JP3447320B2 - 円環体ソフトコンタクトレンズ - Google Patents
円環体ソフトコンタクトレンズInfo
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- JP3447320B2 JP3447320B2 JP09754993A JP9754993A JP3447320B2 JP 3447320 B2 JP3447320 B2 JP 3447320B2 JP 09754993 A JP09754993 A JP 09754993A JP 9754993 A JP9754993 A JP 9754993A JP 3447320 B2 JP3447320 B2 JP 3447320B2
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- lens
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- torus
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/04—Contact lenses for the eyes
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
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- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/04—Contact lenses for the eyes
- G02C7/048—Means for stabilising the orientation of lenses in the eye
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C2202/00—Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
- G02C2202/08—Series of lenses, lens blanks
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、独立請求項の前文に記
載の通りの、真性乱視又は球面視力欠陥を伴う乱視を矯
正するための円環体ソフトコンタクトレンズに関する。
載の通りの、真性乱視又は球面視力欠陥を伴う乱視を矯
正するための円環体ソフトコンタクトレンズに関する。
【０００２】
【従来の技術】寸法安定性の高いいわゆるハードコンタ
クトレンズとは対照的に、いわゆるソフトコンタクトレ
ンズは柔軟性材料から成り、装用時には、眼の角膜と鞏
膜の上にぴったりと適合する。ハードコンタクトレンズ
とソフトコンタクトレンズとのこの基本的に異なる性質
が、コンタクトレンズの設計と製造とに関連している。
クトレンズとは対照的に、いわゆるソフトコンタクトレ
ンズは柔軟性材料から成り、装用時には、眼の角膜と鞏
膜の上にぴったりと適合する。ハードコンタクトレンズ
とソフトコンタクトレンズとのこの基本的に異なる性質
が、コンタクトレンズの設計と製造とに関連している。
【０００３】ソフトコンタクトレンズの試みられた製造
方法の一つは、いわゆるハーフモールド法（例えば、米
国特許第4155962 号明細書を参照されたい）であるが、
これはコンタクトレンズの後面だけにその最終形状を付
与し、一方、コンタクトレンズの前面は注型成形工程の
後に機械加工することによって作る成形方法である。用
いられる機械加工方法は、通常いわゆるフライカット法
（例えば、米国特許第3670460 号又は米国特許第406841
3 号明細書を参照されたい）であり、この方法は、切削
工具が第１の軸の周りを予め決められた距離で回転し、
第１の軸に対して垂直な第２の軸の周りを、同様に予め
決められた距離で回転することによって同時に動くもの
である。
方法の一つは、いわゆるハーフモールド法（例えば、米
国特許第4155962 号明細書を参照されたい）であるが、
これはコンタクトレンズの後面だけにその最終形状を付
与し、一方、コンタクトレンズの前面は注型成形工程の
後に機械加工することによって作る成形方法である。用
いられる機械加工方法は、通常いわゆるフライカット法
（例えば、米国特許第3670460 号又は米国特許第406841
3 号明細書を参照されたい）であり、この方法は、切削
工具が第１の軸の周りを予め決められた距離で回転し、
第１の軸に対して垂直な第２の軸の周りを、同様に予め
決められた距離で回転することによって同時に動くもの
である。
【０００４】光学的視点から、角膜乱視を矯正するため
に必要な円環体レンズ表面は、原理的には、眼球から遠
いコンタクトレンズ前側か、眼球に面するコンタクトレ
ンズ後側のどちらかに配置又は形成されることが可能で
ある。ソフトコンタクトレンズの場合には、円環体レン
ズ面は通常はレンズの前側である。矯正されるべき角膜
に対して凹形状即ち相補的な形状である円環体の後面を
有するコンタクトレンズもまた、既に公知である。しか
しながら、これらのコンタクトレンズは、様々な点で問
題と欠点を有する。例えば、これらの眼球上での可動性
は不十分であり、これらはレンズ裏面への涙液の浸入量
を低減させ、内側が円環体である複数の見本レンズの試
用を必要とする複雑な適合を要し、更に悪い場合には、
誘発される残留乱視のために円環体の前面をも必要とす
る。
に必要な円環体レンズ表面は、原理的には、眼球から遠
いコンタクトレンズ前側か、眼球に面するコンタクトレ
ンズ後側のどちらかに配置又は形成されることが可能で
ある。ソフトコンタクトレンズの場合には、円環体レン
ズ面は通常はレンズの前側である。矯正されるべき角膜
に対して凹形状即ち相補的な形状である円環体の後面を
有するコンタクトレンズもまた、既に公知である。しか
しながら、これらのコンタクトレンズは、様々な点で問
題と欠点を有する。例えば、これらの眼球上での可動性
は不十分であり、これらはレンズ裏面への涙液の浸入量
を低減させ、内側が円環体である複数の見本レンズの試
用を必要とする複雑な適合を要し、更に悪い場合には、
誘発される残留乱視のために円環体の前面をも必要とす
る。
【０００５】前述のハーフモールド法とフライカット法
による、中程度の又は高い負の全屈折力を有する円環体
ソフトコンタクトレンズの製造は、今日では制御が容易
であり十分に試験されている。しかし、低い負の全屈折
力の場合及び特に正の全屈折力の場合には、困難が生じ
る。このようなコンタクトレンズの円環体の前面が、慣
用のフライカット法によって作られなければならない場
合には、その結果は、実際に装用することが不可能なほ
ど厚いレンズとなる。非実用的な厚さを有するコンタク
トレンズは、通常は両凸構造、すなわちレンチキュラー
構造によって回避され、このレンチキュラー構造におい
ては、コンタクトレンズが光学的に有効な中心領域にお
いてだけ必要厚さを有し、一方、その周辺領域は中心領
域に比べて実質的に薄くなっている。しかし、（円環
体）レンチキュラー構造を有するこのような円環体コン
タクトレンズは、試験したフライカット法によっては製
造できず、高価な特殊な工程を必要とし、これらの工程
はまた多くの欠点（低精度、低再現性等）を有し、特に
経済的な生産を許容しない。
による、中程度の又は高い負の全屈折力を有する円環体
ソフトコンタクトレンズの製造は、今日では制御が容易
であり十分に試験されている。しかし、低い負の全屈折
力の場合及び特に正の全屈折力の場合には、困難が生じ
る。このようなコンタクトレンズの円環体の前面が、慣
用のフライカット法によって作られなければならない場
合には、その結果は、実際に装用することが不可能なほ
ど厚いレンズとなる。非実用的な厚さを有するコンタク
トレンズは、通常は両凸構造、すなわちレンチキュラー
構造によって回避され、このレンチキュラー構造におい
ては、コンタクトレンズが光学的に有効な中心領域にお
いてだけ必要厚さを有し、一方、その周辺領域は中心領
域に比べて実質的に薄くなっている。しかし、（円環
体）レンチキュラー構造を有するこのような円環体コン
タクトレンズは、試験したフライカット法によっては製
造できず、高価な特殊な工程を必要とし、これらの工程
はまた多くの欠点（低精度、低再現性等）を有し、特に
経済的な生産を許容しない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的の一つは、コンタクトレンズが正の全屈折力とレン
チキュラー構造とを有する場合でさえ経済的に製造可能
であると共に、楕円面状の後面を有する最新のコンタク
トレンズの装用快適性を提供する、全屈折値範囲に適合
する円環体ソフトコンタクトレンズを提供することであ
る。本発明のさらなる目的は、特殊な適合レンズなし
に、そして可能な限り少ない円柱矯正用の標準値をもっ
て、実質的に適合されることが可能な円環体ソフトコン
タクトレンズを提供することである。
目的の一つは、コンタクトレンズが正の全屈折力とレン
チキュラー構造とを有する場合でさえ経済的に製造可能
であると共に、楕円面状の後面を有する最新のコンタク
トレンズの装用快適性を提供する、全屈折値範囲に適合
する円環体ソフトコンタクトレンズを提供することであ
る。本発明のさらなる目的は、特殊な適合レンズなし
に、そして可能な限り少ない円柱矯正用の標準値をもっ
て、実質的に適合されることが可能な円環体ソフトコン
タクトレンズを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の最も一般的な概
念によれば、コンタクトレンズ後面の光学的に有効な中
心領域に角膜乱視の矯正を委ね、コンタクトレンズ後面
の前記中心領域に円環体レンズ面を付与することによっ
て、本発明の目的が達成される。この中心領域は通常約
５mm〜約１４mmの平均直径を有する（コンタクトレンズ
後面の光学的に有効な中心領域は、その最小寸法が約５
mm、最大寸法が約１４mmであるほぼ卵形状の領域であ
る）。コンタクトレンズ後面の前記中心領域に円環体表
面を限定することによって、その中心領域の周辺領域の
形状は、装用の快適性と他の見地に関して最適化される
ことが可能である。例えば；良好な可動性；非常に良好
な、装着時及び長期装用時の快適性；良好な、レンズ裏
面への涙液の浸入性；このように最適な生理学的条件を
保証するものであり；２又は少数の幾何学要素（平坦な
又は傾斜による適合）等の固有の利点を有する、球面コ
ンタクトレンズ（例えば米国特許第5069542 号明細書を
参照されたい）からそれ自体としては公知である、レン
ズ後面の実質的に楕円面の形状が特に好適で有利であ
る。
念によれば、コンタクトレンズ後面の光学的に有効な中
心領域に角膜乱視の矯正を委ね、コンタクトレンズ後面
の前記中心領域に円環体レンズ面を付与することによっ
て、本発明の目的が達成される。この中心領域は通常約
５mm〜約１４mmの平均直径を有する（コンタクトレンズ
後面の光学的に有効な中心領域は、その最小寸法が約５
mm、最大寸法が約１４mmであるほぼ卵形状の領域であ
る）。コンタクトレンズ後面の前記中心領域に円環体表
面を限定することによって、その中心領域の周辺領域の
形状は、装用の快適性と他の見地に関して最適化される
ことが可能である。例えば；良好な可動性；非常に良好
な、装着時及び長期装用時の快適性；良好な、レンズ裏
面への涙液の浸入性；このように最適な生理学的条件を
保証するものであり；２又は少数の幾何学要素（平坦な
又は傾斜による適合）等の固有の利点を有する、球面コ
ンタクトレンズ（例えば米国特許第5069542 号明細書を
参照されたい）からそれ自体としては公知である、レン
ズ後面の実質的に楕円面の形状が特に好適で有利であ
る。
【０００８】コンタクトレンズ後面の中心領域に円環体
を設けるという本発明による概念は、コンタクトレンズ
材料の柔軟さの故に、コンタクトレンズ装用時に、後面
円環体または後面円環体と角膜円環体との半径差が、コ
ンタクトレンズの前面に移動し、その場合に、この前面
が製造上の問題や他の欠点をもたらすことなく、前面に
円環体を設けた従来のコンタクトレンズと同一の光学的
有効性を少なくともある程度示すという驚くべき発見に
基づいている。
を設けるという本発明による概念は、コンタクトレンズ
材料の柔軟さの故に、コンタクトレンズ装用時に、後面
円環体または後面円環体と角膜円環体との半径差が、コ
ンタクトレンズの前面に移動し、その場合に、この前面
が製造上の問題や他の欠点をもたらすことなく、前面に
円環体を設けた従来のコンタクトレンズと同一の光学的
有効性を少なくともある程度示すという驚くべき発見に
基づいている。
【０００９】上記の目的を達成する本発明によるコンタ
クトレンズは、独立請求項に示される特色によって特徴
付けられる。本発明の好ましい組合わせと更に発展させ
たものが、従属請求項に開示されている。
クトレンズは、独立請求項に示される特色によって特徴
付けられる。本発明の好ましい組合わせと更に発展させ
たものが、従属請求項に開示されている。
【００１０】眼球上でのコンタクトレンズの配置方向の
安定化は、好ましくは瞬きによる、それ自体は公知であ
る方法で動的に行われ、この目的のために、コンタクト
レンズは、そのレンズ前面の上部領域及び／又は下部領
域内に、平坦な安定化区域を有する（米国特許第409587
8 号明細書を参照されたい）。この場合には、中心領域
の後面円環体が、角膜との相互作用によって動的安定化
を促進する。コンタクトレンズ後面の中心領域に円環体
面を限定することによって、全面が円環体の後面を有す
るコンタクトレンズの上記の大きな欠点が完全に回避さ
れる。
安定化は、好ましくは瞬きによる、それ自体は公知であ
る方法で動的に行われ、この目的のために、コンタクト
レンズは、そのレンズ前面の上部領域及び／又は下部領
域内に、平坦な安定化区域を有する（米国特許第409587
8 号明細書を参照されたい）。この場合には、中心領域
の後面円環体が、角膜との相互作用によって動的安定化
を促進する。コンタクトレンズ後面の中心領域に円環体
面を限定することによって、全面が円環体の後面を有す
るコンタクトレンズの上記の大きな欠点が完全に回避さ
れる。
【００１１】本発明によるコンタクトレンズの大きな利
点は、レンズ前面が純粋に回転対称な形状であってよ
く、又は正の全屈折力の場合は、回転対称なレンチキュ
ラー構造を有してもよいために、コンタクトレンズの製
造が各々の場合において経済的であるということであ
る。さらに、本発明によるコンタクトレンズは、低い負
の全屈折力の場合及び特に正の全屈折力の場合でさえ、
十分に薄い。
点は、レンズ前面が純粋に回転対称な形状であってよ
く、又は正の全屈折力の場合は、回転対称なレンチキュ
ラー構造を有してもよいために、コンタクトレンズの製
造が各々の場合において経済的であるということであ
る。さらに、本発明によるコンタクトレンズは、低い負
の全屈折力の場合及び特に正の全屈折力の場合でさえ、
十分に薄い。
【００１２】本発明によるコンタクトレンズは、二つの
測定レンズだけを使用して最も簡単な方法で適合される
ことが可能であり、安定化のために必要とされる基本的
幾何学要素（縁厚さの差等）が各々のレンズに関して同
一であるために、特殊な適合レンズセットは必要ではな
いということもまた立証された。後面円環体に対して二
つのシリンドリカル値、すなわち円柱レンズ度数（好ま
しくは約−１cyl （ジオプター）と約−１．７５cyl
（ジオプター））だけを用いるために、コンタクトレン
ズを直接調製する場合には、最少量のストックだけしか
必要でなく、即ち、一つのコンタクトレンズ販売用セッ
ト中のレンズの数は、経済的な範囲内に留まる。また、
コンタクトレンズ後面の楕円面状の周辺領域の幾何学要
素に対して、２又は少数の異なる標準値だけしか必要で
ないことが知られている（米国特許第5069542 号明細書
を参照されたい）。
測定レンズだけを使用して最も簡単な方法で適合される
ことが可能であり、安定化のために必要とされる基本的
幾何学要素（縁厚さの差等）が各々のレンズに関して同
一であるために、特殊な適合レンズセットは必要ではな
いということもまた立証された。後面円環体に対して二
つのシリンドリカル値、すなわち円柱レンズ度数（好ま
しくは約−１cyl （ジオプター）と約−１．７５cyl
（ジオプター））だけを用いるために、コンタクトレン
ズを直接調製する場合には、最少量のストックだけしか
必要でなく、即ち、一つのコンタクトレンズ販売用セッ
ト中のレンズの数は、経済的な範囲内に留まる。また、
コンタクトレンズ後面の楕円面状の周辺領域の幾何学要
素に対して、２又は少数の異なる標準値だけしか必要で
ないことが知られている（米国特許第5069542 号明細書
を参照されたい）。
【００１３】以下に、本発明によるコンタクトレンズ
を、添付図面を参照して実施例により詳細に説明する。
を、添付図面を参照して実施例により詳細に説明する。
【００１４】
【実施例】全体としてＣＬで示されるコンタクトレンズ
は、図１に示すように実質的に回転対称な前面を有し、
この前面は、回転対称な光学的に有効な中心領域２、同
様に回転対称な（球面又は非球面の）レンチキュラー領
域１、及び１２時と６時の位置で互いに向い合っている
二つの平坦でほぼ三日月形の安定化区域４と５から構成
される。このコンタクトレンズはまた、他の領域よりも
幾分薄い狭縁部領域６も有する。眼球に面するコンタク
レンズＣＬの後面は、光学的に有効な中心領域７とこの
中心領域を囲む周辺領域８とに区分される。
は、図１に示すように実質的に回転対称な前面を有し、
この前面は、回転対称な光学的に有効な中心領域２、同
様に回転対称な（球面又は非球面の）レンチキュラー領
域１、及び１２時と６時の位置で互いに向い合っている
二つの平坦でほぼ三日月形の安定化区域４と５から構成
される。このコンタクトレンズはまた、他の領域よりも
幾分薄い狭縁部領域６も有する。眼球に面するコンタク
レンズＣＬの後面は、光学的に有効な中心領域７とこの
中心領域を囲む周辺領域８とに区分される。
【００１５】実施例に示した本発明によるコンタクトレ
ンズは、正の全屈折力を有する。負の全屈折力を有する
レンズは、その縁部に向かって次第に薄くなるように負
のレンチキュラー構造を有する。
ンズは、正の全屈折力を有する。負の全屈折力を有する
レンズは、その縁部に向かって次第に薄くなるように負
のレンチキュラー構造を有する。
【００１６】安定化区域４及び５は、その設計と作用と
において、例えば米国特許第4095878 号明細書に説明さ
れているような種類の慣用的な安定化区域に相当する。
において、例えば米国特許第4095878 号明細書に説明さ
れているような種類の慣用的な安定化区域に相当する。
【００１７】本発明によるソフトコンタクトレンズが作
られる材料は、慣用の材料である。例えば、tefilcon(3
8%)(Dk=8)、hefilcon A&B (43%)(Dk=12)、xylofilcon A
(67%)(Dk=29)、scafilcon A (71%)(Dk=30)、deltafilc
on A (43%)(Dk=10)、ocufilcon (44%)(Dk=16)、etafilc
on A (58%)(Dk=20)及びvifilcon A (55%)(Dk=16) とい
った材料が使用されてよい。
られる材料は、慣用の材料である。例えば、tefilcon(3
8%)(Dk=8)、hefilcon A&B (43%)(Dk=12)、xylofilcon A
(67%)(Dk=29)、scafilcon A (71%)(Dk=30)、deltafilc
on A (43%)(Dk=10)、ocufilcon (44%)(Dk=16)、etafilc
on A (58%)(Dk=20)及びvifilcon A (55%)(Dk=16) とい
った材料が使用されてよい。
【００１８】本発明の主要な概念によれば、角膜乱視の
矯正のために必要な円環体レンズ面は、コンタクトレン
ズの後面の中心領域７に配置される。この中心領域を囲
むレンズ後面の周辺領域８は、例えば米国特許第506954
2 号明細書に説明されている幾何学要素をもつ非球面、
好ましくは楕円面の形状である。レンズの厚さ、製造容
易性及び装用快適性に関する上述の利点は、その特徴に
よって達成される。
矯正のために必要な円環体レンズ面は、コンタクトレン
ズの後面の中心領域７に配置される。この中心領域を囲
むレンズ後面の周辺領域８は、例えば米国特許第506954
2 号明細書に説明されている幾何学要素をもつ非球面、
好ましくは楕円面の形状である。レンズの厚さ、製造容
易性及び装用快適性に関する上述の利点は、その特徴に
よって達成される。
【００１９】レンズ後面の光学的に有効な円環体領域７
は、約５mm〜約１４mmの平均直径を有し、卵形の平坦な
形状を有する。
は、約５mm〜約１４mmの平均直径を有し、卵形の平坦な
形状を有する。
【００２０】
【発明の効果】本発明によるコンタクトレンズを使用し
て組み合わされたコンタクトレンズセットは、コンタク
トレンズ後面の円環体中心領域７の少数の異なるシリン
ドリカル値（円柱レンズ度数）だけをもって、広範囲な
供給範囲を包含する。実際には、約−１cyl（ジオプタ
ー）と−１．７５cyl （ジオプター）の二つの値が、殆
どの場合に対して適合することが証明されている。
て組み合わされたコンタクトレンズセットは、コンタク
トレンズ後面の円環体中心領域７の少数の異なるシリン
ドリカル値（円柱レンズ度数）だけをもって、広範囲な
供給範囲を包含する。実際には、約−１cyl（ジオプタ
ー）と−１．７５cyl （ジオプター）の二つの値が、殆
どの場合に対して適合することが証明されている。
【００２１】米国特許第5069542 号明細書によるレンズ
後面の周辺領域８の楕円面形状の場合においても、同様
に二つの幾何学要素だけで十分であり、その一つはいわ
ゆる平坦な適合であり、もう一つは傾斜による適合であ
る。したがって、全体として、本発明によるコンタクト
レンズを使用して組み合わされたレンズセットは、比較
的少数の異なるコンタクトレンズのみを含んでいればよ
く、このことは明らかに非常に経済的かつ望ましいもの
である。
後面の周辺領域８の楕円面形状の場合においても、同様
に二つの幾何学要素だけで十分であり、その一つはいわ
ゆる平坦な適合であり、もう一つは傾斜による適合であ
る。したがって、全体として、本発明によるコンタクト
レンズを使用して組み合わされたレンズセットは、比較
的少数の異なるコンタクトレンズのみを含んでいればよ
く、このことは明らかに非常に経済的かつ望ましいもの
である。
【００２２】本発明のコンタクトレンズの一例における
諸データは以下の通りである。 （１）球面レンチキュラー領域１の曲率半径 rr:１０．
８４mm （２）縁厚さ dr:０．０８３５mm （３）レンズ前面の球面中心領域２の曲率半径 rz:８．
３５mm （４）光軸上のコンタクトレンズの全体厚さ tt:０．２
０６mm （５）光軸上の中心領域２の厚さ（最大高さ） dz:０．
１００mm （６）レンズ後面の楕円面状周辺領域８の頂点における
曲率半径 rs:８．９０mm （７）楕円面状領域８の離心率 E =０．４ （８）レンズ後面の円環体中心領域７の第１の主子午線
の曲率半径 r1 : ８．４８５mm （９）第２の主子午線の曲率半径 r2:８．８６１mm （１０）屈折力: 球面: ＋３．００、シリンドリカル
値: −１．７５ （１１）レンズ材料: 例えばCIBA-Vision GmbH(Aschaff
enburg, Germany)によって製造されるレンズ「Weicon C
E」のような、60％の含水率を有する「メタクリル酸メ
チル／ビニルピロリドン」共重合体。
諸データは以下の通りである。 （１）球面レンチキュラー領域１の曲率半径 rr:１０．
８４mm （２）縁厚さ dr:０．０８３５mm （３）レンズ前面の球面中心領域２の曲率半径 rz:８．
３５mm （４）光軸上のコンタクトレンズの全体厚さ tt:０．２
０６mm （５）光軸上の中心領域２の厚さ（最大高さ） dz:０．
１００mm （６）レンズ後面の楕円面状周辺領域８の頂点における
曲率半径 rs:８．９０mm （７）楕円面状領域８の離心率 E =０．４ （８）レンズ後面の円環体中心領域７の第１の主子午線
の曲率半径 r1 : ８．４８５mm （９）第２の主子午線の曲率半径 r2:８．８６１mm （１０）屈折力: 球面: ＋３．００、シリンドリカル
値: −１．７５ （１１）レンズ材料: 例えばCIBA-Vision GmbH(Aschaff
enburg, Germany)によって製造されるレンズ「Weicon C
E」のような、60％の含水率を有する「メタクリル酸メ
チル／ビニルピロリドン」共重合体。
【図１】本発明によるコンタクトレンズの部分切開き斜
視図である。
視図である。
【図２】図１のレンズの平面図である。
【図３】図２におけるIII −III 断面図である。
【図４】図２におけるIV−IV断面図である。
１ コンタクトレンズ前面のレンチキュラー領域
２ コンタクトレンズ前面の光学的に有効な中心領域
４、５ 安定化区域
６ コンタクトレンズの狭縁部領域
７ コンタクトレンズ後面の光学的に有効な中心領域
８ コンタクトレンズ後面の、中心領域７を囲む周辺領
域 ＣＬ コンタクトレンズ
域 ＣＬ コンタクトレンズ
フロントページの続き
(72)発明者 ヴィルリ ヘルネル
ドイツ連邦共和国 8751 ズルツバッハ
ケーニヒスベルゲル シュトラーセ
25
(72)発明者 マルチン ライヒネル
ドイツ連邦共和国 8750 アシャッフェ
ンブルク ヴァイセンブルゲル シュト
ラーセ 46
(56)参考文献 特開 平４−212925（ＪＰ，Ａ)
特開 昭56−119112（ＪＰ，Ａ)
実開 昭50−133151（ＪＰ，Ｕ)
米国特許5020898（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G02C 7/04
Claims (5)
- 【請求項１】 眼球から遠い前面（１，２）及び眼球に
面した後面（７，８）を有する、真性乱視又は球面視力
欠陥を伴う乱視を矯正のための円環体ソフトコンタクト
レンズであって、コンタクトレンズ（ＣＬ）の前面
（１，２）が実質的に回転対称の形状であり、かつコン
タクトレンズの後面（７，８）が、光学的に有効な中心
領域（７）において円環体の形状であり、光学的に有効
な中心領域を囲む周辺領域（８）において楕円面の形状
であるコンタクトレンズ。 - 【請求項２】 前面（１，２）がその上部領域及び／又
は下部領域に、瞬きによる配置方向の動的安定化のため
の平坦な安定化区域（４，５）を備えている、請求項１
記載のコンタクトレンズ。 - 【請求項３】 コンタクトレンズの前面（１，２）が実
質的に回転対称なレンチキュラー構造、すなわちレンズ
が光学的に有効な中心領域（２）及び隣接するレンズ厚
さの薄い領域（１）とに区分されている、請求項１又は
２記載のコンタクトレンズ。 - 【請求項４】 後面（７，８）の光学的に有効な中心領
域（７）が、約５mm〜約１４mmの平均直径を有し、かつ
ほぼ卵形の形状である、請求項１から３のいずれか１項
記載のコンタクトレンズ。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項記載のコン
タクトレンズを二つ含むレンズセットであって、各コン
タクトレンズは円環体の中心領域（７）を備えた後面
（７，８）を有し、各々のコンタクトレンズの円環体中
心領域が、相互に異なる二つのシリンドリカル値（円柱
レンズ度数）、特に約−１ジオプター及び約−１．７５
ジオプターを有するレンズセット。
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