JP3444212B2 - オーディオディスク及びデコード装置 - Google Patents

オーディオディスク及びデコード装置

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JP3444212B2
JP3444212B2 JP32747098A JP32747098A JP3444212B2 JP 3444212 B2 JP3444212 B2 JP 3444212B2 JP 32747098 A JP32747098 A JP 32747098A JP 32747098 A JP32747098 A JP 32747098A JP 3444212 B2 JP3444212 B2 JP 3444212B2
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美昭 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽ソースのよう
なオーディオデータを記録したオーディオディスク及び
デコード装置に関し、特にDVDオーディオディスクに
代表されるディスクのデータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用光ディスクとしては、CD
(Compact Disc)が市場に出てから10数年が経過し、
オーディオ情報の記録媒体としては既に従来のカセット
テープを凌駕してめざましく普及している。また、デジ
タルディスクであるCDの物理・論理フォーマットは、
8ビット固定データ長シンボルのEFM変調記録方式
や、サブコード、オーディオデータ、CRCなどのデー
タフォーマットとして確立しており、さらに、各種のア
プリケーション機能を付加したCDプレーヤが開発され
ている。
【0003】ところで、CDにおけるオーディオ信号
は、標本化周波数が44.1kHz、量子化ビット数が
16ビット、左右2チャネルであり、再生周波数帯域幅
が約22kHz、S/N比が約96dBの特性を有す
る。なお、電子出版の分野で利用されているCD−RO
Mでは、オーディオデータがADPCMで圧縮されてい
るので上記の特性はCDより劣る。
【0004】一方、数年来、CDのチャネル数(左右2
チャネル方式の音場)は不満足であるという考え方が定
着しつつあり、この問題点を解決するために例えば6チ
ャネルのようなマルチチャネルによる優れた音場特性が
求められている。また、CDの再現特性に関しては上記
の再生周波数帯域幅とS/N比は、共に不満足であると
いう考え方が定着しつつ有り、上記の特性がより優れた
次世代オーディオディスクの規格化が要望されている。
例えば再生周波数帯域幅としては100kHz、S/N
比としては144〜120dB程度の高い特性が求めら
れている。したがって、マルチチャネルや広帯域の方式
は、CD方式と比較して優れた利点を有し、また、CD
の特性に対する不満足さを十分に補うことができるの
で、今後、オーディオ機器への採用とその普及が期待さ
れる。
【0005】しかしながら、これまでのオーディオ伝送
系、特に再生装置の増幅器(オーディオアンプ)やスピ
ーカは2チャネル方式及び狭帯域方式を採用しているの
で、直ちにマルチチャネル方式や広帯域方式のオーディ
オ機器に切り替わることはない。
【0006】一方、マルチメディア時代の本格的な到来
を迎えてDVDの規格が定まり、既にその規格に準拠し
た再生システムが販売されているとともに、DVD用の
AV(Audio-Visual)ソフトも供給されているので、D
VDが高密度記録媒体として非常に広範に普及すること
は想像に難くない。そこで、オーディオ伝送系に係る狭
帯域及び2チャネル方式をDVDのオーディオ規格と両
立性をもたせることにより、多くのチャネル数と優れた
再生周波数帯域幅及びS/N比を有するDVD方式の普
及も併せて実現することができると考えられる。特にD
VD規格の中のオーディオフォーマットに対して両立性
を有するようにすれば、従来の伝送系との相関性も確保
することができるので都合がよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は、デジタルオーディオの著作権を尊重する気運が高ま
っており、したがって、2チャネル方式や狭帯域方式の
オーディオデータとマルチチャネル方式や広帯域方式の
高品質オーディオデータの両方を伝送する場合には、特
に高品質オーディオデータのコピープロテクトの問題点
が発生する。
【0008】そこで、本発明は、2チャネル方式や狭帯
域方式のオーディオデータとマルチチャネル方式や広帯
域方式の高品質オーディオデータの両方を伝送する場合
にそのコピープロテクトの問題点を解決することができ
るオーディオディスク及びデコード装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の1)及び2)に記載の手段より成る。 すなわ
ち、 1)補助信号の記録領域と主信号の記録領域とが連続し
て配置されて前記主信号の記録領域に、 アナログ音声信
号がマルチチャネルの前方のチャネルと後方用のチャネ
ル毎に異なるサンプリング周波数でサンプリングされ、
かつ前方のチャネルと後方用のチャネル毎に異なる量子
化ビット数で量子化されたデジタル音声信号として記録
され、更に、前記マルチチャネルと同一又は異なるサン
プリング周波数及び量子化ビット数で量子化され、ステ
レオ用の2チャネルのデジタル音声信号として記録され
るオーディオエリアと、 前記オーディオエリアに記録さ
れているデジタル音声信号の前方のチャネルと後方用の
チャネル毎のサンプリング周波数および量子化ビット数
が記録される量子化制御情報エリアと、 前記オーディオ
エリアに記録されているマルチチャネルとステレオ用の
2チャネルのデジタル音声信号のコピーを管理するコピ
ー管理データが記録されるコピー管理データエリアと、
前記デジタル音声信号のメニューの管理情報が記録され
るオーディオ・マネージャ・メニューのエリア(AMG
M)とを、 所定のフォーマットにより記録し たオーディ
オディスク。2)請求項1記載のオーディオディスクに記録されたオ
ーディオ信号をデコードして、 前記コピー管理データに
基づいて前記オーディオエリアに記録されているマルチ
チャネルとステレオ用の2チャネルのデジタル音声信号
のコピーを管理する手段を、有する オーディオデータの
デコード装置。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1はDVD−ビデオのフォーマ
ットと、本発明に係るDVD−オーディオのフォーマッ
トの一実施形態を示す説明図、図2は図1のオーディオ
マネージャ(AMG)のフォーマットを詳しく示す説明
図、図3は図1のオーディオタイトルセット(ATS)
のフォーマットを詳しく示す説明図、図4は図2のオー
ディオマネージャインフォメーション(AMGI)のフ
ォーマットを詳しく示す説明図、図5は図4のオーディ
オタイトルセット・アトリビュートテーブル(ATS−
ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図、図6は
図5のオーディオタイトルセット・アトリビュートデー
タ(ATS−ATR)のフォーマットを詳しく示す説明
図、図7は図3のオーディオタイトルセットインフォメ
ーション(ATSI)のフォーマットを詳しく示す説明
図、図8は図7のオーディオタイトルセットインフォメ
ーション・マネージメントテーブル(ATSI−MA
T)のフォーマットを詳しく示す説明図、図9は図8の
オーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリ
ーム・アトリビュートデータ(ATSM−AST−AT
R)を詳しく示す説明図、図10は図8のオーディオタ
イトルセット・オーディオストリーム・アトリビュート
テーブル(ATS−AST−ATRT)のフォーマット
を詳しく示す説明図、図11は図10の各オーディオス
トリームのアトリビュートデータ(ATS−AST−A
TR)を詳しく示す説明図である。
【0011】また、図12は図1のオーディオコンテン
ツブロックユニット(ACBU)を示す説明図、図13
は図12のオーディオパックとビデオパックのフォーマ
ットを詳しく示す説明図、図14は図12のオーディオ
コントロール(A−CONT)パックのフォーマットを
詳しく示す説明図、図15は図14のオーディオキャラ
クタディスプレイ(ACD)エリアのフォーマットを詳
しく示す説明図、図16は図15のネームスペース情報
により表示される例を示す説明図、図17は図14のオ
ーディオサーチデータ(ASD)エリアのフォーマット
を詳しく示す説明図、図18は図1のオーディオコンテ
ンツブロックユニットの変形例を示す説明図である。
【0012】また、図19は本発明に適用されるオーデ
ィオデータのエンコード装置を示すブロック図、図20
は本発明に係るオーディオディスクに記録される2チャ
ネルとマルチチャネルのサンプリング周波数と量子化ビ
ット数を示す説明図、図21は本発明に係るオーディオ
ディスクに記録されるコピー管理データを示す説明図、
図22は図21のCGMCAPSコードを詳しく示す説
明図、図23はオーディオデータのデコード装置を示す
ブロック図、図24は図23の再生装置の再生処理を示
すフローチャート、図25は本発明に係るコピー処理を
示すフローチャートである。
【0013】ここで、この説明のDVD−オーディオデ
ィスクには、CD世代からDVD−オーディオ世代に移
行する際の過渡期に対応するように、オーディオ信号と
してステレオ用2チャネルと5/6/8チャネルのマル
チチャネルの両方の信号が記録される。また、この過渡
期が経過したときには5/6/8チャネルのマルチチャ
ネル信号のみが記録されるようになると考えられる。
【0014】図1(a)、(b)はそれぞれDVD−ビ
デオ、DVD−オーディオの各フォーマットを示し、D
VD−オーディオのフォーマットはエリアの名称が異な
るがDVD−ビデオと互換性を有する。まず、大別して
DVD−ビデオのフォーマットは先頭のビデオマネージ
ャ(VMG)と、それに続く複数のビデオタイトルセッ
ト(VTS)の各エリアにより構成され、他方、DVD
−オーディオのフォーマットはこれに対応して図2に詳
しく示すオーディオマネージャ(AMG)と、図3に詳
しく示すようにAMGに続く複数のオーディオタイトル
セット(ATS)の各エリアにより構成されている。
【0015】VTSの各々は先頭のVTSインフォメー
ション(VTSI)と、それに続く1以上のビデオコン
テンツブロックセット(VCBS)と最後のVTSIに
より構成され、他方、ATSの各々はこれに対応して先
頭のATSインフォメーション(ATSI)と、それに
続く1以上のオーディオコンテンツブロックセット(A
CBS)と最後のATSIにより構成されている。AT
SIには、ACBS内の各曲の演奏時間が実時間でセッ
トされる。
【0016】VCBSの各々は複数のVCBにより構成
され、他方、ACBSの各々は複数のACBにより構成
されている。VCBの各々はビデオの1タイトル(Ti
tle)分であり、ACBの各々はこれに対応してオー
ディオの1タイトル分である。VCBの各々(1タイト
ル)は複数のチャプタ(Chapter)により構成さ
れ、他方、ACBの各々(1タイトル)はこれに対応し
て複数のトラック(Track)により構成されてい
る。チャプタはパートオブタイトル(PTT)を含み、
トラックはパートオブタイトル(PTT)を含む。
【0017】チャプタの各々は複数のセル(CELL)
により構成され、他方、トラックの各々はこれに対応し
て複数のインデックス(Index)により構成されて
いる。セルの各々は複数のVCBユニット(VCBU)
により構成され、他方、インデックスの各々はこれに対
応して複数のACBユニット(ACBU)により構成さ
れている。VCBユニットとACBユニットの各々は、
複数のパックにより構成され、1パックは2048バイ
トで構成されている。
【0018】VCBユニットの各々は、先頭のコントロ
ールパック(以下、CONTパック)と、それに続く複
数のビデオ(V)パック、オーディオ(A)パック及び
サブピクチャ(SP)パックにより構成され、他方、A
CBユニットの各々は、これに対応して先頭のオーディ
オコントロールパック(以下、A−CONTパック)
と、それに続く複数のAパックとVパックにより構成さ
れている。
【0019】CONTパックには後続のVパックを制御
する情報が配置され、A−CONTパックにはCDのT
OC情報のように後続のAパックのオーディオ信号を管
理するための情報が配置される。Aパックにはオーディ
オデータが配置され、Vパックにはビデオデータの他、
オーディオデータ以外の例えばクローズドキャプション
(CC)データが配置される。
【0020】AMG(オーディオマネージャ)は図2に
示すように、 ・図4に詳しく示すオーディオマネージャインフォメー
ション(AMGI)と、 ・AMGメニュー用のオーディオコンテンツブロックセ
ット(AMGM−ACBS)と、 ・バックアップ用のAMGIを有する。AMGM−AC
BSはコントロール情報として ・プレゼンテーションコントロールインフォメーション
(PCI)と、 ・データサーチインフォメーション(DSI)を有す
る。
【0021】ATS(オーディオタイトルセット)は図
3に示すように、 ・図7に詳しく示すオーディオタイトルセットインフォ
メーション(ATSI)と、 ・ATSメニュー用のオーディオコンテンツブロックセ
ット(ATSM−ACBS)と、 ・ATSタイトル用のオーディオコンテンツブロックセ
ット(ATSA−ACBS)と、 ・バックアップ用のATSI を有する。ATSM−ACBSとATSA−ACBSは
共に、前述(図2)したPCIとDSIを有する。
【0022】AMGI(オーディオマネージャインフォ
メーション)は図4に詳しく示すように、 ・AMGIのマネージメントテーブル(AMGI−MA
T)と、 ・タイトルのサーチポインタテーブル(T−SRPT)
と、 ・オーディオマネージャメニューPGCIユニットテー
ブル(AMGM−PGCI−UT)と、 ・ペアレンタルマネージメントインフォメーションテー
ブル(PTL−MAIT)と、 ・図5に詳しくオーディオタイトルセット・アトリビュ
ートテーブル(ATS−ATRT)と、 ・テキストデータマネージャ(TXTDT−MG)と、 ・オーディオマネージャメニューセル(インデックス)
アドレステーブル(AMGM−C−ADT)と、 ・オーディオマネージャメニュー・オーディオコンテン
ツブロックユニット・アドレスレスマップ(AMGM−
ACBU−ADMAP)を有する。
【0023】ATS−ATRT(オーディオタイトルセ
ット・アトリビュートテーブル)は図5に詳しく示すよ
うに、 ・オーディオタイトルセットアトリビュートテーブルイ
ンフォメーション(ATS−ATRTI)と、 ・複数(n)個のATSの各々のオーディオタイトルセ
ットアトリビュートサーチポインタ(ATS−ATR−
SRP#1〜#n)と、 ・図6に詳しく示すような複数(n)個のATSの各々
のオーディオタイトルセット・アトリビュートデータ
(ATS−ATR−#1〜#n)を有する。
【0024】オーディオタイトルセット・アトリビュー
トデータ(ATS−ATR−#1〜#n)の各々は、図
6に詳しく示すように ・ATS−ATR−EA(エンドアドレス)と、 ・ATS−CAT(カテゴリー)と、 ・ATS−ATRI(インフォメーション)を有する。
【0025】図3に示すATSI(ATSインフォメー
ション)は図7に詳しく示すように、 ・図8に詳しく示すオーディオタイトルセットインフォ
メーション・マネージメントテーブル(ATSI−MA
T)と、 ・オーディオタイトルセット・パートオブタイトル・サ
ーチポインタテーブル(ATS−PTT−SRPT)
と、 ・オーディオタイトルセット・プログラムチェーンイン
フォメーションテーブル(ATS−PGCIT)と、 ・オーディオタイトルセットメニュー・PGCI・ユニ
ットテーブル(ATSM−PGCI−UT)と、 ・オーディオタイトルセット・タイムマップテーブル
(ATS−TMAPT)と、 ・オーディオタイトルセットメニュー・セル・アドレス
テーブル(ATSM−C−ADT)と、 ・オーディオタイトルセットメニュー・オーディオコン
テンツブロックユニット ・アドレスマップ(ATSM−ACBU−ADMAP)
と、 ・オーディオタイトルセット・セル・アドレステーブル
(ATS−C−ADT)と、 ・オーディオタイトルセット・オーディオコンテンツブ
ロックユニット・アドレスマップ(ATS−ACBU−
ADMAP)を有する。
【0026】図7に示すATSI−MAT(オーディオ
タイトルセットインフォメーション ・マネージメントテーブル)は図8に詳しく示すよう
に、 ・ATS−ID(識別子)と、 ・ATS−EA(エンドアドレス)と、 ・ATSI−EAと、 ・VERN(DVDオーディオスペックのバージョン番
号)と、 ・ATS−CAT(カテゴリー)と、 ・ATSI−MAT−EAと、 ・ATSM−ACBS−SA(スタートアドレス)と、 ・ATSA−ACBS−SAと、 ・ATS−PTT−SRPT−SAと、 ・ATS−PGCIT−SAと、 ・ATSM−PGCI−UT−SAと、 ・ATS−TMAP−SAと、 ・ATSM−C−ADT−SAと、 ・ATSM−ACBU−ADMAP−SAと、 ・図9に詳しく示すようなATSM−AST−ATR
(ATSMのオーディオストリーム・アトリビュート)
と、 ・ATS−AST−Ns(ATSのオーディオストリー
ムの数)と、 ・図10に詳しく示すようなATS−AST−ATRT
(ATSのオーディオストリーム・アトリビュートテー
ブル)を有する。
【0027】ATSM−AST−ATRは図9に詳しく
示すように8バイト(ビットb63〜b0)により構成
され、このディスクに記録されている符号化オーディオ
信号の属性として次のようなデータ(1)〜(4)が配
置される(他のビットは保留)。 (1)オーディオ符号化モード(3ビットb63〜b6
1) 000b:ドルビーAC−3 010b:MPEG−1又はMPEG−2(拡張ビット
ストリーム無し) 011b:MPEG−2(拡張ビットストリーム有り) 100b:リニヤPCMオーディオ 101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch
+6ch、2ch+8chを含む。)
【0028】(2)量子化/DRC(ダイナミックレン
ジコントロール)情報(2ビットb55、b54) ・オーディオ符号化モードが「000b」の場合には
「11b」 ・オーディオ符号化モードが「010b」又は「011
b」の場合、 00b:MPEGオーディオストリーム内にダイナミッ
クレンジコントロールデータが存在しない 01b:MPEGオーディオストリーム内にダイナミッ
クレンジコントロールデータが存在する 10b,11b:保留 ・オーディオ符号化モードが「100b」、「101
b」の場合、ステレオ2chに対して 00b:16ビット 01b:20ビット 10b:24ビット 11b:保留
【0029】(3)サンプリング周波数fs(2ビット
b53、b52) ステレオ2chに対して 00b:48kHz 01b:96kHz 10b:192kHz (4)オーディオチャネル数(3ビットb50〜b4
8) 000b:1ch(モノラル) 001b:2ch(ステレオ) 010b:3ch 011b:4ch 100b:(ステレオ2ch+5ch) 101b:(ステレオ2ch+6ch) 110b:7ch 111b:(ステレオ2ch+8ch)
【0030】図10に示すATS−AST−ATRT
(ATSのオーディオストリーム・アトリビュートテー
ブル)は図11に詳しく示すように、オーディオストリ
ーム#0〜#7毎のATS−AST−ATRを有し、A
TS−AST−ATRの各々は8バイトで構成されてい
る(合計64バイト)。
【0031】1つのオーディオストリームのATS−A
ST−ATRは図11に示すように、図9に示すオーデ
ィオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・
アトリビュートデータ(ATSM−AST−ATR)と
同様な8バイト(ビットb63〜b0)で構成され、上
記属性データ(1)〜(4)の他に、 (5)マルチチャネル・イクステンション(ME)(1
ビットb60)と、 (6)オーディオタイプ(2ビットb59、b58)
と、 (7)オーディオアプリケーションモード(2ビットb
57、b56)と、 (8)そのストリーム(AST)の間引き情報(2ビッ
トb47、b46)と、 (9)LFE(Low Frequency Effect)1chのみの間引
き情報(2ビットb45、b44)の各データを有す
る。そして、このDVDオーディオディスクの(7)オ
ーディオアプリケーションモードには、 11b:2ch+サラウンドモード が記録され、また、(8)そのストリームの間引き情報
と、(9)LFE1chのみの間引き情報には共に、帯域
情報として 00b:フル(1/1) 01b:ハーフ(1/2) 10b:クオータ(1/4) が記録される。
【0032】ただし、このATSM−AST−ATRに
おける(4)オーディオチャネル数は、オーディオスト
リーム#0では必ず2chとなり、また、オーディオスト
リーム#1はフロントの3chを含む。すなわち、例えば
1つのタイトルのオーディオ信号を2+6chで記録する
場合、2chのステレオ信号をオーディオストリーム#0
に割り当て、6chの内、3chのフロント信号をオーディ
オストリーム#1に割り当て、2chのリヤ信号とLFE
1ch信号をオーディオストリーム#2に割り当てる。そ
して、図4に示すオーディオマネージャインフォメーシ
ョン・マネージメントテーブル(AMGI−MAT)と
図8に示すオーディオタイトルセットインフォメーショ
ン・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)には
共に、ストリーム#0〜#2の利用データとして「3」
が記録される。
【0033】また、この2+6chのアナログオーディオ
信号を例えば次のようなサンプリング周波数fsでサン
プリングし、次のような量子化ビット数で量子化して記
録する場合、 ステレオ2ch :48kHz、20ビット フロント3ch :96kHz、16ビット リヤ2ch、LFE1ch:48kHz、16ビット(間引
きなし) 図9に示すオーディオタイトルセットメニュー・オーデ
ィオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM−A
ST−ATR)にはステレオ2chの属性として (1)オーディオ符号化モード 101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch
+6ch、2ch+8chを含む。) (2)量子化/DRC 01b:20ビット (3)サンプリング周波数fs 00b:48kHz (4)オーディオチャネル数 101b:(ステレオ2ch+6ch) が記録される。
【0034】また、オーディオストリーム#0のATS
−AST−ATRには (1)オーディオ符号化モード 101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch
+6ch、2ch+8chを含む。) (2)量子化/DRC 01b:20ビット (3)サンプリング周波数fs 00b:48kHz (4)オーディオチャネル数 001b:2ch(ステレオ) (7)オーディオアプリケーションモード 11b:2ch+サラウンドモード (8)そのストリームの間引き情報 00b:フル(1/1) (9)LFE1chのみ間引き情報 00b:フル(1/1) が記録される。
【0035】また、オーディオストリーム#1のATS
−AST−ATRには (1)オーディオ符号化モード 101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch
+6ch、2ch+8chを含む。) (2)量子化/DRC 00b:16ビット (3)サンプリング周波数fs 01b:96kHz (4)オーディオチャネル数 010b:3ch (7)オーディオアプリケーションモード 11b:2ch+サラウンドモード (8)そのストリームの間引き情報 00b:フル(1/1) (9)LFE1chのみ間引き情報 00b:フル(1/1) が記録される。
【0036】また、オーディオストリーム#2のATS
−AST−ATRには (1)オーディオ符号化モード 101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch
+6ch、2ch+8chを含む。) (2)量子化/DRC 00b:16ビット (3)サンプリング周波数fs 00b:48kHz (4)オーディオチャネル数 010b:3ch (7)オーディオアプリケーションモード 11b:2ch+サラウンドモード (8)そのストリームの間引き情報 00b:フル(1/1) (9)LFE1chのみ間引き情報 00b:フル(1/1) が記録される。
【0037】次に、オーディオストリームが記録される
Aパックとその制御パックについて説明する。図12に
示すようにVCBユニットは0.4〜1.0秒分の任意
の数のパックにより構成され、ACBユニットは0.5
〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成されてい
る。また、DVD−オーディオのACBユニットにおけ
るA−CONTパックは、DVD−ビデオのVCBユニ
ットにおける第3パックに配置される。
【0038】A−CONTパックは基本的にオーディオ
時間の0.5秒単位に配置され、インデックスの切れ目
では0.5〜1.0秒の範囲で完結するように配置され
る。また、オーディオの時間(GOF:Group of Audio
Frame)はA−CONTパックにより示され、そのデー
タ位置はオーディオフレームナンバと、ファーストアク
セスユニットポインタとフレームヘッダの数により決ま
る。また、A−CONTパック直前のAパックは、オー
ディオ時間の0.5秒単位でパディングすることを強制
しない。
【0039】隣接するAパックは、オーディオ信号がお
互いに関連するように配置され、例えばステレオの場合
にはLチャネルパックとRチャネルパックが隣接して配
置され、また、5/6/8チャネルのマルチチャネルの
場合にも同様に隣接して配置される。Vパックはオーデ
ィオ信号の再生時に映像を表示する場合にそのAパック
に隣接して配置される。AパックとVパックは、図13
に示すように2034バイトのユーザデータ(Aデー
タ、Vデータ)に対して4バイトのパックスタート情報
と、6バイトのSCR(System Clock Reference:シス
テム時刻基準参照値)情報と、3バイトのMux レート
(rate)情報(ストリームの多重化速度情報)と1バイ
トのスタッフィングの合計14バイトのパックヘッダが
付加されて構成されている(1パック=合計2048バ
イト)。この場合、タイムスタンプであるSCR情報
を、ACBユニット内の先頭パックでは「1」として同
一タイトル内で連続とすることにより同一タイトル内の
Aパックの時間を管理することができる。
【0040】これに対し、A−CONTパックは図14
に示すように、14バイトのパックヘッダと、24バイ
トのシステムヘッダと、1003バイトのACD(オー
ディオキャラクタディスプレイ)パケットと、1007
バイトのASD(オーディオサーチデータ)パケットに
より構成されている。また、ACDパケットは6バイト
のパケットヘッダと、1バイトのサブストリームID
と、図15に詳しく示すような636バイトのACD
(オーディオキャラクタディスプレイ)情報と、360
バイトの保留エリアにより構成されている。ASDパケ
ットは同じく6バイトのパケットヘッダ及び1バイトの
サブストリームIDと、図17に詳しく示すような10
00バイトのASD(オーディオサーチデータ)により
構成されている。
【0041】636バイトのACD情報エリアは、図1
5に詳しく示すように48バイトのジェネラル情報エリ
アと、第1の言語の文字「1」及び第2の言語の文字
「2」毎に294バイトのエリアを有し、この各エリア
は93バイトのネームスペースエリア、各々93バイト
の2つのフリースペースエリアと15バイトのデータポ
インタエリアにより構成されている。第1の言語の文字
「1」と第2の言語の文字「2」の一方のネームスペー
スエリアには、例えば図16に示すように楽曲名を日本
語で表示するためのデータが配置され、他方のネームス
ペースエリアには英語で表示するためのデータが配置さ
れる。なお、この表示言語はディスク発行元が決定して
よい。
【0042】48バイトのジェネラル情報は、例えば1
6バイトのサービスレベル情報と、12バイトの言語コ
ード情報と、6バイトの文字セットコード情報と、6バ
イトの表示アイテム情報と、2バイトの「前のACD情
報との相違」情報と、6バイトの保留情報により構成さ
れる。16バイトのサービスレベル情報は、表示サイ
ズ、表示の種類、オーディオ/ビデオ/SPの区別、ス
トリームなどを示し、また、文字はマンダトリー(必
須)、ビットマップはオプション(随意)である。12
バイトの言語コード情報はビデオファイルと同様に文字
「1」「2」の言語をそれぞれ2バイトで示し、1ファ
イル中最大8言語分を示す。英語はマンダトリーであ
る。
【0043】6バイトの文字セットコード情報は、言語
コードに対応した文字コードを最大15個持つことが可
能であり、文字「1」「2」の言語の有無と種類を1バ
イトで示す。コード例を以下に示す。 1.ISO646 2.ISO8859−1 3.MS−JIS 6バイトの表示アイテム情報は、図15に示すフリース
ペース「1」「2」、データポインタの有無、IDを示
す。ネームスペースはマンダトリーであり、タイトルネ
ーム、ミュージックネーム、アーティストネームは必ず
記述する。
【0044】1000バイトのASD(オーディオサー
チデータ)は、図17に詳しく示すように16バイトの
ジェネラル情報と、8バイトの現在の番号(No.)情
報と、16バイトの現在時刻情報と、8バイトのタイト
ルセットサーチ情報と、8バイトのタイトルサーチ情報
と、404バイトのトラックサーチ情報と、408バイ
トのインデックスサーチ情報と、80バイトのハイライ
トサーチ情報と、52バイトの保留エリアにより構成さ
れている。
【0045】8バイトの現在の番号情報は、タイトルセ
ットの現在のタイトル番号(2バイト:BCD)と、タ
イトルセットの現在のトラック番号(2バイト:BC
D)と、トラックの現在のインデックス番号(2バイ
ト:BCD)と保留領域(2バイト)により構成されて
いる。16バイトの現在時刻情報は、トラックのプレイ
バック時間(4バイト:BCD)と、トラックの残りの
プレイバック時間(4バイト:BCD)と、タイトルの
絶対時間(4バイト:BCD)とタイトルの残りの絶対
時間(4バイト:BCD)により構成されている。
【0046】8バイトのタイトルセットサーチ情報は、
タイトルセットの最初のセクタ番号(4バイト)と、タ
イトルセットの最後のセクタ番号(4バイト)により構
成されている。8バイトのタイトルサーチ情報は、タイ
トルの最初のセクタ番号(4バイト)と、タイトルの最
後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。4
04バイトのトラックサーチ情報は、タイトルのトラッ
ク及びセクタ番号(4バイト×99)と、タイトルの最
初のトラック番号(4バイト)とタイトルの最後のトラ
ック番号(4バイト)により構成されている。
【0047】408バイトのインデックスサーチ情報
は、トラックのインデックス及びセクタ番号(4バイト
×100)と、トラックの最初のインデックス番号(4
バイト)とトラックの最後のインデックス番号(4バイ
ト)により構成されている。80バイトのハイライトサ
ーチ情報は、トラックのインセクタ番号(4バイト×1
0)とトラックのアウトセクタ番号(4バイト×10)
により構成されている。
【0048】このようなフォーマットによれば、複数の
Aパックの先頭に、CDのTOC情報のように後続のA
パックのオーディオ信号を管理するためのA−CONT
パックが配置されるので、オーディオデータはビデオデ
ータなどとは一体化されず、記録容量を多くすることが
できる。また、A−CONTパックによりオーディオ時
間を管理することができ、また、A−CONTパックに
よりオーディオデータに関する曲名などの簡単な文字情
報を取り出すことができる。
【0049】また、A−CONTパック内にタイトル、
スタートアドレス、演奏時間などのTOC情報を配置す
るので、オーディオ再生中であってもユーザの操作に応
じた情報をA−CONTパックから取り出して再生を開
始することができる。また、オーディオマネージャイン
フォメーション(AMGI)とオーディオタイトルセッ
トインフォメーション(ATSI)内にTOC情報を配
置することにより、必要なTOC情報を再生装置内のメ
モリに記憶させて、ユーザの操作に応じた情報をメモリ
から即座に読み出して再生を開始することができる。ま
た、DVD−ビデオにおけるプログラムチェーンインフ
ォメーション(PGCI)のような大きな容量の情報を
記憶する必要がないので、ディスクを効率的に管理する
ことができる。
【0050】さらに、 1.コンテンツ内に画像(V)データがない場合、 (1)タイトル、曲、インデックスの3階層に対するサ
ーチ、ランダムアクセスが可能になる。 (2)GOF(オーディオフレーム)単位の頭出し、タ
イムサーチ、ランダムアクセスが可能になる。 (3)タイトル、曲、インデックスの時間を実時間で管
理することができる。
【0051】また、 2.コンテンツ内に画像(V)データがある場合、 オーディオデータに関しては、 上記(1)〜(3)の他に、 (4)タイトル、曲中の現在時間、残り時間を実時間で
表示、管理することができる。
【0052】ビデオデータに関しては、 (1)タイトル、PTT、セルの3階層に対するサー
チ、ランダムアクセスが可能になる。 (2)ビデオフレーム単位の頭出し、タイムサーチ、ラ
ンダムアクセスが可能になる。 (3)タイトル、PTT、セルの時間を実時間で管理す
ることができる。 (4)PTT又はタイトル中の現在時間、残り時間をビ
デオフレーム単位時間で表示、管理することができる。
【0053】なお、図1(b)のACBUは、A−CO
NTパックとCONTパックを含んでいるが、図18に
示すようにVパックとCONTパックは含まないように
構成してもよい。この場合にはビデオ信号は記録されな
いが、オーディオ信号の記録容量が割り増しになる特徴
があり、ディスクサイズを小型化することができ、ま
た、再生機能を簡略化することができるのでポータブル
用の再生装置に適するものを提供することができる。
【0054】図19は本発明に係るオーディオデータの
エンコード装置を示している。まず、A/D変換器1に
は同じオーディオソースに関する2チャネル又はマルチ
チャネルのオーディオ信号Aが選択的に入力して例えば
図20に示すようなサンプリング周波数と量子化ビット
(bit)数でA/D変換される。図20は (1)2チャネルのみ、 (2)2+6チャネル、 (3)6チャネルのみ の場合の伝送レートとDVDに対する収容時間を示して
いる。当然に、サンプリング周波数と量子化ビット数を
小さくすると収容時間は多くなり、逆にサンプリング周
波数と量子化ビット数を大きくすると収容時間は少なく
なるが、市場に対するオーディオディスクとしては収容
時間は80分以上が望ましく、また、あまり長時間記録
することは望ましくないので、2+6チャネルをfs=
48kHz、量子化ビット数=20又は24ビットで記
録することが望ましい。
【0055】図19に戻り、この2チャネルとマルチチ
ャネルのデジタルオーディオ信号Aが信号処理回路2及
びメモリ3を経由してDVDフォーマット化部6に送ら
れて図13に示すようなオーディオパック内に収容され
る。また、このオーディオソースに関するメニュー画面
や静止画のビデオ(V)データがA/D変換器4により
A/D変換され、このデータがVエンコーダ5を介して
DVDフォーマット化部6に送られて図13に示すよう
なビデオパック内に収容される。DVDフォーマット化
部6はまた、図1〜図18に示すようなDVDフォーマ
ットを生成する。続くコンテンツ暗号部7はこのDVD
フォーマットを所定のCSS(コンテンツ・スクランブ
ル・システム)でスクランブルし、続く変調回路8はコ
ンテンツ暗号部7の出力信号をEFMplus変調する。
【0056】変調回路8により変調されたデータは図示
省略のDVDカッティングマシン(プレーヤ)に供給さ
れてDVDオーディオディスクの原盤(マスタ)が製造
される。次いでこの原盤の上に金属薄膜がスパッタ法と
メッキ法により形成され、更に厚くメッキして原盤から
剥離されてスタンパが製造される。次いでこのスタンパ
によりディスクの基になる基材が射出成形により形成さ
れて貼り合わされ、DVDオーディオディスクが製造さ
れる。
【0057】また、ディスクのリードイン部には16バ
イト(128ビット)ないし188バイト(1504ビ
ット)の可変長の著作権管理情報(CMI)エリアが設
けられる。そして、このCMIエリアには図21に示す
ように、例えば64ビットのディスク製造年月日データ
と、52ビットの工場コードと、8ビットのスクランブ
ル用同期信号と、60ビットのISRCコード(Intern
ational Standard Recording Code)と、8バイトのS
ID(ソースID)コードと、コピー管理データを示す
4ビットの第1のCGMCAPS(Copy Generation Ma
nagement Control Audio Protection System)又はSC
MS(Serial Copy Management System)コード(以下、
単にCGMCAPSともいう)と同じく4ビットの第2
のCGMCAPSコードが記録される。このデータは数
回例えば8回繰り返して記録され、また、ISRCコー
ドとSIDコードがスクランブルされて記録される。
【0058】第1、第2のCGMCAPSコードは、リ
ードイン部のコントロールデータ領域をあらかじめRA
M領域として製造しておいて記録される。そして、第1
のCGMCAPSコードは、2チャネル方式のデータ素
材のコピーガード管理コードであり、また、その下位4
ビットには同じデータが記録される。また、第2のCG
MCAPSコードは、マルチチャネル方式のデータ素材
(コンテンツ)のコピーガード管理コードであり、ま
た、その下位4ビットには同じデータが記録される。
【0059】そして、図22に示すように、この4ビッ
トのデータの内、2ビット又は3ビットが実際のコピー
管理情報として使用され、残りの1ビット又は2ビット
はブランクとして使用される。このデータは再生専用機
(及び再生を行う録音再生機)に対しては再生許可/禁
止情報として使用され、コピーを行う録音再生機に対し
てはコピー許可/禁止情報として使用される。なお、図
22に示す情報の内容は、図24、図25に示すフロー
チャートを参照する際に詳細に説明する。
【0060】また、ディスク中に複数の曲が別々にコピ
ー管理用のために管理されている場合には、それぞれに
対してCGMCAPSコードが設けられる。例えば、A
MGやATSIなどの曲の管理領域にフラグ情報として
繰り返さずに記録される。またさらに、曲を構成するト
ラックのそれぞれに対してCGMCAPSコードが設け
られる。すなわち、図49に示すように、図13のユー
ザデータ(2034バイト)がパケットヘッダ、サブス
トリームID、オーディオフレーム情報、オーディオデ
ータ情報(ADI)及びオーディオデータにより構成さ
れ、このトラックに対するサンプリング周波数などの記
録条件を記録する管理領域(ADI)にフラグ情報とし
て記録される。またさらに、TOC情報の中にCGMC
APSコードが設けられる。なお、第1、第2のCGM
CAPSコードの各々は各1バイトエリアに繰り返して
記録する代わりに、4ビット(実データは2又は3ビッ
ト)で構成して1バイトエリアに記録してもよい。ま
た、ディスク内周のCMIエリアに設ける代わりに、C
GMCAPSコードなどが記憶されたメモリとCPUを
有するICをディスクに埋め込み、再生専用機や録音再
生機がこのICに対して読み込み制御信号を送信してC
GMCAPSコードなどを読み込むようにしてもよい。
【0061】次に図23を参照して本発明に係るオーデ
ィオデータのデコード装置について説明する。上記DV
Dオーディオディスクから再生されたストリーム信号
は、復調回路11によりEFMplus復調され、次いでス
クランブル復号部12によりデ・スクランブルされ、次
いでDVDデ・フォーマット化部13によりリードイン
エリアデータ、A−CONTパック、Aパック、Vパッ
クなどに分離される。Aパックは信号処理回路14及び
メモリ15に送られて2チャネル又はマルチチャネルの
オーディオデータに復元され、この各チャネルのオーデ
ィオデータはD/A変換器16によりアナログ信号に変
換されて出力される。また、VパックはVデコーダ17
に送られてメニュー画面や静止画のV信号に変換されて
出力される。さらに、リードインエリアデータとA−C
ONTパックは制御部18に送られ、制御部18は特に
リードインエリアデータに基づいて図24、図25に示
すような処理を実行する。
【0062】図24は再生のみを行う場合の処理を示し
ている。図24において、まず、リードインエリアの情
報を読み込み(ステップS30)、次いでそのディスク
がROMディスクか又はRAMディスクかを判断する
(ステップS31、S32)。そして、ROMディスク
の場合には、CGMCAPSコードを判断して ・(1,1)のときには再生を禁止し(ステップS3
3、S34)、 ・(1,0)のときには再生を禁止し(ステップS3
5、S36)、 ・(1,0,1)のときには再生を禁止し(ステップS
37、S38)、 ・(0,0)のときには再生を許可し(ステップS3
9、S40)、 ・CGMCAPSコードを検出しないときには再生を許
可する(ステップS41、S42)。
【0063】また、RAMディスクの場合には、同じく
CGMCAPSコードを判断して ・(1,1)のときには再生を禁止し(ステップS4
3、S44)、 ・(1,0)のときには再生を禁止し(ステップS4
5、S46)、 ・(1,0,1)のときには再生を許可し(ステップS
47、S48)、 ・(0,0)のときには再生を許可し(ステップS4
9、S50)、 ・CGMCAPSコードを検出しないときには再生を許
可する(ステップS51、S52)。
【0064】次に、図22、図25を参照してコピー時
の処理について説明する。まず、リードインエリアのR
OM/RAMタイプ情報とCGMCAPSコード情報を
読み込み(ステップS60)、次いでCGMCAPSコ
ードを判断して ・(1,1)のときにはコピーを禁止し(ステップS6
1、S62)、 ・(1,0)のときにはコピー元ディスクのCGMCA
PSコードを(1,0,1)に書き換えてコピーを許可
し(ステップS63、S64)、 ・(1,0,1)のときにはコピーを禁止し(ステップ
S65、S66)、 ・(0,0)のときにはコピーを許可し(ステップS6
7、S68)、 ・CGMCAPSコードを検出しないときにはコピーを
許可する(ステップS69、S70)。したがって、C
GMCAPSコードが(1,0)から(1,0,1)に
書き換えられたディスクは図22、図24に示すように
再生を禁止される。なお、CGMCAPSコードが
(1,1)のディスクは、市販のプレーヤが再生するこ
とができず、特定のプレーヤのみが再生することができ
る特定用途向けである。
【0065】ここで、上記実施形態では、同じオーディ
オソースに関する2チャネルとマルチチャネルのオーデ
ィオ信号をディスクに記録するようにしたので、2チャ
ネル方式のアンプとスピーカを有するユーザは2チャネ
ルを再生することができ、また、マルチチャネル方式の
それを有するユーザはマルチチャネルを再生することが
できる。しかしながら、将来、マルチチャネル方式が2
チャネルより普及することを考慮すると、このときには
マルチチャネル方式のデータを2チャネルより多くディ
スクに記録する方が望まれると思われる。
【0066】図26はこのような市場に対応するため
に、1枚のディスクに対して例えば複数の曲を記録する
場合に、ある曲については2+6チャネルで記録し、他
の曲については6チャネルのみで記録する方法を示して
いる。したがって、このような記録方法によれば、マル
チチャネル方式のアンプとスピーカを有するユーザが2
チャネル方式のそれを有するユーザより多くなれば便利
となる。また、6チャネルのみで記録する曲のサンプリ
ング周波数と量子化ビット数については、2+6チャネ
ルで記録する曲の6チャネル分のそれと異なるように、
例えばより高品質で記録するようにしてもよい。
【0067】図27はコピー管理データの変形例を示し
ている。ディスクのエリアは、概略的に内周から外周に
向かってPCA(ポスト・カッティング・エリア)部、
リードイン部、データ部、リードアウト部により構成さ
れ、また、1セクタは2048バイトで構成されてい
る。リードイン部のコントロールエリアは16セクタ
「1」〜「16」で構成され、セクタ「1」には物理フ
ォーマット情報が記録され、セクタ「2」にはディスク
製造情報が記録され、セクタ「3」及び「4」には図2
8に詳しく示すような著作権情報が記録される。
【0068】セクタ「3」及び「4」の1バイト目と2
バイト目にはそれぞれ4ビットの第1、第2のCGMC
APSコードが記録される。そして、第1のCGMCA
PSコードは2チャネル方式のデータ素材のコピーガー
ド管理コードであり、第2のCGMCAPSコードは、
マルチチャネル方式のデータ素材(コンテンツ)のコピ
ーガード管理コードである。3バイト目から19バイト
目は楽曲(プログラムソース)を示すISRC(国際標
準レコーディングコード:International Standard Rec
ording Code )コード及びディスク製作者を示すSID
(ソースID)コードの領域である。3バイト目には8
ビットのISRCコード及びSIDコードのスクランブ
ル用同期信号が記録され、4バイト目から11バイト目
には60ビットのISRCコードがスクランブルされて
記録され、12〜19バイト目以降には8文字分のSI
Dコードがスクランブルされて記録される。
【0069】以下同様に、16バイト分に1タイトル分
のISRCコード及びSIDコードが記録され、合計9
9タイトル分が記録される。なお、ISRCコード及び
SIDコードの両方をスクランブルする代わりにSID
コードのみをスクランブルするようにしてもよい。な
お、図28においてSIDコードの一例として示す「I
FPI・L231〜7」は、「IFPI」が国際レコー
ド・ビデオ製作者連盟(International Federation of
Phonogram Industries、現名はInternational Federati
on of Phonogram and Video Industries)を示し、「L
231〜7」が日本ビクター株式会社のIFPIマスタ
リングコードを示している。また、ISRCコードは1
2文字で構成され、第1〜第5文字は6ビット、第6〜
第12文字は4ビットで構成されている(6ビット分は
ブランク)。
【0070】ここで、上記実施形態では、2+6チャネ
ルをfs=48kHz、量子化ビット数=20又は24
ビットで記録することが望ましいと述べたが、現状の2
チャネルではCD規格のfs=44.1kHz、量子化
ビット数=16ビットが普及している。そこで、このよ
うなCD規格の再生装置を有するユーザの利便性を考慮
すると、図29に示すように2チャネルについてはこの
規格に合うようにfs=44.1kHz、88.2kH
z、量子化ビット数=16、20、24ビットなどで記
録するようにしてもよい。また、この場合にも同様に、
1枚のディスクに対して、例えば複数の曲を記録する場
合に、ある曲については2+6チャネルで記録し、他の
曲については6チャネルのみで記録するようにしてもよ
い。また図30に示すように、6チャネルのみで記録す
る曲のサンプリング周波数と量子化ビット数について
は、2+6チャネルで記録する曲の6チャネル分のそれ
と異なるように、例えばより高品質で記録するようにし
てもよい。
【0071】次に、第2の実施形態について説明する。
図31は第2の実施形態としてDVD−Van(ビデオ
+オーディオナビゲーション)ディスクの基本フォーマ
ットを示し、図32は図31の実施形態のACBU及び
VCBUを示し、図33は第2の実施形態のACD(オ
ーディオキャラクタディスプレイ)情報の他の例を示
し、図34は第2の実施形態のASD(オーディオサー
チデータ)を示し、図35は図31のCONTパックを
詳しく示し、図36は図35のPCIデータを詳しく示
し、図37は図36のPCI一般情報を詳しく示し、図
38は図36の記録情報を詳しく示し、図39は図35
のDSIを詳しく示し、図40は図39のDSI一般情
報を詳しく示し、図41は図39のシームレス再生情報
を詳しく示し、図42は図39のシームレス用アングル
情報によるシームレス・アングル変更の概念を示し、図
43は図39のVOBUサーチ情報の一例を示し、図4
4は図39のVOBUサーチ情報を詳しく示し、図45
は図39の同期情報を詳しく示している。また、図46
は第1、第2の実施形態のディスクのリードインエリア
の構成を示し、図47は図46のコントロールデータブ
ロックを詳しく示し、図48は図47のフィジカル・フ
ォーマット・インフォメーションを詳しく示している。
【0072】ここで、上記第1の実施形態では、オーデ
ィオプレーヤがAパックの再生を制御するために、図1
4に詳しく示すA−CONTパック内のASD(オーデ
ィオサーチデータ)を用いており、このときシームレス
再生する時には現在番号及び現在時刻に基づいており、
また、ジャンプ再生する時にはタイトルセットサーチ、
タイトルサーチ、トラックサーチ、インデックスサー
チ、ハイライトサーチのサーチ情報に基づいている。
【0073】これに対し、この第2の実施形態のDVD
−Vanディスクでは、各種のDVDプレーヤを用いて
再生可能なように、その基本フォーマットは図31
(a)に示すように、大別して先頭のビデオマネージャ
(VMG)及びオーディオマネージャ(AMG)と、そ
れに続く複数のビデオタイトルセット(VTS)及びオ
ーディオタイトルセット(ATS)の各エリアにより構
成されている。すなわち、このDVD−Vanディスク
の基本フォーマットは、図1(a)に示すDVDビデオ
ディスクと図1(b)、図31(b)に示すDVDオー
ディオディスクの両方を含んでいる。なお、これらAM
GとATSは図1(b)、図31(b)に示したAMG
とATSと同じ機能を持つので説明を省略する。
【0074】そして、VTS及びATSの各々はそれぞ
れ、先頭のVTSインフォメーション(VTSI)及び
ATSインフォメーション(ATSI)と、それに続く
1以上のビデオコンテンツブロックセット(VCBS)
及びオーディオコンテンツブロックセット(ACBS)
と、最後のVTSI及びATSIにより構成されてい
る。また、VCBSの各々は複数のVCBにより構成さ
れ、他方、ACBSの各々は複数のACBにより構成さ
れている。VCBの各々はビデオの1タイトル分であ
り、ACBの各々はこれに対応してオーディオの1タイ
トル分である。VCBの各々(1タイトル)は複数のチ
ャプタにより構成され、他方、ACBの各々(1タイト
ル)はこれに対応して複数のトラックにより構成されて
いる。チャプタはパートオブタイトル(PTT)を含
み、トラックはパートオブタイトル(PTT)を含む。
【0075】チャプタの各々は複数のセルにより構成さ
れ、他方、トラックの各々はこれに対応して複数のイン
デックスにより構成されている。セルの各々は複数のV
CBユニット(VCBU)により構成され、他方、イン
デックスの各々はこれに対応して複数のACBユニット
(ACBU)により構成されている。そして、VCBユ
ニット(VCBU)は図32に詳しく示すようにA−C
ONTパックは含まず、先頭のCONTパックと、比較
的多い数のAパックと比較的少ない数のVパックにより
構成されている。また、このACBUはVパックの後の
最初のAパックを先頭としてVCBUと略同じ間隔の
0.4〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成され
ている。ここで、VCBUはDVDビデオ規格ではVO
BUとも呼ばれている。
【0076】そして、ACBUがA−CONTパックを
含まないので、第1の実施形態においてA−CONTパ
ック内に含まれていたACDパケットとASDパケット
は図31(a)に示すVMG(ビデオマネージャ)とV
TS(ビデオタイトルセット)の一方又は両方に配置さ
れる。
【0077】ここで、第1の実施形態のACDパケット
は、ACBユニット毎(0.5〜1.0秒毎)に1つ設
けられるA−CONTパック内に設けられているので多
数の画面分のデータを収容することができるが、第2の
実施形態ではVMG(ビデオマネージャ)とAMG(オ
ーディオマネージャ)やVTS(ビデオタイトルセッ
ト)とATS(オーディオタイトルセット)のように、
DVDビデオディスクとDVDオーディオディスクの両
方のデータを収容するので、収容データ量が制限され、
したがって、曲毎や楽章毎のタイトル名などのみの比較
的少ないデータ量で収容される。また、以下に詳しく示
すオーディオ再生制御情報も1種類程度で収容してもよ
い。
【0078】また、このACDパケット内のACDエリ
アは第1の実施形態(図15)のように第1の言語の文
字「1」と第2の言語の文字「2」のデータを有するよ
うに構成してもよいが、代わりに図33に示すように文
字「2」に関するデータを省略して、48バイトのジェ
ネラル情報エリアと、例えば図16に示すような楽曲名
などのいわゆる「オーディオ・ナビゲーション」を表示
するための1つの言語の文字「1」に関する294バイ
トのエリアと294バイトのオーディオ再生制御情報エ
リアにより構成してもよい。文字「1」のエリアは、第
1の実施形態と同様に93バイトのネームスペースエリ
アと、各々93バイトの2つのフリースペースエリア
と、15バイトのデータポインタエリアにより構成され
ている。
【0079】オーディオ再生制御情報エリアの内容は任
意であり、例えば各々25バイトの10種類分のオーデ
ィオ再生制御情報エリア(250バイト)と44バイト
の保留エリアにより構成される。1種類分のオーディオ
再生制御情報エリアには20バイトのグラフィックイコ
ライザ情報と、3バイトのレベルバランス情報と2バイ
トの残響付加情報が配置され、この情報はユーザにより
選択されてオーディオ信号の音質が制御される。これら
のオーディオ再生制御情報は、Aパックに配置されてい
る楽曲をユーザが再生する場合に、例えばその楽曲のジ
ャンル(クラシック、ジャズ、ロック、BGM)に応じ
て、また、同一ジャンルであってもその楽曲の演奏状
態、録音状態、雰囲気などに応じて再生時の音質が最も
良くなるようにいわゆるプロのミキサが推奨するデータ
である。保留エリアにはオーディオ信号のチャネル数が
6の場合、チャネル数を2にミクスダウンしてステレオ
再生できるようなミキシング係数を収納させる。
【0080】また、Aパックをシームレス再生する時に
はCONTパックを用いるので、ASDは図34に示す
ように、第1の実施形態(図17)における8バイトの
現在の番号情報と16バイトの現在時刻情報が省略さ
れ、その分が保留エリア(76バイト)として用いられ
ている。このため、第1の実施形態のようにきめ細かい
表示や再生制御はできないが、第1の実施形態のように
DVDオーディオディスク専用プレーヤのみが再生で
き、DVDビデオディスク専用プレーヤが再生できない
ディスクが普及するまでの過渡期において有効なオーデ
ィオディスクを実現することができる。
【0081】次に図35を参照してCONTパックの構
成について詳しく説明する。このCONTパックはDV
Dビデオ規格ではナビゲーション・パック、通称ナビ
(NV)パックと呼ばれており、14バイトのパックヘ
ッダと、24バイトのシステムヘッダと、PCI(プレ
ゼンテーション・コントロール・インフォメーション)
パケットとDSI(データ・サーチ・インフォメーショ
ン)パケットにより構成されている。PCIは再生制御
情報と呼ばれており、このPCIパケットは6バイトの
パケットヘッダと、1バイトのサブストリームIDと図
36に詳しく示す979バイトのPCIデータにより構
成され(合計986バイト)、また、DSIパケットは
6バイトのパケットヘッダと、1バイトのサブストリー
ムIDと図39に詳しく示す1017バイトのDSIに
より構成されている(合計1024バイト)。
【0082】PCIデータはVOBUの再生を制御する
ナビゲーション・データであり、図36に詳しく示すよ
うに60バイトのPCI一般情報(PCI GI)と、
36バイトの非シームレス用アングル情報(NSML
AGLI)と、694バイトのハイライト情報(HL
I)と189バイトの記録情報(RECI)の4つの情
報により構成されている。
【0083】PCI一般情報は図37に詳しく示すよう
に、 ・4バイトの「NVパック(=CONTパック)のLB
N」(NV PCK LBN)と、 ・2バイトの「VOBUのカテゴリ」(VOBU CA
T)と、 ・2バイトの保留エリアと、 ・4バイトの「VOBUのユーザ操作制御情報」(VO
BU UOP CTL)と、 ・4バイトの「VOBUの開始PTM」(VOBU S
PTM)と、 ・4バイトの「VOBUの終了PTM」(VOBU E
PTM)と、 ・4バイトの「VOBU内シーケンス・エンドの終了P
TM」(VOBU SES PTM)と、 ・4バイトの「セル内経過時間」(C ELTM)と、 ・32バイトの保留エリアにより構成されている。
【0084】「NVパックのLBN」(NV PCK
LBN)には、本PCIが含まれるNVパックのアドレ
スが本PCIが含まれるVOBSの先頭LBからRLB
Nで記述されており、また、「VOBUのカテゴリ」
(VOBU CAT)には、本VOBUのアナログ・プ
ロテクション・システム(APS)の状態が記述されて
いる。
【0085】図36に示した非シームレス用アングル情
報(NSML AGLI)は、アングル変更時の行き先
アドレスに関する情報であり、また、アングル・セル変
更が非シームレスに変更されるとき、すなわちシームレ
ス・アングル変更フラグが「非シームレス」に設定され
ている場合のみ、有効である。図36に示したハイライ
ト情報(HLI)はサブピクチャ表示領域内の一矩形領
域をハイライトする情報であり、この情報に基づいて特
定矩形領域内のビデオとサブピクチャの色の混合比(コ
ントラスト)を変更することができる。また、各サブピ
クチャ・ストリームのサブピクチャ・ユニット(SP
U)の再生期間は、ハイライト情報(HLI)の有効期
間と同一である。
【0086】図36に示した記録情報(RECI)は図
38に詳しく示すように、 ・10バイトの「ビデオストリーム内のビデオデータの
ISRC」(ISRCV)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#0内オーディオデータのISRC」(ISRC
A0)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#1内オーディオデータのISRC」(ISRC
A1)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#2内オーディオデータのISRC」(ISRC
A2)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#3内オーディオデータのISRC」(ISRC
A3)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#4内オーディオデータのISRC」(ISRC
A4)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#5内オーディオデータのISRC」(ISRC
A5)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#6内オーディオデータのISRC」(ISRC
A6)と、 ・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリ
ーム#7内オーディオデータのISRC」(ISRC
A7)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
0、#8、#16又は#24内SPデータのISRC」
(ISRC SP0)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
1、#9、#17又は#25内SPデータのISRC」
(ISRC SP1)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
2、#10、#18又は#26内SPデータのISR
C」(ISRC SP2)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
3、#11、#19又は#27内SPデータのISR
C」(ISRC SP3)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
4、#12、#20又は#28内SPデータのISR
C」(ISRC SP4)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
5、#13、#21又は#29内SPデータのISR
C」(ISRC SP5)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
6、#14、#22又は#30内SPデータのISR
C」(ISRC SP6)と、 ・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#
7、#15、#23又は#31内SPデータのISR
C」(ISRC SP7)と、 ・1バイトの「ISRC用に選択されたSPストリーム
のグループ」(ISRCSP SEL)と、 ・18バイトの保留エリアにより構成されている。
【0087】図35に示したデータサーチ情報(DS
I)はデータをサーチして、VOBUのシームレス再生
を実行するためのナビゲーションデータであり、図39
に詳しく示すように ・32バイトのDSI一般情報(DSI GI)と、 ・148バイトのシームレス再生情報(SML PB
I)と、 ・54バイトのシームレス用アングル情報(SML A
GLI)と、 ・168バイトのVOBUサーチ情報(VOBU SR
I)と、 ・144バイトの同期情報(SYNCI)と、 ・471バイトの保留エリアにより構成されている。
【0088】DSI一般情報(DSI GI)は図40
に詳しく示すように ・4バイトの「NV PCKのSCRベース」(NV
PCK SCR)と、 ・4バイトの「NV PCKのLBN」(NV PCK
LBN)と、 ・4バイトの「VOBUの終了アドレス」(VOBU
EA)と、 ・4バイトの「VOBUの第1リファレンス・ピクチャ
の終了アドレス」(VOBU 1STREF EA)
と、 ・4バイトの「VOBUの第2リファレンス・ピクチャ
の終了アドレス」(VOBU 2NDREF EA)
と、 ・4バイトの「VOBUの第3リファレンス・ピクチャ
の終了アドレス」(VOBU 3RDREF EA)
と、 ・2バイトの「VOBUのVOB ID番号」(VOB
U VOB IDN)と、 ・1バイトの保留エリアと、 ・1バイトの「VOBUのセルID番号」(VOBU
C IDN)と、 ・4バイトの「セル経過時間」(C ELTM)により
構成されている。
【0089】図39に示したシームレス再生情報(SM
L PBI)は、図41に詳しく示すように ・2バイトの「シームレスVOBUのカテゴリ」(VO
BU SML CAT)と、 ・4バイトの「インタリーブド・ユニットの終了アドレ
ス」(ILVU EA)と、 ・4バイトの「次のインタリーブド・ユニットの開始ア
ドレス」(NXT ILVU SA)と、 ・2バイトの「次のインタリーブド・ユニットのサイ
ズ」(NXT ILVUSZ)と、 ・4バイトの「VOB内のビデオの開始PTM」(VO
B V S PTM)と、 ・4バイトの「VOB内のビデオの終了PTM」(VO
B V E PTM)と、 ・8バイト×8の「VOB内のオーディオの終了PT
M」(VOB A STPPTM)と、 ・8バイト×8の「VOB内のオーディオのギャップ
長」(VOB A GAPLEN)により構成されてい
る。
【0090】図39に示したシームレス用アングル情報
は、図42に示すようにアングル変更時の行き先アドレ
スに関する情報であり、アングル変更がシームレスで実
行される場合、すなわちシームレス・アングル変更フラ
グが「シームレス」に設定されている場合にのみ、有効
である。
【0091】図39に示したVOBUサーチ情報(VO
BU SRI)には、図43に示すようにこのセルで、
本DSIが含まれるVOBUの再生開始時刻の前後0.
5×n秒に再生されるVOBUの先頭アドレスが記述さ
れ、また、1つのセル内でのみ有効である。この情報は
図44に詳しく示すように、 ・4バイトの「ビデオデータを持つ次のVOBU先頭ア
ドレス」(FWDI Video)と、 ・4バイトの「+240VOBU先頭アドレスとビデオ
存在フラグ」(FWDI240)と、 ・4バイトの「+120VOBU先頭アドレスとビデオ
存在フラグ」(FWDI120)と、 ・4バイトの「+60VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI60)と、 ・4バイトの「+20VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI20)と、 ・4バイトの「+15VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI15)と、 ・4バイトの「+14VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI14)と、 ・4バイトの「+13VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI13)と、 ・4バイトの「+12VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI12)と、 ・4バイトの「+11VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI11)と、 ・4バイトの「+10VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(FWDI10)と、 ・4バイトの「+9VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 9)と、 ・4バイトの「+8VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 8)と、 ・4バイトの「+7VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 7)と、 ・4バイトの「+6VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 6)と、 ・4バイトの「+5VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 5)と、 ・4バイトの「+4VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 4)と、 ・4バイトの「+3VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 3)と、 ・4バイトの「+2VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 2)と、 ・4バイトの「+1VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI 1)と、 ・4バイトの「次のVOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(FWDI Next)と、 ・4バイトの「前のVOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI Prev)と、 ・4バイトの「−1VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 1)と、 ・4バイトの「−2VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 2)と、 ・4バイトの「−3VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 3)と、 ・4バイトの「−4VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 4)と、 ・4バイトの「−5VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 5)と、 ・4バイトの「−6VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 6)と、 ・4バイトの「−7VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 7)と、 ・4バイトの「−8VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 8)と、 ・4バイトの「−9VOBU先頭アドレスとビデオ存在
フラグ」(BWDI 9)と、 ・4バイトの「−10VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI10)と、 ・4バイトの「−11VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI11)と、 ・4バイトの「−12VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI12)と、 ・4バイトの「−13VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI13)と、 ・4バイトの「−14VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI14)と、 ・4バイトの「−15VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI15)と、 ・4バイトの「−20VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI20)と、 ・4バイトの「−60VOBU先頭アドレスとビデオ存
在フラグ」(BWDI60)と、 ・4バイトの「−120VOBU先頭アドレスとビデオ
存在フラグ」(BWDI120)と、 ・4バイトの「−240VOBU先頭アドレスとビデオ
存在フラグ」(BWDI240)と、 ・4バイトの「ビデオデータを持つ前のVOBU先頭ア
ドレス」(BWDI Video)により構成されてい
る。
【0092】図39に示した同期情報(SYNCI)
は、本DSIが含まれるVOBUのビデオデータと同期
して再生されるオーディオデータとサブピクチャデータ
のアドレス情報であり、図45に詳しく示すように ・2バイト×8の「対象オーディオパック(A PC
K)のアドレス」(A SYNCA 0 to 7)と、 ・4バイト×32の「対象サブピクチャパック(SP
PCK)用VOBU先頭アドレス」(SP SYNCA
0 to 31)により構成されている。
【0093】次に第1、第2の実施形態のディスクの識
別子について説明する。DVDの記録エリアは、図46
に示すように概略的にリードインエリアとデータエリア
により構成されている。また、DVDのリードインエリ
アは ・リードインスタートからセクタ番号「02F000
h」の前までのオール00hのブロックと、 ・セクタ番号「02F000h」からセクタ番号「02
F020h」の前までの2ブロック分のリファレンスコ
ードブロックと、 ・セクタ番号「02F020h」からセクタ番号「02
F200h」の前までの30ブロック分のオール00h
のブロックと、 ・セクタ番号「02F200h」からセクタ番号「02
FE00h」の前までの192ブロック分のコントロー
ルデータブロックと、 ・セクタ番号「02FE00h」からセクタ番号「03
0000h」の前までの32ブロック分のオール00h
のブロックにより構成されている。
【0094】また、データエリアの先頭(セクタ番号
「030000h」)からはISO9660とマイクロ
UDF(ユニバーサル・ディスク・フォーマット)のデ
ータが記録され、次にオーディオタイトルセット(T
S)、ビデオTS、コンピュータTSなどが記録され
る。
【0095】上記のリードインエリアにおけるコントロ
ールデータブロックは図47に示すように、フィジカル
・フォーマット・インフォメーションのセクタと、ディ
スク製造インフォメーションのセクタと、著作権インフ
ォメーションのセクタにより構成されている。また、フ
ィジカル・フォーマット・インフォメーションのセクタ
は図48に示すように、ブックタイプ及びパートバージ
ョンのエリアと、ディスクサイズ及びミニマムリードア
ウトレートのエリアと、ディスク構造のエリアと、記録
密度のエリアと、データエリアアロケーションのエリア
などにより構成されている。
【0096】そして、ブックタイプ及びパートバージョ
ンのエリアはディスク識別子として割り当てられ、その
上位ビットにより、 ・「DVD−ROMディスク」か、 ・「DVD−RAMディスク」か又は ・「DVD−ライトワンス(Write Once)ディスク」か
が示され、さらに「DVD−ROMディスク」の場合に
は、下位ビットにより ・「コンピュータプログラム・ディスク」か、 ・「純粋ビデオ・ディスク」か、 ・「ビデオ+オーディオ・ナビゲーション・ディスク:
Vanディスク」か又は ・「オーディオ・ディスク」かを示す識別子が記述され
る。
【0097】したがって、このブックタイプ及びパート
バージョンにより、第1の実施形態に係るディスクには
「DVD−ROM−オーディオディスク」を示すディス
ク識別子が記述され、また、第2の実施形態に係るディ
スクには「DVD−ROM−Vanディスク」を示すデ
ィスク識別子が記述される。また、「DVD−ROM−
純粋ビデオ・ディスク」には曲や楽章の頭出し情報など
のTOC情報が設けられていないが、第1の実施形態の
「DVD−ROM−オーディオディスク」と第2の実施
形態の「DVD−ROM−Vanディスク」のリードイ
ンエリアにはこのTOC情報が設けられる。このTOC
情報はSAPPともいわれる。
【0098】次に、上記のようにフォーマット化された
デジタルオーディオ信号を通信回線(ネットワーク)を
介して伝送する実施例を説明する。図50は図19に示
す構成に対して、記録部19と通信I/F(インタフェ
ース)20が追加されたエンコード装置を示している。
図50において、DVDフォーマット化部6によりフォ
ーマット化されてコンテンツ暗号部7により暗号化され
たデータは、変調回路8により記録媒体に応じた変調方
式で変調されてこの変調データに基づいて記録媒体が製
造されたり、記録部19にいったん記録されたり、通信
I/F20及び通信回線を介して伝送される。また、通
信回線及び通信I/F20を介して受信したデータが記
録部19にいったん記録されるなどして変調回路8に供
給される。
【0099】上記のようにフォーマット化されたデジタ
ルオーディオ信号を通信回線(ネットワーク)を介して
送信する場合には、図51に示すように通信I/F20
内の不図示の送信バッファに蓄えられた送信データを所
定長に分割してパケット化し(ステップS71)、次い
でパケットの先頭に宛先アドレスを含むヘッダを付与し
(ステップS72)、次いでこれをネットワーク上に出
力する(ステップS73)。
【0100】上記のようにフォーマット化されたデジタ
ルオーディオ信号を通信回線(ネットワーク)を介して
受信する場合には、図52に示すようにネットワークか
ら受信したパケットからヘッダを除去し(ステップS8
1)、次いで受信データを復元し(ステップS82)、
次いでこれを記録部19内のメモリに転送する(ステッ
プS83)。この受信データは図23に示すデコード装
置によりデコードすることができる。
【0101】ここで、オーディオ信号の量子化方法は、
PCM方式の代わりに1ビットストリームデータでもよ
い。なお、1ビットストリームデータは1ビットのΔΣ
変調信号で表す信号であり、DSDデータとも言われて
いる。図53(A)、(B)はPCM方式の量子化及び
逆量子化方法例を示し、図53(C)は16ビットのΔ
Σ変調による量子化及び逆量子化方法例を示し、図53
(D)は1ビットのΔΣ変調変調による量子化及び逆量
子化方法例を示している。
【0102】なお、1ビットストリームデータはPCM
方式より高能率圧縮が可能である。例えば図29にはP
CM方式の量子化例として 2チャネル:88.2kHz/24ビット(4.234
Mbps) 6チャネル:44.1kHz/16ビット(4.234
Mbps) が記載されている。そこで、この代わりに1ビットスト
リーム方式で量子化すると、 2チャネル:88.2×24kHz/1ビット(4.2
34Mbps) 6チャネル:44.1×16kHz/1ビット(4.2
34Mbps) になるが、例えば1/2に圧縮すれば、 6チャネル:88.2×16kHz×1/2/1ビット
(4.234Mbps) で量子化することができる。したがって、この場合に
は、データ量が多いマルチチャネル信号のサンプリング
周波数を2チャネル信号と同じとすることができるの
で、2チャネルと6チャネルの周波数帯域を同じにして
記録することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
、2チャネルの比較的低いサンプリング周波数の狭帯
域オーディオソースと比較的高いサンプリング周波数の
広帯域オーディオソースとを同時に伝送する場合に、高
品位な方のオーディオソースもコピー管理が可能となる
と共に、マルチチャネルのフロントとリアとでサンプリ
ング周波数と量子化ビット数を考慮することにより、記
録時間の調整が可能となる等の効果を奏するものです。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−ビデオのフォーマットと、本発明に係
るDVD−オーディオのフォーマットの一実施形態を示
す説明図である。
【図2】図1のオーディオマネージャ(AMG)のフォ
ーマットを詳しく示す説明図である。
【図3】図1のオーディオタイトルセット(ATS)の
フォーマットを詳しく示す説明図である。
【図4】図2のオーディオマネージャインフォメーショ
ン(AMGI)のフォーマットを詳しく示す説明図であ
る。
【図5】図4のオーディオタイトルセット・アトリビュ
ートテーブル(ATS−ATRT)のフォーマットを詳
しく示す説明図である。
【図6】図5のオーディオタイトルセット・アトリビュ
ートデータ(ATS−ATR)のフォーマットを詳しく
示す説明図である。
【図7】図3のオーディオタイトルセットインフォメー
ション(ATSI)のフォーマットを詳しく示す説明図
である。
【図8】図7のオーディオタイトルセットインフォメー
ション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)
のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図9】図8のオーディオタイトルセットメニュー・オ
ーディオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM
−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。
【図10】図8のオーディオタイトルセット・オーディ
オストリーム・アトリビュートテーブル(ATS−AS
T−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図であ
る。
【図11】図10の各オーディオストリームのアトリビ
ュートデータ(ATS−AST−ATR)を詳しく示す
説明図である。
【図12】図1のオーディオコンテンツブロックユニッ
ト(ACBU)を示す説明図である。
【図13】図12のオーディオパックとビデオパックの
フォーマットを詳しく示す説明図である。
【図14】図12のオーディオコントロール(A−CO
NT)パックのフォーマットを詳しく示す説明図であ
る。
【図15】図14のオーディオキャラクタディスプレイ
(ACD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図で
ある。
【図16】図15のネームスペース情報により表示され
る例を示す説明図である。
【図17】図14のオーディオサーチデータ(ASD)
エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図18】図1のオーディオコンテンツブロックユニッ
トの変形例を示す説明図である。
【図19】本発明に適用されるオーディオデータのエン
コード装置を示すブロック図である。
【図20】本発明に係るオーディオディスクに記録され
る2チャネルとマルチチャネルのサンプリング周波数と
量子化ビット数を示す説明図である。
【図21】本発明に係るオーディオディスクに記録され
るコピー管理データを示す説明図である。
【図22】図21のCGMCAPSコードを詳しく示す
説明図である。
【図23】オーディオデータのデコード装置を示すブロ
ック図である。
【図24】図23の再生装置の再生処理を示すフローチ
ャートである。
【図25】本発明に係るコピー処理を示すフローチャー
トである。
【図26】第1の実施形態の変形例における2チャネル
とマルチチャネルのサンプリング周波数と量子化ビット
数を示す説明図である。
【図27】第1の実施形態の変形例におけるリードイン
エリアを示す説明図である。
【図28】図27の著作権情報エリアを詳しく示す説明
図である。
【図29】第1の実施形態の他の変形例における2チャ
ネルとマルチチャネルのサンプリング周波数と量子化ビ
ット数を示す説明図である。
【図30】第1の実施形態の更に他の変形例における2
チャネルとマルチチャネルのサンプリング周波数と量子
化ビット数を示す説明図である。
【図31】第2の実施形態としてDVD−Vanディス
クの基本フォーマットを示す説明図である。
【図32】図31の実施形態のACBU及びVCBUを
示す説明図である。
【図33】第2の実施形態のACD(オーディオキャラ
クタディスプレイ)情報の他の例を示す説明図である。
【図34】第2の実施形態のASD(オーディオサーチ
データ)を示す説明図である。
【図35】図31のCONTパックを詳しく示す説明図
である。
【図36】図34のPCIデータを詳しく示す説明図で
ある。
【図37】図36のPCI一般情報を詳しく示す説明図
である。
【図38】図36の記録情報を詳しく示す説明図であ
る。
【図39】図35のDSIを詳しく示す説明図である。
【図40】図39のDSI一般情報を詳しく示す説明図
である。
【図41】図39のシームレス再生情報を詳しく示す説
明図である。
【図42】図39のシームレス用アングル情報によるシ
ームレス・アングル変更の概念を示す説明図である。
【図43】図39のVOBUサーチ情報の一例を示す説
明図である。
【図44】図39のVOBUサーチ情報を詳しく示す説
明図である。
【図45】図39の同期情報を詳しく示す説明図であ
る。
【図46】第1、第2の実施形態のリードインエリアの
構成を示す説明図である。
【図47】図46のコントロールデータブロックを詳し
く示す説明図である。
【図48】図47のフィジカル・フォーマット・インフ
ォメーションを詳しく示す説明図である。
【図49】本発明に係るオーディオディスクにおけるオ
ーディオパックのフォーマットを示す説明図である。
【図50】オーディオ信号を通信回線を介して伝送する
実施例におけるエンコード装置を示すブロック図であ
る。
【図51】オーディオ信号を通信回線を介して送信する
処理を示すフローチャートである。
【図52】オーディオ信号を通信回線を介して受信する
処理を示すフローチャートである。
【図53】PCM方式と1ビットストリーム方式の量子
化方法及び逆量子化方法を説明するためのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、4 A/D変換器 2、14 信号処理回路 3、15 メモリ 5 Vエンコーダ 6 DVDフォーマット化部(フォーマット化手段) 7 コンテンツ暗号部 8 変調回路 11 復調回路 12 スクランブル復号部 13 DVDデ・フォーマット化部 16 D/A変換器 17 Vデコーダ 18 制御部(コピー管理手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−64199(JP,A) 特開 平7−320411(JP,A) 特開 平5−250811(JP,A) 特開 平8−63901(JP,A) 特開 平10−21673(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16 351 G11B 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補助信号の記録領域と主信号の記録領域と
    が連続して配置されて前記主信号の記録領域に、 アナログ音声信号がマルチチャネルの前方のチャネルと
    後方用のチャネル毎に異なるサンプリング周波数でサン
    プリングされ、かつ前方のチャネルと後方用のチャネル
    毎に異なる量子化ビット数で量子化されたデジタル音声
    信号として記録され、更に、前記マルチチャネルと同一
    又は異なるサンプリング周波数及び量子化ビット数で量
    子化され、ステレオ用の2チャネルのデジタル音声信号
    として記録されるオーディオエリアと、 前記オーディオエリアに記録されているデジタル音声信
    号の前方のチャネルと後方用のチャネル毎のサンプリン
    グ周波数および量子化ビット数が記録される量子化制御
    情報エリアと、 前記オーディオエリアに記録されているマルチチャネル
    とステレオ用の2チャネルのデジタル音声信号のコピー
    を管理するコピー管理データが記録されるコピー管理デ
    ータエリアと、 前記デジタル音声信号のメニューの管理情報が記録され
    るオーディオ・マネージャ・メニューのエリア(AMG
    M)とを、 所定のフォーマットにより記録し たオーディオディス
    ク。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオーディオディスクに記録
    されたオーディオ信号をデコードして、 前記コピー管理データに基づいて前記オーディオエリア
    に記録されているマルチチャネルとステレオ用の2チャ
    ネルのデジタル音声信号のコピーを管理する手段を、有
    する オーディオデータのデコード装置。
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