JP3445299B2 - ポリマー変性、官能化アスファルト組成物及びその製造方法 - Google Patents
ポリマー変性、官能化アスファルト組成物及びその製造方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L95/00—Compositions of bituminous materials, e.g. asphalt, tar, pitch
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デンスグレードの(den
se graded)及びオープングレードの(open graded) アス
ファルト舗装におけるバインダーとして用いるのに適し
た、改善された粘弾性を有し、貯蔵安定性を有するアス
ファルト組成物並びにそのようなアスファルト組成物を
製造する方法に関する。前記方法は、スルホネート基又
はスルホン酸基を含むアスファルト;スルホン化された
ポリマー好ましくはスルホン化されたブチルゴム、スチ
レン−ブタジエンの鎖状ジブロックコポリマー、鎖状ト
リブロックコポリマー、放射状トリブロックコポリマー
(以下スチレン−ブタジエンの鎖状ジブロックコポリマ
ー、鎖状トリブロックコポリマー及び放射状トリブロッ
クコポリマーを「スチレンブタジエン」という)、エチ
レンプロピレンジエンモノマーをベースとするエラスト
マー(「EPDM」)及びこれらの混合物(ここに前記
ポリマーは、135℃で測定して約150〜約2000
cP又は約3000〜約8000cPの組成物粘度を維
持するに充分な全組成物中重量パーセントの量存在す
る);並びに中和剤を組み合わせることを含む。ここで
用いられる「EPDM」は、ポリマー主鎖中のエチレン
及びプロピレン単位並びに主鎖に対する側鎖の位置に通
常存在するジエン成分を含むジエン含有モノマーを含む
ターポリマーを意味する。「EPDM」という用語は更
にASTM D−1418−64に定義されている。こ
の組成物はポリマーの存在に起因して改善された粘弾性
を有することに加えて高温及び低温での貯蔵安定性を示
し、デンスグレードの(dense graded)及びオープングレ
ードの(open graded) 道路舗装用途におけるバインダー
として用いるのに適している。
se graded)及びオープングレードの(open graded) アス
ファルト舗装におけるバインダーとして用いるのに適し
た、改善された粘弾性を有し、貯蔵安定性を有するアス
ファルト組成物並びにそのようなアスファルト組成物を
製造する方法に関する。前記方法は、スルホネート基又
はスルホン酸基を含むアスファルト;スルホン化された
ポリマー好ましくはスルホン化されたブチルゴム、スチ
レン−ブタジエンの鎖状ジブロックコポリマー、鎖状ト
リブロックコポリマー、放射状トリブロックコポリマー
(以下スチレン−ブタジエンの鎖状ジブロックコポリマ
ー、鎖状トリブロックコポリマー及び放射状トリブロッ
クコポリマーを「スチレンブタジエン」という)、エチ
レンプロピレンジエンモノマーをベースとするエラスト
マー(「EPDM」)及びこれらの混合物(ここに前記
ポリマーは、135℃で測定して約150〜約2000
cP又は約3000〜約8000cPの組成物粘度を維
持するに充分な全組成物中重量パーセントの量存在す
る);並びに中和剤を組み合わせることを含む。ここで
用いられる「EPDM」は、ポリマー主鎖中のエチレン
及びプロピレン単位並びに主鎖に対する側鎖の位置に通
常存在するジエン成分を含むジエン含有モノマーを含む
ターポリマーを意味する。「EPDM」という用語は更
にASTM D−1418−64に定義されている。こ
の組成物はポリマーの存在に起因して改善された粘弾性
を有することに加えて高温及び低温での貯蔵安定性を示
し、デンスグレードの(dense graded)及びオープングレ
ードの(open graded) 道路舗装用途におけるバインダー
として用いるのに適している。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アスフ
ァルトは、原油の蒸留の後又は原油の蒸留から調製され
る歴青質の物質である。典型的には、アスファルトは真
空蒸留塔の底から得られ、大気圧下での沸点が、一般に
少なくとも350℃である。それは疎水性であり良好な
接着性及び耐侯性を有するので、アスファルトは道路舗
装材料の接着材成分又はバインダー成分として用いう
る。そのように用いるとき、アスファルトは通常骨材
(岩石)と、典型的には骨材約95wt%に対してアス
ファルト約5wt%の割合で混合される。
ァルトは、原油の蒸留の後又は原油の蒸留から調製され
る歴青質の物質である。典型的には、アスファルトは真
空蒸留塔の底から得られ、大気圧下での沸点が、一般に
少なくとも350℃である。それは疎水性であり良好な
接着性及び耐侯性を有するので、アスファルトは道路舗
装材料の接着材成分又はバインダー成分として用いう
る。そのように用いるとき、アスファルトは通常骨材
(岩石)と、典型的には骨材約95wt%に対してアス
ファルト約5wt%の割合で混合される。
【0003】しかしながら、アスファルトは温度変化と
共に大きく変化する或る物性を持つ。この故に、その物
性の範囲を延長するためにポリマーがアスファルトにし
ばしば加えられる。ポリマーは、アスファルトの高温粘
弾性を高めることによりアスファルトが暖かい気候中で
クリープを起こしたり車の跡が付いたりする傾向を減ら
しうる。そして、ポリマーは、アスファルトの低温粘弾
性を改善することにより冷たい気候中でのひび割れや剥
がれを最小にしうる。
共に大きく変化する或る物性を持つ。この故に、その物
性の範囲を延長するためにポリマーがアスファルトにし
ばしば加えられる。ポリマーは、アスファルトの高温粘
弾性を高めることによりアスファルトが暖かい気候中で
クリープを起こしたり車の跡が付いたりする傾向を減ら
しうる。そして、ポリマーは、アスファルトの低温粘弾
性を改善することにより冷たい気候中でのひび割れや剥
がれを最小にしうる。
【0004】しかしながら、全てのアスファルト及びポ
リマーが相溶性のある混合物を形成する訳ではない。
「貯蔵安定性」とは、或る特定の期間、通常は3〜5日
放置しても分離しない1つの連続相又は2つの連続相を
形成することと定義される。ポリマー変性アスファルト
の貯蔵安定性はアスファルトと特定のポリマーの相溶性
に大きく影響される。非相溶性の及び部分的に相溶性の
混合物は容易に相分離を起こす。
リマーが相溶性のある混合物を形成する訳ではない。
「貯蔵安定性」とは、或る特定の期間、通常は3〜5日
放置しても分離しない1つの連続相又は2つの連続相を
形成することと定義される。ポリマー変性アスファルト
の貯蔵安定性はアスファルトと特定のポリマーの相溶性
に大きく影響される。非相溶性の及び部分的に相溶性の
混合物は容易に相分離を起こす。
【0005】許容しうる程に貯蔵安定であるに充分相溶
性であり、かつ特定の用途のために必要な範囲の粘度及
び軟化点を有するポリマー変性アスファルト組成物を作
るための種々の方法が提案されてきた。例えば、あるも
のは、アスファルト−ポリマー混合物の最終的性質に影
響を与えるために適当なポリマー及び/又は他の添加物
の選択に頼る(例えば、次のものを参照のこと:米国特
許No.4600635は、ビチューメン、オイル、及び
15wt%未満の、金属カチオンで中和したアイオノマ
ーエラストマー(例えばスルホン化した、カルボキシル
化した又はホスホン化したEPDM又はブチルゴム)を
含むビチューメンベースの接着性組成物を用いている;
英国特許No.1534183は、5〜95wt%のエチ
レン/ビニルエステルコポリマーと−O−M−O−、−
O−B−O−又は−O−CRR’−O−橋で部分的に架
橋されたビチューメンとを添加している;また米国特許
No.4882373は、アスファルトを酸で変性し、続
いて酸素含有ガスと接触させ、そして熱可塑性エラスト
マー及び不飽和機能性モノマーを混合している。)。
性であり、かつ特定の用途のために必要な範囲の粘度及
び軟化点を有するポリマー変性アスファルト組成物を作
るための種々の方法が提案されてきた。例えば、あるも
のは、アスファルト−ポリマー混合物の最終的性質に影
響を与えるために適当なポリマー及び/又は他の添加物
の選択に頼る(例えば、次のものを参照のこと:米国特
許No.4600635は、ビチューメン、オイル、及び
15wt%未満の、金属カチオンで中和したアイオノマ
ーエラストマー(例えばスルホン化した、カルボキシル
化した又はホスホン化したEPDM又はブチルゴム)を
含むビチューメンベースの接着性組成物を用いている;
英国特許No.1534183は、5〜95wt%のエチ
レン/ビニルエステルコポリマーと−O−M−O−、−
O−B−O−又は−O−CRR’−O−橋で部分的に架
橋されたビチューメンとを添加している;また米国特許
No.4882373は、アスファルトを酸で変性し、続
いて酸素含有ガスと接触させ、そして熱可塑性エラスト
マー及び不飽和機能性モノマーを混合している。)。
【0006】他のものは使用前にアスファルトを酸化し
ている。ヨーロッパ特許No.38721(米国特許No.
4371641)は、ポリマー、好ましくは不飽和エラ
ストマー、例えばEPDMもしくはブチルゴム、又は熱
可塑性ポリマー及び適当な充填材を空気ブローしたアス
ファルトに加えて、アスファルトの酸化に対する安定性
を増し、紫外線に対する過敏性を減らすことにより、こ
れを屋根材料に用いるのに適当なものとすると言うこと
を教えている。本発明は空気ブローした(酸化した)ア
スファルトを用いないアスファルト組成物である。
ている。ヨーロッパ特許No.38721(米国特許No.
4371641)は、ポリマー、好ましくは不飽和エラ
ストマー、例えばEPDMもしくはブチルゴム、又は熱
可塑性ポリマー及び適当な充填材を空気ブローしたアス
ファルトに加えて、アスファルトの酸化に対する安定性
を増し、紫外線に対する過敏性を減らすことにより、こ
れを屋根材料に用いるのに適当なものとすると言うこと
を教えている。本発明は空気ブローした(酸化した)ア
スファルトを用いないアスファルト組成物である。
【0007】従って、先行の文献はいずれも、本発明者
がここに開示するスルホネート基又はスルホン酸基の付
加により官能化されたアスファルト、スルホン化された
ポリマー(好ましくはスチレン−ブタジエンコポリマ
ー、ブチルゴム又はEPDM)及び中和剤を組み合わせ
ることにより製造される改善された物理的性質及び貯蔵
安定性を有するアスファルト組成物を、またこれを製造
する方法を教示せず示唆もしていない。
がここに開示するスルホネート基又はスルホン酸基の付
加により官能化されたアスファルト、スルホン化された
ポリマー(好ましくはスチレン−ブタジエンコポリマ
ー、ブチルゴム又はEPDM)及び中和剤を組み合わせ
ることにより製造される改善された物理的性質及び貯蔵
安定性を有するアスファルト組成物を、またこれを製造
する方法を教示せず示唆もしていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、貯蔵安定性を
有するアスファルト組成物に関する。この組成物はま
た、デンスグレードの(dense graded)及びオープングレ
ードの(open graded) 道路舗装用途におけるアスファル
トバインダーとして用いるのに適する範囲の粘度及び軟
化点を持つ。本発明はまた、この組成物を製造し及び使
用する方法に関し、ここに開示した方法により製造され
た製品を含む。本発明のアスファルト組成物はスルホン
化アスファルト及びスルホン化ポリマーの間の改善され
た相相溶性並びに比較的大きな貯蔵安定性を示す。より
詳しくは、この組成物はスルホネート基又はスルホン酸
基を含むアスファルト並びにスルホン化され、塩基で中
和されたポリマー、好ましくはブチルゴム、EPDM、
スチレン−ブタジエンコポリマー及びこれらの混合物を
含む。この中性混合物を製造するのに用いられる塩基性
中和剤は、原子価+1〜+3、好ましくは+1及び+2
を持つカチオンを含み、アミン、アンモニア及び元素の
周期律表第IA、IIA、 IIIA族、B族から選ばれたカ
チオンを含む塩基並びにこれらの混合物からなる群から
選ばれる。
有するアスファルト組成物に関する。この組成物はま
た、デンスグレードの(dense graded)及びオープングレ
ードの(open graded) 道路舗装用途におけるアスファル
トバインダーとして用いるのに適する範囲の粘度及び軟
化点を持つ。本発明はまた、この組成物を製造し及び使
用する方法に関し、ここに開示した方法により製造され
た製品を含む。本発明のアスファルト組成物はスルホン
化アスファルト及びスルホン化ポリマーの間の改善され
た相相溶性並びに比較的大きな貯蔵安定性を示す。より
詳しくは、この組成物はスルホネート基又はスルホン酸
基を含むアスファルト並びにスルホン化され、塩基で中
和されたポリマー、好ましくはブチルゴム、EPDM、
スチレン−ブタジエンコポリマー及びこれらの混合物を
含む。この中性混合物を製造するのに用いられる塩基性
中和剤は、原子価+1〜+3、好ましくは+1及び+2
を持つカチオンを含み、アミン、アンモニア及び元素の
周期律表第IA、IIA、 IIIA族、B族から選ばれたカ
チオンを含む塩基並びにこれらの混合物からなる群から
選ばれる。
【0009】このアスファルト組成物はデンスグレード
の(dense graded)及びオープングレードの(open grade
d) 道路舗装用途におけるアスファルトバインダーとし
て、特に熱混合舗装バインダーとしての用途を持ち、ま
たここに述べる発明の粘度、軟化点、及び貯蔵安定性を
有するアスファルト組成物を必要とする当業者に公知の
他の用途を持つ。
の(dense graded)及びオープングレードの(open grade
d) 道路舗装用途におけるアスファルトバインダーとし
て、特に熱混合舗装バインダーとしての用途を持ち、ま
たここに述べる発明の粘度、軟化点、及び貯蔵安定性を
有するアスファルト組成物を必要とする当業者に公知の
他の用途を持つ。
【0010】本発明の1つの態様は改善された粘弾性、
軟化点、及び貯蔵安定性を示すアスファルト組成物を作
る方法である。この方法は、塩基性中和剤;スルホン酸
基又はスルホネート基を含むように官能化されたアスフ
ァルト;及びブチルゴム、水素化された又は水素化され
ていない(好ましくは非水素化物)スチレン−ブタジエ
ンコポリマー例えばスチレン−ブタジエンジブロックポ
リマー(「SB」)並びにスチレン−ブタジエン−スチ
レン鎖状及び放射状トリブロックポリマー(「SB
S」)(以下これらを合わせて「スチレン−ブタジエ
ン」という)、EPDM並びにこれらの混合物からなる
群から選ばれるポリマーを組み合わせることを含む。こ
こに前記ポリマーはスルホン化されており、組成物の粘
度を135℃で測定して約150〜約2000cP又は
約3000〜約8000cPに維持するに充分な全組成
物中重量パーセントの量存在する。軟化点は、デンスグ
レード舗装用のバインダーについては約55℃より高く
約65℃迄の範囲が好ましく、オープングレード舗装用
のバインダーについては約60℃〜約75℃の範囲が好
ましい。
軟化点、及び貯蔵安定性を示すアスファルト組成物を作
る方法である。この方法は、塩基性中和剤;スルホン酸
基又はスルホネート基を含むように官能化されたアスフ
ァルト;及びブチルゴム、水素化された又は水素化され
ていない(好ましくは非水素化物)スチレン−ブタジエ
ンコポリマー例えばスチレン−ブタジエンジブロックポ
リマー(「SB」)並びにスチレン−ブタジエン−スチ
レン鎖状及び放射状トリブロックポリマー(「SB
S」)(以下これらを合わせて「スチレン−ブタジエ
ン」という)、EPDM並びにこれらの混合物からなる
群から選ばれるポリマーを組み合わせることを含む。こ
こに前記ポリマーはスルホン化されており、組成物の粘
度を135℃で測定して約150〜約2000cP又は
約3000〜約8000cPに維持するに充分な全組成
物中重量パーセントの量存在する。軟化点は、デンスグ
レード舗装用のバインダーについては約55℃より高く
約65℃迄の範囲が好ましく、オープングレード舗装用
のバインダーについては約60℃〜約75℃の範囲が好
ましい。
【0011】ここで用いられる材料は商業的ソースから
入手しうる。本発明で用いられるアスファルトは真空残
渣(vacuum residua)の種々のソースから入手可能であ
り、その針入度(標準規格ASTM D−5に従って測
定しうる)により分類できる。代表的には、このアスフ
ァルトは名目大気圧沸点少なくとも350℃を持ち、よ
り代表的には440℃を越える沸点を持つ。本発明方法
において、前記アスファルトはスルホン酸基又はスルホ
ネート基を含んで官能化されている。オレウム又は硫酸
をスルホン化剤として用い、その化学量論的量を少量づ
つゆっくりとアスファルトに加えるのが好ましい。その
ような方法は当業者に周知である。例えば米国特許No.
3028333、3089842及び4741868並
びにそれらの中の引用文献を参照のこと。
入手しうる。本発明で用いられるアスファルトは真空残
渣(vacuum residua)の種々のソースから入手可能であ
り、その針入度(標準規格ASTM D−5に従って測
定しうる)により分類できる。代表的には、このアスフ
ァルトは名目大気圧沸点少なくとも350℃を持ち、よ
り代表的には440℃を越える沸点を持つ。本発明方法
において、前記アスファルトはスルホン酸基又はスルホ
ネート基を含んで官能化されている。オレウム又は硫酸
をスルホン化剤として用い、その化学量論的量を少量づ
つゆっくりとアスファルトに加えるのが好ましい。その
ような方法は当業者に周知である。例えば米国特許No.
3028333、3089842及び4741868並
びにそれらの中の引用文献を参照のこと。
【0012】上述のポリマーは、非反応性溶媒に溶解
し、次いでスルホン化剤を温度−100℃〜+100℃
で加えることによりスルホン化しうる。スルホン化剤は
例えば米国特許No.3642728及び3836511
に詳述されたようなどんな適当なスルホン化剤であって
もよく、当業者に周知である。前述の方法で調製したス
ルホン化ポリマーは典型的にはポリマー100g当たり
1〜100ミリグラム当量のSO3H、好ましくは約3
〜60ミリグラム当量/100gポリマーを含む。望み
の範囲のスルホン化は、アスファルト組成物に望まれる
最終的性質に依存する。ポリマーのスルホン化は、ここ
で用いられるどんなポリマーについてもアスファルトと
混合する前に行いうる。そして当業者に公知のどんな方
法によっても行いうる。例えば、スルホン化は硫酸、オ
レウム、又はより好ましくは、アセチルスルフェートを
用いて行いうる。例えば、Organic Synthesis, Collect
iveVol.2, p.482, John Wiley & Co., A. H. Blatt, e
d. (1966) を参照のこと。しかしながら、本発明方法に
おいて、アスファルトとポリマーの未スルホン化混合物
の直接スルホン化(即ち、共スルホン化)によって調製
されるアスファルト組成物もある。この方法は、ポリマ
ーがスチレン−ブタジエン−スチレントリブロックコポ
リマー及びスチレン−ブタジエンジブロックコポリマー
であるとき好ましい。
し、次いでスルホン化剤を温度−100℃〜+100℃
で加えることによりスルホン化しうる。スルホン化剤は
例えば米国特許No.3642728及び3836511
に詳述されたようなどんな適当なスルホン化剤であって
もよく、当業者に周知である。前述の方法で調製したス
ルホン化ポリマーは典型的にはポリマー100g当たり
1〜100ミリグラム当量のSO3H、好ましくは約3
〜60ミリグラム当量/100gポリマーを含む。望み
の範囲のスルホン化は、アスファルト組成物に望まれる
最終的性質に依存する。ポリマーのスルホン化は、ここ
で用いられるどんなポリマーについてもアスファルトと
混合する前に行いうる。そして当業者に公知のどんな方
法によっても行いうる。例えば、スルホン化は硫酸、オ
レウム、又はより好ましくは、アセチルスルフェートを
用いて行いうる。例えば、Organic Synthesis, Collect
iveVol.2, p.482, John Wiley & Co., A. H. Blatt, e
d. (1966) を参照のこと。しかしながら、本発明方法に
おいて、アスファルトとポリマーの未スルホン化混合物
の直接スルホン化(即ち、共スルホン化)によって調製
されるアスファルト組成物もある。この方法は、ポリマ
ーがスチレン−ブタジエン−スチレントリブロックコポ
リマー及びスチレン−ブタジエンジブロックコポリマー
であるとき好ましい。
【0013】スルホネート基又はスルホン酸基を含むア
スファルト及びスルホン化ポリマーを組み合わせて当業
者に公知の全ての方法を用いて混合物を製造しうる。こ
れら方法としては、例えば、アスファルトにとってはジ
クロロエタン、スルホン化ポリマーにとってはトルエン
のような適当な溶媒に攪拌しながら溶解すること;又は
アスファルトを約140℃〜170℃、好ましくは16
0℃に加熱し、その後スルホン化ポリマーを高剪断混合
装置を用いて現場で少しずつ加えながら攪拌し、又は混
合することが挙げられる。用いられる方法は前記アスフ
ァルトとポリマーを組み合わせるに必要な時間に影響を
与えるが、いずれにせよスルホン化ポリマーをアスファ
ルトの全体に分布させるのに充分なものであるべきであ
る。時間は、選ばれた方法により0.5〜24時間にわ
たる。
スファルト及びスルホン化ポリマーを組み合わせて当業
者に公知の全ての方法を用いて混合物を製造しうる。こ
れら方法としては、例えば、アスファルトにとってはジ
クロロエタン、スルホン化ポリマーにとってはトルエン
のような適当な溶媒に攪拌しながら溶解すること;又は
アスファルトを約140℃〜170℃、好ましくは16
0℃に加熱し、その後スルホン化ポリマーを高剪断混合
装置を用いて現場で少しずつ加えながら攪拌し、又は混
合することが挙げられる。用いられる方法は前記アスフ
ァルトとポリマーを組み合わせるに必要な時間に影響を
与えるが、いずれにせよスルホン化ポリマーをアスファ
ルトの全体に分布させるのに充分なものであるべきであ
る。時間は、選ばれた方法により0.5〜24時間にわ
たる。
【0014】前記塩基性中和剤は、原子価+1〜+3を
有するカチオンを含み、アンモニア、アミン、及び周期
律表の第IA、IIA、III A族、B族からなる群から選
ばれるカチオンを含む塩基並びにこれらの混合物からな
る群から選びうる。好ましい塩基性中和剤は1又はそれ
以上の1価又は2価のカチオン、好ましくは2価のカチ
オンを含むものである。これらは、より好ましくはZn
+2、Ca+2、Ba+2、Mg+2及びこれらの混合
物、最も好ましくはZn+2及びCa+2である。その
ようなカチオンを含む適当な化合物は、例えば酢酸亜
鉛、酸化亜鉛又は酸化カルシウムであり、より好ましく
は酸化カルシウムである。
有するカチオンを含み、アンモニア、アミン、及び周期
律表の第IA、IIA、III A族、B族からなる群から選
ばれるカチオンを含む塩基並びにこれらの混合物からな
る群から選びうる。好ましい塩基性中和剤は1又はそれ
以上の1価又は2価のカチオン、好ましくは2価のカチ
オンを含むものである。これらは、より好ましくはZn
+2、Ca+2、Ba+2、Mg+2及びこれらの混合
物、最も好ましくはZn+2及びCa+2である。その
ようなカチオンを含む適当な化合物は、例えば酢酸亜
鉛、酸化亜鉛又は酸化カルシウムであり、より好ましく
は酸化カルシウムである。
【0015】この塩基性中和剤は適当な溶媒例えば水/
メタノールに含有させてもよい。また現場で、例えば粉
末状にして又は他の溶解していない形で加えてもよい。
即ち、直接に加熱アスファルトに又はスルホン化アスフ
ァルト−スルホン化ポリマー混合物に加えてもよい。現
場での添加が好ましい。このポリマーとアスファルトは
それぞれ中和前にスルホン化されていなければならな
い。スルホ−アスファルト及びスルホ−ポリマーの中和
の順序は重要ではない。本発明の範囲内で、アスファル
ト及びポリマーを別々にスルホン化し中和した後混合し
てもよく、又はポリマーをスルホン化し中和した後で、
スルホン化アスファルトに加えこの混合物を中和しても
よく、又はスチレン−ブタジエンコポリマーの場合に
は、アスファルトとポリマーの配合物をスルホン化剤で
処理し、この混合物を中和してもよい。スルホン化アス
ファルト及びスルホン化ポリマーを中和するのに充分な
中和剤を加える必要がある。一般にこのためには化学量
論の、又はそれよりやや過剰の中和剤が必要であろう。
メタノールに含有させてもよい。また現場で、例えば粉
末状にして又は他の溶解していない形で加えてもよい。
即ち、直接に加熱アスファルトに又はスルホン化アスフ
ァルト−スルホン化ポリマー混合物に加えてもよい。現
場での添加が好ましい。このポリマーとアスファルトは
それぞれ中和前にスルホン化されていなければならな
い。スルホ−アスファルト及びスルホ−ポリマーの中和
の順序は重要ではない。本発明の範囲内で、アスファル
ト及びポリマーを別々にスルホン化し中和した後混合し
てもよく、又はポリマーをスルホン化し中和した後で、
スルホン化アスファルトに加えこの混合物を中和しても
よく、又はスチレン−ブタジエンコポリマーの場合に
は、アスファルトとポリマーの配合物をスルホン化剤で
処理し、この混合物を中和してもよい。スルホン化アス
ファルト及びスルホン化ポリマーを中和するのに充分な
中和剤を加える必要がある。一般にこのためには化学量
論の、又はそれよりやや過剰の中和剤が必要であろう。
【0016】全アスファルト組成物中のスルホン化ポリ
マーの重量パーセントは得られるアスファルト組成物の
望みの物性に基づいて選択される、ゼロより大きいどん
な適当な量であってもよい。しかしながら、EPDM及
びブチルゴムについてはこの量は0wt%より大きく、
好ましくは約1〜約4wt%、より好ましくは2〜3w
t%であり、スチレンブタジエンについてはゼロより大
きく約7wt%迄、好ましくは約3〜5wt%である。
上限は、しばしば加えられるポリマーのコストにより、
又は製品の物性により制限される。
マーの重量パーセントは得られるアスファルト組成物の
望みの物性に基づいて選択される、ゼロより大きいどん
な適当な量であってもよい。しかしながら、EPDM及
びブチルゴムについてはこの量は0wt%より大きく、
好ましくは約1〜約4wt%、より好ましくは2〜3w
t%であり、スチレンブタジエンについてはゼロより大
きく約7wt%迄、好ましくは約3〜5wt%である。
上限は、しばしば加えられるポリマーのコストにより、
又は製品の物性により制限される。
【0017】本発明において、軟化点は相溶性及び貯蔵
安定性の尺度として用いた。もし、160℃で4日間貯
蔵したサンプルの頂部の3分の1及び底部の3分の1が
約4℃の変化の範囲内の軟化点を示せばこのアスファル
ト及びポリマーは相溶性であると判定した。しかし、軟
化点のデータを補足し相の相溶性を確証するために、ア
スファルト組成物の頂部セグメント及び底部セグメント
の光学顕微鏡写真を撮った。
安定性の尺度として用いた。もし、160℃で4日間貯
蔵したサンプルの頂部の3分の1及び底部の3分の1が
約4℃の変化の範囲内の軟化点を示せばこのアスファル
ト及びポリマーは相溶性であると判定した。しかし、軟
化点のデータを補足し相の相溶性を確証するために、ア
スファルト組成物の頂部セグメント及び底部セグメント
の光学顕微鏡写真を撮った。
【0018】アスファルトのスルホン化量及び/又は組
成物中のスルホン化ポリマーの量を変えることによりア
スファルト組成物の軟化点及び粘度を調節することが可
能である。これによって得られる組成物の物性は変わる
であろう。本発明のアスファルト組成物は、ポリマーの
存在によってアスファルト単独では見られない補強性も
有するであろう。加えて、この混合物の粘度を特定の用
途に許容しうる範囲に持ってくるために必要であれば、
このアスファルト組成物に融剤(即ち、当初のアスファ
ルト)を加えてもよい。加えるべき融剤の量は出発材料
の粘度及び最終製品の粘度に依存するであろう。特定の
用途はここに開示した内容を見て当業者が容易に決定し
うる。
成物中のスルホン化ポリマーの量を変えることによりア
スファルト組成物の軟化点及び粘度を調節することが可
能である。これによって得られる組成物の物性は変わる
であろう。本発明のアスファルト組成物は、ポリマーの
存在によってアスファルト単独では見られない補強性も
有するであろう。加えて、この混合物の粘度を特定の用
途に許容しうる範囲に持ってくるために必要であれば、
このアスファルト組成物に融剤(即ち、当初のアスファ
ルト)を加えてもよい。加えるべき融剤の量は出発材料
の粘度及び最終製品の粘度に依存するであろう。特定の
用途はここに開示した内容を見て当業者が容易に決定し
うる。
【0019】本発明の他の態様は上述の方法により製造
されるアスファルト組成物を包含する新規なアスファル
ト混合物である。
されるアスファルト組成物を包含する新規なアスファル
ト混合物である。
【0020】このアスファルト組成物は、スルホネート
基又はスルホン酸基を含むアスファルト;並びにスルホ
ン化されたスチレン−ブタジエンコポリマー、例えばス
チレン−ブタジエンジブロックコポリマー、スチレン−
ブタジエン−スチレン鎖状トリブロックコポリマー、ス
チレン−ブタジエン−スチレン放射状トリブロックコポ
リマー、EPDM、ブチルゴム及びこれらの混合物を含
む中性混合物からなる。ポリマーの好ましい量は、EP
DM及びブチルゴムについてはゼロより多く4wt%
迄、好ましくは2〜3wt%、スチレン−ブタジエンに
ついては約2〜7wt%、好ましくは3〜7wt%であ
る。
基又はスルホン酸基を含むアスファルト;並びにスルホ
ン化されたスチレン−ブタジエンコポリマー、例えばス
チレン−ブタジエンジブロックコポリマー、スチレン−
ブタジエン−スチレン鎖状トリブロックコポリマー、ス
チレン−ブタジエン−スチレン放射状トリブロックコポ
リマー、EPDM、ブチルゴム及びこれらの混合物を含
む中性混合物からなる。ポリマーの好ましい量は、EP
DM及びブチルゴムについてはゼロより多く4wt%
迄、好ましくは2〜3wt%、スチレン−ブタジエンに
ついては約2〜7wt%、好ましくは3〜7wt%であ
る。
【0021】この中性混合物は原子価+1〜+3、特に
+1、+2及び+3を有する塩基性中和剤のカチオンを
含む。この塩基性中和剤は、好ましくはアンモニア、ア
ミン及び周期律表第IA、IIA、III A族、B族から選
ばれるカチオンを含む塩基並びにこれらの混合物から選
ばれる。好ましいものは、1価及び2価のカチオン、よ
り好ましくは2価のカチオンである。これらの内でZn
+2及びCa+2がより好ましい。
+1、+2及び+3を有する塩基性中和剤のカチオンを
含む。この塩基性中和剤は、好ましくはアンモニア、ア
ミン及び周期律表第IA、IIA、III A族、B族から選
ばれるカチオンを含む塩基並びにこれらの混合物から選
ばれる。好ましいものは、1価及び2価のカチオン、よ
り好ましくは2価のカチオンである。これらの内でZn
+2及びCa+2がより好ましい。
【0022】
【実施例】以下の実施例により本発明を説明するが、こ
れらは本発明の範囲を限定しようとするものではない。
れらは本発明の範囲を限定しようとするものではない。
【0023】(例1)
以下のデータは、許容しうる貯蔵安定性を得るために
は、ポリマー及びアスファルトの両方がスルホン化され
ていなければならないことを証明しようとするものであ
る。以下の配合物(a)〜(d)は、同じビチューメン
から全てポリマー4wt%として調製して得たものであ
る: (a)ビチューメン及びEPDM、 (b)ビチューメン及びZn−スルホ−EPDM、 (c)EPDM及び13ミリグラム当量/100gスル
ホン化ビチューメン、並びに (d)Zn−スルホ−EPDM及び13ミリグラム当量
/100gスルホン化ビチューメン。160℃で4日放
置した頂部及び底部のフラクションの軟化点は次のよう
なものである: (a)152°F(67℃)及び136°F(58
℃); (b)165°F(74℃)及び131°F(55
℃); (c)160°F(71℃)及び142°F(61
℃); (d)144°F(62℃)及び140°F(60
℃)。 軟化点データに基づいてサンプル(d)のみが貯蔵安定
性を持っていると判定された。この貯蔵安定性は光学顕
微鏡により確認され、これはサンプル(d)のみが同様
な頂部及び底部の相を示した。他のサンプルはポリマー
が頂部相に集中していることを示した。
は、ポリマー及びアスファルトの両方がスルホン化され
ていなければならないことを証明しようとするものであ
る。以下の配合物(a)〜(d)は、同じビチューメン
から全てポリマー4wt%として調製して得たものであ
る: (a)ビチューメン及びEPDM、 (b)ビチューメン及びZn−スルホ−EPDM、 (c)EPDM及び13ミリグラム当量/100gスル
ホン化ビチューメン、並びに (d)Zn−スルホ−EPDM及び13ミリグラム当量
/100gスルホン化ビチューメン。160℃で4日放
置した頂部及び底部のフラクションの軟化点は次のよう
なものである: (a)152°F(67℃)及び136°F(58
℃); (b)165°F(74℃)及び131°F(55
℃); (c)160°F(71℃)及び142°F(61
℃); (d)144°F(62℃)及び140°F(60
℃)。 軟化点データに基づいてサンプル(d)のみが貯蔵安定
性を持っていると判定された。この貯蔵安定性は光学顕
微鏡により確認され、これはサンプル(d)のみが同様
な頂部及び底部の相を示した。他のサンプルはポリマー
が頂部相に集中していることを示した。
【0024】(例2)
アスファルトの官能化(スルホン化)のための典型的な
合成、及びそれに引き続くポリマーとの配合を次に示
す:
合成、及びそれに引き続くポリマーとの配合を次に示
す:
【0025】357.4gのビチューメンを樹脂フラス
コに入れ、150℃に加熱した。5.0mlのオレウム
(硫酸中SO315wt%)を、スルホン化剤として、
攪拌しながら滴々加えた。温度はオレウムを使っている
うちに2〜5℃上昇した。パドルブレード及び空気駆動
モーターを用いてこの混合物を45分攪拌した。7.1
5gのZn−スルホン化EPDMを小片にして5分かけ
て加え、攪拌を45分続けた。7.65gのZnO中和
剤を加え、45分攪拌した。この製品を熱いまま(15
0℃)貯蔵容器に注入した。
コに入れ、150℃に加熱した。5.0mlのオレウム
(硫酸中SO315wt%)を、スルホン化剤として、
攪拌しながら滴々加えた。温度はオレウムを使っている
うちに2〜5℃上昇した。パドルブレード及び空気駆動
モーターを用いてこの混合物を45分攪拌した。7.1
5gのZn−スルホン化EPDMを小片にして5分かけ
て加え、攪拌を45分続けた。7.65gのZnO中和
剤を加え、45分攪拌した。この製品を熱いまま(15
0℃)貯蔵容器に注入した。
【0026】(表)
次の第1表及び第2表は、アスファルト単独;中和さ
れ、官能化された(スルホン化された)アスファルト−
スルホン化ポリマー;及び塩基性中和剤の対イオン構造
における変形を含むアスファルト及びポリマーの種々の
重量パーセントでの目標についてのデータを示す。道路
舗装材料におけるバインダーとしての使用のためには、
本発明のアスファルト組成物はデンスグレードの(dense
graded)バインダーについては135℃で測定した粘度
150〜2000cP及び125〜145°Fの軟化点
を、並びにオープングレードの(open graded) 配合物に
ついては135℃で測定した粘度3000〜8000c
P及び140°Fより大きい軟化点を持つべきである。
れ、官能化された(スルホン化された)アスファルト−
スルホン化ポリマー;及び塩基性中和剤の対イオン構造
における変形を含むアスファルト及びポリマーの種々の
重量パーセントでの目標についてのデータを示す。道路
舗装材料におけるバインダーとしての使用のためには、
本発明のアスファルト組成物はデンスグレードの(dense
graded)バインダーについては135℃で測定した粘度
150〜2000cP及び125〜145°Fの軟化点
を、並びにオープングレードの(open graded) 配合物に
ついては135℃で測定した粘度3000〜8000c
P及び140°Fより大きい軟化点を持つべきである。
【0027】全ての配合物が160℃で4日放置したの
ち貯蔵安定性があると測定された。軟化点は初期と4日
経った後に測定した。この手順はASTM試験D36に
基づいている。初期に調製された混合物の粘度を第1表
及び第2表に示す。
ち貯蔵安定性があると測定された。軟化点は初期と4日
経った後に測定した。この手順はASTM試験D36に
基づいている。初期に調製された混合物の粘度を第1表
及び第2表に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
(a)ビチューメン環球装置による軟化点のためのAS
TM D36標準試験方法。 (b)平均T&Bは、サンプルの頂部3分の1及び底部
3分の1の平均軟化点を意味する。いずれの場合も頂部
及び底部の間の変化は4℃より大きくなかった。 (c)ブルックフィールドサーモセル装置を用いる未充
填アスファルトの粘度のためのASTM D4402標
準試験方法。
TM D36標準試験方法。 (b)平均T&Bは、サンプルの頂部3分の1及び底部
3分の1の平均軟化点を意味する。いずれの場合も頂部
及び底部の間の変化は4℃より大きくなかった。 (c)ブルックフィールドサーモセル装置を用いる未充
填アスファルトの粘度のためのASTM D4402標
準試験方法。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
(a)表中、スルホン化剤は用いた中和剤の下に示し
た。 (b)ビチューメン環球装置による軟化点のためのAS
TM D36標準試験方法。 (c)平均T&Bは、サンプルの頂部3分の1及び底部
3分の1の平均軟化点を意味する。T&Bの間の変化は
4℃未満であった。 (d)ブルックフィールドサーモセル装置を用いる未充
填アスファルトの粘度のためのASTM D4402標
準試験方法。 (e)Zn−スルホン化−EPDMの代わりにNa−ス
ルホン化−EPDMを用いた。ポリマーを中和するのに
異なる対イオンを用いることができ、許容しうる粘度を
有する配合物を生ずることをデータは示している。
た。 (b)ビチューメン環球装置による軟化点のためのAS
TM D36標準試験方法。 (c)平均T&Bは、サンプルの頂部3分の1及び底部
3分の1の平均軟化点を意味する。T&Bの間の変化は
4℃未満であった。 (d)ブルックフィールドサーモセル装置を用いる未充
填アスファルトの粘度のためのASTM D4402標
準試験方法。 (e)Zn−スルホン化−EPDMの代わりにNa−ス
ルホン化−EPDMを用いた。ポリマーを中和するのに
異なる対イオンを用いることができ、許容しうる粘度を
有する配合物を生ずることをデータは示している。
【0032】(例3)
この例は、ポリマー−アスファルト混合物の直接スルホ
ン化及び中和によって、例1の手順で得られるのと同様
のアスファルト組成物が得られることを説明しようとす
るものである。
ン化及び中和によって、例1の手順で得られるのと同様
のアスファルト組成物が得られることを説明しようとす
るものである。
【0033】(a)Baytown AC−5ビチュー
メン(372.1g)を樹脂フラスコに入れて160℃
に加熱し、11.2gのスチレン−ブタジエン−スチレ
ン放射状トリブロックコポリマーを攪拌しながら添加し
た。この混合物を、高剪断ミキサーを用いて60分間加
熱した。この配合物に、5.2mlのオレウムを滴々添
加した。1時間攪拌した後、2.75gの酸化カルシウ
ムをこの混合物に添加し、攪拌を追加の1時間続けた。
メン(372.1g)を樹脂フラスコに入れて160℃
に加熱し、11.2gのスチレン−ブタジエン−スチレ
ン放射状トリブロックコポリマーを攪拌しながら添加し
た。この混合物を、高剪断ミキサーを用いて60分間加
熱した。この配合物に、5.2mlのオレウムを滴々添
加した。1時間攪拌した後、2.75gの酸化カルシウ
ムをこの混合物に添加し、攪拌を追加の1時間続けた。
【0034】(b)他の樹脂フラスコにて、413.4
gの同じAC−5ビチューメンを160℃に加熱し、
5.8mlのオレウムを滴々添加した。45分間加熱し
た後、12.5gのZn−スルホン化スチレン−ブタジ
エン−スチレン放射状トリブロックコポリマーを攪拌し
ながら添加した。45分後に、3.1gの酸化カルシウ
ムを添加し、この混合物を高剪断攪拌機で2時間攪拌し
た。
gの同じAC−5ビチューメンを160℃に加熱し、
5.8mlのオレウムを滴々添加した。45分間加熱し
た後、12.5gのZn−スルホン化スチレン−ブタジ
エン−スチレン放射状トリブロックコポリマーを攪拌し
ながら添加した。45分後に、3.1gの酸化カルシウ
ムを添加し、この混合物を高剪断攪拌機で2時間攪拌し
た。
【0035】手順(a)で得られたアスファルト組成物
は、135℃(275°F)で粘度が2690cPであ
り、160℃で4日経過後頂部及び底部のサンプルの軟
化点は、それぞれ62.7℃(145°F)であり、優
れた貯蔵安定性を示した。手順(b)で得られた製品は
135℃(275°F)で粘度2535cPであり、1
60℃で4日経過後頂部及び底部のサンプルの軟化点
は、それぞれ63.3℃(146°F)及び62.2℃
(144°F)であった。
は、135℃(275°F)で粘度が2690cPであ
り、160℃で4日経過後頂部及び底部のサンプルの軟
化点は、それぞれ62.7℃(145°F)であり、優
れた貯蔵安定性を示した。手順(b)で得られた製品は
135℃(275°F)で粘度2535cPであり、1
60℃で4日経過後頂部及び底部のサンプルの軟化点
は、それぞれ63.3℃(146°F)及び62.2℃
(144°F)であった。
【0036】(例4)
アスファルト(AC−5)を、スルホン化しCaOで中
和したポリマーと組み合わせた。
和したポリマーと組み合わせた。
【0037】以下の表はポリマー0wt%及び3wt%
についての軟化点及び粘度のデータを示す。「スルホン
化量(wt%)」の欄に出て来る文字「C」は、例3
(a)のようにアスファルトとポリマーを共スルホン化
し、次いで中和したことを示す。他の全ては別々にスル
ホン化した。
についての軟化点及び粘度のデータを示す。「スルホン
化量(wt%)」の欄に出て来る文字「C」は、例3
(a)のようにアスファルトとポリマーを共スルホン化
し、次いで中和したことを示す。他の全ては別々にスル
ホン化した。
【0038】以下の表は、全組成物の3wt%に等しい
量のスチレン−ブタジエン−スチレン放射状トリブロッ
クコポリマーとアスファルトとの中性配合物を形成する
ことにより、オープングレードのアスファルト(300
0〜8000cP)舗装用の目標に入る粘弾性を持つ本
発明のアスファルト組成物が作れること、及び適当な量
の融剤を加えることにより粘弾性を調節してデンスグレ
ードのアスファルト舗装におけるバインダー用の目標
(150〜2000cP)に入るアスファルト組成物を
作りうることを示す。軟化点は、当初に、及び4日後の
サンプルの頂部の3分の1(「T」)及び底部の3分の
1(「B」)について測定した。サンプルBは例3のa
に述べた方法により調製した。サンプルDは例3のbに
述べた方法により調製した。
量のスチレン−ブタジエン−スチレン放射状トリブロッ
クコポリマーとアスファルトとの中性配合物を形成する
ことにより、オープングレードのアスファルト(300
0〜8000cP)舗装用の目標に入る粘弾性を持つ本
発明のアスファルト組成物が作れること、及び適当な量
の融剤を加えることにより粘弾性を調節してデンスグレ
ードのアスファルト舗装におけるバインダー用の目標
(150〜2000cP)に入るアスファルト組成物を
作りうることを示す。軟化点は、当初に、及び4日後の
サンプルの頂部の3分の1(「T」)及び底部の3分の
1(「B」)について測定した。サンプルBは例3のa
に述べた方法により調製した。サンプルDは例3のbに
述べた方法により調製した。
【0039】
【表5】
a=計算値(注)
サンプル(A):出発アスファルト(AC−5)。
(B):サンプル(A)+3wt%SBS放射状トリブ
トック;例3のaの方法で調製。 (C):サンプル(B)+35wt%融剤。 (D):サンプル(A)+3wt%SBS放射状トリブ
トックコポリマー;例3のbの方法で調製。 (E):サンプル(D)+25wt%融剤。 (F):サンプル(D)+50wt%融剤。 サンプル(B)〜(F)は相溶性のある配合物を形成し
た。サンプル(D)の粘度は高かったけれども、これは
再配合してデンスグレードの又はオープングレードのバ
インダーを製造するための出発材料として適している。
*:アスファルト−ポリマー混合物に追加のスルホン化
を行わなかった。
トック;例3のaの方法で調製。 (C):サンプル(B)+35wt%融剤。 (D):サンプル(A)+3wt%SBS放射状トリブ
トックコポリマー;例3のbの方法で調製。 (E):サンプル(D)+25wt%融剤。 (F):サンプル(D)+50wt%融剤。 サンプル(B)〜(F)は相溶性のある配合物を形成し
た。サンプル(D)の粘度は高かったけれども、これは
再配合してデンスグレードの又はオープングレードのバ
インダーを製造するための出発材料として適している。
*:アスファルト−ポリマー混合物に追加のスルホン化
を行わなかった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、アスファルト単独に較
べて改善された粘弾性、軟化点及び貯蔵安定性を有する
官能化されたアスファルト組成物が得られる。
べて改善された粘弾性、軟化点及び貯蔵安定性を有する
官能化されたアスファルト組成物が得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ダニエル ジェイムズ マクヒュー
アメリカ合衆国,ニュージャージー,エ
ディソン,ウエスト グラント アベニ
ュ 204
(56)参考文献 特開 昭48−28594(JP,A)
特開 昭50−89297(JP,A)
特開 平6−172427(JP,A)
特開 昭60−238129(JP,A)
特開 昭58−174490(JP,A)
欧州特許441285(EP,B1)
米国特許4371641(US,A)
特許70852(JP,C1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08L 95/00
C08L 23/00 - 23/36
C08L 53/00 - 53/02
Claims (2)
- 【請求項1】 スルホン化により官能化されているアス
ファルト; ブチルゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン鎖状トリ
ブロックポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレン放
射状トリブロックポリマー、スチレン−ブタジエン鎖状
ジブロックポリマー、EPDM及びこれらの混合物から
なる群から選ばれるポリマーであってスルホン化されて
いるもの;並びに塩基性中和剤; を組み合わせることを含む、貯蔵安定性のアスファルト
組成物の製造方法であって、ここで前記ポリマーが、1
〜100ミリグラム当量SO3H/100gポリマーの
範囲でスルホン化されており、且つ前記ポリマーがEP
DM又はブチルゴムの場合には、組成物の全重量に基づ
いて、前記ポリマーが0wt%超4wt%以下の量で存
在し、また前記ポリマーがスチレン−ブタジエン−スチ
レン鎖状トリブロックポリマー、スチレン−ブタジエン
−スチレン放射状トリブロックポリマー及びスチレン−
ブタジエン鎖状ジブロックポリマーからなる群より選択
されるポリマーの場合には、組成物の全重量に基づい
て、前記ポリマーが0wt%超7wt%以下の量で存在
して、135℃で測定したときに150〜2000cP
の粘度、又は135℃で測定したときに3000〜80
00cPの粘度を有する貯蔵安定性のアスファルト組成
物を形成する、貯蔵安定性のアスファルト組成物の製造
方法。 - 【請求項2】 アスファルトとポリマーとの貯蔵安定性
の中和された混合物を含む、貯蔵安定性が改良されたア
スファルト組成物であって、 前記アスファルトがスルホン化により官能化されてお
り、 前記ポリマーが、ブチルゴム、スチレン−ブタジエン−
スチレン鎖状トリブロックポリマー、スチレン−ブタジ
エン−スチレン放射状トリブロックポリマー、スチレン
−ブタジエン鎖状ジブロックポリマー、EPDM及びこ
れらの混合物からなる群から選ばれ、且つ1〜100ミ
リグラム当量SO3H/100gポリマーの範囲でスル
ホン化されており、且つ 前記ポリマーがEPDM又はブ
チルゴムの場合には、組成物の全重量に基づいて、前記
ポリマーが0wt%超4wt%以下の量で存在し、前記
ポリマーがスチレン−ブタジエン−スチレン鎖状トリブ
ロックポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレン放射
状トリブロックポリマー及びスチレン−ブタジエン鎖状
ジブロックポリマーからなる群より選択されるポリマー
の場合には、組成物の全重量に基づいて、前記ポリマー
が0wt%超7wt%以下の量で存在して、135℃で
測定したときに150〜2000cPの粘度、又は13
5℃で測定したときに3000〜8000cPの粘度を
有する、 貯蔵安定性が改良されたアスファルト組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US84636592A | 1992-03-05 | 1992-03-05 | |
US846365 | 1992-03-05 | ||
PCT/US1994/002813 WO1995025136A1 (en) | 1992-03-05 | 1994-03-15 | Sulfonated unhydrogenated copolymers of styrene and butadiene |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069879A JPH069879A (ja) | 1994-01-18 |
JP3445299B2 true JP3445299B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=25297709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04036693A Expired - Fee Related JP3445299B2 (ja) | 1992-03-05 | 1993-03-02 | ポリマー変性、官能化アスファルト組成物及びその製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0559460B1 (ja) |
JP (1) | JP3445299B2 (ja) |
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