JP3466815B2 - 輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法 - Google Patents

輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法

Info

Publication number
JP3466815B2
JP3466815B2 JP10411096A JP10411096A JP3466815B2 JP 3466815 B2 JP3466815 B2 JP 3466815B2 JP 10411096 A JP10411096 A JP 10411096A JP 10411096 A JP10411096 A JP 10411096A JP 3466815 B2 JP3466815 B2 JP 3466815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
blood transfusion
blood
antibody
antigen composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10411096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09269324A (ja
Inventor
光明 古杉
孝志 古坊
人志 ▲すぎ▼岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ortho Clinical Diagnostics KK
Original Assignee
Ortho Clinical Diagnostics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ortho Clinical Diagnostics KK filed Critical Ortho Clinical Diagnostics KK
Priority to JP10411096A priority Critical patent/JP3466815B2/ja
Priority to PCT/JP1997/001130 priority patent/WO1997037231A1/en
Priority to AU21773/97A priority patent/AU2177397A/en
Publication of JPH09269324A publication Critical patent/JPH09269324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3466815B2 publication Critical patent/JP3466815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/80Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood groups or blood types or red blood cells
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0002Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network
    • A61B5/0015Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network characterised by features of the telemetry system
    • A61B5/002Monitoring the patient using a local or closed circuit, e.g. in a room or building

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は病院等の施設におい
て患者に輸血をする前に輸血の適合性を検査する輸血検
査を実施する場合の輸血検査を解析する輸血検査解析シ
ステム及び輸血検査解析の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等で患者に輸血をする場合にはAB
O式血液型の検査をはじめとして様々な検査を行って患
者の血液と提供された血液とが抗原抗体反応をおこして
凝集、溶血等がないようにすることが必要である。
【0003】特に不規則性抗体の同定を行う場合などは
抗原組成表を参照して複数の血球試薬を選択して被検査
対象である血球との凝集が起こるか否かの確認が行われ
る。そして、この結果に基づいて抗原組成表を参照して
さらに他の組み合わせの血球試薬を選択して不規則性抗
体の同定を行う作業が必要である。抗原組成表は従来は
複数の種類の血球試薬を1つのグループとして購入する
ときに紙に印刷されて添付されており、臨床検査技師等
がこの抗原組成表を参照して経験則に基づいて血球試薬
の選択等を行っていた。
【0004】しかしながら、抗原組成表から血球試薬を
選択することは煩雑な作業となり、また、現場において
は十分な時間が取ることができず、また検査者の判断に
も個人差があり正確で客観的な抗体の同定をすることは
難しかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来、輸血のための血液検査は煩雑であり、限られた時
間の中で正確で客観的な血液検査の判定を行うことは難
しかった。
【0006】本発明は以上の点に鑑みて成されたもので
あり、抗体同定等の輸血検査の判定を正確で客観的に行
うことができるように検査者による判定の援助を行う輸
血検査解析システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の輸血検査解析システムは、血液試薬に関す
る抗原組成情報を有するセンタ局と、血球試薬を用いて
輸血検査を実施する輸血検査施設に設けられたセンタ局
とデータ伝送路で接続されている施設局とを具備し、セ
ンタ局は、輸血検査施設に配送する血球試薬の抗原組成
情報を入力する抗原組成情報入力手段と、入力された抗
原組成情報を施設局にデータ伝送路を介して転送する抗
原組成情報転送手段とを具備し、施設局は、センタ局か
ら転送されてきた抗原組成情報を受信する抗原組成情報
受信手段と、抗原組成情報受信手段によって受信された
抗原組成情報を格納する格納手段と、血球試薬を用いて
実行した輸血検査の結果を入力する輸血検査結果入力手
段と、輸血検査結果入力手段から入力された輸血検査の
結果と格納手段に格納されている抗原組成情報とから輸
血検査の解析を行う輸血検査解析手段とを備え輸血検
査解析手段は、抗原組成情報と輸血検査の結果に基づい
て被検査血清中の抗体を同定して表示する抗体同定手段
を備え、抗体同定手段は、同定された抗体の確率及び、
否定できない抗体の確率を抗原組成情報と輸血検査の結
果に基づいて算出して表示し、否定できない抗体がある
場合に抗原組成情報に基づいて追加の輸血検査に用いる
べき血球試薬の候補を特定して表示するものである
【0008】さらに、本発明の輸血検査解析の方法は、
血球試薬に関する抗原組成情報を有するセンタ局から抗
原組成情報を輸血検査施設に設けられた施設局にデータ
伝送路を介して送信する工程と、施設局においてデータ
伝送路を介して抗原組成情報を受信する工程と、輸血検
査施設において血球試薬を用いて輸血検査を行う工程
と、施設局において受信された抗原組成情報と輸血検査
の結果とから輸血検査の解析を行う工程とを備え、輸血
検査の解析を行う工程は、抗原組成情報と輸血検査の結
果に基づいて被検査血清中の抗体を同定して表示する抗
体同定工程を備え、抗体同定工程は、同定された抗体の
確率及び、否定できない抗体の確率を抗原組成情報と輸
血検査の結果に基づいて算出して表示し、否定できない
抗体がある場合に抗原組成情報に基づいて追加の輸血検
査に用いるべき血球試薬の候補を特定して表示するもの
である
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
の輸血検査システムの構成を示す図である。同図におい
て、100は抗原組成情報を入力して公衆電話回線30
0を介して送信するセンタ局、200a,200bはセ
ンタ局100から送信される抗原組成情報を公衆電話回
線300を介して受信する施設局を示している。センタ
局100はホストコンピュータ110と、端末コンピュ
ータ120aと、端末コンピュータ120bとを含んで
いる。なお、端末コンピュータ120aと端末コンピュ
ータ120bとにはそれぞれプリンタ130a,130
bが接続されている。また、ホストコンピュータ110
にはモデム150が接続されており、外部とデータ伝送
できるように構成されている。さらに端末コンピュータ
120bにはバーコードリーダ140が接続されてい
る。ホストコンピュータ110はCPUを含む本体部1
11、ハードディスク112を含んでいる。
【0010】一方、病院等の施設に設けられている施設
局200a,200bは公衆電話回線300に接続され
ている。なお、図1においては施設局を2つだけ記載し
たが3以上の施設局が公衆電話回線300に接続される
ようにしてもよい。施設局200aと施設局200bは
実質的に同じであるので、ここでは施設局200aを例
にとって説明をする。施設局200aは端末コンピュー
タ201aと、端末コンピュータ201aに接続された
プリンタ202a、バーコードリーダ203a、及びモ
デム204aとから構成されている。モデム204aは
公衆電話回線300に接続されている。また、205a
は試薬カセットの検査の反応の画像を取り込む画像読取
装置である。
【0011】図2は血球試薬及び試薬カセットの各施設
への発送と、センタ局100が行う血球試薬及び試薬カ
セットの抗原組成情報の転送についての動作を模式的に
示す図である。図2に示すように入荷した血球試薬及び
試薬カセットは病院等の施設に発送されるとともに血球
試薬及び試薬カセットの情報はセンタ局100のホスト
コンピュータ110のハードディスク112に構築され
る血球試薬データベースに格納される。この血球試薬デ
ータベースには入荷処理によって抗体スクリーニング、
抗体同定等に用いられる血球試薬の抗原組成種、ロット
番号、ドナー番号等の登録を行う。さらに、血球試薬等
の抗原組成表元原稿から抗原組成情報を手入力する。同
じ抗原組成表元原稿から同一の抗原組成情報を複数回入
力し、さらに管理者が確認することによってより正確な
情報の入力ができるようにしている。そして抗原組成情
報を含む血球試薬情報を血球試薬の配送先の施設にモデ
ム150から公衆電話回線300を介して例えば夜間の
所定時刻に自動配信する。なお、血球試薬に関する血球
試薬情報は血球試薬が配送される前に配信されるように
する。なお、血球試薬情報の配信に不具合があった場合
には未配信の情報の一覧をホストコンピュータ110の
画面上に表示するとともに再配信の手続きが取られる。
また、抗原組成情報を含む血球試薬情報はフロッピディ
スクに格納されてモデム等の通信設備を持たない施設局
に対して配送される。また、通信設備を持つ施設局に対
しても万一、モデム等の故障、あるいは通信網の不具合
で通信できない場合の安全策として配送するようにして
も良い。なお、センタ局100は施設局200aの操作
をオンラインですることができ、データベース等のリモ
ートメンテナンスを行うことができる。
【0012】次に、病院等に設けられた施設局200a
の動作について説明する。図3は施設局200aの動作
を模式的に示す図である。同図に示すようにセンタ局1
00から送信された血球試薬情報を用い、患者の検査結
果解析と検査結果の履歴管理等を行う。また、血液検査
としては血液型ABD、DAT(直接抗グロブリン試
験)、Rh−hr因子、不規則性抗体検査、交差適合試
験、抗体同定の検査の判定を行うことができる。これら
については詳細に後述する。
【0013】施設局200aはセンタ局100から配信
された抗原組成情報を含む血球試薬情報をモデム204
aによって受信するかあるいはフロッピディスクで受け
取り、この血球試薬情報から必要な情報が抽出されて血
球試薬情報データベースに格納される。また、検体受付
登録処理として患者(受血者)情報、検体情報を登録
し、検査依頼項目を設定する。また、試薬カセットの使
用予約を行う。なお、試薬カセットに関する情報はバー
コードリーダ203aでバーコードを読むことによって
入力する。
【0014】図4は試薬カセット400の一例を示す図
である。同図に示すように、この試薬カセット400に
はカラム401〜406が設けられている。カラム40
1からカラム403には抗A抗体、抗B抗体、抗D抗体
の抗血清試薬がそれぞれ封入されており、カラム404
からカラム406にはそれぞれ異なるリン酸緩衝液が封
入されている。さらにこの試薬カセット400には試薬
カセット400を特定するID番号、カラム401〜4
06に封入される抗血清試薬を特定するID番号等がバ
ーコードで記録されている。この試薬カセット400で
は検体として血球を各カラム401〜406に注入して
遠心分離装置等で遠心操作を施した後の凝集の状態が検
査の結果となる。また、凝集の状態が明確となるように
各カラム401〜406には微粒子状のガラスビーズが
入れられており、ガラスビーズのフィルタ効果によって
凝集した赤血球は捕られる。一方、非凝集血球はビーズ
の間をくぐり抜けてカラム401〜406の最下層に沈
降する。
【0015】図5に示す試薬カセット500は図4と同
様の試薬カセットであるがカラム501〜506には多
特異クームス試薬(抗体IgG抗体、抗C3b抗体、抗C
3d抗体の混合物)が封入されており、血球試薬と患者の
血球とを注入して凝集の状態を調べることで血液検査の
結果がわかるようになっている。なお、510には図4
のバーコード410と同様のバーコードが印刷されてい
る。
【0016】すなわち、施設局200aでは試薬カセッ
トの情報はバーコード410,510をバーコードリー
ダ203aで読むことによって入力する。また、施設局
200aで検体検査の結果の入力は試薬カセット40
0,500の検査の結果、すなわち、試薬カセット40
0,500の各カラム401〜406,501〜506
の凝集の状態を入力する。この入力は検査者が目で見て
入力する。なお、CCDカメラ等を有する画像読取装置
205aでカラム部分を撮影して画像処理により凝集の
状態を自動的に入力するようにしてもよい。この場合に
は検査の結果はカラム401〜406,501〜506
の色の変化等による画像処理アルゴリズムに基づいて検
査結果が判定されてこの検査結果は端末コンピュータ2
01aに送られる。このようにして検体検査の結果を入
力して血液型ABD、DAT(直接抗グロブリン試
験)、Rh−hr因子、交差適合試験の結果の判定が行
われる。検体検査の結果は患者情報データベース、検体
情報データベースに格納される。なお、各データベース
の検索を行うことが可能である。患者情報データベース
は患者を特定する患者IDとともに患者の情報が格納さ
れるデータベースであり、検体情報データベースは検体
IDとともに検体の情報が格納されるデータベースであ
る。さらに施設局200aでは入力された試薬カセット
400,500の各カラム401〜406,501〜5
06の凝集の状態に基づいて血球試薬情報の抗原組成情
報に消去法を実施し、有力と思われる抗体、否定できな
い抗体を表示する。さらにこのとき同定された抗体の確
率を計算して表示する。さらに抗体の同定処理に追加の
血球試薬が必要な場合には抗原組成情報に基づいて追加
するべき血球試薬の候補を表示する。
【0017】次に、施設局200aの動作についてさら
に詳細に説明する。図6は施設局200aの起動時の処
理を示すフローチャートである。なお、このプログラム
はマイクロソフト社のオペレーティングシステムである
ウインドウズNT上で走るものである。同図に示すよう
に、まず、ウインドウズNTのパスワードを入力し(ス
テップST601)、続いてデータマネージメントプロ
グラム(DMP)のパスワードを入力し(ステップST
602)、これらのパスワードが一致した場合にはメイ
ンメニューが表示される(ステップST603)。メイ
ンメニューで血液入荷処理が選択されるとその処理に移
行する(ステップST604)。メインメニューで検体
受付が選択されるとその処理に移行する(ステップST
605)。メインメニューで結果入力が選択されるとそ
の処理に移行する(ステップST606)。メインメニ
ューで同定処理が選択されるとその処理に移行する(ス
テップST607)。なお、ステップST604からス
テップST607の処理については詳細に後述する。メ
インメニューでユーティリティが選択されると(ステッ
プST608)、データベースのメンテナンスと帳票処
理のどちらかを選択することができる。データベースの
メンテナンスが選択されるとその処理に移行する(ステ
ップST609)。帳票処理が選択されると(ステップ
ST610)、輸血歴検索(ステップST611)、検
査結果検索(ステップST612)、患者情報検索(ス
テップST613)のいずれかを選択可能で、検索条件
を入力すると(ステップST614)、検索が実行され
て画面に表示される(ステップST615、ステップS
T616)。そして印刷をする場合には(ステップST
617)、検索データの印刷が実行される(ステップS
T618)。一方、印刷をしない場合にはステップST
614に戻る。ステップST619で帳票処理が終了す
るとステップST603にもどり、データマネージメン
トプログラムのメインメニューが表示される。なお、ス
テップST603で終了が選択されると(ステップST
620)、ウインドウズNTのメインメニューに戻る。
【0018】図7は図6のステップST604の詳細な
動作を示すフローチャートである。まず、血球が入荷す
ると配送されてきたフロッピディスクに格納された血球
試薬情報を読むか(ステップST701、ステップST
702)、モデム204aによって配信されてきた血球
試薬情報を読むか(ステップST703)が選択され
る。次に、入荷した血球試薬に対する血球試薬情報の配
信日及びロット番号を選択すると(ステップST70
4、ステップST705)、登録の選択が行われ(ステ
ップST706)、登録が行われた場合には終了してデ
ータマネージメントプログラムのメインメニューに戻
る。
【0019】図8は図6のステップST605の詳細動
作を示すフローチャートである。まず新規検体である場
合には(ステップST801)、患者のIDを入力して
患者の名前、生年月日等の患者情報を登録する(ステッ
プST802、ステップST803)。次に、検体ID
を入力して抗凝固剤等を入れたか入れないか等の検体情
報を入力して(ステップST805)、依頼項目を入力
する(ステップST806)。一方、既登録検体の登録
の場合には患者IDを入力して(ステップST80
8)、患者情報の追加、変更がある場合には患者情報の
登録処理(ステップST809、ステップST810)
を実行し、検体IDの登録(ステップST811)を行
って依頼項目の入力(ステップST806)に移行す
る。引き続き、使用する試薬カセットの登録処理を実行
し(ステップST812からステップST815)、そ
の他の患者情報の追加、変更が無ければ(ステップST
816、ステップST817)、終了する場合にはメイ
ンメニューに戻り、終了しない場合にはステップST6
05に戻る(ステップST818)。なお、患者情報の
追加、変更処理を行わない場合には検体IDを入力して
検体情報を入力し(ステップST819、ステップST
820)、さらに依頼項目及びカセットの登録処理(ス
テップST821からステップST825)が実行され
る。
【0020】図9は図6のステップST606の詳細な
処理の動作を示すフローチャートである。まず、手入力
あるいはバーコードリーダを用いて試薬カセットのID
の入力を行う(ステップST901、ステップST90
2)。なお、試薬カセットIDとともに試薬カセットに
関する情報は試薬カセットデータベースに格納されて検
索可能になっている。試薬カセットが登録済みであると
検体情報入力画面の表示を行い(ステップST90
3)、検査結果の入力を行う(ステップST904)。
この結果を登録しない場合にはABD、Rh−hr、D
ATの血液検査の判定が行われる(ステップST90
6)。この各検査の判定動作については詳細に後述す
る。これらの血液検査の結果、異常反応がある場合(ス
テップST907)には考えられる原因が表示される。
この各検査における異常のパターンと異常の原因は関連
づけられて施設局200aのコンピュータ201aのハ
ードディスクに構築された異常原因データベースにされ
ており、この異常原因データベースが検索されて可能性
のある異常原因が表示される(ステップST908)。
また、ステップST905で結果入力を登録するか、ス
テップST907で異常反応が無いと判断された場合に
は、未入力カセットがあるか否かを入力し(ステップS
T909)、ある場合にはステップST901に戻る。
一方、無い場合には専用ダイアログウインドウが表示さ
れる(ステップST910)。このウインドウから交差
適合・不規則性抗体ダイアログウインドウの表示(ステ
ップST911)と抗体同定処理初期画面の表示(ステ
ップST912)が選択できる。なお、検査結果の入力
には検体受付登録画面の表示(ステップST913)か
ら検体情報画面の表示(ステップST914)に移行す
ることができる。そして、プルダウンリストによってカ
セットIDの入力を行い(ステップST915)、その
後にステップST904に移行して検査結果の入力をす
ることもできる。
【0021】図10は検体検査結果を入力する画面を示
す図である。同図の中央部に示すようにカセットの各カ
ラムの検査結果を入力して登録するようになっている。
検査結果は凝集の程度により、「0」、「W+」、「1
+」、「2+」、「3+」、「4+」のいずれかで示さ
れる。
【0022】図11、図12は図6のステップST60
7の抗体同定処理の詳細な動作を示すフローチャートで
ある。メインメニューから検体IDを入力する(ステッ
プST1101)か、検査結果入力画面の表示(ステッ
プST1102)から移行してくるかしたのち、同定モ
ードの入力を行う(ステップST1103)。この後、
使用血球試薬の選択、判定を消去法を用いて実施する
(ステップST1104からステップST1106)。
この同定処理は主に不規則性抗体のスクリーニングを主
な目的としたもので少ない数の血球試薬を用いて抗体同
定が行われる。このとき、ステップST1107にて有
力な抗体パターンの一致があった場合には抗体の確率の
値p-Value を計算し、この確率の意義および計算式等が
表示される(ステップST1108、ステップST11
09)。有力な抗体パターンの一致が無い場合には該当
が無い原因が表示される(ステップST1110)。
【0023】次に継続を選択すると(ステップST11
11)、使用血球試薬の選択を実施する(ステップST
1112)。この使用血球試薬の選択では施設が保持し
ている血球試薬が表示されて検査者がその中から選択で
きるようになっている。したがって血球試薬の選択を容
易にすることができる。そして選択された血球試薬を使
用して検査を行い、抗体同定の判定を消去法を用いて実
施する(ステップST1113、ステップST111
4)。そして、ステップST1115にて有力な抗体パ
ターンの一致があった場合には抗体の確率の値p-Value
を計算し、この確率の意義および計算式等が表示される
(ステップST1116、ステップST1117)。有
力な抗体パターンの一致が無い場合には該当が無い原因
が表示される(ステップST1118)。
【0024】次に継続を選択すると(ステップST11
19)、抗原タイピングを実施するか否かが選択され
(ステップST1120)、実施する場合には、まだ否
定できない抗体の抗原の抗原タイピングを実行してタイ
ピング結果を入力する(ステップST1121)。この
抗原タイピングの結果を考慮して抗体の同定が実行され
る(ステップST1122)。この場合、抗原のタイピ
ングによってある否定できない抗体に対応する抗原が特
定されれば、その抗体はほぼ否定できると判断される。
そして、ステップST1123にて有力な抗体パターン
の一致があった場合には抗体の確率の値p-Value を計算
し、この確率の意義および計算式等が表示される(ステ
ップST1124、ステップST1125)。有力な抗
体パターンの一致が無い場合には該当が無い原因が表示
される(ステップST1126)。
【0025】次に継続を選択すると(ステップST11
27)、使用すべき血球試薬の選択を行う(ステップS
T1128)。この使用血球試薬の選択では消去しきれ
ない抗体のうちのどれか1つのみが陽性なものとすべて
が陰性であるような血球試薬の組み合わせの候補が表示
されて検査者がその中から選択して検査を実施する。こ
のため次に使用すべき血球試薬の選択を容易にすること
ができる。そして選択した血球試薬を用いて検査を実行
した結果を入力する(ステップST1129)。そして
検査の判定を消去法を用いて実施する(ステップST1
130からステップST1131)。このとき有力な抗
体パターンの一致があった場合には(ステップST11
32)、抗体の確率の値p-Value を計算し、この確率の
意義および計算式等が表示される(ステップST113
3、ステップST1134)。有力な抗体パターンの一
致が無い場合には該当が無い原因及び判定不能事由が選
択されて表示される(ステップST1135、ステップ
ST1136)。ステップST1134及びステップS
T1136からはステップST1137に移行し、抗体
同定の結果が保存されて(ステップST1137)、終
了する。
【0026】図13は抗体同定が抗原組成情報(アンチ
グラム(商標))を参照して消去法を用いて行われた画
面を示している。同図の下部に表示されているように有
力と思われる抗体及び否定できない抗体が確率とともに
表示されている。
【0027】図14は図13で示した抗体同定処理に加
えてさらに追加の血球試薬によって抗体同定処理を行っ
た場合の画面を示している。図14に示すように有力と
思われる抗体と否定できない抗体は図13に示すものと
は異なっていることがわかる。さらに図14で示す画面
には抗体Eの確率をどのように求めたかが表示できるよ
うになっている。すなわち、抗体の同定の確率は図14
の確率計算過程のウインドウの最終行に示される計算式
にしたがって計算される。
【0028】図15は図9に示すステップST906の
血液検査の判定のうちでABO型判定の動作を示すフロ
ーチャートである。図15に示すようにまず、オモテ試
験とウラ試験のそれぞれに対して正常反応であるか異常
反応であるかが判定される(ステップST1501、ス
テップST1502、ステップST1503)。そして
それぞれの試験の結果の組み合わせに対してオモテ試験
とウラ試験の一致が確認される(ステップST1504
からステップST1507)。ここでオモテ試験とは血
球側での判定であって、抗A血清(B型血清)と抗B血
清(A型血清)とを用いて患者の血球表面のA抗原・B
抗原の有無を判定する。ウラ試験とは血清側の判定であ
って、標準的なA型血球とB型血球とを用いて患者の血
清中に存在する抗A・抗B抗体の有無を判定するもので
ある。そしてオモテ試験とウラ試験とが正常反応を示
し、オモテ試験とウラ試験が一致した場合のみ判定を確
定とする(ステップST1508)。オモテ試験とウラ
試験の判定が一致しない場合には判定は保留として(ス
テップST1509、ステップST1511)、オモテ
試験、ウラ試験の不一致の主な原因を表示する(ステッ
プST1513)。オモテ試験、ウラ試験の結果は一致
したが、少なくともどちらか一方の試験が正常反応を示
さなかった場合には仮判定とし(ステップST151
0、ステップST1512)、異常反応が生じる主な原
因を表示する(ステップST1514)。
【0029】図16は図9に示すステップST906の
血液検査の判定のうちでRho(D)検査の判定の動作
を示すフローチャートである。この検査ではD抗原を持
っている人の血液をRh(+)、持っていない人の血液
をRh(−)という。図16に示すように、まず、試薬
カセットの抗Dカラムの反応が陽性であり(ステップS
T1601)、さらに強陽性であり(ステップST16
02)、コントロールカラムの反応が陰性である場合に
は(ステップST1603)、Rho(D)検査が陽性
であると確定する(ステップST1604)。ステップ
ST1602で強陽性反応では無い場合で、コントロー
ルカラムの反応が陰性である場合には(ステップST1
605)、陽性の仮判定として(ステップST160
6)、弱反応が生じる主な原因を表示する(ステップS
T1607)。ステップST1601で抗Dカラムの反
応が陰性でコントロールカラムの反応が陰性であった場
合には(ステップST1608)、陰性の仮判定として
(ステップST1609)、Du試験の必要性を表示し
(ステップST1610)、ステップST1607に移
行して弱反応が生じる主な原因を表示する。ステップS
T1603、ステップST1605、及びステップST
1608でコントロールカラムの反応が陽性である場合
にはRho(D)検査の判定は不能とし(ステップST
1611)、自己対照(コントロール)が陽性となる主
な原因を表示する(ステップST1612)。
【0030】図17は図9に示すステップST906の
血液検査の判定のうちでRh−hr検査の判定を示すフ
ローチャートである。まず、Rh−hr試験カラムの反
応が正常であり(ステップST1701)、コントロー
ルカラムの反応が陰性(ステップST1702)であっ
た場合にはRh−hr検査の判定は確定とし(ステップ
ST1703)、Rhフェノタイプと日本人における血
液型頻度を表示する(ステップST1704)。ステッ
プST1701のRh−hr試験カラムが正常反応では
無かった場合でコントロールカラムの反応が陰性であっ
た場合には(ステップST1705)、Rh−hr検査
の結果は仮判定として(ステップST1706)、仮の
Rhフェノタイプを表示する(ステップST1707)
とともに弱反応が生じる主な原因を表示する(ステップ
ST1708)。ステップST1702またはステップ
ST1705でコントロールカラムの反応が陽性の場合
にはRh−hr検査の結果は不能として(ステップST
1709、ステップST1710)、自己対照(コント
ロール)が陽性となる主な原因を表示する(ステップS
T1711)。
【0031】図18は図9に示すステップST906の
血液検査の判定のうちで直接抗グロブリン試験(DA
T)の判定の動作を示すフローチャートである。抗グロ
ブリン試験は患者の体内ですでに抗原抗体反応が起こっ
ているかどうかを確認するための検査である。まず、試
薬カセットのカラムの反応が陽性であると(ステップS
T1801)、コントロールカラムの反応が調べられ
る。そしてコントロールカラムが陰性であれば(ステッ
プST1802)、直接抗グロブリン試験は陽性である
と判定される(ステップST1803)。その後、解離
試験を実施すべきであるという警告を表示する(ステッ
プST1804)。そして、この試験を終了する場合に
は(ステップST1805)、メインメニューに戻り、
終了しない場合にはステップST1801に戻る。ステ
ップST1802でコントロールカラムが陽性であった
場合には検査の結果を保留する(ステップST180
6)。その後、多特異クームスによる試験とIgGクー
ムスによる試験とのうちの少なくとも一方が陽性である
場合には(ステップST1807)、ステップST18
04に移って解離試験を実施すべきであるという警告を
表示する。ステップST1807で多特異クームスによ
る試験とIgGクームスによる試験との両方が陰性の場
合にはステップST1805に移行し、終了するか否か
の選択が行われる。一方、ステップST1801で試薬
カセットのカラムが陰性であった場合にはコントロール
カラムの反応が調べられ、コントロールカラムが陰性で
ある場合には(ステップST1808)、直接抗グロブ
リン試験は陰性であると判定されて(ステップST18
09)、ステップST1805に移行する。一方、ステ
ップST1808でコントロールカラムが陽性である場
合には、直接抗グロブリン試験の結果は保留とされ(ス
テップST1810)、コントロールカラムが陽性とな
る主な原因が表示されて(ステップST1811)、ス
テップST1805に移行する。
【0032】なお、抗原抗体反応が現在起こっているも
のであるか過去に起こったものであるか等を特定するた
めにはモノスペシフィックカセット及びポリスペシフィ
ックカセットを用いる。
【0033】図19は図9のステップST911で表示
された交差適合・不規則性抗体ダイアログウインドウで
交差適合検査を選択した場合の検査の結果の判定の動作
を示すフローチャートである。交差適合試験とは輸血用
血液と患者の血液が混合された場合、患者体内で起こり
うる抗原抗体反応をカセット内で再現し、凝集が起きな
いことを確認する検査である。
【0034】まず、この交差適合検査で自己対照がある
か無いかの判定が成される(ステップST1901)。
これは施設局200aのプログラムのコンフィギュレー
ションで予め設定されているものである。自己対照があ
る場合には、本試験が陽性である場合には(ステップS
T1902)、自己対照の検査の結果が調べられ、自己
対照が陽性である場合には(ステップST1903)、
自己対照陽性の原因を表示して(ステップST190
4)、終了しメインメニューに戻る。ステップST19
03で自己対照が陰性である場合にはそのまま終了し、
メインメニューに戻る。さらに、ステップST1902
で本試験が陰性である場合には、自己対照が陽性である
場合には(ステップST1905)、ステップST19
04に移行し、自己対照陽性の原因を表示する。ステッ
プST1905で自己対照が陰性の場合には、交差適合
試験には正確さに限界がある旨の表示を行い(ステップ
ST1906)、施設局200aのプリンタ202aに
よって交差適合証の印刷をして(ステップST190
7)、終了し、メインメニューに戻る。一方、ステップ
ST1901で自己対照がない場合には、本試験で陽性
であった場合には(ステップST1908)、そのまま
終了し、陰性であった場合にはステップST1906に
移行し、交差適合試験の限界が表示されて交差適合証が
印刷される(ステップST1907)。
【0035】図20は図9のステップST911で表示
された交差適合・不規則性抗体ダイアログウインドウで
不規則性抗体検査を選択した場合の検査の結果の判定の
動作を示すフローチャートである。不規則性抗体(スク
リーニング)検査は供血者、患者、妊婦血清中に含まれ
る輸血副作用、新生児溶血性疾患をおこす可能性のある
抗体を抗原組成の予めわかっているO型血球を用い、事
前に高感度に検出するための検査である。血球試薬と患
者の血清により凝集反応を調べる。凝集があった場合に
は抗体の同定を行う。
【0036】まず、この不規則性抗体検査で自己対照が
あるか無いかの判定が成される(ステップST200
1)。これは施設局200aのプログラムのコンフィギ
ュレーションで予め設定されているものである。自己対
照がある場合には、本試験が陽性である場合には(ステ
ップST2002)、自己対照の検査の結果が調べら
れ、自己対照が陽性である場合には(ステップST20
03)、自己対照陽性の原因を表示する(ステップST
2004)。その後さらに解離試験同定処理をすべきで
あるとの指示を表示して(ステップST2005)、終
了してメインメニューに戻る。ステップST2003で
自己対照が陰性である場合には抗体の同定処理の指示を
表示して(ステップST2006)終了し、メインメニ
ューに戻る。さらに、ステップST2002で本試験が
陰性である場合には、自己対照が陽性である場合には
(ステップST2007)、ステップST2004に移
行し、自己対照陽性の原因を表示する。ステップST2
007で自己対照が陰性の場合には、偽陰性の可能性が
ある旨の表示を行い(ステップST2008)、終了し
てメインメニューに戻る。一方、ステップST2001
で自己対照がない場合で、本試験で陽性であった場合に
は(ステップST2009)、抗体の同定処理の指示を
表示して(ステップST2010)、終了してメインメ
ニューに戻る。ステップST2009で陰性であった場
合にはステップST2008に移行し、偽陰性の可能性
が表示される。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明では血球試薬の抗
原組成情報が病院などの施設に設けられた施設局にデー
タ伝送路を介して伝送され、この抗原組成情報に基づい
て輸血検査の結果の解析が行われるので、容易に客観的
で正確な輸血適合性の判定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の輸血検査システムの構成
を示す図である。
【図2】血球試薬及び試薬カセットの各施設への発送
と、センタ局が行う血球試薬及び試薬カセットの抗原組
成情報の転送についての動作を模式的に示す図である。
【図3】施設局の動作を模式的に示す図である。
【図4】試薬カセットの一例を示す図である。
【図5】試薬カセットの一例を示す図である。
【図6】図6は施設局の起動時の処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】血球入荷の詳細な動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】検体受付の詳細動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】検査結果入力の詳細な処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】検体検査結果を入力する画面を示す図であ
る。
【図11】図6の抗体同定処理の詳細な動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図6の抗体同定処理の詳細な動作を示す図1
1の続きのフローチャートである。
【図13】抗体同定が抗原組成情報を参照して消去法を
用いて行われた画面を示す図である。
【図14】図13で示した抗体同定処理に加えてさらに
追加の血球試薬によって抗体同定処理を行った場合の画
面を示す図である。
【図15】ABO型判定の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】Rho(D)検査の判定の動作を示すフロー
チャートである。
【図17】Rh−hr検査の判定を示すフローチャート
である。
【図18】抗グロブリン試験(DAT)の判定の動作を
示すフローチャートである。
【図19】交差適合検査の結果の判定の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図20】不規則性抗体検査を選択した場合の検査の結
果の判定の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 センタ局 110 ホストコンピュータ 150,204a モデム 200a 施設局 201a 端末コンピュータ 203a バーコードリーダ 205a 画像読取装置 300 公衆電話回線 400,500 試薬カセット 401,402,403,404,405,406,5
01,502,503,504,505,506 カラ
ム 410,510 バーコード(データエリア)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−11862(JP,A) 特開 平2−279056(JP,A) 特公 平8−7215(JP,B2) 国際公開95/033996(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/49 G01N 33/50

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液試薬に関する抗原組成情報を有する
    センタ局と、血球試薬を用いて輸血検査を実施する輸血
    検査施設に設けられた前記センタ局とデータ伝送路で接
    続されている施設局とを具備する輸血検査解析システム
    であって、 前記センタ局は、前記輸血検査施設に配送する血球試薬
    の抗原組成情報を入力する抗原組成情報入力手段と、入
    力された抗原組成情報を前記施設局に前記データ伝送路
    を介して転送する抗原組成情報転送手段とを備え、 前記施設局は、前記センタ局から転送されてきた抗原組
    成情報を受信する抗原組成情報受信手段と、前記抗原組
    成情報受信手段によって受信された前記抗原組成情報を
    格納する格納手段と、前記血球試薬を用いて実行した輸
    血検査の結果を入力する輸血検査結果入力手段と、前記
    輸血検査結果入力手段から入力された輸血検査の結果と
    前記格納手段に格納されている抗原組成情報から前記輸
    血検査の解析を行う輸血検査解析手段とを備え前記輸血検査解析手段は、前記抗原組成情報と前記輸血
    検査の結果に基づいて被検査血清中の抗体を同定して表
    示する抗体同定手段を備え、該抗体同定手段は、前記同
    定された抗体の確率及び、否定できない抗体の確率を前
    記抗原組成情報と前記輸血検査の結果に基づいて算出し
    て表示し、否定できない抗体がある場合に前記抗原組成
    情報に基づいて追加の輸血検査に用いるべき血球試薬の
    候補を特定して表示する 輸血検査解析システム。
  2. 【請求項2】 前記輸血検査解析手段は、血液を患者に
    輸血した場合に、抗原抗体反応により凝集が起きないこ
    とを確認する交差適合判定手段と、前記交差適合判定手
    段による判定の結果、陰性であると判定された場合には
    交差適合証を印刷する印刷手段とを有する請求項1記載
    輸血検査解析システム。
  3. 【請求項3】 前記輸血検査解析手段は、前記輸血検査
    の結果が異常を示す場合に、異常パターンと異常パター
    ンに対応する考えうる原因とが関連付けられて格納され
    ている異常原因データベースを参照して前記異常に対し
    て考えうる原因を表示する異常原因表示手段を有する請
    求項1記載の輸血検査解析システム。
  4. 【請求項4】 前記輸血検査結果入力手段は、試薬カセ
    ットの複数のカラムの画像を取り込む画像入力手段を備
    え、前記輸血検査解析手段は、前記画像入力手段によっ
    て入力された画像に基づいて検査結果を判断する検査結
    果判断手段を有する請求項1記載の輸血検査解析システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記試薬カセットは、前記試薬カセット
    を特定する試薬カセットIDが書き込まれたデータエリ
    アを有し、前記施設局は輸血検査に使用した試薬カセッ
    トの試薬カセットIDとともに試薬カセットに関する情
    報を格納する血球試薬情報データベースと、輸血により
    血液を受ける患者を特定する患者IDとともに患者に関
    する情報を格納する患者情報データベースと、前記輸血
    検査のために使用された検体に関する情報を検体IDと
    ともに格納する検体情報データベースと、これらのデー
    タベースを検索するデータベース検索手段とを有する
    求項4記載の輸血検査解析システム。
  6. 【請求項6】 血球試薬を用いて輸血検査の解析を行う
    輸血検査解析の方法であって、 前記血球試薬に関する抗原組成情報を有するセンタ局か
    ら前記抗原組成情報を輸血検査施設に設けられた施設局
    にデータ伝送路を介して送信する工程と、 前記施設局において前記データ伝送路を介して前記抗原
    組成情報を受信する工程と、 前記輸血検査施設において前記血球試薬を用いて輸血検
    査を行う工程と、 前記施設局において受信された前記抗原組成情報と前記
    輸血検査の結果とから前記輸血検査の解析を行う工程と
    を備え前記輸血検査の解析を行う工程は前記抗原組成情報と前記輸血検査の結果に基づいて被検
    査血清中の抗体を同定して表示する抗体同定工程を備
    え、該抗体同定工程は、前記同定された抗体の確率及
    び、否定できない抗体の確率を前記抗原組成情報と前記
    輸血検査の結果に基づいて算出して表示し、否定できな
    い抗体がある場合に前記抗原組成情報に基づいて追加の
    輸血検査に用いるべき血球試薬の候補を特定して表示す
    輸血検査解析の方法。
  7. 【請求項7】 前記センタ局から前記抗原組成情報をコ
    ンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して前記施
    設局に配送する工程と、前記施設局において前記データ
    伝送路が使用できない場合に前記記録媒体に格納された
    前記抗原組成情報と前記輸血検査の結果とに基づいて前
    記輸血検査の解析を行う工程とを備える請求項6記載の
    輸血検査解析の方法。
JP10411096A 1996-03-29 1996-03-29 輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法 Expired - Fee Related JP3466815B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10411096A JP3466815B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法
PCT/JP1997/001130 WO1997037231A1 (en) 1996-03-29 1997-03-31 Blood transfusion test analyzing system and method for analyzing blood transfusion test
AU21773/97A AU2177397A (en) 1996-03-29 1997-03-31 Blood transfusion test analyzing system and method for analyzing blood transfusion test

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10411096A JP3466815B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09269324A JPH09269324A (ja) 1997-10-14
JP3466815B2 true JP3466815B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=14371998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10411096A Expired - Fee Related JP3466815B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3466815B2 (ja)
AU (1) AU2177397A (ja)
WO (1) WO1997037231A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110318404A1 (en) * 2009-01-27 2011-12-29 Alon Kushnir Wound Dressing, Methods and Apparatus For Making Same and Storage and Use Thereof

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0061541A1 (en) * 1981-03-27 1982-10-06 Biospecia Limited Immunological analysis and a biochemical agent therefor
US4873633A (en) * 1985-10-18 1989-10-10 Cetus Corporation User controlled off-center light absorbance reading adjuster in a liquid handling and reaction system
US4838275A (en) * 1985-11-29 1989-06-13 Lee Arnold St J Home medical surveillance system
US5036852A (en) * 1989-12-08 1991-08-06 Leishman Mark L Medical equipment monitor apparatus and method
CA2055095C (en) * 1990-11-09 2003-05-13 Johnna B. Hawk Column agglutination assay and device
US5437278A (en) * 1992-01-10 1995-08-01 Wilk; Peter J. Medical diagnosis system and method
US6319665B1 (en) * 1994-06-07 2001-11-20 Inverness Medical Technology, Inc. Home test kit and method with telephone verification of results

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09269324A (ja) 1997-10-14
WO1997037231A1 (en) 1997-10-09
AU2177397A (en) 1997-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Boelaert et al. Rapid tests for the diagnosis of visceral leishmaniasis in patients with suspected disease
US9619627B2 (en) Systems and methods for collecting and transmitting assay results
Petz A physician's guide to transfusion in autoimmune haemolytic anaemia
AU2018201047A1 (en) Systems and methods for collecting and transmitting assay results
US20140335505A1 (en) Systems and methods for collecting and transmitting assay results
EP2280358A1 (en) A urine work area manager and a urine work area
Novaretti et al. Comparison of conventional tube test with diamed gel microcolumn assay for anti‐D titration
US6653139B1 (en) On-site drug testing method
JP4648250B2 (ja) 分析装置、分析方法および分析プログラム
JP2011008820A (ja) 医療行為、手法、および製品選択における変更の妥当性を検査するための方法およびシステム
US20170329935A1 (en) Systems and Methods for Collecting and Transmitting Assay Results
JP3355192B2 (ja) 血液検査解析装置、血液検査用印刷装置および試薬カセット撮影装置
JP6791170B2 (ja) 分析装置、分析方法、および、分析システム
WO2020174895A1 (ja) 管理システム
JP3466815B2 (ja) 輸血検査解析システムおよび輸血検査解析の方法
JP6767954B2 (ja) 臨床検査装置及びシステム
EP3945527A1 (en) Test result auto verification
JP3624163B2 (ja) 血液型判定支援システム及びその動作方法
Shukla et al. Considerations for endpoint titer determination in syphilis testing using newly marketed, automated Rapid Plasma Reagin instruments
Nunn et al. Computer-assisted quality assurance in an HIV serology laboratory
McVoy et al. Point-of-care testing and physician office laboratories
US20110016133A1 (en) Device and method for selecting an analyzing instrument for use in a medical examination
White Pre‐transfusion testing
Daniel et al. A comparison of column agglutination and solid phase red cell adherence technologies for red cell antibody detection
Mintz et al. Application of the inverness blood grouping system for semiautomated ABO and D testing of patents’ samples

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030722

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees