JP3407816B2 - 交換機用データ設定システム - Google Patents

交換機用データ設定システム

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JP3407816B2
JP3407816B2 JP01286394A JP1286394A JP3407816B2 JP 3407816 B2 JP3407816 B2 JP 3407816B2 JP 01286394 A JP01286394 A JP 01286394A JP 1286394 A JP1286394 A JP 1286394A JP 3407816 B2 JP3407816 B2 JP 3407816B2
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俊六 春日
裕久 石田
健司 小槌
功 日隈
昭 越前谷
武久 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換機用データ設定シス
テムに関し、特に、電子交換機のオンラインソフトウェ
アシステムの「所データ(以前の「局データ」に相当する)」
の設定システムに関するものである。なお、ここで、所
データとは、後述する如く、電子交換機(以下、単に「交
換機」という)の規模,使用環境等により設定値が異なる
データである。
【0002】
【従来の技術】交換機のソフトウェアシステムは、一つ
のプログラムで様々な交換機の規模や使用条件で動作可
能とするために、どの交換機にも共通なプログラム部分
と規模や使用条件を表わしたデータ部分とで構成されて
いる。このデータ部分を、所データと呼んでいる。この
所データはデータ量が非常に大きく、所データ作成の効
率化が、従来、大きな課題であった。この課題を解決す
るために、所データ作成のためのオフラインシステムが
開発された。このシステムは図1に示す如く構成されて
おり、交換機の装置構成,回線構成,リソース量といっ
た所データに関する情報を表わす「原票」を入力とし、交
換機で使用する所データを出力するものである。このシ
ステムによる所データの作成,設定は、次のように行わ
れる。オンラインソフトウェアシステムの機能追加等に
より変更が起きると、まず、変更する所データ仕様に基
づき、オフラインの所データ作成システムのソフトウェ
ア変更を行い、そのシステムで所データの作成を実施
し、これを交換機に供給する。このときの所データの供
給形式は、ロードモジュール形式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の所デ
ータの作成では、これを使用するオンラインソフトウェ
アシステムとは別のオフラインシステムが必要であり、
そのシステムの維持・管理に非常に大きな稼動を要して
いる。更に、オフラインシステムの開発を伴なうため、
所データ作成から供給まで長期間を要するという問題も
ある。上述の如く、従来のオフラインシステムを用いる
技術では、オンラインソフトウェアシステムの機能の変
更により、所データを作成するオフラインシステムを変
更する必要がある。また、プログラム,データは交換機
で使用するプロセッサが異なると、そのソースファイル
は同じであっても、ロードモジュールの構造は異なって
いる。そこで、従来の方法では、異なるプロセッサを備
えた交換機間で同一のオンラインソフトウェアを動作さ
せる場合、プログラムはコンパイラ等をそのプロセッサ
対応のものを使用すればよいが、所データに関しては直
接ロードモジュール形式で供給するため、プログラムに
プロセッサ対応のコンパイラが必要になると同じように
プロセッサ対応の所データ作成用のオフラインシステム
が必要になるという問題がある。この状況を図2に示
す。
【0004】更に、オフラインシステムで所データを作
成するために所データ仕様に関する情報がオフラインシ
ステム側にも必要になり、オンラインソフトウェアシス
テム側との所データ仕様の解釈の違い等に起因するイン
タフェースミスが発生し、供給する所データの信頼性に
欠けるという問題もある。また、従来は、機能追加等に
よる所データの変更を必要とするソフトウェアモジュー
ル単位での変更であっても、その単位では実行できず、
オンラインソフトウェアシステム全体の入れ替えを行わ
なければならないという問題もあった。本発明は上記事
情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
従来の技術における (1)所データ作成に関してオフライン/オンラインシス
テムの2本立てによる開発,維持管理を行うために工数
が増大すること (2)異なるプロセッサを搭載した交換機に対して所デー
タを供給する方法が複雑であること (3)所データの信頼性に欠ける点があること (4)所データの変更による影響がオンラインソフトウェ
アシステム全体に及んでしまうこと の各問題を解消し、高効率,高信頼性を有する交換機用
データ設定システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的は、
プロセッサとメモリを含む中央処理系装置と、通話系装
置と、入出力系装置を有し、前記中央処理系装置上で動
作し、複数のソフトウェアモジュールで構成されるオン
ラインソフトウェアを有する電子交換機において、前記
複数のソフトウェアモジュールの一つである原票管理部
は、前記電子交換機が動作する上で必要な装置種別、回
線種別、リソース量等を含み、前記オンラインソフトウ
ェアが識別可能な形式の制御データ(所データ)の原始
情報(原票)を前記入出力系装置から入力する手段、及
び前記原票の管理や前記原票の各ソフトウェアモジュー
ルの所データ作成・設定に関する制御を行う原票引き継
ぎ制御部を有し、 前記原票管理部以外のソフトウェア
モジュールであって所データを持つ各ソフトウェアモジ
ュールは、前記原票から所データを作成する所データ作
成・設定手段を有し、前記原票管理部は更に、ソフトウ
ェアモジュール識別子、前記所データ作成・設定部にあ
所データ作成処理起動先、前記所データ作成・設定部
にある所データ設定処理起動先、及び所データ対応の原
票名を含む所データ情報を前記各ソフトウェアモジュー
ル単位に管理する所データ登録情報管理部を有し、前記
原票引き継ぎ制御部は、前記所データ情報のソフトウェ
アモジュール識別子により原票を引き継ぐソフトウェア
モジュールを決定し、前記所データ情報の所データ作成
処理起動先から前記原票を該ソフトウェアモジュールに
引き継ぎ、更に、前記所データ情報の所データ設定起動
先を参照することにより、該ソフトウェアモジュールに
所データを設定する指示を行うことを特徴とする電子交
換機用データ設定システムによって達成される。
【0006】
【作用】本発明に係る交換機用データ設定システムは、
従来に比較して安価な大容量メモリ,高速プロセッサが
実用化されたことに鑑み、交換機の所データ設定機能を
交換機のオンラインソフトウェアシステム自身で作成・
設定可能としたものであり、具体的には、原票から所デ
ータを作成・設定する論理をその所データを使用するオ
ンラインソフトウェアシステム内のソフトウェアモジュ
ール毎に具備し、所データ作成時は、交換機の外部から
交換機のオンラインソフトウェアシステム内のソフトウ
ェアモジュールの1つである原票管理部に原票を入力
し、次に、原票管理部から原票を必要とする各ソフトウ
ェアモジュールに引き継ぎ、引き継いだ各ソフトウェア
モジュールで所データを作成・設定するものである。す
なわち、従来は、ロードモジュール形式の所データをオ
フラインシステムで作成して交換機に入力していたが、
本発明に係る交換機用データ設定システムにおいては、
原票を交換機に入力し、交換機自身でロードモジュール
形式の所データを作成するようにしているものである。
原票から所データをその交換機自身で作成する機能は、
所データ作成用オフラインシステムを不要とし、かつ、
異なるプロセッサ対応の所データ作成システムをも不要
としており、これにより、オフラインシステムの開発,
維持工数がなくなり、所データの作成・供給の迅速化が
図れるものである。また、この機能により、オフライン
システム側作業者の所データの仕様の誤解等による所デ
ータの作成バグ等もなくなるため、所データの信頼性が
向上する。
【0007】また、本発明に係る交換機用データ設定シ
ステムにおいては、交換機に供給する所データをその交
換機自身で作成するため、異なるプロセッサを備えた交
換機間で、同一のオンラインソフトウェアシステムを動
作させる場合にも、従来の如く、異なるプロセッサを備
えた交換機対応に所データ作成用システムを用意する必
要がなくなる。更に、ソフトウェアモジュール単位で旧
ソフトウェアモジュールから新ソフトウェアモジュール
に入れ替える機能を有するオンラインソフトウェアシス
テムにおいて、所データ部分の入れ替えが可能な如く、
下記の構成・動作としている。すなわち、そのソフトウ
ェアモジュールの初期設定を契機として、そのソフトウ
ェアモジュールの具備している所データの作成・設定処
理ルーチンの起動先等の所データ情報を上述の原票管理
部に登録するようにし、原票管理部では、この登録情報
を基に変更する所データを必要とするソフトウェアモジ
ュールを識別し、該当するソフトウェアモジュールに対
して原票引き継ぎを行い、ソフトウェアモジュールの所
データ作成・設定処理ルーチンを起動し、所データの作
成・設定を行うことにより、そのソフトウェアモジュー
ル単位の入れ替えを可能な状態とすることを可能として
いる。更に、所データの変更が、そのソフトウェアモジ
ュールに局在するものとなり、他への影響をなくするこ
とが可能になる。なお、上述のオンラインソフトウェア
システムに供給する原票は、そのデータを識別する識別
情報とデータ値およびデータ長から構成される可変長の
データ形式で供給するようにする。これにより、上述の
各動作を可能としている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図3は、本発明に係る交換機用データ設定
方法の適用対象としてのオンラインソフトウェアシステ
ムの構成例を示す。図中、1はプロセッサ、2は交換機
の外部から入力される原票、3は交換機の外部から入力
された原票を格納するファイルメモリ、4はメモリ、5
は基本オペレーティングシステム、6はオンラインソフ
トウェアシステム、7はアプリケーションソフト、8は
オンラインソフトウェアシステムを構成する機能を実現
するプログラムであるソフトウェアモジュールを示して
いる。上述のソフトウェアモジュール8は、所データ作
成に関する情報で、所データチェック・作成処理起動
先,所データ対応の原票名,所データ設定処理起動先等
から成る所データ情報81と、原票から所データを作成
し、設定を行う所データ作成・設定部82と、各ソフト
ウェアモジュールが使用する所データ83と、所データ
83を参照し、交換処理機能の一部を実現する交換処理
機能部84を含んでいる。
【0009】9はソフトウェアモジュールの一つで、所
データ作成における原票の引き継ぎや所データ作成の制
御を行う原票管理部であり、各ソフトウェアモジュール
8から登録された所データ情報81を管理する所データ
登録情報管理部91と、交換機の外部から入力される原
票の管理や原票の各ソフトウェアモジュールへの引き継
ぎ,各ソフトウェアモジュールの所データ作成・設定に
関する制御を行う原票引き継ぎ制御部92から構成され
ている。なお、10は原票2をファイルメモリ3に格納
した原票ファイルを示している。図4に、外部から交換
機に入力される原票形式の具体例を示す。図中、21は
原票の種別を表わす原票名、22はその原票21毎のデ
ータの長さを表わすデータ長、23は原票21を構成す
る要素毎のデータの長さを表わす原票要素識別子毎のデ
ータ長、231は原票要素を識別する原票要素識別子、
232は原票要素識別子のもつデータ値を表わす原票デ
ータ値を示す。
【0010】図4に示す構成の原票を用いることによ
り、以下に詳述する如く、オンラインソフトウェアシス
テムの機能追加等により原票要素識別子231の追加,
変更があった場合でも、原票構成そのものは変更の必要
がなく、従って、原票の変更による影響範囲を少なくで
きるという効果を生ずるものである。本実施例に係る交
換機用データ設定システムにおいては、所データの作成
機能について所データの変更により影響を受けない機能
である原票のファイルメモリ3への格納・読み出し,変
更分原票による格納原票の修正等を行う原票管理機能
や、所データ作成に関する原票引き継ぎ,所データチェ
ック・作成指示,所データ設定指示等の制御機能を持つ
原票引き継ぎ制御部92と、所データ登録情報管理部9
1を原票管理部9に配置し、各ソフトウェアモジュール
8には所データの変更により影響を受ける機能である所
データ情報81,所データ作成・設定部82を配置し
て、各ソフトウェアモジュール8が、所データ情報81
を原票管理部9に登録し、原票管理部9から制御を受け
て、原票から所データを作成するようにしたことに特徴
がある。
【0011】以下、本実施例の動作の詳細を図5に基づ
いて説明する。なお、以下の説明では、交換機を最初に
設置し動作させる場合における、所データ作成に関連す
る部分についてのみ説明する。最初に、交換機を動作さ
せるために必要な原票を交換機のファイルメモリ3に格
納する(ステップS1)。次に、ローダにより、オンライ
ンソフトウェアシステム6をメモリにロードする(ステ
ップS2)。ステップS3では、初期設定機能を受け持
つソフトウェアモジュール8から、各ソフトウェアモジ
ュール8の初期設定を行う。ステップS4では、各ソフ
トウェアモジュール8が、この初期設定を契機として、
自らが具備している所データ情報81を、原票管理部9
の所データ登録情報管理部91に登録する。ステップS
5では、原票管理部9の原票引き継ぎ制御部92は、各
ソフトウェアモジュール8から所データ登録情報管理部
91に登録された所データ情報81を基に、原票の引き
継ぎ先のソフトウェアモジュール8を識別し、交換機の
ファイルメモリ3に格納されている原票を、そのソフト
ウェアモジュール8の所データ作成・設定部82に引き
継ぐ。
【0012】ステップS6では、各ソフトウェアモジュ
ール8の所データ作成・設定部82が、引き継いだ原票
から所データを作成し、設定を行う。これで、所データ
の設定が完了し、各ソフトウェアモジュール8の交換処
理機能部84が参照できるようになる。その後、オンラ
インソフトウェアシステム6は、必要な初期設定を行
い、起動を完了する(ステップS7)。各ソフトウェアモ
ジュール8の交換処理機能部84は、この設定された所
データ83を使用して、通話路の制御や、入出力装置の
制御を行い、サービスを提供する(ステップS8)。次
に、上述のステップS4,S5,S6における処理につ
いて、図9を用いてより詳細に説明する。まず、上述の
ステップS4では、各ソフトウェアモジュール8が、図
9に示す所データを構成するD1〜D4の各情報を、原
票管理部9の所データ登録情報管理部91に登録する。
【0013】ここで、上述の所データ登録情報管理部9
1には、所データを持つすべてのソフトウェアモジュー
ル8の所データ情報81が登録される。原票管理部9の
原票引き継ぎ制御部92では、図9中の処理(1)によ
り、所データ登録情報管理部91にあるソフトウェアモ
ジュール#2の所データ情報81を参照し、その中にあ
る所データ対応の原票名D1から、必要な原票を、原票
ファイル10から抽出する。次に、所データ情報のソフ
トウェアモジュール識別子(D4)、所データチェック
・作成処理起動先(D2)から、原票を引き継ぐソフト
ウェアモジュールを決定し、そのソフトウェアモジュー
ルの所データ作成・設定部82にある所データチェック
・作成処理P1に引き継ぐ。ソフトウェアモジュールで
は、引き継いだ原票をチェックし、原票から所データを
バッファ11に作成する。所データ作成処理P1は、所
データのあるデータ要素232を、どの原票2のどの原
票要素識別子231の原票データ値232から作成する
かの論理が組み込まれている。
【0014】原票管理部9の原票引き継ぎ制御部92で
は、図9中の処理(2)により、処理(1)をソフトウェア
モジュール#nまで、順次、繰り返し行う。ここで、各
モジュールの所データがバッファに作成される。なお、
バッファに一時作成する理由は、運用中の所データを変
更する場合、変更する所データ間の論理矛盾を防ぐた
め、変更するデータを、提供サービスに影響のない範囲
で交換処理を中断し、一括設定するが、このときに要す
る時間を短縮するために、バッファに準備しておいて一
気にコピーするためである。更に、原票引き継ぎ制御部
92では、図9中の処理(3)により、交換処理を中断し
て、所データ登録情報管理部91の各ソフトウェアモジ
ュールの所データ情報を順次取り出して、その中にある
所データ設定処理起動先(D3)を参照することにより、
所データを設定する指示を、ソフトウェアモジュールの
所データ83へ設定する。
【0015】この処理を、ソフトウェアモジュール#n
まで、順次、繰り返す。上述の図5のステップS4,S
5,S6における処理から明らかな如く、本実施例によ
れば、所データ作成,設定は、各ソフトウェアモジュー
ル8毎に局在化可能となり、オンラインソフトウェアシ
ステム6内の他のソフトウェアモジュール8への影響を
防ぐことができるとともに、従来必要とされていた、所
データを作成するためのオフラインシステムが不要にな
るという効果が得られる。図6は、本発明の第2の実施
例を示すものである。本実施例は、所データを、必要と
するソフトウェアモジュール8毎の変更時、そのソフト
ウェアモジュール単位で旧ソフトウェアモジュールを新
ソフトウェアモジュールに入れ替えるときのものであ
り、ソフトウェアモジュール単位で入れ替える機能を有
するオンラインソフトウェアシステムにおいて、そのソ
フトウェアモジュールが所データを使用する場合の実施
例を示すものである。
【0016】なお、ここでは、原票として、交換機のフ
ァイルメモリにあるものを使用する例を示す。まず、ス
テップS11では、ローダにより、新ソフトウェアモジ
ュール8をメモリにロードする。ステップS12からス
テップS15までの処理は、図5のステップS3からス
テップS6までの処理と同様の処理である。ここまで
で、所データ設定が完了し、旧ソフトウェアモジュール
から新ソフトウェアモジュールへの入れ替え準備が完了
する(ステップS16)。ここで、旧ソフトウェアモジュ
ールから新ソフトウェアモジュールへの入れ替えを、サ
ービスの中断許容時間内に実施する(ステップS17)。
以上で、ソフトウェアモジュール単位での変更が完了す
る(ステップS18)。ここで、新ソフトウェアモジュー
ル8の交換処理機能部84は、設定された所データ83
を使用してそのソフトウェアモジュールの持つ交換処理
機能が提供できるようになる。本実施例の効果として
は、先に示した実施例の効果に加えて、オンラインソフ
トウェアシステムの構成要素であるソフトウェアモジュ
ール毎の変更が可能となることが挙げられる。
【0017】図7は、本発明の第3の実施例を示すもの
である。本実施例は、交換機の設備拡張に伴なう装置の
増設が発生したときの所データの変更に関するものであ
る。交換機の外部から、増設した装置に関する原票を、
原票管理部9の原票引き継ぎ制御部92により、交換機
のファイルメモリ3に格納する(ステップS21)。ステ
ップS22では、保守者が、オンラインソフトウェアシ
ステム6に対して、所データの変更を実施するよう指示
を行う。この指示を受けて、原票管理部9の原票引き継
ぎ制御部92では、所データ登録情報管理部91に登録
されている所データ81を基に、各ソフトウェアモジュ
ール8から、原票の引き継ぎ先のソフトウェアモジュー
ルを識別して、ファイルメモリ3に格納されている原票
を、そのソフトウェアモジュール8の所データ作成・設
定部82に引き継ぐ(ステップS23)。
【0018】各ソフトウェアモジュール8の所データ作
成・設定部82では、引き継いだ原票から所データを作
成し、設定を行う(ステップS24)。なお、設定を行う
ときは、交換機が提供しているサービスが停止しないよ
う、サービスの中断許容時間内に行う。これで、所デー
タの設定が完了する(ステップS25)。各ソフトウェア
モジュール8の交換処理機能部84は、変更された所デ
ータ83を使用して交換処理機能を提供する(ステップ
S26)。本実施例の効果としては、第1の実施例の効
果に加えて、交換機のサービス機能停止を行わずに、オ
ンラインソフトウェアシステムの所データの変更が可能
となる。図8は、本発明の第4の実施例を示すものであ
り、本実施例は、異なるプロセッサ対応に、所データ作
成用オフラインシステムが不要であることを示すもので
ある。図8に示すソフトウェアモジュール1にある所デ
ータaaは、ソースモジュールのレベルでは8aに示す
如き構造を持っている。しかし、この所データaaの構
造は、メモリ上ではプロセッサ種別により8cあるいは
8dで示される如く、異なる構造をとる。
【0019】本実施例によれば、所データを、図8中の
8bで示す如く、ソフトウェアモジュール8の所データ
作成・設定部82が、同8aで示される所データの構造
を参照することにより設定する。すなわち、プロセッサ
対応のコンパイラ等により、所データ作成・設定部,所
データ構造定義が処理されているため、そのプロセッサ
に対応した構造の所データ作成が可能になる。なお、上
記実施例は本発明の一例を示したものであり、本発明は
これに限定されるべきものではないことは言うまでもな
いことである。例えば、本発明を、交換機を最初に設置
し動作させる場合にのみ利用すること、使用中の交換機
においてソフトウェアモジュール単位で所データを変更
する場合にも利用すること等、各種のケースを含むもの
である。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、前述の各問題を解消して、高効率,高信頼性を有
する交換機用データ設定システムを実現できるという顕
著な効果を奏するものである。より詳細には、本発明に
係る交換機用データ設定システムにおける所データの作
成は、原票を交換機に入力し、オンラインソフトウェア
システムの各ソフトウェアモジュールの中で、原票から
所データの作成・設定を行う方法であることから、従来
のシステムに比べて、 (1)所データ作成用のオフラインシステムが不要とな
り、開発,維持工数の削減が図れること (2)異なるプロセッサを使用した交換機の所データ作成
が容易になること (3)所データの信頼性が向上すること (4)所データの変更による影響の局在化が図れること 等の効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の所データ作成方法を示す図である。
【図2】従来技術における、異なるプロセッサに対応す
る方法を示す図である。
【図3】本発明に係る交換機用データ設定方法の適用対
象としてのオンラインソフトウェアシステムの構成例を
示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る、オンラインソフトウェ
アシステムに供給する原票形式の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るシーケンス図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例に係るシーケンス図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例に係るシーケンス図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施例に係るシーケンス図であ
る。
【図9】図5に示した実施例の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 原票 21 原票名 22 データ長 23 原票要素識別子毎のデータ長 231 原票要素識別子 232 原票データ値 3 ファイルメモリ 4 メモリ 5 基本オペレーティングシステム 6 オンラインソフトウェアシステム 7 アプリケーションソフト 8 ソフトウェアモジュール 81 所データ情報 82 所データ作成・設定部 83 所データ 84 交換処理機能部 9 原票管理部 91 所データ登録情報管理部 92 原票引き継ぎ制御部 10 原票ファイル 11 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000000295 沖電気工業株式会社 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 (72)発明者 松村 一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 春日 俊六 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 石田 裕久 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 小槌 健司 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 日隈 功 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 越前谷 昭 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 坂本 武久 東京都港区虎ノ門一丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−82790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04Q 3/545

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサとメモリを含む中央処理系装
    置と、通話系装置と、入出力系装置を有し、前記中央処
    理系装置上で動作し、複数のソフトウェアモジュールで
    構成されるオンラインソフトウェアを有する電子交換機
    において、前記複数のソフトウェアモジュールの一つである原票管
    理部は、 前記電子交換機が動作する上で必要な装置種別、回線種
    別、リソース量等を含み、前記オンラインソフトウェア
    が識別可能な形式の制御データ(所データ)の原始情報
    (原票)を前記入出力系装置から入力する手段、及び
    記原票の管理や前記原票の各ソフトウェアモジュールの
    所データ作成・設定に関する制御を行う原票引き継ぎ制
    御部を有し、 前記原票管理部以外のソフトウェアモジュールであって
    所データを持つ各ソフトウェアモジュールは、 前記原票から所データを作成する所データ作成・設定手
    を有し、 前記原票管理部は更に、 ソフトウェアモジュール識別子、前記所データ作成・設
    定部にある 所データ作成処理起動先、前記所データ作成
    ・設定部にある所データ設定処理起動先、及び所データ
    対応の原票名を含む所データ情報を前記各ソフトウェア
    モジュール単位に管理する所データ登録情報管理部を有
    し、 前記原票引き継ぎ制御部は、 前記所データ情報のソフトウェアモジュール識別子によ
    り原票を引き継ぐソフトウェアモジュールを決定し、 前記所データ情報の所データ作成処理起動先から前記原
    票を該ソフトウェアモジュールに引き継ぎ、 更に、前記所データ情報の所データ設定起動先を参照す
    ることにより、該ソフトウェアモジュールに所データを
    設定する指示を行う ことを特徴とする電子交換機用デー
    タ設定システム。
  2. 【請求項2】 前記電子交換機を最初に動作させるとき
    および前記ソフトウェアモジュール単位の変更時には、前記各ソフトウェアモジュールは、 前記所データ情報を前記原票管理部に登録し、 該原票管理部の前記原票引き継ぎ制御部は登録された前
    所データ情報により前記原票を前記各ソフトウェアモ
    ジュールに引き継ぎ、 該各ソフトウェアモジュールでは引き継いだ原票からの
    所データを使用して該各ソフトウェアモジュールの所デ
    ータ設定を行うことを特徴とする請求項1記載の電子交
    換機用データ設定システム。
  3. 【請求項3】 前記電子交換機に供給される原票が、原
    票データを識別するための原票要素識別子とデータ値
    よびデータ長から構成されるデータ形式で供給されるも
    のであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記
    載の電子交換機用データ設定システム。
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