JP3457823B2 - 光伝送モジュール用基板およびその製造方法ならびに光伝送モジュール - Google Patents

光伝送モジュール用基板およびその製造方法ならびに光伝送モジュール

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JP3457823B2 JP00789297A JP789297A JP3457823B2 JP 3457823 B2 JP3457823 B2 JP 3457823B2 JP 00789297 A JP00789297 A JP 00789297A JP 789297 A JP789297 A JP 789297A JP 3457823 B2 JP3457823 B2 JP 3457823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ通信にお
いて光ファイバとの光信号の入出力部に使用される光伝
送モジュール用基板およびその基板の製造方法ならびに
その基板を用いた光伝送モジュールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ通信において光ファイ
バとの光信号の入出力部に使用される光伝送モジュール
として、絶縁性の基板と、この基板上に位置決めして固
定された光ファイバと、この基板上に光ファイバと位置
合わせをして搭載され、光ファイバとの光信号の入出力
を行なうフォトダイオード(PD)やレーザダイオード
(LD)等の受発光素子と、受発光素子の駆動や電気信
号伝送のための配線導体と、これらを収める筐体とから
成るものが用いられており、これにより光ファイバによ
り伝送される光信号と電気信号との変換を行なって通信
信号の伝送が行なわれていた。
【0003】この従来の光伝送モジュールにおいては、
光ファイバと受発光素子との光軸を合わせるために光フ
ァイバの固定部分と受発光素子の取付部分とのそれぞれ
を三次元的に調整する必要があり、この調整に多大な手
間と時間を要していたため、シリコン(Si)基板の異
方性エッチングを利用して光ファイバを固定するための
断面形状がV型の溝(V溝)を形成した様々なSi−V
溝基板が、例えば特開昭54−18760 号や特開昭54−1411
44号・特開平5−93824 号・特開平5−264868号・特開
平6−67066 号等に提案されてきた。
【0004】これらのSi−V溝基板によれば、従来は
独立していた光ファイバの固定部分と受発光素子の取付
部分を一体化したプラットフォームといわれる基板を作
製することにより、上記の三次元的な調整を不要な構造
としたものである。例えば、Si基板上に光ファイバ固
定用のV溝を設けるとともに、光ファイバの先端の突き
当て部としてこのV溝の受発光素子側にV溝と直交する
断面が四角形の角溝を設けた構造とすることによって、
V溝に光ファイバを載置してその先端を角溝の側壁に突
き当てることにより、光ファイバの方向と位置とが一義
的に定まるようになる。従って、そのように位置決めさ
れた光ファイバの先の基板上を受発光素子の取付部分と
することから、受発光素子の位置も正確に決まり、両者
の位置の調整がほとんど不要となって光軸合わせが容易
に行なえる光伝送モジュールとなるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなSi−V溝基板を用いた光伝送モジュールにおいて
は、その角溝の幅が100 〜250 μmと大きいため、100
〜250 μmの厚みのダイシングソーによってSi基板の
表面をV溝に直交するようにハーフダイシングにより切
り欠くことによって形成されることから、ダイシングソ
ーでもってSi基板を切り欠いていく際に角溝の縁(ほ
ぼ直角の角部)に大きなチッピング(欠け)が発生し易
く、また小さなチッピングも縁のほぼ全長にわたって発
生するという問題点があった。そのため、チッピングに
より発生したSiの微小片がSi基板上に飛散して付着
し、V溝の側面等に付着したものが光ファイバの固定の
正確な位置決めを妨げたり、受発光素子の取付部分に付
着したものが受発光素子の正確な位置決めを妨げたりす
ることがあり、あるいは光ファイバを角溝に突き当てた
際の衝撃により小さなチッピングを核として新たなチッ
ピングを発生させたり、チッピングが大きい場合には角
溝に近接して設けられる受発光素子のアライメントマー
クを破壊したり、光ファイバの先端部近辺に生じたチッ
ピングにより光信号の乱反射が生じたりするため、正常
な光軸合わせが阻害され、光信号の伝送が阻害されてし
まうという問題点があった。
【0006】また、このSi−V溝基板は、Siウエハ
上に多数の領域を区画して一括してSi−V溝基板とな
る溝加工を行なってからダイシングソーを用いて個々の
Si−V溝基板に切り離して使用されるので、この切り
離しの際にSi−V溝基板の上面の周囲に同様に大きな
チッピングや多数の小さなチッピングが発生し易く、こ
れによっても上記と同様の不具合が発生するという問題
点もあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑み案出されたもので
あり、その目的は、光ファイバ固定用のV溝とそのV溝
に直交する光ファイバ突き当て用の角溝を形成したSi
基板から成る光伝送モジュール用基板において、角溝の
縁にダイシングソーによるチッピングが発生せず、正確
な光軸合わせや良好な光信号の伝送が可能となる光伝送
モジュール用基板を提供することにある。
【0008】また本発明の目的は、上記光伝送モジュー
ル用基板において、さらに基板上面の周囲にもチッピン
グが発生せず、正確な光軸合わせや良好な光信号の伝送
が可能となる光伝送モジュール用基板を提供することに
ある。
【0009】さらに、本発明の目的は、光ファイバ突き
当て用の角溝の縁ならびに基板上面の周囲にダイシング
ソーによるチッピングが発生しない光伝送モジュール用
基板の製造方法を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、光ファイバ突き当
て用の角溝の縁ならびに基板上面の周囲にチッピングが
発生しない光伝送モジュール用基板を用いた、正確な光
軸合わせができるとともに良好な光信号の伝送ができる
光伝送モジュールを提供することにある。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光伝送モジュー
ル用基板の製造方法は、シリコンから成る基板上に異方
性エッチングにより一方端が前記基板端部に至る光ファ
イバ固定用のV溝を形成する工程と、該V溝の他方端に
異方性エッチングにより前記V溝と直交する直交V溝を
平行して2本形成する工程と、前記平行な2本の直交V
溝の間をダイシングソーにより切り欠いて、縁が面取り
加工された光ファイバ端面突き当て用の角溝を形成する
工程とを具備することを特徴とするものである。
【0015】さらに、本発明の光伝送モジュール用基板
の製造方法は、上記製造方法に対して、シリコンウエハ
上に前記シリコンから成る基板となる領域を区画して、
異方性エッチングにより前記領域を区画する境界線上に
1本もしくはこの境界線を挟んで2本の境界線V溝を形
成する工程と、前記1本の境界線V溝の中央もしくは前
記2本の境界線V溝の間をダイシングソーにより切断し
て、上面の周囲が面取り加工された個々の基板に分離す
る工程とをさらに具備することを特徴とするものであ
る。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は本発明の製造方法に係る光伝送
モジュール用基板の実施の形態の一例を示す斜視図であ
り、この光伝送モジュール用基板Aにおいて、1はシリ
コンから成る基板、2は一方端が基板1端部に至る光フ
ァイバ固定用のV溝であり、3はV溝2の他方端にV溝
2と直交するように形成された光ファイバ端面突き当て
用の角溝である。そして、3aは角溝3の基板1上面側
の縁の面取り加工された面を示し、1aは基板1の上面
の周囲の面取り加工された面を示す。また、基板Aの角
溝3を挟んでV溝2と対向する面上には、この面上に搭
載される受光もしくは発光素子と接続される配線導体
(図示せず)が配設される。この配線導体には受発光素
子やその駆動用IC等の半導体素子・外部電気回路等と
接続するための配線等が接続されるとともに、その一部
は受光もしくは発光素子の搭載部を兼ねたものとなって
いる。
【0018】シリコンから成る基板1には結晶シリコン
基板が用いられ、その上面は結晶面(100)である。
また基板1の大きさは光ファイバや光伝送モジュールの
仕様やサイズに応じて適宜設定される。
【0019】光ファイバ固定用のV溝2は、このV溝2
によって固定される光ファイバのサイズに応じた深さお
よび幅で、フォトリソグラフィにより作製したレジスト
パターンによる異方性エッチングにより基板1に形成さ
れ、基板1の上面が(100)面の場合、その面は(1
11)面となって基板1の上面と約54.7度の角度をな
す。またここでは光ファイバ固定用のV溝2を1本形成
した例を示しているが、V溝2は仕様に応じて並列に複
数本形成してもよい。
【0020】光ファイバ端面突き当て用の角溝3は、V
溝2端部に異方性エッチングにより発生する(111)
面を取り除き、かつV溝2により固定される光ファイバ
の光軸が基板1の上面に載置される受発光素子の光軸と
合致するようにその深さおよび幅が設定され、100 〜25
0 μmの幅でダイシングソーによる切り欠きによって形
成される。
【0021】また角溝3の基板1上面側の縁には、好適
にはV溝2の形成と同様にフォトリソグラフィにより作
製したレジストパターンによる異方性エッチングにより
面取り加工された面3aが形成され、それによれば基板
1の上面が(100)面の場合、この面3aも(11
1)面となって基板1の上面と約54.7度の角度をなす。
この面3aの幅は好適には1μm〜50μm、最適には5
μm〜20μmとなるように形成すればよい。この面3a
の幅が1μm未満となるとチッピングの発生を効果的に
無くすことができず、また、ダイシングソーによる切り
欠きで角溝3を形成する際にダイシングソーの呼び込み
部として作用させることができなくなる。他方、この面
3aの幅が50μmを超えるとダイシングソーによる切り
欠きで角溝3を形成する際にダイシングソーの振動やブ
レを発生させてしまい、角溝3の形成位置や幅・深さ等
に対する加工精度が低下してしまう傾向がある。
【0022】なお、この面3aはダイシングソーによっ
て基板1を切り欠いて角溝3を形成する前に形成されて
いることが望ましく、これにより、後述するようにこの
面3aが形成された部分をダイシングソーによって切り
欠くことによって、角溝3の縁にチッピングが発生する
ことがなくなる。
【0023】従って、本発明の製造方法に係る光伝送モ
ジュール用基板Aによれば、シリコンから成る基板上に
光ファイバ固定用のV溝と直交して形成される光ファイ
バ端面突き当て用の角溝の基板上面側の縁が面取り加工
されていることから、この角溝を形成するためにダイシ
ングソーでもってSi基板を切り欠いていく際に角溝の
縁に大きなチッピングも小さなチッピングも発生するこ
とがなくなり、その結果、チッピングにより発生したS
iの微小片がSi基板上に飛散して付着することがなく
なり、光ファイバや受発光素子の正確な位置決めを妨げ
たり、光ファイバを角溝に突き当てた際に新たなチッピ
ングを発生させたり、受発光素子のアライメントマーク
を破壊したり、光ファイバの先端部近辺に生じたチッピ
ングにより光信号の乱反射が生じたりすることがなくな
って、正常な光軸合わせを行なうことができ、正常かつ
良好な光信号の伝送を行なうことができる。
【0024】また、本発明の製造方法に係る光伝送モジ
ュール用基板Aによれば、さらにシリコンから成る基板
1の上面の周囲が面取り加工されて面1aが形成されて
いることから、後述するようにSiウエハ上に多数の領
域を区画して一括して溝加工を行なってからダイシング
ソーを用いて個々のSi−V溝基板としての光伝送モジ
ュール用基板Aに切り離す際に光伝送モジュール用基板
Aの上面の周囲に同様に大きなチッピングも小さなチッ
ピングも発生することがなく、これによっても上記と同
様に正常な光軸合わせを行なうことができ、正常かつ良
好な光信号の伝送を行なうことができるものとなる。
【0025】この面1aも好適にはV溝2ならびに角溝
3の面3aの形成と同様にフォトリソグラフィにより作
製したレジストパターンによる異方性エッチングにより
面取り加工されて形成され、それによれば基板1の上面
が(100)面の場合、この面1aも(111)面とな
って基板1の上面と約54.7度の角度をなす。この面1a
の幅も好適には1μm〜50μm、最適には5μm〜20μ
mとなるように形成すればよい。この面1aの幅が1μ
m未満となるとチッピングの発生を効果的に無くすこと
ができず、また、ダイシングソーにより個々の基板1に
切り離す際にダイシングソーの呼び込み部として作用さ
せることができなくなる。他方、この面1aの幅が50μ
mを超えるとダイシングソーにより個々の基板1に切り
離す際にダイシングソーの振動やブレを発生させてしま
い、個々の基板1の幅・長さ等に対する加工精度が低下
してしまう傾向がある。
【0026】なお、この面1aはダイシングソーによっ
てSiウエハから個々の光伝送モジュール用基板Aを切
り離す前に形成されていることが望ましく、これによ
り、後述するようにこの面1aが形成された部分をダイ
シングソーによって切り離すことによって、基板1の上
面の周囲にチッピングが発生することがなくなる。
【0027】また前述のように、本発明の製造方法に係
る光伝送モジュール用基板Aによれば、上記の角溝3な
らびに基板1の上面の周囲の面取り加工がV溝2の加工
と同様にシリコン基板1の異方性エッチングによりされ
ていることから、これら面取り加工された面1a・3a
が基板1上面となす角度をV溝2と同じ約54.7度に正確
に制御することができ、角溝3の縁や基板1上面の周囲
にチッピングが発生しない面取り加工を高精度でかつ容
易に行なうことができるものである。また、これら面取
り加工はV溝2の加工と同時に行なうこともできるの
で、製造工程を煩雑なものとすることなく角溝3の縁や
基板1上面の周囲にチッピングが発生しない光伝送モジ
ュール用基板Aを提供できるものである。
【0028】次に、本発明の光伝送モジュール用基板の
製造方法について図2に基づいて説明する。図2は本発
明の光伝送モジュール用基板の製造方法の実施の形態の
例を示す工程毎の断面図である。
【0029】まず、図2(a)に示すように、それぞれ
一方端が基板端部に至る図1に示すような光ファイバ固
定用のV溝2(図示せず)を異方性エッチングにより形
成する際、シリコンから成る基板1上に、このV溝の他
方端に異方性エッチングによりこのV溝と直交する直交
V溝4を形成する。ここで、図2(a)では直交V溝4
を平行して2本形成した例を示している。なお、直交V
溝4は光ファイバ固定用のV溝2と別工程で形成しても
よい。
【0030】このような異方性エッチングは、例えば熱
酸化して上面にSiO2 被膜を形成したシリコン基板1
にフォトリソグラフィにより所望のレジストパターンを
作製し、緩衝弗化水素酸等でSiO2 をエッチングした
後、このSiO2 パターンをエッチングレジストとして
KOH溶液でもってSiを異方性エッチングすることに
より行なわれる。
【0031】ここで、直交V溝4の面の幅は、前述の面
3aとして好適な幅の面3aを得るために、好適には2
〜100μm、最適には10〜40μmの範囲とするのが望ま
しい。
【0032】次に、図2においては同図(b)に示すよ
うに平行な2本の直交V溝4・4の間を、それぞれダイ
シングソーにより所定の深さおよび幅で切り欠いて、基
板1上面側の縁が面取り加工されて面3aが形成された
光ファイバ端面突き当て用の角溝3を形成する。
【0033】これにより、シリコンから成る基板1上
に、一方端が基板1端部に至る光ファイバ固定用のV溝
2と、このV溝2の他方端にV溝2と直交する、角溝の
基板1上面側の縁が異方性エッチングにより面取り加工
されている光ファイバ端面突き当て用の角溝3とが形成
されて成る本発明の光伝送モジュール用基板Aを得るこ
とができる。
【0034】このように、本発明の光伝送モジュール用
基板の製造方法によれば、シリコンから成る基板1上に
異方性エッチングにより光ファイバ固定用のV溝2を形
成する工程と、このV溝2の他方端に異方性エッチング
によりV溝2と直交する直交V溝4を平行して2本形成
する工程と、前記平行な2本の直交V溝4の間をダイシ
ングソーにより切り欠いて、縁が面取り加工された光フ
ァイバ端面突き当て用の角溝3を形成する工程とを具備
することから、基板1上面との角度が約54.7度の面3a
による角溝3の面取り加工を正確にかつ安定して行なう
ことができ、これにより角溝3にチッピングが発生する
ことがなく、チッピングによる不具合が発生することが
ない光伝送モジュール用基板Aを煩雑な製造工程を必要
とせずに提供することができる。
【0035】しかも、異方性エッチングにより直交V溝
4を平行して2本形成することから、この直交V溝4が
ダイシングソーの呼び込み部分として作用することによ
り、ダイシングソーを用いた切り欠きによって角溝3を
所望の位置に正確に形成することができる。
【0036】また、本発明の光伝送モジュール用基板の
製造方法について図3および図4に基づいて説明する。
図3は本発明の光伝送モジュール用基板の製造方法の実
施の形態の他の例を示す工程毎の断面図であり、図4は
さらに他の例を示す工程毎の断面図である。
【0037】まず、図3(a)および図4(a)に示す
ように、それぞれ前述のシリコンから成る基板1となる
領域7が境界線6により区画されたシリコンウエハ5上
に、境界線V溝8を異方性エッチングにより形成する。
ここで、図3(a)では境界線V溝8を境界線6上に1
本形成した例を、図4(a)では境界線V溝8を境界線
6を挟んで2本形成した例を示している。
【0038】なお、これら境界線V溝8は、通常は上記
領域7に前述したV溝2や直交V溝4が形成される際に
同時に形成されるが、これらとは別工程で形成してもよ
い。また、これら境界線V溝8の異方性エッチングも前
述した直交V溝4と同様にして行なえばよい。
【0039】また、これら境界線V溝8の面の幅も、前
述の直交V溝4の面と同様、前述の面1aとして好適な
幅の面1aを得るために、好適には2〜100μm、最適
には10〜40μmの範囲とするのが望ましい。
【0040】次に、図3においては同図(b)に示すよ
うに1本の境界線V溝8の中央を、図4においては同図
(b)に示すように2本の境界線V溝8・8の間を、そ
れぞれダイシングソーにより切断して、上面の周囲が面
取り加工された個々の基板1に分離する。
【0041】これにより、シリコンから成る基板1上
に、一方端が基板1端部に至る光ファイバ固定用のV溝
2と、このV溝2の他方端にV溝2と直交する、角溝の
基板1上面側の縁が異方性エッチングにより面取り加工
されている光ファイバ端面突き当て用の角溝3とが形成
されて成り、さらに基板1の上面の周囲が面取り加工さ
れている本発明の光伝送モジュール用基板Aを得ること
ができる。
【0042】従って、本発明の光伝送モジュール用基板
の製造方法によれば、シリコンウエハ5上に前記シリコ
ンから成る基板1となる領域7を区画して、異方性エッ
チングにより領域7を区画する境界線6上に1本もしく
はこの境界線6を挟んで2本の境界線V溝8を形成する
工程と、1本の境界線V溝8の中央もしくは2本の境界
線V溝8の間をダイシングソーにより切断して、上面の
周囲が面取り加工された個々の基板1に分離する工程と
をさらに具備することから、基板1上面との角度が約5
4.7度の面による基板1上面の周囲の面取り加工を正確
にかつ安定して行なうことができ、これにより基板1上
面の周囲にチッピングが発生することがなく、チッピン
グによる不具合が発生することがない光伝送モジュール
用基板Aを煩雑な製造工程を必要とせずに提供すること
ができる。
【0043】しかも、異方性エッチングにより境界線V
溝8を1本もしくは平行して2本形成することから、こ
の境界線V溝8がダイシングソーの呼び込み部分として
作用することにより、ダイシングソーを用いて所望の境
界線6に沿って、個々の基板1に正確に分離することが
できる。
【0044】次に、本発明の製造方法に係る光伝送モジ
ュールの実施の形態の例を図5に斜視図で示す。
【0045】図5の光伝送モジュールBにおいて、Aは
図1に示した本発明の光伝送モジュール用基板であり、
シリコンから成る基板1に、その一方端が基板1端部に
至る光ファイバ固定用のV溝2と、V溝2の他方端にV
溝2と直交するように形成された光ファイバ端面突き当
て用の角溝3とから成り、角溝3の基板1上面側の縁に
は面取り加工された面3aが形成されている。また、1
aは基板1の上面の周囲の面取り加工された面を示す。
【0046】また、9は基板1上に配設された配線導体
であり、10は基板1上に搭載され配線導体9が接続され
た受光もしくは発光素子である。
【0047】配線導体9は、例えばCr−AuやTi−
Pd−Au・Ti−Pt−Au等の薄膜を成膜してフォ
トリソグラフィ技術によりパターニングすることにより
形成され、受光もしくは発光素子10に接続されて駆動電
力の供給や電気信号(通信信号)の送受が行なわれる。
【0048】受光もしくは発光素子10は、例えば受光素
子の場合であればフォトダイオード(PD)等が用いら
れ、発光素子の場合であればレーザダイオード(LD)
等が用いられ、これらは基板1上にV溝2の延長線上に
位置するように、かつV溝2に固定される光ファイバの
光軸と光軸が一致するように搭載されて、配線導体9に
Au−Sn等の半田により接続される。なお、受光もし
くは発光素子10は仕様に応じて複数個並列に配設し、そ
れらに対応するように複数本のV溝2を形成して、アレ
イタイプの光伝送モジュールとしてもよい。
【0049】そして、V溝2には、その先端が角溝3に
突き当てられ、光軸が受光もしくは発光素子10と一致す
るように調整された光ファイバ(図示せず)が載置さ
れ、その上にガラス板やV溝を形成したシリコン基板等
から成る押さえ板(図示せず)を配して、各種の光学接
着剤や耐熱エポキシ樹脂等の樹脂あるいは半田により接
合して固定されて、本発明の光伝送モジュールBとな
る。
【0050】これにより、光伝送モジュールBによれ
ば、光ファイバ突き当て用の角溝3の縁ならびに基板1
上面の周囲にチッピングが発生しない前記各構成の光伝
送モジュール用基板Aと、この基板A上に配設された配
線導体9と、基板A上に搭載され配線導体9が接続され
た受光もしくは発光素子10とを具備することから、チッ
ピングによる不具合が発生することがなく、光ファイバ
と受発光素子10との正確な光軸合わせができるとともに
良好な光信号の伝送ができる光伝送モジュールとなる。
【0051】そして、このような構成の光伝送モジュー
ルBに対して、必要に応じて配線導体9に外部電気回路
との接続用のリードフレームを接続し、最後に光ファイ
バ固定用のキャップを低膨張性のエポキシ樹脂等でモー
ルドして固定することにより、光ファイバ通信において
光ファイバとの光信号の入出力部に使用される光伝送部
品となる。なお、配線導体9と外部電気回路との接続
は、この光伝送モジュールBを外部電気回路基板に搭載
した後にボンディングワイヤ等を用いて行なってもよ
い。
【0052】
【実施例】次に、本発明の製造方法に係る光伝送モジュ
ール用基板について実験例に基づき説明する。
【0053】表面に1μm厚の熱酸化膜が形成されたシ
リコン基板の裏面をフォトレジストコートした後、表面
に光ファイバ固定用のV溝および直交V溝のパターンと
なる抜きパターンを所定の寸法に形成した。
【0054】ここで、直交V溝は2本形成し、それぞれ
の最奥部の間隔が後でハーフダイシングを行なうダイシ
ングソーのブレードの厚みと同じになるように設定し
た。
【0055】次に、バッファード弗酸液により熱酸化膜
をエッチングし、さらに、公知の方法によりシリコンの
異方性エッチングを行ない、光ファイバ固定用のV溝お
よび直交V溝を形成した。
【0056】次に、100 μmおよび200 μmの厚みのダ
イシングソーを用いたハーフダイシングにより角溝を形
成し、基板上面側の縁が面取り加工された角溝を得た。
このとき、角溝の深さが100 μm以上となるようにし
て、表1に示す試料番号1〜14の光伝送モジュール用
基板試料を得た。なお、試料番号1および2は本発明の
範囲外の例を示す。また、比較例として面取り加工を行
なわずに角溝を形成した試料番号15の光伝送モジュー
ル用基板を得た。
【0057】そして、水洗・乾燥を行なった後、以下の
ようにして角溝のチッピングの発生およびダイシングソ
ーによる切込み幅の精度について評価した。
【0058】チッピングの発生状況は、倍率が100 倍の
金属顕微鏡で観察し、ダイシング長さ2mm当たりで角
溝の長さ方向に5μm以下のチッピングの発生が0個の
ものを○○、5μm以下のチッピングの発生が見られた
ものを○、5μmを超えるチッピングの発生が見られた
ものを×として評価した。
【0059】切込み幅の精度は、X−Yゲージ付きのテ
ーブルが付属された倍率が100 倍の金属顕微鏡で観察
し、本来の切込み幅に対して±10μm以下の精度のもの
を○○、±20μm以下の精度のものを○、±30μmを超
えるものを×として評価した。これらの結果を表1に示
す。
【0060】
【表1】
【0061】これらの結果から分かるように、チッピン
グについては、試料番号15に示したように角溝の面取り
加工を行なわなかった場合は5μmを超えるチッピング
が発生した。しかし、試料番号14のように角溝が1μm
の幅で面取りされていれば5μmを超えるチッピングは
発生しなくなり、試料番号10のように10μm以上の幅で
面取りされていればチッピングはほぼ完全に発生しなか
った。
【0062】また、切込み幅の精度については、試料番
号1および2のように角溝の面取り加工の幅を大きくし
て直交V溝の幅で150 μm程度、面取りの幅で75μm程
度になると、ダイシングソーのブレードがぶれ始めるた
め、切込み幅の精度が±30μmを超えて大きくなり、切
込みの精度が劣化した。他方、試料番号11および12のよ
うに面取りの幅が5μm以下となると、直交V溝による
ダイシングソーのブレードの呼び込み効果が小さくなる
傾向があるため、切込み幅の精度が実用上支障ない範囲
ではあるが幾分低下する傾向が見られた。
【0063】以上の結果より、本発明の製造方法に係る
光伝送モジュール用基板によれば、角溝を1〜50μm、
好適には10〜20μmの面取り幅で面取り加工したことに
より、角溝のチッピングの発生を防止できるとともに、
ダイシングによる切込み精度を向上できることが確認で
きた。
【0064】なお、直交V溝を上記の各面取り幅が同じ
面取り幅となるような1本のV溝パターンによって形成
した場合も、それぞれの面取り幅に応じて上記と同様の
結果が得られた。
【0065】また、上記の直交V溝と同様にして、シリ
コンウエハの光伝送モジュール用基板となる領域を区画
する境界線上に境界線V溝を形成し、100 μmおよび20
0 μmの厚みのダイシングソーを用いて切断し、表1に
示す試料番号1〜14の直交V溝の幅および面取りの幅と
同様の条件で基板上面の周囲が面取り加工された光伝送
モジュール用基板を得た。また、比較例として試料番号
15と同様に面取り加工を行なわずに切断した光伝送モジ
ュール用基板も得た。
【0066】そして、水洗・乾燥を行なった後、これら
についして基板上面の周囲のチッピングの発生およびダ
イシングソーによる切込み幅の精度について評価した。
【0067】その結果、表1に示した直交V溝の場合と
同様の結果が得られ、本発明の製造方法に係る光伝送モ
ジュール用基板によれば、基板の上面の周囲を1〜50μ
m、好適には10〜20μmの面取り幅で面取り加工したこ
とにより、基板の上面の周囲のチッピングの発生を防止
できるとともに、ダイシングによる切込み精度を向上で
きることが確認できた。
【0068】なお、本発明は以上の例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更や改良
を加えることは何ら差し支えない。例えば、受光もしく
は発光素子の他に各種のICが搭載されていてもよい
し、光伝送モジュール用基板同士を嵌合するためのピン
を取り付けるための溝が光ファイバ固定用のV溝と平行
に形成されていてもよい。
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【発明の効果】本発明の光伝送モジュール用基板の製造
方法によれば、シリコンから成る基板上に異方性エッチ
ングにより光ファイバ固定用のV溝を形成する工程と、
このV溝の他方端に異方性エッチングによりこのV溝と
直交する直交V溝を平行して2本形成する工程と、前記
2本の直交V溝の間をダイシングソーにより切り欠い
て、縁が面取り加工された光ファイバ端面突き当て用の
角溝を形成する工程とを具備することから、基板上面と
の角度が約54.7度の面による角溝の面取り加工を正確に
かつ安定して行なうことができ、これにより角溝にチッ
ピングが発生することがなく、チッピングによる不具合
が発生することがない光伝送モジュール用基板を煩雑な
製造工程を必要とせずに提供することができる。
【0073】しかも、異方性エッチングにより直交V溝
を1本もしくは平行して2本形成することから、この直
交V溝がダイシングソーの呼び込み部分として作用する
ことにより、ダイシングソーを用いた切り欠きによって
角溝を所望の位置に正確に形成することができる。
【0074】また、本発明の光伝送モジュール用基板の
製造方法によれば、シリコンウエハ上に前記シリコンか
ら成る基板となる領域を区画して、異方性エッチングに
より領域を区画する境界線上に1本もしくはこの境界線
を挟んで2本の境界線V溝を形成する工程と、1本の境
界線V溝の中央もしくは2本の境界線V溝の間をダイシ
ングソーにより切断して、上面の周囲が面取り加工され
た個々の基板に分離する工程とをさらに具備することか
ら、基板上面との角度が約54.7度の面による基板上面の
周囲の面取り加工を正確にかつ安定して行なうことがで
き、これにより基板上面の周囲にチッピングが発生する
ことがなく、チッピングによる不具合が発生することが
ない光伝送モジュール用基板を煩雑な製造工程を必要と
せずに提供することができる。
【0075】しかも、異方性エッチングにより境界線V
溝を1本もしくは平行して2本形成することから、この
境界線V溝がダイシングソーの呼び込み部分として作用
することにより、ダイシングソーを用いて所望の境界線
に沿って、個々の基板に正確に分離することができる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法に係る光伝送モジュール用
基板の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】 (a)および(b)はそれぞれ本発明の光伝
送モジュール用基板の製造方法の実施の形態の他の例を
示す工程毎の断面図である。
【図3】 (a)および(b)はそれぞれ本発明の光伝
送モジュール用基板の製造方法の実施の形態の他の例を
示す工程毎の断面図である。
【図4】 (a)および(b)はそれぞれ本発明の光伝
送モジュール用基板の製造方法の実施の形態の他の例を
示す工程毎の断面図である。
【図5】 本発明の製造方法に係る光伝送モジュールの
実施の形態の一例を示す斜視図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンから成る基板上に異方性エッチ
    ングにより一方端が前記基板端部に至る光ファイバ固定
    用のV溝を形成する工程と、該V溝の他方端に異方性エ
    ッチングにより前記V溝と直交する直交V溝を平行して
    2本形成する工程と、前記平行な2本の直交V溝の間を
    ダイシングソーにより切り欠いて、縁が面取り加工され
    た光ファイバ端面突き当て用の角溝を形成する工程とを
    具備することを特徴とする光伝送モジュール用基板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 シリコンウエハ上に前記シリコンから成
    る基板となる領域を区画して、異方性エッチングにより
    前記領域を区画する境界線上に1本もしくは該境界線を
    挟んで2本の境界線V溝を形成する工程と、前記1本の
    境界線V溝の中央もしくは前記2本の境界線V溝の間を
    ダイシングソーにより切断して、上面の周囲が面取り加
    工された個々の基板に分離する工程とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項記載の光伝送モジュール用基
    板の製造方法。
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