JP3472153B2 - 移動無線基地局制御方法及びそれを用いたシステム - Google Patents

移動無線基地局制御方法及びそれを用いたシステム

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JP3472153B2
JP3472153B2 JP24881898A JP24881898A JP3472153B2 JP 3472153 B2 JP3472153 B2 JP 3472153B2 JP 24881898 A JP24881898 A JP 24881898A JP 24881898 A JP24881898 A JP 24881898A JP 3472153 B2 JP3472153 B2 JP 3472153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線基地局制御
方法及びそれを用いたシステムに関し、特に、複数の移
動無線基地局が共通の通信回線で直列に接続された移動
無線基地局制御方法及びそれを用いたシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば高速道路や鉄道や送電線に沿って
業務用の無線通信サービスを行う場合、高速道路や鉄道
や送電線に沿い複数の移動無線基地局を配置して線状の
サービスエリアを構成し、中央通信所と、共通の送話用
通信回線と共通の受話用通信回線を接続して、サービス
エリア内を移動する移動局と中央通信所の間で無線通信
を行う移動無線通信システムがある。
【0003】図1はこのような移動無線通信システムの
従来の一例のブロック図を示す。同図中、図示されてな
い移動局からの電波が無線基地局2−1〜2−Nのうち
例えば無線基地局2−2の受信アンテナ221を通して
受信機23で受信されると、信号発生器25を駆動して
当該無線基地局番号に対応した基地局識別信号を持つ着
信信号を発生し、受話線52を介して中央通信所1に送
信し、これを中央通信所1の信号受話器12で受信し、
基地局識別信号の無線基地局番号に対応した着信表示器
INDを点灯表示する。次に、移動局からの送話音を無
線基地局2−2の受信アンテナ221を通して受信機2
3で受信し、復調出力を受話線52を介して中央通信所
1に送信して、中央通信所1のスピーカSPKで発音す
る。
【0004】中央通信所1のオペレータは着信表示器I
NDの表示を見て、応答送信する移動無線基地局に対応
する選択ボタンSELの操作を行い、信号発生器11か
ら無線基地局番号に対応した基地局識別信号を持つ送信
機選択信号を発生する。これを送話線51を介して例え
ば無線基地局2−2に供給し、続いて中央通信所1はマ
イクMICから移動局に対して送信情報を送信する。
【0005】無線基地局2−2では信号受信機22で送
信機選択信号を受信して送信機21を起動すると共に、
送話線51から供給される送話音を送信機21から当該
移動局に対して送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の移動無線システ
ムでは、移動局の移動に伴い、最良の無線通信を行える
無線基地局は順次変化するが、中央通信所1では移動局
の移動に伴う無線基地局の選択変更操作をオペレータが
行っており、その操作が煩わしく、移動局に対する最良
の品質の無線回線を構成する移動無線基地局の選択が困
難であるという問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、移動局に対する最良の品質の無線回線を構成する移
動無線基地局を自動的に選択でき、オペレータの負担を
軽減する移動無線基地局制御方法及びそれを用いたシス
テムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、中央通信所と複数の移動無線基地局が共通の通信回
線で接続され、移動局からの送信情報をいずれかの移動
無線基地局を介して前記中央通信所で受信し、前記中央
通信所から前記いずれかの移動無線基地局を介して前記
移動局に送信するシステムの移動無線基地局制御方法で
あって、前記複数の移動無線基地局から着信局識別情報
を含む着信信号を前記中央通信所に送信し、前記中央通
信所または各移動無線基地局で前記着信局識別情報に基
づく送信機選択情報を生成して前記複数の移動無線基地
局の送信機選択を行う。
【0009】このように、複数の移動無線基地局から着
信局識別情報を含む着信信号を中央通信所に送信し、中
央通信所または各移動無線基地局で着信局識別情報に基
づく送信機選択情報を生成し複数の移動無線基地局の送
信機選択を行うため、移動局の移動に伴う最良の無線通
信を行える無線基地局を自動で選択でき、オペレータの
負担を軽減できる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
移動無線基地局制御方法において、前記中央通信所で前
記着信局識別情報を予め設定されている送信パターンテ
ーブルを照合し、着信移動無線基地局とその他の移動無
線基地局の送信機選択を行う。このように、着信局識別
情報を予め設定されている送信パターンテーブルを照合
し、着信移動無線基地局とその他の移動無線基地局の送
信機選択を行うため、着信局とその隣接移動無線基地局
を含む同時送信を行い、移動局の移動に伴う最良の無線
通信を行える無線基地局を自動で選択できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
移動無線基地局制御方法において、前記着信局識別情報
と前記送信機選択情報とを同一形式とし、前記中央通信
所では、移動無線基地局から上りの通信回線で供給され
る着信局識別情報を、送信機選択情報として下りの通信
回線に送信して移動無線基地局に供給する。
【0012】このように、着信局識別情報を、送信機選
択情報として下りの通信回線に送信して移動無線基地局
に供給するため、簡単な構成で移動局の移動に伴う最良
の無線通信を行える無線基地局を自動で選択できる。請
求項4に記載の発明は、請求項1記載の移動無線基地局
制御方法において、前記複数の移動無線基地局は、自局
とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比較して、
前記着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、前記中央通信所は、前記着信局識別
情報及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う
送信機選択情報を生成する。
【0013】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比較し
て、着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記着信局識別情報
及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送信
機選択情報を生成するため、最大着信電波強度の移動無
線基地局を着信局として、その隣接局を含む同時送信を
行い、移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無線
基地局を自動で選択できる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
移動無線基地局制御方法において、前記複数の移動無線
基地局は、自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強
度から最大着信強度の着信局を判定し、自局の着信電波
強度と、隣接局の着信電波強度または自局との着信電波
強度比を含む着信信号を生成し、前記中央通信所は、前
記自局の着信電波強度と隣接局の着信電波強度または自
局との着信電波強度比に応じて隣接局の同時送信機選択
を判定する各移動無線基地局毎に予め設定されている判
定テーブルを参照し、同時選択を行う送信機選択情報を
生成する。
【0015】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着
信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接
局の着信電波強度または自局との着信電波強度比を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記自局の着信電波
強度と隣接局の着信電波強度または自局との着信電波強
度比に応じて隣接局の同時送信機選択を判定する各移動
無線基地局毎に予め設定されている判定テーブルを参照
し、同時選択を行う送信機選択情報を生成するため、最
大着信電波強度の移動無線基地局を着信局として、その
隣接局の受信状態に応じてきめ細かに同時送信を行い、
移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無線基地局
を自動で選択できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1記載の
移動無線基地局制御方法において、前記複数の移動無線
基地局は、自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強
度から最大着信強度の着信局を判定し、自局の着信電波
強度と、隣接局の着信電波強度または自局との着信電波
強度比を含む着信信号を生成し、前記自局の着信電波強
度と隣接局の着信電波強度または自局との着信電波強度
比に応じて隣接局の同時送信機選択を判定する予め設定
されている判定テーブルを参照し、自局の送信機選択を
決定する。
【0017】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着
信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接
局の着信電波強度または自局との着信電波強度比に応じ
て隣接局の同時送信機選択を判定する予め設定されてい
る判定テーブルを参照し、自局の送信機選択を決定する
ため、最大着信電波強度の移動無線基地局を着信局とし
て、その隣接局の受信状態に応じてきめ細かに同時送信
を行い、移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無
線基地局を自動で選択できる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6記載の移動無線基地局制御方法において、前記複数の
移動無線基地局は、自局の送信機選択が行われたときに
のみ、自局の受信出力を前記上りの通信回線に送出して
前記中央通信所に供給する。このように、複数の移動無
線基地局は、自局の送信機選択が行われたときにのみ、
自局の受信出力を上りの通信回線に送出して前記中央通
信所に供給するため、最大着信電波強度の移動無線基地
局を着信局とし、その隣接局以外の移動無線基地局で着
信があった場合に、不要な着信を抑え通信回線の通信品
質を向上できる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項4記載の
移動無線基地局制御方法において、前記複数の移動無線
基地局は、自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強
度から最大着信強度の着信局を判定し、自局の着信電波
強度と、隣接局の着信電波強度または自局との着信電波
強度比に応じて、前記着信局識別情報の他に隣接局の着
信有無情報を含む着信信号を生成し、前記中央通信所
は、前記着信局識別情報及び隣接局の着信有無情報に基
づき同時選択を行う送信機選択情報を生成する。
【0020】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着
信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接
局の着信電波強度または自局との着信電波強度比に応じ
て、着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記着信局識別情報
及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送信
機選択情報を生成するため、最大着信電波強度の移動無
線基地局を着信局とし、その隣接局以外の移動無線基地
局で着信があった場合に、不要な着信を抑え通信回線の
通信品質を向上できる。
【0021】請求項9に記載の発明は、中央通信所と複
数の移動無線基地局が共通の通信回線で接続され、移動
局からの送信情報をいずれかの移動無線基地局を介して
前記中央通信所で受信し、前記中央通信所から前記いず
れかの移動無線基地局を介して前記移動局に送信する移
動無線通信システムであって、前記複数の移動無線基地
局から着信局識別情報を含む着信信号を前記中央通信所
に送信する着信信号送信手段と、前記中央通信所または
各移動無線基地局で前記着信局識別情報に基づく送信機
選択情報を生成し前記複数の移動無線基地局の送信機選
択を行う送信機選択手段とを有する。
【0022】このため、請求項1の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項10に記載の発
明は、請求項9記載の移動無線通信システムにおいて、
前記中央通信所の送信機選択手段は、前記着信局識別情
報を予め設定されている送信パターンテーブルを照合
し、着信移動無線基地局とその他の移動無線基地局の送
信機選択を行う。
【0023】このため、請求項2の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項11に記載の発
明は、請求項9記載の移動無線通信システムにおいて、
前記送信機選択手段は、前記着信局識別情報と前記送信
機選択情報とを同一形式とし、移動無線基地局から上り
の通信回線で供給される着信局識別情報を、送信機選択
情報として下りの通信回線に送信して移動無線基地局に
供給する。
【0024】このため、請求項3の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項12に記載の発
明は、請求項9記載の移動無線通信システムにおいて、
前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比較して、
前記着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、前記中央通信所の送信機選択手段
は、前記着信局識別情報及び隣接局の着信有無情報に基
づき同時選択を行う送信機選択情報を生成する。
【0025】このため、請求項4の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項13に記載の発
明は、請求項9記載の移動無線通信システムにおいて、
前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着信
強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接局
の着信電波強度または自局との着信電波強度比を含む着
信信号を生成し、前記中央通信所の送信機選択手段は、
前記自局の着信電波強度と隣接局の着信電波強度または
自局との着信電波強度比に応じて隣接局の同時送信機選
択を判定する各移動無線基地局毎に予め設定されている
判定テーブルを参照し、同時選択を行う送信機選択情報
を生成する。
【0026】このため、請求項5の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項14に記載の発
明は、請求項9記載の移動無線通信システムにおいて、
前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着信
強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接局
の着信電波強度または自局との着信電波強度比を含む着
信信号を生成し、前記自局の着信電波強度と隣接局の着
信電波強度または自局との着信電波強度比に応じて隣接
局の同時送信機選択を判定する予め設定されている判定
テーブルを参照し、自局の送信機選択を決定する。
【0027】このため、請求項6の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項15に記載の発
明は、請求項13または14記載の移動無線通信システ
ムにおいて、前記複数の移動無線基地局は、自局の送信
機選択が行われたときにのみ、自局の受信出力を前記上
りの通信回線に送出して前記中央通信所に供給する受信
出力送出手段を有する。
【0028】このため、請求項7の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。請求項16に記載の発
明は、請求項12記載の移動無線通信システムにおい
て、前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、
自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大
着信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣
接局の着信電波強度または自局との着信電波強度比に応
じて、前記着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報
を含む着信信号を生成し、前記中央通信所の送信機選択
手段は、前記着信局識別情報及び隣接局の着信有無情報
に基づき同時選択を行う送信機選択情報を生成する。
【0029】このため、請求項8の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。
【0030】
【発明の実施の形態】図2は本発明の移動無線通信シス
テムの一実施例のブロック図を示す。同図中、図1と同
一部分には同一符号を付し、その説明を省力する。移動
無線基地局2−1〜2−Nは高速道路(または鉄道また
は送電線)沿いに配置されて、線状のサービスエリアを
構成している。移動無線基地局2−1〜2−Nは共通の
送話用及び受話用通信回線51,52によって中央通信
所1と接続されており、サービスエリア内を移動する移
動局91と中央通信所1の間で無線通信を行う。
【0031】図3及び図4は本発明システムの第1実施
例の原理図及びブロック図を示す。両図中、同一部分に
は同一符号を付す。図3及び図4において、移動無線基
地局2−1〜2−Nそれぞれの構成は、移動無線基地局
2−2と同一であり、中央通信所1により近い基地局を
上位とする。移動無線基地局2−2において、電波強度
信号受信器241,242は隣接する上位、下位の移動
無線基地局から通信回線51,52及び信号引き込み用
接続線2511,2521を介して供給される電波強度
信号Sb,Scを受信し、比較器24Aに供給する。ま
た、自局の受信機23からはアンテナ221で受信した
電波の強度Saが比較器24Aに供給される。
【0032】比較器24Aはこれらの電波強度を比較し
て自局に最大の着信電波強度があったときに着信信号を
発生させる比較出力Yを出力すると共に、受信器23の
復調出力を通信回線52へ送出するためにスイッチ26
を制御する信号Dを出力する。ここで、比較出力Yは次
式で表される。 Y=Y1・Y2 …( 数式1) Rb=La−Lb …( 数式2) Rc=La−Lc …( 数式3) Rb>1のとき Y1=1 …( 数式4) Rb≦1のとき Y1=0 …( 数式5) Rc>1のとき Y2=1 …( 数式6) Rc≦1のとき Y2=0 …( 数式7) 但し、Laは自局の電波強度値Saの対数表示、Lbは
上位隣接移動無線基地局の電波強度値Sbの対数表示、
Lcは下位隣接移動無線基地局の電波強度値Scの対数
表示、Rbは自局と上位隣接移動無線基地局の電波強度
の比、Rcは自局と下位隣接移動無線基地局の電波強度
の比である。Y1=1は自局の着信電波強度が上位隣接
移動無線基地局の電波強度より大であることを示し、Y
2=1は自局の着信電波強度が下位隣接移動無線基地局
の電波強度より大であることを示す。
【0033】着信信号発生器25Aは比較器24Aから
比較出力Y=1を供給されると、着信信号を発生して混
合器521を通して中央通信所1に供給する。着信信号
発生器25Aは図5に示すように、符号器251Aと、
変調器252とより構成されている。符号器251Aは
自局番号を含む着信信号を生成し、この着信信号を変調
器252で変調して出力する。
【0034】上記の隣接局間の電波強度の比較は連続し
て行われ、自局が最大の着信電波強度状態を継続してい
るときは着信信号の中央通信所1への送信は省くが、ス
イッチ26のオンを継続させて受信器23の復調出力を
中央通信所1へ送信する。強度信号発生器243は接続
線2522,2521を介して隣接する上位、下位の移
動無線基地局に自局の着信電波強度を送信するための電
波強度信号を発生する。混合器511は電波強度信号を
通信回線51に送出するために中央通信所1側からの信
号と混合し、下位側移動無線基地局に供給する。混合器
521は電波強度信号を通信回線52に送出するために
下位側移動無線基地局からの信号と混合し、上位側移動
無線基地局に供給する。
【0035】受信器22Aは中央通信所1からの送信機
選択信号を受信して送信機21を起動する。送信機21
のアンテナ211と受信機23のアンテナ221は、相
互に干渉妨害がなく、移動局との通信回線を構成する上
でほぼ一つのサービスエリア特性を得られるように設置
されている。通信回線52により送信する隣接移動無線
基地局からの電波強度信号と、着信信号及び受信復調信
号とは周波数帯域を異ならせており、また、通信回線5
1により送信する隣接移動無線基地局からの電波強度信
号と、送信機選択信号及び送信変調信号とは周波数帯域
を異ならせている。帯域除去フィルタ27は上位隣接移
動無線基地局からの電波強度信号が下位隣接移動無線基
地局に漏れるのを阻止する。帯域除去フィルタ28は下
位隣接移動無線基地局からの電波強度信号が上位隣接移
動無線基地局に漏れるのを阻止する。
【0036】なお、最上位の移動無線基地局2−1では
電波強度信号受信器241,帯域除去フィルタ27,接
続線2511,2522は不要であり、最下位の移動無
線基地局2−Nでは電波強度信号受信器242,帯域除
去フィルタ28,接続線2521,2512は不要であ
る。中央通信所1内で、符号器111Aと、信号送信用
の変調器112で信号発生器11Aを構成している。ま
た、信号受信用の復調器121と、受信信号の復号器1
22Aで信号受信器12Aを構成している。中央通信所
1では、最大強度で受信した移動無線基地局からの着信
信号を通信回線52から受信し、分配器16を経て信号
受信器12Aの復調器121で復調する。着信局番号を
含む復調出力は復号器121Aに供給され、ここで、着
信局番号が検知され、テーブル13Aに供給され、ま
た、着信局の表示をIND端子から出力する。また、分
配器16で分配された移動無線基地局からの受信復調信
号は受信情報出力端子から出力される。
【0037】テーブル13Aでは予め設定されているデ
ータに基づき移動無線基地局の送信機選択情報を生成
し、符号器111Aに供給する。符号器111Aでは送
信機選択情報に基づき符号化を行って、これを変調器1
12で変調することによって送信機選択信号が生成さ
れ、混合器15を介して通信回線51に送出される。図
6にテーブル13Aの一実施例を示す。同図中、丸印は
自局着信により選択される移動無線基地局を表し、四角
印は隣接局の着信により同時選択される移動無線基地局
を表す。このように、テーブル13Aの設定で着信移動
無線基地局とその隣接移動無線基地局を選択して同時送
信するのは、電波の伝搬状況による電波の不感域を補完
するためである。
【0038】このように、複数の移動無線基地局から着
信局識別情報を含む着信信号を中央通信所に送信し、中
央通信所または各移動無線基地局で着信局識別情報に基
づく送信機選択情報を生成し複数の移動無線基地局の送
信機選択を行うため、移動局の移動に伴う最良の無線通
信を行える無線基地局を自動で選択でき、オペレータの
負担を軽減できる。また、着信局識別情報を予め設定さ
れているテーブル13Aを照合し、着信移動無線基地局
とその他の移動無線基地局の送信機選択を行うため、着
信局とその隣接移動無線基地局を含む同時送信を行い、
移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無線基地局
を自動で選択できる。
【0039】なお、中央通信所1のオペレータが任意の
移動無線基地局の送信機選択を行う場合にはSEL端子
から選択情報を符号器111Aに供給し、着信信号によ
る自動選択と同様にして所望の移動無線基地局に送信機
選択信号を送信できる。また、その後、符号器111A
で終了信号を生成し、選択している追加の移動無線基地
局の選択を終了できる。
【0040】図7(A)に通信回線52を送信される着
信信号の一例を示す。また、図8(A)に通信回線51
を送信される送信機選択信号の一例を示し、図8(B)
にオペレータ操作で生成される送信機選択信号の一例を
示す。図8(A)では最大強度の移動無線基地局の送信
機選択信号(実線)と、テーブル13Aで付加される隣
接移動無線基地局の送信機選択信号(破線)とを示して
いる。なお、これらは伝送情報をディジタル化して変調
し伝送する例である。
【0041】なお、複数の移動無線基地局で同時送信を
行う場合は、送信機21に位相等価器を挿入して、通信
回線51の伝送遅延による変調信号の位相ずれを補正す
る必要がある。しかし、上記実施例では便宜上そのため
の構成及び説明を省力している。図9及び図10は本発
明システムの第2実施例の原理図及びブロック図を示
す。両図中、図3及び図4と同一部分には同一符号を付
す。
【0042】図9及び図10に示す実施例では、中央通
信所1にテーブル13Aを設ける代わりに、移動無線基
地局2−1〜2−Nにテーブル29Aを設けている。中
央通信所1では各移動無線基地局からの着信信号を分配
器16からそのまま接続線1521によって混合器15
を介し送信機選択信号として通信回線51に流してい
る。書込器14は各移動無線基地局のテーブル29Aの
設定データを書き込むために設けられている。
【0043】移動無線基地局2−1〜2−Nには、通信
回線51から供給される送信機選択信号が自局番号以外
の場合(隣接移動無線基地局の番号)にも、自局の送信
機21を起動させるテーブル29A(テーブル13Aに
相当)が設けられている。その他の点は図3及び図4と
同一構成である。このため、移動無線基地局2−2が自
局で着信信号を生成した場合は、この自局番号を含む着
信信号が送信機選択信号として通信回線51から自局に
供給されるため、移動無線基地局2−2の信号受信器2
2Aは送信機21を起動する。また、隣接する移動無線
基地局が着信信号を生成した場合も、通信回線51から
供給される着信信号の局番号をテーブル29Aで照合
し、テーブル29Aに登録されていれば送信機21を起
動し、隣接する移動無線基地局と同時送信を行う。
【0044】これは、図7(A)に示す通信回線52を
送信される着信信号と、図8(A)に示す通信回線51
を送信される送信機選択信号との形式を同一にすること
により実現される。なお、各移動無線基地局のテーブル
29Aの設定データは、オペレータの選択操作情報SE
Lと同様に、書込器14から入力されて符号器111A
から変調器112、混合器15を通して各移動無線基地
局に供給される。
【0045】図11及び図12は本発明システムの第3
実施例の原理図及びブロック図を示す。両図中、図3及
び図4と同一部分には同一符号を付す。図11及び図1
2に示す実施例では、移動無線基地局2−1〜2−N
に、図13に示す比較器24Bと着信信号発生器25B
が設けられている点が第1実施例と異なっている。上
位、下位の移動無線基地局から通信回線51,52及び
信号引き込み用接続線2511,2521を介して供給
される電波強度信号Sb,Scを受信し、比較器24B
に供給する。また、自局の受信機23からはアンテナ2
21で受信した電波の強度Saが比較器24Bに供給さ
れる。
【0046】比較器24Bはこれらの電波強度を比較し
て自局に最大の着信電波強度があったときに着信信号を
発生させる比較出力Yを出力すると共に、受信器23の
復調出力を通信回線52へ送出するためにスイッチ26
を制御する信号Dを出力する。更に、次式で表される上
位隣接移動無線基地局の着信有無信号Ybと、下位隣接
移動無線基地局の着信有無信号Ycを生成し、着信信号
発生器25Bの符号器251Bに供給する。
【0047】 Y=1の状態で Lb>Lth2の場合 Yb=1 …( 数式8) Y=1の状態で Lb≦Lth2の場合 Yb=0 …( 数式9) Y=1の状態で Lc>Lth3の場合 Yc=1 …( 数式10) Y=1の状態で Lc≦Lth3の場合 Yc=0 …( 数式11) 但し、Lth2は上位隣接移動無線基地局の受信器23
が所定のS/Nを得ることができる最低限界の着信電波
強度の閾値、Lth3は下位隣接移動無線基地局の受信
器23が所定のS/Nを得ることができる最低限界の着
信電波強度の閾値である。
【0048】着信信号発生器25Bの符号器251B
は、比較器24Bから比較出力Y=1を供給されると自
局番号を含む着信信号を生成し、上位隣接移動無線基地
局の着信有無信号Ybを供給されると上位隣接移動無線
基地局の番号を含む着信信号を生成し、下位隣接移動無
線基地局の着信有無信号Ycを供給されると下位隣接移
動無線基地局の番号を含む着信信号を生成する。この図
7(B)に示す最大着信電波強度の移動無線基地局の局
番号と、その上位隣接移動無線基地局の局番号と、その
下位隣接移動無線基地局の局番号とを含む形式の着信信
号は変調器252で変調され出力される。
【0049】中央通信所1には、テーブル13Aを設け
られておらず、復調器121の復調出力は復号器121
Bに供給され、ここで、複数の着信局番号が検知され、
移動無線基地局の送信機選択情報として符号器111A
に供給される。符号器111Aでは送信機選択情報に基
づき符号化を行って、これを変調器112で変調するこ
とによって送信機選択信号が生成され、混合器15を介
して通信回線51に送出される。なお、図14に各移動
無線基地局の受信状態と、各移動無線基地局の送信機選
択動作との一例の対応図を示す。図14において、星印
は最大着信電波強度の移動無線基地局を示している。
【0050】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比較し
て、着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記着信局識別情報
及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送信
機選択情報を生成するため、最大着信電波強度の移動無
線基地局を着信局として、その隣接局を含む同時送信を
行い、移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無線
基地局を自動で選択できる。
【0051】図15及び図16は本発明システムの第4
実施例の原理図及びブロック図を示す。両図中、図11
及び図12と同一部分には同一符号を付す。図15及び
図16に示す実施例では、中央通信所1では各移動無線
基地局からの図7(B)に示す形式の着信信号を分配器
16からそのまま接続線1521によって混合器15を
介し送信機選択信号として通信回線51に流している。
【0052】移動無線基地局2−1〜2−Nには、中央
通信所1の信号発生器11Aで発生された図7(A)に
示す形式の送信機選択信号を受信できると共に、通信回
線51から供給される図7(B)に示す形式の送信機選
択信号の最大着信電波強度の移動無線基地局の局番号、
その上位隣接移動無線基地局の局番号、その下位隣接移
動無線基地局の局番号のいずれかと、自局番号が一致し
たとき自局の送信機21を起動させる信号受信器22B
が設けられている。その他の点は図11及び図12と同
一構成である。
【0053】このため、移動無線基地局2−2が自局で
着信信号を生成した場合は、この自局番号を含む着信信
号が送信機選択信号として通信回線51から自局に供給
されるため、移動無線基地局2−2の信号受信器22A
は送信機21を起動する。また、着信信号に隣接する移
動無線基地局の局番号が含まれる場合も、送信機21を
起動し、隣接する移動無線基地局と同時送信を行う。
【0054】この他の点は、図11及び図12の実施例
と同一である。これは、図7(B)に示す通信回線52
を送信される着信信号と、図8(A)に示す通信回線5
1を送信される送信機選択信号との形式を同一にするこ
とにより実現される。図17及び図18は本発明システ
ムの第5実施例の原理図及びブロック図を示す。両図
中、図11及び図12と同一部分には同一符号を付す。
【0055】図17及び図18に示す実施例では、移動
無線基地局2−1〜2−Nに、図19に示す比較器24
Cと着信信号発生器25Cが設けられている点が第3実
施例と異なっている。上位、下位の移動無線基地局から
通信回線51,52及び信号引き込み用接続線251
1,2521を介して供給される電波強度信号Sb,S
cを受信し、比較器24Cに供給する。また、自局の受
信機23からはアンテナ221で受信した電波の強度S
aが比較器24Cに供給される。
【0056】比較器24Cはこれらの電波強度を比較し
て自局に最大の着信電波強度があったときに着信信号を
発生させる比較出力Yを出力すると共に、受信器23の
復調出力を通信回線52へ送出するためにスイッチ26
を制御する信号Dを出力する。更に、上位隣接移動無線
基地局が着信有のときは上位隣接移動無線基地局の着信
電波強度値と自局の着信電波強度値の比YRb(または
上位隣接移動無線基地局の着信電波強度値YLb)と、
下位隣接移動無線基地局が着信有のときは下位隣接移動
無線基地局の着信電波強度値と自局の着信電波強度値の
比YRc(または下位隣接移動無線基地局の着信電波強
度値YLc)を生成し、着信信号発生器25Cの符号器
251Cに供給する。
【0057】図20は比較器24Cと着信信号発生器2
5Cの一実施例のブロック図を示す。同図中、設定器2
461C〜2463Cには、Lth1(自局の受信器2
3が所定のS/Nを得ることができる最低限界の着信電
波強度の閾値)、Lth2(上位隣接移動無線基地局の
受信器23が所定のS/Nを得ることができる最低限界
の着信電波強度の閾値)、Lth3(下位隣接移動無線
基地局の受信器23が所定のS/Nを得ることができる
最低限界の着信電波強度の閾値)それぞれが設定され
る。演算部2471C,2472C,2473Cそれぞ
れは次の数式13,14,15の演算を行う。
【0058】 La>Lth1の場合 Laを出力 …( 数式13) Lb>Lth2の場合 Lbを出力 …( 数式14) Lc>Lth3の場合 Lcを出力 …( 数式15) 更に、演算部244C,2421C,2422Cは数式
1,2,3の演算を行い、演算部2423Cは数式4,
5を演算し、演算部2424Cは数式6,7を演算す
る。
【0059】Y=1のときY,La,YRb,YRc
(またはYLb,YLc)は出力バッファ245Cから
符号器251Cに供給される。着信信号発生器25Cの
符号器251Cは、比較器24Cから比較出力Y=1を
供給されると、自局番号符号発生器2511Cを起動
し、この自局番号と、自局の着信電波強度YLaと、上
位及び下位の隣接移動無線基地局の着信電波強度値の比
YRb,YRc(または着信電波強度値YLb,YL
c)をパラレル/シリアル変換用のレジスタ2512C
に書き込み、Y=1で起動された転送制御器2513C
及びクロック発生器2514Cよりのクロックによって
レジスタ2512Cの内容をシリアルに読み出すことに
より、図7(C)に示す形式の着信信号を生成する。こ
の図7(C)に示す形式の着信信号は変調器252で変
調され出力される。また、比較出力Y=1を信号Dとし
てスイッチ26に供給する。
【0060】中央通信所1では、復調器121の復調出
力は復号器121Cに供給され、ここで、最大着信局番
号と着信電波強度値と、上位及び下位隣接移動無線基地
局の最大着信局との着信電波強度値の比が復号されてテ
ーブル13Bに供給される。テーブル13Bでは、最大
着信局番号と、最大着信局の着信電波強度YLaと、上
位及び下位の隣接移動無線基地局の着信電波強度値の比
YRb,YRc(または着信電波強度値YLb,YL
c)とから、送信機を選択する移動無線基地局を決定す
る。なお、上位隣接移動無線基地局の着信電波強度値の
比YRbの場合には数式18により着信電波強度値の比
YRbに変換し、下位隣接移動無線基地局の着信電波強
度値の比YRcの場合には数式19により着信電波強度
値の比YRcに変換する。
【0061】 YRb=YLa−YLb …( 数式18) YRc=YLa−YLc …( 数式19) 各移動無線基地局の配置間隔や周囲の地形状況により電
波伝搬特性が異なるため、テーブル13Bでは各移動無
線基地局の隣接関係にある区間毎に、最大着信局の着信
電波強度YLaを基に、上位隣接移動無線基地局の着信
電波強度値の比YRbにより上位移動無線基地局間の電
波の伝搬状況を判定し、また、下位隣接移動無線基地局
の着信電波強度値の比YRcにより下位移動無線基地局
間の電波の伝搬状況を判定する。
【0062】図21にテーブル13Bで送信機選択を決
定するための判断グラフの一例を示す。直線MAは最大
着信局の着信電波強度に依存する送信機選択の上限値
(対数表示)rlmaであり、直線MIは送信機選択の
下限値(対数表示)rlmiであり、数式20,21で
表される。また、同時送信を行う送信機選択の電波強度
比の範囲をテーブル13Bで制限するときは、数式24
により閾値Lth11を設定する。これは、YLaがY
Lbより大きいとき上位隣接移動無線基地局では数式2
5の条件である。YLbがYLaより大きいときはその
上位隣接移動無線基地局が最大着信局となるため、その
上位隣接移動無線基地局を最大着信局とした隣接局との
関係となる。
【0063】 rlma=ma・X+Rlma …( 数式20) rlmi=一mi・X+Rlmi …( 数式21) rlma≧0 …( 数式22) rlmi≧0 …( 数式23) rlmi>Lth11 …( 数式24) ここで、最大着信局の着信電波強度YLaが11のと
き、直線MAから隣接移動無線基地局の着信電波強度値
の比の上限値rlma1と、直線MIから下限範囲rl
mi1を読み取り、両隣接移動無線基地局の着信電波強
度値の比YRb及ぴYRcを各々比較し、範囲内の場
合、該隣接局の送信機を同時選択を行わせる用に送信機
選択信号を生成する。数式25が成立する場合、上位移
動無線基地局の送信機の同時選択を行う。
【0064】 rlma1<YRb≦(rlma1+rlmi1) …( 数式25) 数式26が成立する場合、上位移動無線基地局の送信機
の同時選択はしない。 rlma1≧YRb>(rlma1+rlmi1) …( 数式26) 数式27が成立する場合、下位移動無線基地局の送信機
の同時選択を行う。 rlma1<YRc≦(rlma1+rlmi1) …( 数式27) 数式28が成立する場合、下位移動無線基地局の送信機
の同時選択はしない。
【0065】 rlma1≧YRc>(rlma1+rlmi1) …( 数式28) また、最大着信局の着信電波強度YLaがl1のとき、
同様にして、数式29が成立する場合、上位移動無線基
地局の送信機の同時選択を行う。 rlma2<YRb≦(rlma2+rlmi2) …( 数式29) 数式30が成立する場合、上位移動無線基地局の送信機
の同時選択はしない。
【0066】 rlma2≧YRb>(rlma2+rlmi2) …( 数式30) 数式31が成立する場合、下位移動無線基地局の送信機
の同時選択を行う。 rlma2<YRc≦(rlma2+rlmi2) …( 数式31) 数式32が成立する場合、下位移動無線基地局の送信機
の同時選択はしない。 rlma2≧YRc>(rlma2+rlmi2) …( 数式32) つまり、上位移動無線基地局のrlmaをrlmab,
rlmiをrlmibとし、下位移動無線基地局のrl
maをrlmac,rlmiをrlmicとすると、上
位移動無線基地局の同時送信機選択範囲を数式33、下
位移動無線基地局の同時送信機選択範囲を数式34で表
せる。
【0067】 rlmab<YRb≦(rlmab+rlmib) …( 数式33) rlmac<YRc≦(rlmac+rlmic) …( 数式34) 図22は、図21を基にした、最大着信局と同時に送信
機選択を行う上位隣接移動無線基地局または下位隣接移
動無線基地局の着信電波強度範囲を示す。ここで、直線
Ma(同時送信機選択の隣接移動無線基地局の相対的な
着信電波強度の上限)と直線Mi(同時送信機選択の隣
接移動無線基地局の相対的な着信電波強度の下限)と直
線Bs(最大着信局の着信電波強度)と直線Aj(最大
着信局の着信電波強度と隣接移動無線基地局の着信電波
強度が等しい点から直線Miに対する垂線)で囲む範囲
内に隣接移動無線基地局の着信電波強度があるとき、そ
の隣接移動無線基地局の同時送信機選択を行う。つま
り、隣接移動無線基地局の着信電波強度は最大着信局よ
り小さく、かつ、数式33(または数式34)が成立す
る範囲のときに同時送信機選択を行う。
【0068】図21で最大着信局の着信電波強度がl1
またはl2であるとき上位及び下位隣接移動無線基地局
の同時送信機選択の判定は、数式25〜数式32により
行われる。最大着信局の着信電波強度を基にした相対値
で直線Maと直線Miを定めることにより、最大着信局
の着信電波強度が大きいときは隣接移動無線基地局の同
時送信機選択を制限し、最大着信局の着信電波強度が小
さいときは隣接移動無線基地局の同時送信機選択を行う
着信電波強度の幅を大きくしている。図21で、b1は
最大着信局の着信電波強度がl2のときの移動局の位
置、b2は最大着信局の着信電波強度がl1のときの移
動局の位置、bajは最大着信局の着信電波強度と隣接
移動無線基地局の着信電波強度が等しくなる移動局の位
置である。 −間は移動局b2点のrlma1であり、−間
は移動局b2点のrlmi11であり、−間は移動
局b1点のrlma2であり、−間は移動局b1点
のrlmi12である。
【0069】ここで、図23にテーブル13B及びその
周辺部の詳細ブロック図を示す。同図中、復号器122
Cを構成するレジスタ1221Cは復調器121の復調
出力をシリアル/パラレル変換することによって復号し
ている。テーブル13B内の演算部1315B,131
6Bは数式18,19の演算を行う。テーブル1312
Bには直線MA,MIが登録されており、局番号抽出器
1311Bは着信信号から復号された局番号を抽出して
テーブル1312B及び符号器111A内の主選択局符
号部1111Aに供給する。演算比較器1313B,1
314Bは数式33,34の演算を行って、その結果を
符号器111A内の上位、下位隣接局符号部1112
A,1113Aに供給する。
【0070】上記の主選択局符号部1111A及び上
位、下位隣接局符号部1112A,1113Aそれぞれ
で符号化された局番号はレジスタ1114Aに格納さ
れ、転送制御器1115A及びクロック発生器1116
Aよりのクロックによってレジスタ1114Aの内容を
シリアルに読み出すことにより、パラレル/シリアル変
換されて変調器112に供給される。これを変調器11
2で変調することによって図8(A)に示すような送信
機選択信号が生成され、混合器15を介して通信回線5
1に送出される。なお、電波伝搬状況の変化(時間や季
節による)があると、SEL入力により、外部からの選
択指定が可能である。
【0071】この実施例では、最大着信局の着信電波強
度YLaが大きい場合は、隣接移動無線基地局の送信機
の同時選択を防ぐ送信機選択の上限値を、着信電波強度
YLaに依存させて抑え、最大着信局の着信電波強度Y
Laが小さい場合は、隣接移動無線基地局の送信機を同
時選択を行う送信機選択の下限値を、着信電波強度YL
aに依存させ増大している。
【0072】なお、ma,mi,Lth11,Rlm
a,Rlmiは定数であり、各移動無線基地局区間をカ
バーする両移動無線基地局が、その上位と下位の移動無
線基地局の別に、この定数をテーブル13Bに設定する
ことで、直線Maと直線Miによる同時送信機選択範囲
を任意に設定でき、各移動無線基地局区間毎にきめ細か
な隣接移動無線基地局の同時送信機選択か可能になる。
【0073】なお、上記実施例では数式20,21を一
次関数としているが、各移動無線基地局とその隣接移動
無線基地局間の電波の伝搬特性を測定して、その伝搬特
性にあった理想的な関数式を用いても良い。これは、移
動無線基地局間の電波の伝搬特性が実際には直線的に変
化するものではなく、変化に富んでいるため、これに対
応するためである。
【0074】図24及び図25は本発明システムの第6
実施例の原理図及びブロック図を示す。両図中、図17
及び図18と同一部分には同一符号を付す。図24及び
図25に示す実施例では、中央通信所1では各移動無線
基地局からの図7(C)に示す形式の着信信号を分配器
16からそのまま接続線1521によって混合器15を
介し送信機選択信号として通信回線51に流している。
中央通信所1の書込器14は各移動無線基地局のテーブ
ル29Bの内容を設定するために設けられている。
【0075】移動無線基地局2−1〜2−Nには、中央
通信所1の信号発生器11Aで発生された図7(A)に
示す形式の送信機選択信号を受信できると共に、通信回
線51から供給される図7(C)に示す形式の送信機選
択信号からテーブル13Bと同様にして自局の送信機2
1の送信選択を決定するテーブル29Bが設けられてい
る。その他の点は図17及び図18と同一構成である。
【0076】ここで、図32にテーブル29B及びその
周辺部の詳細ブロック図を示す。同図中、復号器222
Cを構成するレジスタ2221Cは復調器221の復調
出力をシリアル/パラレル変換することによって復号し
ている。テーブル29B内の演算部2915B,291
6Bは数式18,19の演算を行う。テーブル2912
Bには直線MA,MIが登録されており、局番号抽出器
2911Bは着信信号から復号された局番号を抽出して
テーブル2912B及び自局最大着信選択部2917
B,上位隣接局選択部2918B,下位隣接局選択部2
919Bに供給する。演算比較器2913B,2914
Bは数式33,34の演算を行って、その結果を上位、
下位隣接局選択部2918B,2919Bに供給する。
【0077】上記の自局最大着信選択部2917B,上
位隣接局選択部2918B,下位隣接局選択部2919
Bそれぞれの出力する選択信号はオア回路2920Bに
供給され、オア回路2920Bの出力信号が送信機選択
信号として送信機21に供給される。このため、移動無
線基地局2−2が最大着信局で着信信号を生成した場合
は、この自局番号を含む着信信号が送信機選択信号とし
て通信回線51から自局に供給されるため、移動無線基
地局2−2の信号受信器22Aは送信機21を起動す
る。
【0078】また、テーブル29Bにより、最大着信局
が下位隣接移動無線基地局2−3で、その着信電波強度
YLaがl1のとき、数式25が成立する場合は自局の
送信機の同時選択を行い、数式26が成立する場合は自
局の送信機の同時選択を行わなず、最大着信局が下位隣
接移動無線基地局2−3で、その着信電波強度YLaが
12のとき、数式29が成立する場合は自局の送信機の
同時選択を行い、数式30が成立する場合は自局の送信
機の同時選択を行わない。
【0079】また、最大着信局が上位隣接移動無線基地
局2−1で、その着信電波強度YLaが11のとき、数
式27が成立する場合は自局の送信機の同時選択を行
い、数式28が成立する場合は自局の送信機の同時選択
を行わなず、最大着信局が上位隣接移動無線基地局2−
1で、その着信電波強度YLaがl2のとき、数式31
が成立する場合は自局の送信機の同時選択を行い、数式
32が成立する場合は自局の送信機の同時選択を行わな
い。
【0080】なお、中央通信所1の書込器14からのデ
ータに基づき各移動無線基地局のテーブル29Bの定数
であるma,mi,Lth11,Rlma,Rlmiを
電波の伝搬状況等に応じて設定することができる。図2
6及び図27は本発明システムの第7実施例の原理図及
びブロック図を示す。両図中、図24及び図25と同一
部分には同一符号を付す。
【0081】図26及び図27に示す実施例では、中央
通信所1に、着信信号を分配器16から混合器15に供
給する接続線1521が設けられておらず、代わりに各
移動無線基地局2−1〜2−Nに、混合器521の出力
する図7(C)に示す形式の着信信号を信号受信器22
Cに供給する接続線2524が設けられている。各移動
無線基地局2−1〜2−Nでは、中央通信所1の信号発
生器11Aで発生された図7(A)に示す形式の送信機
選択信号を受信できると共に、接続線2524から供給
される図7(C)に示す形式の着信信号からテーブル1
3Bと同様にして自局の送信機21の送信選択を決定す
るテーブル29Bが設けられている。その他の点は図2
4及び図25と同一構成である。
【0082】図28及び図29は本発明システムの第8
実施例の原理図及びブロック図を示す。両図中、図17
及び図18と同一部分には同一符号を付す。図28及び
図29に示す実施例では、移動無線基地局2−1〜2−
Nに、比較器24Cの出力する信号Dを供給されると共
に、信号受信器22Aの出力する送信機選択制御信号
S、接続線2912を介して供給されるアンドゲート2
61を設けている。そして、アンドゲート261の出力
でスイッチ26のオン/オフ制御を行う。
【0083】ここで、自局が最大着信局で、これに隣接
する移動無線基地局との3局以外の第4の移動無線基地
局でも移動局の電波を着信した場合には、この第4の移
動無線基地局と自局との着信電波強度の比較はなされな
いため、第4の移動無線基地局の受信復調出力が通信回
線52に送出され、自局の受信復調出力と混合されて受
信品質が悪化する。
【0084】この場合、先に着信した移動無線基地局が
あった場合に、中央通信所1のテーブル13Bでは、後
続の着信局から供給される着信信号の着信電波強度を先
行する着信局の着信電波強度と比較し、大なる方の着信
局の送信機選択制御を行い、小なる方の着信局の送信機
選択解除制御を行う。移動無線基地局では、自局から着
信信号を送出した後、自局及びその両隣接移動無線基地
局のいずれでも電波が受信されなくなると、信号発生器
25Cから中央通信所1に解除信号を送り、着信局から
の解除を求める。これにより、中央通信所1では当該移
動無線基地局を着信局から解除する。
【0085】この結果、移動無線基地局では、信号受信
器22Aの出力する送信機選択制御信号Sが非選択とな
るため、送信機21が送信を停止すると共に、アンドゲ
ート261の出力でスイッチ26がオフとなり、通信回
線52への受信復調出力の送出が停止される。これによ
って、受信品質の悪化が防止される。図30及び図31
は本発明システムの第9実施例の原理図及びブロック図
を示す。両図中、図11及び図12と同一部分には同一
符号を付す。
【0086】図30及び図31に示す実施例では、移動
無線基地局2−1〜2−Nに、比較器24Dと着信信号
発生器25Bが設けられている点が第5実施例と異なっ
ている。上位、下位の移動無線基地局から通信回線5
1,52及び信号引き込み用接続線2511,2521
を介して供給される電波強度信号Sb,Scを受信し、
比較器24Bに供給する。また、自局の受信機23から
はアンテナ221で受信した電波の強度Saが比較器2
4Dに供給される。
【0087】比較器24Dは、図13に示す比較器24
Bと同様の構成であるが、これらの電波強度を比較して
自局に最大の着信電波強度があったときに着信信号を発
生させる比較出力Yを出力する。これと共に、各移動無
線基地局毎に、上位、下位隣接移動無線基地局別に、数
式18〜数式34の演算によって隣接移動無線基地局を
同時受信選択を行うか否かの判定機能を備えており、こ
れによって、上位隣接移動無線基地局の着信有無信号Y
bと、下位隣接移動無線基地局の着信有無信号Ycを生
成し、着信信号発生器25Bの符号器251Bに供給す
る。
【0088】着信信号発生器25Bの符号器251B
は、比較器24Bから比較出力Y=1を供給されると自
局番号を含む着信信号を生成し、上位隣接移動無線基地
局の着信有無信号Ybを供給されると上位隣接移動無線
基地局の番号を含む着信信号を生成し、下位隣接移動無
線基地局の着信有無信号Ycを供給されると下位隣接移
動無線基地局の番号を含む着信信号を生成する。この図
7(B)に示す最大着信電波強度の移動無線基地局の局
番号と、その上位隣接移動無線基地局の局番号と、その
下位隣接移動無線基地局の局番号とを含む形式の着信信
号は変調器252で変調され出力される。
【0089】中央通信所1には、テーブル13Aを設け
られておらず、復調器121の復調出力は復号器121
Bに供給され、ここで、複数の着信局番号が検知され、
移動無線基地局の送信機選択情報として符号器111A
に供給される。符号器111Aでは送信機選択情報に基
づき符号化を行って、これを変調器112で変調するこ
とによって送信機選択信号が生成され、混合器15を介
して通信回線51に送出される。
【0090】ところで、比較器24A〜24D,信号発
生器25A〜25Cが着信信号送信手段に対応し、テー
ブル13A,13B,29A,29Bが送信機選択手段
に対応する。また、テーブル13Aが送信パターンテー
ブルに対応し、テーブル13A,13B,29A,29
Bが判定テーブルに対応する。
【0091】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
複数の移動無線基地局から着信局識別情報を含む着信信
号を前記中央通信所に送信し、前記中央通信所または各
移動無線基地局で前記着信局識別情報に基づく送信機選
択情報を生成し前記複数の移動無線基地局の送信機選択
を行う。
【0092】このように、複数の移動無線基地局から着
信局識別情報を含む着信信号を中央通信所に送信し、中
央通信所または各移動無線基地局で着信局識別情報に基
づく送信機選択情報を生成し複数の移動無線基地局の送
信機選択を行うため、移動局の移動に伴う最良の無線通
信を行える無線基地局を自動で選択でき、オペレータの
負担を軽減できる。
【0093】また、請求項2に記載の発明は、中央通信
所で前記着信局識別情報を予め設定されている送信パタ
ーンテーブルを照合し、着信移動無線基地局とその他の
移動無線基地局の送信機選択を行う。このように、着信
局識別情報を予め設定されている送信パターンテーブル
を照合し、着信移動無線基地局とその他の移動無線基地
局の送信機選択を行うため、着信局とその隣接移動無線
基地局を含む同時送信を行い、移動局の移動に伴う最良
の無線通信を行える無線基地局を自動で選択できる。
【0094】また、請求項3に記載の発明は、着信局識
別情報と前記送信機選択情報とを同一形式とし、前記中
央通信所では、移動無線基地局から上りの通信回線で供
給される着信局識別情報を、送信機選択情報として下り
の通信回線に送信して移動無線基地局に供給する。
【0095】このように、着信局識別情報を、送信機選
択情報として下りの通信回線に送信して移動無線基地局
に供給するため、簡単な構成で移動局の移動に伴う最良
の無線通信を行える無線基地局を自動で選択できる。ま
た、請求項4に記載の発明では、複数の移動無線基地局
は、自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比
較して、前記着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情
報を含む着信信号を生成し、前記中央通信所は、前記着
信局識別情報及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選
択を行う送信機選択情報を生成する。
【0096】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比較し
て、着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記着信局識別情報
及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送信
機選択情報を生成するため、最大着信電波強度の移動無
線基地局を着信局として、その隣接局を含む同時送信を
行い、移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無線
基地局を自動で選択できる。
【0097】また、請求項5に記載の発明では、複数の
移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣接局との着
信電波強度から最大着信強度の着信局を判定し、自局の
着信電波強度と、隣接局の着信電波強度または自局との
着信電波強度比を含む着信信号を生成し、前記中央通信
所は、前記自局の着信電波強度と隣接局の着信電波強度
または自局との着信電波強度比に応じて隣接局の同時送
信機選択を判定する各移動無線基地局毎に予め設定され
ている判定テーブルを参照し、同時選択を行う送信機選
択情報を生成する。
【0098】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着
信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接
局の着信電波強度または自局との着信電波強度比を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記自局の着信電波
強度と隣接局の着信電波強度または自局との着信電波強
度比に応じて隣接局の同時送信機選択を判定する各移動
無線基地局毎に予め設定されている判定テーブルを参照
し、同時選択を行う送信機選択情報を生成するため、最
大着信電波強度の移動無線基地局を着信局として、その
隣接局の受信状態に応じてきめ細かに同時送信を行い、
移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無線基地局
を自動で選択できる。
【0099】また、請求項6に記載の発明では、複数の
移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣接局との着
信電波強度から最大着信強度の着信局を判定し、自局の
着信電波強度と、隣接局の着信電波強度または自局との
着信電波強度比を含む着信信号を生成し、前記自局の着
信電波強度と隣接局の着信電波強度または自局との着信
電波強度比に応じて隣接局の同時送信機選択を判定する
予め設定されている判定テーブルを参照し、自局の送信
機選択を決定する。
【0100】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着
信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接
局の着信電波強度または自局との着信電波強度比に応じ
て隣接局の同時送信機選択を判定する予め設定されてい
る判定テーブルを参照し、自局の送信機選択を決定する
ため、最大着信電波強度の移動無線基地局を着信局とし
て、その隣接局の受信状態に応じてきめ細かに同時送信
を行い、移動局の移動に伴う最良の無線通信を行える無
線基地局を自動で選択できる。
【0101】また、請求項7に記載の発明では、複数の
移動無線基地局は、自局の送信機選択が行われたときに
のみ、自局の受信出力を前記上りの通信回線に送出して
前記中央通信所に供給する。このように、複数の移動無
線基地局は、自局の送信機選択が行われたときにのみ、
自局の受信出力を上りの通信回線に送出して前記中央通
信所に供給するため、最大着信電波強度の移動無線基地
局を着信局とし、その隣接局以外の移動無線基地局で着
信があった場合に、不要な着信を抑え通信回線の通信品
質を向上できる。
【0102】また、請求項8に記載の発明では、複数の
移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣接局との着
信電波強度から最大着信強度の着信局を判定し、自局の
着信電波強度と、隣接局の着信電波強度または自局との
着信電波強度比に応じて、前記着信局識別情報の他に隣
接局の着信有無情報を含む着信信号を生成し、前記中央
通信所は、前記着信局識別情報及び隣接局の着信有無情
報に基づき同時選択を行う送信機選択情報を生成する。
【0103】このように、複数の移動無線基地局は、自
局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着
信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接
局の着信電波強度または自局との着信電波強度比に応じ
て、着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
着信信号を生成し、中央通信所は、前記着信局識別情報
及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送信
機選択情報を生成するため、最大着信電波強度の移動無
線基地局を着信局とし、その隣接局以外の移動無線基地
局で着信があった場合に、不要な着信を抑え通信回線の
通信品質を向上できる。
【0104】また、請求項9に記載の発明は、複数の移
動無線基地局から着信局識別情報を含む着信信号を前記
中央通信所に送信する着信信号送信手段と、前記中央通
信所または各移動無線基地局で前記着信局識別情報に基
づく送信機選択情報を生成前記複数の移動無線基地局の
送信機選択を行う送信機選択手段とを有する。
【0105】このため、請求項1の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。また、請求項10に記
載の発明は、中央通信所の送信機選択手段は、前記着信
局識別情報を予め設定されている送信パターンテーブル
を照合し、着信移動無線基地局とその他の移動無線基地
局の送信機選択を行う。このため、請求項2の方法を実
現した移動無線通信システムを構成できる。
【0106】また、請求項11に記載の発明では、送信
機選択手段は、前記着信局識別情報と前記送信機選択情
報とを同一形式とし、移動無線基地局から上りの通信回
線で供給される着信局識別情報を、送信機選択情報とし
て下りの通信回線に送信して移動無線基地局に供給す
る。このため、請求項3の方法を実現した移動無線通信
システムを構成できる。
【0107】また、請求項12に記載の発明では、複数
の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局とこれに
隣接する隣接局との着信電波強度を比較して、前記着信
局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む着信信号
を生成し、前記中央通信所の送信機選択手段は、前記着
信局識別情報及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選
択を行う送信機選択情報を生成する。
【0108】このため、請求項4の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。また、請求項13に記
載の発明では、複数の移動無線基地局の着信信号送信手
段は、自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度か
ら最大着信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度
と、隣接局の着信電波強度または自局との着信電波強度
比を含む着信信号を生成し、前記中央通信所の送信機選
択手段は、前記自局の着信電波強度と隣接局の着信電波
強度または自局との着信電波強度比に応じて隣接局の同
時送信機選択を判定する各移動無線基地局毎に予め設定
されている判定テーブルを参照し、同時選択を行う送信
機選択情報を生成する。
【0109】このため、請求項5の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。また、請求項14に記
載の発明では、複数の移動無線基地局の着信信号送信手
段は、自局とこれに隣接する隣接局との着信電波強度か
ら最大着信強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度
と、隣接局の着信電波強度または自局との着信電波強度
比を含む着信信号を生成し、前記自局の着信電波強度と
隣接局の着信電波強度または自局との着信電波強度比に
応じて隣接局の同時送信機選択を判定する予め設定され
ている判定テーブルを参照し、自局の送信機選択を決定
する。
【0110】このため、請求項6の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。また、請求項15に記
載の発明では、複数の移動無線基地局は、自局の送信機
選択が行われたときにのみ、自局の受信出力を前記上り
の通信回線に送出して前記中央通信所に供給する受信出
力送出手段を有する。このため、請求項7の方法を実現
した移動無線通信システムを構成できる。
【0111】また、請求項16に記載の発明では、複数
の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局とこれに
隣接する隣接局との着信電波強度から最大着信強度の着
信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接局の着信電
波強度または自局との着信電波強度比に応じて、前記着
信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む着信信
号を生成し、前記中央通信所の送信機選択手段は、前記
着信局識別情報及び隣接局の着信有無情報に基づき同時
選択を行う送信機選択情報を生成する。
【0112】このため、請求項8の方法を実現した移動
無線通信システムを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の移動無線通信システムの一例のブロック
である。
【図2】本発明の移動無線通信システムの一実施例のブ
ロック図である。
【図3】本発明システムの第1実施例の原理図である。
【図4】本発明システムの第1実施例のブロック図であ
る。
【図5】本発明の着信信号発生器25Aのブロック図で
ある。
【図6】本発明のテーブル13Aを説明するための図で
ある。
【図7】着信信号の形式を示す図である。
【図8】送信機選択信号の形式を示す図である。
【図9】本発明システムの第2実施例の原理図である。
【図10】本発明システムの第2実施例のブロック図で
ある。
【図11】本発明システムの第3実施例の原理図であ
る。
【図12】本発明システムの第3実施例のブロック図で
ある。
【図13】本発明の着信信号発生器25Bのブロック図
である。
【図14】各移動無線基地局の受信状態と、各移動無線
基地局の送信機選択動作との一例の対応図である。
【図15】本発明システムの第4実施例の原理図であ
る。
【図16】本発明システムの第4実施例のブロック図で
ある。
【図17】本発明システムの第5実施例の原理図であ
る。
【図18】本発明システムの第5実施例のブロック図で
ある。
【図19】本発明の着信信号発生器25Cのブロック図
である。
【図20】本発明の比較器24C及び符号器25Cのブ
ロック図である。
【図21】本発明のテーブル13Bを説明するための図
である。
【図22】本発明のテーブル13Bを説明するための図
である。
【図23】本発明のテーブル13Bとその周辺部のブロ
ック図である。
【図24】本発明システムの第6実施例の原理図であ
る。
【図25】本発明システムの第6実施例の原理図であ
る。
【図26】本発明システムの第7実施例の原理図であ
る。
【図27】本発明システムの第7実施例のブロック図で
ある。
【図28】本発明システムの第8実施例の原理図であ
る。
【図29】本発明システムの第8実施例のブロック図で
ある。
【図30】本発明システムの第9実施例の原理図であ
る。
【図31】本発明システムの第9実施例のブロック図で
ある。
【図32】本発明のテーブル29Bとその周辺部のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 中央通信所 11A 信号発生器 111A 符号器 112 変調器 12A 信号受信器 121 復調器 122A 復号器 13A テーブル 16 分配器 2−1〜2−N 移動無線基地局 211,221 アンテナ 23 受信器 24A 比較器 241,242 電波強度信号受信器 243 強度信号発生器 25A 着信信号発生器 251A 符号器 252 変調器 2511,2521 接続線 26 スイッチ 51,52 通信回線 521 混合器 252 変調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央通信所と複数の移動無線基地局が共
    通の通信回線で接続され、移動局からの送信情報をいず
    れかの移動無線基地局を介して前記中央通信所で受信
    し、前記中央通信所から前記いずれかの移動無線基地局
    を介して前記移動局に送信するシステムの移動無線基地
    局制御方法であって、 前記複数の移動無線基地局から着信局識別情報を含む着
    信信号を前記中央通信所に送信し、 前記中央通信所または各移動無線基地局で前記着信局識
    別情報に基づく送信機選択情報を生成して前記複数の移
    動無線基地局の送信機選択を行うことを特徴とする移動
    無線基地局制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動無線基地局制御方法
    において、 前記中央通信所で前記着信局識別情報を予め設定されて
    いる送信パターンテーブルを照合し、着信移動無線基地
    局とその他の移動無線基地局の送信機選択を行うことを
    特徴とする移動無線基地局制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動無線基地局制御方法
    において、 前記着信局識別情報と前記送信機選択情報とを同一形式
    とし、 前記中央通信所では、移動無線基地局から上りの通信回
    線で供給される着信局識別情報を、送信機選択情報とし
    て下りの通信回線に送信して移動無線基地局に供給する
    ことを特徴とする移動無線基地局制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の移動無線基地局制御方法
    において、 前記複数の移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣
    接局との着信電波強度を比較して、前記着信局識別情報
    の他に隣接局の着信有無情報を含む着信信号を生成し、 前記中央通信所は、前記着信局識別情報及び隣接局の着
    信有無情報に基づき同時選択を行う送信機選択情報を生
    成することを特徴とする移動無線基地局制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の移動無線基地局制御方法
    において、 前記複数の移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣
    接局との着信電波強度から最大着信強度の着信局を判定
    し、自局の着信電波強度と、隣接局の着信電波強度また
    は自局との着信電波強度比を含む着信信号を生成し、 前記中央通信所は、前記自局の着信電波強度と隣接局の
    着信電波強度または自局との着信電波強度比に応じて隣
    接局の同時送信機選択を判定する各移動無線基地局毎に
    予め設定されている判定テーブルを参照し、同時選択を
    行う送信機選択情報を生成することを特徴とする移動無
    線基地局制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の移動無線基地局制御方法
    において、 前記複数の移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣
    接局との着信電波強度から最大着信強度の着信局を判定
    し、自局の着信電波強度と、隣接局の着信電波強度また
    は自局との着信電波強度比を含む着信信号を生成し、 前記自局の着信電波強度と隣接局の着信電波強度または
    自局との着信電波強度比に応じて隣接局の同時送信機選
    択を判定する予め設定されている判定テーブルを参照
    し、自局の送信機選択を決定することを特徴とする移動
    無線基地局制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の移動無線基地局
    制御方法において、 前記複数の移動無線基地局は、自局の送信機選択が行わ
    れたときにのみ、自局の受信出力を前記上りの通信回線
    に送出して前記中央通信所に供給することを特徴とする
    移動無線基地局制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の移動無線基地局制御方法
    において、 前記複数の移動無線基地局は、自局とこれに隣接する隣
    接局との着信電波強度から最大着信強度の着信局を判定
    し、自局の着信電波強度と、隣接局の着信電波強度また
    は自局との着信電波強度比に応じて、前記着信局識別情
    報の他に隣接局の着信有無情報を含む着信信号を生成
    し、 前記中央通信所は、前記着信局識別情報及び隣接局の着
    信有無情報に基づき同時選択を行う送信機選択情報を生
    成することを特徴とする移動無線基地局制御方法。
  9. 【請求項9】 中央通信所と複数の移動無線基地局が共
    通の通信回線で接続され、移動局からの送信情報をいず
    れかの移動無線基地局を介して前記中央通信所で受信
    し、前記中央通信所から前記いずれかの移動無線基地局
    を介して前記移動局に送信する移動無線通信システムで
    あって、 前記複数の移動無線基地局から着信局識別情報を含む着
    信信号を前記中央通信所に送信する着信信号送信手段
    と、 前記中央通信所または各移動無線基地局で前記着信局識
    別情報に基づく送信機選択情報を生成して前記複数の移
    動無線基地局の送信機選択を行う送信機選択手段とを有
    することを特徴とする移動無線通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の移動無線通信システム
    において、 前記中央通信所の送信機選択手段は、前記着信局識別情
    報を予め設定されている送信パターンテーブルを照合
    し、着信移動無線基地局とその他の移動無線基地局の送
    信機選択を行うことを特徴とする移動無線通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の移動無線通信システム
    において、 前記送信機選択手段は、前記着信局識別情報と前記送信
    機選択情報とを同一形式とし、移動無線基地局から上り
    の通信回線で供給される着信局識別情報を、送信機選択
    情報として下りの通信回線に送信して移動無線基地局に
    供給することを特徴とする移動無線通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の移動無線通信システム
    において、 前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
    とこれに隣接する隣接局との着信電波強度を比較して、
    前記着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を含む
    着信信号を生成し、 前記中央通信所の送信機選択手段は、前記着信局識別情
    報及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送
    信機選択情報を生成することを特徴とする移動無線通信
    システム。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の移動無線通信システム
    において、 前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
    とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着信
    強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接局
    の着信電波強度または自局との着信電波強度比を含む着
    信信号を生成し、 前記中央通信所の送信機選択手段は、前記自局の着信電
    波強度と隣接局の着信電波強度または自局との着信電波
    強度比に応じて隣接局の同時送信機選択を判定する各移
    動無線基地局毎に予め設定されている判定テーブルを参
    照し、同時選択を行う送信機選択情報を生成することを
    特徴とする移動無線通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の移動無線通信システム
    において、 前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
    とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着信
    強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接局
    の着信電波強度または自局との着信電波強度比を含む着
    信信号を生成し、 前記自局の着信電波強度と隣接局の着信電波強度または
    自局との着信電波強度比に応じて隣接局の同時送信機選
    択を判定する予め設定されている判定テーブルを参照
    し、自局の送信機選択を決定することを特徴とする移動
    無線通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載の移動無線
    通信システムにおいて、 前記複数の移動無線基地局は、自局の送信機選択が行わ
    れたときにのみ、自局の受信出力を前記上りの通信回線
    に送出して前記中央通信所に供給する受信出力送出手段
    を有することを特徴とする移動無線通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の移動無線通信システ
    ムにおいて、 前記複数の移動無線基地局の着信信号送信手段は、自局
    とこれに隣接する隣接局との着信電波強度から最大着信
    強度の着信局を判定し、自局の着信電波強度と、隣接局
    の着信電波強度または自局との着信電波強度比に応じ
    て、前記着信局識別情報の他に隣接局の着信有無情報を
    含む着信信号を生成し、 前記中央通信所の送信機選択手段は、前記着信局識別情
    報及び隣接局の着信有無情報に基づき同時選択を行う送
    信機選択情報を生成することを特徴とする移動無線通信
    システム。
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