JP3442540B2 - Article having a hydraulic transfer membrane - Google Patents
Article having a hydraulic transfer membraneInfo
- Publication number
- JP3442540B2 JP3442540B2 JP18497295A JP18497295A JP3442540B2 JP 3442540 B2 JP3442540 B2 JP 3442540B2 JP 18497295 A JP18497295 A JP 18497295A JP 18497295 A JP18497295 A JP 18497295A JP 3442540 B2 JP3442540 B2 JP 3442540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- methacrylate
- acrylate
- minutes
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、水圧転写法によりプ
ラスチック成型品などの表面に形成された図柄などの形
成された印刷面を被覆することにより優れた耐傷つき性
と高級感を付与する硬化性樹脂組成物及びその利用によ
り表面処理された塗装品に関する。
【従来の技術】
【0002】従来の技術としては、例えば自動車内装部
品、家電製品、事務用品、屋内装飾品等の表面仕上げ処
理方法の一つに水圧転写法による印刷仕上げがある。こ
の水圧転写印刷法は、あらかじめ図柄などが表面に印刷
された特殊なフィルムを水面に浮かべ、フィルムが水に
溶けて水面に図柄などを表すインキが浮いた状態で、A
BS素材などからなるプラスチック成型品のような被印
刷物品を水面に押しつけ、そのときに被印刷物品に加わ
る水圧を利用して、図柄などのインキをプラスチック成
型品の表面へ転写する印刷方法である。
【0003】このような水圧転写法による印刷面は、一
般に耐水性、耐薬品性、耐候性、外部からの機械的衝撃
に対する耐久性、および高級感に乏しいため、従来では
水圧転写処理後の印刷面に、通常、数平均分子量が1
0,000を超えるクリヤ塗料を用いてクリヤ塗装、カ
ラークリヤ塗装、艶消しクリヤ塗装などの保護塗装処理
が行われている。また、高級感の付与と共に高度な耐久
性を重視する自動車内装部品などの場合では、水圧転写
による印刷後の塗装として、特に耐傷つき性および耐紫
外線性の優れた保護塗装が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水圧転
写による印刷面に対する良好な付着性と良好な耐傷つき
性などの耐久性を両立する保護塗装が困難であったた
め、あらかじめプライマー処理を施してから耐傷つき性
などの耐久性の良い保護塗装処理を施す必要があった。
このため、塗装コスト、生産性などに問題があった。
【0005】さらにまた、水圧転写法により物品表面に
印刷を行う場合には、水圧転写により印刷フィルム上か
ら物品の表面に転写された図柄などの色の濃淡に応じて
膜厚の厚い箇所と薄い箇所ができるので(最大で10μ
m程度)、従来の塗料を通常の塗装方法でこのような印
刷面に塗布した場合には、満足できる鮮映性が得られる
ほど塗布面が平滑にならず、したがって、高精度の平滑
面を得るためには前述のようにあらかじめプライマー処
理を施した上に、さらに1度に塗る塗膜を薄くして2
度、3度と塗装を繰り返す必要があり、経済性の面で問
題があった。
【0006】この発明は、水圧転写による印刷面に、予
めプライマー処理を施すことなく付着性が良好で、かつ
満足し得る鮮映性、高級感、耐久性と経済性の両立した
水圧転写による印刷膜を有する物品を提供するものであ
る。
【0007】
【問題を解決するための手段】前述のような課題を解決
するために、請求項1の発明では、水圧転写により表面
に形成された印刷膜を被覆してなる物品において、水酸
基を含有するビニルモノマー1モルに対して1〜100
モルのラクトン化合物を反応させて得られるポリラクト
ン化合物10〜100重量部と単量体成分0〜90重量
部とを共重合させてなるポリオール樹脂であって、50
〜150mgKOH/gの水酸基価を有し、かつ数平均
分子量が2,000以上で10,000以下の範囲のポ
リオール樹脂と、該ポリオール樹脂の水酸基1当量に対
してイソシアネート基が0.5〜3.0当量配合されて
いると反応可能なイソシアネート化合物と、からなる硬
化性樹脂組成物で前記印刷膜を被覆したことを特徴とす
る水圧転写による印刷膜を有する物品を提供するもので
ある。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明すると、この
硬化性組成物は通常の水圧転写による印刷面に塗装処理
される直前に、ポリオール樹脂成分を主成分とする主剤
と、イソシアネート化合物を主成分とする硬化剤と、有
機溶剤を主成分とするシンナーを混合することによって
得られる。
【0009】本発明に用いられるポリオール樹脂に用い
られるポリラクトン化合物の反応開始物質としては、例
えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒド
ロキシブチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等のアク
リル酸またはメタクリル酸の炭素数2〜8のヒドロキシ
アルキルエステル等があげられる。これらのなかで好ま
しくは、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエ
チルメタクリレートである。
【0010】ポリラクトン化合物は、前記反応開始物質
1モルに対して1〜100モル、好ましくは5〜20モ
ルのβ−プロピオラクトン、ピバロラクトン、γ−ブチ
ロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクト
ン、ε−カプロラクトン等のラクトン化合物、好ましく
はε−カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクト
ンを触媒下で100℃〜180℃、好ましくは130℃
〜150℃の温度で1〜15時間反応させて得られる。
【0011】前記反応開始物質1モルに対してラクトン
化合物1モル以下を反応させたポリラクトン化合物を用
いて本硬化性樹脂組成物を構成した場合、耐傷つき性等
の耐久性の向上が図れないため好ましくない。また、前
記反応開始物質1モルに対してラクトン化合物100モ
ル以上を反応させたポリラクトン化合物を用いて本硬化
性樹脂組成物を構成した場合、ポリオール樹脂の粘度上
昇、低温貯蔵時の安定性の低下などが現れ、このことは
水圧転写による印刷面をもつ物品に塗布した場合に、そ
の印刷面のインキの濃淡に伴い塗布面に凹凸が生じるた
め高精度の平滑面が得られず、満足し得る鮮映度が得ら
れないので好ましくない。
【0012】次に、ポリラクトン化合物の合成で用いら
れる触媒としては、例えばカルボン酸、スルホン酸、有
機リン酸等の有機酸、ジブチル錫ジラウレート、オクチ
ル酸錫、ジブチル錫オキシド、塩化第一錫、臭化第一
錫、ヨウ化第一錫、テトラブチルチタネート、テトラプ
ロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の有機金
属化合物などがあげられる。
【0013】前記方法により得られたポリラクトン化合
物のポリオール中での配合割合は、10〜100重量部
が好ましい。より好ましくは、25〜50重量部であ
る。ポリオール中でのポリラクトン化合物の配合割合が
10重量部以下の場合では、耐傷つき性等の耐久性の向
上が図れないので好ましくない。
【0014】前記ポリラクトン化合物と共重合可能な単
量体成分としては、アクリル酸またはメタクリル酸のエ
ステル、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オク
チル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキ
シル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等
のアクリル酸またはメタクリル酸の炭素数1〜18のア
ルキルエステル、アクリル酸メトキシブチル、メタクリ
ル酸メトキシブチル、アクリル酸メトキシエチル、メタ
クリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチル、
メタクリル酸エトキシブチル等のアクリル酸またはメタ
クリル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキルエステ
ル、アリルアクリレート、アリルメタクリレート等のア
クリル酸またはメタクリル酸の炭素数2〜8のアルケニ
ルエステル、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレー
ト、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート
等のアクリル酸またはメタクリル酸の炭素数2〜8のヒ
ドロキシアルキルエステル、アリルオキシエチルアクリ
レート、アリルオキシエチルメタクリレート等のアクリ
ル酸またはメタクリル酸の炭素数3〜18のアルケニル
オキシアルキルエステルなどがある。
【0015】また、ビニル芳香族化合物、例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロ
ルスチレン、ポリオレフィン系化合物、例えば、ブタジ
エン、イソプレン、クロロプレンなどもあり、他にアク
リロニトリル、メタクリロニトリル、メチルイソプロペ
ニルケトン、酢酸ビニル、ビニルプロピオネート、ビニ
ルピバレート、アクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミドブチルエーテル、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリ
レート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロ
トン酸、アリルアルコール、マレイン酸などがある。
【0016】本発明に用いられるポリオール樹脂は、通
常のアクリル樹脂やビニル樹脂等の合成反応と同様な方
法、条件で得ることができる。このような合成反応の一
例として、各単量体成分を有機溶剤に溶解し、ラジカル
重合開始剤の存在下に窒素雰囲気下で60〜180℃程
度の温度で撹拌しながら加熱する方法がある。その反応
時間は、通常1〜10時間程度であり、また、有機溶剤
としてエーテル系溶媒、エステル系溶媒、炭化水素系溶
媒を使用できる。
【0017】ラジカル重合開始剤としては、通常用いら
れているものを使用することができ、その一例として
は、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート等の過酸化物、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル等のアゾ化
合物などがある。
【0018】本発明に用いられるポリオール樹脂は、数
平均分子量2,000〜10,000が好ましく、より
好ましくは数平均分子量3,000〜6,000であ
る。数平均分子量が2,000未満の場合、硬化後の硬
化性組成物の耐溶剤性、耐薬品性等の耐久性が低下し、
水圧転写による印刷面をもつ物品における印刷面の耐久
性を満足できるほど高くできないので、好ましくない。
また、数平均分子量が10,000を超える場合、ポリ
オール樹脂の粘度増大、塗装処理後の表面の平坦性の低
下などが起こり、水圧転写による印刷面をもつ物品に塗
布した場合に、その印刷面のインキの濃淡に伴い塗布面
に凹凸が生じるため高精度の平滑面が得られず、満足し
得る鮮映度が得られないので好ましくない。
【0019】本発明に用いられるポリオール樹脂の水酸
基価は、50〜150mgKOH/gが好ましく、より
好ましくは80〜120mgKOH/gの範囲である。
水酸基価が50mgKOH/g未満の場合、硬化性組成
物の耐溶剤性、耐薬品性、耐傷つき性等の耐久性が悪く
なるので好ましくない。水酸基価が150mgKOH/
gを超える場合、リコート性の低下、可使時間が極めて
短くなるなどの問題が起こり好ましくない。
【0020】本発明に用いられるイソシアネート系化合
物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4’−メチレンビス(シクロペキシルイソシアネー
ト)、キシリレンジイソシアネート等のビューレットタ
イプ付加物、イソシアヌル環タイプ、多価アルコール付
加物等があげられる。
【0021】これらのなかで好ましくは、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
4,4’−メチレンビス(シクロペキシルイソシアネー
ト)等の無黄変タイプのジイソシアネート化合物のビュ
ーレットタイプ付加物、イソシアヌル環タイプ、多価ア
ルコール付加物である。
【0022】本発明の硬化性樹脂組成物には、必要に応
じて、例えばポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、繊維素系樹脂などと混合するこ
とができるが、それらの量は本発明の効果を維持するた
めに30重量%を越えないことが好ましい。
【0023】さらに、本発明の硬化性樹脂組成物には、
必要に応じて、公知の塗面調整剤、流動性調整剤、紫外
線吸収剤、光安定剤、硬化触媒、体質顔料、着色顔料、
金属顔料、マイカ粉顔料、染料等を添加することができ
る。
【0024】本発明の硬化性樹脂組成物は、通常、有機
溶剤で希釈して用いられる。好ましい有機溶剤として
は、例えば、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶
剤、ジオキサン、エチレングリコールジエチルエーテル
等のエーテル系溶剤などをあげることができる。これら
の溶剤は単独または混合して用いることができる。
【0025】本発明の硬化性樹脂組成物は、例えばスプ
レー塗装、ロール塗装、ハケ塗り等の一般的な塗装方法
によって塗装することができる。
【0026】本発明の硬化性樹脂組成物は、100℃以
下の低温でも容易に架橋硬化させることができ、例え
ば、50〜100℃程度の温度に加熱する場合には、1
0分〜3時間程度で硬化させることができる。
【0027】次に実施例1〜実施例8および比較例1〜
比較例3を用いてこの発明を具体的に説明するが、これ
らによって本発明を限定するものではない。
【0028】
【実施例1】(ポリラクトン化合物Aの合成)
空気導入管、温度計、冷却管、撹拌装置を備えた四つ口
フラスコにメタクリル酸2−ヒドロキシエチル130
部、ε−カプロラクトン230部、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル1部、塩化第一錫0.03部を入れ、空
気を通じながら120℃の温度で8時間反応させ、ポリ
ラクトン化合物Aを得た。
【0029】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たメタクリル酸メチル93.6部、スチレン96部、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル68.6部、メタクリル
酸ノルマルブチル121部、ポリラクトン化合物A96
部、メタクリル酸4.8部、ターシャリーブチルパーオ
キシ2−エチルヘキサノエート38.4部からなる混合
物を滴下ロートを用いて2時間にわたってフラスコ内に
添加した。添加終了後、20分毎に100分間にわたっ
てターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエ
ート2部を合計5回添加した。さらに、100分間にわ
たってフラスコ内の温度を120℃に保って反応を終了
した。得られたポリオール樹脂の水酸基価は100mg
KOH/gであった。
【0030】(硬化性樹脂組成物の調整)
ポリオール樹脂75部、メチルエチルケトン10部、ト
ルエン15部、ジブチル錫ジラウレート0.01部を混
合してクリヤ樹脂組成物を得た。
【0031】別にTPA−100(旭化成(株)製ヘキ
サメチレンジイソシアネートのイソシアヌル環タイプイ
ソシアネート化合物)30部、24A−100(旭化成
(株)製ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレッ
ト付加タイプイソシアネート化合物)30部、トルエン
20部、酢酸エチル20部を混合して硬化剤を得た。
【0032】別に酢酸エチル20部、メチルイソブチル
30部、トルエン30部、ソルベッソ150(炭化水素
系混合溶剤)20部を混合してシンナーを得た。
【0033】前記クリヤ樹脂に含まれる水酸基1当量に
対して1.2当量の割合で前記硬化剤を配合し、さらに
25℃における粘度がフォードカップ#4で11.5秒
になるまで前記シンナーで希釈して硬化性樹脂組成物を
得た。
【0034】(塗装及び乾燥)
ABS成型素材に水圧転写法により木目調印刷の施され
た物品に対して、前記シンナーで希釈された硬化性樹脂
組成物をエアースプレー塗装により乾燥膜厚がほぼ25
μmになるよう均一に塗装を行った。エアースプレー終
了後、5分間静置し、80℃のボックス型乾燥炉で30
分間の乾燥を行った。さらに、一週間常温放置すること
により乾燥過程を終了した。
【0035】
【実施例2】(ポリラクトン化合物Bの合成)
空気導入管、温度計、冷却管、撹拌装置を備えた四つ口
フラスコにメタクリル酸2−ヒドロキシエチル130
部、ε−カプロラクトン570部、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル1部、塩化第一錫0.06部を入れ、空
気を通じながら120℃の温度で8時間反応させポリラ
クトン化合物Bを得た。
【0036】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み、120℃の温度に加熱した。別に調整
したメタクリル酸メチル134.4部、スチレン96
部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル80.6部、メタ
クリル酸ノルマルブチル68.2部、ポリラクトン化合
物B96部、メタクリル酸4.8部、ターシャリーブチ
ルパーオキシ2−エチルヘキサノエート38.4部から
なる混合物を滴下ロートを用いて2時間にわたってフラ
スコ内に添加した。添加終了後、20分毎に100分間
にわたってターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘ
キサノエート2部を合計5回添加した。さらに、100
分にわたってフラスコ内の温度を120℃に保って反応
を終了した。得られたポリオール樹脂の水酸基価は10
0mgKOH/gであった。
【0037】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0038】(塗装および乾燥)
実施例1と同様。
【0039】
【実施例3】(ポリラクトン化合物Cの合成)
空気導入管、温度計、冷却管、撹拌装置を備えた四つ口
フラスコにメタクリル酸2−ヒドロキシエチル58部、
ε−カプロラクトン427部、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル1部、塩化第一錫0.05部を入れ、空気を
通じながら120℃の温度で8時間反応させてポリラク
トン化合物Cを得た。
【0040】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン120部、キシレン1
20部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たスチレン72.0部、メタクリル酸ターシャリーブチ
ル28.6部、メタクリル酸2−エチルヘキシル31.
0部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル34.0部、
ポリラクトン化合物C72.0部、メタクリル酸2.4
部、ターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エート19.2部からなる混合物を滴下ロートを用いて
2時間にわたってフラスコ内に添加した。添加終了後、
20分毎に100分間にわたってターシャリーブチルパ
ーオキシ2−エチルヘキサノエート1部を合計5回添加
した。さらに、100分間にわたってフラスコ内の温度
を120℃に保って反応を終了した。得られたポリオー
ル樹脂の水酸基価は80mgKOH/gであった。
【0041】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0042】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0043】
【実施例4】(ポリラクトン化合物Dの合成)
空気導入管、温度計、冷却管、撹拌装置を備えた四つ口
フラスコにメタクリル酸2−ヒドロキシエチル58部、
ε−カプロラクトン570部、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル1部、塩化第一錫0.06部を入れ、空気を
通じながら120℃の温度で8時間反応させてポリラク
トン化合物Dを得た。
【0044】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たメタクリル酸メチル158.8部、スチレン96.0
部、メタクリル酸ノルマルブチル8.6部、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル62.3部、ポリラクトン化合
物D148.8部、メタクリル酸4.8部、ターシャリ
ーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート38.4
部からなる混合物を滴下ロートを用いて2時間にわたっ
てフラスコ内に添加した。添加終了後、20分毎に10
0分間にわたってターシャリーブチルパーオキシ2−エ
チルヘキサノエート1部を合計5回添加した。さらに、
100分間にわたってフラスコ内の温度を120℃に保
って反応を終了した。得られたポリオール樹脂の水酸基
価は60mgKOH/gであった。
【0045】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0046】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0047】
【実施例5】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン120部、キシレン1
20部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たスチレン72.0部、メタクリル酸ターシャリーブチ
ル27.6部、メタクリル酸2−エチルヘキシル28.
8部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル37.2部、
実施例4で得たポリラクトン化合物D72.0部、メタ
クリル酸2.4部、ターシャリーブチルパーオキシ2−
エチルヘキサノエート19.2部からなる混合物を滴下
ロートを用いて2時間にわたってフラスコ内に添加し
た。添加終了後、20分毎に100分間にわたってター
シャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート1
部を合計5回添加した。さらに、100分間にわたって
フラスコ内の温度を120℃に保って反応を終了した。
得られたポリオール樹脂の水酸基価は80mgKOH/
gであった。
【0048】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0049】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0050】
【実施例6】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン120部、キシレン1
20部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たスチレン72.0部、メタクリル酸ターシャリーブチ
ル30.0部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル4
6.8部、実施例4で得たポリラクトン化合物D88.
8部、メタクリル酸2.4部、ターシャリーブチルパー
オキシ2−エチルヘキサノエート19.2部からなる混
合物を滴下ロートを用いて2時間にわたってフラスコ内
に添加した。添加終了後、20分毎に100分間にわた
ってターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エート1部を合計5回添加した。さらに、100分間に
わたってフラスコ内の温度を120℃に保って反応を終
了した。得られたポリオール樹脂の水酸基価は100m
gKOH/gであった。
【0051】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0052】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0053】
【実施例7】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン120部、キシレン1
20部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たスチレン48.0部、メタクリル酸ターシャリーブチ
ル18.7部、メタクリル酸2−エチルヘキシル19.
4部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル50.8部、
実施例4で得たポリラクトン化合物D88.8部、メタ
クリル酸2.4部、ターシャリーブチルパーオキシ2−
エチルヘキサノエート19.2部からなる混合物を滴下
ロートを用いて2時間にわたってフラスコ内に添加し
た。添加終了後、20分毎に100分間にわたってター
シャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート1
部を合計5回添加した。さらに、100分間にわたって
フラスコ内の温度を120℃に保って反応を終了した。
得られたポリオール樹脂の水酸基価は120mgKOH
/gであった。
【0054】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0055】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0056】
【実施例8】(ポリラクトン化合物Eの合成)
空気導入管、温度計、冷却管、撹拌装置を備えた四つ口
フラスコに、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル29
部、ε−カプロラクトン570部、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル1部、塩化第一錫0.06部を入れ、空
気を通じながら120℃の温度で8時間反応させてポリ
ラクトン化合物Eを得た。
【0057】(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み120℃の温度に加熱した。別に調整し
たスチレン144.0部、メタクリル酸ターシャリーブ
チル56.2部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル1
02.2部、ポリラクトン化合物E172.8部、メタ
クリル酸4.8部、ターシャリーブチルパーオキシ2−
エチルヘキサノエート38.4部からなる混合物を滴下
ロートを用いて2時間にわたってフラスコ内に添加し
た。添加終了後、20分毎に100分間にわたってター
シャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート2
部を合計5回添加した。さらに、100分間にわたって
フラスコ内の温度を120℃に保って反応を終了した。
得られたポリオール樹脂の水酸基価は100mgKOH
/gであった。
【0058】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0059】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0060】比較例1
(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み120℃に加熱した。別に調整したメタ
クリル酸メチル123.3部、スチレン96.0部、メ
タクリル酸ノルマルブチル108.4部、メタクリル酸
2−エチルヘキシル48.0部、アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル99.4部、メタクリル酸4.8部、ターシ
ャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート3
8.4部からなる混合物を滴下ロートを用いて2時間に
わたってフラスコ内に添加した。添加終了後、20分毎
に100分間にわたってターシャリーブチルパーオキシ
2−エチルヘキサノエート2部を合計5回添加した。さ
らに、100分間にわたってフラスコ内の温度を120
℃に保って反応を終了した。得られたポリオール樹脂の
水酸基価は100mgKOH/gであった。
【0061】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0062】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0063】比較例2
(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み120℃に加熱した。別に調整したメタ
クリル酸メチル252.9部、スチレン96.0部、メ
タクリル酸ノルマルブチル3.0部、アクリル酸2−ヒ
ドロキシブチル123.3部、メタクリル酸4.8部、
ターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト38.4部からなる混合物を滴下ロートを用いて2時
間にわたってフラスコ内に添加した。添加終了後、20
分毎に100分間にわたってターシャリーブチルパーオ
キシ2−エチルヘキサノエート2部を合計5回添加し
た。さらに、100分間にわたってフラスコ内の温度を
120℃に保って反応を終了した。得られたポリオール
樹脂の水酸基価は100mgKOH/gであった。
【0064】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0065】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0066】比較例3
(ポリオール樹脂の合成)
窒素導入管、温度計、冷却管、滴下ロート、撹拌装置を
備えた四つ口フラスコにトルエン240部、キシレン2
40部を仕込み120℃に加熱した。別に調整したメタ
クリル酸メチル123.3部、スチレン96.0部、メ
タクリル酸ノルマルブチル108.4部、メタクリル酸
2−エチルヘキシル48.0部、アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル152.0部、メタクリル酸4.8部、ター
シャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート3
8.4部からなる混合物を滴下ロートを用いて2時間に
わたってフラスコ内に添加した。添加終了後、20分毎
に100分間にわたってターシャリーブチルパーオキシ
2−エチルヘキサノエート2部を合計5回添加した。さ
らに、100分間にわたってフラスコ内温度を120℃
に保って反応を終了した。得られたポリオール樹脂の水
酸基価は150mgKOH/gであった。
【0067】(硬化性樹脂組成物の調整)
実施例1と同様。
【0068】(塗装及び乾燥)
実施例1と同様。
【0069】次に、以上の実施例1〜実施例8および比
較例1〜比較例3について行った各種試験の結果につい
て、下記表1に示す。この表からも分かるように、実施
例1〜実施例8の試験結果は優れている。表1中、◎は
優、○は良、△は普通、×は不可の評価を示す。
【表1】
※1:碁盤目カットセロハンテープ剥離試験法。
※2:50°C、95RH%、10日後。碁盤目カット
セロハンテープ剥離試験法。
※3:三菱ユニ使用。
※4:落砂試験法。乾燥砂2kg使用での相対評価。
※5:標準塗装乾燥後リコート。碁盤目カットセロハン
テープ剥離試験。
※6:硬化剤混合後30°C保管での相対評価試験。
※7:フェードメータ500時間での相対評価。
※8:目視判定。
【0070】また、比較例1〜比較例3のポリオール樹
脂についても、数平均分子量が3,000〜10,00
0のものを用いたので、仕上がり外観は各実施例も比較
例も結果は「良」であるが、数平均分子量が10,00
0を超える従来の一般的なクリア塗料を1度塗りで塗布
した場合に比べると、仕上がり外観は勿論のこと、鮮映
性は明らかに優れている。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば水圧
転写による印刷面に、あらかじめプライマー処理を施こ
さなくても強固に付着し、満足し得る鮮映性、高級感、
耐久性と経済性の両立した水圧転写による印刷膜を有す
る物品を提供することができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention
Shapes such as patterns formed on the surface of plastic molded products
Excellent scratch resistance by coating the formed printing surface
Curable resin composition imparting high-grade feeling and its use
Surface-treated coatings. 2. Description of the Related Art Conventional techniques include, for example, an automobile interior part.
Finishing of home appliances, home appliances, office supplies, indoor decorations, etc.
One of the processing methods is printing finish by a hydraulic transfer method. This
The hydraulic transfer printing method prints patterns on the surface in advance
Floated special film on the surface of the water
In the state where the ink representing the design etc. is floating on the water surface,
Indications such as plastic moldings made of BS material
Press the printed article against the surface of the water,
The ink of the design etc. is formed into plastic using the water pressure
This is a printing method for transferring to the surface of a mold. The printing surface by such a hydraulic transfer method is one of the following.
Generally water resistance, chemical resistance, weather resistance, external mechanical shock
Because of poor durability and luxury
Usually, the number average molecular weight is 1
Clear coating using more than 000 clear coatings,
Protective coating treatment, such as Lacquer paint and matt clear paint
Has been done. In addition, high durability with high quality
In the case of automotive interior parts, where
Especially after scratching and purple resistance
There is a demand for a protective coating having excellent external characteristics. [0004] However, the hydraulic press
Good adhesion to printed surface and good scratch resistance
It was difficult to apply a protective coating that balances durability and other properties
, Primer treatment before scratch resistance
It was necessary to apply a durable protective coating process such as the above.
For this reason, there were problems in coating cost, productivity, and the like. [0005] Furthermore, the surface of the article is formed by a hydraulic transfer method.
When printing, make sure that the printing
Depending on the shade of the color of the pattern, etc., transferred to the surface of the article
Because there are thick and thin parts (up to 10μ)
m), the conventional paint is applied to such a mark by the usual painting method.
Satisfactory sharpness can be obtained when applied to the printing surface
Coating surface is not as smooth as
In order to obtain a surface,
And then apply a thinner coating once
It is necessary to repeat painting once and three times,
There was a title. [0006] The present invention provides a method for printing on a printing surface by hydraulic transfer.
Good adhesion without primer treatment, and
Satisfactory clarity, luxury, durability and economy
An article having a printing film formed by hydraulic transfer is provided.
You. Means for Solving the Problems The above-mentioned problems are solved.
In order to achieve this, in the invention of claim 1, the surface is transferred by hydraulic transfer.
In the article coated with the printed film formed on the
1 to 100 with respect to 1 mol of a vinyl monomer having a group
Polylacto obtained by reacting mole lactone compound
10 to 100 parts by weight of a monomer compound and 0 to 90 parts by weight of a monomer component
And a polyol resin obtained by copolymerizing
Having a hydroxyl value of ~ 150 mgKOH / g and a number average
PO with a molecular weight of 2,000 or more and 10,000 or less
One equivalent of the hydroxyl group of the riol resin and the polyol resin
And 0.5 to 3.0 equivalents of isocyanate group
Isocyanate compound that can react with
Characterized in that the printing film is coated with a curable resin composition.
To provide an article having a printed film by hydraulic transfer.
is there. An embodiment of the present invention will be described below.
Curable composition is coated on the printing surface by normal hydraulic transfer
Immediately before being performed, a main agent mainly composed of a polyol resin component
And a curing agent mainly containing an isocyanate compound, and
By mixing a thinner mainly composed of solvent
can get. For use in the polyol resin used in the present invention
Examples of the starting materials for the polylactone compounds
For example, hydroxyethyl acrylate, hydroxyethyl
Methacrylate, hydroxybutyl acrylate, hydrate
Roxybutyl methacrylate, hydroxypropyl
Acrylate, hydroxypropyl methacrylate, etc.
Hydroxy having 2 to 8 carbon atoms of lylic acid or methacrylic acid
Alkyl esters and the like. Preferred among these
Or hydroxyethyl acrylate, hydroxyethyl
It is chill methacrylate. [0010] The polylactone compound is used as a starting material for the reaction.
1 to 100 mol, preferably 5 to 20 mol per mol
Β-propiolactone, pivalolactone, γ-butyrate
Lolactone, γ-valerolactone, δ-valerolactone
Lactone compounds such as lactone and ε-caprolactone, preferably
Is ε-caprolactone, β-methyl-δ-valerolacto
100 ° C to 180 ° C, preferably 130 ° C under a catalyst
It is obtained by reacting at a temperature of 150150 ° C. for 1 to 15 hours. Lactone is used per mole of the above-mentioned reaction starting material.
Using a polylactone compound reacted with 1 mol or less of the compound
When the present curable resin composition is composed,
Is not preferred because the durability of the film cannot be improved. Also before
100 moles of the lactone compound per mole of the reaction starting material
Full curing using a polylactone compound that has reacted
When a water-soluble resin composition is formed, the viscosity of the polyol resin increases.
Rise, and a decrease in stability during low-temperature storage appears.
When applied to an article with a printing surface by hydraulic transfer,
Unevenness occurs on the coated surface due to the density of the ink on the printed surface
High-precision smooth surface cannot be obtained and satisfactory sharpness
Is not preferred. Next, the polylactone compound used in the synthesis
Examples of the catalyst include carboxylic acid, sulfonic acid, and
Organic acids such as phosphoric acid, dibutyltin dilaurate, octyl
Tin luate, dibutyltin oxide, stannous chloride, first bromide
Tin, stannous iodide, tetrabutyl titanate, tetrap
Organic gold such as ropir titanate and tetraethyl titanate
Genus compounds and the like. The polylactone compound obtained by the above method
The compounding ratio in the polyol is 10 to 100 parts by weight.
Is preferred. More preferably, 25 to 50 parts by weight
You. The mixing ratio of the polylactone compound in the polyol is
If the amount is less than 10 parts by weight, the durability, such as scratch resistance, is improved.
It is not preferable because it cannot be improved. A simple copolymerizable with the polylactone compound
Acrylic acid or methacrylic acid
Stels, for example, methyl acrylate, ethyl acrylate
Propyl acrylate, isopropyl acrylate,
Butyl acrylate, hexyl acrylate, octyl acrylate
Chill, lauryl acrylate, methyl methacrylate, meth
Ethyl acrylate, propyl methacrylate, methacrylic acid
Isopropyl, butyl methacrylate, methacrylate
Sil, octyl methacrylate, lauryl methacrylate, etc.
Acrylic acid or methacrylic acid having 1 to 18 carbon atoms
Alkyl ester, methoxybutyl acrylate, methacrylic acid
Methoxybutyl acrylate, methoxyethyl acrylate, meta
Methoxyethyl acrylate, ethoxybutyl acrylate,
Acrylic acid such as ethoxybutyl methacrylate
C2-C18 alkoxyalkyl ester of crylic acid
Alcohol, allyl acrylate, allyl methacrylate, etc.
C2-C8 alkenyl of crylic acid or methacrylic acid
Ester, hydroxyethyl acrylate, hydroxy
Siethyl methacrylate, hydroxybutyl acrylate
G, hydroxybutyl methacrylate, hydroxypro
Pill acrylate, hydroxypropyl methacrylate
Acrylic acid or methacrylic acid such as
Droxyalkyl ester, allyloxyethylacryl
Acrylic acid, allyloxyethyl methacrylate, etc.
Alkenyl having 3 to 18 carbon atoms of phosphoric acid or methacrylic acid
Oxyalkyl esters and the like. Also, vinyl aromatic compounds such as styrene
Len, α-methylstyrene, vinyltoluene, p-chloro
Styrene, polyolefin-based compounds such as butadi
There are also ene, isoprene, chloroprene, etc.
Lilonitrile, methacrylonitrile, methyl isoprope
Nyl ketone, vinyl acetate, vinyl propionate, vinyl
Lupivalate, acrylamide, N-methylol acrylic
L-amide, N-methylol methacrylamide, N-methyl
Roll acrylamide butyl ether, dimethylamino
Ethyl methacrylate, diethylaminoethyl methacrylate
Rate, acrylic acid, methacrylic acid, itaconic acid,
Examples include tonic acid, allyl alcohol, and maleic acid. The polyol resin used in the present invention is generally
Same as ordinary synthetic reaction of acrylic resin or vinyl resin
Method and conditions. One such synthesis reaction
As an example, each monomer component is dissolved in an organic solvent and the radical
About 60 to 180 ° C under a nitrogen atmosphere in the presence of a polymerization initiator
There is a method of heating while stirring at a temperature of about. The reaction
The time is usually about 1 to 10 hours, and the organic solvent
Ether solvents, ester solvents, hydrocarbon solvents
A medium can be used. As the radical polymerization initiator, those usually used are
Can be used, for example
Is benzoyl peroxide, t-butylperoxy-2-e
Peroxide such as tyl hexanoate, azobisisobutyro
Azotization of nitrile, azobisdimethylvaleronitrile, etc.
There are compounds. The polyol resin used in the present invention has a number of
The average molecular weight is preferably from 2,000 to 10,000, more preferably
Preferably the number average molecular weight is 3,000-6,000
You. When the number average molecular weight is less than 2,000,
Solvent resistance of the curable composition, durability such as chemical resistance is reduced,
Printed surface durability of articles with printed surface by hydraulic transfer
It is not preferable because the properties cannot be sufficiently increased.
When the number average molecular weight exceeds 10,000, poly
Increased viscosity of all resin, low surface flatness after coating
Occurs on the printed surface of the product by hydraulic transfer.
When cloth is applied, the coated surface is
Smooth surface cannot be obtained due to unevenness
It is not preferable because the obtained sharpness cannot be obtained. The hydroxyl resin of the polyol resin used in the present invention
The base value is preferably from 50 to 150 mgKOH / g, and more preferably
Preferably, it is in the range of 80 to 120 mgKOH / g.
When the hydroxyl value is less than 50 mgKOH / g, the curable composition
Poor durability such as solvent resistance, chemical resistance, and scratch resistance of the product
Is not preferred. Hydroxyl value is 150mgKOH /
g, the recoating property decreases and the pot life is extremely high.
Problems such as shortening occur, which is not preferable. The isocyanate compound used in the present invention
As the product, for example, hexamethylene diisocyanate,
Isophorone diisocyanate, tolylene diisocyanate
G, 4,4′-diphenylmethane diisocyanate,
4,4'-methylenebis (cyclopexyl isocyanate
G), Burettes such as xylylene diisocyanate
IP adduct, isocyanuric ring type, with polyhydric alcohol
Additives and the like. Of these, hexamethylene is preferred.
Diisocyanate, isophorone diisocyanate,
4,4'-methylenebis (cyclopexyl isocyanate
View of non-yellowing type diisocyanate compounds
-Let type adduct, isocyanuric ring type, polyvalent
It is a rucol adduct. The curable resin composition of the present invention may contain
For example, polyester resin, alkyd resin, epoxy resin
Mix with resin, acrylic resin, cellulose resin, etc.
However, their amounts are only necessary to maintain the effect of the present invention.
For this reason, it is preferable not to exceed 30% by weight. Further, the curable resin composition of the present invention comprises
If necessary, known coating surface adjusters, fluidity adjusters, ultraviolet
Line absorber, light stabilizer, curing catalyst, extender pigment, color pigment,
Can add metal pigment, mica powder pigment, dye etc.
You. [0024] The curable resin composition of the present invention generally comprises an organic compound.
Used after dilution with a solvent. Preferred organic solvents
Is, for example, hydrocarbon solvents such as toluene and xylene,
Keto such as methyl ethyl ketone and methyl isobutyl ketone
Solvents, ester solvents such as ethyl acetate and butyl acetate
Agent, dioxane, ethylene glycol diethyl ether
And the like. these
Can be used alone or as a mixture. The curable resin composition of the present invention may be, for example,
General coating methods such as lay coating, roll coating, brush coating, etc.
Can be painted by The curable resin composition of the present invention is used at a temperature of 100 ° C. or lower.
It can be easily cross-linked and cured even at low temperatures below.
For example, when heating to a temperature of about 50 to 100 ° C., 1
It can be cured in about 0 minutes to 3 hours. Next, Examples 1 to 8 and Comparative Examples 1 to
The present invention will be specifically described with reference to Comparative Example 3.
They are not intended to limit the invention. Example 1 (Synthesis of Polylactone Compound A) Four ports equipped with an air inlet tube, a thermometer, a cooling tube, and a stirrer
Add 2-hydroxyethyl methacrylate 130 to the flask.
Parts, ε-caprolactone 230 parts, hydroquinone mono
Add 1 part of methyl ether and 0.03 part of stannous chloride and empty
The reaction was carried out at a temperature of 120 ° C. for 8 hours while passing air.
Lactone compound A was obtained. (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen introduction tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
93.6 parts of methyl methacrylate, 96 parts of styrene,
68.6 parts of 2-hydroxyethyl acrylate, methacryl
121 parts of normal butyl acid, polylactone compound A96
Parts, 4.8 parts of methacrylic acid, tertiary butyl peroxide
Mixture consisting of 38.4 parts of xy-2-ethylhexanoate
Put the material in a flask using a dropping funnel for 2 hours.
Was added. After the addition is completed, every 20 minutes for 100 minutes
Tert-butyl peroxy 2-ethylhexanoe
2 parts were added a total of 5 times. For another 100 minutes
Finish the reaction by keeping the temperature inside the flask at 120 ° C
did. The hydroxyl value of the obtained polyol resin is 100 mg.
KOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) 75 parts of a polyol resin, 10 parts of methyl ethyl ketone,
Mix 15 parts of ruene and 0.01 part of dibutyltin dilaurate
In this way, a clear resin composition was obtained. Separately, TPA-100 (made by Asahi Kasei Corporation)
Isocyanuric ring type of samethylene diisocyanate
30 parts, 24A-100 (Asahi Kasei)
Buret of hexamethylene diisocyanate manufactured by
Addition type isocyanate compound) 30 parts, toluene
20 parts of ethyl acetate and 20 parts of ethyl acetate were mixed to obtain a curing agent. Separately, 20 parts of ethyl acetate, methyl isobutyl
30 parts, toluene 30 parts, Solvesso 150 (hydrocarbon
(System mixed solvent) was mixed to obtain a thinner. One equivalent of the hydroxyl group contained in the clear resin is
The curing agent was blended at a ratio of 1.2 equivalents with respect to
11.5 seconds viscosity at 25 ° C with Ford Cup # 4
Diluted with the thinner until the curable resin composition
Obtained. (Painting and drying) Wood-grain printing is performed on the ABS molding material by hydraulic transfer method.
Curable resin diluted with the thinner
The composition has a dry film thickness of approximately 25 by air spray coating.
The coating was performed uniformly to a thickness of μm. End of air spray
After leaving, let stand for 5 minutes, and in a box-type drying oven at 80 ° C for 30 minutes.
Drying for minutes was performed. In addition, leave at room temperature for one week
To complete the drying process. Example 2 (Synthesis of polylactone compound B) Four ports equipped with an air inlet tube, a thermometer, a cooling tube, and a stirrer
Add 2-hydroxyethyl methacrylate 130 to the flask.
Part, 570 parts of ε-caprolactone, hydroquinone mono
Add 1 part of methyl ether and 0.06 part of stannous chloride and empty
Reaction for 8 hours at a temperature of 120 ° C while passing air
Kuton compound B was obtained. (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen inlet tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were installed.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
134.4 parts of methyl methacrylate, styrene 96
Part, 2-hydroxyethyl acrylate 80.6 parts, meta
Normal butyl acrylate 68.2 parts, polylactone compound
Material B 96 parts, methacrylic acid 4.8 parts, tertiary butyl
From 38.4 parts of luperoxy 2-ethylhexanoate
The mixture was stirred for 2 hours using a dropping funnel.
It was added into the scoop. After addition, 100 minutes every 20 minutes
Tert-butyl peroxy-2-ethyl
2 parts of xanoate were added a total of 5 times. In addition, 100
Keep the temperature in the flask at 120 ° C for minutes
Finished. The hydroxyl value of the obtained polyol resin is 10
It was 0 mgKOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Example 3 (Synthesis of Polylactone Compound C) Four ports equipped with an air inlet tube, a thermometer, a cooling tube, and a stirrer
58 parts of 2-hydroxyethyl methacrylate in a flask,
427 parts of ε-caprolactone, hydroquinone monomethyl
1 part of ether and 0.05 parts of stannous chloride
The reaction was carried out at a temperature of 120 ° C for 8 hours.
Compound C was obtained. (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen introducing pipe, a thermometer, a cooling pipe, a dropping funnel, and a stirring device were used.
120 parts toluene and xylene 1 in a four-necked flask equipped
20 parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
72.0 parts of styrene, tert-butyl methacrylate
28.6 parts, 2-ethylhexyl methacrylate
0 parts, 34.0 parts of 2-hydroxyethyl methacrylate,
72.0 parts of polylactone compound C, 2.4 of methacrylic acid
Part, tert-butyl peroxy 2-ethylhexano
Using a dropping funnel, a mixture consisting of 19.2 parts of ate
Added to flask over 2 hours. After the addition,
Tertiary butyl powder every 20 minutes for 100 minutes
-Oxy 2-ethylhexanoate 1 part added 5 times in total
did. In addition, the temperature in the flask for 100 minutes
At 120 ° C. to terminate the reaction. The resulting polio
The hydroxyl value of the toluene resin was 80 mgKOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Example 4 (Synthesis of polylactone compound D) Four ports equipped with an air inlet tube, a thermometer, a cooling tube, and a stirrer
58 parts of 2-hydroxyethyl methacrylate in a flask,
570 parts of ε-caprolactone, hydroquinone monomethyl
1 part of ether and 0.06 part of stannous chloride
The reaction was carried out at a temperature of 120 ° C for 8 hours.
Compound D was obtained. (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen introduction tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
158.8 parts of methyl methacrylate, 96.0 of styrene
Part, normal butyl methacrylate 8.6 parts, methacryl
62.3 parts of 2-hydroxyethyl acid, polylactone compound
Product D148.8 parts, methacrylic acid 4.8 parts, tertiary
-Butyl peroxy 2-ethylhexanoate 38.4
Part of the mixture for 2 hours using a dropping funnel.
Into the flask. After the addition, add 10 minutes every 20 minutes.
Tertiary butyl peroxy 2-E for 0 minutes
One part of tyl hexanoate was added a total of 5 times. further,
Keep the temperature in the flask at 120 ° C for 100 minutes.
To complete the reaction. Hydroxyl group of the obtained polyol resin
The value was 60 mg KOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Example 5 (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen inlet tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
120 parts toluene and xylene 1 in a four-necked flask equipped
20 parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
72.0 parts of styrene, tert-butyl methacrylate
27.6 parts, 2-ethylhexyl methacrylate 28.
8 parts, 37.2 parts of 2-hydroxyethyl methacrylate,
72.0 parts of the polylactone compound D obtained in Example 4,
2.4 parts of crylic acid, tertiary butyl peroxy 2-
A mixture consisting of 19.2 parts of ethyl hexanoate was added dropwise.
Add into flask over 2 hours using funnel
Was. After the end of the addition, add
Shary butyl peroxy 2-ethylhexanoate 1
Were added a total of 5 times. For another 100 minutes
The reaction was completed while maintaining the temperature in the flask at 120 ° C.
The hydroxyl value of the obtained polyol resin is 80 mgKOH /
g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Example 6 (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen inlet tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
120 parts toluene and xylene 1 in a four-necked flask equipped
20 parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
72.0 parts of styrene, tert-butyl methacrylate
30.0 parts, 2-hydroxyethyl methacrylate 4
6.8 parts, polylactone compound D88.
8 parts, 2.4 parts of methacrylic acid, tertiary butyl par
A mixture consisting of 19.2 parts of oxy-2-ethylhexanoate
The mixture was placed in a flask for 2 hours using a dropping funnel.
Was added. After the addition was over, every 20 minutes for 100 minutes
Tert-butyl peroxy 2-ethylhexano
One part of Eat was added a total of 5 times. In addition, in 100 minutes
Keep the temperature inside the flask at 120 ° C for
Done. The hydroxyl value of the obtained polyol resin is 100 m
gKOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and drying) As in Example 1. Example 7 (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen inlet tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
120 parts toluene and xylene 1 in a four-necked flask equipped
20 parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
48.0 parts of styrene, tert-butyl methacrylate
18.7 parts, 2-ethylhexyl methacrylate
4 parts, 50.8 parts of 2-hydroxyethyl methacrylate,
88.8 parts of the polylactone compound D obtained in Example 4, meta
2.4 parts of crylic acid, tertiary butyl peroxy 2-
A mixture consisting of 19.2 parts of ethyl hexanoate was added dropwise.
Add into flask over 2 hours using funnel
Was. After the end of the addition, add
Shary butyl peroxy 2-ethylhexanoate 1
Were added a total of 5 times. For another 100 minutes
The reaction was completed while maintaining the temperature in the flask at 120 ° C.
The hydroxyl value of the obtained polyol resin is 120 mgKOH
/ G. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Example 8 (Synthesis of Polylactone Compound E) Four ports equipped with an air inlet tube, thermometer, cooling tube and stirrer
In the flask, add 2-hydroxyethyl methacrylate 29
Part, 570 parts of ε-caprolactone, hydroquinone mono
Add 1 part of methyl ether and 0.06 part of stannous chloride and empty
The reaction was carried out at a temperature of 120 ° C. for 8 hours while passing air.
Lactone compound E was obtained. (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen introducing tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to a temperature of 120 ° C. Adjust separately
144.0 parts of styrene, tertiary methacrylate
56.2 parts of chill, 2-hydroxyethyl methacrylate 1
02.2 parts, polylactone compound E172.8 parts, meta
4.8 parts of crylic acid, tertiary butyl peroxy 2-
A mixture consisting of 38.4 parts of ethyl hexanoate is added dropwise.
Add into flask over 2 hours using funnel
Was. After the end of the addition, add
Shary butyl peroxy 2-ethylhexanoate 2
Were added a total of 5 times. For another 100 minutes
The reaction was completed while maintaining the temperature in the flask at 120 ° C.
The hydroxyl value of the obtained polyol resin is 100 mg KOH
/ G. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Comparative Example 1 (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen inlet tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel and a stirring device were used.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to 120 ° C. Meta adjusted separately
123.3 parts of methyl acrylate, 96.0 parts of styrene,
Normal butyl acrylate 108.4 parts, methacrylic acid
48.0 parts of 2-ethylhexyl, 2-hydroacrylic acid
99.4 parts of xylethyl, 4.8 parts of methacrylic acid,
Butyl peroxy 2-ethylhexanoate 3
The mixture consisting of 8.4 parts was added in 2 hours using a dropping funnel.
Added throughout the flask. After addition, every 20 minutes
Tert-butyl peroxy for 100 minutes
Two parts of 2-ethylhexanoate were added a total of 5 times. Sa
In addition, the temperature in the flask was set to 120 for 100 minutes.
The reaction was terminated by keeping at ℃. Of the obtained polyol resin
The hydroxyl value was 100 mgKOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Comparative Example 2 (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen introducing tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to 120 ° C. Meta adjusted separately
252.9 parts of methyl acrylate, 96.0 parts of styrene,
3.0 parts of normal butyl acrylate, 2-phenyl acrylate
123.3 parts of droxybutyl, 4.8 parts of methacrylic acid,
Tertiary butyl peroxy 2-ethylhexanoe
28.4 parts of a mixture consisting of 38.4 parts
Was added into the flask over a period of time. After the addition is completed, 20
Tertiary butyl peroxide for 100 minutes every minute
Add 2 parts of xy-2-ethylhexanoate 5 times in total
Was. In addition, the temperature inside the flask is
The reaction was completed while maintaining the temperature at 120 ° C. The obtained polyol
The hydroxyl value of the resin was 100 mgKOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Comparative Example 3 (Synthesis of Polyol Resin) A nitrogen introducing tube, a thermometer, a cooling tube, a dropping funnel, and a stirring device were used.
240 parts of toluene and xylene 2 in a four-necked flask equipped with
Forty parts were charged and heated to 120 ° C. Meta adjusted separately
123.3 parts of methyl acrylate, 96.0 parts of styrene,
Normal butyl acrylate 108.4 parts, methacrylic acid
48.0 parts of 2-ethylhexyl, 2-hydroacrylic acid
152.0 parts of xylethyl, 4.8 parts of methacrylic acid,
Shary butyl peroxy 2-ethylhexanoate 3
The mixture consisting of 8.4 parts was added in 2 hours using a dropping funnel.
Added throughout the flask. After addition, every 20 minutes
Tert-butyl peroxy for 100 minutes
Two parts of 2-ethylhexanoate were added a total of 5 times. Sa
Furthermore, the temperature in the flask was set to 120 ° C. for 100 minutes.
To end the reaction. Water of the obtained polyol resin
The acid value was 150 mgKOH / g. (Preparation of Curable Resin Composition) As in Example 1. (Coating and Drying) As in Example 1. Next, the above Examples 1 to 8 and ratios
Regarding the results of various tests performed on Comparative Examples 1 to 3,
The results are shown in Table 1 below. As can be seen from this table,
The test results of Examples 1 to 8 are excellent. In Table 1, ◎
Excellent, は indicates good, Δ indicates normal, and × indicates bad. [Table 1] * 1: Cross cut cellophane tape peeling test method. * 2: 50 ° C, 95 RH%, 10 days later. Cross cut
Cellophane tape peel test. * 3: Used by Mitsubishi Uni. * 4: Sandfall test method. Relative evaluation using 2 kg of dry sand. * 5: Recoat after standard paint drying. Cross cut cellophane
Tape peel test. * 6: Relative evaluation test at 30 ° C storage after mixing the curing agent. * 7: Relative evaluation at 500 hours of fade meter. * 8: Visual judgment. The polyol trees of Comparative Examples 1 to 3
The fat has a number average molecular weight of 3,000 to 10,000.
0 was used, the finished appearance was also compared with each example
In the example, the result is “good”, but the number average molecular weight is 10,000.
Apply the conventional general clear paint over 0 in one application
Compared to the case where it is done, not only the finished appearance, but also
The sex is clearly better. As described above, according to the present invention, the hydraulic pressure
Apply a primer treatment to the printing surface by transfer in advance.
It adheres firmly even without it, and provides satisfactory clarity, luxury,
Has a printing film by hydraulic transfer that balances durability and economy
Goods can be provided.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−248799(JP,A) 特開 昭60−165300(JP,A) 特開 昭63−197685(JP,A) 特開 昭62−253671(JP,A) 特開 昭62−252473(JP,A) 特開 昭62−152841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B44C 1/165 - 1/175 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (56) References JP-A-61-248799 (JP, A) JP-A-60-165300 (JP, A) JP-A-63-197685 (JP, A) JP-A-62-1979 253671 (JP, A) JP-A-62-252473 (JP, A) JP-A-62-152841 (JP, A) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) B44C 1 / 165-1 / 175
Claims (1)
を硬化性樹脂組成物で被覆してなる物品において、 水酸基を含有するビニルモノマー1モルに対して1〜1
00モルのラクトン化合物を反応させて得られるポリラ
クトン化合物10〜100重量部と単量体成分0〜90
重量部とを共重合させてなるポリオール樹脂であって、 50〜150mgKOH/gの水酸基価を有し、かつ数
平均分子量が2,000以上で10,000以下の範囲
のポリオール樹脂と、 該ポリオール樹脂の水酸基1当量に対してイソシアネー
ト基が0.5〜3.0当量配合されているイソシアネー
ト化合物と、 からなる硬化性樹脂組成物で前記印刷膜を被覆したこと
を特徴とする水圧転写による印刷膜を有する物品。(57) [Claim 1] In an article in which a printed film formed on the surface by hydraulic transfer is coated with a curable resin composition, an amount of 1 to 1 mol of a hydroxyl group-containing vinyl monomer is used. ~ 1
10 to 100 parts by weight of a polylactone compound obtained by reacting 00 mol of a lactone compound with 0 to 90 of a monomer component
A polyol resin having a hydroxyl value of 50 to 150 mg KOH / g and a number average molecular weight of 2,000 or more and 10,000 or less; And a curable resin composition comprising: an isocyanate compound containing 0.5 to 3.0 equivalents of isocyanate groups with respect to 1 equivalent of hydroxyl groups of the resin; Article having a film.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18497295A JP3442540B2 (en) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | Article having a hydraulic transfer membrane |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18497295A JP3442540B2 (en) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | Article having a hydraulic transfer membrane |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911700A JPH0911700A (en) | 1997-01-14 |
JP3442540B2 true JP3442540B2 (en) | 2003-09-02 |
Family
ID=16162576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18497295A Expired - Fee Related JP3442540B2 (en) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | Article having a hydraulic transfer membrane |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3442540B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3393843B2 (en) * | 2000-02-24 | 2003-04-07 | 株式会社キュービック | Hydraulic transfer method, hydraulic transfer product and hydraulic transfer paint |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP18497295A patent/JP3442540B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0911700A (en) | 1997-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102076796B (en) | Use of partially silanized polyisocyanate-based compounds as cross-linking agents in coating compositions, and coating compositions comprising compounds | |
JP2688288B2 (en) | Method for producing a two-layer lacquer coating and a non-aqueous lacquer suitable for this method | |
JP4836542B2 (en) | Paint composition | |
JPS60252664A (en) | Coating composition | |
JPS63113085A (en) | Ultraviolet-curing paint | |
JP2001501995A (en) | Process for preparing aqueous dispersions of polyacrylate-modified polyurethane-alkyd resins and use of such dispersions | |
JPH10508338A (en) | Aqueous two-component polyurethane coatings, their preparation and their use in a process for preparing multilayer coatings | |
JP2001501986A (en) | High solids and powder coatings with hydroxy-functional acrylic resins | |
JP2002121487A (en) | Coating composition and polymeric form each having antiblockingness and contamination-proofness | |
FR2467231A1 (en) | ALKYDE-ACRYLIC GRAFT COPOLYMERS, PREPARATION THEREOF, COATING COMPOSITIONS CONTAINING THEM AND SUBJECTILE COATING THEREOF | |
CN100439459C (en) | Paint film forming method | |
JP5074022B2 (en) | Base coating composition and coating composition containing the same | |
JP6037485B2 (en) | Thermal and photo-curable coating composition and coating film forming method | |
CN107936814A (en) | The net taste woodcare paint of high hardness polyurethane that a kind of POSS is modified | |
CN102666629B (en) | Coating compositions and methods for using same as spot blender | |
JP2012017404A (en) | Photocurable resin composition and photocurable coating agent using the same | |
US5820925A (en) | Coating process | |
JPH0813950B2 (en) | Binder for coating agent and method for producing the same | |
JP3442540B2 (en) | Article having a hydraulic transfer membrane | |
JP2001002742A (en) | Photosetting resin composition and coating material | |
JP2005220284A (en) | Metallic base coating composition and method for forming laminated coating film | |
JP3234535B2 (en) | Water-based paint for repainting and repainting method | |
JP3863367B2 (en) | Coating composition and paint finishing method using the same | |
JP3172807B2 (en) | Coating composition | |
JP2769188B2 (en) | Top coating composition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030610 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |