773A (ja) 2010-11-23 2013-12-09 ニューパス インコーポレーテッド 利用者により活性化される自己充足型の共にパッケージされたイオントフォレーシス薬剤送達システム
US8301238B2 (en) 2011-03-31 2012-10-30 Incline Therapeutics, Inc. Two-part electrotransport device
US8428709B1 (en) 2012-06-11 2013-04-23 Incline Therapeutics, Inc. Current control for electrotransport drug delivery
US8428708B1 (en) 2012-05-21 2013-04-23 Incline Therapeutics, Inc. Self-test for analgesic product
CA2841785A1 (en) 2011-07-06 2013-01-10 The Parkinson's Institute Compositions and methods for treatment of symptoms in parkinson's disease patients
US10105487B2 (en) 2013-01-24 2018-10-23 Chrono Therapeutics Inc. Optimized bio-synchronous bioactive agent delivery system
EP3250258A4 (en) 2015-01-28 2018-09-05 Chrono Therapeutics, Inc. Drug delivery methods and systems
AU2016228779A1 (en) 2015-03-12 2017-09-07 Chrono Therapeutics Inc. Craving input and support system
JP2020503950A (ja) 2017-01-06 2020-02-06 クロノ セラピューティクス インコーポレイテッドChrono Therapeutics Inc. 経皮薬剤送達の装置及び方法
AU2019262216A1 (en) 2018-05-04 2020-12-17 Dexcom, Inc. Systems and methods relating to an analyte sensor system having a battery located within a disposable base
US11596779B2 (en) 2018-05-29 2023-03-07 Morningside Venture Investments Limited Drug delivery methods and systems

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865582A (en) 1987-06-05 1989-09-12 Drug Delivery Systems Inc. Disposable transdermal drug applicators
US5037381A (en) 1990-07-27 1991-08-06 Bock C Randolph Electrically assisted transdermal transport device and method for renewing the device

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4622031A (en) * 1983-08-18 1986-11-11 Drug Delivery Systems Inc. Indicator for electrophoretic transcutaneous drug delivery device
US5135479A (en) * 1983-08-18 1992-08-04 Drug Delivery Systems, Inc. Programmable control and mounting system for transdermal drug applicator
US4883457A (en) * 1983-08-18 1989-11-28 Drug Delivery Systems Inc. Disposable and/or replenishable transdermal drug applicators and methods of manufacturing same
US4627429A (en) * 1986-02-28 1986-12-09 American Home Products Corporation Storage-stable transdermal adhesive patch
AU597890B2 (en) * 1986-03-14 1990-06-14 Drug Delivery Systems Inc. Transdermal drug applicator and electrodes therefor
US5250022A (en) * 1990-09-25 1993-10-05 Rutgers, The State University Of New Jersey Iontotherapeutic devices, reservoir electrode devices therefore, process and unit dose
US4725263A (en) * 1986-07-31 1988-02-16 Medtronic, Inc. Programmable constant current source transdermal drug delivery system
US4942883A (en) * 1987-09-29 1990-07-24 Newman Martin H Drug delivery device
IL86076A (en) * 1988-04-14 1992-12-01 Inventor S Funding Corp Ltd Transdermal drug delivery device
DE3903794A1 (de) * 1989-02-09 1990-08-16 Lohmann Therapie Syst Lts Therapeutisches system zur transdermalen oder transmucosalen verabreichung von wirkstoffen und seine verwendung
US5320597A (en) * 1991-02-08 1994-06-14 Becton, Dickinson And Company Device and method for renewing electrodes during iontophoresis
WO1991015261A1 (en) * 1990-03-30 1991-10-17 Medtronic, Inc. Activity controlled electrotransport drug delivery device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865582A (en) 1987-06-05 1989-09-12 Drug Delivery Systems Inc. Disposable transdermal drug applicators
US5037381A (en) 1990-07-27 1991-08-06 Bock C Randolph Electrically assisted transdermal transport device and method for renewing the device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09500292A (ja) 1997-01-14
DE69401938T2 (de) 1997-10-09
WO1994027671A1 (en) 1994-12-08
EP0700309A1 (en) 1996-03-13
EP0700309B1 (en) 1997-03-05
US5445609A (en) 1995-08-29
DE69401938D1 (de) 1997-04-10
AU7048494A (en) 1994-12-20
ATE149363T1 (de) 1997-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3504269B2 (ja) 電気駆動式作用剤投与デバイス
EP0643599B1 (en) Iontophoretic delivery device
US6169920B1 (en) Iontophoretic drug delivery apparatus
CA2038968C (en) Iontophoretic delivery device
US5298017A (en) Layered electrotransport drug delivery system
EP2674188B1 (en) Transdermal permeant delivery system
US6163720A (en) Layered rate controlling membranes for use in an electrotransport device
US5162043A (en) Iontophoretic delivery device
EP0527921B1 (en) Iontophoretic delivery device
AU676711B2 (en) Electrotransport system having flexible means
JP4154017B2 (ja) イオントフォレーシス装置および薬物ユニット
EP1059097A1 (en) Iontophoresis device
WO2004002571A1 (en) A reservoir for use in an electrotransport drug delivery device
WO2007041386A2 (en) Pulsatile delivery of gonadotropin-releasing hormone from a pre-loaded integrated electrotransport patch
CA2042994C (en) Iontophoretic delivery device
CA2205010C (en) Electrotransport device having reusable controller power saver

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031210

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees