JP3418334B2 - Base cloth for artificial grass - Google Patents

Base cloth for artificial grass

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JP3418334B2 JP10267998A JP10267998A JP3418334B2 JP 3418334 B2 JP3418334 B2 JP 3418334B2 JP 10267998 A JP10267998 A JP 10267998A JP 10267998 A JP10267998 A JP 10267998A JP 3418334 B2 JP3418334 B2 JP 3418334B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、透水性を有する人
工芝生用の基布に関する。 【0002】 【従来の技術】屋内外に敷設される人工芝生で、雨水や
放水された水などが水溜まりとならないような透水性人
工芝生を形成するために、その基布に透水性を付与する
方法がいろいろ試みられている。そのひとつとして、メ
ッシュ織物を基布として用いる方法は、メッシュ織物に
織成するために加撚糸を用いる必要があり、そのために
加撚工程が増えることやメッシュ織物の織成効率が低下
することなどからコストアップになるという問題や、パ
イル糸を植設する工程において糸抜けが生じるなどの問
題があった。また、基布に熱針により穴開けを行なう方
法も採られているが、やはり穴開け工程が増えること
や、熱針による基布の損傷があり強力が低下するなどの
問題もあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、基布の強力低下や生産工程中の糸
抜けや生産性の低下を招くことなく透水性を任意に設定
できる人工芝生用基布を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明は、上記課題を
技術的に解決する手段として、パイル糸をタフテイング
後、バッキング加工を施して人工芝生を形成する基布に
おいて、高融点ポリオレフィンフィラメント糸からなる
織布の経糸および/または緯糸に低融点ポリオレフィン
フィラメント糸を1〜20本/2インチの構成比で交織
してなり、高融点ポリオレフィンの融点未満、低融点ポ
リオレフィンの融点以上でバッキング加工が施されたと
き、低融点ポリオレフィンフィラメント糸が溶融して基
布組織から脱落して開孔し透水性効果が発生することを
特徴とする人工芝生用基布を提供して、上記課題を解消
するものである。 【0005】上記構成からなる本発明の人工芝生用基布
は、基布にパイル糸をタフテイング後、バッキング加工
工程における加熱により低融点ポリオレフィンフィラメ
ント糸が溶融して基布組織から脱落して開孔し、そこで
生じた隙間により透水性効果が発生するものである。上
記工程においては、通常の工程に何らの付加的工程を付
け加えることなく透水性を付与できるのであって、生産
性にすぐれ、経済的な透水性にすぐれた人工芝生用基布
を提供することができる。また、低融点ポリオレフィン
フィラメント糸の構成比が大きすぎると低融点ポリオレ
フィンフィラメント糸が脱落した後のパイル把持力が低
下する虞があるため、低融点ポリオレフィンフィラメン
ト糸の構成比を50%以下で任意に設定することによ
り、パイル把持力を維持するとともに、任意の透水性に
設定することが可能である。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明でいう高融点ポリオレフィ
ンおよび低融点ポリオレフィンとは、融点の異なる2種
以上のポリオレフィンの組み合わせであって、高融点ポ
リオレフィンは低融点ポリオレフィンに対して比較的高
温度で溶融するものである。そして、高融点ポリオレフ
ィンと低融点ポリオレフィンの融点差が少なくとも20
℃以上であることが好ましく、30℃以上であることが
さらに好ましい。 【0007】高融点ポリオレフィンとして具体的には、
ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、高密
度ポリエチレンなどが挙げられる。これらの高融点ポリ
オレフィンは1種単独で用いても、2種以上を組合わせ
て用いても差し支えない。 【0008】低融点ポリオレフィンとして具体的には、
超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸アルキル共重
合体、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α
−オレフィン共重合体、シンジオタクチックポリプロピ
レンなどが上げられる。これらの低融点ポリオレフィン
は1種単独で用いても、2種以上を組合わせて用いても
差し支えない。 【0009】上記フィラメント糸の形態としては、フラ
ットヤーンまたはスプリットヤーンがパイル糸把持力、
タフテイング性などにすぐれているので好ましい。フィ
ラメント糸の繊度は、100〜2000デニール(以
下、dと略す)が好ましく300〜1500dがより好
ましい。 【0010】上記ポリオレフィンフラットヤーンを形成
する方法は、原料ポリオレフィンを押出機にて溶融押出
し、Tダイ法またはインフレーション法にてフィルムを
成形し、スリットした後延伸し、次いで熱処理してフラ
ットヤーンを形成する。延伸はポリオレフィンの融点以
下、軟化点以上の温度で行われる。延伸倍率は好ましく
は3〜15倍、より好ましくは5〜10倍である。 【0011】上記ポリオレフィンスプリットヤーンを形
成する方法は、上記ポリオレフィンフラットヤーンと同
様にフィルムを成形後、やすり、針、刃を植え込んだロ
ールを高速度で回転させ、上記フィルムを傷つけるかま
たは切り目を入れ、延伸と同時に微細に割る公知の方法
により形成することができる。 【0012】本発明の人工芝生用基布はかかる高融点ポ
リオレフィンフィラメント糸と低融点ポリオレフィンフ
ィラメント糸とを経糸および/または緯糸に用いて織布
を構成したものである。織成方法としては、サーキュラ
ー織機、スルーザー型織機、ウオータージェット型織機
など公知の織機を用いて織成することができる。その織
り組織としては、平織、綾織、からみ織など種々の形状
が適用される。打込み密度は、経糸が10〜24本/イ
ンチ、緯糸が10〜20本/インチが好ましい。 【0013】上記基布において、高融点ポリオレフィン
フィラメント糸(A)と低融点ポリオレフィンフィラメ
ント糸(B)の構成は、高融点ポリオレフィンフィラメ
ント糸(A)からなる織布の経糸および/または緯糸に
低融点ポリオレフィンフィラメント糸(B)を1〜20
本/2インチ、好ましくは1〜4本/2インチを交織し
てなるものである。さらに、上記の構成比の範囲内にお
いて具体的な配列としては、(B)を1本ずつ(A)の
間に配列する方法、(B)を2本ずつ(A)の間に配列
する方法などが挙げられる。(B)を2本ずつ配列する
方法は、(B)が溶融して開孔し適度の隙間を発生する
ので、好適な方法で好ましい。上記基布において、総経
緯糸における(B)/(A)の構成比は1〜50%が好
ましく、4〜30%がさらに好ましい。上記構成比が1
%未満では透水性が十分でなく、50%を超えると、パ
イル糸の把持力が低下し好ましくない。 【0014】このようにして得られた基布に、従来用い
られているナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等
からなるパイル糸を植設した後、公知の方法によりバッ
キング加工が施される。バッキング層も従来と同様のポ
リ塩化ビニル、ポリオレフィン系樹脂等が主体として使
用され、バッキング加工温度は高融点ポリオレフィンの
融点未満で、低融点ポリオレフィンの融点以上の温度範
囲で行われるのが好ましく、通常、100〜140℃で
あり、120〜130度がより好ましい。 【0015】バッキング加工により、基布に交織された
低融点ポリオレフィンフィラメント糸が溶融して基布組
織から脱落して開孔し透水性効果を発生するものであ
る。 【0016】本発明に用いられるポリオレフィンには、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲において他の熱可塑性樹
脂、あるいは酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、分
散剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、無機充填剤、架橋剤、
発泡剤、核剤等の通常用いられる添加剤を配合してもよ
い。 【0017】 【実施例】以下、実施例によって本発明の人工芝生用基
布を評価するが、評価方法としての透水性試験は次の通
りである。図1に示すような、升状容器Qの底部に基布
にパイル糸を植設した人工芝生原反Pを貼付け、水Wを
高さH=5cmまで入れて透過終了までの時間を測定し
た。 【0018】実施例1 ポリプロピレン(MFR=1.2g/10min.、密度
=0.90g/cm、Tm=161℃)を用いて、イ
ンフレーション法によりフィルムを形成し、冷却してス
リット後熱板接触式延伸法にて6倍延伸で繊度400d
および1250dのフラットヤーンを得た。一方、高密
度ポリエチレン(MFR=0.7g/10min.、密度
=0.957g/cm、Tm=129℃)を用いて、
インフレーション法によりフィルムを形成し、冷却して
スリット後熱板接触式延伸法にて5.2倍延伸で繊度4
00dおよび1250dのフラットヤーンを得た。 【0019】400dのポリプロピレンフラットヤーン
を経糸として22本/インチの打込密度で、1250d
のポリプロピレンフラットヤーンを緯糸として18本/
インチの打込密度で平織して織布を形成する際に、40
0dの高密度ポリエチレンフラットヤーンを1本/イン
チの構成比で経糸としてポリプロピレンフラットヤーン
に代替して、1250dの高密度ポリエチレンフラット
ヤーンを1本/インチの構成比で緯糸としてポリプロピ
レンフラットヤーンに代替して、交織して基布を製造し
た。 【0020】この基布に、ナイロン製パイル糸をタフテ
イング法により植設した後、この原反の裏面にエチレン
−酢酸ビニル樹脂を用いてバッキング温度130℃でバ
ッキング加工を施した。このバッキング加工工程中の加
熱により高密度ポリエチレンフラットヤーンが溶融して
開孔した人工芝生原反を形成した。この人工芝生原反の
透水性試験結果は35秒であった。 【0021】実施例2 実施例1と同様に平織して織布を形成する際に、400
dの高密度ポリエチレンフラットヤーンを1本/2イン
チの割合で経糸として、1250dの高密度ポリエチレ
ンフラットヤーンを1本/2インチの構成比で緯糸とし
て、それぞれポリプロピレンフラットヤーンに代替し
て、交織して基布を製造した他は実施例1と同様に行っ
た。この人工芝生原反の透水性試験結果90秒であっ
た。 【0022】実施例3 実施例1と同様に平織して織布を形成する際に、400
dの高密度ポリエチレンフラットヤーンを2本連続して
2本/2インチの割合で経糸として、1250dの高密
度ポリエチレンフラットヤーンを2本連続して2本/2
インチの構成比で緯糸として、それぞれポリプロピレン
フラットヤーンに代替して、交織して基布を製造した他
は実施例1と同様に行った。この人工芝生原反の透水性
試験結果17秒であった。 【0023】比較例 実施例1と同様に平織して織布を形成する際に、400
dの高密度ポリエチレンフラットヤーンを1本/5イン
チの割合で経糸として、1250dの高密度ポリエチレ
ンフラットヤーンを1本/5インチの構成比で緯糸とし
て、それぞれポリプロピレンフラットヤーンに代替し
て、交織して基布を製造した他は実施例1と同様に行っ
た。この人工芝生原反の透水性試験結果10分で透水性
は不良であった。 【0024】 【発明の効果】以上のように、本発明の人工芝生用基布
は、高融点ポリオレフィンフィラメント糸からなる織布
の経糸および/または緯糸に低融点ポリオレフィンフィ
ラメント糸を1〜20本/2インチの構成比で交織して
なるものであって、基布にパイル糸をタフテイング後、
バッキング加工工程における加熱により低融点ポリオレ
フィンフィラメント糸が溶融して基布組織から脱落して
開孔し、そこで生じた隙間により透水性効果が発生する
ものであり、低融点ポリオレフィンフィラメント糸の構
成比率により、透水性およびパイル糸把持力を任意に設
定することができる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION [0001] 1. Field of the Invention [0002] The present invention relates to a base fabric for artificial grass having water permeability. 2. Description of the Related Art In order to form an artificial turf which is laid indoors and outdoors to prevent rainwater and discharged water from forming a pool, water is imparted to a base cloth thereof. Various methods have been tried. As one of them, the method of using the mesh fabric as the base fabric requires the use of twisted yarns to weave the mesh fabric, which increases the twisting process and reduces the weaving efficiency of the mesh fabric. In addition, there is a problem that the cost is increased, and a yarn pull-out occurs in a step of implanting the pile yarn. Although a method of perforating the base fabric with a hot needle has been adopted, there are also problems such as an increase in the number of perforating steps and damage to the base fabric due to the hot needle, resulting in a decrease in strength. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides an arbitrary water permeability without lowering the strength of a base fabric, pulling out yarn during a production process, or lowering productivity. It is an object of the present invention to provide an artificial turf base fabric that can be set at a time. Means for Solving the Problems [0004] The present invention provides a method for technically solving the above-mentioned problems by tufting pile yarn.
Later, backing processing is applied to the base fabric to form artificial grass.
A low-melting polyolefin filament yarn is interwoven with a warp and / or a weft of a woven fabric made of a high-melting polyolefin filament yarn in a composition ratio of 1 to 20/2 inches, and is less than the melting point of the high-melting polyolefin, Po
If the backing process was applied above the melting point of the polyolefin
The low-melting polyolefin filament yarn
An object of the present invention is to provide an artificial turf base cloth characterized in that the base cloth drops off from the cloth structure and is opened to generate a water-permeable effect , thereby solving the above-mentioned problems. [0005] In the artificial turf base fabric of the present invention having the above-described structure, after the pile yarn is toughened on the base fabric, the low-melting-point polyolefin filament yarn is melted by heating in the backing process and falls off from the base fabric structure to form a hole. However, a water permeability effect occurs due to the gap generated there. In the above process, it is possible to provide water permeability without adding any additional process to the ordinary process, so that it is possible to provide an artificial grass base cloth excellent in productivity and economical water permeability. it can. If the composition ratio of the low-melting polyolefin filament yarn is too large, the pile gripping force after the low-melting polyolefin filament yarn falls off may be reduced. By setting, it is possible to maintain pile gripping force and to set an arbitrary water permeability. DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The high-melting polyolefin and the low-melting polyolefin referred to in the present invention are a combination of two or more polyolefins having different melting points. It melts at high temperatures. And, the melting point difference between the high melting point polyolefin and the low melting point polyolefin is at least 20.
C. or higher, more preferably 30.degree. C. or higher. More specifically, as the high melting point polyolefin,
Examples include polypropylene, propylene-ethylene copolymer, and high density polyethylene. These high melting point polyolefins may be used alone or in combination of two or more. [0008] Specifically, as the low melting point polyolefin,
Ultra-low density polyethylene, low density polyethylene, linear low density polyethylene, high density polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-alkyl acrylate copolymer, ethylene / α produced using metallocene catalyst
-Olefin copolymers, syndiotactic polypropylene and the like. These low melting point polyolefins may be used alone or in combination of two or more. As the form of the filament yarn, a flat yarn or a split yarn has a pile yarn gripping force,
It is preferable because it has excellent toughness and the like. The fineness of the filament yarn is preferably 100 to 2000 denier (hereinafter abbreviated as d), and more preferably 300 to 1500 d. The method of forming the above-mentioned polyolefin flat yarn is to melt-extrude the raw material polyolefin with an extruder, form a film by a T-die method or an inflation method, slit, stretch, and then heat-treat to form a flat yarn. I do. The stretching is performed at a temperature lower than the melting point of the polyolefin and higher than the softening point. The stretching ratio is preferably 3 to 15 times, more preferably 5 to 10 times. [0011] The method of forming the above-mentioned polyolefin split yarn is to form a film in the same manner as the above-mentioned polyolefin flat yarn, and then rotate a roll in which a file, a needle and a blade are implanted at a high speed to damage or cut the film. , And can be formed by a known method of finely dividing at the same time as stretching. The artificial turf base fabric of the present invention comprises a woven fabric using such high-melting-point polyolefin filament yarn and low-melting-point polyolefin filament yarn as warp and / or weft. As a weaving method, weaving can be performed using a known loom such as a circular loom, a sluser loom, and a water jet loom. Various shapes such as plain weave, twill weave and leno weave are applied as the weave structure. The driving density is preferably from 10 to 24 warp yarns / inch and from 10 to 20 weft yarns / inch. In the above-mentioned base fabric, the high-melting-point polyolefin filament yarn (A) and the low-melting-point polyolefin filament yarn (B) are configured so that the warp and / or the weft of the woven fabric composed of the high-melting-point polyolefin filament yarn (A) have a low melting point. 1-20 polyolefin filament yarn (B)
It is obtained by weaving a book / 2 inches, preferably 1 to 4 books / 2 inches. Further, specific arrangements within the above composition ratio range include a method of arranging (B) one by one between (A) and a method of arranging (B) two by two (A). And the like. The method of arranging (B) two by two is preferable in a suitable method since (B) is melted and opened to form an appropriate gap. In the base fabric, the composition ratio of (B) / (A) in the total warp yarn is preferably 1 to 50%, more preferably 4 to 30%. The above composition ratio is 1
If it is less than 50%, the water permeability is not sufficient, and if it exceeds 50%, the gripping force of the pile yarn is undesirably reduced. A pile yarn made of conventionally used nylon, polyester, polypropylene or the like is planted on the base fabric thus obtained, and then backing is performed by a known method. The backing layer is also mainly made of the same polyvinyl chloride, polyolefin resin, etc. as in the past, and the backing processing temperature is preferably lower than the melting point of the high-melting polyolefin and is preferably performed in a temperature range equal to or higher than the melting point of the low-melting polyolefin. , 100 to 140 ° C, and more preferably 120 to 130 ° C. The backing process causes the low-melting-point polyolefin filament yarn interwoven in the base fabric to melt and fall off the base fabric structure to open the pores, thereby producing a water-permeable effect. The polyolefin used in the present invention includes:
Other thermoplastic resins or an antioxidant, an ultraviolet absorber, a light stabilizer, a dispersant, a lubricant, an antistatic agent, a pigment, an inorganic filler, a crosslinking agent within a range not departing from the spirit of the present invention,
Ordinary additives such as a foaming agent and a nucleating agent may be blended. EXAMPLES The artificial turf base fabric of the present invention is evaluated by the following examples. The water permeability test as an evaluation method is as follows. As shown in FIG. 1, an artificial turf fabric P in which pile yarns were planted on a base cloth was adhered to the bottom of the box-shaped container Q, and water W was put up to a height H = 5 cm, and the time until the end of permeation was measured. . Example 1 A film was formed from polypropylene (MFR = 1.2 g / 10 min., Density = 0.90 g / cm 3 , Tm = 161 ° C.) by an inflation method, cooled, slit, and heated. 400 d fineness with 6 times stretching by contact stretching method
And 1250d flat yarn. On the other hand, using high-density polyethylene (MFR = 0.7 g / 10 min., Density = 0.957 g / cm 3 , Tm = 129 ° C.)
A film is formed by an inflation method, cooled, slit, and stretched 5.2 times by a hot plate contact type stretching method to a fineness of 4
00d and 1250d flat yarns were obtained. A warp of 400d polypropylene flat yarn at a driving density of 22 yarns / inch and 1250d
18 flat weft yarns of polypropylene flat yarn
When forming a woven fabric by plain weaving with a driving density of 40 inches,
The high-density polyethylene flat yarn of 0d is replaced by a polypropylene flat yarn as a warp at a composition ratio of 1 / inch, and the 1250d high-density polyethylene flat yarn is replaced by a polypropylene flat yarn as a weft at a composition ratio of 1 / inch. Then, the base fabric was manufactured by weaving. After a pile yarn made of nylon was planted on the base fabric by a tufting method, a backing process was performed on the back surface of the raw material at a backing temperature of 130 ° C. using ethylene-vinyl acetate resin. The heating during this backing process melted the high-density polyethylene flat yarn to form a perforated artificial turf stock. The result of the water permeability test of this artificial turf raw material was 35 seconds. Example 2 When forming a woven fabric by plain weaving in the same manner as in Example 1, 400
d high-density polyethylene flat yarn at a ratio of 1/2 inch as a warp yarn, and 1250 d high-density polyethylene flat yarn as a weft at a ratio of 1/2 inch as a weft yarn. Example 1 was repeated except that the base fabric was manufactured. The water permeability test result of this artificial turf raw material was 90 seconds. Example 3 When forming a woven fabric by plain weaving in the same manner as in Example 1, 400
d, two continuous high-density polyethylene flat yarns are used as warps at a ratio of 2/2 inches, and two continuous high-density polyethylene flat yarns of 1250d are used, two yarns / 2.
The same procedure as in Example 1 was carried out, except that the weft yarns were replaced by polypropylene flat yarns in a composition ratio of inches, and a base fabric was produced by weaving. The water permeability test result of this artificial turf raw material was 17 seconds. Comparative Example When forming a woven fabric by plain weaving in the same manner as in Example 1, 400
d high-density polyethylene flat yarn at 1/5 inch warp ratio, 1250 d high-density polyethylene flat yarn at 1/5 inch configuration ratio as weft yarn, weaving instead of polypropylene flat yarn. Example 1 was repeated except that the base fabric was manufactured. As a result of the water permeability test of this artificial grass material, the water permeability was poor in 10 minutes. As described above, the artificial turf base fabric of the present invention comprises 1 to 20 low-melting polyolefin filament yarns per warp and / or weft of a woven fabric composed of high-melting polyolefin filament yarns. It is made by weaving with a composition ratio of 2 inches. After tufting pile yarn on the base fabric,
Heating in the backing process causes the low-melting polyolefin filament yarn to melt and fall off from the base fabric structure to open holes, and the gap created there creates a water-permeable effect, depending on the composition ratio of the low-melting polyolefin filament yarn. , Water permeability and pile yarn gripping force can be arbitrarily set.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明においる透水性試験を示す説明図であ
る。 【符号の説明】 P 人工芝生原反 Q 升状容器 W 水 H 水の高さ
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory diagram showing a water permeability test in the present invention. [Explanation of Signs] P Artificial turf raw fabric Q Square container W Water H Water height

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パイル糸をタフテイング後、バッキング
加工を施して人工芝生を形成する基布において、高融点
ポリオレフィンフィラメント糸からなる織布の経糸およ
び/または緯糸に低融点ポリオレフィンフィラメント糸
を1〜20本/2インチの構成比で交織してなり、高融
点ポリオレフィンの融点未満、低融点ポリオレフィンの
融点以上でバッキング加工が施されたとき、低融点ポリ
オレフィンフィラメント糸が溶融して基布組織から脱落
して開孔し透水性効果が発生することを特徴とする人工
芝生用基布。
(57) [Claims] [Claim 1] After tufting pile yarn, backing
In a base fabric which is processed to form an artificial turf , a low melting point polyolefin filament yarn is interwoven with a warp and / or a weft of a high melting point polyolefin filament yarn in a composition ratio of 1 to 20 yarns / 2 inches. , High fusion
Lower than the melting point of polyolefin
When backing is applied above the melting point,
Olefin filament yarn melts and drops off from base fabric
An artificial turf base fabric, characterized in that water is permeated by opening the holes .
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