JP3481738B2 - 重心移動式ルアー - Google Patents

重心移動式ルアー

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、クランクベイト・
ルアー等の釣り用ルアーのうち重心移動式プラグルアー
に関する。 【0002】 【従来の技術】クランクベイト・ルアー等のプラグルア
ーは、そのルアーボディの先端部に設けたリップと、該
ルアーボディに内蔵したバランスウェイトとを備えてい
る。この種のルアーでは、キャスティング性能と潜行性
能は極めて重要である。これらキャスティング性能及び
潜行性能を確保すべく、重心移動機構を備えたクランク
ベイト・ルアーが知られている。 【0003】この重心移動式のルアーは、例えば図5に
その構成例を示したように、ルアーボディ1に内蔵され
たバランスウェイト2をルアーボディ1の長手方向(図
5、矢印A,B)に沿って移動し得るように構成したも
のであり、重心固定式のルアーに比較して優れた遠投性
能と潜行性能を実現することができる。バランスウェイ
ト2は、ガイド3上で転動するようになっていると共
に、ガイド3の前部に形成されたホルダ部4内に保持さ
れ得るようになっている。なお、図5において、5はル
アーボディ1の前部適所に設けた補助的なバランスウェ
イトであり、バランスウェイト2との関係でルアーの動
きを安定させる等の働きをする。また、6はルアーボデ
ィ1の先端部に付設したリップである。 【0004】例えば、キャスティング時にはバランスウ
ェイト2がルアーボディ1の後部に移動(矢印B)する
ことにより、その重心をキャスティングに最適なルアー
ボディ1の後部に設定することができる。また、キャス
ティングによる着水後の遊泳時には最適な遊泳姿勢をと
り得るように、バランスウェイト2は、前部に移動して
(矢印A)、ホルダ部4内に保持される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、着水後のル
アーをリトリーブ(リール巻上げにより行う)して遊泳
させることにより、肉食魚等を誘って、そのルアーに食
いつかせるようにしている。この場合、ルアーを単にリ
トリーブするだけでなく、所謂ロッドアクションによっ
て遊泳中のリアーに変則的且つトリッキーな動きをさせ
ると、魚を誘うのに効果的である。しかしながら、近年
のルアーにおいては、遊泳バランスの安定性等を重視し
て設計されており、そのため基本的且つ単調なリズムで
遊泳する。つまり、魚を誘い易い変則的な動きをしずら
く、またロッドアクションによってそのような動きを意
図的にさせるのも実質的に困難であった。 【0006】本発明はかかる実情に鑑み、遊泳中に通常
の基本的動きに加え、必要に応じて適宜変則的な動きが
可能な重心移動式ルアーを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の重心移動式ルア
ーは、ルアーボディの先端部に付設したリップと前記ル
アーボディに内蔵されたバランスウェイトとを備え、前
記バランスウェイトをガイド上で転動させて前記ルアー
ボディの長手方向に沿って移動し得るように構成された
重心移動式ルアーにおいて、前記ルアーボディの腹部箇
所であって前記ガイドの前部にて前記バランスウェイト
を保持可能なホルダ部を形成すると共に、このホルダ部
から前記ルアーボディの背部に向かって前記バランスウ
ェイトが移動し得るように該バランスウェイトを規制す
る第2のガイドを設けたものである。 【0008】 【0009】 【作用】本発明によれば、ガイド上で転動可能なバラン
スウェイトが、ルアーボディの長手方向に沿って移動す
る。キャスティング時又は遊泳時に、バランスウェイト
をルアーボディの後部或いはホルダ部に移動させること
により、キャスティング及び潜行・遊泳に最適な重心を
設定することができる。従って、通常のリトリーブを行
うことにより、安定した動きで遊泳する。 【0010】また、ルアーのリトリーブの際に、適宜の
タイミングでロッドアクションを行うことによって、一
時的にバランスウェイトを、第2のガイドに沿ってルア
ーボディの背部側に移動させる。これによりルアーの重
心が高い位置に設定され、不安定な姿勢で遊泳させるこ
とができる。このように意図的に変則的且つトリッキー
な動きをさせ、高い釣り効果を得ることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき、本発
明による重心移動式ルアーの好適な実施形態を説明す
る。 【0012】図1及び図2は、本発明に係る重心移動式
ルアー10の構造例を示している。図において、11は
ルアーボディ、12はルアーボディ11の先端部に付設
したリップ(潜水板)であり、このリップ12の適所に
釣糸13が結び付けられる。また14,15はそれぞれ
フックハンガーであり、これらにフロントフック16及
びリヤフック17が係着するようになっている。ルアー
ボディ11は、合成樹脂等の材料により小魚に似せた外
観形状となるように成形され、概略中空構造を有してい
る。またリップ12は、かかるルアーボディ11に対し
て適度に下方に傾斜するように取り付けられている。 【0013】また、18はルアーボディ1に内蔵された
バランスウェイトであり、好適には金属製の球体により
構成されている。19はバランスウェイト18のための
ガイドであり、バランスウェイト18はこのガイド19
上を転動することにより、ルアーボディ11の長手方向
に沿って前後に移動可能になっている。ガイド19の前
端には、バランスウェイト18を保持可能な後述するホ
ルダ部21を形成するための保持リブ20が形成されて
いる。この保持リブ20は、バランスウェイト18の形
状に合うように僅かに湾曲しており、その上側中央部
は、バランスウェイト18が通過し得るように好適には
V字状に切り欠かれている。 【0014】ガイド19の上方には、これとほぼ平行に
且つ一定間隔(少なくともバランスウェイト18の直径
相当分の幅)を開けて上リブ21が形成されている。こ
の実施形態において、ホルダ部21からほぼ直交する方
向(上下方向)にバランスウェイト18が移動し得るよ
うに、バランスウェイト18を規制する第2のガイド2
2が設けられる。第2のガイド22は、ほぼバランスウ
ェイト18の直径程度の間隔をあけた一対のリブ22
a,22bによって形成される。 【0015】ホルダ部21はルアーボディ11の腹部適
所に設けられており、そのホルダ部21の前壁を形成す
るかたちでリブ22aがルアーボディ11の背部まで形
成されている。また、リブ22bは、上リブ21の端部
からほぼ鍵状に屈曲して背部へと立ち上がっている。つ
まり第2のガイド22は、ホルダ部21からルアーボデ
ィ11の背部に向かって設けられる。 【0016】上記の場合、図1に示したようにルアーボ
ディ11の前部適所に補助的なバランスウェイト23が
設けられる。このバランスウェイト23は、バランスウ
ェイト18との関係でルアーの動きを安定させる等の働
きをする。バランスウェイト23は、定位置に固定式と
してもよく、或いは前後に所定距離だけ移動可能に構成
してもよい。 【0017】本発明による重心移動式ルアー10は、上
記のように構成されており、次にその作用を説明する。
この実施形態によれば、バランスウェイト18はガイド
19上を転動することにより、ルアーボディ11の長手
方向に沿って前後に移動する。キャスティング時には、
バランスウェイト18をルアーボディ11の後端部に移
動させることにより、遠投が可能になる。更に、キャス
ティング後、バランスウェイト18は、ガイド19上で
前方に転動し、ホルダ部21内に保持される。これによ
り潜行に最適な重心が設定され、つまりこのとき低重心
となるため(図3(A)参照)、図2のように通常の姿
勢で安定する。この状態でリトリーブを行うと、安定し
た動きで遊泳させることができる。 【0018】さて、ルアー10のリトリーブの際に、適
宜のタイミングでロッドアクションを行うことによっ
て、一時的にバランスウェイト18を、第2のガイド2
2に沿ってルアーボディ11の背部側に移動させること
ができる。例えば、釣糸13と繋がっている釣り竿(図
示せず)を適度に煽ると、その釣糸13が引かれるてル
アーボディ11に衝撃が作用する。そして、その衝撃に
よってバランスウェイト18がホルダ部21から離脱
し、或いは該ホルダ部21の端部等に当たって撥ね上げ
られ、ルアーボディ11の背部側に移動する(図3
(B)参照)。 【0019】このようにバランスウェイト18が第2の
ガイド22に沿ってルアーボディ11の背部側に移動す
ると、ルアー10の重心が高い位置に設定され、その結
果例えば図4に示すように順次、及びの姿勢とな
り、又はこれらいずれかの姿勢をとる。一時的ではある
が、ルアー10を高重心に設定することにより、その間
不安定な姿勢で遊泳する。このように意図的に変則的且
つトリッキーな動きをさせることにより、高い釣り効果
を得ることができる。例えば、実際の魚において遊泳
中、一時的にその体側部を露出させる所謂、ヒラ打ち等
と同様な動きをとらせることができる。なお、かかるロ
ッドアクション後、バランスウェイト18が自然にホル
ダ部21に入り込み、ルアー10を再び安定した姿勢で
遊泳させることができる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
トリーブの際に、適宜のタイミングでロッドアクション
を行うことによって、意図的にバランスをくずさせて、
実際の魚に近い動きをさせることができる。このように
潜行中のルアーをより一層本物の魚のように遊泳させる
ことができ、高い釣効果が得られる。一方、通常時にお
いては、バランスウェイトをルアーボディの後部或いは
ホルダ部に移動させることにより、キャスティング及び
潜行・遊泳に最適な重心を設定することができ、通常の
リトリーブを行うことにより、安定した動きで遊泳す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の重心移動式ルアーの構造例を示す断面
図である。 【図2】本発明の重心移動式ルアーの正面図である。 【図3】本発明の重心移動式ルアーにおけるバランスウ
ェイトの移動による重心の設定状態をそれぞれ示す図で
ある。 【図4】本発明の重心移動式ルアーにおける動きの例を
示す図である。 【図5】従来の重心移動式ルアーの構成例を示す概略断
面図である。 【符号の説明】 10 ルアー 11 ルアーボディ 12 リップ 13 釣糸 14,15 フックハンガー 16 フロントフック 17 リヤフック 18 バランスウェイト 19 ガイド 20 保持リブ 21 ホルダ部 22 第2のガイド

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ルアーボディの先端部に付設したリップ
    と前記ルアーボディに内蔵されたバランスウェイトとを
    備え、前記バランスウェイトをガイド上で転動させて前
    記ルアーボディの長手方向に沿って移動し得るように構
    成された重心移動式ルアーにおいて、前記ルアーボディの腹部箇所であって 前記ガイドの前部
    にて前記バランスウェイトを保持可能なホルダ部を形成
    すると共に、このホルダ部から前記ルアーボディの背部
    に向かって前記バランスウェイトが移動し得るように該
    バランスウェイトを規制する第2のガイドを設けたこと
    を特徴とする重心移動式ルアー。
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