JP3479637B2 - 帯域確認方法及び帯域確認装置 - Google Patents

帯域確認方法及び帯域確認装置

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JP3479637B2 JP2000346925A JP2000346925A JP3479637B2 JP 3479637 B2 JP3479637 B2 JP 3479637B2 JP 2000346925 A JP2000346925 A JP 2000346925A JP 2000346925 A JP2000346925 A JP 2000346925A JP 3479637 B2 JP3479637 B2 JP 3479637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網の性能の評
価を行うための帯域確認方法及び帯域確認装置に関し、
特定の対地又は利用者又は区間において使用可能な帯域
が特定の値以上になっていることを遠隔の測定器で確認
するために用いられる。更に本発明は、大規模かつ多数
の顧客を収容した通信網において、複数の確認対象につ
いて互いに異なる条件で同時に帯域確認を行うような定
常監視業務に利用される。また本発明は、互いに管理者
が異なり遠隔で時刻同期が取れていない装置により構成
される複数の通信網を経由して帯域確認を行う場合にも
利用される。
【0002】
【従来の技術】通信網の提供者と利用者との間では、特
定の経路を通過するパケット,特定の送受信アドレスを
付与されたパケット,特定のアプリケーションのパケッ
トなどに対する帯域保証の契約をする場合があり、通信
網の提供者は利用者に対して契約された帯域を保証する
必要がある。
【0003】そのため、通信網の提供者は利用者の実際
に利用可能な帯域が契約された品質を満足していること
を逐次確認しなければならない。ある確認対象装置につ
いてその利用可能な帯域を遠隔地から測定するための手
段として、現在でもいくつかのツールが提供されてい
る。これらのツールは大きく分けると次の2つのタイプ
に分類される。
【0004】タイプ1:アクティブ測定と呼ばれるタイ
プである。このタイプでは、測定器から確認対象装置に
対して測定用のトラヒックを送信し、その際のデータ転
送レートを測定することにより帯域を算出する。このタ
イプのプロトコルとして、特にIP(Internet Protoco
l)ネットワークの分野においては、FTP(File Tran
sfer Protocol:ファイル転送プロトコル)やTren
o(M.Mathis, http://ds.internic.net/internet-draf
ts/draft-ietf-ippm-treno-btc-03.txt,“TRenoBulk Tr
ansfer Capacity”,draft-ietf-ippm-treno-btc-03.txt
(internet-Draft: Work in progress, revised Feb 19
99))が知られている。
【0005】タイプ2:パッシブ測定と呼ばれるタイプ
である。このタイプでは、確認対象装置又は測定器から
確認対象装置までの通信網の経路上に存在する通信装置
(例えばルータのようなノード装置)において計測され
蓄積されているMIB(Management Information Bas
e)データを取得し帯域を算出する。
【0006】MIBデータには、通過パケット量のカウ
ンタ値が保持されている。通信網がIPネットワークの
場合には、ルータのSNMP(Simple Network Managem
entProtocol)エージェントを用いてMIBデータのカ
ウンタ値をモニタする。また、測定器から確認対象装置
までの通信網の経路上にある通信回線区間に測定用のプ
ローブを接続し、その通信回線区間に流れているトラヒ
ックを直接監視し、その監視データから帯域を算出する
こともできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のツ
ールを用いて遠隔地から利用者の使用可能な帯域を確認
する場合には、次のような問題がある。 (1)タイプ1の場合:測定器から測定用のトラヒック
(パケットなど)が送出されるため、この測定用のトラ
ヒックによって測定器から確認対象装置までの通信網の
経路上に過度なトラヒックが発生する可能性が高い。特
に、通信網が輻輳又は故障している状態で、利用者のク
レームや故障区間検出のために帯域の確認をするような
場合には、測定用のトラヒックが輻輳を更に悪化もしく
は長期化させる可能性があることも否定できない。
【0008】タイプ1の測定は本質的に測定対象経路の
空き帯域を測定するものである。従って、測定対象経路
で利用者が既に確認すべき帯域以上のトラヒックを送受
信している場合であっても、空き帯域が小さい場合には
利用者の利用可能な帯域が不十分であるとの結論に至っ
てしまう。このような問題を避けるためには、測定の際
に測定対象経路に対して測定用のトラヒック以外のトラ
ヒックを流さないように制御することも考えられるが、
その場合には測定の際に利用者が通信網を全く利用でき
なくなるので、利用者に対する不利益が大きく、その測
定のための準備や調整に伴う時間的損失も大きいため適
切ではない。
【0009】(2)タイプ2の場合:タイプ2の測定は
本質的に測定対象経路上を実際に流れているトラヒック
の量から利用帯域を測定するものである。従って、測定
値が目標値以下であってもその原因としては次の2種類
の場合が考えられる。(a)利用者が利用可能な帯域は
十分にあるが、実際に利用者が送受信しているトラヒッ
クが少ない。(b)利用者が利用可能な帯域が実際に目
標値以下である。これらのうちいずれが原因であるかは
判断できない。
【0010】また、従来のツールでは、大規模でしかも
多数の顧客を収容した通信網について使用可能帯域の定
常監視業務を行おうとすると次のような様々な問題があ
る。 (a)複数の確認対象装置について同時に測定すること
ができない。 (b)確認対象装置毎にトラヒックの特性を考慮した
り、確認日時を確認対象装置毎に個別に定めることがで
きない。
【0011】(c)利用者の要求品質の違い,通信網の
区間別の品質などを考慮して確認対象装置毎に確認条件
を定めることができない。 公衆通信サービスを提供している事業者にとっては、通
信品質の確認は非常に重要である。また、事業者によっ
ては、利用者との間で一定以上の通信品質の維持を約束
する契約(サービスレベルアグリーメント:SLA)を
締結し、通信品質が劣化した場合に契約利用者に対して
違約金などのペナルティを支払うサービスを提供してい
る。そのため、利用可能帯域の測定結果の信頼性を高め
ることは非常に重要である。
【0012】本発明は、利用可能帯域の確認結果に関す
る信頼性を高めるとともに、通信網にかかる負担を抑制
し、更に大規模かつ多数の顧客を収容した通信網におい
て各顧客の利用可能帯域を定常的に監視する際に利用可
能な帯域確認方法及び帯域確認装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1は、通信網上の
特定区間に接続された確認対象装置の実際に利用可能な
帯域の大きさを、前記確認対象装置とは異なる場所に配
置される確認装置で確認するための帯域確認方法であっ
て、前記特定区間に接続され、前記確認対象装置に入出
力される情報を中継もしくは監視する所定の帯域情報取
得装置にアクセスして前記確認対象装置の通信経路上の
帯域の測定を行い、第1ステップとして、前記確認対象
装置向けに現在使用している帯域の大きさを第1の時間
間隔Δt1で第1の測定回数n1だけ測定し、前記第1
ステップで得られたn1個の帯域測定値を帯域基準値B
と比較して、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の数が
第1の判定基準値m1以上であれば確認成功とみなし、
前記帯域基準値B以上の帯域測定値の数が第1の判定基
準値m1未満の場合には次の第2ステップに進み、第2
ステップとして、前記第1ステップのn1個の帯域測定
値を所定の統計処理して得られる統計値に基づいて追加
トラヒック帯域B2を決定するとともに、前記確認対象
装置に向けて前記追加トラヒック帯域B2の追加トラヒ
ックを送出し、前記追加トラヒックが送出されている状
態で、前記確認対象装置向けに現在使用している帯域の
大きさを第2の時間間隔Δt2で第2の測定回数n2だ
け測定し、前記第2ステップの測定により得られたn2
個の帯域測定値を帯域基準値Bと比較し、前記帯域基準
値B以上の帯域測定値の数が第2の判定基準値m2以上
であれば確認成功とみなし、前記帯域基準値B以上の帯
域測定値の数が第2の判定基準値m2未満の場合には次
の第3ステップに進み、第3ステップとして、前記帯域
基準値B以上の帯域B3の追加トラヒックを前記確認対
象装置に向けて送出し、前記確認対象装置向けに現在使
用している帯域の大きさを第3の時間間隔Δt3で第3
の測定回数n3だけ測定し、前記第3ステップの測定に
より得られたn3個の帯域測定値を帯域基準値Bと比較
して、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の数が第3の
判定基準値m3以上であれば確認成功とみなし、前記帯
域基準値B以上の帯域測定値の数が第3の判定基準値m
3未満の場合には確認不成功とみなすことを特徴とす
る。
【0014】請求項1の帯域確認方法を実施する場合、
もしも前記第1ステップで確認成功とみなされた場合に
は測定のための追加トラヒックが全く出力されないの
で、通信網に余分な負荷をかけることがない。第1ステ
ップでは、利用者が利用可能な帯域の大部分を高い比率
で実際に利用している場合に、利用者の利用可能な帯域
を確認することができる。
【0015】また、第2ステップに進んだ場合には、第
1ステップで得られた測定値の統計値を利用して追加ト
ラヒック帯域B2が決定されるので、測定のために通信
網に送出される追加トラヒックを最小限に抑制すること
ができる。第2ステップでは、利用可能な帯域に比べて
実際に利用者が送受信しているトラヒックが小さい場合
に、追加トラヒックの送出により全体のトラヒックを増
やし、利用者が利用可能な帯域が十分か否かを確認する
ことができる。この場合、追加トラヒック帯域B2が第
1ステップで得られた測定値の統計値を利用して決定さ
れるので、実際に空いている帯域に追加トラヒックを送
出することになり、利用者が実際に利用している帯域が
追加トラヒックによって制限されることはない。
【0016】更に、第3ステップに進んだ場合には、測
定のために帯域基準値B以上の帯域B3の追加トラヒッ
クが送出されるので、利用者の利用可能な帯域が帯域基
準値Bだけあるか否かを確実に調べることができる。従
って、帯域確認の信頼性を高めることができる。請求項
2は、請求項1の帯域確認方法において、帯域測定のた
めに利用する前記帯域情報取得装置の識別情報、並びに
前記帯域基準値B,第1の時間間隔Δt1,第1の測定
回数n1,第1の判定基準値m1,第2の時間間隔Δt
2,第2の測定回数n2,第2の判定基準値m2,第3
の時間間隔Δt3,第3の測定回数n3及び第3の判定
基準値m3の情報を含むパラメータを複数の確認対象装
置のそれぞれについて保持しておき、確認対象装置毎に
パラメータを切り替えて帯域の確認を行うことを特徴と
する。
【0017】請求項2においては、帯域確認のために必
要な情報を確認対象装置毎に独立に保持しているので、
互いにトラヒックの特性が異なる複数の装置について、
互いに異なるパラメータを用いて同時に帯域確認を行う
ことができる。
【0018】請求項3は、請求項2の帯域確認方法にお
いて、帯域確認のスケジュールとして確認対象装置毎に
帯域確認の指定時刻の情報を保持しておき、保持された
指定時刻に従って複数の確認対象装置の帯域確認を独立
した時刻にそれぞれ開始することを特徴とする。請求項
3においては、予め登録されたスケジュールに基づき、
複数の確認対象装置についてそれぞれ独立した時刻に帯
域確認を実施することができる。
【0019】請求項4は、請求項3の帯域確認方法にお
いて、プログラムの起動時刻を検出し、検出された起動
時刻と帯域確認の各指定時刻とを比較し、起動時刻に指
定時刻を過ぎている場合には直ちに帯域確認を実行し、
起動時刻が指定時刻より前であれば両者の差分に応じた
待ち時間を経過した後で帯域確認を実行することを特徴
とする。
【0020】請求項4においては、それぞれの確認対象
装置の指定時刻と異なる時刻にプログラムが起動された
場合であっても、指定時刻に従って帯域確認を開始する
ことができる。請求項5は、請求項2の帯域確認方法に
おいて、確認対象装置に関連する装置情報と帯域確認に
関連する確認パラメータ情報とを独立したファイルとし
て保持しておき、前記装置情報の中に前記確認パラメー
タ情報のレコードもしくはファイルを識別するためのパ
ラメータ識別情報を含めることを特徴とする。
【0021】請求項5においては、確認対象装置毎に異
なる確認パラメータ情報を利用することができる。ま
た、1つの確認パラメータ情報を例えば同じグループに
属する複数の確認対象装置で共通に利用することもでき
る。請求項6は、請求項2の帯域確認方法において、タ
イムアウト値及び最大リトライ回数の情報をパラメータ
として確認対象装置のそれぞれについて保持しておき、
前記帯域情報取得装置から情報を取得する際に情報を要
求してからの待ち時間が前記タイムアウト値に達した場
合には情報の要求の再試行を行い、再試行の回数が前記
最大リトライ回数を超えた場合には前記再試行を終了す
ることを特徴とする。
【0022】請求項6においては、帯域に関する情報の
取得に失敗した場合に再試行を行うことができる。ま
た、通信経路上のトラヒックなどを考慮して、タイムア
ウト値及び最大リトライ回数については確認対象装置毎
に異なる適切な値を割り当てることができる。請求項7
は、請求項6の帯域確認方法において、前記帯域情報取
得装置に対して情報の要求の再試行を行う場合に、帯域
確認プログラムによって起動している複数プロセス間の
親子関係を考慮して、情報の取得に失敗したプロセスを
自動的に停止することを特徴とする。
【0023】帯域の確認のために実行されるプログラム
は、情報を取得するプロセスなど様々なプロセスを同時
に又は並列的に起動する。情報の取得に失敗したプロセ
スが存在する場合には、そのプロセスがいつまでも動作
を続けると元のプログラムなどの動作に異常が生じる可
能性もある。情報の要求を再試行する場合には、情報の
取得に失敗したプロセスが存在すると考えられる。その
ような場合に、請求項7では情報の取得に失敗したプロ
セスを自動的に停止する。従って、プログラムの動作に
異常が生じるのを未然に防止できる。
【0024】請求項8は、請求項1の帯域確認方法にお
いて、前記帯域情報取得装置に対して情報の要求を送出
した時刻と、その要求に対する応答として前記帯域情報
取得装置からの情報を受信した時刻とに基づいて、前記
帯域情報取得装置が情報を送信する時刻を推定すること
を特徴とする。帯域の大きさは情報量と時間とで特定で
きる。帯域情報取得装置が測定した情報に基づいて帯域
を判定する場合には、帯域情報取得装置が測定した時刻
が重要である。しかし、帯域確認装置と帯域情報取得装
置とは非同期であり、帯域確認装置が帯域情報取得装置
から離れた位置に存在する場合には、両者の間の伝送遅
延時間の影響を受けるため、帯域情報取得装置が測定し
た時刻と帯域確認装置が情報を受信した時刻とは異な
る。
【0025】請求項8においては、帯域情報取得装置に
対して情報の要求を送出した時刻とその要求に対する応
答として前記帯域情報取得装置からの情報を受信した時
刻とを利用して帯域情報取得装置が情報を送信した時刻
を推定している。従って、帯域確認装置が帯域情報取得
装置から離れた位置に存在する場合であっても帯域の大
きさを正確に検出することができる。
【0026】請求項9は、請求項1の帯域確認方法にお
いて、帯域に関して順次に取得される複数の測定値につ
いて、互いに隣接する測定値を比較し、後続の測定値が
先行する測定値より小さい場合には、後続の測定値を所
定のダミー値に置き換え、測定値にダミー値が割り当て
られている場合にはその情報を判定の対象から除外する
ことを特徴とする。
【0027】前記帯域情報取得装置によって得られる測
定値は累積値であるので、トラヒックの発生により徐々
に増大する。しかし、異常の発生やオーバーフローが生
じた場合には後で現れた測定値が前の測定値よりも小さ
くなる可能性がある。請求項9においては、このような
異常が発生した場合には後続の測定値をダミー値に置き
換えることにより、異常な測定値を判定の対象から除外
することができる。
【0028】請求項10は、請求項1の帯域確認方法に
おいて、前記追加トラヒックを送出する場合に、指定さ
れたパケットサイズと、追加トラヒックに割り当てられ
る帯域の大きさとに基づいて追加トラヒックのパケット
送出間隔を求め、求めたパケット送出間隔に従って前記
追加トラヒックを送出することを特徴とする。請求項1
0においては、指定されたパケットサイズに応じて追加
トラヒックのパケット送出間隔が決定されるので、指定
されたパケットサイズの追加トラヒックを送出すること
ができる。
【0029】 請求項11は、通信網上の特定区間に接
続された確認対象装置の実際に利用可能な帯域の大きさ
を、前記確認対象装置とは異なる場所で確認するための
帯域確認装置であって、前記特定区間に接続され前記確
認対象装置に入出力される情報を中継もしくは監視する
所定の帯域情報取得装置にアクセスして前記確認対象装
置の通信経路上の帯域の測定を行う情報取得手段と、少
なくとも帯域測定のために利用される前記帯域情報取得
装置の識別情報、帯域の基準値,帯域情報を取得する時
間間隔,帯域情報を取得する回数及び帯域確認を開始す
る指定時刻の情報を確認対象装置毎に保持するスケジュ
ール情報保持手段と、前記スケジュール情報保持手段に
保持された情報に従って、複数の確認対象装置のそれぞ
れに対する帯域の確認を自動的に実施する帯域確認制御
手段とを設けるとともに、前記帯域確認制御手段は、第
1ステップとして、前記確認対象装置向けに現在使用し
ている帯域の大きさを第1の時間間隔Δt1で第1の測
定回数n1だけ測定し、前記第1ステップで得られたn
1個の帯域測定値を帯域基準値Bと比較して、前記帯域
基準値B以上の帯域測定値の数が第1の判定基準値m1
以上であれば確認成功とみなし、前記帯域基準値B以上
の帯域測定値の数が第1の判定基準値m1未満の場合に
は次の第2ステップに進み、第2ステップとして、前記
第1ステップのn1個の帯域測定値を所定の統計処理し
て得られる統計値に基づいて追加トラヒック帯域B2を
決定するとともに、前記確認対象装置に向けて前記追加
トラヒック帯域B2の追加トラヒックを送出し、前記追
加トラヒックが送出されている状態で、前記確認対象装
置向けに現在使用している帯域の大きさを第2の時間間
隔Δt2で第2の測定回数n2だけ測定し、前記第2ス
テップの測定により得られたn2個の帯域測定値を帯域
基準値Bと比較し、前記帯域基準値B以上の帯域測定値
の数が第2の判定基準値m2以上であれば確認成功とみ
なし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の数が第2の
判定基準値m2未満の場合には次の第3ステップに進
み、第3ステップとして、前記帯域基準値B以上の帯域
B3の追加トラヒックを前記確認対象装置に向けて送出
し、前記確認対象装置向けに現在使用している帯域の大
きさを第3の時間間隔Δt3で第3の測定回数n3だけ
測定し、前記第3ステップの測定により得られたn3個
の帯域測定値を帯域基準値Bと比較して、前記帯域基準
値B以上の帯域測定値の数が第3の判定基準値m3以上
であれば確認成功とみなし、前記帯域基準値B以上の帯
域測定値の数が第3の判定基準値m3未満の場合には確
認不成功とみなすことを特徴とする。
【0030】 請求項11の帯域確認装置を用いること
により、予め定めたスケジュールに従って複数の確認対
象装置のそれぞれに対する帯域の確認を自動的に実施す
ることができる。また、請求項1と同様の制御を行うこ
とができる。請求項12は、請求項11の帯域確認装置
において、前記スケジュール情報保持手段にタイムアウ
ト値及び最大リトライ回数の情報をパラメータとして確
認対象装置のそれぞれについて保持するとともに、前記
帯域情報取得装置から情報を取得する際に情報を要求し
てからの待ち時間が前記タイムアウト値に達した場合に
は情報の要求の再試行を行い、再試行の回数が前記最大
リトライ回数を超えた場合には前記再試行を終了するリ
トライ制御手段を設けたことを特徴とする。
【0031】請求項12においては、複数の確認対象装
置のそれぞれについて、帯域確認のための情報取得を行
う際に予め定めた条件でリトライ制御を実施することが
できる。請求項13は、請求項11の帯域確認装置にお
いて、前記帯域情報取得装置に対して情報の要求の再試
行を行う場合に、帯域確認プログラムによって起動して
いる複数プロセス間の親子関係を考慮して、情報の取得
に失敗したプロセスを自動的に停止する失敗プロセス停
止制御手段を設けたことを特徴とする。
【0032】請求項13においては、情報の取得に失敗
したプロセスを自動的に停止してプログラムの動作に異
常が生じるのを防止することができる。請求項14は、
請求項11の帯域確認装置において、前記帯域情報取得
装置に対して情報の要求を送出した時刻と、その要求に
対する応答として前記帯域情報取得装置からの情報を受
信した時刻とに基づいて、前記帯域情報取得装置が情報
を送信する時刻を推定する時刻推定手段を設けたことを
特徴とする。
【0033】請求項14においては、帯域情報取得装置
に対して情報の要求を送出した時刻とその要求に対する
応答として前記帯域情報取得装置からの情報を受信した
時刻とを利用して帯域情報取得装置が情報を送信した時
刻を推定している。従って、帯域確認装置が帯域情報取
得装置から離れた位置に存在する場合であっても帯域の
大きさを正確に検出することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の帯域確認方法及び帯域確
認装置の1つの実施の形態について、図1〜図7を参照
して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。図
1は帯域確認装置の動作を示すフローチャートである。
図2は帯域情報取得処理の詳細を示すフローチャートで
ある。図3は帯域情報取得部の処理の内容を示すフロー
チャートである。図4はリトライ制御の内容を示すフロ
ーチャートである。図5は想定するシステムの構成例を
示すブロック図である。図6は帯域確認装置の機能上の
構成を示すブロック図である。図7は装置情報ファイル
及びパラメータ情報ファイルの構成を示す模式図であ
る。
【0035】この形態では、請求項1の第1ステップ,
第2ステップ及び第3ステップは、それぞれ図2中の帯
域確認第1ステップS18,帯域確認第2ステップS1
9及び帯域確認第3ステップS20に対応する。また、
請求項11の帯域情報取得装置は、図5に示す特定区間
上の、ルータ(例えばルータ5)や確認対象装置上に搭
載、又は、特定区間とは独立に置かれる網監視装置上に
搭載される。請求項11の情報取得手段,スケジュール
情報保持手段及び帯域確認制御手段は、それぞれ帯域情
報取得部132,スケジュール部12及び判定部131
に対応する。
【0036】また、請求項12のリトライ制御手段,請
求項13の失敗プロセス停止制御手段及び請求項14の
時刻推定手段は、それぞれリトライ制御部1322,失
敗プロセス停止部1323及び測定時刻推定部1325
に対応する。この形態では、一例として図5に示すよう
なシステムを用いて帯域確認をする場合を想定してい
る。この例では、通信網2に帯域確認装置1,確認対象
装置3及びルータ5が接続されている。帯域確認装置1
には、確認対象装置3が利用可能な帯域を確認するため
の機能が備わっている。通信網2としてはここではIP
ネットワークを想定している。
【0037】また、図5の例では1台の確認対象装置3
のみが示されているが、帯域確認装置1は通信網2と接
続可能な様々な装置のそれぞれについて、帯域の確認を
同時にあるいは並列的に行うことができる。図5の例で
は、確認対象装置3の通信経路上の中継ノードとして存
在するルータ5が、各々の確認対象装置3を通るトラヒ
ックの量を常時監視している。従って、帯域確認装置1
はルータ5にアクセスすることにより、確認対象装置3
を通るトラヒックの量に応じた使用帯域情報6を、ルー
タ5から取得することができる。
【0038】また、確認対象装置3の帯域測定のために
特別なトラヒックを必要とする場合には、帯域確認装置
1は確認対象装置3に向かう通信経路に対して追加トラ
ヒック7を送出する。帯域確認装置1のハードウェアに
ついては、例えば汎用的なパソコンで実現することがで
きる。本発明を実現するためには、特別な帯域確認プロ
グラムを実行し、帯域確認装置1上で図6に示すような
機能を実現する必要がある。
【0039】帯域確認装置1上の機能には、図6に示す
ように入出力部11,スケジュール部12及び親プロセ
ス13が含まれている。また、スケジュール部12には
装置情報ファイル121,パラメータ情報ファイル12
2及び測定開始時刻決定部123が備わっている。入出
力部11からの入力により、装置情報ファイル121及
びパラメータ情報ファイル122の内容を書き換えるこ
とができる。
【0040】装置情報ファイル121には、帯域の確認
対象となるそれぞれの装置(3)に関する情報が保持さ
れている。また、パラメータ情報ファイル122には帯
域確認処理の際に利用される様々なパラメータ情報が保
持されている。装置情報ファイル121及びパラメータ
情報ファイル122の構成は図7の通りである。図7を
参照すると、装置情報ファイル121には、帯域確認の
対象となる複数の装置(3)のそれぞれに対応するレコ
ードが記録されている。
【0041】装置情報ファイル121のそれぞれのレコ
ードには次の情報が含まれている。 確認対象装置ID(J) 帯域情報取得先装置ID(K) 開始時刻(Ts) 確認目標帯域(帯域基準値:B) パラメータ指定情報 また、パラメータ情報ファイル122としては複数のフ
ァイルが存在している。各々のファイルには1つのレコ
ードが記録されている。レコードの内容には次の情報が
含まれている。
【0042】第1ステップの帯域情報取得間隔(Δt
1) 第1ステップの帯域情報取得回数(n1) 第1ステップの帯域判定合格回数(判定基準値:m1) 第2ステップの帯域情報取得間隔(Δt2) 第2ステップの帯域情報取得回数(n2) 第2ステップの帯域判定合格回数(判定基準値:m2) 第3ステップの帯域情報取得間隔(Δt3) 第3ステップの帯域情報取得回数(n3) 第3ステップの帯域判定合格回数(判定基準値:m3) 第3ステップの追加トラヒック帯域(B3) 追加トラヒックのパケットサイズ(H) 帯域情報取得失敗時の最大リトライ回数(Rmax) 帯域情報取得失敗時のタイムアウト値(Tmax) 測定時刻推定係数(α) 装置情報ファイル121におけるパラメータ指定情報
は、パラメータ情報ファイル122の1つのファイルを
特定するためのファイル名である。パラメータ指定情報
として記録するファイル名に従って帯域確認で利用する
パラメータの内容が決定される。このため、複数の確認
対象装置3について互いに異なるパラメータを用いて帯
域確認を行うこともできるし、同一のパラメータを記録
したファイルを複数の確認対象装置3について共用する
こともできる。
【0043】図5に示す帯域確認装置1を用いて帯域確
認を行う場合には、最初に入出力部11からの入力によ
り装置情報ファイル121及びパラメータ情報ファイル
122の内容を決定する(図1のS11,S12)必要
がある。図6の測定開始時刻決定部123は、装置情報
ファイル121に記録された装置毎のスケジュールに従
って、各確認対象装置3の帯域確認のために親プロセス
13を起動する。実際には、測定開始時刻決定部123
は図1に示すステップS13〜S17の処理により各々
の親プロセス13を起動する。
【0044】ステップS13では、対応する確認対象装
置3(J)に割り当てられた開始時刻Tsを装置情報フ
ァイル121の対応するレコードから読み取る。次のス
テップS14では、開始時刻Tsと測定開始時刻決定部
123のプログラム起動時刻T0とに基づいて待ち時間
Twを決定する。待ち時間Twが0以上の場合には、ス
テップS15からS16に進み、待ち時間Twだけ時間
待ちしてからステップS17に進む。すなわち、指定さ
れた開始時刻TsになるとステップS17に進む。ま
た、待ち時間Twが負の値であればステップS15から
直ちにS17に進む。ステップS17では、スケジュー
ルで指定された確認対象装置3(J)に対する帯域情報
取得処理、すなわち親プロセス13を起動する。
【0045】なお、親プロセス13を起動する際には、
装置情報ファイル121のパラメータ指定情報に対応す
るパラメータ情報ファイル122の内容が親プロセス1
3に引き継がれる。それぞれの親プロセス13は、必要
に応じて様々な子プロセスを起動する。図6に示すよう
に、親プロセス13が起動する子プロセスとしては判定
部131,帯域情報取得部132,送出負荷計算部13
3及び負荷送信部134がある。また、帯域情報取得部
132が起動する子プロセスとしては帯域情報取得コマ
ンド送出部1321,リトライ制御部1322,失敗プ
ロセス停止部1323,異常値除去部1324及び測定
時刻推定部1325がある。更に、負荷送信部134が
起動する子プロセスとしては追加パケット送出仕様調整
部1341がある。
【0046】各々の親プロセス13の動作を簡単に示す
と図1のステップS18〜S22のようになる。すなわ
ち、まず最初に帯域確認第1ステップ(S18)が実行
される。ここで確認対象装置3(J)の利用可能な帯域
が目標品質を満たしているとみなされた場合には、S2
1で「確認OK」が入出力部11に出力される。帯域確
認第1ステップ(S18)で目標品質を満たすことが確
認できなかった場合には、帯域確認第2ステップ(S1
9)が実行される。ここで確認対象装置3(J)の利用
可能な帯域が目標品質を満たしているとみなされた場合
には、S21で「確認OK」が入出力部11に出力され
る。
【0047】帯域確認第2ステップ(S19)で目標品
質を満たすことが確認できなかった場合には、帯域確認
第3ステップ(S20)が実行される。ここで確認対象
装置3(J)の利用可能な帯域が目標品質を満たしてい
るとみなされた場合には、S21で「確認OK」が入出
力部11に出力される。
【0048】帯域確認第3ステップ(S20)で目標品
質を満たすことが確認できなかった場合には、S22で
「確認NG」が入出力部11に出力される。帯域確認第
1ステップ,帯域確認第2ステップ,帯域確認第3ステ
ップの具体的な内容は図2に示されている。帯域確認第
1ステップでは、まず最初に判定部131が帯域情報取
得部132に対してn1回(指定されたパラメータの
値)の帯域情報取得を指示する。帯域情報取得部132
の動作の詳細については後で説明するが、帯域情報取得
部132は指示に従って帯域情報を取得しそれを判定部
131に入力する。
【0049】判定部131は、帯域情報取得部132か
ら入力される帯域情報について判定を行う。すなわち、
帯域情報の値が基準値(確認目標帯域B)以上になった
回数C1を検出し(S34)、C1の値がm1(指定さ
れたパラメータの値)以上であれば「確認OK」とみな
す。その場合、「確認OK」の情報を入出力部11に出
力するとともに、対応する確認対象装置3(J)に対す
る親プロセス13を終了させる。
【0050】S35で確認対象装置3(J)の利用可能
な帯域が目標品質を満たすことが確認できなかった場合
には、次の帯域確認第2ステップに進む。帯域確認第2
ステップでは、最初に帯域確認装置1が確認対象装置3
(J)の通信経路に対して追加トラヒック7を送出する
ように、最初に送出負荷計算部133に対して指示す
る。この指示に従ってS41〜S43の処理が実行され
る。これらの処理の内容については後で説明する。
【0051】確認対象装置3(J)の通信経路に追加ト
ラヒック7が現れている状態で、判定部131は帯域情
報取得部132に対してn2回の帯域情報取得を指示す
る(S44)。この指示に従って、帯域情報取得部13
2は帯域情報を取得しそれを判定部131に入力する
(S45,S46)。
【0052】判定部131は、帯域情報取得部132か
ら入力される帯域情報について判定を行う。すなわち、
帯域情報の値が基準値(確認目標帯域B)以上になった
回数C2を検出し(S47)、C2の値がm2(指定さ
れたパラメータの値)以上であれば「確認OK」とみな
す(S48)。その場合、「確認OK」の情報を入出力
部11に出力するとともに、対応する確認対象装置3
(J)に対する親プロセス13を終了させる。
【0053】S48で確認対象装置3(J)の利用可能
な帯域が目標品質を満たすことが確認できなかった場合
には、次の帯域確認第3ステップに進む。帯域確認第3
ステップでは、最初に帯域確認装置1が確認対象装置3
(J)の通信経路に対してパラメータで指定された帯域
B3(B3>B)の追加トラヒック7を送出するよう
に、最初に送出負荷計算部133に対して指示する。こ
の指示に従ってS51〜S53の処理が実行される。
【0054】確認対象装置3(J)の通信経路に追加ト
ラヒック7が現れている状態で、判定部131は帯域情
報取得部132に対してn3回の帯域情報取得を指示す
る(S54)。この指示に従って、帯域情報取得部13
2は帯域情報を取得しそれを判定部131に入力する
(S55,S56)。判定部131は、帯域情報取得部
132から入力される帯域情報について判定を行う。す
なわち、帯域情報の値が基準値(確認目標帯域B)以上
になった回数C3を検出し(S57)、C3の値がm3
(指定されたパラメータの値)以上であれば「確認O
K」とみなす(S58)。その場合、「確認OK」の情
報を入出力部11に出力するとともに、対応する確認対
象装置3(J)に対する親プロセス13を終了させる。
【0055】S58で確認対象装置3(J)の利用可能
な帯域が目標品質を満たすことが確認できなかった場合
には、判定部131は次のS58で「確認NG」の情報
を入出力部11に送出するとともに、対応する確認対象
装置3(J)に対する親プロセス13を終了させる。
【0056】次に、帯域情報取得部132の処理の内容
について図3を参照して説明する。帯域情報取得部13
2は、判定部131の指示に従って、確認対象装置3
(J)の利用している帯域に関する情報の測定を指定さ
れた回数(N)だけ繰り返す。実際には、装置情報ファ
イル121の帯域情報取得先ID(K)で指定されたル
ータ5などのノード装置にアクセスし、確認対象装置3
(J)が使用する通信経路上の使用帯域の測定値をノー
ド装置(K)から取得する。
【0057】測定回数Nは、図2のS31の場合にはn
1であり、S44の場合はn2であり、S54の場合は
n3である。図3のS61では初期化を行う。また、そ
れに続くS62〜S69の処理は(N+1)回繰り返さ
れる。S62では帯域情報取得コマンド送出部1321
を起動する。帯域情報取得コマンド送出部1321は、
次のS63で帯域情報取得先のノード装置(K)に対し
て蓄積情報の収集コマンドを送信する。
【0058】以下では、L回目の処理を記述する。但
し、L=1〜N+1である。ここで、収集コマンドの送
信時刻をCT(L)とする。また、ノード装置(K)から
帯域情報取得部132が取得した測定値をD(L)とし、
D(L)を帯域情報取得部132が取得した時刻をDT
(L)とする。また、帯域情報取得コマンド送出部132
1がノード装置(K)に対して蓄積情報の収集コマンド
を送信した時には、リトライ制御部1322が起動さ
れ、S64のリトライ制御が実施される。このリトライ
制御の内容は図4に示されている。
【0059】図4のステップS82,S89では、パラ
メータ情報ファイル122で指定されたタイムアウト値
Tmaxの時間以内に帯域情報取得先のノード装置(K)
からの情報が受信されない場合にタイムアウトとみな
す。S82でタイムアウトを検出した場合には、再び帯
域情報取得コマンド送出部1321を起動し、帯域情報
取得先のノード装置(K)に対して蓄積情報の収集コマ
ンドを送信する(S86)。また、CT(L)を現在時刻
に変更する。
【0060】更に、失敗プロセス停止部1323を起動
する(S84)。失敗プロセス停止部1323は、プロ
セスの親子関係を調べ、前回帯域情報取得コマンド送出
部1321によって起動され、ノード装置(K)からの
帯域情報を待っている失敗プロセスを検出し、その失敗
プロセスを停止させる。また、リトライ制御部1322
はS90においてリトライ動作の継続的な繰り返し回数
(S83の計数値)をパラメータ情報ファイル122で
指定された最大リトライ回数Rmaxと比較して、情報取
得に失敗したか否かを識別する。情報取得に失敗した場
合には、情報の取得に失敗したことを判定部131に知
らせる。この場合、判定部131は入出力部11に対し
て「情報取得NG」を送出し(S91)、確認対象装置
3(J)に対する親プロセス13を終了させる。
【0061】最大リトライ回数Rmaxに到達する前にS
81又はS88でノード装置(K)からの帯域情報を受
信した場合には、リトライ制御を終了して図3の処理に
戻る。そして、帯域情報取得コマンド送出部1321を
繰り返し起動し、L=(N+1)になるまで情報の取得
を続ける。但し、CT(L+1)をDT(L)+Δtに定め
る。Δtは、帯域取得第1ステップの場合にはΔt1で
あり、帯域取得第2ステップの場合にはΔt2であり、
帯域取得第3ステップの場合にはΔt3である。
【0062】図3のS62〜S69のプロセスにより得
られる[CT(L),D(L),DT(L):L=1〜N+
1]の測定結果は、異常値除去部1324に転送され
る。異常値除去部1324では、互いに隣接する測定値
D(L),D(L+1)を比較して異常値の有無を識別する
(S70)。すなわち、ノード装置(K)が測定する帯
域情報は特定の通信経路を通るトラヒック量の累積値で
あるので、測定値D(L)は通常は徐々に増大する。しか
し、オーバーフローや異常が発生した場合には先に検出
された測定値D(L)に比べて後で検出された測定値D
(L+1)の方が小さくなる可能性もある。
【0063】そこで、(D(L)>D(L+1))の状態を
検出した場合には、異常を検出したことを表すためにS
72でL回目の測定値の差分DD(L)に予め定めたダミ
ー値を割り当てる。この場合には、L回目の測定値は評
価の対象外になる。異常を検出しない場合には、S71
で後で現れた測定値D(L+1)と先に現れた測定値D
(L)との差(その間に現れたトラヒック)を差分DD
(L)に割り当てる。
【0064】図3のS70〜S73の処理は、(L=1
〜N+1)の範囲内のそれぞれのLに対して繰り返し実
行される。測定時刻推定部1325の入力には[DD
(L):L=1〜N]及び[CT(L),DT(L):L=1
〜N+1]が異常値除去部1324から送出される。測
定時刻推定部1325は、各測定値D(L)のノード装置
(K)における取得時刻を推定する。帯域確認装置1は
それ自身の内部での時刻情報を知ることはできるが、そ
れと非同期であるノード装置(K)における情報の取得
時刻を直接知ることはできない。
【0065】そこで、この例では測定時刻推定部132
5が利用可能な情報[CT(L),DT(L):L=1〜N
+1]に基づいてノード装置(K)における取得時刻
[GT(L):L=1〜N+1]を推定する。ここでは、
帯域確認装置1からノード装置(K)に向かう方向の伝
送遅延時間と、その逆方向の伝送遅延時間とが[1:
α]の一定の比率になっていることを想定し、取得時刻
[GT(L):L=1〜N+1]を推定している。
【0066】すなわち、(α×CT(L)+(1−α)×D
T(L))の計算結果をノード装置(K)における取得時
刻GT(L)として推定している(S74)。この取得時
刻GT(L)に基づきL回目の帯域の測定値BB(L)は次
式により求められる(S75)。
【0067】 BB(L)=DD(L)/(GT(L+1)−GT(L)) 但し、測定値DD(L)が前記ダミー値である場合には、
帯域の測定値BB(L)にもダミー値を割り当てる(S7
6)。図3のS74〜S77の処理はN回繰り返され
る。その結果得られるN個の帯域の測定値BB(1〜N)
が測定時刻推定部1325から判定部131に送信され
る。
【0068】図2のS34,S47,S57では、それ
ぞれ図3のS75,S76で得られる測定値BB(1〜
N)を基準値Bと比較する。S34ではN=n1であ
り、S47ではN=n2であり、S57ではN=n3で
ある。次に、送出負荷計算部133の動作について説明
する。帯域確認第2ステップのS41では、帯域確認第
1ステップで得られた測定値BB(1〜N)の統計値に基
づいて追加トラヒック7の帯域B2を決定する。
【0069】図2の例では、B−BB(L)の最大値を統
計値として求め、それを追加トラヒック7の帯域B2に
定めている。但し、「B−BB(L)」は(B>BB
(L))の場合のみ計算する。送出負荷計算部133は、
求められた帯域B2の値を負荷送信部134に送信す
る。負荷送信部134の追加パケット送出仕様調整部1
341は、追加トラヒック7の送信パケット間隔PTを
決定する(S42)。図2の例では、S41で決定され
た帯域B2とパラメータ情報ファイル122で指定され
たパケットサイズHとに基づいて送信パケット間隔PT
を決定している。
【0070】負荷送信部134は、パケットサイズHの
追加トラヒック7を、一定の時間間隔PTで帯域確認装
置1から確認対象装置3(J)までの通信経路に送出す
る。また、図2の帯域確認第3ステップのS51では、
追加トラヒック7の帯域としてパラメータ情報ファイル
122で指定されたB3を割り当てる。次のS52で
は、帯域B3とパケットサイズHとに基づいて送信パケ
ット間隔PTを決定する。
【0071】なお、この形態で示された装置情報ファイ
ル121及びパラメータ情報ファイル122の構成,帯
域情報取得先装置(K)における取得時刻GT(L)の計
算方法,送信パケット間隔PTの計算方法などについて
は必要に応じて変更することも可能である。また、例え
ば帯域確認第2ステップで帯域B2として用いる(B−
BB(L))の統計値としては、最大値の代わりに平均値
など他の統計値を用いることもできる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明では帯域確認のた
めに必要以上の余分なパケットを負荷として送出する必
要がないので、FTPやTrenoを利用する場合のよ
うに利用者のネットワーク資源を必要以上に奪うことが
ない。また、本発明では複数の確認対象を同時に測定し
帯域確認すること,トラヒック特性を考慮して、確認対
象毎に測定すること,確認する日時を設定すること,利
用者の要求品質及び通信網の区間別の品質配分値を考慮
して確認対象毎に測定すること,確認条件を設定するこ
となどが可能であるため、大規模かつ多数の顧客を収容
した通信網の使用可能帯域の定常監視業務を行う際に利
用することができる。
【0073】公衆通信サービスを提供している事業者に
とって、通信品質の確認は重要である。また、事業者に
よっては、利用者との間で、一定以上の通信品質の維持
を約束する契約(SLA)を締結し、通信品質が劣化し
た場合に契約利用者に違約金などのペナルティを支払う
サービスも提供している。そのような場合に要求される
測定や確認結果の高い信頼性の確保が本発明により可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯域確認装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】帯域情報取得処理の詳細を示すフローチャート
である。
【図3】帯域情報取得部の処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】リトライ制御の内容を示すフローチャートであ
る。
【図5】想定するシステムの構成例を示すブロック図で
ある。
【図6】帯域確認装置の機能上の構成を示すブロック図
である。
【図7】装置情報ファイル及びパラメータ情報ファイル
の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 帯域確認装置 2 通信網 3 確認対象装置 4 帯域 5 ルータ 6 使用帯域情報 7 追加トラヒック 11 入出力部 12 スケジュール部 121 装置情報ファイル 122 パラメータ情報ファイル 123 測定開始時刻決定部 13 親プロセス 131 判定部 132 帯域情報取得部 1321 帯域情報取得コマンド送出部 1322 リトライ制御部 1323 失敗プロセス停止部 1324 異常値除去部 1325 測定時刻推定部 133 送出負荷計算部 134 負荷送信部 1341 追加パケット送出仕様調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 浩久 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開2001−197103(JP,A) 木村卓巳他,B−11−21 軽量インタ ーネットパス帯域測定法,1999信学総大 講演論文集,日本,電子情報通信学会, P.554 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網上で接続されている特定のノード
    から確認対象装置までの特定区間における実際に利用可
    能な帯域の大きさが帯域基準値以上であるかを、前記特
    定区間とは異なる場所に配置される帯域確認装置で確認
    するための帯域確認方法であって、 前記特定区間に接続され、前記確認対象装置に入出力さ
    れる情報を中継もしくは監視する所定の帯域情報取得装
    置にアクセスして前記確認対象装置の通信経路上の帯域
    の測定を行い、 第1ステップとして、前記確認対象装置向けに現在使用
    している帯域の大きさを第1の時間間隔Δt1で第1の
    測定回数n1だけ測定し、 前記第1ステップで得られたn1個の帯域測定値を帯域
    基準値Bと比較して、前記帯域基準値B以上の帯域測定
    値の数が第1の判定基準値m1以上であれば確認成功と
    みなし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の数が第1
    の判定基準値m1未満の場合には次の第2ステップに進
    み、 第2ステップとして、前記第1ステップのn1個の帯域
    測定値を所定の統計処理して得られる統計値に基づいて
    追加トラヒック帯域B2を決定するとともに、前記確認
    対象装置に向けて前記追加トラヒック帯域B2の追加ト
    ラヒックを送出し、前記追加トラヒックが送出されてい
    る状態で、前記確認対象装置向けに現在使用している帯
    域の大きさを第2の時間間隔Δt2で第2の測定回数n
    2だけ測定し、 前記第2ステップの測定により得られたn2個の帯域測
    定値を帯域基準値Bと比較し、前記帯域基準値B以上の
    帯域測定値の数が第2の判定基準値m2以上であれば確
    認成功とみなし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の
    数が第2の判定基準値m2未満の場合には次の第3ステ
    ップに進み、 第3ステップとして、前記帯域基準値B以上の帯域B3
    の追加トラヒックを前記確認対象装置に向けて送出し、
    前記確認対象装置向けに現在使用している帯域の大きさ
    を第3の時間間隔Δt3で第3の測定回数n3だけ測定
    し、 前記第3ステップの測定により得られたn3個の帯域測
    定値を帯域基準値Bと比較して、前記帯域基準値B以上
    の帯域測定値の数が第3の判定基準値m3以上であれば
    確認成功とみなし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値
    の数が第3の判定基準値m3未満の場合には確認不成功
    とみなすことを特徴とする帯域確認方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の帯域確認方法において、帯域
    測定のために利用する前記帯域情報取得装置の識別情
    報、並びに前記帯域基準値B,第1の時間間隔Δt1,
    第1の測定回数n1,第1の判定基準値m1,第2の時
    間間隔Δt2,第2の測定回数n2,第2の判定基準値
    m2,第3の時間間隔Δt3,第3の測定回数n3及び
    第3の判定基準値m3の情報を含むパラメータを複数の
    確認対象装置のそれぞれについて保持しておき、確認対
    象装置毎にパラメータを切り替えて帯域の確認を行うこ
    とを特徴とする帯域確認方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の帯域確認方法において、帯域
    確認のスケジュールとして確認対象装置毎に帯域確認の
    指定時刻の情報を保持しておき、保持された指定時刻に
    従って複数の確認対象装置の帯域確認を独立した時刻に
    それぞれ開始することを特徴とする帯域確認方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の帯域確認方法において、プロ
    グラムの起動時刻を検出し、検出された起動時刻と帯域
    確認の各指定時刻とを比較し、起動時刻に指定時刻を過
    ぎている場合には直ちに帯域確認を実行し、起動時刻が
    指定時刻より前であれば両者の差分に応じた待ち時間を
    経過した後で帯域確認を実行することを特徴とする帯域
    確認方法。
  5. 【請求項5】 請求項2の帯域確認方法において、確認
    対象装置に関連する装置情報と帯域確認に関連する確認
    パラメータ情報とを独立したファイルとして保持してお
    き、前記装置情報の中に前記確認パラメータ情報のレコ
    ードもしくはファイルを識別するためのパラメータ識別
    情報を含めることを特徴とする帯域確認方法。
  6. 【請求項6】 請求項2の帯域確認方法において、タイ
    ムアウト値及び最大リトライ回数の情報をパラメータと
    して確認対象装置のそれぞれについて保持しておき、前
    記帯域情報取得装置から情報を取得する際に情報を要求
    してからの待ち時間が前記タイムアウト値に達した場合
    には情報の要求の再試行を行い、再試行の回数が前記最
    大リトライ回数を超えた場合には前記再試行を終了する
    ことを特徴とする帯域確認方法。
  7. 【請求項7】 請求項6の帯域確認方法において、前記
    帯域情報取得装置に対して情報の要求の再試行を行う場
    合に、帯域確認プログラムによって起動している複数プ
    ロセス間の親子関係を考慮して、情報の取得に失敗した
    プロセスを自動的に停止することを特徴とする帯域確認
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1の帯域確認方法において、前記
    帯域情報取得装置に対して情報の要求を送出した時刻
    と、その要求に対する応答として前記帯域情報取得装置
    からの情報を受信した時刻とに基づいて、前記帯域情報
    取得装置が情報を送信する時刻を推定することを特徴と
    する帯域確認方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の帯域確認方法において、帯域
    に関して順次に取得される複数の測定値について、互い
    に隣接する測定値を比較し、後続の測定値が先行する測
    定値より小さい場合には、後続の測定値を所定のダミー
    値に置き換え、測定値にダミー値が割り当てられている
    場合にはその情報を判定の対象から除外することを特徴
    とする帯域確認方法。
  10. 【請求項10】 請求項1の帯域確認方法において、前
    記追加トラヒックを送出する場合に、指定されたパケッ
    トサイズと、追加トラヒックに割り当てられる帯域の大
    きさとに基づいて追加トラヒックのパケット送出間隔を
    求め、求めたパケット送出間隔に従って前記追加トラヒ
    ックを送出することを特徴とする帯域確認方法。
  11. 【請求項11】 通信網上の特定区間に接続された確認
    対象装置の実際に利用可能な帯域の大きさを、前記確認
    対象装置とは異なる場所で確認するための帯域確認装置
    であって、 前記特定区間に接続され前記確認対象装置に入出力され
    る情報を中継もしくは監視する所定の帯域情報取得装置
    にアクセスして前記確認対象装置の通信経路上の帯域の
    測定を行う情報取得手段と、 少なくとも帯域測定のために利用される前記帯域情報取
    得装置の識別情報、帯域の基準値,帯域情報を取得する
    時間間隔,帯域情報を取得する回数及び帯域確認を開始
    する指定時刻の情報を確認対象装置毎に保持するスケジ
    ュール情報保持手段と、 前記スケジュール情報保持手段に保持された情報に従っ
    て、複数の確認対象装置のそれぞれに対する帯域の確認
    を自動的に実施する帯域確認制御手段と を設けるとともに、前記帯域確認制御手段は、 第1ステップとして、前記確認対象装置向けに現在使用
    している帯域の大きさを第1の時間間隔Δt1で第1の
    測定回数n1だけ測定し、 前記第1ステップで得られたn1個の帯域測定値を帯域
    基準値Bと比較して、前記帯域基準値B以上の帯域測定
    値の数が第1の判定基準値m1以上であれば確認成功と
    みなし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の数が第1
    の判定基準値m1未満の場合には次の第2ステップに進
    み、 第2ステップとして、前記第1ステップのn1個の帯域
    測定値を所定の統計処理して得られる統計値に基づいて
    追加トラヒック帯域B2を決定するとともに、前記確認
    対象装置に向けて前記追加トラヒック帯域B2の追加ト
    ラヒックを送出し、前記追加トラヒックが送出されてい
    る状態で、前記確認対象装置向けに現在使用している帯
    域の大きさを第2の時間間隔Δt2で第2の測定回数n
    2だけ測定し、 前記第2ステップの測定により得られたn2個の帯域測
    定値を帯域基準値Bと比較し、前記帯域基準値B以上の
    帯域測定値の数が第2の判定基準値m2以上であれば確
    認成功とみなし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値の
    数が第2の判定基準値m2未満の場合には次の第3ステ
    ップに進み、 第3ステップとして、前記帯域基準値B以上の帯域B3
    の追加トラヒックを前記確認対象装置に向けて送出し、
    前記確認対象装置向けに現在使用している帯域の大きさ
    を第3の時間間隔Δt3で第3の測定回数n3だけ測定
    し、 前記第3ステップの測定により得られたn3個の帯域測
    定値を帯域基準値Bと比較して、前記帯域基準値B以上
    の帯域測定値の数が第3の判定基準値m3以上であれば
    確認成功とみなし、前記帯域基準値B以上の帯域測定値
    の数が第3の判定基準値m3未満の場合には確認不成功
    とみなす ことを特徴とする帯域確認装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の帯域確認装置において、
    前記スケジュール情報保持手段にタイムアウト値及び最
    大リトライ回数の情報をパラメータとして確認対象装置
    のそれぞれについて保持するとともに、前記帯域情報取
    得装置から情報を取得する際に情報を要求してからの待
    ち時間が前記タイムアウト値に達した場合には情報の要
    求の再試行を行い、再試行の回数が前記最大リトライ回
    数を超えた場合には前記再試行を終了するリトライ制御
    手段を設けたことを特徴とする帯域確認装置。
  13. 【請求項13】 請求項11の帯域確認装置において、
    前記帯域情報取得装置に対して情報の要求の再試行を行
    う場合に、帯域確認プログラムによって起動している複
    数プロセス間の親子関係を考慮して、情報の取得に失敗
    したプロセスを自動的に停止する失敗プロセス停止制御
    手段を設けたことを特徴とする帯域確認装置。
  14. 【請求項14】 請求項11の帯域確認装置において、
    前記帯域情報取得装置に対して情報の要求を送出した時
    刻と、その要求に対する応答として前記帯域情報取得装
    置からの情報を受信した時刻とに基づいて、前記帯域情
    報取得装置が情報を送信する時刻を推定する時刻推定手
    段を設けたことを特徴とする帯域確認装置。
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木村卓巳他,B−11−21 軽量インターネットパス帯域測定法,1999信学総大講演論文集,日本,電子情報通信学会,P.554

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