JP3465029B2 - 高周波誘導熱プラズマ装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装置 - Google Patents

高周波誘導熱プラズマ装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装置

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JP3465029B2 JP22751693A JP22751693A JP3465029B2 JP 3465029 B2 JP3465029 B2 JP 3465029B2 JP 22751693 A JP22751693 A JP 22751693A JP 22751693 A JP22751693 A JP 22751693A JP 3465029 B2 JP3465029 B2 JP 3465029B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、管内に適宜な圧力のガ
スを供給し、管の外側に配置した誘導コイルに高周波を
供給することにより管内にプラズマを発生させるように
した高周波誘導プラズマ装置を用いて有機ハロゲン化合
物を分解するようにした高周波誘導熱プラズマ装置を用
いた有機ハロゲン化合物の分解装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図1は、例えば特開平3−90172号
に開示されている高周波誘導プラズマ装置を用いたフロ
ンなどの有機ハロゲン化合物の分解処理装置を示してお
り、誘導プラズマトーチ1は、石英等の絶縁性物質で形
成された円筒状の管2、ガスリング3および管2の周囲
に巻回された誘導コイル4等によって構成されている。
ガスリング3には、リング状の溝5が穿たれており、そ
の溝5の外側にはリング状のプレート6が溶接される。
リング状のプレート6には、多数の微小孔7が穿たれて
おり、又、溝5は、ガスリング3内部に穿たれた孔8の
一端が接続されている。孔8の他端は、ガスリング3の
上部において、管9に接続されている。 【0003】管9は、途中で分岐しており、一方は第1
の容器110内部に、他方は、第2の容器111内部に
導入されている。第1の容器110内には、分解される
べきフロン113の如き液状の有機ハロゲン化合物11
2が入れられている。第1の容器110内の有機ハロゲ
ン化合物の中には、キャリアガス供給管113の一端が
挿入されている。キャリアガス供給管113の他端は、
フローコントローラ114を介して、アルゴンガス源1
15に接続されている。第2の容器111内には、水1
16が入れられており、この水116の中には、キャリ
アガス供給管117の一端が挿入されている。キャリア
ガス供給管117の他端は、フローコントローラ118
を介してアルゴンガス源115に接続されている。 【0004】管9の途中には、切換バブル119が設け
られている。切換バルブ119は、第1の容器110と
第2の容器111からのガスと、アルゴンガス源14か
らのガスとを切換えてガスリング3に穿たれた孔8に導
くようにしている。アルゴンガス源14からのガス流量
は、フローコントローラ121によって制御される。 【0005】プラズマトーチ1を構成する円筒状の管2
の下部には開口122が設けられており、この開口12
2には排気管123が接続されている。排気管123
は、排気されるガスの中に含まれている粉末物質をトラ
ップするサイクロン124に接続されている。サイクロ
ン124を通過した排気ガスは、管125に導かれる
が、管125は、内部にアルカリ性水溶液、例えば、水
酸化カリウム(KOH)16が入れられた容器17内に
導入されている。容器17の上部には、内部気体の排出
管128が設けられており、この排出管128は、内部
にアルカリ性固体、例えば、酸化カルシウム(CaO)
129が入れられた容器130の下部につながれてい
る。容器130の上部には、内部の酸化カルシウム12
9の間を通過した気体の排出管131が設けられてい
る。 【0006】このように構成された装置の動作を説明す
れば以下の通りである。装置の初期状態においては、管
9の途中に設けられた切換バルブ119を操作し、アル
ゴンガス源14からのアルゴンガスがガスリング3の孔
8を介して溝5内に供給されるようにする。溝5へのア
ルゴンガスの供給により、アルゴンガスは、プレート6
に設けられた多数の微小孔7から円筒状の管2内部に噴
出される。この状態で、誘導コイル4に高周波を供給し
図示外の点火機構により、プラズマPを着火する。 【0007】その後、切換バルブ119を切換え、アル
ゴンガス源14からのアルゴンガスに代え、第1の容器
110と第2の容器111からのガスがガスリング3の
孔8を介して溝5内に供給されるようにする。第1の容
器110においては、内部の有機ハロゲン化合物溶液1
12中に、アルゴンガス源115に接続されているキャ
リアガス供給管113が挿入されており、有機ハロゲン
化合物112内に開放された管113の端部から、フロ
ーコントローラ114によって適宜な流量にされたアル
ゴンガスが噴出される。この結果、有機ハロゲン化合物
は、アルゴンガスのバブリングにより、蒸気となってガ
スの中に含まされ、第1の容器110内から管9の中に
排出される。また、第2の容器111においては、内部
の水116の中にアルゴンガス源115に接続されてい
るキャリアガス供給管117が挿入されており、水11
6の中に開放された管117の端部から、フローコント
ローラ118によって適宜な流量にされたアルゴンガス
が噴出される。この結果、水は、アルゴンガスのバブリ
ングにより、蒸気となってガスの中に含まされ、第1の
容器111内から管9の中に排出される。 【0008】管9の途中の分岐部Jで有機ハロゲン化合
物の蒸気を含んだアルゴンガスと、水蒸気を含んだアル
ゴンガスは混合され、混合ガスは、ガスリング3の孔8
を介して溝5中に導入される。混合ガスは、溝5から、
プレート6に設けられた多数の微小孔7を通って管2内
に噴き出され、プラズマフレームP中に導入される。こ
のとき、プラズマの温度は1万度〜1万5千度になって
おり、プラズマフレームP中に導入された有機ハロゲン
化合物及び水は、高温により高い効率で分解して下記に
示す化学反応をする。 【0009】有機ハロゲン化合物としてトリクロロフル
オロメタン(フロン−11…CCl 3 F)をプラズマ中
で分解させた場合、水との間で、次の反応が生じる。 CCl3 F+2H2 O=CO2 +3HCl+HF 分解された分子を含む排出ガスは、管2の底部の開口1
22から排出管123を通って、サイクロン124内に
導かれる。このとき、フロン−11に比べて水が少ない
と過剰の炭素を生じるが、このサイクロン124内で、
排出ガス中に含まれている炭素等の微粉末はトラップさ
れる。サイクロン124を通ったガスは、管125から
容器17の内部の水酸化カリウム水溶液16中に導入さ
れる。この溶液16中に排出ガスを通すことによって、
HCl,HF等の酸を含む排出ガスは中和される。中和
されたガスは、容器126の底部から排出管128を通
って、容器130内部に導入され、容器130内部の酸
化カルシウム129によって脱水される。脱水されたガ
スは、安定な、環境に影響をほとんど与えない化合物で
あり、適宜大気中に放出される。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上記した高周波誘導プ
ラズマ装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解方式は、
フロン12(沸点…29.8℃)のような低沸点物質を
分解する場合にはガス化が容易なために都合の良い方式
である。しかしながら、フロン113(沸点…47.5
℃)やポリ塩化ビフェニール(PCB)のような数百度
もの沸点を有する物質をガス化するには問題がある。す
なわち、これらの物質はバブリングでは気化しないの
で、別途加熱手段を設けて気化させなければならない
し、分解すべき物質が通過する配管9やガスリング3の
温度が低いと、分解すべき物質と水蒸気との混合によ
り、配管やガスリング内で物質が凝縮してしまい、最悪
の場合、配管9内にスラッジがたまり、配管9を詰まら
せる原因につながる。また、この凝縮したフロン水溶液
などが霧状になって管2内のプラズマ中に供給される
と、プラズマが非常に不安定となるばかりでなく、凝縮
したフロン水溶液が未分解のままで排出されるという問
題点も発生する。従って、フロン水溶液が供給される配
管9部分をくまなく高温に加熱させる必要が生じるが、
配管9のつなぎの部分やガスリングのシール部分など加
熱が困難な部分があり、完全に配管9を分解すべき物質
が凝縮しないように高温に加熱することは現実には不可
能と言わざるを得ない。 【0011】また、別の問題として、水蒸気とフロンな
どの分解すべき物質を同じ配管9で供給する場合には、
最初に多量の水蒸気によって配管9内の内圧が高まって
いるため、この配管中の水蒸気中に分解すべき物質を供
給するためには、供給する物質の圧力を水蒸気の圧力以
上にあげる必要がある。そのため、水蒸気と被分解物質
の両方を多量に供給しようとすると、お互いの異常に加
圧させねばならず、場合によっては配管爆発などの危険
な状態を生じさせることもある。 【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、被分解物質の導入配管などの高温
の加熱を必要とせず、被分解物質の凝縮や、配管内部の
異常な加圧を防止することができる高周波誘導熱プラズ
マ装置をを用いた有機ハロゲン化合物の分解装置を実現
するにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明に基づく高周波誘
導熱プラズマ装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装
置は、プラズマ発生用ガスが一端から供給される管と、
管の外側に配置された高周波誘導コイルとを備え、管内
でプラズマを発生させるようにした高周波誘導プラズマ
装置に分解すべき物質と水蒸気とを供給し、プラズマ中
で該物質を分解するようにした高周波誘導熱プラズマ装
置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装置において、水
蒸気と分解すべき物質を別の経路によって高周波誘導プ
ラズマ装置中に導くと共に、高周波誘導プラズマ装置に
おけるプラズマの発生方向を管の軸線方向にすると共に
水平方向以上の上向きとしたことを特徴としている。 【0014】 【作用】本発明に基づく高周波誘導熱プラズマ装置を用
いた有機ハロゲン化合物の分解装置は、水蒸気と分解す
べき物質を別の経路によって高周波誘導プラズマ装置中
に導くと共に、高周波誘導プラズマ装置におけるプラズ
マの発生方向を水平方向以上の上向きとした。 【0015】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明に基づく有機ハロゲン化合
物の分解装置を示しており、図1に示した従来装置と同
一ないしは類似要素には同一番号が付されている。この
実施例で、セラミック管21の底部にガスリング22が
設けられ、管21の上方には耐熱,耐腐食性レンガで形
成されたチャンバー23が配置されている。ガスリング
22の外周部分にはリング状に通路24が設けられ、こ
の通路24は孔25を介して配管26に接続されてい
る。配管26はバルブ27を介して水蒸気ボイラー10
に接続され、また、バルブ28を介してアルゴンガスボ
ンベ14に接続されている。19は、ガスリング22
と、チャンバー23の下部に設けられている導電部材
(図示せず)との間に接続された高電圧発生装置であ
る。 【0016】ガスリング22の中心部には孔29が穿た
れたプローブ30が設けられており、孔29の管21に
向いた開口部はノズル状となっている。また、孔29は
絶縁性チューブ31に接続されているが、チューブ31
はバルブ32を介してフロンなどの被分解液33が入れ
られた容器34内に接続されている。容器34内部に
は、アルゴンガスボンベ35からアルゴンガスが供給さ
れるように構成されている。また、容器34は、重量制
御システム36上に載せられている。チャンバー23の
上部は管37を介してアルカリ水溶液16が入れられた
容器17に接続されている。容器17内のアルカリ水溶
液は、ポンプ38により循環路39を通ってチャンバー
23の途中部分に流される。このような構成の動作を次
に説明する。 【0017】まず初めに、水蒸気ボイラー10中の水蒸
気や配管ライン26,ガスリング22,プローブ30を
水の凝縮温度以上に十分に加熱しておく。また、フロン
などの被分解液33が入れられた容器34とプローブ3
0を絶縁性チューブ31を用いて接続しておく。この
時、絶縁性チューブ31が加熱したプローブ30によっ
て伝熱されないように冷却などを施すことは好ましい。
次にバルブ27,28,32を全て閉じておき、排気管
18,容器17を介してチャンバー23内部を200To
rr程度に減圧する。 【0018】チャンバー23内の圧力が一定になった
後、バルブ28を開き、点火用アルゴンガスをガスリン
グ22の孔25と通路24を介して管21内に導入す
る。その後、図示していない高周波発振機より誘導コイ
ル4に高周波電流を流し、管21内に強磁場を供給す
る。さらに、この時、ガスリング22とチャンバー23
の下部に設けられている導電部材(図示せず)との間に
高電圧発生装置19より初期トリガーを印加し、アルゴ
ンガスを励起し、プラズマを起動する。この時、常にチ
ャンバー23内の圧力が一定となるように自動的な制御
を行うことが望ましい。 【0019】次に誘導コイル4に供給する高周波電力を
上昇させると同時に、バルブ27を開き、水蒸気を徐々
に増加させ、管21内に水蒸気を供給する。この水蒸気
の供給とは逆にバルブ28を徐々に閉め、最終的にアル
ゴンガスを水蒸気に置換し、完全にバルブ28を閉じ
る。この結果、管21内に100%の水蒸気プラズマP
を発生させることができる。この時も、常にチャンバー
23内の圧力が一定となるように自動的な制御を行うこ
とが望ましい。 【0020】上記したように、管21とチャンバー23
内に水蒸気プラズマPを発生させた後、バルブ32を開
けると共に、アルゴンガスボンベ35からアルゴンガス
を容器34中に供給し、容器34内部のフロン液を押し
出し、プローブ30の孔29を介して液状のまま水蒸気
プラズマ中に供給する。この結果、フロンと水蒸気は、
一万度もの熱プラズマにより原子・分子状に分解され、
そして、冷却過程において炭酸ガスや酸性ガスに変換さ
れる。その後、炭酸ガスはそのまま排出し、酸性ガスは
容器17のアルカリ水溶液16と中和させて食塩などの
無公害な物質に変え、排水するかフッ素などを回収して
再利用が図られる。なお、分解すべきフロンの量の制御
は、重量制御システム36で常にフロンの変化量を監視
し、バルブ32やArガス量を制御することによって行
われる。また、チャンバー23内壁が酸性ガスによって
腐蝕されないように、容器17内のアルカリ水溶液がポ
ンプ38によってチャンバー23の途中部分に導かれ、
チャンバー23内壁に吹き付けられている。 【0021】この様に、上記した実施例では、高周波誘
導熱プラズマ装置にそれぞれ別の経路で水蒸気と分解す
べきフロンを供給するようにしているので、水蒸気の圧
力を高めた状態であっても、フロンなどの物質の圧力を
異常に高める必要はなく、容易に熱プラズマ装置内にフ
ロンなどの物質を供給することができ、管などが爆発す
るようなことは防止される。また、フロンなどの被分解
物質を事前に気化せず、液のままプラズマ中に供給する
ようにしたので、被分解物質の配管などを高温に加熱す
る必要がなく、液量制御を容易に行うことができる。 【0022】更に、図1の従来の装置のように、熱プラ
ズマ装置の上方から被分解物質などを供給するタイプに
おいて、液状の被分解物質を直接プラズマ中に供給する
と、被分解物質が分解されない状態で下方に滴下し、分
解されないフロンが外部へ排出される恐れがある。この
ようなことから、上記実施例では、熱プラズマ装置の下
方から水蒸気や分解すべきフロンを供給するように構成
しており、それにより液体状フロンは下方に滴下しなく
なるため、誤って未分解の物質が排出されることは防止
される。 【0023】図3は本発明の他の実施例の要部を示して
いる。この実施例で、図2の実施例と同一ないし類似部
分は同一番号が付されている。この実施例と図2の実施
例と相違する点は、図2の実施例では誘導熱プラズマ装
置において水蒸気や分解すべき物質を下方から供給し、
熱プラズマを上方に向かって発生させているのに対し、
図3の実施例では、水蒸気や分解すべき物質を横方向に
供給し、熱プラズマPを横方向(水平方向)に発生させ
た点である。この横方向にプラズマを発生させても、未
分解の物質が誤って排出される危険は防止される。 【0024】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこの実施例に限定されない。例えば、図2の実施例で
はプラズマを下方から上方に垂直に発生させ、図3の実
施例では、プラズマを水平方向に発生させたが、垂直と
水平の間であれば、いずれの方向に発生させても良い。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づく高
周波誘導熱プラズマ装置をを用いた有機ハロゲン化合物
の分解装置は、水蒸気と分解すべき物質を別の経路によ
って高周波誘導プラズマ装置中に導くと共に、高周波誘
導プラズマ装置におけるプラズマの発生方向を水平方向
以上の上向きとしたので、分解すべき物質の導入経路を
異常に高温に加熱する必要がない。また、被分解物質の
凝縮や、配管内部の異常な加圧を防止することができ
る。更に、液状の被分解物質を直接プラズマ中に導入し
ても該物質が分解されずに排出されることは防止され
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の高周波誘導熱プラズマ装置を用いた有機
ハロゲン化合物の分解装置の概念図である。 【図2】本発明の一実施例である高周波誘導熱プラズマ
装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装置を示す図で
ある。 【図3】本発明の他の実施例である高周波誘導熱プラズ
マ装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装置の要部を
示す図である。 【符号の説明】 21 管 22 ガスリング 23 チャンバー 24 誘導コイル 25 孔 26 配管 29 孔 30 プローブ 31 絶縁性チューブ 33 被分解液 34 容器 35 ガスボンベ 36 重量制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植松 信行 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 小牧 久 東京都昭島市武蔵野3丁目1番2号 日 本電子株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−90172(JP,A) 特開 平2−107387(JP,A) 特開 平6−163519(JP,A) 特開 平4−279178(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 19/08 A62D 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 プラズマ発生用ガスが一端から供給され
    る管と、管の外側に配置された高周波誘導コイルとを備
    え、管内でプラズマを発生させるようにした高周波誘導
    熱プラズマ装置に分解すべき物質と水蒸気とを供給し、
    プラズマ中で該物質を分解するようにした高周波誘導熱
    プラズマ装置を用いた有機ハロゲン化合物の分解装置に
    おいて、水蒸気と分解すべき物質を別の経路によって高
    周波誘導プラズマ装置中に導くと共に、高周波誘導プラ
    ズマ装置におけるプラズマの発生方向を管の軸線方向に
    すると共に水平方向以上の上向きとしたことを特徴とす
    る高周波誘導熱プラズマ装置を用いた有機ハロゲン化合
    物の分解装置。
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