JP3478767B2 - フォークリフト用レーザマーカ及びその取付装置 - Google Patents
フォークリフト用レーザマーカ及びその取付装置Info
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Description
等に対するフォークの位置決めを行うべく、レーザ発光
部からのレーザ光をパレット差込口等に照射するフォー
クリフト用レーザマーカ及びその取付装置に関する。
トは、例えば図7に示すように構成されている。即ち、
図示のようにフォークリフト1は、その主な構成とし
て、移動自在な車体2と、荷を積載するマスト装置3と
に分けられる。マスト装置3にはリフトシリンダ4の伸
縮により上下動するリフトブラケット5が設けられ、こ
のリフトブラケット5には左右一対のL字状のフォーク
6が係止されている。
7が内蔵され、作業者の荷役レバー8の操作より、油圧
モータ7が駆動してリフトシリンダ4が伸縮し、リフト
ブラケット5を介してフォーク6が上下動するようにな
っている。
ォーク6のほぼ中間に相当する位置に、パレット9の差
込口を検出するためのレーザマーカ10が取り付けられ
ている。このレーザマーカ10から発生されるレーザ光
が、パレット9の差込口付近の照射点11に照射され、
レーザ光がパレット9の差込口中央の上下方向のけた部
分に照射されていることを作業者により認識されること
で、パレット9の差込口にフォーク6を正確に差し込む
ことが可能になる。
すように、有底円筒状のケース15と、このケース15
内に収納された半導体レーザから成るレーザ発光部16
と、レーザ発光部16によるレーザビームを水平方向に
広げる複数のレンズの組み合わせから成るビームエキス
パンダ17と、ケース15前面の開口を着脱自在に閉塞
した透光性を有するカバー18とにより構成されてい
る。尚、このカバー18は、図示のような平板状のほか
レンズ状を成すものもある。
0は、通常、図9に示すような取付装置によりフォーク
リフトに取り付けられる。即ち、図9に示すように、直
方体状の保持部材20の中央部に、この保持部材20を
水平長尺方向に貫通して断面円形の収容部21が形成さ
れ、この収容部21内にレーザマーカ10が収容され、
保持部材20に取付片22が一体形成されると共に、こ
の取付片22に形成された2個の透孔23に例えばボル
ト(図示せず)が挿通され、これらボルト等により保持
部材20がリフトブラケット5に固定されてレーザマー
カ10が取り付けられる。
フト1が例えば冷凍冷蔵庫において稼働する場合、冷凍
冷蔵庫に頻繁に出入りするため、レーザマーカ10の前
面のカバー18に結露が発生し、レーザ光が結露により
分散されて正確に照射できないという不都合が生じる。
ザマーカのカバーの結露を防止できるようにすることに
ある。
ために、本発明のフォークリフト用レーザマーカは、ケ
ースと、前記ケース内に収納されたレーザ発光部と、前
記ケース前面の開口を閉塞して前記ケースに設けられた
透光性を有するカバーとにより構成され、パレット差込
口等に対するフォークの位置決めを行うべく、前記レー
ザ発光部のレーザ光をパレット差込口等に照射する、フ
ォークリフトのリフトブラケットに取り付けられるフォ
ークリフト用レーザマーカにおいて、前記レーザ発光部
が、水平方向に広がったレーザ光を発生し、前記カバー
を加熱する2個の平板状ヒータから成る加熱手段が、前
記カバーの前面に接触或いは近接して設けられ、これら
両平板状ヒータが前記レーザ光の上下方向へのビーム幅
より若干広い間隔をあけて配設されていることを特徴と
している。
ことができるため、容量が小さく消費電力が少ない加熱
手段により、カバー部分だけを効率的に暖めて結露を防
止することが可能になる。また、この場合、加熱手段が
平板状であるため、その端面を容易にカバーに接触或い
は近接させることが可能で、両平板状ヒータをカバーに
接触或いは近接して配設することができると共に、レー
ザ光が加熱手段により遮られることもなく、しかも両平
板状ヒータの間の空気層が暖められることでそこに冷気
が進入しにくくなることから、いっそう効率よくカバー
を暖めて結露を防止することができる。
ーカの取付装置は、前記リフトブラケットに固定される
保持部材を備え、前記保持部材には、その内部に前記ケ
ースが収容される収容部が形成され、前記保持部材の端
部には、前記レーザ光の上下方向へのビーム幅より若干
広い間隔をあけて前記両平板状ヒータがそれぞれ嵌挿さ
れる一対の溝が形成されていることを特徴としている。
状ヒータを嵌挿することによって、両平板状ヒータをレ
ーザマーカのカバーに接触或いは近接して配設すること
が可能になり、しかも両平板状ヒータによりレーザ光が
遮られることもなく、効率よくカバーを暖めて結露を防
止することができる。
ないし図4を参照して説明する。但し、図1は切断側面
図、図2は一部の斜視図、図3は他の一部の側面図、図
4は更に異なる一部の平面図である。尚、本実施形態に
おけるカウンタバランス型フォークリフト1及びレーザ
マーカ10の基本的な構成は、各々図5及び図6と同じ
であるため、以下の説明では図5及び図6も参照し、重
複した説明は省略することとする。
2個の平板状ヒータを備え、特に図1及び図2に示され
るような取付装置によりリフトブラケット5に取り付け
られている。即ち、図1及び図2に示すように、直方体
状の保持部材31にこの保持部材31の中央を水平長手
方向に貫通して断面円形の収容部32が形成され、この
収容部32内にレーザマーカ10が嵌挿されて収容され
ている。また、保持部材31に取付片33が一体形成さ
れ、この取付片33に形成された2個の透孔34に例え
ばボルト(図示せず)が挿通され、これらボルト等によ
り保持部材31がリフトブラケット5に固定されるよう
になっている。
材31の前端部には一対の溝36a、36bが収容部3
2の前端部に交差して形成され、このときの両溝36
a、36bの間隔は、レーザマーカ10から水平方向に
広がって出射されるレーザ光の上下方向へのビーム幅よ
りも若干広く設定されている。そして、これら両溝36
a、36b内それぞれに平板状ヒータ38a、38bが
嵌挿され、両ヒータ38a、38bの端面が、特に図1
及び図3に示されるように、レーザマーカ10のケース
15前面に当接してカバー18に近接している。
38bは、図4に示すように、高熱伝導率を有する基板
40の表面にシート状の抵抗体41が貼付され、所定箇
所に2本のリード線42が接着され、全体が樹脂モール
ドされて構成されており、縦2cm、横1cm程度の大
きさを有する。
ータ38a、38bは、フォークリフト1の駆動用バッ
テリ(図示せず)に接続され、このバッテリから電源供
給されるようになっている。
a、38bをケース15の前面に接触させることによっ
て、ケース15の前面に非常に近接して配設されている
カバー18に両平板状ヒータ38a、38bの熱を伝え
ることができ、少ない熱損失でカバー18を効率的に加
熱することができるため、少ない容量の両平板状ヒータ
38a、38bにより効果的にカバー18の結露を防止
することができる。
平板状ヒータ38a、38bに印加するとして、両平板
状ヒータ38a、38bの合計容量(消費電力)は3.
6Wでよく、ケース15のほぼ全体を包被するヒータの
場合、両平板状ヒータ38a、38bと同じような結露
防止効果を得るのに、48Vのバッテリ電圧において1
4Wの容量(消費電力)が必要となるのに対して、両平
板状ヒータ38a、38bの総容量はその約1/4とな
る。
ザマーカ10のケース15前面を閉塞したカバー18に
近接して両平板状ヒータ38a、38bを設けること
で、容量が小さく消費電力が少ない両平板状ヒータ38
a、38bにより、カバー18部分だけを効率的に暖め
て結露を防止することが可能になる。このとき、両平板
状ヒータ38a、38bを直接カバー18に接触させて
も構わない。
ーザ光の上下方向へのビーム幅より若干広い間隔をあけ
て両平板状ヒータ38a、38bを配設しているため、
レーザ光が両平板状ヒータ38a、38bにより遮られ
ることがなく、パレットの差込口等の検出に支障を来す
ことを防止できる。
態で示したものに限定されるものではなく、衝撃にも十
分耐えうるようにレーザマーカ10を保持できてリフト
ブラケット5に取り付け得るものであればよい。
ウンタバランス型フォークリフトに適用した場合につい
て説明したが、これ以外に例えばリーチ型フォークリフ
ト等にも適用できるのは勿論である。
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
よれば、カバーだけを効率よく暖めることができるた
め、容量が小さく消費電力が少ない加熱手段により、カ
バー部分だけを効率的に暖めて結露を防止することが可
能になる。また、加熱手段が平板状であるため、その端
面を容易にカバーに接触或いは近接させることが可能
で、両平板状ヒータをカバーに接触或いは近接して配設
することができると共に、レーザ光が加熱手段により遮
られることもなく、しかも両平板状ヒータの間の空気層
が暖められ、その空気層に冷気が進入しにくくなること
から、いっそう効率よくカバーを暖めて結露を防止する
ことができる。
溝内それぞれに両平板状ヒータを嵌挿することによっ
て、両平板状ヒータをレーザマーカのカバーに接触或い
は近接して配設することが可能で、両平板状ヒータによ
りレーザ光が遮られることもなく、しかも両平板状ヒー
タの間の空気層が暖められ、その空気層に冷気が進入し
にくい状態に両平板状ヒータを保持できることから、い
っそう効率よくカバーを暖めて結露を防止することがで
きる。
る。
図である。
側面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 ケースと、前記ケース内に収納されたレ
ーザ発光部と、前記ケース前面の開口を閉塞して前記ケ
ースに設けられた透光性を有するカバーとにより構成さ
れ、パレット差込口等に対するフォークの位置決めを行
うべく、前記レーザ発光部のレーザ光をパレット差込口
等に照射する、フォークリフトのリフトブラケットに取
り付けられるフォークリフト用レーザマーカにおいて、 前記レーザ発光部が、水平方向に広がったレーザ光を発
生し、 前記カバーを加熱する2個の平板状ヒータから成る加熱
手段が、前記カバーの前面に接触或いは近接して設けら
れ、これら両平板状ヒータが前記レーザ光の上下方向へ
のビーム幅より若干広い間隔をあけて配設されているこ
とを特徴とするフォークリフト用レーザマーカ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のフォークリフト用レー
ザマーカをフォークリフトのリフトブラケットに取り付
けるフォークリフト用レーザマーカの取付装置であっ
て、 前記リフトブラケットに固定される保持部材を備え、 前記保持部材には、その内部に前記ケースが収容される
収容部が形成され、 前記保持部材の端部には、前記レーザ光の上下方向への
ビーム幅より若干広い間隔をあけて前記両平板状ヒータ
がそれぞれ嵌挿される一対の溝が形成されていることを
特徴とするフォークリフト用レーザマーカの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24292099A JP3478767B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | フォークリフト用レーザマーカ及びその取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24292099A JP3478767B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | フォークリフト用レーザマーカ及びその取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063992A JP2001063992A (ja) | 2001-03-13 |
JP3478767B2 true JP3478767B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=17096185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24292099A Expired - Fee Related JP3478767B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | フォークリフト用レーザマーカ及びその取付装置 |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7250364B2 (ja) * | 2021-01-06 | 2023-04-03 | 株式会社ユピテル | システムおよびプログラム |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24292099A patent/JP3478767B2/ja not_active Expired - Fee Related
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