JP3459548B2 - 光クロスコネクト装置 - Google Patents

光クロスコネクト装置

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JP3459548B2
JP3459548B2 JP31578497A JP31578497A JP3459548B2 JP 3459548 B2 JP3459548 B2 JP 3459548B2 JP 31578497 A JP31578497 A JP 31578497A JP 31578497 A JP31578497 A JP 31578497A JP 3459548 B2 JP3459548 B2 JP 3459548B2
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信ネットワー
クシステムに用いる光クロスコネクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報通信ネットワークは、動画像通信等
のサービスに代表される、広帯域ISDNの時代へと移
行しつつある。ここでは、超高速光伝送方式の採用が前
提となる。この前提を満足させるために、短パルス光信
号を用いた超短光パルス通信技術の開発が強力に進めら
れている。ここで短パルス光信号とは、光っている時間
がパルス繰り返し周期に比して極めて短時間である光パ
ルス信号をいう。同時に、その超短光パルス通信技術の
多重化技術の開発も強力に進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、以下に記すような解決すべき課題が
残されていた。広帯域ISDNの中継局には、中継装置
が必要とされる。この中継装置は、入力信号、出力信号
とも光パルスである。ところが、中継装置の内部で、全
ての信号が、光→電気→電気スイッチング→→電気→光
という処理が行われている。それに要する機器を実装し
ているため、局内設備が大きくなり、スペースユーティ
リティが大きくなった。同時に消費電力の増大や、高コ
スト化を招く、等の解決すべき課題が残されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成1〉本発明は、他局から受信した 時分割多重化された光短パ
ルス信号列を、多重化前の複数の光パルス系列に分離す
少なくとも一以上の光時分割器と、上記分離された
の光パルス系列を基準として他の光パルス系列を時間
軸方向にシフトさせて、全ての光パルス系列の転送タイ
ミングを一致させる光遅延線と、上記転送タイミングを
一致させた複数の光パルス系列を入力して、光信号のま
ま方路切り換えを行い、一致した上記転送タイミングで
出力する光空間スイッチと、この光空間スイッチから出
力する一つの光パルス系列を基準として他の光パルス系
列を多重転送すべきタイミングで時間軸方向にシフトさ
る光遅延線と、上記全ての光パルス系列を受け入れ
て、時分割多重化された短パルス信号列を出力する光合
流器とを備えたことを特徴とする、光クロスコネクト装
置。
【0005】〈構成2〉構成1に記載の装置において、
光パルス系列毎に一定時間遅延させて、光パルス系列間
の出力タイミングを分離して、時分割多重のタイミング
に一致させる光遅延線と、所望の繰り返し周期の短パル
ス光信号を発生する短パルス発生器と、この短パルス発
生器が発生した光パルス系列を伝送すべき情報で光変調
する光変調器とを備え、自局から他局へ転送する光パル
ス系列を生成して、他の光パルス系列と同じタイミング
で光空間スイッチに入力する送信装置と、他局から自局
へ転送されてきた光パルス系列を光信号のまま光空間ス
イッチから取り出す、出力端子とを備えたことを特徴と
する光クロスコネクト装置。
【0006】〈構成3〉 構成1に記載の装置において、N個の光時分割器を備
え、各光時分割器に入力する光短パルス信号列のパルス
繰り返し周期をそれぞれt1〜tNとし、上記N個の光
時分割器がそれぞれ分離する光パルス系列数をn1〜n
Nとしたとき、t1×n1=t2×n2=…tN×nN
なる関係を保持していることを特徴とする光クロスコネ
クト装置。
【0007】〈構成4〉 構成2に記載の装置において、N個の光時分割器に入力
する光短パルス信号列のパルス繰り返し周期をそれぞれ
t1〜tNとし、上記N個の光時分割器がそれぞれ分離
する光パルス系列数をn1〜nNとし、自己が所持する
短パルス発生器が発生する、短パルス光信号のパルス繰
り返し周期をTとしたとき、t1×n1=t2×n2=
…tN×nN=Tなる関係を保持していることを特徴と
する光クロスコネクト装置。
【0008】〈構成5〉構成1に記載の装置において、
光パルス系列を時間軸方向にシフトさせる光遅延線の一
部または全部を、遅延時間可変光遅延線で構成すること
を特徴とする光クロスコネクト装置。
【0009】〈構成6〉他の発明は、他局から受信した複数の 時分割多重化され
光短パルス信号列を、それぞれ多重化前の複数の光パ
ルス系列に分離する複数の光時分割器と、上記分離され
それぞれの複数の光パルス系列を時間軸方向にシフト
させて、各多重化すべき光パルス系列間の転送タイミン
グを衝突を防止すべく調整する遅延時間の設定可能な遅
延時間可変光遅延線と、上記タイミング調整された多数
の光パルス系列を、光信号のまま時分割多重すべき各所
定の方路に向けて出力する光空間スイッチとを備えたこ
とを特徴とする光クロスコネクト装置。
【0010】〈構成7〉構成6記載の光クロスコネクト装置において、上記光空
間スイッチは、多重化すべき複数の光パルス系列を合流
させて、上記所定の方路に向けて出力する合流機能を有
する ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
【0011】〈構成8〉 構成1又は構成6に記載の光クロスコネクト装置におい
て、波長多重された光短パルス信号を受信してそれぞれ
の波長の光短パルス信号列に分離する光波長分波器を、
複数の光時分割器の入力側に設け、光空間スイッチ
側に、それぞれ異なる波長の多重化すべき複数の光パ
ルス系列を合波する光波長合波器を設けたことを特徴と
する光クロスコネクト装置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。図1は、具体例1による光ク
ロスコネクト装置のブロック図である。具体例1による
光クロスコネクト装置を説明する前に、本発明の理解を
容易にするために、比較例を挙げて、光中継装置全体の
説明をする。
【0013】(比較例による光送受信装置の構成)図2
は、比較例による光送受信装置のブロック図である。比
較例による光送受信装置は、送信装置200と、受信装
置251と、両装置を接続する光ファイバ290から構
成される。送信装置200は、短パルス発生器102
と、光分岐器106と、光遅延線208、210と、光
変調器120、121、122と、変調器ドライバ11
5、116、117と、光合流器242を備える。受信
装置251は、光時分割器252と、再生器262、2
64、266を備える。
【0014】短パルス発生器102は、短パルス光信号
を発生する光信号発生器である。光分岐器106は、短
パルス発生器102が発生した、短パルス光信号をN分
岐して出力する分岐器である。光遅延線208、210
は、入力された光パルス系列を1ループにつき微小時間
t/Nだけ遅延させる部分である。ここでtはパルス繰
り返し周期であり、Nは光分岐器106の分岐数であ
る。光変調器120、121、122は、変調器ドライ
バ115、116、117によって印加される電気信号
によって光パルスを変調する部分である。
【0015】変調器ドライバ115、116、117は
入力端に入力される電気信号を光変調器120、12
1、122に印加するための部分である。光合流器24
2は、光変調器120、121、122の出力信号を時
分割多重する部分である。光時分割器252は、入力し
てくる短パルス光信号を複数の出力端に順番に振り分け
て光パルス系列として出力する部分である。例えば超高
速光空間スイッチによって実現される。再生器262、
264、266は、入力してくる光パルス系列を電気信
号に変換して出力する部分である。
【0016】(比較例による光送受信装置の動作)短パ
ルス発生器102は、時間間隔tで短パルス信号を発生
して光分岐器106に転送する。光分岐器106はこの
短パルス信号を3分岐して3つの光パルス系列として出
力する。ここで説明を容易にするため分岐数Nを仮に3
と設定する。3分岐されて出力した光パルス系列の1つ
の出力系列はそのまま光変調器120に転送される。他
の2つの出力系列はそれぞれ光遅延線208、210を
通って光変調器121と、122に転送される。その結
果光変調器120、121、122に入力する光パルス
系列212と214の間には、t/3時間、212と2
16の間には、2t/3時間の時間差が発生している。
【0017】光変調器120、121、122は、この
3系列の光パルス系列に、入力端230、232、23
4から入力される電気信号に基づく情報を載せて光合流
器242に転送する。光合流器242は、この3系列の
光パルス系列を時分割多重して1本の光ファイバ290
に伝送する。この際、3系列の光パルス系列には、それ
ぞれt/3時間、2t/3時間の時間差があるため、光
パルス系列間に激突は発生しない。
【0018】時分割多重された光パルス系列244は、
光ファイバ290を伝送して、受信装置251内部の光
時分割器252に転送される。光時分割器252は、入
力してくる光パルスを複数の出力端に順番に出力する。
従って出力する光パルス系列254、256、258
は、それぞれ送信装置の3つの光パルス系列212、2
14、216に対応する。この3つの光パルス系列21
2、214、216は、再生器262、264、266
で電気信号に変換されて出力する。
【0019】次に、以上説明した光送受信装置を用いて
構成した光クロスコネクト装置について説明する。図3
は、比較例による光クロスコネクト装置のブロック図で
ある。比較例による光クロスコネクト装置は、受信装置
301、302、303と、送信装置311、312、
313と、電気スイッチ320、を備える。受信装置3
01、302、303は、上記受信装置251(図2)
である。送信装置311、312、313は、上記送信
装置200(図2)である。
【0020】電気スイッチ320は、ローカル入力端子
331、332、333から入力する信号を、入力端子
351、352、353を通って受信した他局からの中
継信号に時分割多重して、出力端子361、362、3
63を通って他局へ送信する。また、入力端子351、
352、353を通って、他局から自局のローカルに転
送されてきた信号をローカル端子341、342、34
3から出力する。更に、入力端子351、352、35
3を通って受信した他局への中継信号を出力端子36
1、362、363を通って他局へ転送する。以上の動
作全てを光→電気→電気スイッチング→電気→光の変換
を通して処理している。その結果、局内設備が大きくな
り、スペースユーティリティが大きくなり、同時に消費
電力の増大や、高コストを招く、等の解決すべき課題を
残している。
【0021】〈具体例1の構成〉図1に戻って具体例1
による光クロスコネクト装置の構成について説明する。
具体例1による光クロスコネクト装置は、送信装置10
0と、N個の光時分割器140、141、142(ここ
では、説明の都合上N=3に限定する)と、光空間スイ
ッチ170と、N個の光合流器190、191、192
(ここでは、説明の都合上N=3に限定する)と光空間
スイッチ170の入力側と出力側にそれぞれに、N×
(n−1)個の光遅延線150〜157、181〜18
8(ここでは、説明の都合上N=n=3に限定する)と
を備える。
【0022】更に、送信装置100は、短パルス発生器
102と、光分岐器106と、m個の光変調器120、
121、122(ここでは、説明の都合上m=3に限定
する)と、m個の変調器ドライバ115、116、11
7(ここでは、説明の都合上m=3に限定する)とを備
えている。
【0023】短パルス発生器102、光分岐器106、
光変調器120、121、122、変調器ドライバ11
5、116、117は、比較例と同様である。光時分割
器140、141、142は、各々に接続する光ファイ
バ130、131、132を通って他局から時分割多重
されて転送されてくる、短パルス光信号を複数の出力端
に順番に振り分けて光パルス系列として、出力する部分
である。例えば超高速光空間スイッチによって実現され
る。光空間スイッチ170は、(N×n)+m系列から
入力する光パルス系列を、電気信号に変換することな
く、光のまま、スイッチング処理して(N×n)+m系
列に、光パルス系列を出力する部分である。ここでは説
明の都合上N=n=m=3、と限定している。
【0024】光遅延線151、154、157、18
1、184、187は、微小時間t時間だけ遅延させる
部分である。ここでtは光ファイバ130、131、1
32から、光時分割器140、141、142に転送さ
れてくるパルスの繰り返し周期である。同様に光遅延線
150、153、156、182、185、188は、
微小時間2t時間だけ遅延させる部分である。光合流器
190、191、192は、光空間スイッチ170の出
力信号を時分割多重する部分である。
【0025】〈具体例1の動作〉他局と接続する光ファ
イバ130から、光時分割器140の入力に転送されて
くる短パルス光信号は、3個の出力端に順番に振り分け
て光パルス系列として出力される。この光パルス系列の
1系列は、光遅延線150を通って2t時間遅延し、他
の1系列は、光遅延線151を通ってt時間遅延し、残
りの1系列はそのまま、光空間スイッチ170の入力に
達する。従って、この3系列の光パルス系列は、同時に
光空間スイッチ170に入力する。他局と接続する光フ
ァイバ131、132から転送されてくる短パルス光信
号も全く同様にして、光パルス系列を同時に光空間スイ
ッチ170に入力する。
【0026】また、短パルス発生器102は、時間間隔
Tで短パルス信号を発生して光分岐器106に転送す
る。光分岐器106はこの短パルス光信号を3分岐して
出力する。3分岐されて出力した光パルス系列は、その
まま光変調器120、121、122に転送される。光
変調器120、121、122は、この3系列の光パル
ス系列に、ロ−カル入力端110、111、112から
入力される情報を載せて光空間スイッチ170に転送す
る。ここで時間間隔TをT=3tに設定し、光パルス系
列のタイミングを上記他局から転送されてくる光パルス
系列が光空間スイッチ170に入力するタイミングに予
め一致させておく。
【0027】光空間スイッチ170は、上記他局と接続
する光ファイバ130、131、132を通って転送さ
れてくる光パルス系列と、上記ロ−カル入力端110、
111、112から入力される情報を載せた光パルス系
列を同時に入力する。内部に所持する超高速光空間スイ
ッチを切り換えて、それぞれの光パルス系列を、転送さ
れるべき方路に沿って出力する。ローカル出力端16
5、166、167から出力した光パルス系列はそのま
ま自局内の回線に転送される。
【0028】他局へ向かう中継光パルス系列、例えば光
ファイバ195に向かう3系列の光パルス系列のうち1
系列は、そのまま光合流器190に転送される。また他
の1系列は光遅延線181で遅延時間t時間遅れ、残り
の1系列は、光遅延線182で遅延時間2t時間遅れ
て、光合流器190に転送される。相互に遅延時間差の
ある3系列の光パルス系列は、光合流器190によって
時分割多重され他局に向けて転送される。この際、3系
列の光パルス系列には時間差があるので多重に際して激
突は起こらない。
【0029】〈具体例1の効果〉具体例1による光クロ
スコネクト装置は、比較例における電気スイッチ320
(図3)に換えて、光空間スイッチ170を備えること
により、以下の効果を得た。 1.自局が中継局となり、他局から別の他局へ転送され
る光パルス系列は、電気信号に変換されることなく、光
のまま方路選択される。その結果、光→電気→光の変換
設備を必要としなくなり、大幅にスペースユーティリテ
ィが小さくなった。 2.同様の理由から、消費電力の低減、局内設備の低コ
スト化が可能になった。
【0030】〈具体例2〉図4は、具体例2による光ク
ロスコネクト装置のブロック図である。具体例1との差
異のみについて説明する。具体例1(図1)では、他局
と接続する光ファイバ130、131、132から転送
されてくるパルス速度が等しく、パルス繰り返し周期が
全て等しくt時間であった。具体例2では、他局と接続
するN本の光ファイバ130、131、132(ここで
は説明の都合上N=3に限定する)から転送されてくる
短パルス光信号の速度が異なり、パルス繰り返し周期が
異なる場合を想定している。
【0031】例えば、光ファイバ130ではt1、光フ
ァイバ131ではt2、光ファイバ132ではt3、と
仮定する。この状態で光空間スイッチ170を正常に動
作させるためには、同一パルス繰り返し周期Tで、同時
タイミングの光パルス系列を入力する必要がある。従っ
て、光時分割器140、141、142各々の分岐数n
1、n2、n3との間に次の関係を満たす必要がある。 t1×n1=t2×n2=t3×n3=T …(1)式 今仮に図4に示すようにn1=2、n2=3、n3=
4、と仮定すると、(1)式よりt1=T/2、t2=
T/3、t3=T/4、を得る。
【0032】更に、同時タイミングの光パルス系列を入
力するために、経路に挿入すべき光遅延線450、45
2、453、455、456、457の遅延時間は、各
遅延時間をt450、t452、t453、t455、
t456、t457とおくと、次のようになる。上記t
1、t2、t3、t4より、t450=T/2、t45
2=2T/3、t453=T/3、t455=3T/
4、456=2T/4、t457=T/4を得る。
【0033】光空間スイッチ170の出力側の遅延線の
遅延時間も同様にして求めることができる。ここで、全
ての光遅延線を任意の遅延時間に変更可能な、遅延時間
可変光遅延線に置き換えることも可能である。その他の
構成、及び動作は具体例1と同様である。
【0034】〈具体例2の効果〉光遅延線の遅延時間
と、光時分割器の分岐数を所望の値に選定することによ
り、以下の効果を得る。 1.伝送速度の異なる中継回線を中継することが可能に
なった。 2.その結果、各局間のトラフィックに合わせて多重度
を変更することができるため、効率的なリンク設計が可
能になった。つまり従来は、多重度をトラフィックの多
いリンクに合わせた場合は、少ないリンクで帯域が余
る。逆に多重度をトラフィックの少ないリンクに合わせ
た場合は、多いリンクでは、光ファイバの本数を増設す
る必要が出てくる、等の弊害が発生していた。
【0035】更に、上記光遅延線を遅延時間可変光遅延
線に置き換えることにより、以下の効果を得る。 3.各局間のトラフィックに合わせて多重度を変更する
ことがより一層容易になる。 4.各光パルス系列を光空間スイッチに同時に入力する
際、及び他局へ向かう光ファイバ上に多重化する際に、
タイミング調整が容易になる。
【0036】〈具体例3の構成〉 図5は、具体例3による光クロスコネクト装置のブロッ
ク図である。具体例2との差異のみについて説明する。
光変調器120、121、122の出力の後に遅延時間
可変光遅延素子550を配し、入力側の光経路に遅延時
間可変光遅延線550a〜550eを配した。光空間ス
イッチ570の出力数は、ローカルへの出力p(ここで
は説明の都合上p=3に限定した)+他局への出力ファ
イバ数L(ここでは説明の都合上L=3に限定した)に
なる。光空間スイッチ570の出力に直接、他局への光
ファイバ195、196、197が接続している。つま
り、光遅延線450〜457(図4)、光合流器190
〜192(図4)を所持していない。それに換えて別の
機能を所持する。
【0037】図6は、光空間スイッチに必要な機能の説
明図である。光空間スイッチ570は、光パルス系列1
ビット毎に、出力方路を固定して入力方路の接続状態を
切り換えることのできる、超高速切り換え機能部500
(図6(a))を備えている。
【0038】〈具体例3の動作〉 具体例2との差異について図5を用いて説明する。具体
例2(図4)では、光空間スイッチ170への入力信号
は、入力方路上の光遅延線450〜457によって、入
力のタイミングが一致するように調整された。更に、出
力信号も同一タイミングで出力し、出力後に光遅延線
50〜458を用いて、調整された。具体例3では、上
記2か所でのタイミング調整を、上記遅延時間可変光遅
延素子550a〜550dを用いて1か所で兼ねる。以
下に例を挙げて説明する。
【0039】今仮に、光ファイバ130によって転送さ
れてくる光パルス系列A−1と、光ファイバ131によ
って転送されてくる光パルス系列B−2とが、時分割多
重されて光ファイバ195によって他局へ転送されると
仮定する。更に光ファイバ130と光ファイバ195、
光ファイバ131と光ファイバ196、光ファイバ13
2と光ファイバ197は同じ伝送速度であると仮定す
る。具体例2で説明した、t1×n1=t2×n2=T
…(1)式を満足させる必要がある。ここで具体例
2と同様に説明を簡単にするため、図5に示すようにn
1=2、n2=3、と仮定すると、(1)式よりt1=
T/2、t2=T/3、を得る。
【0040】以上の結果、光パルス系列B−2をT/2
時間遅延させて、光パルス系列A−1と時分割多重化し
た時、パルス繰り返し周期がt1となり、光ファイバ1
95を伝送することが可能になる。遅延時間可変光遅延
素子550aと550dを調整することによって、この
T/2時間の遅延時間差を容易に得ることができる。光
空間スイッチ570はこの光パルス系列の出力の方路を
光ファイバ195に固定して入力方路をビット毎に光パ
ルス系列A−1と光パルス系列B−2に切り換えること
によって、この多重化を激突なしに行うことができる
(その機能を図6(a)に示す)。以下全ての光パルス
系列に関して、遅延時間可変光遅延素子550を調整す
ることによって、同様の操作が可能となる。
【0041】以上の説明は、光空間スイッチ570が、
この光パルス系列の方路切り換えを素早く行うことを前
提にして説明した。しかし、光空間スイッチ570の出
力側に合流機能部501(図6(b))を備えることに
よっても可能になる。この合流機能部501(図6
(b))は、具体例2による光合流器190(図4)と
同様の機能を備えている。この合流機能部501を備え
ることによって、超高速切り換え機能部500を備える
必要が無くなる。ここでは、説明の都合上光ファイバ1
30と光ファイバ195、光ファイバ131と光ファイ
バ196、光ファイバ132と光ファイバ197、それ
ぞれの伝送速度が等しいとして説明したが、この仮定に
限る必要はない。上記(1)式を満足する値であるなら
ば、入出力の伝送速度を任意に設定できる。更に空きス
ロットを想定するならば、上記(1)式をも満足するこ
となく、より一層自由に設定することができる。
【0042】〈具体例3の効果〉遅延時間可変光遅延素
子550と、超高速切り換え機能部500を備えること
により、以下の効果を得る。 1.光空間スイッチの出力側に、光遅延線を備える必要
が無くなる。 2.また、遅延時間可変光遅延素子550と、光空間ス
イッチ570の出力側に合流機能部501を備えること
によっても同様の効果を得る。
【0043】〈具体例4の構成〉図7は、具体例4によ
る光クロスコネクト装置のブロック図である。他の具体
例との差異についてのみ説明する。具体例4による光ク
ロスコネクト装置は、具体例1〜3による光クロスコネ
クト装置701の入力に光波長分波器742と、光波長
合波器748を備える。
【0044】更に、具体例1〜3による光クロスコネク
ト装置701の送信装置700は光波長多重数に必要な
数量、短パルス発生器702を備える。光波長分波器7
42は、波長多重されている光信号を波長毎の光信号系
列に分離する部分である。光波長合波器749は、波長
の異なる複数の光信号系列を合波する部分である。
【0045】〈具体例4の動作〉他局から転送されてく
る光信号は、波長λの異なる、複数の光源によって多重
化されている波長多重信号である。例えば入力ファイバ
741によって転送されてくる短パルス光信号は、波長
λ1と波長λ2(説明を簡単にするために多重数を2に
限定する)の2つの光源により多重化された信号である
と仮定する。この多重化された信号は、光波長分波器7
42で波長λ1の信号系列743(λ1)と、波長λ2
の信号系列743(λ2)に分離される。この波長毎に
分離された後の短パルス光信号は、既に具体例1〜3で
説明した。
【0046】この短パルス光信号は光時分割器744に
入力して、以後、光波長合波器748に入力するまで
は、具体例1〜3と全く同様の動作経過をたどる。但
し、光パルス系列は同一波長中で時分割多重されてく
る。この同一波長中で時分割多重された複数の光パルス
系列(図7では波長λ1と波長λ2の2系列に限定して
いる)は、光波長合波器748によって合波され、波長
多重信号となって他局へ転送される。同様に送信装置7
00の短パルス発生器702も複数(図上では3個に限
定している)の光源を備え、波長の異なる光信号系列の
光パルス系列を発生している。その他の動作は全て、具
体例1〜3のいずれの動作にも置き換えることができ
る。
【0047】〈具体例4の効果〉具体例1〜3による光
クロスコネクト装置701の入力に光波長分波器742
と、出力に光波長合波器749を備え、波長多重するこ
とにより、光帯域の利用度を高くすることが可能にな
り、その結果より多くの情報を送ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1による光クロスコネクト装置のブロッ
ク図である。
【図2】比較例による光送受信装置のブロック図であ
る。
【図3】比較例による光クロスコネクト装置のブロック
図である。
【図4】具体例2による光クロスコネクト装置のブロッ
ク図である。
【図5】具体例3による光クロスコネクト装置のブロッ
ク図である。
【図6】光空間スイッチに必要な機能の説明図である。
【図7】具体例4による光クロスコネクト装置のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
100 送信装置 102 短パルス発生器 106 光分岐器 110、111、112 ローカル入力端 115、116、117 変調器ドライバ 120、121、122 光変調器 130、131、132、195、196、197 光
ファイバ 140、141、142 光時分割器 150、151、153、154、156、157、1
81、182、184、185、187、188 光遅
延線 165、166、167 ローカル出力端 170 光空間スイッチ 190、191、192 光合流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/52 H04B 10/02 H04J 14/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他局から受信した時分割多重化された
    短パルス信号列を、多重化前の複数の光パルス系列に分
    離する少なくとも一以上の光時分割器と、 前記分離された一つの光パルス系列を基準として他の光
    パルス系列を時間軸方向にシフトさせて、全ての光パル
    ス系列の転送タイミングを一致させる光遅延線と、 前記転送タイミングを一致させた複数の光パルス系列を
    入力して、光信号のまま方路切り換えを行い、一致した
    前記転送タイミングで出力する光空間スイッチと、 この光空間スイッチから出力する一つの光パルス系列
    基準として他の光パルス系列を多重転送すべきタイミン
    グで時間軸方向にシフトさせる光遅延線と、 前記全ての光パルス系列を受け入れて、時分割多重化さ
    れた短パルス信号列を出力する光合流器とを備えたこと
    を特徴とする、光クロスコネクト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光クロスコネクト装置
    において、 光パルス系列毎に一定時間遅延させて、光パルス系列間
    の出力タイミングを分離して、時分割多重のタイミング
    に一致させる光遅延線と、 所望の繰り返し周期の短パルス光信号を発生する短パル
    ス発生器と、この短パルス発生器が発生した光パルス系
    列を伝送すべき情報で光変調する光変調器とを備え、自
    局から他局へ転送する光パルス系列を生成して、他の光
    パルス系列と同じタイミングで光空間スイッチに入力す
    る送信装置と、 他局から自局へ転送されてきた光パルス系列を光信号の
    まま光空間スイッチから取り出す、出力端子とを備えた
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光クロスコネクト装置
    において、 N個の光時分割器を備え、各光時分割器に入力する光短
    パルス信号列のパルス繰り返し周期をそれぞれt1〜t
    Nとし、 前記N個の光時分割器がそれぞれ分離する光パルス系列
    数をn1〜nNとしたとき、 t1×n1=t2×n2=…tN×nNなる関係を保持
    していることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光クロスコネクト装置
    において、 N個の光時分割器に入力する光短パルス信号列のパルス
    繰り返し周期をそれぞれt1〜tNとし、 前記N個の光時分割器がそれぞれ分離する光パルス系列
    数をn1〜nNとし、自己が所持する短パルス発生器が
    発生する、短パルス光信号のパルス繰り返し周期をTと
    したとき、 t1×n1=t2×n2=…tN×nN=Tなる関係を
    保持していることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光クロスコネクト装置
    において、 光パルス系列を時間軸方向にシフトさせる光遅延線の一
    部または全部を、遅延時間可変光遅延線で構成すること
    を特徴とする光クロスコネクト装置。
  6. 【請求項6】 他局から受信した複数の時分割多重化さ
    れた光短パルス信号列を、それぞれ多重化前の複数の光
    パルス系列に分離する複数の光時分割器と、 前記分離されたそれぞれの複数の光パルス系列を時間軸
    方向にシフトさせて、各多重化すべき光パルス系列間の
    転送タイミングを衝突を防止すべく調整する遅延時間
    設定可能な遅延時間可変光遅延線と、 前記タイミング調整された多数の光パルス系列を、光信
    号のまま時分割多重すべき各所定の方路に向けて出力す
    る光空間スイッチとを備えたことを特徴とする光クロス
    コネクト装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光クロスコネクト装置に
    おいて、 前記光空間スイッチは、多重化すべき複数の光パルス系
    列を合流させて、前記所定の方路に向けて出力する合流
    機能を有する ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項6に記載の光クロス
    コネクト装置において、 波長多重された光短パルス信号を受信してそれぞれの波
    長の光短パルス信号列に分離する光波長分波器を、複数
    の光時分割器の入力側に設け、 光空間スイッチ出力側に、それぞれ異なる波長の多重
    化すべき複数の光パルス系列を合波する光波長合波器を
    設けたことを特徴とする光クロスコネクト装置。
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