JP3437585B2 - テレビジョン放送用映像送信機 - Google Patents
テレビジョン放送用映像送信機Info
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- JP3437585B2 JP3437585B2 JP10960192A JP10960192A JP3437585B2 JP 3437585 B2 JP3437585 B2 JP 3437585B2 JP 10960192 A JP10960192 A JP 10960192A JP 10960192 A JP10960192 A JP 10960192A JP 3437585 B2 JP3437585 B2 JP 3437585B2
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- Japan
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- cos2πf
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン放送装
置のうちの映像送信機に関する。
置のうちの映像送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョン放送装置に用いら
れる映像送信機は、映像信号(ベースバンド信号)をA
M変調(振幅変調)し、このAM変調信号を搬送波信号
に乗せてDSB(両側帯波)変調信号に変換し、このD
SB変調信号を中間周波回路または送信周波回路におい
て帯域通過型フィルタで帯域制限することにより、VS
B(残留側帯波)変調信号を得ている。図5、図6にそ
れぞれ従来の映像送信機の構成を示す。
れる映像送信機は、映像信号(ベースバンド信号)をA
M変調(振幅変調)し、このAM変調信号を搬送波信号
に乗せてDSB(両側帯波)変調信号に変換し、このD
SB変調信号を中間周波回路または送信周波回路におい
て帯域通過型フィルタで帯域制限することにより、VS
B(残留側帯波)変調信号を得ている。図5、図6にそ
れぞれ従来の映像送信機の構成を示す。
【0003】図5の送信機では、入力端子1に供給され
た映像信号Aを振幅変調器2でAM変調し、電力増幅器
3で搬送波発生器4からの搬送波信号Bに乗せ、さらに
電力増幅してDSB変調信号Cを生成する。そして、同
軸素子で製造した大電力VSBフィルタ5に通してVS
B変調信号Dに変換し、出力端子6よりアンテナ系に導
出する。
た映像信号Aを振幅変調器2でAM変調し、電力増幅器
3で搬送波発生器4からの搬送波信号Bに乗せ、さらに
電力増幅してDSB変調信号Cを生成する。そして、同
軸素子で製造した大電力VSBフィルタ5に通してVS
B変調信号Dに変換し、出力端子6よりアンテナ系に導
出する。
【0004】図6の送信機では、入力端子1に供給され
た映像信号Aを振幅変調器2でAM変調し、前段増幅器
8で搬送波発生器4からの搬送波信号Bに乗せてDSB
変調信号に変換する。そして、表面弾性波によるVSB
フィルタ9に通してVSB変調信号Dに変換した後、電
力増幅器10で電力増幅して(D′)、出力端子6より
アンテナ系に導出する。
た映像信号Aを振幅変調器2でAM変調し、前段増幅器
8で搬送波発生器4からの搬送波信号Bに乗せてDSB
変調信号に変換する。そして、表面弾性波によるVSB
フィルタ9に通してVSB変調信号Dに変換した後、電
力増幅器10で電力増幅して(D′)、出力端子6より
アンテナ系に導出する。
【0005】すなわち、従来の送信機には、図5のよう
に、最終電力増幅段でAM変調したDSB変調信号を大
電力VSBフィルタに通すことによってVSB変調信号
を得る終段変調方式と、図6のように、前段の小電力の
段階でAM変調してDSB変調信号を生成し、小電力V
SBフィルタに通すことによってVSB変調信号を得
て、その後電力増幅する前段変調方式とがある。
に、最終電力増幅段でAM変調したDSB変調信号を大
電力VSBフィルタに通すことによってVSB変調信号
を得る終段変調方式と、図6のように、前段の小電力の
段階でAM変調してDSB変調信号を生成し、小電力V
SBフィルタに通すことによってVSB変調信号を得
て、その後電力増幅する前段変調方式とがある。
【0006】しかしながら、前者の方式では、終段変調
であるため電力効率は良好であるが、大電力VSBフィ
ルタが必要なためコストが高く、安定度にも問題があっ
た。また、後者の方式では、前段変調であるためコス
ト、安定度とも良好であるが、電力増幅部が直線増幅で
あるため電力効率が悪いという問題があった。
であるため電力効率は良好であるが、大電力VSBフィ
ルタが必要なためコストが高く、安定度にも問題があっ
た。また、後者の方式では、前段変調であるためコス
ト、安定度とも良好であるが、電力増幅部が直線増幅で
あるため電力効率が悪いという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のテレビジョン放送用映像送信機において、終段変調
方式ではコスト、安定度の面で問題があり、前段変調方
式では電力効率の面で問題があった。
来のテレビジョン放送用映像送信機において、終段変調
方式ではコスト、安定度の面で問題があり、前段変調方
式では電力効率の面で問題があった。
【0008】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、コスト的に有利で、安定度に優れ、電力
効率も良好なテレビジョン放送用映像送信機を提供する
ことを目的とする。
されたもので、コスト的に有利で、安定度に優れ、電力
効率も良好なテレビジョン放送用映像送信機を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係るテレビジョン放送用映像送信機は、以
下のように構成される。 (1)cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(f 1 ,f 2 は変
調信号周波数、tは時間)で表される入力ベースバンド
映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅成分から
R−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+k 1 cos2
πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q=−(k 2
/2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は変調指数)
に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分からθ(θ
=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信号を生成す
る信号変換器と、cos2πf C t(但し、f C は搬送波
周波数)で表される搬送波信号を発生する搬送波発生器
と、前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信
号変換器で生成される位相変調信号により+θの位相変
調を施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変
調器と、前記位相変調器から出力される信号を電力増幅
する利得可変型の電力増幅器と、前記電力増幅器の利得
を前記信号変換器で生成されるR−1の振幅変調信号に
基づいて増減することで前記電力増幅器からR・cos
(2πf C t+θ)の信号を出力させる振幅変調器とを
具備して構成される。 (2)cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(但し、f 1 ,f
2 は変調信号周波数、tは時間)で表される入力ベース
バンド映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅成
分からR−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+k 1
cos2πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q=
−(k 2 /2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は変
調指数)に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分か
らθ(θ=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信号
を生成する信号変換器と、cos2πf C t(但し、f C
は搬送波周波数)で表される搬送波信号を発生する搬送
波発生器と、前記搬送波発生器で発生される搬送波信号
を前記信号変換器で生成される位相変調信号により+θ
の位相変調を施してcos(2πf C t+θ)の信号を得
る位相変調器と、前記位相変調器から出力される信号を
前記信号変換器で生成されるR−1の振幅変調信号によ
り振幅変調してR・cos(2πf C t+θ)の信号を得
る振幅変調器とを具備して構成される。 (3)cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(f 1 ,f 2 は変
調信号周波数、tは時間)で表される入力ベースバンド
映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅成分から
R−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+k 1 cos2
πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q=−(k 2
/2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は変調指数)
に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分からθ(θ
=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信号を生成す
る信号変換器と、cos2πf C t(但し、f C は搬送波
周波数)で表される搬送波信号を発生する搬送波発生器
と、前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信
号変換器で生成される位相変調信号により+θの位相変
調を施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変
調器と、前記位相変調器から出力される信号に前記信号
変換器で生成されるRの振幅変調信号を乗算してR・co
s(2πf C t+θ)の信号を得る乗算器とを具備して
構成される。
にこの発明に係るテレビジョン放送用映像送信機は、以
下のように構成される。 (1)cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(f 1 ,f 2 は変
調信号周波数、tは時間)で表される入力ベースバンド
映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅成分から
R−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+k 1 cos2
πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q=−(k 2
/2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は変調指数)
に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分からθ(θ
=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信号を生成す
る信号変換器と、cos2πf C t(但し、f C は搬送波
周波数)で表される搬送波信号を発生する搬送波発生器
と、前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信
号変換器で生成される位相変調信号により+θの位相変
調を施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変
調器と、前記位相変調器から出力される信号を電力増幅
する利得可変型の電力増幅器と、前記電力増幅器の利得
を前記信号変換器で生成されるR−1の振幅変調信号に
基づいて増減することで前記電力増幅器からR・cos
(2πf C t+θ)の信号を出力させる振幅変調器とを
具備して構成される。 (2)cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(但し、f 1 ,f
2 は変調信号周波数、tは時間)で表される入力ベース
バンド映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅成
分からR−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+k 1
cos2πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q=
−(k 2 /2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は変
調指数)に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分か
らθ(θ=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信号
を生成する信号変換器と、cos2πf C t(但し、f C
は搬送波周波数)で表される搬送波信号を発生する搬送
波発生器と、前記搬送波発生器で発生される搬送波信号
を前記信号変換器で生成される位相変調信号により+θ
の位相変調を施してcos(2πf C t+θ)の信号を得
る位相変調器と、前記位相変調器から出力される信号を
前記信号変換器で生成されるR−1の振幅変調信号によ
り振幅変調してR・cos(2πf C t+θ)の信号を得
る振幅変調器とを具備して構成される。 (3)cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(f 1 ,f 2 は変
調信号周波数、tは時間)で表される入力ベースバンド
映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅成分から
R−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+k 1 cos2
πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q=−(k 2
/2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は変調指数)
に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分からθ(θ
=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信号を生成す
る信号変換器と、cos2πf C t(但し、f C は搬送波
周波数)で表される搬送波信号を発生する搬送波発生器
と、前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信
号変換器で生成される位相変調信号により+θの位相変
調を施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変
調器と、前記位相変調器から出力される信号に前記信号
変換器で生成されるRの振幅変調信号を乗算してR・co
s(2πf C t+θ)の信号を得る乗算器とを具備して
構成される。
【0010】
【作用】上記(1)〜(3)によるテレビジョン放送用
映像送信機は、入力ベースバンド映像信号の振幅成分、
位相成分から振幅変調信号、位相変調信号を生成し、位
相変調信号に基づいて搬送波信号の位相変調した後、電
力増幅器の振幅変調信号に基づく利得制御による振幅変
調、あるいは振幅変調信号による直接的な振幅変調、あ
るいは振幅変調信号の乗算により、VSBフィルタを用
いることなく、VSB変調信号を得るようにしている。
映像送信機は、入力ベースバンド映像信号の振幅成分、
位相成分から振幅変調信号、位相変調信号を生成し、位
相変調信号に基づいて搬送波信号の位相変調した後、電
力増幅器の振幅変調信号に基づく利得制御による振幅変
調、あるいは振幅変調信号による直接的な振幅変調、あ
るいは振幅変調信号の乗算により、VSBフィルタを用
いることなく、VSB変調信号を得るようにしている。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を説明するに先立ち、この
発明の原理について説明する。
発明の原理について説明する。
【0012】まず、映像信号(ベースバンド信号)は、
図2(a)に示すような周波数スペクトラムを有してお
り、 cos2πf1 t+ cos2πf2 t …(1) で表される。尚、図2(a)において、f1 はDSB帯
域内の任意の一周波数、fL はDSB帯域上限周波数、
f2 はSSB帯域内の任意の一周波数、fH は映像帯域
上限周波数を示している。
図2(a)に示すような周波数スペクトラムを有してお
り、 cos2πf1 t+ cos2πf2 t …(1) で表される。尚、図2(a)において、f1 はDSB帯
域内の任意の一周波数、fL はDSB帯域上限周波数、
f2 はSSB帯域内の任意の一周波数、fH は映像帯域
上限周波数を示している。
【0013】この映像信号を振幅変調して周波数fC の
搬送波に乗せ、VSB変調信号を生成すると、このVS
B変調信号は、図2(b)に示すような周波数スペクト
ラムを有することになり、 (1+k1 ・ cos2πf1 t+k2 ・ cos2πf2 t) cos2πfC t …(2) で表される。
搬送波に乗せ、VSB変調信号を生成すると、このVS
B変調信号は、図2(b)に示すような周波数スペクト
ラムを有することになり、 (1+k1 ・ cos2πf1 t+k2 ・ cos2πf2 t) cos2πfC t …(2) で表される。
【0014】一方、最終的に求めるVSB変調信号をS
(t)とすると、図2(c)に示すような周波数スペク
トラムを有することになり、次式で表される。 S(t)=(1+k1 ・ cos2πf1 t) cos2πfC t +(k2 /2) cos2π(fC +f2 )t …(3) ここで、k1 ,k2 は変調指数、fC は搬送波周波数、
f1 ,f2 は変調信号周波数で、0<f1 ≦fL ,fL
≦f2 ≦fH なる関係にある。さらに、(3) は以下のよ
うに変換できる。
(t)とすると、図2(c)に示すような周波数スペク
トラムを有することになり、次式で表される。 S(t)=(1+k1 ・ cos2πf1 t) cos2πfC t +(k2 /2) cos2π(fC +f2 )t …(3) ここで、k1 ,k2 は変調指数、fC は搬送波周波数、
f1 ,f2 は変調信号周波数で、0<f1 ≦fL ,fL
≦f2 ≦fH なる関係にある。さらに、(3) は以下のよ
うに変換できる。
【0015】
【数1】
(6)式から明らかなように、VSB変調信号は cos(2
πfC t)で表される搬送波信号をθだけ位相変調し、
Rだけ振幅変調したものである。
πfC t)で表される搬送波信号をθだけ位相変調し、
Rだけ振幅変調したものである。
【0016】以下、図面を参照してこの発明の一実施例
を詳細に説明する。但し、図1において、図5あるいは
図6と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異
なる部分を中心に説明する。
を詳細に説明する。但し、図1において、図5あるいは
図6と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異
なる部分を中心に説明する。
【0017】図1はこの発明に係る映像送信機の構成を
示すものである。図1において、入力端子1には (1)式
で示される映像信号Aが供給され、この映像信号Aは信
号変換器11に送られる。この信号変換器11は入力し
た映像信号から振幅成分と位相成分を求め、各成分から
R−1に相当する振幅変調信号とθに相当する位相変調
信号を生成する。振幅変調信号は振幅変調器12に送ら
れ、位相変調信号は位相変調器13に送られる。
示すものである。図1において、入力端子1には (1)式
で示される映像信号Aが供給され、この映像信号Aは信
号変換器11に送られる。この信号変換器11は入力し
た映像信号から振幅成分と位相成分を求め、各成分から
R−1に相当する振幅変調信号とθに相当する位相変調
信号を生成する。振幅変調信号は振幅変調器12に送ら
れ、位相変調信号は位相変調器13に送られる。
【0018】一方、搬送波発生器4では、 cos2πfC
tで示される搬送波信号Bが発生される。この搬送波信
号Bは位相変調器13で位相変調信号により+θだけ位
相変調されて cos(2πfC t+θ)となり、さらに電
力増幅器3に送られる。また、振幅変調器12はR−1
の振幅変調信号に応じて電力増幅器3の利得を増減す
る。よって、位相変調器13の出力信号は電力増幅器3
でAM変調されつつ電力増幅されて (6)式に示されるV
SB変調信号となり、出力端子6よりアンテナ系に送出
される。
tで示される搬送波信号Bが発生される。この搬送波信
号Bは位相変調器13で位相変調信号により+θだけ位
相変調されて cos(2πfC t+θ)となり、さらに電
力増幅器3に送られる。また、振幅変調器12はR−1
の振幅変調信号に応じて電力増幅器3の利得を増減す
る。よって、位相変調器13の出力信号は電力増幅器3
でAM変調されつつ電力増幅されて (6)式に示されるV
SB変調信号となり、出力端子6よりアンテナ系に送出
される。
【0019】したがって、上記構成によるテレビジョン
放送用映像送信機は、終段で変調を行うため電力効率が
良好となり、また、大電力または小電力のVSBフィル
タが不要となるため、コスト、安定度の面でも良好とな
り、これによって信頼性、安定性を有効に向上させるこ
とができる。図3及び図4はこの発明に係る他の実施例
を示すものである。尚、図3、図4において、図1と同
一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
放送用映像送信機は、終段で変調を行うため電力効率が
良好となり、また、大電力または小電力のVSBフィル
タが不要となるため、コスト、安定度の面でも良好とな
り、これによって信頼性、安定性を有効に向上させるこ
とができる。図3及び図4はこの発明に係る他の実施例
を示すものである。尚、図3、図4において、図1と同
一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0020】図3の送信機では振幅変調器12を直接搬
送波信号ラインにおき、位相変調器13からの cos(2
πfC t+θ)なる信号をR−1の振幅変調信号でAM
変調することで、 (6)式で示される小電力のVSB変調
信号を得ている。
送波信号ラインにおき、位相変調器13からの cos(2
πfC t+θ)なる信号をR−1の振幅変調信号でAM
変調することで、 (6)式で示される小電力のVSB変調
信号を得ている。
【0021】図4の送信機では、信号変換器11からR
の振幅変調信号を発生出力させ、図5の振幅変調器12
を乗算器15に置き換えて、位相変調された搬送波信号
にRの振幅変調信号を乗算するようにしたものである。
この構成によっても (6)式のVSB変調信号が得られる
ことはいうものでもない。その他、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形しても、同様に実施可能であ
る。
の振幅変調信号を発生出力させ、図5の振幅変調器12
を乗算器15に置き換えて、位相変調された搬送波信号
にRの振幅変調信号を乗算するようにしたものである。
この構成によっても (6)式のVSB変調信号が得られる
ことはいうものでもない。その他、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形しても、同様に実施可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、コスト
的に有利で、安定度に優れ、電力効率も良好なテレビジ
ョン放送用映像送信機を提供することができる。
的に有利で、安定度に優れ、電力効率も良好なテレビジ
ョン放送用映像送信機を提供することができる。
【図1】この発明に係るテレビジョン放送用映像送信機
の一実施例を示すブロック回路図。
の一実施例を示すブロック回路図。
【図2】この発明の原理を説明するために示す周波数分
布図。
布図。
【図3】この発明に係る他の実施例を示すブロック回路
図。
図。
【図4】この発明に係る他の実施例を示すブロック回路
図。
図。
【図5】従来のVSB終段変調方式によるテレビジョン
放送用映像送信機の構成を示すブロック回路図。
放送用映像送信機の構成を示すブロック回路図。
【図6】従来のVSB前段変調方式によるテレビジョン
放送用映像送信機の構成を示すブロック回路図。
放送用映像送信機の構成を示すブロック回路図。
1…映像信号入力端子、2…振幅変調器、3…電力増幅
器、4…搬送波発生器、5…VSBフィルタ、6…VS
B変調信号出力端子、8…前段増幅器、9…VSBフィ
ルタ、10…電力増幅器、11…信号変換器、12…振
幅変調器、13…位相変調器、A…映像信号、B…搬送
波信号、C…DSB変調信号、D…VSB変調信号。
器、4…搬送波発生器、5…VSBフィルタ、6…VS
B変調信号出力端子、8…前段増幅器、9…VSBフィ
ルタ、10…電力増幅器、11…信号変換器、12…振
幅変調器、13…位相変調器、A…映像信号、B…搬送
波信号、C…DSB変調信号、D…VSB変調信号。
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−205383(JP,A)
特開 昭63−190431(JP,A)
特開 平2−180453(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 5/38 - 5/46
Claims (3)
- 【請求項1】 cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(f 1 ,
f 2 は変調信号周波数、tは時間)で表される入力ベー
スバンド映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅
成分からR−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+
k 1 cos2πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q
=−(k 2 /2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は
変調指数)に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分
からθ(θ=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信
号を生成する信号変換器と、 cos2πf C t(但し、f C は搬送波周波数)で表され
る搬送波信号を発生する搬送波発生器と、 前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信号変
換器で生成される位相変調信号により+θの位相変調を
施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変調器
と、 前記位相変調器から出力される信号を電力増幅する利得
可変型の電力増幅器と、 前記電力増幅器の利得を前記信号変換器で生成されるR
−1の振幅変調信号に基づいて増減することで前記電力
増幅器からR・cos(2πf C t+θ)の信号を出力さ
せる振幅変調器と を具備するテレビジョン放送用映像送
信機。 - 【請求項2】 cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(但し、
f 1 ,f 2 は変調信号周波数、tは時間)で表される入
力ベースバンド映像信号の振幅成分及び位相成分を求
め、振幅成分からR−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I
={1+k 1 cos2πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2
t)、Q=−(k 2 /2)cos2πf 2 t、但し、k
1 ,k 2 は変調指数)に相当する振幅変調信号を生成
し、位相成分からθ(θ=tan -1 (−Q/I)に相当す
る位相変調信号を生成する信号変換器と、 cos2πf C t(但し、f C は搬送波周波数)で表され
る搬送波信号を発生する搬送波発生器と、 前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信号変
換器で生成される位相変調信号により+θの位相変調を
施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変調器
と、 前記位相変調器から出力される信号を前記信号変換器で
生成されるR−1の振幅変調信号により振幅変調してR
・cos(2πf C t+θ)の信号を得る振幅変調器とを
具備するテレビジョン放送用映像送信機。 - 【請求項3】 cos2πf 1 t+cos2πf 2 t(f 1 ,
f 2 は変調信号周波数、tは時間)で表される入力ベー
スバンド映像信号の振幅成分及び位相成分を求め、振幅
成分からR−1(R=(I 2 +Q 2 ) 1/2 、I={1+
k 1 cos2πf 1 t+(k 2 /2)cos2πf 2 t)、Q
=−(k 2 /2)cos2πf 2 t、但し、k 1 ,k 2 は
変調指数)に相当する振幅変調信号を生成し、位相成分
からθ(θ=tan -1 (−Q/I)に相当する位相変調信
号を生成する信号変換器と、 cos2πf C t(但し、f C は搬送波周波数)で表され
る搬送波信号を発生する搬送波発生器と、 前記搬送波発生器で発生される搬送波信号を前記信号変
換器で生成される位相変調信号により+θの位相変調を
施してcos(2πf C t+θ)の信号を得る位相変調器
と、 前記位相変調器から出力される信号に前記信号変換器で
生成されるRの振幅変調信号を乗算してR・cos(2π
f C t+θ)の信号を得る乗算器とを具備するテレビジ
ョン放送用映像送信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10960192A JP3437585B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | テレビジョン放送用映像送信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10960192A JP3437585B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | テレビジョン放送用映像送信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308584A JPH05308584A (ja) | 1993-11-19 |
JP3437585B2 true JP3437585B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=14514419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10960192A Expired - Fee Related JP3437585B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | テレビジョン放送用映像送信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3437585B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6041082A (en) * | 1996-09-06 | 2000-03-21 | Nec Corporation | Digital amplitude modulation amplifier and television broadcasting machine |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP10960192A patent/JP3437585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05308584A (ja) | 1993-11-19 |
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