JP3435927B2 - 超音波車両感知装置 - Google Patents
超音波車両感知装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通管制システム、道
路管理システムにあって超音波を利用して走行車両を検
出する超音波車両感知装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図9は従来の複数の超音波送受信器を用
いた超音波車両感知装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図9において、この例は2車線の道路Rにおける
それぞれの車線上に配置された超音波送受信器1a,1
bによって、車線上の車両に超音波を送信し、その反射
波を受信している。超音波送受信器1a,1bは接続線
Wによって超音波車両計測部2に接続され、この超音波
車両計測部2から超音波送受信器1a,1bに超音波信
号を出力し、かつ、反射波信号を受信する。この受信レ
ベルと送信からの受信時間に基づいて道路R上の車両を
検出している。 【0003】図10は従来の超音波車両感知装置におけ
る車両検出を行う要部構成を示すブロック図である。図
10において、この例は、電源投入検出部3と、車両に
図示しない超音波送受信器から超音波を送波し、その反
射波を受波した反射波信号S2が入力されて車両を検出
する車両反射波検出部4とを有している。また、反射波
信号S2での反射レベルを比較するための、しきい値S
12を予め記憶するしきい値記憶部5と、このしきい値
記憶部5が記憶しているしきい値(信号)S12と反射
波信号S2での反射レベルを比較して、車両を検出した
車両検出信号S3を出力する車両反射波比較部6とを有
している。 【0004】次に、この従来例の動作について説明す
る。図11は送信波、反射波の状態を示す図である。図
10及び図11において、超音波送信部から車両7に超
音波が送信される。この送信に対して送信波8は過渡波
9を生じ、検出対象となる車両7で反射されて車両反射
波10が発生する。車両7が存在しない場合は車両反射
波10よりレベルが小さい路面反射波11が生じる。こ
こで電源投入検出部3で電源投入を検出すると、車両反
射波検出部4が起動される。このとき図11に示す検出
対象の車両7が存在しない場合、反射波信号S2から車
両反射波検出部4が図11中に示す路面反射波11のみ
を検出し、車両反射波10は検出されない。一方、車両
7が存在する場合、反射波信号S2から車両反射波検出
部4が車両反射波10を検出する。車両反射波検出部4
での車両反射波10、路面反射波11の検出レベルが車
両反射波比較部6に入力され、しきい値記憶部5が記憶
しているしきい値(信号)S12と比較する。車両反射
波比較部6で車両反射波10のレベルがしきい値S12
を越えた場合に車両を検出し、その車両検出信号S3を
出力する。すなわち、送信する超音波は空中で減衰する
ため路上の車両で反射した場合の反射波は、路面で反射
した場合に比較して、そのレベルが高く検出される。こ
のような動作では、異常動作の検出を行って、その正確
な車両検出信号S3を送出するようにしている。 【0005】図12は異常検出を行う構成を示すブロッ
ク図である。図12において、この例は電源投入検出部
3と、反射波信号S2から異常を検出した際に異常検出
信号S3を出力する過渡波検出部13とを有している。
この電源投入検出部3は電源投入時に図示しない超音波
送受信器から送信する超音波周波数が車両検出に最適な
所定周波数に達した後に過渡波検出部13を起動する。
過渡波検出部13は図11に示す超音波送信後の一定時
間後に過渡波を検出する。この検出値に異常がある場合
は、この超音波車両感知装置に異常があるとして異常検
出信号S3を送出する。この異常検出信号S3によっ
て、この超音波車両感知装置での検出を停止したり、ま
た、異常検出信号S3によって管理者に異常報知などを
行っている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
超音波車両感知装置では、経年変化によって過渡波の検
出レベルが低下する。この場合、車両反射波の検出レベ
ルも低下しており、この超音波車両感知装置での検出性
能が低下することになる。また、超音波送受信器の製造
上のばらつきによって過渡波21の検出レベルが一部の
領域で低下する場合がある。この領域で過渡波21が検
出されると、この超音波車両感知装置での異常が生じて
いると判断されてしまう。さらに、図9に示すように、
複数の超音波送受信器1a,1bを用いた場合、それぞ
れの接続線Wの相互誘導によるクロストークで超音波送
受信器1a,1bに異常が発生していても、過渡波が検
出されてしまい、超音波送受信器1a,1bが正常であ
ると判断されてしまう。このように検出精度が低下する
と共に、信頼性に欠けるという欠点がある。 【0007】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、検出性能が低下せず、か
つ、異常の誤判断することなく、検出性能及び信頼性が
向上する優れた超音波車両感知装置の提供を目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の超音波車両感知装置は、超音波送受
信器からの反射波信号を可変増幅する可変増幅手段と、
可変増幅手段が出力する反射波信号から所定間隔で過渡
波の振幅を計測する過渡波計測手段と、過渡波計測手段
からの過渡波の振幅値を積算して出力する過渡波計測値
積算手段と、過渡波計測値積算手段が出力する過渡波の
積算値と比較するための積算値を記憶する過渡波積算値
記憶手段と、過渡波計測値積算手段が出力する積算値と
過渡波積算値記憶手段が記憶している積算値とを比較
し、この比較値を可変増幅手段に送出して反射波信号の
振幅値を補正するための過渡波積算値比較手段とを備え
るものである。 【0009】請求項2記載の超音波車両感知装置は、超
音波送受信器からの反射波信号における過渡波の所定の
振幅値に達した後に所定間隔で過渡波の振幅を計測する
過渡波計測手段と、過渡波計測手段が出力する過渡波信
号から周波数を計測する過渡波判定手段とを備えるもの
である。 【0010】請求項3記載の超音波車両感知装置は、複
数の超音波送受信器からの反射波信号における過渡波を
検出する過渡波検出手段と、過渡波検出手段で、この装
置の正常動作を確認した際の過渡波のクロストークの振
幅値を記憶する超音波停止過渡波記憶手段と、過渡波検
出手段で検出した過渡波の振幅値と超音波停止過渡波記
憶手段に記憶している過渡波のクロストークの振幅値の
振幅値とを比較し、この比較値に基づいて異常を示す制
御信号を出力する過渡波比較手段とを備えるものであ
る。 【0011】 【作用】このような構成により、請求項1記載の超音波
車両感知装置は、計測した過渡波の振幅値を積算し、こ
の積算した過渡波の積算値と、記憶している積算値を比
較し、この比較値に基づいて反射波信号の増幅率を変化
させ、振幅値を補正している。したがって検出精度が維
持され、検出性能が低下しなくなる。 【0012】請求項2記載の超音波車両感知装置は反射
波信号における過渡波の所定の振幅値に達した後に所定
間隔で過渡波の振幅を計測し、この過渡波信号から周波
数を計測しているので、過渡波が十分な振幅値によっ
て、その周波数が確実に計測される。 【0013】請求項3記載の超音波車両感知装置は、検
出した過渡波の振幅値と記憶している過渡波のクロスト
ークの振幅値との比較し、同一の場合に異常を示す制御
信号を送出している。したがって、複数の超音波送受信
器を用いた際にクロスロークにより隠蔽されてしまう異
常が確実に判明する。 【0014】 【実施例】次に、本発明の超音波車両感知装置の実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の超音
波車両感知装置の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。図1において、この例は、超音波を送信し、か
つ、反射波を受信する超音波送受信器21と、この超音
波送受信器21へ超音波送信信号を送出する超音波送信
制御部22と、超音波送受信器21を通じて反射波を受
信した受信信号を出力する超音波送信号受信部23とが
設けられている。また、この超音波送信号受信部23が
出力する受信信号を増幅する受信信号増幅部24と、受
信信号増幅部24が出力する受信信号から反射波を検出
して判定する反射波検出判定部25とを有している。さ
らに、受信信号増幅部24が出力する受信信号から同時
に過渡波を検出する過渡波検出判定部27と、反射波検
出判定部25からの判定結果を出力する判定結果出力部
26と、過渡波検出判定部27からの判定結果を出力す
る判定結果出力部28とを有している。 【0015】図2は第1実施例における過渡波検出判定
部27の詳細な構成を示すブロック図である。図2にお
いて、この例は電源投入時に図1に示す超音波送受信器
21から送信する超音波の周波数が、車両検出に最適な
所定周波数に達した際に起動信号を送出する電源投入検
出部31と、反射波信号S2が入力され、所定間隔で過
渡波の振幅を計測する過渡波計測部35とが設けられて
いる。また、過渡波計測部35からの過渡波の振幅値を
積算して出力する過渡波計測値積算部36と、この過渡
波計測値積算部36が出力する過渡波の積算値と比較す
るための積算値を記憶する過渡波積算値記憶部37と、
過渡波計測値積算部36が出力する積算値と過渡波積算
値記憶部37が記憶している積算値と比較する過渡波積
算値比較部38とを有している。 【0016】次に、この第1実施例の動作について説明
する。図1において、この例は、超音波送受信器21が
超音波を送信し、かつ、反射波を受信し、この超音波送
受信器21へ超音波送信制御部22が超音波送信信号を
送出する。また、超音波送受信器21を通じて反射波を
受信した受信信号を超音波送信号受信部23が出力し、
この超音波送信号受信部23が出力する受信信号を受信
信号増幅部24で増幅する。受信信号増幅部24が出力
する反射波信号S2(受信信号)から反射波を反射波検
出判定部25が検出して判定する。同時に受信信号増幅
部24が出力する反射波信号S2から過渡波検出判定部
27が過渡波を検出する。ここでの判定結果を判定結果
出力部28が出力し、また、反射波検出判定部25から
の判定結果を判定結果出力部26から出力する。 【0017】図2において、過渡波検出判定部27で
は、電源投入検出部31での電源投入時に図1に示す超
音波送受信器21から送信する超音波周波数が車両検出
に最適な所定周波数に達した後に過渡波計測部35を起
動する。反射波信号S2が過渡波計測部35に入力さ
れ、図1に示す超音波送受信器21への超音波信号が図
示しない制御部での制御によって停止され、例えば、送
信停止後0.1msecの間隔で過渡波の振幅を計測す
る。この計測した過渡波の振幅値を過渡波計測値積算部
36に入力する。過渡波計測値積算部36では過渡波計
測部35からの過渡波の振幅値を積算し、過渡波積算値
比較部38に入力する。過渡波積算値比較部38では過
渡波計測値積算部36が出力する積算値と、過渡波積算
値記憶部37が記憶している積算値とを比較する。例え
ば、超音波送受信器21及び周辺回路などの動作不良に
よって感度が低下し、比較値に10%以上の違いがある
場合に、制御信号S4を図示しない制御部に送出する。
ここでの制御によって図1に示す受信信号増幅部24の
増幅率を可変する。比較値が10%未満の違いの場合
は、過渡波計測部35に制御信号S4を送出して、計測
した過渡波信号を図1中の判定結果出力部28に出力す
る。 【0018】図3は超音波送受信器21の感度が低下し
ない正常状態での検出状態を示す図であり、図4は超音
波送受信器21の感度が低下した状態を受信信号増幅部
24の増幅率を上昇させて正常な検出レベルに設定した
状態を示す図である。図4に示すように制御信号S4に
よって受信信号増幅部24の増幅率を上昇させて図3に
示すような正常な検出レベルに設定される。 【0019】このように、この第1実施例では、超音波
送受信器21などで感度が低下した場合に、反射波信号
S2の増幅率を補正して、その検出レベル精度を維持す
ることが出来るようになる。 【0020】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例では過渡波の振幅値を十分なレベルに設定し
て周波数を確実に計測できるようにしている。 【0021】図5は第2実施例での過渡波検出判定部2
7の詳細な構成を示すブロック図である。図5におい
て、この例は、第1実施例における図2と同様の電源投
入検出部31及び過渡波計測部35を有している。さら
に、過渡波計測部35が出力する過渡波信号から周波数
を判定(計測)する過渡波判定部40が設けられてい
る。 次に、この第2実施例の動作について説明する。 【0022】電源投入検出部31での電源投入時に図1
に示す超音波送受信器21から送信する超音波の周波数
が車両検出に最適な所定周波数に達した後に過渡波計測
部35を起動する。反射波信号S2が過渡波計測部35
に入力され、例えば、0.1msecの間隔で過渡波の
振幅、周波数を計測する。この計測した過渡波の振幅値
が、例えば、300mVに達するまで、その計測を継続
する。過渡波の振幅値が300mVに達した際に、この
過渡波信号を過渡波判定部40に入力し、ここで過渡波
の振幅及び周波数を判定する。 【0023】図6は、この過渡波信号を示す波形図であ
る。図6において、この例の過渡波には異常が生じてお
り、第1実施例における図3に示した正常な過渡波S1
4に対してレベルが落ち込む過渡波S21となっている
が、過渡波の振幅値を、例えば、300mVに達した十
分なレベルで過渡波判定部40によって、その周波数を
確実に計測している。 【0024】このように、この第2実施例では過渡波の
振幅値が十分なレベルのうちに、過渡波判定部40で周
波数を計測しているため、確実な計測が行われる。 【0025】次に、第3実施例について説明する。この
第3実施例では従前の図9に示すように複数の超音波送
受信器を用いた際の接続線のクロストークによる過渡波
の誤り検出が生じた際に装置の動作停止を行うものであ
る。 【0026】図7は第3実施例での過渡波検出判定部2
7の詳細な構成を示すブロック図である。図7おいて、
この例は第1実施例における図2と同様の電源投入検出
部31を有している。さらに、反射波信号S2から過渡
波を検出する過渡波検出部50と、過渡波検出部50
で、この装置が正常動作を確認した際のクロストークの
過渡波のレベルを記憶する超音波停止過渡波記憶部52
と、過渡波検出部50で検出した過渡波のレベルと超音
波停止過渡波記憶部52に記憶している過渡波のレベル
を比較して、異常を示す制御信号S6を出力する過渡波
比較部53とが設けられている。 【0027】次に、この第3実施例の動作について説明
する。電源投入検出部31での電源投入時に図1に示す
超音波送受信器21から送信する超音波周波数が車両検
出に最適な所定周波数に達した後に、過渡波検出部50
を起動する。過渡波検出部50には反射波信号S2が入
力され、図1に示す超音波送受信器21への超音波信号
が図示しない制御部での制御によって停止された後に過
渡波を検出する。過渡波検出部50で検出した過渡波
と、超音波停止過渡波記憶部52で記憶している過渡波
とを過渡波比較部53で比較し、そのレベルが同一の場
合、すなわち、予め記憶しているクロストークの過渡波
のレベルと同一の場合に異常であると判断し、その異常
を示す制御信号S6を図示しない制御部に送出する。図
示しない制御部は制御信号S6が入力されることによっ
て、この超音波車両感知装置の動作を制御する。 【0028】図8は第3実施例にあって過渡波比較部5
3で比較を行う際の波形図である。図8において、第1
実施例における図3に示した正常な過渡波S14に対し
て、レベルが低下しているクロストークによる過渡波S
24が検出されることになる。なお、超音波停止過渡波
記憶部52で記憶するクロストークによる過渡波S24
は、この超音波車両感知装置を設置する際に、正常に動
作することを確認し、図示しないスイッチの押下によっ
て送信を停止した後の、そのクロストークによる過渡波
のレベルを記憶する。 【0029】このように、この第3実施例では従前の図
9に示すように複数の超音波送受信器を用いた際にクロ
ストークにより隠蔽されてしまう異常が確実に判明で
き、その装置の信頼性が向上する。 【0030】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の超音波車両感知装置によれば、計測した過渡波
の振幅値を積算した過渡波の振幅値と、記憶している積
算値と比較した値に基づいて反射波信号の増幅率を変化
させ、振幅値を補正しているため、検出精度が維持され
て、その検出性能を向上させることが出来るようにな
る。 【0031】請求項2記載の超音波車両感知装置によれ
ば、反射波信号における過渡波の所定の振幅値に達した
後に所定間隔で過渡波の振幅を計測した過渡波信号から
周波数を計測しているため、過渡波が十分な振幅値によ
って、その周波数が確実に計測できるようになる。 【0032】請求項3記載の超音波車両感知装置によれ
ば、検出した過渡波の振幅値と記憶している過渡波のク
ロストークの振幅値とが同一の場合に異常を示す制御信
号を送出しているため、複数の超音波送受信器を用いた
際にクロストークにより隠蔽されてしまう異常が確実に
判明できるようになる。
路管理システムにあって超音波を利用して走行車両を検
出する超音波車両感知装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図9は従来の複数の超音波送受信器を用
いた超音波車両感知装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図9において、この例は2車線の道路Rにおける
それぞれの車線上に配置された超音波送受信器1a,1
bによって、車線上の車両に超音波を送信し、その反射
波を受信している。超音波送受信器1a,1bは接続線
Wによって超音波車両計測部2に接続され、この超音波
車両計測部2から超音波送受信器1a,1bに超音波信
号を出力し、かつ、反射波信号を受信する。この受信レ
ベルと送信からの受信時間に基づいて道路R上の車両を
検出している。 【0003】図10は従来の超音波車両感知装置におけ
る車両検出を行う要部構成を示すブロック図である。図
10において、この例は、電源投入検出部3と、車両に
図示しない超音波送受信器から超音波を送波し、その反
射波を受波した反射波信号S2が入力されて車両を検出
する車両反射波検出部4とを有している。また、反射波
信号S2での反射レベルを比較するための、しきい値S
12を予め記憶するしきい値記憶部5と、このしきい値
記憶部5が記憶しているしきい値(信号)S12と反射
波信号S2での反射レベルを比較して、車両を検出した
車両検出信号S3を出力する車両反射波比較部6とを有
している。 【0004】次に、この従来例の動作について説明す
る。図11は送信波、反射波の状態を示す図である。図
10及び図11において、超音波送信部から車両7に超
音波が送信される。この送信に対して送信波8は過渡波
9を生じ、検出対象となる車両7で反射されて車両反射
波10が発生する。車両7が存在しない場合は車両反射
波10よりレベルが小さい路面反射波11が生じる。こ
こで電源投入検出部3で電源投入を検出すると、車両反
射波検出部4が起動される。このとき図11に示す検出
対象の車両7が存在しない場合、反射波信号S2から車
両反射波検出部4が図11中に示す路面反射波11のみ
を検出し、車両反射波10は検出されない。一方、車両
7が存在する場合、反射波信号S2から車両反射波検出
部4が車両反射波10を検出する。車両反射波検出部4
での車両反射波10、路面反射波11の検出レベルが車
両反射波比較部6に入力され、しきい値記憶部5が記憶
しているしきい値(信号)S12と比較する。車両反射
波比較部6で車両反射波10のレベルがしきい値S12
を越えた場合に車両を検出し、その車両検出信号S3を
出力する。すなわち、送信する超音波は空中で減衰する
ため路上の車両で反射した場合の反射波は、路面で反射
した場合に比較して、そのレベルが高く検出される。こ
のような動作では、異常動作の検出を行って、その正確
な車両検出信号S3を送出するようにしている。 【0005】図12は異常検出を行う構成を示すブロッ
ク図である。図12において、この例は電源投入検出部
3と、反射波信号S2から異常を検出した際に異常検出
信号S3を出力する過渡波検出部13とを有している。
この電源投入検出部3は電源投入時に図示しない超音波
送受信器から送信する超音波周波数が車両検出に最適な
所定周波数に達した後に過渡波検出部13を起動する。
過渡波検出部13は図11に示す超音波送信後の一定時
間後に過渡波を検出する。この検出値に異常がある場合
は、この超音波車両感知装置に異常があるとして異常検
出信号S3を送出する。この異常検出信号S3によっ
て、この超音波車両感知装置での検出を停止したり、ま
た、異常検出信号S3によって管理者に異常報知などを
行っている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
超音波車両感知装置では、経年変化によって過渡波の検
出レベルが低下する。この場合、車両反射波の検出レベ
ルも低下しており、この超音波車両感知装置での検出性
能が低下することになる。また、超音波送受信器の製造
上のばらつきによって過渡波21の検出レベルが一部の
領域で低下する場合がある。この領域で過渡波21が検
出されると、この超音波車両感知装置での異常が生じて
いると判断されてしまう。さらに、図9に示すように、
複数の超音波送受信器1a,1bを用いた場合、それぞ
れの接続線Wの相互誘導によるクロストークで超音波送
受信器1a,1bに異常が発生していても、過渡波が検
出されてしまい、超音波送受信器1a,1bが正常であ
ると判断されてしまう。このように検出精度が低下する
と共に、信頼性に欠けるという欠点がある。 【0007】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、検出性能が低下せず、か
つ、異常の誤判断することなく、検出性能及び信頼性が
向上する優れた超音波車両感知装置の提供を目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の超音波車両感知装置は、超音波送受
信器からの反射波信号を可変増幅する可変増幅手段と、
可変増幅手段が出力する反射波信号から所定間隔で過渡
波の振幅を計測する過渡波計測手段と、過渡波計測手段
からの過渡波の振幅値を積算して出力する過渡波計測値
積算手段と、過渡波計測値積算手段が出力する過渡波の
積算値と比較するための積算値を記憶する過渡波積算値
記憶手段と、過渡波計測値積算手段が出力する積算値と
過渡波積算値記憶手段が記憶している積算値とを比較
し、この比較値を可変増幅手段に送出して反射波信号の
振幅値を補正するための過渡波積算値比較手段とを備え
るものである。 【0009】請求項2記載の超音波車両感知装置は、超
音波送受信器からの反射波信号における過渡波の所定の
振幅値に達した後に所定間隔で過渡波の振幅を計測する
過渡波計測手段と、過渡波計測手段が出力する過渡波信
号から周波数を計測する過渡波判定手段とを備えるもの
である。 【0010】請求項3記載の超音波車両感知装置は、複
数の超音波送受信器からの反射波信号における過渡波を
検出する過渡波検出手段と、過渡波検出手段で、この装
置の正常動作を確認した際の過渡波のクロストークの振
幅値を記憶する超音波停止過渡波記憶手段と、過渡波検
出手段で検出した過渡波の振幅値と超音波停止過渡波記
憶手段に記憶している過渡波のクロストークの振幅値の
振幅値とを比較し、この比較値に基づいて異常を示す制
御信号を出力する過渡波比較手段とを備えるものであ
る。 【0011】 【作用】このような構成により、請求項1記載の超音波
車両感知装置は、計測した過渡波の振幅値を積算し、こ
の積算した過渡波の積算値と、記憶している積算値を比
較し、この比較値に基づいて反射波信号の増幅率を変化
させ、振幅値を補正している。したがって検出精度が維
持され、検出性能が低下しなくなる。 【0012】請求項2記載の超音波車両感知装置は反射
波信号における過渡波の所定の振幅値に達した後に所定
間隔で過渡波の振幅を計測し、この過渡波信号から周波
数を計測しているので、過渡波が十分な振幅値によっ
て、その周波数が確実に計測される。 【0013】請求項3記載の超音波車両感知装置は、検
出した過渡波の振幅値と記憶している過渡波のクロスト
ークの振幅値との比較し、同一の場合に異常を示す制御
信号を送出している。したがって、複数の超音波送受信
器を用いた際にクロスロークにより隠蔽されてしまう異
常が確実に判明する。 【0014】 【実施例】次に、本発明の超音波車両感知装置の実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の超音
波車両感知装置の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。図1において、この例は、超音波を送信し、か
つ、反射波を受信する超音波送受信器21と、この超音
波送受信器21へ超音波送信信号を送出する超音波送信
制御部22と、超音波送受信器21を通じて反射波を受
信した受信信号を出力する超音波送信号受信部23とが
設けられている。また、この超音波送信号受信部23が
出力する受信信号を増幅する受信信号増幅部24と、受
信信号増幅部24が出力する受信信号から反射波を検出
して判定する反射波検出判定部25とを有している。さ
らに、受信信号増幅部24が出力する受信信号から同時
に過渡波を検出する過渡波検出判定部27と、反射波検
出判定部25からの判定結果を出力する判定結果出力部
26と、過渡波検出判定部27からの判定結果を出力す
る判定結果出力部28とを有している。 【0015】図2は第1実施例における過渡波検出判定
部27の詳細な構成を示すブロック図である。図2にお
いて、この例は電源投入時に図1に示す超音波送受信器
21から送信する超音波の周波数が、車両検出に最適な
所定周波数に達した際に起動信号を送出する電源投入検
出部31と、反射波信号S2が入力され、所定間隔で過
渡波の振幅を計測する過渡波計測部35とが設けられて
いる。また、過渡波計測部35からの過渡波の振幅値を
積算して出力する過渡波計測値積算部36と、この過渡
波計測値積算部36が出力する過渡波の積算値と比較す
るための積算値を記憶する過渡波積算値記憶部37と、
過渡波計測値積算部36が出力する積算値と過渡波積算
値記憶部37が記憶している積算値と比較する過渡波積
算値比較部38とを有している。 【0016】次に、この第1実施例の動作について説明
する。図1において、この例は、超音波送受信器21が
超音波を送信し、かつ、反射波を受信し、この超音波送
受信器21へ超音波送信制御部22が超音波送信信号を
送出する。また、超音波送受信器21を通じて反射波を
受信した受信信号を超音波送信号受信部23が出力し、
この超音波送信号受信部23が出力する受信信号を受信
信号増幅部24で増幅する。受信信号増幅部24が出力
する反射波信号S2(受信信号)から反射波を反射波検
出判定部25が検出して判定する。同時に受信信号増幅
部24が出力する反射波信号S2から過渡波検出判定部
27が過渡波を検出する。ここでの判定結果を判定結果
出力部28が出力し、また、反射波検出判定部25から
の判定結果を判定結果出力部26から出力する。 【0017】図2において、過渡波検出判定部27で
は、電源投入検出部31での電源投入時に図1に示す超
音波送受信器21から送信する超音波周波数が車両検出
に最適な所定周波数に達した後に過渡波計測部35を起
動する。反射波信号S2が過渡波計測部35に入力さ
れ、図1に示す超音波送受信器21への超音波信号が図
示しない制御部での制御によって停止され、例えば、送
信停止後0.1msecの間隔で過渡波の振幅を計測す
る。この計測した過渡波の振幅値を過渡波計測値積算部
36に入力する。過渡波計測値積算部36では過渡波計
測部35からの過渡波の振幅値を積算し、過渡波積算値
比較部38に入力する。過渡波積算値比較部38では過
渡波計測値積算部36が出力する積算値と、過渡波積算
値記憶部37が記憶している積算値とを比較する。例え
ば、超音波送受信器21及び周辺回路などの動作不良に
よって感度が低下し、比較値に10%以上の違いがある
場合に、制御信号S4を図示しない制御部に送出する。
ここでの制御によって図1に示す受信信号増幅部24の
増幅率を可変する。比較値が10%未満の違いの場合
は、過渡波計測部35に制御信号S4を送出して、計測
した過渡波信号を図1中の判定結果出力部28に出力す
る。 【0018】図3は超音波送受信器21の感度が低下し
ない正常状態での検出状態を示す図であり、図4は超音
波送受信器21の感度が低下した状態を受信信号増幅部
24の増幅率を上昇させて正常な検出レベルに設定した
状態を示す図である。図4に示すように制御信号S4に
よって受信信号増幅部24の増幅率を上昇させて図3に
示すような正常な検出レベルに設定される。 【0019】このように、この第1実施例では、超音波
送受信器21などで感度が低下した場合に、反射波信号
S2の増幅率を補正して、その検出レベル精度を維持す
ることが出来るようになる。 【0020】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例では過渡波の振幅値を十分なレベルに設定し
て周波数を確実に計測できるようにしている。 【0021】図5は第2実施例での過渡波検出判定部2
7の詳細な構成を示すブロック図である。図5におい
て、この例は、第1実施例における図2と同様の電源投
入検出部31及び過渡波計測部35を有している。さら
に、過渡波計測部35が出力する過渡波信号から周波数
を判定(計測)する過渡波判定部40が設けられてい
る。 次に、この第2実施例の動作について説明する。 【0022】電源投入検出部31での電源投入時に図1
に示す超音波送受信器21から送信する超音波の周波数
が車両検出に最適な所定周波数に達した後に過渡波計測
部35を起動する。反射波信号S2が過渡波計測部35
に入力され、例えば、0.1msecの間隔で過渡波の
振幅、周波数を計測する。この計測した過渡波の振幅値
が、例えば、300mVに達するまで、その計測を継続
する。過渡波の振幅値が300mVに達した際に、この
過渡波信号を過渡波判定部40に入力し、ここで過渡波
の振幅及び周波数を判定する。 【0023】図6は、この過渡波信号を示す波形図であ
る。図6において、この例の過渡波には異常が生じてお
り、第1実施例における図3に示した正常な過渡波S1
4に対してレベルが落ち込む過渡波S21となっている
が、過渡波の振幅値を、例えば、300mVに達した十
分なレベルで過渡波判定部40によって、その周波数を
確実に計測している。 【0024】このように、この第2実施例では過渡波の
振幅値が十分なレベルのうちに、過渡波判定部40で周
波数を計測しているため、確実な計測が行われる。 【0025】次に、第3実施例について説明する。この
第3実施例では従前の図9に示すように複数の超音波送
受信器を用いた際の接続線のクロストークによる過渡波
の誤り検出が生じた際に装置の動作停止を行うものであ
る。 【0026】図7は第3実施例での過渡波検出判定部2
7の詳細な構成を示すブロック図である。図7おいて、
この例は第1実施例における図2と同様の電源投入検出
部31を有している。さらに、反射波信号S2から過渡
波を検出する過渡波検出部50と、過渡波検出部50
で、この装置が正常動作を確認した際のクロストークの
過渡波のレベルを記憶する超音波停止過渡波記憶部52
と、過渡波検出部50で検出した過渡波のレベルと超音
波停止過渡波記憶部52に記憶している過渡波のレベル
を比較して、異常を示す制御信号S6を出力する過渡波
比較部53とが設けられている。 【0027】次に、この第3実施例の動作について説明
する。電源投入検出部31での電源投入時に図1に示す
超音波送受信器21から送信する超音波周波数が車両検
出に最適な所定周波数に達した後に、過渡波検出部50
を起動する。過渡波検出部50には反射波信号S2が入
力され、図1に示す超音波送受信器21への超音波信号
が図示しない制御部での制御によって停止された後に過
渡波を検出する。過渡波検出部50で検出した過渡波
と、超音波停止過渡波記憶部52で記憶している過渡波
とを過渡波比較部53で比較し、そのレベルが同一の場
合、すなわち、予め記憶しているクロストークの過渡波
のレベルと同一の場合に異常であると判断し、その異常
を示す制御信号S6を図示しない制御部に送出する。図
示しない制御部は制御信号S6が入力されることによっ
て、この超音波車両感知装置の動作を制御する。 【0028】図8は第3実施例にあって過渡波比較部5
3で比較を行う際の波形図である。図8において、第1
実施例における図3に示した正常な過渡波S14に対し
て、レベルが低下しているクロストークによる過渡波S
24が検出されることになる。なお、超音波停止過渡波
記憶部52で記憶するクロストークによる過渡波S24
は、この超音波車両感知装置を設置する際に、正常に動
作することを確認し、図示しないスイッチの押下によっ
て送信を停止した後の、そのクロストークによる過渡波
のレベルを記憶する。 【0029】このように、この第3実施例では従前の図
9に示すように複数の超音波送受信器を用いた際にクロ
ストークにより隠蔽されてしまう異常が確実に判明で
き、その装置の信頼性が向上する。 【0030】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の超音波車両感知装置によれば、計測した過渡波
の振幅値を積算した過渡波の振幅値と、記憶している積
算値と比較した値に基づいて反射波信号の増幅率を変化
させ、振幅値を補正しているため、検出精度が維持され
て、その検出性能を向上させることが出来るようにな
る。 【0031】請求項2記載の超音波車両感知装置によれ
ば、反射波信号における過渡波の所定の振幅値に達した
後に所定間隔で過渡波の振幅を計測した過渡波信号から
周波数を計測しているため、過渡波が十分な振幅値によ
って、その周波数が確実に計測できるようになる。 【0032】請求項3記載の超音波車両感知装置によれ
ば、検出した過渡波の振幅値と記憶している過渡波のク
ロストークの振幅値とが同一の場合に異常を示す制御信
号を送出しているため、複数の超音波送受信器を用いた
際にクロストークにより隠蔽されてしまう異常が確実に
判明できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波車両感知装置の第1実施例の構
成を示すブロック図 【図2】図1に示す第1実施例における過渡波検出判定
部の詳細な構成を示すブロック図 【図3】第1実施例にあって超音波送受信器の感度が低
下しない正常な状態での検出レベルを示す波形図 【図4】第1実施例にあって超音波送受信器の感度が低
下した状態を正常な検出レベルに設定した状態を示す波
形図 【図5】第2実施例での過渡波検出判定部の詳細な構成
を示すブロック図 【図6】第2実施例にあって過渡波信号を示す波形図 【図7】第3実施例での過渡波検出判定部の詳細な構成
を示すブロック図 【図8】第3実施例にあって過渡波比較部で比較を行う
際の波形図 【図9】従来例の複数の超音波送受信器を用いた超音波
車両感知装置の概略構成を示すブロック図 【図10】従来の超音波車両感知装置における車両検出
を行う要部構成を示すブロック図 【図11】従来例における送信波、反射波の状態を示す
波形説明図 【図12】従来例にあって異常検出を行う構成を示すブ
ロック図 【符号の説明】 21 超音波送受信器 22 超音波送信制御部 23 超音波送信号受信部 24 受信信号増幅部 25 反射波検出判定部 26 判定結果出力部 27 過渡波検出判定部 28 判定結果出力部 31 電源投入検出部 35 過渡波計測部 36 過渡波計測値積算部 37 過渡波積算値記憶部 38 過渡波積算値比較部 40 過渡波判定部 50 過渡波検出部 52 超音波停止過渡波記憶部 53 過渡波比較部
成を示すブロック図 【図2】図1に示す第1実施例における過渡波検出判定
部の詳細な構成を示すブロック図 【図3】第1実施例にあって超音波送受信器の感度が低
下しない正常な状態での検出レベルを示す波形図 【図4】第1実施例にあって超音波送受信器の感度が低
下した状態を正常な検出レベルに設定した状態を示す波
形図 【図5】第2実施例での過渡波検出判定部の詳細な構成
を示すブロック図 【図6】第2実施例にあって過渡波信号を示す波形図 【図7】第3実施例での過渡波検出判定部の詳細な構成
を示すブロック図 【図8】第3実施例にあって過渡波比較部で比較を行う
際の波形図 【図9】従来例の複数の超音波送受信器を用いた超音波
車両感知装置の概略構成を示すブロック図 【図10】従来の超音波車両感知装置における車両検出
を行う要部構成を示すブロック図 【図11】従来例における送信波、反射波の状態を示す
波形説明図 【図12】従来例にあって異常検出を行う構成を示すブ
ロック図 【符号の説明】 21 超音波送受信器 22 超音波送信制御部 23 超音波送信号受信部 24 受信信号増幅部 25 反射波検出判定部 26 判定結果出力部 27 過渡波検出判定部 28 判定結果出力部 31 電源投入検出部 35 過渡波計測部 36 過渡波計測値積算部 37 過渡波積算値記憶部 38 過渡波積算値比較部 40 過渡波判定部 50 過渡波検出部 52 超音波停止過渡波記憶部 53 過渡波比較部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭54−24053(JP,A)
特開 平6−3437(JP,A)
特開 平6−230119(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01V 1/00
G01S 7/529
G01S 15/04
G08G 1/04
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】超音波送受信器からの反射波信号を可変増
幅する可変増幅手段と、 前記可変増幅手段が出力する反射波信号から所定間隔で
過渡波の振幅を計測する過渡波計測手段と、 前記過渡波計測手段からの過渡波の振幅値を積算して出
力する過渡波計測値積算手段と、 前記過渡波計測値積算手段が出力する過渡波の積算値と
比較するための積算値を記憶する過渡波積算値記憶手段
と、 前記過渡波計測値積算手段が出力する積算値と前記過渡
波積算値記憶手段が記憶している積算値とを比較し、こ
の比較値を前記可変増幅手段に送出して反射波信号の振
幅値を補正するための過渡波積算値比較手段とを備える
ことを特徴とする超音波車両感知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24416095A JP3435927B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 超音波車両感知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24416095A JP3435927B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 超音波車両感知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0990050A JPH0990050A (ja) | 1997-04-04 |
JP3435927B2 true JP3435927B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=17114666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24416095A Expired - Fee Related JP3435927B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 超音波車両感知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3435927B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24416095A patent/JP3435927B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0990050A (ja) | 1997-04-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |