JP3421669B2 - 面放電型プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

面放電型プラズマディスプレイ装置

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JP3421669B2
JP3421669B2 JP2002207365A JP2002207365A JP3421669B2 JP 3421669 B2 JP3421669 B2 JP 3421669B2 JP 2002207365 A JP2002207365 A JP 2002207365A JP 2002207365 A JP2002207365 A JP 2002207365A JP 3421669 B2 JP3421669 B2 JP 3421669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面放電型プラズマディ
スプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型で且つ厚みの薄いカラー表示
装置として、面放電型AC形プラズマディスプレイ装置
が期待されている。面放電型プラズマディスプレイ装置
の多くは、3電極構造を採っている。この種のプラズマ
ディスプレイ装置は、2枚の基板、すなわち前面ガラス
基板及び背面ガラス基板が所定間隙を介して対向配置さ
れている。表示面としての上記前面ガラス基板の内面
(背面ガラス基板と対向する面)には、互いに対となっ
ている複数の行電極対が形成されている。背面ガラス基
板には、蛍光体が塗布された複数の列電極が形成されて
いる。上記表示面側から見て、1つの行電極対と1つの
列電極との交差部が1画素に対応した画素セルとなって
いる。
【0003】ここで、かかるプラズマディスプレイ装置
にてディスプレィサイズの大型化を実現しようとする
と、上記各行電極及び列電極もこれに応じて大型のもの
となる。しかしながら、上記電極を大型化すると電極面
積も増大するため、かかる電極に供給する電流量も電極
面積に比例して増加することになり、これに応じて消費
電力が増大するという問題が発生した。さらに、消費電
力の増大によってプラズマディスプレイパネルの温度が
上昇するので、画素セルのアドレス不良などが発生しや
すいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題を
解決するためになされたものであり、ディスプレィパネ
ルのサイズを大型化しても高輝度で且つ比較的小なる消
費電力にて放電発光表示が可能な面放電型プラズマディ
スプレイ装置を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による面放電型プ
ラズマディスプレイ装置は、水平方向に互いに平行に伸
長して形成されている複数の行電極対と、前記行電極対
と離間して対向し垂直方向に互いに平行に伸長して形成
されている複数の列電極と、を有し、前記行電極対及び
前記列電極の各交差部にて放電発光画素領域が形成され
ている面放電型プラズマディスプレイ装置であって、前
記行電極対を為す第1行電極及び第2行電極の各々は、
前記水平方向に伸長する本体部と、前記放電発光画素領
域内において垂直方向に前記本体部から突出する突出部
とを有し、前記第1行電極及び前記第2行電極各々の
記突出部は、水平方向における幅が所定の第1幅の先端
部と、前記先端部と前記本体部とを連結しかつ水平方向
における幅が前記第1幅よりも狭い第2幅の狭小部と、
からなり、前記第1行電極及び前記第2行電極各々の前
記突出部の前記垂直方向における長さが互いに同一であ
ることを特徴とする
【0006】
【実施例】以下に、本発明による面放電型プラズマディ
スプレイ装置を図面を参照しながら説明する。図1にお
いて、10は3電極構造を採る面放電型ACプラズマデ
ィスプレイ装置の画素セルを示し、この画素セル10
は、例えば100〜200μmの間隙を介して互いに平
行に対向する背面基板12及び透明なガラス製の表面基
板14と、表面基板14と背面基板12との間隙を保持
するために背面基板12に形成された隔壁16とを含
む。そして、表面基板14、背面基板12及び互いに隣
接する隔壁16,16によって囲まれた空間の各々が放
電空間18として画定される。
【0007】表面基板14はプラズマディスプレイ装置
の表示面となり、この表面基板14の背面基板12と対
向する面には、互いに平行に伸長し対をなす維持電極と
しての行電極Xi ,Yi (i =1,2,・・・,n)か
らなる行電極対の複数が、例えばITOや酸化錫(Sn
O)などの蒸着によりおよそ数百nmの膜厚で水平方向
に形成されている。さらに、これらの行電極対を覆うよ
うに誘電体層20がおよそ10μmの膜厚で形成され、
この誘電体層20の上には酸化マグネシウム(MgO)
からなるMgO層(図示せず)がおよそ数百nmの膜厚
で積層形成されている。
【0008】隔壁16は、背面基板12に行電極対Xi
,Yi と直交する方向、すなわち垂直方向に伸長する
ように、例えば厚膜印刷技術を用いて複数が互いに平行
に例えば380μm毎に形成されている。なお、隔壁の
間隔は380μmに限らず、表示面となるプラズマディ
スプレイパネルのサイズや画素数に応じて適切な値に変
更することができる。
【0009】この互いに隣接する隔壁16,16間の背
面基板12に亘って垂直方向にアドレス電極となる列電
極22が形成されている。列電極22は、例えばアルミ
ニウム(Al)やアルミニウム合金からなり、行電極対
Xi ,Yi と対向しながらおよそ100nmの膜厚で背
面基板12に垂直方向に伸長して形成されている。列電
極22はAlやAl合金などの反射率の高い金属にて形
成されているので、波長帯域:380〜650nmにお
いて80%以上の反射率を有している。
【0010】なお、列電極22は、AlやAl合金に限
らず、高い反射率を有するCu,Auなどの適宜の金属
や合金にて作製することができる。従って、行電極対X
i ,Yi と列電極22との交点を中心とする発光画素領
域Pが放電空間18内に形成される。上述の如く、行電
極対Xi ,Yi 及び列電極22が形成された表面基板1
4及び背面基板12は封着されて放電空間18の排気が
行われ、さらにベーキングによりMgO層の表面の水分
が除去される。次に、放電空間18に希ガスとして例え
ばキセノン(Xe)を1〜10%含む不活性混合ガスが
200〜600torr封入される。
【0011】なお、上記プラズマディスプレイ装置にお
いてカラー表示を行う場合は、例えば各列電極22を覆
うように背面基板12の上方から下方に向けて光の3原
色R,G,Bに対応する蛍光体膜を順に発光層として形
成すれば良い。このようにして、発光可能な画素セル1
0が形成され、各放電空間18では、行電極対Xi ,Y
i と列電極22との3つの電極に印加されるパルス電圧
よって、発光画素領域Pを中心とする画素セルの放電の
開始、維持及び消去が行われる。
【0012】次に、行電極Xi ,Yi の形状及び寸法に
ついて説明する。図2は、行電極対Xi ,Yi の形状の
一例を示す図である。図2において、行電極対Xi ,Y
i のうちの一方の行電極Xi は、各発光画素領域におい
て水平方向に伸長する本体部30と、本体部30から他
方の行電極Yi に向けて且つ本体部30の伸長方向とは
交差する方向に突出する突出部32とからなる。さら
に、他方の行電極Yi も、同様に、各発光画素領域にお
いて水平方向に伸長する本体部30と、本体部30から
一方の行電極Xi の突出部32に向けて本体部30の伸
長方向とは交差する方向に突出する突出部32とからな
る。従って、両行電極Xi ,Yi の突出部32,32
は、各々の先端部34が所定間隙geを介して互いに対
向している。突出部32は、好ましくは本体部30の伸
長方向と直交する方向、すなわち垂直方向に突出してい
る。
【0013】次に、行電極Xi ,Yi の各部の寸法を示
す。1放電空間における本体部30の長手方向の長さ
(図においては線分A−A,B−Bの距離に相当)は隔
壁16の間隔に相当するので380μmとなる。図2に
示すように、突出部32の長さ、すなわち本体部30の
幅及び突出部32の長手方向の長さの合計をle、突出
部の先端部の幅をw1とすると、le及びw1の長さは
以下のようになる。
【0014】le=400μm〜1000μm w1=200μm〜250μm なお、le及びw1の寸法として、leは700μm、
w1は200μmが好ましい。さらに、le及びw1を
上述した如き範囲内の長さにした場合、他の部分の寸法
は、好ましくは、発光画素領域の垂直方向の長さLは1
300μm、対をなす行電極Xi ,Yi 間の間隙geは
70μm、行電極Xi ,Yi の本体部30の幅lbは1
00μmとなる。
【0015】次に、上記構成の行電極対Xi ,Yi を用
いた画素セル10を緑色に発光させた場合の発光効率を
図3を参照しながら説明する。図3は、突出部32の先
端部34の幅w1を200μmとした場合の突出部32
の長さleと画素セル10の発光効率との関係を、画素
セル10に印加する電圧を180V、190V、200
Vと変えて示したものである。図3において、曲線α1
,α2 ,α3 は、それぞれの画素セル10に印加した
電圧を180V、190V、200Vとした場合のもの
である。印加電圧の値に拘らず、発光効率は、突出部3
2の長さleが200μm〜700μmまではleが長
くなるにつれて上昇し、leが700μmのときに最大
の発光効率を呈し、leが700μmを越えて長くなる
と発光効率は徐々に低下する。従って、画素セル10の
発光効率を最大にするためには、leを700μmにす
るのが好ましいことが判る。
【0016】さらに、上記構成の行電極対Xi ,Yi を
用いた場合の行電極の突出部32の先端部34の幅w1
と画素セル10の放電開始電圧との関係を図4を参照し
ながら説明する。図4は、突出部の長さleを一定とし
てw1を変化させたときの放電開始電圧の変化を示した
ものである。放電開始電圧は、w1が長くなるとともに
減少し、200μm以上で一定となる。故に、画素セル
10の放電開始電圧を最小にするw1は200μm以上
が好ましいことが判る。
【0017】従って、行電極Xi ,Yi において、突出
部32の長さleを700μm、且つ突出部32の先端
部34の水平方向の幅w1を200μmに形成した場
合、画素セル10の発光効率が最大となるとともに放電
開始電圧は最小となる。すなわち、発光効率を最大とし
ながらも放電開始電圧を低減させてプラズマディスプレ
イ装置の消費電力を抑制することができる。
【0018】なお、上記実施例では、行電極Xi ,Yi
の本体部30の幅lbを100μmとしたが、この値に
限らず、本体部30の幅は50〜200μmの範囲内の
値であれば、上記実施例と同様な効果を奏ずるものであ
る。さらに、上記実施例においては、行電極対Xi ,Y
i を構成する行電極の双方の本体部30から突出部32
が突出して突出部32の先端部34が互いに対向するす
る構成としたが、図5に示すように、行電極対の行電極
Xi ,Yi の双方の本体部30から突出部32が突出し
ながらも突出部32の突出方向が互いに反対で且つ互い
に遠ざかる方向となるように構成しても同様の作用効果
を期待することができる。この場合、行電極間の間隙は
本体部間の間隙geに相当するのが好ましい。
【0019】また、図6に示すように、行電極対Xi ,
Yi のうちの一方の行電極(図においては行電極Xi )
の本体部30からのみ突出部32が突出し、且つ他方の
行電極Yi は本体部30のみからなる構成とすることも
できる。この場合においても、例えば行電極Xi ,Yi
間の間隙geは70μm、本体部30の幅lbは100
μmと形成することが好ましい。また、図5及び図6に
示す構成においても、上記と同様な効果、すなわちle
と発光効率との関係、及びw1と放電開始電圧との関係
が得られるので、leが700μmのときに発光効率が
最大となり、w1が200μm以上のとき放電開始電圧
が最小となる。従って、行電極Xi において、突出部3
2の長さleを700μm、且つ突出部32の先端部3
4の水平方向の幅w1を200μmに形成した場合、発
光効率を最大としながらも放電開始電圧を低減させてプ
ラズマディスプレイ装置の消費電力を抑制することがで
きる。
【0020】図7(a)は、本発明による行電極Xi ,Y
iの形状を上面から示す図である。図7(a)において、
行電極対Xi ,Yi のうちの一方の行電極Xi は、水平
方向に伸長する本体部30と、本体部30から他方の行
電極Yi に向けて本体部30の伸長方向とは交差する方
向に突出する突出部32とからなる。同様に、他方の行
電極Yi は、水平方向に伸長する本体部30と、本体部
30から一方の行電極Xi の突出部32に向けて本体部
30の伸長方向とは交差する方向に突出する突出部32
とからなる。従って、両行電極Xi ,Yi の突出部32
は、各々の先端部34が所定間隙geを介して互いに対
向するように突出している。なお、突出部32の突出方
向は本体部30の長手方向と直交する方向が好ましい。
【0021】さらに、行電極Xi ,Yi の突出部32
は、図7(a)に示すように、その先端部34を除く部分
において水平方向における幅が先端部34の水平方向の
幅:w1よりも小さくなっている幅:w2となる単一の
狭小部36を有する。この場合の各部分の寸法を以下に
示す。図7(a)において、隔壁の間隔は380μm、行
電極対Xi ,Yi の幅Lは1030μm、本体部30の
幅lbは100μm、突出部の長さleは470μm、
突出部32の先端部34の幅w1は200μm、行電極
対Xi ,Yi の互いに対向する先端部の間隙geは90
μm、狭小部36は突出部32の先端部34から本体部
30に向けて80μm離れたところから始り且つ本体部
30との連結部にて終端しその幅w2は80μmとなっ
ている。
【0022】図8は、図7(a)に示す如き狭小部36を
有する行電極Xi ,Yi を含む画素セル10の行電極X
i ,Yi に印加すべき電圧と、緑色発光時における発光
効率との対応関係を示す図である。尚、比較のために、
狭小部36の存在しない図7(b)に示す如き形状を有
する行電極対Xi ,Yi を含む画素セル10の発光効率
をも図8中に同時に示す。
【0023】図8において、曲線βaは狭小部36を有
する行電極Xi ,Yi を含む画素セルの発光効率の変化
を示し、曲線βbは狭小部36の無い行電極Xi ,Yi
を含む画素セルの発光効率の変化を示している。いずれ
の電極形状においても、発光効率は、印加電圧が150
Vに達するまでは急激に減少するが、150Vを越える
とほぼ一定となっている。また、発光効率は、行電極X
i ,Yi の狭小部36の有無に拘らずほぼ同一となって
いることが判る。
【0024】図9は、図7(a)に示すように狭小部36
を有する行電極Xi ,Yiを含む画素セル10に印加す
る印加電圧とセル当りの放電電流との関係を示す図であ
る。尚、比較のために、狭小部36の存在しない図7
(b)に示す如き形状を有する行電極対Xi ,Yi を含
む画素セル10に印加する印加電圧とセル当りの放電電
流との関係をも図9中に同時に示す。
【0025】図9において、曲線βaは狭小部36を有
する行電極を用いた場合のものであり、曲線βbは狭小
部36の無い行電極を用いた場合のものである。印加電
圧が増大すると、画素セル10に流れる電流量はいずれ
の場合も増大する。しかし、狭小部36を有する画素セ
ルの放電電流は、狭小部36の無い画素セルの放電電流
に比較していずれの印加電圧に対しても小さくなってい
ることが判る。これは、狭小部36を有する行電極Xi
,Yi は、狭小部36の無い行電極Xi ,Yiに比較す
ると電極面積が減少しているために、電極を流れる電流
量が狭小部36の無い行電極Xi ,Yi に比較して少量
となるためである。
【0026】従って、図8及び図9により、突出部32
に形成された狭小部36によって、放電電流量は低減さ
れ、狭小部36の無い行電極を有する画素セルに比較す
ると、発光効率を同レベルに維持しながらも画素セル1
0の消費電力を軽減できることが判る。故に、画素セル
10の発熱量を小さくすることができる。このように、
対をなす行電極対Xi ,Yi のうちの少なくとも一方の
行電極を、水平方向に伸長する本体部30と、本体部3
0より他方の行電極に向けて突出する突出部32とから
形成し、さらに突出部32のその先端部34を除く部分
に先端部34の水平方向の幅よりも幅の狭い狭小部36
を形成することによって、発光効率を狭小部36の無い
ものと同様に維持しながらも、放電電流量を低減して1
画素セルあたりの消費電力を低減させることができる。
【0027】なお、狭小部36の形状及び寸法は、図7
(a)に示す構成に限定されるものではない。上記記載
から、発光効率は、狭小部36の有無に拘らず、突出部
32における本体部30の垂直方向の長さを含む突出部
32の長手方向、すなわち垂直方向の長さと、突出部3
2の先端部34の水平方向の幅とに依存して決まること
が判る。従って、突出部32がこのようにして決められ
た長手方向の長さle及び先端部の水平方向の幅w1を
有すれば、狭小部36は、突出部の先端部を除く部分に
おいて先端部の水平方向の幅よりも幅が狭くなっている
領域を有すれば良いのであり、この狭小部36の存在に
よって画素セルあたりの放電電流量が低減されるのであ
る。
【0028】そこで、行電極Xi及びYi各々の突出部3
2の形状として、図10(a)又は図10(b)に示すもの
を採用しても良い。図10(a)に示す狭小部36は突
出部32の内側部分がその長手方向に亘って抜けてお
り、図10(b)に示す狭小部36は突出部32が先端
部34に向けて水平方向の幅を漸次狭めるとともに突出
部32の内側部分がその長手方向に亘って抜けている。
すなわち、突出部32の表面には、その先端部を除く部
分において先端部の水平方向の幅よりも幅が狭くなる領
域(狭小部36)を形成させるべく、図10(a)及び図
10(b)に示されるような貫通孔が設けられているので
ある。
【0029】又、行電極Xi及びYi各々の突出部32の
形状としては、図11(a)又は図11(b)、図12(a)
又は図12(b)に示すものを採用しても良い。図11
(a)に示す突出部32は、その先端部付近が矩形形状
を採り且つこの矩形形状の終端部において水平方向の幅
が先端部よりも細くなるとともに本体部30に向けて水
平方向の幅が漸次拡張されている。又、図11(b)に
おいては、狭小部36が突出部32の長手方向の一領域
にのみ存在するものである。
【0030】又、図12(a)に示す行電極対Xi ,Y
i は、発光画素領域において、水平方向に伸長する本体
部30’と、垂直方向に本体部30’から他方の行電極
に向けて突出する突出部32’と、突出部32’の先端
部において連結されて水平方向に延在する対向延長部3
8とからなる。この対向延長部38は、水平方向に隣接
する発光画素領域の対向延長部と接続されている。ま
た、図12(b)に示す行電極対Xi ,Yi は、(a)
と同様に、発光画素領域において、水平方向に伸長する
本体部30’と、垂直方向に本体部30’から他方の行
電極に向けて突出する2本の突出部32’と、突出部3
2’の先端部において連結されて水平方向に延在する対
向延長部38とからなる。さらに、突出部32’の各々
は、それぞれが水平方向において隣接する発光画素領域
の突出部と連結されている。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、放電電流量を含む各電
極に流れる電流量が低減されるので、発光画素領域あた
りの消費電力を低減することができる。故に、プラズマ
ディスプレイ装置の単位面積あたりの発熱量が減少する
ので、発熱に起因する発光画素領域のアドレス不良を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマディスプレイ装置の画素
セルの構成を示す斜視図である。
【図2】行電極対の形状の一例を示す上面図である。
【図3】突出部の長さleと発光効率との関係を示すグ
ラフである。
【図4】突出部の先端部の幅w1と放電開始電圧との関
係を示すグラフである。
【図5】図2に示される行電極対とは異なる形状の行電
極対を示す上面図である。
【図6】図2及び図5に示される行電極対とは異なる形
状の行電極対を示す上面図である。
【図7】単一の狭小部36を有する突起部32を備えた
行電極対の形状、並びに狭小部が無い突起部32を備え
た行電対の形状を夫々示す上面図である。
【図8】図7に示す行電極の各々における印加電圧と発
光効率との関係を示すグラフである。
【図9】図7に示す行電極の各々における印加電圧と画
素セルあたりの放電電流量との関係を示すグラフであ
る。
【図10】貫通孔を有する突起部32を備えた行電極対
の形状を示す上面図である。
【図11】狭小部36を有する突起部32を備えた行電
極対の他の形状を示す上面図である。
【図12】行電極対の他の構成を示す上面図である。
【主要部分の符号の説明】
10 画素セル 22 列電極 30 本体部 32 突出部 36 狭小部 Xi ,Yi 行電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 11/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に互いに平行に伸長して形成され
    ている複数の行電極対と、前記行電極対と離間して対向
    し垂直方向に互いに平行に伸長して形成されている複数
    の列電極と、を有し、前記行電極対及び前記列電極の各
    交差部にて放電発光画素領域が形成されている面放電型
    プラズマディスプレイ装置であって、 前記行電極対を為す第1行電極及び第2行電極の各々
    は、前記水平方向に伸長する本体部と、前記放電発光画
    素領域内において垂直方向に前記本体部から突出する突
    出部とを有し、前記第1行電極及び前記第2行電極各々の 前記突出部
    は、水平方向における幅が所定の第1幅の先端部と、前
    記先端部と前記本体部とを連結しかつ水平方向における
    幅が前記第1幅よりも狭い第2幅の狭小部と、からな
    り、 前記第1行電極及び前記第2行電極各々の前記突出部の
    前記垂直方向における長さが互いに同一であ ることを特
    徴とする面放電型プラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】前記突出部の先端部の水平方向における幅
    は、200μm以上250μm以下の範囲にあることを
    特徴とする請求項1記載の面放電型プラズマディスプレ
    イ装置。
  3. 【請求項3】複数の前記行電極対が形成されている表面
    基板と、前記放電発光画素領域における放電空間を介し
    て前記表面基板と対向している背面基板と、を更に備
    え、 前記背面基板には前記放電発光画素領域各々を区画する
    隔壁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    面放電型プラズマディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】前記突出部の垂直方向における長さは前記
    本体部の垂直方向の長さよりも長いことを特徴とする請
    求項1記載の面放電型プラズマディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】放電空間を介して対向配置された表面基板
    及び背面基板と、前記表面基板上において水平方向に互
    いに平行に伸長して形成されている複数の行電極対と、
    前記背面基板上において垂直方向に互いに平行に伸長し
    て形成されている複数の列電極と、を有し、前記行電極
    対及び前記列電極の各交差部にて前記放電空間を含む放
    電発光画素領域が形成されている面放電型プラズマディ
    スプレイ装置であって、 前記行電極対を為す第1行電極及び第2行電極の各々
    は、前記水平方向に伸長する本体部と、前記放電発光画
    素領域内において垂直方向に前記本体部から突出する突
    出部とを有し、前記第1行電極及び前記第2行電極各々の 前記突出部
    は、水平方向における幅が所定の第1幅の先端部と、前
    記先端部と前記本体部とを連結しかつ水平方向における
    幅が前記第1幅よりも狭い第2幅の狭小部と、からな
    り、 前記第1行電極及び前記第2行電極各々の前記突出部の
    前記垂直方向における長さが互いに同一である ことを特
    徴とする面放電型プラズマディスプレイ装置。
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