JP3502496B2 - 色情報変換処理方法および装置 - Google Patents

色情報変換処理方法および装置

Info

Publication number
JP3502496B2
JP3502496B2 JP01100496A JP1100496A JP3502496B2 JP 3502496 B2 JP3502496 B2 JP 3502496B2 JP 01100496 A JP01100496 A JP 01100496A JP 1100496 A JP1100496 A JP 1100496A JP 3502496 B2 JP3502496 B2 JP 3502496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
information
reproduction range
pixel
continuously
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01100496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09205557A (ja
Inventor
真 日野
悟 冨田
隆則 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP01100496A priority Critical patent/JP3502496B2/ja
Publication of JPH09205557A publication Critical patent/JPH09205557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502496B2 publication Critical patent/JP3502496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被出力画像の色再
現範囲に比べて画像出力装置の色再現範囲が狭いとき、
再現できない色を変換処理する色情報変換処理方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】色情報は、基本的に色相(H*)、明度
(L*)、彩度(C*)の3つの成分から表現される。
図11は、ある色相(H*)における明度(L*)と彩
度(C*)の色平面を表したものである。図11におい
て、三角形で示した部分が出力系の色再現範囲であり、
その外側の部分が出力系では再現(表現)できない色の
範囲を示している。
【0003】被出力画像データ(色情報)の中には、上
記した三角形の内部の色もあれば、楕円で示すような三
角形の外部(出力系の色再現範囲外)の色が存在する場
合もある。この範囲外の色は、出力系の再現範囲の色に
変換処理されるが、通常は三角形の辺の色に変換され
る。
【0004】例えば、色度図上の白色点を中心として色
相を一定として出力系の色再現範囲外の色を、出力系の
色再現範囲内に圧縮写像するカラー画像処理方法がある
(特開昭61−288690号公報を参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の変換処理方法は、一つの出力画像に対して単一の色変
換処理を施しているために、出力画像(平面)のある部
分では「色変わり」や「階調つぶれ」などが生じるとい
う問題がある。すなわち、具体的には、本来同じ色であ
るにも係らず出力画像中のある部分では違和感のない画
像になっていても、別のある部分では色変わりや階調の
つぶれが目立ったり、またある部分では疑似階調が発生
するといった現象となって現れる。
【0006】ここで、色変わりとは、被出力画像データ
の色が、出力画像の色と明らかに違いが分かる程度に色
が変化している現象のことであり、また、階調つぶれと
は、被出力画像データでは濃淡のある画像が、出力画像
ではその濃淡の程度が少なくなっている現象のことであ
り、さらに、疑似階調とは、被出力画像データでは滑ら
かな濃淡のある画像が、出力画像ではその濃淡の滑らか
さが失われている現象をいう。
【0007】本発明の第1の目的は、色変わりや階調つ
ぶれなどを目立たなくした色情報変換処理方法および装
置を提供することにある。
【0008】上記した色変わりや階調つぶれは、出力画
像(平面)において部分的に目立ったり、目立たなかっ
たりするが、実際には、この色変わりや階調つぶれの部
分の大きさによっても目立つ度合いが異なる。そこで、
本発明の第2の目的は、領域の大きさが、ある設定値よ
り大きい場合と小さい場合とで異なる色変換方法を採る
ことによって、色変わりや階調つぶれなどを目立たなく
した色情報変換処理方法および装置を提供することにあ
る。
【0009】被出力画像データの内、出力系の色再現範
囲の外にある色に対して行っている従来の処理方法は、
一つの出力画像に対して単一の色変換処理を施すもので
ある。このため、同じ色であるにも係らず、画像中のあ
る部分では適切な変換が行われていても、別のある部分
では階調がつぶれていたり、またある部分では疑似階調
が発生するという問題がある。
【0010】これは、変換対象となる色再現範囲外の色
が、被出力画像全体の中で、どのような大きさと分布で
あるかを無視して一律に色変換を行っていることに起因
している。すなわち、例えば、注目画素の色が連続階調
の中の一色であるのか、ベタ部分の色であるのか、さら
には明度方向の変化が大きい領域内の色であるのか、彩
度方向の変化が大きい領域内の色であるのか、という周
辺の情報によって、最適な色変換方法が異なってくる。
【0011】本発明の第3の目的は、被出力画像中の色
分布情報に応じた最適な色変換を行う色情報変換処理方
法および装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、少なくとも画素の位置情
報と色情報が対応し、被出力画像情報の色情報の一部が
画像出力系の色再現範囲より広いとき、再現できない色
情報を変換処理する色情報変換処理方法において、前記
被出力画像情報の色情報が、前記画像出力系の色再現範
囲外の色であるか否かを判定し、該色再現範囲外の色を
色相領域に分別し、該色相領域に分別された色の画素が
連続して存在しているか否かを判定し、画素が連続して
存在しているとき、特定点方向に写像する色変換方法を
選択して色変換処理を行い、画素が連続して存在してい
ないとき、色差が最小となる色変換方法 を選択して色変
換処理を行うことを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明では、少なくとも画素
の位置情報と色情報が対応し、被出力画像情報の色情報
の一部が画像出力系の色再現範囲より広いとき、再現で
きない色情報を変換処理する色情報変換処理方法におい
て、前記被出力画像情報の色情報が、前記画像出力系の
色再現範囲外の色であるか否かを判定し、該色再現範囲
外の色を色相領域に分別し、該色相領域に分別された色
の画素が連続して存在しているか否かを判定し、画素が
連続して存在し、連続して存在する画素領域のサイズが
所定の値より大きいとき、特定点方向に写像する色変換
方法を選択して色変換処理を行い、画素が連続して存在
し、連続して存在する画素領域のサイズが所定の値より
小さいとき、色差が最小となる色変換方法を選択して
変換処理を行うことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明では、少なくとも画素
の位置情報と色情報が対応し、被出力画像情報の色情報
の一部が画像出力系の色再現範囲より広いとき、再現で
きない色情報を変換処理する色情報変換処理方法におい
て、前記被出力画像情報の色情報が、前記画像出力系の
色再現範囲外の色であるか否かを判定し、該色再現範囲
外の色を色相領域に分別し、該色相領域に分別された色
の画素が連続して存在しているか否かを判定し、画素が
連続して存在しているとき、連続して存在する画素領域
のサイズが所定の値より大きいか否かを判定し、所定値
より大きいサイズの画素領域の色分布特性を計測し、計
測された色分布計測値が所定値以下のとき、特定点方向
に写像する色変換方法を選択して色変換処理を行うこと
を特徴としている。
【0015】請求項記載の発明では、少なくとも画素
の位置情報と色情報が対応し、被出力画像情報の色情報
の一部が画像出力系の色再現範囲より広いとき、再現で
きない色情報を変換処理する色情報変換処理方法におい
て、前記被出力画像情報の色情報が、前記画像出力系の
色再現範囲外の色であるか否かを判定し、該色再現範囲
外の色を色相領域に分別し、該色相領域に分別された色
の画素が連続して存在しているか否かを判定し、画素が
連続して存在しているとき、連続して存在する画素領域
のサイズが所定の値より大きいか否かを判定し、所定値
より大きいサイズの画素領域の色分布特性を基に、前記
出力系の色再現範囲の少なくとも内側に仮想の色再現境
界域を設定し、着目画素が仮想の色再現境界域に対して
色差最小となる位置の方向にあって、出力系の色再現境
界上の点へ該着目画素を色変換することを特徴としてい
る。
【0016】請求項記載の発明では、前記仮想の色再
現範囲の形状は、直線または三角形であることを特徴と
している。
【0017】請求項記載の発明では、目の解像力特性
を基に、前記画素領域のサイズを判定することを特徴と
している。
【0018】請求項記載の発明では、前記分別は、色
空間領域に分割された領域に分別することを特徴として
いる。
【0019】請求項記載の発明では、少なくとも画素
の位置情報と色情報が対応し、被出力画像情報の色情報
の一部が画像出力系の色再現範囲より広いとき、再現で
きない色情報を変換処理する色情報変換処理装置におい
て、前記被出力画像情報の色情報が、前記画像出力系の
色再現範囲外の色であるか否かを判定する手段と、該色
再現範囲外の色を色相領域に分別する手段と、該色相領
域に分別された色の画素が連続して存在しているか否か
を判定する手段と、画素が連続して存在しているとき、
特定点方向に写像する色変換方法を選択して色変換処理
を行い、画素が連続して存在していないとき、色差が最
小となる色変換方法を選択して色変換処理を行う手段と
を備えたことを特徴としている。請求項記載の発明で
は、少なくとも画素の位置情報と色情報が対応し、被出
力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色再現範囲よ
り広いとき、再現できない色情報を変換処理する色情報
変換処理装置において、前記被出力画像情報の色情報
が、前記画像出力系の色再現範囲外の色であるか否かを
判定する手段と、該色再現範囲外の色を色相領域に分別
する手段と、該色相領域に分別された色の画素が連続し
存在しているか否かを判定する手段と、画素が連続し
存在し、連続して存在する画素領域のサイズが所定の
値より大きいとき、特定点方向に写像する色変換方法を
選択して色変換処理を行い、画素が連続して存在し、
続して存在する画素領域のサイズが所定の値より小さい
とき、色差が最小となる色変換方法を選択して色変換処
理を行う手段とを備えたことを特徴としている。請求項
10記載の発明では、少なくとも画素の位置情報と色情
報が対応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力
系の色再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変
換処理する色情報変換処理装置において、前記被出力画
像情報の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色
であるか否かを判定する手段と、該色再現範囲外の色を
色相領域に分別する手段と、該色相領域に分別された色
の画素が連続して存在しているか否かを判定する手段
と、画素が連続して存在しているとき、連続して存在す
る画素領域のサイズが所定の値より大きいか否かを判定
する手段と、所定値より大きいサイズの画素領域の色分
布特性を計測する手段と、該計測された色分布計測値が
所定値以下のとき、特定点方向に写像する色変換方法を
選択して色変換処理を行う手段とを備えたことを特徴と
している。請求項11記載の発明では、少なくとも画素
の位置情報と色情報が対応し、被出力画像情報の色情報
の一部が画像出力系の色再現範囲より広いとき、再現で
きない色情報を変換処理する色情報変換処理装置におい
て、前記被出力画像情報の色情報が、前記画像出力系の
色再現範囲外の色であるか否かを判定する手段と、該色
再現範囲外の色を色相領域に分別する手段と、該色相領
域に分別された色の画素が連続して存在しているか否か
を判定する手段と、画素が連続して存在しているとき、
連続して存在する画素領域のサイズが所定の値より大き
いか否かを判定する手段と、所定値より大きいサイズの
画素領域の色分布特性を基に、前記出力系の色再現範囲
の少なくとも内側に仮想の色再現境界域を設定する手段
と、着目画素が仮想の色再現境界域に対して色差最小と
なる位置の方向にあって、出力系の色再現境界上の点へ
該着目画素を色変換する手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 〈実施例1〉 図1は、本発明の実施例1の構成を示す。図において、
1は出力画像データ、2は再現色判別部、3は色相分別
部、4は集団画素判別部、5は色変換処理部、6は色補
正された出力画像データである。
【0021】図2は、本発明の実施例1の処理フローチ
ャートを示す。再現色判別部2は、被出力画像データ1
(少なくとも画素の位置情報と色情報が対応している)
の色情報が出力系の色再現範囲の外側の色であるか、ま
たは内側の色であるかを判別して分離する(ステップ1
01)。判別の結果、出力系の色再現範囲内の色であれ
ば(ステップ101でNO)、色変換処理を行わずに出
力する(ステップ106)。
【0022】色再現範囲外の色であれば(ステップ10
1でYES)、色相分別部3は当該色を、予めN分割
(Nは正整数)された色相毎に分別する(ステップ10
2)。この処理によって、出力系の色再現範囲外の色
は、実質的に同一とみなされる色相毎に分別される。
【0023】次いで、集団画素判別部4は、色相毎に分
別された色の画素が出力画像(平面)上で連続して(つ
まり、画素が固まって)存在しているか否かを判別する
(ステップ103)。画素が連続して存在していない場
合(ステップ103でNO)には、色変換処理部5は、
色変換処理(1)を施し(ステップ105)、画素が連
続して存在している場合(ステップ103でYES)に
は、色変換処理部5は、色変換処理(2)を施す(ステ
ップ104)。
【0024】ここで、画素が連続して存在するというこ
とは、2つ以上の画素が連続することを意味するが、実
際には記憶容量、変換処理速度などに関係するので、適
宜連続画素のサイズが選定される。また、色変換処理
(1)と色変換処理(2)は異なる処理方法であり、例
えば図12に示す方法を用いる。すなわち、代表例で
は、画素の連続性がない場合の色変換処理(1)とし
て、図12(b)に示すような色差が最小となる色変換
方法(楕円で示す色再現範囲外の色を、矢印で示す色再
現範囲内の色に写像する)を選択し、画素の連続性があ
る場合の色変換処理(2)として、図12(d)に示す
ような特定点方向に写像する色変換方法を選択する。な
お、(a)は明度を保存した色変換方法であり、(c)
は彩度を保存した色変換方法である。
【0025】本実施例1では、出力系の色再現範囲外の
画素で、かつ同じ色相の画素で、しかも固まって存在し
ている画素と、そうでない画素とに対して異なる色変換
処理を用いるので、出力画像において部分的に最適な色
変換処理が施され、色変わりや、階調つぶれが目立たな
くなる。
【0026】〈実施例2〉 図3は、実施例2の構成を示し、実施例1の構成に画素
領域計測部7と画素領域判別部8を付加して構成されて
いる。図4は、実施例2の処理フローチャートである。
上記した実施例1と同様に、再現色判別部2は、被出力
画像データ1の色情報が出力系の色再現範囲の外側の色
であるか、または内側の色であるかを判別して分離し
(ステップ201)、出力系の色再現範囲内の色であれ
ば(ステップ201でNO)、色変換処理を行わずに出
力する(ステップ208)。
【0027】色再現範囲外の色であれば(ステップ20
1でYES)、色相分別部3は当該色を、予めN分割
(Nは正整数)された色相毎に分別する(ステップ20
2)。これにより、出力系の色再現範囲外の色は、実質
的に同一とみなされる色相毎に分別される。
【0028】集団画素判別部4は、色相毎に分別された
色の画素が出力画像(平面)上で連続して存在している
か否かを判別し(ステップ203)、画素が連続して存
在していない場合(ステップ203でNO)には、色変
換処理部5は、実施例1で説明した色変換処理(1)を
施す(ステップ207)。
【0029】画素が連続して存在している場合(ステッ
プ203でYES)には、画素領域計測部7は、集団画
素サイズを計測し(ステップ204)、画素領域判別部
8は、その画素領域が設定値より大きいか否かを判定す
る(ステップ205)。画素領域が設定値より小さい場
合(ステップ205でNO)には、色変換処理部5は実
施例1で説明した色変換処理(1)を施す(ステップ2
07)。画素領域が設定値より大きい場合(ステップ2
05でYES)には、色変換処理部5は実施例1で説明
した色変換処理(2)を施す(ステップ206)。
【0030】ここで、画素領域が設定値を基準に判定す
る理由は、2つ以上の画素が集団として存在する場合で
あっても、集団画素サイズが小さい場合には実質的に変
換処理の効果が現われない場合があるからである。すな
わち、出力画像を人間が目で見て、色が違う、あるいは
階調がつぶれていることを判断するものであるから、原
理的には目の解像度以上の領域サイズでないと、変換処
理による効果の違いが明瞭に現われてこないことにな
る。実際には、目の解像度以上で、しかも実質的に効果
が同じとみなせる程度の大きな領域サイズが設定値とし
て選ばれる。
【0031】このように本実施例2では、出力系の色再
現範囲外の画素で、かつ同じ色相の画素で、しかも画素
領域が設定値より大きい画素と、そうでない画素とに対
して異なる色変換処理を用いるので、出力画像中の大き
な領域に対し、部分的に最適な色変換処理が施され、色
変わりや、階調つぶれが目立たなくなる。
【0032】〈実施例3〉 図5は、実施例3の構成を示す。本実施例は、実施例2
の構成に色分布特性計測部9と色分布特性判別部10を
付加して構成されている。図6は、実施例3の処理フロ
ーチャートである。ステップ305までの処理は、実施
例2と同様である。連続して画素が存在する場合にはそ
の画素数を計数し、設定値よりも大きいか否かを判定す
る。設定値よりも画素数が小さい場合には、実施例1と
同様の色変換処理(1)を施す。
【0033】連続して存在する画素数が設定値よりも大
きいときは(ステップ305のYES)、色分布特性計
測部9は、それらの画素が示す色がどのような分布をし
ているかを計測する(ステップ306)。この色分布特
性として、例えば各画素が示す色度点から出力系色再現
範囲の境界面に下した垂線と該境界面との交点と、該色
度点との色差(ΔE*)を、対象とする画素に対して全
て算出する。図13(a)、(b)は、色分布特性例を
示す。
【0034】そして、これら色差の最大値、最小値、標
準偏差などの特性値を求めることによって、例えば対象
としている領域の色分布が図13(a)、(b)の何れ
の分布に近いかという分布状態が分かる。
【0035】本実施例では、色分布特性値から直接また
は間接的に得られる少なくとも1以上の設定値(sh
1,sh2)を設ける。色分布特性判別部10は、対象
画素の色分布計測値(x)と設定値(sh1,sh2)
を比較し(ステップ307)、x≧sh2のとき色変換
処理(4)を施し(ステップ308)、sh2>x>s
h1のとき色変換処理(3)を施し(ステップ30
9)、x≦sh1のとき色変換処理(2)を施す(ステ
ップ310)。出力系の色再現範囲外の色に対する色変
換方法として、前述した図12(a)、(b)、
(c)、(d)に示す方法が知られている。本実施例で
は、上記した色変換方法(2)、(3)、(4)を限定
するものではなく、色分布特性に応じて、異なる色変換
処理を行うことを特徴とするものである。
【0036】〈実施例4〉 上記した実施例3の色変換方法は、色分布特性値に応じ
て、異なる色変換処理方法を選択しているので、選択さ
れた処理方法の相違によって色変換結果が大きく異なっ
てくる。従って、画像によってはノイズなどの影響で同
じ絵柄でも処理が異なる結果、再現される色が場所によ
って異なってしまうという問題が生じる場合がある。
【0037】そこで、本実施例では、色変換方法とし
て、ある種のパラメータにより色変換処理を微妙にコン
トロールする方法を採り、局所的な色情報を基にそのパ
ラメータを変化させることによって、多少の色情報の変
動があってもそれに大きく左右されないようにしたもの
である。
【0038】図7は、実施例4の構成を示し、実施例3
の構成にさらに、色変換パラメータ算出部11を付加し
て構成している。図8は、実施例4の処理フローチャー
トである。色分布特性を計測するまでの処理は実施例3
と同様である。本実施例では、色変換パラメータ算出部
11が、色分布特性値を基に、特定の色変換方法に対し
てその変換内容を制御するパラメータを算出、決定す
る。例えば、図12(d)に示す特定点方向へ色を圧縮
する方法においては、色分布特性に応じてL*軸上のど
の点に写像するかを決定する。また、図15(a)、
(b)に示すように、色分布特性に応じて圧縮方向の制
御点を決定する。
【0039】〈実施例5〉 従来の色変換方法の問題点として、色差最小方法は、特
定領域で一点に色が集中することがあり、このために色
つぶれが発生する。また、明度、彩度保存方法は、画像
によっては不自然な階調となることがあり、さらに、特
定点方向圧縮方法は、特定領域(例えば、高明度、低明
度部)で色変わりが大きくなる(つまり、暗く、明るく
なり過ぎる)場合がある。
【0040】本実施例は、変換対象領域の色分布を基に
色変換パラメータを決定する上記実施例4に最適な色変
換処理方法を与えるものである。図9は、実施例5の構
成を示し、実施例4の色変換パラメータ算出部11を仮
想色再現範囲設定部12に置き換えたものである。図1
0は、実施例5の処理フローチャートである。
【0041】実施例4の色変換パラメータは、具体的に
は、本実施例では仮想の色再現域を決定するパラメータ
となる。色分布特性を求めるまでの処理は実施例4と同
様である。仮想色再現範囲設定部12は、計測される色
分布特性値を用いて仮想色再現範囲を制御する。例え
ば、仮想の色再現範囲として、実際の色再現範囲を彩度
方向に所定割合で圧縮したもので定義してもよい。
【0042】図14(a)、(b)は、色分布特性値を
用いて設定された仮想色再現範囲の例を示す。(a)の
色分布の場合では、仮想色再現境界は出力系の色再現境
界の内側に設定され、(b)の色分布の場合では、仮想
色再現境界は出力系の色再現境界の近くに設定される。
【0043】図14に示すように仮想の色再現境界が設
定されると、色変換処理部5は次のように色変換処理
(2)を行う。すなわち、色変換対象画素の色度点Xか
ら、色差最小となる仮想色再現範囲の境界面上の点Pを
求める。対象画素の色度点Xと点Pを結ぶ直線と実際の
出力系の色再現範囲との交点をQとするとき、点Xを点
Qに変換する。
【0044】〈実施例6〉 上記した実施例5の仮想色再現範囲の設定の仕方では、
色変換処理に対する負荷が増大し、その結果、色変換速
度が低下する恐れがある。そこで、本実施例では、最も
効果的な仮想色再現範囲の形状を考慮したものである。
すなわち、仮想の色再現範囲を三角形とするならば、仮
想の色再現範囲上に色差最小点を見つける処理が容易に
なる。
【0045】例えば、図14(a)、(b)に示すよう
に、三角形の仮想色再現範囲の頂点Rを、色分布特性値
を用いて決定する。あるいは、図16(e)に示すよう
に、色再現範囲を直線として無彩色軸に一致させた場合
には、色変換処理として明度保存方法が実行できる。ま
た、図16(a)に示すように、実際の色再現範囲の最
大色度点の明度を一定値として持つ直線(B−A)を仮
想の色再現範囲とするならば、彩度保存圧縮も可能とな
る。(b)の仮想色再現範囲(点線の三角形ABC)
は、(a)の彩度保存と(c)の色差最小の中間にあ
り、(d)の仮想色再現範囲は、(c)の色差最小と
(e)の明度保存の中間にある。
【0046】〈実施例7〉 従来のガマット処理は、人間の目の解像能力に影響する
か否かに係らず、全ての領域で同様の処理を行ってい
た。そのために、人間にとって効果的なガマット処理を
効率的に行うことができない。
【0047】そこで、本実施例では、人間の目の解像能
力以下(つまり、人間が気にならない程度)の狭い領域
であるか否かを判別し、その結果によって領域毎の処理
方法を変えるようにしたものである。一般的に人間の目
の解像度は一定の距離から観察した時の識別可能な長さ
で与えられる。この性質に基づいて与えられた領域の大
きさが人間の目の解像能力以下であるか否かを、以下の
ように判別する。
【0048】例えば、一画素の一辺の長さをLとし、人
間の目の解像能力を長さSとする。このとき、人間の目
の解像度から決まるサイズを、画素[S/L]個分とす
る。[ ]は小数点以下切り捨てを表わす。
【0049】そこで、与えられた領域の一辺が画素X個
分であったとき、X≧[S/L]ならば、与えられた領
域は人間の目の解像能力以上の広い領域であり、X<
[S/L]ならば、与えられた領域は人間の目の解像能
力以下の狭い領域である、と判定する。
【0050】そして、例えば人間の目の解像能力以上の
広い領域である部分については、処理をより厳密に行
う。
【0051】〈実施例8〉 同一の色相であっても、図11に示すように、明度方向
に離れていたり、さらに彩度方向に離れている場合があ
る。ここで離れているとは、異なる色とみなされるとい
う意味である。このような場合において、上記した各実
施例では、異なる色であるにも係らず同一の処理を行っ
ていた。
【0052】本実施例では、被出力画像が持つか、ある
いは変換可能な色空間において、その色空間を分割す
る。例えば、色空間がCIELAB空間であれば、L
*,a*,b*の各軸に沿って分割し、CIELUV空
間であれば、色相、明度、彩度方向に分割する。
【0053】また、分割の細かさは適用されるシステム
によって決まるが、分割された一領域における最大色差
が、出力画像において大きな問題とならない程度に細か
いことが求められる。一般に、CIELAB空間におい
て、色差3は隣接比較したときに色の差が分かる程度と
されているが、画像内で隣接した色の微妙な違いを問題
とする場合には、色差3〜5程度が一つの目安となる。
【0054】そして、上記したように、出力系の色再現
範囲外にあって、かつ本実施例のように色空間領域に分
割された領域に分別され、かつ連続した集団画素を形成
するものに対して色変換処理(2)を施し、それ以外に
は異なる色変換処理(1)を施す。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
以下のような効果が得られる。 (1) 被出力画像の画像情報の中で、出力系の色再現範
囲外の画素で、かつ同じ色相の画素で、しかも固まって
存在している画素と、そうでない画素に対して、それぞ
れ異なる出力系の色情報変換処理を施しているので、出
力画像(平面)において部分的に最適な色変換処理が施
され、従来生じていた「色変わり」や「階調つぶれ」な
どの不具合を目立たなくすることができ、全体として違
和感のない画像が得られる。
【0056】(2)被出力画像の画像情報の中で、出力
系の色再現範囲外の画素で、かつ同じ色相の画素で、し
かも画素領域が設定値より大きい画素と、そうでない画
素に対して、それぞれ異なる出力系の色情報変換処理を
施し、画素領域サイズを実効的に大きく設定しているの
で、出力画像(平面)において実効的に大きな領域に対
して部分的に最適な色変換処理が施され、従来生じてい
た「色変わり」や「階調つぶれ」などの不具合を目立た
なくすることができる。
【0057】(3)連続した同一色相領域の色分布特性
に応じて、最適な色変換処理を施しているので、どのよ
うな画像に対しても最適な色変換を行うことができる。
【0058】(4)連続した同一色相領域の色分布特性
に応じて、最適な色変換処理が実行されるように、色変
換処理を制御するパラメータを算出しているので、複数
の色変換処理方法を切り替える場合よりも、より微妙な
色変換処理が可能になる。
【0059】(5)色再現範囲の内側に仮想の色再現範
囲を設定し、仮想の色再現範囲の大きさ、形を制御して
いるので、従来の色変換方法から、その中間の色変換ま
で実行することができ、最適な色変換処理が実現され
る。
【0060】(6)仮想の色再現範囲を三角形もしくは
直線にしているので、仮想の色再現範囲境界面にあって
注目画素との色差が最小となる点を見つけることが容易
になり、色変換を高速に行うことができる。
【0061】(7)人間の目の解像能力に影響する部分
であるか否かによって、その部分の処理方法を変えるこ
とができる。従って、人間にとって気にならない部分の
処理を簡略化し、気になる部分の処理をより厳密に行う
ことで、効率的かつ効果的な処理が可能になる。
【0062】(8)色変換を行う領域を抽出する際に、
同一色であるか否かという判定を色相だけでなく、分割
された色空間領域に含まれるか否かを判別しているの
で、より詳細な色情報に対応して色変換を行うことがで
き、被出力画像が持つ色情報の消失を極力抑えた色再現
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成を示す。
【図2】実施例1の処理フローチャートを示す。
【図3】実施例2の構成を示す。
【図4】実施例2の処理フローチャートを示す。
【図5】実施例3の構成を示す。
【図6】実施例3の処理フローチャートを示す。
【図7】実施例4の構成を示す。
【図8】実施例4の処理フローチャートを示す。
【図9】実施例5の構成を示す。
【図10】実施例5の処理フローチャートを示す。
【図11】ある色相(H*)における明度(L*)と彩
度(C*)の色平面を示す。
【図12】(a)〜(d)は、色変換処理の例を示す。
【図13】(a)、(b)は、色分布特性例を示す。
【図14】(a)、(b)は、色分布特性値を用いて設
定された仮想色再現範囲の例を示す。
【図15】(a)、(b)は、色分布特性に応じて圧縮
方向の制御点を決定する例を示す。
【図16】(a)〜(e)は、仮想色再現範囲の種々の
形状例を示す。
【符号の説明】
1 出力画像データ 2 再現色判別部 3 色相分別部 4 集団画素判別部 5 色変換処理部 6 色補正された出力画像データ 7 画素領域計測部 8 画素領域判別部 9 色分布特性計測部 10 色分布特性判別部 11 色変換パラメータ算出部 12 仮想色再現範囲設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/46 G09G 5/36 520A (56)参考文献 特開 平7−274026(JP,A) 特開 平8−98045(JP,A) 特開 平8−275009(JP,A) 特開 平9−93445(JP,A) 特開 平7−298077(JP,A) 特開 平7−288708(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/60 G06T 1/00 510

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画素の位置情報と色情報が対
    応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色
    再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処理
    する色情報変換処理方法において、前記被出力画像情報
    の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色である
    か否かを判定し、該色再現範囲外の色を色相領域に分別
    し、該色相領域に分別された色の画素が連続して存在し
    ているか否かを判定し、画素が連続して存在していると
    き、特定点方向に写像する色変換方法を選択して色変換
    処理を行い、画素が連続して存在していないとき、色差
    が最小となる色変換方法を選択して色変換処理を行うこ
    とを特徴とする色情報変換処理方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも画素の位置情報と色情報が対
    応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色
    再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処理
    する色情報変換処理方法において、前記被出力画像情報
    の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色である
    か否かを判定し、該色再現範囲外の色を色相領域に分別
    し、該色相領域に分別された色の画素が連続して存在し
    ているか否かを判定し、画素が連続して存在し、連続し
    存在する画素領域のサイズが所定の値より大きいと
    き、特定点方向に写像する色変換方法を選択して色変換
    処理を行い、画素が連続して存在し、連続して存在する
    画素領域のサイズが所定の値より小さいとき、色差が最
    小となる色変換方法を選択して色変換処理を行うことを
    特徴とする色情報変換処理方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも画素の位置情報と色情報が対
    応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色
    再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処理
    する色情報変換処理方法において、前記被出力画像情報
    の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色である
    か否かを判定し、該色再現範囲外の色を色相領域に分別
    し、該色相領域に分別された色の画素が連続して存在し
    ているか否かを判定し、画素が連続して存在していると
    き、連続して存在する画素領域のサイズが所定の値より
    大きいか否かを判定し、所定値より大きいサイズの画素
    領域の色分布特性を計測し、計測された色分布計測値が
    所定値以下のとき、特定点方向に写像する色変換方法を
    選択して色変換処理を行うことを特徴とする色情報変換
    処理方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも画素の位置情報と色情報が対
    応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色
    再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処理
    する色情報変換処理方法において、前記被出力画像情報
    の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色である
    か否かを判定し、該色再現範囲外の色を色相領域に分別
    し、該色相領域に分別された色の画素が連続して存在し
    ているか否かを判定し、画素が連続して存在していると
    き、連続して存在する画素領域のサイズが所定の値より
    大きいか否かを判定し、所定値より大きいサイズの画素
    領域の色分布特性を基に、前記出力系の色再現範囲の少
    なくとも内側に仮想の色再現境界域を設定し、着目画素
    が仮想の色再現境界域に対して色差最小となる位置の方
    向にあって、出力系の色再現境界上の点へ該着目画素を
    色変換することを特徴とする色情報変換処理方法。
  5. 【請求項5】 前記仮想の色再現範囲の形状は、直線ま
    たは三角形であることを特徴とする請求項記載の色情
    報変換処理方法。
  6. 【請求項6】 目の解像力特性を基に、前記画素領域の
    サイズを判定することを特徴とする請求項2、3または
    記載の色情報変換処理方法。
  7. 【請求項7】 前記分別は、色空間領域に分割された領
    域に分別することを特徴とする請求項1、2、3または
    記載の色情報変換処理方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも画素の位置情報と色情報が対
    応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色
    再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処理
    する色情報変換処理装置において、前記被出力画像情報
    の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色である
    か否かを判定する手段と、該色再現範囲外の色を色相領
    域に分別する手段と、該色相領域に分別された色の画素
    連続して存在しているか否かを判定する手段と、画素
    連続して存在しているとき、特定点方向に写像する色
    変換方法を選択して色変換処理を行い、画素が連続して
    存在していないとき、色差が最小となる色変換方法を選
    択して色変換処理を行う手段とを備えたことを特徴とす
    る色情報変換処理装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも画素の位置情報と色情報が対
    応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の色
    再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処理
    する色情報変換処理装置において、前記被出力画像情報
    の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色である
    か否かを判定する手段と、該色再現範囲外の色を色相領
    域に分別する手段と、該色相領域に分別された色の画素
    連続して存在しているか否かを判定する手段と、画素
    連続して存在し、連続して存在する画素領域のサイズ
    が所定の値より大きいとき、特定点方向に写像する色変
    換方法を選択して色変換処理を行い、画素が連続して
    在し、連続して存在する画素領域のサイズが所定の値よ
    り小さいとき、色差が最小となる色変換方法を選択して
    色変換処理を行う手段とを備えたことを特徴とする色情
    報変換処理装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも画素の位置情報と色情報が
    対応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の
    色再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処
    理する色情報変換処理装置において、前記被出力画像情
    報の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色であ
    るか否かを判定する手段と、該色再現範囲外の色を色相
    領域に分別する手段と、該色相領域に分別された色の画
    素が連続して存在しているか否かを判定する手段と、画
    素が連続して存在しているとき、連続して存在する画素
    領域のサイズが所定の値より大きいか否かを判定する手
    段と、所定値より大きいサイズの画素領域の色分布特性
    を計測する手段と、該計測された色分布計測値が所定値
    以下のとき、特定点方向に写像する色変換方法を選択し
    色変換処理を行う手段とを備えたことを特徴とする色
    情報変換処理装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも画素の位置情報と色情報が
    対応し、被出力画像情報の色情報の一部が画像出力系の
    色再現範囲より広いとき、再現できない色情報を変換処
    理する色情報変換処理装置において、前記被出力画像情
    報の色情報が、前記画像出力系の色再現範囲外の色であ
    るか否かを判定する手段と、該色再現範囲外の色を色相
    領域に分別する手段と、該色相領域に分別された色の画
    素が連続して存在しているか否かを判定する手段と、画
    素が連続して存在しているとき、連続して存在する画素
    領域のサイズが所定の値より大きいか否かを判定する手
    段と、所定値より大きいサイズの画素領域の色分布特性
    を基に、前記出力系の色再現範囲の少なくとも内側に仮
    想の色再現境界域を設定する手段と、着目画素が仮想の
    色再現境界域に対して色差最小となる位置の方向にあっ
    て、出力系の色再現境界上の点へ該着目画素を色変換す
    る手段とを備えたことを特徴とする色情報変換処理装
    置。
JP01100496A 1996-01-25 1996-01-25 色情報変換処理方法および装置 Expired - Fee Related JP3502496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01100496A JP3502496B2 (ja) 1996-01-25 1996-01-25 色情報変換処理方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01100496A JP3502496B2 (ja) 1996-01-25 1996-01-25 色情報変換処理方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09205557A JPH09205557A (ja) 1997-08-05
JP3502496B2 true JP3502496B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=11765985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01100496A Expired - Fee Related JP3502496B2 (ja) 1996-01-25 1996-01-25 色情報変換処理方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3502496B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4961962B2 (ja) * 2006-11-13 2012-06-27 富士ゼロックス株式会社 色処理装置及びプログラム
JP4974762B2 (ja) * 2007-05-28 2012-07-11 キヤノン株式会社 色処理装置及び方法
JP4972051B2 (ja) * 2008-07-29 2012-07-11 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記録媒体
JP5267807B2 (ja) * 2009-05-11 2013-08-21 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP5751527B2 (ja) * 2011-03-28 2015-07-22 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、及び画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09205557A (ja) 1997-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1383341B1 (en) Method and apparatus for adaptively enhancing colors in color images
US7418132B2 (en) Signal processing apparatus, signal processing program and electronic camera
US6360008B1 (en) Method of and apparatus for converting color data
RU2352081C2 (ru) Выделение доминирующего цвета с использованием законов восприятия для создания окружающего освещения, получаемого из видеоконтента
US8270712B2 (en) Image processing device, image processing program, and image processing method
JP4729568B2 (ja) 非演色色空間を介して変換されたビデオコンテンツからの周囲光のためのドミナントカラーの抽出
JP4040625B2 (ja) 画像処理装置、プリンタ装置、撮影装置、及びテレビ受像装置
US8199227B2 (en) Image-signal processing apparatus for performing space-variant image-signal processing
JP3359116B2 (ja) 画像処理方法及び装置
US7583411B2 (en) Gamut mapping apparatus and method thereof
US7982782B2 (en) Signal processing device, signal processing program and electronic camera
US7064864B2 (en) Method and apparatus for compressing reproducible color gamut
US6041136A (en) Image processing apparatus and method
JPH11312239A (ja) デジタルイメ―ジカラ―訂正デバイスおよびカラ―訂正するための方法
JP4274383B2 (ja) 画像処理装置
US5987169A (en) Method for improving chromatic text resolution in images with reduced chromatic bandwidth
JP3502496B2 (ja) 色情報変換処理方法および装置
US6870955B2 (en) Method for deciding semi-S curve for tone process of a digital color image
JP4107812B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法および記録媒体
US6781715B1 (en) Image processing method and system
JP2004297617A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH09247483A (ja) 画像強調装置
KR19990042024A (ko) 영상 의존 색역 사상방법
KR0155799B1 (ko) 마스킹 함수를 이용한 색 처리장치
JP2010011299A (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees