JP3413723B2 - 建築用板材 - Google Patents

建築用板材

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JP3413723B2
JP3413723B2 JP23593199A JP23593199A JP3413723B2 JP 3413723 B2 JP3413723 B2 JP 3413723B2 JP 23593199 A JP23593199 A JP 23593199A JP 23593199 A JP23593199 A JP 23593199A JP 3413723 B2 JP3413723 B2 JP 3413723B2
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光司 西角
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株式会社坂谷工業所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧板や目隠し板
等に適した建築用板材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パンチングメタルには、千鳥、並み列等
の規則正しい穴が多数設けられて装飾性があり、天井
材、壁材、パーテーション、テーブル側面材の化粧材と
して広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のパンチングメ
タルは、目隠し板としても使用されるが、その効率は開
口率に委ねられていた。したがって、開口率を下げず
に、目隠し効率を高めることは不可能であった。
【0004】さらに、パンチングメタルの強度も面材自
体が持つ強度であり、パンチングメタルにある程度の強
度を要望した場合、その強度を持つ厚味のものを使用し
なければならなかった。
【0005】本発明は、上記した従来の事情に鑑み、パ
ンチングメタルの開口率を落とすことなく目隠し効率を
高められ、同じ厚みの板材でも良好な強度を持ち、しか
も装飾性も大幅に高められる建築用板材を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、化粧板や目隠し板として使用される建築
用板材において、パンチングメタルに、規則性を持ち、
かつ、丸みを持った連続する波形状を施し、該波形状は
その振幅が6mmないし10mmで、かつ、波長が40
mmないし60mmに設定されていることを特徴として
いる。
【0007】なお、本発明は、前記パンチングメタル
が、0.8パーセントないし60パーセントの開口率を
有すると、効果的である。さらに、本発明は、前記パン
チングメタルが、0.8mmないし1.2mmの厚みを
有すると、効果的である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明に係る建築用板
材の基となるパンチングメタルの正面図であり、最初に
このパンチングメタルについて説明する。
【0009】図1において、パンチングメタル1’は厚
み0.8mm程度のステンレスまたはアルミの板材で作
られ、その面には千鳥状に多数の円形の穴2’が設けら
れている。このパンチングメタル1’の開口率は約40
%程度である。
【0010】図2および図3は、上記パンチングメタル
から作った本発明に係る建築用板材を示す正面図および
平面図である。図2および図3において、建築用板材1
は上記パンチングメタル1’に規則性を持った連続する
波形状の加工を施して形成されている。この場合の波形
状は、aで示す振幅が6mmないし10mmで、Lで示
す波長が40mmないし60mmの範囲に設定してい
る。この波形状の設定は、これ以上に振幅が大きいと加
工しにくく、かつ装飾性が落ち、またこれ以下である
と、目隠し効率が小さく、かつ装飾性も落ちてしまうた
めである。
【0011】このように構成された建築用板材1は、穴
2’が真円のパンチングメタル1’であっても、図2に
しめすように、穴2の形状が変化した模様が得られ装飾
性が高められる。さらに、図3に矢印BやCで示す方向
から見ると、建築用板材1の向こう側が殆ど見えなくな
り、目隠し性が大幅に向上する。このとき、建築用板材
1の開口率はパンチングメタルと同じであるから、通気
性等を損なうことなく目隠し性を高められる。
【0012】さらに、本発明の建築用板材1は波形状に
より基のパンチングメタル1’と比較して大幅に強度が
高められ、ある程度の強度が要求される箇所にも十分使
用に耐え得るものである。したがって、パンチングメタ
ルにある程度の強度を必要とする箇所に使用する場合、
従来ではその強度が得られる厚みのものを使用していた
が、本発明の建築用板材1ならばそれより厚みが薄くて
も同等以上の強度が得られる。そして、板厚が1.2m
mような厚いメタルは前以って表面処理が施してから穴
抜き加工ができないが、0.8mmの薄いパンチングメ
タルは予め塗装等の表面処理を施した後に穴抜きがで
き、コストの点できわめて有利である。
【0013】このように、本発明は簡単な構成にも拘ら
ずその効果は絶大である。なお、本発明は、実在するす
べてのパンチングメタルに適用であるものであり、特
に、板厚が0.8mmないし1.2mmの厚みを有し、
開口率が0.8パーセントないし60パーセントのパン
チングメタルにおいて有効である。
【0014】また、穴の形状も真円に限らず、長孔、角
孔、楕円等でもよく、さらに千鳥でなく並み列のもので
もよい。さらに、本発明の建築用板材1は図1に示すパ
ンチングメタル1’であっても波を施す方向を変えるこ
とで図4に示すように、図2と異なる模様が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記構成によれば、簡単な構
成にも拘らず、通気性等を損なうことなく目隠し性を高
められる、ある程度の強度が得られる等の利点が得ら
れ、その効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築用板材の基となるパンチング
メタルの正面図である。
【図2】図1のパンチングメタルから作った本発明に係
る建築用板材を示す正面図である。
【図3】図2の建築用板材の平面図である。
【図4】図1のパンチングメタルから作った他の建築用
板材を示す正面図である。
【符号の説明】
1 建築用板材 2 穴 a 振幅 L 波長

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧板や目隠し板として使用される建築
    用板材において、 パンチングメタルに、規則性を持ち、かつ、丸みを持っ
    た連続する波形状を施し、該波形状はその振幅が6mm
    ないし10mmで、かつ、波長が40mmないし60m
    mに設定されていることを特徴とする建築用板材。
  2. 【請求項2】 前記パンチングメタルが、0.8パーセ
    ントないし60パーセントの開口率を有することを特徴
    とする請求項1に記載の建築用板材。
  3. 【請求項3】 前記パンチングメタルが、0.8mmな
    いし1.2mmの厚みを有することを特徴とする請求項
    1に記載の建築用板材。
JP23593199A 1999-07-19 1999-07-19 建築用板材 Expired - Fee Related JP3413723B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109695310A (zh) * 2018-12-20 2019-04-30 上海江河幕墙系统工程有限公司 一种大跨度穿孔及浮雕组合铝板幕墙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109695310A (zh) * 2018-12-20 2019-04-30 上海江河幕墙系统工程有限公司 一种大跨度穿孔及浮雕组合铝板幕墙

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