JP3490378B2 - 歯科用根管充填材 - Google Patents

歯科用根管充填材

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JP3490378B2 JP2000209750A JP2000209750A JP3490378B2 JP 3490378 B2 JP3490378 B2 JP 3490378B2 JP 2000209750 A JP2000209750 A JP 2000209750A JP 2000209750 A JP2000209750 A JP 2000209750A JP 3490378 B2 JP3490378 B2 JP 3490378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用根管充填材
に関し、より詳細には根管治療に用いられ、より低コス
ト、かつより確実に根管充填を行うことを可能とすると
共に、根管充填の施術性の向上を可能とする歯科用根管
充填材に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科臨床治療においては、根管治療が多
く行われる。その中でも根管充填は、根管処置の仕上げ
に相当する操作であり、根管の根尖狭窄部である象牙−
セメント質境に近い位置まで正確に充填を行うことはき
わめて重要であり、歯内療法処置の予後を大きく左右す
るものである。すなわち、根尖狭窄部を超えて充填され
てしまうと根尖歯周組織を刺激する結果となり、また短
い場合には残随や、根尖部に死腔を許す結果となる。
【0003】従来抜随、感染根管処置を問わず、切縁ま
たは窩縁を基準として根尖狭窄部までの長さである作業
長の測定には、術者に記憶された当該歯の解剖学的な平
均値を参考に、術前のX線写真から推測した長さと、指
先の感覚を頼りにルートキャナルメータを用いて根尖部
の象牙−セメント質境までリーマ、ファイルなどを挿入
し、その後挿入したままX線写真により位置を確認して
作業長が決定されている。その後、拡大形成された根管
の大きさに応じてガッタパーチャポイントといったメイ
ンポイントを選択する。
【0004】この場合の手順を説明すると、原則として
は根尖部の根管拡大形成に使用した最終的なリーマまた
はファイルと同サイズのメインポイントを選択する。そ
して、このように選択されたメインポイントの長さが作
業長まで、およびさらに牽引抵抗(tagback)が確認され
た後、X線写真を再度測定し、写真上でメインポイント
の位置を確認する。そこまでの試適が終了した後、メイ
ンポイント、アクセサリーポイントの順で充填する。こ
の際、シーラや、クロロパーチャなどで充填するか、ま
たはさらに軟化・加圧してポイントを根管壁や根尖方向
に圧接させ、根管を可及的に、かつ緊密に充填する。根
管充填が終了したら、最後にX線写真を再度撮影し、適
合状態の良否を確認する。
【0005】これまで、根管充填は上述したように行わ
れてきているが、従来は、試適時のメインポイントの長
さを作業長に会わせる時に長さがずれたり、牽引抵抗の
確認を手指の間隔により行うため確実ではなく、試適
時、または根管充填後のX線写真による適合状態の判定
は3次元的な立体を2次元的な平面像として観察して行
うため、近遠心的な関係は把握できるものの、3次元的
な位置関係については推測するしかなく、確実ではない
といった問題があった。このため、根尖狭窄部である象
牙−セメント質境までの根管充填が正確にできないこと
もあった。
【0006】従来このような根管充填に用いられる根管
充填材や根管充填剤としては、各種シーラーを併用する
ガッタパーチャポイント、シルバーポイントを用いるも
の、歯科用糊剤用いるものを挙げることができる。これ
らの根管充填施術に用いられる種々の材料の中でも特
に、ガッタパーチャポイント、シルバーポイントといっ
た充填材を用いる方法は、施術性、取扱い性といった点
から多用されている。
【0007】しかしながら、従来のガッタパーチャポイ
ントは、導電性がなく、上述したようなインピーダンス
測定を行うことによる根管充填の試適と完了とを確認す
ることができない。また、シルバーポイントを用いる根
管充填方法は、銀が導電性を有しているので上述した電
気的根管長測定方法を用いることができるものの、シル
バーポイントは柔軟性に乏しく、リーマといった手段に
より精密に根管の拡開を行わなければ充分な密閉性が得
られないこと、前歯部分においては特に、シルバーポイ
ントの撤去が容易ではないこと、根尖孔外に突出したシ
ルバーポイントが機械的な刺激を根尖歯周組織に与えて
しまうこと、全体が銀で形成されているために材料コス
トが高いこと、といった不都合が生じる。
【0008】このような不都合を解消するべく、特開平
9−140728号公報においては、ガッタパーチャポ
イントに電気的根管長測定器を接続して使用することを
可能とすべく、内部に金属線が挿通されたガッタパーチ
ャポイントが提案されている。しかしながら、根管充填
施術後にこの金属線を切断または除去する必要が生じる
こと、除去する場合にはガッタパーチャポイントによる
密閉性に問題が生じること、また金属線とガッタパーチ
ャポイントの一体性が失われ、金属線のみが根先狭窄部
に達してしまい、死腔を残す場合も生じること、ガッタ
パーチャポイントと金属線との一体性が失われることに
より金属線が根尖孔外に突出して、根尖歯周組織に対し
て炎症を生じさせてしまうおそれがあることなどの不都
合もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決するべくなされたものであり、本発明は、ガッタパー
チャポイントを用いる根管充填において、施術性を低下
させることなく電気的根管長測定装置の併用を可能と
し、低コストで、かつ確実に根管充填の施術することを
可能とする歯科用根管充填材を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、本
発明の歯科用根管充填材料を提供することにより解決さ
れる。
【0011】すなわち、本発明の請求項1の発明によれ
ば、ガッタパーチャと、ワックスと、フィラーとを含
み、表面が導電性材料によりコーティングされた歯科用
根管充填材が提供される。
【0012】本発明の請求項2の発明によれば、前記導
電性材料は、金、白金、銀、銅、チタン、ニッケル、パ
ラジウム、カーボンブラック、またはこれらの混合物か
らなる群から選択される、歯科用根管充填材が提供され
る。
【0013】本発明の請求項3の発明によれば、前記フ
ィラーは、酸化亜鉛、水酸化カルシウム、ハイドロキシ
アパタイト、トリカルシウムフォスフェート、またはこ
れらの混合物からなる群から選択される、歯科用根管充
填材が提供される。
【0014】本発明の請求項4の発明によれば、ガッタ
パーチャポイントである、歯科用根管充填材が提供され
る。
【0015】本発明の請求項5の発明によれば、ガッタ
パーチャと、ワックスと、フィラーと、導電性粉体とを
含む歯科用根管充填材が提供される。
【0016】本発明の請求項6の発明によれば、前記導
電性粉体は、金粉、銀粉、白金粉、銅粉、ニッケル粉、
パラジウム粉、カーボンブラック、またはこれらの混合
物からなる群から選択される、歯科用根管充填材が提供
される。
【0017】本発明の請求項7の発明によれば、前記フ
ィラーは、酸化亜鉛、水酸化カルシウム、ハイドロキシ
アパタイト、トリカルシウムフォスフェート、またはこ
れらの混合物からなる群から選択される、歯科用根管充
填材が提供される。
【0018】本発明の請求項8の発明によれば、ガッタ
パーチャポイントである、歯科用根管充填材が提供され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いるガッタパーチャは、主としてアカテツ
科、Payena属から得られる成分を凝固させ精製し
た後、乾燥させたものをいう。本発明は上述したガッタ
パーチャを用いた歯科用根管充填材に対して導電性を付
与することにより、電気的根管長測定手段をガッタパー
チャと共に用いることを可能とするものである。本発明
におけるガッタパーチャの使用量は、歯科用根管充填材
の質量に対して、10〜25質量%とすることが適切な
成形性を付与する点から好ましい。
【0020】本発明において用いられるワックスは、ガ
ッタパーチャに対して適切な柔軟性を付与すると共に、
適度な潤滑性を与えるために用いられる。このようなワ
ックスとしては、本発明ではパラフィンワックス、木
蝋、密蝋、またはこれらの混合物を用いることができ
る。本発明の歯科用根管充填材においては、上述したワ
ックスの添加量を、歯科用根管充填材の質量に対して5
〜20質量%とすることが、適度な柔軟性および潤滑性
を付与するために好ましい。
【0021】本発明において用いられるフィラーは、こ
れまで知られたいかなるフィラーを用いることができ、
このようなフィラーとしては、酸化亜鉛、水酸化カルシ
ウム、ハイドロキシアッパタイト、トリカルシウムフォ
スフェート、酸化チタン、次炭酸ビスマス、硫酸バリウ
ムなどを挙げることができる。これらのフィラーは、適
切な生体適合性を付与し、口腔内組織への刺激性が少な
い点といった観点から、特にハイドロキシアッパタイ
ト、トリカルシウムフォスフェートといった成分を用い
ることが好ましい。また、適度なX線造影性を付与する
ためには、次炭酸ビスマス、硫酸バリウムといったフィ
ラーを併用することが好ましい。上述したフィラーは、
本発明の歯科用根管充填材に対して、1〜70質量%で
用いることが可能である。
【0022】本発明において歯科用根管充填材に対して
導電性を付与するための第1の実施の形態としては、上
述したガッタパーチャを含む組成物をガッタパーチャポ
イントへと成形した後、導電性材料によりその表面をコ
ーティングする方法を挙げることができる。この際に用
いることができる導電性材料としては、金、白金、銀、
銅、チタン、ニッケル、パラジウム、カーボンブラッ
ク、またはこれらの混合物から選択することができる。
【0023】上述した歯科用根管充填材に対して導電性
材料をコーティングするためには、種々の方法を用いる
ことができる。このような方法としては、真空蒸着、ス
パッタリングといったドライプロセスを用いる方法や、
上述した導電性材料の微粉末を適切な溶媒と結着剤と共
に分散させた溶液中に、成形したガッタパーチャポイン
トを浸漬することによりコーティングする、ウエットプ
ロセスなどを挙げることができる。上述したコーティン
グ方法を用いる場合には、これまで知られたいかなる装
置、結着剤および分散溶媒でも用いることができる。ま
た、ディップコーティングを行う場合には、導電性材料
を含有するコーティングの密着性を向上させるために、
例えばクロロホルムといったガッタパーチャを溶解させ
ることが可能な溶媒を少量用いることもできる。また、
このようなガッタパーチャを溶解させることが可能な、
より適切ないかなる溶媒であっても用いることが可能で
ある。
【0024】上述したコーティングをドライプロセスに
より形成する場合には、成形されたガッタパーチャポイ
ントを真空容器内に配置し、金、銀といった導電性材料
をガッタパーチャポイントの表面に堆積させることによ
り行われる。このようにして行われる導電性材料の堆積
は、適切な強度をコーティングへと付与することができ
る程度の膜厚で施すことができる。また、ウエットプロ
セスにより導電性材料をコーティングする場合にも同様
に、適切な強度をコーティングへと付与することができ
る厚さでコーティングを施すことが好ましい。上述した
ようなコーティングの膜厚としては、用いるコーティン
グプロセスにより変動するが、数10nmから数10μ
m程度の範囲で適宜調節することが可能である。
【0025】図1には、本発明の第1の実施形態におい
て導電性が付与された歯科用根管充填材の立面図を示
す。図1に示すように、本発明により提供される歯科用
根管充填材1は、従来用いられているガッタパーチャポ
イントの形状を有しており、また、主要な成分について
も従来のガッタパーチャポイントと同様の材料を用いて
いるため、根管充填の施術性について従来のガッタパー
チャポイントを用いた場合と変わらないようにされてい
る。
【0026】図2は、蒸着、スパッタリングといったド
ライプロセスにより表面に金属コーティングが行われた
歯科用根管充填材の図1に示すラインA−Aに沿った断
面を示した図である。本発明の第1の実施形態において
提供される歯科用根管充填材1は、ガッタパーチャの形
状とされた非導電部2の表面が導電性コーティング3に
より被覆されているため導電性を有している。このた
め、本発明の歯科用根管充填材の図1に示す端部4に図
示しない電気的根管長測定装置の一方の電極を接続し、
電気的根管長測定装置の他方の電極を口唇部に接続する
ことにより、従来のインピーダンス測定を用いた電気的
根管長測定方法を用いることが可能となる。また、図2
に示した導電性コーティングは、ガッタパーチャポイン
トの全周にわたって設けられているのが示されている
が、本発明においては、ドライプロセスにより形成され
るコーティングは、ガッタパーチャポイントの周囲を完
全に被覆している必要は無く、ガッタパーチャポイント
の長手方向の両端部の間に延びる帯状に形成されていて
もよい。
【0027】ウエットプロセスにより導電性材料をコー
ティングする場合には、例えば、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹
脂、といった熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を結着剤とし
て用い、これらの結着剤中に導電性材料を分散させ、ガ
ッタパーチャポイントの表面へとコーティングすること
ができる。この際の導電性材料の結着剤に対する添加量
としては、電気的根管長測定方法が適用できる程度の体
積抵抗率を得ることができるように、適宜設定すること
ができる。例えば、導電性材料として金粉を結着剤に分
散させて被膜を形成する場合には、金粉と結着剤との割
合を質量比で50/50程度とすることができる。
【0028】さらに、本発明においてガッタパーチャポ
イントに対して導電性を付与するための第2の実施の形
態としては、ガッタパーチャポイントの形成の際に導電
性粉末を混合・分散する方法である。本発明の第2の実
施の形態においてガッタパーチャポイントに対して混合
・分散することができる導電性粉体としては、金粉、銀
粉、白金粉、銅粉、ニッケル粉、パラジウム粉、カーボ
ンブラック、またはこれらの混合物を挙げることができ
る。また、必要に応じて導電性を向上させるため、カー
ボンウイスカー、金属ウイスカー、導電性材料でコーテ
ィングされたウイスカーといった材料を用いることもで
きる。
【0029】図3には、本発明の第2の実施形態により
形成された歯科用根管充填材1の断面を示す。本発明の
第2の実施形態により製造される歯科用根管充填材1
は、図1に示すように従来のガッタパーチャポイントと
同様の形状を有しており、フィラー5の他に、導電性粉
体6が混合・分散されて形成されている。
【0030】本発明の第2の実施形態において、混合お
よび成形を行うために用いることができる方法として
は、湿式で分散した後、溶媒を除去して成形する方法
や、可能である場合には、混練装置を用いて乾式で混合
・分散した後、エクストルーダにより押し出し成形する
ことも可能であるし、射出成形を用いることもできる。
また、必要に応じて、ガッタパーチャポイントの周囲を
特に導電化させるため外側部を導電性粉体6を含む組成
物とし、内側部を導電性のない組成物として成形するこ
ともできる。このような導電性粉体6を含む組成物は、
ガッタパーチャポイントの周囲を完全に取り囲むように
して形成することもできるし、ガッタパーチャポイント
の長さ方向に延びた帯状に形成することもできる。ま
た、これとは逆に、内側部に導電性粉体6を含む組成物
を用い、外側部を導電性のない組成物から形成すること
もできる。このために用いられる成型法としては、導電
性の組成物と、導電性ではない組成物を同時に多段で押
し出し成型を行う方法や、上述した射出成型法などを用
いることができる。
【0031】本発明における第2の実施形態における上
述した導電性粉体の含有量は、適切な体積抵抗率を付与
することができる程度とすることができ、例えば金粉、
銀粉といった金属粉の場合には、5質量%〜50質量%
とすることができる。
【0032】以下本発明を実施例をもって説明するが、
下記実施例は本発明を例示するのみのものであり、本発
明は実施例に限定されるものではない。
【0033】
【実施例】(実施例1) <ガッタパーチャポイントへの金蒸着による歯科用根管
充填材の製造>下記組成のガッタパーチャポイント用の
組成物を製造した。 上記組成物を所定の粘度において加熱混練して、ガッタ
パーチャポイントとして成形した。このガッタパーチャ
ポイントを蒸着装置内に配置して金を蒸着することによ
り、本発明の歯科用根管充填材を得た。
【0034】このようにして得られた導電性のガッタパ
ーチャポイントを電気的根管長測定装置により根管長を
測定しながら拡開された根管へと挿入して根管充填を行
ったところ、従来のシルバーポイントを用いた根管充填
と同様に、アピカルシートまでガッタパーチャポイント
が達したことが電気的根管長測定装置により確認され、
良好な根管充填を行うことができた。
【0035】(実施例2) <ガッタパーチャポイントへの金粉末混合による歯科用
根管充填材の製造>下記組成のガッタパーチャポイント
用の組成物を製造した。 上記組成物を所定の粘度において加熱混練して、ガッタ
パーチャポイントとして成形して、本発明の歯科用根管
充填材を得た。
【0036】このようにして得られた導電性のガッタパ
ーチャポイントを電気的根管長測定装置により根管長を
測定しながら拡開された根管へと挿入して根管充填を行
ったところ、従来のシルバーポイントを用いた根管充填
と同様に、アピカルシートまでガッタパーチャポイント
が達したことが電気的根管長測定装置により確認され、
実施例1と同様に良好な根管充填を行うことができた。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明により製造される
導電性が付与されたガッタパーチャポイントは、従来と
同様の施術性を保持させつつ電気的に根管充填の完了を
確認することを可能とすることを可能とする、低コスト
な歯科用根管充填材を提供することが可能となる。ま
た、本発明によれば、ガッタパーチャポイントの試適の
確認を容易とし、なおかつ根管充填の良否の確認が容易
な根管充填施術を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯科用根管充填材の立面図。
【図2】図1のラインA−Aに沿った本発明の歯科用根
管充填材の断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の歯科用根管充填材
の断面図。
【符号の説明】
1…歯科用根管充填材 2…非導電部 3…導電性コーティング 4…端部 5…フィラー 6…導電性粉体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 6/08 A61K 6/027 A61K 6/033 A61K 6/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガッタパーチャと、ワックスと、フィラ
    ーとを含み、かつ金、白金、銀、銅、チタン、ニッケ
    ル、パラジウムから成る群から選択される導電性材料に
    より形成されるガッタパーチャポイントの長手方向の両
    端部の間に延び、周囲を完全に被覆しないように形成さ
    れた帯状の表面コーティングを含む、ガッタパーチャポ
    イント。
  2. 【請求項2】 前記フィラーは、酸化亜鉛、水酸化カル
    シウム、ハイドロキシアパタイト、トリカルシウムフォ
    スフェート、またはこれらの混合物からなる群から選択
    される、請求項1に記載のガッタパーチャポイント。
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