JP3440095B1 - データ伝送装置及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送装置及びデータ伝送方法

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Abstract

【要約】 【課題】 雑音振幅が大きい信号に対して比較的ダイナ
ミックレンジの狭いA/D変換器を適用しながら精度の
良いデータ再生を可能にする受信部を提供することを目
的とする。 【解決手段】 入力信号に対してPN系列を乗積してス
ペクトラム拡散処理を施す乗積器52と、スペクトラム
拡散処理後の信号に対してアナログ・ディジタル変換処
理を施すA/D変換器54と、前記アナログ・ディジタ
ル変換処理後の信号に対して上記同様のPN系列を乗積
して前記スペクトラム拡散処理に対するスペクトラム逆
拡散処理を施す乗積器55とよりなる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送装置及
びデータ伝送方法に係り、特に電力線を用いて高速デー
タ通信を行うための電力線搬送通信用モデム等に適用さ
れ、入力信号のダイナミックレンジが大きい場合であっ
ても精度の高い受信データを得られる構成を有するデー
タ伝送装置及びデータ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に電力線搬送通信システムの構成例
を示す。同図の例において、電力線は、配電変電所9−
1と柱上変圧器9−3との間に配される6.6kVの高
圧配電線9−2と、柱上変圧器9−3と家屋9−6との
間に配される100V/200V低圧配電線9−4及び
引込み線9−5とから成る。 当該電力線搬送通信システムでは、配電変電所9−1の
アクセスノード9−11と柱上変圧器9−3内に設けら
れたモデムとの間に、高圧配電線9−2と並行して光フ
ァイバを設置してその間の光信号によるデータ伝送を可
能としている。又、柱上変圧器9−3と家屋9−6内の
コンセントに差し込まれたモデムとの間は、100V/
200V低圧配電線9−4と引込線9−5と屋内配線9
−7とを経由したデータ伝送が可能である。 ここで、上記データ伝送において、低圧配電線9−4、
引込線9−5及び屋内配線9−7には、多くの家電機器
が接続され、該家電機器のスイッチング電源やインバー
タ回路などからランダムな雑音が放出され、それらの雑
音によって通信品質が劣化するおそれがある。このた
め、このような電力線搬送通信によるデータ伝送には、
雑音に強いと言われるFM変調方式、FSK変調方式、P
SK変調方式又はスペクトラム拡散方式等を用いたり、
或いはマルチキャリア変調方式やOFDM(Ortho
gonal Frequency Division
Mu1tiplexing)方式等を導入し、雑音の多い
キャリア帯域を避けて通信を行う等の技術の適用が試み
られている。
【0003】他方、このような電力線搬送通信システム
では、当該電力線搬送通信の信号搬送に伴う電力線から
の放射漏洩電磁界によって他の通信又は放送メディアに
影響が生ずるおそれがある。特に短波放送の受信機に対
するノイズによって短波放送の放送内容が聴きづらくな
る等の問題点の発生が危惧される。
【0004】このような放射漏洩電磁界による他の通信
等へのノイズ等による影響低減のための対策として、当
該電力線搬送における送信レベルを低下させることが考
えられる。ところがこのように電力線搬送通信の送信レ
ベルを低下させた場合、上述の如く家電機器のスイッチ
ング電源やインバータ回路などから放出される雑音等に
よって電力線搬送の通信品質が著しく劣化してしまうこ
とになる。 図2は、例えば図1に示す電力線搬送通信システムにお
ける、柱上変圧器9−3内に設けれたモデムで低圧配電
線9−4経由で受信された受信信号の状態の例を示す。
同図に示される如く、上述の如くの通信状況により、入
力信号は大きな振幅の雑音レベルRNに小さな振幅の受
信信号RSが重畳された形態で受信される。
【0005】このような状態の入力信号から伝送データ
を適切に抽出するためには、図2、(b)に示される如
く、雑音レベルRNと受信信号RSとの合成信号の全領
域の振幅RINについてA/D変換器(ADC)で取込
み、ディジタル信号に変換後にディジタル信号処理部
(DSP)にて処理する必要がある。
【0006】しかしながらこの場合、合成信号の振幅R
INが大きく、現在の段階で製品化されているA/D変
換器には、該当するような大きな入力振幅に対応したダ
イナミックレンジ(130dB以上)を有するものが見
当たらない。従って、電力線経由で得られた信号を直接
A/D変換器に取込むような回路構成とすることは困難
である。
【0007】図3は、上記課題を解決するための手法の
一例について示す図である。この場合、A/D変換器
(ADC)の前段階において、利得制限器(ゲインコン
トローラ)GCを設け、当該利得制限器GCによって入
力信号の振幅を減衰させ、もってA/D変換器ADCが
有するダイナミックレンジに適合させるものである。当
該構成により、汎用A/D変換器ADCを用いて受信回
路を構成する事が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに利得制限器GCを用いて入力信号の振幅を減衰させ
た場合、伝送データを含む受信信号RSそのものの振幅
も同時に減衰されるため、伝送データの検出精度が劣化
し、結果として受信特性劣化を招くことになってしま
う。
【0009】上記汎用A/D変換器適用の際のダイナミ
ックレンジに関する課題の解決のための他の方法とし
て、オーバーサンプリング方式A/Dコンバータの適用
等が考えられる。しかしながら、単純なオーバーサンプ
リング方式では、やはり結果的に十分な受信信号検出精
度を得ることが困難と考えられる。
【0010】本発明は上記課題に鑑み、雑音振幅が大き
い入力信号に対して比較的ダイナミックレンジの狭いA
/D変換器を適用しながら精度の良いデータ再生を可能
にするデータ伝送方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明では、入力信号に対してPN系列の乗積等による
スペクトラム拡散処理を施し、当該スペクトラム拡散処
理後の信号に対してアナログ・ディジタル変換処理を施
す。更にアナログ・ディジタル変換処理後の信号に対し
て上記同様のPN系列の乗積当によって前記スペクトラ
ム拡散処理に対するスペクトラム逆拡散処理を施す。
【0012】このようにアナログ・ディジタル変換処理
にスペクトラム拡散処理を組み込むことによって実質的
にアナログ・ディジタル変換処理の精度を向上可能であ
り、比較的ダイナミックレンジの狭い汎用A/D変換器
を適用しながら入力信号に含まれる伝送データを精度良
くディジタル信号として再生可能にし得る。
【0013】
【発明の実施の形態】図4は、本発明の一実施例による
データ伝送装置としての、例えば図1の柱上変圧器9−
3内のモデムの装置構成例を示す。同図において、スクラ
ンブラ(SCR、S/P)11は、送信信号(SD)のス
クランブル処理を行うと共にシリアル信号をパラレル信
号に変換し、ベクトル和分回路(G/N、和分)12に
送出する。 ベクトル和分回路12は入力されたパラレル信号に対
し、グレイバイナリコード(G)であった信号をナチュ
ラルバイナリコード(N)に変換する処理を施し、更に、
受信側で位相検出するために用いるベクトル差分回路
(差分、N/G)29に対応したベクトル和分演算処理
を施した後、信号点発生部13に送出する。
【0014】信号点発生部13は、入力送信データを所
定の変調単位で所定のビット数ずつ区切り、そのビット
数に対応した信号点を1つ発生する。そして、このように
して得られた信号点よりなる送信信号は、ゼロ点挿入部
14によりゼロ点信号が挿入された後、ロールオフフィ
ルタ(ROF1)15によりその帯域が電力線搬送通信
に許容された帯域に制限されて波形成形される。更に送
信信号は変調回路(MOD)16によって変調され、D
/A変換回路(D/A)17によりデジタル信号からア
ナログ信号に変換された後、ローパスフィルタ(LP
F)18により電力線搬送波の周波数帯域を含む低周波
帯域の信号が抽出され、送信線路TX−lineに送出
される。 送信線路TX−lineへと送出された送信信号は、対
向するモデム(例えば図1の家庭9−6内の屋内配線9
−7の終端部分に設けられたモデム)によって受信線路
RX−lineから受信され、そのバンドパスフィルタ
(BPF)21により所定の周波数帯域成分のみが抽出
され、A/D変換回路(A/D)22によりデジタル信
号に戻される。 このデジタル化された信号は復調回路(DEM)23に
よりべ一スバンドの信号に変換され、ロールオフフィル
タ(ROF2)24により波形成形され、その出力信号
はVCXO(Voltage Controlled
CrystalOscilator:電圧制御水晶発振)
型位相ロックループ回路(PLL・VCXO)31に送出
される。 当該VCXO型位相ロックループ回路31は、信号内の
ゼロ点の位相を抽出し、該ゼロ点の位相をA/D変換回
路(A/D)22へのサンプリングタイミング信号とし
て与えると共に、受信部のクロック(RX−CLK)分
配部32へも与える。
【0015】受信部のロールオフフィルタ(ROF2)
24からの出力信号は又、ゼロ点削除部25により、そ
のゼロ点が削除された後、自動利得制御器(AGC)2
6により所定のレベルに利得制御される。その後、自動
キャリア位相制御器(CAPC)27により位相合わせ
がなされ、更に判定回路(DEC)28により受信信号
の信号判定が行なわれる。そしてその判定結果がベクト
ル差分回路(差分、N/G)29に出力される。
【0016】ベクトル差分回路29は、送信部のベクト
ル和分回路(G/N、和分)12でナチュラルバイナリ
コード(N)で送信されたと信号に対し、同回路による
処理とは逆のベクトル差分演算を行った後、グレイバイ
ナリコード(G)に戻してデスクランブラ(P/S、D
SCR)31に送出する。デスクランブラ(P/S、D
SCR)31は、このパラレルグレイコードをシリアル
信号に変換してデスクランブル処理し、受信データ(R
D)を得る。
【0017】又、送信部において、送信クロック分配回路
(TX−CLK)19は、送信クロック信号をゼロ点挿入
部14、D/A変換器(D/A)17及びその他の各送
信回路部へ分配する。また、受信部において、受信クロッ
ク(RX−CLK)分配部32は、VCXO型位相ロッ
クループ回路(PLL・VCXO)31から受信クロッ
ク信号を抽出し、該受信クロック信号をゼロ点削除部2
5及びその他の各受信回路部へ分配する。
【0018】尚、受信クロック(RX−CLK)分配部3
2は、VCXO型位相ロックループ回路(PLL・VC
XO)31から抽出されたゼロ点の位相を示すサンプリ
ングタイミング信号を通過させているだけであり、この
信号は単なるシンボルタイミング信号である。 図5は、図4における、受信部のA/D変換回路22内
部の回路構成を示すブロック図である。同図の回路にお
いて、まず、バンドパスフィルタ21で帯域制限処理を
受けた入力信号は、例えば図2、(a)の如くの波形を
有するものであり、利得制限回路51にて、A/D変換
器54のダイナミックレンジの範囲に収まるようにその
振幅が減衰される。その後、当該信号に対し乗積器52
にて、PN系列発生器57から供給される所定のPN
(疑似雑音)系列が乗積され、高速サンプリングによる
スペクトラム拡散が施される。
【0019】尚、ここで上記PN系列はスペクトラム拡
散における拡散変調において対象信号に対して乗積され
る拡散符号の総称である。この拡散符号としては、例え
ばM系列符号、ゴールド系列符号、Wavelet系列
符号、アダマール系列符号等があり、そのいずれでもよ
い。
【0020】又、ここではA/D変換器54の分解能向
上のために多チップのPN系列の乗積が必要なことか
ら、乗積器52による当該拡散処理は高速サンプリング
を伴う処理となる。
【0021】その後低域通過フィルタ53にて信号の余
分な高域成分が除かれた後、A/D変換器54に入力さ
れ、当該A/D変換器54にてA/D変換がなされる。
ここでもA/D変換器54の分解能向上のため、高速サ
ンプリング(但し、ビットレート的には低ビットレート)
を伴う処理がなされる。
【0022】そして、その後、乗積器55にて再びPN
系列発生器57から供給される上記同様のPN系列が乗
積されることにより、スペクトラム逆拡散処理が施され
る。この場合も上記の如く前段の乗積器52にて多チッ
プのPN系列が乗積されているため、当該逆拡散処理に
おいても多チップのPN系列が乗積される。従って本逆
拡散処理も高速サンプリング処理(但しビットレート的
には低ビットレート)を伴う。
【0023】その結果、ディジタル化した受信信号が得
られる。そして更に低域通過フィルタ56にて余分な高
域成分が除かれた後に図4に示される復調器23へと供
給される。尚、以降のディジタル信号処理にて低速サン
プリング処理を行うことによって本来所望される高ビッ
トレートの信号を得ることが出来る。
【0024】図6は、図5の回路構成中の各点における
信号波形の変遷について説明するための図である。即
ち、図6、(b)に示される雑音信号に受信信号が重畳
されたアナログの入力信号a(t)は乗積器52にて図
6、(c)に示すPN系列c(t)が乗積される。乗積
結果であるアナログ信号 a(t)*c(t) は低域通過フィルタ53を経て、A/D変換器54でデ
ィジタル信号 a(t)*c(t)*A/D に変換される。その後更にPN系列c(t)が乗積され
て以下の式で表されるディジタル信号が得られる。 a(t)*c(t)*A/D*c(t) =a(t)*A/D*c(t)*c(t) =a(t)*A/D 従って、上記の如く、入力アナログ信号a(t)をディ
ジタル化した信号 a(t)*A/D が得られる。
【0025】次に上記乗積器52,55にて入力信号に
乗積されるPN系列の所用系PN列数の算出方法につい
て説明する。尚ここで、以降、「PN系列数」とは、P
N系列の一周期毎のチップ数を示すものとする。図5に
示すA/D変換回路22への入力信号を所定の精度でデ
ィジタル信号に変換するために要されるダイナミックレ
ンジを130(dB)とした場合、当該全領域の検出に
必要なビット数は22ビット以上と仮定する。そして、
この22ビット以上のビット数を確保するために必要な
PN系列数は、以下の表1に示す通り、65,535で
ある。
【0026】
【表1】 以下に、上記表1の数値の算出根拠について説明する。
まず、PN系列数N のPN系列の乗積による信号S
/N、即ち分解能は、以下の数式(公知)に従って向上
する。 S/N=10logNPN 又、このPN系列の乗積による信号S/Nの向上によ
り、実質的に、図5に示されるA/D変換器54の分解
能(ビット数)が以下の数式(公知)中のnの分、向上
したことと同等の効果が得られる。 S/N=10logNPN=6.02×n+1.76 よって n=(10logNPN―1.76)/6.02 即ち、PN系列の乗積による分解能の向上によって最終
的に得られる分解能は、以下の式で求められる。 ADCビット数+向上ビット数(n)=合計ビット数 上記表1に戻り、ダイナミックレンジ130dBを必要
とする入力信号から所定の精度で受信データを検出する
ための22ビット分の分解能を得るためには、元のA/
D変換器54の分解能を構成するビット数14に対して
8ビット分分解能を向上させる必要があり、従って表1
の最下行が適用され、各乗積器52,55では、65,
535のPN系列数を有するPN系列を乗積する必要が
ある。
【0027】ここで、図7、図8と共に、本発明の実施
例においてA/D変換器54の分解能が向上する理由に
ついて更に詳細に説明する。図7は図6に示す如くの本
発明の実施例において、図7,(a)は図6、(b)に
示す入力波形に対応し、図7、(b)は図6、(c)に
示すPN系列波形に対応し、図7、(c)は図6、
(d)に示すPN系列乗積後の信号波形に対応し、図
7、(d)はA/D変換器54におけるサンプリングタ
イミングを示し、図7,(e)は図6,(e)に示され
るA/D変換器54にて抽出された信号に対応する。
【0028】他方、図8は、従来の、PN系列による拡
散処理を施さない場合の信号波形例を示す。この場合、
図8,(a)は図7,(a)と同様の元信号を示し、図
8、(b)はその場合のA/D変換器のサンプリングタ
イミングを示し、図8、(c)はこのA/D変換器で抽
出された信号波形を示す。
【0029】このように、本発明の実施例では、入力波
形に対してPN系列を乗積すると同時に、A/D変換器
54のサンプリングタイミングもこれに応じて増加させ
る。その場合、図8、(b)に示す従来のA/D変換器
のサンプリングタイミングを本発明の実施例で使用する
PN系列における「ビットレート」と同一と仮定する。
更にその場合、適用されるPN系列のPN系列数は、上
記の如く当該PN系列の1周期毎のチップ数である。そ
こで、PN系列を乗積することによって元信号のビット
レートが「PN系列数」倍となるものと仮定する。
【0030】そしてそのビットレートの改善度たる倍率
としての「PN系列数」と同じ倍数分、A/D変換器の
サンプリングタイミング、即ちサンプリングレートを増
加させる構成とする。その結果、実質的にA/D変換器
54による信号抽出の分解能を向上させることが可能と
なるのである。即ち、上の表1の場合、元のA/D変換
器のサンプリングレートが1MHzであったと仮定する
と、PN系列数31のPN系列を乗積した場合、即ち表
1の最上段の場合、A/D変換器54のサンプリングレ
ートも同じく31倍して31MHzとする。その結果、
乗積器52にて乗積されるPN系列の周波数、即ちピッ
チレートとA/D変換器54のサンプリングレートとが
共に31MHzとなるように構成するのである。
【0031】その結果、図7に示す如く、PN系列の乗
積によってプラス/マイナスの双方向に振られた元信号
の振動と同じタイミングでA/D変換器54によるサン
プリングが行われ、もってA/D変換器54による高精
度の信号抽出が可能となるのである。
【0032】ここで、上記数式の根拠について説明す
る。まず、 S/N=10logNPN は、伝送量の基本式である以下の数式 S/N=10log(P/P) に基づくものである。ここで上式中のP、Pは、夫
々信号パワー、ノイズパワーを示す。上式の根拠につい
ては例えば、酒井洋、諏訪秀策著、「デシベル伝送量の
扱い方」、日刊工業新聞社発行等を参照されたい。
【0033】又、上記信号パワーとノイズパワーとの比
がPN系列数NPNと一致する理由について以下に説明
する。即ち、一般にA/D変換器のS/N決定要因であ
る量子化雑音はそのサンプリング周波数に比例する。従
って例えばA/D変換器のサンプリング周波数を2倍と
することにより、S/Nを3dB改善することが出来
る。この点の詳細については、例えば米山寿一書、「A
/Dコンバータ入門」オーム社発行に開示されている。
【0034】即ち、上式に数値を代入すると以下の通り
となる。 S/N=10log((P/(P/2))=10l
og2=3(dB) このことから、S/Nの改善度として、上式におけるP
/Pの部分をA/D変換器におけるサンプリング周
波数の比と置き換えることが可能と言える。更に上記の
如くPN系列数をA/D変換器54における改善度とし
てのサンプリング周波数の比(倍率)と同一とすること
により、上式、即ち S/N=10logNPN が導き出されるのである。
【0035】又、 S/N=10logNPN=6.02×n+1.76 については、量子化に関するS/Nの基本式である以下
の式に基づいている。 S/N=20log2・√3/2=6.02×n+
1.76 尚、上式の根拠については、例えば、金子尚著、「PC
M通信の技術」、産業出版株式会社発行等を参照された
い。
【0036】このように本発明の実施例によれば、A/
D変換回路22において入力信号に対して高速サンプリ
ングを行なってスペクトラム拡散処理を行うことによ
り、実質的にA/D変換器54の分解能の向上が図れ
る。その結果、受信信号検出精度劣化を防止したデータ
伝送装置を実現可能である。
【0037】尚、本発明の実施例の効果について以下に
更に詳細に説明する。
【0038】即ち、高振幅の入力信号に対して直接適合
しないダイナミックレンジを有する汎用A/D変換器を
適用するための手法として、従来の如くに単に汎用A/
D変換器の前段に利得制限器(ゲインコントローラ)を
設けて信号振幅を減衰させる方法を適用した場合、汎用
A/D変換器は高々14ビットの分解能しか有せず、そ
の場合の分解能は以下の式で求められる。 分解能=FSR/214=FSR/16384 尚、FSRはフル・スケール・レンジを意味する。
【0039】他方、本発明の実施例では上記の如くにP
N系列数65,535のPN系列を乗積することによっ
て、14ビットの解像度を有する汎用A/D変換器を使
用しながら実質的に22ビット相当のA/D変換器と同
等の性能を実現可能である。従ってその際の分解能は以
下の式で求められる。 分解能=FSR/222=FSR/4194404 従って、上記従来技術の方法による場合に比して256
倍(=4,194,404/16,384)の分解能が
達成可能となる。
【0040】図9は、本発明の実施例を適用可能なシス
テムについて更に一般化して示したものである。図示の
如く、本発明の実施例によるデータ伝送装置としてのモ
デムは、図9,(a)に示される電力線を介して実現さ
れる電力線搬送通信システムの終端部分である電力線搬
送モデムに相当する。
【0041】更に本発明の実施例は、図9、(b)に示
される当該モデム中のハッチングで示すA/D変換回路
部に特徴を有する。当該A/D変換回路は例えば図5に
示す構成を有し、上述の如く汎用のA/D変換器54を
適用しながらPN系列を使用した高速サンプリングを伴
うスペクトラム拡散処理の適用により、実質的にA/D
変換における分解能を効果的に向上可能である。その結
果、一般に雑音の比率が多いと言われる電力線搬送通信
システムにおいて伝送データの検出を確実に実施し得る
データ伝送装置を提供し得る。
【0042】図10は、本発明の他の実施例によるデー
タ伝送装置の構成を示す回路ブロック図であり、当該デ
ータ伝送装置は、図9、(b)に示すモデムに相当する
ものである。同図において、電力線を経て受信された入
力信号は電力搬送回線との分離を行う結合部151及び
所望信号成分を抽出する受信部152を経たのち、利得
制限部153にてその振幅が制限された後、拡散変調部
154に供給される。拡散変調部154では入力信号に
PN系列を乗積し拡散変調を実施する。拡散符号生成部
159は上記PN系列を生成して拡散変調部154へ供
給する。
【0043】次に、上記拡散変調された信号は低域通過
フィルタ155にて高域の不要成分が取り除かれ、その
後、A/D変換器156にてディジタル信号へ変換され
る。その後、拡散復調部157にて、上記同様のPN系
列が乗積されることによって逆拡散がなされる。拡散符
号生成部160は上記PN系列を生成して拡散復調部1
57へ供給する。
【0044】その後、低域通過フィルタ158にて不要
高域成分が除去され、ディジタル信号処理部142にて
所定の信号処理がなされて元信号へと再生され、その後
インタフェース部141にて他のネットワークに対する
インタフェース処理が施された後、出力される。
【0045】他方、他のネットワークを介して受信され
た信号はインタフェース部141にて所定のインタフェ
ース処理を経た後、ディジタル信号処理部142にて所
定の信号処理が施され、D/A変換器143によってア
ナログ信号へ変換される。その後低域通過フィルタ14
4にて不要高域成分が除かれ、利得制限部145にて振
幅の調整がなされる。そして、駆動部146にて増幅さ
れた後に結合部151を経て電力線へと発信される。
【0046】図10の回路構成において、利得制限部1
53、拡散変調部154,低域通過フィルタ155,A
/D変換器156,拡散復調部157,低域通過フィル
タ158及び拡散符号生成部159,160は、夫々図
5の回路構成における利得制限部51,乗積部52,低
域通過フィルタ53,A/D変換器54,乗積器55,
低域通過フィルタ56及びPN系列生成部57に対応
し、夫々において同様の処理が実施される。
【0047】尚、本発明の実施例は上述のものに限られ
ず、本発明の基本思想に従う限り様々な応用例が導出し
得る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如くの手法にて
アナログ・ディジタル変換処理にスペクトラム拡散処理
を組み込むことによって実質的にアナログ・ディジタル
変換処理の精度を向上可能であり、比較的ダイナミック
レンジの狭い汎用A/D変換器を適用しながら入力信号
に含まれる伝送データを精度良くディジタル信号として
再生可能にし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を適用可能な電力線搬送通信シ
ステムの構成を説明するための図である。
【図2】図1に示される如くの電力線搬送通信システム
における課題について説明するための図である。
【図3】図1に示される如くの電力線搬送通信システム
に適用する従来の一例のデータ伝送装置としてのモデム
の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の実施例によるデータ伝送装置としての
モデムの回路構成を説明するためのブロック図である。
【図5】図4に示すA/D変換回路の内部構成を説明す
るための回路ブロック図である。
【図6】図5に示す回路構成における信号波形の変遷に
ついて説明するための図である。
【図7】本発明の実施例による効果を説明するための波
形図(その1)である。
【図8】本発明の実施例による効果を説明するための波
形図(その2)である。
【図9】本発明の適用例について更に説明するための図
である。
【図10】本発明の他の実施例によるデータ伝送装置と
してのモデムの回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
51 ゲインコントローラ 52 乗積器 53 低域通過フィルタ 54 A/Dコンバータ 55 乗積器 56 低域通過フィルタ 57 PN系列発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 H03M 3/00 H04J 13/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号に対してスペクトラム拡散処理を
    施すスペクトラム拡散手段と、 スペクトラム拡散処理後の信号に対してアナログ・ディ
    ジタル変換処理を施すA/D手段と、 前記アナログ・ディジタル変換処理後の信号に対して前
    記スペクトラム拡散処理に対するスペクトラム逆拡散処
    理を施すスペクトラム逆拡散手段とよりなるデータ伝送
    装置。
  2. 【請求項2】前記スペクトラム拡散処理は所定のPN系
    列を使用して行なわれる構成の請求項1に記載のデータ
    伝送装置。
  3. 【請求項3】前記PN系列のPN系列数に応じて前記A
    /D変換手段のサンプリングレートを増加させることを
    特徴とする請求項2に記載のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】前記PN系列のPN系列数は、入力信号に
    含まれた伝送データを所定の精度で検出可能なように前
    記アナログ・ディジタル変換処理の精度を実質的に向上
    させるのに十分な数値とされてなる請求項2に記載のデ
    ータ伝送装置。
  5. 【請求項5】電力線を介してデータを伝送する構成の電
    力線搬送通信システムにおいてデータ伝送路としての電
    力線を終端する請求項1乃至のうちのいずれか一項に
    記載のデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】入力信号に対してスペクトラム拡散処理を
    施すスペクトラム拡散段階と、 スペクトラム拡散処理後の信号に対してアナログ・ディ
    ジタル変換処理を施すA/D変換段階と、 前記アナログ・ディジタル変換処理後の信号に対して前
    記スペクトラム拡散処理に対するスペクトラム逆拡散処
    理を施すスペクトラム逆拡散段階とよりなるデータ伝送
    方法。
  7. 【請求項7】前記スペクトラム拡散処理は所定のPN系
    列を使用して行なわれる構成の請求項に記載のデータ
    伝送方法。
  8. 【請求項8】前記PN系列のPN系列数に応じて前記A
    /D変換段階のサンプリングレートを増加させることを
    特徴とする請求項7に記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】前記PN系列のPN系列数は、入力信号に
    含まれた伝送データを所定の精度で検出可能なように前
    記アナログ・ディジタル変換処理の精度を実質的に向上
    させるのに十分な数値とされてなる請求項に記載のデ
    ータ伝送方法。
  10. 【請求項10】電力線を介してデータを伝送する構成の
    電力線搬送通信システムにおいてデータ伝送路としての
    電力線を終端する際に実施される請求項6乃至8のうち
    のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
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