JP3409498B2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JP3409498B2
JP3409498B2 JP07641595A JP7641595A JP3409498B2 JP 3409498 B2 JP3409498 B2 JP 3409498B2 JP 07641595 A JP07641595 A JP 07641595A JP 7641595 A JP7641595 A JP 7641595A JP 3409498 B2 JP3409498 B2 JP 3409498B2
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邦彰 篠原
健 高木
洋式 山崎
恒史郎 上坪
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、便器等の後
部に取付ける脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレットに衛生機能および/又
は電気的機能を付加してより快適なトイレットを実現す
るため種々のトイレット付属装置が広く使用されてお
り、これらの付属装置として、局部洗浄装置や、そのた
めの温水装置や、温風吹出装置等の他、脱臭装置があ
る。
【0003】この脱出装置は、通常、便器ボウル内に吸
気口となる始端開口部を臨ませ、内部に臭気吸引流路を
形成する臭気吸引ダクトと、同臭気吸引ダクトの終端開
口部に脱臭ファンの流入開口部を連通連結するるととも
に、同脱臭ファンの流出開口部付近にハニカム状の触媒
を配設した構成を有する。
【0004】また、近年、このような脱臭装置の取付性
を向上するため、実開平2-36397号公報に記載されてい
るように、便器に取付けた基板からリブを突出し、この
リブにカバーを載せて吸気口から脱臭ファンに至る臭気
吸引ダクトを形成した脱臭装置や、脱臭装置のコンパク
ト化を図るため、特開平1-37949号公報に記載されてい
るように、吸気口から脱臭ファンに至る臭気吸引ダクト
に基板と水平になるように配置した脱臭装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した脱臭
装置は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。即
ち、基板と水平になるように遠心式ファンを設置するに
は、その回転羽根からなるインペラを収納したファンハ
ウジングとするために、少なくとも、2部材が必要であ
り、組み立てが煩雑であった。
【0006】本発明は、上記した課題を解決することが
できる脱臭装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、便器の後部に
配設したハウジング内に設けられ、便器のボウル部内の
臭気を脱臭・換気ファンユニットによって吸引し、臭気
処理手段によって無臭化する脱装置において、前記ハ
ウジングの基板にカバーを被せ、基板との間に、一側端
部に吸気口を設けるとともに他側端部に空気流入口を設
け、同空気流入口を介して脱臭・換気ファンユニットに
連通した気密性を有する空気進入路を形成し、かつ、同
カバーの他側端部に下面開口の脱臭・換気ファンユニッ
トのファンハウジングを連設し、同他側端部をファンハ
ウジングの底板として用いることを特徴とする脱臭装置
に係るものである。
【0008】本発明は、また、上記した構成を有する脱
臭装置において、ファンハウジングの一部を排出口ま
で伸延するとともに、カバーの一部も同排出口まで伸延
し、両伸延部を合体することによって空気排出ダクトを
形成すること、ハウジングの基板とカバーとの間であ
って、排出口から脱臭・換気ファンユニットに至る部分
を、給水配管及び/又は電源コードの配設部として利用
することにも特徴を有する。
【0009】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して本発明
を具体的に説明する。
【0010】図1に示すように、トイレ付属装置組立体
10が便器11上に載置されている。
【0011】トイレ付属装置組立体10は、図1〜図3に
示すように、便器11の後方に位置するハウジング12と、
同ハウジング12の前部傾斜面に、一対の水平支柱13,13
と水平ヒンジ軸14とを介して上下方向に起倒自在に枢支
連結した便座15と便蓋16とを具備する。
【0012】図4〜図8に示すように、トイレ付属装置
組立体10は、そのハウジング12内に、局部洗浄装置17
と、その温水タンク18と、本発明の要旨をなす脱臭装置
19とを内蔵している。
【0013】図4〜図8に示すように、ハウジング12は
下部ハウジング20と上部ハウジング21とで構成してお
り、それらはABS樹脂のような耐衝撃性樹脂より成形
することができる。下部ハウジング20と上部ハウジング
21とはビス( 図示せず) などにより互いに接合され、強
固かつ一体的なハウジング12を形成している。
【0014】ハウジング12は、市販の従来型の便器に適
合するように設計されている。即ち、図9に示すよう
に、便器22は、ボウル部23とシスターン24のような洗浄
水供給部を有し、それらの間には標準化された間隔で離
隔された一対の便座取付穴25が形成されている。そし
て、これらの取付穴25を利用して後述するレバー操作の
便座締結機構Tを用いて、ハウジング12のうち、下部ハ
ウジング20をボウル部23の上面に装着可能としている。
【0015】次に、ハウジング12内の構成について説明
すると、下部ハウジング20上には、図4及び図5に示す
ように、中央部に局部洗浄装置17が載置されており、そ
の右側に温水タンク18が載置されており、その左側に脱
臭装置19が載置されている。
【0016】局部洗浄装置17は、筒状のピストン30と圧
縮バネとを内蔵するシリンダ31と、同ピストン30の先端
に取付けた洗浄ノズル32とを具備する。そして、このピ
ストン30の後部に設けた水入口33には給水配管34を介し
て温水タンク18から温水が供給される。
【0017】一方、図1, 図4と図5に示すように、温
水タンク18には、給水配管35、ハウジング12内を延長す
る給水配管36、弁ユニット37、バキュームブレーカー3
8、及び給水配管39を介して水道水が供給される。弁ユ
ニット37は、減圧弁と、ソレノイド操作の遮断弁と、流
量制御弁とで構成することができ、この遮断弁は電源回
路とマイクロコンピュータを備えた制御ユニット40によ
り開閉される。
【0018】また、図4及び図5に示すように、温水タ
ンク18内には、制御ユニット40により制御される電気ヒ
ータを内蔵した熱交換器41が配置してあり、タンク内の
水を加熱するようになっている。
【0019】本発明の要旨をなす脱臭装置19もハウジン
グ12内であって、下部ハウジング20上に載置されてお
り、トイレットの使用中にボウル部23内の空気を換気す
ると共に脱臭するようになっている。以下、その構成に
ついて詳細に説明する。
【0020】図4〜図8に示すように、脱臭装置19は、
本実施例では、実質的に、下部ハウジング20の基板45に
設けた吸気口46と、下部ハウジング20の基板45の左側部
分に配置した脱臭・換気ファンユニット47と、同吸気口
46と脱臭・換気ファンユニット47とを気密状態に連通連
結する臭気吸引ダクト48と、脱臭・換気ファンユニット
47から外部に臭気を除去した後の清浄空気を外部に排出
する清浄空気排出ダクト49とからなる。
【0021】上記した構成を有する脱臭装置19の各構成
要素について説明すると、図5に示すように、下部ハウ
ジング20は、その基板45の中央部前方に、基板45の下部
空間と連通する略三角形状の吸気口46を設けている。
【0022】同吸気口46を設けた箇所における基板45の
裏面には、吸気口46のボウル側周縁に沿って飛散水流入
防止堰51が設けられている。
【0023】図7から最も明らかなように、吸気口46と
脱臭・換気ファンユニット47とを気密状態に連通連結す
る臭気吸引ダクト48は、基板45の左側上面に突設した横
長状かつ閉ループ状の環状垂直壁52と、環状垂直壁52上
に重合状態に載置・連結される横長平板状のカバー53と
から形成されており、同臭気吸引ダクト48内には、臭気
吸引通路54が形成されることになる。
【0024】図5及び図7に示すように、この臭気吸引
通路54の一端は吸気口46と連通しており、一方、同通路
の他端は脱臭・換気ファンユニット47の直下まで伸延し
ており、その伸延端の上部を、後述する空気流入口73を
通して脱臭・換気ファンユニット47の空気処理空間55と
連通している。
【0025】脱臭・換気ファンユニット47は、図5〜図
7に示すように、脱臭作用を有する触媒を担持した多層
円板ファンにより、ボウルから空気を吸引して脱臭し、
処理された空気をハウジング56の側壁に連設した空気排
出ダクト49から外部雰囲気に放出することができる構成
となっている。
【0026】即ち、脱臭・換気ファンユニット47は、図
5〜図7に示すように、環状垂直壁52の左端側に形成し
た平面視でU字状の底板形成部支持壁52b 及び後述する
ユニット取付壁63の弧状段部69等上に載置・連結されて
おり、実質的に、下面開口のキャップ状のハウジング56
と、同ハウジング56の天板57の中央部上面に固定した回
動モータ58と、ハウジング56内に配設され、回動モータ
58によって回転駆動されるファンを構成する多層円板積
層体59とからなる。
【0027】ここで、多層円板積層体59は、図6に示す
ように、多数の環状円板60を軸線方向に微小間隔を開け
て積層し、この積層された環状円板60を、回動モータ58
の出力軸に固着した取付基板61に連結した構成としてい
る。また、各環状円板60は、その上下表面に脱臭用触媒
を担持している。
【0028】従って、脱臭・換気ファンユニット47の駆
動によって空気処理空間55内に流入してくる臭気をこの
脱臭用触媒を用いて効果的に脱臭することができる。
【0029】なお、脱臭・換気ファン・ユニット47も制
御ユニット40により制御される。
【0030】次に、上記した脱臭・換気ファンユニット
47と、臭気吸引ダクト48と、空気排出ダクト49による脱
臭装置19の組立・連結構造について説明する。
【0031】図7に示すように、臭気吸引ダクト48を構
成する環状垂直壁52の左端側に形成した平面視でU字状
の底板形成部支持壁52b は、段部62を設けて、そのカバ
ー本体支持壁52a よりも高さを一段高くしている。
【0032】このU字状の底板形成部支持壁52b の後部
外周面の廻りには、同心円的に、平面視で半円形状をな
すユニット取付壁63が基板45上に突設されており、同ユ
ニット取付壁63の高さは、環状垂直壁52の底板形成部支
持壁52b より高くなっている。
【0033】ユニット取付壁63と底板形成部支持壁52b
との間には、充分な広さを有する弧状の給水配管等配設
空間64が形成されており、同空間64内に、前述した給水
配管36や電気コード等を配設することができる。従っ
て、ハウジング12内の空間の有効利用を図ることができ
る。
【0034】また、ユニット取付壁63は、図7に示すよ
うに、その前部端に、左側方に伸延するとともにユニッ
ト取付壁63と同一高さの排出ダクト形成用側壁65の一端
を連設しており、同排出ダクト形成用側壁65は、基板45
上に突設されている。
【0035】基板45上には、さらに、この排出ダクト形
成壁65から前方に所定の平行間隔を開けてユニット取付
壁63と同一高さのもう一つの排出ダクト形成用側壁66を
突設しており、この二つの排出ダクト形成用側壁65,66
と、後述する脱臭・換気ファンユニット47の排出ダクト
形成用天井壁78とによって、空気排出ダクト49が形成さ
れることになる。なお、この空気排出ダクト49の下部に
は、後述するように、仕切壁75を介して、給水配管35を
ハウジング12内に導入するための給水配管導入開口76が
形成されることになる。
【0036】また、排出ダクト形成用側壁66の一端は、
段部62の近傍をなす位置で、環状垂直壁52のカバー本体
支持壁52a の外面に突設している。
【0037】図7に示すように、ユニット取付壁63は、
その外周面の略180 °対向する位置に、垂直ねじ孔67を
有する固定用ボス68を突設している。
【0038】同ユニット取付壁63及び排出ダクト形成用
側壁65,66 の内周面には、環状垂直壁52の底板形成部支
持壁52b を同じ高さ位置に、後述するカバー53の底板形
成部53b の周縁部を載置支持するための弧状段部69,70
を形成している。
【0039】さらに、ユニット取付壁63は、清浄空気排
出ダクト49と180 °対向する部分を切欠して給水配管連
絡開口71を設けている。
【0040】一方、図7に示すように、環状垂直壁52上
に載置されるカバー53は、環状垂直壁52のカバー本体支
持壁52a 上に載置される横長平板状のカバー本体53a
と、環状垂直壁52の底板形成部支持壁52b 及びユニット
取付壁63及び排出ダクト形成用側壁65,66 の弧状段部6
9,70 上に載置される環状円板状のファンユニット底板
形成部53b とからなる。
【0041】カバー53も、図7に示すように、上記した
環状垂直壁52と同様に、そのカバー本体53a とファンユ
ニット底板形成部53b とを、弧状段部72を介して連設し
ている。
【0042】この弧状段部72の両端には、ファンユニッ
ト底板形成部53b の中央部に設けた臭気吸引開口73に向
けて伸延する一対の段部係合片74,74 が設けられてお
り、同段部係合片74,74 は、カバー53を環状垂直壁52上
に載置した際、環状垂直壁52の段部62,62 と係合するこ
とになる。
【0043】また、カバー53のファンユニット底板形成
部53b はその一部を清浄空気排出ダクト49と同一方向に
伸延して仕切壁75を形成しており、同仕切壁75を排出ダ
クト形成用側壁65,66 の弧状段部69,70 に載置すること
によって、その下部に給水配管等導入口76を形成すると
ともに、その上部に空気排出ダクト49を形成することが
できる。
【0044】脱臭・換気ファンユニット47のファンハウ
ジング56は、図6及び図7に示すように筒状周壁77と、
同筒状周壁77の上面に一体的に連設した円板状の天板57
とからなり、同筒状周壁77の一部には、逆U字状断面の
排出ダクト形成用天井壁78が突設されている。
【0045】そして、この排出ダクト形成用天井壁78は
前述した排出ダクト形成用側壁65,66と一体的に連結さ
れて、空気排出ダクト49が形成する。
【0046】さらに、筒状周壁77は、その下端縁に、外
側膨出部81を除いて、弧状の嵌入・押圧片79を形成して
おり、一方、排出ダクト形成用天井壁78も、その両側壁
の下端縁に、直線状の嵌入・押圧片80を設けている。
【0047】そして、これらの嵌入・押圧片80は、ユニ
ット取付壁63及び排出ダクト形成用側壁65,66 の内周面
に嵌入し、図6に示すように、ユニット取付壁63の弧状
段部69,70 との間に、カバー53のファンユニット底板形
成部53b の周縁部をサンドイッチ状に押圧挟持すること
ができる。
【0048】一方、筒状周壁77の外側膨出部81は、カバ
ー53のカバー本体53a の上面であって段部72の周縁をな
す部分に当接・押圧することになる。
【0049】さらに、筒状周壁77は、その外周面の下部
であって、前述したユニット取付壁63の固定用ボス68と
整合する位置に、一対の固定用フランジ82を設けてお
り、同固定用フランジ82にはねじ挿通孔83が設けられて
いる。
【0050】従って、図6及び図7に示すように、環状
垂直壁52上にカバー53を載置し、次に、同カバー53上に
脱臭・換気ファンユニット47を載置し、その後、固定用
ねじ84を、このねじ挿通孔83に挿通した後にユニット取
付壁63の固定用ブラケット68に設けた垂直ねじ孔67に螺
着することによって、脱臭・換気ファンユニット47と、
臭気吸引ダクト48と、空気排出ダクト49からなる脱臭装
置19を容易に連結・組立することができる。
【0051】この際、カバー53はユニット取付壁63と脱
臭・換気ファンユニット47のファンハウジング56とによ
って押圧挟持された状態になるので、脱臭・換気ファン
ユニット47と、臭気吸引ダクト48と、空気排出ダクト49
とは、それぞれ、気密性を充分に保つことができる。
【0052】しかも、カバー53のファンユニット底板形
成部53b は脱臭・換気ファンユニット47のファンハウジ
ング56と一体となって脱臭・換気ファンユニット47を完
成することができ、組立工数の削減を図ることができ
る。
【0053】図示の実施例におけるその他の構成につい
て簡単に説明すると以下の通りである。
【0054】まず、図5及び図8に示すように、給水配
管等配設空間64と連通した給水配管導入口76内におい
て、基板45の上面には、凹状載置部85a(図7参照) と半
円状固定板片85b とからなる給水配管押圧固定部85と、
コネクター86とが突設されている。また、同コネクター
86は流入側に筒状雄ねじ部87を設けるとともに、流出側
に凹部87a を設けている。
【0055】従って、給水配管固定部85によって、可撓
性を有するホース等からなる給水配管35のハウジング12
内への導入側部分を押圧固定するとともに、同給水配管
35の端部に連結した筒状雌ねじ部88をコネクター86の筒
状雄ねじ部87に水密状態に連結することができる。
【0056】一方、同コネクター86の流出側凹部87a に
は、剛性の高い銅管等の金属管からなる給水配管36の一
端が嵌入・溶接されている。
【0057】また、図9において、89は剛性の高い金属
管等からなる給水配管36の一端に連結したコネクターで
あり、同コネクター89には弁ユニット37が連通連結され
ている。
【0058】なお、ハウジング12への給水は、図1に示
すように、便器11への洗浄水を貯めたシスターン24への
給水配管90a からアダプター90を介して給水配管35を通
じて行われる。
【0059】さらに、本発明では、図4, 図10及び図11
に示すように、ハウジング12は、レバー操作の締結機構
Tにより容易に、かつ、前後方向に調節自在に便器11に
取付けられるようにしている。
【0060】即ち、図10及び図11に示すように、下部ハ
ウジング20の基板45には、便器11の長手方向に所定長さ
延長する二対のスライドレール91が形成してあり、夫々
の対のスライドレール91はT字形断面のスロット92を形
成している。二つのスロット92の間隔は、便器11のフラ
ンジ11a に設けた便座取付穴93の標準間隔に一致させて
ある。
【0061】図11からよく分かるように、締結機構T
は、ロック・レバー94が枢軸94a によって枢着されネジ
が切られた軸孔を有する引っ張り棒95と、引っ張り棒95
に螺合するネジ96と、ストライドレール91に係合可能な
大径皿形の板金製のリテーナ97と、エラストマー・リン
グ98と、パッキン99と、座金100 とで構成することがで
きる。ロック・レバー94は、湾曲したカム面101 と、平
坦なロック面102 を有する。
【0062】便器11にハウジング12を取付けるに際して
は、図11に示すように、先ずパッキン99と座金100 を嵌
めた引っ張り棒95を便器11のフランジ11a の下から上方
に便座取付穴93に挿通し、フランジ11a の上面にエラス
トマー・リング98とリテーナ97を載せ、エラストマー・
リング98を圧縮しない程度に引っ張り棒95にネジ96をネ
ジ込む。この状態では、エラストマー・リング98によ
り、リテーナ97はフランジ11a から上方に離隔されてい
る。
【0063】次に、ハウジング12を保持して移動させ、
図10に示すようにスロット92をリテーナ97に係合させ
る。便器11上の適切な位置にハウジング12が持ち越され
るまでハウジング12を後方に摺動させたなら、図4や図
9に示したように夫々のレバー94を回転させる。そうす
れば、引っ張り棒95によってリテーナ97はエラストマー
・リング98を圧縮しながらスライドレール91がフランジ
11a に密着するまで下方に引かれ、ハウジング12が便器
11に固定される。
【0064】このように、ハウジング12は、レンチやス
パナのような工具を使用することなく、レバー94のワン
タッチの手動操作で便器11に固定されるので、通常の使
用者でも容易に取付けることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明では、便器の後部に配設したハ
ウジング内に設けられ、便器のボウル部内の臭気を脱臭
・換気ファンユニットによって吸引し、臭気処理手段に
よって無臭化する脱臭装置において、前記ハウジングの
基板にカバーを被せ、基板との間に、一側端部に吸気口
を設けるとともに他側端部に空気流入口を設け、同空気
流入口を介して脱臭・換気ファンユニットに連通した気
密性を有する空気進入路を形成し、かつ、同カバーの他
側端部に下面開口の脱臭・換気ファンユニットのファン
ハウジングを連設し、同他側端部をファンハウジングの
底板として用いることにしている。
【0066】従って、脱臭・換気ファンユニットの組立
工数の削減を図ることができる。
【0067】本発明では、ファンハウジングの一部を
排出口まで伸延するとともに、カバーの一部も同排出口
まで伸延し、両伸延部を合体することによって空気排出
ダクトを形成することとしている。
【0068】従って、基板にカバーを載せ、その後、同
カバーに脱臭・換気ファンユニットのハウジングを載せ
るという2工程で空気排出流路を形成することができ
る。
【0069】本発明では、ハウジングの基板とカバー
との間であって、排出口から脱臭・換気ファンユニット
に至る部分を、給水配管及び/又は電源コードの配設部
として利用することにしている。
【0070】従って、ハウジングの基板とカバーとの間
の空間の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱臭装置を具備し、かつ、便器上
に載置されたトイレ付属装置組立体の全体を示す斜視図
である。
【図2】同トイレ付属装置組立体の平面図である。
【図3】同トイレ付属装置組立体の側面図である。
【図4】同トイレ付属装置組立体の断面正面図である。
【図5】同トイレ付属装置組立体の上部ハウジングを外
した平面図である。
【図6】図4のI-I 線による断面側面図である。
【図7】脱臭装置の分解斜視図である。
【図8】脱臭装置における配管等配設空間の説明図であ
る。
【図9】トイレ付属装置組立体を取り付け可能な便器の
斜視図である。
【図10】便器への下部ハウジングの取り付け状態説明
図である。
【図11】便器への下部ハウジングの取り付け分解状態
説明図である。
【符号の説明】
10 トイレ付属装置組立体 11 便器 12 ハウジング 19 脱臭装置 45 基板 46 吸気口 47 脱臭・換気ファンユニット 48 臭気吸引ダクト 49 空気排出ダクト 53 カバー 54 空気流入口 56 ファンハウジング 64 給水配管等配設空間 76 給水配管等導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上坪 恒史郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の後部に配設したハウジング内に設け
    られ、便器のボウル部内の臭気を脱臭・換気ファンユニ
    ットによって吸引し、臭気処理手段によって無臭化する
    装置において、 前記ハウジングの基板にカバーを被せ、基板との間に、
    一側端部に吸気口を設けるとともに他側端部に空気流入
    口を設け、同空気流入口を介して脱臭・換気ファンユニ
    ットに連通した気密性を有する空気進入路を形成し、か
    つ、同カバーの他側端部に下面開口の脱臭・換気ファン
    ユニットのファンハウジングを連設し、同他側端部をフ
    ァンハウジングの底板として用いることを特徴とする脱
    臭装置。
  2. 【請求項2】ファンハウジングの一部を排出口まで伸延
    するとともに、カバーの一部同排出口まで伸延し、両
    伸延部を合体することによって空気排出ダクトを形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の脱臭装置。
  3. 【請求項3】ウジングの基板とカバーとの間であっ
    て、排口から脱臭・換気ファンユニットに至る部分
    を、給水配管及び/又は電源コードの配設部として利用
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の脱臭装置。
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