JP3449001B2 - Toner for developing electrostatic images - Google Patents
Toner for developing electrostatic imagesInfo
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- JP3449001B2 JP3449001B2 JP31469794A JP31469794A JP3449001B2 JP 3449001 B2 JP3449001 B2 JP 3449001B2 JP 31469794 A JP31469794 A JP 31469794A JP 31469794 A JP31469794 A JP 31469794A JP 3449001 B2 JP3449001 B2 JP 3449001B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像を現像するた
めの黒トナー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法は、光導電性物質を利用して
感光体上に静電潜像を形成し、トナーで現像し、必要に
応じて紙などにトナー像を転写した後、加熱又は溶剤蒸
気を付与して定着してコピー像を得るものである(米国
特許第2297691号明細書、特公昭42─2391
0号公報及び特公昭43─24748号公報参照)。静
電潜像をトナーで可視化する方法としては、磁気ブラシ
法(米国特許第2674063号明細書参照)、カスケ
ード法(米国特許第2616552号明細書参照)、粉
末雲法(米国特許第2221776号明細書参照)等が
知られている。
【0003】電子写真用現像剤は、トナーとキャリアを
混合する二成分現像剤が広く使用されている。トナー
は、ポリスチレン、スチレン・ブタジエン共重合体、ポ
リエステル樹脂等の樹脂類に、カーボンブラック、フタ
ロシアニンブルー等の着色剤を添加し、溶融混練した
後、1〜30μmの粒径に粉砕、分級して得る。また、
キャリアは、平均粒径がトナーの粒径とほぼ同じか、5
00μmまでの粒径のガラスビーズ、鉄、ニッケル、フ
ェライト等の粒子、又は、これらの粒子に種々の樹脂を
被覆したものか、磁性体粉末を樹脂と溶融混練し、粉
砕、分級して得たものである。
【0004】従来、黒トナー用の着色剤としては、カー
ボンブラックが使用されているが、その分散性がトナー
の帯電性に大きく影響するため、カーボンブラックの分
散粒径を均一にしたり(特開平3─18862号公報参
照)、カーボンブラック凝集体の粒径範囲を規定するこ
と(特開平2─103561号公報参照)が提案され
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カーボンブラ
ックの分散粒径や凝集体粒径を均一にしただけでは、帯
電性と電荷交換性を両立させることができない。帯電性
と電荷交換性を両立させるためには、カーボンブラック
の凝集体と1次粒子の分散構造をバランスよく制御する
ことが重要である。カーボンブラックを1次粒子で均一
に分散させると、優れた電荷交換性が要求される小型複
写機などでは、特に、トナーのアドミックス特性が悪化
し、所望の帯電量を確保できなくなるという問題があっ
た。
【0006】また、カーボンブラックの凝集体が多く存
在すると、初期から均一な帯電特性が得られず、複写枚
数が多数になるときに、コピー濃度が得られなくなった
り、背景部へのトナー付着が発生するという問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明は、上記の問題点を解消
し、所望の帯電量を確保することができ、優れた電荷交
換性を有し、トナーを追加した後も電荷分布がシャープ
で背景部へのトナー付着が極めて少なく、耐久性に優
れ、かつ、画質安定性を備えたカーボンブラックを含有
する静電荷像現像用トナーを提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 結着樹脂
とカーボンブラックを含有してなる静電荷像現像用トナ
ーにおいて、トナー断面積における0.08μm2以上
のカーボンブラックの凝集体が占める面積率が0.5〜
3.0%の範囲にあり、かつ、0.08μm2未満のカ
ーボンブラックの凝集体が占める面積率が12.0〜1
6.0%の範囲にあることを特徴とする静電荷像現像用
トナーである。
【0009】
【作用】本発明者等は、帯電量と電荷交換性を両立する
カーボンブラック含有黒トナーについて鋭意研究した結
果、カーボンブラックの分散構造をより精密に設計する
ことにより、帯電量と電荷交換性の両立を可能とし、画
質に優れ、背景部へのトナー付着がほとんどない、耐久
性に優れた静電荷像現像用黒トナーを完成した。
【0010】即ち、トナー断面積における0.08μm
2以上のカーボンブラックの凝集体の面積が一定面積に
対する面積率が0.5〜3.0%、好ましくは1.0〜
2.5%の範囲にあり、かつ、0.08μm2未満のカ
ーボンブラックの凝集体が占める面積がある一定面積に
対する面積率が12.0〜16.0%、好ましくは1
3.0〜14.0%の範囲に入るようにカーボンブラッ
クの分散構造を制御する。面積率及び平均粒径が上記の
範囲を外れると、帯電量及び電荷交換性が悪化して、帯
電量の低下、アドミックス不良、背景部へのトナー付着
などを引き起こす。
【0011】本発明に使用する平均粒子径(Heywo
d径)は、画像解析装置(ニレコ社製、LUZEX−
3)の円相当径(Heywod径)の測定値である。
【0012】本発明に使用するカーボンブラックは、p
Hが3以下で、一次平均粒子径が0.02μm以下であ
り、かつ、ジブチルフタレート吸油量が80cc/(カ
ーボンブラック100g)以上のものが適している。カ
ーボンブラックのpHが3を越えたり、一次平均粒子径
が0.02μmを越えると、充分な帯電量を得ることが
できず、ジブチルフタレート吸油量が80cc/(カー
ボンブラック100g)未満では、凝集体がうまく形成
されず、電荷交換性を損ねる原因となる。
【0013】上記のカーボンブラックは、トナー粒子中
に5〜15重量%、特に、7〜12重量%配合すること
が好ましい。5重量%未満では所望の画像濃度を得るこ
とができず、15重量%を越えると導電性が大きくなり
過ぎて所望の帯電量を得ることができない。
【0014】本発明で使用するトナー粒子は、結着樹脂
と着色剤を主成分として構成される。使用される結着樹
脂としては、スチレン、クロルスチレン等のスチレン
類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等
のモノオレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステル
類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等
のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;ビニ
ルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチ
ルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケト
ン等のビニルケトン類等の単独重合体又は共重合体を挙
げることができる。
【0015】特に、代表的な結着樹脂としては、ポリス
チレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン・ア
クリル酸アルキル共重合体、スチレン・メタクリル酸ア
ルキル共重合体、スチレン・アクリロニトリル共重合
体、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・無水マ
レイン酸共重合体を挙げることができる。さらに、ポリ
エステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス類を
挙げることができる。その中でも、本発明では、スチレ
ン・アクリル酸アルキル共重合体、スチレン・メタクリ
ル酸アルキル共重合体、ポリエステル樹脂が好ましく用
いられる。
【0016】また、シリカ、チタニア、アルミナ等の流
動化剤や、ポリスチレン微粒子、ポリメチルメタクリレ
ート微粒子、ポリフッ化ビニリデン微粒子等のクリーニ
ング助剤、又は転写助剤等の外添剤を用いることができ
る。特に、一次平均粒子径が5〜30nmの疎水性シリ
カが好ましく用いられる。さらに、サリチル酸金属円、
含金属アゾ化合物、ニグロシンや四級アンモニウム塩等
の電荷制御剤や、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポ
リエチレン、脂肪族アミド、ワックス等のオフセット剤
等の公知の他の成分を添加することができる。好ましく
は、重量平均分子量が500〜5000の低分子量プリ
プロピレンが好ましい。
【0017】本発明のトナーの製造には、上記トナー材
料をバンバリーミキサー、ニーダーコーター、CMミキ
サー、エクストルーダーなどを用いて、混合・溶融混練
を行い、粉砕分級して平均粒径が約30μm以下、特に
3〜20μmの微粒子とすることが好ましい。
【0018】なお、本発明では、カーボンブラックの分
散粒径及び面積率は、透過型電子顕微鏡で1500〜1
00000倍に拡大したネガ写真を画像解析装置(ニレ
コ社製、LUZEX3)で測定した。また、ジブチルフ
タレート吸油量はASTEM−D2414で、pHはA
STEM−D1512で測定したものである。
【0019】本発明の黒トナーは、カーボンブラックの
分散を向上させるため、カーボンブラックを篩分した
後、結着樹脂、カーボンブラック及び添加剤を予め混合
し、次いで、バンバリーミキサーで5分間混練して十分
に分散させた。冷却して粉砕した後、混練物を再びバン
バリーミキサーに投入して繰り返して混練する操作を合
計7回行い、公知の方法で粉砕して分級し、平均粒径
9.0μmのトナーを得た。このトナーに疎水性シリカ
(一次平均粒径12nm)を0.3重量部添加してヘン
シェルミキサーで混合してトナーを得た。
【0020】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれらにより限定されるものではない。
〔実施例1〕
スチレン・ブチルアクリレート共重合体 84重量部
(配合比85:15、Mn=3000、Mw=30万)
カーボンブラック 10重量部
(pH=2.5、一次粒径=13nm、
ジブチルフタレート吸油量80cc/100gカーボンブラック)
帯電制御剤(含金属アゾ系化合物) 1重量部
ポリプロピレンワックス(分子量:3000) 6重量部
【0021】上記結着樹脂、44μの篩で篩分したカー
ボンブラック及び添加剤を予備混合した後、バンバリー
ミキサーで5分間溶融混練して十分に分散させた。冷却
して粉砕した後、混練物を再びバンバリーミキサーに投
入して繰り返して混練する操作を合計7回行い、公知の
方法で粉砕して分級し、平均粒径9.0μmのトナー粒
子を得た。このトナー粒子に疎水性シリカ(一次平均粒
径12nm)を0.3重量部添加してヘンシェルミキサ
ーで混合してトナーを得た。
【0022】〔実施例2〕
スチレン・ブチルアクリレート共重合体 84重量部
(配合比85:15、Mn=3000、Mw=30万)
カーボンブラック 10重量部
(pH=2.5、一次平均粒径=13nm、
ジブチルフタレート吸油量80cc/100gカーボンブラック)
ポリプロピレンワックス 6重量部
(分子量:3000)
【0023】上記結着樹脂、44μの篩で篩分したカー
ボンブラック及び添加剤をバンバリーミキサーで5分間
溶融混練して十分に分散させた。冷却して粉砕した後、
混練物を再びバンバリーミキサーに投入して繰り返して
混練する操作を合計5回行い、公知の方法で粉砕して分
級し、平均粒径8.8μmのトナー粒子を得た。このト
ナー粒子に疎水性シリカ(一次平均粒径12nm)を
0.3重量部添加してヘンシェルミキサーで混合してト
ナーを得た。
【0024】〔比較例1〕実施例1と同じ組成の原料を
用い、バンバリーミキサーの混練条件も同様にして混練
し、繰り返し混練回数の合計を3回に変更した。冷却
後、公知の方法で粉砕して分級し、平均粒径8.7μの
トナー粒子を得た。このトナー粒子に疎水性シリカ(一
次平均粒径12nm)を0.3重量部添加してヘンシェ
ルミキサーで混合してトナーを得た。
【0025】〔比較例2〕実施例1と同じ組成の原料を
用い、バンバリーミキサーで5分間溶融混練し、繰り返
し混練は行わずに、冷却・粉砕し、分級して平均粒径
9.1μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子に疎水
性シリカ(一次平均粒径12nm)を0.3重量部添加
してヘンシェルミキサーで混合してトナーを得た。
【0026】〔比較例3〕実施例1と同じ組成の原料を
用い、バンバリーミキサーで5分間溶融混練し、冷却・
粉砕した後、再び、混練物をバンバリーミキサーに投入
し、繰り返し混練操作を合計10回とした。公知の方法
で粉砕して分級し、平均粒径9.1μのトナー粒子を得
た。このトナー粒子に疎水性シリカ(一次平均粒径12
nm)を0.3重量部添加してヘンシェルミキサーで混
合してトナーを得た。
【0027】(キャリアの作製)スチレン・nブチルア
クリレート共重合体(配合比80:20)10重量部を
トルエン100重量部に溶解し、この溶液に平均粒径8
0μmの球形フェライト1000重量部を加え、減圧型
ニーダーコーターによって被覆処理を行い、キャリアを
得た。
【0028】(現像剤の作製)実施例1、2及び比較例
1〜3の各トナー5重量部に対し、キャリア95重量部
をVブレンダーによりそれぞれ混合して現像剤を得た。
【0029】(連続複写試験)上記の現像剤を複写機
(FX5031、富士ゼロックス社製)に適用して連続
10万枚の連続複写試験を行い、コピー濃度及び背景部
へのトナー付着を評価した。なお、コピー濃度はマクベ
ス濃度計で測定し、背景部へのトナー付着は見本と比較
してG1(良)からG5(悪)までの下記5段階に分類
した。
G1:全く汚れが認められなかった。
G2:注意してみると汚れが認められた。
G3:汚れが確認された。
G4:汚れが確認でき、目立った。
G5:汚れが顕著であった。
【0030】(帯電量測定)帯電量は、東芝ケミカル社
製ブローオフ粉体帯電量測定装置(TB−200)を用
いて、トナー濃度4%でターブラの攪拌時間2分の条件
で測定した。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明らかなように、本発明の実施例
は、比較例に比べて初期のコピー及び10万枚複写後の
コピーの濃度、背景部への付着について良好な結果を示
しており、維持性が優れていることが分かる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、小径側のカーボンブラックが均一に細かく分散し
ているため、適度な帯電性を確保することができ、ま
た、大径側のカーボンブラック凝集体が一定量以下であ
るが存在するため、初期の段階でも多数枚複写後におい
ても高いコピー濃度を得ることができ、背景部への付着
のない優れた画質を安定して提供することが可能になっ
た。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a black toner for developing an electrostatic latent image and a method for producing the same. 2. Description of the Related Art In electrophotography, an electrostatic latent image is formed on a photoreceptor using a photoconductive substance, developed with toner, and a toner image is transferred to paper or the like as necessary. Thereafter, the image is fixed by heating or by applying a solvent vapor to obtain a copy image (U.S. Pat. No. 2,297,691; Japanese Patent Publication No. 42-2391).
No. 0 and JP-B-43-24748). Methods for visualizing the electrostatic latent image with toner include a magnetic brush method (see US Pat. No. 2,670,063), a cascade method (see US Pat. No. 2,616,552), and a powder cloud method (US Pat. No. 2,221,776). Etc.) are known. As a developer for electrophotography, a two-component developer in which a toner and a carrier are mixed is widely used. Toner is prepared by adding a colorant such as carbon black and phthalocyanine blue to resins such as polystyrene, styrene-butadiene copolymer, and polyester resin, melt-kneading, pulverizing to a particle size of 1 to 30 μm, and classifying. obtain. Also,
The carrier has an average particle diameter substantially equal to the particle diameter of the toner.
Glass beads having a particle size of up to 00 μm, particles of iron, nickel, ferrite, or the like, or those obtained by coating these particles with various resins, or obtained by melting and kneading a magnetic powder with a resin, pulverizing and classifying. Things. Conventionally, carbon black has been used as a colorant for a black toner. However, since the dispersibility greatly affects the chargeability of the toner, the dispersed particle size of the carbon black can be made uniform (Japanese Patent Laid-Open Publication No. It has been proposed to specify the particle size range of the carbon black aggregate (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-103561). [0005] However, it is not possible to achieve both chargeability and charge exchangeability simply by making the dispersed particle size and aggregate size of carbon black uniform. In order to achieve both chargeability and charge exchangeability, it is important to control the dispersion structure of carbon black aggregates and primary particles in a well-balanced manner. If carbon black is uniformly dispersed in the primary particles, the problem is that the admix characteristic of the toner deteriorates and the desired charge amount cannot be secured, especially in a small copying machine or the like that requires excellent charge exchangeability. there were. Further, if a large amount of carbon black aggregates are present, uniform charging characteristics cannot be obtained from the beginning, and when the number of copies increases, copy density cannot be obtained or toner adheres to the background. There was a problem that occurred. Accordingly, the present invention solves the above-mentioned problems, can secure a desired amount of charge, has excellent charge exchange properties, and has a sharp charge distribution even after toner is added, so that the background area is sharp. An object of the present invention is to provide a toner for developing an electrostatic image containing carbon black, which has very little toner adhesion to the toner, has excellent durability, and has stable image quality. According to the present invention, there is provided (1) a toner for developing an electrostatic image comprising a binder resin and carbon black, wherein carbon black having a toner sectional area of 0.08 μm 2 or more is used. Area ratio occupied by aggregates of 0.5 to
The area ratio occupied by carbon black aggregates in the range of 3.0% and less than 0.08 μm 2 is 12.0 to 1
A toner for developing an electrostatic image, which is in a range of 6.0% . The inventors of the present invention have conducted intensive studies on a black toner containing carbon black having both a charge amount and a charge exchange property. As a result, the charge amount and the charge amount were determined by designing the dispersion structure of the carbon black more precisely. A black toner for developing an electrostatic image, which is compatible with exchangeability, has excellent image quality, hardly adheres the toner to the background, and has excellent durability has been completed. That is, 0.08 μm in the toner sectional area
The area ratio of the area of the aggregate of two or more carbon blacks to a constant area is 0.5 to 3.0%, preferably 1.0 to 3.0%.
The area ratio of the area occupied by the carbon black aggregates in the range of 2.5% and less than 0.08 μm 2 to a certain area is 12.0 to 16.0%, preferably 1
The dispersion structure of carbon black is controlled so as to fall within the range of 3.0 to 14.0%. When the area ratio and the average particle diameter are out of the above ranges, the charge amount and the charge exchange property are deteriorated, which causes a decrease in the charge amount, poor admix, adhesion of the toner to the background portion, and the like. The average particle size (Heywo) used in the present invention is
The d-diameter is calculated using an image analysis device (Luzex-, manufactured by Nireco).
It is a measured value of the circle equivalent diameter (Heywood diameter) of 3). The carbon black used in the present invention is p
Suitable are those having an H of 3 or less, a primary average particle diameter of 0.02 μm or less, and a dibutyl phthalate oil absorption of 80 cc / (100 g of carbon black) or more. If the pH of carbon black exceeds 3 or the primary average particle diameter exceeds 0.02 μm, a sufficient charge amount cannot be obtained, and if the dibutyl phthalate oil absorption is less than 80 cc / (carbon black 100 g), the aggregate Are not formed well, which causes a loss of charge exchangeability. The above-mentioned carbon black is preferably incorporated in the toner particles in an amount of 5 to 15% by weight, particularly preferably 7 to 12% by weight. If it is less than 5% by weight, a desired image density cannot be obtained, and if it exceeds 15% by weight, the conductivity becomes too large to obtain a desired charge amount. The toner particles used in the present invention are mainly composed of a binder resin and a colorant. Examples of the binder resin used include styrenes such as styrene and chlorostyrene; monoolefins such as ethylene, propylene, butylene and isobutylene; vinyl esters such as vinyl acetate, vinyl propionate, vinyl butyrate and vinyl benzoate; Α-methylene aliphatic monocarboxylates such as methyl acrylate, ethyl acrylate, butyl acrylate, octyl acrylate, dodecyl acrylate, phenyl acrylate, methyl methacrylate, ethyl methacrylate, butyl methacrylate, dodecyl methacrylate Vinyl ethers such as vinyl methyl ether, vinyl ethyl ether and vinyl butyl ether; and homopolymers or copolymers such as vinyl ketones such as vinyl methyl ketone, vinyl hexyl ketone and vinyl isopropenyl ketone. It can be. Particularly, typical binder resins include polystyrene, polyethylene, polypropylene, styrene / alkyl acrylate copolymer, styrene / alkyl methacrylate copolymer, styrene / acrylonitrile copolymer, and styrene / butadiene copolymer. And a styrene / maleic anhydride copolymer. Furthermore, polyester, polyurethane, epoxy resin, silicone resin, polyamide, modified rosin, and paraffin wax can be exemplified. Among them, in the present invention, a styrene-alkyl acrylate copolymer, a styrene-alkyl methacrylate copolymer, and a polyester resin are preferably used. In addition, a fluidizing agent such as silica, titania, and alumina, a cleaning aid such as polystyrene fine particles, polymethyl methacrylate fine particles, and polyvinylidene fluoride fine particles, and an external additive such as a transfer aid can be used. In particular, hydrophobic silica having a primary average particle diameter of 5 to 30 nm is preferably used. In addition, metal salicylate circles,
Other known components such as metal-containing azo compounds, charge control agents such as nigrosine and quaternary ammonium salts, and offset agents such as low molecular weight polypropylene, low molecular weight polyethylene, aliphatic amides and waxes can be added. Preferably, low molecular weight propylene having a weight average molecular weight of 500 to 5000 is preferred. In the production of the toner of the present invention, the above-mentioned toner material is mixed and melt-kneaded using a Banbury mixer, a kneader coater, a CM mixer, an extruder, etc., and then pulverized and classified to have an average particle size of about 30 μm or less. It is particularly preferable to use fine particles of 3 to 20 μm. In the present invention, the dispersion particle size and the area ratio of the carbon black are determined to be 1500 to 1 by a transmission electron microscope.
The negative photograph magnified 0000 times was measured by an image analyzer (Luzex 3 manufactured by NIRECO). The dibutyl phthalate oil absorption was ASTEM-D2414 and the pH was A
It was measured by STEM-D1512. In order to improve the dispersion of carbon black, the black toner of the present invention is obtained by sieving carbon black, premixing a binder resin, carbon black and additives, and kneading the mixture with a Banbury mixer for 5 minutes. And fully dispersed. After cooling and pulverizing, the kneaded product was again put into a Banbury mixer and kneaded repeatedly for a total of 7 times, and pulverized and classified by a known method to obtain a toner having an average particle size of 9.0 μm. 0.3 parts by weight of hydrophobic silica (primary average particle size: 12 nm) was added to this toner and mixed with a Henschel mixer to obtain a toner. Hereinafter, the present invention will be described in more detail, but the present invention is not limited thereto. [Example 1] 84 parts by weight of styrene / butyl acrylate copolymer (compounding ratio 85:15, Mn = 3000, Mw = 300,000) 10 parts by weight of carbon black (pH = 2.5, primary particle size = 13 nm, dibutyl) Phthalate oil absorption 80 cc / 100 g carbon black) Charge control agent (metal-containing azo compound) 1 part by weight Polypropylene wax (molecular weight: 3000) 6 parts by weight The above binder resin, carbon black sieved with a 44 μ sieve and After preliminarily mixing the additives, the mixture was melt-kneaded for 5 minutes with a Banbury mixer and sufficiently dispersed. After cooling and pulverizing, the kneaded material was again put into a Banbury mixer and kneaded repeatedly, and the kneading operation was repeated seven times in total, pulverized and classified by a known method to obtain toner particles having an average particle size of 9.0 μm. . 0.3 parts by weight of hydrophobic silica (primary average particle size: 12 nm) was added to the toner particles and mixed with a Henschel mixer to obtain a toner. Example 2 84 parts by weight of styrene / butyl acrylate copolymer (compounding ratio 85:15, Mn = 3000, Mw = 300,000) 10 parts by weight of carbon black (pH = 2.5, primary average particle size) = 13 nm, dibutyl phthalate oil absorption 80 cc / 100 g carbon black) Polypropylene wax 6 parts by weight (molecular weight: 3000) The above binder resin, carbon black sieved with a 44μ sieve and additives were melted for 5 minutes with a Banbury mixer. It was kneaded and sufficiently dispersed. After cooling and crushing,
The operation of adding the kneaded material to the Banbury mixer again and kneading repeatedly was performed a total of 5 times, and the mixture was pulverized and classified by a known method to obtain toner particles having an average particle size of 8.8 μm. 0.3 parts by weight of hydrophobic silica (primary average particle size: 12 nm) was added to the toner particles and mixed with a Henschel mixer to obtain a toner. Comparative Example 1 Using a raw material having the same composition as in Example 1, kneading was carried out in the same manner under the kneading conditions of a Banbury mixer, and the total number of repeated kneading was changed to three times. After cooling, the particles were pulverized and classified by a known method to obtain toner particles having an average particle size of 8.7 μm. 0.3 parts by weight of hydrophobic silica (primary average particle size: 12 nm) was added to the toner particles and mixed with a Henschel mixer to obtain a toner. [Comparative Example 2] A raw material having the same composition as in Example 1 was melt-kneaded with a Banbury mixer for 5 minutes, cooled, pulverized and classified without repeating kneading to obtain an average particle size of 9.1 µm. Toner particles were obtained. 0.3 parts by weight of hydrophobic silica (primary average particle size: 12 nm) was added to the toner particles and mixed with a Henschel mixer to obtain a toner. [Comparative Example 3] A raw material having the same composition as in Example 1 was melt-kneaded with a Banbury mixer for 5 minutes, cooled and cooled.
After pulverization, the kneaded material was again put into the Banbury mixer, and the kneading operation was repeated 10 times in total. The particles were pulverized and classified by a known method to obtain toner particles having an average particle size of 9.1 μm. Hydrophobic silica (primary average particle size 12
nm) was added and mixed with a Henschel mixer to obtain a toner. (Preparation of Carrier) 10 parts by weight of a styrene / n-butyl acrylate copolymer (compounding ratio: 80:20) was dissolved in 100 parts by weight of toluene.
1000 parts by weight of 0 μm spherical ferrite was added, and a coating treatment was performed with a reduced pressure kneader coater to obtain a carrier. (Preparation of Developer) A developer was obtained by mixing 95 parts by weight of a carrier with 5 parts by weight of each of the toners of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 3 using a V blender. (Continuous Copy Test) The above developer was applied to a copying machine (FX5031, manufactured by Fuji Xerox Co., Ltd.), and a continuous copy test of 100,000 sheets was performed to evaluate copy density and toner adhesion to a background portion. . The copy density was measured with a Macbeth densitometer, and toner adhesion to the background was classified into the following five grades from G1 (good) to G5 (poor) as compared with the sample. G1: No stain was observed at all. G2: When careful, dirt was recognized. G3: Stain was confirmed. G4: Stain was confirmed and noticeable. G5: The stain was remarkable. (Measurement of Charge Amount) The charge amount was measured using a blow-off powder charge amount measuring device (TB-200) manufactured by Toshiba Chemical Co., Ltd. under the conditions of a toner concentration of 4% and a turbuler stirring time of 2 minutes. [Table 1] As is clear from Table 1, the examples of the present invention show better results with respect to the density of the initial copy and the copy after 100,000 copies, and the adhesion to the background portion as compared with the comparative example. It can be seen that the maintainability is excellent. According to the present invention, by adopting the above constitution, the carbon black on the small diameter side is uniformly and finely dispersed, so that an appropriate charging property can be ensured. Although there is a certain amount of carbon black aggregates on the diameter side, a high copy density can be obtained even at the initial stage and after copying a large number of sheets, and excellent image quality without sticking to the background part is stabilized. It became possible to provide.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 博 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 飯塚 章洋 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−103561(JP,A) 特開 平4−172367(JP,A) 特開 平6−35226(JP,A) 特開 平3−171144(JP,A) 特開 平6−167833(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/09 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (72) Inventor Hiroshi Nakazawa 1600 Takematsu, Minamiashigara-shi, Kanagawa Prefecture Inside Fuji Xerox Co., Ltd. (72) Inventor Akihiro Iizuka 1600 Takematsu, Minami-Ashigara City, Kanagawa Prefecture Inside Fuji Xerox Co., Ltd. (56) References JP-A-2-103561 (JP, A) JP-A-4-172367 (JP, A) JP-A-6-35226 (JP, A) JP-A-3-171144 (JP, A) JP-A-6 -167833 (JP, A) (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) G03G 9/09
Claims (1)
なる静電荷像現像用トナーにおいて、トナー断面積にお
ける0.08μm2以上のカーボンブラックの凝集体が
占める面積率が0.5〜3.0%の範囲にあり、かつ、
0.08μm2未満のカーボンブラックの凝集体が占め
る面積率が12.0〜16.0%の範囲にあることを特
徴とする静電荷像現像用トナー。(57) [Claim 1] In an electrostatic image developing toner containing a binder resin and carbon black, an aggregate of carbon black having a toner cross-sectional area of 0.08 μm 2 or more occupies. The area ratio is in the range of 0.5 to 3.0%, and
An electrostatic image developing toner, wherein the area ratio of carbon black aggregates of less than 0.08 μm 2 is in the range of 12.0 to 16.0%.
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