JP3438603B2 - 加入者データ収容装置 - Google Patents

加入者データ収容装置

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JP3438603B2
JP3438603B2 JP24644298A JP24644298A JP3438603B2 JP 3438603 B2 JP3438603 B2 JP 3438603B2 JP 24644298 A JP24644298 A JP 24644298A JP 24644298 A JP24644298 A JP 24644298A JP 3438603 B2 JP3438603 B2 JP 3438603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加入者データ収容装
置に係わり、詳細には各プロセッサそれぞれに加入者デ
ータを記憶するマルチプロセッサ構成の加入者データ収
容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ交換技術では所定の数の加
入者端末あるいは回線ごとに端末および回線関係の制御
を行う複数の加入者制御プロセッサと、呼接続制御を行
う1つの呼制御プロセッサとからなるマルチプロセッサ
により装置が構成されている。それぞれ異なる加入者制
御プロセッサに収容されている加入者端末あるいは回線
間で通信を行うとき、発信元の加入者端末からこの加入
者端末を収容している加入者制御プロセッサ経由で接続
要求を受信した呼制御プロセッサは、接続要求に指定さ
れた着信先の加入者端末を収容する加入者制御プロセッ
サを選択して両加入者制御プロセッサ間を接続して通信
を行わせることができるようになっている。
【0003】しかし加入者制御プロセッサは加入者端末
の接続処理と加入者端末間に送受信されるデータの通信
処理の両方を行うために、データ通信量の多い加入者端
末を収容する加入者制御プロセッサに大きな負荷をかけ
てしまう。このような加入者制御プロセッサへの負荷を
軽減する技術を次に示す。
【0004】図7はこのような従来提案された加入者デ
ータ収容装置の構成の概要を表わしたものである。この
装置では、発信元の加入者端末と着信先の加入者端末と
の間の呼接続制御を行う呼制御プロセッサ10と、発信
元の加入者データを備えることで発信元の加入者端末を
収容する複数の発信元加入者制御プロセッサ111〜1
Nと、着信先の加入者データを備えることで着信先の
加入者端末を収容する複数の着信先加入者制御プロセッ
サ121〜12Nとを備えている。さらにこれら発信元加
入者制御プロセッサ111〜11Nのいずれか1つと着信
先加入者制御プロセッサ121〜12Nのいずれか1つと
を接続して発信元加入者端末と着信先加入者端末との通
信を行わせる複数の通信制御プロセッサ131〜13N
を有している。これら通信制御プロセッサ131〜13N
は、呼制御プロセッサ10の通信制御プロセッサ選択部
14によって択一的に選択される。すなわち、通信制御
プロセッサ選択部14が、呼設定時に発信元加入者端末
を収容する加入者制御プロセッサ111〜11Nのいずれ
か1つと着信先加入者端末を収容する加入者制御プロセ
ッサ121〜12Nのいずれか1つとの間でデータ通信処
理を行う通信制御プロセッサ131〜13Nのいずれか1
つを任意の選択方法で選択し、この選択した通信制御プ
ロセッサを介して発着両加入者制御プロセッサがデータ
通信を行うことができるようになる。
【0005】したがって発着両加入者制御プロセッサ
は、通信制御プロセッサを介して接続されると、加入者
端末からのデータを相手側の加入者制御プロセッサに向
けて通信制御プロセッサを介して送出すればよいので、
加入者端末の接続処理の他はデータの通信処理を行う必
要がなくなり、各加入者制御プロセッサの負荷を均等化
することができる。このような図7に示した通信制御プ
ロセッサを選択して加入者制御プロセッサの負荷を均等
化する技術は、例えば特開平8−237304号公報
「データ交換装置」に開示されている。
【0006】また、加入者端末の収容替えを行うことに
よって各加入者制御プロセッサの負荷を均等化する技術
についても提案されている。従来の加入者データ収容装
置では複数の加入者が複数のプロセッサに分割して収容
され、呼を発生した加入者が収容されているプロセッサ
がその呼処理を行っていた。そこで、特定のプロセッサ
に負荷が集中して、装置全体のスループットを低下させ
ないようにその負荷分配のために呼発生ごとに使用能率
が最小のプロセッサを選択して呼処理を指示するように
ていた。しかし、システムが肥大化するとその割り振
り処理の負荷が重くなってしまい、かつ呼処理時間がか
かってしまうという問題も生じた。このような問題に対
処する技術として例えば特開平10−65798号公報
「加入者収容負荷自動調整方式」では、各プロセッサの
使用能率を既存の一般管理用トラヒックデータを使用し
て常時測定し、各プロセッサの使用能率が所定の平均化
閾値の範囲内にあるかを判別し、範囲外のときはそのプ
ロセッサに収容されている加入者を別のプロセッサに収
容替えするようにした技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平8−2
37304号に開示されている技術では、発信元および
着信先の加入者端末を収容する加入者制御プロセッサの
他に、複数の通信制御プロセッサを必要とするため、装
置のコストが高くなってしまうという問題がある。
【0008】また上述した特開平10−65798号公
報に開示されている技術では、指定した平均化閾値に応
じてシステムの処理能力が大きく影響を受けてしまうた
め、最適なシステムを構築することが非常に難しくなっ
てしまう。特に、加入者データを増やしたり、プロセッ
サを増設した際には、指定した平均化閾値によっては処
理能力が大幅に悪化する場合がある。さらに、夜間など
負荷が軽いときに収容替えを行うことを前提としてお
り、移動電話など頻繁にかつ短期間で圏内の加入者端末
が増減する場合は、この収容替えを行うことはシステム
の処理能力に着目すると不適当である。このように低コ
ストかつ加入者データの収容替えを不要とするために
は、加入者データの収容時点で適切な収容を行う加入者
データ収容装置が望ましい。
【0009】そこで本発明の目的は、低コストで加入者
データの収容替えを不要とし、移動電話など頻繁に収容
データが変化しても最適な負荷分配を行う加入者データ
収容装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の加
入者データ収容装置は、(イ)収容する加入者端末を識
別する加入者端末識別番号の一部に基づいて加入者端末
の加入者データを記憶するデータブロックを特定し、収
容する加入者端末の加入者データを記憶するデータブロ
ックとこのデータブロックを収容してこのデータブロッ
クに記憶した加入者に対して所定のアクセス処理を行う
プロセッサとを対応付けた記憶情報を参照してこのデー
タブロックを収容する第2のプロセッサを検索し、この
第2のプロセッサに対して加入者のアクセス処理を要求
する第1のプロセッサと、(ロ)データブロックを有
し、この第1のプロセッサによってアクセス処理を要求
されたときにデータブロックに記憶されている加入者デ
ータに基づいて所定のアクセス処理を行う第2のプロセ
ッサとを具備し、 データブロックの特定は、有効データ
ブロック数を除算分母、端末識別番号の一部の番号値を
分子として、
【数2】 によって決定される余り値に基づいて行うことを特徴と
している。
【0011】
【0012】
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、複数の
プロセッサのうち第1のプロセッサには収容する加入者
端末の加入者データを記憶するデータブロックとこのデ
ータブロックを収容してこのデータブロックに記憶した
加入者に対して所定のアクセス処理を行うプロセッサと
を対応付けた記憶情報を参照して、この加入者端末を識
別する加入者端末識別番号の一部に基づいてこの加入者
端末の加入者データを記憶したデータブロックを収容す
る第2のプロセッサを検索し、第2のプロセッサに対し
てこの加入者端末へのアクセスサービスを提供するよう
に要求させるようにしている。そして、この加入者端末
の加入者データを記憶したデータブロックを有する第2
のプロセッサでは、このようにしてアクセス処理を要求
されてたときには、このデータブロックの加入者データ
を参照して所定のアクセス処理を行うようにしている。
【0014】しかも請求項1記載の発明では、ハッシュ
関数として、分子を加入者端末識別番号の一部を数値と
した番号値、分母を有効なデータブロック数として演算
した余り値に対応するデータブロックをこの加入者端末
の加入者データを記憶するデータブロックとして特定す
るようにしている。
【0015】
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
加入者データ収容装置で、加入者端末の加入者データを
登録するときには余り値に基づいて特定されるデータブ
ロック内の登録のために確保した任意のレコード内にこ
の加入者端末の端末識別番号を記憶することを特徴とし
ている。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、ハッシ
ュ関数として、分子を加入者端末識別番号の一部を数値
とした番号値、分母を有効なデータブロック数として演
算した余り値に基づいて特定されるデータブロック内の
登録のために確保した任意のレコード内にこの加入者端
末の端末識別番号を登録するようにしている。
【0018】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の加入者データ収容装置で、加入者端末は
在圏の移動電話の加入者端末と他地域よりローミングし
ている移動電話の加入者端末であることを特徴としてい
る。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、加入者
端末としてデータブロックが頻繁に更新される移動電話
の加入者端末を収容する加入者データ収容装置に適用す
るようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例における加入者デ
ータ収容装置の構成の概要を表わしたものである。以下
では、この加入者データ収容装置はマルチプロセッサ構
成で4つのプロセッサを有するものとする。このように
加入者データ収容装置20は、第1〜第4のプロセッサ
211〜214を備えており、それぞれのプロセッサには
収容する加入者の通信接続情報である加入者データを記
憶したデータブロック(Data Block:以下、DBと略
す。)を有している。これらDBが記憶する加入者デー
タは、それぞれ在圏の移動電話の加入者端末の端末識別
番号によって識別され、しかもこの端末識別番号で各加
入者の加入者データが記憶されるDBを収容するプロセ
ッサが決定されるようになっている。すなわち端末識別
番号に基づいて加入者の呼処理など各種アクセスを行う
プロセッサが決定される。
【0023】加入者データ収容装置20には、圏外の発
信元の加入者端末から圏内に存在する着信先の加入者端
末に対する接続要求、あるいは圏内の発信元の加入者端
末から圏外の着信先の加入者端末に対する接続要求に含
まれる圏内に存在する加入者端末を識別する端末識別番
号が、外部の図示しない基地局より端末識別情報22と
して入力される。この端末識別情報22は、加入者デー
タ収容装置20の端末識別番号抽出部23に入力され、
圏内に存在する加入者端末の加入者データを収容すると
ともにこの加入者データを参照して所定の呼処理など各
種アクセスを行うプロセッサを特定するのに用いられ
る。端末識別番号抽出部23では、端末識別情報22と
して入力された接続要求に含まれる端末識別番号のうち
下数桁(例えば下4桁)を抽出することができるように
なっており、この抽出した端末識別番号の下数桁はプロ
セッサ割当部24に入力される。プロセッサ割当部24
では任意の選択方法により、第1〜第4のプロセッサ2
1〜214のうちいずれか1つを選択して、端末識別番
号抽出部23によって抽出された圏内に存在する加入者
端末の端末識別番号の下数桁を通知する。
【0024】プロセッサ割当部24によって択一的に選
択されたプロセッサは、通知された端末識別番号に基づ
いて、端末識別情報22に含まれる端末識別番号により
特定される加入者データを収容するプロセッサの特定を
行う。各プロセッサ211〜214は、それぞれ加入者デ
ータを記憶するDBとそのDBを収容するプロセッサと
を対応付けて記憶したDB構成テーブル25を有してお
り、通知された端末識別番号の下数桁に基づいてこのD
B構成テーブル25を参照して、端末識別情報22に含
まれる端末識別番号によって識別される加入者データを
収容するプロセッサの特定を行い、そのプロセッサに対
して呼処理など各種アクセスを行うように要求する。こ
のアクセスを要求されたプロセッサは、上述した端末識
別情報22に含まれる端末識別番号によって識別される
加入者データをDBに収容しており、加入者データ収容
装置20に入力された端末識別情報22を参照して所定
の呼処理を行うなどその加入者データに対する処理を行
う。ただし図1では、第3のプロセッサ213は加入者
データが未収容であるものとして、DB263を備えて
いないものとしている。
【0025】DB261、262、264は、1つの加入
者データを1レコードとして、複数レコードの加入者デ
ータを記憶しており、それぞれ加入者の端末識別番号で
検索できるようになっている。このような任意の加入者
データの1レコードには、ボイスメールサービスや3者
通話のような付加サービスの契約クラスを示す加入情報
やサービス情報など各加入者単位の情報が記憶されてい
る。たとえばDB26 1には、DB中の任意のレコード
に対して加入者の端末識別番号271を検索キーとして
検索することで、そのレコードの加入者データ281
アクセスできることを示している。
【0026】図2はこのような処理を行うプロセッサ2
1の機能構成の概要を表わしたものである。ここで、
図1に示した本実施例における加入者データ収容装置の
プロセッサ212〜214もプロセッサ211と同一の機
能構成であるものとし、それぞれどのDBを格納するか
が異なるだけである。したがって、以下ではプロセッサ
211についてのみ説明する。プロセッサ211は、加入
者データを記憶するDBとそのDBを収容するプロセッ
サとを対応付けて記憶したDB構成テーブル25と、プ
ロセッサ割当部24から通知された端末識別番号の下数
桁に基づいてDB構成テーブル25を参照して端末識別
情報22に含まれる端末識別番号によって識別される加
入者データを収容するプロセッサを特定する収容プロセ
ッサ特定部301と、この収容プロセッサ特定部301
よって特定されたプロセッサに対して加入者データ収容
装置20に入力された端末識別情報22に含まれる端末
識別番号で識別される在圏の加入者端末に対する所定の
アクセス処理や呼処理を行うように要求する処理要求部
311とを備えている。さらに、他のプロセッサの処理
要求部より要求された所定の呼処理など各種アクセスを
行う処理部321と、在圏の加入者端末を収容する加入
者データを記憶するDB261とを備えている。
【0027】このような構成のプロセッサは、プロセッ
サ割当部24によって択一的に選択され、端末識別番号
の下数桁を通知されると、この端末識別番号の下数桁に
基づいてDB構成テーブル25を参照して所望の在圏の
加入者データを収容するプロセッサを特定することがで
きるようになっている。そして、所望の在圏の加入者デ
ータをDBに収容しているプロセッサに対してこの加入
者端末への呼処理サービスなど各種サービスを提供する
ように処理要求部321が要求する。また、このように
して他のプロセッサの処理要求部より、所望の在圏の加
入者データを収容しているプロセッサとして特定され所
定の呼処理などアクセスを行うように要求されると、D
B261に収容されているこの在圏の加入者データを参
照して所定の呼処理サービスなどその加入者データのア
クセスによるサービスの提供を行う。以下では、DB構
成テーブル25の構成を説明し、このDB構成テーブル
25に基づいた収容プロセッサ特定の動作について説明
する。
【0028】図3は、DB構成テーブル25の構成の概
要を表わしたものである。すなわちDB構成テーブル2
5は、総データブロック数“Nmax+1”の加入者デー
タを記憶するDBを識別するDB識別番号35それぞれ
に対応して、各DBを格納するプロセッサ番号36を記
憶することができるようになっている。このようなDB
25は、各プロセッサ211〜214に備えられ、各プロ
セッサが所望の加入者データを記憶したDBを格納する
プロセッサを特定するのに用いる。
【0029】このような図1に示した加入者データ収容
装置の各プロセッサのうち予め決められたプロセッサが
それぞれ図示しない磁気ディスクなどの外部記憶装置あ
るいはこれとは別に設けられた読み出し専用メモリ(Re
ad Only Memory:ROM)などの所定の記憶装置に格納
されたプログラムに基づいて上述した各種制御を実行で
きるようになっている。例えば、第1のプロセッサ21
1は予め加入者データ収容装置20に端末識別情報22
が入力されるとプロセッサ割当部24に対して任意の選
択方法により択一的に選択させるように割り当てられて
いる。各プロセッサは、第1のプロセッサ211によっ
て択一的に選択されると、それぞれ在圏の加入者データ
を記憶するDBを収容するプロセッサの特定を行い、特
定したプロセッサに対してその呼処理など各種アクセス
を要求する。
【0030】図4は上述した第1のプロセッサ211
おける上述した加入者データを記憶するDBを収容した
プロセッサの特定処理の概要を表わしたものである。す
なわちプロセッサ割当部24によって割り当てられると
同時に端末識別番号抽出部23によって抽出された端末
識別情報22に含まれる端末識別番号の下数桁を受信す
る(ステップS43)。そして、この加入者端末の端末
識別番号の下数桁を用いてハッシュ関数の計算を行う
(ステップS44)。
【0031】以下では、ステップS44で用いるハッシ
ュ関数を示す。
【0032】
【数3】
【0033】すなわち本実施例における加入者データ収
容装置では、端末識別番号の下数桁を参照してこの加入
者データを記憶するDBを収容するプロセッサの特定に
ハッシュ関数を用いている。そして、上述のように在圏
局の総データブロック数“N max+1”を分母、在圏局
に帰属する移動電話と他地域よりローミングしている移
動電話の加入者データの任意の端末識別番号の下数桁を
分子として、その余り値に対応するDB番号をこの加入
者データを記憶する収容DBとして決定する。
【0034】このようにして端末識別番号の下数桁に基
づいてステップS44で決定したDB番号から図3に示
したDB構成テーブル25を参照して、収容プロセッサ
番号を取得する(ステップS45)。そして、この特定
した収容プロセッサに対して、そのプロセッサに収容す
るDBを参照してその加入者端末識別番号で識別される
加入者に対するアクセスを行うように要求する(ステッ
プS46)。なおステップS46でアクセスを要求する
プロセッサが、第1のプロセッサ211自身であること
もあり得る。そして、再び端末識別情報の監視を行う
(リターン)。
【0035】また、加入者データとしては、在圏局に帰
属する移動電話の加入者データと、他地域よりローミン
グしている移動電話の加入者データとがあり、特に他地
域よりローミングしている移動電話の加入者データは圏
内に存在することが検出されるたびに加入者データとし
て登録させるようになっている。この登録は、上述した
ハッシュ関数を用いたDB番号で識別されるDBに対し
て行われる。
【0036】次に、上述した構成の加入者データ収容装
置20の具体的な動作について説明する。以下では、収
容プロセッサが4つ、データブロック総数“Nmax
1”が“6”、任意の移動電話の端末識別番号を“03
0−5555−1234”であり端末識別番号抽出部2
3によって下4桁が抽出されるものとする。
【0037】図5は、DB構成テーブル25の記憶内容
の一例を表わしたものである。すなわち、“Nmax
1”に相当する6つのDBそれぞれに対応するDB番号
47に対して、各DBを収容するプロセッサを識別する
プロセッサ識別番号48が記憶されている。第0のDB
に対して第1のプロセッサ211を示す“1”が、第1
および第2のDBに対しては第2のプロセッサ212
示す“2”が、第3および第4および第5のDBに対し
ては第4のプロセッサ214を示す“4”が、それぞれ
記憶されている。したがって、第0のDBは第1のプロ
セッサ211に、第1および第2のDBは第2のプロセ
ッサ212に、第3および第4および第5のDBは第4
のプロセッサ214に、それぞれ収容されていることを
示している。
【0038】端末識別番号抽出部23によって、“12
34”が抽出される。したがって、この端末識別番号の
加入者データを収容するDBを特定するための上述した
ハッシュ関数によれば、次式のようになる。
【0039】 (端末識別番号の下数桁の番号値)/(総データブロック数(Nmax+1)) =1234/6=205・・・余り4・・(1)
【0040】(1)式によりDB番号として第3のDB
を示す“4”が決定される。そして図5に示したDB構
成テーブルを参照して、プロセッサ番号“4”に対応す
る第4のプロセッサ214が第3のDBを収容するプロ
セッサとして特定される。
【0041】これまで説明したように本実施例における
マルチプロセッサ構成の加入者データ収容装置では、各
プロセッサごとにそれぞれ加入者データを記憶するDB
を有し、それぞれのプロセッサでは自プロセッサが有す
るDBに記憶された加入者に対してのみ所定の呼処理な
ど各種アクセスを行う。そして、基地局からの接続要求
としての端末識別情報から端末識別番号の下数桁を抽出
し、これを任意の選択方法により択一的に選択したプロ
セッサに対して接続要求を行う加入者端末の加入者デー
タを記憶したDBが収容されるプロセッサの特定を行わ
せる。各プロセッサでは、この加入者データを記憶した
DBが収容されるプロセッサの特定を要求されると、ハ
ッシュ関数を用いて在圏局の総データブロック数“N
max+1”を分母、在圏局に帰属する移動電話と他地域
よりローミングしている移動電話の加入者データの任意
の端末識別番号の下数桁を分子として、その余り値に対
応するDB番号をこの加入者データを記憶する収容DB
として決定する。また、各プロセッサには加入者データ
を記憶するDBとそのDBを収容するプロセッサとを対
応付けて記憶したDB構成テーブル25を有しており、
このDB構成テーブルを参照することで先のハッシュ関
数を用いて決定されたDB番号に対応するプロセッサ番
号を取得する。そして、このプロセッサ番号に対応する
プロセッサに対してこの加入者端末のアクセスを行わせ
る。
【0042】このように偏りのある移動電話の端末識別
番号を各DBに均一に分配することができ、さらに任意
のプロセッサで加入者データを収容するプロセッサの特
定を行うことも可能となる。また加入者データの収容D
Bの特定および収容プロセッサの特定に、ハッシュ関数
を用いるようにしたので非常に簡素な構成で実現するこ
とができる。そしてプロセッサの加入者データを記憶す
るDBの構成を特定しないという効果がある。
【0043】変形例
【0044】本実施例における加入者データ収容装置で
は、第1のプロセッサ211は予め加入者データ収容装
置20に端末識別情報22が入力されるとプロセッサ割
当部24に対して任意の選択方法により択一的に選択さ
せるように割り当てられている。しかし本変形例におけ
る加入者データ収容装置では、簡単なハードウェアの追
加により、加入者データを記憶したDBの収容プロセッ
サの特定と、そのプロセッサに対してアクセスを要求す
る。
【0045】図6は本変形例における加入者データ収容
装置の構成の概要を表わしたものである。ただし図1に
示す本実施例の加入者データ収容装置と同一部分には同
一符号を付し説明を省略する。この加入者データ収容装
置50と、本実施例における加入者データ収容装置と異
なる点は、端末識別番号抽出部23によって抽出された
端末識別情報22からの端末識別番号の下数桁を用い
て、処理要求部52で上述したハッシュ関数を計算し、
DB構成テーブル25を参照してそのまま収容プロセッ
サに対してアクセスを要求しているところである。これ
により各プロセッサは、DB構成テーブル25を備える
必要がなくなり、各プロセッサが有するDBに記憶され
た加入者データに対してのみアクセスを行うようにする
ことができる。その他の動作については、本実施例と同
様であるので説明を省略する。
【0046】このように本変形例における加入者データ
収容装置は、処理要求部52でハッシュ関数を計算し、
DB構成テーブル25を参照してそのまま収容プロセッ
サに対してアクセスを要求することで、各プロセッサに
対して加入者データの収容プロセッサの特定およびその
アクセス要求に係わる複雑な処理を不要にすることがで
きる。
【0047】なお本実施例および本変形例ではハッシュ
関数によりデータブロックを特定するようにしていた
が、これに限定されるものではない。端末識別番号の一
部あるいは全部を検索キーにしてデータブロックを特定
することができれば、偏りのある移動電話の加入者デー
タを各データブロックにできるだけ均一に分配すること
ができるという効果を得ることができる。
【0048】なお本実施例および本変形例ではマルチプ
ロセッサ構成として4つのプロセッサとして説明した
が、これ以外の数のプロセッサで構成されていても同様
である。
【0049】またなお本実施例および本変形例では移動
電話の在圏の加入者データを処理する加入者データ収容
装置について説明したが、移動電話の加入者データに限
定されるものではない。
【0050】さらに本実施例および本変形例では、第1
のプロセッサ211は予め加入者データ収容装置20に
端末識別情報22が入力されるとプロセッサ割当部24
に対して任意の選択方法により択一的に選択させるよう
に割り当てられているものとして説明したが、これに限
定されるものではない。
【0051】また本実施例および本変形例では、データ
ブロックの特定に用いるハッシュ関数の分母を総データ
ブロック数としているが、マルチプロセッサ構成におい
てダウンしているプロセッサを検知するなどして有効な
データブロック数を判別することによってこの有効なデ
ータブロック数をハッシュ関数の分母とすることができ
る。すなわち有効なデータブロック数を判別できれば、
マルチプロセッサが1つでも稼動して、有効なデータブ
ロック数が1つでもあれば、上述したような在件加入者
データのアクセスを行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数のプロセッサが互いに加入者端末識別番
号の一部に基づいて所望の加入者端末の加入者データを
記憶するデータブロックを特定してからこのデータブロ
ックを収容するプロセッサを決定して所望の加入者端末
に対するアクセス処理を要求するようにしたので、マル
チプロセッサ構成における加入者データ収容装置の各プ
ロセッサの負荷を均等化することができる。
【0053】
【0054】また請求項1記載の発明によれば、ハッシ
ュ関数を用いて加入者データを記憶するデータブロック
を特定するようにしたので、非常に簡素な構成で加入者
データを均一に分配することができるようになる。また
マルチプロセッサが1つでも稼動して、有効なデータブ
ロック数が1つでもあれば、上述したような在圏加入者
データのアクセスを行うことができる。
【0055】さらにまた請求項2記載の発明によれば、
新たに登録する加入者データをハッシュ関数を用いてデ
ータブロックを特定するようにしたので、登録および削
除が頻繁な加入者データに対しても均一化した負荷状態
で最適な呼処理を行うことができる。さらにマルチプロ
セッサが1つでも稼動して、有効なデータブロック数が
1つでもあれば、上述したような在圏加入者データのア
クセスを行うことができる。
【0056】また請求項3記載の発明によれば、在圏お
よびローミングしている加入者データを持つ移動電話の
加入者データ収容装置に適用することで、従来できなか
ったリアルタイムで最適な負荷均等を図ることができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における加入者データ収容装
置の構成の概要を示す構成図である。
【図2】本実施例におけるプロセッサの機能構成の概要
を示す機能構成図である。
【図3】本実施例におけるDB構成テーブルの構成の概
要を示すテーブル構成図である。
【図4】本実施例における第1のプロセッサ211の加
入者データを記憶するDBを収容したプロセッサの特定
処理の内容を示す流れ図である。
【図5】本実施例におけるDB構成テーブルの記憶内容
の一例を示す説明図である。
【図6】本変形例における加入者データ収容装置の構成
の概要を示す構成図である。
【図7】従来提案された加入者データ収容装置の構成の
概要を示す構成図である。
【符号の説明】
20、50 加入者データ収容装置 211〜214、511〜514 第1〜第4のプロセッサ 22 端末識別情報 23 端末識別番号抽出部 24 プロセッサ割当部 25 DB構成テーブル 261〜264 DB 301 収容プロセッサ特定部 311 処理要求部 321、52 処理部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容する加入者端末を識別する加入者端
    末識別番号の一部に基づいて加入者端末の加入者データ
    を記憶するデータブロックを特定し、前記収容する加入
    者端末の加入者データを記憶するデータブロックとこの
    データブロックを収容してこのデータブロックに記憶し
    た加入者に対して所定のアクセス処理を行うプロセッサ
    とを対応付けた記憶情報を参照してこのデータブロック
    を収容する第2のプロセッサを検索し、この第2のプロ
    セッサに対して前記加入者のアクセス処理を要求する第
    1のプロセッサと、 前記データブロックを有し、この第1のプロセッサによ
    ってアクセス処理を要求されたときに前記データブロッ
    クに記憶されている前記加入者データに基づいて前記所
    定のアクセス処理を行う第2のプロセッサとを具備し、 前記データブロックの特定は、有効データブロック数を
    除算分母、端末識別番号の一部の番号値を分子として、 【数1】 によって決定される余り値に基づいて行うことを特徴と
    する加入者データ収容装置。
  2. 【請求項2】 加入者端末の加入者データを登録すると
    きには前記余り値に基づいて特定されるデータブロック
    内の登録のために確保した任意のレコード内にこの加入
    者端末の端末識別番号を記憶することを特徴とする請求
    項1記載の加入者データ収容装置。
  3. 【請求項3】 前記加入者端末は在圏の移動電話の加入
    者端末と他地域よりローミングしている移動電話の加入
    者端末であることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の加入者データ収容装置。
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