JP3415773B2 - 回転式研磨ロール - Google Patents

回転式研磨ロール

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JP3415773B2 JP17660698A JP17660698A JP3415773B2 JP 3415773 B2 JP3415773 B2 JP 3415773B2 JP 17660698 A JP17660698 A JP 17660698A JP 17660698 A JP17660698 A JP 17660698A JP 3415773 B2 JP3415773 B2 JP 3415773B2
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宏 角田
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株式会社角田ブラシ製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホイールフラン
ジからの回転駆動力を受け、その回転研磨をもって被研
磨材の表面仕上げをなす円筒状のバフあるいはブラシ等
の研摩材を装着したいわゆる回転式研磨ロールに関し、
更に詳しくは、バフあるいはブラシの取付け基台となる
円筒コア管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転式研磨ロールは、図
9に示すように、金属製の円筒コア管aの外周に例えば
バフ材の研磨材bが装着された構造となっており、使用
時において、回転用の金属製治具すなわちホイールフラ
ンジcが両端からこの円筒コア管aの中空部に嵌着さ
れ、ホイールフランジcの回転駆動力を受けて回転され
るものである。ここで、金属製の円筒コア管aとして一
般に配管用鋼管いわゆるガス管が使用される。当該ガス
管は規格のものとして市販され、安価に入手されるもの
であるが、バットシーム溶接による電縫加工によって製
造されるものであるので、残留ひずみを避けることがで
きず、内面に凹凸が生じるものであり、内径φの公差が
大きい。しかして、この円筒コア管aへの該ホイールフ
ランジcの装着において、上述した原因により、真円状
態での嵌合がなされ難く、ホイールフランジcの嵌合に
食付きが生じ、該ホイールフランジcの脱着において、
抜き難いものとなる。更に、この研磨ロールが高速回転
をなすときには、振れの生じる原因ともなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みなされたものであり、回転用治具すなわちホイールフ
ランジが真円を保って容易に装着され、かつ、精確な回
転中心軸の一致度の得られる回転式研磨ロールを提供す
ることを目的とするものである。本発明はこのため、円
筒コア管をアルミにより成形し、この円筒コア管の両端
に短い軟質管を嵌合状に装着することにより、この目的
を達成することを基本的着想とする。本発明はこの着想
において、円筒コア管の資源回収において、素材の混在
がないように分別可能なように工夫することも他の目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の回転式研磨ロー
ルは具体的には、次の構成を採る。第1番目の発明の回
転式バフに係り、中空円筒状をなし、その両端に装着さ
れるホイールフランジからの回転駆動力を受けて回転す
る円筒コア管の外周にバフ材が装着されてなる回転式研
磨バフにおいて、前記円筒コア管はアルミ製素材により
所定厚さをもって直円筒状に形成されるとともに、その
両端の内周に所定の長さにわたって該円筒コア管の内径
よりも大径をなす直円筒状の円筒凹部が凹設され、前記
円筒コア管の円筒凹部に、わずかな弾性を有する合成樹
脂材よりなるとともにその長さが前記円筒凹部に一致す
る直円筒状の端部短管が取外しを許容する状態で強嵌挿
状態で固定され、前記端部短管の内周面に取外し用の係
合凹部が形成されてなることを特徴とする。 第2番目の
発明の回転式研磨ブラシに係り、中空円筒状をなし、そ
の両端に装着されるホイールフランジからの回転駆動力
を受けて回転する円筒コア管の外周にブラシ材が装着さ
れてなる回転式研磨ブラシにおいて、前記円筒コア管は
アルミ製素材により所定厚さをもって直円筒状に形成さ
れるとともに、その両端の内周に所定の長さにわたって
該円筒コア管の内径よりも大径をなす直円筒状の円筒凹
部が凹設され、前記円筒コア管の円筒凹部に、わずかな
弾性を有する合成樹脂 材よりなるとともにその長さが前
記円筒凹部に一致する直円筒状の端部短管が取外しを許
容する状態で強嵌挿状態で固定され、前記端部短管の内
周面に取外し用の係合凹部が形成されてなることを特徴
とする。 更に、該第2番目の発明の回転式研磨ブラシに
おいて、円筒コア管に硬質合成樹脂製のブラシ取付け管
が接着固定をもって外嵌されるとともに、該ブラシ取付
け管に複数のブラシ植設孔が穿設され、該ブラシ植設孔
のそれぞれにブラシ束が植設されてなり、前記ブラシ植
設孔は円孔をなすとともにその底部は逆円錐形に形成さ
れ、前記ブラシ束はその基部に線材の止め金具がその先
端を突出して巻き懸けられて装着され、該止め金具の突
出端を前記ブラシ植設孔の底部の傾斜面に沿って押し込
んで前記ブラシ取付け管内に食込み状に係合させてなる
ことを特徴とする。 上記各発明の構成において、円筒
コア管の円筒凹部は直円筒状をなすとともに、該円筒面
に1又は複数の溝が軸方向に縦設され、端部短管は直円
筒状をなすとともに、その外周面に突条が縦設されるこ
と、は選択的事項である。
【0005】(作用) 円筒コア管の両端には端部短管を介して回転治具のホイ
ールフランジが嵌合状をもって装着される。端部短管は
その弾性によりホイールフランジと馴染みがよく、嵌め
合いが容易であり、かつ回転中心軸の一致度が高い。円
筒コア管はアルミ製であり、軽量体となり、長尺化が可
能であるとともに、大きな回転能が得られる。第1・第
2の発明の回転式研磨ロールにおいては、端部短管は取
外しができるものであり、資源回収に当たり円筒コア管
と端部短管とは分割して回収される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の回転式研磨ロールの実施
の形態を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態) 図1〜図4はその一実施形態(第1実施形態)を示し、
バフ態様の回転式研磨ロールへの適用例を示す。すなわ
ち、図1はその全体構成を示し、図2〜図4は各部分構
成及びその付帯部品を示す。
【0007】図1に示すように、Rは本実施形態の回転
式研磨ロール(以下、単に「研磨ロール」という)であ
る。該研磨ロールRは、円筒状をもって形成されたアル
ミ製の円筒コア管1、該円筒コア管1の外周に装着され
るバフ材2、及び前記円筒コア管1の両端の内側に固着
される端部短管3を含む。そして、該研磨ロールRの両
端に回転用のホイールフランジ5が嵌着される。
【0008】以下、各部の細部構成に付いて説明する。円筒コア管1 円筒コア管1は長尺の直円筒状をなし、アルミ素材をも
って形成される。該円筒コア管1は鋳造成形、特にはダ
イカスト成形、低圧鋳造成形をもって作成され、従来の
鋼製に比べ高精度かつ軽量である。該円筒コア管1の両
端には内周面より段部10aを介して端部短管3を受け
入れる円筒凹部10が形成される。該円筒凹部10は旋
盤加工をもって精確に削り出される。
【0009】バフ材2 バフ材2は、所定の厚みの円筒状をなし、合成樹脂材の
基材12中に砥粒13が含有されてなり、円筒コア管1
の外周に嵌合状に固着される。すなわち、当該バフ材2
の内径は円筒コア管1の外径に実質的に等しく、当該バ
フ材2を円筒コア管1の外周に嵌合させ、接着剤を介し
て固着される。すなわち、バフ材2は若干の弾性を有
し、円筒コア管1に押し込み状に嵌合される。
【0010】端部短管3 端部短管3は短尺の直円筒状をなし、わずかな弾性を有
する硬質素材をもって形成され、円筒コア管1の両端の
円筒凹部10内に強嵌合をもって固定される。もっと詳
しくは、該端部短管3はその長さが円筒凹部10の奥行
きに等しく、その外径は円筒凹部10の内径に一致し、
その内径は後述するホイールフランジ5の小径部の外径
に実質的に合致する。また、その素材は合成樹脂材、特
にはフェノール樹脂が採用される。該フェノール樹脂管
は、強靱でかつ軽量であり、内外径の公差が極めて小さ
く、内外周面は滑らかである。他の合成樹脂材として
は、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂
等の適宜のものが使用される。端部短管3の円筒コア管
1の円筒凹部10内への嵌合は直円筒状相互の強嵌入を
基本的形態とする。すなわち、該端部短管3の外径と円
筒凹部10の内径との差による押し込み抵抗をもって強
固な固定がなされる。図3は端部短管3と円筒凹部10
との嵌合の一形態である突条と縦溝との相互係合態様を
示す。すなわち、円筒凹部10の内周面には軸方向に4
か所の縦溝15が等間隔(90°)を保って縦設され、
端部短管3の外周面には縦溝15に合致する突条16が
縦設される。端部短管3の内周面には円形の凹部18が
所定位置、所定間隔(90°)を保って凹設される。該
凹部18に後記する引き抜き具が係合される。
【0011】ホイールフランジ5 ホイールフランジ5は金属体よりなり、大略公知の構成
を採るものであって、大径部20と小径部21とが鉛直
壁部22を介して連結されてなる。小径部21を研磨ロ
ールRの端部すなわち端部短管3の内周部内に嵌入さ
せ、また、鉛直壁部22の外壁面22aを研磨ローラR
の端面に衝接させて使用される。図2に示すように、本
実施例のホイールフランジ5においては、小径部21の
外周面24は、わずかなテーパー面をなす根本部24a
と直円筒状の先端部24bとからなる。そして、先端部
24bの直径D1は端部短管3の内径dよりもわずかに
小さく、また、テーパー部24aの最大外径D2は内径
dよりもわずかに大きくされている。なお、先端部24
bはテーパー部24aに連なる傾斜に形成されることを
妨げない。しかして、このホイールフランジ5を研磨ロ
ールRに取り付けたとき、小径部21のテーパー部24
aは端部短管3の内側縁部を強圧をもって変形させ、研
磨ロールRはホイールフランジ5に固定把持される。
【0012】円筒コア管1と端部短管3との一体化は上
述したとおりであるが、留意すべきは両管1,3はとも
に真円度が高く、一体化された際にも端部短管3の内径
公差は高精度に保持されるものである。因みに、円筒コ
ア管1及び端部短管3の寸法諸元の一例を示すと、円筒
コア管1の外径は110mm、その長さは610mmの
ものが使用され、端部短管3の外径は102mm、その
内径は76.2mm、その長さは25mmのものが使用
される。
【0013】このように構成された本実施形態の研磨ロ
ールRは、次のようにして使用され、作用を奏し、効果
を有する。研磨ロールRを回転駆動機構に装着するに際
し、該回転駆動機構に属するホイールフランジ5を研磨
ロールRに取り付ける。すなわち、ホイールフランジ5
の小径部21を研磨ロールRの内径部すなわち端部短管
3内に、また、該ホイールフランジ5の鉛直壁部22の
外端面22aが該研磨ロールRの端面に衝接するまで挿
入する。このとき、小径部21の外周面24の先端部2
4bの外径は端部短管3の内径よりも小さくされている
ので円滑に挿入され、更に押し込むことによりテーパー
部24aは端部短管3の内周縁に当接され、そのテーパ
ー作用により端部短管3内へ軸芯を揃えて嵌まり込む。
同時に、端部短管3はわずかな弾性を有するものであ
り、テーパー部24aの挿入により弾性変形をなし、テ
ーパー部24aを強固に把持する。
【0014】この取付け時の挿入操作において、端部短
管3の内径及びホイールフランジ5の小径部21の外径
の寸法精度は高いので、噛み付きがなく、均等な密着性
が得られる。また、ホイールフランジ5のテーパー部2
4aのテーパー作用により求心作用が自動的になされ、
ホイールフランジ5と端部短管3とは軸心を一致する。
また、端部短管3の弾性によりホイールフランジ5の脱
着は何度でも可能で、研磨ロールR自体の使い捨てにな
らず、長期にわたって使用することができる。更に、端
部短管3の取替えも可能で、一層の長期使用が可能とな
る。更にまた、この研磨ロールRの回転動によるワーク
の研磨において、研磨ロールRの円筒コア管1及び端部
短管3はともに真円度が高く、回転振れを起こさず、従
って、ワークを良好に研磨する。本研磨ロールRにおい
て、その円筒コア管1はアルミ製であり、従来の鋼管の
ものに比べ軽量体となり、長尺化が可能であるととも
に、大きな回転能が得られる。
【0015】端部短管3の取外しに付き、該端部短管3
の内面に凹設された凹部18に別途用意された引抜き具
の爪を係合させ、外方へ向けて引き抜く。図4はそのよ
うな引抜き具Hの一例を示す。すなわち、該引抜き具H
は剛性の棒体26の先端に内方へ弾性をもってたわむこ
とのできる4つの弾性腕27が取り付けられ、該弾性腕
27の先端部には外方へ突出する係合突起28が取り付
けられている。26aは把手である。引抜き操作におい
ては、弾性腕27を端部短管3の内面に弾性に抗して押
し込み、係合突起28を凹部18に弾圧的に係合させ
る。しかる後、把手26aを把持して大きな引抜き力を
もって外方へ引き抜くものである。端部短管3の取替え
により、研磨ロールRは更に長期にわたって使用され
る。更にまた、研磨ロールRの廃棄処理に付き、円筒コ
ア管1と端部短管3とは分離され、それぞれが廃棄処理
されるので、資源回収が容易となる。
【0016】(第2実施形態) 図5〜図8に本発明の回転式研磨ロールの他の実施形態
(第2実施形態)を示す。これらの図において、先の実
施形態と同等の部材については同一の符号が付されてい
る。この実施形態においては、回転式円筒研磨ブラシへ
の適用を示し、Bはその円筒研磨ブラシである。
【0017】この円筒研磨ブラシBにおいても、円筒コ
ア管1は直円筒状のアルミ製を採ること、及び円筒コア
管1の両端部に端部短管3が前述した種々の態様で取り
付けられることは先の実施形態と同じである。本円筒研
磨ブラシBにおいて特徴的なことは、円筒コア管1に硬
質合成樹脂製のブラシ取付け管7が外嵌されるととも
に、該ブラシ取付け管7に多数のブラシ植設孔30が穿
設され、このブラシ植設孔30にブラシ束が植設されて
研磨材としてのブラシ2Aが取り付けられるものであ
る。
【0018】以下、本円筒研磨ブラシBの特徴部の細部
構成を説明する。ブラシ取付け管7 ブラシ取付け管7は所定の厚みを持つ直円筒状をなし、
円筒コア管1よりも短くされ、その内径は円筒コア管1
の外径に一致し、円筒コア管1の外側に密着状に嵌合さ
れ、円筒コア管1に一体的に固定される。該ブラシ取付
け管7は硬質の合成樹脂材をもって成形され、本実施形
態では塩化ビニル樹脂が採用されるが、他の同等の合成
樹脂材、例えばポリプロピレン樹脂、ABS樹脂等の使
用を妨げるものではない。なお、該ブラシ取付け管7は
直円筒状の一体のもの、あるいは2つの半円筒状体より
なり合体して直円筒状を形成するものの両態様を採る。
いづれの態様においても円筒コア管1に接着をもって固
定される。
【0019】ブラシ植設孔30 ブラシ植設孔30は横断形状が円形をなし、ブラシ取付
け管7に一定深さにわたって穿設されるとともに、ブラ
シ取付け管7の外周に一定の間隔を保って多数穿設され
る。図7はブラシ植設孔30の断面構成を示し、30a
はその孔壁、30bは逆円錐形をなす孔底である。孔底
30bはその下層の円筒コア管1とは一定間隔を保って
いる。このブラシ植設孔30は先端の刃先が円錐形をな
すドリルをもって穿孔されるものであり、従ってその先
端の形状に対応して孔底30bは円錐形をなす。このブ
ラシ植設孔30は例えば、径が5mm、深さが10m
m、孔底30bの角度が90°の諸元を採り、各孔30
は千鳥に配され、15mmの間隔を保つ。
【0020】ブラシ2A ブラシ2Aは、個々のブラシ束32をもって各ブラシ植
設孔30に植え込まれる。ブラシ束32は、図8に示さ
れるように、所定長のブラシ繊維33が6〜10本を一
束として、中央より折り曲げられ、かつ、その折曲げ部
に線材よりなる止め金具34が巻き懸けられる。もっと
詳しくは、ブラシ繊維33は所定の径を有する繊維体を
なし、それ自体で研磨性を有する。また、該ブラシ繊維
33は反発性をもって自然状態で直射状を保持し、中央
で拘束力を受けて同一方向に向くが、この拘束力が解除
されると直線状に復帰する。その構成の一例として、合
成樹脂製線材の表面に砥粒が接着剤を介して付着されて
なる。止め金具34は金属線材、通常には鋼線よりな
り、所定長さのものを、束ねられたブラシ繊維33の中
央すなわち基部に巻き懸け、その両端を下方へ延設させ
る。ブラシ繊維33は例えば、長さが100mm、径が
1.0mm、止め金具34は長さが22mm、径が0.
5mmの諸元を採る。個々のブラシ束32は、基部にお
いて止め金具34がブラシ取付け管7内に食い込むこと
をもって定着され、その上部は弾力をもってブラシ取付
け管7の表面より立ち上がる。ブラシ植設孔30の穿孔
作業すなわち穴加工に付いては、所定の装置すなわちボ
ール盤を使用し、該装置に装着されたドリルによりなさ
れる。当該装置は数値制御化、自動化され、該穴加工作
業は所定間隔に精確になされる。また、多軸化をもって
作業の迅速化を図ることができる。ブラシ取付け管7の
素材は金属に比べ軟質であるので、容易に穿孔される。
従って、その先端角は鋭角状を採りうる。ブラシ束32
のブラシ植設孔30への植込み作業は、次のようにして
なされる。ブラシ繊維33の6〜10本を一束とし、そ
の中央に止め金具34を巻き懸け、該止め金具34の突
出両端が下方になるように折り込み、その状態を保持し
つつ、所定の工具を介してブラシ植設孔30に押し込
む。その押込み力により、止め金具34の突出両端はブ
ラシ植設孔30の孔底30bの傾斜面に沿って折り曲げ
られブラシ取付け管7内に食い込む。
【0021】この第2実施形態の円筒研磨ブラシBによ
れば、先の第1実施形態の作用効果に加え、以下の効果
を有する。本円筒研磨ブラシBの本体部は内側のアルミ
製の円筒コア管1と外側の合成樹脂製のブラシ取付け管
7との合成によるので、全体的に軽量化するとともに、
全体的な外径精度並びに長さ方向へのたわみ精度が向上
し、大径化・長尺化が可能となる。また、ブラシ植設孔
30の形成が合成樹脂材のブラシ取付け管7に対してな
されるので穴加工が容易であるとともに、該ブラシ植設
孔30へのブラシ束32の植設に付き、ブラシ束32は
その止め金具34がブラシ植設孔30からブラシ取付け
管7内に食い込み、該止め金具34を介して強固な定着
がなされる。これにより、穴加工、ブラシ束32の植設
作業の効率が向上し、生産性の向上を図ることができ
る。
【0022】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明の回転式研磨ロールによれば、端
部短管はその弾性によりホイールフランジと馴染みがよ
く、嵌め合いが容易であり、かつ回転中心軸の一致度が
高い。また、研磨ロールの回転動によるワークの研磨に
おいて、研磨ロールの円筒コア管及び端部短管はともに
真円度が高く、回転振れを起こさず、従って、ワークを
良好に研磨する。また、円筒コア管はアルミ製であり、
従来の鋼管製のものに比べ軽量体となり、長尺化が可能
であるとともに、大きな回転能が得られる。更にまた、
端部短管は取外しができるものであり、資源回収に当た
り円筒コア管と端部短管とは分割して回収される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(第1実施形態)の回転式
研磨ロールの全体構成を示す縦断面図。
【図2】図1の2部分拡大図。
【図3】(a) 図は端部短管部分の断面図。(b) 図は(a)
図の3−3線断面図。
【図4】引抜き具の一例。
【図5】本発明の他の実施形態(第2実施形態)の回転
式研磨ロールの全体構成を示す縦断面図。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】ブラシ束の設置状態を示す拡大図。
【図8】ブラシ束の拡大図であって、(a) 図はその一部
省略側面図。(b) 図は(a) 図の8方向矢視図。
【図9】従来の研磨ロールの構成図。
【符号の説明】
R,B…回転式研磨ロール、1…円筒コア管、2…研磨
材(バフ)、2A…ブラシ、3…端部短管、5…ホイー
ルフランジ、10…円筒凹部、15…溝、16…突条、
18…取外し用係合凹部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空円筒状をなし、その両端に装着される
    ホイールフランジからの回転駆動力を受けて回転する円
    筒コア管の外周にバフ材が装着されてなる回転式研磨
    において、 前記円筒コア管はアルミ製素材により所定厚さをもって
    直円筒状に形成されるとともに、その両端の内周に所定
    の長さにわたって該円筒コア管の内径よりも大径をなす
    直円筒状の円筒凹部が凹設され、前記円筒コア管の円筒凹部に、わずかな弾性を有する合
    成樹脂材よりなるとともにその長さが前記円筒凹部に一
    致する直円筒状の端部短管が取外しを許容する状態で強
    嵌挿状態で固定され、 前記端部短管の内周面に取外し用の係合凹部が形成され
    てなる、 ことを特徴とする回転式研磨バフ
  2. 【請求項2】中空円筒状をなし、その両端に装着される
    ホイールフランジからの回転駆動力を受けて回転する円
    筒コア管の外周にブラシ材が装着されてなる回転式研磨
    ブラシにおいて、 前記円筒コア管はアルミ製素材により所定厚さをもって
    直円筒状に形成されるとともに、その両端の内周に所定
    の長さにわたって該円筒コア管の内径よりも大径をなす
    直円筒状の円筒凹部が凹設され、前記円筒コア管の円筒凹部に、わずかな弾性を有する合
    成樹脂材よりなるとともにその長さが前記円筒凹部に一
    致する直円筒状の端部短管が取外しを許容する状態で強
    嵌挿状態で固定され、 前記端部短管の内周面に取外し用の係合凹部が形成され
    てなる、 ことを特徴とする回転式研磨ブラシ
  3. 【請求項3】前記円筒コア管に硬質合成樹脂製のブラシ
    取付け管が接着固定をもって外嵌さ れるとともに、該ブ
    ラシ取付け管に複数のブラシ植設孔が穿設され、該ブラ
    シ植設孔のそれぞれにブラシ束が植設されてなり、 前記ブラシ植設孔は円孔をなすとともにその底部は逆円
    錐形に形成され、 前記ブラシ束はその基部に線材の止め金具がその先端を
    突出して巻き懸けられて装着され、該止め金具の突出端
    を前記ブラシ植設孔の底部の傾斜面に沿って押し込んで
    前記ブラシ取付け管内に食込み状に係合させてなる、 請求項2に記載の回転式研磨ブラシ。
JP17660698A 1998-06-09 1998-06-09 回転式研磨ロール Expired - Fee Related JP3415773B2 (ja)

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