JP3458403B2 - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JP3458403B2
JP3458403B2 JP05244293A JP5244293A JP3458403B2 JP 3458403 B2 JP3458403 B2 JP 3458403B2 JP 05244293 A JP05244293 A JP 05244293A JP 5244293 A JP5244293 A JP 5244293A JP 3458403 B2 JP3458403 B2 JP 3458403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信したテレビジョン
放送信号を処理して得られる映像信号、あるいは、外部
の映像信号源から供給される外部映像信号に基づく再生
画像を、陰極線管等が用いられて形成される画像表示手
段の表示部に得る画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機として構成されるも
のに代表される、映像信号に基づく再生画像を得る画像
再生装置にあっては、テレビジョン放送信号の多様化、
及び、ビデオテープレコーダ(VTR),ビデオカメラ
等のビデオ機器の普及の拡大に伴って、個々の装置の多
機能化が図られてきている。例えば、家庭用テレビジョ
ン受像機として用いられる画像再生装置においても、V
HFテレビジョン放送信号あるいはUHFテレビジョン
放送信号を選択受信し、受信されたテレビジョン放送信
号から得られる映像信号に基づく再生画像を得る機能に
加えて、VTRの再生出力,ビデオカメラの出力等とし
て得られる映像信号、即ち、外部の映像信号源から供給
される外部映像信号を受け、その外部映像信号に基づく
再生画像を得る機能を具えるものが主流を占める状況と
なってきている。
【0003】このような多機能化された画像再生装置
も、通常、陰極線管,液晶パネル等が用いられて構成さ
れる画像表示部に映像信号が供給されることにより、そ
の画像表示部における表示面上に再生画像が得られるも
のとされる。従って、多機能化された画像再生装置にあ
っては、その主要回路構成部において、例えば、受信し
たVHFテレビジョン放送信号もしくはUHFテレビジ
ョン放送信号から映像信号を得、その映像信号に種々の
処理を施して画像表示部に供給する信号処理態様、及
び、外部の映像信号源から供給された外部映像信号に所
定の処理を施して画像表示部に供給する信号処理態様等
が選択的にとられるもとで、画像表示手段の表示面上に
再生画像が得られる。
【0004】そして、主要回路構成部において所定の信
号処理態様がとられるもとで、画像表示部の表示面上に
再生画像が得られる、多機能化された画像再生装置は、
主要回路構成部における信号処理態様についての選択制
御動作、選択された信号処理態様のもとでの映像信号の
選択,処理,調整等の、装置の使用者の意思に基づいて
行われることになる制御動作が多数設定されるものとさ
れる。それゆえ、使用者により画像再生装置、特に、そ
の主要回路構成部に種々の制御動作を行わせる制御信号
を送出するため操作されるべく設けられる、例えば、押
釦形式,回転摘み形式あるいはスライド摘み形式のもの
とされる被操作子が、多種多様とされて多数設けられる
ことになり、このような多数の被操作子は、それらの大
部分が、主要回路構成部,画像表示部等を内蔵した装置
本体に一体化されて、あるいは、装置本体に対する遠隔
操作制御部とされて配設される制御信号供給部に、集中
的に配されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの多機能化
された画像再生装置における制御動作に関しては、装置
の使用者によって要求されるものが異なることになり、
例えば、少数の基本的な制御動作のみが要求される状
況,一般的な使用者により通常望まれる制御動作が要求
される状況,専門家的使用者により望まれる多種類の制
御動作が要求される状況等が生じる。そして、少数の基
本的な制御動作のみ、即ち、比較的少ない御動作種類
を要求する使用者,一般的な使用者により通常望まれ
る制御動作、即ち、一般的な制御動作種類数を要求する
使用者、及び、専門家的使用者により望まれる多種類の
制御動作、即ち、比較的多数の制御動作種類数を要求す
る使用者に対して、上述の如くにして被操作子が配され
る制御信号供給部が一律に提供されるもとでは、制御信
号供給部は、専門家的使用者により望まれる多種類の制
御動作の全てを装置に行わせる制御信号を送出すること
ができる被操作子を備えたものとされざるを得ない。
【0006】それゆえ、斯かるもとでは、例えば、少数
の基本的な制御動作のみを要求する使用者、さらには、
一般的な使用者により通常望まれる制御動作を要求する
使用者にとっては、制御信号供給部に、必要とされる被
操作子に加えて、無用な被操作子が備えられていること
になり、実際に、装置に所望の制御動作を行わせるべく
被操作子を操作するに際して、操作すべき被操作子の特
定に煩わしさを感じる、あるいは、混乱をまねくことに
なる事態が生じる。従って、従来提案されている多機能
化された画像再生装置にあっては、装置の使用者が装置
に所望の制御動作を行わせるための被操作子の操作に手
間取ることとなり、さらには、使用者による被操作子に
対しての誤操作が行われ易くなるという不都合がもたら
される虞がある。
【0007】斯かる点に鑑み、本発明は、多機能化され
て、主要回路構成部が所定の信号処理態様をとるもと
で、映像信号に基づく再生画像を画像表示手段の表示部
に得るものとされるもとで、制御動作に関する要求を異
にする各使用者が、所望の制御動作を行わせるための操
作を、誤操作が行われ難い状況のもとに、容易かつ的確
に行えることになる画像再生装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る画像再生装置は、映像信号の選択ある
いは所定の処理を行う機能を具え、選択あるいは処理が
なされた映像信号を送出する回路構成部と、回路構成部
からの映像信号に基づく画像を再生する表示部を有した
画像表示手段と、使用者の要求に応じるべく用意された
制御動作種類数を互いに異にするものとして設定された
回路構成部に関する複数の制御操作モードについて、そ
れらのうちの一つを選択する操作が行われる被操作手段
が設けられ、その被操作手段についての操作に応じた制
御信号を送出する制御信号供給部と、制御信号供給部か
らの制御信号を受け、受けられた制御信号に対応する
作により選択された制御操作モードのもとで回路構成部
に行わせることができる制御動作をあらわす情報信号を
送出する制御ユニットと、制御ユニットからの情報信号
に応じて、その情報信号があらわす制御動作に関する表
示を画像表示手段の表示部に行わせる表示制御部とを備
えて構成される。
【0009】
【作用】このように構成される本発明に係る画像再生装
置にあっては、制御信号供給部に配された被操作手段に
ついての、回路構成部に関する複数の制御操作モードの
うちの一つを選択する操作が行われると、制御信号供給
部からその操作に応じた制御信号が送出される。この制
御信号は制御ユニットにより受けられ、制御ユニットか
ら、当該制御信号に対応する操作により選択された制御
操作モードのもとで回路構成部に行わせることができる
制御動作をあらわす情報信号が送出され、それに応じ
て、表示制御部が、当該情報信号があらわす制御動作に
関する表示を画像表示手段の表示部に行わせる
【0010】従って、制御信号供給部に配された被操作
手段についての操作を行って、複数の制御操作モードの
うちの一つを選択した使用者は、例えば、テレビジョン
画像が得られる画像再生状態をとる画像表示手段の表示
部における表示により、例えば、テレビジョン放送信号
に基づく映像信号を画像表示手段に供給している状態に
ある回路構成部に行わせることができる、その要求に沿
った制御動作種類数の制御動作を容易に認識することが
できることになり、その結果、制御動作種類数に関する
要求を異にする各使用者が、回路構成部に所望の制御動
作を行わせるための操作を、誤操作が行われ難い状況の
もとに、容易かつ的確に行うことができるようにされ
る。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る画像再生装置の一例を
示す。この例においては、VHFテレビジョン放送信号
及びUHFテレビジョン放送信号の両者を受けるテレビ
ジョン放送信号用アンテナ11が備えられており、その
テレビジョン放送信号用アンテナ11からの、それによ
り受けられた複数のVHF及びUHFテレビジョン放送
信号SVが、チューナ12に供給される。チューナ12
は、複数のVHF及びUHFテレビジョン放送信号SV
の夫々の選択が可能とされた選局動作を行うV/U両用
チューナであって、チューナ12においては、テレビジ
ョン放送信号用アンテナ11を通じた複数のVHF及び
UHFテレビジョン放送信号SVのうちの一つが選択受
信され、それに対する高周波増幅及び周波数変換が行わ
れて、選択受信されたVHF及びUHFテレビジョン放
送信号SVのうちの一つに基づく映像中間周波信号SV
Iが形成される。
【0012】チューナ12から得られる映像中間周波信
号SVIは、中間周波増幅部13に供給され、中間周波
増幅部13によって増幅された映像中間周波信号SVI
が、映像検波部14に供給される。映像検波部14にお
いては、映像中間周波信号SVIについての復調が行わ
れて映像信号VDが得られる。そして、映像検波部14
から得られる映像信号VDは、スイッチ15における選
択接点15aに供給される。
【0013】中間周波増幅部13からは、映像中間周波
信号SVIから分離された音声中間周波信号SAIも得
られ、それが音声中間周波増幅部16に供給される。そ
して、音声中間周波増幅部16により増幅された音声中
間周波信号SAIが音声検波部17に供給され、音声検
波部17においては、音声中間周波信号SAIについて
の復調が行われて音声信号AUが得られる。そして、音
声検波部17から得られる音声信号AUは、スイッチ1
8における選択接点18aに供給される。
【0014】また、図1に示される例においては、外部
映像信号入力端子21及び外部音声信号入力端子22が
設けられており、これら外部映像信号入力端子21及び
外部音声信号入力端子22には、外部映像信号源であ
る、例えば、VTRからの再生出力としての映像信号V
DV及び音声信号AUVが夫々供給される。そして、外
部映像信号入力端子21を通じた映像信号VDVがスイ
ッチ15における選択接点15bに供給され、また、外
部音声信号入力端子22を通じた音声信号AUVがスイ
ッチ18における選択接点18bに供給される。
【0015】さらに、図1に示される例においては、独
立音声信号入力端子22Iも設けられており、独立音声
信号入力端子22Iを通じた独立音声信号AUIがスイ
ッチ18における選択接点18cに供給される。
【0016】スイッチ15及びスイッチ18はスイッチ
制御信号CS1及びスイッチ制御信号CS2によって夫
々制御され、スイッチ15がその可動接点15cが選択
接点15a及び15bに選択的に接続されるものとなさ
れるとともに、スイッチ18がその可動接点18dが選
択接点18a,18b及び18cに選択的に接続される
ものとなされる。そして、スイッチ15が、スイッチ制
御信号CS1に応じて、その可動接点15cが選択接点
15aに接続される状態とされるとき、スイッチ18
が、スイッチ制御信号CS2に応じて、その可動接点1
8dが選択接点18aもしくは18cに接続される状態
とされ、それにより、映像検波部14からの映像信号V
Dがスイッチ15を通じて映像信号処理部23に供給さ
れるとともに、音声検波部17からの音声信号AUもし
は独立音声信号入力端子22Iからの独立音声信号A
UIがスイッチ18を通じて音声信号処理部24に供給
される。また、スイッチ15が、スイッチ制御信号CS
1に応じて、その可動接点15cが選択接点15bに接
続される状態とされるとき、スイッチ18が、スイッチ
制御信号CS2に応じて、その可動接点18dが選択接
点18bに接続される状態とされ、それにより、外部映
像信号入力端子21からの映像信号VDVがスイッチ1
5を通じて映像信号処理部23に供給されるとともに、
外部音声信号入力端子22からの音声信号AUVがスイ
ッチ18を通じて音声信号処理部24に供給される。
【0017】映像信号処理部23においては、スイッチ
15を通じた映像信号VDもしくはVDVが、それに対
する種々の信号処理が行われて出力映像信号VDOとさ
れる。そして、映像信号処理部23から得られる出力映
像信号VDOが、信号加算部25及び出力増幅部26を
通じて、画像表示手段を構成する陰極線管27に供給さ
れ、陰極線管27の表示部である表示スクリーンに、出
力映像信号VDOに基づく画像が再生される。このよう
にして、陰極線管27の表示スクリーンに、VHF及び
UHFテレビジョン放送信号SVを受信している状態
(TV受信状態)のもとでの再生画像(TV画像)及び
VTRからの再生出力である映像信号VDV及び音声信
号AUVを受ける状態(ビデオ状態)のもとでの再生画
像(ビデオ画像)が選択的に得られることになる。
【0018】また、音声信号処理部24においては、ス
イッチ18を通じた音声信号AU,AUIもしくはAU
Vが、それに対する種々の信号処理が行われて出力音声
信号AUOとされる。そして、音声信号処理部24から
得られる出力音声信号AUOが、出力増幅部28を通じ
てスピーカ29に供給され、スピーカ28により出力音
声信号AUOに基づく音声が再生される。このようにし
て、スピーカ28から、TV受信状態のもとでの再生音
声(TV音声)及びビデオ状態のもとでの再生音声が選
択的に得られることになる。
【0019】斯かるもとで、チューナ12,中間周波増
幅部13,映像検波部14,スイッチ15,音声中間周
波増幅部16,音声検波部17,スイッチ18,外部映
像信号入力端子21,外部音声信号入力端子22,独立
音声信号入力端子22I,映像信号処理部23,音声信
号処理部24,信号加算部25及び出力増幅部26及び
28は、主要回路構成部50を構成しており、この主要
回路構成部50は、映像信号の選択あるいは所定の処理
及び音声信号の選択あるいは所定の処理等の映像信号処
理部23及び音声信号処理部24による種々の信号処理
を含む、予め設定された複数の制御動作を、複数の制御
操作モードのうちから選択されたもののもとで、選択的
に行うものとされる。複数の制御操作モードとしては、
例えば、TV受信状態にある主要回路構成部50に少数
の基本的な制御動作が行われる状態をとらせるためのイ
ージー制御操作モード(E制御操作モード),TV受信
状態にある主要回路構成部50に一般的な使用者により
通常望まれる制御動作が行われる状態をとらせるための
ノーマル制御操作モード(N制御操作モード)、及び、
TV受信状態にある主要回路構成部50に専門家的使用
者により望まれる多種類の制御動作が行われる状態をと
らせるためのマニアック制御操作モード(M制御操作モ
ード)が設定される。
【0020】E制御操作モードが選択されたもとでは、
主要回路構成部50が選択的に行うことが要求される制
御動作は、例えば、電源オフ制御,受信テレビジョンチ
ャンネル(TVチャンネル)切換え,音量調整、及び、
TV受信状態からビデオ状態への切換えとされて、制御
動作種類数が比較的少とされる。また、N制御操作モー
ドが選択されたもとでは、主要回路構成部50が選択的
に行うことが要求される制御動作は、例えば、電源オフ
制御,TVチャンネル切換え,音量調整主音声と副音
声との切換え,音声ミューティング・オン/オフ制御,
輝度調整,色濃度調整、及び、TV受信状態からビデオ
状態への切換えとされて、E制御操作モードが選択され
た場合に比して、制御動作種類数が多くされる。さら
に、M制御操作モードが選択されたもとでは、主要回路
構成部50が選択的に行うことが要求される制御動作
は、例えば、電源オフ制御,TVチャンネル切換え,音
量調整主音声と副音声との切換え,テレビジョン音声
信号音声(TV音声)と独立音声信号音声(独立音声)
との切換え,音声ミューティング・オン/オフ制御,輝
度調整,色濃度調整,色相調整,画質調整,低音調整,
高音調整,音声左右バランス調整、及び、TV受信状態
からビデオ状態への切換えとされて、動作制御種類数
が、E制御操作モードあるいはN制御操作モードが選択
された場合より多い比較的多数のものとされる。
【0021】そして、図1に示される例にあっては、主
要回路構成部50に関連して、制御信号供給部30も備
えられている。制御信号供給部30は、図2に示される
如く、E制御操作モードを選択すべく操作される被操作
子31E,N制御操作モードを選択すべく操作される被
操作子31N、及び、M制御操作モードを選択すべく操
作される被操作子31Mと、E制御操作モード,N制御
操作モードもしくはM制御操作モードが選択されたもと
で、主要回路構成部50に、映像信号処理部23及び音
声信号処理部24による種々の信号処理を含む予め設定
された制御動作を選択的に行わせるべく操作される被操
作子32と、後述されるカーソルを90度宛の角度間隔
を有する4方向に移動させるべく操作される被操作子3
3U,33D,33L及び33Rと、被操作子31E,
31N,31M,32,33U,33D,33L及び3
3Rが接続された演算制御部34と、演算制御部34の
出力端に接続された送信部35とを備えて構成されてい
る。
【0022】斯かる制御信号供給部30は、後述される
制御ユニット(38)に対する遠隔操作制御部を形成す
るものとされていて、被操作子31E,31N,31
M,32,33U,33D,33L及び33Rは、制御
信号供給部30に配された被操作手段を形成しており、
夫々が、例えば、押ボタン式の被操作子とされる。そし
て、制御信号供給部30においては、被操作子31E,
31N及び31Mのうちのいずれかが操作されたとき、
演算制御部34が、操作された被操作子31E,31N
もしくは31Mに応じた第1の制御信号SRM1を送信
部35に供給し、送信部35は第1の制御信号SRM1
に応じた内容を有するものとされた遠隔制御信号CRを
送出する。
【0023】制御信号供給部30における送信部35か
ら送出される遠隔制御信号CRは、受信部36によって
受信され、受信部36からデコーダ37に供給される。
デコーダ37においては、遠隔制御信号CRの内容をあ
らわす受信制御データDRが形成されて、それがデコー
ダ37から制御ユニット38へと供給される。制御ユニ
ット38にあっては、デコーダ37からの受信制御デー
タDRが、制御信号供給部30における送信部35から
送出された第1の制御信号SRM1に応じた内容を有す
るものとされた遠隔制御信号CRに基づくものであると
き、受信制御データDRが、制御信号供給部30におけ
る被操作子31E,31N及び31Mのうちのいずれが
操作されて送出されたものかが判別される。そして、受
信制御データDRが制御信号供給部30における被操作
子31Eが操作されて送出されたものである場合には、
制御ユニット38から、E制御操作モードが選択された
もとで被操作子32を操作することによって主要回路構
成部50に行わせることができる制御動作、即ち、前述
の如くに設定された、例えば、電源オフ制御,TVチャ
ンネル切換え,音量調整、及び、TV受信状態からビデ
オ状態への切換えをあらわす表示データDDと、カーソ
ル表示データDCSとが送出されて、それらが表示信号
形成部40に供給される。
【0024】また、受信制御データDRが制御信号供給
部30における被操作子31Nが操作されて送出された
ものである場合には、制御ユニット38から、N制御操
作モードが選択されたもとで被操作子32を操作するこ
とによって主要回路構成部50に行わせることができる
制御動作、即ち、前述の如くに設定された、例えば、電
源オフ制御,TVチャンネル切換え,音量調整主音声
と副音声との切換え,音声ミューティング・オン/オフ
制御,輝度調整,色濃度調整、及び、TV受信状態から
ビデオ状態への切換えをあらわす表示データDDと、カ
ーソル表示データDCSとが送出されて、それらが表示
信号形成部40に供給される。さらに、受信制御データ
DRが制御信号供給部30における被操作子31Mが操
作されて送出されたものである場合には、制御ユニット
38から、M制御操作モードが選択されたもとで被操作
子32を操作することによって主要回路構成部50に行
わせることができる制御動作、即ち、前述の如くに設定
された、例えば、電源オフ制御,TVチャンネル切換
え,音量調整主音声と副音声との切換え,TV音声と
独立音声との切換え,音声ミューティング・オン/オフ
制御,輝度調整,色濃度調整,色相調整,画質調整,低
音調整,高音調整,音声左右バランス調整、及び、TV
受信状態からビデオ状態への切換えをあらわす表示デー
タDDと、カーソル表示データDCSとが送出されて、
それらが表示信号形成部40に供給される。
【0025】表示信号形成部40には、スイッチ15を
通じて得られる映像信号VDもしくはVDVが同期信号
分離部41に供給されて、同期信号分離部41から得ら
れる、映像信号VDもしくはVDV中の水平同期信号P
H及び垂直同期信号PVも供給され、表示信号形成部4
0においては、表示データDDによりあらわされる、E
制御操作モード,N制御操作モードもしくはM制御操作
モードが選択されたもとで制御信号供給部30における
被操作子32を操作することによって主要回路構成部5
0に行わせることができる制御動作を、文字情報をもっ
てあらわすとともに、カーソルをあらわすものとされ、
スイッチ15を通じて得られる映像信号VDもしくはV
DVに同期するものとされた表示信号SDPが形成され
る。
【0026】そして、表示信号形成部40から得られる
表示信号SDPは、主要回路構成部50における信号加
算部25及び出力増幅部26を通じて陰極線管27に供
給される。それにより、陰極線管27の表示スクリーン
に、表示信号SDPが文字情報をもってあらわす、E制
御操作モード,N制御操作モードもしくはM制御操作モ
ードが選択されたもとで制御信号供給部30における被
操作子32を操作することによって主要回路構成部50
に行わせることができる制御動作が、文字表示されると
ともに、カーソルが表示される。陰極線管27の表示ス
クリーンに表示されるカーソルは、陰極線管27の表示
スクリーン上における動作位置を、例えば、矢印をもっ
て指示するものとされる。
【0027】このような陰極線管27の表示スクリーン
における、表示信号SDPが文字情報をもってあらわ
す、E制御操作モード,N制御操作モードもしくはM制
御操作モードが選択されたもとで制御信号供給部30に
おける被操作子32を操作することによって主要回路構
成部50に行わせることができる制御動作についての表
示と、カーソルの表示とは、例えば、図3に示される如
くに、陰極線管27の表示スクリーンにおけるTV画像
もしくはビデオ画像が得られる領域APから区画され
た、TV画像もしくはビデオ画像が得られない領域AQ
において行われる。図3において、領域AQにおける矢
印が、カーソルZである。
【0028】また、制御信号供給部30における被操作
子33U,33D,33L及び33Rは、上述の如くに
して陰極線管27の表示スクリーンにおける領域AQに
表示されるカーソルZを、領域AQ内で上下左右に移動
させるべく操作される。そして、制御信号供給部30に
おける被操作子33U,33D,33L及び33Rのう
ちのいずれかが操作されると、演算制御部34が、操作
された被操作子33U,33D,33Lもしくは33R
に応じたカーソル制御信号SCUを送信部35に供給
し、送信部35はカーソル制御信号SCUに応じた内容
を有するものとされた遠隔制御信号CRを送出する。こ
のようにして、制御信号供給部30における被操作子3
3U,33D,33L及び33Rのうちのいずれかが操
作されることにより、制御信号供給部30における送信
部35から送出される遠隔制御信号CRも、受信部36
によって受信されて、受信部36からデコーダ37に供
給され、デコーダ37において遠隔制御信号CRの内容
をあらわす受信制御データDRが形成されて、それがデ
コーダ37から制御ユニット38へと供給される。
【0029】制御ユニット38においては、デコーダ3
7からの受信制御データDRが、制御信号供給部30に
おける送信部35から送出されたカーソル制御信号SC
Uに応じた内容を有するものとされた遠隔制御信号CR
に基づくものであるときには、受信制御データDRが、
制御信号供給部30における被操作子33U,33D,
33L及び33Rのうちのいずれが操作されて送出され
たものかが判別される。そして、受信制御データDRが
制御信号供給部30における被操作子33Uが操作され
て送出されたものである場合には、制御ユニット38か
ら表示信号形成部40に供給されるカーソル表示データ
DCSが、陰極線管27の表示スクリーンにおける領域
AQに表示されたカーソルZを、カーソル制御信号SC
Uに応じて上方に移動させるべく変更せしめられ、その
結果、陰極線管27の表示スクリーンにおける領域AQ
に表示されたカーソルZが、領域AQ内を上方に移動せ
しめられる。
【0030】また、受信制御データDRが制御信号供給
部30における被操作子33Dが操作されて送出された
ものである場合には、制御ユニット38から表示信号形
成部40に供給されるカーソル表示データDCSが、陰
極線管27の表示スクリーンにおける領域AQに表示さ
れたカーソルZを、カーソル制御信号SCUに応じて下
方に移動させるべく変更せしめられ、その結果、陰極線
管27の表示スクリーンにおける領域AQに表示された
カーソルZが、領域AQ内を下方に移動せしめられる。
さらに、受信制御データDRが制御信号供給部30にお
ける被操作子33Lもしくは33Rが操作されて送出さ
れたものである場合には、制御ユニット38から表示信
号形成部40に供給されるカーソル表示データDCS
が、陰極線管27の表示スクリーンにおける領域AQに
表示されたカーソルZを、カーソル制御信号SCUに応
じて左方もしくは右方に移動させるべく変更せしめら
れ、その結果、陰極線管27の表示スクリーンにおける
領域AQに表示されたカーソルZが、領域AQ内を左方
もしくは右方に移動せしめられる。
【0031】制御信号供給部30における被操作子32
は、被操作子33U,33D,33L及び33Rの夫々
が適宜操作され、それにより、上述の如くにして、陰極
線管27の表示スクリーンにおける領域AQに表示され
たカーソルZが、領域AQ内で移動せしめられ、陰極線
管27の表示スクリーンにおける領域AQに文字表示さ
れた、E制御操作モード,N制御操作モードもしくはM
制御操作モードが選択されたもとで制御信号供給部30
における被操作子32を操作することによって主要回路
構成部50に行わせることができる制御動作のうちの選
択されたものの位置を指示するものとされたもとで、操
作される。即ち、制御信号供給部30における被操作子
32は、陰極線管27の表示スクリーンにおける領域A
Qに文字表示された、E制御操作モード,N制御操作モ
ードもしくはM制御操作モードが選択されたもとで制御
信号供給部30における被操作子32を操作することに
よって主要回路構成部50に行わせることができる制御
動作のうちの選択されたものについての“クリック”を
行うべく操作される。
【0032】そして、制御信号供給部30における被操
作子32が操作され、陰極線管27の表示スクリーンに
おける領域AQに文字表示された、E制御操作モード,
N制御操作モードもしくはM制御操作モードが選択され
たもとで制御信号供給部30における被操作子32を操
作することによって主要回路構成部50に行わせること
ができる制御動作のうちの選択されたものについての
“クリック”がなされると、演算制御部34が、操作さ
れた被操作子32に応じた第2の制御信号SRM2を送
信部35に供給し、送信部35は第2の制御信号SRM
2に応じた内容を有するものとされた遠隔制御信号CR
を送出する。
【0033】制御信号供給部30における被操作子32
が操作されることにより、制御信号供給部30における
送信部35から送出される遠隔制御信号CRも、受信部
36によって受信されて、受信部36からデコーダ37
に供給され、デコーダ37において遠隔制御信号CRの
内容をあらわす受信制御データDRが形成されて、それ
がデコーダ37から制御ユニット38へと供給される。
制御ユニット38においては、デコーダ37からの受信
制御データDRが、制御信号供給部30における送信部
35から送出された第2の制御信号SRM2に応じた内
容を有するものとされた遠隔制御信号CRに基づくもの
であるときには、その時、制御ユニット38から表示信
号形成部40に供給されているカーソル表示データDC
Sがあらわす陰極線管27の表示スクリーンにおける領
域AQに表示されたカーソルZの位置と、受信制御デー
タDRの内容とに応じた制御データDAが形成され、そ
れが制御ユニット38から制御信号形成部39に供給さ
れる。
【0034】斯かる際には、制御信号形成部39におい
て、制御データDAに基づき、主要回路構成部50に、
陰極線管27の表示スクリーンにおける領域AQにおい
て文字表示されてカーソルZにより指示されている制御
動作を、第2の制御信号SRM2に応じて行わせるため
の、スイッチ制御信号CS1及びCS2及び制御信号C
Xのうちの選択されたものが形成される。そして、制御
信号形成部39においてスイッチ制御信号CS1及びC
S2が形成された場合には、それらが主要回路構成部5
0におけるスイッチ15及び18に夫々供給され、ま
た、制御信号形成部39において制御信号CXが形成さ
れた場合には、それが主要回路構成部50における映像
信号処理部23及び音声信号処理部24を含む各部に供
給され、それにより、主要回路構成部50が、陰極線管
27の表示スクリーンにおける領域AQにおいて文字表
示されてカーソルZにより指示されている制御動作を行
うものとされる。
【0035】このようにして、制御信号供給部30にお
いて、被操作子33U,33D,33L及び33Rの夫
々が適宜操作され、それにより、陰極線管27の表示ス
クリーンにおける領域AQに表示されたカーソルZが、
領域AQにおいて文字表示された制御動作のうちの選択
されたものの位置を指示するものとされたもとで、被操
作子32が操作されることにより行われる、主要回路構
成部50における制御動作は、E制御操作モードが選択
されたもとにおいて、例えば、電源オフ制御,TVチャ
ンネル切換え,音量調整、及び、TV受信状態からビデ
オ状態への切換えのうちから選択されたものとされ、ま
た、N制御操作モードが選択されたもとにおいて、例え
ば、電源オフ制御,TVチャンネル切換え,音量調整
主音声と副音声との切換え,音声ミューティング・オン
/オフ制御,輝度調整,色濃度調整、及び、TV受信状
態からビデオ状態への切換えのうちから選択されたもの
とされ、さらに、M制御操作モードが選択されたもとに
おいて、例えば、電源オフ制御,TVチャンネル切換
え,音量調整主音声と副音声との切換え,TV音声と
独立音声との切換え,音声ミューティング・オン/オフ
制御,輝度調整,色濃度調整,色相調整,画質調整,低
音調整,高音調整,音声左右バランス調整、及び、TV
受信状態からビデオ状態への切換えのうちから選択され
たものとされる。
【0036】E制御操作モードが選択されているとき、
陰極線管27の表示スクリーンにおける領域APにTV
画像が得られる画像再生状態のもとで、陰極線管27の
表示スクリーンにおける領域AQになされる制御動作に
ついての文字表示、及び、カーソルの表示は、例えば、
図4に示される如くに行われる。この例にあっては、陰
極線管27の表示スクリーンにおける領域AQの下方部
分に、ビデオ状態についての表示51がなされており、
この表示51は、上述の如くに制御信号供給部30にお
ける被操作子32を操作することにより、TV画像が得
られる画像再生状態からビデオ画像が得られる画像再生
状態への切換えが可能な状態にあることをあらわしてい
る。
【0037】また、陰極線管27の表示スクリーンにお
ける領域AQの上方部分から中間部分にかけて、電源オ
フ制御についての表示52,TVチャンネル切換えにつ
いての表示53及び音量調整についての表示54がなさ
れている。これらの表示は、上述の如くの制御信号供給
部30における被操作子32の操作により、主要回路構
成部50に行わせることができる、TV受信状態からビ
デオ状態への切換え以外の制御動作をあらわしている。
【0038】さらに、このとき、陰極線管27の表示ス
クリーンにおける領域AQに、制御信号供給部30にお
ける被操作子33U,33D,33L及び33Rの操作
に応じて、領域AQ内を自在に移動せしめられるカーソ
ルZが矢印をもって表示されている。
【0039】N制御操作モードが選択されているとき、
陰極線管27の表示スクリーンにおける領域APにTV
画像が得られる画像再生状態のもとで、陰極線管27の
表示スクリーンにおける領域AQになされる制御動作に
ついての文字表示、及び、カーソルの表示は、例えば、
図5に示される如くに行われる。この例にあっても、陰
極線管27の表示スクリーンにおける領域AQの下方部
分に、ビデオ状態についての表示51がなされており、
この表示51は、前述の如くに制御信号供給部30にお
ける被操作子32を操作することにより、TV画像が得
られる画像再生状態からビデオ画像が得られる画像再生
状態への切換えが可能な状態にあることをあらわしてい
る。
【0040】また、陰極線管27の表示スクリーンにお
ける領域AQの上方部分及び中間部分には、電源オフ制
御についての表示52,TVチャンネル切換えについて
の表示53,音量調整についての表示54,副音声(も
しくは主音声)への切換えについての表示55,音声ミ
ューティング・オン/オフ制御についての表示57,輝
度調整についての表示58、及び、色濃度調整について
の表示59がなされている。これらの表示は、前述の如
くの制御信号供給部30における被操作子32の操作に
より、主要回路構成部50に行わせることができる、T
V受信状態からビデオ状態への切換え以外の制御動作を
あらわしている。
【0041】さらに、このときにも、陰極線管27の表
示スクリーンにおける領域AQに、制御信号供給部30
における被操作子33U,33D,33L及び33Rの
操作に応じて、領域AQ内を自在に移動せしめられるカ
ーソルZが矢印をもって表示されている。
【0042】M制御操作モードが選択されているとき、
陰極線管27の表示スクリーンにおける領域APにTV
画像が得られる画像再生状態のもとで、陰極線管27の
表示スクリーンにおける領域AQになされる制御動作に
ついての文字表示、及び、カーソルの表示は、例えば、
図6に示される如くに行われる。この例にあっても、陰
極線管27の表示スクリーンにおける領域AQの下方部
分に、ビデオ状態についての表示51がなされており、
この表示51は、前述の如くに制御信号供給部30にお
ける被操作子32を操作することにより、TV画像が得
られる画像再生状態からビデオ画像が得られる画像再生
状態への切換えが可能な状態にあることをあらわしてい
る。
【0043】また、陰極線管27の表示スクリーンにお
ける領域AQの上方部分及び中間部分には、電源オフ制
御についての表示52,TVチャンネル切換えについて
の表示53,音量調整についての表示54,副音声(も
しくは主音声)への切換えについての表示55,独立音
声(もしくはTV音声)への切換えについての表示5
6,音声ミューティング・オン/オフ制御についての表
示57,輝度調整についての表示58,色濃度調整につ
いての表示59,色相調整についての表示60,画質調
整についての表示61,低音調整についての表示62,
高音調整についての表示63,音声左右バランス調整に
ついての表示64がなされている。これらの表示は、前
述の如くの制御信号供給部30における被操作子32の
操作により、主要回路構成部50に行わせることができ
る、TV受信状態からビデオ状態への切換え以外の制御
動作をあらわしている。
【0044】さらに、このときにも、陰極線管27の表
示スクリーンにおける領域AQに、制御信号供給部30
における被操作子33U,33D,33L及び33Rの
操作に応じて、領域AQ内を自在に移動せしめられるカ
ーソルZが矢印をもって表示されている。
【0045】このようにして、陰極線管27の表示スク
リーンにおける領域AQに、E制御操作モード,N制御
操作モードもしくはM制御操作モードが選択されたもと
で、制御信号供給部30における被操作子32を操作す
ることにより、主要回路構成部50に行わせることがで
きる制御動作をあらわす文字表示が行われるので、装置
の使用者が、陰極線管27の表示スクリーンにおける領
域AQにおける表示により、E制御操作モード,N制御
操作モード及びM制御操作モードの夫々のもとでの制御
信号供給部30における被操作子32の操作によって主
要回路構成部50に行わせることができる制御動作を、
容易に認識できることになり、それにより、主要回路構
成部50における制御動作に関する要求を異にする各使
用者が、主要回路構成部50に所望の制御動作を行わせ
るための操作を、誤操作が行われ難い状況のもとに、容
易かつ的確に行えることになる。
【0046】なお、上述の例においては、制御信号供給
部30が、制御ユニット38に対する遠隔操作制御部を
形成するものとされているが、必ずしもこのようにされ
る必要はなく、制御信号供給部30が、制御ユニット3
8が含まれる構成部と機構的に一体的に設けられて、制
御ユニット38等との電気的接続がなされるものとされ
てもよい。
【0047】図1に示される例における制御ユニット3
8は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成
され、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが、制
御信号形成部39への制御データDAの供給及び表示信
号形成部40への表示データDD及びカーソル表示デー
タDCSの供給に際して実行する制御プログラムの一例
を、図7に示されるフローチャートを参照して説明す
る。
【0048】図7のフローチャートによりあらわされる
プログラムにあっては、スタート後、ステップ71にお
いて、フラッグFcを“0”に設定し、続くステップ7
2において、デコーダ37からの受信制御データDRが
到来しているか否かを判断する。ステップ72での判断
の結果、受信制御データDRが到来していない場合に
は、ステップ72での判断を繰り返し、受信制御データ
DRが到来している場合には、ステップ73において、
受信制御データDRを取り込む。
【0049】次に、ステップ74において、ステップ7
3で取り込まれた受信制御データDRが、制御信号供給
部30における送信部35から送出された第1の制御信
号SRM1に応じた内容を有するものとされた遠隔制御
信号CRに基づくものであって、しかも、制御信号供給
部30における被操作子31Eが操作されて送出された
ものであるか、即ち、E制御操作モードを選択するもの
であるか否かを判断する。その結果、受信制御データD
Rが、E制御操作モードを選択するものである場合に
は、ステップ75において、E制御操作モードに対応す
る表示データDDを表示信号形成部40に送出する。
【0050】続いて、ステップ76において、フラッグ
Fcが“1”であるか否かを判断し、フラッグFcが
“1”である場合にはステップ72に戻り、フラッグF
cが“1”でない場合には、ステップ77において、カ
ーソル表示データDCSの表示信号形成部40への送出
を開始する。そして、ステップ78において、フラッグ
Fcを“1”に設定し、その後ステップ72に戻る。
【0051】一方、ステップ74での判断の結果、ステ
ップ73で取り込まれた受信制御データDRが、E制御
操作モードを選択するものでない場合には、ステップ7
9において、ステップ73で取り込まれた受信制御デー
タDRが、制御信号供給部30における送信部35から
送出された第1の制御信号SRM1に応じた内容を有す
るものとされた遠隔制御信号CRに基づくものであっ
て、しかも、制御信号供給部30における被操作子31
Nが操作されて送出されたものであるか、即ち、N制御
操作モードを選択するものであるか否かを判断する。そ
の結果、受信制御データDRが、N制御操作モードを選
択するものである場合には、ステップ80において、N
制御操作モードに対応する表示データDDを表示信号形
成部40に送出して、ステップ76に進み、ステップ7
6,ステップ77及びステップ78を前述の如くに経
て、その後ステップ72に戻る。
【0052】さらに、ステップ79での判断の結果、ス
テップ73で取り込まれた受信制御データDRが、N制
御操作モードを選択するものでない場合には、ステップ
81において、ステップ73で取り込まれた受信制御デ
ータDRが、制御信号供給部30における送信部35か
ら送出された第1の制御信号SRM1に応じた内容を有
するものとされた遠隔制御信号CRに基づくものであっ
て、しかも、制御信号供給部30における被操作子31
Mが操作されて送出されたものであるか、即ち、M制御
操作モードを選択するものであるか否かを判断する。そ
の結果、受信制御データDRが、M制御操作モードを選
択するものである場合には、ステップ82において、M
制御操作モードに対応する表示データDDを表示信号形
成部40に送出して、ステップ76に進み、ステップ7
6,ステップ77及びステップ78を前述の如くに経
て、その後ステップ72に戻る。
【0053】また、ステップ81での判断の結果、ステ
ップ73で取り込まれた受信制御データDRが、M制御
操作モードを選択するものでない場合には、ステップ8
3において、ステップ73で取り込まれた受信制御デー
タDRが、制御信号供給部30における送信部35から
送出されたカーソル制御信号SCUに応じた内容を有す
るものとされた遠隔制御信号CRに基づくものであるか
否か、即ち、受信制御データDRが、陰極線管27の表
示スクリーンにおける領域AQに表示されたカーソルZ
を移動させるためのものか否かを判断する。ステップ8
3での判断の結果、受信制御データDRが、陰極線管2
7の表示スクリーンにおける領域AQに表示されたカー
ソルZを移動させるためのものである場合には、ステッ
プ84において、フラッグFcが“1”であるか否かを
判断する。その結果、フラッグFcが“1”でない場合
にはステップ72に戻り、フラッグFcが“1”である
場合には、ステップ85において、表示信号形成部40
に送出されているカーソル表示データDCSを受信制御
データDRの内容に応じて変更し、その後ステップ72
に戻る。
【0054】カーソル表示データDCSの受信制御デー
タDRの内容に応じた変更にあたっては、受信制御デー
タDRが制御信号供給部30における被操作子33Uが
操作されて送出されたものである場合には、表示信号形
成部40に供給されるカーソル表示データDCSを、陰
極線管27の表示スクリーンにおける領域AQに表示さ
れたカーソルZをカーソル制御信号SCUに応じて上方
に移動させるべく変更し、受信制御データDRが制御信
号供給部30における被操作子33Dが操作されて送出
されたものである場合には、表示信号形成部40に供給
されるカーソル表示データDCSを、陰極線管27の表
示スクリーンにおける領域AQに表示されたカーソルZ
をカーソル制御信号SCUに応じて下方に移動させるべ
く変更し、受信制御データDRが制御信号供給部30に
おける被操作子33Lもしくは33Rが操作されて送出
されたものである場合には、表示信号形成部40に供給
されるカーソル表示データDCSを、陰極線管27の表
示スクリーンにおける領域AQに表示されたカーソルZ
をカーソル制御信号SCUに応じて左方もしくは右方に
移動させるべく変更する。
【0055】さらに、ステップ83での判断の結果、受
信制御データDRが、陰極線管27の表示スクリーンに
おける領域AQに表示されたカーソルZを移動させるた
めのものでない場合には、ステップ86において、ステ
ップ73で取り込まれた受信制御データDRが、制御信
号供給部30における被操作子33U,33D,33L
及び33Rの夫々が適宜操作されて、陰極線管27の表
示スクリーンにおける領域AQに表示されたカーソルZ
が、陰極線管27の表示スクリーンにおける領域AQに
文字表示された、E制御操作モード,N制御操作モード
もしくはM制御操作モードのもとで制御信号供給部30
における被操作子32を操作することによって主要回路
構成部50に行わせることができる制御動作のうちの選
択されたものの位置を指示するものとされたもとで、制
御信号供給部30における被操作子32が操作されて送
出されたものか否か、即ち、陰極線管27の表示スクリ
ーンにおける領域AQに文字表示された、E制御操作モ
ード,N制御操作モードもしくはM制御操作モードが選
択されたもとで制御信号供給部30における被操作子3
2を操作することによって主要回路構成部50に行わせ
ることができる制御動作のうちの選択されたものについ
ての“クリック”がなされたか否かを判断する。
【0056】ステップ86での判断の結果、E制御操作
モード,N制御操作モードもしくはM制御操作モードが
選択されたもとで制御信号供給部30における被操作子
32を操作することによって主要回路構成部50に行わ
せることができる制御動作のうちの選択されたものにつ
いての“クリック”がなされた場合には、ステップ87
において、フラッグFcが“1”であるか否かを判断す
る。その結果、フラッグFcが“1”でない場合にはス
テップ72に戻り、フラッグFcが“1”である場合に
は、ステップ88において、受信制御データDRの内容
に応じた制御データDAを制御信号形成部39に送出
し、その後ステップ72に戻る。斯かる際に制御信号形
成部39に送出される制御データDAは、制御信号形成
部39に、主要回路構成部50に陰極線管27の表示ス
クリーンにおける領域AQにおいて文字表示されてカー
ソルZにより指示されている制御動作を、第2の制御信
号SRM2に応じて行わせるための制御信号CXを形成
させる。
【0057】そして、ステップ86での判断の結果、E
制御操作モード,N制御操作モードもしくはM制御操作
モードが選択されたもとで制御信号供給部30における
被操作子32を操作することによって主要回路構成部5
0に行わせることができる制御動作のうちの選択された
ものについての“クリック”がなされなかった場合に
は、ステップ86から直接にステップ72に戻る。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る画像再生装置にあっては、例えば、回路構成部が所
定の選択あるいは処理がなされた映像信号を画像表示手
段に供給する状態とされて、映像信号に基づく再生画像
が画像表示手段の表示部に得られるものとされたもと
で、制御信号供給部に配された被操作手段についての
例えば、E制御操作モード,N制御操作モード及びM制
御操作モードとされる、使用者の要求に応じるべく用意
された制御動作種類数を互いに異にするものとして設定
された、回路構成部に関する複数の制御操作モードのう
ちの一つを選択する操作が行われると、制御信号供給部
からその操作に応じた制御信号が送出される。この制御
信号は制御ユニットにより受けられ、制御ユニットか
ら、当該制御信号に対応する操作により選択された、例
えば、E制御操作モード,N制御操作モードもしくはM
制御操作モードとされる制御操作モードのもとで、回路
構成部に行わせることができる制御動作をあらわす情報
信号が送出され、それに応じて、表示制御部が、当該情
報信号があらわす制御動作に関する表示を画像表示手段
の表示部に行わせる
【0059】従って、各使用者は、制御信号供給部に配
された被操作手段についての操作を行って、使用者の要
求に応じるべく用意された制御動作種類数を互いに異に
するものとして設定された回路構成部に関する複数の制
御操作モードのうちの一つを選択することができ、それ
を選択した使用者は、画像表示手段の表示部における表
示により、回路構成部に行わせることができる、その要
求に沿った制御動作種類数の制御動作を容易に認識する
ことができることになり、その結果、制御動作種類数
関する要求を異にする各使用者が、回路構成部に所望の
制御動作を行わせるための操作を、誤操作が行われ難い
状況のもとに、容易かつ的確に行うことができることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像再生装置の一例を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】図1に示される例における制御信号供給部の具
体構成例を示すブロック構成図である。
【図3】図1に示される例の動作説明に供される概念図
である。
【図4】図1に示される例の動作説明に供される概念図
である。
【図5】図1に示される例の動作説明に供される概念図
である。
【図6】図1に示される例の動作説明に供される概念図
である。
【図7】図1に示される例における制御ユニットがマイ
クロコンピュータによる構成される場合において、その
マイクロコンピュータが実行する制御プログラムの一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 テレビジョン放送信号用アンテナ 12 チューナ 13 中間周波増幅部 14 映像検波部 15 スイッチ 21 外部映像信号入力端子 22 外部音声信号入力端子 23 映像信号処理部 25 信号加算部 26 出力増幅部 27 陰極線管 30 制御信号供給部 36 受信部 37 デコーダ 38 制御ユニット 39 制御信号形成部 40 表示信号形成部 41 同期信号分離部 50 主要回路構成部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の選択あるいは所定の処理を行う
    機能を具え、選択あるいは処理がなされた映像信号を送
    出する回路構成部と、 該回路構成部からの 映像信号に基づく画像を再生する表
    示部を有した画像表示手段と、使用者の要求に応じるべく用意された制御動作種類数を
    互いに異にするものとして設定された上記回路構成部に
    関する 複数の制御操作モードについて、それらのうちの
    一つを選択する操作が行われる被操作手段が設けられ、
    該被操作手段についての操作に応じた制御信号を送出す
    る制御信号供給部と、 該制御信号供給部からの制御信号を受け、受けられた制
    御信号に対応する操作により選択された制御操作モード
    のもとで上記回路構成部に行わせることができる制御動
    作をあらわす情報信号を送出する制御ユニットと、 該制御ユニットからの上記情報信号に応じて、該情報信
    号があらわす制御動作に関する表示を上記画像表示手段
    の表示部に行わせる表示制御部と、 を備えて構成される画像再生装置。
  2. 【請求項2】表示制御部が、画像表示手段の表示部に、
    制御ユニットからの情報信号があらわす制御動作に関す
    る表示を、映像信号に基づく画像が再生される領域から
    区画された領域に行わせることを特徴とする請求項1記
    載の画像再生装置。
  3. 【請求項3】制御信号供給部が、制御ユニットに対する
    遠隔操作制御部とされたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像再生装置。
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