JP3405449B2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用コネクタ

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JP3405449B2
JP3405449B2 JP10163999A JP10163999A JP3405449B2 JP 3405449 B2 JP3405449 B2 JP 3405449B2 JP 10163999 A JP10163999 A JP 10163999A JP 10163999 A JP10163999 A JP 10163999A JP 3405449 B2 JP3405449 B2 JP 3405449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットケーブル用コネクタとし
て特開平9−55243号公報に開示されているものが
ある。これは、図10に示すように、回路基板に固定さ
れるハウジング100と、このハウジング100に取り
付けられて回路基板に接続される端子金具101とを備
えてなり、ハウジング100にはフラットケーブル10
2の端末部が接続されるようになっている。フラットケ
ーブル102は、複数本の導体103を絶縁シート10
4により並列状態に保持し、端末部分においては絶縁シ
ート104の先端縁から導体103を突出させたもので
ある。
【0003】このフラットケーブル用コネクタとフラッ
トケーブル102との接続手段は、ハウジング100に
端子金具101と対応する位置決め溝105を形成し、
この位置決め溝105にフラットケーブル102の露出
した導体103を嵌め込んで端子金具101に宛い、そ
の導体103を押さえバー106とカバー107により
端子金具101側へ押圧接触する状態に固定する構造と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記フラットケーブル
用コネクタにおいて、一旦接続したフラットケーブル1
02を外す際には、カバー107と押さえバー106を
取り除いて導体103を位置決め溝105から脱外させ
るのであるが、このとき、取り除かれる押さえバー10
6に追従して導体103が変形する虞があり、また、外
した状態では、導体103は位置決めを解除されること
から整列を乱したり変形を来たし易い。そのため、再度
フラットケーブル102をフラットケーブル用コネクタ
に接続する際には、導体103を整形・整列させなけれ
ばならず、作業性が良くないという問題があった。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、一
旦取り外したフラットケーブルを再度取り付ける際の作
業性向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回路
基板に固定されるハウジングと、このハウジングに保持
された状態で前記回路基板に接続される端子金具とを備
えてなり、端末から複数本の導体を並列突出させたフラ
ットケーブルを前記ハウジングに取り付けることで前記
導体を前記端子金具に接続するようにしたフラットケー
ブル用コネクタにおいて、前記ハウジングは、前記端子
金具を保持するとともに前記回路基板に固定される基板
側ハウジングと、前記フラットケーブルを保持するケー
ブル側ハウジングと、前記基板側ハウジングと前記ケー
ブル側ハウジングとを回動可能に連結する軸支手段とを
備えてなり、この軸支手段により、前記ケーブル側ハウ
ジングが、前記導体を前記端子金具に接触させる組付け
位置と前記導体を前記端子金具から離間させる解離位置
との間で回動される構成とし、前記ケーブル側ハウジン
グは、前記導体を位置決め可能な位置決め部材と、この
位置決め部材に対して保持位置と解放位置との間での回
動を可能に軸支された押さえ部材とからなり、前記保持
位置では前記導体が前記位置決め部材と前記押さえ部材
との間で挟圧保持され、前記解放位置ではその挟圧保持
が解除される構成とした。請求項2の発明は、請求項1
の発明において、前記軸支手段が、前記基板側ハウジン
グと前記ケーブル側ハウジングの一方に設けた金属製の
軸状部と他方に設けた軸受部とから構成した。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記基板側ハウジングと前記ケーブル側ハウジング
とにはシールド部材が設けられ、その一方のシールド部
材に前記軸状部が形成されているとともに、他方のシー
ルド部材に前記軸受部が形成されている構成とした。請
求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発
明において、前記位置決め部材及び前記押さえ部材の前
記導体を挟持する面は、前記押さえ部材が前記導体を押
さえ付けるときの回動方向に対し、前記導体の先端が回
動方向先方側へ向く方向に傾斜している構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]フラットケ
ーブルを保持したケーブル側ハウジングを基板側ハウジ
ングに組み付けることで導体が端子金具に接続される。
導体を端子金具から解離する際にはケーブル側ハウジン
グを基板側ハウジングから離脱させるが、このとき、フ
ラットケーブルはケーブル側ハウジングに保持されたま
まなので、導体は整列の乱れや変形を起こさない。よっ
て、再度、導体を端子金具に接続する際には、導体を整
形・整列させる必要がなく、作業性に優れる。
【0009】また、基板側ハウジングとケーブル側ハウ
ジングとは軸支手段により回動されるようになっている
ので、ケーブル側ハウジングを組付け・解離するときに
は、端子金具に対して導体をその長さ方向と交差する方
向に当接させることが可能であり、これにより、導体と
端子金具の擦れを回避し、ひいては、擦れ合いに起因す
る導体の変形や摩耗を防止することができる。また、押
さえ部材は位置決め部材に対して軸支されているので、
両部材が位置ずれを起こすことがなく、押さえ部材を保
持位置へ回動変位させる際の操作性に優れる。 [請求項2の発明] 軸支手段を構成する軸状部と軸受部が金属製なので、強
度及び剛性が高く、動作の信頼性が高い。
【0010】[請求項3の発明] シールド部材が軸支手段を兼備しているので、シールド
部材とは別に軸支手段を設ける場合に比べると、構造の
簡素化が可能となる。[請求項4の発明] 導体が位置決め部材と押さえ部材との間で挟まれるとき
には、押さえ部材が導体をその先端方向へ擦るようにな
るので、導体が弛むことはない。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。本実施形態のフラットケーブル用コネクタは、回路
基板に固定されるハウジングと、このハウジング10に
保持された状態で回路基板の回路に接続される端子金具
11とを備えて構成され、このフラットケーブル用コネ
クタを介してフラットケーブル12が回路基板に接続さ
れる。
【0012】ここでフラットケーブル12について説明
すると、フラットケーブル12は、複数本のシールド電
線13を並列状に固定したものであり、その端末からは
各シールド電線13の導体15が露出されて一定ピッチ
の並列状に突出されており、各導体15が、夫々、端子
金具11に接続されるようになっている。また、導体1
5よりも基端側においては、全てのシールド電線13の
シールド層(図示せず)が板状の短絡板14によって短
絡された状態で固定されている。
【0013】ハウジング10は、端子金具11を保持す
るとともに回路基板に固定される基板側ハウジング16
と、フラットケーブル12を保持するケーブル側ハウジ
ング17とから構成されている。ケーブル側ハウジング
17は基板側ハウジング16に対して嵌合及び離脱が可
能とされており、両ハウジング16,17が嵌合すると
導体15が端子金具11に接続され、両ハウジング1
6,17が離脱すると導体15が端子金具11から離間
される。
【0014】基板側ハウジング16は、回路基板に固定
される樹脂製のハウジング本体18、複数の端子金具1
1、及び導電性金属材料からなる基板側シールドカバー
19(本発明の構成要件であるシールド部材)とを備え
て構成される。ハウジング本体18には、そのスリット
状の取付溝20が一定ピッチで並列して形成されてい
る。また、ハウジング本体18の左右両端部には、上方
に開放された弧状の軸受凹部21(本発明の構成要件で
ある軸支手段)が形成されている。さらに、ハウジング
本体18の左右両端部には、ケーブル側ハウジング17
を組み付け位置にロックするためのロック突起22が形
成されている。
【0015】ハウジング本体18の各取付溝20には端
子金具11が圧入されている。端子金具11は、後端部
が回路基板への取付部11Aとされ、この取付部11A
からアーム部11Bが片持ち状に突出した形状となって
いる。アーム部11Bはハウジング本体18の受け溝2
3に嵌合され、そのアーム部11Bに対してケーブル側
ハウジング17の導体15が上から当接されるようにな
っている。基板側シールドカバー19は、その上面と側
面をハウジング本体18の上面と側面に密着させ、上面
に切り起こしにより形成した爪片24をハウジング本体
の上面の差込孔25に圧入することで一体に組み付けら
れている。基板側シールドカバー19には、ハウジング
本体18の上面から延出した部分を円筒形に曲げ成形す
ることで軸状部26(本発明の構成要件である軸支手
段)が形成されている。また、基板側シールドカバー1
9の側面下縁には回路基板のアース回路に接続するため
のアース用接続片27が形成されている。
【0016】ケーブル側ハウジング17は、樹脂製の位
置決め部材28と樹脂製の押さえ部材29とを組付け状
態と解離状態との間での回動を可能に連結するととも
に、両部材28,29に対して導電性金属材料からなる
ケーブル側シールドカバー30(本発明の構成要件であ
るシールド部材)を組み付けた構造になり、組付け状態
ではフラットケーブル12の導体15が両部材28,2
9の間で挟圧保持される。
【0017】位置決め部材28は全体として厚板状をな
し、その左右両側面端部には、押さえ部材29の回動中
心となる一対の軸部31が突成されている。その軸部3
1(回動中心)から遠い側の領域には、導体15を個別
に位置決めするための位置決め溝32が形成されてい
る。この位置決め溝32の回動中心に近い領域では導体
15が端子金具11に接触し、一方、回動中心から遠い
領域は傾斜した挟持溝部33とされており、この挟持溝
部33において導体15が押さえ部材29との間で挟圧
保持される。尚、この挟持溝部33の傾斜は、両部材2
8,29が導体15を挟持するときに押さえ部材29が
導体15を先端側へ擦るような向きとなっている。ま
た、位置決め部材28における回動中心に近い領域の左
右両端には、フラットケーブル12の短絡板14を遊動
規制する規制部34が形成されている。
【0018】押さえ部材29は、軸受孔35を有する左
右一対の軸受板36と、この軸受孔35(回動中心)に
近い位置において両軸受板36間に差し渡された連結板
37と、この連結板37よりも回動中心から遠い側にお
いて両軸受板36の間に差し渡された押さえ板38とを
一体に成形してなる。かかる押さえ部材29は、その軸
受孔35を軸部31に嵌合することで、位置決め部材2
8に回動可能に連結されている。連結板37にはフラッ
トケーブル12の短絡板14と直接接触するシールド用
導通部材39が嵌着されている。また、押さえ板38に
は、挟持溝部33に対して平行になった状態で導体15
を挟圧する押圧面40が形成されている。また、軸受板
36の内側面には組付け突起41が形成され、この組付
け突起41が位置決め部材28の左右両側縁に係止する
ことで両部材28,29が組付け状態にロックされる。
押さえ部材29の左右両側面には、上記基板側ハウジン
グ16の軸受凹部21に嵌合される軸部42(本発明の
構成要件である軸支手段)が突成されているとともに、
基板側ハウジング16のロック突起22に係合可能なロ
ック爪43が形成されている。
【0019】ケーブル側シールドカバー30は、位置決
め部材28における導体15を位置決めする側の面とは
反対側の面に被せるように組み付けられ、その左右両端
の係止孔44を押さえ部材29の係止突起45に係止す
ることで組付け状態に保持される。このケーブル側シー
ルドカバー30の回動中心から遠い側には、その縁部を
回曲加工することにより半円弧状の軸受部46(本発明
の構成要件である軸支手段)が形成されており、この軸
受部46は押さえ部材29の軸部42と軸心を合致させ
ている。尚、このケーブル側シールドカバー30と押さ
え部材29のシールド用導通部材39とは、例えばケー
ブル側シールドカバー30の側面に延設した接触片やこ
れとは別体の接続部材等の図示しない接続手段を介すこ
とにより、互いに導通可能に接続される。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。基板
側ハウジング16は、ハウジング本体18に端子金具1
1を圧入するとともに基板側シールドカバー19を組付
け、かかる状態でハウジング本体18を回路基板に固定
し、各端子金具11をハンダ付け(図示せず)により回
路基板上の回路に接続するとともに、基板側シールドカ
バー19のアース用接続片27をハンダ付け(図示せ
ず)により回路基板のアース回路に接続する。
【0021】一方、ケーブル側ハウジング17について
は、位置決め部材28に押さえ部材29を軸支連結する
とともに両部材28,29を開いた状態にしておく。こ
の状態で、位置決め部材28に対し、フラットケーブル
12の短絡板14を規制部34により位置決めするとと
もに、各導体15を位置決め溝32に嵌合して位置決め
する。次に、両部材28,29を閉じるように回動さ
せ、係止突起41により両部材28,29を嵌合状態に
ロックする。すると、ケーブル側シールドカバー30
が、シールド用導通部材39及び短絡板14を介してフ
ラットケーブル12のシールド層(図示せず)と導通可
能状態となる。また、各導体15が、押さえ板38の押
圧面40が位置決め溝32の挟持溝部33との間で挟圧
保持される(図4及び図5を参照)。
【0022】次に、ケーブル側ハウジング17を基板側
ハウジング16に対して嵌合させる。嵌合は、まず、ケ
ーブル側ハウジング17を起立させた状態でその軸部4
2と軸状部26を夫々基板側ハウジング16の軸受凹部
21と軸受部46とに嵌合させ、両ハウジング16,1
7を軸支連結する(図2及び図4を参照)。この状態で
は、ケーブル側シールドカバー30と基板側シールドカ
バー19とが軸状部26と軸受部46を介して接続され
るため、シールド層から露出した導体15から端子金具
11を介して回路基板の回路に至る導電経路は、シール
ド用導電部材、ケーブル側シールドカバー30及び基板
側シールドカバー19によりシールドされた状態とな
る。次に、この状態からケーブル側ハウジング17を倒
すように回動変位させる。すると、位置決め溝32内で
位置決めされている各導体15が、夫々、対応する端子
金具11のアーム部11Bに対して上から所定の接触圧
で当接し、もって導体15が回路基板の回路と導通可能
に接続される(図1及び図5を参照)。尚、この両ハウ
ジング16,17が嵌合した状態では、ロック爪43が
ロック突起22に係合することで、両ハウジング16,
17が嵌合状態にロックされる。
【0023】上記のようにして回路基板に接続したフラ
ットケーブル12を回路基板から外す際には、ロック爪
43を外側へ撓ませてロック突起22から外しつつケー
ブル側ハウジング17を起立方向へ回動させる。このと
き、フラットケーブル12はケーブル側ハウジング17
に保持されたままなので、ケーブル側ハウジング17を
基板側ハウジング16から外した状態でも導体15は整
列の乱れや変形を起こすことがない。したがって、再度
フラットケーブル12を回路基板側に接続する際には、
導体15を整形・整列させる必要がなく、作業性に優れ
る。
【0024】また、基板側ハウジング16とケーブル側
ハウジング17とは軸支手段により回動されるようにな
っているので、ケーブル側ハウジング17を組付け・解
離するときには、位置ずれする虞がなく操作性に優れ
る。また、端子金具11に対して導体15をその長さ方
向と交差する方向に当接させるので、導体の長さ方向に
組み付ける場合とは異なり、導体15と端子金具11の
擦れを回避し、ひいては、擦れ合いに起因する導体15
の変形や摩耗が防止されている。
【0025】また、軸支手段を構成する軸状部26と軸
受部46が金属製のシールドカバー19,30に形成さ
れているので、強度及び剛性が高く、動作の信頼性が高
い。さらに、シールド部材であるケーブル側シールドカ
バー30と基板側シールドカバー19が軸支手段を兼備
しているので、シールド部材とは別に軸支手段を設ける
場合に比べると、構造の簡素化が可能となる。また、ケ
ーブル側ハウジング17においては、押さえ部材29と
位置決め部材28とを軸支連結しているので、両部材2
8,29を開閉回動させるときに位置ずれする虞がな
く、操作性に優れる。また、押さえ部材29を回動させ
て導体15を保持する際に、押さえ部材29が位置決め
部材28に位置決めされている導体15に対してその長
さ方向と交差する方向に押圧するようになるので、導体
15がその長さ方向にずれる虞がなくて済む。さらに、
導体15を保持する挟持溝部33と押圧面40は、押さ
え部材29の回動方向に対して直交するのではなく、傾
斜しているので、導体15が位置決め部材28と押さえ
部材29との間で挟まれるときには、押圧面40が導体
15をその先端方向へ擦るようになる。したがって、導
体15が弛む虞がなく、端子金具11との良好な接触状
態が確保される。
【0026】また、押さえ部材29は位置決め部材28
に対して軸支されているので、押さえ部材29を解放位
置から保持位置へ変位させるときに位置ずれの虞がな
く、操作性に優れる。さらに、押さえ部材29を保持位
置へ回動させて導体15を保持する際には、押さえ部材
29が位置決め部材28に位置決めされている導体15
に対してその長さ方向と交差する方向に押圧するように
なるので、導体15がその長さ方向にずれる虞がなくて
済む。また、導体15を保持する挟持溝部33と押圧面
40は、押さえ部材29の回動方向に対して直交するの
ではなく、傾斜しているので、導体15が位置決め部材
28と押さえ部材29との間で挟まれるときには、押圧
面40が導体15をその先端方向へ擦るようになる。し
たがって、導体15が弛む虞がなく、端子金具11との
良好な接触状態が確保される。
【0027】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態はシールド機能を備えたフラットケ
ーブル用コネクタに適用した例を説明したが、本発明
は、シールド機能を有しないフラットケーブル用コネク
タにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のケーブル側ハウジングを基板側ハ
ウジングに嵌合した状態の斜視図
【図2】ケーブル側ハウジングを基板側ハウジングに対
して起立させた状態を示す斜視図
【図3】ケーブル側ハウジングを基板側ハウジングから
離脱した状態を示す斜視図
【図4】ケーブル側ハウジングを基板側ハウジングに対
して起立させた状態を示す断面図
【図5】ケーブル側ハウジングを基板側ハウジングに嵌
合した状態の断面図
【図6】基板側ハウジングの分解斜視図
【図7】ケーブル側ハウジングの分解斜視図
【図8】ケーブル側ハウジングにおいてフラットケーブ
ルを位置決め部材から外した状態を示す斜視図
【図9】ケーブル側ハウジングにおいてフラットケーブ
ルを位置決め部材にセットした状態を示す斜視図
【図10】従来例の斜視図
【符号の説明】
10…ハウジング 11…端子金具 12…フラットケーブル 15…導体 16…基板側ハウジング 17…ケーブル側ハウジング 19…基板側シールドカバー(シール部材) 21…軸受凹部(軸支手段) 26…軸状部(軸支手段) 30…ケーブル側シールドカバー(シール部材) 46…軸受部(軸支手段) 42…軸部(軸支手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/28 H01R 12/08 H01R 13/46 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に固定されるハウジングと、こ
    のハウジングに保持された状態で前記回路基板に接続さ
    れる端子金具とを備えてなり、端末から複数本の導体を
    並列突出させたフラットケーブルを前記ハウジングに取
    り付けることで前記導体を前記端子金具に接続するよう
    にしたフラットケーブル用コネクタにおいて、 前記ハウジングは、 前記端子金具を保持するとともに前記回路基板に固定さ
    れる基板側ハウジングと、 前記フラットケーブルを保持するケーブル側ハウジング
    と、 前記基板側ハウジングと前記ケーブル側ハウジングとを
    回動可能に連結する軸支手段とを備えてなり、 この軸支手段により、前記ケーブル側ハウジングが、前
    記導体を前記端子金具に接触させる組付け位置と前記導
    体を前記端子金具から離間させる解離位置との間で回動
    される構成とし、 前記ケーブル側ハウジングは、前記導体を位置決め可能
    な位置決め部材と、この位置決め部材に対して保持位置
    と解放位置との間での回動を可能に軸支された押さえ部
    材とからなり、前記保持位置では前記導体が前記位置決
    め部材と前記押さえ部材との間で挟圧保持され、前記解
    放位置ではその挟圧保持が解除される構成とした ことを
    特徴とするフラットケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記軸支手段が、前記基板側ハウジング
    と前記ケーブル側ハウジングの一方に設けた金属製の軸
    状部と他方に設けた軸受部とから構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のフラットケーブル用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記基板側ハウジングと前記ケーブル側
    ハウジングとにはシールド部材が設けられ、その一方の
    シールド部材に前記軸状部が形成されているとともに、
    他方のシールド部材に前記軸受部が形成されていること
    を特徴とする請求項2記載のフラットケーブル用コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記位置決め部材及び前記押さえ部材の
    前記導体を挟持する面は、前記押さえ部材が前記導体を
    押さえ付けるときの回動方向に対し、前記導 体の先端が
    回動方向先方側へ向く方向に傾斜していることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフラット
    ケーブル用コネクタ。
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