JP3463436B2 - Toner for developing electrostatic images - Google Patents

Toner for developing electrostatic images

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JP3463436B2
JP3463436B2 JP30424595A JP30424595A JP3463436B2 JP 3463436 B2 JP3463436 B2 JP 3463436B2 JP 30424595 A JP30424595 A JP 30424595A JP 30424595 A JP30424595 A JP 30424595A JP 3463436 B2 JP3463436 B2 JP 3463436B2
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敦彦 江口
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法等において、静電潜像の現像のために用いられる静電
荷像現像用トナーに関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真法においては、複写するに際し
て、光導電性物質を用いた感光体に形成された静電潜像
に、磁気ブラシ現像法等によりトナーを付着させて現像
し、感光体上のトナー像を、紙、シート等の転写材に転
写した後、熱、溶剤、圧力等を利用して定着し、永久画
像を得るものである。 【0003】トナー像を定着する方法としては、加熱溶
融方式が最も多く用いられているが、この方法は接触型
と非接触型の2種類に大別される。特に接触型の加熱ロ
ール定着法は熱効率がよく、高速定着が可能であること
から、近年商業用複写機、プリンター等において広く用
いられている。しかしながら、この加熱ロール定着方式
にしても幾つかの欠点を持っている。特に重大な欠点と
して、エネルギー、すなわち電力の使用量が圧力ロール
定着方式に比較して相当多いことが指摘されている。 【0004】勿論、紙等の転写材に対する定着画像強度
は、圧力ロール定着方式に比べて加熱ロール定着方式の
方がはるかに優れている上に、圧力による紙の変形、シ
ワの発生等の点でも優れている。したがって、加熱定着
方式において如何に電力消費量を低減するか、換言すれ
如何にトナー像の定着に必要な最低温度を低下させる
かが検討されてきた。 【0005】この目的を達成するための有力な手段とし
ては、トナーの結着樹脂において、通常用いられている
ものよりも数十度低いTg(ガラス転移温度)を有する
ものや、分子量の低いもの等を用いる手法があげられ
る。しかしながら、このようなトナーの多くは、貯蔵中
または複写機内において、ケーキング現象や凝集を発生
させやすいという致命的な欠点を有している。 【0006】上記に対し、耐ブロッキング性および流動
性向上のため、非常に微細なコロイダルシリカ、アルミ
ナ、チタニア等をトナー粒子表面に付着させる方策があ
る。この方策は最低定着温度をそれ程上昇させることも
なく、また耐ブロッキング性および流動性の改善もある
程度は達成される。しかしながら、これらの微粒子は、
仮にそれらをトナー粒子表面に融着させるために加熱処
理等を施しても、トナー粒子表面から遊離しやすく、感
光体、特に表面が有機重合体等で被覆されているものに
対して悪い影響を及ぼすことが多い。すなわち、多数回
の使用時においてこれら微粒子が感光体表面に半永久的
に固着してしまい、画像欠損の原因となる不都合を生じ
る。したがって、この方策は抜本的解決策とはなり得な
い。 【0007】さらに、上記のような結着樹脂を用いた場
合、その熱的な特性上から、加熱ロール定着法に適用し
た際にはトナーが加熱ロールに付着し、次のコピーを汚
すオフセット現象が発生するという不具合も生ずる。特
に高速複写において、定着速度の増速に対応させるため
に、単位時間当りの加熱熱量を増加すると、オフセット
現象がより引き起こされやすくなるという結果となる。 【0008】また、トナーの結着樹脂としてポリエステ
ル樹脂を用いる手法もある。ポリエステル樹脂は一般に
スチレン−アクリル系樹脂に比べ低温定着性に優れてお
り、米国特許第3590000号明細書に記載されてい
るように非接触定着方式においても適用可能であるが、
オフセット現象が発生しやすいという欠点がある。 【0009】また、加熱ロール定着方式では、定着ロー
ル部に剥離爪を設け、転写材、一般的には紙が定着ロー
ルを通過した後、ロールへ巻き付くのを防止している。
しかしながら、近年の複写機の高速化に伴い、この部位
にかかるストレスが増大したため、剥離不良や、剥離し
た際に爪による転写材先端部の画像欠損を生じるという
トラブルが発生する場合がある。 【0010】さらに、複写画像を原稿としてさらに複写
を行う場合があるが、複写機の自動原稿送り装置に複写
画像を入れると、この装置の紙送り用ローラーで原稿が
擦られて、画像ににじみや汚れが発生する。また、両面
原稿や多色原稿では、初めの複写画像を定着した後、2
回目の複写を行うが、このときに紙送りローラーで画像
表面が擦られて、画像ににじみや汚れが発生する。さら
に、複数の原稿を重ねて複写機内に一次保管したもの
を、2回目の複写のために紙送り用ローラーで1枚づつ
取り出すが、この移送においても原稿の裏面と下の原稿
の画像表面が擦られて両者にこすり汚れやにじみを発生
させ、画質の低下を引き起こす。 【0011】これらの不具合の改善のためにトナー中に
滑剤として、低分子量ポリプロピレンまたはポリエチレ
ンを添加する方法が提案されている(特公昭52−33
04号公報、特公昭52−3305号公報、特公昭57
−52574号公報、特公昭58−58664号公報、
特開昭58−59455号公報および特開昭60−15
1650号公報等)。上記の滑剤を添加したトナーで
は、加熱ロールからの離型性不良による耐オフセット性
向上や剥離爪傷抑制、定着画像の耐こすり強度向上等に
ある程度効果があるものの、その効果は十分ではない。
さらに、これらポリオレフィン系の滑剤と樹脂成分の相
溶性が低いため、滑剤がトナー中で大きなドメインを形
成し、結果としてトナーの粉体流動性、凝集性等を大き
く悪化させてしまう。 【0012】これらの不具合を解決する方法として、ポ
リオレフィンを樹脂にグラフトさせて樹脂中に相溶させ
る方法(特開昭60−457号公報、特開昭60−93
456号公報、特開昭60−93457号公報等)、変
性ポリオレフィンを用いて樹脂中に分散させる方法(特
開昭58−63947号公報、特開昭59−17757
0号公報、特開昭60−3644号公報、特開昭62−
14508号公報、特開昭63−191817号公報
等)が知られている。しかしながら、これらの方法は、
ポリオレフィンの分散性を向上させ、粉体流動性、凝集
性等の悪化をある程度抑制できるものの、本来要求され
るべき離型能向上効果が失われるという問題がある。 【0013】一方、低温定着性向上のためにポリエステ
ル樹脂を用いる場合、前述のオフセット性の課題に対し
てはポリマーの重合度を上げたり、三価以上の単量体を
導入して架橋構造あるいはゲル成分を持たせ、トナー溶
融時の表面凝集力を高めること等によってロール表面へ
のトナー融着を防ぐ手段が取られる場合が多い。しかし
ながら、これ等の手法では、耐オフセット性には効果が
有るものの、定着下限温度の上昇を招くばかりでなく、
製造工程におけるトナー粉砕性が悪化する。 【0014】また、耐オフセット性とともに問題になっ
ている剥離爪傷に関しては、ポリエステル樹脂のみによ
って対処するだけでは不十分であり、これを含めた低温
離型性向上のためにワックスを添加することがしばしば
行われている。この場合、粉体特性および離型性のバラ
ンスを考慮して、一般的にはポリプロピレン系ワックス
が用いられる場合が多いが、その融点はポリエステル樹
脂によって得られる最低定着温度を上回ってしまい、加
熱ロールの持つ最低定着温度低下効果を十分に生かすこ
とができないという問題がある。 【0015】さらに、ポリエステル樹脂に対しワックス
を添加した場合、前述のような種々の手法を用いてもワ
ックスはドメインを形成して分散する。このことは、結
果としてトナー中の他成分の分散をも変化させることに
なり、トナーの帯電挙動、特に長期連続使用時における
帯電挙動へ影響を与える場合が多い。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、従来技術における上記のような実情に鑑み、その欠
点を改善することを目的としてなされたものである。す
なわち、本発明の目的は、消費電力を上げることなく剥
離爪傷発生温度を含む最低定着温度を低下させ、耐オフ
セット性およびこすり画像強度が良好であり、粉体流動
性に優れ、ブロッキング現象を発生させない静電荷像現
像用トナーを提供することにある。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、結着樹脂と着色剤と滑剤を必須成分とする乾
式トナーにおいて、ゲル分含有量を規定されたポリエス
テル樹脂を結着樹脂として用い、かつ滑剤としてメタ
ン系触媒の存在下に重合させて得られた特定のポリマ
ーをグラフト変性したものを用いることにより、前記の
問題点が解消できることを見出し、本発明を完成するに
至った。 【0018】すなわち、本発明の静電荷像現像用トナー
は、結着樹脂と着色剤と滑剤を含有してなるものであっ
て、その滑剤が、メタロセン系触媒の存在下での重合に
より得られたエチレン単独重合体またはエチレンと炭素
数3ないし10のα−オレフィンからなるエチレン系共
重合体に、スチレン系単量体および/または不飽和カル
ボン酸系単量体をグラフト重合させて変性したポリエチ
レン系ワックス(以下、「変性ポリエチレン系ワック
ス」という。)からなり、かつ結着樹脂が、テトラヒド
ロフラン不溶分10ないし40重量%を含有するポリエ
ステル樹脂を含有することを特徴とする。 【0019】本発明においては、結着樹脂および滑剤と
して、上記のポリエステル樹脂および変性ポリエチレン
系ワックスを併用することにより、トナー中のゲル成分
の分子鎖が破断させることなく他の内添成分を分散させ
ることができ、かつ詳細は不明であるが、トナー表面に
特定の物性値をもつワックス成分と超高分子量のゲル成
分が均一に存在することにより、該ポリエステル樹脂の
持つ高い耐オフセット性を、さらに高レベルで発現させ
ることができるようになる。 【0020】加えて、変性ポリエチレン系ワックスの持
つ結着樹脂との相溶成分を制御することにより、変性ポ
リエチレン系ワックス自身の持つこすり画像強度や剥離
爪傷抑制効果を損なうことなく、トナーの粉体流動性を
向上させ、かつ、ブロッキング性および耐ケーキング性
を低下させることが可能になる。また、本発明において
は、上記の理由から、従来は使用不可能であった低分子
量ポリエチレン系ワックスを使用することができ、ポリ
エステル樹脂の持つ最低定着温度の低下効果に対するワ
ックスの融点の追随が可能となり、その効果を十分に発
揮できるようになる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明において用いられる滑剤は、
エチレン単独重合体またはエチレンと炭素数3〜10の
α−オレフィンからなるエチレン系共重合体をグラフト
変性させたものであって、エチレン単独重合体またはエ
チレン系共重合体は、メタロセン系触媒の存在下におい
て重合して得られたものである。メタロセン系触媒は、
その種類に特に限定されることなく利用することができ
る。例えば、(A)周期律表のIVb、Vb、VIb族より
なる群から選択された遷移金属の化合物(以下、「遷移
金属化合物」という。)および(B)助触媒の組み合わ
せからなるメタロセン系触媒が例示される。上記の遷移
金属の化合物としては、下記式(1)で示されるものを
例示することができる。 ML (1) 【0022】上記式(1)中、MはIVb、Vb、VIb族
の金属から選ばれる遷移金属原子を表し、ジルコニウ
ム、チタン、ハフニウム等が例示される。xは遷移金属
の原子価であり、Lの個数を示す。Lは遷移金属に配位
する配位子または基を表し、少なくとも1個のLは、シ
クロペンタジエニル、インデニル等のシクロペンタジエ
ニル骨格を有する配位子であり、それ以外のLは、炭素
数1ないし12の炭化水素基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、トリアルキルシリル基、SO3 1 (ただ
し、R1 はハロゲン等の置換基を有してもよい炭素数1
ないし8の炭化水素基)、ハロゲン原子および水素原子
よりなる群から選ばれる1種の基または原子である。さ
らに上記一般式(1)で示される化合物が、シクロペン
タジエニル骨格を有する配位子を2個以上含む場合、そ
のうち2個のシクロペンタジエニル骨格を有する配位子
同士は、エチレン、プロピレン等のアルキレン基、イソ
プロピリデン、ジフェニルメチレン等の置換アルキレン
基、シリレン基、またはジメチルシリレン基、ジフェニ
ルシリレン基等の置換シリレン基等を介して結合してい
てもよい。 【0023】このような化合物としては、例えば、ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビ
ス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド、ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(n−プロピルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ビス(n−ブチルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(n−
ヘキシルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ビス(メチル−n−プロピルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ビス(メチル−n−ブチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビ
ス(ジメチル−n−ブチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリド、ビス(n−ブチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジブロミド、ビス(n−ブチルシ
クロペンタジエニル)ジルコニウムメトキシクロリド、
ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
エトキシクロリド、ビス(n−ブチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムブトキシクロリド、ビス(n−ブチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムエトキシド、ビ
ス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムメ
チルクロリド、ビス(n−ブチルシクロペンタジエニ
ル)ジメチルジルコニウム、ビス(n−ブチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムベンジルクロリド、ビス
(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジベンジルジルコ
ニウム、ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムフェニルクロリド、ビス(n−ブチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムハイドライドクロリド、エ
チレンビス(インデニル)ジメチルジルコニウム、エチ
レンビス(インデニル)ジエチルジルコニウム、エチレ
ンビス(インデニル)ジフェニルジルコニウム、エチレ
ンビス(インデニル)メチルジルコニウムモノクロリ
ド、エチレンビス(インデニル)エチルジルコニウムモ
ノクロリド、エチレンビス(インデニル)メチルジルコ
ニウムモノブロミド、エチレンビス(インデニル)ジル
コニウムジクロリド、エチレンビス(インデニル)ジル
コニウムジブロミド、エチレンビス{1−(4,5,
6,7−テトラヒドロインデニル)}ジメチルジルコニ
ウム、エチレンビス{1−(4,5,6,7−テトラヒ
ドロインデニル)}メチルジルコニウムモノクロリド、
エチレンビス{1−(4,5,6,7−テトラヒドロイ
ンデニル)}ジルコニウムジクロリド、エチレンビス
{1−(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)}
ジルコニウムジブロミド、エチレンビス{1−(4−メ
チルインデニル)}ジルコニウムジクロリド、エチレン
ビス{1−(5−メチルインデニル)}ジルコニウムジ
クロリド、エチレンビス{1−(6−メチルインデニ
ル)}ジルコニウムジクロリド、エチレンビス{1−
(7−メチルインデニル)}ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス{1−(5−メトキシインデニル)}ジル
コニウムジクロリド、エチレンビス{1−(2,3−ジ
メチルインデニル)}ジルコニウムジクロリド、エチレ
ンビス{1−(4,7−ジメチルインデニル)}ジルコ
ニウムジクロリド、エチレンビス{1−(4,7−ジメ
トキシインデニル)}ジルコニウムジクロリド、イソプ
ロピリデン(シクロペンタジエニル−フルオレニル)ジ
ルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペン
タジエニル−2,7−ジ−t−ブチルフルオレニル)ジ
ルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペン
タジエニル−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ジメチルシリレンビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビ
ス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド、ジメチルシリレンビス(ジメチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビ
ス(トリメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルシリレンビス(インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジフェニルシリレンビス(インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、等があげられる。なお、
上記例示のものにおいて、シクロペンタジエニル環の二
置換体は、1,2−および1,3−置換体を含み、三置
換体は、1,2,3−および1,2,4−置換体を含
む。本発明では、上記のようなジルコニウム化合物にお
いて、ジルコニウム金属をチタン金属またはハフニウム
金属に置き換えた遷移金属化合物を用いることができ
る。 【0024】また、助触媒(B)としては、従来公知の
ものを特に限定することなく利用することができる。例
えば、アルミノオキサン(B−1)または遷移金属化合
物(A)と反応してイオン性の錯体を形成する化合物
(B−2)をあげることができる。 【0025】アルミノオキサン(B−1)としては、具
体的には、下記一般式(2)または(3)で示される有
機アルミニウム化合物を例示することができる。 【化1】 (式中、R2 は、炭化水素基を表し、mは2以上の整数
を示す。) 【0026】上記アルミノオキサンにおいて、R2 はメ
チル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、iso
−ブチル基、フェニル基、フェニルメチル基等が例示さ
れ、好ましくはメチル基、エチル基、iso−ブチル基
である。mは2以上の整数、好ましくは3ないし50、
特に3ないし40の整数である。 【0027】アルミノオキサンは、例えば、(1)吸着
水を含有する化合物あるいは結晶水を含有する塩類、例
えば、マグネシウム水和物、硫酸銅水和物等の炭化水素
媒体懸濁液に、トリアルキルアルミニウム等の有機アル
ミニウム化合物を反応させて炭化水素溶液として回収す
る方法、(2)ベンゼン、トルエン等の媒体中で、トリ
アルキルアルミニウム等の有機アルミニウム化合物に直
接水や氷、水蒸気を作用させて炭化水素の溶液として回
収する方法等があり、用いられる有機アルミニウム化合
物としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチ
ルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−
sec−ブチルアルミニウム、トリ−tert−ブチル
アルミニウム、トリイソペンチルアルミニウム等が例示
される。 【0028】また、遷移金属化合物(A)と反応してイ
オン性の錯体を形成する化合物(B−2)としては、例
えば、カチオンと複数の基が元素に結合したアニオンと
からなる化合物、特に配位錯化合物を好ましいものとし
てあげることができる。具体的な化合物としては、テト
ラフェニル硼酸トリメチルアンモニウム、テトラフェニ
ル硼酸トリエチルアンモニウム、テトラフェニル硼酸ト
リ(n−ブチル)アンモニウム、テトラ(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸トリメチルアンモニウム、テトラ(ペ
ンタフルオロフェニル)硼酸トリエチルアンモニウム、
テトラ(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリ(n−ブチ
ル)アンモニウム、ヘキサフルオロ砒素酸トリエチルア
ンモニウム、テトラフェニル硼酸フェロセニウム、テト
ラフェニル硼酸トリチル、テトラ(ペンタフルオロフェ
ニル)硼酸フェロセニウム、テトラ(ペンタフルオロフ
ェニル)硼酸メチルフェロセニウム、テトラ(ペンタフ
ルオロフェニル)硼酸デカメチルフェロセニウム、テト
ラ(ペンタフルオロフェニル)硼酸銀、テトラ(ペンタ
フルオロフェニル)硼酸トリチル、テトラフルオロ硼酸
銀、ヘキサフルオロリン酸銀、ヘキサフルオロ砒素酸
銀、過塩素酸銀、ヘキサフルオロアンチモン酸銀、トリ
フルオロ酢酸銀、トリフルオロメタスルホン酸銀、テト
ラ(ペンタフルオロフェニル)硼酸(N−ベンジル−2
−シアノピリジニウム)、テトラ(ペンタフルオロフェ
ニル)硼酸(N−ベンジル−3−シアノピリジニウ
ム)、テトラ(ペンタフルオロフェニル)硼酸(N−ベ
ンジル−4−シアノピリジニウム)、テトラ(ペンタフ
ルオロフェニル)硼酸(N−メチル−2−シアノピリジ
ニウム)、テトラ(ペンタフルオロフェニル)硼酸(N
−メチル−3−シアノピリジニウム)、テトラ(ペンタ
フルオロフェニル)硼酸(N−メチル−4−シアノピリ
ジニウム)、テトラ(ペンタフルオロフェニル)硼酸ト
リメチルアンモニウム、テトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)硼酸トリメチル(m−トリフルオロメチルフェニ
ル)アンモニウム、テトラ(ペンタフルオロフェニル)
硼酸ベンジルピリジニウム等があげられる。 【0029】また、これらの助触媒(B)とともに、必
要に応じて有機アルミニウム化合物(C)を用いてもよ
い。このような有機アルミニウム化合物としては、下記
一般式(4)で示される化合物を例示することができ
る。 R1 n AlX3-n (4) (式中、R1 は炭素数1〜12の炭化水素基を表し、X
はハロゲン原子または水素原子を表し、nは1〜3の整
数である。) 【0030】上記一般式(4)において、R1 は炭素数
1〜12の炭化水素基、例えば、アルキル基、シクロア
ルキル基またはアリール基を表すが、具体的には、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、iso−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オク
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニ
ル基およびトリル基等があげられる。このような有機ア
ルミニウム化合物としては、トリメチルアルミニウム、
トリエチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリオクチルアルミ
ニウム、トリ−2−エチルヘキシルアルミニウム等のト
リアルキルアルミニウム類;イソプレニルアルミニウム
等のアルケニルアルミニウム類;ジメチルアルミニウム
クロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジイソプロ
ピルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウム
クロリド、ジメチルアルミニウムブロミド等のジアルキ
ルアルミニウムハライド類;メチルアルミニウムセスキ
クロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、イソプ
ロピルアルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウ
ムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキブロミド
等のアルキルアルミニウムセスキハライド類;メチルア
ルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリ
ド、イソプロピルアルミニウムジクロリド、エチルアル
ミニウムジブロミド等のアルキルアルミニウムジハライ
ド類;ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチ
ルアルミニウムハイドライド等のアルキルアルミニウム
ハイドライド類等の化合物が用いられる。 【0031】本発明では、上記の遷移金属化合物(A)
および助触媒(B)、さらに必要に応じて上記一般式
(4)で示される有機アルミニウム化合物(C)からな
るメタロセン系触媒が利用される。その重合反応は、炭
化水素媒体中で実施される。炭化水素媒体として、具体
的には、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、オ
クタン、デカン、ドデカン、ヘキサデカン、オクタデカ
ン等の脂肪族系炭化水素、シクロペンタン、メチルシク
ロペンタン、シクロヘキサン、シクロオクタン等の脂環
族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、ガソリン、灯油、軽油等の石油留分等の
他に、原料のオレフィンも炭化水素媒体となる。これら
炭化水素媒体の中では芳香族系炭化水素が好ましい。 【0032】本発明において、重合反応を液相重合法で
実施する際の該遷移金属化合物の使用割合は、重合反応
系内の遷移金属原子の濃度として、通常は10-8ないし
10-2グラム原子/リットル、好ましくは10-7ないし
10-3グラム原子/リットルの範囲である。また、アル
ミノオキサンの使用割合は、重合反応系内のアルミニウ
ム原子の濃度として、通常は10-4ないし10-1グラム
原子/リットル、好ましくは10-3ないし10-2グラム
原子/リットルの範囲である。また、重合反応系内の遷
移金属原子に対するアルミニウム原子の比は、通常4な
いし107 、好ましくは10ないし106 の範囲であ
る。 【0033】本発明において、上記エチレンの単独重合
体またはエチレン系共重合体の分子量の調節は、水素お
よび/または重合温度により行うことができる。重合反
応の際の温度は、通常は20℃以上、特に好ましくは5
0℃ないし230℃の範囲である。重合反応に供給され
る水素量はエチレンに対する水素のモル比として通常
0.01ないし4、好ましくは0.05ないし2の範囲
である。 【0034】本発明では、これらのメタロセン系触媒の
存在下に重合して得られるエチレンの単独重合体または
エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィンからなるエ
チレン系共重合体のが用いられる。その135℃のデカ
リン中で測定した極限粘度[η]は、好ましくは0.4
dl/g以下、特に好ましくは0.005なし0.35
dl/gの範囲である。また、共重合体の場合の構成単
量体中のエチレンの割合は通常80モル%以上、好まし
くは85モル%以上である。 【0035】さらに、このようにして得られたエチレン
の単独重合体またはエチレン系共重合体は、粘度平均分
子量800ないし3000の範囲、密度0.95g/c
3以上、かつ針入度2dmm以下、さらには1dmm
以下であるのがより好ましい。この範囲のポリエチレン
は、高密度および分子の直鎖性の故に、自己潤滑性を有
し、そのために定着像表面の摩耗による損傷を低減さ
せ、定着像にこすり汚れ、にじみ等が発生するのを防止
することができる。すなわち、加熱ロール通過後、定着
像表面に潤滑性を有する膜を形成させ、潤滑効果が十分
に発現されるのである。 【0036】また、上記エチレンの単独重合体またはエ
チレン系共重合体(以下、「ポリエチレンワックス」と
いう。)のゲルパーミエイションクロマトグラフィー
(以下、単にGPCという)で求めた分子量分布(Mw
/Mn)は通常好ましくは1.1ないし1.8、より好
ましくは1.5以下の範囲である。分子量分布Mw/M
nがこの範囲にある場合、前述の粘度平均分子量の範囲
において、ポリエチレンワックス中の分子量の大きい成
分および分子量の小さい成分を減少させることができ
る。これにより、低温より融解を開始する分子量の小さ
い成分によるブロッキング性、常温での粉体流動性の悪
化や、分子量の大きい成分の部分的な溶融粘度の引上げ
による剥離爪傷抑制効果の低減を解消することが可能で
ある。 【0037】また、これはポリエチレンワックス自体の
溶融挙動にも大きな影響を及ぼす。一般にポリエチレン
ワックスには、通常の状態では完全に固体の状態を保
ち、定着ロールを通過する際には、その極めて短い通過
時間に定着ロールの設定温度近傍で完全に融解し、効果
を発現することが要求されている。分子量分布を前記の
範囲に制御した場合、通常用いるワックスに比べ、溶解
を終えるための溶解温度幅を狭くすることができる。こ
れにより、離型に寄与するワックス量(定着ロールの設
定温度で溶解するワックス量)が多くなり、発現効果と
いう観点からみれば効率がよくなる。 【0038】メタロセン系触媒は、従来の触媒系に比べ
て分子量分布の狭い重合体を得ることができる。したが
って、蒸溜・晶析・溶媒洗浄による方法で分子量分布を
狭くする必要がなく、あるいは、必要な場合でも、それ
を効率よく実施することができる。 【0039】なお、本発明におけるポリエチレンワック
スの分子量分布(Mw/Mn)は、ウォータース社製G
PC150Cを用い、温度140℃、溶媒o−ジクロル
ベンゼン、測定流量1.0ml/minで濃度0.1重
量%で測定した値である。試料の分子量算出にあたって
は、ポリエチレンの粘度式を使用した。カラムとして、
東ソー社製GMH−HT(60cm)とGMH−HTL
(60cm)を連結したものを用いた。また、針入度は
JIS K2207、密度はJIS K6760に従
い、さらに溶融粘度は試料を160℃にて加熱溶融さ
せ、ブルックフィールズ粘度計により測定した。 【0040】上記の方法で製造したポリエチレンワック
スについて、さらに融点以上の温度で真空下に脱気した
り、ヘキサン、アセトン等の溶媒に溶解させて低分子量
部分を除く手法、あるいは溶媒に全量溶解させた後、特
定の温度で析出させることにより、高分子量部分を取り
除く手法を併用してもよい。 【0041】また、上記のポリエチレンワックスへの、
スチレン系単量体または不飽和カルボン酸系単量体のグ
ラフト変性割合は、総重量100部とした場合、5ない
し30重量部であるのが好ましい。この範囲であれば、
大きなドメインによる粉体流動性、ブロッキング性、耐
ケーキング性等への悪影響や、滑剤がトナー中に高分散
し過ぎることによる離型効果、耐こすり画像強度等の低
下等がなく、良好な性能を示すことができる。 【0042】本発明でグラフト重合させるために使用さ
れるスチレン系単量体としては、スチレン、α−メチル
スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、
4−メチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,
4−ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレ
ン、2−エチルスチレン、3−エチルスチレン、4−−
ブチルスチレン、4−sec−ブチルスチレン、4−t
ert−ブチルスチレン、4−ヘキシルスチレン、4−
ノニルスチレン、4−オクチルスチレン、4−フェニル
スチレン、4−デシルスチレン、4−ドデシルスチレ
ン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4ーク
ロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、3,4−ジ
クロロスチレン、2−メトキシスチレン、4−メトキシ
スチレン、4−エトキシスチレン等をあげることができ
る。 【0043】また、グラフト重合させるために使用され
る不飽和カルボン酸系単量体としては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
sec−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸ヘキシル、アクリル酸イソヘキシル、アクリル酸
フェニル、アクリル酸2−クロロフェニル、アクリル酸
ジエチルアミノエチル、アクリル酸3−メトキシブチ
ル、アクリル酸ジエチレングリコールエトキシレート、
アクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル等のアクリ
ル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸sec−ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸プロピル、
メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸オクチル、メ
タクリル酸ドデシル、メタクリル酸ステアリル、メタク
リル酸ヘキシル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸2−クロロフェニル、メタクリル
酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル等
のメタクリル酸エステル類、その他、マレイン酸エチ
ル、マレイン酸プロピル、マレイン酸ブチル、マレイン
酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジブチ
ル等のマレイン酸エステル類、フマル酸エチル、フマル
酸ブチル、フマル酸ジブチル等のフマル酸エステル類、
イタコン酸エチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ブ
チル等のイタコン酸エステル類等をあげることができ
る。 【0044】ポリエチレンワックスにグラフト重合させ
るスチレン系単量体または不飽和カルボン酸系単量体に
ついては、上記に例示したが、これらに限定されるもの
ではない。上記単量体によるポリエチレンワックスの変
性方法としては、公知の種々の方法を採用することがで
きる。例えば、ポリエチレンワックスおよびスチレン系
単量体または不飽和カルボン酸系単量体をラジカル開始
剤の存在下で加熱・溶融混合させ、反応させる方法等が
使用できる。その際には、反応温度は125ないし32
5℃の範囲が好ましく、また、使用されるラジカル開始
剤としては、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペル
オキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペル
オキシド等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等
のアゾ化合物等があげられる。 【0045】また、変性ポリエチレン系ワックスの溶融
粘度は、160℃において15ないし250cpsであ
ることが好ましい。この範囲では、加熱ロール通過直後
の定着画像の凝集強度および画像表面の溶融粘度が適切
に制御され、剥離爪による画像掻き取りや、離型不良、
離型時の過剰ストレスによる剥離爪傷の発生を押えるこ
とが可能である。特に、上記の方法によるポリエチレン
ワックスでは、前記の粘度平均分子量の範囲のおいて、
前述したようなメタロセン系触媒を用いたポリエチレン
ワックスの利点からも、他のワックス物性値とのバラン
スをとりながら所望の溶融粘度を呈するよう制御するの
が容易であるという利点がある。 【0046】また、変性ポリエチレン系ワックスは、針
入度が2dmm以下、特に1dmm以下であることが好
ましい。針入度が上記の範囲の変性ポリエチレン系ワッ
クスは、自己潤滑性を有し、そのために定着像表面の摩
耗による損傷を低減させ、定着像にこすり汚れ、にじみ
等が発生するのを防止することができる。すなわち、加
熱ロール通過後、定着像表面に潤滑性を有する膜を形成
させ、潤滑効果が十分に発現される。 【0047】また、変性ポリエチレン系ワックスのトナ
ー中への添加量は、トナー重量の1ないし20重量%の
範囲が適当であり、さらに3ないし10重量%がより好
ましい。 【0048】本発明において用いる結着樹脂は、テトラ
ヒドロフラン不溶分(以下、「THF不溶分」とい
う。)を10ないし40重量%含有するポリエステル樹
脂である。このポリエステル樹脂は、多価ヒドロキシ化
合物と、多価カルボン酸またはこれらの低級アルキルエ
ステル、酸無水物、酸ハロゲン化物等の反応性酸誘導体
とからなる。THF不溶分は、架橋度を制御することに
より、得ることができる。 【0049】前記多価ヒドロキシ化合物としては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチレ
ングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等
のポリプロピレングリコール類、ビスフェノールAおよ
びその誘導体、そのアルキレンオキサイド付加物、水素
添加ビスフェノールA等の2価ヒドロキシ化合物の他
に、グリセリン、ソルビトール、1,4−ソルビタン、
トリメチロールプロパン等の3価以上のヒドロキシ化合
物等を用いることができる。 【0050】前記多価カルボン酸としては、マロン酸、
コハク酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,
2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、n−オクチル
コハク酸、1,3−ジカルボキシ−2−メチル−2−カ
ルボキシメチルプロパン、テトラ(カルボキシジメチ
ル)メタン,マレイン酸、フマル酸、ドデセニルコハク
酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン
酸等を用いることができる。 【0051】本発明に使用するポリエステル樹脂の重量
平均子量Mwは7000〜50000の範囲、数平均分
子量Mnは2000〜10000の範囲で、ガラス転移
温度Tgは50〜70℃の範囲が好ましい。 【0052】本発明で使用するトナー用結着樹脂は、T
HF不溶分が10〜40重量%の範囲であることが必要
であり、好ましくは15〜25重量%の範囲に設定され
る。THF不溶分が10重量%を下回ると、上記変性ポ
リエチレン系ワックスと組み合わせて使用しても、耐オ
フセット性を十分に発揮できなくなり、一方、40重量
%を越えると粉砕性が低下する。 【0053】本発明において、THF不溶分とは、試料
をテトラヒドロフラン(THF)に溶解してその不溶分
を遠心分離機で分離し、乾燥重量をもとのポリマーの重
量に対する比率として重量%で示したものを表し、次の
ようにして求めることができる。 (1)サンプル200〜300mgを25mlの三角フ
ラスコに直接量り取り、20mlのTHFを入れて一晩
放置する。 (2)上記(1)の試料をポリテトラフルオロエチレン
製遠心分離用チューブに入れる。 (3)上記(1)の三角フラスコでもう一度20mlの
THFにて洗浄し、(2)のチューブに入れて計40m
lにし、フィルムで密閉する。 (4)上記(3)を回転数18000rpm、−10℃
の条件で20分間遠心分離を行う。 (5)上記(4)の試料を取り出し、室温に戻るまで放
置する。 (6)上記(5)の上澄みを5ml量り取り、重量を測
定してあるアルミニウム皿に取り出し、ついで、THF
をホットプレートにて蒸発させる。 (7)上記(6)の試料を50℃の真空乾燥機に入れて
一晩放置して乾燥させ、これを5ml中のTHF不溶分
として、アルミニウム皿の重量と合わせて秤量する。 (8)次式により、THF不溶分を算出する。 THF不溶分(%)=[(サンプル量)−〔((7)で
秤量された試料の重量)−(アルミニウム皿の重量)〕
×(40/5)〕]÷(サンプル量)×100 【0054】また、本発明の静電荷像現像用トナーは、
主構成成分の一つとして着色剤を含有するが、その着色
剤しては、染料および顔料、例えば、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブル
ー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポン
オイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロ
リド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキ
サレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.
ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド
122、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.
ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー
12、C.I.ピグメントブルー15:1、C.I.ピ
グメントブルー15:3等、さらに、マグネタイト、フ
ェライト等の磁性材料等を代表的なものとして例示する
ことができる。これらの着色剤はトナー中に2〜50重
量%の範囲で含有させればよいが、着色剤は上記に例示
したものに何等限定されるものではない。 【0055】また、必要に応じて帯電制御剤物質等、公
知の添加剤を含有させてもよく、さらにコロイダルシリ
カ微粒子を始めとする流動性向上剤等、他の無機化合物
微粒子を外部添加してもよい。 【0056】本発明における静電荷像現像用トナーは、
二成分トナー、磁性材料を内包する一成分トナーあるい
はカプセルトナーであってもよい。 【0057】 【実施例】以下、実施例および比較例をあげて本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明は、これら実施例に
よって何等限定されるものではない。なお、下記の説明
において、「部」は、「重量部」を意味する。 (メタロセン系触媒によるポリエチレンワックスの製
造) 製造例a 連続重合反応器を用いて、精製ヘキサンを200リット
ル/hr、メチルアルミノオキサン(東ソー・アクゾ社
製)をアルミニウム原子換算で0.4モル/hr、トリ
メチルアルミニウムを0.2モル/hrおよびビス(n
−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ドをジルコニウム原子換算で2ミリモル/hrの割合で
連続的に供給し、重合反応器内のガス相において水素と
エチレン比(H2 /C2 4 )が0.40、全圧が30
kg/cm2 Gとなるようにエチレンおよび水素を連続
的に供給し、重合温度140℃、常圧、滞留時間0.5
時間、ポリマー濃度90g/リットルとなる条件下に重
合を行った。得られたポリマー溶液1リットルに対し、
メタノール5リットルを加えてポリマーを析出させた
後、濾過によりポリマーを回収し、乾燥して、以下の物
性を有する重合体を得た。[η]:0.08dl/g、
分子量分布Mw/Mn:1.3、粘度平均分子量:11
30、密度:0.96g/cm3 、160℃での溶融粘
度:12.0cps。 【0058】製造例b 製造例aの重合反応で、重合反応器内のガス相における
水素とエチレン比(H2 /C2 4 )を0.50に変え
た以外は、製造例aと同様に重合反応を行った。得られ
た重合体の物性は以下のものであった。 【0059】[η]:0.06dl/g、分子量分布M
w/Mn:1.2、粘度平均分子量:890、密度:
0.96g/cm3 、160℃での溶融粘度:7.7c
ps。 【0060】(各種グラフト変性ポリエチレンワックス
の製造例) 製造例1 メタロセン系触媒によるポリエチレンワックス製造例a
のポリエチレンワックス([η]:0.08dl/g、
分子量分布Mw/Mn:1.3、粘度平均分子量:11
30、密度:0.96g/cm3 、160℃での溶融粘
度:12.0cps)1000gを160℃にて溶融
し、スチレン250g、ジ−tert−ブチルパーオキ
シド21gを別々の導管より4時間かけて滴下した。滴
下終了後、さらに160℃で1時間反応を続けた後、揮
発分を除去するために30mmHgの真空下で1時間脱
気し、変性ポリエチレンワックス(針入度:1dmm以
下、160℃での溶融粘度:23.7cps)を得た。 【0061】製造例2 メタロセン系触媒によるポリエチレンワックス製造例b
のポリエチレンワックス([η]:0.06dl/g、
分子量分布Mw/Mn:1.2、粘度平均分子量:89
0、密度:0.96g/cm3 、160℃での溶融粘
度:7.7cps)1000gを用いた以外は、製造例
1と同様にして、変性ポリエチレンワックス(針入度:
1dmm以下、160℃での溶融粘度:17.0cp
s)を得た。 製造例3 スチレン250gの代わりに、スチレン125gとフマ
ル酸ジブチル125gの混合物を用いた以外は、製造例
1と同様にして、変性ポリエチレンワックス(針入度:
1dmm以下、160℃での溶融粘度:18.0cp
s)を得た。 製造例4 スチレン250gの代わりに、アクリル酸メチル250
gを用いた以外は、製造例1と同様にして、変性ポリエ
チレンワックス(針入度:1dmm以下、160℃での
溶融粘度:24.8cps)を得た。 【0062】製造例5 ポリエチレンワックス(粘度平均分子量:1070、分
子量分布:Mw/Mn:2.61、密度:0.97g/
cm3 、160℃での溶融粘度:85.0cps)10
00gを用いた以外は、製造例1と同様にして、変性ポ
リエチレンワックス(針入度:1dmm以下、160℃
での溶融粘度:210.0cps)を得た。 【0063】製造例6 スチレン250gの代わりに、スチレン20g、ジ−t
ert−ブチルパーオキシド1.7gを用いた以外は、
製造例1と同様にして、変性ポリエチレンワックス(針
入度:1dmm以下、160℃での溶融粘度:12.0
cps)を得た。 製造例7 スチレン250gの代わりに、スチレン125g、フマ
ル酸ジブチル540gを用いた以外は、製造例1と同様
にして、変性ポリエチレンワックス(針入度:2dm
m、160℃での溶融粘度:130.0cps)を得
た。 製造例8 ポリプロピレンワックス(粘度平均分子量:3000、
分子量分布:Mw/Mn:2.75、密度:0.89g
/cm3 、160℃での溶融粘度:70.0cps)1
000gを用いた以外は、製造例1と同様にして、変性
ポリプロピレンワックス(針入度:1dmm、180℃
での溶融粘度:250.0cps)を得た。 【0064】(結着樹脂用ポリエステル樹脂の製造例) 製造例A ビスフェノールAエチレンオキサイド2付加物 21モル ビスフェノールAプロピレンオキサイド2付加物 21モル コハク酸誘導体 7モル テレフタル酸 4モル トリメリット酸 25モル 上記物質をステンレススチール製撹拌機、ガラス製窒素
ガス導入管および流下式コンデンサーを備えた4つ口丸
底フラスコの投入し、窒素ガスを導入しながらマントル
ヒーターで昇温し、反応物の温度を200℃に保ちなが
ら、生成する水を留去し、8時間反応させた。得られた
ポリエステル樹脂Aは、重量平均分子量Mwが約160
00、数平均分子量Mnが約3000、Tgが65℃、
THF不溶分が20%であった。 【0065】製造例B ビスフェノールAエチレンオキサイド2付加物 10モル ビスフェノールAプロピレンオキサイド2付加物 15モル ネオペンチルグリコール 24モル テレフタル酸 22モル イソフタル酸 20モル 上記物質を用い、製造例Aと同様の手法により得られた
ポリエステル樹脂Bは、重量平均分子量Mwが約900
0、数平均分子量Mnが約3500、Tgが65℃、T
HF不溶分が0%であった。 【0066】実施例1 (トナーの調製) 製造例Aに示すポリエステル樹脂A 100部 カーボンブラック(BP1300、キャボット社製) 10部 製造例1に示す変性ポリエチレンワックス 5部 上記成分をバンバリーミキサーで溶融混練し、冷却後ジ
ェットミルにより微粉砕し、分級機により分級を行っ
て、平均粒子径10μmのトナー粒子を得た。この粒子
に平均粒子径0.012μmのシリカ微粒子をヘンシェ
ルミキサーにて混合し、トナーとした。 (キャリアの調製)粒子径85μmのフェライトコアに
スチレン−アクリロニトリル樹脂をコートして得た。 (現像剤の調製)上記トナー3部とキャリアを97部と
を混合して現像剤組成物を調製した。 【0067】実施例2 滑剤として製造例2に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、実施例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 実施例3 滑剤として製造例3に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、実施例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 実施例4 滑剤として製造例4に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、実施例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 【0068】比較例1 結着樹脂として製造例Bに示す変性ポリエステル樹脂を
用い、かつ滑剤としてポリエチレンワックス([η]:
0.13dl/g、分子量分布Mw/Mn:2.61、
粘度平均分子量:2000、密度:0.97g/c
3 、160℃での溶融粘度:55.0cps)を用い
た以外は、実施例1と同様にして現像剤組成物を得た。 比較例2 滑剤としてポリプロピレンワックス(粘度平均分子量:
3000、分子量分布Mw/Mn:2.75、密度:
0.89g/cm3 、160℃での溶融粘度:70.0
cps)を用いた以外は、比較例1と同様にして現像剤
組成物を得た。 【0069】比較例3 滑剤として製造例5に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、比較例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 比較例4 滑剤として製造例6に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、比較例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 比較例5 滑剤として製造例7に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、比較例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 比較例6 滑剤として製造例8に示す変性ポリプロピレンワックス
を用いた以外は、比較例1と同様にして現像剤組成物を
得た。 比較例7 滑剤としてポリプロピレンワックス(粘度平均分子量:
3000、分子量分布Mw/Mn:2.75、密度:
0.89g/cm3 、160℃での溶融粘度:70.0
cps)を用いた以外は、実施例1と同様にして現像剤
組成物を得た。 【0070】比較例8 滑剤として製造例1に示す変性ポリエチレンワックスを
用いた以外は、比較例1と同様にして現像剤組成物を得
た。 【0071】同実施例および比較例における試験方法お
よび評価基準は以下の通りである。 (1)オフセット温度 Vivace550(改造)定着装置(富士ゼロックス
社製)を用いて測定した。ヒートロール温度を180℃
より250℃まで5℃づつ上昇させ、オフセットの発生
温度を目視で確認した。(なお、未発生とは、250℃
にてオフセットの発生が確認されないことを示す。) (2)剥離爪傷消失温度 Vivace550(改造)定着装置を用いて測定し
た。画像先端部分のベタ黒画像において発生する剥離爪
傷が実使用上問題にならないレベルに達するヒートロー
ル温度を示す。(なお、未発生とは、測定下限温度12
0℃においても剥離爪発生無きことを示す。) (3)定着温度 Vivace550(改造)定着装置を用い、しごき試
験法により評価した。(しごきストレスを受けた場合
も、ある一定面積の残像を呈することができるヒートロ
ール温度を示す。) (4)トナー粉砕性 粉砕機(PJM−200、日本ニューマチック工業社
製)を用い、フィールドレート1.0kg/hで粉砕を
行った際のトナー平均粒子径D50より判断した。 (5)こすり画像強度 Vivace550(改造)自動原稿送り装置を用いて
測定した。5枚の原稿を装置にセットして送り、2枚目
以降の原稿の裏汚れを目視で確認し、グレード付けをお
こなった。(なお、G0〜G1は実使用上問題にならな
いレベル) G0:裏汚れ未発生 G1:目視での確認が困難な汚れが若干発生 G2:目視での確認が可能な軽微な汚れが発生 G3:目視での確認が可能な汚れが発生 【0072】(6)貯蔵安定性 50℃/50%RHの雰囲気下、17時間放置テストを
行った。その後、63μmのふるいで5分間振動ふるい
にかけ、ブロッキング性を確認した。 G1:63μmふるい通過率80%以上 G2:63μmふるい通過率50%以上、80%未満 G3:63μmふるい通過率50%未満 (7)トナー搬送量 粉体流動性の指標としてVivace800(改造)ト
ナーボックスを用い、時間当たりのトナー搬送量を測定
した。 【0073】上記実施例1〜4および比較例1〜8にて
得られた現像剤において用いた滑剤および結着樹脂の性
状を表1および表2に示し、特性評価条件および結果を
表3に示す。 【表1】 【0074】 【表2】 【0075】 【表3】【0076】 【発明の効果】本発明の静電荷像現像用トナーは、結着
樹脂と着色剤と滑剤を必須成分とする乾式トナーにおい
て、結着樹脂がテトラヒドロフラン不溶分を10ないし
40重量%含有するポリエステル樹脂であり、かつ滑剤
にメタロセン系触媒の存在下での重合により得られたエ
チレン単独重合体またはエチレンと炭素数3〜10のα
−オレフィンからなるエチレン系共重合体にスチレン系
単量体または不飽和カルボン酸系単量体をグラフト重合
させて変性したポリエチレン系ワックスを用いたことに
より、より少ない電力消費で、換言すれば、より低い温
度で定着でき、耐オフセット性が良好であり、かつ、粉
体流動性に優れ、ブロッキング現象を発生させず、定着
ロール部の剥離爪による損傷をうけることなく、こすり
画像強度に優れた複写画像を得ることができる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to electrophotography, electrostatic recording, and the like.
Method for developing an electrostatic latent image
The present invention relates to a toner for developing an image. [0002] 2. Description of the Related Art In electrophotography, when copying,
Electrostatic latent image formed on a photoreceptor using a photoconductive material
To the toner by magnetic brush development method
Transfer the toner image on the photoreceptor to a transfer material such as paper or sheet.
After copying, fix using heat, solvent, pressure, etc.
To get an image. [0003] As a method of fixing a toner image, heating
The melting method is most often used, but this method is a contact type
And non-contact type. In particular, contact-type heating
The roller fixing method has good thermal efficiency and high-speed fixing is possible.
In recent years, widely used in commercial copiers, printers, etc.
It has been. However, this heating roll fixing method
However, it has some disadvantages. Especially with serious drawbacks
The energy, that is, the amount of power used, is
It is pointed out that the number is considerably larger than the fixing method. [0004] Of course, the intensity of the fixed image on a transfer material such as paper
Is compared with the pressure roll fusing method.
Is much better, and paper deformation due to pressure,
Also excellent in terms of generation of cracks. Therefore, heat fixing
In the schemeHowReduce power consumption or paraphrase
BaHowLower the minimum temperature required for fixing the toner image
Has been considered. [0005] As a powerful means to achieve this purpose,
Is commonly used in binder resins for toner.
Has a Tg (glass transition temperature) several tens of degrees lower than
And those with low molecular weight
You. However, many such toners are stored during storage.
Or, caking phenomenon or aggregation occurs in the copier
It has a fatal drawback of being easy to make. [0006] In contrast to the above, blocking resistance and flow
Very fine colloidal silica and aluminum for improved performance
There is a way to attach toner, titania, etc. to the toner particle surface.
You. This measure can also raise the minimum fixing temperature
No, and also improved blocking resistance and flowability
Degree is achieved. However, these microparticles
Heat treatment to fuse them to the toner particle surface
Even if the surface is treated,
Light bodies, especially those whose surfaces are coated with organic polymers, etc.
It often has a bad effect on you. That is, many times
These particles are semi-permanent on the photoreceptor surface during use
Will cause inconvenience, causing image loss.
You. Therefore, this strategy cannot be a drastic solution.
No. Further, when the above-mentioned binder resin is used,
In the case of heat roll,
Toner adheres to the heating roll and stains the next copy.
There is also a problem that the offset phenomenon occurs. Special
In order to cope with the increase in fixing speed in high-speed copying
In addition, if the heating heat per unit time is increased, the offset
The result is that the phenomenon is more likely to be triggered. A polyester resin is used as a binder resin for the toner.
There is also a method using a resin. Polyester resin is generally
Excellent low-temperature fixability compared to styrene-acrylic resin
Described in U.S. Pat. No. 3,590,000.
As described above, it can be applied to the non-contact fixing method,
There is a disadvantage that the offset phenomenon is likely to occur. In the heating roll fixing method, a fixing roll is used.
A release claw is provided in the transfer section, and the transfer material,
After passing through the roll, it is prevented from winding around the roll.
However, with the recent increase in the speed of copiers,
Due to increased stress on
Image defects at the leading edge of the transfer material due to nails
Trouble may occur. Further, the copied image is further copied as a document.
May be copied to the automatic document feeder of the copier.
When the image is loaded, the original is fed by the paper feed roller of this device.
The image is blurred or smeared due to rubbing. Also, both sides
For originals and multicolor originals, after fixing the first copy image,
The second copy is performed.
The surface is rubbed, and the image is blurred or stained. Further
And multiple documents are stored in a copier in the primary storage
One by one with a paper feed roller for the second copy
Remove the original, but also in this transfer, the back of the original and the original below
Image surface is rubbed, rubbing and smearing on both sides
And lower the image quality. In order to improve these problems, the toner
As a lubricant, low molecular weight polypropylene or polyethylene
There has been proposed a method of adding an additive (Japanese Patent Publication No. 52-33).
No. 04, Japanese Patent Publication No. 52-3305, Japanese Patent Publication No. 57
-52574, JP-B-58-58664,
JP-A-58-59455 and JP-A-60-15
No. 1650). With the toner added with the above lubricant
Is offset resistance due to poor releasability from the heating roll
For improvement of peeling nails, improvement of rubbing resistance of fixed images, etc.
Although effective to some extent, its effect is not enough.
Furthermore, the phase of these polyolefin-based lubricants and resin components
Lubricant forms large domains in toner due to poor solubility
And as a result, increase the powder fluidity and cohesion of the toner.
Worse. As a method for solving these problems,
Graft the polyolefin into the resin and make it compatible with the resin
(JP-A-60-457, JP-A-60-93)
456, JP-A-60-93457, etc.)
Using a reactive polyolefin to disperse in resin
JP-A-58-63947 and JP-A-59-17775.
No. 0, JP-A-60-3644, JP-A-62-264
No. 14508, JP-A-63-191817
Etc.) are known. However, these methods
Improves polyolefin dispersibility, powder fluidity, agglomeration
Although it is possible to suppress the deterioration of
There is a problem that the effect of improving the releasing ability to be lost is lost. On the other hand, in order to improve low-temperature fixability, polyester
When using resin, the above-mentioned problem of offset
Increase the degree of polymerization of the polymer,
Introduces a crosslinked structure or gel component to introduce toner
To the roll surface by increasing the surface cohesive force during melting
In many cases, measures are taken to prevent toner fusing. However
However, these methods have no effect on offset resistance.
Although there is, it not only raises the minimum fixing temperature,
The toner pulverizability in the manufacturing process deteriorates. In addition, a problem arises with the offset resistance.
Peeling nail scratches only with polyester resin
It is not enough to deal with
Often, wax is added to improve releasability.
Is being done. In this case, the powder characteristics and release properties may vary.
In consideration of cost, generally a polypropylene wax
Is often used, but its melting point is polyester
Temperature exceeds the minimum fixing temperature obtained by
Make full use of the effect of lowering the minimum fixing temperature of the heat roll
There is a problem that can not be. Further, a wax is used for the polyester resin.
Is added, the various methods described above may be used.
Boxes form domains and disperse. This means that
As a result, changing the dispersion of other components in the toner
The toner charging behavior, especially during long-term continuous use.
It often affects the charging behavior. [0016] SUMMARY OF THE INVENTION Therefore, the present invention
In view of the above situation in the prior art,
It was made to improve the point. You
In other words, the object of the present invention is to remove without increasing power consumption.
Lower the minimum fixing temperature, including the temperature at which nail flaws occur, to prevent off
Good settability and rubbing image strength, powder flow
Electrostatic charge image with excellent resistance and no blocking phenomenon
An object of the present invention is to provide an image toner. [0017] Means for Solving the Problems The present inventors have conducted intensive studies.
As a result, drying with binder resin, colorant and lubricant as essential components
In the formula toner, the gel content is regulated
Ter resin is used as a binder resin and meta is used as a lubricant.B
CSpecific polymer obtained by polymerization in the presence of
-By graft-modified
Finding out that the problem can be solved, and completing the present invention
Reached. That is, the toner for developing an electrostatic image of the present invention.
Contains a binder resin, a colorant and a lubricant.
And the lubricant is metaRoseFor polymerization in the presence of catalysts
Ethylene homopolymer or ethylene and carbon obtained from
Ethylene-based copolymer consisting of α-olefins of 3 to 10
Styrene monomer and / or unsaturated carboxylic acid
Polyethylene modified by graft polymerization of boric acid monomer
Len wax (hereinafter referred to as “modified polyethylene wax”
Su ". ) And the binder resin is tetrahydric
Polyethylene containing 10 to 40% by weight of insolubles in lofuran
It is characterized by containing a steal resin. In the present invention, the binder resin and the lubricant
The above polyester resin and modified polyethylene
The gel component in the toner can be
Disperse other internal components without breaking the molecular chain of
And details are unknown, but can be
Wax component with specific physical properties and ultra high molecular weight gel formation
Is present uniformly, the polyester resin
High level of offset resistance has been developed at a higher level
Will be able to In addition, the modified polyethylene wax
By controlling the components compatible with the binder resin,
Rubbing image strength and peeling of polyethylene wax itself
Powder fluidity of the toner without impairing the nail scratch suppression effect
Improves blocking and caking resistance
Can be reduced. In the present invention,
Is a small molecule that was previously unusable for the above reasons.
Amount of polyethylene wax can be used,
The effect of lowering the minimum fixing temperature of the ester resin
The melting point of the metal
Be able to conduct. [0021] BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
This will be described in detail. Lubricants used in the present invention,
Ethylene homopolymer or ethylene having 3 to 10 carbon atoms
Grafting ethylene copolymer consisting of α-olefin
Modified ethylene homopolymer or ethylene
Tylene-based copolymers can be used in the presence of metallocene-based catalysts.
It is obtained by polymerization. Metallocene catalysts are
It can be used without being limited to that type
You. For example, (A) from group IVb, Vb, VIb of the periodic table
A compound of a transition metal selected from the group consisting of
Metal compound ". ) And (B) Combination of promoters
An example is a metallocene-based catalyst consisting of a pulp. The above transition
As the metal compound, a compound represented by the following formula (1) is used.
Examples can be given. MLx            (1) In the above formula (1), M represents a group IVb, Vb or VIb.
Represents a transition metal atom selected from metals of zirconium
, Titanium, hafnium and the like. x is a transition metal
And the number of L is shown. L coordinates to transition metal
Wherein at least one L is
Cyclopentadiene such as clopentadienyl and indenyl
L is a ligand having a phenyl skeleton, and other L is carbon
A hydrocarbon group, an alkoxy group, an aryl
Oxy group, trialkylsilyl group, SOThreeR1(However
Then R1Represents a carbon atom 1 which may have a substituent such as halogen.
To 8 hydrocarbon groups), a halogen atom and a hydrogen atom
One group or atom selected from the group consisting of Sa
Further, the compound represented by the above general formula (1) is
When two or more ligands having a tadienyl skeleton are contained,
Having two cyclopentadienyl skeletons
Are an alkylene group such as ethylene and propylene,
Substituted alkylenes such as propylidene and diphenylmethylene
Group, silylene group, or dimethylsilylene group, diphenyl
Linked via a substituted silylene group such as a rusilylene group.
You may. Such compounds include, for example, bis
(Cyclopentadienyl) zirconium dichloride,
(Methylcyclopentadienyl) zirconium dichloride
Lido, bis (ethylcyclopentadienyl) zirconium
Mudichloride, bis (n-propylcyclopentadieni
B) zirconium dichloride, bis (n-butylcyclo)
Pentadienyl) zirconium dichloride, bis (n-
Hexylcyclopentadienyl) zirconium dichloride
Do, bis (methyl-n-propylcyclopentadienyl)
B) zirconium dichloride, bis (methyl-n-butyl)
Rucyclopentadienyl) zirconium dichloride, bi
Sus (dimethyl-n-butylcyclopentadienyl) silyl
Conium dichloride, bis (n-butylcyclopentadi
Enyl) zirconium dibromide, bis (n-butyloxy)
Clopentadienyl) zirconium methoxy chloride,
Bis (n-butylcyclopentadienyl) zirconium
Ethoxycyclolide, bis (n-butylcyclopentadie
Nyl) zirconium butoxycyclolide, bis (n-butyl)
Rucyclopentadienyl) zirconium ethoxide,
(N-butylcyclopentadienyl) zirconium
Tyl chloride, bis (n-butylcyclopentadienyl
L) dimethyl zirconium, bis (n-butylcyclope)
Antadienyl) zirconium benzyl chloride, bis
(N-butylcyclopentadienyl) dibenzylzirco
, Bis (n-butylcyclopentadienyl) silyl
Conium phenyl chloride, bis (n-butylcyclope
Antadienyl) zirconium hydride chloride, d
Tylene bis (indenyl) dimethyl zirconium, ethi
Lenbis (indenyl) diethyl zirconium, ethyl
Bis (indenyl) diphenyl zirconium, ethyl
Nbis (indenyl) methyl zirconium monochloride
, Ethylenebis (indenyl) ethyl zirconium
Nochloride, ethylenebis (indenyl) methylzirco
Monobromide, ethylenebis (indenyl) silyl
Conium dichloride, ethylenebis (indenyl) silyl
Conium dibromide, ethylene bis {1- (4,5,
6,7-tetrahydroindenyl) デ dimethylzirconi
, Ethylenebis {1- (4,5,6,7-tetrahi
Droindenyl)} methylzirconium monochloride,
Ethylenebis {1- (4,5,6,7-tetrahydroi)
Ndenyl) zirconium dichloride, ethylene bis
{1- (4,5,6,7-tetrahydroindenyl)}
Zirconium dibromide, ethylene bis {1- (4-
Cylindenyl) zirconium dichloride, ethylene
Bis {1- (5-methylindenyl)} zirconium di
Chloride, ethylenebis {1- (6-methylindenyl)
B) zirconium dichloride, ethylenebis
(7-methylindenyl) zirconium dichloride,
Ethylenebis {1- (5-methoxyindenyl)} zyl
Conium dichloride, ethylenebis {1- (2,3-di)
Methylindenyl) zirconium dichloride, ethyl
Bis (1- (4,7-dimethylindenyl)) zircon
Ium dichloride, ethylene bis {1- (4,7-dimethyl)
Toxinindenyl) zirconium dichloride, isop
Lopylidene (cyclopentadienyl-fluorenyl) di
Ruconium dichloride, isopropylidene (cyclopen
Tadienyl-2,7-di-t-butylfluorenyl) di
Ruconium dichloride, isopropylidene (cyclopen
Tadienyl-methylcyclopentadienyl) zirconium
Mudichloride, dimethylsilylenebis (cyclopentadi
Enyl) zirconium dichloride, dimethylsilylene bi
(Methylcyclopentadienyl) zirconium dichloride
Lido, dimethylsilylene bis (dimethylcyclopentadi
Enyl) zirconium dichloride, dimethylsilylene bi
(Trimethylcyclopentadienyl) zirconium di
Chloride, dimethylsilylenebis (indenyl) zirco
Dichloride, diphenylsilylenebis (indene
G) zirconium dichloride. In addition,
In the above examples, the cyclopentadienyl ring
Substitutes include 1,2- and 1,3-substitutes,
Transformants include 1,2,3- and 1,2,4-substituted forms.
No. In the present invention, the zirconium compound described above
And replace zirconium metal with titanium metal or hafnium
Transition metal compounds replaced with metals can be used.
You. The co-catalyst (B) may be a conventionally known co-catalyst.
It can be used without particular limitation. An example
For example, aluminoxane (B-1) or a transition metal compound
That reacts with product (A) to form an ionic complex
(B-2). The aluminoxane (B-1) includes
Physically, it is represented by the following general formula (2) or (3).
Aluminum compounds can be exemplified. Embedded image (Where RTwoRepresents a hydrocarbon group, and m is an integer of 2 or more
Is shown. ) In the above aluminoxane, RTwoHame
Tyl group, ethyl group, propyl group, n-butyl group, iso
-Butyl, phenyl, phenylmethyl, etc.
And preferably a methyl group, an ethyl group, an iso-butyl group
It is. m is an integer of 2 or more, preferably 3 to 50;
Particularly, it is an integer of 3 to 40. Aluminoxane can be prepared by, for example, (1) adsorption
Compounds containing water or salts containing water of crystallization, eg
For example, hydrocarbons such as magnesium hydrate and copper sulfate hydrate
Add organic alkyl such as trialkylaluminum to the medium suspension.
React minium compounds and recover as hydrocarbon solution
(2) Trial in a medium such as benzene or toluene
Directly applicable to organoaluminum compounds such as alkylaluminum
Reacts as a hydrocarbon solution by contacting water, ice, and steam.
The organic aluminum compound used
Materials include trimethyl aluminum, triethyl aluminum
Minium, tripropyl aluminum, tri-n-butyl
Aluminum, triisobutyl aluminum, tri-
sec-butylaluminum, tri-tert-butyl
Aluminum, triisopentyl aluminum, etc.
Is done. Further, it reacts with the transition metal compound (A) to form
Examples of the compound (B-2) which forms an on-complex include:
For example, a cation and an anion in which a plurality of groups are bonded to an element
And particularly preferably a coordination complex compound.
I can give it. Specific compounds include Tet
Trimethylammonium laphenylborate, tetraphenylene
Triethylammonium ruborate, tetraphenylborate
Tri (n-butyl) ammonium, tetra (pentafluoro)
Triphenylammonium borate, tetra (pe
N-fluorophenyl) triethylammonium borate,
Tetra (pentafluorophenyl) borate tri (n-butyl)
Le) ammonium, triethyl ethyl hexafluoroarsenate
Ammonium, ferrocenium tetraphenylborate, tet
Triphenyl laphenylborate, tetra (pentafluorophene)
Nyl) ferrocenium borate, tetra (pentafluoroph
Phenyl) methylferrocenium borate, tetra (pentaf
(Fluorophenyl) decamethylferrocenium borate, tet
Silver la (pentafluorophenyl) borate, tetra (penta
Fluorophenyl) trityl borate, tetrafluoroborate
Silver, silver hexafluorophosphate, hexafluoroarsenic acid
Silver, silver perchlorate, silver hexafluoroantimonate, tri
Silver fluoroacetate, silver trifluorometasulfonate, tet
La (pentafluorophenyl) borate (N-benzyl-2)
-Cyanopyridinium), tetra (pentafluorophene)
Nyl) boric acid (N-benzyl-3-cyanopyridinium)
), Tetra (pentafluorophenyl) boric acid (N-
Benzyl-4-cyanopyridinium), tetra (pentaf
Fluorophenyl) boric acid (N-methyl-2-cyanopyridi)
), Tetra (pentafluorophenyl) borate (N
-Methyl-3-cyanopyridinium), tetra (pentane
Fluorophenyl) borate (N-methyl-4-cyanopyri)
Dinium), tetra (pentafluorophenyl) borate
Limethylammonium, tetra (pentafluorophenyl
Le) trimethyl borate (m-trifluoromethylphenyi)
Le) ammonium, tetra (pentafluorophenyl)
Benzylpyridinium borate and the like. In addition to these cocatalysts (B),
If necessary, an organoaluminum compound (C) may be used.
No. Examples of such an organoaluminum compound include:
The compound represented by the general formula (4) can be exemplified.
You. R1 nAlX3-n          (4) (Where R1Represents a hydrocarbon group having 1 to 12 carbon atoms;
Represents a halogen atom or a hydrogen atom, and n represents an integer of 1 to 3.
Is a number. ) In the above general formula (4), R1Is the carbon number
1 to 12 hydrocarbon groups such as an alkyl group,
Represents an alkyl group or an aryl group, but specifically,
Group, ethyl group, n-propyl group, iso-propyl
Group, iso-butyl group, pentyl group, hexyl group, octyl group
Tyl, cyclopentyl, cyclohexyl, phenyl
And a tolyl group. Such an organic
As the luminium compound, trimethylaluminum,
Triethyl aluminum, triisopropyl aluminum
Aluminum, triisobutyl aluminum, trioctyl aluminum
And tri-2-ethylhexyl aluminum
Lialkyl aluminums; isoprenyl aluminum
Alkenyl aluminums such as dimethyl aluminum
Chloride, diethylaluminum chloride, diisopro
Pill aluminum chloride, diisobutyl aluminum
Dialkis such as chloride and dimethylaluminum bromide
Aluminum halides; methyl aluminum sesqui
Chloride, ethyl aluminum sesquichloride, isop
Ropir aluminum sesquichloride, butyl aluminum
Musesquichloride, ethyl aluminum sesquibromide
Alkylaluminum sesquihalides such as methyla
Luminium dichloride, ethyl aluminum dichloride
, Isopropyl aluminum dichloride, ethyl alcohol
Alkyl aluminum dihalides such as minium dibromide
Compounds; diethyl aluminum hydride, diisobutyrate
Alkyl aluminum such as aluminum hydride
Compounds such as hydrides are used. In the present invention, the above transition metal compound (A)
And a co-catalyst (B), and if necessary, a compound of the above general formula
From the organoaluminum compound (C) shown in (4)
Metallocene-based catalysts are used. The polymerization reaction is charcoal
It is performed in a hydrogen hydride medium. Specific as hydrocarbon medium
Typically, butane, isobutane, pentane, hexane,
Octane, decane, dodecane, hexadecane, octadeca
Such as aliphatic hydrocarbons such as cyclopentane,
Alicyclic ring such as lopentane, cyclohexane, cyclooctane
Aromatics such as aromatic hydrocarbons, benzene, toluene and xylene
Petroleum fractions such as aromatic hydrocarbons, gasoline, kerosene, and light oil
In addition, the starting olefin is also a hydrocarbon medium. these
Among hydrocarbon media, aromatic hydrocarbons are preferred. In the present invention, the polymerization reaction is carried out by a liquid phase polymerization method.
The ratio of the transition metal compound used in the reaction is determined by the polymerization reaction.
The concentration of transition metal atoms in the system is usually 10-8Not
10-2Gram atoms / liter, preferably 10-7Not
10-3It is in the range of gram atoms / liter. Also, Al
The ratio of minoxane used depends on the amount of aluminum in the polymerization reaction system.
The concentration of atom is usually 10-FourOr 10-1G
Atoms / liter, preferably 10-3Or 10-2G
It is in the range of atoms / liter. In addition, the transition within the polymerization reaction system
The ratio of aluminum atoms to transfer metal atoms is usually 4
Chair 107, Preferably 10 to 106In the range
You. In the present invention, the above homopolymerization of ethylene
The molecular weight of the copolymer or ethylene copolymer is controlled by hydrogen or hydrogen.
And / or polymerization temperature. Polymerization
The reaction temperature is usually 20 ° C. or higher, particularly preferably 5 ° C.
It is in the range of 0 ° C to 230 ° C. Supplied to the polymerization reaction
The amount of hydrogen is usually expressed as the molar ratio of hydrogen to ethylene.
In the range of 0.01 to 4, preferably 0.05 to 2
It is. In the present invention, these metaRoseCatalyst
Ethylene homopolymer obtained by polymerization in the presence of
An ethylene-α-olefin having 3 to 10 carbon atoms
Tylene-based copolymers are used. The 135 ° C deca
The intrinsic viscosity [η] measured in phosphorus is preferably 0.4
dl / g or less, particularly preferably 0.005 to 0.35
dl / g. In the case of the copolymer,
The proportion of ethylene in the monomer is usually at least 80 mol%, preferably
Or more than 85 mol%. Furthermore, the ethylene thus obtained
Homopolymer or ethylene-based copolymer has a viscosity average
Range of 800-3000, density 0.95g / c
mThreeAbove, and penetration of 2 dmm or less, further 1 dmm
It is more preferable that: Polyethylene in this range
Is self-lubricating due to its high density and linearity of the molecule.
This reduces damage due to wear on the fixed image surface.
To prevent rubbing, smearing, etc. on the fixed image
can do. That is, after passing through the heating roll, fixing
A lubricating film is formed on the image surface, and the lubrication effect is sufficient
It is expressed in In addition, the homopolymer or ethylene of the above ethylene
Tylene copolymer (hereinafter referred to as “polyethylene wax”)
Say. ) Of gel permeation chromatography
(Hereinafter simply referred to as GPC) molecular weight distribution (Mw
/ Mn) is usually preferably 1.1 to 1.8, more preferably
More preferably, it is 1.5 or less. Molecular weight distribution Mw / M
When n is in this range, the above-mentioned range of the viscosity average molecular weight is used.
In the case of high molecular weight components in polyethylene wax,
Can reduce components and low molecular weight components
You. As a result, the molecular weight at which melting starts at low temperatures is small.
Poor blocking properties due to undesired components, poor powder flowability at room temperature
And increasing the partial melt viscosity of high molecular weight components
Can reduce the decrease in the effect of controlling peeling nail damage due to
is there. Also, this is the polyethylene wax itself.
It has a significant effect on the melting behavior. Generally polyethylene
Waxes are completely solid under normal conditions.
That is, when passing through the fixing roll,
Completely melts near the set temperature of the fixing roll in time
Is required to be expressed. The molecular weight distribution
When controlled within the range, it is more soluble than
The melting temperature range for finishing the process can be narrowed. This
As a result, the amount of wax that contributes to release (setting of the fixing roll)
The amount of wax dissolved at a constant temperature) increases,
From this point of view, efficiency is improved. The metallocene catalyst is different from the conventional catalyst system.
Thus, a polymer having a narrow molecular weight distribution can be obtained. But
The molecular weight distribution by distillation, crystallization and solvent washing.
You don't need to make it narrow, or if you need it,
Can be implemented efficiently. The polyethylene wax according to the present invention
Molecular weight distribution (Mw / Mn)
Using PC150C, temperature 140 ° C, solvent o-dichloro
Benzene, measurement flow rate 1.0 ml / min, concentration 0.1 weight
It is a value measured in% by weight. In calculating the molecular weight of the sample
Used the viscosity equation of polyethylene. As a column,
Tosoh GMH-HT (60cm) and GMH-HTL
(60 cm) connected. Also, the penetration is
JIS K2207, density according to JIS K6760
Furthermore, the melt viscosity is determined by heating the sample at 160 ° C.
And measured with a Brookfields viscometer. The polyethylene wax produced by the above method
And further degassed under vacuum at a temperature above the melting point
Dissolved in a solvent such as hexane or acetone to reduce the molecular weight.
After removing the part or dissolving the whole amount in a solvent,
By precipitating at a certain temperature, the high molecular weight
Exclusion methods may be used in combination. In addition, the polyethylene wax described above
Styrene monomer or unsaturated carboxylic acid monomer
The raft modification ratio is 5 when the total weight is 100 parts.
And preferably 30 parts by weight. Within this range,
Powder flowability, blocking properties, and resistance due to large domains
Adverse effects on caking properties, etc., and high dispersion of lubricant in toner
Excessive release effect, low rubbing image strength, etc.
Good performance can be exhibited without any lower level. In the present invention, the polymer used for graft polymerization is used.
Styrene-based monomers include styrene, α-methyl
Styrene, 2-methylstyrene, 3-methylstyrene,
4-methylstyrene, 2,5-dimethylstyrene, 3,
4-dimethylstyrene, 2,4,6-trimethylstyrene
2-ethylstyrene, 3-ethylstyrene, 4-
Butylstyrene, 4-sec-butylstyrene, 4-t
tert-butylstyrene, 4-hexylstyrene, 4-
Nonylstyrene, 4-octylstyrene, 4-phenyl
Styrene, 4-decylstyrene, 4-dodecylstyrene
2-chlorostyrene, 3-chlorostyrene, 4-alkane
Lorostyrene, 2,4-dichlorostyrene, 3,4-di
Chlorostyrene, 2-methoxystyrene, 4-methoxy
Styrene, 4-ethoxystyrene, etc.
You. It is also used for graft polymerization.
Unsaturated carboxylic acid monomers such as methyl acrylate
, Ethyl acrylate, butyl acrylate, acrylic acid
sec-butyl, isobutyl acrylate, acrylic acrylate
Ropir, isopropyl acrylate, octyl acrylate
, Dodecyl acrylate, stearyl acrylate,
Hexyl acrylate, isohexyl acrylate, acrylic acid
Phenyl, 2-chlorophenyl acrylate, acrylic acid
Diethylaminoethyl, 3-methoxybutyrate
Diethylene glycol ethoxylate,
Acrylics such as 2,2,2-trifluoroethyl acrylate
Acrylates, methyl methacrylate, methacrylate
Chill, butyl methacrylate, sec-butyl methacrylate
, Isobutyl methacrylate, propyl methacrylate,
Isopropyl methacrylate, octyl methacrylate,
Dodecyl acrylate, stearyl methacrylate, methac
Hexyl acrylate, decyl methacrylate, methacrylic acid
Phenyl, 2-chlorophenyl methacrylate, methacrylic acid
Diethylaminoethyl acrylate, 2-ethylhexyl methacrylate
Sil, 2,2,2-trifluoroethyl methacrylate, etc.
Methacrylates, and other maleic acid esters
, Maleic propyl, maleic butyl, maleic
Diethyl acrylate, dipropyl maleate, dibutyl maleate
Maleic esters, such as toluene, ethyl fumarate, fumarate
Fumarate esters such as butyl acrylate, dibutyl fumarate,
Ethyl itaconate, diethyl itaconate, bu itaconate
And itaconic esters such as chill.
You. Graft polymerization on polyethylene wax
Styrene monomer or unsaturated carboxylic acid monomer
The above are exemplified above, but are not limited to these.
is not. Modification of polyethylene wax by the above monomers
Various known methods can be adopted as the sex method.
Wear. For example, polyethylene wax and styrenic
Radical initiation of monomer or unsaturated carboxylic acid monomer
Heating, melting and mixing in the presence of an agent
Can be used. The reaction temperature is between 125 and 32
A range of 5 ° C. is preferred and the radical initiation used
Agents include benzoyl peroxide, lauroylperoxide
Oxide, dicumyl peroxide, di-t-butylperoxide
Peroxides such as oxides, azobisisobutyronitrile, etc.
And the like azo compounds. Further, melting of the modified polyethylene wax
The viscosity is between 15 and 250 cps at 160 ° C.
Preferably. In this range, immediately after passing through the heating roll
The cohesive strength of the fixed image and the melt viscosity of the image surface are appropriate
, Image scraping by peeling nails, mold release failure,
It can suppress the occurrence of peeling nail scratches due to excessive stress during mold release.
And it is possible. In particular, polyethylene by the above method
In the wax, in the range of the viscosity average molecular weight,
Polyethylene using metallocene catalyst as described above
Due to the advantages of wax, baluns with other wax properties
Control to give the desired melt viscosity
Is easy. The modified polyethylene wax may be used as a needle.
The penetration is preferably 2 dmm or less, particularly preferably 1 dmm or less.
Good. The modified polyethylene-based wax with the penetration
The toner has a self-lubricating property, so that the
Reduces damage due to abrasion, rubs and smudges the fixed image
Can be prevented from occurring. That is,
After passing through the heat roll, a lubricating film is formed on the surface of the fixed image
As a result, the lubrication effect is sufficiently exhibited. Further, a modified polyethylene wax toner
The amount added to the toner is 1 to 20% by weight of the toner weight.
The range is appropriate, and 3 to 10% by weight is more preferable.
Good. The binder resin used in the present invention is tetra
Hydrofuran insoluble matter (hereinafter referred to as “THF insoluble matter”
U. ) Containing 10 to 40% by weight of
It is fat. This polyester resin is polyvalent hydroxylated
Compound and a polycarboxylic acid or a lower alkyl ester thereof.
Reactive acid derivatives such as steles, acid anhydrides and acid halides
Consists of The THF-insoluble matter controls the degree of crosslinking.
More can be obtained. Examples of the polyhydroxy compound include ethyl.
Len glycol, propylene glycol, 1,4-buta
Diol, 2,3-butanediol, 1,5-pentane
Diol, 1,6-hexanediol, neopentile
Glycol, 1,4-cyclohexanedimethanol,
Dipropylene glycol, tripropylene glycol, etc.
Polypropylene glycols, bisphenol A and
And its derivatives, its alkylene oxide adducts, hydrogen
Other than divalent hydroxy compounds such as added bisphenol A
Glycerin, sorbitol, 1,4-sorbitan,
Trivalent or higher hydroxyl compound such as trimethylolpropane
Things can be used. As the polycarboxylic acid, malonic acid,
Succinic acid, 1,2,5-hexanetricarboxylic acid, 1,
2,7,8-octanetetracarboxylic acid, n-octyl
Succinic acid, 1,3-dicarboxy-2-methyl-2-ca
Ruboxymethylpropane, tetra (carboxydimethy
G) Methane, maleic acid, fumaric acid, dodecenyl succinate
Acid, 1,2,4-cyclohexanetricarboxylic acid, lid
Luic acid, isophthalic acid, terephthalic acid, trimellitic acid,
Pyromellitic acid, 1,2,4-naphthalene tricarboxylic
An acid or the like can be used. Weight of polyester resin used in the present invention
Average child mass Mw is in the range of 7000 to 50,000, number average
The molecular weight Mn is in the range of 2,000 to 10,000, and the glass transition
The temperature Tg is preferably in the range of 50 to 70C. The binder resin for toner used in the present invention is T
HF insolubles must be in the range of 10-40% by weight
And preferably set in the range of 15 to 25% by weight.
You. If the THF-insoluble content is less than 10% by weight,
Even when used in combination with polyethylene wax,
Fsettability cannot be fully exhibited, and on the other hand, 40 weight
%, The grindability decreases. In the present invention, THF-insoluble matter refers to a sample
Is dissolved in tetrahydrofuran (THF) and its insolubles
Is separated by a centrifuge, and the dry weight is
Represents the percentages by weight expressed in weight percent,
Can be obtained as follows. (1) 200-300 mg of sample is put in 25 ml
Weigh directly into Lasco, add 20 ml of THF overnight
put. (2) The sample of (1) is made of polytetrafluoroethylene
Into a centrifuge tube. (3) In the Erlenmeyer flask described in (1) above, once again add 20 ml
After washing with THF, put in the tube of (2) for a total of 40 m
and seal with film. (4) The above (3) is performed at a rotation speed of 18000 rpm and -10 ° C.
And centrifugation for 20 minutes. (5) Take out the sample of (4) above and release until it returns to room temperature.
Place. (6) Take 5 ml of the supernatant of (5) above and weigh it.
Take it out on a fixed aluminum plate, then add THF
Is evaporated on a hot plate. (7) Put the sample of (6) in a vacuum dryer at 50 ° C.
Allow to dry overnight and dry the THF insolubles in 5 ml.
And weigh it together with the weight of the aluminum dish. (8) The THF insoluble content is calculated by the following equation. THF-insoluble matter (%) = [(sample amount) − [((7)
Weight of weighed sample)-(weight of aluminum pan)
× (40/5)]] ÷ (sample amount) × 100 Further, the toner for developing an electrostatic image of the present invention comprises:
Contains a colorant as one of the main constituents
Agents include dyes and pigments such as carbon black.
K, nigrosine dye, aniline blue, calcoyl bull
ー, Chrome Yellow, Ultramarine Blue, Dupont
Oil red, quinoline yellow, methylene blue black
Lido, phthalocyanine blue, malachite green oki
Salate, Lamp Black, Rose Bengal, C.I. I.
Pigment Red 48: 1, C.I. I. Pigment Red
122, C.I. I. Pigment Red 57: 1, C.I. I.
Pigment Yellow 97, C.I. I. Pigment Yellow
12, C.I. I. Pigment Blue 15: 1, C.I. I. Pi
15: 3 etc., and magnetite,
Examples of magnetic materials such as ferrite
be able to. These colorants are added 2 to 50 times in the toner.
The colorant may be contained in the range of
It is not limited to what has been done. Also, if necessary, a charge control agent substance or the like may be used.
Known additives may be added, and
Other inorganic compounds such as fluidity improvers such as fine particles
Fine particles may be added externally. The toner for developing an electrostatic image according to the present invention comprises:
Two-component toner, one-component toner containing magnetic material or
May be a capsule toner. [0057] The present invention will be described below with reference to Examples and Comparative Examples.
As will be described more specifically, the present invention is not limited to these examples.
Therefore, it is not limited at all. The following explanation
In the formula, "parts" means "parts by weight". (Production of polyethylene wax using metallocene catalyst
Build) Production example a 200 liters of purified hexane using a continuous polymerization reactor
/ Hr, methylaluminoxane (Tosoh Akzo)
0.4 mol / hr in terms of aluminum atom,
0.2 mol / hr of methyl aluminum and bis (n
-Butylcyclopentadienyl) zirconium dichloride
At a rate of 2 mmol / hr in terms of zirconium atoms.
Feed continuously and react with hydrogen in the gas phase in the polymerization reactor.
Ethylene ratio (HTwo/ CTwoHFour) Is 0.40, total pressure is 30
kg / cmTwoContinuous ethylene and hydrogen to reach G
, Polymerization temperature 140 ° C, normal pressure, residence time 0.5
Time, under the condition that the polymer concentration becomes 90 g / liter.
Was performed. For 1 liter of the obtained polymer solution,
The polymer was precipitated by adding 5 liters of methanol.
Then, the polymer is recovered by filtration, dried, and
A polymer having properties was obtained. [Η]: 0.08 dl / g,
Molecular weight distribution Mw / Mn: 1.3, viscosity average molecular weight: 11
30, density: 0.96 g / cmThree, Melt viscosity at 160 ° C
Degree: 12.0 cps. Production Example b In the polymerization reaction of Production Example a, in the gas phase in the polymerization reactor
Hydrogen to ethylene ratio (HTwo/ CTwoHFour) To 0.50
A polymerization reaction was carried out in the same manner as in Production Example a, except for the above. Obtained
The physical properties of the polymer were as follows. [Η]: 0.06 dl / g, molecular weight distribution M
w / Mn: 1.2, viscosity average molecular weight: 890, density:
0.96 g / cmThreeMelt viscosity at 160 ° C .: 7.7 c
ps. (Various graft-modified polyethylene waxes
Example of manufacturing) Production Example 1 MetaRoseOf Polyethylene Wax Production Using Carbon Catalyst
Polyethylene wax ([η]: 0.08 dl / g,
Molecular weight distribution Mw / Mn: 1.3, viscosity average molecular weight: 11
30, density: 0.96 g / cmThree, Melt viscosity at 160 ° C
(Degree: 12.0 cps) 1000 g melted at 160 ° C
And styrene 250 g, di-tert-butyl peroxy
21 g of Sid was added dropwise from a separate conduit over 4 hours. drop
After completion of the reaction, the reaction was further continued at 160 ° C. for 1 hour.
Remove for 1 hour under a vacuum of 30 mmHg to remove the emission
Note, modified polyethylene wax (penetration: 1dmm or less)
Under the following conditions, a melt viscosity at 160 ° C .: 23.7 cps) was obtained. Production Example 2 MetaRoseExample of polyethylene wax production using a benzene catalyst
Polyethylene wax ([η]: 0.06 dl / g,
Molecular weight distribution Mw / Mn: 1.2, viscosity average molecular weight: 89
0, density: 0.96 g / cmThree, Melt viscosity at 160 ° C
(Degree: 7.7 cps) Production example except that 1000 g was used.
In the same manner as in Example 1, modified polyethylene wax (penetration:
Melt viscosity at 160 ° C. of 1 dmm or less: 17.0 cp
s) was obtained. Production Example 3 Instead of 250 g of styrene, 125 g of styrene and
Production example except that a mixture of 125 g of dibutyl luate was used.
In the same manner as in Example 1, modified polyethylene wax (penetration:
Melt viscosity at 160 ° C. of 1 dmm or less: 18.0 cp
s) was obtained. Production Example 4 Instead of 250 g of styrene, methyl acrylate 250
Except for using g, the modified polyether
Tylene wax (penetration: 1dmm or less, at 160 ° C
(Melt viscosity: 24.8 cps). Production Example 5 Polyethylene wax (viscosity average molecular weight: 1070, min.
Molecular weight distribution: Mw / Mn: 2.61, density: 0.97 g /
cmThreeMelt viscosity at 160 ° C .: 85.0 cps) 10
The same procedure as in Production Example 1 was carried out except that 00 g was used.
Polyethylene wax (Penetration: 1dmm or less, 160 ° C
(Melt viscosity at 210.0 cps). Production Example 6 Instead of 250 g of styrene, 20 g of styrene, di-t
Except that 1.7 g of tert-butyl peroxide was used,
In the same manner as in Production Example 1, modified polyethylene wax (needle
Penetration: 1 dmm or less, melt viscosity at 160 ° C .: 12.0
cps). Production Example 7 Instead of 250 g of styrene, 125 g of styrene,
Same as Production Example 1 except that 540 g of dibutyl luate was used
And modified polyethylene wax (penetration: 2 dm
m, melt viscosity at 160 ° C .: 130.0 cps)
Was. Production Example 8 Polypropylene wax (viscosity average molecular weight: 3000,
Molecular weight distribution: Mw / Mn: 2.75, density: 0.89 g
/ CmThreeMelt viscosity at 160 ° C .: 70.0 cps) 1
In the same manner as in Production Example 1 except that 000 g was used, modification was performed.
Polypropylene wax (Penetration: 1dmm, 180 ° C
(Melt viscosity at 250.0 cps). (Example of producing polyester resin for binder resin) Production Example A   Bisphenol A ethylene oxide 2 adduct 21 mol   Bisphenol A propylene oxide 2 adduct 21 mol   7 mol of succinic acid derivative   Terephthalic acid 4 mol   Trimellitic acid 25 mol The above substances were mixed with a stainless steel stirrer and glass nitrogen
4-neck round with gas inlet pipe and falling condenser
Charge the bottom flask and introduce nitrogen gas into the mantle.
Raise the temperature with a heater and keep the temperature of the reactants at 200 ° C.
Then, the generated water was distilled off, and the reaction was carried out for 8 hours. Got
The polyester resin A has a weight average molecular weight Mw of about 160
00, number average molecular weight Mn is about 3000, Tg is 65 ° C,
The THF insoluble content was 20%. Production Example B   Bisphenol A ethylene oxide 2 adduct 10 mol   Bisphenol A propylene oxide 2 adduct 15 mol   Neopentyl glycol 24mol   Terephthalic acid 22 mol   20 moles of isophthalic acid Using the above substance, it was obtained in the same manner as in Production Example A.
The polyester resin B has a weight average molecular weight Mw of about 900
0, number average molecular weight Mn is about 3500, Tg is 65 ° C, T
The HF insoluble content was 0%. Embodiment 1 (Preparation of toner)   100 parts of polyester resin A shown in Production Example A   Carbon black (BP1300, manufactured by Cabot Corporation) 10 parts   5 parts of the modified polyethylene wax shown in Production Example 1 Melt and knead the above components with a Banbury mixer, cool
Finely pulverized with a wet mill and classified with a classifier
Thus, toner particles having an average particle diameter of 10 μm were obtained. This particle
Fine silica particles with an average particle size of 0.012 μm
And mixed to obtain a toner. (Preparation of carrier) For ferrite core with particle diameter of 85 μm
Obtained by coating with a styrene-acrylonitrile resin. (Preparation of developer) 3 parts of the above toner and 97 parts of carrier
Was mixed to prepare a developer composition. Embodiment 2 As a lubricant, the modified polyethylene wax shown in Production Example 2 was used.
A developer composition was obtained in the same manner as in Example 1 except that the developer composition was used.
Was. Example 3 As a lubricant, the modified polyethylene wax shown in Production Example 3 was used.
A developer composition was obtained in the same manner as in Example 1 except that the developer composition was used.
Was. Example 4 As the lubricant, the modified polyethylene wax shown in Production Example 4 was used.
A developer composition was obtained in the same manner as in Example 1 except that the developer composition was used.
Was. Comparative Example 1 The modified polyester resin shown in Production Example B was used as the binder resin.
Polyethylene wax ([η]:
0.13 dl / g, molecular weight distribution Mw / Mn: 2.61,
Viscosity average molecular weight: 2000, density: 0.97 g / c
mThree, Melt viscosity at 160 ° C .: 55.0 cps)
Except for the above, a developer composition was obtained in the same manner as in Example 1. Comparative Example 2 Polypropylene wax (viscosity average molecular weight:
3000, molecular weight distribution Mw / Mn: 2.75, density:
0.89 g / cmThreeMelt viscosity at 160 ° C .: 70.0
developer in the same manner as in Comparative Example 1 except that cps) was used.
A composition was obtained. Comparative Example 3 As the lubricant, the modified polyethylene wax shown in Production Example 5 was used.
Except for using, a developer composition was obtained in the same manner as in Comparative Example 1.
Was. Comparative Example 4 The modified polyethylene wax shown in Production Example 6 was used as a lubricant.
Except for using, a developer composition was obtained in the same manner as in Comparative Example 1.
Was. Comparative Example 5 The modified polyethylene wax shown in Production Example 7 was used as a lubricant.
Except for using, a developer composition was obtained in the same manner as in Comparative Example 1.
Was. Comparative Example 6 Modified polypropylene wax shown in Production Example 8 as a lubricant
Except that the developer composition was used in the same manner as in Comparative Example 1.
Obtained. Comparative Example 7 Polypropylene wax (viscosity average molecular weight:
3000, molecular weight distribution Mw / Mn: 2.75, density:
0.89 g / cmThreeMelt viscosity at 160 ° C .: 70.0
developer in the same manner as in Example 1 except that cps) was used.
A composition was obtained. Comparative Example 8 As a lubricant, the modified polyethylene wax shown in Production Example 1 was used.
Except for using, a developer composition was obtained in the same manner as in Comparative Example 1.
Was. The test method and the test method in the same Examples and Comparative Examples
The evaluation criteria are as follows. (1) Offset temperature Vice 550 (remodeled) fixing device (Fuji Xerox
(Manufactured by the company). Heat roll temperature to 180 ℃
Raise the temperature to 250 ° C in 5 ° C increments to generate offset
The temperature was checked visually. (It should be noted that “not generated” means 250 ° C.
Indicates that the occurrence of offset is not confirmed. ) (2) Temperature at which exfoliated nail scratches disappear Measured using a Vibase 550 (Modified) fixing device
Was. Peeling claw generated in solid black image at image tip
Heat low that reaches a level where scratches do not cause problems in actual use
Indicates the temperature. (It should be noted that “not generated” means that the measurement lower limit temperature is 12
It shows that no peeling claw occurs even at 0 ° C. ) (3) Fixing temperature Ironing test using Vivece550 (modification) fixing device
It was evaluated by the test method. (If you have iron stress
Can also exhibit a residual image of a certain area
Indicates the temperature of the steel. ) (4) Toner crushability Crusher (PJM-200, Nippon Pneumatic Industries, Ltd.)
Pulverization at a field rate of 1.0 kg / h.
Judgment was made based on the average particle diameter D50 of the toner. (5) Rubbing image intensity Using the 550 (remodeling) automatic document feeder
It was measured. Set five originals on the machine and send them.
Visually check the back of the original for dirt,
I got this. (Note that G0-G1 is not a problem in actual use.
Level) G0: Back dirt is not generated G1: Some dirt that is difficult to confirm visually G2: Slight dirt that can be visually confirmed G3: Stain that can be visually confirmed is generated. (6) Storage stability Perform a standing test for 17 hours in an atmosphere of 50 ° C / 50% RH.
went. Then, shake with a 63μm sieve for 5 minutes.
To confirm the blocking property. G1: 63 μm sieve passage rate 80% or more G2: 63 μm sieve passage rate of 50% or more and less than 80% G3: 63 μm sieve passage rate less than 50% (7) Toner transport amount Vision 800 (remodeling) as an index of powder fluidity
Measures the amount of toner transported per hour using a toner box
did. In Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 8,
Properties of lubricant and binder resin used in the obtained developer
The conditions are shown in Tables 1 and 2.
It is shown in Table 3. [Table 1] [0074] [Table 2] [0075] [Table 3][0076] According to the present invention, the toner for developing an electrostatic image is bound.
Dry toner with essential components of resin, colorant and lubricant
And the binder resin reduces the insoluble content of tetrahydrofuran by 10 to
Polyester resin containing 40% by weight and lubricant
To metaRoseOf the polymerization obtained in the presence of
Tylene homopolymer or ethylene and α having 3 to 10 carbon atoms
-Styrene-based ethylene copolymers composed of olefins
Graft polymerization of monomer or unsaturated carboxylic acid monomer
To use polyethylene wax modified by
Lower power consumption, in other words lower temperature
Temperature, good offset resistance, and
Excellent body fluidity, no blocking phenomenon, fixing
Rub without damaging the roll
A copied image having excellent image strength can be obtained.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−191817(JP,A) 特開 昭60−106808(JP,A) 特開 昭59−189346(JP,A) 特開 平8−248671(JP,A) 特開 平6−324513(JP,A) 特開 平6−298825(JP,A) 特開 平6−110249(JP,A) 特開 平6−89044(JP,A) 特開 平6−75422(JP,A) 特開 平6−41235(JP,A) 特開 平5−331232(JP,A) 特開 平3−269542(JP,A) 特開 平3−155563(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (56) References JP-A-63-191817 (JP, A) JP-A-60-106808 (JP, A) JP-A-59-189346 (JP, A) 248671 (JP, A) JP-A-6-324513 (JP, A) JP-A-6-298825 (JP, A) JP-A-6-110249 (JP, A) JP-A-6-89044 (JP, A) JP-A-6-75422 (JP, A) JP-A-6-41235 (JP, A) JP-A-5-331232 (JP, A) JP-A-3-269542 (JP, A) JP-A-3-155563 (JP, A) (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) G03G 9/08

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 結着樹脂と着色剤と滑剤を含有してなる
静電荷像現像用トナーにおいて、該滑剤が、メタロセン
系触媒の存在下での重合により得られたエチレン単独重
合体またはエチレンと炭素数3ないし10のα−オレフ
ィンからなるエチレン系共重合体に、スチレン系単量体
および/または不飽和カルボン酸系単量体をグラフト重
合させて変性したポリエチレン系ワックスからなり、か
つ結着樹脂が、テトラヒドロフラン不溶分10ないし4
0重量%を含有するポリエステル樹脂を含有することを
特徴とする静電荷像現像用トナー。
(57) [Claim 1] In a toner for developing an electrostatic charge image containing a binder resin, a colorant and a lubricant, the lubricant is obtained by polymerization in the presence of a metallocene catalyst. The styrene monomer and / or the unsaturated carboxylic acid monomer was graft-polymerized to the obtained ethylene homopolymer or the ethylene copolymer comprising ethylene and an α-olefin having 3 to 10 carbon atoms, and then modified. The binder resin is made of polyethylene wax and has a tetrahydrofuran-insoluble content of 10 to 4
A toner for developing an electrostatic image, comprising a polyester resin containing 0% by weight.
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