JP3441847B2 - データメモリを有するプロセッサ - Google Patents

データメモリを有するプロセッサ

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JP3441847B2
JP3441847B2 JP14732995A JP14732995A JP3441847B2 JP 3441847 B2 JP3441847 B2 JP 3441847B2 JP 14732995 A JP14732995 A JP 14732995A JP 14732995 A JP14732995 A JP 14732995A JP 3441847 B2 JP3441847 B2 JP 3441847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データメモリを有する
プロセッサに関し、特にデジタルシグナルプロセッサ
(DSP)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】命令メモリ、複数のデータメモリ、演算
回路などを1チップに集積したDSPが知られている。
DSPでは高速性が要求されるため、リフレッシュ動作
を必要としないスタティック・ランダムアクセスメモリ
(SRAM)が各データメモリに使われる。このような
従来のDSPに内蔵された各データメモリは、1つのメ
モリサイクルで、データの読み出し動作又は書き込み動
作のいずれか一方しか実行できないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のDSPに内蔵さ
れたデータメモリの中のSRAM及びその周辺回路を高
速化すれば、1CPUサイクルに対応した1メモリサイ
クルでデータメモリの複数回のアクセスを実行でき、該
データメモリの能力が向上する。ところが、メモリ容量
が大きくなると、SRAMの高速化は困難である。ま
た、SRAM及び周辺回路を高速化すると、DSPの消
費電力が増大するなどの問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、回路の高速化技術を用い
ないで高い能力を有するデータメモリを実現し、該デー
タメモリを備えたプロセッサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1のプロセッサは、複数のデータバス
と、データアドレスを生成するための手段と、読み出し
サイクル、書き込みサイクル及び読み書きサイクルのう
ちの1つを選択するためのサイクル選択手段と、読み出
しサイクルが選択された場合には前記データアドレスで
指定された位置の格納データを前記複数のデータバスの
うちのいずれかのデータバスへ出力し、書き込みサイク
ルが選択された場合には前記複数のデータバスのうちの
いずれかのデータバスから入力したデータを前記データ
アドレスで指定された位置に格納し、読み書きサイクル
が選択された場合には前記データアドレスで指定された
位置の格納データを前記複数のデータバスのうちのいず
れかのデータバスへ出力すると同時に前記複数のデータ
バスのうちの他のデータバスからデータを入力して該入
力したデータを前記データアドレスで指定された位置と
同じ位置に格納するように構成されたデータメモリとを
備えた構成を採用したものである。
【0006】また、本発明の第2のプロセッサは、デー
タバスと、データアドレスを生成するための手段と、次
のようなデータメモリとを備えたものである。すなわ
ち、本発明の他のデータメモリは、複数のデータを格納
するための記憶手段と、読み書きサイクルで前記記憶手
段の中の前記データアドレスで指定された位置の格納デ
ータを前記データバスへ出力するための読み出し回路
と、前記読み書きサイクルより先行するあるメモリサイ
クルで前記データバスから入力したデータを一時保持
し、かつ該保持したデータを前記読み書きサイクルで前
記記憶手段の中の前記データアドレスで指定された位置
と同じ位置に格納するための書き込み回路とを備えた構
成を採用したものである。
【0007】
【作用】上記本発明の第1のプロセッサによれば、読み
書きサイクルにおいて、データメモリの中のある位置か
らデータが読み出された後に、同じ位置に他のデータが
書き込まれる。この際、読み出しに使われるデータバス
とは異なるデータバスが書き込みに使われる。このよう
にして読み出しサイクル及び書き込みサイクルのみなら
ず読み書きサイクルをも可能になったデータメモリは、
回路の高速化技術を用いないでも従来より高い能力を有
する。
【0008】上記本発明の第2のプロセッサのデータメ
モリによれば、読み書きサイクルの先行メモリサイクル
でデータがラッチ回路に一時保持される。そして、読み
書きサイクルにおいて、データメモリの中のある位置か
らデータが読み出された後に、同じ位置に前記ラッチ回
路の保持データが書き込まれる。このようにして通常の
読み出し動作及び書き込み動作に加えて読み書きサイク
ルの動作をも可能になったデータメモリは、回路の高速
化技術を用いないでも高い能力を有する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例に係るデジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)の構成を図1に示す。図1のDSP
は、命令メモリ10、2個のデータメモリ(データメモ
リX,Y)20,30、3組のデータバス(Mバス,A
バス,Bバス)40,41,42、乗算器50、算術論
理演算ユニット(ALU)60、レジスタファイル70
などを1チップに集積したものである。Bバス42に
は、パラレル入出力インターフェイス(図示せず)や、
シリアル入出力インターフェイス(図示せず)が接続さ
れている。
【0010】命令メモリ10には複数の命令が格納され
る。命令ポインタ(Iポインタ)11は、命令をフェッ
チするように命令メモリ10に命令アドレスを供給する
ものである。フェッチされた命令は、命令レジスタ(I
R)12に保持される。デコーダ13は、命令レジスタ
12が保持している命令をデコードし、該デコードの結
果に応じてDSP内の各部へ制御信号14を供給するも
のである。
【0011】データメモリ(データメモリX)20には
複数のデータが格納される。データポインタ(Xポイン
タ)21は、データメモリ20に供給されるべきデータ
アドレス22を生成するものである。データメモリ20
は、Mバス40、Aバス41及びBバス42の各々に接
続可能であり、デコーダ13からの制御信号14を受け
取る。
【0012】データメモリ(データメモリY)30にも
複数のデータが格納される。データポインタ(Yポイン
タ)31は、データメモリ30に供給されるべきデータ
アドレス23を生成するものである。データメモリ30
は、Mバス40、Aバス41及びBバス42の各々に接
続可能であり、デコーダ13からの制御信号14を受け
取る。
【0013】乗算器50は、2つの入力と1つの出力と
を持っている。乗算器50の一方の入力はセレクタ51
を介してMバス40及びAバス41に接続され、他方の
入力はBバス42に直接接続されている。
【0014】ALU60は、2つの入力と1つの出力と
を持っている。ALU60の一方の入力は、セレクタ6
1を介してAバス41及びレジスタファイル70の出力
に接続されている。乗算器50の出力とALU60の他
方の入力との間には、バレルシフタ63が介在してい
る。このバレルシフタ63の入力は、セレクタ62を介
してBバス42及び乗算器50の出力に接続されてい
る。ALU60の出力は、リミッタ回路(MINMAX
回路)64、バレルシフトコントローラ(BSC)65
及びセレクタ66を介して、バレルシフタ63へ制御入
力として供給される。また、セレクタ66を介して直接
データをバレルシフタ63へ制御入力として供給できる
ようにもなっている。
【0015】レジスタファイル70は、4個の汎用レジ
スタを持つものである。レジスタファイル70の入力
は、セレクタ71を介してAバス41、Bバス42及び
リミッタ回路64の出力に接続されている。レジスタフ
ァイル70の出力は、前記のとおりセレクタ61を介し
てALU60の一方の入力となり得るだけでなく、セレ
クタ72を介してAバス41及びBバス42に接続され
ている。
【0016】図1中のデータメモリ(データメモリX)
20の内部構成を図2に示す。図2のデータメモリ20
は、スタティック・ランダムアクセスメモリ(SRA
M)110と周辺回路120とを持っている。周辺回路
120は、書き込み回路121と読み出し回路122と
で構成される。書き込み回路121はセレクタ(図示せ
ず)を、読み出し回路122は複数個のスリーステート
バッファ(図示せず)をそれぞれ備えている。前記Xポ
インタ21からのデータアドレス22は、SRAM11
0の中のアクセスすべき位置を指定する。前記デコーダ
13からの制御信号14は、読み出しサイクル、書き込
みサイクル及び読み書きサイクルのうちの1つを指定す
るとともに、読み出しサイクルの場合には読み出し回路
122が3組のデータバス40,41,42のうちのい
ずれのデータバスへデータを出力すべきかを、書き込み
サイクルの場合には書き込み回路121が3組のデータ
バス40,41,42のうちのいずれのデータバスから
データを入力すべきかを、読み書きサイクルの場合には
読み出し回路122が3組のデータバス40,41,4
2のうちのいずれのデータバスへデータを出力しかつ書
き込み回路121がいずれのデータバスからデータを入
力すべきかをそれぞれ指定する。なお、図1中のデータ
メモリ(データメモリY)30の内部構成も図2と同様
である。
【0017】図3(a)〜図3(c)は、それぞれ図2
のデータメモリ20の読み出しサイクル、書き込みサイ
クル及び読み書きサイクルにおける動作例を示してい
る。この例によれば、読み出しサイクルの場合には読み
出し回路122がMバス40へデータを出力し、書き込
みサイクルの場合には書き込み回路121がAバス41
からデータを入力し、読み書きサイクルの場合には読み
出し回路122がMバス40へデータを出力しかつ書き
込み回路121がAバス41からデータを入力するよう
にそれぞれ指定される。ただし、データメモリ20は、
読み出しサイクルにおいてAバス41へデータを出力し
たり、Bバス42へデータを出力したりすることも可能
である。また、データメモリ20は、書き込みサイクル
においてMバス40からデータを入力したり、Bバス4
2からデータを入力したりすることも可能である。更
に、データメモリ20は、読み書きサイクルにおいて、
Aバス41又はBバス42からデータを入力することも
可能であり、Mバス40又はBバス42へデータを出力
することも可能である。ただし、読み書きサイクルの場
合には、読み出しに使われるデータバスとは異なるデー
タバスが書き込みに使われる。図3(a)〜図3(c)
に示すように、1つのメモリサイクルTは、4つの期間
0 ,t1 ,t2 ,t3 に分割される。各期間の長さは
同じであってもよいし、同じでなくともよい。1つのメ
モリサイクルTの間は、データアドレス22が変化する
ことはない。
【0018】図3(a)に示す読み出しサイクルの場合
には、期間t0 でSRAM110のプリチャージが行な
われ、期間t1 でSRAM110の中のデータアドレス
22で指定された位置の格納データが読み出され、該読
み出されたデータが期間t2で読み出し回路122によ
りMバス40へ出力される。
【0019】図3(b)に示す書き込みサイクルの場合
には、期間t2 で書き込み回路121によりAバス41
からデータが入力され、該入力されたデータが期間t3
でSRAM110の中のデータアドレス22で指定され
た位置に格納される。
【0020】図3(c)に示す読み書きサイクルの場合
には、期間t0 でSRAM110のプリチャージが行な
われ、期間t1 でSRAM110の中のデータアドレス
22で指定された位置の格納データが読み出され、該読
み出されたデータが期間t2で読み出し回路122によ
りMバス40へ出力される。また、期間t2 では、書き
込み回路121によりAバス41からデータが入力され
る。該入力されたデータは、期間t3 でSRAM110
の中のデータアドレス22で指定された位置に格納され
る。つまり、Aバス41から入力されたデータは、Mバ
ス40へ出力されたデータがSRAM110の中に格納
されていた位置と同じ位置に格納される。この結果、M
バス40へ出力されたデータは、もはやSRAM110
の中に存在しなくなる。
【0021】図1のDSPによれば、あるロード命令が
デコーダ13でデコードされると、データメモリ20か
ら読み出しサイクル又は読み書きサイクルでAバス41
へデータが出力され、該Aバス41上のデータがセレク
タ71を介してレジスタファイル70の中のある汎用レ
ジスタに格納される。
【0022】ある減算命令がデコーダ13でデコードさ
れると、データメモリ20から読み出しサイクルでAバ
ス41へ被減数データが出力され、該Aバス41上の被
減数データがセレクタ61を介してALU60に与えら
れる。一方、データメモリ30から読み出しサイクルで
Bバス42へ減数データが出力され、該Bバス42上の
減数データがセレクタ62及びバレルシフタ63を介し
てALU60に与えられる。この際、バレルシフタ63
によって減数データにシフト処理が施されることはな
い。そして、ALU60は減算を実行し、該減算の結果
がレジスタファイル70の中のある汎用レジスタに格納
される。
【0023】ある積和演算命令がデコーダ13でデコー
ドされると、一方のデータメモリ20にはMバス40及
びAバス41を使う読み書きサイクルが、他方のデータ
メモリ30にはBバス42を使う読み出しサイクルがそ
れぞれ指定される。データメモリ20から読み書きサイ
クルでMバス40へ出力されたデータは、乗算器50へ
被乗数データとして与えられる。また、データメモリ3
0から読み出しサイクルでBバス42へ出力されたデー
タは、乗算器50へ乗数データとして与えられる。乗算
器50は乗算を実行し、該乗算の結果がバレルシフタ6
3へ供給される。レジスタファイル70の中のある汎用
レジスタは、積和演算の中間結果(初期値は0)を格納
するものである。この中間結果は、3組のデータバス
(Mバス,Aバス,Bバス)40,41,42のいずれ
をも経由せずに、セレクタ61を介してALU60へ供
給される。バレルシフタ63とALU60とは、レジス
タファイル70から供給された積和演算の中間結果と、
乗算器50から供給された乗算結果との桁合わせ加算を
実行する。この桁合わせ加算の結果は、リミッタ回路6
4及びセレクタ71を介して、積和演算の新たな中間結
果としてレジスタファイル70の中の前記汎用レジスタ
に格納される。以上の動作の繰り返しにより、レジスタ
ファイル70の中に積和演算の最終結果が得られる。こ
の積和演算の最終結果は、セレクタ72及びAバス41
を経由して、読み書きサイクルで動作中のデータメモリ
20へ書き込まれる。この際、データメモリ20はMバ
ス40を読み出しに、Aバス41を書き込みにそれぞれ
使い、かつ読み出しサイクルで動作中のデータメモリ3
0はBバス42を読み出しに使うので、データの衝突は
生じない。
【0024】図2のデータメモリ20によれば、図3
(a)〜図3(c)に示すように、読み出しサイクル、
書き込みサイクル及び読み書きサイクルのいずれにおい
ても、データバスの使用期間が1つのメモリサイクルT
の中の3番目の期間t2 に限られている。したがって、
読み出し回路122は読み書きサイクルにおいて読み出
しサイクルと同じ動作を行なえばよく、書き込み回路1
21は読み書きサイクルにおいて書き込みサイクルと同
じ動作を行なえばよい。SRAM110及び周辺回路1
20を読み書きサイクルの実現のために特に高速化する
必要はない。
【0025】図4は、図2のデータメモリ20の変形例
を示している。図4のデータメモリ20は、SRAM1
10と周辺回路130とを持っており、Mバス40にの
み接続可能となっている。周辺回路130は、書き込み
回路131と読み出し回路132とで構成される。書き
込み回路131はラッチ回路141とセレクタ142と
を。読み出し回路132は複数個のスリーステートバッ
ファ(図示せず)をそれぞれ備えている。データアドレ
ス22は、SRAM110の中のアクセスすべき位置を
指定する。制御信号14は、読み出し動作、書き込み動
作及び読み書き動作のうちの1つを指定する。
【0026】図4のデータメモリ20によれば、読み出
し動作(読み出しサイクル)の場合には、期間t0 でS
RAM110のプリチャージが行なわれ、期間t1 でS
RAM110の中のデータアドレス22で指定された位
置の格納データが読み出され、該読み出されたデータが
期間t2 で読み出し回路132によりMバス40へ出力
される。
【0027】また、書き込み動作(書き込みサイクル)
の場合には、期間t2 で書き込み回路131の中のセレ
クタ142によりMバス40からデータが入力され、該
入力されたデータが期間t3 でSRAM110の中のデ
ータアドレス22で指定された位置に格納される。
【0028】読み書き動作の場合には、あるメモリサイ
クルの期間t2 においてMバス40からラッチ回路14
1へデータが入力され、該入力されたデータが該メモリ
サイクルの期間t3 でラッチ回路141に一時保持され
る。更に、後のメモリサイクル(読み書きサイクル)に
おいて、期間t0 でSRAM110のプリチャージが行
なわれ、期間t1 でSRAM110の中のデータアドレ
ス22で指定された位置の格納データが読み出され、該
読み出されたデータが期間t2 で読み出し回路132に
よりMバス40へ出力され、期間t3 でラッチ回路14
1の保持データがセレクタ142を介してSRAM11
0の中のデータアドレス22で指定された位置に格納さ
れる。つまり、Mバス40から前もって入力されたデー
タは、Mバス40へ出力されたデータがSRAM110
の中に格納されていた位置と同じ位置に格納される。
【0029】なお、図4中のセレクタ142を除去し
て、ラッチ回路141の出力をSRAM110へ直接供
給するようにしてもよい。この場合には、書き込み動作
であると読み書き動作であるとを問わず、SRAM11
0へ書き込むべきデータは、必ずラッチ回路141を経
由することとなる。
【0030】以上説明してきたとおり、本発明の実施例
によれば、各データメモリ20,30のアクセス能力が
向上し、これらのデータメモリを用いたDSPの能力が
向上する。
【0031】なお、データメモリ20及びデータメモリ
30のデータ入出力のための複数のデータバスの全部又
は一部に専用入力線及び専用出力線を使うことができ
る。例えば、図1の例では積和演算の最終結果がレジス
タファイル70から複数の回路ブロックに共用されるA
バス41を経由して、読み書きサイクルで動作中のデー
タメモリ20へ書き込まれると説明したが、レジスタフ
ァイル70からデータメモリ20への専用入力線を設
け、該専用入力線を使って積和演算の最終結果をデータ
メモリ20へ書き込むようにしてもよい。
【0032】図2のデータメモリ20の書き込みに専用
入力線を採用する場合には、読み書きサイクルにおいて
読み出しデータと書き込みデータとの衝突が生じ得ない
ので、書き込み回路121はセレクタを備える必要がな
い。また、データメモリ20の読み出しに専用出力線を
採用する場合には、読み出し回路122はスリーステー
トバッファを備える必要がない。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明のプロ
セッサ及びデータメモリによれば、データメモリの1つ
のアドレスの読み書きサイクルが達成されるので、回路
の高速化技術を用いないで高い能力を有するデータメモ
リを実現できる。したがって、プロセッサの能力も向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタルシグナルプロ
セッサの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の1個のデータメモリの内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ図2のデータメモ
リの読み出しサイクル、書き込みサイクル及び読み書き
サイクルにおける動作例を示す図である。
【図4】図2のデータメモリの変形例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 命令メモリ 11 命令ポインタ(Iポインタ) 12 命令レジスタ(IR) 13 デコーダ[サイクル選択手段] 14 制御信号 20,30 データメモリX,Y 21,31 データポインタ(Xポインタ,Yポイン
タ) 22,23 データアドレス 40,41,42 データバス(Mバス,Aバス,Bバ
ス) 50 乗算器 51,61,62,66,71,72 セレクタ 60 算術論理演算ユニット(ALU) 63 バレルシフタ 64 リミッタ回路(MINMAX回路) 65 バレルシフトコントローラ(BSC) 70 レジスタファイル 110 スタティック・ランダムアクセスメモリ(SR
AM)[記憶手段] 120,130 周辺回路 121,131 書き込み回路 122,132 読み出し回路 141 ラッチ回路 142 セレクタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−25958(JP,A) 特開 平6−103752(JP,A) 特開 平5−342084(JP,A) 特開 昭63−183678(JP,A) 特開 平4−112247(JP,A) 特開 昭56−72766(JP,A) 実開 平6−86141(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/30 - 9/38 G06F 12/00 - 12/06 G06F 13/16 - 13/18 G06F 15/78 G06F 17/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータバスと、 データアドレスを生成するための手段と、 読み出しサイクル、書き込みサイクル及び読み書きサイ
    クルのうちの1つを選択するためのサイクル選択手段
    と、 読み出しサイクルが選択された場合には前記データアド
    レスで指定された位置の格納データを前記複数のデータ
    バスのうちのいずれかのデータバスへ出力し、書き込み
    サイクルが選択された場合には前記複数のデータバスの
    うちのいずれかのデータバスから入力したデータを前記
    データアドレスで指定された位置に格納し、読み書きサ
    イクルが選択された場合には前記データアドレスで指定
    された位置の格納データを前記複数のデータバスのうち
    のいずれかのデータバスへ出力すると同時に前記複数の
    データバスのうちの他のデータバスからデータを入力し
    て該入力したデータを前記データアドレスで指定された
    位置と同じ位置に格納するように構成されたデータメモ
    リとを備えたことを特徴とするプロセッサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプロセッサにおいて、 ある読み書きサイクルで前記データメモリから出力され
    たデータに処理を施し、かつ同じ読み書きサイクルで前
    記データメモリがデータを入力するように該データメモ
    リへデータを供給するための手段を更に備えたことを特
    徴とするプロセッサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプロセッサにおいて、 前記サイクル選択手段は、 複数の命令を格納するための命令メモリと、 前記命令メモリから1つの命令をフェッチするための手
    段と、 前記フェッチされた命令のデコード結果に応じて、読み
    出しサイクル、書き込みサイクル及び読み書きサイクル
    のうちの1つを選択するための手段とを備えたことを特
    徴とするプロセッサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプロセッサにおいて、 前記フェッチされた命令のデコード結果に応じて、読み
    出しサイクルが選択された場合には前記データメモリが
    前記複数のデータバスのうちのいずれのデータバスへデ
    ータを出力すべきかを指定し、書き込みサイクルが選択
    された場合には前記データメモリが前記複数のデータバ
    スのうちのいずれのデータバスからデータを入力すべき
    かを指定し、読み書きサイクルが選択された場合には前
    記データメモリが前記複数のデータバスのうちのいずれ
    のデータバスへデータを出力しかついずれのデータバス
    からデータを入力すべきかを指定するための手段を更に
    備えたことを特徴とするプロセッサ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプロセッサにおいて、 前記データメモリは、 複数のデータを格納するための記憶手段と、 読み出しサイクル又は読み書きサイクルが選択された場
    合には前記記憶手段の中の前記データアドレスで指定さ
    れた位置の格納データを前記複数のデータバスのうちの
    指定されたデータバスへ出力するための読み出し回路
    と、 書き込みサイクルが選択された場合には前記複数のデー
    タバスのうちの指定されたデータバスから入力したデー
    タを前記記憶手段の中の前記データアドレスで指定され
    た位置に格納し、読み書きサイクルが選択された場合に
    は前記読み出し回路が前記記憶手段の中の前記データア
    ドレスで指定された位置の格納データを前記複数のデー
    タバスのうちの指定されたデータバスへ出力するのと同
    時に前記複数のデータバスのうちの指定された他のデー
    タバスからデータを入力して該入力したデータを前記デ
    ータアドレスで指定された位置と同じ位置に格納するた
    めの書き込み回路とを備えたことを特徴とするプロセッ
    サ。
  6. 【請求項6】 データバスと、データアドレスを生成す
    るための手段とを備えたプロセッサの中で用いられるデ
    ータメモリであって、 複数のデータを格納するための記憶手段と、 読み書きサイクルで前記記憶手段の中の前記データアド
    レスで指定された位置の格納データを前記データバスへ
    出力するための読み出し回路と、 前記読み書きサイクルより先行するあるメモリサイクル
    で前記データバスから入力したデータを一時保持し、か
    つ該保持したデータを前記読み書きサイクルで前記記憶
    手段の中の前記データアドレスで指定された位置と同じ
    位置に格納するための書き込み回路とを備えたことを特
    徴とするデータメモリ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータメモリにおいて、 前記書き込み回路は、前記データバスから入力したデー
    タを一時保持するためのラッチ回路を備えたことを特徴
    とするデータメモリ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のデータメモリにおいて、 前記書き込み回路は、前記ラッチ回路が一時保持してい
    るデータと、前記データバスから直接入力したデータと
    のうちのいずれかを前記記憶手段へ供給するためのセレ
    クタを更に備えたことを特徴とするデータメモリ。
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