JP3463697B2 - 画像入出力システム - Google Patents

画像入出力システム

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JP3463697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子と投影型
表示装置を用いる高精細な動画像の撮像,伝送,表示を
行う画像入出力システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像入出力システムの基本的な構
成を図29に示す。図29において、SCはスクリー
ン、5は被写体、11は固体撮像素子、12は前記固体
撮像素子11上に被写体5の光学像を結像させるレン
ズ、22は伝送路、41は表示素子、61はスクリーン
SC上に投影される表示素子41の開口部、600は前
記スクリーンSC上に投影される開口部61の集まりで
形成される投影画像である。また、図29において、点
線の○内に示す図は固体撮像素子11の撮像面を示し、
110は感光部、120は前記レンズ12で結像される
被写体5の光学像である。
【0003】高精細な画像入出力システムを構築するに
は、高精細な撮像手段と表示手段を必要とする。従来、
撮像を高精細化する技術としてはLSIの微細加工技術
を駆使し、固体撮像素子11の画素密度を高め、画素数
を増やす方法が主流であった。この方法によりこれまで
に高品位テレビ(HDTV)用として200万画素の固
体撮像素子11が製造できるようになっている。一方、
投影表示装置も従来は液晶表示素子の画素密度を高め、
画素数を増やす方法により高精細化が図られてきた。こ
のようにして高精細化された撮像手段と表示手段は大容
量の伝送路22で接続されている。すなわち、従来は固
体撮像素子11および表示素子41をそれぞれ多画素化
し、かつ、伝送路22を大容量化する方法により画像入
出力システムの高精細化が図られてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の画像入出力システムでは、固体撮像素子11、およ
び表示素子41の画素数を増やすことにより高精細化が
図られてきた。しかし、撮像においてはこの画素密度を
高める方法では画素面積が小さくなりS/Nが劣化す
る。さらに、画素数が多くなるにしたがって素子の駆動
速度やA/D変換の速度が高まり、技術的な困難さが増
す。このような状況を鑑みるに、上記200万の画素数
はもはや限界に近く、現状ではさらに画素数を増加させ
解像度を向上することは困難となっている。
【0005】また、固体撮像素子11と表示素子41を
伝送路22で接続するシステムでは撮像画素数が増える
と、これに比例して単位時間当たりの信号処理量や伝送
データ量が増大する。高能率のデータ圧縮が可能な符号
化装置を用いれば伝送データ量は低減できるが、信号が
符号化されるまでの段階でA/D変換や符号化などの各
種信号処理において、高速の信号処理が要求されること
になる。同様に受信側でも復号化やD/A変換で高速処
理が必要となるといった問題がある。
【0006】一方、液晶表示素子も画素数を増やすと駆
動速度が高まり、技術的な困難さが増し、やはりHDT
Vレベルの200画素程度が限界とされている。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、撮像画素素子数を少なくしても高精細画
像を得ることができる画像入出力システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる第1の発
明では、撮像素子上で結像する被写体像と撮像素子の相
対的位置をフレームごとにずらすことにより、該撮像素
子の画素内感光部の各々が異なるn(nは2以上の整
数)個の位置でサンプリングし、該サンプリング位置が
異なるフレームまたはフィールド画像の信号を出力する
撮像手段と、 前記サンプリング位置が異なるフレームま
たはフィールド画像の信号から、m(mは2以上の整
数)個の表示用画像信号を生成する画像信号処理・変換
手段と、前記m個の表示用画像信号をm個の表示デバイ
スにそれぞれ表示し、該複数の表示デバイスに表示され
た画像を同一面上に投影表示することにより光学的に合
成する表示手段とを備え、 前記画像信号処理・変換手段
は、 nフレーム分の時間的に連続する前記サンプリング
位置が異なるフレームまたはフィールド画像から、前記
サンプリング位置が前記m個の各表示デバイスの投影画
素の位置に対応した画像をフレームまたはフィールドご
とに選択することにより、m個の静止画像用信号を生成
する手段と、 前記nフレーム分の時間的に連続する前記
サンプリング位置が異なるフレームまたはフィールド画
像のうち1フレーム分のフレームまたはフィールド画像
における、前記m個の各表示デバイスの各投影画素の位
置に対応した位置ごとに周囲でサンプリングされている
位置の信号値を加重平均することにより、m個の動画用
信号を生成する手段と、 前記nフレーム分の時間的に連
続する前記サンプリング位置が異なるフレームまたはフ
ィールド画像間で輝度変化があった画素の位置において
大きな値を示すm個の動領域検出信号を生成する手段
と、 前記m個の静止画像用信号と前記m個の動画用信号
とを前記m個の動領域検出信号の大きさに応じた混合比
で個々に合成し、m個の静止画像用信号と動画用信号と
の合成信号を生成する手段とを備えたものである。
【0009】また、本発明にかかる第2の発明では、
記撮像手段と前記表示手段とが伝送路を介して接続さ
れ、 前記画像信号処理・変換手段を伝送路を挟んで前記
表示手段側に備えたものである。
【0010】
【0011】
【作用】第1の発明においては、高精細な画像を少ない
画素数の撮像素子で撮像でき、かつ少ない表示素子で高
精細に表示することができる。また、画像信号処理・変
換手段により、m個の静止領域画像信号と動領域画像信
号が個々に合成される。さらに、A/D変換や符号化,
各種処理では上記少ない画素数の撮像素子で撮像した画
像を処理することになるので、信号処理量を低減するこ
とができる。
【0012】第2の発明においては、伝送路を挟んだ撮
像手段と表示手段のうち、表示手段側において、サンプ
リング位置が異なった時間的に連続するn枚のフレーム
またフィールド画像がm個の表示デバイスに同時に分配
され合成画像が表示される。
【0013】
【0014】以下に本発明の原理を図1に示す基本構成
図を用いて説明する。図1において、30は信号切り替
え器、301および302はフレームメモリ、41およ
び42は表示素子、61および62はそれぞれスクリー
ンSC上に投影される表示素子41および42の開口部
である。また、図1において○内に示す図は固体撮像素
子11の撮像面を示し、110は感光部、111はイメ
ージシフトしたときの感光部110の相対的位置であ
る。
【0015】本発明では、上述のようにイメージシフト
法による撮像手段を備え、被写体像と画素の相対的な位
置関係を画素ピッチの1/nだけフレーム(またはフィ
ールド)ごとに時間的に変化させて撮像する。図1では
簡単のため水平方向にのみ画素ピッチの1/2だけフレ
ーム毎にシフトさせる場合を示す。固体撮像素子11の
撮像部は2次元状に配列された画素で構成されている
が、個々の画素は光強度を読み取る感光部と、信号転送
路等の非感光部からなる。すなわち、直接撮像に寄与す
る感光部は、図1の○内に示すように離散的に配置され
た構成となっており、感光部110と感光部110の間
には直接撮像には寄与しない非感光部が存在する。この
非感光部の存在を利用し、画像のサンプリング点を倍増
することにより、入力画像の高精細化が可能になる。す
なわち、図1に示すように第1のフレームでは、固体撮
像素子11を実線の位置に配置して画像を入力する。次
に、第2のフレームでは固体撮像素子11を点線で示す
ように画素ピッチの1/2だけ水平方向にシフトさせた
位置に配置して画像を入力する。このときの各画素の感
光部(点線の長方形で示す)111は画素ピッチの1/
2だけ水平方向にシフトし、第1のフレームでの感光部
110と感光部110の間を補間する形で配置される。
すなわち、それぞれのフレーム画像において、固体撮像
素子11の非感光部にあたる領域の光強度情報が他フレ
ーム画像ではサンプリングされていることになり、2つ
のフレーム画像を1つのフレーム画像に合成すれば実効
的に水平方向に2倍の画素密度で画像を読み取ったこと
に相当して高精細化が可能になる。
【0016】本発明では、上記のイメージシフト法で入
力した2枚のフレーム画像の合成は表示段階において光
学的に行う。すなわち、2枚のフレーム画像を別々の表
示素子41,42に表示し、これらの表示画像をスクリ
ーンSC上に投影表示する際、投影された表示素子41
および42の開口部61および62がスクリーンSC上
で互いに補間されるように水平方向に画素ピッチの1/
2だげずらして表示すれば、入力時のサンプリングの位
置関係を再現でき、かつ、撮像素子および各表示素子の
2倍の画素数での高精細な画像を表示できることにな
る。
【0017】以上説明したように、本発明による画像入
出力システムでは画素数p×qの画像を入出力する場
合、使用する撮像素子および表示素子の画素数はp/n
×q/m(n,mはそれぞれ水平,垂直方向へのシフト
回数)でよく、さらに、入力から出力までの伝送,各種
処理においても、p/n×q/mの画素数の画像と見な
して処理することができ、信号処理量,伝送量を低減す
ることが可能となる。以下、上記の原理に基づく本発明
の実施例について説明する。
【0018】
【実施例】〔実施例1〕本発明の第1の実施例の概略構
成を図2に示す。図2において1は撮像部、2は伝送
部、3は信号処理部、4は表示部、11R,11G,1
1Bは固体撮像素子、12はレンズ、13はダイクロイ
ックプリズム、14は透明板、15は圧電素子、16は
A/D変換器、21は符号化器、22は伝送路、23は
復号化器、3R,3Gおよび3Bはそれぞれ赤成分画像
信号処理部,緑成分画像信号処理部,青成分画像信号処
理部、40R,40Gおよび40Bは信号変換器、40
1〜404はプロジェクタ、43はピラミッド状ミラ
ー、PLは投影レンズである。
【0019】なお、以下の説明においては、例えば3
R,3G,3Bの場合、特に、個別に区別する必要がな
いときは、単に3を用いて説明を簡略化する。他の符号
についても同様とする。
【0020】本実施例では撮像部1において、フレーム
ごとに被写体像と各固体撮像素子11R,11G,11
Bの相対的位置関係を水平および垂直方向に画素ピッチ
の1/2づつシフトするイメージシフト法による撮像手
段を備え、信号処理部3において撮像部1から連続して
送られる4枚のフレーム画像を並列出力し、表示部4で
光学的合成することにより高精細画像の撮像および表示
を行う。以下、各部の詳細について説明する。
【0021】まず、撮像部1では通常の3枚式カメラで
使用されているダイクロイックプリズム13を用いて、
3つの固体撮像素子11R,11G,11B上に赤,
緑,青の色成分の被写体像をそれぞれ結像させる。イメ
ージシフトはダイクロイックプリズム13とレンズ12
の間に透明板14を配置し、これを前後および左右に振
動させることにより行う。すなわち、透明板14がレン
ズ12の光軸に垂直の時は光は直進するが、傾きがある
と屈折するため各固体撮像素子11R,11G,11B
上での光学像の位置がシフトする。
【0022】なお、透明板14の振動は、透明板14の
上下左右に配置する圧電素子15により行う。透明板1
4による屈折は、光がダイクロイックプリズム13に入
射する前に行われるため、3つの固体撮像素子11R,
11G,11B上の光学像は同時にシフトする。
【0023】図3に本実施例のイメージシフトの方向と
順序を示す。本実施例では光学像がシフトするが、以下
では簡単のため固体撮像素子11R,11G,11Bが
シフトすると見なして説明する。図3において、P1は
透明板14が光軸に垂直の時の固体撮像素子11の位置
を示す。このP1を基本位置とし、この位置から画素ピ
ッチの1/2の距離だけ右(P2),下(P3),左
(P4),上(P1)の順でフレームごとにシフトし、
4フレーム後に基本位置P1に戻る。以後、上記シフト
を繰り返す。なお、図3においては1Aおよび1Bは固
体撮像素子11がP1の位置にあるときのそれぞれ奇数
ラインおよび偶数ラインの画素内感光部の位置である。
同様に2Aおよび2B,3Aおよび3B,4Aおよび4
Bは、それぞれ固体撮像素子11がP2,P3,P4の
位置にあるときのそれぞれ奇数ラインおよび偶数ライン
の画素内感光部の位置である。
【0024】固体撮像素子11のシフトには所定の時間
を要するため、固体撮像素子11の蓄積期間(1フレー
ム内の撮像期間に相当)をフレーム周期いっぱいにとる
と、蓄積期間中にも固体撮像素子11がシフトすること
になる。そこで、固体撮像素子11は電子シャッタ機能
を有するものを用い、フレーム期間の始めの部分で固体
撮像素子11をシフトさせ、固体撮像素子11が静止し
ている残りのフレーム期間中にシャッタを開け、蓄積期
間とする。
【0025】本実施例では、以上のイメージシフト法を
用いて撮像が行われるが、固体撮像素子11の走査法や
出力信号の規格等は通常の3枚式カメラと同様であり、
したがって、通常の速度でA/D変換,伝送される。
【0026】信号処理部3は赤成分画像信号処理部3R
(以下、R処理部と略す),緑成分画像信号処理部3G
(以下、G処理部と略す),青成分画像信号処理部3B
(以下、B処理部と略す)から構成され、伝送部2を通
して伝送されてくる3つの固体撮像素子11R,11
G,11Bからの色成分ごとの画像信号Vr,Vgおよ
びVbがそれぞれ入力される。上記3色に対応した3つ
の画像信号処理部3R,3G,3Bの構成および信号処
理法は同じである。そこで、以下の信号処理部3の説明
では、画像信号Vgの処理を行うG処理部3Gについて
のみ説明する。
【0027】図4にG処理部3Gの構成を示す。図4に
おいて、31Gは静止画用信号分配器、32Gは動画用
信号分配器、33Gは動領域検出器、34Gは動領域検
出信号分配器、301G〜304Gは信号合成器であ
る。G処理部3Gに送られてきた緑成分画像信号Vg
は、静止画用信号分配器31G,動画用信号分配器32
G,動領域検出器33Gにそれぞれ入力される。静止画
用信号分配器31Gは4つの信号(Vgs1,Vgs
2,Vgs3,Vgs4)を並列に出力する。同様に動
画用信号分配器32Gでも4つの信号(Vgm1,Vg
m2,Vgm3,Vgm4)を並列に出力する。そし
て、信号合成器301G〜304GにおいてVgs1と
Vgm1,Vgs2とVgm2,Vgs3とVgm3,
Vgs4とVgm4がそれぞれ合成されて静動合成信号
Vg1,Vg2,Vg3,Vg4として出力される。こ
こで、これらの信号の合成比は動領域検出器33Gから
の動領域検出信号Kg1,Kg2,Kg3およびKg4
の大小によりそれぞれ決定する。
【0028】上記4つの静動合成信号Vg1,Vg2,
Vg3,Vg4が出力する画素と固体撮像素子11Gの
画素の位置の関係を図5に示す。図5において、1A
(i,j)と1B(i,j)(i=1〜m,j=1〜n
/2)(m・nは固体撮像素子11Gの画素数)は固体
撮像素子11GがP1の位置にあるフレーム(以下、第
1フレームとよぶ)における画素(感光部)の位置を示
し、奇数フィールドでは1A(i,j)の位置でサンプ
リングが行われ、偶数フィールドでは1B(i,j)の
位置でサンプリングが行われる。同様に2A(i,j)
と2B(i,j)、3A(i,j)と3B(i,j)、
4A(i,j)と4B(i,j)はそれぞれ固体撮像素
子がP2,P3,P4の位置にあるフレーム(それぞれ
第2フレーム,第3フレーム,第4フレームとよぶ)に
おける画素の位置を示し、2A(i,j),3A(i,
j)および4A(i,j)の位置でそれぞれのフレーム
奇数のフィールドでサンプリングが行われ、2B(i,
j),3B(i,j)および4B(i,j)の位置でそ
れぞれのフレームの偶数フィールドでサンプリングが行
われる。4つの静動合成信号Vg1,Vg2,Vg3,
Vg4は図5における2ラインずつを1組とし、かつ、
各ラインでは隣接する画素を組とした4つの画素の信号
を並列出力する。ラインの組み方と順序は、奇数フィー
ルドでは図5に示す(k,k+2)、(k+4,k+
6)、…とし、偶数フィールドでは(k−1,k+
1)、(k+3,k+5)、…とする。例えば奇数フィ
ールドのあるクロックでVg1をkラインの1A(i,
j)の位置からの信号とする場合、Vg2は同ラインの
2A(i,j)の位置からの信号とし、Vg3はk+2
ラインの2B(i,j)の位置からの信号とし、Vg4
は1B(i,j)の位置からの信号とする。そして、次
のクロックではVgs1,Vgs2,Vgs3,Vgs
4をそれぞれ1A(i+1,j)、2A(i+1,
j)、2B(i+1,j)、1B(i+1,j)の位置
からの信号とする。以下同様にして各ライン2画素の2
ラインずつ水平走査を繰り返す。偶数フィールドについ
ても上記ラインの組で同様の走査を行う。
【0029】次に、画像信号Vgから上記Vgs1〜V
gs4,Vgm1〜Vgm4,Vg1〜Vg4,Kg1
〜Kg4等の信号を生成するG処理部3Gの各部の構成
と動作を説明する。
【0030】静止画用信号分配器31Gの構成を図6に
示す。図6においてFM(1A)〜FM(4B)はフィ
ールドメモリ、IS311〜IS314は入力選択器で
ある。4つの静止画用信号Vgs1〜Vgs4は固体撮
像素子11Gが過去8フィールドにおいて入力した画像
信号を用いて生成される。そこで、静止画用信号分配器
31Gでは8つのフィールドメモリが使用され、それぞ
れには次の画像信号が入力される。
【0031】 ・FM(1A):固体撮像素子がP1の位置で入力した
奇数フィールド画像 ・FM(1B):固体撮像素子がP1の位置で入力した
偶数フィールド画像 ・FM(2A):固体撮像素子がP2の位置で入力した
奇数フィールド画像 ・FM(2B):固体撮像素子がP2の位置で入力した
偶数フィールド画像 ・FM(3A):固体撮像素子がP3の位置で入力した
奇数フィールド画像 ・FM(3B):固体撮像素子がP3の位置で入力した
偶数フィールド画像 ・FM(4A):固体撮像素子がP4の位置で入力した
奇数フィールド画像 ・FM(4B):固体撮像素子がP4の位置で入力した
偶数フィールド画像 入力選択器IS311では、上記静止画用信号Vgs1
は上述のように奇数フィールドでは図5に示す1A
(i,j)の画素からの信号とし、偶数フィールドでは
4A(i,j)からの信号とするため、フィールドメモ
リFM(1A)とFM(4A)からの信号を入力し、奇
数フィールドではFM(1A)からの信号を、偶数フィ
ールドFM(1B)からの信号を選択して出力する。同
様に、入力選択器IS312,IS312,IS314
ではそれぞれフィールドメモリFM(2A)とFM(3
A),FM(2B)とFM(3B),FM(1B)とF
M(4B)からの信号を入力し、奇数フィールドではそ
れぞれFM(2A),FM(2B),FM(1B)から
の信号を、偶数フィールドではそれぞれFM(3A),
FM(3B),FM(4B)からの信号を選択して出力
する。
【0032】図7に動画用信号分配器32Gの構成を示
す。図7において、PDは1画素分の遅延回路、LDは
1ライン分の遅延回路、A321〜A324は加算器、
C11〜C22は前記加算器A321〜A324に入力
される信号に乗じられる係数、IS321〜IS324
は入力選択器である。静止画用信号分配器31Gの出力
信号が過去8フィールドの画信号を用いて作られたのに
対し、動画用信号分配器32Gの出力信号は現フィール
ドの信号のみから作られる。動画用信号分配器32Gの
動作を第1フレームについて説明する。
【0033】図8に、第1フレームにおいてサンプリン
グが行われる画素の位置を網掛け部分で示す。第1フレ
ームでは画素は1A(i,j)と1B(i,j)(i=
1〜m,j=1〜n/2)(m・nは固体撮像素子の画
素数)で示される位置にあるが、本実施例の固体撮像素
子11Gではインタレース走査を行うため、奇数フィー
ルドでは図8(a)に網掛けで示すように1A(i,
j)で示される画素でサンプリングが行われ、偶数フィ
ールドでは図8(b)に網掛けで示すように1B(i,
j)で示される画素でサンプリングが行われる。上記走
査方法で入力した画像信号Vgから4つの出力端から並
列に出力する信号321〜324を生成することにな
る。
【0034】まず、奇数フィールドではVgは上述のよ
うにVgm1はA(i,j)の位置からの信号とするた
め画像信号VgをそのままVgm1とする。そこで、こ
のフィールドでは、加算器A321の入力係数をC11
=1,C12=0とする。次に、Vgm2は2A(i,
j)からの信号とするが、第1フレームでは固体撮像素
子11Gの画素がこの位置に存在せず、この位置の像情
報がサンプリングされていないため、左右の1A(i,
j)と1A(i+1,j)の平均値を用いる。そこで、
加算器A322の入力係数をC13=1/2,C14=
1/2,C15=0,C16=0とし、画像信号Vgと
これを1画素分遅延した信号の平均値を用いる。次に、
Vgm3は2B(i,j)からの信号とするが、このフ
レームでは固体撮像素子11Gの画素がこの位置に存在
せず、この位置の像情報がサンプリングされていないた
め、1A(i,j)、1A(i,j+1)、1A(i+
1,j)、1A(i+1,j+1)の4つの位置の信号
の平均値をこの位置の信号として用いる。そこで、加算
器A323の入力係数をC17=1/4,C18=1/
4,C19=1/4,C20=1/4として画像信号V
gとこれを1画素分遅延した信号、および入力信号を1
ライン分遅延した信号とその1画素分遅延した信号の平
均値をとる。次に、Vgm4は1B(i,j)からの信
号とするが、このフレームにおいてこの位置に画素は存
在するが、奇数フィールドではこの位置の画素ではサン
プリングが行われないため、上下でサンプリングが行わ
れる1A(i,j)と1A(i,j+1)の平均値を用
いる。そこで、加算器A324の入力係数をC21=1
/2,C22=1/2とし、入力信号Vgとこれを1ラ
イン分遅延した信号の平均値を用いる。
【0035】次に、偶数フィールドにおける動画用信号
分配器32Gの動作を説明する。偶数フィールドではV
gm1,Vgm2,Vgm3,Vgm4をそれぞれ4A
(i,j)、3A(i,j)、3B(i,j)、4B
(i,j)の位置の信号とする。ただし、第1フレーム
ではこれらの位置には固体撮像素子11Gの画素が存在
しないため以下のように周囲でサンプリングされている
位置の信号から生成する。まず、4B(i,j)からの
信号となるVgm1は4B(i,j)の上下でサンプリ
ングされている1B(i,j−1)と1B(i,j)の
信号の1:3の加重平均により求める。そこで、加算器
A321の入力係数をC11=3/4,C12=1/4
とする。次に、Vgm2は1B(i,j)、1B(i+
1,j)、1B(i,j−1)と1B(i+1,j−
1)の位置の信号の3:3:1:1の加重平均により求
める。そこで、加算器A322の係数をC13=1/
8,C14=1/8,C15=3/8,C16=3/8
とする。次に、Vgm3は1B(i,j)、1B(i+
1,j)、1B(i,j+1)と1B(i+1,j+
1)の位置の信号の3:3:1:1の加重平均により求
める。そこで、C17=1/8,C18=1/8,C1
9=3/8,C20=3/8とする。次に、Vgm4は
1B(i,j)と1B(i,j+1)の信号の3:1の
加重平均により求める。そこで、加算器A323の入力
係数をC21=3/4,C22=1/4とする。
【0036】図7において、加算器A321〜A324
と入力選択器IS321〜IS324の間には、それぞ
れ1画素分の遅延回路PDおよび1ライン分の遅延回路
LDが4つの信号間で時間関係を揃えるため配置されて
おり、入力選択器IS321〜IS324ではそれぞれ
フィールドごとに4つの入力から正しい時間関係にある
信号を選択する。また、図7では省略したがフィールド
間で各ラインの時間関係を揃えるため、各入力選択器の
後に同様の回路が設けられている。以上では第1フレー
ムでの、動画用信号分配器32Gにおける4つの出力信
号の生成方法を述べたが、他のフレームにおいても同様
の方法で生成する。
【0037】次に、動領域検出器33Gにおける動領域
検出信号の生成法を説明する。図9に動領域検出器33
Gの構成を示す。図9において、FMはフィールドメモ
リ、IS330〜IS340は入力選択器、A330〜
A339は加算器、ABSは入力信号の絶対値をとる回
路、2D−LPFは2次元ローパスフィルタである。動
領域検出器33Gでは現フィールドでサンプリングされ
た画素に対応した動領域検出信号Kgを生成し、上記4
つの並列信号に対応する4つの動領域検出信号は後述の
動領域検出信号分配器34Gで生成される。
【0038】本実施例の動領域検出器33Gではサンプ
リングされた画素(注目画素とよぶ)の動領域検出信号
を、該注目画素とその左右の画素、および注目画素の上
下にありそのフィールドで表示される最近接のそれぞれ
3つの画素の信号値から生成する。この動領域検出法と
動領域検出器33Gの動作を第1フレームの奇数フィー
ルドを例に説明する。まず、奇数フィールドでは上記1
A(i,j)で示される位置がサンプリングされるた
め、この位置の動領域検出信号を生成する。図10に1
A(i,j)の位置の動領域検出信号を生成するのに使
用する信号のサンプリング位置を斜線で示す。図10に
示す位置の信号を用い、〔数1〕により動領域検出信号
Kgを求める。
【0039】
【数1】Kg=C1{VDc}+C2{VD1}+C3{VD8}+C4{Kg-2} ここで、VD8は1A(i,j)の位置の現フィールド
と8フィールド前の信号差、Kg-2は2フィールド前の
動領域検出信号であり、またVDc,VD1は〔数
2〕,〔数3〕で与えられる。
【0040】
【数2】VDc={VDc(1)-VDc(3)}/2-VDc(2) ただし、
【0041】
【数3】VDc(1)=|{V2B(i−1,j−1)+V2B
(i,j−1)}/2-V1B(i,j−1)| (2-1) VDc(2)=|{V2A(i−1,j)+V(i,j)}/2-V
(i,j)|(2-2) VDc(3)=|{V2B(i−1,j)+V2B(i,j)}/2-V
1B(i,j)|(2-3)
【0042】
【数4】VD1={VD1(1)-VD1(3)}/2-VD1(2) ただし、
【0043】
【数5】 VD1(1)=|{V2B(i-1,j-1)+V2B(i-1,j)}/2-V2A(i-1,j)| (3-1) VD1(2)=|{V1B(i,j-1)+V1B(i,j)}/2-V1A(i,j)| (3-2) VD1(3)=|{V2B(i,j-1)+V2B(i,j)}/2-V2A(i,j)| (3-3) 上記 (2-1)〜(2-3) 式および (3-1)〜(3-3) 式において
絶対値内の変数、例えばV1A(i,j) は1A(i,j)の
位置の信号値を示し、他の変数についても同様に添え字
で示す位置の信号を示す。
【0044】本実施例では8つのサンプリング点(1A
(i,j)〜4A(i,j)および1B(i,j)〜4
B(i,j))を1つのブロックとし、8フィールドか
けて順次サンプリングするため、過去8フィールド間で
輝度変化があった位置を動領域として扱う必要がある。
しかし、1つの位置では8フィールドおきにしかサンプ
リングされないため、〔数1〕〜〔数5〕に示すように
周辺のサンプリング点の信号値を用いる。このように周
辺のサンプリング点の信号値を用いた上記 (2-1)〜(3-
3) の各式による演算は何れも空間的なハイパスフィル
タに相当し、空間的な輝度変化に対し大きな値を示す。
ただし、演算ブロック内では隣接する画素間でサンプリ
ング時刻が異なるため、結局、時間的な輝度変化を検出
できることになる。
【0045】本実施例の動領域検出器33Gでは、上記
のように過去にサンプリングされた周辺位置の信号値を
用いるため、図9に示すように8つのフィールドメモリ
FMを使用する。これらフィールドメモリFMからの信
号を用いて、上記〔数1〕〜〔数4〕の演算を実行する
ための回路動作を、VDc(1)を求める(2-1)式を例に説
明する。VDc(1)は1B(i,j−1)、2B(i−
1,j−1)、および2B(i,j−1)の3つの位置
の信号値を用い、加算器A331から出力する。まず、
7フィールド前にサンプリングされている1B(i,j
−1)の位置の信号を加算器A331に入力するため、
入力選択器IS331では7フィールド前の信号Vg
(−7)を選択する。そして、入力選択器IS336で
は遅延回路LDで1ライン遅延された信号を選択する。
入力選択器の出力は係数1が乗じられ加算器A331に
入力される。次に、フィールド前にサンプリングされ
た2B(i−1,j−1)および2B(i,j−1)の
位置の信号を加算器A331に入力するため、入力選択
器IS33ではフィールド前の信号Vg(−)を
選択する。そして入力選択器IS33では遅延回路L
Dで1ライン遅延された信号を選択する。入力選択器I
S33の出力は1画素分遅延された信号と遅延の無い
信号に分岐し、両信号がともに係数−1/2が乗じられ
加算器A33に入力される。ここで、遅延された信号
が2B(i−1,j−1)の位置の信号であり、遅延の
無い信号は2B(i,j−1)の位置の信号である。
【0046】以上の動作により加算器A33からVD
c(1)を出力できる。同様にして加算器A33,A3
32からVDc(2),VDc(3)を出力し、加算器A33
6にて〔数2〕のVDcを出力する。また、同様の動作
により加算器A337にて〔数4〕,〔数5〕のVD1
を出力する。次に、VD8を求めるため、入力選択器I
S330とIS340の出力の差を加算器A338でと
る。上記VDc,VD1,VD8をそれぞれ係数C1,
C2,C3と乗じて加算器A339に入力する。さら
に、加算器A339の出力を2フィールド遅延させて係
数C4を乗じて加算器A339に入力する。これによ
り、加算器A339より上記〔数1〕式のKgを出力で
きる。本実施例ではKgをローパスフィルタ2D−LP
Fにかけ、ノイズ等による誤判定を防止する。
【0047】動領域検出信号分配器34GではKgを入
力し、4つの動領域検出信号Kg1,Kg2,Kg3,
Kg4を出力する。なお、これら4つの動領域検出信号
は最大値を1に規格化しておく。4つの動領域検出信号
の生成法は上記動画用信号の場合と同じでよく、したが
って、動領域検出信号分配器34Gの構成および動作も
上記動画用信号分配器32Gと同じとした。
【0048】信号合成器301G〜304Gでは入力さ
れる動画用信号と静止画用信号を合成し、静動合成信号
Vg1〜Vg4を出力する。なお両信号の合成は下記
〔数6〕にもとづいて行う。
【0049】
【数6】Vgi=Kgi ×Vgmi+ (1-Kgi) ×Vgsi ただし、i=1,2,3,4 以上の方法により生成されたVg1〜Vg4は信号変換
器40Gで表示の走査方式に応じた信号に変換される。
図11に各プロジェクタのスクリーンSC面上に投影さ
れる画素配置を示す。図11において、a,b,c,d
はそれぞれプロジェクタ401,402,404および
403の投影画素である。また、本実施例で用いる表示
の走査方式を図12に示す。図12において、a
(j),b(j),c(j),d(j)はそれぞれ図2
のプロジェクタ401,402,404および403の
表示デバイスのj番目のライン上の画素を示す。また
〈k’〉,〈k’+1〉,‥‥はスクリーンSC上に光
学的に合成される合成画像のライン番号を示し、(k−
1),(k),(k+1)は図5に同一符号で示す撮像
画像(以下、原画像とよぶ)のサンプリング位置のライ
ン番号を示す。本実施例で用いる表示の走査は、図12
に示すように奇数フィールドでは原画像のkラインのデ
ータをスクリーンSC上でk’とk’+1ラインに表示
し、k+2ラインのデータをk’+2とk’+3ライン
に表示し、以下同様に表示する。すなわち、ここでkを
奇数とすると、奇数フィールドでは原画像の奇数ライン
を2ラインずつで表示する。次に、偶数フィールドでは
原画像のk+1ラインのデータをスクリーンSC上で
k’+1とk’+2ラインに表示し、k+3ラインのデ
ータをk’+3とk’+4ラインに表示し、以下同様に
表示する。すなわち、偶数フィールドでは原画像の偶数
ラインを奇数ラインとは組み合わせを1ラインずらした
2ラインの組で表示する。
【0050】上記の表示走査を行うため信号変換器40
Gには図13に示す構成を用いる。図13において、I
S401〜IS404は入力選択器、LMはラインメモ
リである。入力選択器IS401の出力信号は図2のプ
ロジェクタ401に入力される。上記表示の走査法によ
れば、プロジェクタ401は、奇数フィールドでは原画
像の奇数ラインの奇数列を表示する。ここで、奇数フィ
ールドにおいて4つの信号合成器301G〜304Gか
ら送られてくる信号のうち、原画像の奇数ラインの奇数
列に相当する信号はVg1である。そこで、入力選択器
IS401でVg1を選択する。次に、プロジェクタ4
02は、奇数フィールドでは原画像の奇数ラインの偶数
列を表示する。奇数フィールドにおいて4つの信号合成
器301G〜304Gから送られてくる信号のうち、原
画像のラインの奇数列に相当する信号はVg2である。
そこで、入力選択器IS402でVg2を選択する。次
に、プロジェクタ403は奇数フィールドではプロジェ
クタ402と同じく原画像の奇数ラインの偶数列を表示
する。そこで、入力選択器IS403でVg2を選択す
る。次に、プロジェクタ404は奇数フィールドではプ
ロジェクタ401と同じく原画像の奇数ラインの奇数列
を表示する。そこで、入力選択器IS404でVg1を
選択する。
【0051】次に、偶数フィールドにおける信号変換器
40Gの動作を説明する。上記表示の走査法によれば、
偶数フィールドではプロジェクタ401は原画像の偶数
ラインの奇数列を表示する。ここで、奇数フィールドに
おいて4つの信号合成器301G〜304Gから送られ
てくる信号のうち原画像の奇数ラインの奇数列に相当す
る信号はVg4である。そこで、入力選択器IS401
ではVg4を選択する。ただし、入力選択器IS401
に入力されるVg4は1ライン分遅延される。次に、プ
ロジェクタ402は原画像の偶数ラインの偶数列を表示
する。ここで、奇数フィールドにおいて4つの信号合成
器301G〜304Gから送られてくる信号のうち、原
画像の奇数ラインの偶数列に相当する信号はVg3であ
る。そこで、入力選択器IS402ではVg4を選択す
る。ただし、入力選択器IS402に入力されるVg3
も1ライン分遅延される。次に、プロジェクタ403で
も原画像の偶数ラインの偶数列を表示する。そこで、入
力選択器IS402でもVg3を選択する。次に、プロ
ジェクタ404ではプロジェクタ401と同じく原画像
の偶数ラインの奇数列を表示する。そこで、入力選択器
IS404でもVg4を選択する。
【0052】以上説明した信号変換器の動作により上記
の表示の走査が可能となる。
【0053】以上における本実施例では入力,表示とも
に使用するデバイスの4倍の解像度が実現でき、さらに
入力・表示間の各種処理装置は入力,表示デバイスの画
素数で決まる速度のものでよく、高精細な入出力システ
ムを経済的に構成することができる。 〔実施例2〕本発明の第2の実施例の概略構成を図14
に示す。図14において、3R’はR処理部、3G’は
G処理部、3B’はB処理部である。その他の符号は図
2と同じである。
【0054】本実施例2でも通常の3枚式カメラで使用
されているダイクロイックプリズム13を用いて、3つ
の固体撮像素子11R,11G,11B上に赤,緑,青
の色成分の被写体像をそれぞれ結像させる。ただし、本
実施例ではイメージシフトによる高精細化を緑色成分画
像にのみ適用する。このため、緑成分画像撮像用の固体
撮像素子11Gの上下左右に圧電素子15を配置し、こ
れにより固体撮像素子11Gをフレーム周期に同期して
シフトさせる。本実施例のイメージシフトの方向と順序
は前記実施例1と同じとする。図15に各色成分の撮像
でサンプリングされる画素の位置関係を示す。
【0055】図15において、斜線で示す画素はイメー
ジシフト法で撮像される緑成分画像のサンプリング画素
であり、実施例1と同様に8フィールドかけて全画素が
サンプリングされる。一方、○印の画素が赤および青成
分画像のサンプリング画素である。本実施例では赤成分
画像と青成分画像については1A(i,j)と1B
(i,j)で示される画素をフィールドごとに繰り返し
でサンプリングする。
【0056】本実施例でも固体撮像素子11Gは電子シ
ャッタ機能を有するものを用い、フレーム期間の初めの
部分でシフトさせ、固体撮像素子11Gが静止している
残りのフレーム期間中にシャッタを開け蓄積期間とす
る。
【0057】また、本実施例でも固体撮像素子11Gの
走査法や出力信号の規格等は通常の3枚式カメラと同様
であり、通常の速度でA/D変換,伝送され信号処理部
3に送られる。
【0058】信号処理部3には3つの固体撮像素子11
R,11G,11Bからの画像信号Vr,VgおよびV
bが送られる。前記実施例1ではこれら3つの信号に対
し同一構成の各信号処理部3R,3G,3Bにより同一
処理を行うのに対し、本実施例では固体撮像素子11G
による撮像においてのみイメージシフト法を適用してい
るため、Vgと、VrおよびVbに対して異なる処理を
行う。
【0059】図16にG処理部3G’の構成を示す。図
16において、33GGは緑成分画像の動領域検出器、
33GRは赤成分画像の動領域検出器、33GBは青成
分画像の動領域検出器、330Gは加算器であり、その
他は図4と同様である。本実施例のG処理部3G’の構
成および信号処理法は、動領域検出信号の生成法を除き
前記実施例1と同じとする。緑色成分画像用の動領域検
出信号は、緑成分画像の動領域検出信号に赤成分画像の
動領域検出信号と青成分画像の動領域検出信号を加えて
生成する。ここで、緑成分画像の動領域検出器33GG
の構成は、前記実施例1の33Gと同じであり、かつ検
出信号kggの生成法も実施例1のkgの生成法と同一
とする。赤成分画像の動領域検出信号kgrは下記〔数
7〕により求める。
【0060】
【数7】 Kgr=[{Vr(0)-Vr(-2)}+{Vr(-1)-Vr(-3)}+{Vr(-2)-Vr(-4)}+{Vr(-3)-Vr(-4)} +{Vr(-4)-Vr(-6)}+{Vr(-5)-Vr(-7)}+{Vr(-6)-Vr(-8)}]/7 ここで、Vr(i)(i=0,−1,−2,…−8)は
注目画素のiフィールド前の信号値を示す。本実施例で
は実施例1と同様に静止領域を過去8フィールドの画像
から合成するため、動領域の検出にあたっては過去8フ
ィールド間の輝度変化の有無を検出する。過去8フィー
ルド間の輝度変化の有無は1フィールド間の輝度差を8
フィールドにわたり調べる方法によっても可能である
が、固体撮像素子11R,11G,11Bの走査をイン
タレース方式で行う場合、図15に示すように連続する
フィールドでは同一ラインで信号値がサンプリングされ
ないため、同一画素での輝度差を調べることができな
い。そこで本実施例では、〔数7〕に示すように2フィ
ールド間の輝度差を8フィールドにわたり調べる方法を
用いる。ただし、現フィールドで1A(i,j)で示す
画素でサンプリングが行われ、この画素の動領域検出信
号を求めることとする。奇数フィールド前では1A
(i,j)の画素でサンプリングが行われないため、上
記〔数7〕のVr(−1),Vr(−3),Vr(−
5),Vr(−7)はそれぞれ1A(i,j)を挟む上
下の1B(i,j−1)と1B(i,j)の画素でのサ
ンプリング値の平均とする。このようにすることによ
り、上記〔数7〕の右辺の{}内の差分はすべて同一画
素におけるフィールド間差となるため正確な検出信号を
得ることができる。
【0061】図17に赤成分画像の動領域検出器33G
Rの構成を示す。図17において、A330GR,A3
31GRおよびA332GRは加算器、IS30GRは
入力選択器である。〔数7〕の過去8フィールドの赤成
分画像は8つのフィールドメモリFMを直列に接続して
得る。また、上記奇数フィールド前の上下のラインの画
素でのサンプリング値の平均を得るため、奇数フィール
ド前の信号とこれに1ライン分の遅延回路LDを通した
信号を加算器A332GRで加算する。この場合、現フ
ィールドが偶数フィールドの場合、すなわち現フィール
ドのサンプリング画素が1B(i,j)の場合、奇数フ
ィールド前の上下のラインの画素は1A(i,j)と1
A(i,j+1)になり1ライン後に送られてくる画素
でのサンプリング値との平均になる。そこで、上記〔数
7〕の各{}内のラインの位置を揃えるため偶数フィー
ルドのみ入力選択器A330GRで1ライン遅延された
信号を選択する。
【0062】以上では赤成分画像の動領域検出器33G
Rの構成と検出法について述べたが、青成分画像の動領
域検出器33GBの構成と検出法も赤成分画像のそれと
同じとする。そして、緑成分画像の動領域検出信号Kg
は3つの動領域検出器33GG,33GRおよび33G
Bからの検出信号を、図16に示す加算器330Gに入
力しこれらの検出信号の加重平均として出力する。以
上、G処理部3G’において動領域検出信号Kgを生成
する部分について述べたが、G処理部の他の部分は全て
実施例1と同じである。
【0063】次に、R処理部3R’について説明する。
図18にR処理部の構成を示す。図18において、31
Rは静止画用信号分配器、32Rは動画用信号分配器、
33Rは動領域検出器、34Rは動領域検出信号分配
器、301R〜304Rは信号合成器である。R処理部
3R’に送られてきた信号Vrは静止画用信号分配器3
1R,動画用信号分配器32R,動領域検出器33Rに
それぞれ入力される。静止画用信号分配器31Rは4つ
の静止画用信号(Vrs1,Vrs2,Vrs3,Vr
s4)を並列に出力する。同様に動画用信号分配器32
Rでも4つの信号(Vrm1,Vrm2,Vrm3,V
rm4)を並列に出力する。そして、信号合成器301
R〜304Rにおいて静止画用信号分配器31Rと動画
用信号分配器32Rの出力信号はそれぞれ合成されVr
1,Vr2,Vr3,Vr4として出力される。ここ
で、静止画用信号分配器31Rと動画用信号分配器32
Rの出力の合成比は動領域検出器33Rからの信号の大
小により決定する。
【0064】以下、R処理部3R’の各部の構成と動作
を説明する。
【0065】静止画用信号分配器31Rの構成を図19
に示す。図19において、IS311R,IS312R
は入力選択器、A310R〜A314Rは加算器、LD
1〜LD4は1ライン分の遅延回路、PD1〜PD4は
1画素分の遅延回路である。この静止画用信号分配器3
1Rからは4つの信号Vrs1〜Vrs4を並列に出力
する。まず、奇数フィールド画像と偶数フィールド画像
をそれぞれフィールドメモリFM(1A)とFM(1
B)に入力する。フィールドメモリFM(1A)とFM
(1B)に入力される画像と静止画用信号分配器31R
から出力される画像の画素配置を図20に示す。
【0066】図20において、斜線および網掛けで示す
画素がそれぞれFM(1A)とFM(1B)に入力され
る画像の画素である。また、○で示される画素が1つの
クロックで並列に出力される4つの画素であり、奇数フ
ィールドでは1A(i,j),2A(i,j),2B
(i,j)および1B(i,j)からの信号が、偶数フ
ィールドでは4A(i,j),3A(i,j),3B
(i,j)および4B(i,j)からの信号が、それぞ
れVrs1,Vrs2,Vrs3およびVrs4として
並列に出力され、まず、奇数フィールドにおいて、1A
(i,j)の画素の信号をVrs1として出力するた
め、入力選択器IS311Rで遅延回路LD1からの信
号を選択する。そして、入力選択器IS311Rの出力
で遅延回路PD1を通した信号がVrs1となる。次
に、2A(i,j)の画素の信号をVrs2として出力
するが、この画素はサンプリングされていないため左右
の1A(i,j)と1A(i+1,j)の画素の信号を
平均して2A(i,j)の画素の信号とする。そこで、
入力選択器IS311Rの出力とその1画素分遅延され
た信号を加算器A313Rで加算してこの出力をVrs
2とする。次に、1B(i,j)の画素の信号をVrs
4として出力するため、入力選択器IS312Rで遅延
回路LD4からの信号を選択する。そして、入力選択器
IS312Rの出力で遅延回路PD1を通した信号がV
rs4となる。次に、2B(i,j)の画素の信号をV
rs3として出力するが、この画素はサンプリングされ
ていないため左右の1B(i,j)と1B(i+1,
j)の画素の信号を平均して2B(i,j)の画素の信
号とする。そこで、入力選択器IS312Rの出力とそ
の1画素分遅延された信号を加算器A314Rで加算し
てこの出力をVsr3とする。次に、偶数フィールドに
おいて、4A(i,j)の画素の信号をVsr1として
出力するが、この画素はサンプリングされていないため
上下の1A(i,j)と1B(i,j)の画素の信号を
平均して4A(i,j)の画素の信号とする。そこで、
FM(1A)とFM(1B)の出力を加算器A310R
で加算する。そして、入力選択器IS311Rで遅延回
路LD2からの信号を選択する。そして、入力選択器I
S311Rの出力で遅延回路PD1を通した信号がVs
r1となる。次に、3A(i,j)の画素の信号をVs
r2として出力するが、この画素もサンプリングされて
いないため左右の4A(i,j)と4A(i+1,j)
の画素の信号を平均して2A(i,j)の画素の信号と
する。4A(i,j)と4A(i+1,j)の画素もサ
ンプリングされていないが、上述のこの画素の信号とし
て求めた入力選択器IS313Rの出力を利用する。す
なわち、入力選択器IS311Rの出力とその1画素分
遅延された信号を加算器A313Rで加算してこの出力
をVsr2とする。次に、4B(i,j)の画素の信号
をVsr4として出力するが、この画素もサンプリング
されていないため上下の1B(i,j)と1A(i,j
+1)の画素の信号を平均して4B(i,j)の画素の
信号とする。そこで、FM(1A)とFM(1B)の出
力を加算器A312Rで加算する。ただし、1A(i,
j+1)は1B(i,j)に対し1ライン分後に走査さ
れる画素なので、FM(1B)の出力は1ライン分の遅
延回路LD3を通して加算器A312Rに入力する。そ
して、入力選択器IS312Rの出力で遅延回路PD4
を通した信号がVsr4となる。次に、3B(i,j)
の画素の信号をVsr3として出力するが、この画素も
サンプリングされていないため左右の4B(i,j)と
4B(i+1,j)の画素の信号を平均して2A(i,
j)の画素の信号とする。4B(i,j)と4B(i+
1,j)の画素もサンプリングされていないが、上述の
この画素の信号として求めた入力選択器IS312Rの
出力を利用する。すなわち、入力選択器IS312Rの
出力とその1画素分遅延された信号を加算器A314R
で加算してこの出力をVsr3とする。
【0067】本実施例で用いる動画用信号分配器32R
の構成は前記実施例1で述べた緑成分画像用の動画用信
号分配器32Gの構成と同一とする。
【0068】次に、動領域検出器33Rでは現フィール
ドと1フィールド前との間での輝度変化を検出する。こ
のような2フィールド間での動領域検出法は通常のED
TV等で用いられており、本実施例でも動領域検出器3
3Rの構成および動領域検出信号の生成法として公知の
方法を使用する。
【0069】上記方法により求められる動領域検出信号
は、図18に示す動領域検出信号分配器34Rに入力さ
れ、4つの動領域検出信号Kr1,Kr2,Kr3およ
びKr4を生成し並列に出力する。ここで、動領域検出
信号分配器34Rの構成は前記実施例1で述べた緑生成
画像用のそれの構成と同一とする。
【0070】信号合成器301R〜304Rでは入力さ
れる動画用信号と静止画用信号を合成し、各プロジェク
タ用信号Vr1〜Vr4を出力する。信号の合成は前記
実施例1で述べた方法と同じとする。
【0071】以上の方法により生成されたVr1〜Vr
4は信号変換器40Rで表示の走査方式に応じた信号に
変換される。本実施例で用いる表示の走査方式および信
号変換器40Rでの変換法も、前記実施例1で述べた方
法と同じとする。
【0072】本実施例では静止領域の水平解像度が赤,
青成分画像では緑成分画像に比べ半分となるが、緑に比
べて赤,青の色に対しては目の解像度が低下するため、
本実施例のように緑成分画像のみ高精細にしても視覚的
には3色とも高精細にした場合と等価であり、簡易な方
法でイメージシフトを実現できる。 〔実施例3〕本実施例3のG処理部3Gの静止画用信号
分配器31Rの構成を図21に示す。図21において、
Mはマトリクス演算部、A31Gは加算器、IS31G
は入力選択器を示す。G処理部3G’の静止画用信号分
配器31Rを除き、本実施例3の構成は全て前記実施例
2と同じとする。本実施例では緑成分画像の静止領域を
高精細化するため、静止画用信号分配器31Rにおいて
固体撮像素子11Gが撮像した奇数フィールドの信号に
下記〔数8〕のマトリクス演算を行う。
【0073】
【数8】 〔数8〕においてS1,S2,S3およびS4はそれぞ
れフィールドメモリFM(1A),FM(2A),FM
(3A)およびFM(4A)からの信号を示す。このマ
トリクス演算は図21における4つの加算器A31Gで
実行される。
【0074】本発明では圧電素子15を用いて固体撮像
素子11を奇数フィールドの最初にシフトさせるが、シ
ャッタ時間を長く設定した場合、シフト中にもサンプリ
ングが行われることになり、例えば、1A(i,j)の
画素の信号に4A(i,j)の画素の信号が混入する。
この結果、解像度が低下する。しかし、上記マトリクス
演算を実行することにより2つの画素の信号から、所定
の画素の信号のみ取り出すことができ解像度の低下を防
ぐことができる。 〔実施例4〕本実施例4のG処理部3Gの構成を図22
に示す。図22において35Gは準動画用信号分配器、
36Gは準動領域検出器、37Gは準動領域検出信号分
配器である。図22に示すG処理部3Gを除き、本実施
例4の構成は全て前記実施例2と同じとする。
【0075】上記実施例1〜3では撮像画像を過去8フ
ィールド間に輝度変化のない静止領域と過去8フィール
ド間に輝度変化がある動領域の2つの領域に分けてそれ
ぞれ別の処理を行った。これに対し本実施例では、撮像
画像を過去8フィールド間に輝度変化のない静止領域
と、過去3フィールド間に輝度変化がある動領域と、上
記2つの領域以外の準動領域の3つの領域に分けてそれ
ぞれ別の処理を行う。そこで、本実施例のG処理部3G
では前記実施例のG処理部の構成に加え、準動画用信号
分配器35G,準動領域検出器36G,準動領域検出信
号分配器37Gを追加する。準動画用信号分配器35G
では、この準動領域用の4つの信号(Vgms1,Vg
ms2,Vgms3,Vgms4)を生成し並列に出力
する。また、準動画用信号分配器35Gから4つの準動
領域検出信号(Kgs1〜Kgs4)を生成し、動画用
信号,静止画用信号、準動画用信号を動領域検出信号と
準動領域検出信号を用いて合成する。これらの信号の合
成は、信号合成器301G〜304Gにて下記〔数9〕
にしたがって実行される。
【0076】
【数9】 Vgi=Kgi ×{Kgsi ×Vgmi + (1-Kgsi) ×Vgsmi} + (1-Kg
i) 以下、準動画用信号分配器35G,準動領域検出器36
G,準動領域検出信号分配器37Gの構成について説明
する。
【0077】図23に準動画用信号分配器35Gの構成
を示す。図23において、FM(−1)およびFM(−
2)はフィールドメモリである。準動画用信号分配器3
5Gにおける準動領域の画像信号生成法を図24に示す
画素配列図により現フィールドにおけるサンプリング画
素が1Aの場合を例に説明する。図24において、斜線
で示す画素は現フィールドでサンプリングされた画素,
網掛けで示す画素は過去2フィールド間にサンプリング
された画素である。準動領域の画像信号は、現フィール
ドおよび過去2フィールドでサンプリングされた画素の
信号から生成する。現フィールドにおけるサンプリング
画素が1Aの場合、過去2フィールドでは4Aと4Bで
示す画素がサンプリングされている。ここで、このフィ
ールドでは1A,2A,2Bおよび1Bで示す画素の信
号をそれぞれVgms1,Vgms2,Vgms3,V
gms4として出力する。まず、1Aで示す画素の信号
をVgms1として出力するため、図23に示す加算器
A361の入力係数C1を1、他を0とする。この結
果、入力選択器IS361から1Aで示す画素の信号が
Vgms1として出力される。なお、入力選択器IS3
61およびIS365では2つの入力を適当に選択し、
同一ブロック内の4つの画素(図24において○で囲む
画素)からの信号が並列出力されるようにする(他の入
力選択器の目的も同じなので以下では省略する)。次
に、Vgms2として2Aで示す画素の信号を出力する
が、この画素は現フィールドおよび過去2フィールドで
サンプリングされていないため、左右の1Aの画素の信
号の平均値を用いる。そこで、加算器A361の出力信
号とその1画素分の遅延信号を加算器A363で平均
し、これをVgms2として出力する。次に、Vgms
4として1Bで示す画素の信号を出力するが、この画素
も現フィールドおよび過去2フィールドでサンプリング
されていないため、上下の4Aと4Bの画素の信号の平
均値を用いる。そこで、加算器A362の入力係数をC
4=0,C5=1/2,C6=1/2とし、上記平均値
をVgms4として出力する。次に、Vgms3として
2Bで示す画素の信号を出力するが、この画素も現フィ
ールドおよび過去2フィールドでサンプリングされてい
ないため、上記の1Bの画素の信号とした加算器A36
2の出力を用いる。すなわち、加算器A362の出力信
号とその1画素分の遅延信号を加算器A363で平均
し、2Bの左右の画素の信号の平均値をVgms3とし
て出力する。
【0078】以上はサンプリング画素が1Aのフィール
ドを例に説明したが、他のフィールドにおいても2つの
加算器の入力係数を適当に変えながら、同様の方法で準
動画用信号を生成する。
【0079】図25に準動領域検出器36Gの構成を示
す。図25において、A361GR〜A364GR,A
361GB〜A364GBおよびA366Gは加算器、
IS36GRおよびIS36GBは入力選択器である。
準動領域検出信号Kgsは、まず、色成分別に検出信号
(赤成分画像の検出信号Kgsrと青成分画像の検出信
号Kgsb)を生成し、2つの検出信号の和として求め
る。それぞれの検出信号Kgsr,Kgsbは過去3フ
ィールドの画像信号から生成する。このため、それぞれ
直列に接続した3つのフィールドメモリを使用する。検
出の方法は、前記実施例2で述べたG処理部3Gの動領
域検出器33Gにおける赤成分画像の動領域検出信号K
grの生成法と、使用するフィールド画像の枚数を除き
同じである。
【0080】準動領域検出信号分配器37Gでは、以上
の方法で生成した準動領域検出信号Kgsを入力し、4
つの準動領域検出信号(Kgs1,Kgs2,Kgs
3,Kgs4)を生成し並列に出力する。準動領域検出
信号分配器37Gの構成は動領域検出信号分配器34G
の構成と同じである。
【0081】以上のように、本実施例では準動領域を設
定するため、例えば物体が通過した直後の背景を実施例
1〜3に比べ高精細にすることができる。 〔実施例5〕本実施例5の信号処理部3の構成を図26
に示す。図26においてA31R〜A34Rは加算器、
3’Eは予測誤差信号発生器である。図26において、
G処理部3GおよびB処理部3Bの構成の詳細は省略し
たが、G処理部3Gは前記実施例2のG処理部3G’と
同じとする。
【0082】また、B処理部3Bは図26に示すR処理
部3Rと同一構成とする。なお、信号処理部3を除く他
の構成は前記実施例2と同じとする。
【0083】本実施例でも緑成分画像の撮像にのみイメ
ージシフト法を適用する。このため、赤成分画像と青成
分画像では静止画像のサンプリング密度が緑成分画像に
比べ低くなり、この結果、パタンエッジ等で色再現性が
低下する場合がある。そこで、本実施例ではパタンエッ
ジ等での色再現性を高めるため、緑成分の静止画像信号
から生成した予測誤差信号を、赤成分および青成分画像
の静止画用信号に重畳する。この重畳はR処理部3Rで
静止画用信号分配器31Rの4つの出力信号にそれぞれ
予測誤差発生器3’Eからの信号δVg1,δVg2,
δVg3,δVg4を加算することにより実行し、加算
された信号をそれぞれδVrs1,δVrs2,δVr
s3,δVrs4とする。B処理部3Bについても同様
とする。
【0084】図27に予測誤差信号の生成法を示す。図
27(a)で斜線で示す部分は赤成分(青成分)画像の
サンプリング画素である。図27(a)に示すように1
Aおよび1Bを除く画素はサンプリングされないため、
前記実施例2〜4ではこれら非サンプリング画素の信号
を周辺のサンプリング画素の信号値の平均値として生成
した。本実施例では、これらの非サンプリング画素ごと
に予測誤差信号を生成し、これを上記平均値に加える。
以下、2A(i,j)で示す画素を例に予測誤差信号の
生成法を図27(b)および(c)により説明する。図
27(b)および(c)はそれぞれ緑成分画像,赤成分
画像のサンプリング値(●)、固体撮像素子面上の照度
分布(Ig,Irで示す曲線)等を示し、2A(i,
j)で示す画素と1A(i+1,j)で示す画素の間に
パタンのエッジがあるものとする。赤成分画像では2A
(i,j)の画素がサンプリングされないため、1A
(i,j)と1A(i+1,j)の両画素のサンプリン
グ値の平均値Vr12A(i,j)(○で示す)が用いられる。
2A(i,j)で示す画素と1A(i+1,j)で示す
画素の間にパタンのエッジがある場合、図27(c)に
示すように上記平均値は実際の照度値から誤差が生じ
る。この誤差を次のように緑成分画像から予測する。ま
ず、緑成分画像の1A(i,j)と1A(i+1,j)
の画素のサンプリング値Vg1A(i,j) とVg1A(i+1,j)
の平均値Vg12A(i,j)を求め、これと2A(i,j)の
画素での実際のサンプリング値Vg2A(i,j) の差δVg
1A(i,j) をとり、これを予測誤差信号として図27
(c)に○で示す平均値Vr12A(i,j)に加える(加算さ
れた信号値を■で示す)。
【0085】予測誤差信号を発生する予測誤差信号発生
器3’Eの構成を図28に示す。図28において、A3
81〜A386,A390〜395は加算器、IS38
1〜IS384は入力選択器である。予測誤差発生器
3’Eでは、G処理部3Gの静止画用信号分配器31G
の8つのフィールドメモリFM(1A)〜FM(4B)
から並列に入力される8本の信号から4つの予測誤差信
号δVg1,δVg2,δVg3,δVg4を生成し並
列に出力する。以下では、奇数フィールドにおいてδV
g2を生成する場合の予測誤差信号発生器3’Eの動作
を説明する。これは上記の2Aで示す画素の予測誤差信
号を生成する場合に相当する。まず、FM(1A)から
の信号とその1画素分遅延信号を加算器A382に入力
し、1A(i,j)と1A(i+1,j)の画素のサン
プリング値の平均値をとる。加算器A382の出力は加
算器A391に入力される。加算器A391のもう一方
の入力にはFM(2A)からの信号が入る。2つの入力
信号にはそれぞれ+1と−1の係数が掛けられて加算さ
れるため加算器A391の出力から両者の差、すなわち
2Aで示す画素の予測誤差信号が出力される。入力選択
器IS382ではフィールドごとに入力が選択される
が、奇数フィールドでは加算器A391からの信号を選
択して出力する。以上は奇数フィールドにおいてδVg
2を生成する場合、すなわち2A(i,j)の画素の予
測誤差信号生成時の動作を説明したが、他の画素の予測
誤差信号も同様の動作で生成する。なお、入力選択器I
S381およびIS384で奇数フィールドでは入力0
が選択される。これは奇数フィールドでこれらの入力選
択器の出力が1A(i,j)および1B(i,j)の画
素に対する信号を出力することになり、これらの画素は
サンプリング画素であり、予測誤差信号が不要なためで
ある。
【0086】以上の方法は、各色成分画像間でパタンエ
ッジ等での輝度変化には相関性が強いという画像の特性
を利用する方法であり、パタンエッジ等での色再現性を
改善することができる。
【0087】以上においては本発明の5つの実施例を示
したにとどまり、本発明の精神を脱することなく種々の
変更が可能なことはいうまでもない。
【0088】例えば、上記実施例では固体撮像素子11
をインタレース方式で駆動したが、ノンインタレース方
式での駆動も可能である。この場合、固体撮像素子11
のシフトの1フィールドごとに行えば、静止画像の合成
は4フィールド画像からの合成となる。また、動領域検
出信号も過去4フィールドの画像から生成することにな
る。
【0089】さらに、本発明で使用する投影表示装置は
重畳方式を採用するものであれば、その種類を問わず実
施できることは本発明の原理からして明らかである。
【0090】また、上記実施例2〜5で緑成分画像用の
動領域検出信号を3つの色成分画像から生成したが、色
成分間で輝度の時間変化に相関があることを利用すれ
ば、例えば赤成分と青成分画像からのみ動領域検出信号
を生成することも可能である。さらに、本発明は各色成
分ごとの動領域検出信号の生成法に関係なく実施できる
ことも明らかである。
【0091】また、上記実施例ではサンプリング位置が
異なる4枚のフレーム画像を4個の表示デバイスに表示
し、同一面上に投影表示することにより光学的に合成し
たが、例えば、撮像手段において水平方向にのみ撮像素
子を画素ピッチの1/2だけシフトさせ、水平方向のみ
サンプリング密度を高めることとし、垂直方向に画素ピ
ッチの1/2だけシフトした位置でサンプリングされた
場合に相当するフレーム画像を信号処理部3において他
のフレーム画像からの内挿等で生成し、これを4つの表
示デバイスに表示する方法も可能である。また、これと
は逆に表示手段が2つの表示デバイスを有し、互いに投
影画像において水平方向のみ画像密度が高められている
場合、上記実施例のようにサンプリング位置が異なる4
枚のフレーム画像を撮像する撮像手段を用いても、これ
から必要なフレーム画像のみ取り出して2枚の表示デバ
イスに表示させればよい。さらに一般にいうならば前記
請求項1記載のmとnが等しい場合はもちろん、等しく
ない場合においても本発明は実施可能である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる第
1の発明は、撮像素子上で結像する被写体像と撮像素子
の相対的位置をフレームごとにずらすことにより、該撮
像素子の画素内感光部の各々が異なるn(nは2以上の
整数)個の位置でサンプリングし、該サンプリング位置
が異なるフレームまたはフィールド画像の信号を出力す
る撮像手段と、 前記サンプリング位置が異なるフレーム
またはフィールド画像の信号から、m(mは2以上の整
数)個の表示用画像信号を生成する画像信号処理・変換
手段と、前記m個の表示用画像信号をm個の表示デバイ
スにそれぞれ表示し、該複数の表示デバイスに表示され
た画像を同一面上に投影表示することにより光学的に合
成する表示手段とを備え、 前記画像信号処理・変換手段
は、 nフレーム分の時間的に連続する前記サンプリング
位置が異なるフレームまたはフィールド画像から、前記
サンプリング位置が前記m個の各表示デバイスの投影画
素の位置に対応した画像をフレームまたはフィールドご
とに選択することにより、m個の静止画像用信号を生成
する手段と、 前記nフレーム分の時間的に連続する前記
サンプリング位置が異なるフレームまたはフィールド画
像のうち1フレーム分のフレームまたはフィールド画像
における、前記m個の各表示デバイスの各投影画素の位
置に対応した位置ごとに周囲でサンプリングされている
位置の信号値を加重平均することにより、m個の動画用
信号を生成する手段と、 前記nフレーム分の時間的に連
続する前記サンプリング位置が異なるフレームまたはフ
ィールド画像間で輝度変化があった画素の位置において
大きな値を示すm個の動領域検出信号を生成する手段
と、 前記m個の静止画像用信号と前記m個の動画用信号
とを前記m個の動領域検出信号の大きさに応じた混合比
で個々に合成し、m個の静止画像用信号と動画用信号と
の合成信号を生成する手段とを備えたので、低精細度の
撮像素子や表示素子を用い、かつ小容量の伝送路で高精
細な動画像を入力,伝送,出力することが可能となる。
さらに、A/D変換やD/A変換,符号化,復号化のた
めの処理量も従来に比べ少なくすることが可能であり、
いずれも安価なデバイス,装置の使用が可能なため経済
的なシステム構成が可能である。
【0093】また、現状の撮像素子や液晶表示ではHD
TVまでの精細度でしか動画像の撮像や表示ができない
ため、従来のシステムではHDTVの精細度を上回るシ
ステムの実現は不可能であったが、本発明によるシステ
ムではHDTV用の撮像素子や表示素子でHDTVの数
倍の精細度の画像を扱うことができ、従来のシステムの
精細度の限界を克服することが可能となる。
【0094】さらに、本発明にかかる第2の発明は、
記撮像手段と前記表示手段とが伝送路を介して接続さ
れ、 前記画像信号処理・変換手段を伝送路を挟んで前記
表示手段側に備えたので、高精細の画像を小容量の伝送
路でも伝送可能となる。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の概略構成図である。
【図3】第1の実施例で用いるイメージシフト法の説明
図である。
【図4】本発明の第1の実施例の緑成分画像信号処理部
の構成図である。
【図5】信号処理部の出力画素と固体撮像素子の画素の
位置の関係の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施例の静止画用信号分配器の
構成図である。
【図7】本発明の第1の実施例の動画用信号分配器の構
成図である。
【図8】固体撮像素子による光学像のサンプリング画素
の配置図である。
【図9】本発明の第1の実施例の動領域検出器の構成図
である。
【図10】動領域検出信号生成に使用するサンプリング
画素の配置図である。
【図11】スクリーン上に投影される画素の配置図であ
る。
【図12】表示の走査方式の説明図である。
【図13】信号変換器の構成図である。
【図14】本発明の第2の実施例の概略構成図である。
【図15】第2の実施例における画色成分の撮像でサン
プリングされる画素の位置関係の説明図である。
【図16】本発明の第2の実施例における緑成分画像信
号処理部の構成図である。
【図17】本発明の第2の実施例における赤成分画像の
動領域検出器の構成図である。
【図18】本発明の第2の実施例における赤成分画像信
号処理部の構成図である。
【図19】本発明の第2の実施例において赤成分画像信
号処理部の静止画用信号分配器の構成図である
【図20】本発明の第3の実施例の赤成分画像信号処理
部の静止画用信号分配器のフィールドメモリに入力され
る画像と静止画用信号分配器から出力される画像の画素
配置図である。
【図21】本発明の第3の実施例の緑成分画像信号処理
部の静止画用信号分配器の構成図である。
【図22】本発明の第4の実施例の緑成分画像信号処理
部の構成図である。
【図23】本発明の第4の実施例の準動画用信号分配器
の構成図である。
【図24】本発明の第4の実施例において準動画信号を
生成する画素配置図である。
【図25】本発明の第4の実施例の準動領域検出器の構
成図である。
【図26】本発明の第5の実施例の信号処理部の構成図
である。
【図27】本発明の第5の実施例の予測誤差信号の生成
法を説明する図である。
【図28】本発明の第5の実施例における予測誤差信号
発生器の構成図である。
【図29】従来の画像入出力,伝送システムの構成図で
ある。
【符号の説明】
SC スクリーン 1 撮像部 2 伝送部 3 信号処理部 4 表示部 5 被写体 11 固体撮像素子 12 レンズ 13 ダイクロイックプリズム 14 透明板 15 圧電素子 16 A/D変換器 21 符号化器 22 伝送路 23 復号化器 30 信号切り替え器 31 静止画用信号分配器 32 動画用信号分配器 33 動領域検出器 34 動領域検出信号分配器 35 準動画用信号分配器 36 準動領域検出器 37 準動領域検出信号分配器 40 信号変換器 41 表示素子 42 表示素子 43 ピラミッド状ミラー 61 スクリーン上に投影される表示素子の開口部 62 スクリーン上に投影される表示素子の開口部 110 感光部 111 感光部 120 被写体の光学像
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−39177(JP,A) 特開 平1−123580(JP,A) 特開 平1−223886(JP,A) 特開 平4−270332(JP,A) 特開 平4−287086(JP,A) 特開 平2−234189(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335 H04N 5/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子上で結像する被写体像と撮像素
    子の相対的位置をフレームごとにずらすことにより、該
    撮像素子の画素内感光部の各々が異なるn(nは2以上
    の整数)個の位置でサンプリングし、該サンプリング位
    置が異なるフレームまたはフィールド画像の信号を出力
    する撮像手段と、前記サンプリング位置が異なるフレームまたはフィール
    ド画像の信号から、m(mは2以上の整数)個の表示用
    画像信号を生成する画像信号処理・変換手段と、前記m
    個の表示用画像信号をm個 の表示デバイスにそれぞれ
    示し、該複数の表示デバイスに表示された画像を同一面
    上に投影表示することにより光学的に合成する表示手段
    とを備え、 前記画像信号処理・変換手段は、 nフレーム分の時間的に連続する前記サンプリング位置
    が異なるフレームまたはフィールド画像から、前記サン
    プリング位置が前記m個の各表示デバイスの投影画素の
    位置に対応した画像をフレームまたはフィールドごとに
    選択することにより、m個の静止画像用信号を生成する
    手段と、 前記nフレーム分の時間的に連続する前記サンプリング
    位置が異なるフレームまたはフィールド画像のうち1フ
    レーム分のフレームまたはフィールド画像における、前
    記m個の各表示デバイスの各投影画素の位置に対応した
    位置ごとに周囲でサンプリングされている位置の信号値
    を加重平均することにより、m個の動画用信号を生成す
    る手段と、 前記nフレーム分の時間的に連続する前記サンプリング
    位置が異なるフレームまたはフィールド画像間で輝度変
    化があった画素の位置において大きな値を示すm個の動
    領域検出信号を生成する手段と、 前記m個の静止画像用信号と前記m個の動画用信号とを
    前記m個の動領域検出信号の大きさに応じた混合比で個
    々に合成し、m個の静止画像用信号と動画用信号との合
    成信号を生成する手段とを備えた ことを特徴とする画像
    入出力システム。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段と前記表示手段が伝送路
    を介して接続され、前記画像信号処理・変換 手段を伝送路を挟んで前記表示
    手段側に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像入
    出力システム。
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