JP3413231B2 - 弗化水素酸とスルホンを含む混合物から結合したポリマー状副生物を分離する方法 - Google Patents
弗化水素酸とスルホンを含む混合物から結合したポリマー状副生物を分離する方法Info
- Publication number
- JP3413231B2 JP3413231B2 JP05283393A JP5283393A JP3413231B2 JP 3413231 B2 JP3413231 B2 JP 3413231B2 JP 05283393 A JP05283393 A JP 05283393A JP 5283393 A JP5283393 A JP 5283393A JP 3413231 B2 JP3413231 B2 JP 3413231B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrofluoric acid
- mixture
- sulfolane
- weight
- stripping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B7/00—Halogens; Halogen acids
- C01B7/19—Fluorine; Hydrogen fluoride
- C01B7/191—Hydrogen fluoride
- C01B7/195—Separation; Purification
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2/00—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
- C07C2/54—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
- C07C2/56—Addition to acyclic hydrocarbons
- C07C2/58—Catalytic processes
- C07C2/62—Catalytic processes with acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2527/00—Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
- C07C2527/06—Halogens; Compounds thereof
- C07C2527/08—Halides
- C07C2527/12—Fluorides
- C07C2527/1206—Hydrogen fluoride
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接触アルキル化に関す
る。更に詳しくは本発明は液体アルキル化触媒およびイ
ソパラフィン:オレフィンアルキル化法に関する。特に
本発明は濃弗化水素酸に伴う安全およひ環境上の関心の
多くを回避する液体アルキル化触媒組成物を提供する。
る。更に詳しくは本発明は液体アルキル化触媒およびイ
ソパラフィン:オレフィンアルキル化法に関する。特に
本発明は濃弗化水素酸に伴う安全およひ環境上の関心の
多くを回避する液体アルキル化触媒組成物を提供する。
【0002】
【従来の技術】アルキル化はアルキル基が有機分子に付
加する反応である。従ってイソパラフィンはオレフィン
と反応して高分子量のイソパラフィンを与えることがで
きる。工業的に、この概念は、いわゆるアルキレートを
生成する酸性触媒の存在下でのC2〜C5オレフィンと
イソブタンとの反応に依存する。このアルキレートは、
その高オクタン価によるのみならずそのオクタン価に富
む添加物への感度のためにも、ガソリンの製造における
価値あるブレンド用成分である。
加する反応である。従ってイソパラフィンはオレフィン
と反応して高分子量のイソパラフィンを与えることがで
きる。工業的に、この概念は、いわゆるアルキレートを
生成する酸性触媒の存在下でのC2〜C5オレフィンと
イソブタンとの反応に依存する。このアルキレートは、
その高オクタン価によるのみならずそのオクタン価に富
む添加物への感度のためにも、ガソリンの製造における
価値あるブレンド用成分である。
【0003】工業的アルキル化法は歴史的に、比較的低
い温度条件下で濃弗化水素酸または硫酸触媒を使用し
た。酸強度は新鮮な酸の連続添加と廃酸の連続抜出しに
よって88〜94重量%に保つのが好ましい。ここに使
用する「濃弗化水素酸」なる用語は少なくとも約85重
量%のHFを含む実質的に無水の液体のことをいう。
い温度条件下で濃弗化水素酸または硫酸触媒を使用し
た。酸強度は新鮮な酸の連続添加と廃酸の連続抜出しに
よって88〜94重量%に保つのが好ましい。ここに使
用する「濃弗化水素酸」なる用語は少なくとも約85重
量%のHFを含む実質的に無水の液体のことをいう。
【0004】弗化水素酸および硫酸によるアルキル化法
は、環境および安全上の心配、酸消費、およびスラシジ
廃棄を包含する固有の欠点を分ち合ってきた。硫酸によ
るアルキル化の一般討議については、L.F. Alb
rightらによる3つの文献のシリーズ“Alkyl
ation of Isobutane withC4
Olefins”,27 Ind. Ing. Ch
em. Res.,381−387(1988)参照。
弗化水素酸触媒によるアルキル化の討議については、1
−Handbook of Petroleum Re
finingProcesses 23−28(R.
A. Meyers, ed. 1986)参照。
は、環境および安全上の心配、酸消費、およびスラシジ
廃棄を包含する固有の欠点を分ち合ってきた。硫酸によ
るアルキル化の一般討議については、L.F. Alb
rightらによる3つの文献のシリーズ“Alkyl
ation of Isobutane withC4
Olefins”,27 Ind. Ing. Ch
em. Res.,381−387(1988)参照。
弗化水素酸触媒によるアルキル化の討議については、1
−Handbook of Petroleum Re
finingProcesses 23−28(R.
A. Meyers, ed. 1986)参照。
【0005】弗化水素、または弗化水素酸(HF)は非
常に毒性があり腐食性である。然しながら、それは異性
化、縮合、重合および加水分解の反応における触媒とし
て使用される。石油工業は無水弗化水素を主としてガソ
リンのオクタン価を増大させるためのアルキレートを生
産するオレフィン系炭化水素のアルキル化の液体触媒と
して使用した。その製造および使用における多年の経験
は、危険が認識され、注意が払われるならばHFは安全
に操作しうるということを示した。洩れを防ぐための多
くの安全上の注意が払われたけれども、過度の又は著し
い洩れは、無水HFは逃げる際に煙霧となって蒸気を発
生し、これがある距離のあいだ散布されうるために、主
として恐れられた。この分野での従来の研究は、放出後
のHFの曇りを中和するという観点からこの問題に着手
した。
常に毒性があり腐食性である。然しながら、それは異性
化、縮合、重合および加水分解の反応における触媒とし
て使用される。石油工業は無水弗化水素を主としてガソ
リンのオクタン価を増大させるためのアルキレートを生
産するオレフィン系炭化水素のアルキル化の液体触媒と
して使用した。その製造および使用における多年の経験
は、危険が認識され、注意が払われるならばHFは安全
に操作しうるということを示した。洩れを防ぐための多
くの安全上の注意が払われたけれども、過度の又は著し
い洩れは、無水HFは逃げる際に煙霧となって蒸気を発
生し、これがある距離のあいだ散布されうるために、主
として恐れられた。この分野での従来の研究は、放出後
のHFの曇りを中和するという観点からこの問題に着手
した。
【0006】米国特許第4,938,935号および同
第4,985,220号(発明者AudehおよびGr
eco)ならびに米国特許第4,938,936号(発
明者 Yan)は偶発的な放出後のHF酸の曇りを含有
および/または中和する種々の方法を開示している。
第4,985,220号(発明者AudehおよびGr
eco)ならびに米国特許第4,938,936号(発
明者 Yan)は偶発的な放出後のHF酸の曇りを含有
および/または中和する種々の方法を開示している。
【0007】イソパラフィン:オレフィンアルキル化触
媒としてのその活性を妥協することなしにHFの曇り形
成傾向を減少させる添加物を提供することは特に望まし
いことである。弗化水素酸用の溶媒および錯化剤は次の
文献にみられるように過去に種々の目的のために開示さ
れた。
媒としてのその活性を妥協することなしにHFの曇り形
成傾向を減少させる添加物を提供することは特に望まし
いことである。弗化水素酸用の溶媒および錯化剤は次の
文献にみられるように過去に種々の目的のために開示さ
れた。
【0008】米国特許第2,615,908号(発明者
Mc Canlay)にはチオエーテル−HF−銅錯
化合物およびその製造法が記載されている。このチオエ
ーテル−HF−銅組成物の有力な用途は第6欄55行〜
第8欄3行に記載されている。この方法は工業的HFア
ルキル化プラントからのHF含有廃ガスの精製に有用で
あるといわれている。第7欄10〜24行参照。
Mc Canlay)にはチオエーテル−HF−銅錯
化合物およびその製造法が記載されている。このチオエ
ーテル−HF−銅組成物の有力な用途は第6欄55行〜
第8欄3行に記載されている。この方法は工業的HFア
ルキル化プラントからのHF含有廃ガスの精製に有用で
あるといわれている。第7欄10〜24行参照。
【0009】米国特許第3,531,546号(発明者
Hervert)にはアルキル化ならびにオレフィン
異性化に有用であるといわれているHF−CO2触媒組
成物が記載されている。
Hervert)にはアルキル化ならびにオレフィン
異性化に有用であるといわれているHF−CO2触媒組
成物が記載されている。
【0010】米国特許第3,795,712号(発明者
Torckら)にはルイス酸、ブレンステッド酸、お
よび式R−SO2−R′(RとR′はそれぞれ独立に1
〜8個の炭素原子を含む1価の基であるか、あるいは一
緒になって3〜12個の炭素原子をもつ2価の基を形成
する)のスルホン、からなる酸触媒が記載されている。
Torckら)にはルイス酸、ブレンステッド酸、お
よび式R−SO2−R′(RとR′はそれぞれ独立に1
〜8個の炭素原子を含む1価の基であるか、あるいは一
緒になって3〜12個の炭素原子をもつ2価の基を形成
する)のスルホン、からなる酸触媒が記載されている。
【0011】米国特許第3,856,764号(発明者
Throckmortonら)には(1)少なくとも
1種の有機アルミニウム化合物、(2)カルボン酸ニッ
ケル塩、ニッケルまたはニッケルテトラカーボニルの有
機錯体化合物、からえらばれた少なくとも1種のニッケ
ル化合物、および(3)弗化水素をケトン、エーテル、
エステル、アルコール、ニトリルおよび水から成るクラ
スの一員で錯化することによって製造した弗化水素錯
体、から成るオレフィン重合触媒が記載されている。
Throckmortonら)には(1)少なくとも
1種の有機アルミニウム化合物、(2)カルボン酸ニッ
ケル塩、ニッケルまたはニッケルテトラカーボニルの有
機錯体化合物、からえらばれた少なくとも1種のニッケ
ル化合物、および(3)弗化水素をケトン、エーテル、
エステル、アルコール、ニトリルおよび水から成るクラ
スの一員で錯化することによって製造した弗化水素錯
体、から成るオレフィン重合触媒が記載されている。
【0012】米国特許第4,025,577号および第
4,099,924号(発明者 Siskinら)には
HF、金属ハライドおよびスルホランを含むアルキル化
触媒組成物の使用が記載されている。米国特許(発明者
Olah)にはHFの発煙傾向を減少させる添加配合
物が記載されている。
4,099,924号(発明者 Siskinら)には
HF、金属ハライドおよびスルホランを含むアルキル化
触媒組成物の使用が記載されている。米国特許(発明者
Olah)にはHFの発煙傾向を減少させる添加配合
物が記載されている。
【0013】アルコール、チオール、水、エーテル、チ
オエーテル、スルホン酸およびカルボン酸のようなプロ
モータを、HF、フルオロスルホン酸およびトリハロメ
タンスルホン酸のような強いブレンシュテッド酸と組合
せて使用することは、米国特許第3,778,489号
(発明者 Parkerら)に記載されている。これら
のプロモータはアルキル化用の強いブレンステッド酸の
酸性を変性するといわれる。
オエーテル、スルホン酸およびカルボン酸のようなプロ
モータを、HF、フルオロスルホン酸およびトリハロメ
タンスルホン酸のような強いブレンシュテッド酸と組合
せて使用することは、米国特許第3,778,489号
(発明者 Parkerら)に記載されている。これら
のプロモータはアルキル化用の強いブレンステッド酸の
酸性を変性するといわれる。
【0014】前記の文献(特許)類には、イソパラフィ
ン:オレフィンアルキル化用の液体ブレンシテッド酸
(たとえばHF)の望ましさ、ならびに液体ブレンシュ
テッド酸を金属ハライドとくに金属フルオライドと組合
せて使用することが記載されている。
ン:オレフィンアルキル化用の液体ブレンシテッド酸
(たとえばHF)の望ましさ、ならびに液体ブレンシュ
テッド酸を金属ハライドとくに金属フルオライドと組合
せて使用することが記載されている。
【0015】PCT/US92/05152には、比較
的高濃度のスルホランを含むHF/スルホラン触媒を使
用するイソパラフィン−オレフィンアルキル化法が記載
されており、スルホランに富むHF触媒によるイソパラ
フィン−オレフィンアルキル化の詳細が引用によってく
み入れられている。
的高濃度のスルホランを含むHF/スルホラン触媒を使
用するイソパラフィン−オレフィンアルキル化法が記載
されており、スルホランに富むHF触媒によるイソパラ
フィン−オレフィンアルキル化の詳細が引用によってく
み入れられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明はオレフィンを
用いるアルキル化の際に使用されるHFの危険性を減少
させた新規な方法を提供しようとするものである。
用いるアルキル化の際に使用されるHFの危険性を減少
させた新規な方法を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は結合したポリマ
ー類、スルホラン、および弗化水素酸を含む混合物から
結合したポリマー類、およびスルホランを分離する方法
であって、該混合物から弗化水素酸を分離して約30重
量%未満の弗化水素酸を含む中間流を与える工程、およ
び該中間流をスルホランに富む流れと結合ポリマーに富
む流れに重力的に分離する工程の連続工程から成ること
を特徴とする。この方法はイソパラフィン−オレフィン
アルキル化法に使用されるHF/スルホラン触媒から結
合ポリマーを分離してHF/スルホラン触媒を再生する
のに特に有用である。混合物の弗化水素酸濃度は好まし
くはストリッピングによって減少される。いづれの好適
な不活性ストリッピング流体を使用することができるけ
れども、イソパラフィンが好ましく、とくにイソパラフ
ィン−オレフィンのアルキル化に好適なイソパラフィン
たとえばイソブタンが更になお好ましい。スルホラン/
結合ポリマー相は弗化水素酸の濃度が減少するにつれて
分離が更に容易になると思われるので、2つの順次のス
トリッピング工程を使用することができる。2段階スト
リッピング工程を使用する場合、窒素のような第2の不
活性ストリッピング流体が好ましい。
ー類、スルホラン、および弗化水素酸を含む混合物から
結合したポリマー類、およびスルホランを分離する方法
であって、該混合物から弗化水素酸を分離して約30重
量%未満の弗化水素酸を含む中間流を与える工程、およ
び該中間流をスルホランに富む流れと結合ポリマーに富
む流れに重力的に分離する工程の連続工程から成ること
を特徴とする。この方法はイソパラフィン−オレフィン
アルキル化法に使用されるHF/スルホラン触媒から結
合ポリマーを分離してHF/スルホラン触媒を再生する
のに特に有用である。混合物の弗化水素酸濃度は好まし
くはストリッピングによって減少される。いづれの好適
な不活性ストリッピング流体を使用することができるけ
れども、イソパラフィンが好ましく、とくにイソパラフ
ィン−オレフィンのアルキル化に好適なイソパラフィン
たとえばイソブタンが更になお好ましい。スルホラン/
結合ポリマー相は弗化水素酸の濃度が減少するにつれて
分離が更に容易になると思われるので、2つの順次のス
トリッピング工程を使用することができる。2段階スト
リッピング工程を使用する場合、窒素のような第2の不
活性ストリッピング流体が好ましい。
【0018】重力分離前の混合物からの弗化水素酸の順
次のストリッピングの驚異的効果は、混合物が約30重
量%未満の弗化水素酸水準にまでストリッピングされる
ときに起こる。分離は弗化水素酸含量が減少するにつれ
て改良され、中間流の弗化水素酸濃度は好ましくは25
重量%以下、更に好ましくは10重量%以下、そして最
も好ましくは5重量%以下である。
次のストリッピングの驚異的効果は、混合物が約30重
量%未満の弗化水素酸水準にまでストリッピングされる
ときに起こる。分離は弗化水素酸含量が減少するにつれ
て改良され、中間流の弗化水素酸濃度は好ましくは25
重量%以下、更に好ましくは10重量%以下、そして最
も好ましくは5重量%以下である。
【0019】
比較例
弗化水素酸、スルホランおよび結合ポリマー副生物(こ
の結合ポリマー副生物はブテンによるイソブタンの接触
アルキル化から発生し、以後可溶性油またはASOと呼
ぶ)の混合物であって、約65重量%の弗化水素酸と3
0重量%のスルホランと約5重量%のASOを含む混合
物を室温および混合物を液相に保つに十分な圧力でデカ
ンテーション槽に入れる。この混合物を約24時間放置
する。相分離は観察されなかった。
の結合ポリマー副生物はブテンによるイソブタンの接触
アルキル化から発生し、以後可溶性油またはASOと呼
ぶ)の混合物であって、約65重量%の弗化水素酸と3
0重量%のスルホランと約5重量%のASOを含む混合
物を室温および混合物を液相に保つに十分な圧力でデカ
ンテーション槽に入れる。この混合物を約24時間放置
する。相分離は観察されなかった。
【0020】実施例1
(上記の比較例の混合物と同じ組成をもつ)弗化水素酸
とスルホランとASOの混合物を理論段数3のストリッ
ピング塔に充てんした。イソブタンを、液体(HF/ス
ルホラン/ASO)充てん点の高さより低い水準で、こ
の塔に導入し、イソブタンおよび混合物の充てん速度を
制御して、塔のララッディング点より下で操作しなが
ら、HPのストリッピングを最大にした。ストリッピン
グした液を塔のボトムから抜き出し、HFに富むイソブ
タンの流れを塔の頂部から抜き出した。ストリッピング
した液は約30重量%未満の弗化水素酸を含む。次い
で、ストリッピングした液をデカンテーション槽に充て
んし、約24時間放置する。混合物は2つの区別される
相に分離し、上層は密度の小さいASOに富む相であ
り、下層は密度の大きいスルホランに富む相である。
とスルホランとASOの混合物を理論段数3のストリッ
ピング塔に充てんした。イソブタンを、液体(HF/ス
ルホラン/ASO)充てん点の高さより低い水準で、こ
の塔に導入し、イソブタンおよび混合物の充てん速度を
制御して、塔のララッディング点より下で操作しなが
ら、HPのストリッピングを最大にした。ストリッピン
グした液を塔のボトムから抜き出し、HFに富むイソブ
タンの流れを塔の頂部から抜き出した。ストリッピング
した液は約30重量%未満の弗化水素酸を含む。次い
で、ストリッピングした液をデカンテーション槽に充て
んし、約24時間放置する。混合物は2つの区別される
相に分離し、上層は密度の小さいASOに富む相であ
り、下層は密度の大きいスルホランに富む相である。
【0021】実施例2〜4
弗化水素酸とスルホランとASOの混合物(比較例の混
合物と同じ組成をもつ)をイソブタンでストリッピング
して弗化水素酸の含量をそれぞれ25重量%、10重量
%、および5重量%にする。低い濃度の弗化水素酸を含
むストリッピングした混合物は、30重量%の弗化水素
酸を含むストリッピングした混合物よりも迅速に2つの
別個の相に分離する。
合物と同じ組成をもつ)をイソブタンでストリッピング
して弗化水素酸の含量をそれぞれ25重量%、10重量
%、および5重量%にする。低い濃度の弗化水素酸を含
むストリッピングした混合物は、30重量%の弗化水素
酸を含むストリッピングした混合物よりも迅速に2つの
別個の相に分離する。
【0022】実施例5
実施例5のHF/スルホラン試料は次の組成をもつ。
HF 62重量%
スルホラン 27重量%
イソブタン 4重量%
水 1〜2重量%
ASO 3重量%
100%までの残余は他の炭化水素類である。この混合
物は32℃(90°F)および930kPa(120p
si)において単一液相である。この試料を大気圧およ
び室温にもたらし、軽質炭化水素の部分およびHFの一
部を排気する。これらの条件で、試料は約50重量%の
HFを含む単一液相である。次いで室温および大気圧に
おいて混合物に窒素をバブリングして混合物からHFを
ストリッピングする。混合物がHFに欠乏するにつれ
て、混合物は2相に分離する。実施例5において、HF
濃度が約2重量%に達する数分内にこの2相が現れる。
両相を分離したところ、密な相(比重約1.26)は8
3.2重量%のスルホラン、2.2重量%のASO、お
よび残余の水、塩、およびスラッジを含む。約1未満の
密度をもつ軽質相は82.8重量%のASO、13.3
重量%のスルホラン、および残余%の塩を含む。
物は32℃(90°F)および930kPa(120p
si)において単一液相である。この試料を大気圧およ
び室温にもたらし、軽質炭化水素の部分およびHFの一
部を排気する。これらの条件で、試料は約50重量%の
HFを含む単一液相である。次いで室温および大気圧に
おいて混合物に窒素をバブリングして混合物からHFを
ストリッピングする。混合物がHFに欠乏するにつれ
て、混合物は2相に分離する。実施例5において、HF
濃度が約2重量%に達する数分内にこの2相が現れる。
両相を分離したところ、密な相(比重約1.26)は8
3.2重量%のスルホラン、2.2重量%のASO、お
よび残余の水、塩、およびスラッジを含む。約1未満の
密度をもつ軽質相は82.8重量%のASO、13.3
重量%のスルホラン、および残余%の塩を含む。
フロントページの続き
(72)発明者 トーマス ロドルフ メリー
アメリカ合衆国ニュージャージー州
08080 スエル サドルブロック ドラ
イブ 64
(72)発明者 セルゲイ ユアチャック
アメリカ合衆国ペンシルベニア州
19063 アッパー プロビデンス タウ
ンシップ チンバー ジャンプ レーン
211
(56)参考文献 特開 昭57−142925(JP,A)
特公 昭50−15763(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07C 2/62
C07C 9/22
C07D 333/48
C07B 61/00 300
Claims (4)
- 【請求項1】 フッ化水素酸/スルホラン触媒を用いる
イソパラフィンのオレフィンによるアルキル化反応で生
成した結合したポリマー類、スルホラン、および弗化水
素酸を含む混合物から結合したポリマー類およびスルホ
ランを分離する方法であって、 該混合物から弗化水素酸を分離して30重量%未満の弗
化水素酸を含む中間流を与える工程、および該中間流を
スルホランに富む流れと結合ポリマーに富む流れに重力
的に分離する工程の連続工程から成ることを特徴とする
方法。 - 【請求項2】 弗化水素酸をストリッピングによって混
合物から分離する請求項1の方法。 - 【請求項3】 ストリッピング用流体がイソパラフィン
を含む請求項2の方法。 - 【請求項4】 ストリッピング工程が順次にイソパラフ
ィンで混合物をストリッピングし次いで該混合物を窒素
でストリッピングすることからなる請求項2の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US833,684 | 1992-02-11 | ||
US07/833,684 US5191150A (en) | 1992-02-11 | 1992-02-11 | Method for separating conjunct polymeric byproducts from mixture containing hydrofluoric acid and a sulfone |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293669A JPH06293669A (ja) | 1994-10-21 |
JP3413231B2 true JP3413231B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=25265015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05283393A Expired - Fee Related JP3413231B2 (ja) | 1992-02-11 | 1993-02-03 | 弗化水素酸とスルホンを含む混合物から結合したポリマー状副生物を分離する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5191150A (ja) |
EP (1) | EP0555960B1 (ja) |
JP (1) | JP3413231B2 (ja) |
AU (1) | AU650190B2 (ja) |
CA (1) | CA2088085C (ja) |
DE (1) | DE69313317T2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5569807A (en) * | 1992-05-01 | 1996-10-29 | Phillips Petroleum Company | Isoparaffin-olefin alkylation |
US5262579A (en) * | 1992-02-11 | 1993-11-16 | Mobil Oil Corporation | Separation of sulfolane from conjunct polymeric byproducts |
US5276243A (en) * | 1992-02-11 | 1994-01-04 | Mobil Oil Corporation | Sulfolane purification method |
US5264651A (en) * | 1992-02-11 | 1993-11-23 | Mobil Oil Corporation | Method for regenerating HF/sulfolane alkylation catalyst |
US5386076A (en) * | 1992-02-11 | 1995-01-31 | Mobil Oil Corporation | Regeneration of HF-based alkylation catalyst |
US5264650A (en) * | 1992-02-11 | 1993-11-23 | Mobil Oil Corporation | Sulfolane purification by hydrocarbon extraction |
US5264652A (en) * | 1992-02-11 | 1993-11-23 | Mobil Oil Corporation | Method for separating conjunct polymeric byproducts from mixture containing hydrofluoric acid and a sulfone |
CA2092754C (en) * | 1992-05-01 | 1999-03-16 | Ronald Gordon Abbott | Isoparaffin-olefin alkylation |
US5306859A (en) * | 1992-08-27 | 1994-04-26 | Phillips Petroleum Company | Alkylation catalyst regeneration utilizing polyvinylpyridine and amine substituted styrene divinylbenzene copolymer contact materials |
US5264647A (en) * | 1992-09-30 | 1993-11-23 | Phillips Petroleum Company | Alkylation catalyst regeneration |
US5264649A (en) * | 1992-12-15 | 1993-11-23 | Phillips Petroleum Company | Alkylation catalyst regeneration |
US5347065A (en) * | 1993-04-26 | 1994-09-13 | Phillips Petroleum Company | Alkylation catalyst regeneration |
US5304522A (en) * | 1993-06-01 | 1994-04-19 | Mobil Oil Corporation | Liquid acid regeneration method |
CA2169965C (en) * | 1993-08-23 | 2002-04-09 | Jonathan Edward Child | Isoparaffin-olefin alkylation |
AU7367794A (en) * | 1993-12-16 | 1995-07-03 | Mobile Oil Corporation | Hydrogen fluoride composition |
US5763728A (en) * | 1993-12-29 | 1998-06-09 | Uop | Recovery and recycle of HF-amine complex in HF alkylation |
US5463162A (en) * | 1994-01-21 | 1995-10-31 | Phillips Petroleum Company | Alkylation catalyst regeneration |
US5476983A (en) * | 1994-08-04 | 1995-12-19 | Mobil Oil Corporation | Reclamation of HF and recovery of gasoline from acid-soluble oil by cracking |
US6245956B1 (en) | 1995-02-14 | 2001-06-12 | Phillips Petroleum Company | Method for separating sulfone from a hydrocarbon stream having a small concentration of sulfone |
US5948947A (en) * | 1996-01-31 | 1999-09-07 | Uop Llc | Alkylation process with separate rejection of light and heavy acid soluble oils |
US5753575A (en) * | 1996-02-15 | 1998-05-19 | Phillips Petroleum Company | Method for regenerating a hydrogen fluoride and sulfone alkylation catalyst |
US8246815B2 (en) * | 2010-08-10 | 2012-08-21 | Amt International Inc. | Methods for regeneration of solvents for extractive processes |
US20150329441A1 (en) | 2014-05-15 | 2015-11-19 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Operation of Modified HF Alkylation Unit |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2615908A (en) * | 1950-07-19 | 1952-10-28 | Standard Oil Co | Thioether-hf-copper complex compounds |
US3531546A (en) * | 1967-11-29 | 1970-09-29 | Universal Oil Prod Co | Alkylation of organic compounds |
FR2081989A5 (ja) * | 1969-11-24 | 1971-12-10 | Inst Francais Du Petrole | |
US3856764A (en) * | 1971-11-24 | 1974-12-24 | Goodyear Tire & Rubber | Polymerization process |
US3778489A (en) * | 1971-12-16 | 1973-12-11 | Exxon Research Engineering Co | Alkylation with separate olefin streams including isobutylene |
US3972956A (en) * | 1973-08-28 | 1976-08-03 | Phillips Petroleum Company | Avoiding pollution by HF catalyst residues in alkylation |
US4025577A (en) * | 1975-06-12 | 1977-05-24 | Exxon Research And Engineering Company | Hydroalkylation of paraffins with olefins utilizing hydrogen fluoride and metal pentafluoride catalyst |
AU1439476A (en) * | 1975-06-13 | 1977-12-01 | Exxon Research Engineering Co | Alkylation of light paraffins |
US4938935A (en) * | 1988-08-08 | 1990-07-03 | Mobil Oil Corporation | Alteration of the character of hydrogen fluoride droplets rendering them more susceptible to a water drench |
US4985220A (en) * | 1988-08-08 | 1991-01-15 | Mobil Oil Corporation | Hydrogen fluoride vapor containment |
US4938936A (en) * | 1988-09-01 | 1990-07-03 | Mobil Oil Corporation | Hydrogen fluoride vapor containment and neutralization |
JP3130937B2 (ja) * | 1991-06-21 | 2001-01-31 | フィリップス・ペトロリウム・カンパニー | フッ化水素酸を含む自動的に冷却された蒸気状クラウドからのレインアウトを増やす方法 |
-
1992
- 1992-02-11 US US07/833,684 patent/US5191150A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-31 AU AU30487/92A patent/AU650190B2/en not_active Ceased
-
1993
- 1993-01-19 DE DE69313317T patent/DE69313317T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-01-19 EP EP93300325A patent/EP0555960B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-01-26 CA CA002088085A patent/CA2088085C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-02-03 JP JP05283393A patent/JP3413231B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06293669A (ja) | 1994-10-21 |
EP0555960B1 (en) | 1997-08-27 |
DE69313317T2 (de) | 1998-01-02 |
EP0555960A2 (en) | 1993-08-18 |
CA2088085A1 (en) | 1993-08-12 |
EP0555960A3 (en) | 1994-11-17 |
AU650190B2 (en) | 1994-06-09 |
US5191150A (en) | 1993-03-02 |
AU3048792A (en) | 1993-08-12 |
DE69313317D1 (de) | 1997-10-02 |
CA2088085C (en) | 2000-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3413231B2 (ja) | 弗化水素酸とスルホンを含む混合物から結合したポリマー状副生物を分離する方法 | |
US8735315B2 (en) | Isoparaffin-Olefin alkylation | |
US2267730A (en) | Alkylation of paraffin hydrocarbons | |
US7166556B1 (en) | Isoparaffin-olefin alkylation | |
US5264650A (en) | Sulfolane purification by hydrocarbon extraction | |
EP0584760B1 (en) | Alkylation catalyst regeneration | |
CA2092355C (en) | Isoparaffin-olefin alkylation | |
US5264652A (en) | Method for separating conjunct polymeric byproducts from mixture containing hydrofluoric acid and a sulfone | |
CA2100145C (en) | Alkylation catalyst regeneration | |
US5382746A (en) | Removal of light ASO in HF alkylation process | |
US5264649A (en) | Alkylation catalyst regeneration | |
US3922319A (en) | Isoparaffin-olefin alkylation utilizing fluorosulfonic acid and sulfuric acid catalyst | |
US5276243A (en) | Sulfolane purification method | |
US5461183A (en) | Removal of ASO from HF/sulfolane alkylation catalyst | |
EP0593614B1 (en) | Method for increasing rainout from autorefrigerated vaporous cloud containing hydrofluoric acid | |
US4038212A (en) | Alkylation process for production of motor fuels | |
CA2092928C (en) | Alkylation catalyst regeneration | |
US5202518A (en) | Liquid acid alkylation catalyst and isoparaffin:olefin alkylation process | |
US3888935A (en) | Process for producing alkyl fluorides from mono-olefins | |
US5386076A (en) | Regeneration of HF-based alkylation catalyst | |
US5196628A (en) | Liquid acid alkylation catalyst and isoparaffin:olefin alkylation process | |
US5891819A (en) | Catalyst comprising hydrogen halide, sulfone, and a promoter | |
US5414186A (en) | Liquid acid alkylation catalyst and isoparaffin-olefin alkylation process |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |