JP3431468B2 - 光ファイバコネクタ - Google Patents

光ファイバコネクタ

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JP3431468B2
JP3431468B2 JP26966197A JP26966197A JP3431468B2 JP 3431468 B2 JP3431468 B2 JP 3431468B2 JP 26966197 A JP26966197 A JP 26966197A JP 26966197 A JP26966197 A JP 26966197A JP 3431468 B2 JP3431468 B2 JP 3431468B2
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光雄 大村
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泰敬 末永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバコネク
タ、特に、海溝等の深水中での使用に適する、光ファイ
バコネクタに関する。
【0002】
【技術背景】近年、海洋資源開発にあたり、例えば、水
深約数百〜1万メートル程の海底にて使用される海底探
索装置と母船間の通信を行うのに光ファイバコードを使
用することが提案されている。
【0003】上記海底探索装置に種々の探索器又は検出
器を光ファイバコードで接続するにあたり、該探索装置
本体と個々の探索器間に、パワー分配器とか光中継器等
(以下、これらを中間光ディバイスという)を必要とす
る場合がある。
【0004】しかしながら、上記中間光ディバイス及び
光ファイバコードには、使用時、約数メガパスカル〜百
メガパスカル(MPa)もの非常に大きな水圧が負荷さ
れる。このような高圧から中間光ディバイスとか光ファ
イバコードを保護するために、適当な絶縁油を充填した
密閉容器内に、上記中間光ディバイス及び該中間光ディ
バイスと接続した光ファイバコードをそっくり封入する
とか、油充填密閉容器として適当な絶縁油を充填した可
撓性を有するチューブを用い、該油充填チューブ内に光
ファイバコードを封入して油充填光ケーブル(OF光ケ
ーブル)を形成し、このようにして、上記中間光ディバ
イス及び光ファイバコードの全体に均等に水圧が負荷さ
れるようにして破損を防止することが考えられる。
【0005】ところで、上述した2つの光ファイバコー
ド間の光接続を行うための光ファイバコネクタとして、
例えば、図7に示されるように、日本国特許願昭和56
年195972号(特開昭58−97015号)に開示
のものを利用することが考えられる。
【0006】上記従来公知の光ファイバコネクタは、密
閉容器の壁部に水密封止して取り付け可能とした、シェ
ル1の一端部側に、油充填光ケーブル8の光ファイバコ
ードの素線と接続した第1フェルール2、第1ねじ固定
部材3及びコイルばね4を装着する一方、上記シェル1
の他端部側に、上記密閉容器の内部に配置された光ファ
イバコード9の素線と接続された第2フェルール5、第
2ねじ固定部材6及びコイルばね7を装着して形成され
る。上記第1及び第2ねじ固定部材3及び6を個別にね
じ締めすることによりコイルばね4及び7をそれぞれ圧
縮し、これら圧縮されたコイルばね4及び7のばね反発
力に応じた押圧力をもって上記第1及び第2フェルール
2及び5の先端の第1及び第2光基準面が互いに接合さ
れ、このようにして上記油充填光ケーブルの光ファイバ
コード8と上記密閉容器内の光ファイバコード9とが光
接続されるようになっている。
【0007】しかしながら、上記従来公知のレセプタク
ル型ファイバコネクタは、原理的に、2つの第1及び第
2ねじ固定部材3及び6のねじ締めを個別に調節するよ
うにしたものであるため、常時一定のコイルばね4及び
7のばね反発力、すなわち、フェルール押圧力の設定が
厄介であるという問題があり、即座に利用し難い。
【0008】また、上記従来形式の光ファイバコネクタ
においては、海溝等の非常に深い水中、すなわち、非常
に高い水圧下で使用することは意図されておらず、当該
光ファイバコネクタにおける油充填光ケーブルの光ファ
イバコード8との接続機構部、特に、該光ファイバコー
ド8と第1フェルール2との接続部の機械的強度が不十
分であり、海溝等の深水中において使用するには問題が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、常に一定の
光結合特性をもって光接続が可能であり、構造が簡単で
保守点検が容易でありかつ製作コストが安価である、光
ファイバコネクタを提供することにある。
【0010】本発明のもう1つの目的は、光ファイバコ
ードとの光接続機構部が、特に、深水中での使用時にお
ける非常に高い水圧にも耐え得る、光ファイバコネクタ
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、基本的に、一方の光ファイバコード
が接続されるプラグコネクタ部を、コイルばねを具備し
ない特殊形フェルール(第1フェルール)を用いて形成
する一方、該プラグコネクタ部と光接続される、もう一
方の光ファイバコードが接続されるアダプタ又はレセプ
タクルコネクタ部を、コイルばねを具備した汎用標準品
のフェルール(第2フェルール)を使用して形成し、上
記プラグコネクタ部及びアダプタ又はレセプタクルコネ
クタ部の両シェル(第1及び第2シェル)を、単一のカ
ップリング又は接続ナット部材を介して締結することに
より、上記第2フェルールに装着されている、単一のコ
イルばねを介して上記第1及び第2フェルールの光接合
面を互いに一定の押圧力をもって接合させて上記2つの
光ファイバコードを光接続するように構成したことにあ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、好ましい一実
施例のアダプタ形光ファイバコネクタを示す添付図面と
ともに詳細に説明する。図1及び図2において、本発明
の第1実施例のアダプタ形光ファイバコネクタが概括的
に数字符号10を付して示される。この光ファイバコネ
クタ10は、概略、一方の油充填密閉容器に封入された
光ファイバコード(これを第1光ファイバコードとい
う)と接続される、プラグコネクタ部11と、もう1つ
の油充填密閉容器に封入された光ファイバコード(これ
を第2光ファイバコードという)と接続される、アダプ
タコネクタ部31と、上記両コネクタ部11及び31を
結合する、カップリング又は接続ナット部材66とによ
り構成される。
【0013】上記プラグコネクタ部11は、耐食性金属
材料を用いて形成された略円筒状の第1シェル12を用
いて構成され、該第1シェル12の取り付け穴13内
に、円柱状の第1フェルール20を固定して構成され
る。第1シェル12の前端部に設けた凹部15が、詳細
に後述するアダプタコネクタ部31の前端部と接合可能
とされるとともに該前端部の外周に詳細に後述するカッ
プリング部材66の雌ネジ67と螺合可能とした雄ねじ
16が設けられる。上記耐食性金属材料として、アルミ
ニューム合金、ステンレス合金又はチタン合金を用いる
ことができる。
【0014】上記第1シェル12の後端部が、その外周
に設けられた雄ねじ及び環状溝並びに該環状溝に装着し
たOリング19を介して、第1油充填密閉容器72の壁
部に水密封止して接続又は取り付け可能とされる。この
第1油充填密閉容器72内の絶縁油中に、例えば、図示
しない公知の光導波器及び方向性光結合器を用いて形成
されたパワー分配器及び該パワー分配器における1つの
出力端部と接続された光ファイバコード、即ち、上記第
1光ファイバコード73が浸漬されている。なお、第1
油充填密閉容器72には、上記パワー分配器の他の各出
力端部及び入力端部に接続され、上記第1光ファイバコ
ード73以外の複数の光ファイバコードとそれぞれ接続
可能とした、当該第1実施例の光ファイバコネクタと同
様の、図示しない複数の光ファイバコネクタの第1シェ
ルが取り付けられるようになっている。
【0015】上記第1フェルール20は、例えばステン
レススチール材により円柱状に形成され、その軸心に光
ファイバコードを挿通する貫通孔22を有するとともに
その後端にフランジ部21を有する。一方、第1フェル
ール20の先端部に、軸心に光ファイバ素線を挿通可能
とした図示しない貫通孔を有しかつ該第1フェルール2
0の本体部よりも小さい外径を有する、円柱状のジルコ
ニア製ピン24が同軸状に装着されている。上記ピン2
4の外径は後述する第2フェルール47の本体部の外径
と同等の大きさとされる。第1フェルール20の外形
は、従来形式の光ファイバコネクタにおいて汎用されて
いる、フェルール押圧力を発生するコイルばねを具備し
た標準型式のフェルール、即ち、詳細に後述する第2フ
ェルール47と比べ、円柱状本体部の外径がより大きく
かつ機械的強度の大きい、いわゆる、特殊型(X型)と
される。第1フェルール20の本体部の外周に設けた環
状溝27(この実施例においては2つ)にOリング(第
1封止部材)28が取り付けられ、これらOリング28
により第1フェルール20の外周面部と上記第1シェル
12の取り付け穴13の内周面部間が水密封止される。
【0016】上記プラグコネクタ部11を組み立てるに
あたり、まず、第1油充填密閉容器72内の第1光ファ
イバコード73の一端部の絶縁シース部分を剥いで光フ
ァイバ素線が露出される。
【0017】次に、第1フェルール20の軸心に設けた
貫通孔22に、該第1フェルール20の後端面の開口か
ら上記第1光ファイバコード73の一端部の露出した素
線を、該第1フェルール20の先端部に装着されたピン
24の先端面付近まで挿入した後、該第1フェルール2
0の後端面の開口周縁部に、絶縁接着剤、例えばエポキ
シ樹脂接着剤(シール材)25を充填して気密封止する
とともに上記ピン24の先端面を公知の方法で研磨して
光基準面となる第1光接合面26を形成する。
【0018】次いで、第1シェル12の取り付け穴13
に、該第1シェル12の後端面の開口から上記第1光フ
ァイバコード73を接続した第1フェルール20を嵌め
込み、上記取り付け穴13の内部の肩部14と止め輪1
8とにより該第1フェルール20のフランジ部21を挟
み込むようにして該第1フェルール20が固定される。
このとき、図2に示すように、第1フェルール20の先
端のピン24は第1シェル12の前端面部より外方に突
出した状態とされる。その後、上記第1シェル12の後
端部が、その外周に設けられた雄ねじ及び環状溝に装着
されたOリング19を介して上記第1油充填密閉容器7
2の壁部に水密封止して取り付けられ、該密閉容器72
内に公知の方法で絶縁油を充填し、これでプラグコネク
タ部11の組み立てが完了する。
【0019】上記アダプタコネクタ部31は、上記第1
シェル12と同様、耐食性金属材料を用いて略円筒状に
形成された第2シェル32により構成される。この第2
シェル32の前端部は、上記第1シェル12の前端部の
凹部に嵌め込まれて該第1シェル12の前端部と入れ子
状に接合される。また、第2シェル32の前端部の外周
面部に設けた環状溝38に0リング39が装着され、該
Oリング39により第1シェル12の前端の凹部15に
おける内周面部と第2シェル32の前端部の外周面部間
が水密封止される。更に、上記第2シェル32の外周部
に、上記第1シェル12の前端部外周の雄ねじ16と係
合する、カップリング又は接続ナット部材66が装着さ
れる。このカップリング部材66を第2シェル32に対
し相対的に回転してねじ締めすることにより、上記第1
及び第2シェル12及び32が互いに接近させられ、第
1フェルール20の先端の第1光接合面26と詳細に後
述する第2フェルール47の先端の第2光接合面53と
が接合されるようになっている。
【0020】上記第2シェル32の後端部が、図示しな
いクランプ部材を介して第2油充填密閉容器77と接続
される。この第2油充填密閉容器77は、例えば可撓性
を有するチューブが用いられ、このチューブ77内に所
望数(この実施例においては1本)の光ファイバコード
(第2光ファイバコード)78が封入されるとともに絶
縁油79が充填され、いわゆる、単芯の油充填光ケーブ
ルを形成する。
【0021】上記第2シェル32の軸心に設けた取り付
け穴33に、該第2シェル32の前端部の開口から円筒
状のフェルールホルダ42が嵌め込まれ、該取り付け穴
33の内部前方の肩部34と止め輪44により該フェル
ールホルダ42を挟み込むようにして固定される一方、
該第2シェル32の後端部の開口から、詳細に後述する
スペーサ55及びアダプタ60が挿入され、取り付け穴
33の内部後方の肩部35と止め輪69により該アダプ
タ60のフランジ部61を挟み込むようにして固定され
る。
【0022】上記フェルールホルダ42は硬質合成樹脂
材料を用いて円筒状に一体成形されたものである。この
フェルールホルダ42の取り付け穴43の前方部に案内
スリーブ45が装着されるとともに該案内スリーブ45
の内部に、円柱状の第2フェルール47の本体部を摺動
可能に挿入される。第2フェルール47は、上記第1フ
ェルール20と同様、耐食性金属材料を用いて円柱状に
形成され、その先端部にジルコニア製ピンを有する一
方、その後端部にフランジ部48及び軸心に光ファイバ
素線を挿通する貫通孔52を有し、該フランジ部48よ
り後部の円柱状のばね支持部49にコイルばね51が装
着可能とされる。この第2フェルール47として、従来
形式の光ファイバコネクタに汎用されている、フェルー
ル押圧用コイルばねを具備した、市販されている、標準
型のフェルールを適用することができる。
【0023】上記第2フェルール47のばね支持部49
に装着されたコイルばね51の一端面はスペーサ55の
一端面で支持される。上記案内スリーブ45に、後述す
るように、第1フェルール20の先端部が押し込まれた
とき、該第1フェルール20の先端の第1光接合面26
と接触した第2フェルール47がフェルールホルダ42
の後端部側に押圧されるにつれて該第2フェルール47
のフランジ部48を介してコイルばね51が圧縮され、
この圧縮されたコイルばね51のばね反発力が該フラン
ジ部48を介して該第2フェルール47に作用する。
【0024】上記スペーサ55は、弾性金属材から図4
及び図5に示すように形成された、一対の半割円筒体5
6、56を組み合わせて構成される。各半割円筒体56
は、上記第2シェル32の取り付け穴33に、該第2シ
ェル32の後端部の開口から第2フェルール47に取り
付けられた第2油充填光ケーブル76の第2光ファイバ
コード78を両側から包囲するように挿入され、これら
半割円筒体56、56の端面が上記フェルールホルダ4
2の後端面に接触するとともに上記コイルばね51の端
部を支持する。
【0025】上記アダプタ60は、耐食性金属材料、例
えばステンレススチール材を用いて、上記第1フェルー
ル20と略同様の円柱状に形成されたもので、その後端
にフランジ部61を有するとともに軸心に光ファイバコ
ードを挿通する貫通孔62を有する。このアダプタ60
の本体部の外周に設けた環状溝63(この実施例におい
ては2つ)に、Oリング(第2封止部材)64が取り付
けられ、これらOリング64によりアダプタ60の外周
面部と上記第2シェル32の取り付け穴33の内周面部
間が水密封止される。
【0026】上記アダプタコネクタ部31を組み立てる
にあたり、図3に示すように、まず、上記油充填光ケー
ブルの第2光ファイバコード78を、アダプタ60の軸
心に設けた貫通孔62に該アダプタ60の後端部の開口
から挿通するとともに該第2光ファイバコード78にコ
イルばね51を挿通する。
【0027】次に、上記第2光ファイバコード78の一
端部の絶縁シース部分を剥いで該コード78の素線を上
記第2フェルール47の貫通孔52に挿入し、該貫通孔
52の開口周縁部に、前述した第1フェルール20にお
けると同様、絶縁接着剤、例えば、樹脂接着剤(シール
材)54を塗布して気密封止するとともに該第2フェル
ール47の先端面を公知の方法で研磨して第2光接合面
53を形成する。
【0028】次に、上記第2光ファイバコード78を挿
通したアダプタ60を該光ファイバコード78における
所定位置に位置決めした後、該アダプタ60の後端面の
貫通孔62の開口周縁部に絶縁接着剤、例えば、樹脂接
着剤(シール材)65を充填して気密封止する。上記第
2光ファイバコード78のアダプタ60の取り付け位置
は、図2に示すように、第2フェルール47がフェルー
ルホルダ42の取り付け穴43内に最大限押し込まれた
時、上記スペーサ55の空間部で上記第2光ファイバコ
ード78に若干の弛みを生じるように位置決めされる。
次いで、上記第2フェルール47の後端部から延びる第
2光ファイバコード78を包囲するように2個型のスペ
ーサ55を装着する。
【0029】上記第2光ファイバコード78に、アダプ
タ60、スペーサ55、コイルばね51及び第2フェル
ール47を装着した後、上記第2シェル32に装着され
たフェルールホルダ42の取り付け穴43に、該フェル
ールホルダ42の後端面の開口から上記第2フェルール
47、コイルばね51及びスペーサ55を挿入する。
【0030】更に、上記第2シェル32の後端面の取り
付け穴33の開口から上記アダプタ60を嵌め込み、該
アダプタ60の前端面を上記スペーサ55の後端面と接
触させるとともに該アダプタ60のフランジ部61を取
り付け穴33の内部の肩部35と止め輪69とで挟み込
むようにして該アダプタ60が固定される。その後、上
記第2シェル32の後端部に形成されたチューブ接続部
37に、図示しないクランプ部材を用いて油充填光ケー
ブルを形成する、可撓性を有するチューブ(第2油充填
密閉容器)77の一端部が接続され、該チューブ77に
公知の方法で絶縁油が充填され、これでアダプタコネク
タ部31の組み立てが完了する。
【0031】上記第1光ファイバコード73が接続され
た第1シェル12の前端部の凹部15に、上記油充填光
ケーブルの第2光ファイバコード78が接続された第2
シェル32の前端部を嵌め込むとともに上記第1シェル
12の前端面から突出した第1フェルール20の先端の
ピン24を、上記第2シェル32の前端部の案内スリー
ブ45内に挿入する。次いで、上記第2シェル32の外
周部に取り付けられたカップリング部材66を回転させ
ながら該カップリング部材66の雌ねじ67と第1シェ
ル12の前端部の雄ねじ16とを噛み合わせてねじ締め
するにつれて、上記第1フェルール20の先端の第1光
接合面26が第2フェルール47の先端の第2光接合面
53に押し付けられ、該第2フェルール47の後端部に
装着されたコイルばね51が圧縮される。このようにし
てカップリング部材66の所定量のねじ締めにより所定
の長さを圧縮されたコイルばね51のばね反発力に応じ
た押圧力をもって、上記第1及び第2光接合面26及び
53は互いに押圧するように接合され、すなわち、光接
続される。
【0032】上記互いに接合された第1及び第2光接合
面26及び53の周囲の空間部は、上記第1フェルール
20及び上記アダプタ60のそれぞれ外周部に装着され
たOリング(第1及び第2封止部材)28及び64によ
り第1及び第2油充填密閉容器72及び77内の絶縁油
74及び79から完全に絶縁されるとともに第2シェル
32の前端部の外周部に装着されたOリング39により
水密封止され、上記第1及び第2光接合面26及び53
の光接続部が確実に保護される。
【0033】なお、第2シェル32の取り付け穴33の
内部前方に固定されたフェルールホルダ42の後端面
に、第2光ファイバコード78を挿通可能としかつコイ
ルばね51の後端面を支持可能とした、図示しない押え
板部材を装着するとともに上記取り付け穴33における
フェルールホルダ装着部とアダプタ装着部との間部の内
径を、アダプタ60の本体部の外径より若干小さく設計
することにより、スペーサ55を省略することができ
る。
【0034】また、カップリング部材66は、第2シェ
ル32の外周部に装着するものに限らず、第1シェル1
2の外周部に装着するようにしてもよい。
【0035】更には、アダプタコネクタ部31に、上記
第1実施例におけるように油充填光ケーブルに限らず、
上記プラグコネクタ部11に接続したと同様の、パワー
分配器とか又は光中継器等の中間光ディバイスを封入し
た、図示しない油充填密閉容器を接続するようにしても
よい。また、プラグコネクタ部11には、上記中間光デ
ィバイスを封入した油充填密閉容器72に代えて、アダ
プタコネクタ部31に接続したと同様、油充填密閉容器
内に光ファイバコードを封入した、油充填光ケーブルを
接続することができる。
【0036】更にまた、第1及び第2光ファイバコード
73及び78に、高い水圧が掛かることのない、即ち、
数十メートル程度までの水深中で使用する場合には、第
1及び第2油充填密閉容器72及び77、アダプタ60
及びスペーサ55を省略するようにしてもよい。
【0037】次に、本発明のもう1つの実施例のレセプ
タクル形の光ファイバコネクタを、図6とともに説明す
る。
【0038】図6に示す、本発明の第2実施例の光ファ
イバコネクタ80は、上記第1実施例のアダプタ形の光
ファイバコネクタ10と比べ、第1実施例におけるプラ
グコネクタ部11に、パワー分配器を封入した油充填密
閉容器72に代えて、アダプタコネクタ部31に接続し
たと同様、油充填光ケーブルを構成する、第1光ファイ
バコード73が接続された点、第1実施例におけるアダ
プタコネクタ部31に代えて、密閉容器、例えば、密閉
深海探索装置の外壁部に取り付け可能としたレセプタク
ルコネクタ部90とした点、並びに該レセプタクルコネ
クタ部90における第2シェル92の外周部にカップリ
ング部材を装着した点が異なり、その他の構成部分は第
1実施例におけるものと同様のものであり、それら等価
部分に同一の数字符号を付してそれらの説明を省略す
る。
【0039】図6に示すように、レセプタクルコネクタ
部90は、上記第1実施例の光ファイバコネクタ10に
おける第2シェル32と同様、円筒状の耐食性金属製第
2シェル92を用いて構成される。この第2シェル92
の前端部の外周に、プラグコネクタ部11の第1シェル
12の前端部の外周部に装着された、カップリング又は
接続ナット部材66の雌ねじ67と噛み合う雄ねじ94
が形成される。第2シェル92の前端部と入れ子式で接
合される第1シェル12の前端部の外周面に設けた環状
溝84にOリング85が装着され、該Oリング85によ
り第1シェル12の前端部の外周面部と第2シェル92
の前端部の内周面部間が水密封止される。更に、上記第
2シェル92の後端部の外周面部に、上記密閉容器81
の壁部に設けられた取り付け穴にねじ締め可能とした雄
ねじ96が設けられるとともに環状溝97が設けられ
る。該環状溝97にOリング(第2封止部材)98が装
着され、該Oリング98によりにより、上記壁部の取り
付け穴が水密封止される。
【0040】上記第2シェル92の軸心に設けた取り付
け穴93に、第1実施例におけると同様の方法で、該第
2シェル92の前端部の開口から円筒状のフェルールホ
ルダ42が固定される一方、該第2シェル92の後端部
の開口から、円板状の押え板88が嵌め込まれ、該取り
付け穴93の内部後方の肩部と止め輪99により該押え
板88を挟み込むようにして固定される。なお、上記第
2シェル92の後端面における取り付け穴93の開口径
を小さくし、該取り付け穴93の内周面に形成される肩
部を介して上記第2フェルール47に装着したコイルば
ね51を支持することにより上記押え板88を省略する
ようにしてもよい。
【0041】上記レセプタクルコネクタ部90を組み立
てるにあたり、まず、密閉容器81の内部82に配置さ
れた第2光ファイバコード91を押え板88の貫通穴8
9及びコイルばね51に挿通するとともに該第2光ファ
イバコード91の一端部の絶縁シース部分を剥いで該コ
ード91の素線を第2フェルール47の軸心に設けた貫
通孔に挿入し、前述した第1実施例におけると同様にし
て該第2フェルール47の先端に第2光接合面53を形
成した後、上記第2フェルール47及びコイルばね51
を装着し、上記取り付け穴93に、該第2シェル92の
後端面の開口から押え板88を嵌め込み、該押え板88
の内側の面で上記コイルばね51の後端を支持させると
ともに上記取り付け穴93の内部前方の肩部と止め輪9
9とにより該押え板88を固定する。その後、上記押え
板88の貫通孔89を、エポキシ樹脂接着剤(シール
材)により封鎖し、これでレセプタクルコネクタ部90
の組み立てが完了する。
【0042】上記プラグコネクタ部11の第1シェル1
2と、上記レセプタクルコネクタ部90の第2シェル9
2とは、上記カップリング部材66を締め上げることに
より互いに接近させられ、第1フェルール20の第1光
接合面26と第2フェルール47の第2光接合面53
は、上記単一の圧縮されたコイルばね51のばね反発力
に基づく所定の押圧力をもって互いに接合され、光結合
される。
【0043】上記第2実施例におけるプラグコネクタ部
11には、油充填チューブ72内に光ファイバコードを
封入した油充填光ケーブルに限らず、上記第1実施例に
おけると同様、油充填密閉容器72内にパワー分配器と
か又は光中継器等の中間光ディバイスを封入したものを
接続することができる。
【0044】また、上記第1及び第2実施例において、
プラグコネクタ部11及びアダプタコネクタ部31又は
レセプタクルコネクタ部90には、それぞれ、第1及び
第2油充填密閉容器72及び77に封入された単一の光
ファイバコード73及び78又は密閉容器80内の単一
の光ファイバコード91と接続するようにしたが、これ
らに代えて、第1シェル12の取り付け穴13に、複数
の第1フェルール20を配置する一方、第2シェル32
又は92の取り付け穴33又は93に装着したフェルー
ルホルダ42に、上記複数の第1フェルール20に対応
する、複数の第2フェルール47を配置し、上記各対の
第1及び第2フェルール20及び47に、それぞれ、上
記複数の第1及び第2フェルール20及び47に対応す
る、複数の光ファイバコードの一端部を接続するように
してもよい。このようにして、第1シェル12又は第2
シェル32もしくは92に装着されたカップリング部材
66をねじ締めして上記第1シェル12及び第2シェル
32又は92を互いに接近させることにより、上記複数
の第2フェルール47にそれぞれ装着したコイルばね5
1を圧縮してこれらコイルばね51のばね反発力に基づ
く押圧力をもって上記複数の互いに対向する各対の第1
及び第2フェルール20及び47の先端の第1及び第2
光接合面26及び53を互いに接合して光接続すること
ができる。
【0045】
【作用効果】本発明の光ファイバコネクタにおいては、
プラグコネクタ部と組み合わされるアダプタコネクタ部
又はレセプタクルコネクタ部にのみ、フェルール押圧用
のコイルばねを具備した、光ファイバコネクタにおいて
汎用される、標準品のフェルールを利用し、上記プラグ
コネクタ部及びアダプタコネクタ部又はレセプタクルコ
ネクタ部間を1つのカップリング又は接続ナット部材に
より締結するようにして、上記単一のフェルール押圧用
コイルばねのばね反発力を調整するようにしたから、従
来形式のものにおけるように、2つのフェルール押圧用
コイルばねのばね反発力を個別に調節するものよりも、
より安定して一定のフェルール押圧力を設定する、した
がって安定した一定の光結合特性を得ることができる。
【0046】また、プラグコネクタ部及び/又はアダプ
タコネクタ部に油充填密閉容器を接続する場合、プラグ
コネクタ部の第1シェルに装着する第1フェルールの外
周部及びアダプタコネクタ部の第2シェルに装着するア
ダプタの外周部を、それぞれ、第1及び第2封止部材を
介して水密封止して上記両油充填密閉容器内の絶縁油か
ら確実に隔離し、使用時、非常に大きな水圧を受けるプ
ラグコネクタ部のフェルールにおけるフェルール押圧用
のコイルばねを積極的に省略するようにしたから、従来
形式のものよりも、光ファイバ接続部の構造の簡略化、
機械的強度の強化、製作コストの低廉化及び保守・点検
作業の容易化を有効に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のアダプタ形光ファイバ
コネクタの全体構成を示す断面図である。
【図2】 図1の光ファイバコネクタの主要部の拡大断
面図である。
【図3】 図1の光ファイバコネクタのアダプタコネク
タ部の予備組み立て部品を示す外観斜視図である。
【図4】 図1の光ファイバコネクタに適用できるスペ
ーサの半横断面図である。
【図5】 図4のスペーサの側面図である。
【図6】 本発明のもう1つの実施例のレセプタクル形
の光ファイバコネクタの全体構成を示す断面図である。
【図7】 従来公知の光ファイバコネクタの一例の断面
図である。
【符号の説明】
10 本発明の第1実施例のプラグ形光ファイバコネク
タ 11 プラグコネクタ部 12 第1シェル 20 第1フェルール 24 ピン 25 樹脂接着剤(気密封止材) 26 第1光接合面 27 環状溝 28 Oリング(第1封止部材) 31 アダプタコネクタ部 32 第2シェル 42 フェルールホルダ 47 第2フェルール 52 貫通孔 53 第2光接合面 55 スペーサ 54 樹脂接着剤(シール材) 60 アダプタ 62 貫通孔 63 環状溝 64 Oリング(第2封止部材) 72 第1油充填密閉容器 73 第1光ファイバコード 77 第2油充填密閉容器 78 第2光ファイバコード 80 本発明の第2実施例のレセプタクル形光ファイバ
コネクタ 81 密閉容器 88 押え板 90 レセプタクルコネクタ部 92 第2シェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 恭司 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 末永 泰敬 滋賀県栗太郡栗東町伊勢落字野神689− 1 ダイトロンテクノロジー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−97015(JP,A) 特開 平7−140355(JP,A) 特開 昭62−295007(JP,A) 実開 平6−2306(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料を用いて円筒状に形成された第
    1シェル(12)であって、該第1シェル(12)の取
    り付け穴(13)に、後端部にフランジ部(21)を形
    成した円柱状の第1フェルール(20)を挿入するとと
    もに該第1フェルール(20)の先端部を上記第1シェ
    ル(12)の前端面部から外方に突出させて固定し、上
    記第1フェルール(20)の長手軸に沿って設けられた
    貫通孔(22)の後端部から第1光ファイバコード(7
    3)の一端部の素線を挿入して該第1フェルール(2
    0)の先端に第1光接合面(26)を形成するとともに
    該第1フェルール(20)の後端面における上記貫通孔
    (22)の開口部周縁をシール材(25)を介して封止
    することによりプラグコネクタ部(11)を形成するよ
    うにした、金属製の第1シェル(12);金属材料を用
    いて上記第1シェル(12)と略同等の外径を有するよ
    うに円筒状に形成された第2シェル(32)であって、
    該第2シェル(32)の前端部を上記第1シェル(1
    2)の前端部と入れ子状にかつ水密封止して接合可能と
    する一方、上記第2シェル(32)の取り付け穴(3
    3)に筒状のフェルールホルダ(42)を着脱可能に装
    着し、上記フェルールホルダ(42)の取り付け穴(4
    3)に、後端部にフランジ部(48)を形成するととも
    に該フランジ部(48)を介してばね部材(51)を装
    着した円柱状の第2フェルール(47)を挿入して該第
    2フェルール(47)の先端部を長手方向に上記第1フ
    ェルール(20)と同軸状に移動可能に装着し、上記第
    2フェルール(47)の長手軸に沿って設けた貫通孔
    (52)の後端部から第2光ファイバコードの一端部の
    素線を挿入して該第2フェルール(47)の先端に第2
    光接合面(53)を形成するとともに該第2フェルール
    (47)の後端面における上記貫通孔(52)の開口部
    周縁をシール材(54)を介して封止することによりア
    ダプタコネクタ部(31)を形成するようにした、金属
    製の第2シェル(32);及び、上記第1及び第2シェ
    ル(12)及び(32)の接合部の外周に装着したカッ
    プリング部材(66)を有し、上記カップリング部材
    (66)をねじ締めして上記第1及び第2シェル(1
    2)及び(32)を互いに接近させることにより上記第
    1及び第2フェルール(20)及び(47)の先端の第
    1及び第2光接合面(26)及び(53)を互いに接触
    させるとともに上記ばね部材(51)を圧縮し、該圧縮
    されたばね部材(51)のばね反発力に基づく押圧力を
    もって上記第1及び第2光接合面(26)及び(53)
    を互いに接合させて光接続するように構成したことを特
    徴とする、光ファイバコネクタ。
  2. 【請求項2】 金属材料を用いて円筒状に形成された第
    1シェル(12)であって、該第1シェル(12)の後
    端部を第1油充填密閉容器(72)と接続可能とする一
    方、上記第1シェル(12)の取り付け穴(13)に、
    後端部にフランジ部(21)を形成した円柱状の第1フ
    ェルール(20)を挿入して該第1フェルール(20)
    の先端部を上記第1シェル(12)の前端面部から外方
    に突出させて固定するとともに該第1フェルール(2
    0)の外周面部と該取り付け穴(13)の内周面部間を
    第1封止部材(28)を介して水密封止し、上記第1フ
    ェルール(20)の長手軸に沿って設けられた貫通孔
    (22)の後端部から上記第1油充填密閉容器(72)
    内に封入された第1光ファイバコード(73)の一端部
    の素線を挿入して該第1フェルール(20)の先端に第
    1光接合面(26)を形成するとともに該第1フェルー
    ル(20)の後端面における上記貫通孔(22)の開口
    部周縁をシール材(25)を介して封止することにより
    プラグコネクタ部(11)を形成するようにした、金属
    製の第1シェル(12);金属材料を用いて上記第1シ
    ェル(12)と略同等の外径を有するように円筒状に形
    成された第2シェル(32)であって、該第2シェル
    (32)の前端部を上記第1シェル(12)の前端部と
    入れ子状にかつ水密封止状に接合可能とする一方、上記
    第2シェル(32)の後端部を第2油充填密閉容器(7
    7)と接続可能とし、上記第2シェル(32)の取り付
    け穴(33)に筒状のフェルールホルダ(42)を着脱
    可能に装着するとともに該取り付け穴(33)の後端部
    に、上記フェルールホルダ(42)と間隔をあけて、金
    属材料を用いて形成した後端部にフランジ部(61)を
    有する円柱状のアダプタ(60)を着脱可能に装着する
    とともに該アダプタ(60)の外周面部と上記第2シェ
    ル(32)の取り付け穴(33)の内周面部間を第2封
    止部材(64)を介して封止し、上記フェルールホルダ
    (42)の取り付け穴(43)に、後端部にフランジ部
    (48)を形成するとともに該フランジ部(48)を介
    してばね部材(51)を装着した円柱状の第2フェルー
    ル(47)を挿入して該第2フェルール(47)の先端
    部を長手方向に上記第1フェルール(20)と同軸状に
    移動可能に装着し、上記アダプタ(60)の貫通孔(6
    2)に、上記第2油充填密閉容器(77)内に封入した
    第2光ファイバコード(78)の一端部を挿通させて該
    貫通孔(62)の後端部の開口周縁部をシール材(6
    5)を介して水密封止し、更に、該第2光ファイバコー
    ド(78)の一端部の素線を、上記第2フェルール(4
    7)の長手軸に沿って設けた貫通孔(52)の後端部か
    ら挿入して該第2フェルール(47)の先端に第2光接
    合面(53)を形成し、該第2フェルール(47)の後
    端面における上記貫通孔(52)の開口部周縁をシール
    材(54)を介して封止することによりアダプタコネク
    タ部(31)を形成するようにした、金属製の第2シェ
    ル(32);及び、 上記第1及び第2シェル(12)及び(32)の接合部
    の外周に装着したカップリング部材(66)を有し、 上記カップリング部材(66)をねじ締めして上記第1
    及び第2シェル(12)及び(32)を互いに接近させ
    ることにより上記第1及び第2フェルール(20)及び
    (47)の先端の第1及び第2光接合面(26)及び
    (53)を互いに接触させるとともに上記ばね部材(5
    1)を圧縮し、該圧縮されたばね部材(51)のばね反
    発力に基づく押圧力をもって上記第1及び第2光接合面
    (26)及び(53)を互いに接合させて光接続するよ
    うに構成したことを特徴とする、光ファイバコネクタ。
  3. 【請求項3】 第2シェル(32)の取り付け穴(3
    3)に装着される第2フェルール(47)とアダプタ
    (60)間に、第2光ファイバコード(78)を挿通可
    能とした空間部を有する、2個型スペーサ(55)を配
    置した、第2項記載の耐圧型光ファイバコネクタ。
  4. 【請求項4】 第1シェル(12)の取り付け穴(1
    3)に、複数の第1フェルール(20)を配置する一
    方、第2シェル(32)の取り付け穴(33)に装着し
    たフェルールホルダ(42)に、上記複数の第1フェル
    ール(20)に対応する、複数の第2フェルール(4
    7)を配置し、上記各対の第1及び第2フェルール(2
    0)及び(47)に、それぞれ、上記複数の第1及び第
    2フェルール(20)及び(47)に対応する複数の光
    ファイバコードの一端部を接続し、カップリング部材
    (66)をねじ締めして上記第1及び第2シェル(1
    2)及び(32)を互いに接近させることにより、上記
    複数の第2フェルール(47)にそれぞれ装着したばね
    部材(51)を圧縮してこれらばね部材(51)のばね
    反発力に基づく押圧力をもって上記複数の互いに対向す
    る第1及び第2フェルール(20)及び(47)の先端
    の第1及び第2光接合面(26)及び(53)を接合し
    て光接続するようにした、第1項〜第3項のいずれかに
    記載の光ファイバコネクタ。
  5. 【請求項5】 第1油充填密閉容器(72)及び/又は
    第2油充填密閉容器(77)が光分配器及び該光分配器
    に接続した光ファイバコードを封入したものである、第
    2項〜第4項のいずれかに記載の光ファイバコネクタ。
  6. 【請求項6】 第1油充填密閉容器(72)及び/又は
    第2油充填密閉容器(77)が可撓性を有するチューブ
    であり、該チューブ内に光ファイバコードを封入して油
    充填光ケーブルを形成するようにした、第2項〜第4項
    のいずれかに記載の光ファイバコネクタ。
  7. 【請求項7】 金属材料を用いて円筒状に形成された第
    1シェル(12)であって、該第1シェル(12)の取
    り付け穴(13)に、後端部にフランジ部(21)を形
    成した円柱状の第1フェルール(20)を挿入するとと
    もに該第1フェルール(20)の先端部を上記第1シェ
    ル(12)の前端面部から外方に突出させて固定し、上
    記第1フェルール(20)の長手軸に沿って設けられた
    貫通孔(22)の後端部から第1光ファイバコード(7
    3)の一端部の素線を挿入して該第1フェルール(2
    0)の先端に第1光接合面(26)を形成するとともに
    該第1フェルール(20)の後端面における上記貫通孔
    (22)の開口部周縁をシール材(25)を介して封止
    することによりプラグコネクタ部(11)を形成するよ
    うにした、金属製の第1シェル(12);金属材料を用
    いて上記第1シェル(12)と略同等の外径を有するよ
    うに円筒状に形成された第2シェル(92)であって、
    該第2シェル(92)の前端部を上記第1シェル(1
    2)の前端部と入れ子状にかつ水密封止して接合可能と
    する一方、上記第2シェル(92)の後端部を密閉容器
    (81)の壁部に、該密閉容器内部(82)と連絡可能
    に水密封止して取り付け可能とし、上記第2シェル(9
    2)の取り付け穴(93)に筒状のフェルールホルダ
    (42)を着脱可能に装着し、該フェルールホルダ(4
    2)の取り付け穴(43)に、後端部にフランジ部(4
    8)を形成するとともに該フランジ部(48)を介して
    ばね部材(51)を装着した円柱状の第2フェルール
    (47)を挿入して該第2フェルール(47)の先端部
    を長手方向に沿って上記第1フェルール(20)と同軸
    状に移動可能に装着し、上記第2フェルール(47)の
    長手軸に沿って設けた貫通孔(52)の後端部から第2
    光ファイバコード(91)の一端部の素線を挿入して該
    第2フェルール(47)の先端に第2光接合面(53)
    を形成するとともに該第2フェルール(47)の後端面
    における上記貫通孔(52)の開口部周縁をシール材
    (54)を介して封止することによりレセプタクルコネ
    クタ部(90)を形成するようにした、金属製の第2シ
    ェル(92);及び、 上記第1及び第2シェル(12)及び(92)の接合部
    の外周に装着したカップリング部材(66)を有し、 上記カップリング部材(66)をねじ締めして上記第1
    及び第2シェル(12)及び(92)を互いに接近させ
    ることにより上記第1及び第2フェルール(20)及び
    (47)の先端の第1及び第2光接合面(26)及び
    (53)を互いに接触させるとともに上記ばね部材(5
    1)を圧縮し、該圧縮されたばね部材(51)のばね反
    発力に基づく押圧力をもって上記第1及び第2光接合面
    (26)及び(53)を互いに接合させて光接続するよ
    うに構成したことを特徴とする、光ファイバコネクタ。
  8. 【請求項8】 金属材料を用いて円筒状に形成された第
    1シェル(12)であって、該第1シェル(12)の後
    端部を第1油充填密閉容器(72)と接続可能とする一
    方、上記第1シェル(12)の取り付け穴(13)に、
    後端部にフランジ部(21)を形成した円柱状の第1フ
    ェルール(20)を挿入して該第1フェルール(20)
    の先端部を上記第1シェル(12)の前端面部から外方
    に突出させて固定するとともに該第1フェルール(2
    0)の外周面部と該取り付け穴(13)の内周面部間を
    第1封止部材(28)を介して水密封止し、上記第1フ
    ェルール(20)の長手軸に沿って設けられた貫通孔
    (22)の後端部から上記第1油充填密閉容器(72)
    内に封入された第1光ファイバコード(73)の一端部
    の素線を挿入して該第1フェルール(20)の先端に第
    1光接合面(26)を形成するとともに該第1フェルー
    ル(20)の後端面における上記貫通孔(22)の開口
    部周縁をシール材(25)を介して水密封止することに
    よりプラグコネクタ部(11)を形成するようにした、
    金属製の第1シェル(12);金属材料を用いて上記第
    1シェル(12)と略同等の外径を有するように円筒状
    に形成された第2シェル(92)であって、該第2シェ
    ル(92)の前端部を上記第1シェル(12)の前端部
    と入れ子状にかつ水密封止して接合可能とする一方、上
    記第2シェル(92)の後端部を密閉容器(81)の壁
    部に、該密閉容器内部(82)と連絡可能に水密封止し
    て取り付け可能とし、上記第2シェル(92)の取り付
    け穴(93)に筒状のフェルールホルダ(42)を着脱
    可能に装着し、該フェルールホルダ(42)の取り付け
    穴(43)に、後端部にフランジ部(48)を形成する
    とともに該フランジ部(48)を介してばね部材(5
    1)を装着した円柱状の第2フェルール(47)を挿入
    して該第2フェルール(47)の先端部を長手方向に沿
    って上記第1フェルール(20)と同軸状に移動可能に
    装着し、上記第2フェルール(47)の長手軸に沿って
    設けた貫通孔(52)の後端部から第2光ファイバコー
    ド(91)の一端部の素線を挿入して該第2フェルール
    (47)の先端に第2光接合面(53)を形成するとと
    もに該第2フェルール(47)の後端面における上記貫
    通孔(52)の開口部周縁をシール材(54)を介して
    封止することによりレセプタクルコネクタ部(90)を
    形成するようにした、金属製の第2シェル(92);及
    び、 上記第1及び第2シェル(12)及び(92)の接合部
    の外周に装着したカップリング部材(66)を有し、 上記カップリング部材(66)をねじ締めして上記第1
    及び第2シェル(12)及び(92)を互いに接近させ
    ることにより上記第1及び第2フェルール(20)及び
    (47)の先端の第1及び第2光接合面(26)及び
    (53)を互いに接触させるとともに上記ばね部材(5
    1)を圧縮し、該圧縮されたばね部材(51)のばね反
    発力に基づく押圧力をもって上記第1及び第2光接合面
    (26)及び(53)を互いに接合させて光接続するよ
    うに構成したことを特徴とする、光ファイバコネクタ。
  9. 【請求項9】 第1シェル(12)の取り付け穴(1
    3)に、複数の第1フェルール(20)を配置する一
    方、第2シェル(92)の取り付け穴(93)に装着し
    たフェルールホルダ(42)に、上記複数の第1フェル
    ール(20)に対応する、複数の第2フェルール(4
    7)を配置し、上記各対の第1及び第2フェルール(2
    0)及び(47)に、それぞれ、上記複数の第1及び第
    2フェルール(20)及び(47)に対応した複数の光
    ファイバコードの一端部を接続し、カップリング部材
    (66)をねじ締めして上記第1及び第2シェル(1
    2)及び(92)を互いに接近させることにより、上記
    複数の第2フェルール(47)にそれぞれ装着したばね
    部材(51)を圧縮してこれらばね部材(51)のばね
    反発力に基づく押圧力をもって上記複数の互いに対向す
    る第1及び第2フェルール(20)及び(47)の先端
    の第1及び第2光接合面(26)及び(53)を接合し
    て光接続するようにした、第7項又は第8項に記載の光
    ファイバコネクタ。
  10. 【請求項10】 第1油充填密閉容器(72)が光分配
    器及び該光分配器に接続した光ファイバコードを封入し
    たものである、第8項又は第9項に記載の光ファイバコ
    ネクタ。
  11. 【請求項11】 第1油充填密閉容器(72)が可撓性
    を有するチューブであり、該チューブ内に光ファイバコ
    ードを封入して油充填光ケーブルを形成するようにし
    た、第8項又は第9項に記載の光ファイバコネクタ。
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