JP3491675B2 - 透析用血液回路の構成決定方法 - Google Patents
透析用血液回路の構成決定方法Info
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Description
透析器との間を接続するための透析用血液回路の構成決
定方法に関する。さらに詳しくは、透析用血液回路を構
成する多くの部品を複数単位にユニット化することで透
析手技の体系化を図り、安全性を向上させ、かつコスト
が安い、改良された透析用血液回路の構成を決定する方
法に関する。
して一般的に使用されている。腎臓機能疾患者と透析器
との間には、透析用血液回路システムを接続することが
必要である。ところが、この透析用血液回路システム
は、病院、医師、技師によって様々に使用勝手が異な
り、本発明者らが知っているだけでもわが国では約20
00通り以上の血液回路システムが現実に採用されてい
る。
ステムは、いわゆる特注タイプのものばかりで、汎用性
がなく、融通がきかないという問題があった。さらに、
特注生産であるため、コストが高くかつ納品までに時間
がかかるという問題があった。加えて、最も重要な問題
は、透析手技が医師、技師等の担当者個々の経験で成り
立っているため体系化されておらず、担当者個々の主観
で回路システムを変えたり、また回路システムと接続す
る各機器との接続および使用法が体系づけられていない
ため各製品の互換性がなく、人体に直接使用される製品
の性質上、安全性という面でも問題を有していた。
まとめ上げ、パック化してしまう提案がなされている
(特開昭63−95063号公報)。しかしながら、こ
の提案は回路システムに接続する機器に融通性が少な
く、使い勝手が悪いという問題がある。
問題を解決するため、使用者(ユーザー)の血液回路の
構成に対する様々な手技、要望を体系化し、回路の規格
の適切な統合によってコストダウンが可能で、均一な規
格をユーザーに提供できることによって手技の体系化を
図り、安全でかつ使用しやすく従来より納期を短縮でき
る透析用血液回路の構成決定方法を提供することを目的
とする。
め、本発明の透析用血液回路の構成決定方法は、前記血
液回路システムを構成する多くの部品を複数単位にユニ
ット化し、そのユニット単位毎に選択可能な2つ以上の
構成要素を準備しておき、その中から使用者(ユーザ
ー)の要望に最も適合するものを選択することによっ
て、上記課題を解決した。
決定方法は、透析用血液回路を動脈側回路と静脈側回路
に分割し、さらに動脈側回路と静脈側回路とを構成する
ための各々選択可能な構成要素を、下記のA〜Gに示す
ユニットに分類し、各ユニット毎に、当該ユニットに分
類された前記構成要素から2つ以上を適宜組み合わせて
選択し、各ユニットから選択した前記各構成要素の相互
間の結合を決定することにより血液回路の構成を決定す
ることを特徴とする。[動脈側回路] ユニットA:動脈側留置針と接続するカニューレコネク
ターを有するチューブであり、ロックナットつきコネク
ターまたは非ロックコネクターを含むユニット ユニットB:ユニットAとユニットCとの間を接続し、
長さを調整するためのチューブを含むユニット ユニットC:ユニットBと透析器との間に存在させ、血
液ポンプ装置に直接装着される送液用ポンプチューブお
よび透析器接続コネクターを含むユニット ユニットD:ユニットBまたはユニットCの分岐管接続
部に接続し、血液抗凝固剤の入った容器と接続できるコ
ネクターを含み、血液抗凝固剤供給装置の設置位置に合
わせたチューブ長を有するユニット ユニットE:ユニットAの先端、ユニットBまたはユニ
ットCに装着して透析施行前のプライミングまたは透析
中の薬液の補液に使用するラインであり、ラインを開閉
する手段を有し、薬液容器穿刺用針もしくは他の薬液注
入用具を接続できるコネクターを含むユニット [静脈側回路] ユニットF:ユニットGと透析器との間に存在させ、透
析条件によって選択できる静脈チャンバーを含むユニッ
ト ユニットG:静脈側留置針と接続するカニューレコネク
ターを有するチューブであり、ロックナットつきコネク
ターまたは非ロックコネクターを含むユニット
時にあって、動脈側留置針接続部から透析器接続部まで
の間を構成する回路であり、静脈側回路とは血液透析療
法施行時にあって、透析器接続部から静脈側留置針接続
部の間を構成する回路である。
液回路システムをユニットに分割し、さらにユニット単
位毎に複数の構成要素を準備することにより、用途に応
じ体系化された理想的な規格をユーザーニーズに応じて
提供することが可能となり、生産システムを単純化する
ことによるコストダウンと、使用者にとっても使用しや
すいという簡便性を持つシステムとなった。さらに、各
ユニットや構成要素が互換性を持ち、体系づけられたこ
とにより、今までは任意に行われていた手技を画一的な
作業で行うことを可能とし、事故防止という観点からも
好ましく、安全性の高いシステムとなった。
ニットAにさらに分岐管接続部および混注ポートの少な
くとも1つを含めることができる。
てユニットBにさらに分岐管接続部および混注ポートの
少なくとも1つを含めることができる。
てユニットCにさらに陰圧検知部、チューブ内を流れる
血液の動脈チャンバー、分岐管接続部および混注ポート
の中から選ばれる少なくとも1つを含めることができ
る。
てユニットFにさらに分岐管接続部および混注ポートの
少なくとも1つを含めることができる。
てユニットDにさらに開閉用ストッパーを含めることが
できる。
てユニットEにさらに点滴筒、分岐管接続部、ストッパ
ーおよび流量調整用ローラークランプの中から選ばれる
少なくとも1つを含めることができる。
てユニットFにさらに分岐管接続部、圧力モニターライ
ン、血液レベル調整ラインおよび混注ポートの中から選
ばれる少なくとも1つを含めることができる。
てユニットGにさらに分岐管接続部および混注ポートの
少なくとも1つを含めることができる。
トA〜Gを全部組み合わせることが特に好ましい。
トA〜Gに分割されたシステムにおいて、各構成部品を
下記のとおり説明する。
クター:患者に穿刺した留置針などのメスコネクターと
接続するため使用し、患者から血液を取り出す際に使用
する。
取または薬液を注入するための手段に用いる。
者が寝たままか、通常の椅子に腰掛けたままか、車椅子
に座って透析処理を受けるか、または患者の血液の取り
出しおよび戻しの位置などの状態により、固定された透
析装置と使用者との距離が様々に異なるので、これに応
じた長さとするために使用する。
に空気が混入すると、透析器内部で血液流動が阻害さ
れ、尿素などの除去対象物質を除去する機能が低下する
他、血液凝固による透析不能に陥る場合がある。これを
防ぐために透析器へ流入する血液の空気抜きを行う。ま
た、必要に応じチャンバー内部に濾過フィルターを装備
し、フィブリン網などの透析器に流れ込む血液凝固物を
取除く。
ン:ヘパリンなど、透析中の血液の凝固を防止する薬剤
を注入するために使用する。また、必要に応じ開閉用ス
トッパーを取り付ける。
開始準備として透析用血液回路システム内を生理食塩水
などの等張液で置換する必要があり(この操作をプライ
ミングという)、これら等張液を注入するライン、また
は透析中に血圧低下をきたさないように必要に応じた薬
液を送り込むラインである。また、必要に応じ、薬液流
量調整用のローラークランプおよび流量確認用の点滴筒
を取り付ける。
の人体に浄化された血液を返血する際、空気の混入を防
止、また必要に応じ濾過フィルターを装備しフィブリン
網などの凝固物質を除去するために使用する。
クター:患者に穿刺した留置針などのメスコネクターと
接続するため使用し、患者に透析後の血液を返血する際
に使用する。
具体的に説明する。
回路システムにおける一実施形態のユニット分割図を示
すものである。
コネクターを有するチューブであり、混注ポートとロッ
クナットつきコネクターまたは非ロックコネクターを含
むユニット。
Cとの間を接続し、長さを調整するためのチューブを含
むユニットで該チューブには後記のユニットDもしくは
ユニットEと接続するための分岐接続部が装着されてい
る。
の間に存在させ、陰圧検知部と血液ポンプ装置に直接装
着される送液用ポンプチューブ、動脈チャンバー、透析
器接続コネクターおよび分岐接続部を含むユニット。分
岐接続部には圧力モニターラインおよび血液レベル調整
ラインが、また、混注ポートが本ユニット内に設けられ
ていても良い。
ットC(本実施形態ではユニットC)の分岐管接続部に
接続し、血液抗凝固剤の入った容器と接続できるコネク
ターを含み、血液抗凝固剤供給装置の設置位置に合わせ
たチューブ長を有するユニット。
ニットBまたはユニットC(本実施形態ではユニット
B)に装着して透析施行前のプライミングまたは透析中
の薬液の補液に使用するラインであり、薬液容器穿刺用
針もしくは他の薬液注入用具を接続できるコネクターと
前記ラインを開閉する手段を含むユニットである。
せ、血液性状や血液流量等の透析条件によって選択でき
る静脈チャンバー、圧力モニターライン、液レベル調整
ライン、混注ポートを含むユニット。
るカニューレコネクターを有するチューブであり複数の
チューブ径のユニットを有し、混注ポートとロックナッ
トつきコネクターまたは非ロックコネクターを含むユニ
ットである。
各ユニットの構成要素をそれぞれ複数個準備し適宜組み
合わせて使用する。
について2つの実施形態を説明する。まずユニットA−
1は、動脈側カニューレコネクター1及びそのカバー2
と、採血用混注ポート4とからなり、この間を接続する
チューブ3とから構成される。動脈側カニューレコネク
ター1は、プライミング時の汚染防止キャップであるカ
バー2をプライミング時はそのままにし、また透析直前
には外し留置針9と接続する。採血用混注ポート4の上
部5の部分には合成ゴムまたはシリコンゴムが埋めこま
れており、この部分から採血ができる。ユニットA−1
全体の長さは採血しやすい位置に混注ポートを設置した
ため約500〜800mm(本実施形態では700m
m)である。このタイプはカニューレコネクターが簡便
に着脱でき、皮膚圧迫が少なく、またロックタイプに比
べ部品数が減ることより安価であり、ルーチン的な透析
の行われる安定期透析患者に有用である。
動脈側カニューレコネクター1と採血用混注ポート4と
の間にロックナット6を存在させたものである。ロック
ナット6は不使用時はロック部7に仮固定されている
が、手で動かすと動脈側カニューレコネクター1まで動
かすことができる。そしてロックナット6の内側にはネ
ジが形成されているので、動脈側カニューレコネクター
1までスライドさせ、ツバ付き留置針とロック接続させ
ることができる。8は接続するラインである。このタイ
プはカニューレコネクター部をロック接続したいと希望
する患者(例えば動きの多い乳幼児や緊急透析時の患
者)に有用である。
トBについて4つの実施形態を説明する。まずユニット
B−1−1(図3)は、全長約600〜1000mm
(本実施形態では900mm)の樹脂製チューブ11か
らなる。このタイプはベットサイドに血液ポンプ装置ま
たは血液ポンプ装置を内蔵する透析患者監視装置(コン
ソール)を設置し、これらの機器を患者のすぐ横に設置
する場合に適用する。
約1000〜1600mm(本実施形態では1400m
m)の樹脂製チューブ12からなる。このタイプは患者
のベッド背後に上記の機器を設置した場合に適用する。
他、いずれも透析中の食事時などの体の動きがある場合
に適宜適用できる。なお、前記2つのタイプは、薬液注
入ライン、プライミングおよび補液ラインをユニットA
先端に直結する場合や使用しない場合は分岐管は使用し
ない。本ユニットにおいて分岐して薬液を補液する場合
は、図4に示すように、前記2つのタイプにそれぞれ分
岐管接続部13を装着したタイプ(図4のユニットB−
2−1とユニットB−2−2)を使用する。また、図
3、図4には示していないが必要に応じて混注ポートを
接続してもよい。
トCについて4つの実施形態を説明する。まずユニット
C−1−1(図5)は、外径12mm、長さ約250〜
350mm(本実施形態では275mm)のポンプチュ
ーブ21と、メッシュ24を内蔵する動脈チャンバー2
3とを装備している。その他、25は分岐管接続部、2
6は透析器接続コネクター、27は陰圧検知部であり、
陰圧検知部27は透析中の脱血不良時につぶれて異常を
知らせる部分である。分岐管接続部25は、薬液の補液
ラインまたは薬液注入ラインを装着する場合にのみ使用
する。
mm、長さ250〜350mm(本実施形態では275
mm)のポンプチューブ22と、ユニットC−1−1と
同様にメッシュ24を内蔵する動脈チャンバー23とを
装備している。このタイプはプライミング量を下げたい
時に有効である。
C−1−1と同様に外径12mm、長さ約250〜35
0mm(本実施形態では275mm)のポンプチューブ
21と動脈チャンバー29とを装備しているが、動脈チ
ャンバー29はメッシュを省き小型化を図っている。こ
のタイプはポンプ回転数を下げたい時に有効である。さ
らに、動脈チャンバーの小型化により、プライミング量
の低下および生体適合性が向上する。
C−1−2と同様に外径10mm、長さ約250〜35
0mm(本実施形態では275mm)のポンプチューブ
22と動脈チャンバー29とを装備しているが、動脈チ
ャンバー29はメッシュを省き小型化を図っている。こ
のタイプはプライミング量を下げたい時に有効である。
さらに、C−1−3と同様にプライミング量の低下およ
び生体適合性が向上する。
代表機種に対応し、メインラインは細径チューブ28を
使用し、プライミング量の低下が図られている。
について3つの実施形態を説明する。まずユニットD−
1は、全長約200〜400mm(本実施形態では30
0mm)、外径約1.5〜4mm(本実施形態では2m
m)のチューブ31と、血液抗凝固剤の入った容器と接
続できるコネクター34とを有する血液抗凝固剤注入ラ
インである。このユニットは動脈側ポンプチューブ後に
配列することで陰圧による過剰な薬液吸い込みを防止す
ることができ、例えば、実施形態4におけるユニットC
−1−1の分岐管接続部25に接続することができる。
血液抗凝固剤注入ラインにおけるチューブ長は血液抗凝
固剤供給装置の設置位置に合わせて任意に選ぶことがで
き、ユニットD−1では約200〜400mmである
が、このように長さをできるだけ短くすることによって
高価な薬剤のロスをできるだけ避けることができる他、
粘度の高い薬剤での送液圧の上昇を抑えられる。
mm(本実施形態では500mm)、外径約1.5〜4
mm(本実施形態では2mm)のチューブ32と、血液
抗凝固剤の入った容器と接続できるコネクター34とを
有する血液抗凝固剤注入ラインである。ユニットD−2
は、コンソール設置タイプのシリンジポンプにマッチン
グし、一般的な透析に最も適している。
0mm(本実施形態では800mm)、外径約1.5〜
4(本実施形態では2mm)のチューブ33と、血液抗
凝固剤の入った容器と接続できるコネクター34とを有
する血液抗凝固剤注入ラインである。ユニットD−3
は、外付けシリンジポンプなどの独立したシリンジポン
プを使用する際などのように、チューブ長が必要な場合
に有効である。また、血液ポンプチューブの後に注入ラ
インがくる際、この部分が陽圧になるため、血液が薬剤
容器内に逆流し失活する場合があるが、これを防止する
のに効果的である。
トEついての4つの実施形態を説明する。まずユニット
E−1−1(図8)は、ストレートタイプの薬液の補液
ラインであり、41は点滴筒、42はローラークラン
プ、43は薬液容器穿刺用針を接続したコネクター部で
ある。このタイプはユニットBまたはCに装着して使用
するラインであり、流動状態がわかるように点滴筒41
が備えられ、流量調整のためにローラークランプ42が
備えられている。
補液ラインであり、ユニットE−1−1に加え、ストッ
パー44とコネクター45とを有するY分岐ラインが装
備されており、返血時この部分に抜き取った動脈側穿刺
針を接続することで容易に返血操作が行える。
ー44と、薬液容器穿刺用針もしくは他の薬液注入用具
を接続できるコネクター45とを有する補液口である。
ー44と薬液容器穿刺用針を接続したコネクター部43
とを有するストレートタイプの薬液の補液ラインである
が、このタイプは上記3つのユニットとは異なり、ユニ
ットAの先端に接続する。
ンの薬液容器穿刺針はすべてプラスチック製であるため
廃棄が容易である。
Fの2つの実施形態を説明する。ユニットF−1は、メ
ッシュ53を内蔵し、長さ約100〜150mm(本実
施形態では125mm)の静脈チャンバー51を有する
ユニットであり、54は混注ポート、55は透析器接続
コネクター、56は圧力モニター接続部、57は液レベ
ル調整部である。このタイプは人工腎承認基準に適合し
たメッシュを備え、長時間透析時の液レベル低下に充分
対応できる範囲でプライミング量を低下させることがで
きる。
し、長さ約100〜170mm(本実施形態では150
mm)の静脈チャンバー52を有するユニットであり、
チャンバー内に中入れチューブを血液レベル以下に置く
ことで、充分な血漿の分離に対応できるよう、長めのチ
ャンバー長さとしている。このタイプは、血漿分離、生
理食塩水分離に効果的である。
通常の姿勢で楽に採血できる位置である。
Gの4つの実施形態を説明する。まずユニットG−1
は、カバー61でキャップされた静脈側カニューレコネ
クターと、全長約1400〜1800mm(本実施形態
では1600mm)、内径3.5mmの細径チューブ6
2とから構成され、動脈側と同様に細径チューブによる
プライミング量および廃棄物の低減が図れる。また、こ
の長さのチューブはベットサイドに血液ポンプ装置また
はコンソールを設置し、これらの機器を患者のすぐ横に
設置する場合に適用する。
レコネクターと、全長約1800〜2400mm(本実
施形態では2200mm)、内径3.5mmの細径チュ
ーブ65とから構成され、さらに採血用混注ポート64
とロックナット63とを備えている。動脈同様、採血お
よび混注が楽にできる位置(カニューレコネクターから
約600〜900mm(本実施形態では800mm))
に混注ポートを設けている。ロックナットについてもユ
ニットAと同様である。また、この長さのチューブは患
者のベッド背後に上記の機器を設置した場合に適用す
る。
レコネクターと、全長約1400〜1800mm(本実
施形態では1600mm)、内径4.5mmの太径チュ
ーブ66とから構成され、チューブの内径を大きくする
ことで血流の速度を落とし静脈圧上昇を抑制する。また
返血時のエアー混入防止にも効果的である。
レコネクターと、全長約1800〜2400mm(本実
施形態では2200mm)、内径4.5mmの太径チュ
ーブ67とから構成され、さらに採血用混注ポート64
とロックナット63とを備えている。太径チューブとし
た上で、採血および混注が楽にできる位置(カニューレ
コネクターから約600〜900mm(本実施形態では
800mm))に混注ポートを設け、返血時の流速を下
げることに効果的である。
ていないが、本実施形態において準備される構成要素の
数は、チューブの内径の大小、チューブの長さの長短、
ロックナットの有無、混注ポートの有無の全ての要素を
組み合わせると16種類となる。この構成要素の数は他
のユニットに比べると多いが、カニューレコネクターは
ユニットAの選択により、長さについてはユニットBの
選択により自動的に決定される。
血液回路の構成に対する様々な要望を取り入れながら
も、回路の規格を適切に統合することによってユーザー
を適切な規格に導くことを可能とし、その結果、生産シ
ステムを単純化でき、コストが安くかつ納品までの時間
を短縮できる。さらに均一な規格をユーザーに提供でき
ることにより、各施設でばらばらであった透析手技の体
系化が可能となり、より安全で透析用血液回路システム
を提供することができる。
ステムのユニット分割図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 透析用血液回路を動脈側回路と静脈側回
路に分割し、さらに動脈側回路と静脈側回路とを構成す
るための各々選択可能な構成要素を、下記のA〜Gに示
すユニットに分類し、各ユニット毎に、当該ユニットに
分類された前記構成要素から2つ以上を適宜組み合わせ
て選択し、各ユニットから選択した前記各構成要素の相
互間の結合を決定することにより血液回路の構成を決定
する透析用血液回路の構成決定方法。 [動脈側回路] ユニットA:動脈側留置針と接続するカニューレコネク
ターを有するチューブであり、ロックナットつきコネク
ターまたは非ロックコネクターを含むユニット ユニットB:ユニットAとユニットCとの間を接続し、
長さを調整するためのチューブを含むユニット ユニットC:ユニットBと透析器との間に存在させ、血
液ポンプ装置に直接装着される送液用ポンプチューブお
よび透析器接続コネクターを含むユニット ユニットD:ユニットBまたはユニットCの分岐管接続
部に接続し、血液抗凝固剤の入った容器と接続できるコ
ネクターを含み、血液抗凝固剤供給装置の設置位置に合
わせたチューブ長を有するユニット ユニットE:ユニットAの先端、ユニットBまたはユニ
ットCに装着して透析施行前のプライミングまたは透析
中の薬液の補液に使用するラインであり、ラインを開閉
する手段を有し、薬液容器穿刺用針もしくは他の薬液注
入用具を接続できるコネクターを含むユニット [静脈側回路] ユニットF:ユニットGと透析器との間に存在させ、透
析条件によって選択できる静脈チャンバーを含むユニッ
ト ユニットG:静脈側留置針と接続するカニューレコネク
ターを有するチューブであり、ロックナットつきコネク
ターまたは非ロックコネクターを含むユニット - 【請求項2】 ユニットAにさらに分岐管接続部および
混注ポートの少なくとも1つを含ませる請求項1に記載
の透析用血液回路の構成決定方法。 - 【請求項3】 ユニットBにさらに分岐管接続部および
混注ポートの少なくとも1つを含ませる請求項1または
2に記載の透析用血液回路システム。 - 【請求項4】 ユニットCにさらに陰圧検知部、チュー
ブ内を流れる血液の動脈チャンバー、分岐管接続部およ
び混注ポートの中から選ばれる少なくとも1つを含ませ
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の透析用血液回路
の構成決定方法。 - 【請求項5】 ユニットDにさらに開閉用ストッパーを
含ませる請求項1〜4のいずれか1項に記載の透析用血
液回路の構成決定方法。 - 【請求項6】 ユニットEにさらに点滴筒、分岐管接続
部、ストッパーおよび流量調整用ローラークランプの中
から選ばれる少なくとも1つを含ませる請求項1〜5の
いずれか1項に記載の透析用血液回路の構成決定方法。 - 【請求項7】 ユニットFにさらに分岐管接続部、圧力
モニターライン、血液レベル調整ラインおよび混注ポー
トの中から選ばれる少なくとも1つを含ませる請求項1
〜6のいずれか1項に記載の透析用血液回路の構成決定
方法。 - 【請求項8】 ユニットGにさらに分岐管接続部および
混注ポートの少なくとも1つを含ませる請求項1〜7の
いずれか1項に記載の透析用血液回路の構成決定方法。
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1999
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JP2000245827A (ja) | 2000-09-12 |
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