JP3406629B2 - 衛星通信システムの動作方法 - Google Patents

衛星通信システムの動作方法

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JP3406629B2
JP3406629B2 JP35353892A JP35353892A JP3406629B2 JP 3406629 B2 JP3406629 B2 JP 3406629B2 JP 35353892 A JP35353892 A JP 35353892A JP 35353892 A JP35353892 A JP 35353892A JP 3406629 B2 JP3406629 B2 JP 3406629B2
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satellite
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/2041Spot beam multiple access

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はお互いに関して移動して
おりかつ地球の複数のセルカバレージを有するアンテナ
を備えた複数の衛星に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星は世界中の異なる位置におけるステ
ーション(局:stations)の間の通信のため
の、特に移動通信ステーションのための重要なリンクと
なりつつある。衛星システムが世界的なカバレージを与
えるためには、衛星のネットワークまたは集団(con
stellation)が望ましい。地球の種々の部分
に対する連続的な単一または複数カバレージを達成する
ための最小数の衛星およびそれらの軌道の条件が、例え
ば“The Journal of the Astr
onautical Science”における、19
86年1月〜3月、VOL 34、NO.1のL.Ri
derによる“Analytic Design of
Satellite Constellations
for Zonal Earth Coverage
Using Inclined Circular
Orbits”のpp.31−64、および1987年
4月〜6月、VOL35、NO.2のW.S.Adam
sおよびL.Riderによる“Circular P
olar Constellations Provi
ding Continuous Single or
Multiple Coverage Above
a Specified Latitude”のpp.
155−192に記載されている。
【0003】このような衛星集団内の各衛星は該衛星ア
ンテナの「足跡(フートプリント:foot−prin
t)」と称されるカバレージパターンを地球上に生成す
る1つまたはそれ以上の方向性アンテナを有する。複数
の極軌道衛星が使用される場合、極に向けて該衛星は集
中しかつアンテナの足跡がオーバラップし始める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】過去においては、しば
しばアンテナパターンのオーバラップは望まれてきた
(例えば、上掲のAdamsおよびRiderを参
照)。しかしながら、アンテナのフートプリントが個々
の通信が行われる別個の「セル」からなる場合には、オ
ーバラップは望ましくない。1つの衛星からのセルが他
の衛星からのセルとオーバラップすると、カバレージの
冗長性が生じかつ通信の干渉が生じ得る。従って、多衛
星セルラシステムにおいてそのような干渉の問題を避け
ることにつき絶えざる必要性が存在する。
【0005】ここで用いられている、用語「衛星」は他
の衛星に対して移動している任意の衛星を含むことを意
味する。制限的なものではない例として、軌道周回中に
収束する複数の衛星あるいは地球静止衛星に関して移動
する1つまたはそれ以上の衛星がある。用語「セル」は
アンテナパターンの他の部分(すなわち、他のセル)に
おける通信とは独立に通信が行われるアンテナパターン
の1つまたはそれ以上の部分を意味するものと考えてい
る。
【0006】従って、本発明の目的は、1つまたはそれ
以上の衛星と通信している地上をベースとしたユーザに
対する妨害または信号の混乱を低減しあるいは除去する
ように衛星のアンテナパターンを変更するアンテナカバ
レージ管理手段および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】2個またはそ
れ以上の衛星を含み該衛星の内の少なくとも1つの軌道
のある部分の間にアンテナパターンがオーバラップしあ
るいは隙間があく衛星通信システムの動作方法は、第1
および第2の衛星のアンテナのそれぞれ第1および第2
のアンテナカバレージパターンを決定する段階、前記第
1および第2のアンテナカバレージパターンが前記第1
または第2の衛星の内の1つが他のものに関して移動す
る時にオーバラップしあるいは隙間があく時を判定する
段階、そして一方または双方の衛星のアンテナカバレー
ジパターンを時間の関数として変更し実質的な干渉オー
バラップまたはかなりの大きさのノンカバレージギャッ
プを防止する段階を具備する。
【0008】好ましい実施例においては、前記アンテナ
カバレージパターンはその活動が変更されるようになっ
ているセルを含みかつ前記第1の決定段階は前記アンテ
ナパターンの内の少なくとも周辺のセルの中心位置を計
算する段階および前記第1および第2のアンテナカバレ
ージパターンの接近しているまたは遠のいているセルの
中心間距離を計算する段階を具備する。計算された中心
間距離は望ましくは同じセルに対する予め定められた中
心間距離と比較されかつ一方または双方の衛星のアンテ
ナカバレージパターンは前記計算されたセンタ間距離が
前記所定のセンタ間距離と異なり衛星が接近しまたは離
れるに応じて実質的な干渉またはノンカバレージギャッ
プが生ずる場合に変更される。該アンテナカバレージパ
ターンはセルの数または大きさまたは位置または活動を
変更することにより、あるいは特定のセルをオンまたは
オフとすることにより変更される。
【0009】さらに、接近する衛星のアンテナパターン
間の干渉またはギャップを防止するために衛星アンテナ
カバレージを管理するシステムが提供され、該システム
は、1つの衛星のアンテナパターンが他の衛星のアンテ
ナパターンと干渉するかあるいは干渉しない場合の軌道
の所定部分に関する情報を記憶するためのメモリ手段、
前記1つの衛星の現在の軌道情報を決定するための衛星
位置決め手段、そしてそのような現在の軌道情報を前記
記憶された軌道情報と比較して所定の判断基準に合致し
た時を判定し、かつ次に前記一方または他方の衛星に関
連するアンテナパターンを変更してそれらのアンテナパ
ターン間の実質的な干渉またはギャップを避けるための
制御手段を具備する。
【0010】好ましい実施例においては、前記システム
はさらにアンテナの個々の制御可能なセルに送信される
信号あるいは個々の制御可能なセルから受信される信号
のルーティングを変更するための通信ルーティングマト
リクスを具備しかつ前記メモリ手段、位置決め手段およ
び制御手段は一方または他方の衛星に搭載される。
【0011】前記アンテナパターンはセルを含みかつ該
アンテナパターンを変更するための前記制御手段はさら
に望ましくは個々のアンテナセルをターンオフしあるい
はターンオンし、あるいは個々のアンテナのセルの形状
および大きさを変更する手段を備える。
【0012】
【実施例】本発明は多セル衛星アンテナパターンの内の
どのセルをターンオンおよびターンオフするかあるいは
さもなければ時間および/または軌道位置の関数として
変更するかを決定するための新規なセル管理方法および
装置を提供する。本発明の方法および装置は低高度地球
周回衛星の集団について述べているが、これは単に説明
の便宜上のものでありかつ制限的なものではない。本発
明はそのアンテナのフートプリントが変化するオーバラ
ップを有する少なくとも2つの相対的に移動する衛星を
有する任意のシステムに適用される。両方の衛星が移動
していてもよく、あるいは一方が移動しておりかつ他方
が地球静止軌道にあってもよい。
【0013】図1はほぼ極軌道にある衛星通信システム
49の低高度地球周回衛星の集団(constella
tion)を示している。衛星42は軌道50において
地球59の回りを移動している。衛星40および41は
軌道51において地球59の回りを移動している。衛星
43および44は軌道52において地球の回りを移動し
ている。衛星45は軌道53において地球59の回りを
移動している。衛星46および48は軌道54において
かつ衛星47は軌道55において地球59の回りを移動
している。地球59は北極60および南極61を有す
る。赤道62は地球59の上に点線で示されている。
【0014】矢印63〜68は宇宙空間の遠くの点から
見た軌道50〜55の方向を示す。軌道50〜53は極
60の方向に移動しており、かつ一旦極60を通過する
とそれらは極61に向かって降下する。軌道54および
55は極61に向かって移動しかつ一旦極61を通過す
ると極60に向かって降下する。極60に向かって移動
する衛星の軌道(例えば、軌道53)および極61に向
かって移動する衛星の軌道(例えば、軌道54)が反対
方向になっている領域がある。衛星が反対方向に軌道を
周回する隣接軌道間のこの差は「シーム(seam)」
と称される。該シームの両側の「反対方向の」軌道5
3,54で移動する衛星の相対速度は「同じ方向の」軌
道50〜53の衛星の間の相対速度よりもずっと大き
い。
【0015】図1から隣接軌道の衛星の間(例えば、衛
星40および衛星44の間)の離間距離はそれらが極に
接近するに応じて減少しかつ該離間距離は衛星が極から
離れるに応じて増大する。隣接軌道における衛星間の最
大の離間は赤道62において発生し、かつ最小の離間は
60および61において発生する。同じ軌道における衛
星間の離間距離は同じままである。例えば、衛星40お
よび41の間の離間距離は衛星40および44の間の離
間距離が変化する間も一定のままである。同じことが他
の軌道の衛星についても当てはまる。
【0016】図2は従来技術(例えば、前記Rider
またはRider and Adams参照)に従っ
て、それらの軌道50,51の種々の点で地球に投影さ
れる図1の衛星42および41の、それぞれ、アンテナ
カバレージパターン(すなわち、フートプリント)80
および81を示す概略図である。赤道62においては、
アンテナカバレージパターン80および81は丁度互い
に接触している。極60の近くで、アンテナカバレージ
パターン80および81(ここでは80′および81′
と名付けらたパターン)はかなりの程度までオーバラッ
プするが、これは軌道50,51および衛星42,41
が収束するからである。衛星が極に接近するに応じて、
アンテナパターンカバレージのかなりのオーバラップが
存在する。このオーバラップは赤道における実質的にゼ
ロの状態から極における50%以上の状態まで変化す
る。「オーバラップ」は衛星に送信しかつ衛星から受信
する個々の加入者ユニット(Individual S
ubscriber Unit:ISU)または他の地
球をベースとしたユーザが前記アンテナパターン内にあ
りかついずれの衛星によっても有効なユーザと認識され
る地上の領域として定義される。
【0017】アンテナカバレージパターンの計算は当業
者によく知られている。衛星軌道のパラメータ(すなわ
ち、高度および地球面の距離)、アンテナの特性(すな
わち、ゲイン、放射パターン)、送信機の電力、および
受信機の感度を知ることにより、各アンテナのセルおよ
びアンテナに対するカバレージパターンの大きさおよび
形状を衛星軌道の任意の点について計算できる。例え
ば、ニューヨーク、McGraw Hill Comp
anyの、1959年、John D.Krausによ
る“Antennas”を参照。
【0018】図3は、本発明に係わるアンテナセル管理
によってそれらの軌道の異なる点において地球に投影さ
れた図1の衛星42および41の、それぞれ、アンテナ
カバレージパターン(すなわち、フートプリント)80
および81を示す概略図である。
【0019】図3は、本発明のセル管理システムを使用
した場合の、赤道62におけるパターン80および81
と、極60に近い場合のアンテナカバレージパターン
(パターン80″および81″)のそれぞれの大きさを
示す。図3に示されるセルのオーバラップは極60の近
くで低減されあるいは除去されている。図3において、
各衛星は、赤道62において隣接衛星のアンテナカバレ
ージパターン80,81が隣接し、すなわち、接触して
いるが大きくオーバラップしないようなアンテナカバレ
ージパターンを有する。これは赤道において全体的なカ
バレージを提供するために必要である。本発明のアンテ
ナセル管理方法およびシステムは衛星が極に近付きかつ
極から離れる場合にこの「接触しているが大きくオーバ
ラップしない」状態を維持するように種々のセルを変調
しまたはオン/オフに切り替える。
【0020】図2〜図3におけるアンテナカバレージパ
ターンは六辺形の外形を有するものして示されている
が、それらは異なる形状を持ちかつそれでも所望のカバ
レージを達成することができる。例えば、該形状は四角
形、円形、斜方形、あるいは特定の用途に対して望まれ
る他の形状とすることができる。図3に示されるような
概略六辺形状が好ましい。
【0021】図4は、3つの衛星(例えば、それぞれ4
2,41,40)のアンテナカバレージパターン80,
81,82を示し、これらは衛星が赤道62に現れる場
合の各々のアンテナカバレージパターンまたはフートプ
リントを構成する個々のセルを含んでいる。軌道経路5
0および51も示されている。
【0022】アンテナカバレージパターン81はアンテ
ナカバレージパターン82とのオーバラップ領域90を
有する。オーバラップ領域90は明瞭に見ることができ
るように135度で斜線が引かれている。領域90にお
けるオーバラップ量は一定であるが、これは2つの衛星
の間の距離が一定であるためである。この形式のオーバ
ラップは同じ軌道にあるすべての衛星の間で生ずる。オ
ーバラップ領域90の量は一般にギャップを残さずに干
渉が最も少なくなるように小さく構成される。
【0023】アンテナカバレージパターン80は、それ
ぞれ、アンテナカバレージパターン81および82との
オーバラップ領域91および92を有する。オーバラッ
プ領域91,92は容易に見ることができるように45
度で斜線が引かれている。これらのオーバラップ領域は
相対的に移動する衛星の軌道位置の関数として絶えず変
化する。赤道においては、オーバラップ領域91,92
もまた一般に小さい。
【0024】アンテナカバレージパターン80,81,
82はセルと呼ばれるより小さな要素によって構成され
ている。セルの数および形状は衛星のアンテナ(単数ま
たは複数)の形式および数の関数である。図4に示され
る例においては、衛星のアンテナは各々セル1〜セル3
7と名付けられた、37のセルを生成する。典型的に
は、各セルは衛星のアンテナの1つの要素から生ずる。
例えば、前記衛星のアンテナはマイクロ波ホーンアンテ
ナのアレイとすることができ、各々のホーンは特定のセ
ルのもとになる。あるいは、該アンテナは1つまたはそ
れ以上のフェーズドアレイアンテナとすることができか
つ各々のセル、またはその組合わせをカバーするように
電気的に方向付けられる(steered)。所定のカ
バレージパターンを有するこれらおよび他の形式のアン
テナは当業者によく知られている。
【0025】多セルアンテナパターンを生成するための
任意の手段を使用することができる。地球表面に対する
該アンテナパターンのフートプリントは通常個々のセル
を生成する衛星アンテナの種々の部分をターンオンおよ
びターンオフしあるいは変調することにより変えられ
る。また、個々のセルのカバレージまたは程度(ext
ent)を変え、すなわち、単にそれらをターンオン/
ターンオフする代わりにそれらの形状、サイズ、位置を
変えることも可能である。
【0026】この例では、衛星アンテナのフートプリン
トごとに37のセルがあるが、これらは任意の数のセル
とすることができる。当業者はセルの数はシステムの経
済性および所望の容量の関数であることを理解するであ
ろう。
【0027】衛星および数多くの地球をベースとしたス
テーションとの間の通信のために、一般的には限られた
数の通信周波数またはチャネルが利用可能である。衛星
のアンテナビームの間の空間ダイバシティが望ましい
が、それは複数の地球ステーションとの衛星の通信容量
は衛星アンテナシステムによって投影されるセルの数に
従って増大するからである。
【0028】衛星の天底(nadir)は地球の中心か
ら衛星の中心を通って延びるラインと交わる地球の表面
上の点として定義される。衛星のアンテナによって投影
される種々のセルの中心は一般に衛星の天底から一定の
距離を維持する。アンテナカバレージパターン80,8
1および82に対する天底のセルは図4においてセル3
7として示されている。セル37の中心は典型的には、
(しかしながら、必ずしもそうである必要はないが)天
底ライン上にある。従って、アンテナパターンが地球上
をスイープする時、一定の高度でかつ一定のセルサイズ
を持って移動する衛星に対しセル1〜36の中心はセル
37の中心から一定の距離にある。もしセルサイズが変
化すればセル間距離にも対応する変化が生ずる。この距
離は地球表面上の多くのメートルまたはマイルとして、
あるいは衛星の高度が分かればセル間角度として表すこ
とができる。
【0029】地球の表面上に投影されるセルの各々の中
心は、以後緯度/経度/時間位置と称する、特定の経度
および緯度を衛星軌道の各点に対する時間の関数として
有している。この緯度/経度/時間位置およびセルの大
きさが与えられれば、隣接衛星からのセルのオーバラッ
プ量は時間または周回位置の関数として決定される。周
回位置は経度および緯度形式の基準のみならず高度(a
ltitude)のファクタを含む。
【0030】衛星は地球を通常円軌道で周回するが地球
は完全な球体でないから、アンテナパターンのサイズは
軌道位置の関数として変えることができる。該パターン
のサイズはまた地球上の同じ位置の上にある異なる衛星
に対しもしそれらが異なる高度にあれば変化するであろ
う。
【0031】近隣のアンテナパターンの各々のセルの中
心間の「距離」が計算されかつ次にセル間の所定の受入
れ可能な中心間距離のテーブルと比較される。図5はセ
ンタ間距離が計算されている相交わるアンテナパターン
80および81からのセルの例を示す。オーバラップ領
域は見やすくするため45度の角度で斜線が施されてい
る。前記「距離」は任意の都合のよい座標システムを用
いて計算できる。
【0032】セル8および7はアンテナパターン80か
らのものであり(図4を参照)、かつセル11および3
3はアンテナパターン81からのものである。いくつか
のオーバラップするセルの中心はドット121〜124
で示されている。セル8の中心121と他の中心との間
の距離は図5においては距離線130〜132によって
示されている。例えば、セル33の中心123への距離
130、セル11の中心124への距離131、そして
セル26の中心122への距離132がある。
【0033】もしセル7,8および33,11,26が
収束しておれば、どのセル(単数または複数)が変調さ
れるべきか、例えば、ターンオフされるべきかに関する
決定を行う必要がある。図5においては、現在のオーバ
ラップはターンオフを正当化するのに十分ではないが、
それはもし、例えば、セル8または33のいずれかがタ
ーンオフされるとカバレージにギャップが生ずるからで
ある。しかしながら、結局、周回が進むにつれて、衝突
しているセル8または33がターンオフされるべき程度
にオーバラップが進むであろう。好ましいターンオフポ
イントは1つのセルの領域が他のセルの約70%に重な
るところである。70%のオーバラップを生ずる結果と
なる実際のセンタ間距離ターンオフしきい値の計算はセ
ルの実際の形状の関数である。あるいは、好ましいター
ンオン点は1つのセルの領域が他のセルの約10%間隔
があく場合である。10%のギャップを生ずる結果とな
る実際のセンタ間距離のターンオンしきい値の計算はセ
ルの実際の形状の関数である。当業者は本明細書の説明
に基づきセルの大きさ、形状および所望のオーバラップ
量に基づきどのようにしてそのようなターンオン/オフ
ポイントを計算するかを理解するであろう。
【0034】地球上のISUの位置において十分な電力
強度が存在し続け、それが依然として衛星に送信しかつ
衛星から受信できることが重要である。セルは衛星が極
に向かって移動するに応じてターンオフされかつ衛星が
赤道に向かって移動するに応じてターンオンされる。タ
ーンオフは衝突しているセルの間の中心間距離がアンテ
ナカバレージにギャップを生ずることなくセルがターン
オフできる値にまで減少した時に行われる。より低い角
度の衛星、すなわち、ISUの水平線から測定した最も
小さな角度(または天底から測定した最も大きな角度)
を有する衛星をターンオフすることが好ましい。最も近
く直接頭上にある衛星のセルがISUの水平線に対し小
さな角度およびISUの天底ラインに対し大きな角度に
ある衛星のセルよりも好ましい。
【0035】以上の説明はオーバラップするセルがター
ンオンまたはターンオフされることについて述べている
が、当業者は本明細書の説明に基づき望ましくないオー
バラップを避けるための他の手段または構成も使用でき
ることを理解するであろう。制限的なものではない例と
して、セルの大きさまたは位置あるいはセルの数を変更
し、あるいはそのようなオーバラップ領域において干渉
を避けるため他のものに対し一方の衛星を優先するよう
にアンテナゲインを変えることがある。衛星のアンテナ
パターンに関してここで用いられているように、セルを
ターンオンまたはターンオフすることは地上ステーショ
ンまたはユニット(例えば、ISU)によって局部的に
アンテナの感度またはパターンに影響を与え干渉を防止
しまたは衛星選択の不確かさを防止する代わりの手段を
含むものと考えている。
【0036】図6は、どのセルをターンオフまたはター
ンオンするかを決定する好ましい方法を示す単純化した
フロー図である。該方法は赤道にあるかあるいは赤道に
非常に近い衛星によって優先的に開始される。これは、
一般的に、各衛星のすべてのセルがオンになっている場
所である。赤道にあるかあるいは赤道に近い場合の各衛
星の各々のセルの(好ましくは)中心の緯度および経度
がブロック200において計算されかつ記憶される。次
に、ブロック201において、セル間のセンタ間距離が
計算されかつ記憶される。説明の簡易化のために、該セ
ルは同じ形状でありかつ同じ包含領域を有するものと仮
定する。異なる形状および領域に対しては、各々のセン
タ間距離がその特定の形状および大きさに応じて、独自
の「許容可能な距離」と比較される。これは標準的なプ
ログラミングおよび汎用目的のコンピュータを用いて容
易に行なわれる。この計算は隣接アンテナパターンにお
けるその他すべてのセルに関するアンテナパターンにお
けるすべてのセルについて行う必要はない。むしろある
特定のアンテナパターンの周辺におけるターンオンされ
たセルから隣接のアンテナパターンの3つの最も近いタ
ーンオンされたセルまでの距離を計算すればよい。3つ
の最も近いターンオンされたセルが適切であるが、例え
ば、アンテナセルパターンの「コーナ」近くの(例え
ば、図4のセル31,25,19,13,7,1)3つ
より多く使用することが望ましい場合がある。これはオ
ーバラップを変えることによって影響を受けるアンテナ
パターンの周辺における各セルに対してなされる。
【0037】例えば、図5は、セル8およびセル26,
33および11の間の距離が計算されるべきことを示し
ている。これらの距離は「ベストモード点」の決定にお
いて使用され、この場合該ベストモードはセルのターン
オフがカバレージの受入れるとができないギャップを持
つことなしに最少量の受入れ不可のセルのオーバラップ
を生ずる結果となる点である。
【0038】ベストモードの定義は衛星の下の地勢の関
数として変化する。ベストモードの決定要因は多くの要
素から構成される。例えば、ベストモードは海洋および
北極圏(少しのISU)にわたるカバレージにおいては
大きなギャップを可能にし、一方密集した人口の領域
(多くのISU)においては多量のオーバラップを可能
にする。ベストモードはまた実際のアンテナパターンに
よって影響される。例えば、アンテナが非常に狭いビー
ムの場合は、セルの中心における電力密度はセルのエッ
ジにおけるものよりずっと大きいが、これはより広いパ
ターンを有するアンテナではセルの中心における電力密
度はセルのエッジにおけるものとそれ程異ならないのと
対比される。
【0039】センタ間データは次にブロック202に送
られ、そこで該センタ間距離が特定の衛星位置(または
軌道周回時間)におけるそのアンテナパターンに対する
最小の許容可能なセンタ間距離より小さいか否かを判定
するために分析が行われる。これはブロック201にお
いて計算された距離の各々に対して行われる。この判定
の答えが最小許容可能距離より小さなセンタ間距離がな
い、すなわち矢印206、ということであれば、計算が
行われている軌道位置がブロック203において、例え
ば、0.1度の緯度および対応する経度だけ増分され
る。ブロック200において新しく想定された軌道位置
に基づき新しいセル位置が再計算されかつ処理が継続す
る。前記判定の答えが最小許容可能距離より小さなセン
タ間距離が存在するということであれば、(矢印205
を介して)センタ間データがブロック204に送られど
のセルをターンオフするかを決定する。
【0040】ブロック204において行われるどのセル
をターンオフするかの決定はユーザの希望に応じて幾つ
かの方法で行われる。例えば、(1)そのセルを使用し
ているISUに対しどの配列が最善の性能(例えば、最
善の信号対雑音比)を与えるかを見るために隣接衛星間
でかわるがわるセルが一時的にターンオフでき、(2)
ターンオフされるべきセルの選択をどのセルおよび/ま
たは衛星がより大きなまたはより小さな実際のあるいは
予期された負荷を持つかに基づき行うことができ、
(3)関与する特定のセルのどれがより貧弱な固有の性
能(例えば、消耗による劣化)を有するかにより前記選
択を決定することができ、および/または(4)衛星に
記憶されるあるいは地上から送信されるあるいはこれら
両方の所定の重み付け判定戦略に従って選択されたこれ
らおよび/または他の要素の組み合わせによることがで
きる。例えば、図5においては、セル8または33をセ
ルが収束するに応じてターンオフする代わりに地理的、
性能的、または政策的な考慮に従ってセル7をターンオ
フすることがより有利であるかも知れない。政策的な考
慮は、例えば領土の境界内の種々の政府の規制に適合
し、あるいは特定の領土の境界に対する侵害を避けるた
めの要件である。
【0041】ターンオフされているか、あるいは形状、
大きさ、位置、電力、その他が変えられる特定のセルか
ら生ずるカバレージの何らかのギャップを調整するため
に適合化(tailoring)が用いられるのが望ま
しい。例えば、選択されたセルがターンオフした後セン
タ間距離が最大許容センタ間距離を超えれば、カバレー
ジのギャップが生じ得る。もし前記分析が特定のセルを
特定の時間にターンオフすることによってカバレージの
ギャップが発生することを示しておれば、制御システム
はそのギャップが存在することを許容し、あるいは同じ
または他のセルがギャップを避けるためにオンに留まり
またはターンオンするよう指令することができる。例え
ば、海の上あるいは夜遅い場合には、ギャップは有害な
影響をほとんど持たないが、人間の住む領域の上あるい
はピーク使用時間の間は非常に有害な影響を与える恐れ
がある。従って、地球の特徴(例えば、特定の緯度/経
度/時間)に関する衛星の位置は関心事である。もし考
慮すべきギャッフがなければ、セルはその位置する緯度
/経度/時間に基づく分析を行うことなくターンオフさ
れる。選択されたセルは次にブロック211においてタ
ーンオフされる。
【0042】プロセスはブロック203に進み、想定さ
れたまたは実際の軌道位置が増分され、かつ処理は衛星
がそれらのそれぞれの極において収束するまで続けられ
る。不必要なセルをターンオフすることは干渉または妨
害を低減するのみならず衛星の電力を節約するという大
きな利点を有する。
【0043】極においてはターンオフされるべきすべて
のセルはターンオフされておりかつ衛星は今や分散し始
める。衛星が分散する時、カバレージの余分のオーバラ
ップあるいは受け入れられないギャップを生ずることな
くカバレージを維持するためにセルを再びターンオンす
る必要がある。衛星が分散している時、前にブロック2
02に送られた情報は代わりにブロック207に送ら
れ、そこでセンタ間距離が最大の許容可能なセンタ間離
間距離より大きいか否かを判定するために分析が行われ
る。これは少なくとも収束する衛星について説明したの
と同様にしてフートプリントの交差境界にあるかあるい
は近い衛星の少なくともアクティブなセルに対して行わ
れる。
【0044】センタ間距離が前記最大許容可能距離より
小さいかあるいは等しい場合には、いずれのセルもター
ンオンされない。ライン210を介して、ブロック20
3において想定されたあるいは実際の軌道位置が増分さ
れ、かつブロック200において、新しく想定された軌
道位置に基づき、新しいセルの位置が計算され、処理が
継続する。
【0045】センタ間距離が前記最大の許容可能なセン
タ間距離より大きい場合には、カバレージギャップが生
じようとしておりかつセルをターンオンするための決定
が必要である。これはブロック208において前にブロ
ック204に関連して説明したのと類似の戦略および方
策を用いて行われる。ブロック204および208の機
能は同じ論理装置および同じソフトウェアまたはファー
ムウェアまたはコードによって与えることができ、この
場合、第1の(衛星が接近している)場合に、衝突する
セルは「オン」でありかつ「オフ」にする必要があり、
かつ第2の(衛星が退いている)場合には、分離してい
るセルは「オフ」でありかつ「オン」にする必要がある
ことを考慮する。
【0046】次に、ブロック209において、所望のセ
ルがターンオンされる。この点で、ブロック203にコ
マンドが発行され、想定されたあるいは実際の軌道位置
が増分されかつ処理は衛星が赤道に到達するまで継続す
る。赤道においては、180度の軌道緯度が達成されか
つ収束経路が再開しかつブロック202が再び機能して
いる。この処理は360度全部の軌道緯度が達成される
まで継続する。これは1つの軌道走査を構成する。その
間に、地球は軌道を周回する衛星の下で回転しており、
従って衛星はそれがスタートした経度とは異なる経度で
赤道に戻る。衛星がその360度の緯度の軌道を周回し
続ける時、それは最終的に出発経路に戻るまでの経度に
おいて処理を継続し、出発経度において衛星は再び地球
上の同じ位置の上を通過し始める。最初の出発時間から
経度が反復されるまでの周期は完全循環周回時間(co
mplete cyclical orbital t
ime)と呼ばれる。この完全循環周回時間を知ること
により、ある衛星の各セルに対する循環周回時間を決定
できる。これは地球が軌道を周回する集団内で回転して
おりかつ地勢の変動を考慮するためのセルのターンオフ
およびターンオンの要求の適合化は衛星の緯度および経
度および衛星のアンテナのフートプリントに依存するた
め必要である。
【0047】各々の衛星のセルのターンオンおよびター
ンオフに対するデータが一旦得られると、軌道周回の関
数としてのセルのターンオンおよびターンオフのスケジ
ュールが展開される。例えば、該スケジュールは時間に
基づきあるいは経度および緯度に関するまたは角度に関
する衛星位置あるいは任意の都合のよい基準フレームに
基づくことができる。このスケジュールは打上げ前に衛
星にロードしおよび/または軌道に入った後に更新しま
たはロードすることができる。ターンオンおよびターン
オフのスケジュールおよび判断基準は軌道周回のパラメ
ータおよび/または衛星の特性が変化するに応じて時間
により更新されることが望ましい。
【0048】衛星が軌道に入った後に最小限の地上制御
が必要とされ、かつ地上をベースとした衛星制御システ
ムはドリフトまたはハードウェアの劣化または他の変化
を考慮するために例外的な処理を行いあるいはセルの制
御プログラムを更新する必要があるのみである。例え
ば、予めプログラムされたオンボード衛星アンテナセル
パターンメモリはその性能が劣化したセルに対処するた
めに地上をベースとした衛星制御システムによって修正
することができる。他の例は、1つの衛星が最大容量に
近付いておりかつ1つの特定のセルがターンオフされる
と、そのセルにおける大きなトラフィックを他の衛星に
切り替えることによってその通信容量を改善できる場合
である。セルをターンオンする決定を衛星またはセルが
現在持っているトラフィックによって決定できる衛星が
極から離れるように移動している場合に逆も真である。
【0049】図7は、上に述べた衛星のセル管理の発明
を実施するための好ましいハードウェアの実施例を示
す。図7は、衛星位置決定装置301、ターンオン/オ
フスケジュールメモリ302、コマンド制御受信機30
3、個々のセル送信/受信/アンテナアレイ304〜3
41、オン/オフスイッチまたはセルパターン、位置ま
たは電力変調器342〜379、そして通信ルーティン
グマトリクス380を備えた衛星40を示している。衛
星制御センタ400は典型的には地球59上に配置され
るが他の衛星にあってもよい。本発明の好ましい実施例
においては、予測されるターンオン/オフスケジュール
は衛星の打ち上げ前に計算されかつターンオン/オフス
ケジュールメモリ302にロードされる。該スケジュー
ルは各々の特定のセルがターンオンまたはオフされ、あ
るいは変調される特定の経度および緯度および/または
時間を含む。
【0050】一旦適切な軌道に乗せられると、衛星は次
のように動作する。以下の説明は新しい衛星が既にトラ
フィックを伝達している予め存在する衛星と置き換える
ために挿入されることを想定しているが、当業者は実質
的に同じ手順は衛星が導入されかつセットアップされる
最初の時に使用できることを理解するであろう。衛星制
御センタ400は衛星40に衛星40の位置を送信す
る。衛星40は、その最初の位置を知りその位置を赤道
を渡るまであるいはセルが初めてターンオンされる点で
の他の所定の位置まで追跡する。この点において、前に
その軌道位置にあった衛星からのすべてのトラフィック
は衛星制御センタ400からのコマンドによって新しい
衛星40に再ルーティングされる。もし前任の衛星が存
在すれば、それはこの時点で軌道をはずされ、再使用の
ために他の軌道に移され、あるいは必要になるまで「眠
らされる」。衛星コントローラ300は周期的にあるい
は常に衛星位置決定装置301を監視し該衛星位置決定
装置301は時間の関数として衛星の軌道位置を追跡
し、これは例えば知られた初期条件に基づきあるいはル
ックアップテーブルを用いて計算することにより、ある
いは地上ステーションへの問い合わせおよび応答によっ
て、あるいは全地球測位システム(GPS)により、あ
るいそれらの組み合わせによって行われる。
【0051】衛星位置決定装置301において示された
位置がターンオン/オフスケジュールメモリ302にお
ける位置と整合した時、衛星コントローラ300は適切
なスイッチ(342〜379)を開きまたは閉じあるい
は必要に応じて変化するよう指令する。スイッチ342
〜379は通信ルーティングマトリクス380から受信
/送信/アンテナアレイ304〜341への信号の流れ
を遮断する単純なオン/オフスイッチとして示されてい
る。実際には、この機能は該セルに対する送信機および
受信機回路への電力を除去するかあるいは任意の他の都
合のよい手段によって達成する。送信機電力をシャット
オフすることは衛星の電力を節約する上て特に有利であ
る。セルラアンテナ信号および/または電力の流れを制
御する他の手段は当業者によく知られている。制御セン
タ400およびコントローラ300は影響を受けるトラ
フィックを同じまたは他の衛星の他のセルに導きあるい
は該他のセルから導く。
【0052】スイッチ342〜379へのコマンドの直
前に、通信ルーティングマトリクス380によって処理
されている衛星通信トラフィックのオンボード分析が衛
星コントローラ300によって行われる。これはベスト
モードの動作を提供するためにターンオン/オフスケジ
ュールの可能な修正を可能にする上で望ましい。この分
析が問題がないことを示しておれば、ターンオン/オフ
スケジュールメモリ302に記憶されたデータによって
必要とされる行動が実行される。
【0053】トラフィックの分析によってメモリ302
における予めセットされたターンオン/オフスケジュー
ルに従うことが問題を生ずることが分れば、コントロー
ラ300は望ましくは、(1)あまり重要でない問題の
場合には、より低い優先度の呼がノイズの多いものにな
りあるいは中断されるかも知れないターンオン/オフコ
マンドをスケジュール通り開始するか、あるいは(2)
大きな問題の場合は、望ましくは衛星制御センタ400
とコンタクトしてさらに指令を求めるようプログラムさ
れる。衛星制御センタ400はその場合望ましくはその
状況を分析しかつ適切な行動を指令する。例えば、衛星
制御センタ400は代わりの容量が利用できるように指
令をするか、ある呼を終了するよう指令するか、あるい
はいくらかのトラフイックを他の衛星にシフトすること
ができる。その条件が持続しそうな場合には、ターンオ
ン/オフスケジュールメモリが変更されることが望まし
い。
【0054】衛星位置の追跡のために位置決定(すなわ
ち、経度および緯度、あるいは角度および高度)を使用
する選択は単に便宜的なものである。ターンオン/オフ
テーブルはまた時間情報を含むことができかつ衛星コン
トローラ300は、位置を比較する代わりに、時間を比
較する。任意の衛星の位置は位置および/または時間の
関数として記述できる。もし時間が分かれば、位置は決
定できる。もし位置が分かれば、時間は決定できる。い
ずれも衛星システムのセル管理者の必要を満たすであろ
う。
【0055】測定の単位として時間が選択された場合に
は、周期的に衛星クロックをリセットすることが望まし
い。ある量の時間の後に、衛星40は単一の周回を完了
しており、1つの周回走査において集められた情報を利
用する。衛星40が数多くの周回を完了した後、すべて
の利用可能な周回走査およびクロックは各々の周回循環
時間の後にリセットされる。さもなければ、衛星は1つ
の周回循環時間の間に適切に動作するのみとなる。もし
衛星の位置が時間の代わりに使用されれば、リセットす
るものは何もない。衛星がその位置を反復し始めた時、
サイクルはそれ自身の定め(accord)によって新
たに始まる。各々のセルの循環周回位置を全体の周回サ
イクルの知識に基づいて決定することができる。時間基
準に対する位置基準の有利性はそれが新しい衛星のスタ
ートアップを可能にすることである。
【0056】7つの軌道および軌道ごとに11個の衛星
を有する77個の低高度地球周回衛星を使用した好まし
い実施例においては、各周回衛星は継ぎ目(seam)
における軌道(図1を参照)を除きその近くのものと同
じ方向に移動している。衛星が同じ方向に移動している
軌道においては、セルは約26,000Mphの軌道速
度より小さい速度で互いに関して水平に(東−西)移動
している。しかしながら、継ぎ目においては、セルはお
互いに対して水平に(東−西)移動するのみならず、異
なる垂直(北−南)方向にも移動する。従って、継ぎ目
に沿ったセルは連続的なアンテナパターンカバレージを
維持するためにより高い速度でターンオンおよびオフさ
れなければならない。本発明のこの方法および装置は相
対速度のこれらの差異に適応する。
【0057】本発明の他の利点は衛星通信システムが進
化するに応じて、セルの数も同様に増大することであ
る。例えば、始めの衛星セルラシステムが衛星ごとに3
7のセルを持つものと仮定する。容量を改善しかつさら
に他のユーザにサービスするために、新しい74のセル
の衛星が隣接軌道に配置される。ここに述べた手段およ
び方法は特定の衛星のアンテナパターンにおけるセルの
数に無関係である。また、さらに他の衛星も使用でき
る。
【0058】本発明のさらに他の利点は衛星が通常より
高いかまたは低い軌道にある場合における異なるアンテ
ナカバレージを補償することである。これは、衛星の高
度は極における衝突の可能性を最少化するために異なる
可能性があるために重要である。本発明の好ましい実施
例のさらに他の利点はターンオンおよびターンオフされ
るべきセルの手順およびスケジュールが衛星に都合よく
記憶されかつ進行中の現存する呼を該呼を中断すること
なく1つのセルから他のセルにハンドオフできるように
することができることである。従って、第1のセルがも
はや利用できない場合の他のセルへの1つのセルにおい
て成されている呼のハンドオフの問題は容易になる。干
渉するセルのターンオフはまた電力を節約する。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明を説明したが、本発
明は周回衛星のアンテナのセルカバレージを衛星の位置
および地球表面のセルカバレージにかかわらずアンテナ
カバレージにおいて生ずる余分のギャップを引き起こす
ことなく隣接セルの干渉が最少化されるように管理でき
る手段および方法を提供することが明らかである。従っ
て、衛星の電力が節約されかつ局部的なトラフィックの
変動または他の予測できない変則状態に適応できる。
【0060】また、それなしには周回衛星通信システム
の容量がひどく妨げられる衛星セルラ通信システムのセ
ル管理の新規な方法が提供されたことが理解されるべき
である。
【0061】本発明が特定の例および特定の好ましい実
施例に関して説明されたが、当業者には本明細書の記載
に基づき数多くの置き換えおよび変更を成すことが可能
なことは明らかであり、かつそのような変更および置き
換えは添付の請求の範囲に含まれるものと考える。
【図面の簡単な説明】
【図1】地球の回りのほぼ極軌道にある複数の低高度地
球周回衛星を示す概略的説明図である。
【図2】アンテナセル管理なしにかつそれらの極軌道の
種々の点において地球に投影される隣接衛星のアンテナ
カバレージパターンを示す概略的説明図である。
【図3】アンテナセル管理を備えかつそれらの極軌道に
おける種々の点において地球に投影される隣接衛星のア
ンテナカバレージパターンを示す概略的説明図である。
【図4】3つの隣接する衛星の好ましいアンテナカバレ
ージパターン(すなわち、「フートプリント」)および
各フートプリント内の個々のセルを示す概略的説明図で
ある。
【図5】幾つかのセルの間のセンタ間距離がその上にマ
ークされた隣接アンテナパターンセルの例を示す説明図
である。
【図6】どのセルをターンオフまたはターンオンするか
を決定するための好ましい方法を示す単純化したフロー
図である。
【図7】衛星セル管理方法を実行するためのハードウェ
アの実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
40,41,…48 衛星 49 衛星通信システム 50,51,52,53,54,55 軌道 59 地球 60,61 極 62 赤道 80,81,80′,81′ アンテナカバレージパタ
ーン 90,91,92 オーバラップ領域 121,122,123,124 中心ドット 130,131,132 距離線 300 衛星コントローラ 301 衛星位置決定装置 302 ターンオン/オフスケジュールメモリ 303 コマンド制御受信機 304,305,…,341 送信/受信/アンテナア
レイ 342,343,…,379 オン/オフスイッチまた
はセルパターン、位置または電力変調器 400 衛星制御センタ
フロントページの続き (72)発明者 ケニス・エム・ピーターソン アメリカ合衆国アリゾナ州85044、フェ ニックス、サウス・サーティシックス ス・プレイス 15233 (56)参考文献 特開 平3−126330(JP,A) 特表 平5−501489(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/15 - 7/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星通信システム(49)の動作方法で
    あって、 それぞれ、第1および第2の多セル化アンテナパターン
    (82,80)を有する第1および第2の通信衛星(4
    0,42)をイネーブルする段階であって、前記第1お
    よび第2の多セル化アンテナパターン(82,80)は
    地球の表面上をお互いに関して移動しておりかつ衛星の
    軌道経路(50,51)が集中しおよび離れるに応じて
    変化する量だけオーバラップ(92)し、前記第1およ
    び第2の衛星(40,42)はそれらの軌道の大部分に
    ついてアクティブでありかつ同時に実質的に異なるが隣
    接する地理的領域にサービスしているもの、 前記第1および第2の衛星のアンテナの第1および第2
    の多セル化アンテナカバレージパターンの相対位置(2
    00)をそれぞれ決定する段階、 前記第1および第2の多セル化アンテナカバレージパタ
    ーンが衛星がお互いに関して移動するに応じて変化する
    量だけオーバラップした場合に前記第1および第2の衛
    星の軌道における位置(202,207)を決定する段
    階、そして一方または双方の衛星のアンテナカバレージ
    パターン(211,209)を軌道位置の関数として修
    正し実質的に妨害を与えるオーバラップまたはかなりの
    ノンカバレージギャップを避ける段階、 を具備することを特徴とする衛星通信システム(49)
    の動作方法。
  2. 【請求項2】 2つまたはそれ以上の衛星を含む衛星通
    信システム(49)の動作方法であって、前記衛星のア
    ンテナパターンは前記衛星の内の少なくとも1つの軌道
    の幾らかの部分の間にオーバラップまたはすき間が開く
    ものであり、前記方法は、 第1および第2の衛星のアンテナの第1および第2のア
    ンテナカバレージパターンをそれぞれ決定する段階、 前記第1または第2の衛星の内の1つが他のものに関し
    て移動する時に前記第1および第2のアンテナカバレー
    ジパターンがオーバラップしまたはすき間が開く時を判
    定する段階、そして前記衛星の内の一方または双方のア
    ンテナカバレージパターンを時間の関数として修正し実
    質的に干渉を与えるオーバラップまたはかなりのノンカ
    バレージギャップを避ける段階であって、前記アンテナ
    カバレージパターンはその活動が修正されるように構成
    されたセルを備え、前記第1の決定段階は前記アンテナ
    パターンの少なくとも周辺のセルの中心位置を計算する
    段階を具備するもの、 を具備し、前記第1の決定段階はさらに前記第1および
    第2のアンテナカバレージパターンの接近または遠ざか
    るセルのセンタ間距離を計算する段階(201)を具備
    することを特徴とする衛星通信システム(49)の動作
    方法。
  3. 【請求項3】 2つまたはそれ以上の衛星を含み該衛星
    のアンテナパターンが該衛星の内の少なくとも1つの軌
    道のある部分の間にオーバラップしあるいはすき間があ
    く衛星通信システムの動作方法であって、 第1および第2の衛星のアンテナのそれぞれ第1および
    第2のアンテナカバレージパターンを決定する段階、 前記第1または第2の衛星の内の1つが他のものに関し
    て移動する場合に前記第1および第2のアンテナカバレ
    ージパターンがオーバラップしあるいはすき間があく時
    を決定する段階、そして一方または双方の衛星の前記ア
    ンテナカバレージパターンを時間の関数として修正し実
    質的に干渉するオーバラップまたはかなりのノンカバレ
    ージギャップを避ける段階であって、前記アンテナカバ
    レージパターンはその活動が修正できるように構成され
    たセルを含み、前記第1の決定段階は前記アンテナパタ
    ーンの内の少なくとも周辺のセルの中心位置を計算する
    段階を具備するもの、 を具備し、前記第1の決定段階はさらに前記第1および
    第2のアンテナカバレージパターンの接近するまたは離
    れていくセルのセンタ間距離を計算する段階を具備し、
    そして前記計算されたセンタ間距離は同じセルに対する
    所定のセンタ間距離と比較されかつ一方または双方の衛
    星の前記アンテナカバレージパターンは前記計算された
    センタ間距離が前記所定のセンタ間距離と異なり衛星が
    接近しまたは離れるに応じて実質的な干渉またはノンカ
    バレージギャップを生ずる結果となる場合に修正される
    ことを特徴とする衛星通信システムの動作方法。
  4. 【請求項4】 多衛星通信システムの動作を制御する方
    法であって、 第1の軌道周回衛星のアンナタパターンが実質的に異な
    る軌道にあるが接近している軌道にある第2の衛星のア
    ンテナパターンと実質的にオーバラップしあるいはギャ
    ップが生ずる軌道位置または時間に関する情報を決定す
    る段階であって、双方のアンテナパターンは地球面上を
    かつ互いに対して移動しかつ、オーバラップ部分を除
    き、異なる地理的領域にサービスしているもの、 前記第1または第2の衛星あるいは双方においてそれら
    の衛星に関係する情報を記憶する段階、そして前記記憶
    された情報に基づき、一方または双方の衛星のアンテナ
    パターンを増分的に修正して衛星が収束しまたは発散す
    る場合に軌道の一部分の間におけるオーバラップ(21
    1)またはギャップ(209)を低減する段階、 を具備することを特徴とする多衛星通信システムの動作
    を制御する方法。
  5. 【請求項5】 地球上のユーザに通信サービスを提供す
    るための非静止軌道周回多衛星システム(49)の衛星
    アンテナカバレージを接近するまたは離れる衛星のアン
    テナパターン間の干渉またはギャップを避けるために管
    理するシステムであって、 1つのアクティブな衛星のアンテナパターンが他のアク
    ティブな衛星(40)のアンテナパターンと干渉するか
    あるいは干渉しない時の軌道の所定の部分に関する情報
    を記憶するためのメモリ手段(302)であって、前記
    アクティブな衛星の前記アンテナパターンは前記軌道周
    回の結果として地球の表面上を移動するもの、 前記1つの衛星の現在の軌道周回情報を判定するための
    衛星位置決定手段(301)、そしてそのような現在の
    軌道周回情報を前記記憶された軌道周回情報と比較して
    所定の判断基準に適合する時を判定し、かつ次に両方の
    衛星が通信サービスを提供し続けている間にそれらのア
    ンテナパターンの間で実質的な干渉またはギャップが生
    ずるのを防止するため前記一方または他方の衛星に関連
    するアンテナパターンを増分的に修正するためのコント
    ローラ手段(300)、 を具備することを特徴とする非静止軌道周回多衛星シス
    テム(49)の衛星アンテナカバレージを管理するため
    のシステム。
  6. 【請求項6】 2つまたはそれ以上の衛星を含みそれら
    のアンテナパターンが該衛星の内の少なくとも1つの軌
    道のある部分の間にオーバラップしあるいはすき間があ
    く非静止軌道周回衛星通信システム(49)の動作方法
    であって、 第1および第2の衛星(40,42)のアンテナの、そ
    れぞれ、第1および第2の多セル化アンテナカバレージ
    パターン(200〜201)を決定する段階、 前記第1の(40)または第2の(42)衛星の1つが
    他のものに関して移動するに応じて前記第1および第2
    の多セル化アンテナカバレージパターンがオーバラップ
    し(202)またはすき間があく(207)時を決定す
    る段階、そして前記アンテナパターンの一方または双方
    の複数セルの内の1つまたはそれ以上を変更することに
    より一方または双方の衛星のアンテナカバレージパター
    ンを時間の関数として増分的に修正し(211,20
    9)両方の衛星が通信サービスを提供する間における実
    質的な干渉を引き起こすオーバラップまたはかなりのノ
    ンカバレージギャップを防止する段階、 を具備することを特徴とする非静止軌道周回衛星通信シ
    ステム(49)の動作方法。
  7. 【請求項7】 2つまたはそれ以上の衛星を含みそれら
    のアンテナパターン(80,81)が該衛星の内の少な
    くとも1つの軌道のある部分の間にオーバラップしある
    いはすき間があく非静止軌道周回衛星通信システム(4
    9)の動作方法であって、 第1および第2の衛星のアンテナの、それぞれ、第1お
    よび第2のアンテナカバレージパターン(200,20
    1)を決定する段階、 前記第1または第2の衛星の内の1つが他のものに関し
    て移動するに応じて前記第1および第2のアンテナカバ
    レージパターンがオーバラップし(202)またはすき
    間ができる(207)時を決定する段階、そして両方の
    衛星の動作を維持する一方で実質的に妨害を引き起こす
    オーバラップまたはかなりのノンカバレージギャップが
    生ずるのを防止するため一方または双方の衛星のアンテ
    ナカバレージパターンを時間の関数として増分的に修正
    する段階(211,209)、 を具備することを特徴する非静止軌道周回衛星通信シス
    テム(49)の動作方法。
  8. 【請求項8】 2つまたはそれ以上の衛星を含みそれら
    のアンテナパターンが該衛星の内の少なくとも1つの軌
    道のある部分の間にオーバラップしあるいはすき間がで
    きる非静止軌道周回衛星通信システム(49)の動作方
    法であって、第1および第2の衛星のアンテナの、それ
    ぞれ、第1および第2の多セル化アンテナカバレージパ
    ターン(200,201)を決定する段階、 前記第1または第2の衛星の内の1つが他のものに関し
    て移動するに応じて前記第1および第2の多セル化アン
    テナカバレージパターンがオーバラップし(202)ま
    たはすき間ができる(207)時を決定する段階、そし
    て両方の衛星が地球上のユーザに通信を提供し続けてい
    る一方で実質的に干渉を引き起こすオーバラップ(21
    1)またはかなりのノンカバレージギャップ(209)
    の発生を防止するために一方または双方の衛星の多セル
    化アンテナカバレージパターンの周辺のセルを増分的に
    修正する段階、 を具備することを特徴とする非静止軌道周回衛星通信シ
    ステム(49)の動作方法。
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