JP3494634B2 - サーボ形容積流量計 - Google Patents

サーボ形容積流量計

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、サーボ形容積流量
計に関し、より詳細には、小流量域から大流量域まで、
器差が、ほとんどゼロに近い優れた特性をもつサーボ形
容積流量計に関する。 【0002】 【従来の技術】一対の回転子を有する代表的な容積流量
計は、計量室と、計量室内で流体差圧により回転する一
対の回転子を有し、計量室と回転子とで形成される容積
を基準容積として計量室内に流入する被測定流体を回転
子の回転に応じて流出することにより、回転子の回転数
から流量を求める流量計である。すなわち、理想的に
は、基準容積に相当する体積の被測定流体が回転子の回
転に比例して排出される。 【0003】しかし、実際の容積流量計においては、回
転子の回転を可能とするために回転子と計量室との間に
は、微小な隙間が設けられており、回転子は計量室と接
触することなく回転する。また、回転子が回転するため
には、機械的要素の負荷、例えば軸受摩擦や計数部の負
荷に打ち勝つ回転トルクが必要で、この回転トルクを被
測定流体が回転子に作用する流体差圧による回転モーメ
ントにより得ている。このため、被測定流体のエネルギ
ーで回転子を回転させた場合(自力式容積流量計)、こ
の隙間から、極わずかではあるが、入口側から出口側に
漏洩が発生する。 【0004】図は、自力式容積流量計の器差特性の一
例を示す図である。図のように、この漏れの大きさ
は、流体差圧によるモーメントに対して、摩擦トルクの
割合が大きい小流量の範囲で大きく、器差がマイナスと
なり、その他の流量域において生ずる差圧の大きさによ
っても異なり、さらには、図において3本の器差曲線
で示すように、被測定流体の粘度の影響を受け器差特性
が変化する。 【0005】一方、容積流量計は、直接体積流量が測定
でき精度も高いことから、産業用、取り引き用の流量計
として広く使用されている。しかし、上述したように原
理的に計量室内で回転子が回転するために計量室と回転
子との間に存在する隙間による漏洩が、微少流量の測定
や、さらに高精度を追求する測定の場合には、無視でき
なくなる。また、この漏れ量は、容積流量計の流出入口
間の圧力損失に比例する。 【0006】被測定流体の粘度や密度などの物性値に影
響されずに安定した高精度の流量の測定が可能なよう
に、流量計の流出入口間の圧力損失を正確に検出して、
この圧力損失が、常に、ゼロになるように回転子に外部
からサーボモータで駆動力を与えてやり、そのときの回
転子の動作回転数から流量を測定するようにした流量計
が、サーボ形容積流量計である。 【0007】図は、従来のサーボ形容積流量計の構成
の一実施例を示す図である。図中、1は容積流量計、
2はケーシング、3は計量室、4は第1回転子軸、5は
第2回転子軸、6は第1回転子、7は第2回転子、8は
流入口、9は流出口、10は流入側圧力検出口、11は
流出側圧力検出口、12は差圧計、13はディストリビ
ュータA、14は調節計、15は目標設定器、16はサ
ーボモータ駆動回路、17はサーボモータ(S.M)、
18はタコジェネレータ(T.G)、19は流量発信器
(P.G)である。 【0008】容積流量計1は、流入口8と流出口9に連
通し、流路(ケーシング2)に形成された計量室3と、
この計量室3内に固着された第1回転子軸4及び第2回
転子軸5に各々軸支された第1回転子6及び第2回転子
7とからなっている。第1回転子6、及び第2回転子7
には本体外部、すなわち計量室3外部のそれぞれの回転
子に設けたパイロット歯車(図示せず)との噛合によ
り、互いに反対方向に、同期回転可能で、第1回転子6
側(本実施例では第1回転子6側となっているが、第2
回転子7側でもよい)のパイロット歯車には、サーボモ
ータ(S.M)17の駆動軸が接合されている。 【0009】容積流量計1の流入口8と流出口9には、
それぞれ流入側圧力検出口10、流出側圧力検出口11
が設けられ、流入口8及び流出口9の圧力は、両圧力検
出口10,11から導管により、差圧計12に導かれ、
容積流量計1の流出入口間の圧力損失が測定される。サ
ーボモータ(S.M)17の駆動軸には、タコジェネレ
ータ(T.G)18も直結されており、サーボモータ
(S.M)17、タコジェネレータ(T.G)18及び
第1回転子6側のパイロット歯車は互いに縦接続されて
いる。 【0010】タコジェネレータ(T.G)18は、サー
ボモータ(S.M)17の回転に比例した電圧値を発生
して、その出力は、サーボモータ駆動回路16を介し、
サーボモータ(S.M)17にフィードバックされる。
流量発信器(P.G)19は、第1回転子6(本実施例
では、第1回転子6となっているが、第2回転子7でも
よい)の回転数を計測する機構を有し、流量に比例する
パルスを発生する。 【0011】差圧計12からの差圧信号は、ディストリ
ビュータA13を介して差圧に比例した電圧値Vpに変
換されたのち、調節計14に入力され、目標設定器15
からの目標設定値と比較され、その出力V1は、サーボ
モータ駆動回路16の一方の入力端子に接続されてい
る。サーボモータ駆動回路16のもう一方の入力端子に
は、タコジェネレータ(T.G)18の出力V2がフィー
ドバックされて接続されて、調節計14からの容積流量
計1の流出入口間の圧力損失ΔPに相当する差圧計12
からの差圧信号Vpと目標設定値との比較値V1と、サ
ーボモータ(S.M)17の回転数に相当するタコジェ
ネレータ(T.G)18の出力V2が等しくなるように、
サーボモータ(S.M)17の回転を制御するサーボ機
構を形成している。 【0012】被測定流体が、矢印方向に流れた状態で
は、差圧計12の差圧信号は増加するが、サーボモータ
駆動回路16とサーボモータ(S.M)17からなるサ
ーボ制御系を駆動することにより、流量計の入口と出口
間の差圧ΔPを無差圧に制御する。このとき、調節計1
4の目標値を、差圧ゼロに設定し、サーボモータ17で
回転子を強制的に回転させ、ΔPをゼロになるよう制御
している。従来、サーボ形容積流量計は、上述のごと
く、流量の大小にかかわらず、流量計の入口側と出口側
の差圧ΔPを、ΔP=0になるように、回転子の回転を
サーボモータで強制駆動し制御していた。これは、容積
流量計の流出入口間の圧力損失がゼロになるように流量
を測定することができれば、漏れ量もゼロになるという
理論に基づいたものである。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サーボ形容積流量計で流量を実際に計測してみると、小
流量域においては、従来の自力式容積流量計における大
きなマイナス器差が改善されるものの、器差は全般にプ
ラスに転じ、しかも、流量、密度の上昇と共に増大する
特性を示すようになる。 【0014】プラス器差の原因としては、容積流量計の
流出入口間の圧力損失を無差圧に制御するために、サー
ボモータで回転子を強制的に回転させた場合、容積流量
計の流出入口間の圧力損失ΔPがゼロとなっても、計量
室内の回転子の回転方向前面側の圧力は、上昇し、背面
側は降下することになり、回転子の回転方向の前面と背
面側に、差圧ΔPiが発生してしまい、ケーシングと回
転子間に存在する隙間から、この差圧ΔPiにより、流
出側から流入側に被測定流体の漏洩が発生することにあ
る。 【0015】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、従来、サーボ形容積流量計の流入側と
流出側の差圧ΔPをゼロに制御せずに、後述する外部圧
力損失ΔPeで制御することにより、ΔPi=0となり、
流出側から流入側への漏洩による器差特性の悪化を防ぐ
ことが可能なサーボ形容積流量計を提供することを目的
とする。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明のサーボ形容積流
量計は、流路内に設けられた計量室と、該計量室内で回
転し、該回転毎に一定体積の流体を流出する対をなす第
1及び第2回転子と、前記計量室の上流側と下流側の差
圧を検出する第1の差圧計と、前記流路に直列に設置さ
れ、流路を狭めるための絞り機構と、該絞り機構の上流
側と下流側の差圧を検出する第2の差圧計と、前記第1
の差圧計からの差圧信号を前記第2の差圧計からの差圧
信号で調節して目標値とし、該目標値に追従して前記第
1又は第2回転子の何れかを駆動するサーボ機構とを備
えることを特徴としたものである。 【0017】 【0018】 【0019】 【発明の実施の形態】一般に、容積流量計に流体を流し
たとき、回転子より充分離れた差圧検出位置において、
ΔPの圧力損失が生じたとすると、 ΔP=ΔPi+ΔPe が成立する。ここで、ΔPiは回転子を回転させるため
に費やされる圧力損失で、流量計内部の漏れに直接関与
するため内部圧力損失という。また、ΔPeは流体が流
量計を流れるために費やされる圧力損失で、漏れには直
接関与しないため外部圧力損失という。 【0020】一対の回転子を内蔵した容積流量計におい
て、流量計内部の漏れに関与する回転子前後の差圧ΔP
iに対し、単位時間当たりの流量計内部の漏洩量Δq
は、μを流体の粘度、Qを流量として、 Δq=ka・(ΔPi/μ)+kb・Q …(1) で表される。但し、ka,kbは回転子とケーシングの形
状により決まる定数である。したがって、単位時間当た
りの流量計内部の漏洩量は、回転子前後の差圧に比例す
る一方で流体の粘度に反比例する項と流量に比例する項
に分けられる。 【0021】ここで、Iを校正される受験器の指示量、
Qを標準器の真実の値とすると、器差Eは、 E=((I−Q)/Q)×100 (%) …(2) で表される。また、流量計内部の漏洩量Δqとの関係よ
り I−Q=−Δq …(3) が成立する。したがって、(1),(2),(3)式よ
り、器差Eは、 E=−(Δq/Q)=−(ka・(ΔPi/(μ・Q))+kb)…(4) で表すことができる。ここで、器差Eをゼロにするため
には、(4)式第1項の回転子前後の差圧ΔPiをゼロ
にすれば、流量計内部の漏洩量もゼロとなり、流量は回
転数に正確に比例することにより、器差もだいたいゼロ
付近に表れることになる。なお(4)式の第2項は、メ
ータファクタを変更することにより無視することができ
る。 【0022】したがって、サーボ形容積流量計の器差を
ゼロにするためには、圧力損失ΔPを検出する位置での
差圧を内部圧力損失ΔPi=0に制御すればよい。つま
り、制御目標差圧と外部圧力損失ΔPeが同じになるよ
うに外部から駆動力を与えることにより、内部圧力損失
ΔPiがゼロになるため、流量計内部のリークがなくな
り、必然的にノンリークつまり器差ゼロの流量計が具現
化できる。 【0023】図1は、本発明のサーボ形容積流量計の原
理を説明するための図で、従来のサーボ形容積流量計の
流体圧分布の状態を示す模式図である。上述のごとく、
サーボ形容積流量計において流入側と流出側の差圧ΔP
をゼロに制御した場合には、回転子の回転方向の前面と
背面で差圧ΔPiが発生する。この差圧ΔPiにより、ケ
ーシングと回転子の隙間から、流出側から流入側に漏れ
る漏洩量は、被測定流体の密度ρ及び回転子の回転速度
Vと相関する圧力、流量の増加と共に増大し、器差がプ
ラスとなるのである。 【0024】本出願人は、外部圧力損失ΔPeを鑑み、
サーボ形容積流量計の流入側と流出側の差圧ΔPをゼロ
に制御せずに、ΔP=Pi+ΔPeにおいて、回転子の前
後の圧力損失ΔPiすなわち内部圧力損失ΔPi=0に制
御するため、ΔP=ΔPe=k(ρ/2g)V2=C・ρ
・Q2分だけ、流入側の圧力を高くするようにサーボ形
容積流量計を制御することにより、回転子の回転方向前
面側と背面側間の内部圧力損失ΔPi=0とし、ケーシ
ングと回転子間の隙間からの被測定流体の漏洩をなくす
ことが可能なサーボ形容積流量計を提案した。ここで、
k及びCは、流量計の内部形状・寸法,管摩擦係数等で
決まる定数で、例えばλ(L/D)を用いて表される
(λ:管摩擦係数、L:流量計内部の管軸長さ、D:流
量計内部の内径)。また、上述のごとく、Vを回転子の
回転速度としたが管内の流速、または流量Qを用いても
良い。 【0025】本発明の一実施形態に係るサーボ形容積流
量計は、上述の差圧制御において、流量計とは別に設置
したベンチュリ管,オリフィスプレート,ノズルなどの
絞り機構(すなわち差圧発生機構)から外部圧力損失を
取り出し、ここで取り出した信号を制御目標差圧として
差圧ΔPを制御することにより、内部圧力損失だけを補
完制御している。 【0026】図は、本発明の一実施形態に係るサーボ
形容積流量計の構成の一実施例を示す図で、図中、1は
容積流量計、2はケーシング、3は計量室、4は第1回
転子軸、5は第2回転子軸、6は第1回転子、7は第2
回転子、8は流入口、9は流出口、10は流入側圧力検
出口、11は流出側圧力検出口、12は第1の差圧計で
あり、これらは、図に示した従来のサーボ形容積流量
計の構成要素と共通し、基本的に同じ機能を有しており
(詳細な説明は省略する)、同一の符号を付している。
但し、本実施例に係るサーボ形容積流量計における第1
回転子6又は第2回転子7は、計量室3内でサーボモー
タ17により回転させる。 【0027】本実施例のサーボ形容積流量計において
は、図における従来の装置の目標設定器15の代わり
に、絞り機構31及び第2の差圧計32を設けている。
また、本実施例においては、第1差圧計12からの差圧
信号及び第2の差圧計32からの差圧信号を調節計14
へ入力し、第1差圧計12からの差圧信号及び第2の差
圧計32からの差圧信号で調節して目標値とし、その目
標値に追従して第1回転子6又は第2回転子7をサーボ
機構で駆動させる。本実施例では、サーボ機構としてサ
ーボモータ駆動回路16,サーボモータ(S.M)1
7,タコジェネレータ(T.G)18を備え、上述の目
標値(追従用目標値)をサーボモータ駆動回路16に指
示し、サーボモータ(S.M)17を駆動させ、回転子
6又は7を駆動させる。但し、本実施例において、目標
値は第2差圧計32からの差圧信号を増幅器33で増幅
させて調節するものとする。 【0028】絞り機構(差圧発生機構)31は、オリフ
ィスプレート,ノズル,ベンチュリ管等、流路の途中に
取り付けて流路を狭め、差圧を発生させる機構を指す。
本実施形態においては、絞り機構31は流路に直列に設
置し、さらに計量室3と離れた位置に設置している。第
2差圧計32においては、絞り機構31の上流側と下流
側にそれぞれ設けた圧力検出口で差圧ΔPe(Cp・ρx
・Qx2に相当する)を測定して差圧信号を取り出す。こ
こで、Cpはオリフィス等の絞り機構における絞り比で
決まる定数、ρxは流体密度、Qxは流量である。 【0029】第2差圧計32からの差圧信号は、まず増
幅器33に入力される。増幅器33は、例えば差圧信号
(差圧ΔPe=Cp・ρx・Qx2に相当する)をk=C0
/Cp倍に増幅する。なお、C0は、絞り機構の構造・
寸法等で決まる定数である。 【0030】調節計14のもう一方の端子には、図
おける従来の装置と同様、流量計の入口側と出口側の差
圧ΔPに相当する信号Vp(プロセス値PVに対応す
る)が入力され、調節計14では、増幅器33からの信
号Vs(基準値SVに対応する)と比較され、(Vp−
Vs)に相当する信号V1(上述の目標値に相当する)
が、サーボモータ駆動回路16の一方の入力端子に出力
される。 【0031】サーボモータ駆動回路16のもう一方の入
力端子には、タコジェネレータ(T.G)18からのサ
ーボモータ(S.M)17の回転数に比例した電圧V2
がフィードバックされて接続されており、調節計14か
らの信号V1と等しくなるようにサーボ機構が作動し、
サーボモータ(S.M)17の回転を制御する。この制
御により、回転子の回転方向前面側と背面側の差圧ΔP
iをゼロにする。 【0032】したがって、オリフィスプレート等の絞り
機構を入れることで、流路の圧力損失は増すが予め流体
密度を計っておく必要が無く、また、流体密度の温度圧
力補正も不要で、リニアライザ,乗算器等も不要な簡略
化された制御システムが構築できる。この制御システム
により、従来のサーボ形容積流量計において、流入側と
流出側の差圧ΔPをゼロに制御したことにより生ずる回
転子の前後面間の前記差圧ΔPiとは逆方向の差圧を消
去することができ、それに伴うケーシングと回転子間の
隙間からの逆流による漏洩をより少なくすることができ
た。特に、流体の成分が変わり密度が安定しない場合等
は有効であり、図4で示したような被測定流体の粘度に
よる器差のシフトも考慮しなくてよくなる。 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】図は、本発明に係るサーボ形容積流量計
による器差特性の一例を示す図である。図には計算で
得た外部圧力損失を設定して器差試験(30.9℃,1.
12mPa・s)をおこなった結果を示しており、構成
した電気計器などの基本精度を含みながら、一般的な流
量範囲の数倍の区間で±0.1%以上の優れた器差精度
が実現できることがわかる。 【0039】 【発明の効果】本発明によれば、絞り機構等の差圧発生
機構の前後で測定された差圧を増幅器で所望の値まで増
幅し、差圧制御目標値を得て、この差圧制御目標値とな
るように流量計の入口出口間の差圧を制御することによ
り、回転子の回転方向前面側と背面側の差圧がゼロとな
りケーシングと回転子間の隙間からのリークをなくすこ
とができるため、簡単なシステム構成で、広い流量範囲
にわたり高精度な流量計測が可能となる。また、流体の
成分が変わり密度が安定しない場合などには特に有効で
あり、被測定流体の粘度による器差も考慮しなくてよく
なる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のサーボ形容積流量計の原理を説明す
るための図で、従来のサーボ形容積流量計の流体圧分布
の状態を示す模式図である。 【図2】 本発明の一実施形態に係るサーボ形容積流量
計の構成の一実施例を示す図である。 【図3】 本発明に係るサーボ形容積流量計による器差
特性の一例を示す図である。 【図4】 自力式容積流量計の器差特性の一例を示す図
である。 【図5】 従来のサーボ形容積流量計の構成の一実施例
を示す図である。 【符号の説明】 1…容積流量計、2…ケーシング、3…計量室、4…第
1回転子軸、5…第2回転子軸、6…第1回転子、7…
第2回転子、8…流入口、9…流出口、10…流入側圧
力検出口、11…流出側圧力検出口、12…第1差圧
計、13…ディストリビュータA、14…調節計、15
…目標設定器、16…サーボモータ駆動回路、17…サ
ーボモータ(S.M)、18…タコジェネレータ(T.
G)、19…流量発信器(P.G)、31…絞り機構、
2…第2差圧計、33…増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 3/06 - 3/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 流路内に設けられた計量室と、該計量室
    内で回転し、該回転毎に一定体積の流体を流出する対を
    なす第1及び第2回転子と、前記計量室の上流側と下流
    側の差圧を検出する第1の差圧計と、前記流路に直列に
    設置され、流路を狭めるための絞り機構と、該絞り機構
    の上流側と下流側の差圧を検出する第2の差圧計と、前
    記第1の差圧計からの差圧信号を前記第2の差圧計から
    の差圧信号で調節して目標値とし、該目標値に追従して
    前記第1又は第2回転子の何れかを駆動するサーボ機構
    とを備えることを特徴とするサーボ形容積流量計。
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