JP3464308B2 - 画像圧縮装置 - Google Patents

画像圧縮装置

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JP3464308B2
JP3464308B2 JP06976295A JP6976295A JP3464308B2 JP 3464308 B2 JP3464308 B2 JP 3464308B2 JP 06976295 A JP06976295 A JP 06976295A JP 6976295 A JP6976295 A JP 6976295A JP 3464308 B2 JP3464308 B2 JP 3464308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像処理に関
し、特にデジタル画像のデータ圧縮処理に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画像の標準的な圧縮方式として、J
PEG(joint photographic expertgroup )圧縮方式
がある。JPEG圧縮方式は、原画像をブロック分割
し、ブロック毎に独立して圧縮処理を行う。1ブロック
は、8×8画素である。
【0003】図12は、従来技術により生成される符号
データ20を示す図である。JPEG圧縮は、離散コサ
イン変換(以下、DCTという)処理と量子化処理を含
む非可逆の圧縮処理方式である。JPEG圧縮は、1単
位の処理として、1ブロックの原画像データを入力し、
1ブロックの圧縮画像データを出力する。全てのブロッ
クについて圧縮処理を行うことにより、原画像全体の圧
縮を行う。
【0004】符号データ20は、圧縮画像データ10と
マーカ13からなる。圧縮画像データ10は、JPEG
圧縮により生成される全てのブロックについての圧縮画
像データである。
【0005】マーカ13は、JPEG圧縮の際に用いら
れる量子化テーブルの種類等の情報を含む。量子化テー
ブルは、JPEG圧縮の中の量子化処理で用いられる。
JPEG伸張は、符号データ20を基に伸張処理するこ
とにより、原画像を再現することができる。JPEG伸
張は、圧縮画像データ10を基に、ブロック毎にデータ
伸張を行う。その際、マーカ13を参照して量子化テー
ブルを特定し、特定した量子化テーブルを用いて、デー
タ伸張を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】JPEG圧縮は、非可
逆の圧縮方式である。高圧縮を行えば、画像のデータ量
は減るが、失われる情報は多く、データ伸張による画像
の再現性は悪くなる。それに対し、低圧縮を行えば、画
像のデータ量はそれほど減らないが、失われる情報は少
なく、データ伸張による画像の再現性はよくなる。
【0007】画像においては、再現性をよくしたいブロ
ックと、それほど再現性を要求しないブロックとがあ
る。再現性をよくしたいか否かは、人間の主観的判断に
よる所が大きい。
【0008】原画像は、複数のブロックからなり、それ
らのブロックには、様々な性質を有するものが混ざって
いる。全てのブロックが同じ性質を有する画像はまれで
あり、ほとんどの画像は異なる性質を有するブロックの
集まりである。例えば、画像中の輪郭部分については、
人間の視覚特性が敏感であるので、再現性をよくしたい
との要求がある。
【0009】しかし、JPEG圧縮は、全てのブロック
について同じ圧縮手法を用いる。つまり、圧縮しようと
するブロックがどのような性質を持っているかは問わず
に同じ処理をする。
【0010】本発明の目的は、圧縮対象となる画像の性
質に応じて画像圧縮を行うことができる画像圧縮装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明の1観点によれ
ば、複数のブロックに分割することができる画像をデー
タ圧縮する画像圧縮装置であって、画像を構成するブロ
ックについて輪郭を多く含むエッジブロックと輪郭を多
く含まないノンエッジブロックとに区別するエッジブロ
ック判定手段と、前記エッジブロック判定手段によっ
て、エッジブロックと判定されたエッジブロックとノン
エッジブロックと判定されたノンエッジブロックとに対
してそれぞれ所定のスケールファクタを用いて全エッジ
ブロックの圧縮画像データ量の合計量と全ノンエッジブ
ロックの圧縮画像データ量の合計量を概算する統計処理
手段と、前記全エッジブロックの圧縮画像データ量の合
計量及び前記全ノンエッジブロックの圧縮画像データ量
の合計量と目標データ量を用いてエッジブロックとノン
エッジブロック用に新たなスケールファクタを算出する
スケールファクタ演算手段と、エッジブロック及びノン
エッジブロックについて前記スケールファクタ演算手段
により算出した新たなスケールファクタをそれぞれ用い
てデータ圧縮する圧縮手段とを有する画像圧縮装置が提
供される。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】図1は、本発明の実施例による画像圧縮装置
の構成を示すブロック図である。画像メモリ1は、圧縮
対象である原画像の画像データを記憶する。画像データ
DTは、外部からの指示により画像メモリ1から読み出
されるデータであり、1ブロックの画像データが1単位
である。1ブロックは、8×8画素である。原画像は、
複数ブロックにより構成される。以下、ブロック単位で
画像データが処理される。
【0016】エッジブロック判定回路2は、外部からの
指示の基づき画像メモリ1に読み出し信号を供給し、ブ
ロック単位の画像データDTを読み出す。そして、読み
出した画像データDTが、輪郭(以下、エッジという)
を含むか否かの判定を行う。判定方法については、後に
説明する。エッジを含むと判定したときには、そのブロ
ックはエッジブロックであるとして、エッジブロックコ
ードECを付与する。それに対し、エッジを含まないと
判定したときには、そのブロックはノンエッジブロック
であるとして、ノンエッジブロックコードNECを付与
する。エッジブロック判定回路2は、1つのブロックに
ついてのエッジブロック判定を終えると、画像メモリ1
から次のブロックの画像データDTを読み出してエッジ
ブロック判定を行い、全てのブロックについて処理を繰
り返す。エッジブロック判定回路2の下流側では、圧縮
対象のブロックがエッジブロックであるか否かにより、
異なる圧縮処理を行う。
【0017】統計処理回路3は、エッジブロック判定回
路2からエッジブロックであるのかないのかのコードE
C,NECを受け取り、画像データDTの統計処理を行
う。統計処理は、各ブロックについてデフォルトの圧縮
処理を行った場合に、どの位の符号データ量になるのか
を見積もる処理である。エッジブロックについては符号
データ量ACVe、ノンエッジブロックについては符号
データ量ACVnが概算される。
【0018】デフォルトの圧縮処理は、エッジブロック
であるのないのかにより、異なるデフォルトのスケール
ファクタを用いた圧縮処理を行う。スケールファクタ
は、圧縮処理中の量子化の際に用いられる係数であり、
大きくすれば高圧縮になり、小さくすれば低圧縮とな
る。詳しくは、後のJPEG圧縮処理の説明の際に述べ
る。なお、実際の圧縮処理に用いられるスケールファク
タは、次に述べるスケールファクタ演算回路4で最適化
される。
【0019】統計処理は、後に説明するJPEG圧縮に
より生成される符号データのデータ量を算出することが
望ましい。しかし、JPEG圧縮そのものを行ったので
は、処理に長時間を要するので好ましくない。統計処理
は、短時間で処理が可能であり、なるべくJPEG圧縮
により生成される符号データのデータ量に近い値を算出
することが好ましい。
【0020】例えば、8×8画素の画像データDT全て
を用いるのではなく、その中のいくつかのサンプル画素
を抽出し、そのサンプル画素のみについて処理すること
により処理時間を短縮することができる。また、JPE
G圧縮そのものを行うのではなく、JPEG圧縮に含ま
れる処理の一部についてのみ行うことにより処理時間の
短縮を行うことができる。一部の処理とは、例えばDC
T処理である。
【0021】スケールファクタ演算回路4は、統計処理
により概算された符号データ量ACVe,ACVnに応
じて、最適なスケールファクタNSFe,NSFnを演
算する。スケールファクタNSFeは、エッジブロック
に適用する係数であり、スケールファクタNSFnは、
ノンエッジブロックに適用する係数である。
【0022】前述の統計処理では、デフォルトのスケー
ルファクタを用いた場合の符号データ量ACVe,AC
Vnを算出した。この符号データ量ACVe,ACVn
を基にして、デフォルトのスケールファクタに代わる最
適なスケールファクタNSFe,NSFnを演算する。
演算方法は、後に説明する。
【0023】JPEG圧縮回路5は、画像データDTに
ついてJPEG圧縮を行い、符号データCDを生成出力
する。ここでのJPEG圧縮は、最適化されたスケール
ファクタNSFe,NSFnを用いて行う。処理対象の
圧縮データDTがエッジブロックであるのかノンエッジ
ブロックであるのかは、ブロックコードEC,NECに
より判断することができる。
【0024】次に、JPEG圧縮回路5により生成され
る符号データCDの詳細を説明する。図2は、符号デー
タCDの構成を示す図である。符号データCDは、圧縮
画像データ10、マーカ13およびブロックコード(E
C,NEC)14を有する。圧縮画像データ10は、J
PEG圧縮により生成される画像の圧縮データそのもの
である。圧縮画像データ10は、エッジブロックデータ
11とノンエッジブロックデータ12からなる。
【0025】エッジブロックデータ11は、エッジブロ
ックについて、エッジブロック用のスケールファクタN
SFeを用いてJPEG圧縮を行った圧縮画像データで
ある。ノンエッジブロックデータ12は、ノンエッジブ
ロックについて、ノンエッジブロック用のスケールファ
クタNSFnを用いてJPEG圧縮を行った圧縮画像デ
ータである。
【0026】マーカ13は、JPEG圧縮の際に用いた
量子化テーブルおよびハフマンテーブルの種類等の情報
を含む。JPEG圧縮は、量子化テーブルを用いて量子
化処理を行い、ハフマンテーブルを用いてハフマン符号
化を行う。
【0027】ブロックコード14は、原画像を構成する
複数のブロックがそれぞれエッジブロックであるのかま
たはノンエッジブロックであるのかを示すコードであ
る。エッジブロックであるときには、エッジブロックコ
ードECが付与され、ノンエッジブロックであるときに
は、ノンエッジブロックコードNECが付与される。
【0028】なお、以上の画像圧縮装置は、CPU(中
央演算処理装置)等の計算機を用いて、コンピュータプ
ログラムにより実現することもできる。次に、画像圧縮
装置の処理手順の詳細を説明する。
【0029】図3は、画像圧縮装置のメインルーチンの
処理を示すフローチャートである。ステップSA1で
は、各種レジスタの初期化等の初期設定を行う。以下、
原画像の最初のブロックについて処理を開始する。ステ
ップSA2では、対象ブロックのエッジブロック判定を
行う。エッジブロック判定により、対象ブロックがエッ
ジブロックであるのかまたはノンエッジブロックである
のかが判定される。詳細は、後に図4を参照しながら説
明する。
【0030】ステップSA3では、統計処理を行う。統
計処理は、対象ブロックがエッジブロックであるときに
はエッジブロック用のデフォルトのスケールファクタを
用いて圧縮画像データ量を概算し、対象ブロックがノン
エッジブロックであるときにはノンエッジブロック用の
デフォルトのスケールファクタを用いて圧縮画像データ
量を概算する。対象ブロックがエッジブロックであると
きには、概算された圧縮画像データ量がレジスタACV
eに累算される。対象ブロックがノンエッジブロックで
あるときには、概算された圧縮画像データ量がレジスタ
ACVnに累算される。
【0031】ステップSA4では、原画像中の全てのブ
ロックについて処理が終了したか否かをチェックする。
全てのブロックについて処理が終了していないときに
は、ステップSA5へ進む。ステップSA5では、対象
ブロックを1つ進めて、次のブロックを対象ブロックと
して、ステップSA2へ戻り処理を繰り返す。
【0032】ステップSA4において、全てのブロック
について処理が終了したと判断したときには、ステップ
SA6へ進む。この時、レジスタACVeには、原画像
のうちの全てのエッジブロックの圧縮画像データの合計
データ量が格納されている。レジスタACVnには、原
画像のうちの全てのノンエッジブロックの圧縮画像デー
タの合計データ量が格納されている。原画像中におい
て、エッジブロックとノンエッジブロックの比率は、原
画像の種類により異なる。
【0033】ステップSA6では、最適のスケールファ
クタを算出する。スケールファクタは、エッジブロック
に適用するものとノンエッジブロックに適用するものの
2種類が算出される。この際、レジスタACVeとレジ
スタACVnに格納されている圧縮画像データ量が考慮
される。詳細は、後に図7を参照しながら説明する。
【0034】ステップSA7では、JPEG圧縮を行
う。JPEG圧縮は、前ステップで算出された最適のス
ケールファクタを用いて圧縮処理を行い、全ブロックの
符号データを生成する。その後、処理は終了する。JP
EG圧縮の詳細は、後に図9を参照しながら説明する。
【0035】図4は、図3のステップSA2のエッジブ
ロック判定処理の詳細を示すフローチャートである。ス
テップSB1では、対象ブロックのDCT処理を行う。
8×8画素のブロックに対して、DCT処理を行うと、
8×8行列のDCT係数が得られる。
【0036】図5は、DCT係数の行列を示す図であ
る。DCT係数は、8×8の行列を構成し、画像の空間
周波数成分を示す。DCT係数DCは、直流成分のレベ
ルを示す。DCT係数AC1〜AC63は、交流成分の
レベルを示す。係数ACiは、添字iが大きければ大き
いほど高周波成分のレベルを示す。つまり、8×8の行
列のうち、左上側は低周波成分を示し、右下側は高周波
成分を示す。
【0037】図4に戻り、ステップSB2では、低周波
レベルLowと高周波レベルHighを、以下の式によ
り求める。 Low=Σ(i=1〜10)|ACi| High=Σ(i=11〜63)|ACi| 低周波レベルLowは、低周波側の10個のDCT係数
ACiを累算したものである。高周波レベルHigh
は、高周波側の53個のDCT係数ACiを累算したも
のである。
【0038】ステップSB3では、〔Low≧320か
つHigh≦2048〕の判定式を満たすか否かをチェ
ックする。判定式を満たすときには、対象ブロックにエ
ッジが含まれると判断して、ステップSB4へ進む。ス
テップSB4では、対象ブロックにエッジコードECを
設定し、処理を終了する。
【0039】判定式を満たさないときには、対象ブロッ
クにエッジが含まれていないと判断して、ステップSB
5へ進む。ステップSB5では、対象ブロックにノンエ
ッジコードNECを設定し、処理を終了する。
【0040】なお、判定式は、経験的に見つけ出したも
のであり、他の判定式を適用することもできる。この判
定式では、エッジブロックが一定の低周波レベルLow
を有することを示している。つまり、エッジは、変化の
少ない領域と他の変化の少ない領域の境界において生じ
るので、所定値以上の低周波レベルLowを有するもの
と考えられる。
【0041】図6は、図3のステップSA3の統計処理
の詳細を示すフローチャートである。ステップSC1で
は、対象ブロックがエッジブロックであるか否かをチェ
ックする。エッジブロック判定処理により、エッジコー
ドECが設定されていればエッジブロックであり、ノン
エッジコードNECが設定されていればノンエッジブロ
ックである。
【0042】対象ブロックがエッジブロックであるとき
には、ステップSC2へ進む。ステップSC2では、エ
ッジブロック用のデフォルトのスケールファクタSFe
を用いて、統計処理を行い、対象ブロックの圧縮画像デ
ータ量を概算する。スケールファクタSFeは、例えば
1.0として設定される。統計処理は、短時間で処理が
可能であり、なるべくJPEG圧縮により生成される圧
縮画像データのデータ量に近い値を算出することが好ま
しい。概算されたデータ量は、レジスタBCDに格納さ
れる。その後、ステップSC3へ進む。
【0043】ステップSC3では、レジスタACVeに
レジスタBCDの値を累算する。その後、処理を終了す
る。レジスタACVeには、最終的に、全てのエッジブ
ロックの圧縮画像データ量の合計量が格納される。
【0044】ステップSC1において、対象ブロックが
エッジブロックでないと判断されたときには、対象ブロ
ックがノンエッジブロックであることを示すので、ステ
ップSC4へ進む。ステップSC4では、ノンエッジブ
ロック用のデフォルトのスケールファクタSFnを用い
て、統計処理を行い、対象ブロックの圧縮画像データ量
を概算する。スケールファクタSFnは、例えば1.0
として設定される。スケールファクタSFnは、スケー
ルファクタSNeと異なる値に設定してもよい。概算さ
れたデータ量は、レジスタBCDに格納される。その
後、ステップSC5へ進む。
【0045】ステップSC5では、レジスタACVnに
レジスタBCDの値を累算する。その後、処理を終了す
る。レジスタACVnには、最終的に、全てのノンエッ
ジブロックの圧縮画像データ量の合計量が格納される。
【0046】図7は、図3のステップSA6のスケール
ファクタの算出処理の詳細を示すフローチャートであ
る。ステップSD1では、目標圧縮画像データ量TCV
e,TCVnを算出する。この際、統計処理で求めた概
算圧縮画像データ量ACVe,ACVnを考慮する。
【0047】図8(A)は、概算圧縮画像データ量AC
Ve,ACVnを示す。統計により概算された全圧縮画
像データ量ACVは、データ量ACVeとデータ量AC
Vnの合計である。データ量ACVeは、デフォルトの
スケールファクタSFeを用いたときの全エッジブロッ
クについての圧縮画像データの合計データ量である。デ
ータ量ACVnは、デフォルトのスケールファクタSF
nを用いたときの全ノンエッジブロックについての圧縮
画像データの合計データ量である。
【0048】図8(B)は、算出すべき目標圧縮画像デ
ータ量TCVe,TCVnを示す。データ量TCVe
は、目標とする全エッジブロックの合計圧縮画像データ
量である。データ量TCVnは、目標とする全ノンエッ
ジブロックの合計圧縮画像データ量である。
【0049】デフォルトのスケールファクタSFe,S
Fnは、後に求める新スケールファクタNSFe,NS
Fnに変更される。新スケールファクタNSFe,NS
Fnを用いると、JPEG圧縮時に目標データ量TCV
e,TCVnの圧縮画像データが生成される。
【0050】目標データ量TCVは、エッジブロックの
目標データ量TCVeとノンエッジブロックの目標デー
タ量TCVnの合計である。目標データ量TCVは、1
画面分の全圧縮画像データ量であり、一般的にユーザに
より固定値として指定される。したがって、目標データ
量TCVeと目標データ量TCVnの比率が設定され
る。
【0051】例えば、エッジブロックは、画像の再現性
をよくしたいので、データ量を増加させるように、目標
データ量TCVeを設定する。この時、ノンエッジブロ
ックの目標データ量TCVnは減少させなければならな
い。目標データ量TCVeとTCVnは、概算データ量
ACVeとACVnの比率を基に、テーブルを用いて算
出する。その他、概算データ量ACVe,ACVnに対
して線形的に目標データ量TCVe,TCVnを求めて
もよい。
【0052】目標データ量TCVe,TCVnを実現す
るためには、新たなスケールファクタを設定する必要が
ある。図7のステップSD2において、新しいスケール
ファクタNSFe,NSFnを算出する。スケールファ
クタNSFeは、エッジブロックに適用する新たな係数
である。スケールファクタNSFnは、ノンエッジブロ
ックに適用する新たな係数である。スケールファクタN
SFe,NSFnは、その性質上、以下の式により求め
ることができる。
【0053】 NSFe=SFe/(TCVe/ACVe)1.5 NSFn=SFn/(TCVn/ACVn)1.5 このスケールファクタNSFe,NSFnを用いてJP
EG圧縮を行えば、目標データ量TCVe,TCVnを
実現することができる。スケールファクタNSFe,N
SFnを算出した後に、処理を終了する。
【0054】図9は、図3のステップSA7のJPEG
圧縮処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
SE1では、対象ブロックについてDCT処理を行う。
原画像データIに対してDCT演算を行い、DCT係数
Fを生成する。DCT係数Fは、図5に示した8×8の
行列であり、空間周波数成分を示す。DCT演算は、原
画像データIを、転置コサイン係数行列Dt とコサイン
係数行列Dとで挟み、行列演算を行うことによって、D
CT係数Fを得る。
【0055】F=Dt ID ステップSE2では、新たなスケールファクタNSF
e,NSFnを用いて、量子化処理を行う。量子化処理
は、前ステップで求められたDCT係数Fを量子化し
て、量子化データRを得る。8×8のDCT係数Fは、
周波数成分によって変化する量子化テーブルQで除算さ
れ、周波数が低いほど細かく、周波数が高いほど粗い量
子化が行われる。すなわち、DCT係数Fuvは、行u
および列vが小さい成分ほど細かなステップサイズの量
子化テーブルQuvで線形量子化される。
【0056】なお、スケールファクタNSFe,NSF
nは、量子化の際、量子化テーブルQuvに乗算され
る。スケールファクタは、大きくすれば高圧縮になり、
小さくすれば低圧縮となる。
【0057】量子化係数Ruvは、以下の式で表され
る。量子化は、対象ブロックがエッジブロックであるか
ノンエッジブロックであるかにより異なる。丸め込みr
oundは、最も近い整数への整数化を意味する。 (1)対象ブロックがエッジブロックの場合 Ruv=round〔Fuv/(NSFe・Quv)〕 (2)対象ブロックがノンエッジブロックの場合 Ruv=round〔Fuv/(NSFn・Quv)〕 対象ブロックがエッジブロックであるかノンエッジブロ
ックであるかに基づいて、異なるスケールファクタを用
いることにより、最適な量子化を行うことができる。例
えば、エッジブロックの画像の再現性を良くすることが
できる。
【0058】ステップSE3では、量子化データRuv
に対して符号化処理を行う。符号化処理は、ランレング
ス符号化およびハフマン符号化を含む。ランレングス符
号化は、0の値が連続して続くようなデータに対して、
高圧縮を行うことができる。量子化データRuvは、行
列の右下部分(高周波成分)に多くの0が集まりやす
い。この性質を利用して、量子化データの行列Ruvを
ジグザグスキャンでランレングス符号化を行えば、高圧
縮を行うことができる。ジグザグスキャンは、図5に示
した矢印の順番のスキャンをいう。つまり、低周波成分
から高周波成分へ向けて順次スキャンを行う方法であ
る。
【0059】ランレングス符号化を行った後に、ハフマ
ン符号化を行い、圧縮画像データ10を生成する。以上
で、1ブロックについてのJPEG圧縮処理は終了す
る。図2に示したように、圧縮画像データ10の他に、
マーカ13とブロックコード14が出力される。マーカ
13は、ハフマン符号化に用いたハフマンテーブルの種
類と量子化処理に用いた量子化テーブルの種類を含む。
ブロックコード14は、各ブロックがエッジブロックで
あるのかまたはノンエッジブロックであるのかを示すコ
ードであり、エッジブロックであるときには、エッジコ
ードECが付与され、ノンエッジブロックであるときに
は、ノンエッジコードNECが付与される。
【0060】以上は、画像圧縮について述べた。次に、
画像圧縮装置により圧縮生成された符号データを伸張す
る方法を説明する。画像伸張は、ブロック毎にJPEG
伸張を行う。
【0061】図10は、JPEG伸張の処理を示すフロ
ーチャートである。JPEG伸張は、前述のJPEG圧
縮により生成された符号データを伸張することにより、
画像を復元する処理である。
【0062】ステップSF1では、圧縮画像データを、
ハフマン復号化およびランレングス復号化し、量子化デ
ータRuvを生成する。ハフマン符号化およびランレン
グス符号化は可逆符号化であるので、復号化された量子
化データRuvはJPEG圧縮時の量子化データRuv
と同じである。
【0063】ステップSF2では、量子化データRuv
が量子化テーブルQuvとの積により逆量子化演算さ
れ、DCT係数F’uvに戻される。量子化テーブルQ
uvは、JPEG圧縮時に用いた量子化テーブルと同じ
ものを用いる。
【0064】なお、逆量子化の際、量子化テーブルQu
vには、スケールファクタNSFe,NSFnが乗算さ
れる。逆量子化は、対象ブロックがエッジブロックであ
るかノンエッジブロックであるかにより異なる。 (1)対象ブロックがエッジブロックである場合 F’uv=Ruv・(NSFe・Quv) (2)対象ブロックがノンエッジブロックである場合 F’uv=Ruv・(NSFn・Quv) DCT係数F’uvは、JPEG圧縮時に生成されたD
CT係数Fuvに対して量子化誤差を含んだDCT係数
で表される。
【0065】ステップSF3では、DCT係数F’uv
に対して逆DCT(以下、IDCTという)処理を行
う。IDCT処理は、逆方向のDCT演算であり、周波
数領域から空間領域への変換を行い、画像データI’u
vを得る。DCT係数F’uvを、コサイン係数行列D
と転置コサイン係数行列Dt とで挟み、行列演算を行う
ことによって伸張画像データI’uvを得る。
【0066】I’=DF’Dt 伸張画像データI’uvは、JPEG圧縮前の原画像デ
ータIuvに対して、DCT誤差と量子化誤差が含まれ
ているものとして、復元される。
【0067】以上は、対象ブロックがエッジブロックか
ノンエッジブロックかにより、使用するスケールファク
タを区別し、最適な圧縮および伸張を行う方法について
述べた。次は、対象ブロックがエッジブロックかノンエ
ッジブロックかにより、量子化テーブル自体を区別して
使用する場合について説明する。
【0068】図11(A)は、高周波成分を強調させる
ための量子化テーブルである。図11(B)は、低周波
成分を強調させるための量子化テーブルである。高周波
成分を強調するためには、標準量子化テーブルに比べ
て、量子化テーブル(図11(A))の低周波部分(左
上部分)を大きな値とし、高周波部分(右下部分)を小
さな値とすればよい。逆に、低周波成分を強調するため
には、標準量子化テーブルに比べて、量子化テーブル
(図11(B))の低周波部分(左上部分)を小さな値
とし、高周波部分(右下部分)を大きな値とすればよ
い。
【0069】対象ブロックがエッジブロックであるとき
には、高周波強調の量子化テーブル(図11(A))を
用いて、圧縮および伸張を行う。高周波強調を行えば、
エッジ部分をくっきりとさせ、画質を向上させることが
できる。
【0070】対象ブロックがノンエッジブロックである
ときには、低周波強調の量子化テーブル(図11
(B))を用いて、圧縮および伸張を行う。低周波強調
を行えば、ノイズを除去し、画像をソフトな感じにする
ことができる。
【0071】本実施例では、対象ブロックがエッジブロ
ックであるかノンエッジブロックであるかにより、圧縮
の度合いを変える等して、それぞれにとって最適な処理
を行う。これにより、エッジ部分に生じやすいエッジノ
イズや、画像のブロックとブロックの境界に生じやすい
ブロックノイズを除去することができる。
【0072】なお、上述の処理は、JPEG圧縮および
JPEG伸張のみならず、他の圧縮および伸張の方法に
も適用することができる。また、静止画像の他、MPE
G等の動画像の圧縮・伸張方式にも適用できる。
【0073】また、エッジブロックとは、エッジが含ま
れるブロックを全て指すものではなく、エッジ領域をあ
る程度多く含むブロックを指すものとしてもよい。ノン
エッジブロックは、残りのブロックとなる。
【0074】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像を構成する各ブロックが輪郭を多く含むか否かによ
り、異なるデータ圧縮を行うことができるので、輪郭の
性質を活かした最適な圧縮・伸張を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像圧縮装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】符号データCDの構成を示す図である。
【図3】画像圧縮のメインルーチンの処理を示すフロー
チャートである。
【図4】図3のステップSA2のエッジブロック判定処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】DCT係数の行列を示す図である。
【図6】図3のステップSA3の統計処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図7】図3のステップSA6のスケールファクタの算
出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】圧縮画像データを示す。図8(A)は、概算圧
縮画像データ量ACVe,ACVnを示す図であり、図
8(B)は、目標圧縮画像データ量TCVe,TCVn
を示す図である。
【図9】図3のステップSA7のJPEG圧縮処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図10】JPEG伸張の処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】量子化テーブルを示す。図11(A)は、高
周波成分を強調させるための量子化テーブルを示す図で
あり、図11(B)は、低周波成分を強調させるための
量子化テーブルを示す図である。
【図12】従来技術により生成される符号データを示す
図である。
【符号の説明】
1 画像メモリ 2 エッジブロック判定回路 3 統計処理回路 4 スケールファクタ演算回路 5 JPEG圧縮回路 10 圧縮画像データ 11 エッジブロックデータ 12 ノンエッジブロックデータ 13 マーカ 14 ブロックコード 20 符号データ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割することができる
    画像をデータ圧縮する画像圧縮装置であって、 画像を構成するブロックについて輪郭を多く含むエッジ
    ブロックと輪郭を多く含まないノンエッジブロックとに
    区別するエッジブロック判定手段と、 前記エッジブロック判定手段によって、エッジブロック
    と判定されたエッジブロックとノンエッジブロックと判
    定されたノンエッジブロックとに対してそれぞれ所定の
    スケールファクタを用いて全エッジブロックの圧縮画像
    データ量の合計量と全ノンエッジブロックの圧縮画像デ
    ータ量の合計量を概算する統計処理手段と、 前記全エッジブロックの圧縮画像データ量の合計量及び
    前記全ノンエッジブロックの圧縮画像データ量の合計量
    と目標データ量を用いてエッジブロックとノンエッジブ
    ロック用に新たなスケールファクタを算出するスケール
    ファクタ演算手段と、 エッジブロック及びノンエッジブロックについて前記ス
    ケールファクタ演算手段により算出した新たなスケール
    ファクタをそれぞれ用いてデータ圧縮する圧縮手段とを
    有する画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段は、離散コサイン変換およ
    び量子化の処理を含む請求項1記載の画像圧縮装置。
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