JP3451929B2 - 暗号化サーバおよび該暗号化サーバを用いた通信方法 - Google Patents

暗号化サーバおよび該暗号化サーバを用いた通信方法

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JP3451929B2
JP3451929B2 JP13232698A JP13232698A JP3451929B2 JP 3451929 B2 JP3451929 B2 JP 3451929B2 JP 13232698 A JP13232698 A JP 13232698A JP 13232698 A JP13232698 A JP 13232698A JP 3451929 B2 JP3451929 B2 JP 3451929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗号化装置、復号
化装置、携帯情報処理装置、暗号化方法、復号化方法及
び携帯情報処理装置の制御方法に係り、特に情報セキュ
リティを確保する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットやパーソナルコン
ピュータ通信ネットワーク等のネットワークを介して複
数の情報処理装置が接続され、このネットワークを介し
て情報のやりとりが行われている。ところで、送信者か
ら受信者にネットワークを介して送信される情報や、ネ
ットワークに接続されたコンピュータに格納されている
情報は、従来の書類などに記載されている情報と比較し
てより盗聴される可能性が高い。
【0003】そこで、特開平9−319662号公報記
載の情報処理装置においては、GPS測量によって自己
の現在位置を取得する位置取得部を備え、特定情報(フ
ァイル)にアクセスする際には、情報管理部が位置取得
部により取得した現在位置(パスワード情報あるいはキ
ー情報に相当)を特定情報に対応する所在地情報と照合
し、現在位置と所在地情報に対応する位置とが合致して
いる場合にのみ、特定情報の復号化を行い、表示等を行
う構成が開示され、所在地情報に対応する位置以外では
特定情報にアクセスすることができなくなり、ユーザが
パスワード情報あるいはキー情報を管理(記憶及び入
力)する手間を削減しつつ、特定情報の盗難や盗聴に対
し、特定情報を保護することができる旨が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の情報処理装
置においては、現在位置をパスワード情報あるいはキー
情報として用いているため、例えば、現在位置(場所)
を変更しながら、特定情報にアクセスすることにより、
アクセスできてしまう可能性があった。そこで、本発明
の目的は、情報管理のためのユーザの負担を増加させる
ことなく、より情報の機密性を高めることが可能な暗号
化サーバおよび該暗号化サーバを用いた通信方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、暗号化サー
バは、各種の位置に対応付けて、位置暗号化鍵と該位置
暗号化鍵により暗号化された情報の復号化に用いる位置
復号化鍵とを記憶するとともに、各種の時間に対応付け
て、時間暗号化鍵と該時間暗号化鍵により暗号化された
情報の復号化に用いる時間復号化鍵を記憶し、第1の情
報処理装置は、送信情報の復号化を行うべき位置と時刻
に対応付けられた位置暗号化鍵と時間暗号化鍵とをネッ
トワークを介して前記暗号化サーバから取得し、該位置
暗号化鍵および時間暗号化鍵を用いて前記送信情報を暗
号化し、この暗号化により得られた暗号化情報を第2の
情報処理装置に送信し、前記暗号化情報を受信した第2
の情報処理装置は、復号化の指示を受けたとき、現在位
置と現在時刻を検出し、該現在位置に対応付けられた位
置復号化鍵と該現在時刻に対応付けられた時間復号化鍵
を、ネットワークを介して前記暗号化サーバから取得
し、該位置復号化鍵および時間復号化鍵を用いて前記暗
号化情報の復号化を行うことを特徴とする通信方法を提
供する。 また、この発明は、暗号化サーバは、各種の位
置に対応付けて、位置暗号化鍵と該位置暗号化鍵により
暗号化された情報の復号化に用いる位置復号化鍵とを記
憶し、各種の時間に対応付けて、時間暗号化鍵と該時間
暗号化鍵により暗号化された情報の復号化に用いる時間
復号化鍵を記憶し、各種のユーザに対応付けて、ユーザ
特定暗号化鍵と該ユーザ特定暗号化鍵により暗号化され
た情報の復号化に用いるユーザ特定復号化鍵を記憶し、
第1の情報処理装置は、送信情報の復号化を行うべき位
置と時刻に対応付けられた位置暗号化鍵と時刻暗号化鍵
と、該送信情報の送信先であるユーザに対応付けられた
ユーザ特定暗号化鍵を、ネットワークを介して前記暗号
化サーバから取得し、該位置暗号化鍵、該時間暗号化鍵
および該ユーザ特定暗号化鍵を用いて前記送信情報を暗
号化し、この暗号化により得られた暗号化情報を第2の
情報処理装置に送信し、前記暗号化情報を受信した第2
の情報処理装置は、復号化の指示を受けたとき、現在位
置と現在時刻を検出し、該現在時刻に対応付けられた位
置復号化鍵と、該現在時刻に対応付けられた時間復号化
鍵と、当該第2の情報処理装置のユーザに対応付けられ
たユーザ特定復 号化鍵とを、ネットワークを介して前記
暗号化サーバから取得し、該位置復号化鍵、該時間復号
化鍵および該ユーザ特定復号化鍵を用いて前記暗号化情
報の復号化を行うことを特徴とする通信方法を提供す
る。 また、この発明は、各種の位置に対応付けて、位置
暗号化鍵と該位置暗号化鍵により暗号化された情報の復
号化に用いる位置復号化鍵とを記憶するとともに、各種
の時間に対応付けて、時間暗号化鍵と該時間暗号化鍵に
より暗号化された情報の復号化に用いる時間復号化鍵を
記憶する条件データベース部と、情報の送信者である第
1の情報処理装置からネットワークを介して位置情報お
よび時刻情報を受信したとき、該位置情報に対応付けら
れた位置暗号化鍵および該時刻情報に対応付けられた時
間暗号化鍵の組を前記条件データベース部から検索する
暗号化条件設定部と、情報の受信者である第2の情報処
理装置からネットワークを介して位置情報および時刻情
報を受信したとき、該位置情報に対応付けられた位置復
号化鍵および該時刻情報に対応付けられた時間復号化鍵
を前記条件データベース部から検索する検索部と、前記
第1の情報処理装置からネットワークを介して位置情報
および時刻情報が受信されたとき、前記暗号化条件設定
部により検索された位置暗号化鍵および時間暗号化鍵の
組を前記第1の情報処理装置に送信するとともに、前記
第2の情報処理装置からネットワークを介して位置情報
および時刻情報が受信されたとき、前記検索部により検
索された位置復号化鍵および時間復号化鍵の組を前記第
2の情報処理装置に送信する鍵送信部とを具備する暗号
化サーバを提供する。 また、この発明は、各種の位置に
対応付けて、位置暗号化鍵と該位置暗号化鍵により暗号
化された情報の復号化に用いる位置復号化鍵とを記憶
し、各種の時間に対応付けて、時間暗号化鍵と該時間暗
号化鍵により暗号化された情報の復号化に用いる時間復
号化鍵を記憶し、各種のユーザに対応付けて、ユーザ特
定暗号化鍵と該ユーザ特定暗号化鍵により暗号化された
情報の復号化に用いるユーザ特定復号化鍵を記憶する条
件データベース部と、情報の送信者である第1の情報処
理装置からネットワークを介して位置情報、時刻情報お
よびユーザを指定する情報を受信したとき、該位置情報
に対応付けられた位置暗号化鍵、該時刻情報に対応付け
られた時間暗号化鍵および該ユーザに対応付けられたユ
ーザ特定暗号化鍵の 組を前記条件データベース部から検
索する暗号化条件設定部と、情報の受信者である第2の
情報処理装置からネットワークを介して位置情報、時刻
情報およびユーザを指定する情報を受信したとき、該位
置情報に対応付けられた位置復号化鍵、該時刻情報に対
応付けられた時間復号化鍵および該ユーザに対応付けら
れたユーザ特定復号化鍵の組を前記条件データベース部
から検索する検索部と、前記第1の情報処理装置からネ
ットワークを介して位置情報、時刻情報およびユーザを
指定する情報が受信されたとき、前記暗号化条件設定部
により検索された位置暗号化鍵、時間暗号化鍵およびユ
ーザ特定暗号化鍵の組を前記第1の情報処理装置に送信
するとともに、前記第2の情報処理装置からネットワー
クを介して位置情報、時刻情報およびユーザを指定する
情報が受信されたとき、前記検索部により検索された位
置復号化鍵、時間復号化鍵およびユーザ特定復号化鍵の
組を前記第2の情報処理装置に送信する鍵送信部とを具
備する暗号化サーバを提供する。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。 (1) 暗号電子メールシステムの構成 図1に実施形態の携帯情報処理装置が適用される暗号電
子メールシステムを構築した場合の概要構成図を示す。
暗号電子メールシステム10は、所定条件の下で暗号鍵
の生成を行う暗号化サーバ11、実際の暗号化電子メー
ルデータSEMを転送する処理を行うメールサーバ12
及びメールサーバ12の制御下で電子メールを配信する
無線中継局13が接続されたネットワーク14と、ネッ
トワーク14に接続され、電子メールの作成、暗号鍵生
成依頼、暗号化処理及び送信依頼を行う情報処理装置
(以下、送信端末装置という)15と、受信した暗号化
電子メールSEMの復号化を行う携帯情報処理装置(以
下、受信端末装置という)20と、を備えて構成されて
いる。
【0017】(2) 受信端末装置の構成 図2に実施形態の受信端末装置の概要構成ブロック図を
示す。受信端末装置20は、移動通信端末装置を制御す
るCPU21と、各種データを記憶するメモリ(ROM
及びRAM)22と、各種データを表示するための液晶
ディスプレイなどで構成された表示装置23と、各種情
報を入力するためのキーボード、タッチパネルなどで構
成された入力装置24と、各種データを記憶するための
ハードディスクドライブ(HDD)、フレキシブルディ
スクドライブ(FDD)などの外部記憶装置25と、通
信機器用アンテナ26を介して図示しない無線基地局と
の間で無線通信を行うためのデータ通信装置27と、G
PSアンテナ28を介してGPS衛星からの電波を受信
するGPS受信機29と、GPS受信機29の出力信号
に基づいて受信端末装置20の現在位置データを演算
し、現在時刻データを抽出して出力するGPS用計算機
30と、各種音声出力を行うスピーカ31と、各種拡張
用機器を接続するための拡張バスインターフェース装置
32と、受信端末装置20を構成する各装置21〜32
を接続するための内部バス33と、を備えて構成されて
いる。
【0018】(3) 暗号電子メールシステムの動作 つぎに図3の暗号システムの機能構成ブロック図及び図
4の処理シーケンス図を参照して暗号電子メールシステ
ムの動作について説明する。 (3.1) 条件データベース部の構成 ここで、暗号電子メールシステムの動作説明に先立ち、
条件データベース部41(図3参照)のデータ構成例に
ついて説明する。なお、暗号化鍵と復号化鍵の構成は同
様の構成のため、以下の説明においては、暗号化鍵につ
いてのみ説明する。
【0019】条件データベース部41は、例えば、図5
に示すように、位置テーブル41P、時間テーブル41
T及びユーザ特定テーブル42Uを備えている。位置テ
ーブル41Pは、位置に対応づけて位置暗号化鍵を格納
している。例えば、位置Bに対応する位置暗号化鍵はB
となる。この場合において、位置情報としては、緯度範
囲、経度範囲などの位置座標や、第1会議室、第2応接
室などの部屋単位等により設定することが可能である。
【0020】また、時間テーブル41Tは、時間に対応
づけて時間暗号化鍵を格納している。例えば、時間Dに
対応する時間暗号化鍵はD’となる。この場合におい
て、時間情報としては、○○時〜○○時、□日、△曜日
等の単位で設定することが可能である。また、ユーザ特
定テーブル42Uは、ユーザに対応づけてユーザ特定暗
号化鍵を格納している。例えば、ユーザFに対応するユ
ーザ特定暗号化鍵はF”となる。この場合において、ユ
ーザ特定情報としては、○○さん、□□チーム、△△課
等の単位で設定することが可能である。
【0021】これらの位置暗号化鍵及び時間暗号鍵は本
実施形態では、必須であるが、ユーザ特定暗号化鍵は、
必要に応じて用いればよい。これに対応して、ユーザ特
定復号化鍵も必要に応じて用いればよい。以下の説明に
おいては、一組の位置暗号化鍵及び時間暗号化鍵あるい
は一組の位置暗号化鍵、時間暗号化鍵及びユーザ特定暗
号化鍵を暗号化鍵と総称し、一組の位置復号化鍵及び時
間復号化鍵あるいは一組の位置復号化鍵、時間復号化鍵
及びユーザ特定復号化鍵を復号化鍵と総称している。
【0022】(3.2) 暗号電子メールシステムの具
体的動作 つぎに動作を説明する。まず、送信端末装置15の暗号
化条件設定部31は、暗号化サーバ11に対して暗号化
条件を設定する(ステップS1、S21)より具体的に
は、例えば、暗号化条件として、少なくとも、受信場所
及び受信時間を設定し、必要に応じて受信者を設定す
る。これにより暗号化サーバ11は、暗号化条件設定部
41を起動し(ステップS25)、暗号化条件設定部4
1は、設定された暗号化条件に従って、条件データベー
ス部42から暗号化鍵を検索し(ステップS2、S2
6)、鍵送信部47に出力させる(ステップS3)。
【0023】これにより鍵送信部47は、検索された暗
号化鍵を送信端末装置15の暗号化部33に送信する
(ステップS4、S27)。これと並行して送信端末装
置15は、平文格納部32に用意された電子メールの平
文を格納する(ステップS22)。そして、送信端末装
置15の暗号化部33は、平文格納部32から電子メー
ルの平文を読み出し(ステップS5)、電子メールの暗
号化を行い、暗号化電子メールデータSEMを生成し
(ステップS27)、通信部34に出力する(ステップ
S6)。
【0024】これにより送信端末装置15の通信部34
は、入力された暗号化電子メールデータSEMを受信端
末装置20に対して送信する(ステップS7、S2
4)。より具体的には、送信端末装置15の通信部34
は、ネットワーク14を介して暗号化電子メールデータ
SEMをメールサーバ12に送信する。この結果、メー
ルサーバ12は、受信した暗号化電子メールデータSE
Mを格納し、保持することとなる。
【0025】そして、メールサーバ12に対し、受信端
末装置20から暗号化電子メールデータの転送が要求さ
れると、メールサーバ12は、無線中継局13及び無線
回線を介して受信端末装置20に送信することとなる。
受信端末装置20の受信部45は、送信された暗号化電
子メールデータSEMを受信し(ステップS30)、暗
号文格納部46に格納する(ステップS8)。より具体
的には、受信部45として機能する通信機器用アンテナ
26及びデータ通信装置17は、送信された暗号化電子
メールデータSEMを暗号文格納部46として機能する
外部記憶装置25内に格納する。
【0026】そして、受信端末装置20のユーザにより
暗号化電子メールデータSEMの復号化が指示される
と、受信端末装置20の測定部47は、自己の現在位置
及び現在時刻を測定して(ステップS31)、送信部4
8に出力する(ステップS9)。これにより、送信部4
8は、暗号化サーバ11にアクセスし、現在位置情報及
び現在時刻情報を測定データとして暗号化サーバ11の
検索部44に送信する(ステップS10、S32)。よ
り具体的には、GPS受信機29及びGPS用計算機3
0が測定部47として機能し、GPS受信機29がGP
Sアンテナ28を介してGPS衛星からの電波を受信し
てGPS用計算機30に出力する。
【0027】GPS用計算機30は、GPS受信機29
の出力信号に基づいて受信端末装置20の現在位置デー
タを演算し、現在時刻データを抽出して測定データとし
てデータ通信装置27及びメモリ22に出力する。これ
により通信部48として機能するデータ通信装置27
は、通信機用アンテナ26を介して暗号化サーバ11に
現在位置データ及び現在時刻データを送信することとと
なる。暗号化サーバ11の検索部44は、条件データベ
ース部42から復号化鍵を検索し(ステップS11、S
28)、鍵送信部47に出力させる(ステップS1
2)。
【0028】鍵送信部47は、検索された復号化鍵を送
信端末装置15の復号化部50に送信する(ステップS
13、S29)。これにより復号化部50は、暗号文格
納部46から暗号化電子メールデータSEMを読み出す
とともに、当該受信端末装置20のユーザを特定するた
めの秘密鍵が予め格納された秘密鍵格納部49から秘密
鍵を読み出す(ステップS14、S15)。
【0029】そして復号化部50は、送信された復号化
鍵及び秘密鍵を用いて暗号化電子メールデータSEMの
復号化し(ステップS33)、電子メールデータの平文
を平文格納部51であるメモリ22あるいは外部記憶装
置25に格納する(ステップS16、S34)。この結
果、CPU21は、電子メールデータの平文を表示装置
23に表示することができ、ユーザは電子メールの内容
を読むことが可能となる。
【0030】(4) 実施形態の効果 以上の説明のように本実施形態によれば、少なくとも位
置(場所)及び時間を使用して暗号化を行うことにより
情報の盗難や盗聴に対する保護を高めることができる。
すなわち、特定の時刻に特定の場所に行かなければ受信
した情報を復号化することができないので、例えば、機
密性の高い情報をある特定の場所まで漏洩することなく
保護しておくことが可能となる。
【0031】しかも、位置(現在位置)や時間(現在時
刻)は自動的に取得されるため、ユーザの情報管理は必
要でなくなり、手間を簡略化することができる。また、
特定の受信端末装置が指定された時間に複数箇所で、解
読処理を行うことは物理的に不可能であり、情報が解読
される確率をより低くすることができる。
【0032】(5) 実施形態の変形例 以上の説明においては、暗号化鍵として、位置暗号化
鍵、時間暗号化鍵、ユーザ特定暗号化鍵を用いていた
が、さらに任意の暗号化鍵や任意のパスワードを組み合
わせることも可能である。上記説明においては、位置情
報及び時間情報を暗号化鍵として用いる場合について説
明したが、これらの一方または双方をパスワードとして
処理を行うように構成したり、パスワード及び暗号化鍵
として処理を行うように構成することも可能である。
【0033】また、上記説明においては、自己位置検出
手段として、GPS衛星を使ったGPSを利用していた
が、適当に設置した疑似GPS衛星(GPS電波発信
機)による疑似GPS情報や、PHSなどにおける位置
登録情報を用いたり、構内PHS等のように、無線基地
局を特定する情報を利用するように構成することも可能
である。これにより、複数無線ゾーン単位や部屋単位で
自己位置を検出することができる。
【0034】また、暗号化方式としては、共通鍵方式ま
たは公開鍵方式のいずれの方式であっても構わない。例
えば、共通鍵方式の場合には、上述した位置暗号化鍵
(必須)、時間暗号化鍵(任意)、送信者の公開鍵及び
受信者のEメールアドレスを所定の演算により組み合わ
せることにより共通鍵を生成することができる。以上の
説明においては、電子メールシステムの場合について説
明したが、電子メールデータに限らず、電子化可能なデ
ータであれば、適用が可能である。例えば、極秘データ
については、社内の特定の場所でなければ、閲覧等でき
ないようにすることにより、権限のない社員によるデー
タの読み出し等を防止することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも位置情報及
び時間情報を用いて暗号化を行うことにより情報の盗難
や盗聴に対する保護を高め機密性を高めることが可能と
なる。また、位置情報及び時間情報を自動的に取得する
ことにより、情報管理のためのユーザの負担を増加させ
ることもない。さらに、一つの装置が指定された時間に
複数箇所で、解読処理を試みることは物理的に不可能で
あるため、情報が解読される確率をより低くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 暗号電子メールシステムを構築した場合の概
要構成図である。
【図2】 受信端末装置の概要構成ブロック図である。
【図3】 暗号電子メールシステムの機能構成ブロック
図である。
【図4】 暗号電子メールシステムの処理シーケンス図
である。
【図5】 条件データベース部におけるデータ構成例に
ついて説明する図である。
【符号の説明】
10…暗号電子メールシステム、 11…暗号化サーバ、 12…メールサーバ、 13…無線中継局、 14…ネットワーク、 15…送信端末装置、 20…受信端末装置(携帯型情報処理装置)、 21…CPU、 22…メモリ、 23…表示装置、 24…入力装置、 25…外部記憶装置、 26…通信機用アンテナ、 27…データ通信装置、 28…GPS受信アンテナ、 29…GPS受信機、 30…GPS用計算機、 31…スピーカ、 32…拡張バスインターフェース、 33…内部バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−319662(JP,A) 特開 平8−102735(JP,A) 特開 平6−318939(JP,A) 特開 平1−212041(JP,A) 特開 昭64−19449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 9/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗号化サーバは、各種の位置に対応付け
    て、位置暗号化鍵と該位置暗号化鍵により暗号化された
    情報の復号化に用いる位置復号化鍵とを記憶するととも
    に、各種の時間に対応付けて、時間暗号化鍵と該時間暗
    号化鍵により暗号化された情報の復号化に用いる時間復
    号化鍵を記憶し、 第1の情報処理装置は、送信情報の復号化を行うべき位
    置と時刻に対応付けられた位置暗号化鍵と時間暗号化鍵
    とをネットワークを介して前記暗号化サーバから取得
    し、該位置暗号化鍵および時間暗号化鍵を用いて前記送
    信情報を暗号化し、この暗号化により得られた暗号化情
    報を第2の情報処理装置に送信し、 前記暗号化情報を受信した第2の情報処理装置は、復号
    化の指示を受けたとき、現在位置と現在時刻を検出し、
    該現在位置に対応付けられた位置復号化鍵と該現在時刻
    に対応付けられた時間復号化鍵を、ネットワークを介し
    て前記暗号化サーバから取得し、該位置復号化鍵および
    時間復号化鍵を用いて前記暗号化情報の復号化を行うこ
    とを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 暗号化サーバは、各種の位置に対応付け
    て、位置暗号化鍵と該位置暗号化鍵により暗号化された
    情報の復号化に用いる位置復号化鍵とを記憶し、各種の
    時間に対応付けて、時間暗号化鍵と該時間暗号化鍵によ
    り暗号化された情報の復号化に用いる時間復号化鍵を記
    憶し、各種のユーザに対応付けて、ユーザ特定暗号化鍵
    と該ユーザ特定暗号化鍵により暗号化された情報の復号
    化に用いるユーザ特定復号化鍵を記憶し、 第1の情報処理装置は、送信情報の復号化を行うべき位
    置と時刻に対応付けられた位置暗号化鍵と時刻暗号化鍵
    と、該送信情報の送信先であるユーザに対応付けられた
    ユーザ特定暗号化鍵を、ネットワークを介して前記暗号
    化サーバから取得し、該位置暗号化鍵、該時間暗号化鍵
    および該ユーザ特定暗号化鍵を用いて前記送信情報を暗
    号化し、この暗号化により得られた暗号化情報を第2の
    情報処理装置に送信し、 前記暗号化情報を受信した第2の情報処理装置は、復号
    化の指示を受けたとき、現在位置と現在時刻を検出し、
    該現在時刻に対応付けられた位置復号化鍵と、該現在時
    刻に対応付けられた時間復号化鍵と、当該第2の情報処
    理装置のユーザ に対応付けられたユーザ特定復号化鍵と
    を、ネットワークを介して前記暗号化サーバから取得
    し、該位置復号化鍵、該時間復号化鍵および該ユーザ特
    定復号化鍵を用いて前記暗号化情報の復号化を行うこと
    を特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 各種の位置に対応付けて、位置暗号化鍵
    と該位置暗号化鍵により暗号化された情報の復号化に用
    いる位置復号化鍵とを記憶するとともに、各種の時間に
    対応付けて、時間暗号化鍵と該時間暗号化鍵により暗号
    化された情報の復号化に用いる時間復号化鍵を記憶する
    条件データベース部と、 情報の送信者である第1の情報処理装置からネットワー
    クを介して位置情報および時刻情報を受信したとき、該
    位置情報に対応付けられた位置暗号化鍵および該時刻情
    報に対応付けられた時間暗号化鍵の組を前記条件データ
    ベース部から検索する暗号化条件設定部と、 情報の受信者である第2の情報処理装置からネットワー
    クを介して位置情報および時刻情報を受信したとき、該
    位置情報に対応付けられた位置復号化鍵および該時刻情
    報に対応付けられた時間復号化鍵を前記条件データベー
    ス部から検索する検索部と、 前記第1の情報処理装置からネットワークを介して位置
    情報および時刻情報が受信されたとき、前記暗号化条件
    設定部により検索された位置暗号化鍵および時間暗号化
    鍵の組を前記第1の情報処理装置に送信するとともに、
    前記第2の情報処理装置からネットワークを介して位置
    情報および時刻情報が受信されたとき、前記検索部によ
    り検索された位置復号化鍵および時間復号化鍵の組を前
    記第2の情報処理装置に送信する鍵送信部と を具備する
    暗号化サーバ。
  4. 【請求項4】 各種の位置に対応付けて、位置暗号化鍵
    と該位置暗号化鍵により暗号化された情報の復号化に用
    いる位置復号化鍵とを記憶し、各種の時間に対応付け
    て、時間暗号化鍵と該時間暗号化鍵により暗号化された
    情報の復号化に用いる時間復号化鍵を記憶し、各種のユ
    ーザに対応付けて、ユーザ特定暗号化鍵と該ユーザ特定
    暗号化鍵により暗号化された情報の復号化に用いるユー
    ザ特定復号化鍵を記憶する条件データベース部と、 情報の送信者である第1の情報処理装置からネットワー
    クを介して位置情報、 時刻情報およびユーザを指定する
    情報を受信したとき、該位置情報に対応付けられた位置
    暗号化鍵、該時刻情報に対応付けられた時間暗号化鍵お
    よび該ユーザに対応付けられたユーザ特定暗号化鍵の組
    を前記条件データベース部から検索する暗号化条件設定
    部と、 情報の受信者である第2の情報処理装置からネットワー
    クを介して位置情報、時刻情報およびユーザを指定する
    情報を受信したとき、該位置情報に対応付けられた位置
    復号化鍵、該時刻情報に対応付けられた時間復号化鍵お
    よび該ユーザに対応付けられたユーザ特定復号化鍵の組
    を前記条件データベース部から検索する検索部と、 前記第1の情報処理装置からネットワークを介して位置
    情報、時刻情報およびユーザを指定する情報が受信され
    たとき、前記暗号化条件設定部により検索された位置暗
    号化鍵、時間暗号化鍵およびユーザ特定暗号化鍵の組を
    前記第1の情報処理装置に送信するとともに、前記第2
    の情報処理装置からネットワークを介して位置情報、時
    刻情報およびユーザを指定する情報が受信されたとき、
    前記検索部により検索された位置復号化鍵、時間復号化
    鍵およびユーザ特定復号化鍵の組を前記第2の情報処理
    装置に送信する鍵送信部と を具備する暗号化サーバ。
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