JP3420788B2 - タンパク質あるいはペプチドを加水分解する装置 - Google Patents

タンパク質あるいはペプチドを加水分解する装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学プロセスを自動化
する装置、特にタンパク質あるいはペプチドをその構成
要素であるアミノ酸に加水分解する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タンパク質の加水分解は例えば、
次のように行われていた。その一つは共沸点塩酸を用い
る液相法である。(S.ムーア、H.スタインメソッズ
イン エンザイモロジー (S.P.コロビック、
N.O.カプラ編)1963年 6巻 819−831
ページ、アカデミックプレス、ニューヨーク)この方法
においては、まず試験管底の乾燥試料に、共沸点塩酸を
加え、この試験管を氷冷しながら減圧下で封管する。次
いで、このアンプルを105−110℃で24−144
時間加熱する。次にこのアンプルを開管し塩酸を蒸発除
去する。
【0003】また、塩酸とトリフルオロ酢酸とを含む酸
混合蒸気を用いる高速気相法が報告されている。この方
法は特開昭61−151157号公報に開示されてい
る。この方法においては塩酸とトリフルオロ酢酸を含む
水溶液を入れておいた試験管に、あらかじめ底に試料を
乾固しておいた小試験管を入れ、前記の方法と同様に封
管する。158℃で22.5あるいは45分間加熱後、
開管し、小試験管内に残存する酸を減圧除去する。
【0004】また加水分解工程を自動化する試みが、米
国特許No.5,106,583号公報に開示されてい
る。これは試料を担持した多孔質フィルターを備えたス
ライドグラスを加水分解ステーションに移動させて、そ
こにおいて加水分解反応をおこなわせ、さらにこのスラ
イドグラスを誘導体化ステーションに移動させアミノ酸
分析のための誘導体化をおこなわせようとするものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の、共沸点塩酸を
用いる加水分解法は24−144時間という長時間を必
要とし、かつ加水分解後の煩雑な蒸発操作による酸の除
去が必要であった。また、液相法であるため酸からの汚
染があり、正確な組成分析は困難であった。特に試料の
微量化が要求される場合にこの影響は顕著である。
【0006】また高速気相法においても、熟練した技術
を要するガラス細工が必要であり、個人差が避けられ
ず、さらに人が試料の取扱いの各操作に従事するための
汚染が存在することが欠点として残されている。さらに
上記の自動化の試みは、スライドグラスと加水分解ステ
ーションとがいずれも可動部であるため高温を利用した
高速分解に適していない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のタンパク質ある
いはペプチドを加水分解する装置は、上記の欠点を克服
しタンパク質あるいはペプチドの加水分解を遂行するた
めに、 1)試料を保持する一つ以上の容器と、触媒あるいは試
薬を保持する容器と、前記それぞれの容器を収納する槽
とから構成され、前記それぞれの容器の底部にはそれぞ
れ槽外部へ導かれる管が形成されるとともに、前記槽の
上方部には少なくとも一つ以上の槽外部に通じる管を形
成した反応室と、 2)前記反応室の温度を調節する温度調節手段と、 3)気体の圧力を調節する手段と、液体を保管する手段
と、前記液体及び試料溶液を移送する移送手段と、前記
気体、前記液体及び前記試料溶液の移送を制御する流路
制御手段とから構成される供給手段と、 4)前記温度調節手段と、前記供給手段と、アミノ酸分
析手段とをあらかじめ設定された操作順序に従って制御
する装置制御手段と、を具備し、前記反応室を前記供給
手段を介してアミノ酸の混合物を分離し、各アミノ酸の
定量を行うアミノ酸分析手段と繋げたものである。
【0008】
【作用】上記手段により、酸蒸気による高温での高速な
加水分解を自動的に行わせることが可能となった。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を説明する。こ
こでは、本発明の反応室の一実施例について説明する。
図1は、加水分解反応を行わせる場所であるガラス製の
反応室1の断面図を示したものである。
【0010】反応室1は試料を保持する容器2aと、触
媒あるいは試薬を保持する容器2bと、前記2つの容器
2a及び2bを収納する槽3とから構成され、前記2つ
の容器2a及び2bの底部にはそれぞれ槽外部へ導かれ
る管4a及び4bが形成されるとともに、前記槽3の上
方部には槽外部に通じる管5を形成している。この管5
を通じて不活性気体、例えば、アルゴンガスが槽3内に
供給される。下方部に位置する一方の管4bを通じて加
水分解に用いられる酸溶液が供給され、また排出され
る。供給された酸溶液は容器2bに送り込まれる。この
管4bは不活性気体の排出口でもある。もう一方の管4
aを通じて、タンパク質あるいはペプチドを含む試料溶
液が容器2aに送られる。また、この管4aは加水分解
物であるアミノ酸を溶解するための溶解液の流入路であ
り、さらにアミノ酸を含んだ溶解液の流出路である。
【0011】容器2aは、試料に、酸を含む水蒸気が作
用して、加水分解反応が進行する場所である。図2は、
本発明の、タンパク質あるいはペプチドを加水分解する
装置の構成の一実施例を示したものである。
【0012】この装置7は、試料を加水分解しその構成
要素であるアミノ酸にする機能を持っている。タンパク
質あるいはペプチドを含む試料溶液8は試料バイアル9
に入れられている。試料採取針10はチューブ11を介
して6方切り替え弁12に繋がれている。複数の試料バ
イアルから試料溶液を連続的に採取するための、試料採
取針あるいは試料バイアルの動作を行わせる手段につい
ては、公知であるのでここでは述べない。
【0013】溶媒瓶13、14はそれぞれ2方弁15、
16を介して4方継ぎ手17に繋がれている。この4方
継ぎ手17には、移送手段である注射筒18が繋がれて
おり、さらに2方弁19を介して4方弁20が繋がれて
いる。この4方弁20はまた、6方切り替え弁12と、
2方弁21を介して反応室1の管4aとに繋がれてい
る。
【0014】反応室1の管5及び管4bにはそれぞれ2
方弁22と2方弁23とが繋がれている。一方、反応室
1はブロック24に格納されている。さらに、反応室1
の温度調節手段であるヒーター25とファン26とが設
置されている。この装置には、調圧手段である圧力調節
器27と分岐管28とを通じて一定の圧力の不活性気
体、例えばアルゴンガスが供給される。
【0015】溶媒瓶29は、2方弁30を介して分岐管
28に、3方弁31を介して2方弁32と3方弁33と
に、2方弁34を介して廃液槽35にそれぞれ繋がれて
いる。3方弁36と3方弁33とはいずれも廃液槽35
に繋がれているとともに、それぞれお互いに繋がれてい
る。この廃液槽35は4方弁20にも繋がれている。
【0016】6方切り替え弁12はループ37を備える
と共に、アミノ酸分析手段の構成要素である送液ポンプ
との配管38と、同じくアミノ酸分析手段の構成要素で
あるカラムとの配管39に繋がれている。以上の説明に
おける、溶媒瓶13、14、29が保管手段を構成す
る。
【0017】また、2方弁15、16、19、21、2
2、23、30、32、34、3方弁31、33、3
6、4方弁20、6方切り替え弁12、4方継ぎ手1
7、が流路制御手段を構成する。次に本発明の装置7の
動作の一実施例について、第1図と第2図をもとにして
説明する。
【0018】まず、試料バイアル9に入っている試料溶
液8は注射筒18の作用によって4方弁20と2方弁1
9との間の配管40に引き込まれる。次いで、試料溶液
は4方弁20の切り替えと注射筒18の作用によって、
2方弁21、管4aを通って槽3内の容器2aに送られ
る。次に乾燥操作を行う。2方弁22、管5を通してア
ルゴンガスを供給して、容器2aに送り込まれた試料溶
液に吹き付ける。
【0019】試料の乾燥が終了した後、加水分解反応
を、次のように行わせる。試料瓶29に保管されている
酸溶液41は、あらかじめ、2方弁30と2方弁34の
作用によってアルゴンガスを送り込み、バブリングによ
る除酸素を行っておく。次いで、2方弁30、3方弁3
1、3方弁33の作用によって配管42に酸溶液を送り
込む。さらに、2方弁32、3方弁31、3方弁33、
3方弁36、2方弁23の作用によって、酸溶液は管4
bを通って槽3内の容器2bに送り込まれる。ここで2
方弁21、2方弁22、2方弁23を閉じることによっ
て反応室1内を密閉状態にする。次に、ヒーター25の
作用でブロック24を加熱することによって、反応室1
を加熱する。この際、容器2bに送り込まれた酸溶液の
一部が蒸発し、酸を含む水蒸気が容器2aにある試料に
作用して加水分解反応が進行する。ここでタンパク質あ
るいはペプチドはその加水分解物であるアミノ酸の混合
物になる。
【0020】この加水分解反応を行わせる条件には、塩
酸とトリフルオロ酢酸とを用い、158℃で22.5あ
るいは45分間加熱する、高速気相法の条件を用いるこ
とができる。一定時間の反応を進行させた後、ファン2
6の作用によってブロック24と反応室1の温度を下げ
る。次いで2方弁23と3方弁36の作用によって容器
2bに残っている酸溶液を管4bを通して排出する。さ
らに2方弁22と管5を通してアルゴンガスを供給する
ことによって、容器2aにある加水分解物を乾燥する。
この際に、酸溶液は廃液槽35に回収される。
【0021】加水分解物の乾燥終了後、注射筒18の吸
引及び吐出の作用によって溶媒瓶13に保管されている
溶解液43を2方弁15、4方継ぎ手17、2方弁1
9、4方弁20、2方弁21、管4aを通して容器2a
に送り込む。ここで加水分解物を溶解液に溶解させる。
次いで、注射筒18の吸引作用によって、加水分解物を
溶解した溶解液を2方弁19と4方弁20との間の配管
40に引き込む。さらに注射筒18の吐出作用によって
加水分解物を溶解した溶解液を6方切り替え弁12のル
ープ37に注入する。この溶解液には、例えば、希塩酸
溶液や、クエン酸塩緩衝溶液を用いることができる。
【0022】次に、6方切り替え弁12を切り替えて、
配管38及び配管39によって繋がれたアミノ酸分析手
段によってアミノ酸分析が行われる。アミノ酸分析と
は、アミノ酸の混合物、あるいはアミノ酸の誘導体の混
合物を、カラムで分離し定量することである。このアミ
ノ酸分析手段の構成及びこのアミノ酸分析の工程につい
ては公知であるのでここでは述べない。
【0023】次に洗浄を行う。注射筒18の吸引及び吐
出の作用によって溶媒瓶14に保管されている洗浄液4
4を2方弁16、4方継ぎ手17、2方弁19、4方弁
202方弁21、管4aを通して容器2aに送り込む。
ついでこの洗浄液は、2方弁22、2方弁21、4方弁
20の作用によってアルゴンガスの圧力を利用して廃液
槽35に排出される。さらに、注射筒18の吸引及び吐
出の作用によって溶媒瓶14に保管されている洗浄液4
4を2方弁16、4方継ぎ手17、2方弁19、4方弁
20、6方切り替え弁のループ37、配管11、試料採
取針10に通す。これらの工程によって、試料及び試料
の加水分解物が通った部分の洗浄が行われる。
【0024】さらにこれらの洗浄工程は繰り返すことに
よって、洗浄効率を高めることができる。以上の操作を
繰り返すことによって、酸蒸気による高温での高速な加
水分解を連続的に行わせることができる。
【0025】図3は、本発明の、タンパク質あるいはペ
プチドを加水分解する装置のブロック図である。反応室
1の温度を調節する温度調節手段45と、流路制御手段
46と移送手段47と保管手段48と調圧手段49とか
ら構成される供給手段50と、アミノ酸分析手段51と
はこの順に繋がれている。さらに、温度調節手段45と
供給手段50とアミノ酸分析手段51とは、それぞれ装
置制御手段52にあらかじめ設定された操作順序に従っ
て制御される。この構成によって酸蒸気による高温での
高速な加水分解を自動的に行い、併せて加水分解物のア
ミノ酸分析をも続けて自動的に行うことができる。
【0026】以上、本発明を実施例に基づき詳細に説明
してきたが、本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変更、改良は容易に考えられる。例え
ば、図4に本発明の他の実施例を示す反応室の断面図を
示す。反応室1において、試料を保持する容器2cと触
媒あるいは試薬を保持する容器2dは槽3の一部を変形
させて形成される。前記2つの容器2c及び2dの底部
にはそれぞれ槽外部へ導かれる管4c及び4dが形成さ
れる。前記槽3の上方部には槽外部に通じる管5を形成
している。動作、並びに作用は前述した説明と同様であ
る。
【0027】また、実施例では試料を保持する容器が1
つである場合において説明してきたが、同様な形状を有
する容器及び管を複数個構成することにより、複数個の
試料を同時に加水分解できることは明らかである。
【0028】
【発明の効果】本発明の主眼とするところは、以上説明
した通り、試料を保持する一つ以上の容器と、触媒ある
いは試薬を保持する容器と、前記それぞれの容器を収納
する槽とから構成され、前記それぞれの容器の底部には
それぞれ槽外部へ導かれる管が形成されるとともに、前
記槽の上方部には少なくとも一つ以上の槽外部に通じる
管を形成した反応室と、前記反応室の温度を調節する温
度調節手段と、気体の圧力を調節する手段と、液体を保
管する手段と、前記液体及び試料溶液を移送する移送手
段と、前記気体、前記液体及び前記試料溶液の移送を制
御する流路制御手段とから構成される供給手段と、前記
温度調節手段と、前記供給手段と、アミノ酸分析手段と
をあらかじめ設定された操作順序に従って制御する装置
制御手段と、を具備し、前記反応室を前記供給手段を介
してアミノ酸の混合物を分離し、各アミノ酸の定量を行
うアミノ酸分析手段と繋げたタンパク質あるいはペプチ
ドを加水分解する装置によって、酸蒸気による高温での
高速な加水分解を自動的に行わせることが可能になった
ことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す反応室の断面図であ
る。
【図2】本発明のタンパク質あるいはペプチドを加水分
解する装置の構成の一実施例を示したものである。
【図3】本発明のタンパク質あるいはペプチドを加水分
解する装置のブロック図を示したものである。
【図4】 本発明の他の実施例を示す
反応室の断面図である。
【符号の説明】
1 反応室 2a、2b、2c、2d 容器 3 槽 4a、4b、4c、4d、5 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照井 康郎 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 八木 茂樹 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 高橋 純一 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 高橋 正太郎 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 小林 清 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 小畑 康弘 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (72)発明者 内田 豊明 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−220867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 227/18 C07C 229/06 G01N 33/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を保持する一つ以上の容器と、触媒
    あるいは試薬を保持する容器と、前記それぞれの容器を
    格納する槽と、前記それぞれの容器の底部にそれぞれ
    槽外部へ導かれる管、前記槽の上方部に少なくとも
    一つ以上の前記槽外部に通じる管とを有する反応室を具
    備し、前記それぞれの容器の底部にそれぞれ槽外部へ導かれる
    管と、前記槽の上方部に少なくとも一つ以上の槽外部に
    通じる管とのそれぞれに繋がり、前記反応室を密閉また
    は開放する流路制御手段を有する ことを特徴とするタン
    パク質あるいはペプチドを加水分解する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記試料
    を保持する容器と前記触媒あるいは試薬を保持する容器
    は前記槽の一部であることを特徴とするタンパク質ある
    いはペプチドを加水分解する装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、前記反応
    室の温度を調節する温度調節手段を具備することを特徴
    とするタンパク質あるいはペプチドを加水分解する装
    置。
  4. 【請求項4】 試料を保持する一つ以上の容器と、 触媒あるいは試薬を保持する容器と、 前記それぞれの容器を格納する槽と、 前記試料を保持する容器の底部に槽外部へ導かれ、タン
    パク質あるいはペプチドを含む試料溶液が送り込まれ、
    加水分解物であるアミノ酸を溶解するための溶解液を流
    入し、又はアミノ酸を含んだ溶解液を流出する菅と、 前記触媒あるいは試薬を保持する容器の底部に槽外部へ
    導かれ、加水分解に用いられる酸溶液が供給又は排出さ
    れる管と、 前記槽の上方部に槽外部に通じて不活性気体を供給する
    少なくとも一つ以上の管とを有する反応室を具備する
    置において、 前記不活性気体の圧力を調整する調圧手段と、前記酸溶
    液または前記溶解液を保管する保管手段と、前記タンパ
    ク質あるいはペプチドを含む試料溶液を移送する移送手
    段と、前記気体、前記酸溶液または前記溶解液及び前記
    試料溶液の移送を制御する流路制御手段と、から構成さ
    れる供給手段とを具備し、 前記反応室を、前記供給手段を介して、アミノ酸の混合
    物を分離し各アミノ酸の定量を行うアミノ酸分析手段に
    繋ぐことを特徴とするタンパク質あるいはペプチドを加
    水分解する装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、前記温度
    調節手段と、前記供給手段と、前記アミノ酸分析手段
    と、をあらかじめ設定された操作順序に従って制御する
    装置制御手段を具備することを特徴とするタンパク質あ
    るいはペプチドを加水分解する装置。
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