JP3414257B2 - 多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP3414257B2
JP3414257B2 JP13722898A JP13722898A JP3414257B2 JP 3414257 B2 JP3414257 B2 JP 3414257B2 JP 13722898 A JP13722898 A JP 13722898A JP 13722898 A JP13722898 A JP 13722898A JP 3414257 B2 JP3414257 B2 JP 3414257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
points
point
event information
master
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13722898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11326126A (ja
Inventor
康志 海野
Original Assignee
安藤電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 安藤電気株式会社 filed Critical 安藤電気株式会社
Priority to JP13722898A priority Critical patent/JP3414257B2/ja
Priority to US09/314,471 priority patent/US6160614A/en
Priority to EP99303852A priority patent/EP0959337A3/en
Publication of JPH11326126A publication Critical patent/JPH11326126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414257B2 publication Critical patent/JP3414257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/31Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
    • G01M11/3109Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR
    • G01M11/3136Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR for testing of multiple fibers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各心線が多数の接
続点を持つ多心の光ファイバに光パルス試験を行って得
た測定波形データを解析して、光ファイバ線路における
接続点の損失や反射点の反射量などを心線毎に集計した
一覧表を作成する多心光ファイバの測定データ集計方法
及び装置に関する。さらに詳細には、かかる測定データ
集計装置が集計処理のために使用するマスタファイルと
呼ばれるファイルを作成する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア・ネットワーク社会の実
現には光ファイバ網の整備が不可欠であることから、こ
うした光ファイバ網が基幹系を中心として整備されてき
ているが、近年においては加入者系についても急激に光
ファイバ網の展開がなされている。こうした光ファイバ
網の普及を支えるために使用される光ファイバ用測定器
としてOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)
装置が存在する。このOTDR装置は、光ファイバアナ
ライザや光パルス試験器などとも呼ばれ、光ファイバの
長手方向の損失分布を光ファイバの片端から直視するこ
とが可能であることから、光ファイバの実用化とともに
広く利用されてきている。
【0003】また、光ファイバ網の整備に伴って必要と
なる大量の光ファイバの敷設工事や保守管理のために、
光ファイバ線路から測定された各種のデータを集計する
作業が行われている。すなわち、局間には1000〜2
000心程度の光ファイバが敷設されており、こうした
多心で多接続点を持つ光ファイバを有する光ファイバ線
路の試験や保守を行うために、OTDR装置で光ファイ
バの各心線の光パルス試験を実施してその測定結果から
全ての心線について光ファイバの融着点,コネクタ接続
点(以下、これらを「イベント」ないしは「イベント
点」という)における接続損失,反射量等の情報(即
ち、「光ファイバの特性データ」)を集計した一覧表を
作成している。そして、こうして作成された集計表に基
づいて、例えば融着点の損失から損失値が規格値を越え
ているかどうかを判定したり断線の有無などを調べたり
している。
【0004】従来、こうした集計作業は以下に述べるよ
うにして行われていた。まず、多数ある心線の中から作
業者が例えば3本の心線を任意に選び出し、選択された
心線に対してOTDR装置で光パルス試験を行い、得ら
れた測定波形データに基づいて生成される損失分布の測
定波形をディスプレイなどに表示させる。そして作業者
は、ディスプレイ上に表示された測定波形を見ながらイ
ベント点を目視で認識して測定波形上におけるイベント
点の位置をマーキングしてゆく。図7はOTDR装置で
測定された損失分布の測定波形の一部分を拡大表示した
ものであり、図中、横軸はOTDR装置を基準とした光
ファイバ線路上の距離であって、縦軸は光ファイバ線路
内で発生する後方散乱光やフレネル反射光などの戻り光
の受信光レベルである。
【0005】図示したように、各心線C1〜C3には光
ファイバ間の融着によって生じた接続損失に相当する段
差がイベント点として発生している。この場合、作業者
は心線C1〜C3にて発生しているこれらイベント点が
含まれるようにマーカM1及びマーカM2を測定データ
集計装置に設定するほか、同図の場合は当該イベント点
が融着点であるためそれを示す情報を併せて設定する。
なお、これ以後、各イベント点が融着点であるか反射点
であるかを示す情報を「接続種別」と呼ぶことにする。
そして、作業者は図示した以外の各イベント点について
も測定データ集計装置に対して両側のマーカと接続種別
とを設定してゆく。なお、設定されたマーカと接続種別
は全ての心線に共通のデータとして設定される。
【0006】測定データ集計装置は作業者が設定したこ
れらのデータを「マスタファイル」と呼ばれるファイル
でその内部に保存する。ここで、OTDR装置で光ファ
イバ線路の光パルス試験を実施したときに採取されるデ
ータには、各イベント点についてOTDR装置が設定す
るマーカ位置(詳細は後述)や接続種別のほか、測定す
べき光ファイバ線路の長さに相当する距離レンジ,距離
レンジに応じて光ファイバ線路に入射される光パルスの
パルス幅といったイベント点に関する以外の種々のデー
タが含まれている。上述のマスタファイルは、こうした
OTDR装置が採取するデータのと同じ形式をしたファ
イルである。
【0007】そして、作業者が全てのイベント点につい
てマーカを設定すると、測定データ集計装置はマスタフ
ァイルに基づいて各イベント点に設定されたマーカM1
〜M2の範囲の測定波形データを心線毎に調べてイベン
トの有無を判別し、融着点の接続損失や反射点の反射量
を1000〜2000心にものぼる心線すべてについて
計算する。そうしたのち、測定データ集計装置は得られ
た計算結果から心線毎に接続損失値や反射量を各イベン
ト点について並べた集計表を作成してディスプレイ上に
表示させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
測定データ集計装置では、多数の心線の中から作業者が
任意に選び出した数本の心線に関してのみ測定波形に基
づいて各イベント点のマーカと接続種別を設定するよう
にしている。そして、こうして設定されたマーカ等を全
ての心線に共通する同一の条件として各イベント点の接
続損失値や反射量を調べている。つまり、従来はマーカ
位置の設定を作業者が手作業で設定するため、1000
〜2000心にも及ぶ全ての心線を考慮に入れてマーカ
位置を設定することはできず、任意に選んだ何本かの心
線について得られた測定波形だけに基づいてマーカの位
置を設定している。
【0009】このようなマーカ位置の設定手順であって
も心線間でイベント点の発生する距離にばらつきがほと
んどなければ特に問題は生じない。ところが、集計作業
の対象となる多心の光ファイバにあっては、各心線でイ
ベントの発生する位置(距離)が全く一致しているのは
極めて稀であり、若干のばらつきがあるのが普通であ
る。そのため、図8に示すように、作業者が心線C1〜
C3について設定したマーカM1,M2で規定される範
囲外において、心線C1〜C3で発生しているのと同一
のイベントが発生するような心線Cnがあると、心線C
nについては当該イベント点に関する接続損失値や反射
量が集計できないことになる。
【0010】こうした問題が生じないようにするには、
心線間に存在するイベント点の位置のばらつきを考慮し
て、同一のイベント点に関して全心線のうち最も距離が
小さいものと最も距離が大きいものをすべて含むよう
に、例えばマーカM1の設定位置を左側に移動させてや
れば良いはずである。しかしながら、光ファイバの心線
数は1000〜2000にもなるために、現実には作業
者にかかる負荷は膨大なものとなってしまう。結局、こ
うしたマーカ位置の調整作業を全ての心線について行う
のは事実上不可能であると言える。
【0011】以上に加えて、融着の精度等が原因で接続
損失が十分大きくないために、作業者が測定波形を見た
だけではイベント点を識別できない場合がある。すなわ
ち、図9に示すように作業者の選択した心線C1〜C3
には何れもマーカM1〜M2の間に融着のイベント点が
あるものの、接続損失がほとんど無いためにディスプレ
イに表示される測定波形からだけではイベント点がある
のかどうか判別困難となることもある。そうすると、当
該イベント点についてはマーカが全く設定されないため
に、心線C1〜C3以外の心線では十分な接続損失があ
ったとしても、全ての心線について当該イベントの接続
損失等が集計されないことになってしまう。もちろん、
3本と言わずにもっと多数の心線を作業者に調べさせて
マーカ位置を設定させれば良いとも考えられる。しかし
ながら、最大でどの程度の本数の心線を調べれば問題な
いかが不明確である上、例えば数十本にも上る心線の測
定波形をすべて調べるのは作業者の負担を著しく増大さ
せることになり、現実的な解決策とは言えない。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、作業者がイベント点を認識しずらい
心線が存在する場合やイベント点の位置が心線毎にばら
つくような場合であっても、多心かつ多接続点の光ファ
イバの全ての心線について各イベント点に正確なマーカ
位置の設定を行って損失値や反射量を集計できる多心光
ファイバの測定データ集計方法及び装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、多心光ファイバの光パル
ス試験によって心線毎に得られる測定波形データの中か
ら検出される全てのイベント点について、イベント点の
距離が含まれたイベント情報を求めるイベント情報抽出
手段と、心線間でイベント点間の距離差が許容範囲内に
収まるイベント点を同一イベント点と判定することによ
って、全てのイベント点の中から同一イベント点の組を
全て探索し、各組について何れかのイベント点のイベン
ト情報をマスタイベント情報として決定するマスタイベ
ント決定手段と、前記マスタイベント情報と前記測定波
形データに基づいて、前記各マスタイベント情報に対応
した各イベント点における光ファイバの特性データを前
記心線毎に算出する集計手段とを具備することを特徴と
している。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記マスタイベント決定手段は、前記
同一イベント点の各組に含まれるイベント点のうち、最
小の距離を持つイベント点のイベント情報を前記マスタ
イベント情報に決定することを特徴としている。また、
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明にお
いて、前記マスタイベント決定手段は、隣接する前記イ
ベント点間の距離差を区間距離としてイベント点毎に算
出し、前記各イベント点の距離を中心として該各イベン
ト点の前記区間距離に所定の偏差値を乗じた距離範囲内
を前記許容範囲としてすることを特徴としている。
【0014】また、請求項4記載の発明は、多心光ファ
イバの光パルス試験によって心線毎に得られる測定波形
データの中から全てのイベント点を検出し、全てのイベ
ント点についてイベント点の距離が含まれたイベント情
報を求め、心線間でイベント点間の距離差が許容範囲内
に収まるイベント点を同一イベント点と判定して、全て
のイベント点の中から同一イベント点の組を全て探索
し、前記同一イベント点の各組について何れかのイベン
ト点のイベント情報をマスタイベント情報に決定し、前
記マスタイベント情報と前記測定波形データに基づい
て、前記各マスタイベント情報に対応した各イベント点
における光ファイバの特性データを前記心線毎に算出す
ることを特徴としている。また、請求項5記載の発明
は、多心光ファイバの光パルス試験によって心線毎に得
られる測定波形データの中から全てのイベント点を検出
する手順と、イベント点の距離が含まれたイベント情報
を全てのイベント点について求める手順と、先頭心線と
して選択した何れかの心線のイベント情報をマスタファ
イルに記録する手順と、前記先頭心線以外の何れかの心
線を対象心線として選択する手順と、前記マスタファイ
ル中の各イベント情報に対応するイベント点の距離を基
準とした許容範囲内に存在するイベント点を同一と判定
することで、該イベント点のイベント情報を前記対象心
線のイベント情報の中から探索する探索手順と、同一と
されたイベント情報のうちの何れかをマスタイベント情
報に決定して前記マスタファイル中の各イベント情報を
置換する手順と、前記対象心線のイベント情報のうち、
前記マスタファイル中のイベント情報と同一でないイベ
ント情報を全て前記マスタファイルに登録する登録手順
と、前記対象心線を順次変更してゆき、前記先頭心線以
外の全ての心線について前記探索手順から前記登録手順
までの処理を繰り返す手順と、前記マスタファイル中の
イベント情報と前記測定波形データに基づいて、これら
のイベント情報に対応した各イベント点における光ファ
イバの特性データを前記心線毎に算出する手順とを有す
ることを特徴としている。また、請求項6記載の発明
は、請求項4又は5記載の発明において、同一と判定さ
れたイベント点の中から最小の距離を持つイベント点を
選択し、該イベント点のイベント情報を前記マスタイベ
ント情報に決定することを特徴としている。また、請求
項7記載の発明は、請求項4〜6の何れかの項記載の発
明において、同一と判定されるイベント点を探索するに
あたって、隣接する前記イベント点間の距離差を区間距
離としてイベント点毎に算出し、前記各イベント点の距
離を中心として該各イベント点の前記区間距離に所定の
偏差値を乗じた距離範囲を前記許容範囲として決定する
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項8記載の発明は、多心光ファ
イバの光パルス試験によって心線毎に得られる測定波形
データの中から全てのイベント点を検出する処理と、全
てのイベント点についてイベント点の距離が含まれたイ
ベント情報を求める処理と、心線間でイベント点間の距
離差が許容範囲内に収まるイベント点を同一イベント点
と判定して、全てのイベント点の中から同一イベント点
の組を全て探索する探索処理と、前記同一イベント点の
各組について何れかのイベント点のイベント情報をマス
タイベント情報に決定するマスタイベント決定処理と、
前記マスタイベント情報と前記測定波形データに基づい
て、前記各マスタイベント情報に対応した各イベント点
における光ファイバの特性データを前記心線毎に算出す
る処理とをコンピュータに実行させることを特徴として
いる。また、請求項9記載の発明は、多心光ファイバの
光パルス試験によって心線毎に得られる測定波形データ
の中から全てのイベント点を検出する処理と、イベント
点の距離が含まれたイベント情報を全てのイベント点に
ついて求める処理と、先頭心線として選択した何れかの
心線のイベント情報をマスタファイルに記録する処理
と、前記先頭心線以外の何れかの心線を対象心線として
選択する処理と、前記マスタファイル中の各イベント情
報に対応するイベント点の距離を基準とした許容範囲内
に存在するイベント点を同一と判定することで、該イベ
ント点のイベント情報を前記対象心線のイベント情報の
中から探索する探索処理と、同一とされたイベント情報
のうちの何れかをマスタイベント情報に決定して前記マ
スタファイル中の各イベント情報を置換するマスタイベ
ント決定処理と、前記対象心線のイベント情報のうち、
前記マスタファイル中のイベント情報と同一でないイベ
ント情報を全て前記マスタファイルに登録する登録処理
と、前記対象心線を順次変更してゆき、前記先頭心線以
外の全ての心線について前記探索処理から前記登録処理
までの処理を繰り返す処理と、前記マスタファイル中の
イベント情報と前記測定波形データに基づいて、これら
のイベント情報に対応した各イベント点における光ファ
イバの特性データを前記心線毎に算出する処理とをコン
ピュータに実行させることを特徴としている。また、請
求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の発明にお
いて、前記マスタイベント決定処理は、同一と判定され
たイベント点の中から最小の距離を持つイベント点を選
択し、該イベント点のイベント情報を前記マスタイベン
ト情報に決定することを特徴としている。また、請求項
11記載の発明は、請求項8〜10の何れかの項記載の
発明において、前記探索処理は、同一と判定されるイベ
ント点を探索するにあたって、隣接する前記イベント点
間の距離差を区間距離としてイベント点毎に算出する処
理と、前記各イベント点の距離を中心として該各イベン
ト点の前記区間距離に所定の偏差値を乗じた距離範囲を
前記許容範囲として決定する処理とを有することを特徴
としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本実施形態による
多心光ファイバの測定データ集計装置と光パルス試験を
実施するための装置についてその構成を示したブロック
図である。同図において、符号1は測定対象となる多心
かつ多接続点の光ファイバを有する光ファイバ線路であ
る。OTDR装置2は前述したように光ファイバ線路1
に光パルスを入射させてその戻り光を受光して光ファイ
バ線路1の光パルス試験を行う。心線選択装置3は多心
の光ファイバの中から目的とする光ファイバの心線だけ
を選択してOTDR装置2に接続させる。光カプラ4は
心線選択装置3を介して光ファイバ線路1をOTDR装
置2に接続するための分岐モジュールである。そして符
号5で示す装置が本実施形態における測定データ集計装
置である。
【0017】次に、測定データ集計装置5の各部につい
て詳細を説明する。ここで、測定データ集計装置5はプ
ログラム制御によって動作するコンピュータであり、ご
く一般的なパーソナルコンピュータで実現することが可
能である。すなわち、測定データ集計装置5は図示した
ようにCPU(中央処理装置)11,ROM(読み出し
専用メモリ)12,RAM(ランダムアクセスメモリ)
13,入力部14,出力部15,HDD(ハードディス
ク駆動装置)16,FDD(フロッピーディスク駆動装
置)17がバスBUSを介して接続されて構成される。
【0018】CPU11は測定データ集計装置5内の各
部を統括するプロセッサであって、その機能の詳細につ
いては動作の説明において明らかにする。ROM12は
コンピュータを動作させるためのオペレーティングシス
テムを起動するためにCPU11が実行する起動プログ
ラムなどが予め格納されている。RAM13はCPU1
1が処理を行う際の作業領域などとして使用され、例え
ばマスタファイルを記憶する。入力部14は、作業者が
測定データ集計装置5に対して行った指示を検出し、そ
の指示内容をCPU11へ通知するものであってキーボ
ードやマウスなどから構成される。出力部15はOTD
R装置2で測定された測定波形のほか、各心線について
得られたイベント点の接続損失値や反射量などの記載さ
れた集計表など、各種の情報の表示あるいは印刷を行う
ものであって、ディスプレイやプリンタなどから構成さ
れている。HDD16にはOTDR装置2が測定した全
ての心線に関する測定波形データがOTDR装置2から
転送されて格納される。
【0019】FDD17には、光ファイバ線路の測定デ
ータの集計処理を実現するための集計処理プログラムが
予め格納されたフロッピーディスクを装着する。この集
計処理プログラムはフロッピーディスクからHDD16
上にプログラムファイルとして予めインストールされ、
集計処理を行う時点でHDD16からRAM13上に読
み込まれてCPU11が実行するものであって、以下に
詳述するようにして測定データ集計装置5内の各部の動
作を制御する。なお、フロッピーディスク駆動装置以外
にもCD(コンパクトディスク)読み出し装置,光磁気
ディスク駆動装置などを用いても良く、そうした場合は
フロッピーディスク,CD−ROM,光磁気ディスクな
どの記録媒体に集計処理プログラムを格納することにな
る。また、集計処理プログラムはROM12上に予め記
憶させておくようにしても良い。
【0020】以上に加えて、集計処理を行う時点では、
OTDR装置2による測定波形データが格納されたフロ
ッピーディスクをFDD17に装着して、この測定波形
データをフロッピーディスクからHDD16上に読み込
むようにしている。なお、この場合も、記録媒体として
フロッピーディスク以外にメモリカードや光磁気ディス
ク等を使用することができるのは勿論である。
【0021】次に、図2のフローチャートも参照しつ
つ、上記構成による測定データ集計装置5で実施される
測定データの集計処理の詳細について説明する。まず、
マスタファイルの作成に先だってOTDR装置2を用い
た光ファイバ線路1の光パルス試験を各心線について実
施しておく。すなわち、OTDR装置2が心線選択装置
3に指示して測定対象となる光ファイバ線路1の心線を
選択したのち、光カプラ4を介して光ファイル線路1に
光パルスを入射させ、光ファイバ線路1内で発生する後
方散乱光やフレネル反射光などの戻り光を受光して受光
光レベルを記録してゆく。OTDR装置2は心線選択装
置3を制御しながらいま述べた光パルス試験を全ての心
線について実施して測定波形データの全てを内部に蓄積
させてゆく。
【0022】なお、OTDR装置2による光パルス試験
自体は周知の事項であるためその詳細については説明を
省略し、光パルス試験によって得られる測定波形につい
て簡単に説明するにとどめる。図3はOTDR装置2が
採取した測定波形データから再生される測定波形の一例
を示した図である。図中、横軸は光パルスを光ファイバ
線路1に入射させてからの時間に相当する距離であっ
て、左側にゆくほどOTDR装置2に近く(近端側に)
なり、右側にゆくほどOTDR装置2から遠く(遠端側
に)なる。また、縦軸は光カプラ4から出射される戻り
光の光強度を対数表示したものである。図示したよう
に、通常、測定波形の受信光レベルは右下がりの直線を
持つ波形として表される。パルス状の波形Rはコネクタ
に対応し、段差Lは光ファイバ同士を融着した部分での
接続損失に対応する。また、パルス状の波形EPはエン
ド点と呼んでおり、光ファイバ線路1の遠端部における
フレネル反射によって生じる波形である。なお、符号S
Pで示される近端部分の波形はスタート点と呼んでい
る。
【0023】こうしてOTDR装置2で事前に測定を行
って測定波形データをフロッピーディスクに落とし込
み、測定データ集計装置5のFDD17に装着してお
く。その後に、作業者が入力部14から集計処理の開始
を指示すると、CPU11はFDD17に装着されたフ
ロッピーディスクから測定波形データを全ての心線につ
いて順次読み出してゆき、取り込まれる測定波形データ
をHDD16へ順に転送してゆく(以上、ステップS
1)。
【0024】こうして全ての心線について測定波形デー
タをHDD16上に取り込んだならば、CPU11はH
DD16に格納された測定波形データに基づいて、各心
線に存在する全てのイベント点を検出し、各イベント点
についてスタート点からの距離,マーカ,接続種別(以
下、「イベント情報」という)を以下に詳述するように
して求める。ここで、本実施形態による測定データ集計
装置5では、OTDR装置2が行うのと同じく各イベン
ト点に4つのマーカが組になって付与される。すなわ
ち、例えば融着によって発生するイベント点を図4に示
すようにイベントEa〜Ecとしたとき、これらのうち
のイベントEbには距離xa〜xdの位置にそれぞれ4
つのマーカMa〜Mdが付与される。
【0025】これらのうち、マーカMbはイベントEb
の段差の頂点部分に付与され、このマーカMbの距離x
bがイベントEbの距離となる。なお、以下では各イベ
ント点のマーカMbの距離をイベント距離と呼ぶ場合が
ある。また、マーカMcは距離xbを基準として光ファ
イバ線路に入射させる光パルスのパルス幅分だけ先の位
置に設定する。さらに、マーカMdは通常は次のイベン
トEcの段差の頂点の部分(即ち、イベントEcのマー
カMbの位置)に設定するが、実際にはそれよりも手前
側に設定される場合もある(その詳細は本発明に直接関
連しないためここでは説明を省略する)。そして、マー
カMaはイベントEbの直前のイベントEaに付与され
ているマーカMcと同じ位置に設定する。
【0026】いま、対象とする多数の心線のうちの最初
の4本を図5に示すように心線C1〜C4とする。同図
において符号SP1〜SP4,符号EP1〜EP4はそ
れぞれ心線C1〜C4の測定波形におけるスタート点,
エンド点である。また、符号E11〜E13,E21〜
E23,E31〜E32,E41〜E43はそれぞれ心
線C1〜C4の測定波形上におけるイベント点である。
【0027】最初に、CPU11は心線C1の測定波形
データに基づいて以下のようにイベント点を検出する。
まず、CPU11はスタート点SP1から測定波形デー
タを調べてゆくことで全ての段差(融着点又は反射点)
を探索する。次に、CPU11は最初に見つかった段差
に対して図4で説明したように4つのマーカMa〜Md
を仮に付与したのち、最初の段差による接続損失値を算
出して当該段差部分をイベント点とするかどうかを判定
する。ここで、例えば図4に指名したイベントEbの接
続損失は以下のようにして算出される。すなわち、距離
をxとしたときに、マーカMa〜Mb間の測定波形を近
似的に直線f1(x)=a1×x+b1で表し、また、
マーカMc〜Md間の測定波形を近似的に直線f2
(x)=a2×x+b2で表す。するとこれらの式に含
まれる係数a1,b1,a2,b2は距離xa〜xdと
マーカMa〜Mdの光レベルLa〜Ldから容易に決定
される。そこでイベントEbにおける接続損失を次式に
従って算出する。 接続損失[dB]=(a1−a2)×2−(b1−b2) … (1)
【0028】そして、算出された接続損失の値が予め設
定された閾値(例えば0.2[dB])以上であれば、
心線C1上の最初の段差にイベントが存在するものと判
断する。例えば、心線C1のイベントE11がこの条件
を満足するものとした場合、CPU11はイベントE1
1をイベント点に決定する。なお、以上述べたイベント
点の判別処理は、イベント点が融着点でなく図3の符号
Rに示すような反射光が観測された場合についてもほぼ
同様であって、唯一、接続種別として「融着」の代わり
に「反射点」を示す情報が格納される点が相違する。以
上に対して、段差部分の接続損失が0.2[dB]未満
である場合、CPU11はこの段差部分をイベントとし
て扱うことなく無視するようにする。次に、CPU11
は心線C1の2番目以降の段差についてもイベント点か
否かの判断を1番目の段差の場合と同様に行い、これに
よって図5に示したようにイベント点E11〜E13と
エンド点EP1を検出する。
【0029】こうして心線C1についてイベント点が確
定したならば、CPU11は各イベント点に対して最終
的なマーカ位置を設定する。すなわち、イベントE11
についてはスタート点SP1をマーカMa,段差の頂上
をマーカMb,マーカMbからパルス幅だけ先の距離を
マーカMcとする。また、イベントE12についてはイ
ベントE11のマーカMcと同じ位置にマーカMaを設
定するとともに、マーカMb,McをイベントE11と
同様に設定する。このとき、イベントE12のマーカM
bと同じ位置のところにイベントE11のマーカMdを
設定する。そして、イベントE13についても同様にし
てマーカ設定を行うものとし、イベントE12のマーカ
Mcと同じ位置にマーカMaを設定し、マーカMb,M
cをイベントE12と同様に設定する。このとき、イベ
ントE13のマーカMbと同じ位置のところにイベント
E12のマーカMdを設定する。なお、イベントE13
のマーカMdは例えばエンド点EP1の立ち上がり部分
の屈曲点に設定する。また、エンド点EP1については
マーカMa,Mbを設定するようにする。
【0030】以上のようにして各イベント点についてマ
ーカ位置の設定を行ったならば、CPU11はイベント
E11〜E13およびエンド点EP1にそれぞれ設定さ
れたマーカMa〜Mbの距離(位置)と接続種別とを心
線C1の最終的なイベント情報(以下、「マスタイベン
ト情報」という)としてRAM13に記憶させる。これ
以後、CPU11は心線C2,C3,C4,…,につい
ても同様にイベント点の検出を行い、検出されたイベン
ト点及びエンド点についてのイベント情報をRAM13
上に記憶させる(以上、ステップS2)。
【0031】次に、CPU11は先頭の心線C1に関し
て検出された各イベント点とエンド点をRAM13上の
マスタファイルに登録する。なお、このRAM13上の
マスタファイルは最終的にHDD16やFDD17に装
着したフロッピーディスク等に転送しても良い。また、
以下に述べるようにマスタファイルと各心線についてイ
ベント点が同一であるかどうか比較してゆくが、その対
象となる最初の心線を心線C2に初期化する(以上、ス
テップS3)。
【0032】次いで、CPU11は、マスタファイルに
登録されている各イベント点の距離(即ち、各イベント
点のマーカMbの距離xb)に基づいて、隣接するイベ
ント点の間におけるイベント距離の差(以下、「区間距
離」という)を順次算出してゆく。つまり、まずスター
ト点SP1とイベントE11の間の距離差をイベントE
11の区間距離とする。また、イベントE11とイベン
トE12の間の距離差をイベントE12の区間距離と
し、以下同様にして、イベントE13とエンド点EP1
の間の距離差をエンド点EP1の区間距離とする。そし
て、CPU11はこうして算出された各イベント点の区
間距離をすべてRAM13に記憶させる(以上、ステッ
プS4)。
【0033】次に、CPU11はマスタファイルに記録
されているイベント点を基準として、それらイベント点
のイベント情報を心線C2に関して検出されたイベント
点のイベント情報と比較して、心線C2のイベント点の
中にマスタファイル中のイベント点と同一のものがある
かどうかを判定する。すなわち、まずCPU11は、マ
スタファイル中の最初のイベント点であるイベントE1
1について算出されている区間距離から、予め設定され
た偏差設定値で規定された許容範囲を決定する。いま、
偏差設定値として5%が設定されているとすれば、CP
U11はイベントE11に関する区間距離の5%を許容
範囲として求め、イベントE11の距離を中心とした許
容範囲内にイベント距離持つイベント点が心線C2で検
出されたイベントE21〜E23の中に存在するかどう
か検索する。もしこうした条件を満たすイベント点があ
れば、検索されたイベント点とマスタファイル中のイベ
ントE11は同一のイベントであると判断する。
【0034】例えば、イベントE11のイベント距離が
3[km]であり、イベントE11に関して算出された
区間距離が2[km]であるとした場合、その5%であ
る100[m]が許容範囲であるから、心線C2のイベ
ントE22のイベント距離がイベントE11のイベント
距離を中心とした±100[m]の範囲,つまり2.9
[km]〜3.1[km]の範囲内に存在すれば、イベ
ントE11とイベントE22は同一イベントと判定され
る(以上、ステップS5)。
【0035】こうしてマスタファイル中のイベントE1
1と同一のイベントが心線C2のイベント点の中から検
出された場合、これらイベントのうち、イベント距離が
小さいイベント点をマスタイベントと見なしてそのイベ
ント距離をマスタファイルに登録する。つまり、この場
合はイベントE22がイベントE11と同一であると判
定されるので、イベントE22のイベント距離がイベン
トE11のイベント距離よりも小さいときにだけマスタ
ファイルのイベント情報の内容がイベントE22のイベ
ント情報で更新される。
【0036】次に、CPU11はマスタファイル中のイ
ベントE12,E13及びエンド点EP1についてもイ
ベントE11と同様の処理を行う。ところが、心線C2
のイベントE21〜E23及びエンド点EP2の中に
は、イベントE12のイベント距離を中心とした区間距
離の±5%の範囲内にイベント距離が存在するものは一
つもない。このように心線C2のイベント点の中に同一
のイベントが無い場合、CPU11はイベントE12に
ついては何もせずに次のイベントE13について同様の
処理を行うが、この場合もイベントE21〜E23及び
エンド点EP2の中には、イベントE13のイベント距
離を中心とした区間距離の±5%の範囲内にイベント距
離が存在するものはない。したがって、CPU11はエ
ンド点EP1,EP2についてイベントE11について
行ったのと同様のイベント距離の大小判定を行ってその
結果に応じてマスタファイルのイベント情報を更新する
(以上、ステップS6)。
【0037】こうしてマスタファイル中の各イベント点
及びエンド点についての処理が完了したならば、CPU
11は心線C2中の各イベント点及びエンド点のうち、
マスタファイル中のイベント点と同一でないイベント点
を全て検索する。この場合にはイベントE21及びイベ
ントE23が検索されるので、CPU11はこれらイベ
ントをすべて新たなイベントと判定してこれら2つのイ
ベント点のイベント情報をマスタファイルに新規に登録
する(以上、ステップS7)。以上によって、マスタフ
ァイル中にはイベントE21,E11(E22),E1
2,E23,E13,EP1(EP2)の6個のマスタ
イベントが登録されたことになる。なお、前述したよう
に例えばイベントE11,E22については値が小さい
方のイベント距離だけが登録されることになる。
【0038】これ以後、CPU11は対象とする心線を
心線C3,C4,…,と順次変更(ステップS8)して
ゆき、心線C2に対して行ったのと同様の処理をこれら
の各心線に対して実施する(つまり、ステップS9の判
断結果が「NO」となるまで)。すなわち、心線C3の
場合、まずCPU11はマスタファイル中の6個のイベ
ント点全てについて各々区間距離を算出する。次に、C
PU11はマスタファイル中の最初のイベントE21の
イベント距離を中心とした区間距離の±5%の範囲内に
イベント距離を持つイベント点を検索してイベントE3
1を得る。そこでCPU11は、イベントE21,E3
1のうちイベント距離の小さい方のイベント情報でマス
タファイル中のイベント情報を更新する。同様にして、
CPU11はイベントE32とイベントE12が同一で
あると判定するとともに、エンド点EP1とエンド点E
P3が同一であると判定する。したがって、この場合に
はマスタファイルへ新たに追加されるイベント点は存在
しない。また、心線C4についても全く同様の処理が行
われて、イベントE41とイベントE11,イベントE
42とイベントE12,イベントE43とイベントE1
3が互いに同一であると判定され、それぞれのイベント
のうち距離の短い方のイベント情報でマスタファイルの
イベント情報が更新される。
【0039】このようにして心線C4以降の心線につい
ても同様の処理を行ってゆき、最後の心線を処理した時
点のマスタファイルを最終的なマスタファイルに決定す
る。こうして最終的なマスタファイルが得られたなら
ば、CPU11は図6に示すような集計表を作成して出
力部15に出力する。これによって集計表が例えばディ
スプレイ上に表示される。なお、同図に示す集計表で
は、説明の都合上から心線数として8本だけ示してあ
り、また、イベント点として6個の接続点がある場合に
ついて示してある。
【0040】ここで、図6に示すような集計表を作成す
るために、CPU11は各心線についてイベント点毎に
接続損失を算出するようにする。すなわち、CPU11
はHDD16に格納されている心線C1の測定波形デー
タのうち、マスタファイル中の各イベント点に付与され
ているマーカMb〜Mcの範囲の測定波形データを参照
し、前述したように当該範囲内で段差を検出して段差部
分の接続損失を(1)式に従って算出する。また、イベ
ント点の接続種別が反射点である場合、CPU11は図
3に示したように反射点の頂上と裾の間の光レベルの差
を算出してこれを反射量とする。もっとも、例えば心線
C2のイベントE21(図5参照)に相当する距離では
心線C1に段差や反射点は存在しないことから、こうし
た場合は接続損失や反射量としてゼロが算出されたもの
と見なす。なお、図6では接続種別が全て融着であるた
めに、接続損失のみが示されていて反射量が示されてい
ない。しかしながら、作業者が入力部14から反射量も
表示させるように指示を行っておけば、接続種別が反射
点の接続点に関しては接続損失と一緒に反射量が出力部
15のディスプレイ等に表示される。
【0041】また、図6中の「接続種別」は各接続点に
おけるイベントが図示したような「融着」点であるのか
「反射」点であるかを示している。さらに、図中の「距
離」は各接続点について算出された区間距離であって、
CPU11はマスタファイル中の(図中では「END」
と表記)隣接するイベントの間の距離差(単位[k
m])を算出することでこれらの区間距離を得ている
(以上、ステップS10)。
【0042】なお、上述した説明では偏差設定値が固定
値(即ち、5%)であるものとして説明してきたが、本
発明がこれに限定されるものでないのは勿論である。す
なわち、測定データ集計装置5に対して集計処理を指示
する前に、作業者が入力部14から偏差設定値を入力す
るようにして、CPU11は入力された偏差設定値をR
AM13あるいはHDD16上に記憶させておき、イベ
ント点が同一であるかどうかの判定を行う際には、こう
して記憶されている偏差設定値に基づいて、マスタファ
イルのイベント点のイベント距離を中心とした許容範囲
を決定するようにしても良い。
【0043】また、上述した説明では、集計表を作成す
る際には全てのイベント点について接続損失を全て計算
し直すようにしている。しかるに、前述したように、測
定波形データから検出した段差部分がイベント点である
か否かの判定を行う過程で接続損失を求めていることか
ら、こうして算出された接続損失をHDD16に保存し
ておき、集計表を作成する際にはHDD16に接続損失
が保存されているイベント点については既に算出されて
いるHDD16上の値を用い、イベント点として認識さ
れなかった段差についてだけ接続損失の算出を試みても
良い。さらには、イベント点の接続種別が反射点である
場合には、反射量についても接続損失と同様にHDD1
6に記憶させておき、集計表の作成段階で使用するよう
にしても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多心光ファイバの光パルス試験によって得られる心線毎
の測定波形データから検出した全イベント点についてイ
ベント情報を求め、心線間でイベント点間の距離差が許
容範囲内に収まるイベント点の組を同一イベント点とし
て全イベント点の中からすべて探索し、各組の何れかの
イベント情報をマスタイベント情報として、各マスタイ
ベント情報に対応する各イベント点について光ファイバ
の特性データを心線毎に算出している。これにより、イ
ベント点として判定困難な測定波形データの得られた心
線が存在したとしても、接続損失値や反射量といった光
ファイバの特性データを全ての心線の全イベント点につ
いて漏れなく集計することができる。
【0045】また、請求項2,6,10記載の発明によ
れば、同一イベント点の各組に含まれるイベント点のう
ち、最小の距離を持つイベント点のイベント情報をマス
タイベント情報としている。これにより、同一範囲内の
距離にあるイベント点の距離が、マスタイベント情報で
指定される距離よりも近端側に存在する恐れがなくなる
ため、イベント点の距離が心線毎にばらつくような場合
であっても、接続損失値や反射量といった光ファイバの
特性データを全ての心線の全イベント点について漏れな
く集計することができる。また、請求項3,7,11記
載の発明によれば、イベント点の距離を中心として該イ
ベント点の区間距離に所定の偏差値を乗じた距離範囲内
を許容範囲に設定して、同一イベント点の判定を行って
いる。これにより、隣接するイベント点を接続するそれ
ぞれの光ファイバの長さに応じた許容範囲に基づいて、
イベント点が同一か否かの判定を行ってゆくことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による測定データ集計装
置5と光パルス試験のための装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】 測定データ集計装置5で行われる集計処理の
手順を示したフローチャートである。
【図3】 OTDR装置が測定する波形の一例を示した
説明図である。
【図4】 測定データ集計装置5がイベント点に設定す
るマーカ位置とイベント点との関係を示した説明図であ
る。
【図5】 先頭から4本の心線C1〜C4について測定
された損失分布波形の一例を示した説明図である。
【図6】 測定データ集計装置5が出力する集計表の一
例を示した図表である。
【図7】 従来、作業者が測定波形上に設定していたマ
ーカ位置の一例を示した説明図である。
【図8】 作業者が設定したマーカM1〜M2の間にイ
ベントが入らない心線Cnが存在していたときの測定波
形の一例を示した説明図である。
【図9】 イベントの検出されない心線C3が存在して
いた場合の測定波形の一例を示した説明図である。
【符号の説明】
1…光ファイバ線路、2…OTDR装置、3…心線選択
装置、4…光カプラ、5…測定データ集計装置、11…
CPU、12…ROM、13…RAM、14…入力部、
15…出力部、16…HDD、17…FDD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/08 G02B 6/00 H04B 17/00 - 17/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心光ファイバの光パルス試験によって
    心線毎に得られる測定波形データの中から検出される全
    てのイベント点について、イベント点の距離が含まれた
    イベント情報を求めるイベント情報抽出手段と、 心線間でイベント点間の距離差が許容範囲内に収まるイ
    ベント点を同一イベント点と判定することによって、全
    てのイベント点の中から同一イベント点の組を全て探索
    し、各組について何れかのイベント点のイベント情報を
    マスタイベント情報として決定するマスタイベント決定
    手段と、 前記マスタイベント情報と前記測定波形データに基づい
    て、前記各マスタイベント情報に対応した各イベント点
    における光ファイバの特性データを前記心線毎に算出す
    る集計手段とを具備することを特徴とする多心光ファイ
    バの測定データ集計装置。
  2. 【請求項2】 前記マスタイベント決定手段は、前記同
    一イベント点の各組に含まれるイベント点のうち、最小
    の距離を持つイベント点のイベント情報を前記マスタイ
    ベント情報に決定することを特徴とする請求項1記載の
    多心光ファイバの測定データ集計装置。
  3. 【請求項3】 前記マスタイベント決定手段は、隣接す
    る前記イベント点間の距離差を区間距離としてイベント
    点毎に算出し、前記各イベント点の距離を中心として該
    各イベント点の前記区間距離に所定の偏差値を乗じた距
    離範囲内を前記許容範囲としてすることを特徴とする請
    求項1又は2記載の多心光ファイバの測定データ集計装
    置。
  4. 【請求項4】 多心光ファイバの光パルス試験によって
    心線毎に得られる測定波形データの中から全てのイベン
    ト点を検出し、 全てのイベント点についてイベント点の距離が含まれた
    イベント情報を求め、 心線間でイベント点間の距離差が許容範囲内に収まるイ
    ベント点を同一イベント点と判定して、全てのイベント
    点の中から同一イベント点の組を全て探索し、 前記同一イベント点の各組について何れかのイベント点
    のイベント情報をマスタイベント情報に決定し、 前記マスタイベント情報と前記測定波形データに基づい
    て、前記各マスタイベント情報に対応した各イベント点
    における光ファイバの特性データを前記心線毎に算出す
    ることを特徴とする多心光ファイバの測定データ集計方
    法。
  5. 【請求項5】 多心光ファイバの光パルス試験によって
    心線毎に得られる測定波形データの中から全てのイベン
    ト点を検出する手順と、 イベント点の距離が含まれたイベント情報を全てのイベ
    ント点について求める手順と、 先頭心線として選択した何れかの心線のイベント情報を
    マスタファイルに記録する手順と、 前記先頭心線以外の何れかの心線を対象心線として選択
    する手順と、 前記マスタファイル中の各イベント情報に対応するイベ
    ント点の距離を基準とした許容範囲内に存在するイベン
    ト点を同一と判定することで、該イベント点のイベント
    情報を前記対象心線のイベント情報の中から探索する探
    索手順と、 同一とされたイベント情報のうちの何れかをマスタイベ
    ント情報に決定して前記マスタファイル中の各イベント
    情報を置換する手順と、 前記対象心線のイベント情報のうち、前記マスタファイ
    ル中のイベント情報と同一でないイベント情報を全て前
    記マスタファイルに登録する登録手順と、 前記対象心線を順次変更してゆき、前記先頭心線以外の
    全ての心線について前記探索手順から前記登録手順まで
    の処理を繰り返す手順と、 前記マスタファイル中のイベント情報と前記測定波形デ
    ータに基づいて、これらのイベント情報に対応した各イ
    ベント点における光ファイバの特性データを前記心線毎
    に算出する手順とを有することを特徴とする多心光ファ
    イバの測定データ集計方法。
  6. 【請求項6】 同一と判定されたイベント点の中から最
    小の距離を持つイベント点を選択し、該イベント点のイ
    ベント情報を前記マスタイベント情報に決定することを
    特徴とする請求項4又は5記載の多心光ファイバの測定
    データ集計方法。
  7. 【請求項7】 同一と判定されるイベント点を探索する
    にあたって、 隣接する前記イベント点間の距離差を区間距離としてイ
    ベント点毎に算出し、 前記各イベント点の距離を中心として該各イベント点の
    前記区間距離に所定の偏差値を乗じた距離範囲を前記許
    容範囲として決定することを特徴とする請求項4〜6の
    何れかの項記載の多心光ファイバの測定データ集計方
    法。
  8. 【請求項8】 多心光ファイバの光パルス試験によって
    心線毎に得られる測定波形データの中から全てのイベン
    ト点を検出する処理と、 全てのイベント点についてイベント点の距離が含まれた
    イベント情報を求める処理と、 心線間でイベント点間の距離差が許容範囲内に収まるイ
    ベント点を同一イベント点と判定して、全てのイベント
    点の中から同一イベント点の組を全て探索する探索処理
    と、 前記同一イベント点の各組について何れかのイベント点
    のイベント情報をマスタイベント情報に決定するマスタ
    イベント決定処理と、 前記マスタイベント情報と前記測定波形データに基づい
    て、前記各マスタイベント情報に対応した各イベント点
    における光ファイバの特性データを前記心線毎に算出す
    る処理とをコンピュータに実行させるための集計処理プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 多心光ファイバの光パルス試験によって
    心線毎に得られる測定波形データの中から全てのイベン
    ト点を検出する処理と、 イベント点の距離が含まれたイベント情報を全てのイベ
    ント点について求める処理と、 先頭心線として選択した何れかの心線のイベント情報を
    マスタファイルに記録する処理と、 前記先頭心線以外の何れかの心線を対象心線として選択
    する処理と、 前記マスタファイル中の各イベント情報に対応するイベ
    ント点の距離を基準とした許容範囲内に存在するイベン
    ト点を同一と判定することで、該イベント点のイベント
    情報を前記対象心線のイベント情報の中から探索する探
    索処理と、 同一とされたイベント情報のうちの何れかをマスタイベ
    ント情報に決定して前記マスタファイル中の各イベント
    情報を置換するマスタイベント決定処理と、 前記対象心線のイベント情報のうち、前記マスタファイ
    ル中のイベント情報と同一でないイベント情報を全て前
    記マスタファイルに登録する登録処理と、 前記対象心線を順次変更してゆき、前記先頭心線以外の
    全ての心線について前記探索処理から前記登録処理まで
    の処理を繰り返す処理と、 前記マスタファイル中のイベント情報と前記測定波形デ
    ータに基づいて、これらのイベント情報に対応した各イ
    ベント点における光ファイバの特性データを前記心線毎
    に算出する処理とをコンピュータに実行させるための集
    計処理プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記マスタイベント決定処理は、 同一と判定されたイベント点の中から最小の距離を持つ
    イベント点を選択し、該イベント点のイベント情報を前
    記マスタイベント情報に決定することを特徴とする請求
    項8又は9記載の集計処理プログラムを記録した記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 前記探索処理は、同一と判定されるイ
    ベント点を探索するにあたって、 隣接する前記イベント点間の距離差を区間距離としてイ
    ベント点毎に算出する処理と、 前記各イベント点の距離を中心として該各イベント点の
    前記区間距離に所定の偏差値を乗じた距離範囲を前記許
    容範囲として決定する処理とを有することを特徴とする
    請求項8〜10の何れかの項記載の集計処理プログラム
    を記録した記録媒体。
JP13722898A 1998-05-19 1998-05-19 多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3414257B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13722898A JP3414257B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体
US09/314,471 US6160614A (en) 1998-05-19 1999-05-18 Method, apparatus and computer program product for classification of measured data from multi-core optical fiber
EP99303852A EP0959337A3 (en) 1998-05-19 1999-05-18 Method, apparatus and computer program product for classification of measured data from multi-core optical fiber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13722898A JP3414257B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11326126A JPH11326126A (ja) 1999-11-26
JP3414257B2 true JP3414257B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=15193786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13722898A Expired - Fee Related JP3414257B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6160614A (ja)
EP (1) EP0959337A3 (ja)
JP (1) JP3414257B2 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6970237B1 (en) 2000-07-21 2005-11-29 Agilent Technologies Inc. Reflectometric insertion loss measurements for optical components
US6690867B2 (en) 2001-08-31 2004-02-10 Corning Cable Systems Llc Optical interconnect assemblies and methods therefor
US7505687B2 (en) * 2002-03-29 2009-03-17 Pivotal Decisions Llc Distributed terminal optical transmission system
US7164692B2 (en) * 2002-04-08 2007-01-16 Jeffrey Lloyd Cox Apparatus and method for transmitting 10 Gigabit Ethernet LAN signals over a transport system
US6965738B2 (en) * 2002-04-16 2005-11-15 Eiselt Michael H Chromatic dispersion compensation system and method
US7725042B2 (en) * 2002-04-22 2010-05-25 Marvin Ray Young Automated optical transport system
US6847678B2 (en) * 2002-04-25 2005-01-25 Raytheon Company Adaptive air interface waveform
US7206516B2 (en) * 2002-04-30 2007-04-17 Pivotal Decisions Llc Apparatus and method for measuring the dispersion of a fiber span
AU2003231190A1 (en) * 2002-04-30 2003-11-17 Celion Networks, Inc. Optical transport system architecture for remote terminal connectivity
US8494372B2 (en) * 2002-04-30 2013-07-23 Pivotal Decisions Llc Apparatus and method for optimizing optical and electrical filtering of optical signals
US7460296B2 (en) 2002-04-30 2008-12-02 Pivotal Decisions Llc Compensation for spectral power tilt from scattering
US7711271B2 (en) * 2002-04-30 2010-05-04 Eiselt Michael H Wave division multiplexed optical transport system utilizing optical circulators to isolate an optical service channel
US20050226630A1 (en) * 2003-06-03 2005-10-13 Celion Networks Inc. Optical bypass method and architecture
US6920277B2 (en) 2002-06-04 2005-07-19 Marvin R. Young Optical bypass method and architecture
US7440164B2 (en) * 2002-06-04 2008-10-21 Pivotal Decisions Llc Apparatus and method for Raman gain spectral control
US7460745B2 (en) * 2002-06-04 2008-12-02 Pivotal Decisions Llc Configurable dispersion compensation trimmer
US7729617B2 (en) 2002-06-04 2010-06-01 Samir Satish Sheth Flexible, dense line card architecture
US7924496B2 (en) * 2002-06-04 2011-04-12 Pivotal Decisions Llc Apparatus and method for Raman gain control
US7603042B2 (en) * 2002-06-04 2009-10-13 Eiselt Michael H Apparatus and method for optimum decision threshold setting
US7421207B2 (en) 2002-12-13 2008-09-02 Pivotal Decisions Llc Single fiber duplex optical transport
US7656905B2 (en) 2002-12-24 2010-02-02 Samir Sheth Apparatus and method for aggregation and transportation of gigabit ethernet and other packet based data formats
US7782778B2 (en) 2002-12-24 2010-08-24 Samir Satish Sheth Apparatus and method for fibre channel distance extension embedded within an optical transport system
US6898347B2 (en) * 2003-05-30 2005-05-24 Intel Corporation Monitoring power in optical networks
WO2010125713A1 (ja) * 2009-04-27 2010-11-04 富士通株式会社 線材の敷設状態解析方法及び敷設状態解析装置
JP5837359B2 (ja) * 2011-08-12 2015-12-24 横河電機株式会社 光パルス試験器
EP2852829B1 (en) * 2012-05-29 2018-09-05 AFL Telecommunications LLC System and method for identifying fiber sequence in a multi-fiber optical cable
CN104009795A (zh) * 2013-02-25 2014-08-27 中兴通讯股份有限公司 Otdr光路检测装置及方法
EP3252427B1 (en) * 2015-05-25 2019-03-27 Huawei Technologies Co., Ltd. Optical fiber measuring method, device and system
US10284288B2 (en) 2016-02-18 2019-05-07 Apriori Network Systems, Llc Secured fiber link system
US10763962B2 (en) 2016-02-18 2020-09-01 Apriori Network Systems, Llc. Secured fiber link system
US10784969B2 (en) * 2016-02-18 2020-09-22 Apriori Network Systems, Llc. Secured fiber link system
JP6752746B2 (ja) * 2017-03-29 2020-09-09 アンリツ株式会社 光パルス試験装置及び光パルス試験方法
JP7200932B2 (ja) * 2017-05-11 2023-01-10 住友電気工業株式会社 非線形性測定方法および非線形性測定装置
JP2020051848A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 横河電機株式会社 データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム
US11181440B2 (en) * 2018-10-11 2021-11-23 Exfo Inc. OTDR method targeting identified event
US11271641B1 (en) 2019-01-15 2022-03-08 Exfo Inc. OTDR method for end-to-end optical fiber link characterization
JPWO2023042326A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5506674A (en) * 1992-05-01 1996-04-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method for identifying an optical fiber using a pattern of reflected light
CA2108801A1 (en) * 1993-10-20 1995-04-21 David D. Liao Method for finding and measuring optical features using an optical time domain reflectometer
US5699402A (en) * 1994-09-26 1997-12-16 Teradyne, Inc. Method and apparatus for fault segmentation in a telephone network
JP3272895B2 (ja) * 1995-02-24 2002-04-08 安藤電気株式会社 光パルス発生器

Also Published As

Publication number Publication date
EP0959337A2 (en) 1999-11-24
US6160614A (en) 2000-12-12
EP0959337A3 (en) 2000-02-23
JPH11326126A (ja) 1999-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3414257B2 (ja) 多心光ファイバの測定データ集計方法及び装置ならびに集計処理プログラムを記録した記録媒体
JP3527844B2 (ja) 多分岐光線路試験方法および装置
US7738787B2 (en) Optical transmission line monitoring device, optical transmission line monitoring method, and computer program
CN114095077B (zh) 光缆故障定位方法、装置、设备及存储介质
CN103281118B (zh) 基于光纤干涉互相关算法的光缆识别物理定位仪的识别定位方法
CN116073896B (zh) 测试参数的确定方法、装置、设备及存储介质
CN111064505A (zh) 一种光纤测试设备的布点方法、存储介质及光纤测试系统
JP3851127B2 (ja) 通信媒体選定装置および方法と通信媒体選定プログラムを記録した記録媒体
CN115242302A (zh) 一种光缆运行质量风险评估方法、装置、设备及存储介质
JP3904180B2 (ja) 光ファイバーケーブル監視装置
TWI622280B (zh) Dual-wavelength optical network barrier diagnosis method
JP5581264B2 (ja) 光線路識別システム及び方法
CN116545529B (zh) 基于光缆运维路径的故障数据处理方法
CN117035367B (zh) 一种智能配电变压器快检装置及其测控控制方法和系统
JPWO2019235224A1 (ja) 検査システム
CN112240744A (zh) 一种光纤长度计算方法、装置、设备和计算机存储介质
JP3465733B2 (ja) 光パルス試験方法
CN118337276B (zh) 基于智能识别的电力光缆故障快速定位与恢复系统
CN113890607B (zh) 光缆t接点定位方法、装置、计算机设备和存储介质
CN111756439B (zh) 一种光纤故障检测方法、装置、设备及计算机存储介质
WO2023042326A1 (ja) 接続損失差測定方法、装置及びプログラム
JP7375820B2 (ja) 光ファイバ試験方法、光ファイバ試験装置、およびプログラム
JP2883948B2 (ja) 分岐光フアイバ線路の故障点探索方法
JP4390794B2 (ja) 通信媒体選定装置、通信媒体選定方法及び通信媒体選定プログラムを記録した記録媒体
JP3920905B2 (ja) 通信媒体選定装置、通信媒体選定方法及び通信媒体選定プログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030304

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees