JP3482526B2 - 防水靴及びその製造方法 - Google Patents

防水靴及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、靴及びその製造方
法に関し、更に詳しくは防水ライナースリーブを有する
防水靴及びその製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】通気性を有する防水シートで形成された
ソックス状のライニングが裏張りされた防水靴のライニ
ングは、上開口と下開口を備え、該上開口はアッパーの
上開口に接合され、前記ライニングの下開口に沿ってア
ウトソール及びインソールが設けられることによりソー
ル領域が形成されている。 【0003】しかし、前記ライニングは歩行時の足によ
る圧力や機械的な圧迫を受けると、傷み易く、防水性を
失うという問題があったので、かかる問題を解決すべく
次のような発明が提案されていた。 【0004】例えば、米国特許第5526584号に開
示された靴は、通気可能で防水性を有するソックス状の
靴挿入物を伸縮性に富む材料で形成し、該靴挿入物とソ
ール領域とを縫い合わせて構成されている。 【0005】しかし、前記ライナースリーブと前記アッ
パーとは縫い合わせによって接合されていたので、該接
合作業が面倒になるという問題があった。 【0006】また、米国特許第5678326号に開示
された靴は、通気可能な防水シートで形成された靴挿入
物を、アッパー下部の裏面と該靴挿入物の内周側に配置
されるライニングとに接着剤で接着してサンドイッチ構
造が構成されている。すなわち、前記靴挿入物のソール
領域部分はインソールとアウトソールとの間に固定され
ていると共に前記ライニングにも固定されることによっ
て、丈夫な構造になっている。 【0007】しかし、このような靴を製造する場合に
は、ソールの固定ステップに前記靴挿入物を配置する必
要があるので、製造工程が複雑になるという欠点があっ
た。 【0008】また、米国特許出願第09/591201
号には、内部に浸入した水分を排出することができる排
水孔の付いた靴が開示されている。この靴は、足の甲を
覆い且つ上開口と下開口とを有するアッパーと、足の甲
を覆い且つ上開口と下開口とを有するライナースリーブ
とを備え、前記アッパーの下開口縁に前記ライナースリ
ーブの下開口縁を縫い合わせ、また、前記ライナースリ
ーブと前記アッパーとの縫い目を防水シールで覆って構
成されている。これにより、縫い目に沿って前記ライナ
ースリーブと前記アッパーとの間に浸入した水が、前記
防水シールの存在によって靴の内部に達するのを阻止で
きるようになっている。 【0009】しかし、前記ライナースリーブと前記アッ
パーとは縫い合わせによって接合されているので、接合
作業が面倒になり、また、接合のために熟練工を必要と
し、生産コストが高くなるという問題があった。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点に
鑑みてなされたものであって、本発明の第1の目的は、
防水ライナースリーブとアッパーとの接合が簡単になっ
て生産効率を高めることができる防水靴及びその製造方
法を提供することにある。 【0011】また、本発明の第2の目的は、防水ライナ
ースリーブとアッパーの接合部分に簡単に防水性能を付
与することができ、該接合部分の防水性にも優れた防水
靴及びその製造方法を提供することにある。 【0012】 【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、上開口と下開口とを有するアッパー
、 上開口と下開口とを有し、前記アッパーの内面に
沿って配設される防水ライナースリーブと前記アッパ
ーの下開口の縁部に着装されるインソールとを備え、
記防水ライナースリーブの下開口の縁部を前記アッパー
の下開口の近傍であって該下開口よりも奥に位置させ、
前記アッパーの下開口近傍と前記防水ライナースリーブ
の下開口近傍とを接着剤のみによって接合し、前記防水
ライナースリーブの下開口の縁部を覆うように、前記防
水ライナースリーブの内面から前記アッパーの内面にか
けて防水テープを貼着し、かつ、該防水テープを前記ア
ッパーの下開口の縁部まで延設し、前記下開口部の縁部
まで延長された前記防水テープの上にインソールを重ね
ことを特徴とする防水靴を提供する。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】本発明の上記またはその他の目的、特徴及
び利点は、図面を参照しての以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。 【0019】 【発明の実施の形態】図1及び図2に示す本発明に係る
防水靴の製造方法によって製造される防水靴は、アッパ
ー1とライナースリーブ2とを備えている。アッパー1
は足甲部の表面を覆い、且つ、上開口11と下開口12
とを有するものであって、腰革15につま革13及びカ
ウンター14を接合して縫い合わせることにより構成さ
れ、つま革13と腰革15の間に縫い目101が、カウ
ンター14と腰革15の間に縫い目102がそれぞれ形
成される。なお、図はいずれも左足用の防水靴のみを示
すが、右足用のものと左足用のものとは左右逆対称であ
るので、左足用のものの説明は省略する。 【0020】ライナースリーブ2は、足甲部の表面を覆
い、上開口20と下開口21とを有するものであって、
通気性を有する防水シートで形成されている。ライナー
スリーブ2はアッパー1の内面に沿って配設され、ライ
ナースリーブ2の上開口20はアッパー1の上部に縫い
合せられ、縫い目16が形成されている。 【0021】また、図2に示すように、防水ライナース
リーブ2の下開口21の縁部はアッパー1の下開口12
の縁部よりも奥に位置し、アッパー1の下開口12近傍
と防水ライナースリーブのうち下開口21の縁部を含む
下開口21の近傍部分とを縫い合せによらず接着剤のみ
によって接合している。このように、ライナースリーブ
2はアッパー1に内面側に取り付けられる。 【0022】なお、接着剤をアッパー1の内面及び/或
いはライナースリーブ2の下開口21の外面に塗布する
ことにより、ライナースリーブ2の下開口21をアッパ
ー1の下開口12に接着するのが好ましい。また、前記
接着剤は防水性能を有し、水漏れのないように塗布する
ことにより、ライナースリーブ2の下開口21とアッパ
ー1の間に防水機能を有する接合部9が形成される。 【0023】なお、ライナースリーブ2の上開口20の
縁部を、アッパー1の上開口11の縁部まで延設して該
上開口11の縁部に縫い付けても良い。 【0024】また、ライナースリーブ2はその上開口2
0と下開口21のみがアッパー1に接合し、その他の部
分はアッパー1の内周面に接するだけである。図示のラ
イナースリーブ2は防水シートにて切れ目無しの一体構
造であるが、複数の防水シートを縫い合わせ、防水密封
処理によりそれらの縫い目を密封するマルチピース構造
にしても良い。なお、防水シートは非通気性のものであ
っても良く、防水シートを通気性または非通気性の同一
材料または異なる材料で形成されてもよい。 【0025】そして、ライナースリーブ2をアッパー1
内に取り付けた後、アッパー1の下開口12は従来の靴
型成型により形成され、且つ、従来の手段でインソール
4が重ねられる。アッパー1の下開口12には充填材7
が敷かれ、充填材7の下は従来の手段で防水カバー8が
覆われる。上開口と下開口とを有する従来からある内ラ
イナー6は、内ライナー6の内ライナー6の上開口がア
ッパー1の上開口11に縫い合わされ、内ライナー6の
靴底部分がインソール4に上に重ねられることにより、
随意にライナースリーブ2にセットされる。 【0026】そして最後に、アッパー1の下開口12に
はアウトソール5が接着される。 【0027】図3に示すように、防水ライナースリーブ
2とアッパー1の接合部9に高い防水性の付与するため
に、防水ライナースリーブ2の下開口21の縁部に沿っ
て、且つ、該下開口21の縁部を覆うように、前記防水
ライナースリーブ2の内面から前記アッパー1の内面に
かけて防水テープ3Aを貼着する。なお、防水テープ3
Aは防水ライナースリーブ2の下開口21の縁部を覆う
ことができれば良く、防水テープ3Aの下端31Aがア
ッパー1の下開口12の縁部に達する幅広にする必要は
ない。 【0028】このようにして、防水テープ3Aによって
接合部9に防水性が備わるので、ライナースリーブ2と
アッパー1の間に浸入した水分が接合部9からアッパー
1の下開口12に流れ込んで靴内に染み出すのを効果的
に阻止することができる。前記の浸入した水分は、図1
に示すアッパー1の腰革15のつま革13及びカウンタ
ー14の間の縫い目101、102から排水することが
できる。また、図1に示すように、アッパー1の接合部
9より上部の適所に複数の排水孔103を設ければ、効
率的に排水することができる。 【0029】図3に示す防水テープ3Aのテープ幅は、
アッパー1の下開口12の縁部に達する程広くはない
が、本発明はこれに限定されるものではなく、図4に示
すように、幅広の防水テープ3Bを用い、防水テープ3
Bの下端31Bがアッパー1の下開口12の縁部までに
達するようにしても良い。このように構成すれば、防水
テープ3Bをライナースリーブ2の下開口21よりも下
に位置するアッパー1の内面の防水ライナーとして機能
させることができる。なお、防水テープ3Bの上端32
Bはライナースリーブ2の下開口21の縁部に被さって
いる。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、前記防水ライナースリ
ーブの下開口の縁部を前記アッパーの下開口の近傍であ
って該下開口よりも奥に位置させ、前記アッパーの下開
口近傍と前記防水ライナースリーブの下開口近傍とを接
着剤のみによって接合するので、防水ライナースリーブ
をアッパーの内面に接合する工程は従来の方法に比べて
簡単になり、人手がかからず製造コストを低減させるこ
とができる。 【0031】そして、前記防水ライナースリーブの下開
口の縁部を覆うように、前記防水ライナースリーブの内
面から前記アッパーの内面にかけて防水テープを貼着す
るので、防水ライナースリーブとアッパーの間に浸入し
た水分が靴の内部に染み出すのを阻止でき、防水性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る実施形態の左足用防水靴を示す斜
視図である。 【図2】図1の2−2線断面図である。 【図3】防水ライナースリーブの下開口における縫い目
が防水テープで覆われた状態を示す断面図である。 【図4】防水テープがアッパーの下開口まで延設された
状態を示す断面図である。 【符号の説明】 1...アッパー 11...上開口 12...下開口 13...つま革 14...カウンタ 15...腰革 16...縫い目 101...縫い目 102...縫い目 103...排水孔 2...防水ライナースリーブ 20...上開口 21...下開口 3A...防水テープ 31A...下端 3B...防水テープ 31B...下端 32B...上端 4...インソール 5...アウトソール 6...内ライナー 7...充填材 8...防水カバー 9...接合部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上開口と下開口とを有するアッパーと、 上開口と下開口とを有し、前記アッパーの内面に沿って
    配設される防水ライナースリーブと前記アッパーの下開口の縁部に着装されるインソールと
    を備え、 前記防水ライナースリーブの下開口の縁部を前記アッパ
    ーの下開口の近傍であって該下開口よりも奥に位置さ
    せ、前記アッパーの下開口近傍と前記防水ライナースリ
    ーブの下開口近傍とを接着剤のみによって接合し、前記
    防水ライナースリーブの下開口の縁部を覆うように、前
    記防水ライナースリーブの内面から前記アッパーの内面
    にかけて防水テープを貼着し、かつ、該防水テープを前
    記アッパーの下開口の縁部まで延設し、前記下開口部の
    縁部まで延長された前記防水テープの上にインソールを
    重ねたことを特徴とする防水靴。
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