JP3441409B2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP3441409B2
JP3441409B2 JP28796999A JP28796999A JP3441409B2 JP 3441409 B2 JP3441409 B2 JP 3441409B2 JP 28796999 A JP28796999 A JP 28796999A JP 28796999 A JP28796999 A JP 28796999A JP 3441409 B2 JP3441409 B2 JP 3441409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光検知センサを用
いて各種機能の動作を制御する電気機器に係り、特に、
ビデオテープレコーダ(VTR)にセットされるカセッ
トテープのテープ端部を検出する光検知センサ等が外光
により誤動作するのを防止して、透明構造の筐体を採用
するのに好適な電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】筐体内に格納されて、動作部分の動作状
況を光の透過または反射により検出する光検知センサを
備えた電気機器としてVTRが知られている。このVT
Rは、ビデオテープの両端に設けた透明のリーダテープ
を検出するために光検知センサとして発光ダイオードか
らの光を受けるフォトトランジスタが配設されている。
このフォトトランジスタは、ビデオテープの始端および
終端の検出用であるため日光や照明灯等の外光が入射す
ると、検出信号を出力してビデオテープの途中であって
もテープの端部と誤認し、停止モードに切り換わるとい
う誤動作発生の問題がある。このため、フォトトランジ
スタの取付位置は、予め外光に影響し難い場所に配置し
ているが、VTRの筐体にはカセット挿入口、熱放射用
孔、ネジ孔といった多数の開口が開設されているため、
VTRを使用する条件によっては外光が入射することが
あり、前述のような不具合が生じていた。
【0003】そこで、カセットテープの始端および終端
を検出するテープエンドセンサによる誤認を防止する磁
気記録再生装置のテープエンド検出機構が知られている
(特開昭61−137247号公報参照)。このもの
は、テープエンドセンサ、テープエンド検出回路および
動作制御用マイクロコンピュータを備えており、テープ
エンドセンサ出力の微分信号のピーク位置と同期してテ
ープエンド信号をマイクロコンピュータに取り込むよう
になっている。これにより、決められた周波数の光がマ
イクロコンピュータのテープエンド信号入力タイミング
と同期して入力されなければテープエンドを検出しない
ため、外光のような定状的な光の入射に反応しない。よ
って、外光による誤動作を防止できるためテープエンド
検出機構の性能の向上に役立つというものである。
【0004】また、テープの端部分を検出する光センサ
に外光が入射して誤動作しないよう構成されたビデオテ
ープレコーダの誤動作防止装置も提案されている(特開
平1−182951号公報参照)。この誤動作防止装置
は、光センサからの出力電圧を基準電圧と比較する比較
器と、光センサからの出力電圧が基準電圧以上のとき
に、その電圧をローレベルにレベルシフトする電圧レベ
ルシフト手段とを備えている。このものは、ポータブル
型VTRによる屋外での撮影時等において、外光により
光センサが不測に能動領域に入った場合、その外光によ
る不要電圧をローレベルまで電圧シフトすることによ
り、テープ途中部分で自動的に停止モードに切り換わる
といった誤動作を確実に防止できるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
VTRのうち、前者のテープエンド検出機構は、テープ
エンドセンサ出力の微分信号のピーク位置とテープエン
ド信号とのタイミングが同期しなければテープエンドと
認識しない構成となっているため、VTR全体の動作を
制御するマイクロコンピュータが他の機能の動作時に影
響を受けてテープエンドを判別できなくなる場合があっ
た。すなわち、この種の電気機器に使用されるマイクロ
コンピュータは、パルス信号を出力して各部の動作を制
御する構成になっているため、VTRのサーボ系に出力
するパルス信号と前記微分信号のピーク位置とが同期し
ている。しかし、サーボ系のパルス信号が回転機構部の
変動に影響されてタイミングがずれることがあると、前
記微分信号のピーク位置もずれる状態が惹起される。こ
の結果、決められた周波数の光がマイクロコンピュータ
のテープエンド信号入力タイミングと同期しない状態と
なり、このときはテープエンドを検出しないために前述
のような誤動作が生じていた。
【0006】また、後者の誤動作防止装置は、光センサ
に外光が入ったときの出力電圧を電圧レベルシフト手段
によりローレベルまで電圧シフトしてリーダテープと誤
認させない構成となっているが、この電気回路に用いる
電子素子はローレベルの領域における動作の信頼性が低
いために、誤動作を生じ易いという問題が残されてい
た。つまり、この誤動作防止装置は、検知用の光がリー
ダテープを透過したときに光センサから出力されるパル
ス信号を積分回路で積分することにより、電圧レベルシ
フト手段に殆ど電圧が出力されない設定にしている。一
方、外光が入ったときは、光センサの出力電圧を比較器
で比較し、かつ基準電圧より大きいとして積分回路の出
力により電圧レベルシフト手段のトランジスタをオンに
して、外光による不要電圧をローレベルにシフトさせる
ことにより、マイコンに誤信号が入力しないようにして
ある。
【0007】ところで、ビデオテープのリーダテープ
は、従来より透明テープを基本的に使用しているが、近
時、光透過率が50%〜10%程度の範囲と低い光透過
性のテープが採用されている。このため、フォトトラン
ジスタからなる光センサは、このように光透過率の低い
リーダテープでも光を検知できる高感度にする必要があ
る。このフォトトランジスタの検知感度を高めるには、
動作特性の下限である飽和領域近くで動作させる状態と
なる。しかし、入射光の光量が少ないと、飽和領域での
動作になるため低電圧が比較器側に送出される。これに
応じて比較器から積分回路に直流低電圧が出力される
と、この積分回路がさらに電圧を降下させることから、
電圧レベルシフト手段のトランジスタがオン動作せず、
リーダテープを検出したときと同様にマイコンへフォト
トランジスタの検出信号が送出される。この結果、マイ
コンがテープエンドと認識して、テープの途中であるに
も関わらず自動的に停止モードに切り換えるという誤動
作を惹起していた。さらに、前者のテープエンド検出機
構は、コンパレータや微分回路を要し、後者の誤動作防
止装置も比較器や積分回路等を必要とするために、それ
ぞれ回路構成が複雑となるうえ、部品点数も増加すると
いう欠点があった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みて創案されたも
ので、簡単な構成により筐体内に設けられた動作検出用
の光検知センサが外光等の影響により誤動作を惹起させ
る問題を防止し得る電気機器を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、所定の動作
状況を表し、且つ光学的に検出可能な検出部が所定位置
に設けられた動作部を作動させる電気機器本体と、投光
素子と受光素子とにより前記検出部を光学的に検出して
検出信号を出力する動作検出手段と、この動作検出手段
から前記検出信号が入力したときに前記動作部を作動制
御する制御手段と、が筐体内に収納されてなる電気機器
において、少なくとも前記動作検出手段の周囲が透明体
で構成された前記筐体の内部における前記動作検出手段
の前記受光素子の近傍個所の光量を検知して、その検知
光量に応じた信号レベルの検知信号を出力する光量検知
手段と、前記動作検出手段の検出感度を変更する感度変
更手段とを備え、前記制御手段が、前記光量検知手段か
らの前記検知信号の信号レベルに応じて前記感度変更手
を制御することにより、前記動作検出手段を前記検知
信号の信号レベルに対応した検出感度に調整するように
構成されていることを特徴している。また、請求項2に
記載の発明は、前記感度変更手段が、前記動作検出手段
とこの動作検出手段に電圧を供給する電圧供給手段との
間に接続された可変抵抗器からなり、前記制御手段が、
前記光量検知手段からの信号レベルに応じて前記可変抵
抗器の抵抗値を変化させることを特徴としている。ま
た、請求項3に記載の発明は、前記感度変更手段が、前
記動作検出手段とこの動作検出手段に電圧を供給する電
圧供給手段との間に並列接続された抵抗値のそれぞれ異
なる抵抗器とスイッチング素子との複数の直列回路から
なり、前記制御手段が、前記光量検知手段からの信号レ
ベルに応じて前記スイッチング素子の何れかを選択的に
動作させることを特徴としている。また、請求項4に記
載の発明は、前記光量検知手段が、前記電圧供給手段に
接続されたフォトトランジスタにより構成されてなるこ
とを特徴としている。また、請求項5に記載の発明は、
前記電気機器本体の筐体が、ビデオテープレーコーダの
本体ケースであり、前記動作部がビデオカセットであ
り、前記動作検出手段が、前記ビデオカセットにおける
ビデオテープの始端と終端との前記検出部をそれぞれ形
成するリーダーテープを各個別に検知するテープスター
トセンサおよびテープエンドセンサであることを特徴と
している。また、請求項6に記載の発明は、前記電気機
器本体の筐体が、ビデオテープレーコーダの本体ケース
であり、前記動作部がビデオカセットであり、前記動作
検出手段が、前記ビデオカセットのビデオテープを巻回
したリールの回転を検知するリールセンサであることを
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図示例を参照しながら説明する。図1は、本発明の
実施の形態に係る電気機器を示す縦断面図である。この
電気機器は、磁気記録再生装置(VTR)に適用され、
VTR本体1の筐体2内に普及型のVTRが備える機構
部、回路各部および各種センサ等が格納された構成とな
っている。VTR本体1は、外箱である筐体2を透明の
硬質合成樹脂板により形成し、下面を除くほぼ全体がス
ケルトン構造(透明構造)となっている。そして、この
筐体2内にデッキシャーシ3、ヘッドシリンダ、レール
等が配設されている。また、テープエンドセンサ15や
リールセンサ17とともに、外光センサ16等を取り付
けている。前記デッキシャーシ3の左右両側部には、ガ
イド板4,5がそれぞれ配設され、この左右のガイド板
4,5の近傍にカセットホルダー6、図示省略したロッ
ク機構およびカセット搬送機構等を設けている。
【0011】前記デッキシャーシ3の略中央部には、中
央プリズム8が立設されている。この中央プリズム8
は、四角柱形のアクリル樹脂製で、上端部に左右反射面
8a,8bを取り付けてある。なお、この左右反射面8
a,8bに対向させて、デッキシャーシ3の左右両側部
にもアクリル樹脂製のプリズム9,10をそれぞれ配設
している。また、前記デッキシャーシ3の下部には、録
画再生回路やモータ制御回路等を実装した回路基板11
をネジで固定している。そして、この回路基板11に
は、前記テープエンドセンサ15を構成する発光ダイオ
ーD1 と1対の受光用のフォトトランジスQ1 ,Q2 と
を配設してある。
【0012】発光ダイオーD1 は、中央プリズム8の下
方に配置されており、発光駆動すると中央プリズム8の
左右反射面8a,8bを介して左右両側に放光される。
フォトトランジスQ1 ,Q2 は、左右のプリズム9,1
0の下方に配置されている。右プリズム10側のフォト
トランジスタQ1 は、テープ始端検出用で、左プリズム
側9のフォトトランジスタQ2 は、テープ終端検出用と
なっている。ビデオカセット12がテープ録再位置にあ
るときは、発光ダイオーD1 からの放光がビデオカセッ
ト12の検視孔12a通過し、ビデオテープの始端Ta
および終端Tbの透明テープ(リーダテープ)を経て、
さらに、前記左右のガイド板4,5に形成された光送出
孔4a,5aを介し、フォトトランジスQ1 ,Q2 に導
かれる。このフォトトランジスQ1 ,Q2 の何れか一方
が受光すると、制御部20にビデオテープの始端Ta側
または終端Tb側を示す検出信号が送出されるものであ
る。
【0013】外光センサ16も、フォトトランジスタQ
3 ,Q4 を用いており、前記フォトトランジスQ1 ,Q
2 の近傍にそれぞれ配置されている。このフォトトラン
ジスタQ3 ,Q4 は、筐体を透過する外光や筐体内に取
り付けられた表示灯等からの放光を受光すると、この受
光量に応じた電圧を出力するようになっている。リール
センサ17は、図2に示すように、発光ダイオーD2 と
フォトトランジスタQ5 とからなり、リールホルダー1
3に配設されている。このリールホルダー13は、上部
プレート13aと下部プレート13bとの間隙Gにリー
ル14を回転自在に保持する構成となっている。上部プ
レート13aの下面および下部プレート13bの上面に
は、開口がそれぞれ形成されており、上部プレート13
a側の開口内に発光ダイオーD2 が取り付けられる一
方、下部プレート13bの開口内に発光ダイオーD2 と
対向してフォトトランジスタQ5 が取り付けられてい
る。そして、リール14の端縁には、前記発光ダイオー
D2 とフォトトランジスタQ5 とを結ぶ線上に位置する
よう複数の透孔14aを開設してある。これにより、リ
ールセンサ17は、回転するリール14の透孔14aを
発光ダイオーD2 からの放光が通過しフォトトランジス
タQ5 側で受光されたとき、このフォトトランジスタQ
5 よりパルス状の検出信号が出力される。
【0014】図2は、上記VTRの光検出部を示す電気
回路図である。電圧供給部19に、抵抗r0 を介して前
述の発光ダイオードD1 が接続されている。また、電圧
供給部19に、可変抵抗r1 を介してテープ始端検出用
のフォトトランジスタQ1 が接続される一方、可変抵抗
r2 を介してテープ終端検出用のフォトトランジスタQ
2 が接続されている。可変抵抗r1 ,r2 は、感度変更
部18であり、可変抵抗r1 に制御部20からの制御信
号が導かれる一方、可変抵抗r2 にも制御部20よりの
制御信号が導かれている。また、フォトトランジスタQ
1 ,Q2 は、出力が制御部20のポートにそれぞれ接続
されており、何れかの受光部に光が入ると、装着された
ビデオカセットのテープ始端または終端を示す検出信号
を制御部20に送出する。
【0015】また、電圧供給部19に、抵抗r3 を介し
て前記外光検出用のフォトトランジスタQ3 ,Q4 が接
続されている。これらフォトトランジスタQ3 ,Q4
は、出力が制御部20に接続されており、受光部に光が
入ると外光の光量に応じた検出信号を制御部20に送出
する。さらに、電圧供給部19に、抵抗r4 を介して前
記リールセンサ17の発光ダイオードD2 が接続されて
いる。また、電圧供給部19には可変抵抗r5 を介して
フォトトランジスタQ5 が接続されている。なお、発光
ダイオードD2 およびフォトトランジスタQ5 は、アー
スに接続されている。可変抵抗r5 には、制御部20か
らの制御信号が導かれる一方、フォトトランジスタQ5
の出力は、制御部20に接続されており、フォトトラン
ジスタQ5 の受光部に光が入ると、リール14の回転を
示す検出信号を制御部20に送出するようになってい
る。
【0016】この制御部20は、CPU、ROMおよび
RAMからなるマイクロコンピュータであって、VTR
全体の動作を制御するとともに、前記ビデオカセット1
2がセットされて動作を開始したときにテープエンドセ
ンサ15やリールセンサ17から送出されてくる検出信
号を受けて所定の動作に移行する。また、外光センサ1
6から送出されてくる検知信号のレベルに応じて可変抵
抗r1 またはr2 にフォトトランジスタQ1 もしくはQ
2 の検出感度を変更させる制御信号を送出する構成にな
っている。なお、この検出感度は、光透過率が100%
に近い透明テープは勿論、50%〜10%程度の範囲と
低い光透過性のリーダテープであっても、このテープエ
ンドを検出可能に設定されている。また、照明灯や太陽
光のように強い外光が入ったとき、この外光に応じた検
出感度にするために可変抵抗r1 またはr2 の抵抗値を
変化させて、フォトトランジスタQ1 ,Q2 を最適の検
出感度に設定する制御を行う。
【0017】次に、上記VTRの動作について説明す
る。このVTRは、筐体が透明構造となっているため、
屋内で使用するときも照明灯の放光がVTR本体1内に
入射する。よって、ユーザーが、パワースイッチをオン
にすると、電圧供給部19から各センサに電圧が供給さ
れて発光ダイオードD1 ,D2 が駆動する。また、フォ
トトランジスタQ3 ,Q4 が、外光の光量に応じた検出
信号を制御部20に送出する。この制御部20は、検出
信号のレベルに応じた制御信号を可変抵抗r1 および/
またはr2 に送出し各抵抗値を変化させる。この際、外
光の光量は、発光ダイオードD1 よりも大きいので、可
変抵抗r1,r2 の抵抗値を小にしフォトトランジスタ
Q1 ,Q2 への供給電圧を低下させる。これにより、フ
ォトトランジスタQ1 ,Q2 が、最適の検出感度にな
る。
【0018】このため、再生や早送りのモードに入り、
ビデオテープが走行を開始したとき、テープの途中部分
でフォトトランジスタQ1 ,Q2 から制御部20に対し
て検出信号が出力されることはない。そして、発光ダイ
オードD1 の放光がビデオテープのリーダテープを通過
したとき、フォトトランジスタQ1 がオン動作して検出
信号が制御部20に送出される。この制御部20は、検
出信号を受けてビデオテープの始端と認識し、停止モー
ドに移行してテープの走行を自動停止させる。このよう
に、筐体が透明構造のVTRを外光の下で使用すると
き、フォトトランジスタQ1 ,Q2 に外光が入っても、
常態では検出信号が出力されないから、従来のようにテ
ープの途中部分をテープエンドと誤認することなく、適
正な動作が行われる。
【0019】図3は、上記光検出部の変形例を示す電気
回路図である。この光検出部は、感度変更部18である
前記可変抵抗r1 ,r2 の代わりに複数の抵抗r6 〜r
11とフォトトランジスタQ6 〜Q11とを感度変更部18
aに用いたもので、他は図2の電気回路と同一である。
抵抗r6 〜r11は、r6 とr9 、r7 とr10、r8 とr
11がそれぞれ同一の抵抗値であるが、r6 ,r9 、r7
,r10、r8 ,r11の抵抗値は相互に異なっている。
そして、電圧供給部19に、抵抗r6 とフォトトランジ
スタQ6 とが直列に接続され、このフォトトランジスタ
Q6 の出力に前記フォトトランジスタQ1 が接続される
一方、抵抗r9 とフォトトランジスタQ9 とが直列に接
続され、このフォトトランジスタQ9 の出力側に前記フ
ォトトランジスタQ2 が接続されている。
【0020】また、抵抗r7 とフォトトランジスタQ7
、抵抗r8 とフォトトランジスタQ8 とがそれぞれ直
列に接続された状態で、前記抵抗r6 とフォトトランジ
スタQ6 の各一端に並列接続されている。さらに、抵抗
r10とフォトトランジスタQ10、抵抗r11とフォトトラ
ンジスタQ11とがそれぞれ直列に接続された状態で、前
記抵抗r9 とフォトトランジスタQ9 の各一端に並列接
続されている。そして、フォトトランジスタQ6 〜Q11
のベース側には、制御部20のポートからそれぞれに制
御信号が導かれている。この制御部20は、外光を受け
る前記フォトトランジスタQ3 ,Q4 から検出信号が出
力されてくると、この検出信号のレベルに応じてフォト
トランジスタQ1 ,Q2 を最適感度に設定すべく、何れ
かのフォトトランジスタを駆動させる制御信号を送出す
る。
【0021】この制御信号を受けたフォトトランジスタ
が駆動すると、このフォトトランジスタに接続された抵
抗を介して電圧供給部19からの出力電圧がフォトトラ
ンジスタQ1 またはQ2 に供給される。これにより、フ
ォトトランジスタQ1 ,Q2が、外光に応じて最適の検
出感度に設定される。よって、フォトトランジスタQ1
,Q2 に外光が入る条件下でも、不測に検出信号が出
力されないから、前述のようにテープの途中部分をテー
プエンドと誤認するといった問題が防止される。なお、
上記実施の形態においては、テープエンドセンサ15に
よりビデオテープのリーダテープを検出する場合につい
て詳述したが、リール14の回転を検出するリールセン
サ17が外光を受ける条件でも、このリールセンサ17
から検出信号が出力されることなく、誤動作を防止する
ことができる。また、筐体が透明構造のVTRに適用す
る場合について説明したが、透明構造のテレビ一体型V
TRやテープレコーダー、さらには、筐体が透明でない
各種電気機器にも広く採用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に記載の発明は、筐体内における動作検出手段の受
光素子の近傍個所の光量を検知する光量検知手段からの
検知信号の信号レベルに応じて動作検出手段の受光素子
検出感度を変更させるので、筐体における全部または
動作検出手段の周囲の一部透明体で形成した場合にお
いても、外光等が透明体を透過して筐体内に入ったとき
、動作検出手段が不測に検出信号を誤出力するといっ
たことが生じるおそれがなく、動作部が誤動作する不具
合の発生が確実に防止される。また、請求項2に記載の
発明は、光量検知手段からの信号レベルに応じて可変抵
抗器の抵抗値を変化させることにより、動作検出手段の
検出感度を変更させるので、この検出感度が、動作検出
手段の受光素子の周辺の光量に応じて調整されて、常に
誤検出を確実に防止できる最適の検出感度に設定できる
とともに、感度変更手段を部品点数の少ない簡素化した
構成とすることができる利点がある。また、請求項3に
記載の発明は、光量検知手段からの信号レベルに応じて
スイッチング素子の何れかを選択的にオンさせ、そのオ
ン状態のスイッチング素子に接続されている抵抗器を介
して動作検出手段に電圧を供給することにより検出感度
を変更させるので、動作検出手段を常に誤検出を確実に
防止できる検出感度に設定できる。また、請求項4に記
載の発明は、光量検知手段が電圧供給手段に接続された
ファトトランジスタにより構成されているから、製作が
容易で安価な電気機器を提供できる利点がある。また、
請求項5に記載の発明は、テープスタートセンサおよび
テープエンドセンサを収納したビデオテープレーコータ
の本体ケースが透明構造で、何れかのセンサに外光が入
る状態でも、テープエンドの検出信号を誤出力すること
がないから、テープの途中部分でテープエンドと誤認し
て動作を停止させる問題を防止し得る利点がある。ま
た、請求項6に記載の発明は、ビデオテープレコーダの
本体ケースに収納したリールセンサに外光が入る状態で
も、検出信号を誤出力することはないから、誤動作を回
避し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気機器を示す縦断
面図である。
【図2】同電気機器の光検出部を示す電気回路図であ
る。
【図3】同光検出部の変形例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
15 動作検出手段 16 光量検知手段 18 感度変更手段 20 制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 G11B 15/08 G01V 9/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の動作状況を表し、且つ光学的に検
    出可能な検出部が所定位置に設けられた動作部を作動さ
    せる電気機器本体と、投光素子と受光素子とにより前記
    検出部を光学的に検出して検出信号を出力する動作検出
    手段と、この動作検出手段から前記検出信号が入力した
    ときに前記動作部を作動制御する制御手段と、が筐体内
    に収納されてなる電気機器において、 少なくとも前記動作検出手段の周囲が透明体で構成され
    た前記筐体の内部における前記動作検出手段の前記受光
    素子の近傍個所の光量を検知して、その検知光量に応じ
    た信号レベルの検知信号を出力する光量検知手段と、 前記動作検出手段の検出感度を変更する感度変更手段と
    を備え、前記制御手段が、前記 光量検知手段からの前記検知信号
    信号レベルに応じて前記感度変更手段を制御すること
    により、前記動作検出手段を前記検知信号の信号レベル
    に対応した検出感度に調整するように構成されている
    とを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 前記感度変更手段が、前記動作検出手段
    とこの動作検出手段に電圧を供給する電圧供給手段との
    間に接続された可変抵抗器からなり、前記制御手段が、
    前記光量検知手段からの信号レベルに応じて前記可変抵
    抗器の抵抗値を変化させることを特徴とする請求項1に
    記載の電気機器。
  3. 【請求項3】 前記感度変更手段が、前記動作検出手段
    とこの動作検出手段に電圧を供給する電圧供給手段との
    間に並列接続された抵抗値のそれぞれ異なる抵抗器と
    イッチング素子との複数の直列回路からなり、前記制御
    手段が、前記光量検知手段からの信号レベルに応じて前
    スイッチング素子の何れかを選択的に動作させること
    を特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  4. 【請求項4】 前記光量検知手段が、前記電圧供給手段
    に接続されたフォトトランジスタにより構成されてなる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電気機器。
  5. 【請求項5】 前記電気機器本体の筐体が、ビデオテー
    プレーコーダの本体ケースであり、前記動作部がビデオ
    カセットであり、前記動作検出手段が、前記ビデオカセ
    ットにおけるビデオテープの始端と終端との前記検出部
    をそれぞれ形 成するリーダーテープを各個別に検知する
    テープスタートセンサおよびテープエンドセンサである
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の電
    気機器。
  6. 【請求項6】 前記電気機器本体の筐体が、ビデオテー
    プレーコーダの本体ケースであり、前記動作部がビデオ
    カセットであり、前記動作検出手段が、前記ビデオカセ
    ットのビデオテープを巻回したリールの回転を検知する
    リールセンサであることを特徴とする請求項1ないし4
    の何れかに記載の電気機器。
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