JP3487419B2 - 伝送誤り制御方法 - Google Patents

伝送誤り制御方法

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JP3487419B2
JP3487419B2 JP2000007148A JP2000007148A JP3487419B2 JP 3487419 B2 JP3487419 B2 JP 3487419B2 JP 2000007148 A JP2000007148 A JP 2000007148A JP 2000007148 A JP2000007148 A JP 2000007148A JP 3487419 B2 JP3487419 B2 JP 3487419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル通
信、特に移動無線通信のような符号誤りが生じ易い環境
下での通信に好適な伝送誤り制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誤り訂正符号化方法と自動再送制御方法
(ARQ)は、ディジタル通信を行う上での重要な誤り
制御方法である。この両方の方法を用いるハイブリッド
ARQは、特に移動無線通信のようなフェージング環境
下において非常に有効であることが知られている。
【0003】ハイブリッドARQは、送信側で、誤り訂
正符号化された情報データパケットを伝送し、受信側で
誤り訂正及び誤り検出、又は誤り検出を行い、誤りが検
出された場合は、送信側に誤り訂正符号化された情報デ
ータパケットの再送を要求する方式である。又は、ハイ
ブリッドARQは、送信側で、あるパケット(パリティ
なし)を送信し、そのパケットが誤っていれば、そのパ
ケットの誤りを訂正するためのデータ(パリティ)を再
送し、受信側で合成し誤り訂正を行う方法である。な
お、受信側において、誤りが検出されたパケットは破棄
又は再送されたパケットと合成するために保持される。
【0004】従来のハイブリッドARQの一例を図1
(a)、(b)に示す。
【0005】送信側10では、情報を誤り訂正符号化し
て、伝送路12に送信する。受信側11では、伝送路1
2から伝送されたデータを受信して、誤り訂正及び検出
を行い、復号した情報を得る。このとき、受信データに
誤りが有った場合は、受信側11は、送信側10にデー
タの再送を要求する(13)。
【0006】図1(b)に、送信側10が、情報A、
B、Cに対して誤り訂正符号化して得られた符号語A
1、B1、C1を送信したところ、符号語B1の伝送に
誤りがあった場合を図示している。受信側11では、受
信符号語B1に対し、誤りを検出したので、情報Bの再
送を要求する。そこで、送信側10は、情報Bに対して
先の符号化とは異なる符号化を行って得た符号語B2を
受信側11に送信する。受信側11では、符号語B2を
受信し、さらに、受信符号語B2を復号して情報Bを得
る。
【0007】具体的には、誤り訂正符号としてターボ符
号のようなインタリーバを有する誤り訂正符号を用い、
パケットの再送要求ごとにランダムインタリービングパ
ターンを変化させ、再送パケットを生成している。これ
により、受信側では、多重復号が行え、特性の改善を図
ることができる。
【0008】なお、ランダムインタリービングパターン
とは、インタリービングパターンをランダムに生成した
パターンである。
【0009】図2に、従来のインターリーバを有するタ
ーボ符号器と復号器を示す。
【0010】図2(a)は、ターボ符号化器の構成例を
示す図である。ターボ符号化器は、再帰的組織畳み込み
符号化器(RSC)を用いて構成されている。
【0011】図2(a)に示されている例のように、入
力信号系列dの一つの信号系列は、入力信号系列X1と
して、そのまま、多重化装置24に入力される。
【0012】また、入力信号系列dは、別に、上記RS
C(1)21に直接入力され、再帰的組織畳み込み符号
化されて、信号系列X2(パリティのみから構成されて
いる)として、パンクチャリング装置(パンクチャ)2
3に入力する。
【0013】また、入力信号系列dは、さらに別に、イ
ンターリーバ20に印加され、ランダムにインターリー
ビングされて、RSC(2)22に印加され、再帰的組
織畳み込み符号化されて、信号系列X3(パリティのみ
から構成されている)として、パンクチャリング装置2
3に入力する。
【0014】冗長ビットX2とX3との相関性を少なく
するために、再帰的組織畳み込み符号化器(RSC)2
2の前にランダムインタリーバ20を挿入している。そ
の結果、ターボ符号化器からの出力ビット数が、インタ
リーバ20が無い場合と比較して、変更される場合があ
る。そこで、出力ビット数が変更された場合に、パンク
チャリング装置23において、変更された信号のビット
長を調整するものである。
【0015】ターボ符号化器の出力は、信号系列X1と
パンクチャリング装置23の出力を多重化装置24で多
重化して得る。
【0016】図2(b)は、ターボ復号器の構成例を示
す図である。
【0017】ターボ復号器は、インターリーバA30、
デコーダ(1)31、インターリーバA32、デコーダ
(2)33、デインターリーバA34、デインターリー
バB35、デインターリーバC36、識別器37、イン
ターリーバAtoB38、デコーダ(3)39、インタ
ーリーバBtoC40、デコーダ(4)41、インター
リーバ42及びインターリーバ43から構成されてい
る。
【0018】ターボ復号器への入力信号は、y1、y
2、y3、y4、y5、…であり、識別器37の出力
が、ターボ復号器の出力となる。
【0019】なお、入力信号y1、y2、y3は、ター
ボ符号器の信号X1、X2、X3の受信信号に対応す
る。
【0020】従って、入力信号y1は、入力信号系列d
に対応した信号系列であり、情報ビットのみからなる部
分であり、入力信号y2は、入力信号系列dが再帰的組
織畳み込み符号化(SC1)されたパリティ信号であ
り、y3は、入力信号系列dがインターリーブされ、更
に再帰的組織畳み込み符号化(SC2)されたパリティ
信号である。
【0021】デコーダ(1)31では、入力信号y1
(情報部分の信号)と入力信号y2(パリティ信号)と
で復号を行う。さらに、デコーダ(1)31の出力と入
力信号y1を、それぞれ、インターリーバA32とイン
ターリーバA30で、パターンAでインターリーブし
て、デコーダ(2)33に入力する。デコーダ(2)3
3には、入力信号y3も入力されている。デコーダ
(2)33では、パターンAでインターリーブされた該
二つの信号を合成して一つの信号とし、この合成信号と
入力信号y3とで復号を行う。デコーダ(2)33の出
力は、情報部分がインターリーバAでインターリーブさ
れた信号に相当する。
【0022】デコーダ(2)33の出力は、識別器37
で識別されて、ターボ復号器の出力となる。
【0023】なお、識別器37は、デコーダ(3)33
の出力段に設けているが、デコーダ(1)〜(4)等の
デコーダの出力の何処に設けてもよい。ただし、出力と
しては、再送時は、デコーダ(2)の出力よりは、デコ
ーダ(3)の出力の方が、入力信号y4を含んで復号し
ている分だけ、正確な復号が可能である。再々送時の場
合は、同じ理由で、デコーダ(4)の出力の方が、デコ
ーダ(1)〜(3)よりも、正確な復号出力を得ること
ができる。以下同様である。
【0024】デコーダ(1)31は、RSC(1)によ
るパリティより符号を復号するものであり、デコーダ
(2)32は、RSC(2)によるパリティにより復号
するものである。
【0025】なお、デコーダ(2)33の出力は、デイ
ンターリーバA34でデインターリーブされ、デコーダ
(1)31に印加される。デインターリーバA34の出
力は、入力信号y1の信号と合成されて利用される。タ
ーボ復号器は、同じ情報を繰り返し復号しているので、
デインターリーバ34の出力は、パターンAでインター
リーブされている符号において、次の回の復号に使用さ
れる。
【0026】送信側では、再送要求に対し、上記ランダ
ムインターリーバ20のランダムインターリービングパ
ターンを変更し、更に、符号化して再送する。
【0027】図2(a)では、インターリービングパタ
ーンを、A⇒B⇒C・・と変化させている。
【0028】受信側では、送信側のインターリービング
パターンの変更に対応して処理する。例えば、処理に使
用するデインターリービングパターンをA⇒B⇒C・・
と切り換える。
【0029】なお、ここで、y1〜y4…について整理
する。y1は、情報部分であり、再送データを含めてデ
ータの情報部分を合成したものである。y2、y3は、
上述の通り、パリティX2、X3に対する受信データに
対応している。また、y4、y5は、インターリービン
グパターンB、Cに対応したRSC(2)22の出力に
相当するパリティの受信信号である。
【0030】再送要求に基づき、送信側で、インターリ
ービングパターンをAからBに変更した場合を説明す
る。
【0031】受信側では、送信側のインターリービング
パターンの変更に対応して、インターリービングパター
ンBに対応したパリティの受信信号y4を得る。
【0032】デコーダ(3)39には、インターリービ
ングパターン変換器57の出力と、情報部分の信号y1
をインターリービングパターンBのインターリーバ43
でインターリーブした信号と受信信号y4とが印加され
ている。
【0033】なお、インターリービングパターン変換器
38は、情報部分をインタリーブするインターリービン
グパターンをパターンAからパターンBに変換するもの
である。AからBへのインターリービングパターン変換
器38は、インターリービングパターンAのデインター
リーバと、それに続くインターリービングパターンBの
インターリーバから構成(従属構成)されている(以
下、同様である。)。
【0034】デコーダ(3)39では、印加された3つ
の信号により、復号される。この復号された信号は、情
報部分y1が、インターリービングパターンBでインタ
リーブされた信号に相当する。
【0035】なお、インターリービングパターン変換器
38の出力とインターリーバ43の出力は合成して上
で、入力信号y4と共に復号に使用される。
【0036】デコーダ(3)39の出力は、インターリ
ービングパターンBのデインターリーバ35で情報部分
の信号に変換され、デコーダ(1)31に帰還される。
【0037】同じように、再々送の場合も、インターリ
ービングパターン変換器40、インターリービングパタ
ーンCのインターリーバ42及びデコーダ(4)41に
より、復号が行われる。
【0038】同じように、デコーダ(4)41の出力
は、インターリービングパターンCのデインターリーバ
36で情報部分の信号に変換され、デコーダ(1)31
に帰還される。
【0039】以下、同様に、送信側でのインターリービ
ングパターンの変更に従い、復号が行われる。
【0040】なお、図面で、デコーダ(2)33の出力
は、デインターリーバ34とインターリービングパター
ン変換器38に並列に印加されるように図示されている
が、インターリービングパターンAのときは、デコーダ
(2)33の出力は、デインターリーバ34に印加さ
れ、インターリービングパターンBのときは、デコーダ
(2)33の出力は、インターリービングパターン変換
器38に印加される。
【0041】デコーダ(3)、デコーダ(4)の出力も
同じである。
【発明が解決しようとする課題】従来のランダムインタ
リービング方法は、乱数を用いるため、生成されるイン
ターリービングパターンによっては、エラーフロアが高
くなる場合があるなど、高品質の伝送時などにおいて特
性が劣化する場合があり、多重復号時に誤り訂正効果が
あまりでないという問題がある。
【0042】なお、エラーフロアーとは、例えば、図1
0に示すように、S/Nが向上しても、BER(Bit
Error Rate)の改善があまり得られない現
象を指す(図10では、BERが10-7以下で改善があ
まり見られない)。
【0043】そのため、従来のランダムインタリービン
グ方法は、同じ情報の再送が多くなり、スループット
(情報の伝送速度)が低下するという問題があった。
【0044】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、誤り訂正符号の特性を改善し、再送すべきパケッ
トの数を低減し、全体のスループットを向上させること
を目的とするとするものである。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明において、請求項
1から23に記載された発明は、インタリーバを有する
誤り訂正符号化された送信データに対する受信側からの
再送要求に対して、送信側で前記インタリーバのインタ
リービングパターンを変えて符号化した送信データを再
送する伝送誤り制御方法において、簡易なアルゴリズム
で、特性のよいインタリービングパターンを用いること
により、多重復号の特性を更に改善することを特徴とす
る。
【0046】また、請求項24から26に記載された発
明は、再送時にまとめて誤り訂正符号化を行うことによ
り、再送制御の効率を上げ、再送すべきパケットが低減
でき、スループットを向上させることができる。
【0047】さらに、請求項24から26に記載された
発明では、誤り訂正符号の符号長を拡大することができ
るため、誤り訂正能力が高まり、再送頻度が低減できる
ため、さらに、スループットが改善することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0049】図3に本発明のハイブリッドARQを示
す。図2に示す従来のハイブリッドARQとの差は、特
性のよいインタリーバを用いる点等で相違する。
【0050】また、本発明は、再送するデータを状況に
応じて制御しており、誤り訂正符号の特性がさらに改善
でき、再送すべきパケットの数を低減でき、全体のスル
ープットの向上が可能となる。
【0051】本発明のインターリーバ50は、素数イン
ターリーバ(PIL)又は多重インターリーバ(MI
L)等の特性のよいインタリーバを用いる。例えば、素
数インターリーバとしては、図4のインターリーバを用
いる。
【0052】このインタリーバーは、次の3つのステー
ジを有する。 (1)第1ステージ41:入力系列40(例えば、66
4ビット)を、N分割(この例では、8個に分割)し
て、2次元バッファに書き込む。この例で行数は8個、
列数は83である。
【0053】また、分割数Nは、固定でなく、k個の分
割が選択可能にされている。
【0054】つまり、入力系列の前記分割数Nをk(k
は2以上の整数)個予め決めておき、k個のインターリ
ーバを作成することにより、最も特性の良い分割数のイ
ンターリーバを選択することができる。 (2)第2ステージ42:各行のデータの順番を入れ替
える(permutationする)。 (3)第3ステージ43:行毎に順番を入れ替える。
【0055】最後に縦方向に読み出して、インターリー
ブ処理された符号化系列44を得る。
【0056】次に、第2ステージでのpermutat
ionについて説明する。第2ステージでのpermu
tationは、以下の処理から構成されるテーブルを
アドレステーブルとして用いて実現する。処理順に説明
する。 (1)標数が対応する素数(図4では83に相当す
る。)の有限体の原始元g0を求める。例えば、P=8
3の場合、3の原始元は2である。 (2)その指数表現順のテーブル(有限体の元を真数で
表現し、これを指数表現の順にならべたテーブル)t
0’を作成する。 (3)テーブルの末尾に“0”を付加して(指数表現の
順にならべた系列の変形)、テーブルt0を得る。 (4)次の条件を満たす素数li(i=2〜r、但し、
rは、行数)を求める。 (i) (83−1、li)=1 (82とliは、
互いに素) (ii) li>6 例えば、標数が83、r=8の場合、(r−1)個の整
数liは、 7、11、13、17、19、23、29. である。 (5)テーブルt0の値をli個飛びに巡回的に読み出
す(但し、テーブルの末尾に“0”は除く)。これをな
らべた系列をt1〜t7とする。
【0057】なお、上記第1ステージにおいて、列数
は、P、P−1、P+1を取ることができる。
【0058】また、例えば、多重インターリーバとして
は、図11のインターリーバを用いる。
【0059】図11は、まず、図4のインターリーバと
同じく(数値は相違するが、考え方は同じ)、1フレー
ムのデータ200として1152ビットを入力して、7
2×16(=1152)インタリーバ210のバッファ
に対して行方向に行ベクトル215の書き込みを行う。
多重インターリーバは、72×16インタリーバではな
く一般のN×Mインタリーバについても適用可能である
ことはもちろんである。72×16インタリーバ210
において、16列ある列ベクトル220等それぞれは7
2ビットで構成されているが、この列ベクトル220等
を読み出し、それぞれについて対応する16個の9×8
(=72)インタリーバ230、235、・・・、24
0でインタリービングを行う。つまリ9×8インタリー
バ230等のバッファに対して上記の列ベクトル220
等を行方向に書き込む。最後に16個ある9×8インタ
リーバの各々に対して、順に列方向にデータを読み出
し、出力すなわちインタリーブされたデータ245を取
り出す。
【0060】図3に戻って説明を行う。本発明は、図3
のインターリーバとして、例えば、図4又は図11のイ
ンターリーバを用いたターボ符号化器により誤り訂正符
号化されたデータに対して再送制御する伝送方式であ
る。さらに、詳細に言えば、本発明は、インタリーバを
有する誤り訂正符号化された送信データに対する受信側
からの再送要求に対して、送信側でインタリーバのイン
タリービングパターンを変えて符号化した送信データを
再送する伝送誤り制御方法である。
【0061】本発明には以下に示すように、種々の態様
を有する。(素数インターリーバの場合の態様)インタ
リーバのインタリービングパターンを変えて符号化する
方法として、素数インターリーバの場合の態様を次に示
す。
【0062】(1) 送信側は、受信側の再送要求に対
して、図4における第1ステージにおけ縦と横の比率を
変化させてインターリービングパターンを変化させる。
【0063】(2) 送信側は、受信側の再送要求に対
して、図4における第2ステージp1 、p2 、p3、
・・・pNを変更してインターリービングパターンを変
化させる。
【0064】(3) 送信側は、受信側の再送要求に対
して、図4における第3ステージの行の並べ方を変更し
てインターリービングパターンを変化させる。
【0065】(4)上記(1)〜(3)を組み合わせて
インターリービングパターンを変化させる。 (多重インターリーバの場合の態様)インタリーバのイ
ンタリービングパターンを変えて符号化する方法とし
て、多重インターリーバの場合の態様を次に示す。
【0066】(1) 送信側は、受信側の再送要求に対
して、図11における72×16のインターリーバ21
0の縦と横の比率を変化させてインターリービングパタ
ーンを変化させる。
【0067】(2) 送信側は、受信側の再送要求に対
して、図11におけるインターリーバ230、235、
240の縦と横の比率を変化させてインターリービング
パターンを変化させる。さらに、インターリーバ23
0、235、240の行又は列に対し、インターリーバ
を生成して、その縦と横の比率を変化させてインターリ
ービングパターンを変化させてもよい。
【0068】(3) 上記(1)、(2)の方法を組み
合わせてインターリービングパターンを変化させる。 (インターリービングパターンの決定に係る態様)イン
ターリービングパターンをどのようにして変更するかに
ついて、下記に示す態様がある。
【0069】(1) インターリーバのインターリービ
ングパターンを変更するにあたり、予め、変更する仕
方、変更するパターンの順序等を決めておく。
【0070】(2) インタリービングパターンをあら
かじめ受信側で決定し、再送要求時に、該インターリー
ビングパターンの情報を送信側に通知する。
【0071】(3) 送信側でインタリービングパター
ンを決定して符号化を行い、再送時に、該インターリー
ビングパターンの情報を受信側に通知する。
【0072】(4) インターリービングパターンを、
送信側で、伝送サービスの品質QoS(Quality
of Service)に基づいて決定する。
【0073】なお、QoSとは、伝送サービスの品質
で、許容される遅延時間、誤り率等であり、QoSの高
い場合は、高い品質を提供できるようなインターリービ
ングパターンを選定する。また、QoSが低い場合は、
高い品質を提供できないが、処理の簡単なインターリー
ビングパターンを選定する。 (復号に係る態様) 受信側では、受信したデータに
誤りを検出した場合、再送要求を行い、同じ情報に対し
複数の受信符号語を得ることになる。そのとき、受信側
で復号のために、どの受信符号語を用いるかについて以
下の態様がある。
【0074】(1) 最初の送信データ及び一又は複数
の再送された送信データの中から、一部又は全ての有効
な符号語を取り出し、該有効な符号語を組み合わせて復
号を行う。
【0075】例えば、誤りのあるパケットA1に対して
再送要求を行い、再送されたパケットA2(再び、再送
された場合はA3、以下同様)を受信した場合、A1及
びA2(以下A3、A4…)を全て合成し、一つのパケ
ットとした後に、誤り訂正符号による復号を行う。
【0076】(2) 送信データに付加された誤り検査
ビットによる誤り検出結果又は受信側での復号器におけ
る誤り検出結果の内、少なくとも一方の誤り検出結果に
基づいて、有効な符号語を取り出す。
【0077】(3) 復号器が最尤復号器である場合
は、該最尤復号器から派生するパスメトリック情報に基
づいて、有効な符号語を取り出す。
【0078】(4) 伝送路の品質情報に基づいて、有
効な符号語を取り出す。
【0079】再送されたパケットA2を受信した場合、
A1及びA2(以下A3、A4…)を用いて、一つのパ
ケットとした後に、誤り訂正符号による復号を行う。
【0080】受信パケットの品質(信号電力対干渉電力
比SIR:Signal to Interface
ratio又は信号対雑音比SNR:Signal t
oNoise)が悪いパケットは排除して、一つのパケ
ットとした後に、誤り訂正符号による復号を行う図5
に、情報Bは、2回再送しているが、最初再送における
受信パケットの受信レベルが低いので、受信符号語B2
を廃棄して、受信符号語B1と受信符号語B3を合成し
て、復号している例を示す。 (誤りの検出データ及び再送データに係る態様)受信側
で、受信データに誤りを検出した場合に、送信側に再送
を要求する。誤り検出は、通信プロトコルの複数の階層
で行われており、その全ての階層の、誤り検出結果を使
用することができる。
【0081】また、再送データは、効率を尊重する観
点、重複を排除する観点又は品質を尊重する観点等によ
り、どのようにデータを再送するかについて、複数の態
様がある。
【0082】図6に送信されるパケットの例を示す。
【0083】図6(a)では、(1)は、パケットのヘ
ッダに付加された「誤り検出のためのパリティ」と、情
報ビットからなる「情報」と、「SC1出力のパリテ
ィ」と、「SC2(インターリーバA)出力のパリテ
ィ」とからなる構成をしている。このパケットの場合、
誤り検出の有無は、「誤り検出のためのパリティ」と、
「SC1出力のパリティ」、「SC2(インターリーバ
A)出力のパリティ」とから得ることができる。
【0084】図6(a)(2)は、伝送された(1)の
パケットに誤りがあり、再送した場合のパケットの例で
ある。(1)のパケットに対し、「SC1出力のパリテ
ィ」は同じであるので、伝送する価値が低いことから、
伝送せず、SC2のインターリーバBで符号化して伝送
している点で異なる。
【0085】図6(a)(3)は、伝送された(2)の
パケットにも誤りがあり、さらに、再送した場合のパケ
ットの例である。(1)、(2)のパケットに対し、S
C2のインターリーバCで符号化して伝送している点で
異なる。
【0086】図6(b)の(1)は、図6(a)(1)
と同じである。なお、「SC2(インターリーバA)出
力のパリティ」は、(1)から除外して、最初の再送パ
ケットに挿入してもよい。
【0087】図6(b)の(2)、(3)は、図6
(a)の(2)、(3)に対し、情報ビットを伝送しな
い点で異なる。
【0088】図6(c)の(1)は、図6(a)(1)
と同じである。
【0089】図6(c)の(2)は、図6(b)の
(2)に対し、さらに、「SC2(インターリーバC)
出力のパリティ」を挿入している点で異なる。
【0090】以下に、送信されるパリティと情報ビット
の態様の例を示す。
【0091】(1) 誤りを検出した場合の再送要求に
対して、送信側はパリティ(誤り訂正符号の冗長部分)
のみを再送する。
【0092】(2) 符号語を復号した結果又は複数の
符号語を合成して復号した結果の復号されたデータに、
誤りを検出した場合の再送要求に対して、送信側は情報
ビット及びパリティ(誤り訂正符号の冗長部分)を再送
する。
【0093】(3) 送信側の符号器は、パンクチャリ
ング装置を具備し、パンクチャリングパターン又はパン
クチャリングの量を変更して再送を行う。
【0094】(4) 符号語を復号した結果又は複数の
符号語を合成して復号した結果の復号されたデータに、
誤りを検出した場合の再送要求に対して、送信側は情報
ビットのみを再送する。
【0095】(5) 伝送サービスの品質QoSに基づ
いて、上記(1)〜(4)に記載された方法の一つを実
施する。 (受信側での態様)受信側では、図7に示すように、符
号語又は符号語中の情報ビット部分に誤りが検出されな
い場合は、パリティを廃棄して、パリティによる復号を
行わずに情報を取り出すようにしてもよい。
【0096】これにより、復号処理を省くことができ、
このパケットに係る信号処理を迅速に行うことができ
る。 (無線基地局)図8にセルラーシステムにおける移動通
信の基地局の例を示す。
【0097】各基地局71〜73は、移動局70に対し
て、信号を送信する。そのとき、移動局で誤り検出を行
い、受信データに誤りを検出した場合、再送要求を行
う。このとき、同じ、基地局から、符号化を異ならせて
再送を行っても良いが、より品質の高い基地局から、再
送してもよい。
【0098】再々再送時にも、より品質の高い基地局か
ら、再再送してもよい。
【0099】なお、伝送の品質は、信号電力対干渉電力
比、信号対雑音比、信号レベル等に基づいて判断する。
【0100】無線局に関して、以下の態様がある。
【0101】(1) 複数の送信局から送信可能なシス
テムと組み合わせて用いられる場合、ある送信局から送
信した符号語が誤っていた場合、より回線品質のよい別
の送信局から符号語を再送する。 (複数のデータをまとめて再送)送信した複数のデータ
に対して、ほぼ同時に再送要求が行われた場合は、送信
側は、該複数データをまとめて誤り訂正符号化を行って
再送を行うことができる。
【0102】図9及び図12を用いて説明する。
【0103】図9は、送信側10が、情報A、B、C、
Dに対して誤り訂正符号化して得られた符号語A1、B
1、C1、D1を送信したところ、符号語B1、C1の
伝送に誤りがあった場合を図示している。
【0104】受信側11では、受信符号語B1、C1に
対し、誤りを検出したので、情報B、Cの再送を要求す
る。
【0105】そこで、送信側10は、情報B、Cに対す
る再送要求がほぼ同時におこなわれたので、情報Bと情
報Cをまとめて符号化して得られた符号語BC2を送信
する。受信側11では、受信符号語BC2を受信し、さ
らに、受信符号語BC2を復号して情報BCを得る。
【0106】受信側での復号器を図12に示す。デコー
ダ111〜113、インターリーバA80〜83、デイ
ンターリーバ85〜88、インターリーバB90〜9
2、多重装置(MUX)93〜99、多重分離器(DE
MUX)101、102から構成されている。
【0107】また、入力信号y1は、入力信号系列dに
対応した信号系列であり、情報ビットのみからなる部分
であり、入力信号y2は、入力信号系列dが再帰的組織
畳み込み符号化(SC1)されたパリティ信号であり、
y3は、入力信号系列dがインターリーブされ、更に再
帰的組織畳み込み符号化(SC2)されたパリティ信号
である。
【0108】y4は、再送時の、情報BCがインターリ
ービングパターンBでインタリーブされ、かつ、再帰的
組織畳み込み符号化(SC2)で処理されたパリティの
受信信号である。
【0109】B、Cは、情報を示し、図12では、y
1,y2,y3,y4と情報B、Cの組み合わせで、受
信信号を表現している。
【0110】例えば、y1Bは、情報Bの入力信号系列
dに対応した信号系列であり、y2Cは、情報Bに関す
る入力信号系列dが再帰的組織畳み込み符号化(SC
1)されたパリティ信号である。他の入力信号も同様で
ある。
【0111】図12では、情報Bと情報Cを直列の連接
して、送信している。しかし、連接は、並列であっても
よい。
【0112】図12の動作は、次に点を考慮すれば、図
2及び図3と同様に理解される。
【0113】情報Bと情報Cを直列に連接するために、
多重装置(MUX)が設けられている。また、インタリ
ーブ及びデインターリーバを連接した信号でなく、個々
に行うために、連接した情報BCを個々の情報B及び情
報(C)に分離する多重分離器(DEMUX)が設けら
れている。
【0114】以下に、この場合の態様を示す。
【0115】(1) 送信した複数のデータに対して、
ほぼ同時に再送要求が行われた場合は、送信側は、該複
数のデータにおける一部のデータ又は全部のデータをま
とめて誤り訂正符号化を行って再送を行う。 (2) 上記(1)の場合において、送信側は、送信単
位に分割して送信を行い、受信側では、それらを合成し
て復号・再送制御を行うことを特徴とする。なお、前述
の伝送誤り制御方法に関する態様を複数組み合わせた伝
送誤り制御方法も本発明の範囲内である。
【0116】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を奏することができる。請求項1から23に
記載された発明によれば、簡易なアルゴリズムで、特性
のよいインタリービングパターンを用いることで、多重
復号の特性を更に改善することができる。
【0117】請求項24から26に記載された発明によ
れば、再送時にまとめて誤り訂正符号化を行うことによ
り、再送制御を効率よく行え、再送すべきパケットが低
減でき、スループットを向上させることができる。
【0118】また、誤り訂正符号の符号長を拡大するこ
とができるため、誤り訂正能力が高まり、再送頻度が低
減できるため、さらに、スループットが改善することが
できる。
【0119】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハイブリッドARQを説明するための図
である。
【図2】従来のターボ符号器ARQ及び多重ターボ復号
器を説明するための図である。
【図3】本発明のターボ符号器ARQ及び多重ターボ復
号器を説明するための図である。
【図4】複素インターリーバを説明するための図であ
る。
【図5】本発明のハイブリッドARQを説明するための
図(その1)である。
【図6】送信されるパケットの例を説明するための図で
ある。
【図7】パリティを廃棄して、情報を取り出すことを説
明するための図である。
【図8】セルラーシステムにおける移動通信の基地局の
例を説明するための図である。
【図9】本発明のハイブリッドARQを説明するための
図(その2)である。
【図10】エラーフロアーを説明するための図である。
【図11】多重インターリーバを説明するための図であ
る。
【図12】まとめて符号化した場合のデコーダを説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 送信側 11 受信側 12 伝送路 20 ランダムインターリーバ 21、22 再帰的組織畳み込み符号化器(RSC) 23 パンクチャリング装置 24 多重化装置 70 移動局 71〜73 基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−202852(JP,A) 特開2000−353965(JP,A) 特表2002−522945(JP,A) 国際公開99/25069(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/16 H03M 13/27 H04L 1/00

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタリーバを有する誤り訂正符号化さ
    れた送信データに対する受信側からの再送要求に対し
    て、送信側で前記インタリーバのインタリービングパタ
    ーンを変えて符号化した送信データを再送する伝送誤り
    制御方法において、 前記インタリーバは、素数Pを生成又は記録する第1の
    ステップと、入力系列を長さP、P−1又はP+1のN
    (Nは、2以上の整数)個のブロックB1 、B2 、・・
    ・BN に分割する第2のステップと、標数がP、P−1
    又はP+1の有限体の元をその元のべき表現の指数部分
    の値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第1の
    順序入替えデータを生成する第3のステップと、1又は
    (P−1)とは互いに素な整数のN個のp1 、p2 、
    p3、・・・pNを生成又は記録する第4のステップ
    と、第1の順序入替えデータ系列をp1 個飛びに巡回的
    に読み出しこれを第2の順序入替えデータとする第5の
    ステップと、第1の順序入替えデータをp2 個飛びに巡
    回的に読み出しこれを第3の順序入替えデータとする第
    6のステップと、同様にp3 個飛びに巡回的に読み出し
    これを第4の順序入替えデータとするステップとするこ
    とを繰り返し、最後に第1の順序入替えデータをpN 個
    飛びに巡回的に読み出しこれを第Nの順序入替えデータ
    とする第7のステップと、第1からNまでの順序入替え
    データを用いてブロックB1 、B2 、・・・BNをそれ
    ぞれ置換する第8のステップと、該置換されたブロック
    B1 、B2、・・・BNの順番を入れ替える第9のステッ
    プと、並べ変えられたN個の各ブロックから予め決めら
    れた順番により各データを読み出す第10のステップと
    を有するインターリバー又は上記第1のステップから第
    10のステップにより作成されたパターンを記録した記
    録媒体に記録されたインターリービングパターンに従っ
    てインターリービングを行うインターリーバであって、 前記送信側は、前記受信側の再送要求に対して、前記第
    2のステップにおける前記分割数N及び分割した際の長
    さP、P−1又はP+1を変更して符号化した送信デー
    タを再送する伝送誤り制御方法。
  2. 【請求項2】 インタリーバを有する誤り訂正符号化さ
    れた送信データに対する受信側からの再送要求に対し
    て、送信側で前記インタリーバのインタリービングパタ
    ーンを変えて符号化した送信データを再送する伝送誤り
    制御方法において、 前記インタリーバは、素数Pを生成又は記録する第1の
    ステップと、入力系列を長さP、P−1又はP+1のN
    (Nは、2以上の整数)個のブロックB1 、B2 、・・
    ・BN に分割する第2のステップと、標数がP、P−1
    又はP+1の有限体の元をその元のべき表現の指数部分
    の値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第1の
    順序入替えデータを生成する第3のステップと、1又は
    (P−1)とは互いに素な整数のN個のp1 、p2 、
    p3、・・・pNを生成又は記録する第4のステップ
    と、第1の順序入替えデータ系列をp1 個飛びに巡回的
    に読み出しこれを第2の順序入替えデータとする第5の
    ステップと、第1の順序入替えデータをp2 個飛びに巡
    回的に読み出しこれを第3の順序入替えデータとする第
    6のステップと、同様にp3 個飛びに巡回的に読み出し
    これを第4の順序入替えデータとするステップとするこ
    とを繰り返し、最後に第1の順序入替えデータをpN 個
    飛びに巡回的に読み出しこれを第Nの順序入替えデータ
    とする第7のステップと、第1からNまでの順序入替え
    データを用いてブロックB1 、B2 、・・・BNをそれ
    ぞれ置換する第8のステップと、該置換されたブロック
    B1 、B2、・・・BNの順番を入れ替える第9のステッ
    プと、並べ変えられたN個の各ブロックから予め決めら
    れた順番により各データを読み出す第10のステップと
    を有するインターリバー又は上記第1のステップから第
    10のステップにより作成されたパターンを記録した記
    録媒体に記録されたインターリービングパターンに従っ
    てインターリービングを行うインターリーバであって、 前記送信側は、前記受信側の再送要求に対して、前記第
    4のステップにおける前記1又は(P−1)とは互いに
    素な整数のN個のp1 、p2 、p3、・・・pNを変更
    して符号化した送信データを再送する伝送誤り制御方
    法。
  3. 【請求項3】 インタリーバを有する誤り訂正符号化さ
    れた送信データに対する受信側からの再送要求に対し
    て、送信側で前記インタリーバのインタリービングパタ
    ーンを変えて符号化した送信データを再送する伝送誤り
    制御方法において、 前記インタリーバは、素数Pを生成又は記録する第1の
    ステップと、入力系列を長さP、P−1又はP+1のN
    (Nは、2以上の整数)個のブロックB1 、B2 、・・
    ・BN に分割する第2のステップと、標数がP、P−1
    又はP+1の有限体の元をその元のべき表現の指数部分
    の値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第1の
    順序入替えデータを生成する第3のステップと、1又は
    (P−1)とは互いに素な整数のN個のp1 、p2 、
    p3、・・・pNを生成又は記録する第4のステップ
    と、第1の順序入替えデータ系列をp1 個飛びに巡回的
    に読み出しこれを第2の順序入替えデータとする第5の
    ステップと、第1の順序入替えデータをp2 個飛びに巡
    回的に読み出しこれを第3の順序入替えデータとする第
    6のステップと、同様にp3 個飛びに巡回的に読み出し
    これを第4の順序入替えデータとするステップとするこ
    とを繰り返し、最後に第1の順序入替えデータをpN 個
    飛びに巡回的に読み出しこれを第Nの順序入替えデータ
    とする第7のステップと、第1からNまでの順序入替え
    データを用いてブロックB1 、B2 、・・・BNをそれ
    ぞれ置換する第8のステップと、該置換されたブロック
    B1 、B2、・・・BNの順番を入れ替える第9のステッ
    プと、並べ変えられたN個の各ブロックから予め決めら
    れた順番により各データを読み出す第10のステップと
    を有するインターリバー又は上記第1のステップから第
    10のステップにより作成されたパターンを記録した記
    録媒体に記録されたインターリービングパターンに従っ
    てインターリービングを行うインターリーバであって、 前記送信側は、前記受信側の再送要求に対して、前記第
    9のステップにおける前記ブロックB1 、B2 、・・・
    BNの前記順番を変更して符号化した送信データを再送
    する伝送誤り制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか一項記載の伝
    送誤り制御方法を組み合わせた伝送誤り制御方法。
  5. 【請求項5】 インタリーバを有する誤り訂正符号化さ
    れた送信データに対する受信側からの再送要求に対し
    て、送信側で前記インタリーバのインタリービングパタ
    ーンを変えて符号化した送信データを再送する伝送誤り
    制御方法において、 前記インタリーバは、データ系列のデータを第1のイン
    タリーバに書き込み、該第1のインタリーバから列又は
    行単位にデータを読み出し、該列又は行単位毎に、デー
    タを複数の第2のインタリーバに書き込む第1のステッ
    プを実行し、 該第2のインタリーバの各々からデータを読み出し、該
    データを1又は複数の第3のインタリーバに書き込む第
    2のステップを1回又は複数回繰り返した結果のインタ
    リーバの各々から、又は第1のステップの結果のインタ
    リーバの各々からデータを読み出してデータ系列を出力
    するインターリバーであって、 前記送信側は、前記受信側の再送要求に対して、前記第
    1のステップでの前記第1のインタリーバへの書き込み
    における一列の文字数及び行数を変更して符号化した送
    信データを再送する伝送誤り制御方法。
  6. 【請求項6】 インタリーバを有する誤り訂正符号化さ
    れた送信データに対する受信側からの再送要求に対し
    て、送信側で前記インタリーバのインタリービングパタ
    ーンを変えて符号化した送信データを再送する伝送誤り
    制御方法において、 前記インタリーバは、データ系列のデータを第1のイン
    タリーバに書き込み、該第1のインタリーバから列又は
    行単位にデータを読み出し、該列又は行単位毎に、デー
    タを複数の第2のインタリーバに書き込む第1のステッ
    プを実行し、 該第2のインタリーバの各々からデータを読み出し、該
    データを1又は複数の第3のインタリーバに書き込む第
    2のステップを1回又は複数回繰り返した結果のインタ
    リーバの各々から、又は第1のステップの結果のインタ
    リーバの各々からデータを読み出してデータ系列を出力
    するインターリバーであって、 前記送信側は、前記受信側の再送要求に対して、前記第
    1のステップでの前記一又は複数の第2のインタリーバ
    又は前記第2のステップでの前記一又は複数の第3のイ
    ンタリーバへの書き込みにおける一列の文字数及び行数
    を、それぞれのインターリーバ毎に変更して符号化した
    送信データを再送する伝送誤り制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6記載の伝送誤り制御方
    法を組み合わせた伝送誤り制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか一項記載の伝
    送誤り制御方法において、前記インタリービングパター
    ンをあらかじめ定めた方法で変更することを特徴とする
    伝送誤り制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の伝送誤り制御方法におい
    て、前記インタリービングパターンをあらかじめ前記受
    信側で決定し、再送要求時に、該インターリービングパ
    ターンの情報を前記送信側に通知することを特徴とする
    伝送誤り制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の伝送誤り制御方法にお
    いて、前記インタリービングパターンを前記送信側で決
    定して符号化を行い、再送時に、該インターリービング
    パターンの情報を前記受信側に通知することを特徴とす
    る伝送誤り制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の伝送誤り制御方法に
    おいて、前記インターリービングパターンを、前記送信
    側で、伝送サービスの品質QoSに基づいて決定するこ
    とを特徴とする伝送誤り制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法において、前記受信側で、最初の送
    信データ及び一又は複数の再送された送信データの中か
    ら、一部又は全ての有効な符号語を取り出し、該有効な
    符号語を組み合わせて復号を行うことを特徴とする伝送
    誤り制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の伝送誤り制御方法に
    おいて、 前記送信データに付加された誤り検査ビットによる誤り
    検出結果又は前記受信側での復号器における誤り検出結
    果の内、少なくとも一方の誤り検出結果に基づいて、前
    記有効な符号語を取り出すことを特徴とする伝送誤り制
    御方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の伝送誤り制御方法に
    おいて、前記復号器が最尤復号器である場合は、該最尤
    復号器から派生するパスメトリック情報に基づいて、前
    記有効な符号語を取り出すことを特徴とする伝送誤り制
    御方法。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の伝送誤り制御方法に
    おいて、伝送路の品質情報に基づいて、前記有効な符号
    語を取り出すことを特徴とする伝送誤り制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法において、 符号語を復号した結果又は複数の符号語を合成して復号
    した結果の復号されたデータに、誤りを検出した場合の
    再送要求に対して、前記送信側はパリティのみを再送す
    ることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし15いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法において、 符号語を復号した結果又は複数の符号語を合成して復号
    した結果の復号されたデータに、誤りを検出した場合の
    再送要求に対して、前記送信側は情報ビット及びパリテ
    ィを再送することを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17記載の伝送誤り制
    御方法において、 前記送信側の符号器は、パンクチャリング装置を具備
    し、 前記送信側の符号器は、前記パンクチャリング装置のパ
    ンクチャリングパターン又はパンクチャリングの量を変
    更して再送を行うことを特徴とする伝送誤り制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし15いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法において、 符号語を復号した結果又は複数の符号語を合成して復号
    した結果の復号されたデータに、誤りを検出した場合の
    再送要求に対して、前記送信側は情報ビットのみを再送
    することを特徴とする伝送誤り制御方法。
  20. 【請求項20】 前記送信側で、伝送サービスの品質Q
    oSに基づいて、 請求項16ないし19に記載された伝送誤り制御方法の
    一つを実施することを特徴とする伝送誤り制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし20いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法において、 符号語又は符号語中の情報ビット部分に誤りが検出され
    ない場合は、パリティを廃棄して、情報を取り出すこと
    を特徴とする伝送誤り制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項1ないし15いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法において、 複数の送信局から送信可能なシステムと組み合わせて用
    いられる場合、ある送信局から送信した符号語が誤って
    いた場合、より回線品質のよい別の送信局から符号語を
    再送することを特徴とする伝送誤り制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし22いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法を複数組み合わせた伝送誤り制御方
    法。
  24. 【請求項24】 インタリーバを有する誤り訂正符号化
    された送信データに対する受信側からの再送要求に対し
    て、送信側で前記インタリーバのインタリービングパタ
    ーンを変えて符号化した送信データを再送する伝送誤り
    制御方法において、 送信した複数のデータに対して、複数のデータの再送を
    行う場合は、前記送信側は、該複数のデータにおける一
    部のデータ又は全部のデータをまとめ、まとめられたデ
    ータに対するインターリーバの大きさを変化させて誤り
    訂正符号化を行って再送を行うことを特徴とする伝送誤
    り制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の伝送誤り制御方法に
    おいて、 前記送信側は、送信単位に分割して送信を行い、前記受
    信側では、分割して送信されて信号を合成して復号・再
    送制御を行うことを特徴とする伝送誤り制御方法。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし22いずれか一項記載
    の伝送誤り制御方法と請求項23ないし25いずれか一
    項記載の伝送誤り制御方法を組み合わせた伝送誤り制御
    方法。
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