JP3437071B2 - Atmセル多重装置 - Google Patents
Atmセル多重装置Info
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Description
に関し、特に端末とATM交換機との間に接続されるA
TMセル多重装置に関するものである。
同期転送モード)は、マルチメディアを実現する通信技
術として期待され、コンピュータ間通信を始めとする高
速データ向けのものが開発されて来ている。
れるように、音声、HDLC、FR(フレームリレー)
等の従来技術の通信プロトコルもATMでインタワーク
( 相互通信)するネットワークが市場で要求されてい
る。
TM交換機(ATMスイッチ)を基幹ネットワークとし
て構築し、端末との回線の収容効率を上げるために、支
線系の装置として、ATMセル多重装置を設置するのが
有効である。
の一般的な配置を示している。すなわち、符号2で総称
して示すATMセル多重装置は、符号1で総称して示す
端末から受信したデータをセル化(組み立て)して、符
号3で総称して示すATM交換機に中継回線を介して送
るとともに、ATM交換機3から中継回線を介して受信
したATMセル(以下、単にセルとも称する)をデセル
化(分解)して端末1へ送るように接続されている。
トコル固有の厳しいトラフィック制御(Q0S制御)が
要求されるが、従来のATM交換機およびATMセル多
重装置では、トラフィック制御を行うためにATMスイ
ッチ(図示せず)を搭載していた。
スイッチは、非常に製造コストが高価になる欠点があ
り、また、ソフトウェア・ハードウェアの制御が複雑化
し、装置の大型化を招く欠点がある。
と、ATMセル多重装置内で複数のコネクションのセル
が競合したとき、CBR(Constant Bit Rate:定ビット
レート)、VBR(Variable Bit Rate:可変ビットレー
ト)、UBR(Unspecific BitRate:ランダムビットレ
ート)等の各サービスカテゴリーにおいて衝突せずに通
信させるにはいずれかのセルを遅延(待機)させる必要
が生じる。
しいサービスカテゴリーでは許容されない。
との間において、セルの組立・分解を時間遅延を生ぜず
に、簡易に且つ安価で行うことができるATMセル多重
装置を提供することを目的とする。
め、本発明に係るATMセル多重装置は、端末とATM
交換機間でATMセルの組み立て及び分解を行うように
ATMバス上に並列接続された複数のセル組立・分解部
と、該ATMバスを介して該セル組立・分解部に接続さ
れたATMバス管理用のATMバススケジューラとを備
え、該ATMバススケジューラが、該端末から該ATM
交換機への上り方向のセルの送信は、所定のサービスカ
テゴリー又はトラフィック量に合わせたトラフィック管
理により予め設定されたスケジュールテーブルに従って
各セル組立・分解部毎に送信権を割り当てるとともに、
該ATM交換機から該端末への下り方向は、全セル組立
・分解部にセルを同報し、各セル組立・分解部側で自分
宛てか否かを判定してセルを受信させることを特徴とし
たものである。
置は、図1と同様に端末1とATM交換機3との間に接
続され、さらに図2に原理的に示すように、ATMバス
スケジューラ11とATMバス12と複数のセル組立・
分解部13−1〜13−4(符号13で総称する)とで
構成されている。
Mバス12上に並列に接続され、セル組立・分解部13
から中継回線を介してATM交換機(図1参照)へセル
を送信可能とする。また、ATMバススケジューラ11
はセル組立・分解部13のセルを送信する契機を与える
ために置かれており、このATMバススケジューラ11
がATMバス12上のセルの送信・受信を制御すること
により、ATMスイッチを搭載せずに、セル多重・トラ
フィック制御を実現する。
スケジューラ11が各セル組立・分解部13に対してセ
ルの送信権を与えることを意味する。ATMバス12
は、中継回線およびバックアップ回線とセル組立・分解
部13間のセルの送信・受信するためのバスである。
に接続された端末回線を収容し、端末からの受信データ
をセル化し、ATMバス12に送信する。中継回線を介
してATM交換機から受信したセルもATMバス12に
送信して、各セル組立・分解部13に送信される。
にATMバス12を制御する。 複数存在するセル組立・分解部13からATMバス1
2にセルを送信する場合、ATMバス12上でセル送信
が競合するのを回避する。
ビスカテゴリ(CBR,rt(real time)-VBR,nrt(no
n-real time)-VBR,UBR)に従ってセル組立・分
解部13から中継回線を介してATM交換機へセルを送
信するために、各セル組立・分解部13に対して該サー
ビスカテゴリに基づいて送信権を与える。セル組立・分
解部13は、ATMバススケジューラ11から送信権が
与えられた場合のみATMバス12にセルを送信する。
場合、あらかじめ設定された最大セルレート(PCR)
及び平均セルレート(SCR)の送信レートを超えない
ように、トラフィック量に合わせたセル送信の制御を行
う。
は、該ATM交換機に接続された中継回線が1本の場
合、該ATMバス上に、上り方向と下り方向のセルを平
等に割り当てることによりセルの送信・受信を制御する
ことができる。
該ATM交換機に接続された中継回線が複数本の場合、
下り方向は1タイムスロット内に該複数のセルを受信可
能とし、上り方向は1セルに制御することもできる。
互いに異なる場合、該ATMバススケジューラは、該A
TMバスの送信権を与える順序を決定するメモリテーブ
ルの設定間隔を間引き設定することにより、各セル組立
・分解部単位に迂回又は非迂回を選択可能とすることが
できる。
方向だけでなく下り方向のセルに対しても所定のサービ
スカテゴリー又はトラフィック量に合わせたトラフィッ
ク管理により予め設定されたスケジュールテーブルに従
って各セル組立・分解部毎に受信権を割り当てることに
より該中継回線の数を拡張可能とすることもできる。
呼設定制御部を設け、該SVC呼設定制御部が、呼設定
プロトコルを制御し、該中継回線上で決定されたコネク
ションIDをセル組立・分解部に設定することにより該
ATM交換機と接続可能にすることもできる。
ョンIDを設定し、PNNIで規定されているSOFT
−PVC機能を有するものである。
-VBR,nrt-VBR,及びUBRであり、該スケジュ
ールテーブルは、UBRを除く全サービスカテゴリーを
含むメインテーブルと、送信権についての優先順位の低
いサービスカテゴリーから成るサブテーブルとで構成す
ることができる。このとき、該ATMバススケジューラ
は、該メインテーブルにおけるセル組立・分解部が送信
権を放棄したときのみ該サブテーブルに基づいて送信権
を付与することができる。
BR,及びnrt-VBRの順に且つセル組立・分解部の登
録順にフレーム内で均等に各セル組立・分解部に対する
送信権を各タイムスロットに割り当てるように予め作成
することができる。
ース部とATM交換機間でATMセルの組み立て及び分
解を行うようにATMバス上に並列接続された複数のセ
ル組立・分解部と、該ATMバスを介して該セル組立・
分解部に接続されたATMバス管理用のATMバススケ
ジューラとを備え、該ATMバススケジューラが、該A
TMセルインタフェース部から該ATM交換機への上り
方向のセルの送信は、所定のサービスカテゴリー又はト
ラフィック量に合わせたトラフィック管理により予め設
定されたスケジュールテーブルに従って各セル組立・分
解部毎に送信権を割り当てるとともに、該ATM交換機
から該ATMセルインタフェースへの下り方向は、全A
TMセルインタフェース部にセルを同報し、各ATMセ
ルインタフェース部側で自分宛てか否かを判定し、セル
を受信するように構成してもよい。
重装置の実施例を説明する。図3は、ATMセル多重装
置の具体的な実施例を示す。このATMセル多重装置
は、ATMバススケジューラ及びSVC制御を行うCP
Uを搭載したメインカード11と、ATMセルバス12
1及びプロセッサ間制御バス122を有するバックボー
ド12と、中継回線(基本中継回線)とバス121,1
22との間に接続された中継回線制御部としての中継カ
ード14と、バックアップ回線とバス121,122と
の間に接続されたバックアップ回線制御部としてのバッ
クアップカード15と、セル組立・分解機能を搭載した
セル組立・分解カード13と、表示部としてのLCDユ
ニット18と、電源19とで構成されている。セル組立
・分解カード13は、CPUを内蔵した音声トランクC
LAD13−1,V/XCLADカード13−2を含ん
でいる。
汎用の高速ディジタルインタフェースを用いる。例え
ば、ITU−T勧告1430A(又は1431A)に規
定される所謂Iインタフェース条件を満足する光又は電
気的インタフェース回線などを用いることができる。
解カード13の詳細な実施例が図4に示されている。
て、バスの競合制御及びトラフィック制御を行うコント
ローラ211と、メモリテーブルを保持するデュアルポ
ート(DP)RAM212と、DRAM213と、プロ
グラムや構成データファイルを格納したハードディスク
214と、ブートROM215と、メインCPU216
とが、共通バス217を介して相互接続されている。
は、DRAM221と、ブートSRAM222と、CL
AD−CPU223とが共通バス224を介して接続さ
れており、CPU223には端末回線を収容する終端装
置224が接続されている。
ケジュールタイミングを規定するスケジュールテーブル
110と、スケジューラ管理制御部111と、該スケジ
ューラ管理制御部111の制御を受けて各セル組立・分
解部13に送信権を与えるATMバス制御信号部112
と、該スケジューラ管理制御部111の制御を受けてス
ケジュールテーブル110のサーチ制御を行うサーチ制
御部113〜115と、PCR設定テーブルT4と、セ
ル組立・分解部13単位に送信セル数を計数するセル送
信レート監視部116と、サーチ制御部113〜115
及びセル送信レート監視部116の出力信号により各セ
ル組立・分解部13に対する送信権に関する信号を生成
するCLAD送信権信号生成部117から構成される。
3から申告された最大セルレート及び平均セルレートに
従ってスケジュールテーブル110を設定する。スケジ
ューラ管理制御部111は、スケジュールテーブル11
0に設定された、セル組立・分解部−識別子(以下、C
LAD−IDと略称することがある)に従いセル組立・
分解部13に送信権を与える。セル組立・分解部13
は、スケジューラ11から送信権を与えられた時のみ、
セルをATMバス12に送信する。
立・分解部13から送信されたセル数をセル組立・分解
部単位に一定時間毎に計数し、セル組立・分解部13で
申告された最大セルレートを超えない制御を行う。AT
Mバススケジューラ11は、セル組立・分解部13の送
信セルレートが申告最大セルレートを超えた場合、該当
するセル組立・分解部13の送信契機でも他のセル組立
・分解部13に送信権を与える制御を行う。
換機3)/下り(ATM交換機3→セル組立・分解部1
3)の両方向の送信権のスケジュールを行い、装置全体
のトラフィック制御を行う。
固定レートの送信権を与える。上り方向の転送は、セル
組立・分解部単位に割り当てられた最低セルレートに従
い送信権を与える。
で、中継回線の速度が1.5Mbpsの場合のATMバスの実
施例が示されている。
と、セルの送信間隔は、276μs(=1÷(1536÷8÷53(1セ
ルのバイト数)))となる。この間隔をATMバス上の1
タイムスロット(TS)とする。
る。中継回線が1回線の場合(バックアップ回線が無い
場合)、下り方向のセル送信と上り方向のセル送信を1
タイムスロットに1回づつ転送するサイクルを設定可能
にする制御を行う。
でいくらでも増やすことは可能)の場合は、下り方向の
転送サイクルは2となる。この結果、中継回線からは、
1タイムスロットにおいて、2セル分の受信が可能とな
る(図6参照)。
ロット毎にATMバスに送信する。ATMバスに送信さ
れたセルは、ATMバスに接続されている全てのセル組
立・分解部に同報で送信される。
べきセルのコネクションID(図7のATMヘッダに示
すVPI/VCI)を設定しておく。中継回線から送信
されたセルはATMバス上に同報されるので、全てのセ
ル組立・分解部はセルを受信する。
クションIDを検索し、自分宛か否かを判定する。セル
組立・分解部は、ATMバスから受信したセルが自分宛
セルの場合は受信処理を行い、自分宛セルでないセルは
無視する。
ル組立・分解部が受信したセルをどの中継回線から受信
したかを認識する方式を下記に示す。
中継回線/バックアップ回線識別子を設定する。この中
継回線/バックアップ回線識別子は、どちらの中継回線
からセル受信したかを認識するための識別子である。バ
ックアップ回線から受信したセルはバックアップ回線制
御部において、中継回線/バックアップ回線識別子に
“1”を立てる。中継回線から受信セルは、“0”のま
ま通過させる。セル組立・分解部は、受信したセルのV
PIの上位1ビットを参照し、どちらの中継回線からセ
ルを受信したかを認識することが可能となる。
る。1タイムスロットでは、1セルのみ送信可能とす
る。ATMバス上にセル組立・分解部は複数個並列接続
されているので、各セル組立・分解部が勝手にセルを送
信すると、ATMバス上で競合が発生してしまう。
ケジューラがATMバスの上り方向のバスを以下のとお
り調停する。
制御を考慮してセル組立・分解部に上り方向のセル送信
権を与える。セル組立・分解部は、スケジューラから送
信権を与えられた時のみ、セルをATMバスに送信す
る。
選択する制御方式を下記に示す。セル組立・分解部は、
上記と同様にVPIの上位1ビットに中継回線/バック
アップ回線識別子を設定する。中継回線/バックアップ
回線識別子は、どちらの中継回線にセルを送信するかを
指定するための識別子である。セル組立・分解部は、バ
ックアップ回線にセルを送信する場合は、中継回線/バ
ックアップ回線識別子に“1”を設定し、中継回線にセ
ルを送信する場合は“0”を設定する。中継回線制御部
およびバックアップ回線制御部は、受信したセルのVP
Iの上位1ビットを参照し、自分宛か否かを認識するこ
とが可能となる。
ビスカテゴリの制御実施例 ATMフォーラムで規定されている上記のサービスカテ
ゴリ(CBR,rt-VBR,nrt-VBR,UBR)をサ
ポートするため、ATMバススケジューラは、各サービ
スカテゴリ毎に下記の制御を行う。
VBR→nrt-VBR→UBRとし、許可を与えても送信
セルが無い時間は次の送信者の時間に加算する。なお、
最大セルレート(0+1)とは、図7のヘッダにおける
CLP=0(セル非廃棄)及びCLP=1(セル廃棄)
のいずれの場合であってもそのセルで最大セルレートを
換算したことを意味する。
える。セル組立・分解部が送信権を与えられたとき、送
信データが無くても他のセル組立・分解部に送信権を渡
さず、空セルを中継回線に送信する。
える。セル組立・分解部が送信権を与えられた場合、送
信データが無ければ、他のnrt-VBRのセル組立・分解
部に送信権を渡す。
し、平均セルレートが設定されていない場合は、最大セ
ルレート(0+1)×α(αは任意)の値で送信権を与
える。
場合、送信データが無ければ、他のnrt-VBRのセル組
立・分解部に送信権を渡す。スケジューラは、rt-VB
Rおよびnrt-VBRのセル組立・分解部が送信権を放棄
した場合、nrt-VBRのセル組立・分解部内でラウンド
ロビン(順繰り)に送信権を与えるが、最大セルレート
(0+1)以上の送信権は与えてはいけない。
ルレート(0+1)の値を超える送信権を与えないよう
にする。また、nrt-VBR内で送信権が余る場合は、U
BRに送信権を与える。
Rコネクションが送信権を放棄した場合のみ、送信権を
与える。
例 ATMバススケジューラの原理を説明する。ATMバス
スケジューラは、ATMバスの1タイムスロット毎に、
セル送信を許可するCLAD−ID(セル組立・分解部
−識別子)を生成し、ATMバスによってセル組立・分
解部に通知する。
−IDが通知された場合のみセルを送信する。ATMバ
ススケジューラは、各セル組立・分解部毎の送信契機を
制御するATMバススケジューラメモリ110(図5参
照)を持つ。このスケジューラメモリ110には、図1
2に示す如く3種類のテーブルが存在する。
TMバスの1タイムスロット毎に、どのCLAD−ID
に送信契機を与えるのかが設定される。このメインテー
ブルには、セル組立・分解部又は中継回線の登録・変更
時に、各CLAD−ID毎のセル送信間隔(“最大セル
レート”、“平均セルレート”、または“最大セルレー
ト×α”)を計算した、CBR、rt-VBR、又はnrt-
VBRのセル組立・分解部のスケジュールリストが設定
される。
テーブル(nrt-VBR)及びサブテーブル(UBR)
は、メインテーブルのrt-VBRおよびnrt-VBRに対
するセル組立・分解部が送信権を放棄した場合(送信す
るセルが無い場合)、空きのタイムスロットに他のセル
組立・分解部が生成したセルを挿入して送信するために
スケジューラが参照するテーブルである。
継回線の物理速度に応じた間隔に基き、上記のスケジュ
ーラテーブルの順番に従って、各セル組立・分解部にス
ケジュールを与える。
示すメインテーブルにおけるrt-VBRのセル組立・分
解部が送信権を放棄した場合、同図(2)に示すサブテ
ーブル(nrt-VBR)を参照し、nrt-VBRに対してス
ケジュールを行う。nrt-VBRの送信待ちテーブルのサ
イクルが一周した場合(全てのnrt-VBRが送信権を放
棄した場合)、同図(3)に示すサブテーブル(UB
R)を参照し、UBRにスケジュールを行う。
ブルの作成アルゴリズムを説明する。 (1)音声データをATMセル多重する場合、音声は遅延
に厳しいため音声専用のタイムスロットを予約してお
き、このエリアには、音声セル組立・分解部以外は設定
できないようにする。
リアにCLAD−IDを設定する。音声SVC呼解放を
契機に音声専用エリアからCLAD−IDを削除して空
きタイムスロットにする。
設定を契機に1周期に2回メモリテーブルに設定する。 (4)8Kbpsの音声セル組立・分解部は呼設定を契機に1
周期に1回メモリテーブルに設定する。
最大セルレートが高いセル組立・分解部から設定する。
CBR及びrt-VBRは最大セルレート(0+1)の値
で数を決定する。nrt-VBRは、平均セルレート(0+
1)の値をメインテーブルに設定し、{最大セルレート
(0+1)−平均セルレート(0+1)}の割合でサブ
テーブル( rt-VBR) に設定する。
レームリレー手順)に対するセル組立・分解部は次に示
す手順で設定する。まず、最大セルレート(0+1)を
算出する。なお、ユーザフレーム長を64バイトとす
る。 最大セルレート(0+1) =物理速度/8×[OHA(n)] =64000(bps)÷8×(2÷70) =228.5714286(セル/秒)
と、次のようになる。 228.5714286÷21.56659765=10.5984≒11(TS) 1周期に11回メモリテーブルに設定する。タイムスロ
ットの周期は、可能な限り、15(168/11)毎に設定す
る。図13の例では、設定TS位置=6,21,36,51,66,8
1,96,111,126,141,156となる。
イムスロットと擬制し、8Kbpsと同じ最大セルレート
(21.5)でスケジュールする。 (8)設定するセル組立・分解部は、残りの空きタイムス
ロットに設定する。 (9)2以上設定するセル組立・分解部が同一番号に重な
る場合は、あとから設定されるCLAD−IDを1タイ
ムスロットずらす。
設定する。ATMバススケジューラは、空きではnrt-V
BRのセル組立・分解部をスケジュールする。空き表示
は、音声専用にも設定可能とし、音声SVCが設定され
ていない場合、スケジューラはnrt-VBRのセル組立・
分解部をスケジュールする。
6/128) 飛ばしで設定する。図13の例では、設定TS
位置=1,13,25,37,49,61,73,85,97,109,121,133,145,15
7となり、この場合、セル組立・分解部数の総和は14
以下となる。
ズムを図14に示す。この場合は、該当するセル組立・
分解部が登録された順番に昇順にテーブルにCLAD−
IDを設定する。
順に設定されるため、nrt-VBRのセル組立・分解部の
送信権が譲られる権利に優先順位は無い。本サブテーブ
ルのセル組立・分解部番号は複数回指定可能とし、出現
回数によって、セル組立・分解部の重み付けが可能とな
る。
ムを図15に示す。この場合は、該当するセル組立・分
解部が登録された順番に昇順にテーブルにCLAD−I
Dを設定する。本サブテーブルはセル組立・分解部の登
録順に設定されるため、UBRのセル組立・分解部の送
信権が譲られる権利に優先順位は無い。本サブテーブル
はセル組立・分解部の番号は1回のみ設定する。
ルレート(SCR)カウンタの実施例 ATMバススケジューラは、送信権を譲り受けたnrt-V
BRが最大セルレートを超えないように最大セルレート
・カウンタでセル数を監視し、仮に最大セルレートを超
えた場合は、他のnrt-VBRのセル組立・分解部に送信
権を譲る。
部に送信権を与えると、セル組立・分解部は、送信セル
がある場合にセルを送信し、セルが無い場合はセルを送
信しない。ATMバススケジューラは、セル組立・分解
部がセルを送信したか否かがATMバス信号制御部(図
5の112)で判定可能であるため、セル組立・分解部
がセルを送信した場合は、セル送信カウンタをインクリ
メントする。この結果、一定時間単位でセル組立・分解
部単位にセル数を計算することが可能となる。
めセル組立・分解部単位に設定された最大セルレート値
とセル送信カウンタを比較し、セル組立・分解部の送信
セルが最大セルレートを超える場合は、該当セル組立・
分解部に送信権を譲る制御は行わない。
方法 ATMバススケジューラは、各セル組立・分解部の送信
順番をATMバススケジューラメモリに設定しておき、
そのメモリを1タイムスロット周期毎に読み出してスケ
ジューラバスで通知する。このメモリは、セル組立・分
解部または回線登録時にソフトウェアで設定する。
であり、タイムスロット数と回線使用率の比較を示す。 音声のセルのペイロード長が40バイトの場合(中継
回線の回線使用率が100(%)となり音声の収容効率が
最も高い値を考えると、タイムスロット数は144とな
る)。
の場合(中継回線の回線使用率が100(%)となり音声
の収容効率が最も高い値を考えると、タイムスロット数
は168となる)。
本中継回線が障害になった場合、通信を保証するための
バックアップ(予備)回線とで構成されるATMセル多
重装置において、基本中継回線とバックアップ回線の物
理速度が異なる場合のバックアアプ制御方式を下記に示
す。
速度が高い場合、基本中継回線で通信している全てのコ
ネクションをバックアップ回線に迂回させることができ
る。しかし、基本中継回線よりバックアップ回線の物理
速度が低い場合、基本中継回線で通信している全てのコ
ネクションを迂回させることは帯域の問題で出来ない。
従って、セル組立・分解部毎に迂回/非迂回の選択が必
要となる。以下にその場合の実施例を説明する。
クアップ回線の物理速度を64Kbpsを例に説明する。この
場合の基本中継回線の物理速度は1.5Mbpsであるから、
1タイムスロット時間は0.267μsであり、1周期を168
タイムスロットとすると、全てのタイムスロットにセル
が送信されると、以下の帯域を使用する。
ら、図13に示すメインテーブルの設定において、バッ
クアップ回線接続時に迂回させるセル組立・分解部は、
24タイムスロット毎に設定する。これを例えば、1TS,
25TS, 49TS, 73TS, 97TS, 121TS, 145TSとする。バッ
クアップ回線接続時に迂回させないセル組立・分解部
は、上記のタイムスロット以外に設定しておく。
回線に接続する時には、物理速度が1.5Mbpsから64Kbps
となる。この場合、ATMバススケジューラは、物理速
度が変更されたことを契機に、メインテーブルの読み出
しを1タイムスロット毎のスケジュールから24タイム
スロット毎のスケジュールに変更する。このことによ
り、24タイムスロット毎に設定されたセル組立・分解
部のみ送信権が与えられ、迂回するセル組立・分解部と
迂回しないセル組立・分解部とを選択することが可能と
なる。
128Kbpsの場合は、12タイムスロット毎に設定すれば
よい。
2本(基本中継回線+バックアップ回線)が一般的であ
るため、この前提を利用し、効率よく低コストで上りと
下りを制御可能とする方式を説明した。
前提に記述しているため、1タイムスロット単位で下り
方向のセルは無条件に2セルまで受信可能となってい
る。上り方向はスケジューラの制御により、1タイムス
ロットで1セルのみ送信可能である。
と同一のスケジューラ方式に変更すれば、理論的には中
継回線の数に制限は無くなる。以下にその実施例を説明
する。
ケジューラ機能を設ける。2つのスケジューラの制御に
より、1タイムスロット当たり上り1セル、下り1セル
の送信権を与える。中継回線制御部14(図2参照)に
は、セル組立・分解部と同様の最大セルレートを申告さ
せ、これに基づいてメインテーブルを作成する。2つの
スケジューラは、1タイムスロットで送信権を1回づ
つ、セル組立・分解部及び中継回線制御部に与える。
数の制限は無限に拡張することが可能である。
て下記に説明する。ATM交換機では、ATMスイッチ
(図17に示すATM−SW) が内蔵されているため、
中継回線のコネクションID(VPI/VCI)と端末
側の(セル組立・分解部側)のコネクションIDとは異
なっており、ATMスイッチでコネクションIDの変換
を行うことが可能である。
イッチは搭載しないのが一般的であるため、中継回線の
コネクションIDとセル組立・分解部が生成するセルの
コネクションIDは同一である必要がある。
解部は以下に示す3つの機能が必要となる。 (1)PVC(Permanent Virtual Circuit:固定バーチャ
ルサーキット)接続の場合は、中継回線で規定されるコ
ネクションIDをコネクション単位にセル組立・分解部
に設定可能とする。 (2)SVC(Switched Virtual Circuit: 呼設定バーチ
ャルサーキット)接続の場合は、呼設定時に中継回線で
決定されたコネクションIDを呼毎にセル組立・分解部
に設定する必要がある。
図16に示す。すなわち、ATMセル多重装置11は、
上記のセル組立・分解部13、中継回線制御部14、端
末回線制御部16の他にSVC呼設定制御部17が設け
られている。
(例:端末からデータ受信、電源投入、端末から呼設定
メッセージ受信時等)にATM交換機とATMの呼設定
プロトコル(例:ATMフォーラムUNI4.0等)に従
い、中継回線上のコネクションIDを決定する(図示の
)。
ネクションIDをセル組立・分解部部13に設定する
(図示の)。セル組立・分解部13は、設定されたコ
ネクションIDでセルの送信・受信を行う。この結果、
ATMスイッチを搭載しないセルの多重・分離が可能と
なる(図示の)。
Network-Network Interface)で規定されているSOFT
−PVCの場合は、ATMスイッチで変換された後の相
手先セル組立・分解部のコネクションIDを呼設定メッ
セージに設定する必要があるが、ATMセル多重装置で
は、ATMスイッチを搭載していないので、仮想的なコ
ネクションIDを指定する。
多重装置内で複数存在するセル組立・分解部の中で、ど
のセル組立・分解部に宛てたセルかを判定するために使
用し、実通信のセルのコネクションIDでは、ATMセ
ル多重装置−ATM交換機間の中継回線で決定されたコ
ネクションIDをATMセル多重装置のセル組立・分解
部に設定し通信を行う。
ンス例が図17に示されている。相手VPI/VCIと
は、ATMフォーラムのPNNIで使用する通信先コネ
クションIDである。ATM交換機3から受信したSE
TUP(セットアップ)メッセージで、相手側(VPI
/VCI=E)は、SVC呼設定制御部17でセル組立
・分解部Eを選択するために使用し、実通信では、AT
M交換機3のコネクションIDであるVPI/VCI=
Gを使用する。
前提に説明して来たが、セル組立・分解部だけではな
く、直接、ATMセルインタフェースをサポートするこ
とにより、多対多の接続を実現した、低価格で簡易な、
疑似スイッチへの拡張も可能である。
M−UNIインタフェース部に置き換えればよいだけで
ある。
Mセル多重装置は、ATMバススケジューラが、端末か
らATM交換機への上り方向のセルの送信は予め設定さ
れたスケジュールテーブルに従って各セル組立・分解部
毎に送信権を割り当てるとともに所定のサービスカテゴ
リー又はトラフィック管理により行い、該ATM交換機
から該端末への下り方向は、全セル組立・分解部にセル
を同報し、各セル組立・分解部側で自分宛てか否かを判
定してセルを受信するように構成したので下記の効果が
得られる。
トラフィック制御(CBR,VBR,UBR)を可能と
し、ATMセル多重装置の開発コスト、製造コストを削
減し、小型化が図られる。 (2)ATMスイッチを搭載せずに、PVC,SVC,S
OFT−PVCを可能とし、ATMセル多重装置の開発
コスト、製造コストを大幅に軽減することが可能とな
る。
り、ATMセル多重装置の拡張性が増大する。 (4)スケジュールテーブルの設定間隔により、基本中継
回線とバックアップ回線とで、物理回線速度が異なる場
合、セル組立・分解部単位に迂回・非迂回を選択可能と
なる。
の配置を示したブロック図である。
示したブロック図である。
したブロック図である。
システム実施例を示したブロック図である。
ATMバススケジューラの構成例を示したブロック図で
ある。
ATMバスの実施例を示した図である。
ATMフレームのヘッダフォーマット図である。
CBR方式によるタイムチャート図である。
rt-VBR方式によるタイムチャート図である。
るnrt-VBR方式によるタイムチャート図である。
るUBR方式によるタイムチャート図である。
るスケジュールテーブルの構成例を示した図である。
るスケジュールテーブル中のメインテーブルの作成アル
ゴリズムを示した図である。
るスケジュールテーブル中のサブテーブル(nrt-VB
R)の作成アルゴリズムを示した図である。
るスケジュールテーブル中のサブテーブル(UBR)の
作成アルゴリズムを示した図である。
VCコネクションIDの動作例を示したブロック図であ
る。
OFT−PVC通信方式を示したシーケンス図である。
Claims (11)
- 【請求項1】端末とATM交換機間でATMセルの組み
立て及び分解を行うようにATMバス上に並列接続され
た複数のセル組立・分解部と、 該ATMバスを介して該セル組立・分解部に接続された
ATMバス管理用のATMバススケジューラとを備え、 該ATMバススケジューラが、該端末から該ATM交換
機への上り方向のセルの送信は、所定のサービスカテゴ
リー又はトラフィック量に合わせたトラフィック管理に
より予め設定されたスケジュールテーブルに従って各セ
ル組立・分解部毎に送信権を割り当てるとともに、該A
TM交換機から該端末への下り方向は、全セル組立・分
解部にセルを同報し、各セル組立・分解部側で自分宛て
か否かを判定してセルを受信させることを特徴とするA
TMセル多重装置。 - 【請求項2】請求項1において、 該ATMバススケジューラが、該ATM交換機に接続さ
れた中継回線が1本の場合、該ATMバス上に、上り方
向と下り方向のセルを平等に割り当てることによりセル
の送信・受信を制御することを特徴としたATMセル多
重装置。 - 【請求項3】請求項1において、 該ATMバススケジューラが、該ATM交換機に接続さ
れた中継回線が複数本の場合、下り方向は1タイムスロ
ット内に該複数のセルを受信可能とし、上り方向は1セ
ルに制御することを特徴としたATMセル多重装置。 - 【請求項4】請求項3において、 該複数本の中継回線の物理速度が互いに異なる場合、該
ATMバススケジューラが、該ATMバスの送信権を与
える順序を決定するメモリテーブルの設定間隔を間引き
設定することにより、各セル組立・分解部単位に迂回又
は非迂回を選択可能とすることを特徴としたATMセル
多重装置。 - 【請求項5】請求項3において、 該ATMバススケジューラが、上り方向だけでなく下り
方向のセルに対しても所定のサービスカテゴリー又はト
ラフィック量に合わせたトラフィック管理により予め設
定されたスケジュールテーブルに従って各セル組立・分
解部毎に受信権を割り当てることにより該中継回線の数
を拡張可能としたことを特徴とするATMセル多重装
置。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、 該セル組立・分解部とは別にSVC呼設定制御部を設
け、該SVC呼設定制御部が、呼設定プロトコルを制御
し、該中継回線上で決定されたコネクションIDをセル
組立・分解部に設定することにより該ATM交換機と接
続可能にしたことを特徴とするATMセル多重装置。 - 【請求項7】請求項6において、 該SVC呼設定制御部が、仮想コネクションIDを設定
し、PNNIで規定されているSOFT−PVC機能を
有することを特徴としたATMセル多重装置。 - 【請求項8】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 該サービスカテゴリーが、CBR,rt-VBR,nrt-V
BR,及びUBRであることを特徴としたATMセル多
重装置。 - 【請求項9】請求項8において、 該スケジュールテーブルが、UBRを除く全サービスカ
テゴリーを含むメインテーブルと、送信権についての優
先順位の低いサービスカテゴリーから成るサブテーブル
とで構成されており、該ATMバススケジューラが、該
メインテーブルにおけるセル組立・分解部が送信権を放
棄したときのみ該サブテーブルに基づいて送信権を付与
することを特徴としたATMセル多重装置。 - 【請求項10】請求項9において、 該メインテーブルが、CBR,rt-VBR,及びnrt-V
BRの順に且つセル組立・分解部の登録順にフレーム内
で均等に各セル組立・分解部に対する送信権を各タイム
スロットに割り当てるように予め作成されていることを
特徴としたATMセル多重装置。 - 【請求項11】ATMセルインタフェース部とATM交
換機間でATMセルの組み立て及び分解を行うようにA
TMバス上に並列接続された複数のセル組立・分解部
と、 該ATMバスを介して該セル組立・分解部に接続された
ATMバス管理用のATMバススケジューラとを備え、 該ATMバススケジューラが、該ATMセルインタフェ
ース部から該ATM交換機への上り方向のセルの送信
は、所定のサービスカテゴリー又はトラフィック量に合
わせたトラフィック管理により予め設定されたスケジュ
ールテーブルに従って各セル組立・分解部毎に送信権を
割り当てるとともに、該ATM交換機から該ATMセル
インタフェースへの下り方向は、全ATMセルインタフ
ェース部にセルを同報し、各ATMセルインタフェース
部側で自分宛てか否かを判定し、セルを受信することを
特徴としたATMスイッチ。
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