JP3437396B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3437396B2
JP3437396B2 JP32940696A JP32940696A JP3437396B2 JP 3437396 B2 JP3437396 B2 JP 3437396B2 JP 32940696 A JP32940696 A JP 32940696A JP 32940696 A JP32940696 A JP 32940696A JP 3437396 B2 JP3437396 B2 JP 3437396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ受像機やコ
ンピュータのディスプレイなどに用いられてビデオ画像
等を表示する液晶表示装置、および液晶表示装置の駆動
回路に設けられるディジタル/アナログ変換回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオ画像等を表示する液晶表示装置に
は、多階調画像やフルカラー画像を表示させるために、
入力されたディジタルデータに応じて、液晶表示部の駆
動電圧としてのアナログ信号を出力するディジタル/ア
ナログ変換回路(以下、D/Aコンバータ回路という)
が設けられている。このD/Aコンバータ回路として
は、例えば特開平8−65164に示されるように、容
量素子を用いてディジタル/アナログ変換をおこなうも
のが知られている。
【0003】この種の容量素子を用いたD/Aコンバー
タ回路を構成する場合、入力されるディジタルデータが
nビット(同公報の例ではn=3)であれば、n種類の
容量素子各1個と一意のリファレンス電圧の印加が必要
である。すなわち、ディジタルデータの各ビットに対応
させた、互いに容量値の異なるn種類の容量素子を備
え、単一のリファレンス電圧をディジタルデータに応じ
て各容量素子に選択的に印加することにより、2^n
(「2^n」は2のn乗を示す。以下、同じ。)種類の
電圧を出力し得るようになっている。
【0004】なお、同公報に示されるD/Aコンバータ
回路においては、8ビットのディジタルデータに応じて
256種類の電圧を出力するために、上記8ビットのう
ちの5ビットによって、8組のリファレンス電圧(電位
差)、およびリファレンス電圧を階段状に変化させた4
段階のうち、1組および1段階をそれぞれ選択して用い
る手法を併用しているが、容量素子を用いた基本の部分
に関しては、上記のように入力されるディジタルデータ
の3ビットに対応させた3種類の容量素子を必要として
いる。
【0005】上記のような従来の容量素子を用いたD/
Aコンバータ回路では、入力されるディジタルデータの
ビット数nが増えれば、容量素子の数が増えるばかりで
なく、容量素子の種類も増加する。
【0006】例えば、ディジタルデータに対してリニア
な出力電圧を得るD/Aコンバータ回路では、ディジタ
ルデータが1ビット増えるごとに容量素子の最大容量値
は2倍ずつ増加する。具体的には、入力がnビットのD
/Aコンバータ回路において最小容量値をC0とした場
合、LSB(最下位ビット)からrビット目のデータに
対応する容量素子の容量値はC0×2^rとなり、nビ
ット目のMSB(最上位ビット)に対応する容量素子の
容量値はC0×2^nとなるように設定する必要があ
る。すなわち、容量値がC0からC0×2^nまでのn
種類の容量素子が必要となる。
【0007】また、それぞれの容量素子の精度(誤差)
は、大きくとも最小容量値のC0以下、好ましくは例え
ばさらにその1/10程度にする必要があり、したがっ
て、C0×2^nの容量値を持つ容量素子では、2^n
分の1以下の精度が必要となる。
【0008】一方、出力電圧がリニアでない場合には、
容量素子の容量値は2倍ずつ増えるとは限らないが、容
量素子の種類はやはりn種類必要であり、また、それぞ
れの容量素子の精度が最小容量値以下でなければならな
い点もリニアな場合と同じである。
【0009】ここで、容量素子の容量値の制御は、一般
に、誘電体の比誘電率、誘電体層の厚み、または誘電体
層および誘電体層を挟む電極の面積を制御することによ
って可能であるが、液晶表示装置のアレイ基板などの同
一基板上やICなどの同一チップ上で各種容量値の容量
素子を同時に形成する場合には、面積による容量値制御
が最も容易である。このように面積で容量素子の容量値
を制御する場合、C0×2^nの容量値を持つ容量素子
はC0の容量値を持つ容量素子に対して2^n倍の面積
が必要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶表示装
置のD/Aコンバータ回路では、必要な容量素子の容量
値の種類が多いうえ、容量値の要求精度も高いため、製
造コストの増大や、変換精度の低下を招きがちであると
いう問題点を有していた。
【0011】さらに、複数の容量素子を同一基板上に同
時に形成する場合などには、全容量素子が占める面積が
大きくなりがちであるため、装置の小型化や外形の自由
度を高めることなどが困難であるという問題点をも有し
ていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶表示装
置は、基板と、液晶と、対向基板とが順に積層された液
晶表示装置であって、前記基板上には、水平方向の画素
数に応じた互いに平行なソースライン電極と、垂直方向
の画素数に応じた垂直走査電極とが形成されており、前
記各ソースライン電極と前記垂直走査電極との交差位置
ごとに画素スイッチングトランジスタおよび画素電極が
形成されており、前記基板上には前記ソースライン電極
に出力電圧を印加するディジタル/アナログ変換回路
が、所定本数の前記ソースライン電極の組ごとまたは前
記各ソースラインごとに形成されており、前記ディジタ
ル/アナログ変換回路は、入力されるディジタル画像デ
ータの各ビットに対応した複数の容量素子を組に分割
し、各組の容量素子を、それぞれ表示領域の対向する周
縁部に配置し、各容量素子の組に対応させて、互いに異
なる種類のリファレンス電圧を印加するように構成さ
れている。
【0013】上記分割は、例えば、入力されるnビット
のディジタル画像データに対応したn個の容量素子を、
それぞれL個の容量素子を含む組に分割する。そし
て、これらの各組の容量素子の組に対応させて、互い
に異なる種類のリファレンス電圧を印加することによ
り、これらの容量素子として容量値の等しいものを用い
ても、各容量素子に印加される電圧と容量値との積の重
み付けを異ならせることができるので、入力されるディ
ジタル画像データに応じた2のn乗種類の電圧を出力さ
せることができる。
【0014】それゆえ、必要な容量素子の容量値の種類
を少なく押さえることができる。また、最大容量値と最
小容量値との差を小さくし、または同一の容量値にする
ことができるため、部品を小型化したり精度要求を緩和
したりすることも容易になる。したがって、製造コスト
の低減や変換精度の向上を容易に図ることができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、ディジタル/アナログ変換回路を液
晶表示装置に設ける場合、複数の容量素子を2組に分割
し、それぞれ表示領域の上下周縁部などに分けて配置す
こと、例えば印加されるリファレンス電圧によって分
割したり、それぞれ等しい容量値の容量素子を含む2組
に分割したりすれば、上下周縁部のリファレンス電圧の
配線を減らしたり、上下周縁部の大きさを容易に設定し
たりできるので、製造の容易化や装置の小型化を図り、
また、外形の自由度をいっそう高めることができる。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)まず、図1および図2を用いて、液晶
表示装置の駆動回路におけるD/Aコンバータ回路とし
て、入力されるディジタルデータが6ビット(n=
6)、印加されるリファレンス電圧が2種類(m=2)
で、各リファレンス電圧に対応して、それぞれ3ビット
ずつのディジタルデータに対応する3個ずつ(L=n/
m=3)の容量素子が設けられている例を説明する。
【0021】図1は実施の形態1に係る液晶表示装置の
駆動回路におけるD/Aコンバータ回路の構成を示すも
のである。
【0022】このD/Aコンバータ回路には、入力され
る6ビットのディジタルデータD1〜D6に対応させ
て、容量素子C11〜C13,C21〜C23が設けら
れている。上記容量素子C11〜C13の一端にはリフ
ァレンス電圧V1が印加される一方、容量素子C21〜
C23の一端にはリファレンス電圧V2が印加されるよ
うになっている。これらのリファレンス電圧V1,V
2、各容量素子C11…の容量値(C11…)、および
後述するバイアス電圧Vc等は、例えば以下のように設
定されている。
【0023】 V1=2(V); V2=16(V) Vc=0(V); Vs=0(V) Cs=10(pF) C11=1(pF);C12=2(pF);C13=4(pF) C21=1(pF);C22=2(pF);C23=4(pF) ここで、容量素子C11,C21、容量素子C12,2
2、および容量素子C13,23は、それぞれ同じ容量
値に設定されているが、印加されるリファレンス電圧V
1,V2を異ならせることにより、各データD1…の重
み付けに応じた電圧を出力し得るようになっている。
【0024】各容量素子C11…の他端は、これらの容
量素子C11…を選択するデータスイッチDSW11〜
DSW23を介して、画像表示領域に設けられたソース
ライン電極SLに接続されている。このソースライン電
極SLには、さらに、リセット信号RSTによって開閉
制御されるリセットスイッチRSWSを介して、ソース
ライン電極SLを所定の電圧にリセットするバイアス電
圧Vcが印加されるようになっている。
【0025】また、ソースライン電極SLと、電圧Vs
が印加される図示しない対向電極との間の配線容量が、
負荷容量Csとして作用するようになっている。なお、
ソースライン電極SLとの間にバッファアンプ等を設け
て負荷容量Csを小さく抑えるようにしてもよいし、逆
に、積極的に容量素子を設けて、負荷容量Csとして作
用させるようにしてもよい。
【0026】容量素子C11…の両端には、各容量素子
C11…に蓄積されている電荷を放電させるリセットス
イッチRSW11〜RSW23が並列に接続されてい
る。このリセットスイッチRSW11…、および前記デ
ータスイッチDSW11…は、リセット信号RSTと、
データD1…との状態に応じて開閉制御されるようにな
っている。なお、これらの開閉制御については、以下に
詳述する。
【0027】以下、このD/Aコンバータ回路の動作を
説明する。ここで、以下の説明においては、便宜上、デ
ータD1…の状態は“0”または“1”、リセット信号
RSTの状態は“Active”または“Inacti
ve”と表現する。
【0028】まず、リセット信号RSTが“Activ
e”になると、図1に示すように、リセットスイッチR
SWSが閉じる。
【0029】また、このときには、各データD1…が
“0”であれば、DSW11…が開くとともにRSW1
1…が閉じ、対応する容量素子C11…に蓄積されてい
る電荷が放電される。一方、各データD1…が“1”で
あれば、DSW11…が閉じるとともにRSW11…が
開き、対応する容量素子C11…に、その容量値、およ
びリファレンス電圧V1,V2とバイアス電圧Vcとの
差に応じた電荷が蓄積される。同図においては、データ
D1のみが“1”である場合を示している。
【0030】具体的には、各容量素子C11…、および
負荷容量Csに蓄積される電荷Q11〜Q23,Qs
(10の−12乗クーロン)は、 Q11=D1×C11×(Vc−V1)= −2×D1 Q12=D2×C12×(Vc−V1)= −4×D2 Q13=D3×C13×(Vc−V1)= −8×D3 Q21=D4×C21×(Vc−V2)=−16×D4 Q22=D5×C22×(Vc−V2)=−32×D5 Q23=D6×C23×(Vc−V2)=−64×D6 Qs =Cs×(Vc−Vs) =0 となる。
【0031】なお、上記のように各データD1…に応じ
た電荷の放電、蓄積を同時に行うのに代えて、一旦、リ
セットスイッチRSW11〜RSW23をすべて閉じて
全容量素子C11〜C23の電荷を放電した後に、リセ
ットスイッチRSWS、およびデータD1…に応じたデ
ータスイッチDSW11…を閉じて電荷の蓄積を行うよ
うにしてもよい。
【0032】次に、リセット信号RSTが“Inact
ive”になると、図2に示すように、リセットスイッ
チRSWSが開くとともに、データD1…の状態に係ら
ず、すべてのデータスイッチDSW11〜DSW23が
閉じ、リセットスイッチRSW11〜RSW23は開
く。
【0033】このときのソースライン電極SLの出力電
圧をVsl、各容量素子C11…、および負荷容量Csに
蓄積される電荷をQ11’〜Q23’,Qs’とする
と、 Q11’=C11×(Vsl−V1)=1×Vsl− 2 Q12’=C12×(Vsl−V1)=2×Vsl− 4 Q13’=C13×(Vsl−V1)=4×Vsl− 8 Q21’=C21×(Vsl−V2)=1×Vsl−16 Q22’=C22×(Vsl−V2)=2×Vsl−32 Q23’=C23×(Vsl−V2)=4×Vsl−64 Qs’ =Cs×(Vsl−Vs) =10×Vsl となる。
【0034】そこで、電荷量保存の法則により、Q11
+Q12+Q13+Q21+Q22+Q23+Qs=Q
11’+Q12’+Q13’+Q21’+Q22’+Q
23’+Qs’となるから、出力電圧Vslは、 Vsl ={ (D1×C11+D2×C12+D3×C13)×(Vc−V1) +(D4×C21+D5×C22+D6×C23)×(Vc−V2) +(C11+C12+C13)×V1 +(C21+C22+C23)×V2 +Cs×Vc} /(C11+C12+C13+C21+C22+C23+Cs) =(−2×D1−4×D2−8×D3−16×D4−32×D5−64×D6 +126)/24 となる。
【0035】すなわち、(表1)に示すように、入力さ
れるディジタルデータD1〜D6に応じて、リニアな0
〜5.25(V)の64種類の電圧が出力され、ソース
ライン電極SLに印加される。なお、同表には、参考と
して、従来のように単一のリファレンス電圧V1=6.
083(V)を用い、容量素子C11〜C23の容量値
を何れも互いに異なる1、2、4、8、16、32(p
F)の6種類に設定した場合の出力電圧を併せて記載し
ている。
【表1】
【0036】このように、容量素子の種類、および容量
値の合計を小さく抑えつつ、従来と同じ出力電圧を得る
ことができる。したがって、例えば液晶表示装置のアレ
イ基板などの同一基板上に容量素子を同時に形成する場
合などには、容量素子の占める面積を小さく抑えること
ができ、また、D/Aコンバータ回路等を駆動回路IC
などとして実装する場合でも、その駆動回路ICなどの
チップサイズを小さくすることができるので、ハイビジ
ョン(HDTV)等に用いられる高精細度表示パネルの
狭ピッチソースラインなどにも容易に適用することがで
きる。
【0037】なお、容量素子C11〜C23の容量値、
およびリファレンス電圧V1,V2は、上記の設定に限
らず、種々の設定によって容量値の最適化等を図りつつ
同じ出力電圧Vslを得ることができる。すなわち、上記
出力電圧Vslを算出する式に示されるように、各データ
D1…には、C11…と、(Vc−V1)または(Vc
−V2)とが乗算されているので、C11…の大小を設
定するのと同様に、(Vc−V1)および(Vc−V
2)を設定することにより、データD1…に応じて重み
付けをした出力電圧Vslを得ることができる。
【0038】それゆえ、例えば(表2)に示すように、
リファレンス電圧を6種類印加するようにして、各容量
素子C…の容量値をすべて等しくするなどしても、同じ
出力電圧Vslを得られるようにすることができる。
【表2】
【0039】また、各リファレンス電圧を印加する容量
素子の数(L)がそれぞれ等しいものに限らず、例えば
(表3)に示すように、リファレンス電圧V1を4つの
容量素子C1〜C4に印加し、リファレンス電圧V2を
他の2つの容量素子C5,C6に印加するようにした場
合などでも、やはり同じ出力電圧Vslを得られるように
することができる。
【表3】
【0040】また、入力されるディジタルデータのビッ
ト数nがリファレンス電圧の種類の数mで割り切れる数
である必要は必ずしもない。例えば(表4)に示すよう
に、入力されるディジタルデータのビット数が6、リフ
ァレンス電圧が5種類でも、同じリファレンス電圧V5
の印加される容量素子C5,C6の容量値が異なってい
れば、各データD1…に応じて異なる重み付けをするこ
とができ、同じ出力電圧Vslを得るようにすることがで
きる。
【表4】
【0041】さらに、各容量素子の容量値が、それぞれ
互いに異なる場合、すなわち容量素子の種類の数は従来
と同じ場合でも、最大容量値と最小容量値との差を小さ
くして精度要求を緩和することは可能である。
【0042】また、出力される電圧の種類を増加させる
ために、例えば複数組のリファレンス電圧V1,V2を
選択的に切り換えて印加するようにしたり、リファレン
ス電圧V1,V2を階段状に変化させて、そのうちのい
ずれかを選択するなどの公知の手法を併用するようにし
てもよい。
【0043】(実施の形態2)次に、図3および図4を
用いて、前記実施の形態1と同様に、3種類の容量素子
が、2種類のリファレンス電圧に対応させてそれぞれ2
個ずつ設けられ、実施の形態1とは主として各スイッチ
の制御シーケンスが異なるD/Aコンバータ回路の例を
説明する。なお、以下、実施の形態1と同様の構成要素
については同一の符号を付して説明を省略する。
【0044】図3は実施の形態2に係る液晶表示装置の
駆動回路におけるD/Aコンバータ回路の構成を示すも
のである。
【0045】リファレンス電圧V1,V2、各容量素子
C11…の容量値、およびバイアス電圧Vc等は、例え
ば以下のように設定されている。
【0046】 V1=10(V); V2=80(V) Vc= 0(V); Vs= 0(V) Cs=40(pF) C11=0.1(pF);C12=0.2(pF);C13=0.4(pF) C21=0.1(pF);C22=0.2(pF);C23=0.4(pF) このD/Aコンバータ回路では、まず、リセット信号R
STが“Active”になると、図3に示すように、
リセットスイッチRSWS、およびリセットスイッチR
SW11〜RSW23が閉じる。また、データスイッチ
DSW11〜DSW23は、データD1…の状態に係ら
ず、すべて開く。
【0047】そこで、容量素子C11〜C23は、その
両端がショートした状態になって蓄積されている電荷が
放電される。また、ソースライン電極SLにはVcの電
圧が印加され、負荷容量CsにはVc−Vsの電圧がか
かる(ただし、この例ではVc=Vs=0なのでVc−
Vs=0)。したがって、各容量素子C11…、および
負荷容量Csに蓄積される電荷Q11〜Q23,Qs
(10の−12乗クーロン)は、 Q11=Q12=Q13=Q21=Q22=Q23=0 Qs =Cs×(Vc−Vs)=0 となる。
【0048】次に、リセット信号RSTが“Inact
ive”になると、図4に示すように、リセットスイッ
チRSWS、およびリセットスイッチRSW11〜RS
W23が開く。また、データスイッチDSW11〜DS
W23は、それぞれ対応するデータD1…が“0”であ
れば開く一方、“1”であれば閉じる。
【0049】このときのソースライン電極SLの出力電
圧をVsl、各容量素子C11…、および負荷容量Csに
蓄積される電荷をQ11’〜Q23’,Qs’とする
と、 Q11’=D1×C11×(Vsl−V1)=D1×(0.1×Vsl− 1) Q12’=D2×C12×(Vsl−V1)=D2×(0.2×Vsl− 2) Q13’=D3×C13×(Vsl−V1)=D3×(0.4×Vsl− 4) Q21’=D4×C21×(Vsl−V2)=D4×(0.1×Vsl− 8) Q22’=D5×C22×(Vsl−V2)=D5×(0.2×Vsl−16) Q23’=D6×C23×(Vsl−V2)=D6×(0.4×Vsl−32) Qs’ =Cs×(Vsl−Vs) =40×Vsl となる。
【0050】そこで、電荷量保存の法則により、Q11
+Q12+Q13+Q21+Q22+Q23+Qs=Q
11’+Q12’+Q13’+Q21’+Q22’+Q
23’+Qs’となるから、出力電圧Vslは、 Vsl ={ (D1×C11+D2×C12+D3×C13)×V1 +(D4×C21+D5×C22+D6×C23)×V2 +Cs×Vc} /( D1×C11+D2×C12+D3×C13 +D4×C21+D5×C22+D6×C23 +Cs) =(1×D1+2×D2+4×D3+8×D4+16×D5+32×D6) /( 0.1×D1+0.2×D2+0.4×D3 +0.1×D4+0.2×D5+0.4×D6 +40) となる。
【0051】すなわち、(表5)に示すように、入力さ
れるディジタルデータD1〜D6に応じて、0〜1.5
22(V)の64種類の電圧が出力され、ソースライン
電極SLに印加される。なお、同表には、参考として、
従来のように単一のリファレンス電圧V1=10(V)
を用い、容量素子C11〜C23の容量値を何れも互い
に異なる0.1、0.2、0.4、0.8、1.6、
3.2(pF)の6種類に設定した場合の出力電圧を併
せて記載している。
【0052】なお、この例においては、出力電圧Vsl
は、入力されるディジタルデータに対して正確にリニア
ではないが、容量素子C11〜C23の合計容量と負荷
容量Csとの比をより大きく設定することにより、従来
例よりも良好なリニアリティが得られている。
【表5】 (実施の形態3)前記実施の形態2と同様のD/Aコン
バータ回路をトランジスタを用いて構成した例を説明す
る。
【0053】このD/Aコンバータ回路は、図5に示す
ように、入力されるディジタルデータが4ビット(D1
〜D4:n=4)、印加されるリファレンス電圧が2種
類(V1,V2:m=2)で、各リファレンス電圧に対
応して、それぞれ2ビットずつのディジタルデータに対
応する2個ずつ(L=n/m=2)の容量素子C11,
C12、および容量素子C21,C22が設けられてい
る。
【0054】データスイッチDSW11〜DSW22、
リセットスイッチRSW11〜RSW22、およびリセ
ットスイッチRSWSは、それぞれ、p−Si(ポリシ
リコン:多結晶シリコン)で形成したn−ch(nチャ
ネル)の薄膜トランジスタで構成され、実施の形態2と
同じシーケンスで動作することにより、データD1〜D
4に応じた電圧Vslが出力される。
【0055】すなわち、それぞれ同じリファレンス電圧
V1,V2に接続される容量素子C11と容量素子C1
2と、および容量素子C21と容量素子C22とは、そ
れぞれ互いに異なる容量値を持つように設定する必要が
あるのに対し、例えば容量素子C11と容量素子C21
との容量値が等しい場合でも、2種類のリファレンス電
圧V1,V2が印加されることにより、リファレンス電
圧と容量値との積V1×C11,V2×C21の重み付
けが異なるので、データD1〜D4に応じた16種類の
出力電圧Vslを得られるようにできる。
【0056】上記のように、リセットスイッチRSWS
等をp−Siのトランジスタで構成する場合には、例え
ば液晶表示装置のアレイ基板上などに、容量素子C11
…や画面走査用のスイッチングトランジスタなどと同時
に形成して、別の部品としての駆動回路ICなどの実装
を不要にすることができる。すなわち、部品点数を削減
し、液晶表示装置や液晶パネルモジュールの組み立てが
容易になる。また、駆動回路ICや容量素子C11…だ
けを別の部品として実装する場合でも、容量値の種類、
すなわち部品の種類を低減することができる。
【0057】なお、リセットスイッチRSWS等を構成
するトランジスタは、上記のようにp−Siで形成され
たもの限らず、a−Si(アモルファスシリコン:非晶
質シリコン)や単結晶シリコンなどで形成されたもので
もよい。また、n−chのトランジスタに限らず、p―
ch(pチャネル)のトランジスタを用いてもよく、さ
らに、正負に交互に切り替わる出力電圧Vslを得る場合
には、図6に示すようにn−chのトランジスタN、お
よびp−chのトランジスタPを混合して使用するよう
にしてもよい。
【0058】(実施の形態4)次に、実施の形態3のD
/Aコンバータ回路を備えた液晶表示装置の例を説明す
る。
【0059】この液晶表示装置は、図7に模式的に示す
ように、偏光フィルタ層51、ガラス基板52、液晶パ
ネルPNL、対向透明電極53が形成された対向ガラス
基板54、および偏光フィルタ層55等が積層されて構
成されている。
【0060】ガラス基板52上には、水平方向の画素数
に応じた互いに平行なソースライン電極SL…と、垂直
方向の画素数に応じた、上記ソースライン電極SL…に
直行する方向の垂直走査電極GL…とが図示しない絶縁
層を介して形成されている。さらに、各ソースライン電
極SL…と垂直走査電極GL…との交差位置ごとに、画
素スイッチングトランジスタ61…、および画素電極6
2…が形成されている。
【0061】ガラス基板52上には、また、ソースライ
ン電極SL…に出力電圧Vslを印加するD/Aコンバー
タ回路、および垂直走査電極GL…に選択的に電圧Vg
を印加する垂直走査スイッチGSW…が形成されてい
る。なお、このD/Aコンバータ回路は、スイッチによ
って選択的に接続される所定本数のソースライン電極S
Lの組ごとに設けてもよいが、ここでは説明の便宜上、
各ソースライン電極SLごとに設けられているとし、そ
のうちの1本のソースライン電極SLに対応するものの
みについて説明する。
【0062】上記D/Aコンバータ回路は、前記実施の
形態3で示したものと同一の回路構成であるが、印加さ
れるリファレンス電圧に応じて、画像表示領域60の上
側周縁部と下側周縁部とに2分割されて配置されてい
る。より詳しくは、リファレンス電圧V1が印加される
容量素子C11,C12は画像表示領域60の上側周縁
部に設けられる一方、リファレンス電圧V2が印加され
る容量素子C21,C22は下側周縁部に配置されてい
る。
【0063】ここで、容量素子C11,C21、および
容量素子C12,22は、前述のようにそれぞれ等し
く、かつ小さい容量値に設定することができるので、そ
のガラス基板52上に占める面積も等しく、かつ小さく
でき、したがって画像表示領域60の周縁部の設定の自
由度が高くなる。また、D/Aコンバータ回路等を駆動
回路ICなどとして実装する場合や、容量素子C11…
だけを別の部品として実装する場合でも、チップサイズ
を小さくすることなどが容易になるので同様の効果が得
られるうえ、画像表示領域60の上下部に印加するリフ
ァレンス電圧を異ならせるだけで、上下部に実装される
部品を共通化したり回路配置を簡素化したりすることも
できるので、生産性の向上や製造コストの低減を図るこ
となども容易にできる。
【0064】(実施の形態5)実施の形態3のD/Aコ
ンバータ回路を備えた液晶表示装置の他の例を説明す
る。
【0065】この液晶表示装置は、図8に示すように、
ガラス基板52上のD/Aコンバータ回路の配置が異な
り、リファレンス電圧V1が印加され、データD1に対
応する容量素子C11と、リファレンス電圧V2が印加
され、データD3に対応する容量素子C21とが画像表
示領域60の上側周縁部に設けられる一方、リファレン
ス電圧V1が印加され、データD2に対応する容量素子
C12と、リファレンス電圧V2が印加され、データD
4に対応する容量素子C22とが下側周縁部に配置され
ている。
【0066】このように配置されることにより、例えば
画像表示領域60の上下側周縁部にそれぞれ容量値の等
しい容量素子C11…をまとめることなどができる。す
なわち、2種類のリファレンス電圧V1,V2が印加さ
れることにより、容量素子C11…の容量値を比較的任
意に設定できるので、その容量値の種類に応じて、種々
の配置をすることができる。
【0067】なお、このような配置に限らず、画像表示
領域60の上側周縁部と下側周縁部とに異なる数の容量
素子C11…等を配置するようにしてもよいし、また、
隣り合うソースライン電極SLごとのD/Aコンバータ
回路で上下の配置を交互に逆にするなどしてもよい。
【0068】上記のように、印加されるリファレンス電
圧に係らずにD/Aコンバータ回路を分割して配置する
ことにより、画像表示領域60の周縁部の大きさの設定
の自由度をいっそう高くすることができる。
【0069】(実施の形態6)本発明のさらに他の実施
の形態として、特開平8−65164に示されるものと
同様のD/Aコンバータ回路に適用する例を説明する。
【0070】このD/Aコンバータ回路には、図9に示
すように、複数のリファレンス電位V1〜V3を発生す
るリファレンス電位発生回路80が設けられている。こ
のリファレンス電位発生回路80には、外部から与えら
れる電位V0、およびリファレンス電位V3が接続さ
れ、両者の間に設けられた、抵抗値の比が1:1:2の
抵抗R1〜R3によって、リファレンス電位V1(=
(V3−V0)/4+V0)およびリファレンス電位V
2(=(V3−V0)/2+V0)に分圧するようにな
っている。
【0071】ここで、リファレンス電位V1〜V3と電
位V0との電位差をΔV1〜ΔV3とすると、 ΔV3=V3−V0 ΔV2=V2−V0=(V3−V0)/2=ΔV3/2 ΔV1=V1−V0=(V3−V0)/4=ΔV3/4 である。
【0072】上記電位V0は、入力されるディジタルデ
ータD1〜D3の状態に応じて開閉するスイッチ81a
〜83aを介して、容量素子C1〜C3の一端に接続さ
れる一方、リファレンス電位V1〜V3は、それぞれ、
上記スイッチ81a〜83aと相補的に動作するスイッ
チ81b〜83bを介して、上記容量素子C1〜C3の
一端に接続されるようになっている。
【0073】容量素子C1〜C3の他端は、互いに接続
されるとともに、スイッチ84を介して、バッファアン
プ85、容量素子C4、およびスイッチ86に接続され
ている。容量素子C4、およびスイッチ86は、さらに
電位V0に接続されている。また、バッファアンプ85
は出力端子87に接続されている。
【0074】上記容量素子C1〜C4は、いずれも同じ
容量値Cのものが用いられる。すなわち、容量素子C1
〜C3には上記のように互いに異なるリファレンス電位
V1〜V3が接続されるので、従来のように1倍、2
倍、4倍の容量値に設定しなくても、データD1〜D3
の重み付けに応じた電圧を出力し得るようになってい
る。
【0075】このD/Aコンバータ回路では、まず、ス
イッチ81a〜83a、およびスイッチ84,86が閉
じて、各容量素子C1〜C4に蓄積されている電荷が放
電される。次に、スイッチ86が開くとともに、データ
D1〜D3の状態に応じて、スイッチ81a〜83bが
開閉する。
【0076】すなわち、各データD1…が“0”であれ
ば、スイッチ81a…が閉じるとともに、スイッチ81
bが開き、電位V0が容量素子C1…に接続される。
【0077】一方、各データD1…が“1”であれば、
スイッチ81a…が開くとともに、スイッチ81bが閉
じ、リファレンス電位V1…が容量素子C1…に接続さ
れる。
【0078】このとき、各容量素子C1〜C3に蓄積さ
れる電荷Q1〜Q4は、容量素子C1〜C3の上記他端
の電位(出力電位)と電位V0との電位差をΔVslとす
ると、 Q1={ΔVsl−(D1×ΔV1)}×C Q2={ΔVsl−(D2×ΔV2)}×C Q3={ΔVsl−(D3×ΔV3)}×C Q4= ΔVsl×C となる。
【0079】ここで、上記各容量素子C1〜C4に蓄積
されている電荷が放電された後、データD1に応じてス
イッチ81a…が切り換えられる際には、容量素子C1
〜C3の他端と、外部との電荷の移動はないから、 Q1+Q2+Q3+Q4=(4×ΔVsl−ΔV1×D1
−ΔV2×D2−ΔV3×D3)×C =0 である。
【0080】それゆえ、出力電位差ΔVslは、 ΔVsl =(D1×ΔV1 +D2×ΔV2 +D3×ΔV3)/4 =(D1×ΔV3/4+D2×ΔV3/2+D3×ΔV3)/4 =ΔV3×(D1+2×D2+4×D3)/16 となる。
【0081】すなわち、入力されるディジタルデータD
1〜D3に応じて、リニアな0〜ΔV3×7/16の8
種類の電位差が得られる。
【0082】なお、この実施の形態においても、従来の
D/Aコンバータ回路と同様に、リファレンス電位V3
と電位V0との複数の組を選択的に切り換えるようにし
たり、電位V0を階段状に変化させて、そのうちのいず
れかを選択するなどの手法を併用して、出力される電圧
の種類を増加させることは可能である。
【0083】また、リファレンス電位発生回路80は、
上記のように抵抗R1…で分圧するものに限らず、定電
圧回路などによって構成してもよいし、D/Aコンバー
タ回路に内蔵せず、前記実施の形態と同様に外部から複
数のリファレンス電位V1〜V3を与えるようにしても
よい。
【0084】なお、上記のような容量素子を用いたD/
Aコンバータ回路に限らず、例えば重み抵抗型のD/A
コンバータ回路などにおいても、複数のリファレンス電
圧を印加することにより、種々の抵抗値の設定を行うこ
とができるようになる。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、必要な
容量素子の容量値の種類を少なく押さえることができる
とともに、最大容量値と最小容量値との差を小さくし、
または同一の容量値にすることができ、それゆえ、精度
要求を緩和することもでき、したがって、製造コストの
低減や変換精度の向上を図ることができるうえ、同一基
板上に複数の容量素子を同時に形成する場合などには、
全容量素子が占める面積を小さく抑えて装置の小型化や
外形の自由度を高めることなども容易にできるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る液晶表示装置の駆動回路に
おけるD/Aコンバータ回路の構成を示す構成図であ
る。
【図2】同、リセット信号RSTが“Inactiv
e”になったときの状態を示す構成図である。
【図3】実施の形態2に係る液晶表示装置の駆動回路に
おけるD/Aコンバータ回路の構成を示す構成図であ
る。
【図4】同、リセット信号RSTが“Inactiv
e”になったときの状態を示す構成図である。
【図5】実施の形態3に係る液晶表示装置の駆動回路に
おけるD/Aコンバータ回路の構成を示す構成図であ
る。
【図6】実施の形態3において、n−chのトランジス
タN、およびp−chのトランジスタPを混合して使用
する場合の例を示す構成図である。
【図7】実施の形態4に係るD/Aコンバータ回路を備
えた液晶表示装置の構成を示す構成図である。
【図8】実施の形態5に係るD/Aコンバータ回路を備
えた液晶表示装置の構成を示す構成図である。
【図9】実施の形態6に係るD/Aコンバータ回路の構
成を示す構成図である。
【符号の説明】
D1〜D6 ディジタルデータ C11〜C23 容量素子 DSW11〜DSW23 データスイッチ RSW11〜RSW23 リセットスイッチ RSWS リセットスイッチ SL ソースライン電極 GL 垂直走査電極 V1,V2 リファレンス電圧 Vc バイアス電圧 Vsl 出力電圧 RST リセット信号 52 ガラス基板 53 対向透明電極 60 画像表示領域 PNL 液晶パネル C1〜C3 容量素子 R1〜R3 抵抗 80 リファレンス電位発生回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−256824(JP,A) 特開 平7−261714(JP,A) 特開 平6−202160(JP,A) 特開 平6−222741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 - 1/141 G09G 3/36 H03M 1/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、液晶と、対向基板とが順に積層さ
    れた液晶表示装置であって、 前記基板上には、水平方向の画素数に応じた互いに平行
    なソースライン電極と、垂直方向の画素数に応じた垂直
    走査電極とが形成されており、前記各ソースライン電極
    と前記垂直走査電極との交差位置ごとに画素スイッチン
    グトランジスタおよび画素電極が形成されており、 前記基板上には前記ソースライン電極に出力電圧を印加
    するディジタル/アナログ変換回路が、所定本数の前記
    ソースライン電極の組ごとまたは前記各ソースラインご
    とに形成されており、 前記ディジタル/アナログ変換回路は、 入力されるディジタル画像データの各ビットに対応した
    複数の容量素子と、 入力されたディジタル画像データに基づいて、上記容量
    素子の接続状態を切り換える複数のスイッチ手段とを備
    え、上記複数の容量素子が所定の2組に分割され、各組の容
    量素子が、それぞれ表示領域の対向する周縁部に配置さ
    れており、 所定のリファレンス電圧を印加し、そのリファレンス電
    圧と上記スイッチ手段の切り換え状態とに応じて上記容
    量素子に電荷を蓄積させることにより、入力されたディ
    ジタル画像データに応じて液晶表示部の駆動電圧を出力
    し、 上記容量素子を組に分割した各容量素子の組に対応さ
    せて、互いに異なる種類のリファレンス電圧を印加す
    るように構成されたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】基板と、液晶と、対向基板とが順に積層さ
    れた液晶表示装置であって、 前記基板上には、水平方向の画素数に応じた互いに平行
    なソースライン電極と、垂直方向の画素数に応じた垂直
    走査電極とが形成されており、前記各ソースライン電極
    と前記垂直走査電極との交差位置ごとに画素スイッチン
    グトランジスタおよび画素電極が形成されており、 前記基板上には前記ソースライン電極に出力電圧を印加
    するディジタル/アナログ変換回路が、所定本数の前記
    ソースライン電極の組ごとまたは前記各ソースラインご
    とに形成されており、 前記ディジタル/アナログ変換回路は、 入力されるnビット(nは2以上の整数)のディジタル
    画像データに基づいて、2のn乗種類の液晶表示部の駆
    動電圧を出力し、 入力されるディジタル画像データの各ビットに対応した
    n個の容量素子を備えるとともに、 上記n個の容量素子各L個含む所定の2組(L=n/
    で、Lは1以上の整数)に分割され各組の容量素子
    が、それぞれ表示領域の対向する周縁部に配置されてお
    り、組の容量素子の組に対応させて、互いに異なる
    類のリファレンス電圧を印加するように構成されたこと
    を特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の液晶表示装置であっ
    て、上記所定の2組は、それぞれ等しいリファレンス電
    圧を印加される容量素子を含む2組に分割されたもので
    あることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2の液晶表示装置であっ
    て、上記所定の2組は、それぞれ等しい容量値の容量素
    子を含む2組に分割されたものであることを特徴とする
    液晶表示装置。
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