JP3482847B2 - ラジアルピストンポンプ - Google Patents

ラジアルピストンポンプ

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JP3482847B2 JP34290697A JP34290697A JP3482847B2 JP 3482847 B2 JP3482847 B2 JP 3482847B2 JP 34290697 A JP34290697 A JP 34290697A JP 34290697 A JP34290697 A JP 34290697A JP 3482847 B2 JP3482847 B2 JP 3482847B2
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光輝 江本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のラジアルピ
ストンボアを放射状に配置して形成したポンプカバー
と、ポンプハウジングとを相互に同軸に合体させてな
り、該同軸を確保するためにこれらポンプカバーおよび
ポンプハウジングに、相互に嵌合しあうインロー部を設
定したラジアルピストンポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のラジアルピストンポンプには、例
えば、図3に示すように、多数のラジアルピストンボア
8を放射状に配置して形成したポンプカバー20と、ポ
ンプハウジング30とを相互に同軸に合体させてなり、
該同軸を確保するためにこれらポンプカバー20および
ポンプハウジング30に、相互に嵌合しあうインロー部
Ftを設定したものである。これにより、ラジアルピス
トンポンプ10は、ポンプハウジング30側に配置した
関連要素であるトルクコンバータ(図示せず)に対し、
このコンバータのハウジング4によって同軸に位置決め
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来技術では、ポンプカバー20とポンプハウジング
30とにインロー部Ftを形成し、ポンプハウジング3
0上に、コンバータハウジング4を取り付けるための領
域を確保する必要がある。このため、ポンプカバー20
に設けた油路9までの寸法L3 と、油路9からラジアル
ピストンボア8までの寸法L1 と、ラジアルピストンボ
ア8からポンプハウジング30の外端面30fまでの寸
法L2 との和となる長さ方向寸法L(=L1 +L2 +L
3 )が長くならざるを得なかった。これは、ラジアルピ
ストンポンプ10の全長が大きくなることであって好ま
しくない。
【0004】本発明の解決すべき課題は、上述した事実
に鑑みてなされたものであり、ラジアルピストンポンプ
と同軸に配置される関連要素によって前記ラジアルピス
トンポンプを前記関連要素に対して位置決めする際、前
記関連要素と前記ラジアルピストンポンプとの同軸度を
確保しつつ、ラジアルピストンポンプの全長を短縮させ
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明である、請求項1に記載のラジアルピストン
ポンプは、多数のラジアルピストンボアを放射状に配置
して形成したポンプカバーと、ポンプハウジングとを相
互に同軸に合体させてなり、該同軸を確保するためにこ
れらポンプカバーおよびポンプハウジングに、相互に嵌
合しあうインロー部を設定したラジアルピストンポンプ
において、前記ポンプカバーの外周部近傍において前記
ラジアルピストンボアを横切るよう延在する突起を前記
ポンプカバーに設けると共に、該突起に嵌合する突起を
前記ポンプハウジングに設け、これら突起で前記インロ
ー部を構成し、該インロー部を前記ラジアルピストンボ
アに被さるように配置したことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、本発明である、請求項2に記載のラ
ジアルピストンポンプは、請求項1において、前記ポン
プカバーおよび前記ポンプハウジングの突起に、前記ラ
ジアルピストンボアに対するラジアルピストンの挿入を
可能にする切り欠きを形成したことを特徴とするもので
ある。
【0007】加えて、本発明である、請求項3に記載の
ラジアルピストンポンプは、請求項2において、前記ポ
ンプカバーおよび前記ポンプハウジングの突起を円周方
向に連続する壁で構成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の効果】上述したように、本発明である、請求項
1に記載のラジアルピストンポンプは、前記ポンプカバ
ーの外周部近傍において前記ラジアルピストンボアを横
切るよう延在する突起を前記ポンプカバーに設けると共
に、該突起に嵌合する突起を前記ポンプハウジングに設
け、これら突起で前記インロー部を構成し、該インロー
部を前記ラジアルピストンボアに被さるように配置す
る。この場合、前記インロー部がポンプカバー側に移動
し、ラジアルピストンポンプと同軸に配置される関連要
素を取り付けることができる領域が広くなるから、この
広くなった領域分だけ、ラジアルピストンポンプの長さ
方向寸法を短縮することができる。
【0009】従って本発明によれば、ラジアルピストン
ポンプと同軸に配置される関連要素によって前記ラジア
ルピストンポンプを前記関連要素に対して位置決めする
際、前記関連要素と前記ラジアルピストンポンプとの同
軸度を確保しつつ、ラジアルピストンポンプの全長を短
縮させることができる。
【0010】また、本発明である、請求項2に記載のラ
ジアルピストンポンプは、請求項1において、前記ポン
プカバーおよび前記ポンプハウジングの突起に、前記ラ
ジアルピストンボアに対するラジアルピストンの挿入を
可能にする切り欠きを形成する。この場合、前記ラジア
ルピストンの組み付けが容易であると共に、該ピストン
のストローク長を延長させることにより、ポンプ吐出容
量を増加させることができる。
【0011】加えて、本発明である、請求項3に記載の
ラジアルピストンポンプは、請求項2において、前記ポ
ンプカバーおよび前記ポンプハウジングの突起を円周方
向に連続する壁で構成したから、前記インロー部が強固
に嵌合される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるラジアルピス
トンポンプを、添付した図面に基づき詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明ラジアルピストンポンプの
一実施形態を示す要部断面図である。このラジアルピス
トンポンプ1は、7個のラジアルピストンボア8を放射
状に配置して形成したポンプカバー2と、ポンプハウジ
ング3とを合体させてなる。但し、ポンプカバー2およ
びポンプハウジング3には、相互に嵌合しあうインロー
部Ftが設定され、ポンプカバー2と、ポンプハウジン
グ3とを相互に同軸に合体させることができる。
【0014】ポンプカバー2およびポンプハウジング3
に設定したインロー部Ftは、ポンプカバー2の外周部
近傍においてラジアルピストンボア8を横切るよう延在
する突起21をポンプカバー2に設けると共に、この突
起21に嵌合する突起31をポンプハウジング3に設
け、これら突起21,31でインロー部Ftを構成し、
このインロー部Ftをラジアルピストンボア8に被さる
ように配置する。
【0015】また、ラジアルピストンポンプ1は、ボル
ト11によりトランスミッションケース12と結合する
と共に、ポンプハウジング3側に、ラジアルピストンポ
ンプと同軸に配置される関連要素であるトルクコンバー
タ(図示せず)を有し、このコンバータのハウジング4
でポンプハウジング3の外周部を支持することよって、
前記トルクコンバータと相互に同軸に位置決めされる。
但し、コンバータハウジング4が取り付けられたポンプ
ハウジング3の外周面にはシール用リングSが設けられ
ている。
【0016】前記トルクコンバータのステータシャフト
5は、オイルシールSoを具えたポンプハウジング3の
開口部301を経てポンプカバー2に圧入され、ラジア
ルピストンポンプ1内に収納された偏心カム6を軸受B
rを介して回転自在に支持する。偏心カム6は、前記ト
ルクコンバータのポンプインペラ(図示せず)からの回
転を伝達する入力部材(図示せず)に結合する。これに
より、ポンプ動作は、偏心カム6の回転によってラジア
ルピストン7をラジアルピストンボア8内に摺動させる
ことにより行われ、ポンプ内のオイルを圧縮して油路9
からポンプ外部に高圧オイルとして吐出させる。
【0017】本発明によるラジアルピストンポンプ1に
よれば、図3に示す従来技術に比べてインロー部Ftが
ポンプカバー2側に移動し、ラジアルピストンポンプ1
と同軸に配置されるトルクコンバータハウジング4を取
り付けることができる領域が広くなるから、この広くな
った領域分だけ、ラジアルピストンボア8からポンプハ
ウジング3の外端面3fまでの寸法L2 を縮めることが
できる。
【0018】即ち、図3との比較から明らかなように、
ポンプカバー2に設けた油路9までの寸法L3 と、油路
9からラジアルピストンボア8までの寸法L1 とが従来
と共通な寸法の場合、前記トルクコンバータとの同軸度
を確保しつつ、ラジアルピストンポンプ1の長さ方向寸
法L(=L1 +L2 +L3 )を短縮できる。
【0019】ところで、ポンプカバー2およびポンプハ
ウジング3の突起21,31には、ラジアルピストンボ
ア8に対するラジアルピストン7の挿入を可能にする切
り欠き21n,31nを形成することが好ましい。これ
によれば、ボア8内へのラジアルピストン7の組み付け
が容易であると共に、該ピストン7のストローク長を延
長させることにより、ポンプ吐出容量を増加させること
ができる。なお、本実施形態では、ラジアルピストンポ
ンプを同軸に位置決めするためのコンバータハウジング
4にも切り欠き41nが形成してある。
【0020】図2(a)は、インロー部Ftの付近を拡
大した要部断面図であり、図2(b)は、図2(a)の
ケースをX方向から示した分解図である。ポンプカバー
2およびポンプハウジング3の突起22,32は、図2
(b)に示すように、円周方向に連続する壁として構成
することが好ましく、突起22,32それぞれには、切
り欠き22n,32nが形成されている。これによれ
ば、インロー部Ftが強固に嵌合される。
【0021】つまり、本発明によるラジアルピストンポ
ンプ1では、インロー部Ftがポンプカバー2側に移動
し、ラジアルピストンポンプ1と同軸に配置される関連
要素を取り付けることができる領域が広くなるから、こ
の広くなった領域分だけ、ラジアルピストンポンプ1の
長さ方向寸法を短縮することができる。
【0022】なお、本実施形態では、ポンプハウジング
2を入力側としたが逆でも構わない。また、ラジアルピ
ストンボア8の個数を7個としているが、これに限定さ
れるものではない。
【0023】従って本発明によれば、ラジアルピストン
ポンプと同軸に配置される関連要素によって前記ラジア
ルピストンポンプを前記関連要素に対して位置決めする
際、前記関連要素と前記ラジアルピストンポンプとの同
軸度を確保しつつ、ラジアルピストンポンプの全長を短
縮させることができる。
【0024】上述したところは、本発明の好適な実施形
態を示したにすぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。例えば、ポン
プカバーまたはポンプハウジングの突起は、少なくとも
一方が複数の突起で形成されたものでもよい。また、ラ
ジアルピストンポンプと同軸に配置される関連要素は、
トルクコンバータに限らず、トランスミッションケー
ス、または、ラジアルピストンポンプを収納するケース
などでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラジアルピストンポンプの第一実
施形態を示す要部断面図である。
【図2】(a),(b)は、本発明によるラジアルピス
トンポンプの第二実施形態を拡大して示した要部断面図
である。
【図3】従来のラジアルピストンポンプを例示する要部
断面図である。
【符号の説明】
1,10 ラジアルピストンポンプ 2 ポンプカバー 21,22 (ポンプカバー側)突起 21n,22n (ポンプカバー側)切り欠き 3 ポンプハウジング 31,32 (ポンプハウジング側)突起 31n,32n (ポンプハウジング側)切り欠き 4 コンバータハウジング 5 ステータシャフト 6 偏心カム 7 ラジアルピストン 8 ラジアルピストン用ボア 9 油路 11 ボルト 12 トランスミッションケース Br 軸受 S シール用リング So シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 1/04 F04B 1/047 F04B 1/053 F04B 53/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のラジアルピストンボアを放射状に
    配置して形成したポンプカバーと、ポンプハウジングと
    を相互に同軸に合体させてなり、該同軸を確保するため
    にこれらポンプカバーおよびポンプハウジングに、相互
    に嵌合しあうインロー部を設定したラジアルピストンポ
    ンプにおいて、前記ポンプカバーの外周部近傍において
    前記ラジアルピストンボアを横切るよう延在する突起を
    前記ポンプカバーに設けると共に、該突起に嵌合する突
    起を前記ポンプハウジングに設け、これら突起で前記イ
    ンロー部を構成し、該インロー部を前記ラジアルピスト
    ンボアに被さるように配置したことを特徴とするラジア
    ルピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ポンプカバーお
    よび前記ポンプハウジングの突起に、前記ラジアルピス
    トンボアに対するラジアルピストンの挿入を可能にする
    切り欠きを形成したことを特徴とするラジアルピストン
    ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ポンプカバーお
    よび前記ポンプハウジングの突起を円周方向に連続する
    壁で構成したことを特徴とするラジアルピストンポン
    プ。
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