JP3472719B2 - シールドコネクタ - Google Patents
シールドコネクタInfo
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Description
に関する。
図5の左側に示されたものは、雄型端子金具2を収容す
るコネクタハウジング3の先端に、相手側コネクタハウ
ジング4と嵌合されるフード部5を備える。また、雄型
端子金具2を包囲するシールドシェル7がコネクタハウ
ジング3に挿入して設けられ、そのシールドシェル7の
先端部7Aが、コネクタハウジング3のうちフード部5
の奥面に位置した前壁6から前方に突出している。そし
て、コネクタハウジング3を相手側コネクタハウジング
4に嵌合させると(図6参照)、シールドシェル7の先
端部7Aの内側に、相手側シールドシェル8が嵌合して
双方が電気的に接続される。
搬送時や組付時には、他の部品や工具等がコネクタに当
接することがある。そして、従来のものでは、シールド
シェル7の先端部7Aは、フード部5の奥部に位置して
いるものの、シールドシェル7の先端部7Aとフード部
5との間には、大きなスペースS2(図5参照)が空い
ているため、ここに他部品や工具が入り込んでシールド
シェル7の先端部7Aが塑性変形し、ひいてはコネクタ
同士が嵌合不能となるおそれがあった。
で、シールドシェルの先端部の塑性変形を防ぐことが可
能なシールドコネクタの提供を目的とする。
ールドコネクタは、雄型端子金具を収容したコネクタハ
ウジングに、雄型端子金具を包囲するシールドシェルが
設けられ、かつ、そのシールドシェルの先端部がコネク
タハウジングの前壁から突出しており、コネクタハウジ
ングを相手側コネクタハウジングに嵌合させると、シー
ルドシェルの先端部の内側に、相手側コネクタハウジン
グに設けた相手側シールドシェルが嵌合して双方が電気
的に接続されるものにおいて、コネクタハウジングの前
壁から突出して、シールドシェルの先端部の外側を隙間
を介して包囲し、かつ、先端に向かうに従って、薄肉に
なりつつ隙間が広くなっているシェル保護壁を設けたと
ころに特徴を有する。
ドコネクタにおいて、シェル保護壁は、コネクタハウジ
ングに装着した雄型端子金具の二重係止用のリテーナに
一体に形成されているところに特徴を有する。
記載のシールドコネクタにおいて、シェル保護壁には、
相手側コネクタハウジングに押されて内側に撓み、シー
ルドシェルの先端部を相手側シールドシェル側へと押さ
え込む可撓部が設けられているところに特徴を有する。
ドコネクタにおいて、可撓部の外面には、嵌合の奥方に
行く程シールドシェルから離れる側に向かうように傾斜
する傾斜面が形成されているところに特徴を有する。
ルドシェルの先端部はシェル保護壁によって包囲されて
いるから、他部品や工具等と当接することがなくなり、
シールドシェルの先端部の塑性変形が防がれる。
ル保護壁を形成したから、ハウジングの成形型を複雑化
することなく、目的を達成することが可能である。
可撓部が相手側コネクタハウジングに押されて内側に撓
むと、シールドシェルの先端部が内側に押されて、相手
側シールドシェルに押しつけられる。これにより、シー
ルドシェル相互の接触部に高い接触圧力が得られ、接触
部の電気抵抗を低く抑えることができる。
があるから、嵌合が深くなる程、相手側ハウジングに押
されて可撓部がより強く押さえ込まれることになる。従
って、嵌合当初は押さえ込み量が少ないため、摺動抵抗
が小さく、挿入抵抗が大きくなることを防止でき、それ
でいながら最終の嵌合位置ではシールドシェル相互で十
分な接触圧力を確保することができる。
具体化した第1実施形態を図1及び図2を参照して説明
する。本実施形態のシールドコネクタは、図1の左側に
示した雄コネクタ10であり、これに右側に示した相手
方の雌コネクタ30が嵌合される。
31を包囲するように筒形のフード部32を形成した雌
側コネクタハウジング33(以下、「雌側ハウジング3
3」という)を備え、前記筒状部31内にキャビティ3
4を形成し、かつ、キャビティ34内にランス35を一
体成型してある。そして、そのキャビティ34に収容し
た雌型端子金具36をランス35により抜け止めしてい
る。
が着脱可能に装着されており、このリテーナ37に突設
した係止突部38がランス35の撓み空間内に位置する
ことで雌型端子金具36の二重係止が行われている。こ
のリテーナ37の後部には環状のシール押さえ部39が
一体に成型されて、防水シール40を抜け止めしてい
る。
36の周囲を包囲する筒形の雌側シールドシェル41
が、雌側ハウジング33に挿入して装着されている。ま
た、この雌側シールドシェル41の後部は、前記雌型端
子金具36に固着されたシールド電線のシールド層に導
通接続されている。
備えた雄側コネクタハウジング(以下、「雄側ハウジン
グ11」という)は、内部に雄型端子金具12を収容す
るキャビティ13を備え、かつ、そのキャビティ13内
に一体成型したランス14によって、雄型端子金具12
を抜け止めしている。また、雄側ハウジング11の先端
には、前記した雌側のフード部32の内側に嵌合される
フード部15が備えられ、そのフード部15の奥側に位
置した前壁16から前方に向けて、前記雄型端子金具1
2に設けたタブTが突出している。
13の周囲を包囲する位置には、筒形の雄側シールドシ
ェル17が雄側ハウジング11に挿入して装着されてい
る。雄側シールドシェル17の先端部17Aは、雄側ハ
ウジング11の前壁16から前方に突出しており、その
先端部17Aの内面には、内側に向けて接点17Bが突
出している。
は、リテーナ18が着脱可能に装着されており、このリ
テーナ18に突設した係止突部19がランス14の撓み
空間内に位置することで雄型端子金具12の二重係止が
行われている。
ェル17の先端部17Aの外側を包囲するシェル保護壁
20が一体成型されている。より詳細には、リテーナ1
8には、雄側ハウジング11の前壁16に密着する平板
部21が備えられ、平板部21に形成した図示しないス
リットを介して前記雄側シールドシェル17の先端部1
7Aが前壁16の前方へと突出している。そして、前記
シェル保護壁20は、平板部21の外縁部から前方に向
けて立ち上がり、雄側シールドシェル17の先端部17
Aを包囲している。また、シェル保護壁20の内面は、
先端に向かうに従って外側に広がるように傾斜してお
り、これにより、シェル保護壁20と雄側シールドシェ
ル17の先端部17Aとの間には、前方に向けて広くな
った僅かな隙間S1が形成されている。
る。雌雄のコネクタ10,30は、それぞれハーネスの
端末部に取り付けられて、組み付け現場まで搬送され、
そこで両コネクタ10,30を相互に嵌合される。する
と、図2に示すように、雄側ハウジング11のフード部
15が雌側ハウジング33のフード部32内に進入して
嵌合状態となり、雄型端子金具12のタブTが雌型端子
金具36に嵌入されて接続される。また、これと同時
に、雄側シールドシェル17の先端部17Aの内側に、
雌側シールドシェル41が嵌合される。このとき、雄側
シールドシェル17の先端部17Aに設けた接点17B
が雌側シールドシェル41に乗り上がり、雄側シールド
シェル17の先端部17Aがシェル保護壁20との間の
隙間S1側に撓み、その反力でもって先端部17Aが雌
側シールドシェル41に押しつけられて双方が電気的に
接続される。
雄コネクタ10に他の部品や工具等が当接し、場合によ
っては工具等が雄コネクタ10のフード部15の内部に
入ってしまうことがある。ところが、本実施形態の雄コ
ネクタ10は、雄側シールドシェル17の先端部17A
をシェル保護壁20によって包囲しているから、工具等
が雄側シールドシェル17の先端部17Aに当接するこ
とがなく、雄側シールドシェル17の先端部17Aの塑
性変形が防がれる。しかも、本実施形態ではリテーナ1
8にシェル保護壁20を形成したから、雄側ハウジング
11の前壁16に直にシェル保護壁を形成する場合に比
べてその成形型が複雑化することを防止でき、製造コス
トの上昇を防ぐことができる。
図4に示されており、雌雄のコネクタに備えた両リテー
ナの構造のみが前記第1実施形態と異なっている。その
他の部位は、第1実施形態と同じなので、同一部位に関
しては、同一符号を付して重複した説明を省略し、異な
る構成に関してのみ以下説明する。
は、シール押さえ部39の外縁部から前方に向けて押さ
えリブ42が突出している。この押さえリブ42は、雄
側のリテーナ18に設けたシェル保護壁20の外側に外
嵌合される筒状をなし、この押さえリブ42の内周面
は、両コネクタ10,30の嵌合の奥方(図中右側)に
行く程、雌側シールドシェル41の中心に向かうように
傾斜している。
護壁20は、図には表されていないが、周方向に亘る数
回所に、前後方向に延びてシェル保護壁20の先端に開
放するスリットが形成されている。また、シェル保護壁
20の外面には、両コネクタ10,30の嵌合の奥方
(図中左側)に行く程、雄側シールドシェル17から離
れる側に向かうように傾斜する傾斜面22が形成されて
いる。
嵌合させると、その過程で雄側シールドシェル17の先
端部17Aに設けた接点17Bが雌側シールドシェル4
1に乗り上がり、雄側シールドシェル17の先端部17
Aがシェル保護壁20との間の隙間S1側に撓む。ま
た、これと同時に、雄側のフード部15とシェル保護壁
20との間に、雌側のリテーナ18に成形した押さえリ
ブ42が進入する。そして、嵌合が進むと、図4に示す
ように、シェル保護壁20の外面に設けた傾斜面22
が、押さえリブ42の内面と摺接し、これによりシェル
保護壁20が内側に可撓変形される。この結果、雄側シ
ールドシェル17の先端部17Aは、嵌合完了に至る直
前にシェル保護壁20によって内側に押されて、その先
端部17Aに設けた接点17Bが強い力で雌側シールド
シェル41の外周面に強く押し付けられる。これによ
り、両シールドシェル17,41の接触抵抗は十分に小
さくなり、確実な電気的接続が得られる。また、本実施
形態では、シェル保護壁20に傾斜面22が形成されて
いるから、嵌合が深くなる程、シェル保護壁20がより
強く押さえ込まれることになり、従って嵌合当初は押さ
え込み量が少ないため、摺動抵抗が小さく、両コネクタ
10,30の挿入抵抗が大きくなることを防止できる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)前記第1及び第2実施形態では、リテーナ18に
シェル保護壁20が一体成型されていたが、雄側ハウジ
ング11の前壁16に一体成型されたものであってもよ
い
ェル保護壁20とフード部15との間に隙間が設けられ
ていたが、シェル保護壁20とフード部15とが一体化
されたものであってもよい。
した状態を示す側断面図
した状態を示す側断面図
図
ング) 41…雌側シールドシェル(相手側シールドシェル)
Claims (4)
- 【請求項1】 雄型端子金具を収容したコネクタハウジ
ングに、雄型端子金具を包囲するシールドシェルが設け
られ、かつ、そのシールドシェルの先端部がコネクタハ
ウジングの前壁から突出しており、コネクタハウジング
を相手側コネクタハウジングに嵌合させると、シールド
シェルの先端部の内側に、相手側コネクタハウジングに
設けた相手側シールドシェルが嵌合して双方が電気的に
接続されるものにおいて、 コネクタハウジングの前壁から突出して、シールドシェ
ルの先端部の外側を隙間を介して包囲し、かつ、先端に
向かうに従って、薄肉になりつつ前記隙間が広くなって
いるシェル保護壁を設けたことを特徴とするシールドコ
ネクタ。 - 【請求項2】 シェル保護壁は、コネクタハウジングに
装着した雄型端子金具の二重係止用のリテーナに一体に
形成されていることを特徴とする請求項1記載のシール
ドコネクタ。 - 【請求項3】 シェル保護壁には、相手側コネクタハウ
ジングに押されて内側に撓み、シールドシェルの先端部
を相手側シールドシェル側へと押さえ込む可撓部が設け
られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
のシールドコネクタ。 - 【請求項4】 可撓部の外面には、嵌合の奥方に行く程
シールドシェルから離れる側に向かうように傾斜する傾
斜面が形成されていることを特徴とする請求項3記載の
シールドコネクタ。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10804999A JP3472719B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | シールドコネクタ |
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Family
ID=14474642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10804999A Expired - Fee Related JP3472719B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | シールドコネクタ |
Country Status (1)
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JP5017159B2 (ja) * | 2008-03-25 | 2012-09-05 | 矢崎総業株式会社 | シールドコネクタ |
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-
1999
- 1999-04-15 JP JP10804999A patent/JP3472719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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