JP3421671B2 - 通信システム、選択装置、送信装置、受信装置、選択方法、送信方法、受信方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

通信システム、選択装置、送信装置、受信装置、選択方法、送信方法、受信方法、および、情報記録媒体

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JP3421671B2
JP3421671B2 JP27831699A JP27831699A JP3421671B2 JP 3421671 B2 JP3421671 B2 JP 3421671B2 JP 27831699 A JP27831699 A JP 27831699A JP 27831699 A JP27831699 A JP 27831699A JP 3421671 B2 JP3421671 B2 JP 3421671B2
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史秀 児島
博司 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;O
FDM)伝送方式の通信システム、選択装置、送信装
置、受信装置、選択方法、送信方法、受信方法、およ
び、情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フーリエ変換と逆フーリエ変
換を用いたOFDM伝送方式の通信システムが提案され
ている。OFDM伝送方式は、マルチキャリア伝送方式
の一種である。図1は、このようなOFDM伝送方式の
通信システムの概略構成を示す模式図である。以下、図
1を参照して説明する。
【0003】通信システム11は、送信装置21と受信
装置31とを備え、送信装置21は、伝送すべき信号を
適宜変換して無線により受信装置31に送信し、受信装
置31は受信した信号を適宜逆変換して伝送された信号
を得る。
【0004】送信装置21は、伝送すべき信号を受け付
け、当該信号を前処理部22で前処理する。伝送すべき
信号がディジタル信号である場合は、前処理では、信号
をIチャンネルとQチャンネルに割り当て、変調を行
う。
【0005】一方、伝送すべき信号がアナログ信号であ
る場合は、当該アナログ信号を所定の時間間隔でサンプ
リングしてディジタル信号に変換してから、上記前処理
を行う。
【0006】前処理を行った信号は、直列並列変換部2
3が複数の信号に直列並列変換し、逆フーリエ変換部2
4が高速逆フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Trans
formation;IFFT)する。
【0007】逆フーリエ変換部24は、入力された複数
の信号をそれぞれ直交する周波数成分とするような信号
の時系列を表す信号を複数出力する。
【0008】これらの信号は、並列直列変換部25が単
一のアナログ信号に変換する。さらに、送信部26が備
える直交変調器とディジタル−アナログ変換器によって
アナログ信号に変換し、この際に、周波数のアップコン
バートを行ってから、受信装置31に当該信号を送信す
る。
【0009】一方、受信装置31では、受信部32が送
信装置21が送信したアナログ信号を受信し、周波数の
ダウンコンバートを行い、直交復調器とアナログ−ディ
ジタル変換器によって単一のディジタル信号を得る。
【0010】さらに、この信号を、送信装置21と同様
に直列並列変換部33で複数の信号に変換し、これら
を、フーリエ変換部34で高速フーリエ変換(Fast Fou
rier Transformation;FFT)する。
【0011】フーリエ変換部34は、入力された複数の
信号を時系列として扱い、これの周波数成分を表すよう
な複数の信号を出力する。
【0012】したがって、これらを並列直列変換部35
で並列直列変換して単一の信号を得て、これに後処理部
36で後処理を行えば、伝送された信号が得られる。
【0013】後処理では、アナログ−ディジタル変換が
しやすいような周波数に信号の周波数を落とし、Iチャ
ンネルとQチャンネルに分離された信号を作る。
【0014】伝送された信号がアナログ信号であった場
合は、復調された信号をさらにディジタル−アナログ変
換する。
【0015】OFDM伝送方式は、マルチパス電波伝搬
環境下で優れた受信特性が得られる方法として注目され
ており、ディジタル放送のほか、移動体通信分野でも適
用されつつある。OFDM伝送方式では、伝送信号が、
逆フーリエ変換により、互いに直交する複数の狭帯域の
サブキャリアに分割されて伝送されるという特徴を有す
る。
【0016】図2は、このようなOFDM伝送方式の信
号の周波数スペクトルの様子を示す説明図である。図2
に示すように、各サブキャリアのピークとなるような周
波数では、それ以外のサブキャリアの周波数成分は0と
なる。これが、「周波数が直交している」といわれる所
以である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、陸上移
動無線通信等の場合、周波数資源が有限であるため、O
FDM伝送方式で用いるサブキャリアの数を動的に調整
して電波伝搬環境に応じた通信を行いたいという要望は
大きい。
【0018】一方で、PDC(Personal Digital Cellu
lar)システム等のセルラシステムの場合、サービスエ
リアを分割した小ゾーンからなるセルを設定し、セル間
の干渉が距離によって十分に減衰するようなセル同士で
は、同じ周波数チャンネルを利用して周波数資源の利用
効率を上げている。同一セル内の各ユーザが同時に通信
する場合など、加入者容量を向上させるために時分割多
重(Time Division Multiple Access;TDMA)伝送
方式が採用されている。このような通信形態と併用でき
るようなOFDM伝送方式が望まれている。
【0019】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、OFDM伝送方式のサブキャリア
数を必要に応じて選択するのに好適な通信システム、選
択装置、送信装置、受信装置、選択方法、送信方法、受
信方法、および、これらを実現するプログラムを記録し
た情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0021】本発明の通信システムは、選択装置と、送
信装置と、受信装置と、を備えるように構成する。
【0022】選択装置は、直交周波数分割多重伝送のサ
ブキャリア数を選択し、選択されたサブキャリア数を指
定する情報を、送信装置、および、受信装置に送信す
る。
【0023】送信装置は、伝送すべき信号を受け付け、
選択装置から送信されたサブキャリア数を指定する情報
を受信し、受け付けられた信号を、当該サブキャリア数
の信号に直列並列変換して出力し、直列並列変換されて
出力された信号を、逆フーリエ変換して当該サブキャリ
ア数の信号を出力し、逆フーリエ変換されて出力された
信号を、並列直列変換した信号を出力し、並列直列変換
されて出力された信号を受信装置に送信する。
【0024】受信装置は、送信装置から送信された信号
を受信し、選択装置から送信されたサブキャリア数を指
定する情報を受信し、受信された信号を、当該サブキャ
リア数の信号に直列並列変換して出力し、直列並列変換
されて出力された信号を、フーリエ変換して当該サブキ
ャリア数の信号を出力し、フーリエ変換されて出力され
た信号を、並列直列変換した信号を出力し、並列直列変
換されて出力された信号を伝送された信号として出力す
る。
【0025】また、本発明の通信システムの選択装置
は、さらに、直交周波数分割多重伝送のサブキャリア数
の入力を受け付け、入力を受け付けられたサブキャリア
数を送信される情報により指定されるサブキャリア数と
して選択するように構成することができる。
【0026】本発明では、ユーザの指示にしたがって、
OFDM伝送方式のサブキャリア数が変更される。
【0027】また、本発明の通信システムの選択装置
は、さらに、通信トラフィック(traffic;トラヒッ
ク)を測定し、測定された通信トラフィックにあらかじ
め対応付けられたスロット数と、使用すべきスロット番
号と、を取得し、当該スロット数で所定の定数を割った
値を送信される情報により指定されるサブキャリア数と
して選択し、送信される情報は、当該スロット数と、当
該スロット番号と、をさらに指定するように構成する。
【0028】一方、送信装置は、さらに、選択装置から
送信された情報により指定されたスロット数で時分割し
て、当該情報により指定されたスロット番号のスロット
を用いて受信装置に信号を送信するように構成する。
【0029】一方、受信装置は、さらに、選択装置から
送信された情報により指定されたスロット数で時分割し
て、当該情報により指定されたスロット番号のスロット
を用いて送信装置から信号を受信するように構成する。
【0030】特に、通信トラフィックが高くなればなる
ほど、これに対応付けられたスロット数が大きくなるよ
うに構成する。
【0031】本発明では、通信トラフィックに応じて各
ユーザに割り当てるサブキャリア数を変更し、これに応
じてTDMA伝送方式を併用したOFDM伝送方式を実
現することができる。
【0032】また、本発明の通信システムの選択装置
は、送信装置と一体に構成され、選択装置は、当該情報
を送信装置に有線で送信し、選択装置は、当該情報を受
信装置に無線で送信し、送信装置は、当該信号を受信装
置に無線で送信するように構成することができる。
【0033】また、本発明の通信システムの選択装置
は、受信装置と一体に構成され、選択装置は、当該情報
を、受信装置に有線で送信し、選択装置は、当該情報
を、送信装置に無線で送信し、送信装置は、当該信号
を、受信装置に無線で送信するように構成することがで
きる。
【0034】また、本発明の通信システムの選択装置
は、当該情報を、送信装置、および、受信装置に無線で
送信し、送信装置は、当該信号を、受信装置に無線で送
信するように構成することができる。
【0035】本発明の選択装置は、選択部と、送信部
と、を備えるように構成する。
【0036】ここで、選択部は、直交周波数分割多重伝
送のサブキャリア数を選択する。
【0037】送信部は、選択されたサブキャリア数を指
定する情報を、送信装置、および、受信装置に送信す
る。
【0038】また、本発明の選択装置は、入力受付部を
さらに備えるように構成することができる。
【0039】ここで、入力受付部は、直交周波数分割多
重伝送のサブキャリア数の入力を受け付ける。
【0040】選択部は、入力を受け付けられたサブキャ
リア数を選択する。
【0041】また、本発明の選択装置は、測定部と、取
得部と、をさらに備えるように構成することができる。
【0042】ここで、測定部は、通信トラフィックを測
定する。
【0043】取得部は、測定された通信トラフィックに
あらかじめ対応付けられたスロット数と、使用すべきス
ロット番号と、を取得する。
【0044】選択部は、取得されたスロット数で所定の
定数を割った値をサブキャリア数として選択する。
【0045】送信部は、スロット数と、スロット番号
と、を指定する情報を送信する。
【0046】また、本発明の選択装置の送信部は、当該
情報を無線で送信するように構成することができる。
【0047】本発明の送信装置は、信号受付部と、情報
受信部と、直列並列変換部と、逆フーリエ変換部と、並
列直列変換部と、送信部と、を備えるように構成する。
【0048】ここで、信号受付部は、伝送すべき信号を
受け付ける。
【0049】情報受信部は、サブキャリア数を指定する
情報を受信する。
【0050】直列並列変換部は、受け付けられた信号
を、当該サブキャリア数の信号に直列並列変換して出力
する。
【0051】逆フーリエ変換部は、直列並列変換されて
出力された信号を、逆フーリエ変換して当該サブキャリ
ア数の信号を出力する。
【0052】並列直列変換部は、逆フーリエ変換されて
出力された信号を、並列直列変換した信号を出力する。
【0053】送信部は、並列直列変換されて出力された
信号を送信する。
【0054】また、本発明の送信装置は、上記情報受信
部にかえて、選択部と、情報送信部と、をさらに備える
ように構成することができる。
【0055】ここで、選択部は、サブキャリア数を選択
する。
【0056】情報送信部は、当該サブキャリア数を指定
する情報を送信する。
【0057】また、本発明の送信装置は、上記選択部に
かえて、入力受付部をさらに備えるように構成すること
ができる。
【0058】ここで、入力受付部は、サブキャリア数の
入力を受け付ける。
【0059】また、本発明の送信装置の情報受信部は、
スロット数と、スロット番号と、を指定する情報をさら
に受信し、送信部は、当該スロット数で時分割して、当
該スロット番号のスロットを用いて信号を送信するよう
に構成することができる。
【0060】また、本発明の送信装置は、上記情報受信
部にかえて、測定部と、取得部と、選択部と、情報送信
部と、をさらに備えるように構成することができる。
【0061】ここで、測定部は、通信トラフィックを測
定する。
【0062】取得部は、測定された通信トラフィックに
あらかじめ対応付けられたスロット数と、使用すべきス
ロット番号と、を取得する。
【0063】選択部は、当該スロット数で所定の定数を
割った値をサブキャリア数として選択する。
【0064】情報送信部は、当該サブキャリア数と、当
該スロット数と、当該スロット番号と、を指定する情報
を送信する。
【0065】本発明の受信装置は、受信部と、情報受信
部と、直列並列変換部と、フーリエ変換部と、並列直列
変換部と、出力部と、を備えるように構成する。
【0066】ここで、受信部は、信号を受信する。
【0067】情報受信部は、サブキャリア数を指定する
情報を受信する。
【0068】直列並列変換部は、受信された信号を、当
該サブキャリア数の信号に直列並列変換して出力する。
【0069】フーリエ変換部は、直列並列変換されて出
力された信号を、フーリエ変換して当該サブキャリア数
の信号を出力する。
【0070】並列直列変換部は、フーリエ変換されて出
力された信号を、並列直列変換した信号を出力する。
【0071】出力部は、並列直列変換されて出力された
信号を伝送された信号として出力する。
【0072】また、本発明の受信装置は、上記情報受信
部にかえて、選択部と、情報送信部と、をさらに備える
ように構成することができる。
【0073】ここで、選択部は、サブキャリア数を選択
する。
【0074】情報送信部は、当該サブキャリア数を指定
する情報を送信する。
【0075】また、本発明の受信装置は、上記選択部に
かえて、入力受付部をさらに備えるように構成すること
ができる。
【0076】入力受付部は、サブキャリア数の入力を受
け付ける。
【0077】また、本発明の受信装置の情報受信部は、
スロット数と、スロット番号と、を指定する情報をさら
に受信し、受信部は、当該スロット数で時分割して、当
該スロット番号のスロットを用いて信号を受信するよう
に構成することができる。
【0078】また、本発明の受信装置は、上記情報受信
部にかえて、測定部と、取得部と、情報送信部と、をさ
らに備えるように構成することができる。
【0079】ここで、測定部は、通信トラフィックを測
定する。
【0080】取得部は、測定された通信トラフィックに
あらかじめ対応付けられたスロット数と、使用すべきス
ロット番号と、を取得する。
【0081】情報送信部は、当該サブキャリア数と、当
該スロット数と、当該スロット番号と、を指定する情報
を送信する。
【0082】本発明の選択方法は、選択工程と、送信工
程と、を備えるように構成する。
【0083】ここで、選択工程では、直交周波数分割多
重伝送のサブキャリア数を選択する。
【0084】送信工程では、選択されたサブキャリア数
を指定する情報を、送信装置、および、受信装置に送信
する。
【0085】また、本発明の選択方法は、入力受付工程
をさらに備えるように構成することができる。
【0086】ここで、入力受付工程では、直交周波数分
割多重伝送のサブキャリア数の入力を受け付ける。
【0087】選択工程では、入力を受け付けられたサブ
キャリア数を選択する。
【0088】また、本発明の選択方法では、測定工程
と、取得工程と、をさらに備えるように構成することが
できる。
【0089】ここで、測定工程では、通信トラフィック
を測定する。
【0090】取得工程では、測定された通信トラフィッ
クにあらかじめ対応付けられたスロット数と、使用すべ
きスロット番号と、を取得する。
【0091】選択工程では、取得されたスロット数で所
定の定数を割った値をサブキャリア数として選択する。
【0092】送信工程では、スロット数と、スロット番
号と、を指定する情報を送信する。
【0093】また、本発明の選択方法の送信工程では、
当該情報を無線で送信するように構成することができ
る。
【0094】本発明の送信方法は、信号受付工程と、情
報受信工程と、直列並列変換工程と、逆フーリエ変換工
程と、並列直列変換工程と、送信工程と、を備えるよう
に構成する。
【0095】信号受付工程では、伝送すべき信号を受け
付ける。
【0096】情報受信工程では、サブキャリア数を指定
する情報を受信する。
【0097】直列並列変換工程では、受け付けられた信
号を、当該サブキャリア数の信号に直列並列変換して出
力する。
【0098】逆フーリエ変換工程では、直列並列変換さ
れて出力された信号を、逆フーリエ変換して当該サブキ
ャリア数の信号を出力する。
【0099】並列直列変換工程では、逆フーリエ変換さ
れて出力された信号を、並列直列変換した信号を出力す
る。
【0100】送信工程では、並列直列変換されて出力さ
れた信号を送信する。
【0101】また、本発明の送信方法の情報受信工程に
かえて、選択工程と、情報送信工程と、をさらに備える
ように構成することができる。
【0102】ここで、選択工程では、サブキャリア数を
選択する。
【0103】情報送信工程では、当該サブキャリア数を
指定する情報を送信する。
【0104】また、本発明の送信方法の選択工程にかえ
て、入力受付工程をさらに備えるように構成することが
できる。
【0105】ここで、入力受付工程では、サブキャリア
数の入力を受け付ける。
【0106】また、本発明の送信方法の情報受信工程
は、スロット数と、スロット番号と、を指定する情報を
さらに受信し、送信工程は、当該スロット数で時分割し
て、当該スロット番号のスロットを用いて信号を送信す
るように構成することができる。
【0107】また、本発明の送信方法の情報受信工程に
かえて、測定工程と、取得工程と、選択工程と、情報送
信工程と、をさらに備えるように構成することができ
る。
【0108】ここで、測定工程では、通信トラフィック
を測定する。
【0109】取得工程では、測定された通信トラフィッ
クにあらかじめ対応付けられたスロット数と、使用すべ
きスロット番号と、を取得する。
【0110】選択工程では、当該スロット数で所定の定
数を割った値をサブキャリア数として選択する。
【0111】情報送信工程では、当該サブキャリア数
と、当該スロット数と、当該スロット番号と、を指定す
る情報を送信する。
【0112】本発明の受信方法は、受信工程と、情報受
信工程と、直列並列変換工程と、フーリエ変換工程と、
並列直列変換工程と、出力工程と、を備えるように構成
する。
【0113】ここで、受信工程では、信号を受信する。
【0114】情報受信工程では、サブキャリア数を指定
する情報を受信する。
【0115】直列並列変換工程では、受信された信号
を、当該サブキャリア数の信号に直列並列変換して出力
する。
【0116】フーリエ変換工程では、直列並列変換され
て出力された信号を、フーリエ変換して当該サブキャリ
ア数の信号を出力する。
【0117】並列直列変換工程では、フーリエ変換され
て出力された信号を、並列直列変換した信号を出力す
る。
【0118】出力工程では、並列直列変換されて出力さ
れた信号を伝送された信号として出力する。
【0119】また、本発明の受信方法の情報受信工程に
かえて、選択工程と、情報送信工程と、をさらに備える
ように構成することができる。
【0120】ここで、選択工程では、サブキャリア数を
選択する。
【0121】情報送信工程では、当該サブキャリア数を
指定する情報を送信する。
【0122】また、本発明の受信方法の選択工程にかえ
て、入力受付工程をさらに備えるように構成することが
できる。
【0123】入力受付工程では、サブキャリア数の入力
を受け付ける。
【0124】また、本発明の受信方法の情報受信工程で
は、スロット数と、スロット番号と、を指定する情報を
さらに受信し、受信工程では、当該スロット数で時分割
して、当該スロット番号のスロットを用いて信号を受信
するように構成することができる。
【0125】また、本発明の受信方法の情報受信工程に
かえて、測定工程と、取得工程と、情報送信工程と、を
さらに備えるように構成することができる。
【0126】ここで、測定工程は、通信トラフィックを
測定する。
【0127】取得工程は、測定された通信トラフィック
にあらかじめ対応付けられたスロット数と、使用すべき
スロット番号と、を取得する。
【0128】情報送信工程は、当該サブキャリア数と、
当該スロット数と、当該スロット番号と、を指定する情
報を送信する。
【0129】本発明の通信システム、選択装置、送信装
置、受信装置、選択方法、送信方法、および、受信方法
を実現するプログラムをコンパクトディスク、フロッピ
ーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジ
タルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの
コンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することが
できる。
【0130】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、記憶装置、計算装置、出力装置、通信装置など
を備える汎用コンピュータ、携帯電話機、PHS装置、
ゲーム装置などの携帯端末、並列計算機などの情報処理
装置などで実行させてこれらを選択装置、送信装置、受
信装置として機能させることにより、上記の選択装置、
送信装置、受信装置、選択方法、送信方法、および、受
信方法を実現することができる。
【0131】特に、ソフトウェアラジオ端末のDSP
(Digital Signal Processor)部やFPGA(Field Pr
ogrammable Gate Array)部に、本発明の情報記録媒体
に記録されたプログラムをロードしてこれに対応する回
路を構成して動作させ、あるいは、これに対応する処理
を実行させることにより、上記の選択装置、送信装置、
受信装置、選択方法、送信方法、および、受信方法を実
現することができる。
【0132】また、携帯端末や情報処理装置とは独立し
て、本発明のプログラムを記録した情報記録媒体を配
布、販売することができる。
【0133】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
【0134】また、上述したような前処理と後処理につ
いては、公知の技術が利用できるため、以下では説明を
省略する。
【0135】(通信システムの実施の形態)図3は、本
発明の通信システムの第1の実施形態の概要構成を示す
模式図である。以下、図3を参照して説明する。
【0136】通信システム101は、選択装置201
と、送信装置301と、受信装置401と、を備える。
【0137】選択装置201は、OFDM伝送方式のサ
ブキャリア数を選択して、これを指定する情報を、送信
装置301と受信装置401に送信する。
【0138】送信装置301は、伝送すべき信号を受け
付けるとともに、選択装置201から送信されたサブキ
ャリア数を指定する情報を受信して、当該サブキャリア
数のOFDM伝送方式で伝送すべき信号を処理して送信
する。
【0139】受信装置401は、送信装置301から送
信された信号を受信するとともに、サブキャリア数を指
定する情報を受信して、当該サブキャリア数のOFDM
伝送方式で受信された信号を処理して、伝送された信号
を得る。
【0140】図4から図6は、通信システム101の選
択装置201と、送信装置301と、受信装置401
と、の構成例を示す説明図である。以下、図4から図6
を参照して説明する。
【0141】図4から図6に示す構成例では、通信シス
テム101の選択装置201と、送信装置301と、受
信装置401と、は、送信側機器391や受信側機器4
91の内部に配置される。
【0142】送信側機器391や受信側機器491は、
携帯端末として構成してもよいし、移動体通信の基地局
として構成してもよい。
【0143】図4は、送信側機器391内に、選択装置
201と、送信装置301と、が配置され、受信側機器
491内に、受信装置401が配置される構成を示す。
【0144】送信側機器391内の選択装置201と、
送信装置301と、は、有線でサブキャリア数を指定す
る情報を通信する。一方、送信側機器391内の選択装
置201と、受信側機器491内の受信装置401と、
は、無線でサブキャリア数を指定する情報を通信する。
【0145】図5は、送信側機器391内に、送信装置
301が配置され、受信側機器491内に、選択装置2
01と、受信装置401と、が配置される構成を示す。
【0146】受信側機器491内の選択装置201と、
受信装置401と、は、有線でサブキャリア数を指定す
る情報を通信する。一方、送信側機器391内の送信装
置301と、受信側機器491内の選択装置201と、
は、無線でサブキャリア数を指定する情報を通信する。
【0147】図6は、選択装置201が、選択装置A部
201aと選択装置B部201bとに分割されて、それ
ぞれが、送信側機器391と、受信側機器491と、に
配置される構成を示す。
【0148】選択装置201内の選択装置A部201a
と選択装置B部201bとの間の情報の伝達は無線で行
われる。選択装置201と、送信側機器391内の送信
装置301と、は、有線でサブキャリア数を指定する情
報を通信する。選択装置201と、受信側機器491内
の受信装置401と、は、有線でサブキャリア数を指定
する情報を通信する。
【0149】(選択装置の実施の形態)図7は、本発明
の選択装置の第1の実施形態の概要構成を示す模式図で
ある。以下、図7を参照して説明する。なお、上述の図
に示す要素と同じ要素には、同じ符号を付してある。
【0150】選択装置201の選択部501は、サブキ
ャリア数を選択する。情報送信部502は、選択された
サブキャリア数を指定する情報を、送信装置301、お
よび、受信装置401に送信する。
【0151】上述のように選択装置201が、送信装置
301、または、受信装置401と一体に構成された場
合、送信装置301と、受信装置401と、のうち、一
体に構成された側には有線で、サブキャリア数を指定す
る情報を送信し、他方には無線で、サブキャリア数を指
定する情報を送信する。
【0152】サブキャリア数を指定する情報を無線で送
信する場合には、OFDM伝送方式で伝送すべき信号を
伝送する際に用いるアンテナなどの通信機器を、送信装
置301や受信装置401と共有することができる。
【0153】このように、サブキャリア数は、選択装置
201が動的に選択することができる。動的に選択され
たサブキャリア数は、後述するように送信装置301
と、受信装置401と、の間で共有されるため、必要に
応じて、これらの間でなされるOFDM伝送方式のサブ
キャリア数を動的に変更することができるようになる。
【0154】サブキャリア数の選択の範囲は、送信装置
301と、受信装置401と、の間で要求される通信品
質や、通信システムが置かれている電波伝搬環境特性に
応じて変更することができる。
【0155】(送信装置の実施の形態)図8は、本発明
の送信装置の実施形態の概要構成を示す模式図である。
以下、図8を参照して説明する。なお、上述の図に示す
要素と同じ要素には、同じ符号を付してある。
【0156】送信装置301の信号受付部601は、伝
送すべき信号を受け付ける。伝送すべき信号は、ディジ
タル信号でもアナログ信号でもよい。受け付けた信号
は、従来のOFDM伝送方式で採用されているものと同
様の前処理が行われる。
【0157】一方、情報受信部602は、選択装置20
1から送信されたサブキャリア数を指定する情報を受信
する。当該サブキャリア数は、動的に変更することがで
きるため、サブキャリア数を動的に変化させるOFDM
伝送が可能になる。
【0158】直列並列変換部603は、当該サブキャリ
ア数に合わせて、信号受付部601が受け付けた信号を
直列並列変換して、複数の信号を出力する。この複数の
信号の数は、当該サブキャリア数である。
【0159】逆フーリエ変換部604は、この複数の信
号を、直交する周波数の分布として扱い、当該周波数分
布に対応する信号の時系列を表す信号を複数出力する。
逆フーリエ変換部604の入力信号および出力信号の数
も、当該サブキャリア数に応じて変化する。
【0160】並列直列変換部605は、逆フーリエ変換
済みの複数の出力信号を、並列直列変換して、単一の信
号を出力する。並列直列変換部605の入力信号の数
も、同様に、当該サブキャリア数に応じて変化する。
【0161】並列直列変換部605から出力された単一
の信号は、送信部606で、従来のOFDM伝送方式の
送信装置と同様に、適宜ディジタル−アナログ変換さ
れ、アップコンバートされて受信装置401へ送信され
る。
【0162】このように、直列並列変換部603、逆フ
ーリエ変換部604、並列直列変換部605で処理する
信号の数が、情報受信部602が受信した情報により指
定されるサブキャリア数に支配され、この数は動的に変
化する。
【0163】したがって、直列並列変換部603、逆フ
ーリエ変換部604、並列直列変換部605は、サブキ
ャリア数をパラメータとして受け付けて動作を変更し、
それ以外の共通モジュールはすでに構成設定されている
ような、ソフトウェアラジオ方式の構成をとることがで
きる。
【0164】また、DSPやFPGAにより構成し、サ
ブキャリア数が変更されるたびに回路の構成設定を変更
するような実施形態を採用してもよい。
【0165】また、直列並列変換部603、逆フーリエ
変換部604、並列直列変換部605が行う処理を、高
速なCPU(Central Processing Unit;中央処理ユニ
ット)がディジタル処理により実行する実施形態をとる
こともできる。
【0166】(受信装置の実施の形態)図9は、本発明
の受信装置の実施形態の概要構成を示す模式図である。
以下、図9を参照して説明する。なお、上述の図に示す
要素と同じ要素には、同じ符号を付してある。
【0167】受信装置401の受信部701は、送信装
置301が送信した信号を受信する。また、受信部70
1では、従来のOFDM伝送方式の受信装置と同様に、
受信した信号をダウンコンバートし、適切な間隔でサン
プリングを行ってアナログ−ディジタル変換を行う。
【0168】情報受信部702は、選択装置201から
送信されたサブキャリア数を指定する情報を受信する。
当該サブキャリア数は、送信装置301と同じ値に動的
に変更することができるため、サブキャリア数を動的に
変化させるOFDM伝送が可能になる。
【0169】直列並列変換部703は、当該サブキャリ
ア数に合わせて、受信部701が受信した信号を直列並
列変換して、複数の信号を出力する。この複数の信号の
数は、当該サブキャリア数である。
【0170】フーリエ変換部704は、この複数の信号
を、信号の時系列として扱い、これに対応する直交周波
数の分布を表す信号を複数出力する。フーリエ変換部7
04の入力信号および出力信号の数も、当該サブキャリ
ア数に応じて変化する。このようにして、送信装置30
1において変換された信号を逆変換する。
【0171】並列直列変換部705は、フーリエ変換済
みの複数の出力信号を、並列直列変換部して、単一の信
号を出力する。並列直列変換部705の入力信号の数
も、同様に、当該サブキャリア数に応じて変化する。
【0172】並列直列変換部705から出力された単一
の信号は、出力部706で、従来のOFDM伝送方式の
受信装置で実行される後処理と同様の処理を受けて、伝
送された信号を出力する。
【0173】このように、直列並列変換部703、フー
リエ変換部704、並列直列変換部705で処理する信
号の数が、情報受信部702が受信した情報により指定
されるサブキャリア数に支配され、この数は動的に変化
する。ただし、当該サブキャリア数は、送信装置301
と同じ値である。
【0174】したがって、直列並列変換部703、フー
リエ変換部704、並列直列変換部705は、サブキャ
リア数をパラメータとして受け付けて動作を変更し、そ
れ以外の共通モジュールはすでに構成設定されているよ
うな、ソフトウェアラジオ方式の構成をとることができ
る。
【0175】また、DSPやFPGAにより構成し、サ
ブキャリア数が変更されるたびに回路の構成設定を変更
するような実施形態を採用してもよい。
【0176】また、直列並列変換部703、フーリエ変
換部704、並列直列変換部705が行う処理を、高速
なCPUがディジタル処理により実行する実施形態をと
ることもできる。
【0177】(第2の実施形態)第2の実施形態の構成
は、上述の実施形態と概ね同様であるが、選択装置の構
成が異なる。以下、説明する。
【0178】図10は、本発明の選択装置の第2の実施
形態の概要構成を示す模式図である。以下、図10を参
照して説明する。なお、上述の図に示す要素と同じ要素
には、同じ符号を付してある。
【0179】選択装置201の入力受付部801は、ユ
ーザや他の制御機器等によるサブキャリア数の入力を受
け付ける。選択部501は、受け付けられたサブキャリ
ア数を選択する。情報送信部502は、選択されたサブ
キャリア数を指定する情報を、送信装置301、およ
び、受信装置401に送信する。
【0180】入力受付部801が送信側機器391と一
体に構成されている場合は、たとえば、送信側のユーザ
が通話中に、送信側機器391に用意されたボタンやス
イッチ、ダイアルなどを操作することにより、通話の品
質を必要に応じて高くしたり低くしたりできる。送信側
機器391が何らかの制御装置に接続されている場合
は、当該制御装置の指示にしたがって、動的にサブキャ
リア数を変化させることができる。入力受付部801が
受信側機器491と一体に構成されている場合も同様で
ある。
【0181】本実施形態では、たとえばユーザの要求に
より、通話品質を動的に変更することができるような、
OFDM伝送方式の通信システムを実現することができ
る。
【0182】(第3の実施形態)第3の実施形態は、セ
ルラー方式での通信と併用するのに好適な実施形態であ
る。以下、図を参照しつつ説明する。
【0183】図11は、セルラー方式のセルと、当該セ
ルで使用される通信チャンネルの設定を示す説明図であ
る。
【0184】サービスエリアは、干渉波が十分に減衰す
るような距離だけ離れて、基地局が配置されている。基
地局には、当該セル内のユーザが持つ携帯端末と通信す
るための送信装置、および、受信装置が備えられてい
る。ユーザの携帯端末は、これに対応する受信装置、お
よび、送信装置を備える。
【0185】各セルは、電波伝搬特性が同じであるなら
ば、基地局の位置を母点としてボロノイ分割されたもの
である。図11に示す例では、各セルはいずれも6角形
になっている。
【0186】現実には、位置によって電波伝搬特性が異
なるため、これとは異なる形状のセルに分割される。
【0187】さて、このようなセルの基地局同士でも干
渉を防止するため、複数の通信チャンネルを用意し、隣
り合うセルでは異なる通信チャンネルを使用するように
設定する。図11に示す例では、A、B、C、Dの4つ
のチャンネルが用いられている。
【0188】離れたセルでは、同じチャンネルを使用し
て通信するが、距離により干渉が十分に減衰するため、
チャンネルを再利用して周波数資源の節約を図ることが
できる。
【0189】図12は、このようなセルラー方式の通信
システムにおいて、各セル内のユーザの分布と通信トラ
フィックとの関係を示す。
【0190】図12に示す説明図では、1から7の番号
が付けられた7人のユーザが分布している。本実施形態
では、隣接するセルにユーザがいる場合は高トラフィッ
ク、いない場合は低トラフィック、のように分類する。
なお、これ以外の分類も採用することができ、当該実施
形態も本発明の範囲に含まれる。
【0191】セルラー方式と本発明のOFDM伝送方式
とを併用する本実施形態では、高トラフィック下では時
分割多重伝送により各ユーザ間の干渉をおさえる一方
で、低トラフィック下では通信チャンネルを当該ユーザ
に占有させて大容量伝送を行う。
【0192】図13は、本実施形態の選択装置の概要構
成を示す説明図である。以下、図13を参照して説明す
る。なお、上述の図に示す要素と同じ要素には、同じ符
号を付してある。
【0193】選択装置201の測定部1101は、通信
トラフィックを測定する。上述のように、本実施形態で
は、隣接するセルにユーザがいる場合は高トラフィッ
ク、いない場合は低トラフィック、のように2段階に分
けて測定する。この場合、各携帯端末に設定されたユー
ザ情報を用いる。
【0194】取得部1102は、測定された通信トラフ
ィックにあらかじめ対応付けられたスロット数と、使用
すべきスロット番号と、を取得する。本実施形態では、
高トラフィックにはスロット数4が、低トラフィックに
はスロット数1が、それぞれ対応付けられている。
【0195】また、高トラフィック下では、異なるユー
ザに対して、異なるスロット番号を割り当てる。
【0196】選択部501は、取得されたスロット数
で、所定の値を割った値をサブキャリア数として選択す
る。したがって、本実施形態では、高トラフィック下で
は、低トラフィック下の4分の1のサブキャリア数が選
択される。
【0197】情報送信部502は、選択されたサブキャ
リア数を指定する情報と、取得されたスロット数と、ス
ロット番号と、を、指定する情報と、を、送信装置30
1、および、受信装置401に送信する。
【0198】図14は、低トラフィック下と高トラフィ
ック下とのサブキャリア数、フレームの関係を示す説明
図である。
【0199】高トラフィック下では、使用サブキャリア
数が最大時(低トラフィック時)の4分の1になり、伝
送速度も4分の1になる。このため、本来の伝送フレー
ム(4スロット時間長に等しい)を4つのスロットに時
分割し、そのうちの、取得されたスロット番号のスロッ
トを選択して、これを1フレームとして当該ユーザ(送
信装置301と受信装置401の対)に使用させること
により、伝送を行う。
【0200】なお、使用すべきスロット番号の選択は、
たとえば、ランダムに選択することもできるし、別途適
切なアルゴリズムを用意してもよい。
【0201】選択装置201で取得された時分割装置の
ためのスロット数とスロット番号を用いて、送信装置3
01の送信部606と、受信装置401の受信部701
と、は時分割で通信を行う。
【0202】図15は、図12に示すユーザ分布の場合
に、各ユーザが送受信に用いる信号のフレームの様子を
示す説明図である。ユーザ1、2は、低トラフィック下
にあるため、前者は最大サブキャリア数を用いて通信を
行っている。
【0203】ユーザ3〜7は、高トラフィック下にある
ため、それぞれが4分の1のサブキャリア数を使い、通
信スロットを選択することで干渉を低減している。たと
えば、ユーザ3とユーザ4とは、ユーザが密集している
地域にいるので、異なるスロットを用いて通信する。こ
れにより、相互の干渉による伝送特性の劣化を低減する
ことができる。
【0204】本実施形態のこれ以外の構成は、上記実施
形態と同様である。
【0205】(第4の実施形態)第4の実施形態は、第
3の実施形態と概ね同様であるが、選択装置201の測
定部1101と、取得部1102がさらに高度な判断を
行ってスロット数やスロット番号を取得する点が異な
る。
【0206】すなわち、サブキャリア数を設定した場合
のユーザ間の干渉と、伝送品質には相関があるため、こ
れらを適切に制御することで、システム全体のQOS
(Quality Of Service;サービス品質)、すなわち、伝
送品質および伝送容量等を動的に制御する。この制御に
は、第3の実施形態よりも高度なアルゴリズムを利用す
る。
【0207】たとえば、通信システム内の各ユーザが亨
受することができるQOSを数値化し、その総和が最大
になるようにそれぞれのユーザ利用すべきスロット数を
変更する最適化アルゴリズムなどを採用することができ
る。
【0208】(第5の実施形態)上記実施形態では、送
信装置301の入力受付部601で、従来の前処理に相
当する処理を行い、受信装置401の出力部706で、
従来の後処理に相当する処理を行うが、これらの処理を
行う場所は、適宜変更することができる。たとえば、直
列並列変換部603が直列並列変換を行った後に前処理
に相当する処理を行ってもよい。並列直列変換部705
が並列直列変換を行う前に後処理に相当する処理を行っ
てもよい。これらの実施形態も本発明の範囲に含まれ
る。
【0209】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
OFDM伝送方式のサブキャリア数を必要に応じて選択
するのに好適な通信システム、選択装置、送信装置、受
信装置、選択方法、送信方法、受信方法、および、これ
らを実現するプログラムを記録した情報記録媒体を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のOFDM伝送方式の通信システムの概要
構成を示す模式図である。
【図2】OFDM伝送方式の周波数スペクトルの様子を
示す説明図である。
【図3】本発明の通信システムの実施例の概要構成を示
す模式図である。
【図4】本発明の通信システムの各要素の種々の構成例
を示す模式図である。
【図5】本発明の通信システムの各要素の種々の構成例
を示す模式図である。
【図6】本発明の通信システムの各要素の種々の構成例
を示す模式図である。
【図7】本発明の選択装置の実施例の概要構成を示す模
式図である。
【図8】本発明の送信装置の実施例の概要構成を示す模
式図である。
【図9】本発明の受信装置の実施例の概要構成を示す模
式図である。
【図10】本発明の選択装置の第2の実施例の概要構成
を示す模式図である。
【図11】セルラー方式のセルと、当該セルで使用され
る通信チャンネルの設定を示す説明図である。
【図12】セルラー方式の各セル内のユーザの分布と通
信トラフィックとの関係を示す説明図である。
【図13】本発明の選択装置の第2の実施例の概要構成
を示す模式図である。
【図14】低トラフィック下と高トラフィック下とのサ
ブキャリア数、フレームの関係を示す説明図である。
【図15】各ユーザが送受信に用いる信号のフレームの
様子を示す説明図である。
【符号の説明】
11 従来の通信システム 21 従来の送信装置 22 前処理部 23 直列並列変換部 24 逆フーリエ変換部 25 並列直列変換部 26 送信部 31 従来の受信装置 32 受信部 33 直列並列変換部 34 フーリエ変換部 35 並列直列変換部 36 後処理部 101 通信システム 201 選択装置 301 送信装置 391 送信側機器 401 受信装置 491 受信側機器 501 選択部 502 情報送信部 601 信号受付部 602 情報受信部 603 直列並列変換部 604 逆フーリエ変換部 605 並列直列変換部 606 送信部 701 受信部 702 情報受信部 703 直列並列変換部 704 フーリエ変換部 705 並列直列変換部 706 出力部 801 入力受付部 1101 測定部 1102 取得部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤瀬 雅行 神奈川県横須賀市光の丘3丁目4番 郵 政省通信総合研究所 横須賀無線通信研 究センター内 (56)参考文献 特開 平11−27231(JP,A) 特開 平10−173625(JP,A) 特開 平11−261520(JP,A) 特開 平7−87049(JP,A) 特開 平1−158838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 11/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択装置と、送信装置と、受信装置と、を
    備える通信システムであって、前記送信装置と、前記受
    信装置と、は、セルラー方式により通信し、 (a)前記選択装置は、 直交周波数分割多重伝送のサブキャリア数を選択し、 前記選択されたサブキャリア数を指定する情報を、前記
    送信装置、および、前記受信装置に送信し、 (b)前記送信装置は、 伝送すべき信号を受け付け、 前記選択装置から送信されたサブキャリア数を指定する
    情報を受信し、 前記受け付けられた信号を、当該サブキャリア数の信号
    に直列並列変換して出力し、 前記直列並列変換されて出力された信号を、逆フーリエ
    変換して当該サブキャリア数の信号を出力し、 前記逆フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列
    変換した信号を出力し、 前記並列直列変換されて出力された信号を前記受信装置
    に送信し、 (c)前記受信装置は、 前記送信装置から送信された信号を受信し、 前記選択装置から送信されたサブキャリア数を指定する
    情報を受信し、 前記受信された信号を、当該サブキャリア数の信号に直
    列並列変換して出力し、 前記直列並列変換されて出力された信号を、フーリエ変
    換して当該サブキャリア数の信号を出力し、 前記フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列変
    換した信号を出力し、 前記並列直列変換されて出力された信号を伝送された信
    号として出力し、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 前記選択装置は、さらに、 通信トラフィックを測定し、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得し、 当該スロット数で所定の定数を割った値を前記送信され
    る情報により指定されるサブキャリア数として選択し、 前記送信される情報は、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、をさらに指定し、 前記送信装置は、さらに、 前記選択装置から送信された情報により指定されたスロ
    ット数で時分割して、当該情報により指定されたスロッ
    ト番号のスロットを用いて前記受信装置に信号を送信
    し、 前記受信装置は、さらに、 前記選択装置から送信された情報により指定されたスロ
    ット数で時分割して、当該情報により指定されたスロッ
    ト番号のスロットを用いて前記送信装置から信号を受信
    し、 前記選択装置は、当該選択装置が存在するセルに隣接す
    るセルにおいて当該セルラー方式により通信しようとす
    る他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとして測
    定する ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記選択装置は、前記送信装置と一体に構
    成され、 前記選択装置は、当該情報を前記送信装置に有線で送信
    し、 前記選択装置は、当該情報を前記受信装置に無線で送信
    し、 前記送信装置は、当該信号を前記受信装置に無線で送信
    することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】前記選択装置は、前記受信装置と一体に構
    成され、 前記選択装置は、当該情報を、前記受信装置に有線で送
    信し、 前記選択装置は、当該情報を、前記送信装置に無線で送
    信し、 前記送信装置は、当該信号を、前記受信装置に無線で送
    信することを特徴とする請求項1に記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記選択装置は、当該情報を、前記送信装
    置、および、前記受信装置に無線で送信し、 前記送信装置は、当該信号を、前記受信装置に無線で送
    信することを特徴とする請求項1に記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】直交周波数分割多重伝送のサブキャリア数
    を選択する選択部と、 前記選択されたサブキャリア数を指定する情報を、セル
    ラー方式により通信する送信装置、および、受信装置に
    送信する送信部と、 を備え、 前記送信装置と、前記受信装置と、において、直交周波
    数分割多重伝送に用いられる当該サブキャリア数の信号
    のそれぞれの周波数帯域を重ねると所定の周波数帯域を
    覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 通信トラフィックを測定する測定部と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得部と、 をさらに備え、 前記選択部は、前記取得されたスロット数で所定の定数
    を割った値をサブキャリア数として選択し、 前記送信部は、前記スロット数と、スロット番号と、を
    指定する情報を送信し、 前記選択装置は、当該選択装置が存在するセルに隣接す
    るセルにおいて当該セ ルラー方式により通信しようとす
    る他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとして測
    定する ことを特徴とする選択装置。
  6. 【請求項6】前記送信部は、当該情報を無線で送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の選択装置。
  7. 【請求項7】伝送すべき信号を受け付ける信号受付部
    と、通信トラフィックを測定する測定部と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得部と、 当該スロット数で所定の定数を割った値をサブキャリア
    数として選択する選択部と、 当該サブキャリア数と、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、を指定する情報を送信する情報送信部と、 前記受け付けられた信号を、当該サブキャリア数の信号
    に直列並列変換して出力する直列並列変換部と、 前記直列並列変換されて出力された信号を、逆フーリエ
    変換して当該サブキャリア数の信号を出力する逆フーリ
    エ変換部と、 前記逆フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列
    変換した信号を出力する並列直列変換部と、 前記並列直列変換されて出力された信号をセルラー方式
    により送信する送信部と、 を備え、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 前記送信部は、当該スロット数で時分割して、当該スロ
    ット番号のスロットを用いて信号を送信し、 前記測定部は、当該送信装置が存在するセルに隣接する
    セルにおいて当該セルラー方式により通信しようとする
    他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとして測定
    する ことを特徴とする送信装置。
  8. 【請求項8】 信号をセルラー方式により受信する受信部
    と、通信トラフィックを測定する測定部と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得部と、 前記取得されたスロット数で所定の定数を割った値をサ
    ブキャリア数として選択する選択部と、 当該サブキャリア数と、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、を指定する情報を送信する情報送信部と、 前記受信された信号を、当該サブキャリア数の信号に直
    列並列変換して出力する直列並列変換部と、 前記直列並列変換されて出力された信号を、フーリエ変
    換して当該サブキャリア数の信号を出力するフーリエ変
    換部と、 前記フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列変
    換した信号を出力する並列直列変換部と、 前記並列直列変換されて出力された信号を伝送された信
    号として出力する出力部と、 を備え、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 前記情報受信部は、スロット数と、スロット番号と、を
    指定する情報をさらに受信し、 前記受信部は、当該スロット数で時分割して、当該スロ
    ット番号のスロットを用いて信号を受信し、 前記測定部は、当該受信装置が存在するセルに隣接する
    セルにおいて当該セルラー方式により通信しようとする
    他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとして測定
    する ことを特徴とする受信装置。
  9. 【請求項9】 直交周波数分割多重伝送のサブキャリア数
    を選択する選択工程と、 前記選択されたサブキャリア数を指定する情報を、セル
    ラー方式により通信する送信装置、および、受信装置に
    送信する送信工程と、 を備え、 前記送信装置と、前記受信装置と、において、直交周波
    数分割多重伝送に用いられる当該サブキャリア数の信号
    のそれぞれの周波数帯域を重ねると所定の周波数帯域を
    覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 通信トラフィックを測定する測定工程と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得工程と、 をさらに備え、 前記選択工程は、前記取得されたスロット数で所定の定
    数を割った値をサブキャリア数として選択し、 前記送信工程は、前記スロット数と、スロット番号と、
    を指定する情報を送信し、 前記装置装置もしくは前記受信装置が存在するセルに隣
    接するセルにおいて当該セルラー方式により通信しよう
    とする他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとし
    て測定する ことを特徴とする選択方法。
  10. 【請求項10】 前記送信工程は、当該情報を無線で送信
    することを特徴とする請求項9に記載の選択方法。
  11. 【請求項11】 伝送すべき信号を受け付ける信号受付工
    程と、通信トラフィックを測定する測定工程と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得工程と、 当該スロット数で所定の定数を割った値をサブキャリア
    数として選択する選択工程と、 当該サブキャリア数と、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、を指定する情報を送信する情報送信工程と、 前記受け付けられた信号を、当該サブキャリア数の信号
    に直列並列変換して出力する直列並列変換工程と、 前記直列並列変換されて出力された信号を、逆フーリエ
    変換して当該サブキャリア数の信号を出力する逆フーリ
    エ変換工程と、 前記逆フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列
    変換した信号を出力する並列直列変換工程と、 前記並列直列変換されて出力された信号をセルラー方式
    により送信する送信工程と、 を備え、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 前記情報受信工程は、スロット数と、スロット番号と、
    を指定する情報をさらに受信し、 前記送信工程は、当該スロット数で時分割して、当該ス
    ロット番号のスロットを用いて信号を送信し、 前記測定行程は、当該送信方法が使用される場所が属す
    るセルに隣接するセルにおいて当該セルラー方式により
    通信しようとする他のユーザの有無を、当該通信トラフ
    ィックとして測定する ことを特徴とする送信方法。
  12. 【請求項12】 信号をセルラー方式により受信する受信
    工程と、通信トラフィックを測定する測定工程と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得工程と、 前記取得されたスロット数で所定の定数を割った値をサ
    ブキャリア数として選択する選択工程と、 当該サブキャリア数と、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、を指定する情報を送信する情報送信工程と、 前記受信された信号を、当該サブキャリア数の信号に直
    列並列変換して出力する直列並列変換工程と、 前記直列並列変換されて出力された信号を、フーリエ変
    換して当該サブキャリア数の信号を出力するフーリエ変
    換工程と、 前記フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列変
    換した信号を出力する並列直列変換工程と、 前記並列直列変換されて出力された信号を伝送された信
    号として出力する出力工程と、 を備え、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例し、 前記受信工程は、当該スロット数で時分割して、当該ス
    ロット番号のスロットを用いて信号を受信し、 前記測定行程は、当該受信方法が使用される場所が属す
    るセルに隣接するセルにおいて当該セルラー方式により
    通信しようとする他のユーザの有無を、当該通信トラフ
    ィックとして測定する ことを特徴とする受信方法。
  13. 【請求項13】 直交周波数分割多重伝送のサブキャリア
    数を選択する選択手順と、 前記選択されたサブキャリア数を指定する情報を、セル
    ラー方式により通信する送信装置、および、受信装置に
    送信する送信手順と、を備え、 前記送信装置と、前記受信装置と、において、直交周波
    数分割多重伝送に用いられる当該サブキャリア数の信号
    のそれぞれの周波数帯域を重ねると所定の周波数帯域を
    覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例する 処理を実現することを特徴とするプログラムを記録した
    コンピュータ読取可能な情報記録媒体であって、 通信トラフィックを測定する測定手順と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得手順と、 をさらに備え、 前記選択手順は、前記取得されたスロット数で所定の定
    数を割った値をサブキャリア数として選択し、 前記送信手順は、前記スロット数と、スロット番号と、
    を指定する情報を送信し、 前記測定手順は、当該コンピュータが存在するセルに隣
    接するセルにおいて当該セルラー方式により通信しよう
    とする他のユーザの有無を、当該通信トラフィ ックとし
    て測定する ことを特徴とするプログラムを記録した情報
    記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記送信手順は、当該情報を無線で送信
    することを特徴とするプログラムを記録した請求項13
    記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 伝送すべき信号を受け付ける信号受付手
    順と、 通信トラフィックを測定する測定手順と、前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得手順と、 当該スロット数で所定の定数を割った値をサブキャリア
    数として選択する選択手順と、 当該サブキャリア数と、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、を指定する情報を送信する情報送信手順と、 前記受け付けられた信号を、当該サブキャリア数の信号
    に直列並列変換して出力する直列並列変換手順と、 前記直列並列変換されて出力された信号を、逆フーリエ
    変換して当該サブキャリア数の信号を出力する逆フーリ
    エ変換手順と、 前記逆フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列
    変換した信号を出力する並列直列変換手順と、 前記並列直列変換されて出力された信号をセルラー方式
    により送信する送信手順と、 を備え、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例する処理を実現す
    ることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ
    読取可能な情報記録媒体であって、 前記情報受信手順は、スロット数と、スロット番号と、
    を指定する情報をさらに受信し、 前記送信手順は、当該スロット数で時分割して、当該ス
    ロット番号のスロットを用いて信号を送信し、 前記測定手順は、当該コンピュータが存在するセルに隣
    接するセルにおいて当該セルラー方式により通信しよう
    とする他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとし
    て測定する ことを特徴とするプログラムを記録した情報
    記録媒体。
  16. 【請求項16】 信号をセルラー方式により受信する受信
    手順と、通信トラフィックを測定する測定手順と、 前記測定された通信トラフィックにあらかじめ対応付け
    られたスロット数と、使用すべきスロット番号と、を取
    得する取得手順と、 前記取得されたスロット数で所定の定数を割った値をサ
    ブキャリア数として選択する選択手順と、 当該サブキャリア数と、当該スロット数と、当該スロッ
    ト番号と、を指定する情報を送信する情報送信手順と、 前記受信された信号を、当該サブキャリア数の信号に直
    列並列変換して出力する直列並列変換手順と、 前記直列並列変換されて出力された信号を、フーリエ変
    換して当該サブキャリア数の信号を出力するフーリエ変
    換手順と、 前記フーリエ変換されて出力された信号を、並列直列変
    換した信号を出力する並列直列変換手順と、 前記並列直列変換されて出力された信号を伝送された信
    号として出力する出力手順と、 を備え、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれの周波数帯域を重
    ねると所定の周波数帯域を覆い、 当該サブキャリア数の信号のそれぞれのサブキャリアの
    幅は、当該サブキャリア数に略反比例する処理を実現す
    ることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ
    読取可能な情報記録媒体であって、 前記受信手順は、当該スロット数で時分割して、当該ス
    ロット番号のスロットを用いて信号を受信し、 前記測定手順は、当該コンピュータが存在するセルに隣
    接するセルにおいて当該セルラー方式により通信しよう
    とする他のユーザの有無を、当該通信トラフィックとし
    て測定する ことを特徴とするプログラムを記録した情報
    記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記情報記録媒体は、コンパクトディス
    ク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気デ
    ィスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、また
    は、半導体メモリであることを特徴とする請求項13か
    ら16のいずれか1項に記載の情報記録媒体。
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