JP3489558B2 - パケット交換における簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその装置 - Google Patents
パケット交換における簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその装置Info
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- Small-Scale Networks (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット移動通信
サービスにおける在圏パケット交換機が在圏加入者（移
動端末）に仮識別番号及び簡易認証用番号を送出し（適
宜、「払い出し」と表記する）、移動端末からの簡易認
証用番号に格納した識別符号によって、移動端末からの
情報を分配するために複数の処理機能のそれぞれを特定
するためのパケット交換における簡易認証用番号による
処理機能の特定方法及びその装置に関する。
サービスにおける在圏パケット交換機が在圏加入者（移
動端末）に仮識別番号及び簡易認証用番号を送出し（適
宜、「払い出し」と表記する）、移動端末からの簡易認
証用番号に格納した識別符号によって、移動端末からの
情報を分配するために複数の処理機能のそれぞれを特定
するためのパケット交換における簡易認証用番号による
処理機能の特定方法及びその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、パケット移動通信サービス（ＧＰ
ＲＳ：General PacketRadio Service)又はＵＭＴＳ:Uni
versal Mobile Telecommunication System) では、移動
端末が、セル基地局のセルゾーン（サービスエリア）に
移動（在圏）し、例えば、その位置登録シーケンスの実
行開始時に、在圏パケット交換機（ＳＧＳＮ: ServingG
PRS Support Node)が、加入者（移動端末）ごとに、こ
の移動端末を識別するための仮識別番号（Ｐ−ＴＭＳ
Ｉ）を割り当てている。
ＲＳ：General PacketRadio Service)又はＵＭＴＳ:Uni
versal Mobile Telecommunication System) では、移動
端末が、セル基地局のセルゾーン（サービスエリア）に
移動（在圏）し、例えば、その位置登録シーケンスの実
行開始時に、在圏パケット交換機（ＳＧＳＮ: ServingG
PRS Support Node)が、加入者（移動端末）ごとに、こ
の移動端末を識別するための仮識別番号（Ｐ−ＴＭＳ
Ｉ）を割り当てている。
【０００３】さらに、在圏パケット交換機が、仮識別番
号とともに、簡易認証用番号（Ｐ−ＴＭＳＩ Signatur
e) を割り当てている（例えば、特表平１０−５０７８
８３号「マルチシステム加入者識別モジュール」公報
例）。
号とともに、簡易認証用番号（Ｐ−ＴＭＳＩ Signatur
e) を割り当てている（例えば、特表平１０−５０７８
８３号「マルチシステム加入者識別モジュール」公報
例）。
【０００４】この後に、移動端末から位置登録シーケン
ス実行時の簡易認証用番号（要求メッセージ）などを送
信してきた際に、仮識別番号と簡易認証用番号とを比較
し、この比較で仮識別番号及び簡易認証用番号が正しい
組み合わせの場合に、この移動端末が正常な移動端末で
あると認識する。
ス実行時の簡易認証用番号（要求メッセージ）などを送
信してきた際に、仮識別番号と簡易認証用番号とを比較
し、この比較で仮識別番号及び簡易認証用番号が正しい
組み合わせの場合に、この移動端末が正常な移動端末で
あると認識する。
【０００５】この簡易認証用番号は、移動端末を簡易に
認証するためのものであり、移動端末からみてランダム
値であることが要求される。すなわち、移動端末が有す
る情報から生成できない多種の値であることが必要であ
る。
認証するためのものであり、移動端末からみてランダム
値であることが要求される。すなわち、移動端末が有す
る情報から生成できない多種の値であることが必要であ
る。
【０００６】このような在圏パケット交換機での処理を
行う場合に、複数の処理機能（例えば、プロセッサ、又
はソフトウェアのプロセス、モジュール、サブユニッ
ト、又は加入者レコード）が設けられ、このそれぞれが
独立した処理を行う構成では、移動端末からの簡易認証
用番号に格納している情報（例えば、識別符号）に基づ
いた特定の処理を行いにくい。
行う場合に、複数の処理機能（例えば、プロセッサ、又
はソフトウェアのプロセス、モジュール、サブユニッ
ト、又は加入者レコード）が設けられ、このそれぞれが
独立した処理を行う構成では、移動端末からの簡易認証
用番号に格納している情報（例えば、識別符号）に基づ
いた特定の処理を行いにくい。
【０００７】これは簡易認証用番号に格納した情報をメ
ッセージ処理部における複数の処理機能に分配する場
合、それぞれが独立した分配処理する構成では、分配先
のメッセージ処理部のそれぞれの処理機能で、処理対象
の移動端末に関する情報が容易に得られないためであ
る。換言すれば、移動端末の情報をメッセージ処理部の
それぞれの処理機能とは別の、例えば、メモリやデータ
ベース等から取り込んで、その処理を実行する必要があ
る。
ッセージ処理部における複数の処理機能に分配する場
合、それぞれが独立した分配処理する構成では、分配先
のメッセージ処理部のそれぞれの処理機能で、処理対象
の移動端末に関する情報が容易に得られないためであ
る。換言すれば、移動端末の情報をメッセージ処理部の
それぞれの処理機能とは別の、例えば、メモリやデータ
ベース等から取り込んで、その処理を実行する必要があ
る。
【０００８】したがって、このような、それぞれが独立
した分配処理では、外部ノードから受け取ったメッセー
ジを特定の処理機能に分配する処理が複雑化する。
した分配処理では、外部ノードから受け取ったメッセー
ジを特定の処理機能に分配する処理が複雑化する。
【０００９】また、在圏パケット交換機の処理対象の在
圏加入者（移動端末）の収容数は、膨大な数になること
が考えられる。したがって、在圏パケット交換機から移
動端末への簡易認証用番号を送出する処理は、その構成
の複雑化を避けるため、簡素な処理及びハードウェアの
構成であることが望ましい。
圏加入者（移動端末）の収容数は、膨大な数になること
が考えられる。したがって、在圏パケット交換機から移
動端末への簡易認証用番号を送出する処理は、その構成
の複雑化を避けるため、簡素な処理及びハードウェアの
構成であることが望ましい。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記した
従来例では、移動端末の情報を、例えば、メモリやデー
タベースから取り込んで、その処理を実行する必要があ
る。この取り込み処理は比較的複雑である。
従来例では、移動端末の情報を、例えば、メモリやデー
タベースから取り込んで、その処理を実行する必要があ
る。この取り込み処理は比較的複雑である。
【００１１】さらに、前記した従来例において、簡易認
証用番号は、多数の在圏加入者（移動端末）ごとに払い
出し、その簡易認証用番号に格納された情報を複数の処
理機能のそれぞれを個別に特定して、その分配を処理す
る必要がある。
証用番号は、多数の在圏加入者（移動端末）ごとに払い
出し、その簡易認証用番号に格納された情報を複数の処
理機能のそれぞれを個別に特定して、その分配を処理す
る必要がある。
【００１２】このため信号処理規模が増大化して、在圏
パケット交換機の処理能力が低下し、さらに、装置規模
が大きくなるという欠点がある。
パケット交換機の処理能力が低下し、さらに、装置規模
が大きくなるという欠点がある。
【００１３】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、移動端末の情報を得る処
理、及び簡易認証用番号（要求メッセージ）中の移動端
末の情報などを複数の処理機能のそれぞれを特定して分
配する処理が、それぞれに簡素化されて、信号処理規模
が増大化せずに、在圏パケット交換機の処理能力が低下
しないように出来るとともに、装置規模の増大を抑える
ことが出来る、パケット交換における簡易認証用番号に
よる処理機能の特定方法及びその装置の提供を他の目的
とする。
課題を解決するものであり、移動端末の情報を得る処
理、及び簡易認証用番号（要求メッセージ）中の移動端
末の情報などを複数の処理機能のそれぞれを特定して分
配する処理が、それぞれに簡素化されて、信号処理規模
が増大化せずに、在圏パケット交換機の処理能力が低下
しないように出来るとともに、装置規模の増大を抑える
ことが出来る、パケット交換における簡易認証用番号に
よる処理機能の特定方法及びその装置の提供を他の目的
とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のパケット交換における簡易認証用番号によ
る処理機能の特定方法は、パケット移動通信サービスに
おける在圏パケット交換側が、在圏の移動側に送出する
払い出しによる簡易認証用番号に基づいて、移動側から
の情報を分配する処理機能を特定するものであり、移動
側へ仮識別番号とともに、複数の処理機能のそれぞれを
特定するための識別符号を格納した簡易認証用番号を払
い出すステップと、移動側からの簡易認証用番号に格納
されている識別符号に基づいて、複数の処理機能のそれ
ぞれを特定して、移動側から受け取った情報を配分する
ステップとを有している。
に、本発明のパケット交換における簡易認証用番号によ
る処理機能の特定方法は、パケット移動通信サービスに
おける在圏パケット交換側が、在圏の移動側に送出する
払い出しによる簡易認証用番号に基づいて、移動側から
の情報を分配する処理機能を特定するものであり、移動
側へ仮識別番号とともに、複数の処理機能のそれぞれを
特定するための識別符号を格納した簡易認証用番号を払
い出すステップと、移動側からの簡易認証用番号に格納
されている識別符号に基づいて、複数の処理機能のそれ
ぞれを特定して、移動側から受け取った情報を配分する
ステップとを有している。
【００１５】本発明の方法は、前記簡易認証用番号を払
い出すステップの後に、複数の処理機能のそれぞれが、
移動側に簡易認証用番号を払い出した際の、移動側の情
報を保持するステップをさらに有し、かつ、移動側から
受け取った情報を配分するステップの後に、保持してい
る移動側の情報と移動側から受け取った情報との処理を
実行するステップをさらに有している。
い出すステップの後に、複数の処理機能のそれぞれが、
移動側に簡易認証用番号を払い出した際の、移動側の情
報を保持するステップをさらに有し、かつ、移動側から
受け取った情報を配分するステップの後に、保持してい
る移動側の情報と移動側から受け取った情報との処理を
実行するステップをさらに有している。
【００１６】本発明の方法は、前記簡易認証用番号を払
い出すステップの後に、移動側からの仮識別番号と簡易
認証用番号とを比較して移動側を識別するステップをさ
らに有している。
い出すステップの後に、移動側からの仮識別番号と簡易
認証用番号とを比較して移動側を識別するステップをさ
らに有している。
【００１７】本発明の方法は、前記移動側から受け取っ
た情報を、位置登録シーケンス実行開始時及び、この開
始後の位置登録シーケンス実行に関する情報とうしい
る。
た情報を、位置登録シーケンス実行開始時及び、この開
始後の位置登録シーケンス実行に関する情報とうしい
る。
【００１８】本発明のパケット交換簡易認証用番号処理
装置は、パケット移動通信サービスにおける在圏パケッ
ト交換機が、在圏の移動端末に送出する払い出しによる
簡易認証用番号に基づいて移動端末からの情報を、処理
機能を特定して分配するものであり、在圏パケット交換
機が、移動端末からの位置登録を含む情報の受け取り時
に、仮識別番号、及び複数の処理機能のそれぞれを特定
するための識別符号を格納した簡易認証用番号を払い出
し、この後、移動端末からの簡易認証用番号に格納され
ている識別符号に基づいて、受け取った情報を、複数の
処理機能のそれぞれを特定して配分する構成である。
装置は、パケット移動通信サービスにおける在圏パケッ
ト交換機が、在圏の移動端末に送出する払い出しによる
簡易認証用番号に基づいて移動端末からの情報を、処理
機能を特定して分配するものであり、在圏パケット交換
機が、移動端末からの位置登録を含む情報の受け取り時
に、仮識別番号、及び複数の処理機能のそれぞれを特定
するための識別符号を格納した簡易認証用番号を払い出
し、この後、移動端末からの簡易認証用番号に格納され
ている識別符号に基づいて、受け取った情報を、複数の
処理機能のそれぞれを特定して配分する構成である。
【００１９】本発明の装置は、前記在圏パケット交換機
が、複数の処理機能におけるそれぞれを移動側に払い出
した際の移動端末の情報を保持し、かつ、この保持して
いる移動側の情報によって移動端末から受け取った情報
を処理するとともに、移動端末からの仮識別番号及び簡
易認証用番号を比較して移動端末を識別する構成として
ある。
が、複数の処理機能におけるそれぞれを移動側に払い出
した際の移動端末の情報を保持し、かつ、この保持して
いる移動側の情報によって移動端末から受け取った情報
を処理するとともに、移動端末からの仮識別番号及び簡
易認証用番号を比較して移動端末を識別する構成として
ある。
【００２０】本発明の装置は、前記在圏パケット交換機
として、並列動作する複数の処理機能としての複数のサ
ブユニットを有し、かつ、複数のサブユニットのそれぞ
れに、サブユニットを特定する識別符号を予め付与し、
かつ、移動端末に関する情報を保持するメッセージ処理
部と、受信した簡易認証用番号の識別符号から複数のサ
ブユニットのそれぞれを特定して、移動端末からの情報
を分配するメッセージ受信・分配部とを備える構成とし
てある。
として、並列動作する複数の処理機能としての複数のサ
ブユニットを有し、かつ、複数のサブユニットのそれぞ
れに、サブユニットを特定する識別符号を予め付与し、
かつ、移動端末に関する情報を保持するメッセージ処理
部と、受信した簡易認証用番号の識別符号から複数のサ
ブユニットのそれぞれを特定して、移動端末からの情報
を分配するメッセージ受信・分配部とを備える構成とし
てある。
【００２１】本発明の装置は、前記複数のサブユニット
を、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、モジュ
ール、サブユニット、又は加入者レコードを含む構成と
してある。
を、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、モジュ
ール、サブユニット、又は加入者レコードを含む構成と
してある。
【００２２】本発明の装置は、前記簡易認証用番号を、
複数のオクテット・複数のビット長からなるフレームで
あり、この複数ビット中の一部のビットに複数の処理機
能のそれぞれを特定する識別符号を格納する構成として
ある。
複数のオクテット・複数のビット長からなるフレームで
あり、この複数ビット中の一部のビットに複数の処理機
能のそれぞれを特定する識別符号を格納する構成として
ある。
【００２３】このような本発明では、在圏パケット交換
側（在圏パケット交換機）が、簡易認証用番号を払い出
し、かつ、移動側（移動端末）の情報を保持する。この
後、移動端末からの簡易認証用番号に格納されている識
別符号に基づいて、受け取った情報を、複数の処理機能
（複数のサブユニット）のそれぞれを特定して配分して
いる。
側（在圏パケット交換機）が、簡易認証用番号を払い出
し、かつ、移動側（移動端末）の情報を保持する。この
後、移動端末からの簡易認証用番号に格納されている識
別符号に基づいて、受け取った情報を、複数の処理機能
（複数のサブユニット）のそれぞれを特定して配分して
いる。
【００２４】この結果、移動端末の情報を得る処理が簡
素化されて、その移動端末の情報処理が実行される。例
えば、移動端末の情報をメモリやデータベース等から得
る処理が不要になる。さらに、簡易認証用番号（要求メ
ッセージ）中の移動端末の情報を、複数の処理機能のそ
れぞれを特定して分配する処理が簡素化される。例え
ば、簡易認証用番号に格納している情報を複数の処理機
能のそれぞれに個別的に分配して処理しないで済むよう
になる。
素化されて、その移動端末の情報処理が実行される。例
えば、移動端末の情報をメモリやデータベース等から得
る処理が不要になる。さらに、簡易認証用番号（要求メ
ッセージ）中の移動端末の情報を、複数の処理機能のそ
れぞれを特定して分配する処理が簡素化される。例え
ば、簡易認証用番号に格納している情報を複数の処理機
能のそれぞれに個別的に分配して処理しないで済むよう
になる。
【００２５】したがって、信号処理規模が増大化ずに、
在圏パケット交換機の処理能力が低下しないように出来
るとともに、その装置規模の増大を抑えることが可能に
なる。
在圏パケット交換機の処理能力が低下しないように出来
るとともに、その装置規模の増大を抑えることが可能に
なる。
【００２６】
【発明の実施の形態】次に、本発明のパケット交換にお
ける簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその
装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
１は本発明の実施形態における構成を示すブロック図で
ある。図１の例は、パケット移動通信サービス（ＧＰＲ
Ｓ又はＵＭＴＳ）におけるパケット交換システム（ネッ
トワーク構成）を示しており、デジタル回線網１に、Ｇ
ＰＲＳとＵＭＴＳとの交換接続のためのゲートウェイ装
置（ＧＧＳＮ:GatewayGPRS Support Node）２，１２が
収容されている。
ける簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその
装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
１は本発明の実施形態における構成を示すブロック図で
ある。図１の例は、パケット移動通信サービス（ＧＰＲ
Ｓ又はＵＭＴＳ）におけるパケット交換システム（ネッ
トワーク構成）を示しており、デジタル回線網１に、Ｇ
ＰＲＳとＵＭＴＳとの交換接続のためのゲートウェイ装
置（ＧＧＳＮ:GatewayGPRS Support Node）２，１２が
収容されている。
【００２７】さらに、このパケット交換システムには、
ＧＰＲＳ系として、ゲートウェイ装置２に在圏パケット
交換機（ＳＧＳＮ）３が接続されているとともに、この
在圏パケット交換機３にセル基地局（ＢＳＳ:Base Stat
ion System) ４ａ，４ｂが接続されている。また、この
ＧＰＲＳ系では、セル基地局４ａ，４ｂのそれぞれに無
線区間（エアーインターフェース）で収容される移動端
末（ＭＳ:Mobile Station)５−１ａ…５−１ｎ，６−ｎ
ａ…６−ｎｎを有している。
ＧＰＲＳ系として、ゲートウェイ装置２に在圏パケット
交換機（ＳＧＳＮ）３が接続されているとともに、この
在圏パケット交換機３にセル基地局（ＢＳＳ:Base Stat
ion System) ４ａ，４ｂが接続されている。また、この
ＧＰＲＳ系では、セル基地局４ａ，４ｂのそれぞれに無
線区間（エアーインターフェース）で収容される移動端
末（ＭＳ:Mobile Station)５−１ａ…５−１ｎ，６−ｎ
ａ…６−ｎｎを有している。
【００２８】また、ＵＭＴＳ系として、ゲートウェイ装
置１２に在圏パケット交換機（ＳＧＳＮ）１３が接続さ
れているとともに、在圏パケット交換機１３に無線サブ
局１４ａ，１４ｂ（ＲＮＳ:Radio Network SubSystem)
が接続されている。また、このＵＭＴＳ系では、セル基
地局１４ａ，１４ｂのそれぞれに無線区間（エアーイン
ターフェース）で収容されるユーザ端末（ＵＥ:User Eq
uipment)１５−１ａ…１５−１ｎ，１６−ｎａ…１６−
ｎｎを有している。
置１２に在圏パケット交換機（ＳＧＳＮ）１３が接続さ
れているとともに、在圏パケット交換機１３に無線サブ
局１４ａ，１４ｂ（ＲＮＳ:Radio Network SubSystem)
が接続されている。また、このＵＭＴＳ系では、セル基
地局１４ａ，１４ｂのそれぞれに無線区間（エアーイン
ターフェース）で収容されるユーザ端末（ＵＥ:User Eq
uipment)１５−１ａ…１５−１ｎ，１６−ｎａ…１６−
ｎｎを有している。
【００２９】図２は、在圏パケット交換機３，１３の要
部構成を示すブロック図である。図２において、この在
圏パケット交換機３，１３は、それぞれに並列動作する
複数の処理機能からなるメッセージ処理部２１を有して
いる。
部構成を示すブロック図である。図２において、この在
圏パケット交換機３，１３は、それぞれに並列動作する
複数の処理機能からなるメッセージ処理部２１を有して
いる。
【００３０】このメッセージ処理部２１は、複数の処理
機能としての複数のサブユニット２２−１，２２−２…
２２−ｎを有している。このサブユニット２２−１〜２
２−ｎは、実際の構成としては、プロセッサ、又はソフ
トウェアのプロセス、モジュール、サブユニット、又は
加入者レコード等に対応する。
機能としての複数のサブユニット２２−１，２２−２…
２２−ｎを有している。このサブユニット２２−１〜２
２−ｎは、実際の構成としては、プロセッサ、又はソフ
トウェアのプロセス、モジュール、サブユニット、又は
加入者レコード等に対応する。
【００３１】この複数のサブユニット２２−１〜２２−
ｎには、それぞれサブユニット２２−１〜２２−ｎを特
定する識別符号ＩＤ（No1 …Non)が予め付与されてい
る。サブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれは、あ
とで詳細に説明する少なくとも一つの加入者（移動端末
５−１ａ〜６−ｎｎ、ユーザ端末１５−１ａ〜１６−ｎ
ｎ、以下、これらを端末５−１ａ〜１６−ｎｎと表記す
る）に関する情報を保持している。
ｎには、それぞれサブユニット２２−１〜２２−ｎを特
定する識別符号ＩＤ（No1 …Non)が予め付与されてい
る。サブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれは、あ
とで詳細に説明する少なくとも一つの加入者（移動端末
５−１ａ〜６−ｎｎ、ユーザ端末１５−１ａ〜１６−ｎ
ｎ、以下、これらを端末５−１ａ〜１６−ｎｎと表記す
る）に関する情報を保持している。
【００３２】さらに、この例には、メッセージ受信／分
配部２３が設けられている。このメッセージ受信／分配
部２３には、簡易認証用番号（Ｐ−ＴＭＳＩ Signature
／要求メッセージＳ１）が入力される。メッセージ受信
／分配部２３は、受信した簡易認証用番号に格納されて
いる識別符号ＩＤ（No1 …Non)に対応する複数のサブユ
ニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれを特定して、簡易
認証用番号（メッセージＳ１）中の端末５−１ａ〜１６
−ｎｎにおける情報を分配する。
配部２３が設けられている。このメッセージ受信／分配
部２３には、簡易認証用番号（Ｐ−ＴＭＳＩ Signature
／要求メッセージＳ１）が入力される。メッセージ受信
／分配部２３は、受信した簡易認証用番号に格納されて
いる識別符号ＩＤ（No1 …Non)に対応する複数のサブユ
ニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれを特定して、簡易
認証用番号（メッセージＳ１）中の端末５−１ａ〜１６
−ｎｎにおける情報を分配する。
【００３３】なお、図２に示す構成では、メッセージ受
信／分配部２３を、複数のサブユニット２２−１〜２２
−ｎをもって構成しているが、複数の処理機能からなる
一つのユニットとして構成しても良い。また、メッセー
ジ受信／分配部２３は、メッセージの受信部と分配部と
を別体として構成しても良い。
信／分配部２３を、複数のサブユニット２２−１〜２２
−ｎをもって構成しているが、複数の処理機能からなる
一つのユニットとして構成しても良い。また、メッセー
ジ受信／分配部２３は、メッセージの受信部と分配部と
を別体として構成しても良い。
【００３４】図３は簡易認証用番号の内容を説明するた
めの図である。図３を参照すると、簡易認証用番号は、
そのフレーム５のデータ構成が３オクテット・２４ビッ
ト長である。このフレーム５における２４ビット中の複
数ビットのフィールド６に、メッセージ処理部２１にお
ける複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれ
を特定する識別符号ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)が格納されて
いる。さらに、例えば、フィールド６の後に端末５−１
ａ〜１６−ｎｎからの情報が格納されている。
めの図である。図３を参照すると、簡易認証用番号は、
そのフレーム５のデータ構成が３オクテット・２４ビッ
ト長である。このフレーム５における２４ビット中の複
数ビットのフィールド６に、メッセージ処理部２１にお
ける複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれ
を特定する識別符号ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)が格納されて
いる。さらに、例えば、フィールド６の後に端末５−１
ａ〜１６−ｎｎからの情報が格納されている。
【００３５】なお、この図３に示すデータ構成では、デ
ータの最初のフィールド６に、複数のサブユニット２２
−１〜２２−ｎの、それぞれを特定するための識別符号
ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)を格納しているが、これは最初の
フィールドに格納しなくても良い。すなわち、予め定め
た箇所であればフレーム５中のどこでも良い。また、複
数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれを特定
するための識別符号ＩＤのフィールド長は特に限定しな
い。
ータの最初のフィールド６に、複数のサブユニット２２
−１〜２２−ｎの、それぞれを特定するための識別符号
ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)を格納しているが、これは最初の
フィールドに格納しなくても良い。すなわち、予め定め
た箇所であればフレーム５中のどこでも良い。また、複
数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれを特定
するための識別符号ＩＤのフィールド長は特に限定しな
い。
【００３６】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図１を参照すると、このパケット交換システムは、
ＧＰＲＳ系とＵＭＴＳ系とのゲートウェイ装置２，１２
がデジタル回線網１の接続を処理している。また、ＧＰ
ＲＳ系のゲートウェイ装置２には、ＵＭＴＳ系の在圏パ
ケット交換機３が接続され、かつ、ＵＭＴＳ系のゲート
ウェイ装置１２には、ＧＰＲＳ系の在圏パケット交換機
１３が接続されており、そのＧＰＲＳ系とＵＭＴＳ系と
の交換接続を処理している。
る。図１を参照すると、このパケット交換システムは、
ＧＰＲＳ系とＵＭＴＳ系とのゲートウェイ装置２，１２
がデジタル回線網１の接続を処理している。また、ＧＰ
ＲＳ系のゲートウェイ装置２には、ＵＭＴＳ系の在圏パ
ケット交換機３が接続され、かつ、ＵＭＴＳ系のゲート
ウェイ装置１２には、ＧＰＲＳ系の在圏パケット交換機
１３が接続されており、そのＧＰＲＳ系とＵＭＴＳ系と
の交換接続を処理している。
【００３７】また、ＧＰＲＳ系では、ゲートウェイ装置
２に在圏パケット交換機３が接続されるとともに、この
在圏パケット交換機３が、ここに接続されたセル基地局
４ａ，４ｂのそれぞれにおいて、無線区間で収容する移
動端末（ＭＳ）５−１ａ〜６−ｎｎの送受信接続を行っ
ている。
２に在圏パケット交換機３が接続されるとともに、この
在圏パケット交換機３が、ここに接続されたセル基地局
４ａ，４ｂのそれぞれにおいて、無線区間で収容する移
動端末（ＭＳ）５−１ａ〜６−ｎｎの送受信接続を行っ
ている。
【００３８】ＵＭＴＳ系も同様にゲートウェイ装置１２
に在圏パケット交換機１３が接続されるとともに、この
在圏パケット交換機１３が、ここに接続された無線サブ
局１４ａ，１４ｂのそれぞれにおいて、無線区間で収容
するユーザ端末（ＵＥ）１５−１ａ〜１６−ｎｎの送受
信接続を行っている。
に在圏パケット交換機１３が接続されるとともに、この
在圏パケット交換機１３が、ここに接続された無線サブ
局１４ａ，１４ｂのそれぞれにおいて、無線区間で収容
するユーザ端末（ＵＥ）１５−１ａ〜１６−ｎｎの送受
信接続を行っている。
【００３９】図２において、在圏パケット交換機３，１
３は、簡易認証用番号に何らかの情報（例えば、識別符
号）を格納して、その後の端末５−１ａ〜１６−ｎｎか
ら送られてきた簡易認証用番号に格納している識別符号
に基づいた、以下の特定処理が可能である。
３は、簡易認証用番号に何らかの情報（例えば、識別符
号）を格納して、その後の端末５−１ａ〜１６−ｎｎか
ら送られてきた簡易認証用番号に格納している識別符号
に基づいた、以下の特定処理が可能である。
【００４０】（１）端末５−１ａ〜１６−ｎｎからの位
置登録シーケンス実行開始時などに、在圏パケット交換
機３，１３が、仮識別番号とともに、メッセージ処理部
２１における複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎ
（例えば、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、
モジュール、サブユニット、又は加入者レコード）のそ
れぞれを特定するための識別符号ＩＤを格納した簡易認
証用番号を払い出す。
置登録シーケンス実行開始時などに、在圏パケット交換
機３，１３が、仮識別番号とともに、メッセージ処理部
２１における複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎ
（例えば、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、
モジュール、サブユニット、又は加入者レコード）のそ
れぞれを特定するための識別符号ＩＤを格納した簡易認
証用番号を払い出す。
【００４１】（２）この識別符号ＩＤを格納した簡易認
証用番号とともに、例えば、位置登録シーケンス実行に
関する情報が、メッセージ処理部２１のそれぞれのサブ
ユニット２２−１〜２２−ｎで端末５−１ａ〜１６−ｎ
ｎの情報として保持される。
証用番号とともに、例えば、位置登録シーケンス実行に
関する情報が、メッセージ処理部２１のそれぞれのサブ
ユニット２２−１〜２２−ｎで端末５−１ａ〜１６−ｎ
ｎの情報として保持される。
【００４２】（３）この後に、端末５−１ａ〜１６−ｎ
ｎから位置登録シーケンス実行に関する情報を送信して
きたときの、仮識別番号と簡易認証用番号とを比較し、
正しい組み合わせの場合に、この端末５−１ａ〜１６−
ｎｎが正常な端末５−１ａ〜１６−ｎｎであることを認
識する。
ｎから位置登録シーケンス実行に関する情報を送信して
きたときの、仮識別番号と簡易認証用番号とを比較し、
正しい組み合わせの場合に、この端末５−１ａ〜１６−
ｎｎが正常な端末５−１ａ〜１６−ｎｎであることを認
識する。
【００４３】（４）在圏パケット交換機３，１３は、端
末５−１ａ〜１６−ｎｎからの簡易認証用番号（要求メ
ッセージＳ１）中の識別符号ＩＤに基づいて、複数のサ
ブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれを特定し、端
末５−１ａ〜１６−ｎｎから受け取った情報を、それぞ
れのサブユニット２２−１〜２２−ｎに分配する。
末５−１ａ〜１６−ｎｎからの簡易認証用番号（要求メ
ッセージＳ１）中の識別符号ＩＤに基づいて、複数のサ
ブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれを特定し、端
末５−１ａ〜１６−ｎｎから受け取った情報を、それぞ
れのサブユニット２２−１〜２２−ｎに分配する。
【００４４】（５）端末５−１ａ〜１６−ｎｎから受け
取った情報に基づいて、複数のサブユニット２２−１〜
２２−ｎのそれぞれが、前記した（２）の処理で保持し
ている端末５−１ａ〜１６−ｎｎの情報の処理を実行す
る。すなわち、サブユニット２２−１〜２２−ｎごと
の、例えば、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセ
ス、モジュール、サブユニット、又は加入者レコードの
処理を実行する。
取った情報に基づいて、複数のサブユニット２２−１〜
２２−ｎのそれぞれが、前記した（２）の処理で保持し
ている端末５−１ａ〜１６−ｎｎの情報の処理を実行す
る。すなわち、サブユニット２２−１〜２２−ｎごと
の、例えば、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセ
ス、モジュール、サブユニット、又は加入者レコードの
処理を実行する。
【００４５】なお、ここでは、複数のサブユニット２２
−１〜２２−ｎのそれぞれが保持している端末５−１ａ
〜１６−ｎｎの情報の処理を、端末５−１ａ〜１６−ｎ
ｎから受け取った情報に基づいて実行しているが、この
端末５−１ａ〜１６−ｎｎから受け取る情報は、単に複
数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれが保持
している端末５−１ａ〜１６−ｎｎの情報の処理実行を
指示するコマンドのみでも良い。また、複数のサブユニ
ット２２−１〜２２−ｎのそれぞれが保持している端末
５−１ａ〜１６−ｎｎの情報と、端末５−１ａ〜１６−
ｎｎから受け取った情報とを組み合わせた処理を実行す
るようにしても良い。
−１〜２２−ｎのそれぞれが保持している端末５−１ａ
〜１６−ｎｎの情報の処理を、端末５−１ａ〜１６−ｎ
ｎから受け取った情報に基づいて実行しているが、この
端末５−１ａ〜１６−ｎｎから受け取る情報は、単に複
数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれが保持
している端末５−１ａ〜１６−ｎｎの情報の処理実行を
指示するコマンドのみでも良い。また、複数のサブユニ
ット２２−１〜２２−ｎのそれぞれが保持している端末
５−１ａ〜１６−ｎｎの情報と、端末５−１ａ〜１６−
ｎｎから受け取った情報とを組み合わせた処理を実行す
るようにしても良い。
【００４６】この結果、端末５−１ａ〜１６−ｎｎの情
報を得る処理が簡素化されて、その端末５−１ａ〜１６
−ｎｎの情報処理が実行される。例えば、端末５−１ａ
〜１６−ｎｎの情報をメモリやデータベース等から取り
込む処理が不要になる。したがって、信号処理規模が増
大化せずに、在圏パケット交換機３，１３の処理能力が
低下しないように出来るとともに、その装置規模の増大
化を抑えることが可能になる。
報を得る処理が簡素化されて、その端末５−１ａ〜１６
−ｎｎの情報処理が実行される。例えば、端末５−１ａ
〜１６−ｎｎの情報をメモリやデータベース等から取り
込む処理が不要になる。したがって、信号処理規模が増
大化せずに、在圏パケット交換機３，１３の処理能力が
低下しないように出来るとともに、その装置規模の増大
化を抑えることが可能になる。
【００４７】さらに、簡易認証用番号に格納している情
報などを複数のサブユニットのそれぞれを特定して分配
する処理が簡素化される。例えば、簡易認証用番号中の
端末５−１ａ〜１６−ｎｎに関する情報を、複数のサブ
ユニット２２−１〜２２−ｎに対して個別的に分配処理
する必要がなくなる。この場合も、信号処理規模が増大
化せずに、在圏パケット交換機３，１３の処理能力が低
下しなくなり、その装置規模の増大化を抑えることが可
能になる。
報などを複数のサブユニットのそれぞれを特定して分配
する処理が簡素化される。例えば、簡易認証用番号中の
端末５−１ａ〜１６−ｎｎに関する情報を、複数のサブ
ユニット２２−１〜２２−ｎに対して個別的に分配処理
する必要がなくなる。この場合も、信号処理規模が増大
化せずに、在圏パケット交換機３，１３の処理能力が低
下しなくなり、その装置規模の増大化を抑えることが可
能になる。
【００４８】このような動作における要部の具体的な処
理について説明する。図４は実施形態の在圏パケット交
換機３，１３の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。
理について説明する。図４は実施形態の在圏パケット交
換機３，１３の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【００４９】図１から図４において、端末５−１ａ〜１
６−ｎｎからの簡易認証用番号は、在圏パケット交換機
３，１３の受信装置で受信されて、メッセージ受信／分
配部２３に入力される（ステップＳ１) 。メッセージ受
信／分配部２３の受信部でデコードして簡易認証用番号
（Ｐ−ＴＭＳＩ Signature) を抽出する（ステップＳ
２) 。次に、メッセージ受信／分配部２３の受信部で識
別符号ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)を抽出する（ステップＳ
３)。
６−ｎｎからの簡易認証用番号は、在圏パケット交換機
３，１３の受信装置で受信されて、メッセージ受信／分
配部２３に入力される（ステップＳ１) 。メッセージ受
信／分配部２３の受信部でデコードして簡易認証用番号
（Ｐ−ＴＭＳＩ Signature) を抽出する（ステップＳ
２) 。次に、メッセージ受信／分配部２３の受信部で識
別符号ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)を抽出する（ステップＳ
３)。
【００５０】簡易認証用番号は、図３に示す３オクテッ
ト長であり、メッセージ受信／分配部２３は簡易認証用
番号を払い出した際に、３オクテット中の一部又は全部
に、在圏パケット交換機３，１３上で動作する、例え
ば、ソフトウェア又はファームウェア又はハードウェア
のプロセス、モジュール、ユニット、プロセッサ等から
なる複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれ
を特定するための識別符号ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)を格納
している。
ト長であり、メッセージ受信／分配部２３は簡易認証用
番号を払い出した際に、３オクテット中の一部又は全部
に、在圏パケット交換機３，１３上で動作する、例え
ば、ソフトウェア又はファームウェア又はハードウェア
のプロセス、モジュール、ユニット、プロセッサ等から
なる複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれ
を特定するための識別符号ＩＤ（ＩＤNo1 …Non)を格納
している。
【００５１】この端末５−１ａ〜１６−ｎｎからの簡易
認証用番号をメッセージ受信／分配部２３の受信部で受
信した場合、メッセージ受信／分配部２３における分配
部が、この簡易認証用番号に格納されている識別符号Ｉ
Ｄ（ＩＤNo1 …Non)に基づいて、端末５−１ａ〜１６−
ｎｎからの情報を複数のサブユニット２２−１〜２２−
ｎのそれぞれを特定して分配する（ステップＳ４) 。そ
して、サブユニット２２−１〜２２−ｎごとの、例え
ば、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、モジュ
ール、サブユニット、又は加入者レコードの処理を実行
する（ステップＳ５)。
認証用番号をメッセージ受信／分配部２３の受信部で受
信した場合、メッセージ受信／分配部２３における分配
部が、この簡易認証用番号に格納されている識別符号Ｉ
Ｄ（ＩＤNo1 …Non)に基づいて、端末５−１ａ〜１６−
ｎｎからの情報を複数のサブユニット２２−１〜２２−
ｎのそれぞれを特定して分配する（ステップＳ４) 。そ
して、サブユニット２２−１〜２２−ｎごとの、例え
ば、プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、モジュ
ール、サブユニット、又は加入者レコードの処理を実行
する（ステップＳ５)。
【００５２】なお、このような動作において、メッセー
ジ処理部２１の複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎ
のそれぞれは、新たな簡易認証用番号を払い出す場合
に、複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎ中の自サブ
ユニットの識別符号ＩＤを読み出している。その識別符
号の長さが３オクテットに満たない場合、残りのビット
数は適当な値を付与して、その合計を簡易認証用番号と
して端末５−１ａ〜１６−ｎｎに払い出している。簡易
認証用番号を払いだした際には、その端末５−１ａ〜１
６−ｎｎの情報を、前記した（２）の処理のように、複
数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれが保持
する。
ジ処理部２１の複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎ
のそれぞれは、新たな簡易認証用番号を払い出す場合
に、複数のサブユニット２２−１〜２２−ｎ中の自サブ
ユニットの識別符号ＩＤを読み出している。その識別符
号の長さが３オクテットに満たない場合、残りのビット
数は適当な値を付与して、その合計を簡易認証用番号と
して端末５−１ａ〜１６−ｎｎに払い出している。簡易
認証用番号を払いだした際には、その端末５−１ａ〜１
６−ｎｎの情報を、前記した（２）の処理のように、複
数のサブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれが保持
する。
【００５３】このような簡易認証用番号中の識別符号Ｉ
Ｄ（ＩＤNo1 …Non)に基づいた、端末５−１ａ〜１６−
ｎｎの情報の分配先である複数のサブユニット２２−１
〜２２−ｎのそれぞれが、端末５−１ａ〜１６−ｎｎへ
の情報を予め保持しているため、例えば、図示しないメ
モリやデータベース等から端末５−１ａ〜１６−ｎｎの
情報を読み出す必要がなくなる。換言すれば、複数のサ
ブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれでは、端末５
−１ａ〜１６−ｎｎから受信した簡易認証用番号のフレ
ーム５（図３参照）のみによって、それぞれの処理を実
行することになる。
Ｄ（ＩＤNo1 …Non)に基づいた、端末５−１ａ〜１６−
ｎｎの情報の分配先である複数のサブユニット２２−１
〜２２−ｎのそれぞれが、端末５−１ａ〜１６−ｎｎへ
の情報を予め保持しているため、例えば、図示しないメ
モリやデータベース等から端末５−１ａ〜１６−ｎｎの
情報を読み出す必要がなくなる。換言すれば、複数のサ
ブユニット２２−１〜２２−ｎのそれぞれでは、端末５
−１ａ〜１６−ｎｎから受信した簡易認証用番号のフレ
ーム５（図３参照）のみによって、それぞれの処理を実
行することになる。
【００５４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のパケット交換における簡易認証用番号による処理機能
の特定方法及びその装置によれば、移動端末からの簡易
認証用番号における識別符号に基づいて、受け取った移
動端末からの情報を、複数の処理機能（複数のサブユニ
ット）のそれぞれを特定して配分している。この場合、
簡易認証用番号を払い出す際に、移動端末の情報を保持
している。
のパケット交換における簡易認証用番号による処理機能
の特定方法及びその装置によれば、移動端末からの簡易
認証用番号における識別符号に基づいて、受け取った移
動端末からの情報を、複数の処理機能（複数のサブユニ
ット）のそれぞれを特定して配分している。この場合、
簡易認証用番号を払い出す際に、移動端末の情報を保持
している。
【００５５】この結果、移動端末の情報を得る処理が簡
素化されて、その移動端末の情報処理が実行できるとと
もに、簡易認証用番号（要求メッセージ）中の移動端末
の情報を複数の処理機能のそれぞれを特定して分配する
処理を簡素化できるというそれぞれの効果がある。
素化されて、その移動端末の情報処理が実行できるとと
もに、簡易認証用番号（要求メッセージ）中の移動端末
の情報を複数の処理機能のそれぞれを特定して分配する
処理を簡素化できるというそれぞれの効果がある。
【図１】本発明の実施形態における構成を示すブロック
図である。
図である。
【図２】図１中の在圏パケット交換機の要部構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図３】実施形態にあって簡易認証用番号の内容を説明
するための図である。
するための図である。
【図４】実施形態にあって在圏パケット交換機の動作の
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
２，１２ ゲートウェイ装置
３，１３ 在圏パケット交換機
５−１ａ…５−１ｎ，６−ｎａ…６−ｎｎ 移動端末
（ＭＳ） １５−１ａ〜１６−ｎｎ ユーザ端末（ＵＥ） ２１ メッセージ処理部 ２２−１〜２２−ｎ サブユニット ２３ メッセージ受信／分配部 ＩＤ 識別符号 Ｓ１ 簡易認証用番号（要求メッセージ）
（ＭＳ） １５−１ａ〜１６−ｎｎ ユーザ端末（ＵＥ） ２１ メッセージ処理部 ２２−１〜２２−ｎ サブユニット ２３ メッセージ受信／分配部 ＩＤ 識別符号 Ｓ１ 簡易認証用番号（要求メッセージ）
Claims (9)
- 【請求項１】 パケット移動通信サービスにおける在圏
パケット交換側が、在圏の移動側に送出する払い出しに
よる簡易認証用番号に基づいて、移動側からの情報を分
配する処理機能を特定するためのパケット交換における
簡易認証用番号による処理機能の特定方法において、 移動側へ仮識別番号とともに、前記複数の処理機能のそ
れぞれを特定するための識別符号を格納した簡易認証用
番号を払い出すステップと、 移動側からの簡易認証用番号に格納されている識別符号
に基づいて、前記複数の処理機能のそれぞれを特定し
て、移動側から受け取った情報を配分するステップと、 を有することを特徴とする、パケット交換における簡易
認証用番号による処理機能の特定方法。 - 【請求項２】 前記簡易認証用番号を払い出すステップ
の後に、 複数の処理機能のそれぞれが、移動側に簡易認証用番号
を払い出した際の、移動側の情報を保持するステップを
さらに有し、かつ、 前記移動側から受け取った情報を配分するステップの後
に、 前記保持している移動側の情報と移動側から受け取った
情報との処理を実行するステップをさらに有することを
特徴とする、請求項１に記載のパケット交換における簡
易認証用番号による処理機能の特定方法。 - 【請求項３】 前記簡易認証用番号を払い出すステップ
の後に、 移動側からの仮識別番号と簡易認証用番号とを比較して
移動側を識別するステップをさらに有することを特徴と
する、請求項１に記載のパケット交換における簡易認証
用番号による処理機能の特定方法。 - 【請求項４】 前記移動側から受け取った情報が、 位置登録シーケンス実行開始時及び、この開始後の位置
登録シーケンス実行に関する情報であることを特徴とす
る、請求項１に記載のパケット交換における簡易認証用
番号による処理機能の特定方法。 - 【請求項５】 パケット移動通信サービスにおける在圏
パケット交換機が、在圏の移動端末に送出する払い出し
による簡易認証用番号に基づいて移動端末からの情報
を、処理機能を特定して分配するパケット交換簡易認証
用番号処理装置であって、 前記在圏パケット交換機が、 前記移動端末からの位置登録を含む情報の受け取り時
に、仮識別番号、及び複数の処理機能のそれぞれを特定
するための識別符号を格納した簡易認証用番号を払い出
し、この後、前記移動端末からの簡易認証用番号に格納
されている識別符号に基づいて、受け取った情報を、前
記複数の処理機能のそれぞれを特定して配分することを
特徴とするパケット交換簡易認証用番号処理装置。 - 【請求項６】 前記在圏パケット交換機が、複数の処理
機能におけるそれぞれを移動側に払い出した際の移動端
末の情報を保持し、かつ、この保持している移動側の情
報によって、移動端末から受け取った情報を処理すると
ともに、 前記移動端末からの仮識別番号及び簡易認証用番号を比
較して移動端末を識別することを特徴とする、請求項５
に記載のパケット交換簡易認証用番号処理装置。 - 【請求項７】 前記在圏パケット交換機として、 並列動作する複数の処理機能としての複数のサブユニッ
トを有し、かつ、複数のサブユニットのそれぞれに、サ
ブユニットを特定する識別符号を予め付与し、かつ、移
動端末に関する情報を保持するメッセージ処理部と、 受信した簡易認証用番号の識別符号から複数のサブユニ
ットのそれぞれを特定して、移動端末からの情報を分配
するメッセージ受信・分配部と、 を備えることを特徴とする、請求項５に記載のパケット
交換簡易認証用番号処理装置。 - 【請求項８】 前記複数のサブユニットが、 プロセッサ、又はソフトウェアのプロセス、モジュー
ル、サブユニット、又は加入者レコードを含むことを特
徴とする、請求項７に記載のパケット交換簡易認証用番
号処理装置。 - 【請求項９】 前記簡易認証用番号が、複数のオクテッ
ト・複数のビット長からなるフレームであり、この複数
ビット中の一部のビットに複数の処理機能のそれぞれを
特定する識別符号を格納することを特徴とする請求項５
に記載のパケット交換簡易認証用番号処理装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323109A JP3489558B2 (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | パケット交換における簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその装置 |
| GB0125457A GB2371182B (en) | 2000-10-23 | 2001-10-23 | Method and apparatus for specifying processing funtion using simplified authentification number in packet switch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323109A JP3489558B2 (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | パケット交換における簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002135842A JP2002135842A (ja) | 2002-05-10 |
| JP3489558B2 true JP3489558B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=18800856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000323109A Expired - Fee Related JP3489558B2 (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | パケット交換における簡易認証用番号による処理機能の特定方法及びその装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3489558B2 (ja) |
| GB (1) | GB2371182B (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4288199B2 (ja) | 2004-03-31 | 2009-07-01 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動通信方法、移動局及び無線制御装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5675628A (en) * | 1994-08-01 | 1997-10-07 | Nokia Telecommunications Oy | Method and apparatus for enabling roaming of subscriber among plural mobile radio systems, using mobile equipment accepting removable subscriber identity module |
| US6195550B1 (en) * | 1998-12-30 | 2001-02-27 | Nortel Networks Corporation | Method for reducing messaging for inter-VLR location updates |
| JP2001169351A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-22 | Canon Inc | 通信装置、通信システム、通信方法、及び記憶媒体 |
-
2000
- 2000-10-23 JP JP2000323109A patent/JP3489558B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-10-23 GB GB0125457A patent/GB2371182B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002135842A (ja) | 2002-05-10 |
| GB2371182B (en) | 2004-06-16 |
| GB0125457D0 (en) | 2001-12-12 |
| GB2371182A (en) | 2002-07-17 |
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